JP6217330B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のシート側方にエアバッグが展開されるサイドエアバッグ装置に関する。
車両に備えられているサイドエアバッグ装置は、車両が側面衝突したときなどに、乗員とサイドドアとの間にエアバッグを展開膨張させ、シートに着座している乗員の主に側面部分を保護する上で有効なことが知られている。
シートに着座した状態の乗員は、肩部が腹部や腰部などの他の部位よりサイドドアに近い位置にある。そのため、サイドエアバッグのうちの肩部に対応する部分は、肩部を保護するため、他の部分より早く膨張することが望ましい。
又、サイドエアバッグは、側面衝突した際、肩甲骨付近を受け止めると、乗員を保護する上でより効果的であることが知られている。
特開2013−159305号公報 WO2013/014773A1 特許第5252000号明細書
従来のサイドエアバッグは、袋状に形成され、中央部分が厚く、周縁の厚みが薄く形成されている。そのため、乗員の肩部を適切に保護するためには、乗員の肩部が当たるサイドエアバッグの上部の厚みを厚くする必要がある。
しかし、上部の厚みを増加させるためサイドエアバッグを上方に拡大させると、サイドエアバッグの体積が増加して、大型化したり、サイドエアバッグが完全に展開するまでの時間が長くなる可能性がある。又、サイドエアバッグの上端に基布を設け、上部を平坦化させたものが知られている。しかし、サイドエアバッグの横幅を、肩部に適した値にすると、乗員の肩部以外の位置に対して必要な厚みが確保できなくなることがある。
又、従来、肩甲骨が接触するサイドエアバッグの後方部分を室内側に突出させた発明も知られているが、この場合、左シート用のサイドエアバッグと右シート用のサイドエアバッグを別途製造しなければならず、構成が複雑となる可能性がある。
本願発明は、上記課題を解決し、車両の側面衝突時に、乗員をより適切に保護することが可能なサイドエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、車両用のシートに設けられ、乗員とサイドドアとの間にエアバッグを展開するサイドエアバッグ装置を次のように構成した。
すなわち、サイドエアバッグ装置のエアバッグを、エアバッグの左右一方側の側面部を構成する第1基布と、第1基布に対向して設けられ、エアバッグの左右他方側の側面部を構成するとともに第1基布との間に膨張室を形成する第2基布と、第1基布と第2基布の上縁に接合されてエアバッグの上面部を形成する上部布と、第1基布と第2基布の間で上部布の下方に設けられ、上部布との間にシートに着座した乗員の肩部に対応する第1膨張室を形成する第1仕切布と、第1基布と第2基布の間の後方に設けられ、上部にガスの噴出口を有するインフレータと、を備え、上部布及び第1仕切布は、横幅が前方に向かうに従い狭くなる形状に形成した。
更に、第1仕切布は、左右の側端縁がインフレータの噴出口より上方の位置で、第1基布及び第2基布に取り付けられ、エアバッグの膨張前の状態において、エアバッグの前方視で谷折りに折られて、その折り返し部が噴出口より下方に位置し、エアバッグが展開膨張された状態で、左右に引張られて噴出口より上方の位置で拡がるように構成した。
本発明によれば、簡易な構成で、車両の側面衝突時に、乗員をより適切に保護することが可能なサイドエアバッグ装置を提供できる。
本発明の一実施形態にかかるサイドエアバッグ装置を示す斜視図。 同サイドエアバッグ装置の膨張前の状態を示す側面図。 サイドエアバッグ装置を備えた車両を示す斜視図。 サイドエアバッグ装置を備えたシートを示す側面図。 同シートを示す正面図。 エアバッグの上部布を示す平面図。 第1仕切布を示す平面図。 第2仕切布を示す平面図。 エアバッグを示す部分断面図。 エアバッグを示す部分断面図。 サイドエアバッグ装置を示す正面図。 サイドエアバッグ装置を備えたシートを示す側面図。 同シートを示す正面図。
本発明の一実施形態にかかるサイドエアバッグ装置について説明する。図1は、エアバッグが膨張した状態のサイドエアバッグ装置10を示す透視斜視図である。図2は、エアバッグが膨張する前の状態のサイドエアバッグ装置10を示す透視側面図である。図3は、サイドエアバッグ装置10を備えた車両12を示す斜視図である。
以下、サイドエアバッグ装置10について、車両12の前進方向を前方とし、その逆方向を後方とし、それらを基準に左右を定める。又、重力の方向を下方とし、その逆を上方とし、車両の中心に向かう側を内方、あるいは内側とし、その逆を外方、あるいは外側として説明する。
車両用のサイドエアバッグ装置10は、図1、図2に示すように、エアバッグモジュール50と、衝突検知装置52と、制御装置54とを備えている。エアバッグモジュール50は、車両12のシート14に設けられている。シート14は、図3に示すように車両12の室内に設けられたフロントシートであり、車両12の前進方向に向かって設けられている。
尚、車両12は、乗用車であるが、これに限るものでない。又、サイドエアバッグ装置10を取り付けるシートは車両のフロントシートに限らない。サイドエアバッグ装置10は、左右のシート14にほぼ対称に設けられているので、以下、車両12の左側、すなわち車両12を正面から見て右側に据え付けられたシート14のサイドエアバッグ装置10を例にして説明する。
図4、図5にシート14を示す。シート14は、シートクッション(座面部)16とシートバック(背当て部)18とヘッドレスト20とを備えている。シート14の側方には、図5に示すようにサイドドア30が設けられている。サイドドア30は、ドア本体部32と、ウィンドガラス36とを備え、車両12に開閉自在に取り付けられている。
ドア本体部32は、ドアアウタパネル38と、ドアインナパネル40と、ドアトリム42とを備えている。ドアアウタパネル38は、車両12の外側に位置している。ドアアウタパネル38の内側、つまり車室側にはドアインナパネル40及びドアトリム42が取り付けられている。
シートクッション16は、脚部22を介して車両12の床面24に取り付けられている。シートクッション16と脚部22との間には、シート位置調整機構が設けられている。シート位置調整機構は、シートクッション16を、車両12の前後方向(上下方向を含むときもある)に調整可能に支持し、任意の状態で固定する。
シートバック18は、シートクッション16に傾動機構を介して取り付けられている。傾動機構は、シートバック18を、シートクッション16に対して前後方向に沿って角度を調整可能に支持し、任意の位置で固定する。シートバック18の内部にエアバッグモジュール50が設けられている。
エアバッグモジュール50は、図1、図2に示すように、エアバッグ56とガス発生器58とを有している。ガス発生器58には、制御装置54及び衝突検知装置52が接続されている。衝突検知装置52と制御装置54は、例えば車両12に取り付けられている。
衝突検知装置52は、事故発生等により生じた加速度等を検知すると、その信号を制御装置54に送信する。制御装置54は、衝突検知装置52から検知信号を受けると、記憶されている閾値と比較し、閾値を超えると作動信号をガス発生器58に送る。
ガス発生器58は、インフレータとも呼ばれ、可燃性材料と点火装置と噴出口80とを備えている。ガス発生器58は、エアバッグ56の内部に設けられ、制御装置54から作動信号を受けると、点火装置が作動し、可燃性材料を燃焼させる。可燃性材料が燃焼して発生したガスは、噴出口80から噴出される。
噴出口80は、ガス発生器58の上部に前方に向けて設けられている。すなわちガス発生器58は、制御装置54から作動信号を受けると、後述する第1仕切布66の近傍で前方側に向かってガスを噴出し、エアバッグ56の内部にガスを充填するように構成されている。尚、ガス発生器58は、圧縮ガスをタンク等の内部に貯蔵し、作動信号で圧縮ガスを開放させる形式でもよい。
エアバッグモジュール50は、エアバッグ56が折り畳まれた状態でシートバック18の内部に固定されている。シートバック18には、図4に示すようにサイドドア30側の端部前方に開放部26が設けられている。開放部26は、接合部により通常閉じられているが、サイドエアバッグ装置10が作動して、エアバッグ56が展開膨張すると接合部が破断し開放される。
展開膨張したエアバッグ56は、図1に示すように、前面から向かって右に第1基布60が、左に第2基布62が設けられ、上部に上部布64が設けられている。図1、図2では、第1基布60及び第2基布62を二点鎖線(透視図として)で示す。更に、第1基布60と第2基布62の間に、エアバッグ56を上下に仕切る第1仕切布66および第2仕切布68が設けられている。又、エアバッグ56の後端部には、後述する第1膨張室92から第3膨張室98に亘って上下方向に延びる筒状体59が設けられている。尚、ガス発生器58は、噴出口80が第1仕切布66の近傍に位置された状態で筒状体59内に収納されている。
エアバッグ56は、第1仕切布66および第2仕切布68によって、膨張室の空間が第1膨張室92と第2膨張室94と第3膨張室98とに上下方向に分割されている。エアバッグ56の上部布64と第1仕切布66との間は、乗員Pの肩部P1に対応して展開される第1膨張室92である。第1仕切布66と第2仕切布68との間は、乗員Pの胴部(胸および腹)P2に対応して展開される第2膨張室94である。第2仕切布68とエアバッグ56の下端縁96との間は、乗員Pの腰部P3に対応して展開される第3膨張室98である。
エアバッグ56の各部材(布材)の構成について、以下に詳しく説明する。第1基布60および第2基布62は、エアバッグ56の主に左右側面部を構成する部材であり、周囲が互いに接合されて袋状に形成されている。
図2に示すように、第1基布60および第2基布62は、ほぼ同一の形状をなし、図4に示すシート14に着座している乗員Pの側面を覆うのに十分な高さHと前後長さWを有している。具体的には、エアバッグ56が展開膨張された状態で、第1基布60等は、乗員Pの肩部P1から腰部P3までを覆う高さと、シートバック18から乗員Pの肩部P1及び腰部P3、あるいは大腿部P4の中ほどまでに到る前後長さを有している。
上部布64は、第1基布60と第2基布62の上部に設けられてエアバッグ56の上面部を構成する部材である。上部布64は、図6に示すように、先端側の横幅を後端側より狭めた先細の形状、つまり横幅が前方に向かうにしたがって次第に狭くなるように形成されている。そして、上部布64は、外周縁70が、第1基布60と第2基布62の上縁44に接合されている。図2では、上部布64は、中心線C1で谷折りに折られ、第1基布60と第2基布62の間に収納されている。尚、上部布64は、エアバッグ56が展開膨張した際に、エアバッグ56の上面部が先細りの形状となるようエアバッグ56の展開幅を規制する。
第1仕切布66は、第1膨張室92と第2膨張室94とを仕切る部材である。第1仕切布66は、図7に示すように上部布64と同様、横幅が前方に向かうにしたがって次第に狭くなるよう先端側の横幅を後端側より狭めた先細の形状であり、後方に切欠き部72を有している。第1仕切布66は、左右の側端縁74が、それぞれ第1基布60と第2基布62に接合されている。又、第1仕切布66の前端縁76と後端縁78は、中心線C2で谷折りに折られた状態で、それぞれ第1基布60と第2基布62の前方の接合縁46、及び後方の接合端48に接合されている。
第1仕切布66は、谷折りの状態で、下端部となる折り返し部が図9に示すように、ガス発生器58の噴出口80より下方に位置している。更に、第1仕切布66は、エアバッグ56が展開膨張して第1基布60と第2基布62とにより引張されると、図10に示すように噴出口80の上方に移動して左右に拡げられた状態となる。尚、第1仕切布66は、エアバッグ56が展開膨張した際に、上部布64とともにエアバッグ56の展開幅を規制することで、第1膨張室92の形状を先細りの形状とする。
第2仕切布68は、第2膨張室94と第3膨張室98とを仕切る部材である。第2仕切布68は、図8に示すように、ほぼ長方形の形状で、4箇所に切欠き孔82を備え、後方に切欠き部84を有している。第2仕切布68は、中心線C3で谷折りに折られ、第1基布60と第2基布62の間に、左右の側端縁86で接合されている。又、第2仕切布68の前端縁88と後端縁90は、中心線C3で折られた状態で、それぞれ第1基布60と第2基布62の前方の接合縁46、及び後方の接合端48に接合されている。
筒状体59は、エアバッグ56の後端部に沿って上下方向に延設された筒体で、内部にガス発生器58を収納している。筒状体59は、上部に上部開口部61を、下部に下部開口部63を有している。上部開口部61は、第1仕切布66の上方に設けられ、第1膨張室92の内部に開口している。又、上部開口部61には、噴出口80に対応して前方側に切欠き部65が形成されている。すなわち、ガス発生器58からガスを前方側に向かって噴出可能な構成としている。下部開口部63は、第2仕切布68の下方に設けられ、第3膨張室98の内部に開口している。
次に、サイドエアバッグ装置10の作用、および効果について説明する。図12、図13に、サイドドア30が柱状の衝突物28に衝突した状態、すなわち車両12が柱状の衝突物28に側面衝突した状態を示す。柱状の衝突物28が衝突すると、衝突検知装置52(図1、図2参照)は、衝突により生じた加速度等を検知し、その値を制御装置54に送信する。制御装置54は、例えば横方向の加速度の値が閾値を越えたと判断すると、ガス発生器58に作動信号を送信する。作動信号により、ガス発生器58が作動し、噴出口80からガスが噴出される。
エアバッグ56が折り畳まれてシートバック18に収納されている状態では、噴出口80の下方に第1仕切布66が位置するように配置されている。そのため、噴出口80から噴出されたガスは、まず第1膨張室92の内部に流入して第1膨張室92を膨張させる。ここで、上部布64および第1仕切布66は、先端側の横幅を後端側より狭めた先細に形成されているので、第1膨張室92は、先端側に向かって先細りとなる形状とされる。又、同時に噴出口80から噴出されたガスは、筒状体59とガス発生器58の間を通って、下部開口部63から第3膨張室98に流入し、第3膨張室98を膨張させる。
噴出されたガスの多くは、第1膨張室92の内部に流入するので、第1膨張室92が直ちに展開される。又、噴出口80が前方に向けて開口しているので、第1膨張室92は前方に向かって展開が進行し、シート14とサイドドア30との間にエアバッグ56が展開される。
第1膨張室92が膨張して、第1基布60と第2基布62との間が広がると、それに伴い第1仕切布66が左右に引張られて拡がるため、第1仕切布66の位置が上方に移動する。そして図10に示すように第1仕切布66が噴出口80の上方に移動すると、噴出口80から噴出されたガスは、第2膨張室94の内部に流入して第2膨張室94を膨張させる。
又、第3膨張室98を膨張させたガスは、切欠き孔82を通って第2膨張室94に流入して第2膨張室94を膨張させる。第2仕切布68は、第1仕切布66より中央部分の横幅が広いため、第2膨張室94は、図11に示すように第1膨張室92より横方向に広く拡がる。
したがって、サイドエアバッグ装置10は、次の効果を有している。車両12に側面衝突が発生しエアバッグ56が展開されると、まず、第1膨張室92が膨張する。第1膨張室92は、乗員Pの肩部P1に対応した位置に設けられているので、乗員Pは、衝突発生から短時間で膨張する第1膨張室92により肩部P1が保護される。
第1膨張室92の膨張に続いて第3膨張室98が膨張するので、乗員の腰部P3が肩部P1に続いて保護される。そして、第1膨張室92と第3膨張室98とが膨張した後、乗員Pの胴部P2に対応する第2膨張室94が膨張して、胴部P2が保護される。
このように、サイドドア30との間隔が狭い肩部P1を保護する第1膨張室92及び腰部P3を保護する第3膨張室98とを、図13に示すように衝突発生後直ちに膨張させることができる。特に、図1、図11等に示すように、第1膨張室92は、上部布64および第1仕切布66により横幅が先細りとされているので、肩部P1とサイドドア30との間に入り易く、前方へより早期に膨張することが可能となる。
又、第1膨張室92は、後方側の横幅が前方や中間部より広く形成されているので、胴部(胸および腹)P2より車幅方向外側に位置する肩部P1に対して適切な厚みを実現させ、肩部P1を適切に保護することができる。しかも、第1膨張室92の後方の厚みを厚くすることで、比較的耐性の高い肩部P1の背面(後部側)の肩甲骨を適切に押すことができ、乗員Pをより効果的に保護することができる。
又、胴部P2は、肩部P1等よりサイドドア30との間に距離があることから、第1膨張室92の後に第2膨張室94が膨張しても、胴部P2を適切に保護することができる。更に、第2膨張室94は、第1膨張室92の横幅より広がることから、図13に示すように胴部P2の形状に沿って適切に保護できる。
更に、第1膨張室92から第2膨張室94の膨張への切り替えは、第1基布60と第2基布62の展開に基づいて第1仕切布66により行われることから、構成が簡易で、コストの上昇を抑制できる。又、エアバッグ56が左右対称形であるので、サイドエアバッグ装置10は、車両12の左右のいずれのシート14にも取り付けることができる。
以上説明したように、本発明のサイドエアバッグ装置によれば、簡易な構成で、乗員Pをより適切に保護することが可能となる。
本発明は、乗員とサイドドアとの間にエアバッグが展開膨張するサイドエアバッグ装置に用いることができる。
10…サイドエアバッグ装置、12…車両、14…シート、16…シートクッション、18…シートバック、26…開放部、28…柱状の衝突物、30…サイドドア、32…ドア本体部、36…ウィンドガラス、50…エアバッグモジュール、52…衝突検知装置、54…制御装置、56…エアバッグ、58…ガス発生器、59…筒状体、60…第1基布、61…上部開口部、62…第2基布、63…下部開口部、64…上部布、65…切欠き部、66…第1仕切布、68…第2仕切布、70…外周縁、72…切欠き部、74…外端縁、76…前端縁、78…後端縁、80…噴出口、82…切欠き孔、84…切欠き部、86…外端縁、88…前端縁、90…後端縁、92…第1膨張室、94…第2膨張室、96…下端縁、98…第3膨張室、P…乗員、P1…肩部、P2…胴部(胸および腹)、P3…腰部、P4…大腿部、C1…中心線、C2…中心線、C3…中心線。

Claims (4)

  1. 車両用のシートに設けられ、乗員とサイドドアとの間にエアバッグを展開するサイドエアバッグ装置において、
    前記エアバッグは、
    前記エアバッグの左右一方側の側面部を構成する第1基布と、
    前記第1基布に対向して設けられ、前記エアバッグの左右他方側の側面部を構成するとともに前記第1基布との間に膨張室を形成する第2基布と、
    前記第1基布と前記第2基布の上縁に接合されて前記エアバッグの上面部を形成する上部布と、
    前記第1基布と前記第2基布の間で前記上部布の下方に設けられ、前記上部布との間にシートに着座した乗員の肩部に対応する第1膨張室を形成する第1仕切布と、
    前記第1基布と前記第2基布の間の後方に設けられ、上部にガスの噴出口を有するインフレータと、を備え、
    前記上部布及び前記第1仕切布は、横幅が前方に向かうに従い狭くなる形状に形成され、
    更に、
    前記第1仕切布は、左右の側端縁が前記インフレータの前記噴出口より上方の位置で、前記第1基布及び前記第2基布に取り付けられ、前記エアバッグの膨張前の状態において、前記エアバッグの前方視で谷折りに折られて、その折り返し部が前記噴出口より下方に位置し、前記エアバッグが展開膨張された状態で、左右に引張られて前記噴出口より上方の位置で拡がるよう構成されていることを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグは、前記第1基布と前記第2基布の間で前記第1仕切布の下方に設けられ、前記第1仕切布との間に前記乗員の胴部に対応する第2膨張室を形成する第2仕切布を備え、
    前記第2仕切布は、前記上部布及び前記第1仕切布の横幅より広い横幅を有することを特徴とする請求項に記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記第2仕切布は、前記エアバッグの下端との間に前記乗員の腰部に対応する第3膨張室を形成し、
    前記インフレータは、前記第1基布と前記第2基布の間の後方で、上下方向に延設されて、下端が前記第3膨張室の内部に開口された筒状体に収納されていることを特徴とする請求項に記載のサイドエアバッグ装置。
  4. 前記筒状体は、上端が前記第1膨張室の内部に開口されるとともに、上部に前記噴出口に対応して前方に開口する切欠き部を有することを特徴とする請求項に記載のサイドエアバッグ装置。
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