JP6210624B2 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、実際の移動距離を仮想的なルートでの移動距離に変換し、仮想的なルートでの移動をシミュレートする装置等に関するものである。
従来、実際の移動距離を仮想的なルートでの移動距離に変換し、仮想的なルートでの移動をシミュレートする装置等が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−139964号公報(第1頁、第1図等)
しかしながら、従来の情報処理装置等においては、どのような道を移動しても、移動距離が同じであれば同じ移動距離として処理されるという問題があった。
上記問題に対し、本発明の目的は、実空間における、移動の際の負荷を考慮して、仮想的なルートでの移動をシミュレートできるようにすることである。
本第一の発明の情報処理装置は、始点と終点とを有するルートを示すルート情報と、ルート情報が示すルート上のユーザの仮想的な位置を示す仮想位置情報とが格納されるルート情報格納部と、実空間におけるユーザの現在の位置を示す位置情報を繰り返し取得する位置情報取得部と、位置情報取得部が取得した位置情報を蓄積する位置情報蓄積部と、位置情報を用いて、実空間における移動距離を示す移動距離情報と、移動距離の移動の負荷を示す負荷情報とを取得する移動情報取得部と、仮想位置情報が示す位置から、移動距離情報が示す距離に応じた位置であって、移動距離情報に対応する負荷情報が示す負荷が大きいほど、遠くなる位置を示す移動後の仮想位置情報を取得する仮想位置情報取得部と、仮想位置情報取得部が取得した移動後の仮想位置情報をルート情報格納部に蓄積する仮想位置情報蓄積部と、仮想位置情報取得部が取得した移動後の仮想位置情報が示す仮想的な位置に関する情報を出力する出力部とを具備する情報処理装置である。
かかる構成により、実空間における移動の負荷を考慮した、仮想空間における移動をシミュレートできる。これにより、ユーザは、実際の移動の負荷に応じた、仮想的なルートの移動距離を知ることができる。これにより例えば、ユーザは、散歩やランニング等の日課を持続するためのモチベーションを維持することができる。また、散歩やランニング等をより楽しむことができる。
また、本第二の発明の情報処理装置は、第一の発明に対して、出力部は、仮想位置情報取得部が取得した移動後の仮想位置情報が示す仮想的な位置から、ルート情報が示すルートの終点までの道程に関するメッセージを出力する、情報処理装置である。
かかる構成により、仮想的なルート上の位置に関するメッセージを表示できる。これにより、例えば、ユーザに対して、モチベーションを上げさせるためのメッセージを表示できる。
また、本第三の発明の情報処理装置は、第一または第二の発明に対して、位置情報取得部は、実空間における鉛直方向のユーザの位置を示す情報をも含む位置情報を繰り返し取得し、移動情報取得部は、位置情報を用いて、実際に移動した鉛直方向の移動距離が多いほど、大きな負荷を示す負荷情報を取得する、情報処理装置である。
かかる構成により、高さに関する移動の負荷を考慮できる。これにより、例えば、険しい山道を上った際の負荷が、平地より高い負荷として扱うことができる。これにより、例えば、ユーザに、ハイキング等を促すことができる。
また、本第四の発明の情報処理装置は、第一から第三の発明に対して、移動情報取得部は、位置情報を用いて、進行方向が大きく変更されるほど、大きな負荷を示す負荷情報を取得する、情報処理装置である。
かかる構成により、右折および左折等の、曲がることによる負荷を考慮できる。
また、本第五の発明の情報処理装置は、第一から第四のいずれか一項の発明に対して、現時点に関する時点情報を取得する時点情報取得部と、時点情報と、特定の時点における負荷を示す時点負荷情報を対応付ける時点負荷対応情報が格納される時点負荷情報格納部をさらに具備し、移動情報取得部は、時点情報に対応する時点負荷情報が示す負荷が大きいほど、大きな負荷を示す負荷情報を取得する、情報処理装置である。
かかる構成により、季節や時間による負荷を考慮できる。これにより、例えば、夏場や冬場であっても、ユーザにモチベーションを維持させるとこができる。
また、本第六の発明の情報処理装置は、第一から第五のいずれか一項の発明に対して、ルート情報格納部には、ルート情報が示すルートを移動する際の負荷を示す仮想負荷情報が格納され、仮想位置情報取得部は、仮想負荷情報が示す負荷が大きいほど、仮想位置情報が示す位置から近くなる位置を示す移動後の仮想位置情報を取得する、情報処理装置である。

かかる構成により、実空間における、負荷の大きい移動を行った場合と、負荷の小さい移動を行った場合とで、移動の際の負荷が異なることを考慮して、仮想的なルートでの移動をシミュレートできる。
本発明による情報処理装置等によれば、実空間における、移動の際の負荷を考慮して、仮想的なルートでの移動をシミュレートできる。
実施の形態1における情報処理装置のブロック図 同実施の形態における情報処理装置の動作の一例を示すフローチャート 同実施の形態におけるルート情報格納部に格納されているルート情報の一例を示す図 同実施の形態における時点負荷情報格納部に格納されている時点負荷情報の一例を示す図 同実施の形態における位置情報格納部に格納されている位置情報の一例を示す図 同実施の形態における出力部が出力した際の表示の一例を示す図 同実施の形態におけるコンピュータシステムの構成の一例を示す図
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、実際に移動した距離とその移動における負荷に応じて、仮想的なルートの移動をシミュレートする情報処理装置1について説明する。
図1は、本実施の形態における情報処理装置1のブロック図である。情報処理装置1は、ルート情報格納部101、位置情報取得部102、位置情報格納部103、位置情報蓄積部104、時点情報取得部105、時点負荷情報格納部106、移動情報取得部107、仮想位置情報取得部108、仮想位置情報蓄積部109、および出力部110を備える。
ルート情報格納部101には、1または2以上のルート情報と、仮想位置情報とが格納される。また、ルート情報格納部101には、ルート情報が示すルートを移動する際の負荷を示す仮想負荷情報が格納されても良い。ルート情報は、始点と終点とを有するルートを示す情報である。ルート情報格納部101に2以上のルート情報が格納されている場合は、ルート情報格納部101には、2以上の仮想位置情報が格納されていても良い。なお、2以上の仮想位置情報は、それぞれルート情報と対応していることが好適である。
ルート情報が示すルートは、実在するルートであっても良く、実在しないルートであっても良い。実在するルートは、例えば、富士山等の登山道を示すルートであっても良く、東海道等を示すルートであっても良い。実在しないルートは、例えば、地球から月までの道程を示すルートであっても良く、小説や映画の中でのみ存在する道程を示すルート等であっても良い。ルート情報は、そのルート情報が示すルートに含まれる座標値の集合の情報であっても良く、そのルート情報が示すルートの距離を示す情報であっても良い。またルート情報は、2以上のルートをまとめたルートであっても良く、そうで無くても良い。「2以上のルートをまとめたルートを示す情報」は、例えば、富士山の登山道を示すルート情報であっても良い。富士山の登山道を示すルート情報は、例えば、五合目から六合目までのルート、六合目から七合目までのルートをまとめた、五合目から七合目までのルートであっても良い。この場合のルート情報は、五合目から六合目までのルートを移動し終えると、六合目から七合目までのルートに切り替わるようなルートであっても良い。
仮想位置情報は、ルート情報が示すルート上のユーザの仮想的な位置を示す情報である。仮想位置情報は、ルート情報が示すルート上の位置を示す情報であればどのような情報であっても良い。例えば、ルート情報が座標値の集合である場合は、そのルート情報が示すルート上の座標値であっても良く、ルート情報がルートの距離である場合は、そのルート情報が示すルートの始点からの距離であっても良い。なお、ルート情報格納部101には、最新の仮想位置情報のみが格納されていても良く、最新の仮想位置情報と過去の仮想位置情報とが格納されていても良い。
仮想負荷情報は、ルート情報が示すルートの曲がり角が多いほど負荷が高いことを示す情報であっても良く、高低差が激しいほど負荷が高いことを示す情報であっても良い。また、仮想負荷情報は、数値であっても良く、「高負荷」、「低負荷」、および「負荷無し」等のように段階的に示される情報であっても良い。仮想負荷情報が数値である場合は、1.0を負荷なしとし、値が大きくなるほど負荷が高く、値が小さくなるほど負荷が低くなることが好適であると考えられるが、それ以外の情報であっても良い。仮想負荷情報は、例えば、ルート情報が示すルート全体に対応する負荷を示す情報であっても良く、ルート情報が2以上のルートをまとめたルートを示す場合は、各ルートに対応する負荷を示す情報であっても良い。なお、ルート情報格納部101に仮想負荷情報が格納されない場合は、ルート情報格納部101には、ルートに想定される仮想負荷情報が示す負荷を考慮したルート情報が格納されていても良い。例えば、仮想負荷情報が、1.0で負荷がないことを示す、0以上の実数の場合で、ルート情報が、そのルート情報が示すルートの距離がRメートルであり、そのルートに想定される仮想負荷情報がAであるとき、ルートを示す情報として、仮想負荷情報が示す負荷を考慮した距離(R×A)メートルを示す情報であっても良い。なお、R、およびAは、共に正の実数であるとする。この場合は、ユーザに距離を表示する等の目的に使用するために、ルート情報は、表示用の距離であるRメートルを示す情報を含んでいても良い。
位置情報取得部102は、実空間におけるユーザの現在の位置を示す位置情報を繰り返し取得する。また、位置情報取得部102が取得する位置情報は、実空間における鉛直方向のユーザの位置を示す情報をも含んでいても良い。鉛直方向のユーザの位置は、海抜高度であっても良く、他の高度であっても良い。以下、鉛直方向のユーザの位置を鉛直位置情報ということもある。
位置情報は、ユーザの現在位置を示す情報は、座標値であっても良い。なお、座標値は、緯度経度であっても良く、その他の座標系の座標値であっても良い。例えば、座標値は、「35.360461,138.727792」等のような情報であっても良い。また、位置情報取得部102が、鉛直方向のユーザの位置も取得する場合は、緯度経度座標と鉛直方向のユーザの位置を示す情報を含めても良い。例えば、座標値は、「35.360461,138.727792,10(メートル)」等のような情報であっても良い。位置情報取得部102が位置情報を取得する時間間隔は、可能な限り短い間隔で取得することが好適であるが、その時間間隔は、問わない。なお、位置情報取得部102は、一定の間隔で位置情報を取得しても良く、不定の間隔で位置情報を取得しても良い。
また、位置情報取得部102は、GPSを用いて座標値を取得することが好適であるが、GPS以外から位置情報を取得しても良い。例えば、位置情報取得部102は、携帯電話、またはPHS等の基地局の位置を用いて位置情報を取得しても良い。また、位置情報取得部102は、Wi−Fiのアクセスポイントを用いて位置情報を取得しても良い。なお、位置情報取得部102が、鉛直方向のユーザの位置を示す情報を含む位置情報を取得する場合は、鉛直方向のユーザの位置を、GPSを用いて取得しても良く、高度計を用いて取得しても良く、地点と高度情報を対応付けて有する地図情報から算出しても良い。位置情報と高度情報を対応付けて有する地図情報から鉛直方向のユーザの位置の情報を取得する場合は、位置情報取得部102は、GPS等を用いて、鉛直位置情報を含まない位置情報を取得し、地図情報から、その位置情報に対応する高度情報を取得し、その高度情報である鉛直方位置情報を取得しても良い。GPS等から位置情報を取得する方法は、公知技術であるため、詳細な説明は省略する。
位置情報格納部103には、位置情報が格納される。位置情報格納部103に格納される位置情報は、位置情報取得部102が取得した位置情報である。また、位置情報格納部103には、最新の位置情報のみが格納されていても良く、最新の位置情報と過去の位置情報とが格納されていても良い。後者の場合は、位置情報格納部103には、位置情報の履歴情報が格納されていても良い。
位置情報蓄積部104は、位置情報取得部102が取得した位置情報を位置情報格納部103に蓄積する。ここでの「蓄積」は、以前の位置情報を削除して新たな位置情報を登録することであっても良く、新たな位置情報を追加することであっても良い。
時点情報取得部105は、現時点に関する時点情報を取得する。時点情報は、時間上の一点を示す情報であっても良く、期間を示す情報であっても良い。時点情報が時間上の一点を示す情報である場合は、時点情報は、時刻を示す情報であっても良く、日時を示す情報であっても良く、年月日を示す情報であっても良い。また時点情報が期間を示す情報である場合は、季節を示す情報であっても良く、1月から3月等を示す情報であっても良い。時点情報取得部105は、情報処理装置1内部の図示しない時計部、および/またはカレンダー部を用いて時点情報を取得する。なお、時点情報は、時点を示す情報であればどのような情報であっても良い。例えば、時点情報は、図示しない時計部から取得した時点をそのまま示す情報であっても良く、図示しないカレンダー部から取得した時点に応じた情報であっても良い。時点に応じた情報は、例えば、日付を示す情報であっても良く、月を示す情報であっても良く、季節を示す情報であっても良い。
時点負荷情報格納部106には、時点情報と、特定の時点における負荷を示す時点負荷情報を対応付ける時点負荷対応情報が格納される。時点負荷情報は、対応する時点情報が示す時点における移動の際の負荷を示す情報である。時点負荷情報は、例えば、運動に適さない気候である1月から3月、冬、または雨の日等を示す時点情報に対して、高い負荷を示す情報であっても良く、運動に適した気候である10月、秋、または晴れの日等を示す時点情報に対して、低い負荷を示す情報であっても良い。なお、時点負荷情報は、数値であっても良く、「高負荷」、「低負荷」、および「負荷無し」等のように段階的に示される情報であっても良い。時点負荷情報が数値である場合は、1.0を負荷なしとし、値が大きくなるほど負荷が高く、値が小さくなるほど負荷が低くなることが好適であると考えられるが、それ以外の情報であっても良い。
移動情報取得部107は、位置情報を用いて、実空間における移動距離を示す移動距離情報と、その移動距離の移動の負荷を示す負荷情報とを取得する。また、移動情報取得部107は、移動距離情報を、位置情報取得部102が取得した最新の位置情報に対して、その位置情報以前に取得された1の位置情報を用いて算出しても良く、複数の位置情報を用いて算出しても良い。「1の位置情報を用いて算出」する場合は、直前の位置情報であっても良く、N個前に取得した位置情報であっても良い。なお、Nは自然数であるものとする。距離情報は、直線距離であっても良く、道路に沿って移動した場合の距離であっても良い。2点間の距離を求める方法は、様々に提案されている公知技術であるため、詳細な説明は省略する。
また、移動情報取得部107が取得する負荷情報は、例えば、(1)鉛直方向の移動による負荷を示す情報であっても良く、(2)カーブを曲がることによる負荷を示す情報であっても良く、(3)移動した時点に関する負荷を示す情報であっても良く、上記各負荷以外の負荷を示す情報であっても良い。以下、それぞれの場合について、詳細に説明する。なお、負荷情報は、数値であっても良く、「高負荷」、「低負荷」、および「負荷無し」等のように段階的に示される情報であっても良い。
(1)鉛直方向の移動による負荷を示す情報
移動情報取得部107は、位置情報に含まれる鉛直方向のユーザの位置を示す情報を用いて、実際に移動した鉛直方向の移動距離が多いほど、大きな負荷を示す負荷情報を取得しても良い。移動情報取得部107は、位置情報取得部102が取得した最新の鉛直方向のユーザの位置を示す情報と、その位置情報の1つ前に取得した鉛直方向のユーザの位置を示す情報との差分を算出して、鉛直方向の移動距離を示す情報を取得しても良く、1以上前に取得した位置情報との差分から鉛直方向の移動距離を示す情報を取得しても良い。例えば、移動情報取得部107は、鉛直方向の移動距離が大きいほど負荷が上がる増加関数を格納しており、その増加関数を用いて、負荷情報を算出しても良い。また移動情報取得部107は、鉛直方向の移動距離と負荷情報とを対応付ける情報を用いて取得しても良い。「鉛直方向の移動距離と負荷情報とを対応付ける情報」は、図示しない格納手段等に格納されていても良い。鉛直方向の移動距離が大きいほど負荷が上がる増加関数」は、例えば、鉛直方向の移動距離×Pを負荷情報のように扱っても良い。なお、Pは正の実数であるものとする。また、鉛直方向による移動の負荷は、上昇した場合のみ取得されても良く、上昇した場合と下降した場合の両方で取得されても良い。
(2)カーブを曲がることによる負荷を示す情報
移動情報取得部107は、位置情報を用いて、進行方向が大きく変更されるほど、大きな負荷を示す負荷情報を取得しても良い。移動情報取得部107は、位置情報取得部102が取得した最新の位置情報と、その位置情報の一つ前に取得した位置情報から移動経路の曲がり具合を示す情報を取得しても良く、直近のいくつかの位置情報から移動経路の曲がり具合を示す情報を取得しても良い。なお、移動情報取得部107が、曲がり具合を示す情報を取得する場合は、移動情報取得部107は、複数の位置情報の履歴から曲率を算出し、曲がった角度を取得しても良い。また、移動情報取得部107は、地図情報が格納される図示しない格納部、または外部の装置から道に関する情報を取得し、地図上から曲がった角度を取得しても良い。地図上から曲がった角度を取得する場合は、移動情報取得部107は、角度を調べる2点の間に交差点および曲がり角等がある場合に、その角度を取得しても良い。この方法は、2点を直線で結ぶと、建物などの道以外の部分を通ったことになってしまう場合等に有功である。また、移動情報取得部107は、以前に取得した位置情報Aと、位置情報Aより以前に取得した位置情報Bとを用いて、位置情報Aが示す位置から最新の位置情報が示す位置までのベクトルと、位置情報Bが示す位置から位置情報Aが示す位置までのベクトルとのなす角度を取得しても良い。なお、移動情報取得部107は、曲がり具合を示す情報が示す曲がった角度が大きいほど負荷が上がる増加関数を格納しており、その増加関数を用いて、負荷情報を算出しても良い。「曲がり具合を示す情報が示す曲がった角度が大きいほど負荷が上がる増加関数」は、例えば、曲がり具合を示す情報が示す曲がった角度×Qを負荷情報のように扱っても良い。なお、Qは正の実数であるものとする。また、移動情報取得部107は、曲がり具合を示す情報が示す曲がった角度と負荷情報とを対応付ける情報を用いて取得しても良い。「曲がり具合を示す情報が示す曲がった角度と負荷情報とを対応付ける情報」は図示しない格納手段等に格納されていても良い。
(3)移動した時点に関する負荷を示す情報
移動情報取得部107は、時点情報取得部105が取得した現在の時点情報に対応する時点負荷情報が示す負荷が大きいほど、大きな負荷を示す負荷情報を取得しても良い。移動情報取得部107は、時点情報取得部105が取得した現在の時点情報を用いて、時点負荷情報格納部106から時点負荷情報を取得しても良い。
移動情報取得部107が、上記複数の種類の負荷情報を取得した場合は、それらを一つの負荷情報に統合しても良い。例えば、移動情報取得部107は、負荷情報を統合するために、複数の負荷情報が示す値の最大値である負荷情報のみを取得しても良く、複数の負荷情報が示す値の合計値を取得しても良く、複数の負荷情報が示す値をすべて掛け合わせた値を取得しても良く、複数の負荷情報が示す値を平均した値を取得しても良い。なお、負荷情報は、その負荷の種類ごとに重みが付与して統合されても良い。例えば、鉛直方向の移動による負荷を示す情報と、カーブを曲がることによる負荷を示す情報とを統合する場合に、鉛直方向の移動による負荷を示す情報の方が寄与率が高くなるように統合しても良い。また、最終的に移動情報取得部107が取得する負荷情報が数値である場合の負荷情報は、1.0を負荷なしとし、値が大きくなるほど負荷が高く、値が小さくなるほど負荷が低くなるようにすることが好適であると考えられるが、それ以外の情報であっても良い。
なお、移動情報取得部107は、位置情報取得部102が取得した最新の位置情報以前の位置情報が、位置情報格納部103に格納されていない場合は、移動距離等を取得しなくても良く、移動距離「0(メートル)」を取得しても良い。なお、移動距離「0(メートル)」を取得する場合の負荷情報は、負荷なしとなる値が好適である。
仮想位置情報取得部108は、仮想位置情報が示す位置から、移動距離情報が示す距離に応じた位置であって、その移動距離情報に対応する負荷情報が示す負荷が大きいほど、遠くなる位置を示す移動後の仮想位置情報を取得する。なお、移動後の仮想位置情報は、ルート情報が示すルート上の位置を示す情報である。また、ルート情報格納部101に仮想負荷情報が格納されている場合は、仮想位置情報取得部108は、仮想負荷情報が示す負荷が大きいほど、仮想位置情報が示す位置から近くなる位置を示す移動後の仮想位置情報を取得しても良い。以上から、仮想位置情報取得部108は、ルート上の仮想的な移動距離を算出し、算出した仮想的な移動距離分移動した、移動後の仮想位置情報を取得しても良い。仮想位置情報取得部108は、仮想的な移動距離を、例えば、「移動距離情報×負荷情報×B」で算出しても良く、「(移動距離情報+負荷情報)×B」等で算出しても良い。また、ルート情報格納部101に仮想負荷情報が格納されている場合は、仮想的な移動距離は、例えば、「移動距離情報×負荷情報/仮想負荷情報×B」で算出されても良く、「(移動距離情報+負荷情報−仮想負荷情報)×B」等で算出されても良い。なお、上記式におけるBは、距離の変換に用いる係数であり、任意の正の実数であるものとする。また、負荷情報、および/または仮想負荷情報が「低負荷」等の負荷を示す情報であった場合は、仮想位置情報取得部108は、負荷を示す情報と仮想的な移動距離を算出するための値とが対応付けられた情報が格納される図示しない格納部、または外部の装置から、負荷情報に対応する、仮想的な移動距離を算出するための値を取得し、上記のような式を用いて算出しても良い。
仮想位置情報蓄積部109は、仮想位置情報取得部108が取得した移動後の仮想位置情報をルート情報格納部101に蓄積する。ここでの「蓄積」は、以前の位置情報を削除して新たな仮想位置情報を登録することであっても良く、新たな仮想位置情報を追加することであっても良い。
出力部110は、仮想位置情報取得部108が取得した移動後の仮想位置情報が示す仮想的な位置に関する情報を出力する。移動後の仮想位置情報が示す仮想的な位置に関する情報は、仮想位置情報そのものであっても良く、仮想位置情報が示す仮想的な位置から、ルート情報が示すルートの終点までの道程に関する情報であっても良い。ルート情報が示すルートの終点までの道程に関する情報は、終点までの距離を示す情報であっても良く、終点までにかかる時間を推測した情報であっても良い。なお、ここでいう終点は、ルート情報が複数のルートを有している場合は、最終的な終点であっても良く、各ルートのうちのいずれかの終点であっても良い。なお、出力部110が出力する情報は、上記各移動後の仮想位置情報が示す仮想的な位置に関する情報に応じたメッセージであっても良い。出力部110は、仮想位置情報等を用いて、メッセージと仮想位置情報等とが対応付けて格納される図示しない格納部、または、外部の装置から、メッセージを取得しても良い。また、出力部110は、最新の移動距離情報、最新の仮想的な移動距離情報、現在の総移動距離、現在の仮想的な総移動距離、現在の移動速度、現在の仮想的な移動速度、および現在の位置情報のうち、いずれか1以上の情報も出力しても良い。出力部110は、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラム等への処理結果の引渡し等を行っても良い。出力部110は、出力デバイスのドライバーソフト、または出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
ルート情報格納部101、位置情報格納部103、および時点負荷情報格納部106は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
ルート情報格納部101、および時点負荷情報格納部106にルート情報等が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介してルート情報等がルート情報格納部101等で記憶されるようになっても良く、通信回線等を介して送信されたルート情報等がルート情報格納部101等で記憶されるようになっても良く、あるいは、入力デバイスを介して入力されたルート情報等がルート情報格納部101等で記憶されるようになっても良い。
位置情報取得部102、位置情報蓄積部104、時点情報取得部105、移動情報取得部107、仮想位置情報取得部108、仮想位置情報蓄積部109、および出力部110は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。位置情報取得部102の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
次に、情報処理装置1の動作について図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)位置情報取得部102は、現在の位置情報を取得するタイミングかどうかを判断する。取得するタイミングである場合は、位置情報を取得してステップS202へ進み、取得するタイミングでない場合は、ステップS201を繰り返す。
(ステップS202)位置情報蓄積部104は、ステップS201で取得した位置情報を位置情報格納部103に蓄積する。なお、位置情報蓄積部104は、位置情報を位置情報格納部103に追記する。
(ステップS203)移動情報取得部107は、位置情報格納部103にステップS201で取得した位置情報以前の位置情報が格納されているかどうかを判断する。格納されている場合は、ステップS204へ進み、格納されていない場合は、ステップS201へ戻る。
(ステップS204)移動情報取得部107は、ステップS201で受け付けた位置情報と、その位置情報以前の位置情報から移動距離情報を取得する。
(ステップS205)移動情報取得部107は、ステップS201で受け付けた位置情報と、その位置情報以前の位置情報から鉛直方向に関する負荷情報を取得する。
(ステップS206)移動情報取得部107は、ステップS201で受け付けた位置情報と、その位置情報以前の位置情報から、曲がり具合に関する負荷情報を取得する。
(ステップS207)時点情報取得部105は、現時点を示す時点情報を取得する。
(ステップS208)移動情報取得部107は、ステップS207で取得した時点情報に対応する時点負荷情報である時点に関する負荷情報を取得する。
(ステップS209)移動情報取得部107は、ステップS205、ステップS206、およびステップS208で取得した各負荷情報を統合する。
(ステップS210)仮想位置情報取得部108は、ステップS204で取得した移動距離情報と、ステップS209で統合した負荷情報と、仮想負荷情報とを用いて、移動後の仮想位置情報を取得する。
(ステップS211)仮想位置情報蓄積部109は、ステップS210で取得した仮想位置情報を、ルート情報格納部101に蓄積する。
(ステップS212)出力部110は、ステップS210で取得した仮想位置情報に関する情報を出力する。そして、ステップS201に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。また、図2のフローチャートにおいて、仮想的なルートを踏破した場合に処理を終了しても良い。
以下、情報処理装置1の具体的な動作について説明する。なお、本具体例において示した各図面の情報は、説明のために便宜上用意されたものであって、実際のデータを示すものではない。また、本具体例において、ルート情報は、6個のルートで、富士山を登頂するルート示しているものとする。また、本具体例において、仮想的な位置に関する情報は、ルート情報に含まれる1のルートに対応付けられたメッセージであるものとする。また、本具体例において、仮想位置情報は、ルート情報が示す全ルートの始点からの距離を示す値であるものとする。また、本具体例において、位置情報取得部102は、15秒ごとに位置情報を取得するものとする。また、本具体例において、位置情報取得部102が取得する位置情報は、「経度,緯度,高度(メートル)」で示される座標値である。また、本具体例において、鉛直方向に関する負荷情報は、鉛直方向の移動距離に0.1を掛けた値に1.0を足した値とする。また、本具体例において、曲がり具合に関する負荷情報は、図示しない格納部に格納されている地図を照会して、カーブや右左折のルートを通っていた場合に、そのカーブ等の角度に、0.05を掛けた値に1.0を足した値とする。また、本具体例において、現在は、3月であるものとする。また、本具体例において、統合された負荷情報は、鉛直方向に関する負荷情報と、曲がり具合に関する負荷情報と、時点に関する負荷情報とを掛け合わせた値であるものとする。また、本具体例において、仮想的な移動距離は、「移動距離情報×負荷情報/仮想負荷情報」で算出されるものとする。
本具体例において、ルート情報格納部101に格納されているルート情報は、図3で示されているものであるとする。図3のテーブルは、ルートIDとルート情報と仮想位置情報とを有し、ルート情報は、距離と仮想負荷情報とメッセージとを有している。例えば、「ルートID:1」のルートは「距離:1700(メートル)」、「仮想負荷情報:2.4」、および「メッセージただいま五合目!」である。なお、仮想位置情報は、まだ装置が稼働していないため、「0.0」に設定されている。
また、本具体例において、時点負荷情報格納部106に格納されている時点負荷情報は、図4で示されているものであるとする。図4のテーブルは、時点情報と時点負荷情報とを有している。例えば、「時点情報:1月」は、「時点負荷情報:1.2」と対応付けている。
情報処理装置1のユーザが、情報処理装置1をスタートさせ、ハイキングを開始したとする。ユーザが少し歩くと、位置情報取得部102は、現在の位置情報「135.650545,34.669201,1」を取得したとする(ステップS201)。そして、位置情報蓄積部104は、取得した位置情報「135.650545,34.669201,1」を位置情報格納部103に蓄積する(ステップS202)。すると、位置情報格納部103には、図5のように、「位置情報ID:101」の情報が蓄積される。なお、この場合は、図5の「位置情報ID:102」以下は、まだ格納されていないものとする。移動情報取得部107は、「位置情報ID:101」以前の位置情報が無いことを確認すると、処理を位置情報取得部102に戻す(ステップS203)。
ユーザが、さらに少し歩いたところで、位置情報取得部102は、現在の位置情報「135.650824,34.669183,9」を取得したとする(ステップS201)。位置情報蓄積部104は、先ほどと同様に位置情報を「位置情報ID:102」として蓄積する(ステップS202)。新たな位置情報が蓄積されたため、移動情報取得部107は、最新の位置情報「位置情報ID:102」と、一つ前の位置情報「位置情報ID:101」とを用いて、二点間の距離である移動距離情報「25.6(メートル)」を算出する(ステップS203、ステップS204)。さらに、移動情報取得部107は、最新の位置情報「位置情報ID:102」と、一つ前の位置情報「位置情報ID:101」とを用いて、二点間の鉛直方向の距離「8(メートル)」を取得する。よって、移動情報取得部107は、鉛直方向に関する負荷情報「1.8」を取得する(ステップS205)。さらに、移動情報取得部107は、図示しない格納部に格納されている地図情報から、「位置情報ID:101」から「位置情報ID:102」までの経路が有するカーブの角度「3度」を取得し、この場合の曲がり具合に関する負荷情報「1.1」を取得する(ステップS206)。また、時点情報取得部105は、現時点を示す時点情報である「3月」を取得する(ステップS207)。移動情報取得部107は、時点情報取得部105が取得した時点情報「3月」に対応する時点負荷情報「1.15」を取得する(ステップS208)。そして、移動情報取得部107は、鉛直方向に関する負荷情報「1.89」と曲がり具合に関する負荷情報「1.1」と、時点負荷情報「1.1」とを掛け合わせて、負荷情報を「2.27」に統合する(ステップS209)。
仮想位置情報取得部108は、移動距離情報「25.6(メートル)」に負荷情報「2.27」を掛けた値である「58.62」に対して、仮想負荷情報「2.4」を割った値である仮想的な移動距離「23.09(メートル)」を算出し、現在の仮想位置情報「0.0(メートル)」に仮想的な移動距離「23.09(メートル)」を加算した、仮想位置情報「23.09(メートル)」を取得する(ステップS210)。仮想位置情報が算出されると、仮想位置情報蓄積部109は、仮想位置情報「24.42(メートル)」をルート情報格納部101に蓄積する(ステップS211)。また、仮想位置情報が算出されると、出力部110は、仮想位置情報「23.09(メートル)」が含まれる「ルートID:1」のメッセージ「ただいま五合目!」を、総移動距離情報「25.6(メートル)」と、仮想位置情報「23.09(メートル)」と共に出力する(ステップS212)。すると、情報処理装置1の画面上に図6のように表示される。
以後も、ユーザは、移動し続け、情報処理装置1も、上記の処理を繰り返したものとする。実空間における総移動距離が2000メートルとなり、位置情報蓄積部104が、「位置情報ID:501」を蓄積した場合に、仮想位置情報取得部108が算出した仮想的な移動距離によって、仮想位置情報が、1700メートルを10メートル超えたものとする。仮想位置情報取得部108は、超過した仮想的な移動距離「10(メートル)」に対して、「ルートID:1」の仮想負荷情報「2.4」の値を掛け、再度「ルートID:2」の仮想負荷情報「3.5」を割ることで、「ルートID:2」における仮想的な移動距離「6.86メートル」を算出し、仮想位置情報「1706.86(メートル)」を取得する(ステップS210)。この場合の出力部110は、仮想位置情報「1706.86(メートル)」が含まれる「ルートID:2」のメッセージ「まだまだ六合目!」を、総移動距離情報「2000(メートル)」と、仮想位置情報「1706.86(メートル)」と共に出力する。
以上、本実施の形態によれば、実空間における移動の負荷を考慮した、仮想空間における移動をシミュレートできる。これにより、ユーザは、いつもの道を移動しながら、別の道では、どれくらい移動したのか知ることができる。これにより例えば、ユーザは、散歩やランニング等の日課を持続するためのモチベーションを維持することができる。また、出力部110が到達地点までのメッセージを表示することで、ユーザに対して、モチベーションを上げさせるためのメッセージを表示できる。移動情報取得部107が、高さに関する移動の負荷を考慮することで、険しい山道を上った際の負荷が、平地より高い負荷として扱うことができ、ユーザに、ハイキング等促すことができる。移動情報取得部107が、右折や、左折等の、曲がることによる負荷を考慮することで、季節や時間による負荷を考慮でき、夏場や冬場であっても、ユーザにモチベーションを維持させることができる。ルート情報に仮想負荷情報が含まれることで、同じ仮想ルートであっても、季節や時間によって難易度を変更することができ、ユーザに対して、よりリアルにルートを体験させることができる。
また、本実施の形態において、時点情報取得部105と時点負荷情報格納部106とを含む場合について説明したが、移動した時点に関する負荷を示す情報を用いない場合は、情報処理装置1は、時点情報取得部105と時点負荷情報格納部106とを含まなくても良い。時点情報取得部105と時点負荷情報格納部106とを含まない場合は、移動情報取得部107は、時点情報に関する負荷情報を取得しなくても良い。
また、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、プログラムは、始点と終点とを有するルートを示すルート情報と、ルート情報が示すルート上のユーザの仮想的な位置を示す仮想位置情報とが格納されるルート情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、実空間におけるユーザの現在の位置を示す位置情報を繰り返し取得する位置情報取得部、位置情報取得部が取得した位置情報を蓄積する位置情報蓄積部、位置情報を用いて、実空間における移動距離を示す移動距離情報と、移動距離の移動の負荷を示す負荷情報とを取得する移動情報取得部、負荷情報が示す負荷が大きいほど、仮想位置情報が示す位置から、負荷情報に対応する移動距離情報が示す距離より遠くなるように仮想位置情報を取得する仮想位置情報取得部、仮想位置情報取得部が取得した移動後の仮想位置情報をルート情報格納部に蓄積する仮想位置情報蓄積部、仮想位置情報取得部が取得した移動後の仮想位置情報が示す仮想的な位置に関する情報を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
なお、本実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されても良く、または、複数の装置によって分散処理されることによって実現されても良い。また、本実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の手段で実現されても良いことは言うまでもない。
また、本実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアにより構成されても良く、または、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されても良い。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行手段が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得手段や、情報を出力する出力部等におけるモデムやインターフェースカード等のハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
図7は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による本発明を実現するコンピュータの内部構成の一例を示す図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェアおよびその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現され得る。図7において、コンピュータシステム1000は、MPU1001と、ブートアッププログラム等のプログラム、およびデータを記憶するためのフラッシュROM1002と、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM1003と、処理結果を表示するディスプレイ1004と、MPU1001等を相互に接続するバス1005とを備える。
プログラムは、コンピュータシステム1000に、上記実施の形態による本発明の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいても良い。コンピュータシステム1000がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。また、本発明における各手段の「部」は、「手段」や「回路」と読み替えても良い。
以上のように、本発明にかかる情報処理装置は、実空間における、負荷の大きい移動を行った場合と、負荷の小さい移動を行った場合とで、移動の際の負荷が異なることを考慮して、仮想的なルートでの移動をシミュレートできるという効果を有し、情報処理装置等として有用である。
1 情報処理装置
101 ルート情報格納部
102 位置情報取得部
103 位置情報格納部
104 位置情報蓄積部
105 時点情報取得部
106 時点負荷情報格納部
107 移動情報取得部
108 仮想位置情報取得部
109 仮想位置情報蓄積部
110 出力部

Claims (7)

  1. 始点と終点とを有するルートを示すルート情報と、当該ルート情報が示すルート上のユーザの仮想的な位置を示す仮想位置情報とが格納されるルート情報格納部と、
    実空間における前記ユーザの現在の位置を示す位置情報を繰り返し取得する位置情報取得部と、
    記位置情報を蓄積する位置情報蓄積部と、
    前記位置情報を用いて実空間における移動距離を示す移動距離情報と、前記移動距離情報の移動の負荷を示す負荷情報とを取得する移動情報取得部と、
    前記仮想位置情報が示す位置から、前記移動距離情報が示す距離に応じた位置であって、当該移動距離情報に対応する前記負荷情報が示す負荷が大きいほど、遠くなる位置を示す移動後の仮想位置情報を取得する仮想位置情報取得部と、
    記移動後の仮想位置情報を前記ルート情報格納部に蓄積する仮想位置情報蓄積部と、
    記移動後の仮想位置情報が示す仮想的な位置に関する情報を出力する出力部と
    現時点に関する時点情報を取得する時点情報取得部と、
    時点情報と、特定の時点における移動の際の負荷を示す時点負荷情報とを対応付けた時点負荷対応情報が格納される時点負荷情報格納部と、を備し、
    前記負荷情報は、前記時点負荷情報が示す負担が大きいほど大きな負担を示し、
    運動に適さない気候の時点情報に対応する前記時点負荷情報は、運動に適した気候の時点情報に対応する前記時点負荷情報よりも高い負荷を示す情報である情報処理装置。
  2. 前記出力部は、
    記移動後の仮想位置情報が示す仮想的な位置から、前記ルート情報が示すルートの終点までの道程に関するメッセージを出力する、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記位置情報取得部は、
    実空間における鉛直方向の前記ユーザの位置を示す情報をも含む位置情報を繰り返し取得し、
    前記移動情報取得部は、
    前記位置情報を用いて、実際に移動した鉛直方向の移動距離が多いほど、大きな負荷を示す負荷情報を取得する、請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記移動情報取得部は、
    前記位置情報を用いて、進行方向が大きく変更されるほど、大きな負荷を示す負荷情報を取得する、請求項1から請求項3のいずれか一項記載の情報処理装置。
  5. 前記ルート情報格納部には、
    前記ルート情報が示すルートを移動する際の負荷を示す仮想負荷情報が格納され、
    前記仮想位置情報取得部は、
    前記仮想負荷情報が示す負荷が大きいほど、前記仮想位置情報が示す位置から近くなる位置を示す前記移動後の仮想位置情報を取得する、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の情報処理装置。
  6. 始点と終点とを有するルートを示すルート情報と、当該ルート情報が示すルート上のユーザの仮想的な位置を示す仮想位置情報とが格納されるルート情報格納部と、位置情報取得部と、位置情報蓄積部と、移動情報取得部と、仮想位置情報取得部と、仮想位置情報蓄積部と、出力部と、現時点に関する時点情報を取得する時点情報取得部と、時点情報と特定の時点における移動の際の負荷を示す時点負荷情報とを対応付けた時点負荷対応情報が格納される時点負荷情報格納部と、を用いて処理される情報処理方法であって、
    前記位置情報取得部は、実空間における前記ユーザの現在の位置を示す位置情報を繰り返し取得する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報蓄積部は、前記位置情報取得ステップで取得した前記位置情報を蓄積する位置情報蓄積ステップと、
    前記移動情報取得部は、前記位置情報を用いて実空間における移動距離を示す移動距離情報と、前記移動距離の移動の負荷を示す負荷情報とを取得する移動情報取得ステップと、
    前記仮想位置情報取得部は、前記負荷情報が示す負荷が大きいほど、前記仮想位置情報が示す位置から、前記負荷情報に対応する前記移動距離情報が示す距離より遠くなるように仮想位置情報を取得する仮想位置情報取得ステップと、
    前記仮想位置情報蓄積部は、前記仮想位置情報取得ステップで取得した前記移動後の仮想位置情報を前記ルート情報格納部に蓄積する仮想位置情報蓄積ステップと、
    前記出力部は、前記仮想位置情報取得ステップで取得した前記移動後の仮想位置情報が示す仮想的な位置に関する情報を出力する出力ステップと、
    時点情報取得部は、現時点に関する時点情報を取得する時点情報取得ステップと、
    を用いて処理され、
    前記負荷情報は、前記時点負荷情報が示す負担が大きいほど大きな負担を示し、
    運動に適さない気候の時点情報に対応する前記時点負荷情報は、運動に適した気候の時点情報に対応する前記時点負荷情報よりも高い負荷を示す情報である情報処理方法。
  7. 始点と終点とを有するルートを示すルート情報と、当該ルート情報が示すルート上のユーザの仮想的な位置を示す仮想位置情報とが格納されるルート情報格納部と、
    現時点に関する時点情報を取得する時点情報取得部、時点情報と特定の時点における移動の際の負荷を示す時点負荷情報とを対応付けた時点負荷対応情報が格納される時点負荷情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、
    実空間における前記ユーザの現在の位置を示す位置情報を繰り返し取得する位置情報取得部、
    前記位置情報取得部が取得した位置情報を蓄積する位置情報蓄積部、
    前記位置情報を用いて実空間における移動距離を示す移動距離情報と、前記移動距離の移動の負荷を示す負荷情報とを取得する移動情報取得部、
    前記負荷情報が示す負荷が大きいほど、前記仮想位置情報が示す位置から、前記負荷情報に対応する移動距離情報が示す距離より遠くなるように仮想位置情報を取得する仮想位置情報取得部、
    前記仮想位置情報取得部が取得した移動後の仮想位置情報を前記ルート情報格納部に蓄積する仮想位置情報蓄積部、
    前記仮想位置情報取得部が取得した移動後の仮想位置情報が示す仮想的な位置に関する情報を出力する出力部
    として機能させ、
    前記負荷情報は、前記時点負荷情報が示す負担が大きいほど大きな負担を示し、
    運動に適さない気候の時点情報に対応する前記時点負荷情報は、運動に適した気候の時点情報に対応する前記時点負荷情報よりも高い負荷を示す情報である、ものとして、コンピュータを機能させるためのプログラム。
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