JP6163411B2 - 携帯電子機器用表示板 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電子機器用の表示板およびその製造方法に関する。
携帯電話、スマートフォン、タブレット型PC等に代表される携帯電子機器は、文字や画像等の情報を表示する表示領域を備え、当該表示領域の外表面には透明なガラスあるいは樹脂から成る表示板を備える。最近では、スマートフォンやタブレット型PCのように、表示領域が単に情報を表示する部分ではなく、操作部をも兼ねる機器が多くなってきており、これに伴い、表示領域の大型化が進んでいる。表示板は、嵌め込みあるいは接着等の手法により、携帯電子機器のケースに固定される。表示板と筺体との間には、幅の大小を問わず、必ず隙間が存在する。このため、携帯電子機器に対して高い防水性若しくは防塵性を付与する場合、この隙間を完全に埋めるべく、表示板の周囲にゴム製の枠体を取り付ける方法が知られている。
表示板を特にガラスにて構成した場合には、製造工程中あるいは携帯電子機器の使用中に表示板に加わる振動あるいは衝撃によって、表示板が破損する危険性がある。そこで、防水性および防塵性に加えて耐衝撃性をも高めるべく、ガラス製の表示板の外周にゴム製の枠体を配置する前述の方法に代えて、当該表示板を金型内にセットし、表示板の全側面に環状のゴム状弾性体をインサート成形する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
国際公開WO2012/115140号公報
たとえば、ガラスで構成された表示板の全側面に環状のゴム状弾性体をインサート成形する場合には、金型での表示板の挟み込みが弱いと、表示板表面にバリが発生してしまう。このように、表示板表面にバリが発生した場合に、バリを除去する処理を行うと、表示板表面に損傷が発生してしまう虞れがある。一方、金型での表示板の挟み込みが強いと、挟み込まれた表示板自体が破損してしまう虞がある。
また、近年では、表示板の厚さが、例えば、0.5mm程度になってきており、表示板の全側面に環状のゴム状弾性体をインサート成形する処理の難易度が増している。さらに、近年では、曲面ガラスで構成された表示板が採用されるようになってきており、金型内の適切な位置に表示板を配置することは、困難となってきている。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、簡便に、高い衝撃耐性を有する携帯電子機器用表示板を得ることを目的とする。
上記目的達成のため、本発明の一実施の形態に係る携帯電子機器用表示板は、携帯電子機器用の表示板であって、透明な基板と、基板の裏面の外縁に固着され、基板の側面よりも基板の平面方向の外側に延びて形成されたゴム状弾性体と、を備える。
別の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板は、さらに、携帯電子機器用表示板を載置するための載置部と、載置部の携帯電子機器用表示板を載置する載置面から携帯電子機器用表示板を載置する第1方向に向かって立ちあがって形成され、載置部に載置される携帯電子機器用表示板の外周の周囲を囲むように形成された周壁部とを有する筺体に支持される。この携帯電子機器用表示板は、ゴム状弾性体の基板の側面から平面方向外側の長さが、携帯電子機器用表示板を載置部に載置した際における基板と周壁部との平面方向の間隔よりも長い。
別の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板は、また、ゴム状弾性体の基板の側面から平面方向外側の長さが、携帯電子機器用表示板を載置部に載置した際において、ゴム状弾性体が基板と周壁部との間の空間で屈曲しても周壁部よりも第1方向に突出しない長さとなっている。
別の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板は、また、ゴム状弾性体が、第1方向の長さが、携帯電子機器用表示板を載置部に載置した際における基板と周壁部との平面方向の間隔以上である凸部を、ゴム状弾性体の基板の側面から平面方向の外側に有する。
別の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板は、また、凸部が、ゴム状弾性体の平面方向の外側の先端に形成されている。
別の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板は、また、ゴム状弾性体が、携帯電子機器用表示板が筺体に装着されていない場合に、ゴム状弾性体の基板の側面よりも平面方向外側において、第1方向の長さが最も短くなっている。
別の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板は、また、ゴム状弾性体が、基板の側面よりも平面方向の外側の基板の側面近傍において、基板の裏面よりも第1方向の反対側に位置する。
別の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板は、また、ゴム状弾性体が、シリコーンゴム製の弾性体である。
別の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板は、また、ゴム状弾性体が、インサート成形法により、基板に固着されている。
別の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板の製造方法は、透明な基板と、基板の裏面の外縁に固着され、基板の側面よりも基板の平面方向の外側に延びて形成されたゴム状弾性体と、を備える携帯電子機器用表示板の製造方法であって、基板の表面全面を覆うように弾性部材を配置した状態で、ゴム状弾性体をインサート成形するための金型を用意するステップと、基板の表面全面を覆うように弾性部材を配置し、又は、基板の表面全面に対応する金型の部位に弾性部材を配置し、金型に基板を配置するステップと、金型内に、ゴム状弾性体の材料を流し込み、その材料を固化するステップと、金型から基板を取り出すステップとを有する。
本発明によれば、簡便に、高い耐衝撃性を有する携帯電子機器用表示板を得ることができる。
図1は、第1の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板を備えた携帯電子機器の部分分解斜視図及び携帯電子機器の全体斜視図である。 図2は、図1の携帯電子機器のA−A線断面図、B−B線断面図、およびC−C線断面図である。 図3は、第1の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板の製造方法を説明する図である。 図4は、第2の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板の製造方法を説明する図である。 図5は、第3の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板の図1のA−A線に対応する位置での断面図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施の形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
<第1の実施の形態>
まず、本発明の第1の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板を備えた携帯電子機器について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板を備えた携帯電子機器の部分分解斜視図及び携帯電子機器の全体斜視図である。(1A)は、筺体に載置されていない状態の携帯電子機器用表示板の斜視図であり、(1B)は、携帯電子機器用表示板を支持する筺体の斜視図であり、(1C)は、携帯電子機器用表示板を、筺体に装着した携帯電子機器の斜視図である。
携帯電子機器1は、主操作面側に開口10が形成された筺体2と、筺体2に支持される携帯電子機器用表示板(以降、単に、「表示板」とも称する)3とを備える。
表示板3は、透明な略矩形の平板である基板4と、基板4の裏面の外縁部分に固着されたゴム状弾性体5とを備える。基板4は、例えば、ガラス製であり、短辺が40〜60mm、長辺が90〜130mm、厚さが0.3〜0.7mmとなっている。なお、基板4の材質と、寸法とは、一例にすぎず、これらに限定されない。例えば、基板4は、PMMAやPETなどの樹脂により形成されても良い。また、基板4は、平板に限らず、曲面板であっても良い。ゴム状弾性体5は、ウレタンゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、天然ゴム、エチレンプロピレンジエンゴムあるいはスチレンブタジエンゴム等の熱硬化性エラストマー; ウレタン系、エステル系、スチレン系、オレフィン系、ブタジエン系あるいはフッ素系等の熱可塑性エラストマー; あるいはそれらの複合物等などから好適に構成され、特にシリコーンゴムにて特に好適に構成される。
筺体2は、開口10近傍に、表示板3の裏面の周縁部を載置するための環状に形成された載置部21と、載置部21の表示板3を載置する載置面から表示板3を載置する側の方向(第1方向:以下、上方向ともいう)に向かって立ちあがって形成され、載置部21に載置される表示板3の側面の周囲を取り囲むように環状に形成された周壁部22とを有する。筺体2は、例えば、アルミニウム、マグネシウム合金等の金属、または、CF、GF等による強化樹脂、例えば、ガラス繊維強化ポリカーボネートにより構成される。
表示板3は、筺体2の載置部21に載置され、表示板3の裏面の外縁部に固着されたゴム状弾性体5が屈曲して、表示板3の基板4の側面と内壁部22の内側面との空間を塞ぐようにして固定される。
図2は、図1の携帯電子機器のA−A線断面図、B−B線断面図、およびC−C線断面図である。(2A)は、図1のA−A線断面図であり、(2B)は、図1のB−B線断面図であり、(2C)は、図1のC−C線断面図である。
(2A)に示すように、基板4の裏面の外縁部41に、ゴム状弾性体5が固着されている。ゴム状弾性体5は、基板4の側面42よりも平面方向の外側に延びて形成されている。ゴム状弾性体5の基板4の側面42より平面方向の外側に延びた部分の長さLは、基板4を筺体2に載置した場合における、基板4の側面42と筺体2の内壁部22の内側面23との間隔N((2C)参照)よりも長くなっている。したがって、基板4を筺体2に載置する場合には、ゴム状弾性体5が上方向に屈曲することとなる。なお、本実施の形態では、長さLは、基板4を筺体2に載置した場合において、基板4の側面42と筺体2の内壁部22の内側面23との間にゴム状弾性体5が屈曲しても、ゴム状弾性体5が内壁部22よりも上方向に突出しない長さとなっている。
また、ゴム状弾性体5の平面方向の最も外側の先端には、上方向に凸状の凸部31が形成されている。凸部31の上方向の長さMは、基板4を筺体2に載置した場合における、基板4の側面42と筺体2の内壁部22の内側面23との間隔N以上となっている。このため、基板4を筺体2に載置すると、基板4の側面42と筺体2の内壁部22の内側面23との間でゴム状弾性体5が屈曲することにより、基板4の側面42と、筺体2の内壁部22との間を凸部51により塞ぐことができる。
また、ゴム状弾性体5は、基板4の側面42の近傍において、第1方向の厚さが最も短くなっている。これにより、ゴム状弾性体5は、上方向に屈曲し易くなり、ゴム状弾性体5が屈曲するために必要な、基板4の側面42と筺体2の内壁部22の内側面23との間隔を短くすることができる。また、本実施の形態では、ゴム状弾性体5は、基板4の側面42の平面方向外側の側面42の近傍において、基板4の裏面よりも第1方向の反対側(図面下側)に位置する。これにより、ゴム状弾性体5が屈曲する位置を基板4の側面42に近づけることができ、ゴム状弾性体5が屈曲するために必要な、基板4の側面42と筺体2の内壁部22の内側面23との間隔を短くすることができる。
(2B)に示すように、筺体2においては、載置部21が開口10の方向に延びて形成されている。また、載置部21の基板4を載置する載置面から基板4を載置する第1方向に向かって立ちあがって周壁部22が形成されている。周壁部22は、載置部21に載置される基板3の側面の全周を囲むように形成されている。周壁22の載置部21の載置面からの高さは、載置部21の接着部6上に基板4を載置した場合に、基板4の表面が周壁22よりも突出しない高さとなっている。
載置部21の載置面には、載置部21の載置面と、載置された基板4の裏面とを接着させる接着部6(例えば、両面テープ)が配置されている。
筺体2に対して基板4を載置すると、(2C)に示すように、基板4の裏面と、筺体2の載置部21とが接着部6を介して接着される。また、基板4の裏面の外縁に固着されているゴム状弾性体5は、基板4の側面42と筺体2の内壁部22の内側面23との間で屈曲して、基板4の側面42と、筺体2の内壁部22との間を凸部51により塞ぐ。このように、ゴム状弾性体5により、基板4の側面42と筺体2の内壁部22との間が塞がれるので、防水、防塵効果が高い。また、筺体2に発生した衝撃は、ゴム状弾性体5により緩衝されて基板4へと伝えられるので、表示板3の耐衝撃性を向上することができる。
次に、本実施の形態に係る携帯電子機器用表示板の製造方法について説明する。
図3は、第1の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板の製造方法を説明する図である。(3A)は、金型を組み合わせる前の状態を示し、(3B)は、金型を組み合わせてゴム状弾性体5を形成した後の状態の一例を示す。
本実施の形態の携帯電子機器用表示板の製造方法は、基板4の表面全面を弾性体14で覆った後に金型11内に設置することにより、ゴム状弾性体5を形成するインサート成形法である。
本実施の形態の携帯電子機器用表示板の製造方法においては、まず、金型11を用意する。金型11は、上側金型部12と、下側金型部13とを有する。金型11は、上側金型部12と下側金型部13とを組み合わせると、表面全面が弾性体14で覆われた基板4と、ゴム状弾性体5とに対応する空間が内部に形成される。したがって、金型11内に表面全面が弾性体14で覆われた基板4を配置すると、ゴム状弾性体5に対応する空間が内部に形成される。
次に、(3A)に示すように、用意した金型11に、表面全面を覆うように弾性体14が付着された基板4を配置する。弾性体14は、例えば、弾性のある保護フィルムである。弾性体14は、基板4の表面全面を覆うことができれば良く、基板4の表面よりも外側に突出していても良い。なお、本実施の形態においては、基板4の側面にバリが形成されても容易に取り除けるので、基板の側面に環状にゴム状弾性体を被覆する場合に比して、基板4の設置に厳密な位置決めを要しないので、製造が簡便である。
次に、表面全面が弾性体14で覆われた基板4が配置された金型11の上側金型部12と、下側金型部13とを組み合わせることにより、金型11内に基板4を挟み込む。ここで、基板4の表面全面が弾性体14に覆われているので、基板4の破損や、基板4の表面の損傷を適切に防止できる。
次に、基板4が挟み込まれた金型11内に未硬化状態のゴム材料を流し込み、ゴム材料を硬化させる。これにより、(3B)に示すように、基板4に対して、ゴム状弾性体5が固着された状態で形成される。ここで、(3B)においては、基板4の金型11への設置が少しずれて、基板4の側面と、金型11の面との間に空間ができている場合を例に示している。なお、基板4の側面と、金型11の面との間に空間ができないように、基板4を金型11に設置することが好ましいが、本実施の形態においては、基板4の側面と、金型11の面との間にある程度の空間があっても構わない。
このように形成されたゴム状弾性体5は、(3B)に示す状態では、基板4の側面と金型11の面との間にバリ5aが形成されている。しかしながら、基板4の表面に対しては、弾性体14で覆われているのでバリが形成されることがない。したがって、基板4の表面に対するバリ取りを行う必要がない。
最後に、金型11からゴム状弾性体5を形成された基板4を取り出し、ゴム状弾性体5のバリ5aを除去し、基板4から弾性体14を取り除くことにより、表示板3を得る。これにより、基板4の表面の状態が高品質である表示板3を得ることができる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板の製造方法について説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態と共通する構成部分については、同一の符号を付し、適宜、その説明を省略する。
図4は、第2の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板の製造方法を説明する図である。
第2の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板の製造方法は、第1の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板の製造方法においては、基板4に対して弾性体14を付着するようにしていたものを、(4A)に示すように、金型11の上側金型部12の基板4の表面全体に対応する位置に弾性体15を組み込むようにしたものである。弾性体15は、例えば、弾性のある樹脂板である。
本実施の形態に係る携帯電子機器用表示板の製造方法では、(4A)に示すように、金型11の上部金型部12の基板4の表面全体に対応する位置に弾性体15を組み込んでおく。金型11は、弾性体15を組み込んだ上側金型部12と下側金型部13とを組み合わせると、基板4と、ゴム状弾性体5とに対応する空間が内部に形成される。したがって、金型11内に基板4を配置すると、ゴム状弾性体5に対応する空間が内部に形成される。
(4A)に示すように、用意した金型11に、基板4を配置し、金型11の上側金型部12と、下側金型部13とを組み合わせることにより、金型11内に基板4を挟み込む。ここで、上側金型部12には、基板4の表面全面に対応する位置に弾性体15が組み込まれているので、金型11内に基板4を挟み込んだ場合に、基板4の表面全面は、弾性体15と接触することになる。このため、基板4の破損や、基板4の表面の損傷を適切に防止できる。
その後、基板4が挟み込まれた金型11内に未硬化状態のゴム材料を流し込み、ゴム材料を硬化させる。これにより、(4B)に示すように、基板4に対して、ゴム状弾性体5が固着された状態で形成される。なお、以降の処理は、第1の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板の製造方法と同様な処理である。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態に係る携帯電子機器について説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態と共通する構成部分については、同一の符号を付し、適宜、その説明を省略する。
図5は、第3の実施の形態に係る携帯電子機器用表示板の図1のA−A線に対応する位置での断面図である。
第3の実施の形態に係る携帯電子機器では、表示板3は、静電容量型のタッチパネルとして構成される。表示板3は、基板4の表面側に表層61を、基板4の裏面側に透明電極62を、それぞれ備える。表層61は、基板4側から順に、光学粘着層63、UV樹脂層64と印刷層67、透明樹脂フィルム65、ハードコート層66を積層して成る。光学粘着層63は、UV樹脂層64およびそれより上の層を基板4に形成するための接着層である。UV樹脂層64は、印刷層67を保持し、透明樹脂フィルム65と光学粘着層63との隙間を埋める層である。印刷層67は、表示板3の外縁部に所定の幅で枠状に形成される層であり、基板4側から順に、黒印刷層68、ミラーシルバー印刷層69、黒印刷層70を積層して成る。印刷層67は、額縁の形成を目的として形成される層である。透明樹脂フィルム65は、例えば、PETのような透明な樹脂から構成される層であって基板4の飛散防止などを目的とする被覆層である。透明樹脂フィルム65は、飛散しやすいガラスにて基板4を構成する場合には特に有効な層である。ハードコート層66は、防傷を目的とする層である。
表層61は、一例として、上述のような複数の層から構成されるが、各層は必須の層ではない。これらの層の一部若しくは全部を形成しなくても良い。また、表示板3を、操作と表示を兼ねたタッチパネルとして用いない場合には、透明電極62も不要である。
<他の実施の形態>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、他の様々な態様に適用可能である。
例えば、上記第1〜第2の実施の形態では、基板4にゴム状弾性体5を固着させるためにインサート成形法を用いていたが、基板4にゴム状弾性体5を固着させる方法は、これに限られず、例えば、基板4に接着剤を用いてゴム状弾性体5を固着させるようにしても良い。
本発明は、携帯電子機器に用いることができる。
1 携帯電子機器
2 筺体
3 表示板
4 基板
5 ゴム状弾性体
14,15 弾性体

Claims (6)

  1. 携帯電子機器用の表示板であって、透明な基板と、前記基板の裏面の外縁に固着され、前記基板の側面よりも前記基板の平面方向の外側に延びて形成されたゴム状弾性体と、
    を備え
    前記表示板を載置するための載置部と、前記載置部の前記表示板を載置する載置面から前記表示板を載置する第1方向に向かって立ちあがって形成され、前記載置部に載置される前記表示板の外周の周囲を囲むように形成された周壁部とを有する筺体に支持され、
    前記ゴム状弾性体の前記基板の側面から前記平面方向の外側の長さは、前記表示板を前記載置部に載置した際における前記基板と前記周壁部との平面方向の間隔よりも長く、
    前記ゴム状弾性体は、前記第1方向の長さが、前記表示板を前記載置部に載置した際における前記基板と前記周壁部との平面方向の間隔以上である凸部を、前記ゴム状弾性体の前記基板の側面から前記平面方向の外側に有する、携帯電子機器用表示板。
  2. 前記ゴム状弾性体の前記基板の側面から前記平面方向外側の長さは、前記表示板を前記載置部に載置した際において、前記ゴム状弾性体が前記基板と前記周壁部との間の空間で屈曲しても前記周壁部よりも前記第1方向に突出しない長さとなっている、請求項に記載の携帯電子機器用表示板。
  3. 前記凸部は、前記ゴム状弾性体の前記平面方向の外側の先端に形成されている、請求項1または請求項2に記載の携帯電子機器用表示板。
  4. 前記ゴム状弾性体は、前記表示板が前記筺体に装着されていない場合に、前記ゴム状弾性体の前記基板の側面よりも前記平面方向外側において、前記第1方向の長さが最も短くなっている、請求項から請求項のいずれか一項に記載の携帯電子機器用表示板。
  5. 前記ゴム状弾性体は、前記基板の側面よりも前記平面方向外側の前記基板の側面近傍において、前記基板の裏面よりも前記第1方向の反対側に位置する、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の携帯電子機器用表示板
  6. 前記ゴム状弾性体は、シリコーンゴム製の弾性体である請求項1から請求項のいずれか一項に記載の携帯電子機器用表示板。
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