JP6169477B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに関し、シートクッションのシートクッションパッドまたはシートバックのシートバックパッドには、シートベルト装置を使用していない状態のバックルをウェビングと共に収納可能な凹部が形成されている乗物用シートに関する。
従来、この種の乗物用シートとして、例えば、特許文献1に開示されている技術が既に知られている。この技術では、シートバックのシートバックパッドに形成されている凹部に装着された収納ケースにシートベルト装置のバックルを収納可能となっている。このバックルは、シートベルト装置を使用している(所謂、シートベルトを装着している)とき、タングプレートが挿し込まれて係合しているバックル自身を収納ケースに収納すると、この収納と同時にタングプレートの係合が解除するように形成されている。そのため、この乗物用シートが、例えば、バックルを収納ケースに収納して折り畳むことができるタイプのシート(折り畳み式シート)である場合でも、このシートの折り畳みに際してのシートベルト装置の始末が容易となる。したがって、このシートの折り畳み作業に要する手間や時間を短縮できる。
特開平11−334529号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、収納ケースの内部において収納したバックルが外れないように、収納ケースとバックルとが係合可能となっている。そのため、収納ケースに対してバックルを係合させる係合構造が必要となっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、シートのパッドに形成されている凹部に対してバックルを係合させる係合構造を必要とすることなく、この凹部に収納した状態のバックルを保持できる乗物用シートを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、着座者が着座するシートクッションまたは前記着座者の背中を支えるシートバックと、前記着座者を拘束可能なシートベルトに留められているタングプレートを装着可能なバックルと、一端が前記バックルに取り付けられるウェビングと、前記シートクッションまたは前記シートバックには、前記シートベルトを使用していない状態の前記バックルを前記ウェビングと共に収納可能な凹部が形成されている乗物用シートであって、前記凹部の内面には、前記シートベルトを使用していない状態のバックルを折り畳んだウェビングと共に凹部に収納した収納状態から進出する時に、この進出動作の途中位置で前記ウェビングを折り畳んで形成される折返部の内面に引っ掛かって前記凹部からの前記バックルの進出が抑制される突起が形成されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、ウェビングを凹部に収納すると、この収納したウェビングの凹部の内部からの進出を突起が規制することとなる。すなわち、収納したウェビングが凹部に保持される格好となる。したがって、このウェビングと連なるバックルも凹部に収納した状態に保持されることとなる。結果として、この凹部に対してバックルを係合させる構造を必要とすることなく、この凹部に収納した状態のバックルを保持できる。
また、請求項2に記載の発明は、着座者が着座するシートクッションまたは前記着座者の背中を支えるシートバックと、前記着座者を拘束可能なシートベルトに留められているタングプレートを装着可能なバックルと、一端が前記バックルに取り付けられるウェビングと、前記シートクッションまたは前記シートバックには、前記シートベルトを使用していない状態の前記バックルを前記ウェビングと共に収納可能な凹部が形成されている乗物用シートであって、前記凹部の内部には、前記シートベルトを使用していない状態の前記ウェビングを収納可能なホルダーが備えられており、前記ホルダーの内面には、前記シートベルトを使用していない状態のバックルを折り畳んだウェビングと共に凹部に収納した収納状態から進出する時に、この進出の途中位置で前記ウェビングを折り畳んで形成される折返部の内面に引っ掛かって前記凹部からの前記バックルの進出が抑制される突起が形成されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、突起がシートクッション(シートクッションパッド)の凹部の内面に直に形成されている場合と比較すると、ウェビングに対する突起の引っ掛かりをしっかりと行うことができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1及び2の何れかに記載の乗物用シートであって、突起は、ウェビングの収納方向に向かって幅方向に対して収納方向に傾いているテーパー面を備えることを特徴とする構成である。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の乗物用シートであって、前記ウェビングの一端は、幅狭に形成されており、前記突起は、前記ホルダーに収納した状態における前記ウェビングの幅狭部に位置することを特徴とする構成である。


本発明の実施例に係るベンチシートの斜視図である。 図1のベンチシートのシートクッションフレームの斜視図である。 図1の主要部の縦断面図である。 図1の内シートベルト装置の各バックルを引き出した状態を示す図である。 図4の主要部の縦断面図である。 図1において、各シートベルト装置を使用した状態を示す図である。 図6の主要部の拡大図であり、一部拡大図において、突起を見易いようにバックルを想像線で図示している。 図7を下から見た斜視図である。 図7の分解図である。 図9を下から見た図である。 図7に示す状態から、バックルを引き出している途中の状態を示している。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜11を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、『乗物用シート』の例として、『自動車の後部に設けられる3人掛けのシート、所謂、ベンチシート1』を説明することとする。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、自動車の後部に設けた状態のベンチシート1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
まず、図1を参照して、ベンチシート1の構成を説明する。このベンチシート1は、例えば、主として、シートクッション2と、シートバック3とから構成されている。このベンチシート1は、3人掛けであるため、左から左席4、内席5、右席6の順に隣り合った格好となっている。
このように3人掛けであるため、このベンチシート1には、左席4、内席5、右席6のためのシートベルト装置が3セット備えられている。すなわち、このベンチシート1には、左シートベルト装置7、内シートベルト装置8(図1において、シートベルト70がリトラクターに巻き取られているため、図示しない)、右シートベルト装置9が備えられている。以下に、これらシートクッション2と、シートバック3と、左シートベルト装置7、内シートベルト装置8、右シートベルト装置9とを個別に説明していく。
まず、シートクッション2から説明していく。シートクッション2は、左席4、内席5、右席6のものが一体を成す格好となっており、主として、左右に対を成すように連結したシートクッションフレーム10、10と、このシートクッションフレーム10、10に包着状に組み付けられるシートクッションパッド(シートクッションパッドは、後述するシートクッションカバー14にてカバーリングされているため、図示しない)と、このシートクッションパッドの表面をカバーリングするシートクッションカバー14とから構成されている(図1〜2参照)。
このシートクッションフレーム10は、左のサイドフレーム10aと、右のサイドフレーム10bと、フロントフレーム10cと、パイプ状のリアフレーム10dとから、略矩形枠状に形成されている。この左右のサイドフレーム10a、10bには、シートクッション2側のリクライナ(図示しない)をそれぞれ組み付けるための左右のロアパネル10e、10fが組み付けられている。
この左右のロアパネル10e、10fには、その外面を覆う目隠しカバーを成す左右のシールド20、22が組み付けられている。これにより、左右のロアパネル10e、10fおよびリクライナが露出しないため、シートクッション2の意匠性を高めることができる。また、この左右のロアパネル10e、10fには、互いを橋渡すようにパイプフレーム10gが組み付けられている。このパイプフレーム10gには、後述する内シートベルト装置8のサブアンカー74bを組み付ける略L字状のブラケット10hが固着されている(図3参照)。
また、このシートクッションパッドのうち左席4に対応する位置には、後述する内シートベルト装置8を使用していない状態のサブバックル74をサブウェビング74aと共に収納可能な第1の凹部12aが形成されている(図1参照)。これと同様に、このシートクッションパッドのうち内席5に対応する位置には、後述する左シートベルト装置7のバックル64をウェビング(図示しない)と共に収納可能な第2の凹部12bが形成されている。
また、これと同様に、このシートクッションパッドのうち内席5に対応する位置には、後述する内シートベルト装置8を使用していない状態のメインバックル78をメインウェビング(図示しない)と共に収納可能な第3の凹部12cが形成されている。また、これと同様に、このシートクッションパッドのうち内席5に対応する位置には、後述する右シートベルト装置9のバックル94をウェビング(図示しない)と共に収納可能な第4の凹部12dが形成されている。シートクッション2は、このように構成されている。
次に、シートバック3を説明する。シートバック3は、主として、左席4と内席5のものであるメインシートバック30と、このメインシートバック30に対して別体を成し右席6のものであるサブシートバック32とから構成されている。そのため、このメインシートバック30は、シートバック3のうちの6割を成すように構成されており、このサブシートバック32は、シートバック3のうちの残りの4割を成すように構成されている。
このメインシートバック30は、周知のものであり、主として、メインシートバックフレーム(図示しない)と、このメインシートバックフレームに包着状に組み付けられるメインシートバックパッド(図示しない)と、このメインシートバックパッドの表面をカバーリングするメインシートバックカバー44とから構成されている。このメインバックフレームの左右のサイドフレームは、リクライナを介して、シートクッション2の左席4の左右のロアパネル10e、10fに組み付けられている。これにより、シートクッション2に対して左席4と内席5との傾き角度を調整できる。
また、このサブシートバック32も、周知のものであり、主として、サブシートバックフレーム(図示しない)と、このサブシートバックフレームに包着状に組み付けられるサブシートバックパッド(図示しない)と、このサブシートバックパッドの表面をカバーリングするサブシートバックカバー54とから構成されている。このサブバックフレームの左右のサイドフレームも、リクライナを介して、シートクッション2の右席6の左右のロアパネル10e、10fに組み付けられている。これにより、シートクッション2に対して右席6の傾き角度を調整できる。シートバック3は、このように構成されている。
次に、左シートベルト装置7を説明する。左シートベルト装置7は、主として、着座者を拘束可能なシートベルト60と、シートベルト60の長手方向の途中に引っ掛けられているタングプレート62と、タングプレート62を装着可能なバックル64とから構成されている。シートベルト60の一端は、メインシートバック30の外側の下端に組み付けられ、同他端は、メインシートバック30の外側の肩口のリトラクター30aに巻き取られている。
バックル64は、ウェビングとアンカー(いずれも図示しない)を介して左席4の右のロアパネル10fに組み付けられている。このとき、このバックル64はウェビングと共に第2の凹部12bに収納されている。そして、乗員が左席4に着座した状態で、リトラクター30aからシートベルト60を引き出し、この引き出したシートベルト60のタングプレート62をバックル64に装着すると、左席4に着座した乗員を拘束できる(図6参照)。なお、バックル64に設けられている解除ボタン(図示しない)を押すと、このバックル64に対するタングプレート62の装着が解消されるため、この左席4に着座した乗員の拘束を解消できる。左シートベルト装置7は、このように構成されている。
次に、内シートベルト装置8を説明する。内シートベルト装置8は、主として、着座者を拘束可能なシートベルト70と、シートベルト70の一端に留められているサブタングプレート72と、サブタングプレート72を装着可能なサブバックル74と、シートベルト70の長手方向の途中に引っ掛けられているメインタングプレート76と、メインタングプレート76を装着可能なメインバックル78とから構成されている。シートベルト70の他端は、天井に埋め込まれているリトラクター(図示しない)に巻き取られている。
サブバックル74は、サブウェビング74aとサブアンカー74bとを介してパイプフレーム10gのブラケット10hにボルトBとナットNとを介して組み付けられている(図3参照)。このとき、図7〜10に示すように、一対の脚82の基端に形成される挿込溝82aにブラケット10hが挿し込まれる格好を成すようにホルダー80が組み付けられている。
これにより、ブラケット10hおよびサブアンカー74bが既存のものであっても、そのまま形状を変更することなく流用して、ホルダー80を組み付けることができる。なお、このサブバックル74は、図3からも明らかなように、サブウェビング74aと共に第1の凹部12aに収納可能となっている。
ここで、ホルダー80について詳述すると、このホルダー80は、前方が開口した略矩形箱形状を成すように剛性を有する樹脂部材から構成されている。このホルダー80の下面には、上述した一対の脚82が形成されている。また、このホルダー80の後面には、第1の張出部84、第2の張出部86が形成されている。これにより、上述したように一対の脚82がブラケット10hを挟み込む格好を成すようにホルダー80を組み付けたとき、この組み付けたホルダー80の第1の張出部84と第2の張出部86とがパイプフレーム10gを挟み込むように接触する(図3参照)。
したがって、組み付けたホルダー80が後方へズレ落ちることを防止できる。なお、このように組み付けたホルダー80は、図3からも明らかなように、シートクッション2の第1の凹部12aに配置されることとなっている。また、このホルダー80の左右の内面には、このホルダー80の内部に折り畳んで収納したサブウェビング74aを引っ掛け可能な突起88が形成されている。
この突起88は、サブウェビング74aを収納し易いように収納方向がテーパー面88aを成すように形成されている(図7参照)。なお、この図7からも明らかなように、サブウェビング74aをホルダー80の内部に折り畳んで収納したとき、サブウェビング74aと突起88とが干渉することがないように、突起88はサブウェビング74aの先端の幅狭部74a1に位置することとなっている。ホルダー80は、このように構成されている(図7参照)。
また、このメインバックル78はメインウェビングと共に第3の凹部12cに収納されている。そして、乗員が内席5に着座した状態で、サブバックル74と共にサブウェビング74aを第1の凹部12aから引き出し、さらに、メインバックル78と共にメインウェビングを第3の凹部12cから引き出す(図4〜5参照)。その後、これら引き出し状態のまま、リトラクターから引き出したシートベルト70のサブタングプレート72をサブバックル74に装着し、さらに、メインタングプレート76をメインバックル78に装着すると、内席5に着座した乗員を拘束できる(図6参照)。
なお、サブバックル74およびメインバックル78にそれぞれ設けられている解除ボタン(図示しない)を押すと、これらサブバックル74およびメインバックル78に対するサブタングプレート72およびメインタングプレート76の装着が解消されるため、この内席5に着座した乗員の拘束を解消できる。内シートベルト装置8は、このように構成されている。内シートベルト装置8のサブバックル74とサブウェビング74aとが、特許請求の範囲に記載の「バックル」と「ウェビング」とに相当する。
最後に、右シートベルト装置9を説明する。右シートベルト装置9も、主として、着座者を拘束可能なシートベルト90と、シートベルト90の長手方向の途中に引っ掛けられているタングプレート92と、タングプレート92を装着可能なバックル94とから構成されている。シートベルト90の一端は、サブシートバック32の外側の下端に組み付けられ、同他端は、サブシートバック32の外側の肩口のリトラクター32aに巻き取られている。
バックル94は、ウェビングとアンカー(いずれも図示しない)を介して右席6の左のロアパネル10eに組み付けられている。このとき、このバックル94はウェビングと共に第4の凹部12dに収納されている。そして、乗員が右席6に着座した状態で、リトラクター32aからシートベルト90を引き出し、この引き出したシートベルト90のタングプレート92をバックル94に装着すると、右席6に着座した乗員を拘束できる(図6参照)。なお、バックル94に設けられている解除ボタン(図示しない)を押すと、このバックル94に対するタングプレート92の装着が解消されるため、この右席6に着座した乗員の拘束を解消できる。右シートベルト装置9は、このように構成されている。
これらシートクッション2と、シートバック3と、左シートベルト装置7、内シートベルト装置8、右シートベルト装置9とからベンチシート1は構成されている。
続いて、上述したように構成されているベンチシート1のホルダー80の作用を説明する。図6に示すように乗員を拘束した各シートベルト装置7、8、9の使用状態から、この拘束を解消すると、図4に示すように各シートベルト装置7、8、9は使用していない状態に切り替わる。このとき、内シートベルト装置8において、引き出してあるサブバックル74とサブウェビング74aとを引き出し前の状態に戻すことができる。
すなわち、図3に示すように、ホルダー80の内部にサブウェビング74aを折り畳み、サブバックル74をシートクッション2の第1の凹部12aに収納できる。このとき、折り畳んだサブウェビング74aがホルダー80の内部から進出しないように突起88に引っ掛け可能な状態となっている。
この引っ掛け可能な状態とは、サブウェビング74aをホルダー80の内部に折り畳んで収納したとき(図7参照)、サブウェビング74aと突起88とが干渉していないが、このサブウェビング74aを引き出したとき(図11参照)、このサブウェビング74aの折り畳みの折返部74a2が突起88に干渉して引っ掛かる状態のことである。そのため、この収納状態を保持できる。
なお、内シートベルト装置8を使用するとき、着座者は、サブバックル74を第1の凹部12aから引き出すと、サブウェビング74aに対する突起88の引っ掛かりが解消するため、このサブバックル74と共にサブウェビング74aを第1の凹部12aから引き出すことができる(図4参照)。したがって、内席5の着座者は、内シートベルト装置8を使用することができる。
本発明の実施例に係るベンチシート1は、上述したように構成されている。この構成によれば、ホルダー80の左右の内面には、このホルダー80の内部に折り畳んで収納したサブウェビング74aを引っ掛け可能な突起88が形成されている。そのため、サブウェビング74aをホルダー80の内部に折り畳んで収納すると、この収納したサブウェビング74aのホルダー80の内部からの進出を突起88が規制することとなる。すなわち、折り畳んで収納したサブウェビング74aがホルダー80に保持される格好となる。したがって、このサブウェビング74aと連なるサブバックル74も第1の凹部12aに収納した状態に保持されることとなる。結果として、この第1の凹部12aに対してサブバックル74を係合させる構造を必要とすることなく、この第1の凹部12aに収納した状態のサブバックル74を保持できる。
また、この構成によれば、突起88は、ホルダー80の左右の内面に形成されている。そのため、突起88がシートクッション2(シートクッションパッド)の第1の凹部12aの左右の内面に直に形成されている場合と比較すると、サブウェビング74aに対する突起88の引っ掛かりをしっかりと行うことができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、『乗物用シート』の例として、『ベンチシート1』を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、『乗物用シート』は、各種の乗物のシート、例えば、『船舶のシート』、『飛行機のシート』、『鉄道車両のシート』等であっても構わない。もちろん、3人掛けに限ることなく、1人掛け、2人掛けのシートでも構わない。
また、実施例では、内シートベルト装置8を使用していないときのサブバックル74とサブウェビング74aとを収納する第1の凹部12aがシートクッション2(シートクッションパッド)に形成されている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、この第1の凹部12aがシートバック3(メインシートバックパッド)に形成されていても構わない。
また、実施例では、突起88は、ホルダー80の左右の内面に形成されている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、突起88は、シートクッション2(シートクッションパッド)の第1の凹部12aの左右の内面に形成されていても構わない。その場合、ホルダー80を不要にできるため、構造を簡素化できる。このとき、突起88は、第1の凹部12aの左右の内面に対してインサート成形されていても構わないし、成形後に、別途に取り付けられていても構わない。
1 ベンチシート(乗物用シート)
2 シートクッション
3 シートバック
8 内シートベルト装置(シートベルト装置)
10g パイプフレーム(アンカーフレーム)
12a 第1の凹部(凹部)
70 シートベルト
72 サブタングプレート(タングプレート)
74 サブバックル(バックル)
74a サブウェビング(ウェビング)
80 ホルダー
88 突起

Claims (4)

  1. 着座者が着座するシートクッションまたは前記着座者の背中を支えるシートバックと、
    前記着座者を拘束可能なシートベルトに留められているタングプレートを装着可能なバックルと、
    一端が前記バックルに取り付けられるウェビングと、
    前記シートクッションまたは前記シートバックには、前記シートベルトを使用していない状態の前記バックルを前記ウェビングと共に収納可能な凹部が形成されている乗物用シートであって、
    前記凹部の内面には、前記シートベルトを使用していない状態のバックルを折り畳んだウェビングと共に凹部に収納した収納状態から進出する時に、この進出動作の途中位置で前記ウェビングを折り畳んで形成される折返部の内面に引っ掛かって前記凹部からの前記バックルの進出が抑制される突起が形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 着座者が着座するシートクッションまたは前記着座者の背中を支えるシートバックと、
    前記着座者を拘束可能なシートベルトに留められているタングプレートを装着可能なバックルと、
    一端が前記バックルに取り付けられるウェビングと、
    前記シートクッションまたは前記シートバックには、前記シートベルトを使用していない状態の前記バックルを前記ウェビングと共に収納可能な凹部が形成されている乗物用シートであって、
    前記凹部の内部には、前記シートベルトを使用していない状態の前記ウェビングを収納可能なホルダーが備えられており、
    前記ホルダーの内面には、前記シートベルトを使用していない状態のバックルを折り畳んだウェビングと共に凹部に収納した収納状態から進出する時に、この進出の途中位置で前記ウェビングを折り畳んで形成される折返部の内面に引っ掛かって前記凹部からの前記バックルの進出が抑制される突起が形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項1及び2の何れかに記載の乗物用シートであって、
    前記突起は、前記ウェビングの幅方向に対して収納方向に傾いているテーパー面を備えることを特徴とする乗物用シート。
  4. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記ウェビングの一端は、幅狭に形成されており、
    前記突起は、前記ホルダーに収納した状態における前記ウェビングの幅狭部に位置することを特徴とする乗物用シート。
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