JP6129094B2 - レーダ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、物体の自機との相対距離や相対速度、物体の動きを検出するレーダ装置に関するものである。
従来から、送信信号をFM変調し、送信信号と障害物から反射した受信信号との周波数差(ビート信号)を測定することで、障害物までの相対距離と相対速度を検出するFMCWレーダ装置がある。さらに、FMCWレーダ装置において送信信号を適応的に制御するFMCWレーダ装置がある。例えば特許文献1では、遠方監視用信号と近傍監視用信号として、FM変調した信号の周期が異なる信号を準備し、それを切替えて送信する。これにより、計測範囲を広くすると共に、高精度に計測している。また、特許文献2では、ターゲットとの距離が近くなり、衝突不可避と判定した場合には、FM変調した信号をCW信号に切替えて、相対速度を高精度に検出し、相対速度を積分する。これにより、近距離を高精度に計測すると共に、衝突時の相対速度を精度よく計測している。
特開2003−222673号公報 特表2008−532000号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示されるレーダ装置において、障害物の一部が動くことで発生するドップラ成分を検出する場合、ドップラ成分が非常に微小な信号であり、熱雑音で隠れてしまうため、検出できないという課題があった。
一方、これを解決する手段として、狭帯域のフィルタで熱雑音を抑制することで微小なドップラ成分を検出する手段がある。しかしながら、レーダ装置や障害物全体が移動している場合には、相対位置や相対速度に依存したドップラ周波数に受信信号がシフトするため、狭帯域のフィルタを利用することは困難であるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、物体の一部が動くことで発生するドップラ成分を検出し、そのドップラ成分から物体を識別することができるレーダ装置を提供することを目的としている。
この発明に係るレーダ装置は、固有周波数の連続波であるCW信号および周波数変調されたFM信号からなる送信信号を外部に送信する送信アンテナと、送信アンテナにより送信された送信信号に対する外部からの受信信号を受信する受信アンテナと、増幅対象の周波数帯域として熱雑音を抑制可能な周波数帯域が設定され、受信アンテナにより受信された受信信号のうち、当該周波数帯域内の受信信号を増幅する共振器型アンプと、送信アンテナにより送信された送信信号の周波数と、受信アンテナにより受信された受信信号または共振器型アンプにより増幅された受信信号の周波数との差の信号であるビート信号を生成するミキサと、受信アンテナにより受信された受信信号を用いてミキサにより生成されたビート信号に対し、周波数分析を行う周波数分析回路と、周波数分析回路による周波数分析結果から物体を検出する対象物検出回路と、周波数分析回路による周波数分析結果から、対象物検出回路により検出された物体の自機との相対速度を算出する相対速度算出回路と、周波数分析回路による周波数分析結果から、対象物検出回路により検出された物体の自機との相対距離を算出する相対距離算出回路と、対象物検出回路により検出された物体のうち、共振器型アンプで増幅対象とする受信信号に対応する物体を選定する対象物選定回路と、相対速度算出回路および相対距離算出回路による算出結果に基づいて、対象物選定回路により選定された物体の移動予測を行う移動予測回路と、移動予測回路による物体の移動予測に基づいて、受信アンテナにより受信される当該物体に対応する受信信号の周波数が共振器型アンプの周波数帯域内となるようにCW信号の周波数を制御して送信信号を生成する送信信号生成回路と、共振器型アンプにより増幅された受信信号を用いてミキサにより生成されたビート信号に基づいて、物体を識別する物体識別回路とを備えたものである。
また、この発明に係るレーダ装置は、周波数変調された三角波である送信信号を外部に送信する送信アンテナと、送信アンテナにより送信された送信信号に対する外部からの受信信号を受信する受信アンテナと、送信アンテナにより送信された送信信号の周波数と、受信アンテナにより受信された受信信号の周波数との差の信号であるビート信号を生成するミキサと、増幅対象の周波数帯域として熱雑音を抑制可能な周波数帯域が設定され、ミキサにより生成されたビート信号のうち、当該周波数帯域内のビート信号を増幅する共振器型アンプと、ミキサにより生成されたビート信号に対し、周波数分析を行う周波数分析回路と、周波数分析回路による周波数分析結果から物体を検出する対象物検出回路と、周波数分析回路による周波数分析結果から、対象物検出回路により検出された物体の自機との相対速度を算出する相対速度算出回路と、周波数分析回路による周波数分析結果から、対象物検出回路により検出された物体の自機との相対距離を算出する相対距離算出回路と、対象物検出回路により検出された物体のうち、共振器型アンプで増幅対象とするビート信号に対応する物体を選定する対象物選定回路と、相対速度算出回路および相対距離算出回路による算出結果に基づいて、対象物選定回路により選定された物体の移動予測を行う移動予測回路と、移動予測回路による物体の移動予測に基づいて、受信アンテナにより受信される当該物体に対応する受信信号から生成されるビート信号の周波数が共振器型アンプの周波数帯域内となるように送信信号の単位時間あたりの周波数変位量を制御して送信信号を生成する送信信号生成回路と、共振器型アンプにより増幅されたビート信号に基づいて、物体を識別する物体識別回路とを備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、物体の一部が動くことで発生するドップラ成分を検出でき、そのドップラ成分から物体を識別することができる。
この発明の実施の形態1に係るレーダ装置の構成図である。 この発明の実施の形態1に係るレーダ装置の処理フロー図である。 この発明の実施の形態1における送信信号と受信信号の波形を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるビート信号を周波数分析したスペクトルの波形を示す図である。 この発明の実施の形態1における送信信号の周波数を制御した後に取得できるビート信号を周波数分析したスペクトルの波形を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るレーダ装置の構成図である。 この発明の実施の形態2に係るレーダ装置の処理フロー図である。 この発明の実施の形態3に係るレーダ装置の構成図である。 この発明の実施の形態4に係るレーダ装置の構成図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るレーダ装置の構成図である。
レーダ装置は、図1に示すように、制御電圧生成回路(送信信号生成回路)1、発振器2、送信アンテナ3、受信アンテナ4、スイッチ5、受信制御回路6、共振器型アンプ7、ミキサ8、周波数分析回路9、対象物検出回路10、相対速度算出回路11、相対距離算出回路12、対象物選定回路13、移動予測回路14および物体識別回路15を含んで構成されている。
制御電圧生成回路1は、任意の固有周波数の連続波であるCW信号およびFM変調されたFM信号からなる送信信号(制御電圧)を生成するものである。また、制御電圧生成回路1は、対象物検出回路10により物体が検出され、移動予測回路14により物体の移動予測を示す信号が入力された場合には、当該物体の移動予測に基づいて、受信アンテナ4により受信される当該物体に対応する受信信号の周波数が共振器型アンプ7の周波数帯域内になるような送信信号を生成する。
発振器2は、制御電圧生成回路1により生成された送信信号に応じて、周波数を変化させるものである。
送信アンテナ3は、発振器2からの送信信号を外部に送信するものである。
受信アンテナ4は、送信アンテナ3により送信された送信信号に対する外部からの受信信号を受信するものである。
スイッチ5は、受信アンテナ4により受信された受信信号の共振器型アンプ7への出力の有無を切替えるものである。
受信制御回路6は、スイッチ5の切替え動作を制御するものである。ここで、受信制御回路6は、レーダ装置による測定開始時には受信信号を共振器型アンプ7へ出力しないようにスイッチ5を制御し、その後、対象物検出回路10により物体が検出された場合には受信信号を共振器型アンプ7へ出力するようにスイッチ5を制御する。
共振器型アンプ7は、増幅対象の周波数帯域として熱雑音を抑制可能な周波数帯域が設定され、受信アンテナ4により受信された受信信号のうち、当該周波数帯域内の受信信号を増幅するものである。
ミキサ8は、送信アンテナ3により送信された送信信号(発振器2からの送信信号)の周波数と、受信アンテナ4により受信された受信信号または共振器型アンプ7により増幅された受信信号の周波数との差の信号であるビート信号を生成するものである。
周波数分析回路9は、受信アンテナ4により受信された受信信号を用いてミキサ8により生成されたビート信号に対し、周波数分析を行うものである。
対象物検出回路10は、周波数分析回路9による周波数分析結果から物体を検出するものである。そして、対象物検出回路10は、物体を検出した場合には、次回の測定での受信信号は共振器型アンプ7を通過するようスイッチ5を制御するように受信制御回路6に対して指示を行うと共に、送信信号を制御するように制御電圧生成回路1に対して指示を行う。
相対速度算出回路11は、周波数分析回路9による周波数分析結果から、対象物検出回路10により検出された物体の自機との相対速度を算出するものである。
相対距離算出回路12は、周波数分析回路9による周波数分析結果から、対象物検出回路10により検出された物体の自機との相対距離を算出するものである。
対象物選定回路13は、対象物検出回路10により検出された物体のうち、共振器型アンプ7で増幅対象とする受信信号に対応する物体を選定するものである。この際、対象物選定回路13は、物体の選定条件として、相対速度算出回路11により算出された障害物の相対速度または/および相対距離算出回路12により算出された障害物の相対距離を用いてもよい。
移動予測回路14は、相対速度算出回路11および相対距離算出回路12による算出結果に基づいて、対象物選定回路13により選定された物体の移動予測を行うものである。
物体識別回路15は、受信信号が共振器型アンプ7により増幅された受信信号を用いてミキサ8により生成されたビート信号に基づいて、物体を識別するものである。
次に、上記のように構成されたレーダ装置の動作について、図2〜5を参照しながら説明する。
レーダ装置の動作では、図2に示すように、測定を開始すると、まず、受信制御回路6は、共振器型アンプ7をOFFにする(ステップST201)。すなわち、受信制御回路6は、受信アンテナ4により受信された受信信号が共振器型アンプ7を通過しないように、スイッチ5の切替え動作を制御する。
次いで、制御電圧生成回路1は送信信号を生成し、発振器2は制御電圧生成回路1からの送信信号に応じて周波数を変化させ、送信アンテナ3は発振器2からの送信信号を外部に送信する(ステップST202)。ここで、制御電圧生成回路1が生成する送信信号の一例を図3に示す。なお図3において、横軸は時間を示し、縦軸は周波数を示している。また図3では、送信信号を実線で示し、送信信号に対する受信信号を破線で示している。制御電圧生成回路1は、図3に示すように、送信信号として、任意の固有周波数の連続波であるCW信号とFM変調されたFM信号を生成する。但し、図3に示す送信信号はあくまでも一例であり、その波形にとらわれるものではない。例えば、CW信号の後に三角波形のFM信号を生成してもよい。
次いで、受信アンテナ4は上記送信信号に対する外部からの受信信号を受信し、ミキサ8は当該送信信号の周波数と当該受信信号の周波数との差の信号であるビート信号を生成し、周波数分析回路9は当該ビート信号の周波数分析を行い、対象物検出回路10は当該周波数分析結果から物体検出を行う(ステップST203)。
以下、物体検出について、図3,4を参照しながら説明する。図3に示す状況において、ミキサ8により生成されるビート信号の周波数スペクトラムは図4のようになる。なお図4において、横軸は周波数を示し、縦軸は強度を示している。この図4において、CW信号を送信した際の受信信号からは、レーダ装置と障害物との相対速度から発生するドップラ成分が検出される。その際検出されるドップラ周波数は、その相対速度Vと送信周波数fに依存した下式(1)で表されることになる。
Figure 0006129094
また、FM信号を送信した際の受信信号からは、上記ドップラ成分に加えて相対距離Rに応じて、下式(2)の周波数が加わった信号が検出される。
Figure 0006129094
ここでΔfは送信信号の単位時間あたりの周波数変化量を示し、Cは光の速度を示している。ここで、図4から相対速度と相対距離は検出可能である。しかしながら、物体の一部が動くことで発生する微小なドップラ成分は、熱雑音以下であることが多く、検出することができない。
このステップST203において、対象物検出回路10が物体を検出しなかった場合には、シーケンスはステップST202に戻り、送信信号を送信して物体検出を続ける。
一方、ステップST203において、対象物検出回路10が物体を検出した場合には、相対速度算出回路11および相対距離算出回路12は周波数分析回路9による周波数分析結果から当該物体の自機との相対速度と相対距離を算出する(ステップST204)。
具体的には、相対速度算出回路11では、CW信号を送信した際に計測できる相対速度に依存したドップラ成分を抽出し、下式(3)に代入することで相対速度を検出できる。
Figure 0006129094
また、相対距離算出回路12では、例えばFM信号を送信した際に計測できる相対速度と相対距離に依存したドップラ成分を抽出し、CW信号を送信した際に計測できるドップラ成分から算出した相対速度分を減算して距離に応じた成分frlを算出し、下式(4)に代入することで、相対距離を算出できる。
Figure 0006129094
次いで、対象物選定回路13は、対象物検出回路10により検出された物体のうち、共振器型アンプ7で増幅対象とする受信信号に対応する物体を選定する(ステップST205)。ここで、対象物選定回路13は、対象物検出回路10により検出された物体が1つの場合には、その物体を増幅対象として選定する。また、対象物検出回路10により検出された物体が複数の場合には、例えば、相対距離の近い物体を選定してもよいし、相対速度と相対距離から最も早く交差する物体を選定してもよいし、相対速度から最も早く接近している物体を選定してもよい。
次いで、移動予測回路14は、相対速度算出回路11および相対距離算出回路12による算出結果に基づいて、対象物選定回路13により選定された物体の移動予測(物体の位置と相対速度の推定)を行う(ステップST206)。
具体的には、例えばステップST204において算出した相対速度は、次回測定でも継続すると判断することもできるし、前々回との相対速度の変化量が継続すると判断することもできる。
次いで、受信制御回路6は、共振器型アンプ7をONにする(ステップST207)。すなわち、受信制御回路6は、次回測定において受信アンテナ4により受信された受信信号が共振器型アンプ7を通過するように、スイッチ5の切替え動作を制御する。
次いで、制御電圧生成回路1は共振器型アンプ7で増幅できるような送信信号を生成し、発振器2は制御電圧生成回路1からの送信信号に応じて周波数を変化させ、送信アンテナ3は発振器2からの送信信号を外部に送信する(ステップST208)。すなわち、制御電圧生成回路1は、ステップST206における移動予測回路14による上記物体の移動予測に基づいて、受信アンテナ4により受信される当該物体に対応する受信信号の周波数が共振器型アンプ7の周波数帯域内になるような送信信号を生成する。具体的には、ステップST204において検出されたCW送信の際の受信信号の周波数と共振器型アンプ7の周波数帯域が等しくなるようにCW送信の際の周波数を制御することになる。
次いで、受信アンテナ4は上記送信信号に対する外部からの受信信号を受信し、ミキサ8は当該送信信号の周波数と当該受信信号の周波数との差の信号であるビート信号を生成し、物体識別回路15は当該ビート信号のドップラ成分に基づいて物体を識別する(ステップST209)。その後、シーケンスはステップST201に戻る。
図5にステップST209において検出される周波数スペクトルを示す。なお図5において、横軸は周波数を示し、縦軸は強度を示している。この図5において、実線の太線は共振器型アンプ7で増幅を行う周波数帯域を示しており、狭帯域にすることで熱雑音を抑制できる。また、共振器型アンプ7により受信信号が増幅されるため、微小なドップラ成分が熱雑音より大きな値となり、検出可能となる。そして、検出した微小なドップラ成分から物体の一部の動きが分かるため、物体識別回路15は、その特徴から物体を識別することが可能となる。
本発明が対象とする物体の具体例としては、例えば以下のようなものが挙げられる。
まず、本発明のレーダ装置を車載用レーダ装置として適用した場合には、周囲に存在する物体としては、例えば、四輪車や自動二輪車、トラック、自転車、人、周辺構造物等がある。この場合、本発明のレーダ装置を用いることで、例えば自動二輪車や自転車の車輪が回転することで発生する微小なドップラ成分を検出でき、自動二輪車や自転車と識別可能となる。また、例えば人の場合でも手の動きや足の動きなどから発生する微小なドップラ成分を検出でき、人と識別可能となる。
また、本発明のレーダ装置を防犯用の侵入検出レーダ装置として適用した場合には、周囲に存在する物体としては、例えば、人や周辺構造物等がある。この場合、本発明のレーダ装置を用いることで、例えば、人の手の動きや足の動きなどから発生する微小なドップラ成分を検出でき、人と識別可能となる。
以上のように、この実施の形態1によれば、熱雑音を抑制しつつ受信信号を増幅可能な共振器型アンプ7を設け、当該共振器型アンプ7をOFFにして物体検出を行って対象物を選定し、当該対象物の移動予測を行ってその受信信号が共振器型アンプ7の周波数帯域内となる送信信号を生成して、共振器型アンプ7をONにするように構成したので、レーダ装置や物体が移動している場合でも、受信信号を共振器型アンプ7の周波数帯域内に制御できるため、物体の一部が動くことで発生するドップラ成分を検出でき、当該ドップラ成分から物体を識別することができる。
また、対象物選定回路13で物体選定を行う条件として、検出された物体の相対位置を用いることで、最も接近した物体の物性を識別することができる。また、物体選定を行う条件として、検出された物体の相対速度を用いることで、最も接近する速度が早い物体の物性を識別することができる。
なお上記では、スイッチ5および受信制御回路6により受信信号を共振器型アンプ7に通過させるかを切替えるように構成したが、これに限るものではなく、切替えが可能な構成であればよい。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2に係るレーダ装置の構成図である。図6に示す実施の形態2に係るレーダ装置は、図1に示す実施の形態1に係るレーダ装置からスイッチ5、受信制御回路6および対象物選定回路13を削除し、追跡判定回路16を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
追跡判定回路16は、対象物検出回路10により検出された物体の追跡を行うか否かを判定するものである。
なお、移動予測回路14は、対象物選定回路13に替えて、追跡判定回路16により物体を追跡すると判定された場合に、相対速度算出回路および相殺距離算出回路による算出結果に基づいて、当該物体の移動予測を行う。
また、共振器型アンプ7は常時ON状態となっている(受信アンテナ4により受信された受信信号が常に共振器型アンプ7を通過するように構成されている)。
次に、上記のように構成されたレーダ装置の動作について、図7を参照しながら説明する。
レーダ装置の動作では、図7に示すように、測定を開始すると、まず、制御電圧生成回路1は送信信号を生成し、発振器2は制御電圧生成回路1からの送信信号に応じて周波数を変化させ、送信アンテナ3は発振器2からの送信信号を外部に送信する(ステップST701)。
次いで、受信アンテナ4は上記送信信号に対する外部からの受信信号を受信し、ミキサ8は当該送信信号の周波数と当該受信信号の周波数との差の信号であるビート信号を生成し、周波数分析回路9は当該ビート信号の周波数分析を行い、対象物検出回路10は当該周波数分析結果から物体検出を行う(ステップST702)。
このステップST702において、対象物検出回路10が物体を検出しなかった場合には、制御電圧生成回路1は生成する送信信号の周波数を変更する(ステップST703)。その後、シーケンスはステップST701に戻り、送信信号を送信して物体検出を続ける。
一方、ステップST702において、対象物検出回路10が物体を検出した場合には、相対速度算出回路11および相対距離算出回路12は周波数分析回路9による周波数分析結果から当該物体の自機との相対速度と相対距離を算出する(ステップST704)。
次いで、物体識別回路15は、ミキサ8により生成されたビート信号のドップラ成分に基づいて、物体を識別する(ステップST705)。
次いで、追跡判定回路16は、対象物検出回路10により検出された物体の追跡を行うか否かを判定する(ステップST706)。ここでは、追跡判定の条件として、物体識別回路15による物体識別結果(物体の種別)を用いる。このステップST706において、追跡判定回路16が上記物体を追跡しないと判定した場合にはシーケンスはステップST701に戻る。その後、再度、物体検出を続ける。
一方、ステップST706において、追跡判定回路16が上記物体を追跡すると判定した場合には、移動予測回路14は、相対速度算出回路11および相対距離算出回路12による算出結果に基づいて、当該物体の移動予測(障害物の位置と相対速度の推定)を行う(ステップST707)。
次いで、制御電圧生成回路1は、ステップST707における移動予測回路14による上記物体の移動予測に基づいて、受信アンテナ4により受信される当該物体に対応する受信信号の周波数が共振器型アンプ7の周波数帯域内になるような送信信号を生成する(ステップST708)。その後、シーケンスはステップST701に戻る。
以上のように、この実施の形態2によれば、共振器型アンプ7を常時ON状態とし、物体の追跡を行うか否かを判定する追跡判定回路16を設けるように構成したので、実施の形態1における効果に加え、周波数をサーチしながら共振器型アンプ7を利用して物体検出できるので、通常では検出できないような反射の小さな物体でも検出でき、また、物体の移動に伴って追跡できるという効果が得られる。
また、追跡判定回路16において、追跡を行うか否かの判定条件として物体識別回路15により識別された物体種別を用いたので、危険性の高い種別の物体を追跡することが可能となる。
また、追跡判定回路16において、上記判定条件として、相対速度算出回路11により算出された物体の相対速度を用いるようにしてもよい。これにより、より接近した物体を追跡することが可能となる。また、追跡判定回路16において、上記判定条件として、相対距離算出回路12により算出された物体の相対距離を用いるようにしてもよい。これにより、より接近した物体を追跡することが可能となる。
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3に係るレーダ装置の構成図である。図8に示す実施の形態3に係るレーダ装置は、図1に示す実施の形態1に係るレーダ装置のスイッチ5および共振器型アンプ7の配置をミキサ8の前段から後段に変更したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
なお、スイッチ5は、ミキサ8により生成されたビート信号の共振器型アンプ7への出力の有無を切替える。
また、共振器型アンプ7は、増幅対象の周波数帯域として熱雑音を抑制可能な周波数帯域が設定され、ミキサ8により生成されたビート信号のうち、当該周波数帯域内のビート信号を増幅する。
図8に示す構成では、送信側でFM変調された三角波を送信し、その傾き(周波数変化量)や送信継続時間を制御することで、ある相対距離と相対速度を持った物体のビート信号の周波数(ミキサ8の出力)を制御することが可能となる。
具体的には、例えば、周波数変化量は下式(5)に示すような制御を行うことで、ビート信号の周波数を共振器型アンプ7の増幅可能な周波数にすることができる。
Figure 0006129094
ここで、Cは光の速度、fcは共振器型アンプ7の増幅できる周波数である。またV’は次回測定時の予測相対速度、fは送信周波数、R’は次回測定時の予測相対距離である。また、送信継続時間は、例えば2R’/C以上になるように制御する。
以上のように、この実施の形態3によれば、スイッチ5および共振器型アンプ7をミキサ8の後段に配置するように構成したので、実施の形態1に対し、FMCWレーダのようなFM信号のみを用いた場合においても、ビート信号の周波数を共振器型アンプ7の周波数帯域内に制御できるため、従来検出することができなかった物体の一部が動くことで発生する微小なドップラ成分を検出でき、当該ドップラ成分から物体を識別することができる。また、共振器型アンプ7の通過周波数を低く抑えることができるため、装置を安価に構成することができる。
また、送信信号の送信継続時間を制御して対象とする物体までの相対距離を確保しつつ、単位時間あたりの周波数変位量を制御することで遠くの物体のビート信号の周波数を共振器型アンプ7で増幅できる周波数にすることができる。
実施の形態4.
図9はこの発明の実施の形態4に係るレーダ装置の構成図である。図9に示す実施の形態4に係るレーダ装置は、図6に示す実施の形態2に係るレーダ装置の共振器型アンプ7の配置をミキサ8の前段から後段に変更したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
共振器型アンプ7は、増幅対象の周波数帯域として熱雑音を抑制可能な周波数帯域が設定され、ミキサ8により生成されたビート信号のうち、当該周波数帯域内のビート信号を増幅する。また、共振器型アンプ7は常時ON状態となっている(受信アンテナ4により受信された受信信号が常に共振器型アンプ7を通過するように構成されている)。
なお、実施の形態4に係るレーダ装置の動作は、図7に示す実施の形態2に係るレーダ装置の動作と基本的には同様である。ただし、共振器型アンプ7がミキサ8の後段に配置されているため、移動予測をする場合には、物体の相対速度と相対距離から算出することになる。
以上のように、この実施の形態4によれば、共振器型アンプ7をミキサ8の後段に配置するように構成したので、実施の形態2に対し、FMCWレーダのようなFM信号のみを用いた場合においても、ビート信号の周波数を共振器型アンプ7の周波数帯域内に制御できるため、従来検出することができなかった物体の一部が動くことで発生する微小なドップラ成分を検出でき、当該ドップラ成分から物体を識別することができる。また、共振器型アンプ7の通過周波数を低く抑えることができるため、装置を安価に構成することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 制御電圧生成回路(送信信号生成回路)、2 発振器、3 送信アンテナ、4 受信アンテナ、5 スイッチ、6 受信制御回路、7 共振器型アンプ、8 ミキサ、9 周波数分析回路、10 対象物検出回路、11 相対速度算出回路、12 相対距離算出回路、13 対象物選定回路、14 移動予測回路、15 物体識別回路、16 追跡判定回路。

Claims (11)

  1. 固有周波数の連続波であるCW信号および周波数変調されたFM信号からなる送信信号を外部に送信する送信アンテナと、
    前記送信アンテナにより送信された送信信号に対する外部からの受信信号を受信する受信アンテナと、
    増幅対象の周波数帯域として熱雑音を抑制可能な周波数帯域が設定され、前記受信アンテナにより受信された受信信号のうち、当該周波数帯域内の受信信号を増幅する共振器型アンプと、
    前記送信アンテナにより送信された送信信号の周波数と、前記受信アンテナにより受信された受信信号または前記共振器型アンプにより増幅された受信信号の周波数との差の信号であるビート信号を生成するミキサと、
    前記受信アンテナにより受信された受信信号を用いて前記ミキサにより生成されたビート信号に対し、周波数分析を行う周波数分析回路と、
    前記周波数分析回路による周波数分析結果から物体を検出する対象物検出回路と、
    前記周波数分析回路による周波数分析結果から、前記対象物検出回路により検出された物体の自機との相対速度を算出する相対速度算出回路と、
    前記周波数分析回路による周波数分析結果から、前記対象物検出回路により検出された物体の自機との相対距離を算出する相対距離算出回路と、
    前記対象物検出回路により検出された物体のうち、前記共振器型アンプで増幅対象とする受信信号に対応する物体を選定する対象物選定回路と、
    前記相対速度算出回路および前記相対距離算出回路による算出結果に基づいて、前記対象物選定回路により選定された物体の移動予測を行う移動予測回路と、
    前記移動予測回路による物体の移動予測に基づいて、前記受信アンテナにより受信される当該物体に対応する受信信号の周波数が前記共振器型アンプの周波数帯域内となるように前記CW信号の周波数を制御して前記送信信号を生成する送信信号生成回路と、
    前記共振器型アンプにより増幅された受信信号を用いて前記ミキサにより生成されたビート信号に基づいて、物体を識別する物体識別回路と
    を備えたことを特徴とするレーダ装置。
  2. 前記受信アンテナにより受信された受信信号の前記共振器型アンプへの出力の有無を切替えるスイッチと、
    前記スイッチの切替え動作を制御する受信制御回路と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のレーダ装置。
  3. 周波数変調された三角波である送信信号を外部に送信する送信アンテナと、
    前記送信アンテナにより送信された送信信号に対する外部からの受信信号を受信する受信アンテナと、
    前記送信アンテナにより送信された送信信号の周波数と、前記受信アンテナにより受信された受信信号の周波数との差の信号であるビート信号を生成するミキサと、
    増幅対象の周波数帯域として熱雑音を抑制可能な周波数帯域が設定され、前記ミキサにより生成されたビート信号のうち、当該周波数帯域内のビート信号を増幅する共振器型アンプと、
    前記ミキサにより生成されたビート信号に対し、周波数分析を行う周波数分析回路と、
    前記周波数分析回路による周波数分析結果から物体を検出する対象物検出回路と、
    前記周波数分析回路による周波数分析結果から、前記対象物検出回路により検出された物体の自機との相対速度を算出する相対速度算出回路と、
    前記周波数分析回路による周波数分析結果から、前記対象物検出回路により検出された物体の自機との相対距離を算出する相対距離算出回路と、
    前記対象物検出回路により検出された物体のうち、前記共振器型アンプで増幅対象とするビート信号に対応する物体を選定する対象物選定回路と、
    前記相対速度算出回路および前記相対距離算出回路による算出結果に基づいて、前記対象物選定回路により選定された物体の移動予測を行う移動予測回路と、
    前記移動予測回路による物体の移動予測に基づいて、前記受信アンテナにより受信される当該物体に対応する受信信号から生成される前記ビート信号の周波数が前記共振器型アンプの周波数帯域内となるように前記送信信号の単位時間あたりの周波数変位量を制御して前記送信信号を生成する送信信号生成回路と、
    前記共振器型アンプにより増幅されたビート信号に基づいて、物体を識別する物体識別回路と
    を備えたことを特徴とするレーダ装置。
  4. 前記送信信号生成回路は、光の速度をC、前記共振器型アンプの増幅できる周波数をfc、前記移動予測回路で得られる次回測定時の物体の予測相対速度をV’、前記移動予測回路で得られる次回測定時の物体の予測相対距離をR’、送信周波数をfとすると、前記送信信号の単位時間あたりの周波数変位量Δfが下式となるように制御する
    ことを特徴とする請求項3記載のレーダ装置。
    Figure 0006129094
  5. 前記送信信号生成回路は、前記送信信号の単位時間あたりの周波数変位量と送信継続時間を制御する
    ことを特徴とする請求項3記載のレーダ装置。
  6. 前記対象物選定回路は、前記相対速度算出回路により検出された物体の自機との相対速度に基づいて、対象とする物体を選定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のレーダ装置。
  7. 前記対象物選定回路は、前記相対距離算出回路により検出された物体の自機との相対距離に基づいて、対象とする物体を選定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のレーダ装置。
  8. 前記対象物選定回路に替えて、前記対象物検出回路により検出された物体の追跡を行うか否かを判定する追跡判定回路を備え、
    前記移動予測回路は、前記対象物選定回路に替えて、前記追跡判定回路により物体を追跡すると判定された場合に、前記相対速度算出回路および前記相対距離算出回路による算出結果に基づいて、当該物体の移動予測を行う
    ことを特徴とする請求項1、請求項3、請求項4または請求項記載のレーダ装置。
  9. 前記追跡判定回路は、前記物体識別回路による物体識別結果に基づいて、該当する物体の追跡を行うか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項記載のレーダ装置。
  10. 前記追跡判定回路は、前記相対速度算出回路により検出された該当する物体の自機との相対速度に基づいて、当該物体の追跡を行うか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項または請求項記載のレーダ装置。
  11. 前記追跡判定回路は、前記相対距離算出回路により検出された該当する物体の自機との相対距離に基づいて、当該物体の追跡を行うか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項から請求項10のうちのいずれか1項記載のレーダ装置。
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