JP6220740B2 - 販売データ処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、販売データ処理装置およびプログラムに関する。
一般的に、レジカウンタでは、POS(Point Of Sales)端末等の販売データ処理装置に、紙幣、貨幣の入出金を行う自動釣銭機(入出金装置)を接続して用いる。自動釣銭機は、客からの預り金を計数してPOS端末に通知したり、POS端末の払出(出金)指示に基づいて釣銭を払い出したりする。例えば、従来の自動釣銭機の例としては、POS端末から指示された払出金額を、受け皿から溢れない枚数に分けて硬貨を払い出すものがある。
ところで、自動釣銭機は機種によって払い出す紙幣や硬貨に制限枚数が設けられているものがある。この場合、POS端末が指示した払出枚数が自動釣銭機側の制限枚数以上であると、自動釣銭機はエラー出力し、払い出し処理が中断してしまう。
本発明が解決しようとする課題は、一度に払い出す貨幣枚数に制限が設けられている入出金装置に対して、その制限枚数に対して適切な払出指示を行うことができる販売データ処理装置およびプログラムを提供することである。
実施形態の販売データ処理装置は、受付手段と、読込手段と、第1指示出力手段と、第2指示出力手段と、第3指示出力手段とを備える。受付手段は、自装置と接続された入出金装置に払い出させる金額の入力を受付ける。読込手段は、前記入出金装置における払出1回あたりの制限枚数について、制限枚数を設定しない第1設定、金種ごとの制限枚数を設定する第2設定、および、払出合計枚数の制限枚数を設定する第3設定、のうちいずれか1つの設定を記憶した記憶手段から、前記いずれか1つの設定を読み込む。第1指示出力手段は、前記読込手段が前記第1設定を読み込むと、前記金額を複数回に分割せずに1回で払い出す旨の払出指示を生成し、前記入出金装置に出力する。第2指示出力手段は、前記読込手段が前記第2設定を読み込むと、1回あたりに払い出す各金種の貨幣枚数を前記金種ごとの制限枚数以内とした払出指示を生成し、前記入出金装置に出力する。第3指示出力手段は、前記読込手段が前記第3設定を読み込むと、1回あたりに払い出す合計貨幣枚数を前記払出合計枚数の制限枚数以内とした払出指示を生成し、前記入出金装置に出力する。
図1は、実施形態にかかる入出金システムを示す外観斜視図である。 図2は、POS端末の機能構成を示すブロック図である。 図3は、自動釣銭機の機能構成を示すブロック図である。 図4は、POS端末が実行する払出指示出力処理の手順を示すフローチャートである。 図5は、入出金システムにおいて実行される払出処理の手順を示すシーケンス図である。 図6は、POS端末が店員用表示器に表示するアラート画面例を示す図である。
図1は、実施形態にかかる入出金システムを示す外観斜視図である。入出金システム1は、POS端末10と自動釣銭機100とを備え、これらが通信ケーブル(不図示)を介して接続されている。
POS端末10は、キーボード15、店員用表示器17、客用表示器19、スキャナ16およびプリンタ20等を備えている。店員用表示器17には、入力装置としてのタッチパネル18が積層して取り付けられている。
キーボード15は、操作を受ける各種操作キーを備えている。操作キーとしては、置数キー、一取引の代金を現金決済することを宣言する預/現計キー、在高要求コマンドの送信を指示する入金確定キー等がある。
店員用表示器17は、商品の売上データを登録するための登録画面や、自動釣銭機100に払い出させる払出金額を入力するための入力画面等を表示する。客用表示器19は、商品価格や、合計金額、預り金額、釣銭額、払い戻し金額等の各種情報を表示する。尚、図1では、客用表示器19としてラインインジケータを用いた場合を図示したが、タッチパネルを配設した液晶ディスプレイなどを用いてもよい。
図2は、POS端末10の機能構成を示すブロック図である。POS端末10は、CPUと、ROMと、RAM等(いずれも不図示)で構成されるコンピュータ構成の制御部11を備えている。ROMは、CPUが実行する各種プログラムや各種データを記憶している。RAMは、CPUが各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶する。また、RAMは、商品の販売記録を示す販売データや、店員用表示器17や客用表示器19に表示する各種の画面表示データを記憶する。
制御部11は、I/O機器制御部14およびバス12を介して、キーボード15、スキャナ16、店員用表示器17、タッチパネル18、客用表示器19、プリンタ20、HDD(Hard Disk Drive)21等のI/O機器を制御する。また、制御部11は、通信I/F13および通信ケーブル(不図示)を介して自動釣銭機100と相互に通信を行う。
HDD21は、制御部11が実行するプログラムの他、商品マスタ、売上データ等を記憶する。尚、HDD21の替りにコンパクトフラッシュ(登録商標)やSSD(Solid State Drive)など、その他の記憶装置を用いてもよい。また、HDD21は、設定記憶部22と、在高記憶部23とを備えている。
設定記憶部22は、POS端末10に接続された入出金装置における払出1回あたりの制限枚数に関する設定を記憶する。一例として、設定記憶部22には、以下の設定1〜3を示す設定情報が予備的に格納されている。そして、POS端末10と入出金装置とを接続して初期設定を行う際に、サービスマン等が設定1〜3のいずれか1つにフラグを立ててその設定を有効化すればよい。
(設定1)POS端末10に接続されている入出金装置は、払出枚数に関する制限が一切無く、払出制限枚数は考慮しなくてもよい機種である。
(設定2)POS端末10に接続されている入出金装置は、金種ごとに制限枚数が設定されている機種である。
(設定3)POS端末10に接続されている入出金装置は、払い出す貨幣の合計枚数について制限枚数が設定されている機種である。
また、設定2、設定3のように制限枚数が設けられている場合には、設定記憶部22は、その制限枚数を示す情報を記憶する。
・設定2の制限枚数の例
払出1回あたりの制限枚数は金種ごとに設けられる。例えば、金種1、金種2、金種3の制限枚数をそれぞれ10枚などとして設定することができる。
・設定3の制限枚数の例
複数金種の合計枚数について制限枚数が設定される。尚、紙幣と硬貨とは分けてその合計枚数を設定する。例えば、紙幣は合計で50枚を制限枚数とし、硬貨は合計で20枚を制限枚数とする、などと設定することができる。
尚、ここではサービスマンが初期設定時に設定記憶部22に上記設定1〜3のいずれかにフラグを立てて、設定2または設定3については制限枚数を設定するとしたが、実施形態はこれに限定されない。その他の例として、入出金装置の記憶部(設定記憶手段)が、その入出金装置が上記設定1〜3のいずれであるかを記憶しておく。入出金装置が設定2または設定3の機種であれば、その制限枚数を示す情報も記憶しておく。そして、POS端末10は入出金装置が接続されると、当該設定を読み込み、読み込んだ設定を設定記憶部22に保存してもよい。
在高記憶部23は、自動釣銭機100における現在在高を示した在高情報を記憶し、管理するための記憶領域である。
次に、本実施形態のPOS端末10で実行されるプログラムの機能構成について説明する。なお、本実施形態のPOS端末10で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。本実施形態のPOS端末10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態のPOS端末10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のPOS端末10で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態のPOS端末10で実行されるプログラムは、図2に示すように、受付部51、払出指示部52、在高管理部53、表示制御部54を含むモジュール構成となっている。そして、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)がROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、受付部51、払出指示部52、在高管理部53、表示制御部54が主記憶装置上に生成されるようになっている。
受付部51は、キーボード15、スキャナ16およびタッチパネル18等の入力装置における各種入力を受付ける。例えば受付部51は、払出金額の入力を受付ける。客からの預り金を自動釣銭機100に入金した後、購入取消などの理由で同預り金を返金する場合、受付部51はその返金額の入力を受付ける。或いは、受付部51は、両替時において、その両替額と自動釣銭機100に払い出させる金種ごとの枚数とを受付ける。尚、これら入力は、店員用表示器17に表示させた入力画面を介して受付けてもよいし、キーボード15の操作を介して受付けてもよい。
払出指示部52は、自動釣銭機100から払出(出金)処理を行う際に、その払出金額に関する情報を含めた払出指示を自動釣銭機100に出力する。払出指示には、例えば、払出合計額、金種ごとの貨幣枚数などの情報が含まれる。また、払出指示部52は、設定記憶部22から、自装置と接続している入出金装置(ここでは自動釣銭機100)における設定を読み込む。
そして、設定1であれば、払出指示部52は、払出合計額全額分を、複数回に分割せずに1回で払い出す旨の払出指示を生成し、自動釣銭機100に出力する。
設定2または設定3であれば、払出指示部52は、受付部51が受付けた払出金額を一度に払い出した場合に払出制限枚数を超えるか否かを判定する。即ち、金種ごとの払出枚数をそれぞれ算出し、合計枚数、あるいは、金種ごとの払出枚数が制限枚数を超えるか判定する。
制限枚数を超える場合には、自動釣銭機100が1回当たりに払い出す貨幣枚数が制限枚数以内となるよう、複数回に分割して払い出す旨の払出指示を生成する。即ち、設定2であれば、1回あたりに払い出す各金種の貨幣枚数を金種ごとの制限枚数以内として、払出指示を生成し、自動釣銭機100に出力する。また、設定3であれば、1回あたりに払い出す合計貨幣枚数を払出合計枚数の制限枚数以内として、払出指示を生成し、自動釣銭機100に出力する。
在高管理部53は、自動釣銭機100に在高要求コマンドを送信し、在高情報を要求する。在高管理部53は、自動釣銭機100が在高要求コマンドに応じて送信した在高情報を用いて、在高記憶部23の在高情報を更新する。
表示制御部54は、店員用表示器17および客用表示器19における表示処理を制御する。一例として、表示制御部54は、払出金額の入力を受付けるための入力画面(不図示)を店員用表示器17に表示する。
図3は、自動釣銭機100の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、自動釣銭機100は、硬貨を入出金する硬貨入出金部101と、紙幣を入出金する紙幣入出金部102と、制御部103と、を備えている。
硬貨入出金部101は、硬貨入金口111と、硬貨選別機構112と、硬貨収納部113、硬貨出金機構114と、硬貨出金口115と、を備えている。硬貨入金口111は、硬貨を受け入れる。硬貨選別機構112は、硬貨入金口111が受け入れた硬貨を、金種別に選別する。硬貨収納部113は、硬貨選別機構112が選別した硬貨を、金種別に収納する。硬貨出金機構114は、硬貨収納部113に収納された硬貨を、金種別に一枚ずつ出金する。硬貨出金口115は、硬貨収納部113から出金された硬貨を受ける。硬貨入金口111および硬貨出金口115は、図1に示すように、自動釣銭機100の筐体104の前部(正面部)に設けられている。
また、硬貨入出金部101は、硬貨入金センサ116、硬貨収納センサ117、硬貨出金センサ118、センサ119を備えている。硬貨入金センサ116は、硬貨入金口111に硬貨が入金されたことを検出する。硬貨収納センサ117は、硬貨収納部113に収納される硬貨を金種別に一枚ずつ検出する。硬貨出金センサ118は、硬貨収納部113から出金される硬貨を金種別に一枚ずつ検出する。センサ119は、出金口の受け皿内などに設けられ、出金された硬貨の取り残しを検出する。
紙幣入出金部102は、紙幣入金口131と、紙幣選別機構132と、紙幣収納部133、紙幣出金機構134と、紙幣出金口135と、を備えている。紙幣入金口131は、紙幣を受け入れる。紙幣選別機構132は、紙幣入金口131が受け入れた紙幣を、金種別に選別する。紙幣収納部133は、紙幣選別機構132が選別した紙幣を、金種別に収納する。紙幣出金機構134は、紙幣収納部133に収納された紙幣を、金種別に一枚ずつ出金する。紙幣出金口135は、紙幣収納部133から出金された紙幣を受ける。紙幣入金口131および紙幣出金口135は、図1に示すように、自動釣銭機100の筐体104の前部(正面部)に設けられている。
また、紙幣入出金部102は、紙幣入金センサ136、紙幣収納センサ137、紙幣出金センサ138、センサ139を備えている。紙幣入金センサ136は、紙幣入金口131に紙幣が入金されたことを検出する。紙幣収納センサ137は、紙幣収納部133に収納される紙幣を金種別に一枚ずつ検出する。紙幣出金センサ138は、紙幣収納部133から出金される硬貨を金種別に一枚ずつ検出する。センサ139は、出金口近傍に設けられ、出金された紙幣の取り残しを検出する。
制御部103は、CPU、ROM、RAM等を備えている。制御部103には、上述した、硬貨選別機構112、硬貨出金機構114、硬貨入金センサ116、硬貨収納センサ117、硬貨出金センサ118、センサ119、紙幣選別機構132、紙幣出金機構134、紙幣入金センサ136、紙幣収納センサ137、紙幣出金センサ138およびセンサ139等が接続されている。また、制御部103には、各種データを書き換え可能に記憶する不揮発性の記憶部151や、POS端末10とデータ通信を行う通信I/F152が接続されている。
記憶部151は、在高記憶部155を有している。在高記憶部155は、自動釣銭機100が収納している貨幣の在高に関する在高情報を、書き換え可能に記憶するためのメモリ領域である。貨幣の在高情報としては、硬貨収納部113および紙幣収納部133内の金種毎の貨幣収納枚数を示す情報が格納される。
制御部103は、硬貨入金センサ116、硬貨収納センサ117、硬貨出金センサ118、センサ119、紙幣入金センサ136、紙幣収納センサ137、紙幣出金センサ138およびセンサ139の検出結果を用いて、在高記憶部155内の在高情報を更新する。また、制御部103は、POS端末10から在高要求コマンドを受信すると、在高記憶部155に格納されている在高情報をPOS端末10に送信する。
図4は、POS端末10が実行する払出指示出力処理の手順を示すフローチャートである。POS端末10の受付部51は、上述のように入力装置を介して払出金額の入力を受付けたか判定する(ステップS1)。入力を受付けない間(ステップS1:No)は入力を待つ。受付部51が払出金額の入力を受付けると(ステップS1:Yes)、払出指示部52は、設定記憶部22から設定を読み出す(ステップS2)。上述のように設定記憶部22には、上述したように設定1〜3のいずれか1つが設定されている。
設定1であれば(ステップS3:Yes)、払出枚数に関する制限は無い。従って、払出指示部52は、ステップS1で受付けた払出金額を示す情報を含めた払出指示を生成し(ステップS4)、自動釣銭機100に出力する(ステップS11)。
設定1ではなく(ステップS3:No)、設定2であれば(ステップS5:Yes)、自動釣銭機100は、金種ごとに払出制限枚数が設定されている機種である。従って、払出指示部52は、ステップS1で受付けた払出金額について、各金種の払出枚数が制限枚数以内であるか判定する(ステップS6)。そして、払出制限枚数を超える枚数の金種があれば(ステップS6:No)、払出を複数回に分割する。つまり、各回の払出において各金種の払出枚数が払出制限枚数以内となるよう、1回あたりの払出枚数を分割する。そして、各払出における金種とその払出枚数とを示した払出指示を生成し(ステップS7)、自動釣銭機100に出力する(ステップS11)。一方、各金種の払出枚数が制限枚数以内であれば(ステップS6:Yes)、ステップS4と同様に払出指示を生成すればよい。
・設定2の場合の払出指示例
例えば、自動釣銭機100から払い出したい金種1が20枚であって、金種1の払出制限枚数が10枚である場合について説明する。払出指示部52は、1回目の払出において金種1を10枚払い出し、2回目の払出において残りの10枚の金種1を払い出させるよう、払出指示を生成する(ステップS7)。そして、払出指示部52は、生成した払出指示を自動釣銭機100に出力する(ステップS11)。
設定2ではなく(ステップS5:No)、設定3であれば(ステップS8)、自動釣銭機100は、払出される貨幣の合計枚数について制限枚数が設定されている機種である。従って、払出指示部52は、ステップS1で受付けた払出金額について、払出合計枚数が制限枚数以内であるか判定する(ステップS9)。払出合計枚数が制限枚数を超えていれば(ステップS9:No)、払出を複数回に分割する。つまり、各回の払出において払出合計枚数が払出制限枚数以内となるよう、払出枚数を分割する。そして、各払出における金種とその払出枚数とを示した払出指示を生成し(ステップS10)、自動釣銭機100に出力する(ステップS11)。一方、払出合計枚数が制限枚数以内であれば(ステップS9:Yes)、ステップS4と同様に払出指示を生成すればよい。
・設定3の場合の払出指示例
例えば、自動釣銭機100から払い出したい合計払出枚数が20枚であって、自動釣銭機100における合計払出枚数の制限が10枚である場合について説明する。払出指示部52は、1回目の払出において複数金種の払出を合計で10枚以内となるよう払出指示を生成する。この際、各回の払出における金種および金種ごとの枚数の組み合わせは特に限定されない。自動釣銭機100に払い出す金種の優先順位が設けられていれば、その優先順位に従って複数金種の貨幣払出を組み合わせればよい。
一例として、金種1を10枚、金種2を5枚、金種3を5枚払い出す場合であって、合計払出枚数の制限が10枚である場合について説明する。例1としては、1回目の払出で、金種1を10枚払い出し、2回目の払出で金種2を5枚、金種3を5枚払い出してもよい。あるいは例2として、1回目の払出で金種1を5枚、金種2を5枚払い出し、2回目の払出で金種1を5枚、金種3を5枚払い出してもよい。複数金種を組み合わせる際の金種組み合わせ方法については、組み合わせの優先順について記憶しておき、当該優先順に従って組み合わせを決定すればよい。
図5は、入出金システム1において実行される払出処理の手順を示すシーケンス図である。図4とともに上述したように、POS端末10は払出指示を自動釣銭機100に出力する(ステップS11)。自動釣銭機100は受信した払出指示に従い、各金種の払出処理を行う(ステップS21)。また、自動釣銭機100は、複数回に分割して払い出す場合の複数回分の払出指示を受信すると、各回の払出指示に従って順次払出処理を行う。
即ち、自動釣銭機100のCPUは、払出指示に含まれている金種別の払出枚数に応じて、硬貨出金機構114や紙幣出金機構134を駆動して、硬貨出金口115や紙幣出金口135に貨幣を払い出す。この際、自動釣銭機100のCPUは、硬貨出金センサ118や紙幣出金センサ138の検出結果を計数し、各回の払出指示に含まれている金種別の払出枚数分だけ出金するまで硬貨出金機構114や紙幣出金機構134の駆動を続ける。そしてCPUは、払出指示に含まれている金種別の払出枚数分だけ出金したと判断すると、硬貨出金機構114や紙幣出金機構134の駆動を停止する。
POS端末10の払出指示部52は、自動釣銭機100のセンサ119またはセンサ139の出力値を読み込む(ステップS12)。そして、硬貨出金口115または紙幣出金口135において貨幣の取り出しが完了したか判定する(ステップS13)。センサ119またはセンサ139による貨幣取り残しの検出がなく、払出金の取り出しが完了していれば(ステップS13:Yes)、ステップS15に移行する。一方、貨幣の取り出しが未完了で、出金口に残っている貨幣をセンサ119またはセンサ139が検出しているならば(ステップS13:No)、ステップS14に移行する。表示制御部54は、出金口に貨幣が残っている旨を警告するアラート画面を店員用表示器17に表示し(ステップS14)、ステップS12に戻る。
図6は、POS端末10が店員用表示器17に表示するアラート画面例を示す図である。アラート画面には、出金口から払出金を取り出すよう警告するメッセージが表示される。尚、アラート画面には、出金口に貨幣が残っている静止画や動画像、あるいは、出金口から貨幣を取り出している状態を示した静止画や動画像を含めてもよい。
払出指示部52は、再度、センサ119またはセンサ139の出力値を読み込み(ステップS12)、払出金の取り出しが完了したかを判定する(ステップS13)。そして、センサ出力値から払出金の取り残しがないと判定すると(ステップS13:Yes)、表示制御部54はアラート画面の表示を終了し、ステップS15に移行する。あるいは、図6のようにアラート画面において、キー操作に応じて次回分の払出処理を開始できる旨を記載しておく。そして、ステップS13では、センサ出力値の判定またはキー操作の有無判定を行って、いずれかに応じてステップS15に移行してもよい。
払出指示部52は、すべての払出が終了したか判定する(ステップS15)。複数回に分割して払出を行う場合において、すべての払出が終了していない場合(ステップS15:No)、ステップS11に戻って、ステップS11〜S15の処理を繰り返す。
一方、自動釣銭機100のCPUは、ステップS11で受信した払出指示にかかる払出処理が全て終了したか判定する(ステップS22)。払出処理がまだ完了していなければ(ステップS22:No)、ステップS21に戻り払出処理を続ける。払出処理が全て完了したならば(ステップS22:Yes)、CPUは在高記憶部155の在高情報を更新する(ステップS23)。
POS端末10の在高管理部53は、全額分の払い出しが終了すると(ステップS15:Yes)、自動釣銭機100に在高要求コマンドを送信する(ステップS16)。自動釣銭機100のCPUは、在高要求コマンドを受信すると、在高記憶部155が格納している在高情報をPOS端末10に送信する(ステップS24)。そして、POS端末10の在高管理部53は、自動釣銭機100から受信した在高情報を用いて、在高記憶部23の在高情報を更新して(ステップS17)、払出処理を終了する。
尚、払出を複数回に分割する際の払出指示については、一度にまとめて自動釣銭機100に出力してもよいし、複数回に分割して出力してもよい。即ち、払出指示部52は、上述のステップS11での処理のように、1回目の払出に関する払出指示と、2回目以降の払出に関する払出指示とは、同時に出力してもよい。他の例として、払出指示部52は、払出終了の通知を自動釣銭機100から受け取り次第、次回分の払出指示を順次出力するとしてもよい。
以上説明したとおり、本実施形態のPOS端末10は、設定記憶部22から自動釣銭機100の払出制限枚数を読み込み、1回あたりの払出枚数を払出制限枚数以内として払出指示を出す。これにより、自動釣銭機100の払出制限枚数に対して適切な払出指示を行うことができる販売データ処理装置およびプログラムを提供することができる。
また、このように本実施形態によれば払出制限枚数によるエラー発生を回避することが可能となる。従来、自動釣銭機100での払出処理の完了を待たずに、払出指示の出力時点でPOS端末10が在高を更新するような入出金システムもある。このような入出金において、エラーが発生し自動釣銭機100の払出処理が中断すると、POS端末10の在高情報はすでに更新されている一方で、自動釣銭機100の在高には変更が無く在高情報も更新されない状況が発生しうる。つまり、POS端末10と自動釣銭機100との間で在高情報が一致しない状況が生じる場合があった。これに対して、本実施形態によれば、上述のように払出制限枚数に関するエラーを回避できるので、エラー発生時にPOS端末10と自動釣銭機100との間で在高情報が一致しなくなる、という状況が発生することを回避できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…入出金システム、10…POS端末、100…自動釣銭機、22…設定記憶部、23…在高記憶部、51…受付部、52…払出指示部、53…在高管理部、54…表示制御部。
特開2012−164141号公報

Claims (5)

  1. 自装置と接続された入出金装置に払い出させる金額の入力を受付ける受付手段と、
    前記入出金装置における払出1回あたりの制限枚数について、制限枚数を設定しない第1設定、金種ごとの制限枚数を設定する第2設定、および、払出合計枚数の制限枚数を設定する第3設定、のうちいずれか1つの設定を記憶した記憶手段から、前記いずれか1つの設定を読み込む読込手段と、
    前記読込手段が前記第1設定を読み込むと、前記金額を複数回に分割せずに1回で払い出す旨の払出指示を生成し、前記入出金装置に出力する第1指示出力手段と、
    前記読込手段が前記第2設定を読み込むと、1回あたりに払い出す各金種の貨幣枚数を前記金種ごとの制限枚数以内とした払出指示を生成し、前記入出金装置に出力する第2指示出力手段と、
    前記読込手段が前記第3設定を読み込むと、1回あたりに払い出す合計貨幣枚数を前記払出合計枚数の制限枚数以内とした払出指示を生成し、前記入出金装置に出力する第3指示出力手段と、
    を備える販売データ処理装置。
  2. 前記入出金装置は、前記第1設定、前記第2設定、および、前記第3設定のうちいずれか1つの設定を記憶する設定記憶手段を備え、
    前記販売データ処理装置の前記読込手段は、自装置に前記入出金装置が接続されると、当該入出金装置の前記設定記憶手段から前記いずれか1つの設定を読み込、請求項1に記載の販売データ処理装置。
  3. 前記入出金装置は、前記販売データ処理装置が出力した前記払出指示に基づいて貨幣を払出口に払い出す制御手段と、前記払出口から貨幣が取り出されたことを検出する検出手段と、当該検出結果を出力する出力手段と、を備え、
    前記販売データ処理装置は、
    前記検出結果を受信する受信手段と、
    当該検出結果が貨幣の取り出し未完了を示していれば、前記払出口から貨幣を取り出すよう促すメッセージを表示器に表示する表示制御手段と、
    を更に備える請求項1または2に記載の販売データ処理装置。
  4. 前記第2指示出力手段または前記第3指示出力手段は、前記金額を複数回に分割して払い出す払出指示を、複数回に分割して出力し、
    前記受信手段は、前記第2指示出力手段または前記第3指示出力手段が複数回分の払出のうち先の前記払出指示を出力した後、前記検出結果を受信し、
    前記第2指示出力手段または前記第3指示出力手段は、前記検出結果が貨幣の取り出し完了を示しており、複数回分の払出がすべて終了していなければ、次回分の前記払出指示を前記入出金装置に出力し、
    前記表示制御手段は、前記第2指示出力手段または前記第3指示出力手段が次回分の前記払出指示を出力すると、前記メッセージの表示を終了する、
    請求項に記載の販売データ処理装置。
  5. 販売データ処理装置において、コンピュータを、
    自装置と接続された入出金装置に払い出させる金額の入力を受付ける受付手段と、
    前記入出金装置における払出1回あたりの制限枚数について、制限枚数を設定しない第1設定、金種ごとの制限枚数を設定する第2設定、および、払出合計枚数の制限枚数を設定する第3設定、のうちいずれか1つの設定を記憶した記憶手段から、前記いずれか1つの設定を読み込む読込手段と、
    前記読込手段が前記第1設定を読み込むと、前記金額を複数回に分割せずに1回で払い出す旨の払出指示を生成し、前記入出金装置に出力する第1指示出力手段と、
    前記読込手段が前記第2設定を読み込むと、1回あたりに払い出す各金種の貨幣枚数を前記金種ごとの制限枚数以内とした払出指示を生成し、前記入出金装置に出力する第2指示出力手段と、
    前記読込手段が前記第3設定を読み込むと、1回あたりに払い出す合計貨幣枚数を前記払出合計枚数の制限枚数以内とした払出指示を生成し、前記入出金装置に出力する第3指示出力手段と、して機能させるプログラム。
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