JP6159106B2 - 車載器及び解析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体が移動した軌跡を記録する車載器、及び車載器によって記録された情報を解析する解析装置に関する。
従来、車載器がデジタルタコグラフやドライブレコーダの付加情報としてGPSによる位置情報を記録し、PCが車載器によって記録された記録データをもとに地図上に走行場所や映像場所を表示することが行われている。
この種の先行技術として、移動体がトンネルに入って、GPS信号を受信できなくなった場合、受信した時点の位置を参照して移動体の位置を特定し、地図上にその座標点を表示することが知られている(特許文献1参照)。
特開平10−103980号公報
しかしながら、従来の解析装置には、つぎのような問題があった。すなわち、車両がトンネルやビルの谷間等に入り、GPS信号を受信できない環境を走行した場合、車両の位置情報の記録は、最後にGPS信号を受信できた位置で留まったままとなる。即ち、車両にジャイロセンサ等、車両の位置を特定する他の手段が搭載されていない場合、車両の走行中、速度チャートや撮影画像は更新されるが、車両の位置は地図上のトンネルの入り口等で止まったままとなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、位置情報を取得できない期間における移動体の位置座標を簡便に記録することができる車載器、及び、その車載器によって記録された移動体の位置座標を解析する解析装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車載器は、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 移動体が移動した軌跡を記録する車載器であって、
時系列に計測される前記移動体の位置情報を取得する取得部と、
前記取得部によって前記位置情報が取得できない期間がある場合、前記取得できない期間前に最後に取得した第1の位置座標と、前記取得できない期間後に最初に取得した第2の位置座標と、を結ぶ直線上に、前記移動体が移動した軌跡として補填される位置座標を追加する補間部と、
を備え
前記補間部は、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の間を前記移動体が移動するのに要した時間が閾値未満である場合、前記補填される位置座標を追加する、
こと。
(2) 移動体が移動した軌跡を記録する車載器であって、
時系列に計測される前記移動体の位置情報を取得する取得部と、
前記取得部によって前記位置情報が取得できない期間がある場合、前記取得できない期間前に最後に取得した第1の位置座標と、前記取得できない期間後に最初に取得した第2の位置座標と、を結ぶ直線上に、前記移動体が移動した軌跡として補填される位置座標を追加する補間部と、
を備え、
前記補間部は、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の間の距離が閾値未満である場合、前記補填される位置座標を追加する、
こと。
(3) 移動体が移動した軌跡を記録する車載器であって、
時系列に計測される前記移動体の位置情報を取得する取得部と、
前記取得部によって前記位置情報が取得できない期間がある場合、前記取得できない期間前に最後に取得した第1の位置座標と、前記取得できない期間後に最初に取得した第2の位置座標と、を結ぶ直線上に、前記移動体が移動した軌跡として補填される位置座標を追加する補間部と、
を備え、
前記補間部は、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の間を移動する、前記移動体の速度が所定の範囲内である場合、前記補填される位置座標を追加する、
こと。
(4) 移動体が移動した軌跡を記録する車載器であって、
時系列に計測される前記移動体の位置情報を取得する取得部と、
前記取得部によって前記位置情報が取得できない期間がある場合、前記取得できない期間前に最後に取得した第1の位置座標と、前記取得できない期間後に最初に取得した第2の位置座標と、を結ぶ直線上に、前記移動体が移動した軌跡として補填される位置座標を追加する補間部と、
を備え、
前記補間部は、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の方位のずれが所定値を超えない場合、前記補填される位置座標を追加する、
こと。
前述した目的を達成するために、本発明に係る解析装置は、下記(5)、(6)を特徴としている。
(5) 上記(1)から(4)のいずれか1つの構成の車載器によって記録された、前記移動体が移動した軌跡を解析する解析装置であって、
表示部と、
前記車載器によって記録された前記移動体の位置情報を取得する取得部と、
地図情報を保持する地図情報保持部と、
前記地図情報を前記表示部に表示するとともに、前記地図情報に、前記取得部より取得された位置情報を前記移動体の位置座標として表示するように制御する制御部と、
を備えること。
(6) 移動体が移動した軌跡を記録する車載器によって記録された、前記移動体が移動した軌跡を解析する解析装置であって、
表示部と、
前記車載器によって記録された移動体の位置情報を取得する取得部と、
地図情報を保持する地図情報保持部と、
前記取得部によって前記位置情報が取得できない期間がある場合、前記取得できない期間前に最後に取得した第1の位置座標と、前記取得できない期間後に最初に取得した第2の位置座標と、を結ぶ直線上に、前記移動体が移動した軌跡として補填される位置座標を追加する補間部と、
前記地図情報を前記表示部に表示するとともに、前記地図情報に、前記取得部より取得された位置情報及び前記補間部によって追加された位置情報を前記移動体の位置座標として表示するように制御する制御部と、
を備え、
前記補間部は、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の間を前記移動体が移動するのに要した時間が閾値未満である場合、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の間の距離が閾値未満である場合、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の間を移動する、前記移動体の速度が所定の範囲内である場合、及び、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の方位のずれが所定値を超えない場合、のうち少なくとも1つ以上の場合、前記補填される位置座標を追加する、
こと。
上記(1)〜(4)の構成の車載器によれば、取得できない期間前に最後に取得した第1の位置座標と、取得できない期間後に最初に取得した第2の位置座標と、を結ぶ直線上に、移動体が移動した軌跡として補填される位置座標が追加される。
上記(5)、(6)の構成の解析装置によれば、取得できない期間前に最後に取得した第1の位置座標と、取得できない期間後に最初に取得した第2の位置座標と、を結ぶ直線上に、移動体が移動した軌跡として補填される位置座標が表示される。
本発明の車載器は、取得できない期間前に最後に取得した第1の位置座標と、取得できない期間後に最初に取得した第2の位置座標と、を結ぶ直線上に、移動体が移動した軌跡として補填される位置座標を追加する。これにより、位置情報を取得できない期間における移動体の位置座標を簡便に記録することができる。また、本発明の解析装置は、この直線上に、移動体が移動した軌跡を表示するように制御するので、位置情報が取得できない期間における移動体が移動した軌跡を容易に表示することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、実施形態における車載器1の構成を示すブロック図である。 図2は、走行軌跡の記録動作手順を示すフローチャートである。 図3は、図2に続く走行軌跡の記録動作手順を示すフローチャートである。 図4(A)から図4(C)は、非測位区間に走行軌跡として補填される位置座標の追加動作を説明する図である。 図5は、解析装置のディスプレイに表示された地図画像42を示す図である。 図6は、車速に対応する非測位計測時間の上限値Tmaxを表すグラフである。
本発明の実施形態における車載器及び解析装置について図面を用いて説明する。本実施形態の車載器には、デジタルタコグラフやカーナビゲーション装置等の車載器を適用することができる。また、本実施形態の解析装置は、汎用PCを適用することができる。
図1は実施形態における車載器1の構成を示すブロック図である。車載器1は、車両5(図4(A)から図4(C)参照)に搭載され、CPU11、GPSモジュール12、LCD13、音声IC14、速度I/F15、エンジンI/F16、電源I/F17、RAM18、19、データ処理部20、及びカードI/F21を有する。
CPU11(制御部)は、ROM11a、RAM11b、タイマ11c等を内蔵し、車載器1の全体の制御を司る。GPSモジュール12(取得部)は、GPS衛星からの信号(GPSデータ)を受信し、現在位置情報である、緯度・経度及び方位のデータを取得する。LCD13(表示部)は、液晶表示器である。音声IC14は、各種の音声データを生成する。
速度インタフェース(I/F)15は、車速センサからの速度パルスを入力し、速度信号をCPU11に出力する。エンジンI/F16は、エンジン回転数センサからのエンジンパルスを入力し、エンジン回転数をCPU11に出力する。電源I/F17は、イグニッションスイッチ(IGN)を介してバッテリに接続されており、電源ONをCPU11に通知する。
RAM18は、GPSモジュール12から得られる、緯度・経度及び方位のデータが時系列に記録された時系列ファイルを記憶する。RAM19は、GPSモジュール12から得られた緯度・経度及び方位のデータを一時的に記憶する。
データ処理部20は、カードI/F21に接続されたメモリカード(図示せず)に対して読み書きされるデータを処理する。カードI/F21には、メモリカードが挿抜自在に接続される。このメモリカードは、事務所側PCである解析装置に装着され、メモリカードに記録されたデータは解析装置に転送される。
この他、車載器1には、運転者による各種の操作を受け付けるスイッチ群や音声を発するスピーカ等(図示せず)が設けられている。
上記構成を有する車載器1の動作を示す。図2及び図3は走行軌跡の記録動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムはCPU11内のROM11aに格納されており、CPU11によって周期的に実行される。
図4(A)から図4(C)は非測位区間に走行軌跡として補填される位置座標の追加動作を説明する図である。図4(A)は車両5の走行区間を示す。図4(B)は走行軌跡に位置座標が補填されない場合の非測位区間を示す。図4(C)は走行軌跡として位置座標が補填される場合の非測位区間を示す。
CPU11は、GPSモジュール12がGPSデータを受信できない非測位区間にあるか否かを判別する(ステップS1)。前述したように、車載器1が搭載された車両5がトンネルやビルの谷間に入ると、GPSモジュール12がGPS衛星からの信号(GPSデータ)を受信できなくなることがある。このため、CPU11は、信号の受信の可否によって、非測位区間にあるか否かを判別する。
非測位区間でなく、GPSデータを受信できる場合、即ち、図4(A)に示すように、車両5が図中、実線で表される測位可能区間6を走行している場合、CPU11は、GPSデータから得られる最新の緯度・経度(X1,Y1)及び方位Drc1をRAM19に一時的に保存する(ステップS12)。さらに、CPU11は、最新の緯度・経度(X1,Y1)及び方位Drc1をRAM18の時系列ファイルに保存する(ステップS13)。この後、CPU11はステップS1の処理に戻る。
一方、ステップS1で非測位区間にある場合、即ち、車両5が図中、破線で表される非測位区間7を走行している場合、CPU11は、内蔵するタイマ11cの非測位計測時間tを値1増加させる(ステップS2)。なお、本動作の開始当初、内蔵するタイマ11cの非測位計測時間tは値0に初期化されている。
CPU11は、内蔵するタイマ11cの非測位計測時間tがあらかじめ設定された非測位計測時間の上限値Tmax未満であるか否かを判別する(ステップS3)。非測位計測時間tが上限値Tmax以上である場合、CPU11はそのまま本動作を終了する。
一方、上限値Tmax未満である場合、CPU11は、車両5の現在速度が、計測速度範囲(所定の範囲)内にあるか、つまり、下限値Vminより大きくかつ上限値Vmaxより小さいか否かを判別する(ステップS4)。
ここで、非測位計測時間の上限値Tmaxと速度の上限値Vmaxとを乗算して得られる距離は、補填される位置座標を追加するか否かを判断するための閾値に相当する。即ち、この閾値未満となるような非測位区間で補填データの追加が行われることがあり、この閾値以上となるような非測位区間では、補填データの追加は行われないことになる。これにより、著しく不正確になるおそれのある、非測位区間における位置座標の記録及び走行軌跡の表示を行わないようにすることができる。
また、車速の下限値Vmin及び上限値Vmaxは、非測位期間前に最後に取得した位置座標である開始点6a、及び非測位期間後に最初に取得した位置座標である終了点8aの車速を用いて設定されてもよい。また、非測位期間中の車速の平均値を算出し、この平均値に所定値(±10km/h)を加えた値をそれぞれ車速の下限値Vmin及び上限値Vmaxとしてもよい。
ステップS4で車両5の現在速度が計測速度範囲外である場合、CPU11はそのまま本動作を終了する。
一方、車両の現在速度が計測速度範囲内である場合、CPU11は、GPSモジュール12によるGPSデータの受信の有無を確認し、非測位区間の終了であるか否かを判別する(ステップS5)。非測位区間の終了でない場合、CPU11はステップS2の処理に戻る。
一方、非測位区間の終了である場合、即ち、車両5が非測位区間7の終了点8aに到達し、図中、実線で表される測位可能区間8の走行を開始した場合、CPU11は、GPSデータを受信できない期間後に最初に計測されたGPSデータから、最新の緯度・経度(X2,Y2)及び方位Drc2をRAM18の時系列ファイルに保存する(ステップS6)。さらに、CPU11は、GPSデータを受信できない期間前に最後に計測されたGPSデータから得られた緯度・経度(X1,Y1)及び方位Drc1を、RAM19から読み出す。
CPU11は、これらのデータをもとに、数式(1)に従って、方位の差(絶対値)が方位ずれ上限値Drcmaxより小さいか否かを判別する(ステップS7)。
|Drc2−Drc1|<Drcmax …… (1)
方位の差が方位ずれ上限値Drcmax以上である場合、CPU11はそのまま本動作を終了する。図4(B)に示すように、非測位区間の開始点6aの方位に対し、終了点8aの方位が大きく変化している場合、補填される位置座標が実際の走行軌跡から大きく外れると予想され、正しい走行軌跡を記録できないとして補填データを生成しない。
一方、方位の差が方位ずれ上限値Drcmaxより小さい場合、CPU11は、数式(2)に従って、開始点6aである第1の位置座標と終了点8aである第2の位置座標との間を結ぶ直線上に、補填データとして、位置座標(Xa,Ya)及び方位Drcaを算出する(ステップS8)。ここで、Xa、Ya、Drcaの添え字であるaは、1+n/tで表される。nは等間隔(ここでは、1秒)に初期値1から非測位計測時間tまでの範囲で設定される変数である。
Xa=X1+(X2−X1)×n/t
Ya=Y1+(Y2−Y1)×n/t
Drca=Drc1+(Drc2−Drc1)×n/t …… (2)
CPU11は、ステップS8で算出された最新の緯度・経度(Xa,Ya)及び方位DrcaをRAM18内の時系列ファイルに保存する(ステップS9)。なお、ステップS8、S9の処理を行うCPU11は補間部に相当する。
CPU11は、変数nを値1増加させる(ステップS10)。ここでは、値1、つまり1秒ごとに増加させているが、任意の値(秒)で増加させてもよい。
CPU11は、変数nが非測位計測時間t以上になったか否かを判別する(ステップS11)。非測位計測時間t以上になっていない場合、CPU11はステップS8の処理に戻る。一方、変数nが非測位計測時間t以上になっている場合、CPU11は本動作を終了する。この結果、図4(C)に示すように、非測位計測時間tの範囲内で等間隔に補填データ(図中、黒丸)が算出され、記録される。なお、図中、白抜きされた丸は測位データを表す。本発明の実施形態における車載器は、以上のようにして非側位区間の補填データを算出する。
本発明の実施形態における解析装置は、本発明の実施形態における車載器からメモリカードを介して、車載器に記録された各種データを取得することができる。本発明の実施形態における解析装置は、汎用PCによって構成することができ、車両の運行を管理するための事務所に設置されることが想定される。解析装置は、各種情報を表示出力するディスプレイ、メモリカードに格納された各種データの読み取りまたはメモリカードへの書き込みが可能なカードI/F、地図情報が格納されたHDD(Hard Disk Drive)、各種演算、及びディスプレイの表示の制御を含む各種制御を実行するCPU、を備える。
解析装置は、メモリカードがカードI/Fに装着されると、メモリカードに記録されたデータが転送される。このデータのなかには、測位可能区間の測位データ、及び非測位区間の補填データによって構成される時系列ファイルが含まれる。解析装置のCPUは、メモリカードを介して車載器から測位可能区間の測位データ、及び非測位区間の補填データを取得すると、図5に示す地図画像42をディスプレイに表示出力する。図5は解析装置のディスプレイに表示された地図画像42を示す図である。解析装置のCPUは、車載器から取得した測位可能区間の測位データ、及び非測位区間の補填データをもとに、HDDから読み出しディスプレイに出力した地図画像42の上に、車両5の走行軌跡31を描画する。この地図画像42では、マーク32で表される車両5の走行軌跡31は、測位可能区間における測位データと、GPS信号を受信できないトンネル内である非測位区間の補填データ(補間データともいう)とを区別することなく、同じ表示形態で表されている。なお、測位可能区間の測位データと非測位区間の補填データを区別するように異なる表示形態で、走行軌跡が表されてもよい。
このように、本実施形態の車載器1によれば、非測位期間前の最後の測位データ及び非測位期間後の最初の測位データが所定の条件を満たす場合、非測位区間を直線で走行したとみなして非測位期間中、軌跡として補填される位置情報を追加する。これにより、位置情報を取得できない期間における車両の位置座標を簡便に記録することができる。また、本実施形態の解析装置によれば、位置情報が取得できない期間における車両が走行した軌跡を容易に車載器から取得、表示することができる。
なお、トンネル等の非測位区間は、必ずしも直線であるとみなし難い場合もあるが、もともとGPSデータの測位誤差は数メートルあるので、地図上で補填データによる位置座標がトンネル等の位置から多少ずれても許容範囲内であると判断される。
また、非測位区間の直前及び直後の測位データを用いて、補填データが作成されるので、測位可能区間に入った段階で、すぐさま非測位区間の位置座標を追加することでき、即応性に優れる。これにより、車両の走行中、車両の位置は地図上のトンネル等で止まったままとなる状態は生じない。
また、GPS信号を受信できない場合、従来のように高価なジャイロセンサ等を搭載することなく、補填データが作成されるので、低コスト化が図られ、また、ジャイロセンサの取付姿勢の制限も発生しない。
また、非測位計測時間tがその上限値Tmaxに達する場合には、補填データを作成しないことで、非測位区間の位置情報が著しく不正確になるおそれを回避できる。また、車速が下限値Vmin及び上限値Vmaxで定まる計測速度範囲から外れて、非測位区間内で車速が大きく変化する場合、補填データを作成しないので、非測位区間内の位置座標が実際の走行軌跡から大きく外れることを回避できる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、本実施形態の構成が持つ機能を達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、非測位計測時間の上限値Tmaxは固定値であったが、車速に応じた値に設定してもよい。図6は車速に対応する非測位計測時間の上限値Tmaxを表すグラフである。このグラフでは、車速が大きい程、非測位計測時間の上限値Tmaxが小さな値となる。これにより、車速が大きく、非測位区間の距離が著しく長くなることを抑えることができる。また、車速の大小にかかわらず、非測位計測距離の上限値を揃えることが可能となる。
また、上記実施形態では、車両に搭載された車載器が非測位期間の補填データを作成する場合を示したが、事務所側PCである解析装置が記録媒体を介してあるいは通信により測位データを読み込み、非測位期間の補填データを作成するようにしてもよい。この場合、本実施形態の解析装置のCPUは、図2及び図3に示すフローチャートを参照して説明した車載器による処理を、車載器から取得した時系列ファイルを利用して実行する。特に、解析装置のCPUは、図2に示すステップS1の処理を、緯度・経度が割り当てられた時系列ファイルのデータ配列にデータが記述されているか否かによって判断する。また、解析装置のCPUは、図2に示すステップS2における非測位計測時間tのカウントアップ処理を、緯度・経度が割り当てられたデータ配列を構成する要素eのカウントアップ処理に代えて行う。尚、ステップS4〜S13の処理については、上述した同様の処理を解析装置のCPUが実行する。
また、車載器としては、デジタルタコグラフやカーナビゲーション装置の他、ドライブレコーダ等に適用されてもよい。
また、移動体として、一般的な車両、バイク、自転車の他、GPS機能が搭載された携帯型電子機器等であってもよい。
本発明は、移動体が移動した軌跡を記録する際、位置情報を取得できない期間の位置情報を簡便に記録することができ、有用である。
1 車載器
5 車両
6、8 測位可能区間
6a 開始点
7 非測位区間
8a 終了点
11 CPU
11a ROM
11b RAM
11c タイマ
12 GPSモジュール
13 液晶表示器(LCD)
14 音声IC
15 速度I/F
16 エンジンI/F
17 電源I/F
18、19 RAM
20 データ処理部
21 カードI/F
31 走行軌跡
32 マーク
42 地図画像

Claims (6)

  1. 移動体が移動した軌跡を記録する車載器であって、
    時系列に計測される前記移動体の位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって前記位置情報が取得できない期間がある場合、前記取得できない期間前に最後に取得した第1の位置座標と、前記取得できない期間後に最初に取得した第2の位置座標と、を結ぶ直線上に、前記移動体が移動した軌跡として補填される位置座標を追加する補間部と、
    を備え
    前記補間部は、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の間を前記移動体が移動するのに要した時間が閾値未満である場合、前記補填される位置座標を追加する、
    ことを特徴とする車載器。
  2. 移動体が移動した軌跡を記録する車載器であって、
    時系列に計測される前記移動体の位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって前記位置情報が取得できない期間がある場合、前記取得できない期間前に最後に取得した第1の位置座標と、前記取得できない期間後に最初に取得した第2の位置座標と、を結ぶ直線上に、前記移動体が移動した軌跡として補填される位置座標を追加する補間部と、
    を備え、
    前記補間部は、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の間の距離が閾値未満である場合、前記補填される位置座標を追加する、
    ことを特徴とする載器。
  3. 移動体が移動した軌跡を記録する車載器であって、
    時系列に計測される前記移動体の位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって前記位置情報が取得できない期間がある場合、前記取得できない期間前に最後に取得した第1の位置座標と、前記取得できない期間後に最初に取得した第2の位置座標と、を結ぶ直線上に、前記移動体が移動した軌跡として補填される位置座標を追加する補間部と、
    を備え、
    前記補間部は、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の間を移動する、前記移動体の速度が所定の範囲内である場合、前記補填される位置座標を追加する、
    ことを特徴とする載器。
  4. 移動体が移動した軌跡を記録する車載器であって、
    時系列に計測される前記移動体の位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって前記位置情報が取得できない期間がある場合、前記取得できない期間前に最後に取得した第1の位置座標と、前記取得できない期間後に最初に取得した第2の位置座標と、を結ぶ直線上に、前記移動体が移動した軌跡として補填される位置座標を追加する補間部と、
    を備え、
    前記補間部は、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の方位のずれが所定値を超えない場合、前記補填される位置座標を追加する、
    ことを特徴とする載器。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載された車載器によって記録された、前記移動体が移動した軌跡を解析する解析装置であって、
    表示部と、
    前記車載器によって記録された前記移動体の位置情報を取得する取得部と、
    地図情報を保持する地図情報保持部と、
    前記地図情報を前記表示部に表示するとともに、前記地図情報に、前記取得部より取得された位置情報を前記移動体の位置座標として表示するように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする解析装置。
  6. 移動体が移動した軌跡を記録する車載器によって記録された、前記移動体が移動した軌跡を解析する解析装置であって、
    表示部と、
    前記車載器によって記録された移動体の位置情報を取得する取得部と、
    地図情報を保持する地図情報保持部と、
    前記取得部によって前記位置情報が取得できない期間がある場合、前記取得できない期間前に最後に取得した第1の位置座標と、前記取得できない期間後に最初に取得した第2の位置座標と、を結ぶ直線上に、前記移動体が移動した軌跡として補填される位置座標を追加する補間部と、
    前記地図情報を前記表示部に表示するとともに、前記地図情報に、前記取得部より取得された位置情報及び前記補間部によって追加された位置情報を前記移動体の位置座標として表示するように制御する制御部と、
    を備え、
    前記補間部は、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の間を前記移動体が移動するのに要した時間が閾値未満である場合、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の間の距離が閾値未満である場合、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の間を移動する、前記移動体の速度が所定の範囲内である場合、及び、前記第1の位置座標と前記第2の位置座標の方位のずれが所定値を超えない場合、のうち少なくとも1つ以上の場合、前記補填される位置座標を追加する、
    ことを特徴とする解析装置。
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