JP6111746B2 - 真空ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、磁気軸受を備える真空ポンプに関する。
ターボ分子ポンプは、ハウジング内に収容され高速に回転するロータおよびロータを固定するシャフトを備えている。ロータとシャフトとは、アルミニウム合金あるいはSUSや鋼材等により形成され、ボルト締結または焼嵌め等により固定されている。
シャフト支持用軸受に予圧を与える構造を簡素にし、ハウジングの小型化を図るため、ロータの上端側とハウジングとに永久磁石を取り付けて磁気軸受を構成し、シャフトの下端側にラジアルまたはアキシャル軸受を設けたターボ分子ポンプが知られている。
上記構造のターボ分子ポンプでは、ロータ側永久磁石とハウジング側永久磁石とをアキシャル方向に僅かにずらして配置し、永久磁石の反発力によりシャフトの下端側の軸受に予圧を与えるようにしている(特許文献1参照)。
特開2000−274392号公報
上記特許文献1には、ロータおよびシャフトの材質および接続部の構造は記載されていないが、一般的には、ロータとシャフトとの接続部の緩み、ずれを防止するために、ボルト締結よりも焼嵌め等による接続の方が好ましい。焼嵌めによる場合、ロータとシャフトとが熱膨張係数が異なる金属により形成されていると、ロータの温度上昇により接続が緩んでしまう。これに対しては、ロータとシャフトとをアルミニウム合金のような同種金属で形成することにより対応することができる。しかし、アルミニウム合金は熱膨張係数が大きいため、温度上昇に伴う接続部の緩みは抑制できるが、固定側永久磁石に対するロータ側永久磁石の位置がずれ、シャフト支持用軸受にかかる予圧が変化してしまう。
本発明の好ましい実施形態による真空ポンプは、ロータおよびシャフトが一体に形成され、ハウジング内に収容されるロータユニットを備え、前記ロータは、軸部と、前記軸部の周囲に形成された排気部とを有し、前記シャフトは、前記ロータとは熱膨張係数が異なる金属により形成され、前記ロータの軸部の、スラスト方向における端面に接合により固定され、前記ロータユニットの一端側に設けられ、前記ロータユニットをスラスト方向に付勢する磁気軸受をさらに備え、前記磁気軸受は、前記ロータの前記一端側に設けられた永久磁石と、前記ハウジングに固定された永久磁石とにより構成された永久磁石式磁気軸受であり、前記ロータはアルミニウム合金により形成され、前記シャフトはSUS、クロムモリブデン鋼、炭素鋼のいずれかにより形成され、前記ロータと前記シャフトとの間に、純アルミニウムにより形成され、前記ロータおよび前記シャフトに接合された接合層を有する。
本発明によれば、シャフトとロータとはスラスト方向における端面において接合により一体化されており、接合力は熱膨張係数の差の影響を受けることが無い。このため、シャフトとロータとが熱膨張係数が異なる金属で形成されていても温度上昇に伴う接合部の緩みは生じない。また、シャフトとロータとは熱膨張係数が異なる金属により形成されているので、ロータ全体が、熱膨張係数が大きい金属により形成されている構造に対し、温度上昇によるスラスト方向の長さの変化を小さくすることができ、予圧の変化を抑制することができる。
本発明の真空ポンプとしてのターボ分子ポンプの一実施の形態を示す断面図である。 図1におけるロータユニットの拡大図。 (a)〜(d)は、ロータユニットの製造方法を説明するための図。 本発明のロータユニットの実施形態2を示す断面図。
--実施形態1--
以下、図を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1は本発明に係る真空ポンプの一実施形態としてのターボ分子ポンプの断面図である。
ターボ分子ポンプは、ケーシング3とベース2とにより構成されるハウジング1の内部に収容されたロータユニット10を備えている。ケーシング3とベース2とは、両部材間にシール部材81を介して不図示の締結部材により締結され、外部から密封されている。
ロータユニット10は、ロータ20とシャフト30とを備えている。詳細は後述するが、ロータ20とシャフト30とは、接合部材(接合層)61により接合されている。
ロータ20は、翼排気機能部としてのロータ翼部21と、ねじ溝排気機能部としての円筒部25とを備えている。ロータ翼部21は、軸部22と、軸部22の周囲に多段に配列されたロータ翼23とを備えている。
円筒部25は、内周円筒部26および外周円筒部27の二重円筒構造を有している。
ロータ翼23に対応して、ケーシング3の内側に固定翼41がスペーサリング42で位置合せされて設けられており、ロータ翼23と固定翼41とにより高真空側排気機能部を構成している。外周円筒部27の外周には、外周ステータ44がハウジング1に取り付けられている。
外周ステータ44と外周円筒部27のいずれか一方には、両部材が対向する面に螺旋状の溝が形成されている。内周円筒部26と外周円筒部27との間には、内周ステータ45が配置されている。内周ステータ45はベース2に取り付けられている。内周ステータ45と外周円筒部27のいずれか一方には、両部材が対向する面に螺旋状の溝が形成されている。内周ステータ45と内周円筒部26とのいずれか一方には、両部材が対面する側の面に螺旋状の溝が形成されている。内周円筒部26、外周円筒部27、内周ステータ45、外周ステータ44は、低真空側排気機能部を構成している。
シャフト30は、ロータ翼部21の軸部22と同芯に配置されている。シャフト30はモータ部70により回転駆動される。モータ部70は、DCブラシレスモータを構成するものであり、シャフト30に形成されたロータモータ部71と、ロータモータ部71の周囲に配置されたステータモータ部72とを備えている。
ケーシング3のフランジ部分には、磁石ホルダ11が取り付けられており、磁石ホルダ11には、ロータユニット10と同芯の磁石保持軸11aが設けられている。磁石保持軸11aの軸回りには、複数の永久磁石12が固定されている。また、ロータ20には、上部に、磁石保持軸11aを収容する凹部20aが形成されており、この凹部20aの側壁には、各永久磁石12に対向して、各永久磁石12から、ラジアル方向において所定の間隔で離間する複数の永久磁石13が固定されている。永久磁石12と永久磁石13とにより永久磁石式磁気軸受14が構成されている。
永久磁石式磁気軸受14を構成する各永久磁石12、13は、それぞれ、軸方向(スラスト方向)の上下に配置された一対のN極とS極とから構成されている。一対のN極およびS極を有する各永久磁石12、13は、互いに所定の間隔で離間して配設されている。磁石保持軸11aに固定された固定側の各永久磁石12は、ロータ20側に固定された各永久磁石13に対し、ずれ量(ΔZ)だけ軸方向の上方に位置している。従って、ロータ20は、複数の永久磁石12、13間に作用する反発力により、常時、軸方向の下方側に向けて付勢されている。なお、本明細書においては、永久磁石式磁気軸受14が配置された側を上方(上部)側とし、その反対側、すなわち、ベース2の底面側を下方(下部)側とする。
磁石保持軸11aの中央部には、ロータ20の軸部20bが収容される中空部11bが設けられており、磁石保持軸11aの内側と軸部20bとの間には、ロータ20を回転可能に支持する保護用のボールベアリング82が介装されている。
ボールベアリング82はシャフト30上部のラジアル方向の振れを制限するために設けられているものであり、ボールベアリング82の内輪と軸部20bの上部側に設けられた径小な軸との間には隙間が形成されている。この隙間の寸法は、永久磁石12、13間の隙間寸法より小さく設定されている。これにより、危険速度通過時にロータ20が振れ回った際に、永久磁石12、13同士が接触するのを防止している。
シャフト30の下端側には、段部31aを有する径小の下部軸部31が形成されている。ベース2には、下部軸部31が貫通される、下部軸部31よりも径大の貫通孔2aが形成されている。貫通孔2a内には、下部軸部31を回転可能に支持する玉軸受等のボールベアリング(支持用軸受)83が収容されている。ボールベアリング83は、グリース潤滑式の軸受である。図示はしないが、ボールベアリング83とベース2との間には、制振機構が介装されている。
ボールベアリング83は、スラストナット85により、下部軸部31の段部31aに押し付けられてシャフト30に取り付けられている。スラストナット85の外周には雄ねじ部が設けられており、この雄ねじ部をベース2の凹部2bに形成された雌ねじ部に螺合することにより、スラストナット85がベース2に締結されている。
これにより、ロータユニット10は、軸芯上に配置された上下一対のボールベアリング82、83により回転可能に保持される。
上述した如く、ロータユニット10の上部側には永久磁石式磁気軸受14が設けられており、固定側およびロータ20側に取り付けられた永久磁石12、13の反発力により、ロータユニット10は下方側に付勢されている。このため、ボールベアリング83には、永久磁石式磁気軸受14による予圧が与えられている。予圧の大きさは、永久磁石式磁気軸受14を構成する永久磁石12と永久磁石13との軸方向のずれ量(ΔZ)を調整することにより適切な値に設定される。
次に、ロータユニット10について、さらに、説明する。
図2は、図1におけるロータユニット10の拡大図である。
上述した如く、ロータユニット10は、ロータ20とシャフト30とが、接合部材(接合層)61により接合されて構成されている。
ロータ20は、例えば、アルミニウム合金により形成されている。アルミニウム合金であれば、特に制限はないが、中でも、引張り強さおよび耐力の点でA2618が、また、疲れ強さの点でA2014が好ましい。シャフト30は、例えば、SUS(ステンレス)や鋼材により形成されている。鋼材であれば制限はないが、一例として、クロムモリブデン鋼(SCM435等)や、炭素鋼(S45C等)を挙げることができる。
ロータ20としてアルミニウム合金を用い、シャフト30としてSUSや鋼材を用いた場合、摩擦攪拌接合(摩擦圧接接合)により接合することができる。摩擦攪拌接合の場合、アルミニウム合金と純アルミニウム、およびSUSや鋼材と純アルミニウムとの接合は、アルミニウム合金とSUSまたは鋼材とを、直接、接合するよりも大きい接合力を得ることができる。
ロータ20とシャフト30との間に、接合部材(接合層)61が介在されているのはこのような理由である。
以下、図3(a)〜(d)を参照して、ロータ20とシャフト30とを摩擦攪拌接合により接合してロータユニット10を作製する方法を説明する。
図3(a)に図示されるように、アルミニウム合金で形成されたロータ20の軸部22の、スラスト方向における下端面22aに、純アルミニウムにより形成された円柱状の接合部材61を摩擦攪拌接合により接合する。
摩擦攪拌接合は、ロータ20を固定した状態で、圧接用装置91により、接合部材61を軸部22の下端面22aに圧接しながら高速に回転させて行う。これにより、軸部22の下端面22aと接合部材61との接触面に摩擦熱が発生し、熱により、軸部22の下端面22aと接合部材61とが軟化し、塑性流動化して接合される。塑性流動化により、接合部材61の厚さは、接合前の厚さt0(図示せず)よりも薄い厚さt1になる。
図3(b)に図示されるように、圧接用装置91を取り外し、一面が軸部22に接合された接合部材61の他面61aを、旋盤などにより切削する。これにより、接合部材61の厚さは、切削前の厚さt1よりも薄い厚さt2になる。図3(a)に図示する、ロータ20の軸部22の下端面22aに接合部材61を摩擦攪拌接合により接合する際、ロータ20の軸部22および接合部材61が塑性流動化し、接合部材61の外周に流動する。図3(b)における接合部材61の切削工程では、接合部材61の外周に流動した塑性流動部を除去することが好ましい。
図3(c)に図示されるように、シャフト30の、スラスト方向における上方側の端面を、接合部材61の他面61aに摩擦攪拌接合により接合する。
摩擦攪拌接合は、接合部材61が接合されたロータ20を固定した状態で、回転装置を用いて、シャフト30の、スラスト方向における上方側の端面を、接合部材61の他面61aに圧接しながら高速に回転させて行う。これにより、接合部材61とシャフト30との接触面に摩擦熱が発生し、熱により、接合部材61の他面61aとシャフト30の接触面が軟化し、塑性流動化して接合される(図3(d)参照)。塑性流動化により、接合部材61の厚さは、接合前の厚さt2よりも薄い厚さt3になる。この場合にも、摩擦攪拌接合の際、シャフト30と接合部材61との外周に流動する塑性流動部を切削することが好ましい。
なお、接合部材61は、上下両面において摩擦攪拌接合がなされるため、上下両面に塑性流動化した層がそれぞれ形成される。塑性流動化した上下両面の各層は互いに離間されることが好ましい。したがって、上下両面の塑性流動化した層が連続しない厚さとなるように図3(b)における接合部材61を切削することが好ましい。通常、塑性流動化する層の厚さは、1μm程度以下である。
アルミニウムは、熱膨張係数が24×10-6/K程度である。一方、SUSや鋼材は、熱膨張係数が(10〜11)×10-6/K程度である。
ターボ分子ポンプを駆動してロータユニット10の温度が上昇すると、永久磁石式磁気軸受14のロータ20に固定された永久磁石13がスラスト方向の上方にずれ、固定側の永久磁石12とのずれ量(ΔZ)が小さくなる。このため、ボールベアリング83の予圧が増大し、ボールベアリング83が損傷したり、振動が増大したりする。
上記一実施の形態では、シャフト30を、SUSや鋼などの熱膨張係数が小さい材料で形成したので、熱膨張係数が大きいアルミニウム合金で形成されたロータ20のスラスト方向の長さを小さくすることができる。このため、ロータユニット10の温度が上昇した場合でも、永久磁石式磁気軸受14の固定側およびロータ20側に取り付けられた永久磁石12、13のずれ量(ΔZ)の変化量を低減することができる。
--実施形態2--
図4は、本発明におけるロータユニットの実施形態2を示す断面図である。
実施形態2は、実施形態1のロータ20に対し、ロータ20Aのスラスト方向における長さを小さくした構造とした点に特徴を有する。
図4に図示されるように、ロータユニット10Aは、実施形態1と同様に、ロータ20Aとシャフト30Aとを、接合部材61を介して、摩擦攪拌接合により接合されている。
ロータ20Aは、ロータ翼部21Aと円筒部25とを備えている。ロータ翼部21Aは、軸部22Aと、軸部22Aの周囲に多段に配列されたロータ翼23とを備えている。
軸部22Aのスラスト方向における長さは、ロータ翼部21Aのスラスト方向における長さより小さく、軸部22Aの下端面22aは、ロータ翼部21Aの下端面21aよりも、スラスト方向における上方に位置している。接合部材61の上面は、軸部22Aの下端面22aでロータ20Aに接合されているので、シャフト30Aは、ロータ翼部21Aの下端面21aよりも、スラスト方向における上方に延出されており、この分、実施形態1におけるシャフト30よりも長く形成されている。
シャフト30Aの外周とロータ翼部21Aの内周との間には空間Sが形成されている。接合部材61とロータ翼部21Aの軸部22Aとを摩擦攪拌接合する際、塑性流動化して接合部材61と軸部22Aとの外周に流動する塑性流動部を、空間Sにカッターを挿入して切削する。接合部材6とシャフト30Aとの摩擦攪拌接合の際、接合部材61とシャフト30Aとの外周に流動する塑性流動部も、空間Sにカッターを挿入して切削することができる。
実施形態2の構造は、実施形態1に対し、熱膨張率が小さいシャフト30Aの長さが長く、熱膨張率が大きいロータ翼部21Aの長さが短い。従って、この分、実施形態1の場合よりも、さらに、ロータ20に固定された永久磁石13と固定側の永久磁石12とのずれ量(ΔZ)を小さくすることができる。
実施形態2において、上記以外は実施形態1と同様であり、対応する部材に同一の符号を付して説明を省略する。
上記一実施の形態によれば下記の効果を奏する。
(1)シャフト30、30Aは、ロータ20、20Aの軸部のスラスト方向における端面に接合により一体化されており、焼嵌めによって接合する場合と異なり、接合力は熱膨張係数の差の影響を受けることが無い。このため、ロータ20、20Aとシャフト30、30Aとを熱膨張係数が異なる金属により形成しても、温度上昇に伴う接合部の緩みは生じない。
(2)シャフト30、30Aとロータ20、20Aとは熱膨張係数が異なる金属により形成されているので、ロータ全体が、アルミニウム等の熱膨張係数が大きい金属により形成されている構造に対し、温度上昇によるスラスト方向の長さの変化を小さくすることができ、予圧の変動を抑制することができる。これにより、ボールベアリング83が損傷したり、振動が増大したりするのを抑制することができる。
なお、上記各実施形態において、シャフト30、30AをSUSや鋼材により、ロータ20、20Aをアルミニウム合金で形成した構造として例示した。しかし、シャフト30、30Aをアルムニウム等の熱膨張係数が大きい金属、ロータ20、20AをSUSや鋼材等の熱膨張係数が小さい金属により形成してもよい。
上記各実施形態では、シャフト30、30AをSUSや鋼材とし、ロータ20、20Aをアルミニウム合金とし、両部材間に純アルミニムからなる接合部材61を介在して、摩擦攪拌接合により接合する方法として例示した。しかし、シャフト30、30Aとロータ20、20Aとの間に接合部材61を介在せず、シャフト30、30Aとロータ20、20Aとを、直接、摩擦攪拌接合により接合するようにしてもよい。
また、シャフト30、30Aとロータ20、20Aとの接合を、摩擦攪拌接合によらず、レーザ溶接等、他の方法により行うようにしてもよい。
また、本発明は、ターボ分子ポンプに限らず、排気部としてロータ翼23を備えず、軸部22、22Aの外周にねじ溝部を備える真空ポンプにも適用することができる。
その他、本発明の趣旨の範囲内において、種々、変形することができるものであり、上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
1 ハウジング
10 ロータユニット
11 磁石ホルダ
12、13 永久磁石
14 永久磁石式磁気軸受
20、20A ロータ
21、21A ロータ翼部
22、22A 軸部
23 ロータ翼(排気部)
25 円筒部
30 シャフト
61 接合部材(接合層)
70 モータ部
83 ボールベアリング(支持用軸受)

Claims (2)

  1. ロータおよびシャフトが一体に形成され、ハウジング内に収容されるロータユニットを備え、
    前記ロータは、軸部と、前記軸部の周囲に形成された排気部とを有し、
    前記シャフトは、前記ロータとは熱膨張係数が異なる金属により形成され、前記ロータの軸部の、スラスト方向における端面に接合により固定され
    前記ロータユニットの一端側に設けられ、前記ロータユニットをスラスト方向に付勢する磁気軸受をさらに備え、前記磁気軸受は、前記ロータの前記一端側に設けられた永久磁石と、前記ハウジングに固定された永久磁石とにより構成された永久磁石式磁気軸受であり、
    前記ロータはアルミニウム合金により形成され、前記シャフトはSUS、クロムモリブデン鋼、炭素鋼のいずれかにより形成され、前記ロータと前記シャフトとの間に、純アルミニウムにより形成され、前記ロータおよび前記シャフトに接合された接合層を有する、真空ポンプ。
  2. 請求項1に記載の真空ポンプにおいて、
    前記排気部は、前記軸部の周囲にロータ翼が多段に形成されたロータ翼部を有し、
    前記ロータと前記シャフトとの接合部は、前記ロータ翼部のスラスト方向における中間位置に位置しており、前記接合部の外周に形成される塑性流動物が流動する空間が設けられている、真空ポンプ。
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