JP6089457B2 - 通信システム、サーバ機器、クライアント機器及びプログラム - Google Patents

通信システム、サーバ機器、クライアント機器及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、サーバ機器とクライアント機器とを備える通信システム、サーバ機器、クライアント機器及びプログラムに関する。
例えば、特許文献1に記載の会議支援システムのように、現在、市場には様々な会議支援システムが存在する。これらのシステムは、図1に示すように、予めサーバ機器(クラウドまたはローカルサーバ)に「会議に関する情報を蓄積する箱」としての仮想空間を準備し、この箱に会議の書誌事項(会議名、開催日時、開催場所、参加者一覧、使われるデバイスなど)を登録しておく。さらには会議で用いるコンテンツ(会議資料、図面、動画、音声など)を登録しておく。このような準備を行った後、参加者に開催通知を送る。参加者は、会議の現場でブラウザなどを用いてこの箱にアクセスし、会議の進行やコンテンツの共有を実施する。
このような会議支援システムにおいて、ユーザは会議の準備にかかる時間を極力減らし、すぐに会議自体を開始したい。そして、ある案件について複数人で情報を共有し、議論し、まとめる作業を実施したい。しかしながら、現状では、まず、図1に示した会議のための準備を実施する必要がある。その作業が非常に煩雑な手順であった場合、会議の準備に多くの時間を浪費し、実際の会議時間を減らしてしまうか、ユーザに利用されないシステムになってしまう。
上記課題に鑑み、本発明の目的とするところは、簡単な操作でサーバ機器を介してクライアント機器同士が接続可能な通信システム、サーバ機器、クライアント機器及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、サーバ機器とクライアント機器とを備えた通信システムであって、
前記クライアント機器は、
所望のコンテンツから取得した属性情報にクライアント機器を識別する情報を含めた前記属性情報を有する接続要求、又は前記クライアント機器を利用したジェスチャに対応して取得されたクライアント機器を識別する情報を含む属性情報を有する接続要求を送信する接続要求手段を有し、
前記サーバ機器は、
前記クライアント機器から送信された接続要求を受け付ける要求受付手段と、
前記受け付けた接続要求に含まれる属性情報を登録する登録手段と、
前記登録された属性情報同士の関連を判断し、判断の結果に基づき前記属性情報に含まれるクライアント機器を識別する情報にて特定されるクライアント機器同士が接続可能かを判断する関連付け手段と、を有することを特徴とする通信システムが提供される。
本発明によれば、簡単な操作でサーバ機器を介してクライアント機器同士を接続することができる。
一般的な会議準備フローを示した図。 第1実施形態に係る通信システムの全体構成図。 第1実施形態に係る登録処理時の各部の機能構成図。 第1実施形態に係る通信システムの利用例。 第2実施形態に係る関連付け処理時の各部の機能構成図。 コンテンツDBに保存されるコンテンツの構成例。 第2実施形態に係る通信システムの全体構成図。 第2実施形態に係る全体処理フロー図。 第2実施形態に係る登録処理時の各部の機能構成図。 第2実施形態に係る通信システムの利用例。 コンテンツDBに保存されるコンテンツの構成例。 第2実施形態に係る文書印刷時時の各部の機能構成図。 第2実施形態に係るデバイス接続処理時の各部の機能構成図。 第2実施形態に係るデバイス接続処理を示したフロー図。 第3実施形態に係る通信システムの全体構成図。 第3実施形態に係る全体処理フロー図。 第3実施形態に係る通信システムの利用例。 コンテンツDBに保存されるコンテンツの構成例。 第3実施形態に係るデバイス接続処理時の各部の機能構成図。 第3実施形態に係るデバイス接続処理を示したフロー図。 第4実施形態に係る全体処理フロー図。 第4実施形態に係る登録処理時の各部の機能構成図。 コンテンツDBに保存されるコンテンツの構成例。 第4実施形態に係る通信システムの利用例。 変形例に係るデバイス接続例を示した図。 変形例に係るデバイス情報及びユーザ操作情報のリストを示した図。 デバイス接続の会議履歴情報の利用例。 デバイス接続の回数履歴情報の利用例。
以下、本発明の好適な実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
<はじめに>
会議支援システムにおいて、ユーザは会議の準備にかかる時間を極力減らし、すぐに会議自体を開始したい。しかし、図1に示したように、一般に、会議の参加者は、サーバ機器(クラウド又はローカルサーバ)上の仮想空間にローカル(個人空間)に保存した情報(例えば会議資料A)をアップロード等の作業を有する。このため、会議の前準備に時間を使い、更に、同一の資料が仮想空間と個人空間に別々に存在するため、ユーザは両者を管理しないとならず煩雑となっていた。よって、複数人が電子機器を使用して何かを議論する場で、簡単な操作でサーバ機器を介してクライアント機器同士が接続され、複数のユーザがコンテンツを共有できる通信システムが望まれる。
以上の要望に対して、本実施形態では、1.簡単に「ネットワーク」に繋げること、2.簡単に「デバイス」に繋げること、3.簡単に「コンテンツ」に繋げること、の3つの「簡単」を実現する通信システムを構想する。これら3つの「簡単」は、例えばできるだけ簡単な操作(例えば、1アクションのユーザ操作)で実現する。
本実施形態にかかる通信システムを用いて、「1.簡単にネットワークに繋げること」ができれば、ユーザがネットワークの知識を有していない場合であっても、電子機器を簡単にネットワークにつなげることができ、ユーザの利便性が向上する。ユーザがネットワークの知識を有している場合であっても、電子機器の接続設定にかかっていた時間を短縮できる。
また、本実施形態にかかる通信システムを用いて、「2.簡単にデバイスに繋げること」ができれば、デバイス間で簡単に通信を開始することができる。
更に、「3.簡単にコンテンツに繋げること」ができれば、例えば必要な文書等のコンテンツに簡単にアクセスすることができる。
以上から、本実施形態にかかる通信システムは、簡単な操作でサーバ機器を介してクライアント機器をネットワークで繋がれた仮想共有空間に接続可能とする。これによれば、人と人をつなぎ、場所と場所をつなぎ、時間と時間をつなぐことができる。
<第1実施形態>
[1.簡単にネットワークに繋げる]
最初に、第1実施形態に係る通信システムを用いて簡単に「ネットワーク」に繋げる例を説明する。図2は、本実施形態に係る通信システムの全体構成を示す。
(通信システムの全体構成)
本実施形態に係る通信システム1は、サーバ機器10と、クライアント機器20と、ネットワーク30とを有する。ネットワーク30には複数のクライアント機器20が接続されてもよい。クライアント機器20は、ノートPCのようなコンピュータ、タブレットや携帯端末のようなモバイルデバイス、さらにプロジェクタなどの固有デバイスのいずれであってもよい。ネットワーク30には印刷機50が接続されることもできる。サーバ機器10は、クラウドサーバのようなパブリックネットワークに存在してもよいし、社内サーバ(ローカルサーバ)のように限られたネットワーク内に存在してもよい。
ネットワーク30は、有線LAN(Local Area Network)でも無線LANでも、あるいは、携帯端末の通信で利用される3G/4GネットワークやWiMAX(登録商標)のようなモバイルネットワークでもよい。
(機能構成)
次に、サーバ機器10及びクライアント機器20の機能構成について説明する。コンテンツをサーバへ登録するコンテンツ登録処理と、登録済みのコンテンツに関連付けを行う関連付け処理の2つを実現するため、サーバ機器10及びクライアント機器20は、図3に示した登録処理時の各部の機能と、図5に示した関連付け処理時の各部の機能をそれぞれ有する。
図3に示したように、登録処理時、サーバ機器10は、要求受付手段11と登録手段12とコンテンツDB(コンテンツデータベース)13と応答手段14との機能を有し、クライアント機器20は、送信手段21と表示手段22との機能を有する。
コンテンツ登録処理では、送信手段21がクライアント機器20からコンテンツの実体とその属性情報をサーバ機器10へ送信する。例えばコンテンツの実体は、ネットワーク30に接続された図2の印刷機50により印刷された文書等であってもよい。属性情報は、バーコードや2次元コードに埋め込まれ、印刷機50によりシール印刷され、文書に貼り付けるようにしてもよい。
サーバ機器10では、要求受付手段11がクライアント機器20からコンテンツの実体とその属性情報を受け取り、登録手段12に渡す。登録手段12は、コンテンツDB13に対してコンテンツの実体と属性情報を登録し、成功/失敗のステータスを応答手段14に渡す。登録手段12は、コンテンツの実体と属性情報をコンテンツDB13に登録できた場合、成功のステータスを出力し、登録できなかった場合、失敗のステータスを出力する。応答手段14は、クライアント機器20に対して成功/失敗のステータスを返信する。
クライアント機器20では、表示手段22が成功/失敗のステータスを表示する。これにより、ユーザは、コンテンツの実体及び属性情報をコンテンツDB13に登録できたかを確認することができる。
以上の処理は、現在一般的に市場に普及している手段であり、コンテンツ登録用Webページを用意し、ユーザがファイルを指定して登録ボタンを押すことでサーバ機器にファイルを送信する方法、ユーザ指定のフォルダ下をアプリケーションが監視しており、ファイルの新規作成/変更/削除を感知したタイミングでサーバ機器へ自動的にファイルを送信する方法などがあるが、本実施形態ではどの手段を用いてコンテンツを登録しても構わない。
[具体例]
例えば、印刷紙にコード情報を埋め込んでおいて、印刷紙をユーザの携帯端末で撮像し、これにより取得した情報を用いて簡単に会議を開始及び進行できるようにする。例えば、バーコード情報にその印刷紙に対応する電子データがどこに格納されているかを示すアドレス(例えばURL)情報を埋め込んでおき、バーコード情報を読み込んでアドレス情報を取得し、そのアドレスにアクセスして印刷紙に対応する電子データを入手する。これによれば、電子データを印刷するため印刷物を複写する場合に生じる劣化が起きない。また、印刷物にメモ書きがある場合にも、メモ書きする前の印刷物と同一物を入手できる。
図4には、本実施形態に係る通信システム1を用いて、「簡単にネットワークに繋げる」具体的処理の一例が示されている。
まず、ユーザが、PC20にユーザIDを入力しログインし、登録したいファイルをPCに格納されたコンテンツから選んで、選ばれたコンテンツを印刷し、その印刷紙にバーコード情報を貼り付ける。このとき、
1.ユーザは、例えば、名称、SSID(Service Set Identifier)、WEP(Wired Equivalent Privacy)キー等のネットワーク設定情報を予めサーバ機器10に登録しておく。
2.登録されたネットワーク設定情報を2次元コードに埋め込む。2次元コードはサーバ機器10(クラウドサーバ又はローカルサーバ)上で生成する。なお、2次元コードに含まれるネットワーク設定情報は暗号化されていて、2次元コードを電子機器で読み取っただけでは判別不可能なようになっている。コード情報は、2次元コードに限られず、バーコード等、コード化された情報であればよい。
3.印刷機(例えば、MFP(Multifunction Peripheral))へコード情報をダウンロードし、2次元コードをシール印刷する。
4.印刷されたシールを会議室のスクリーンの横等に貼っておく。又は、配布資料にバーコードを印刷したり、シール印刷したバーコードを配布資料に貼ってもよい。
5.参加者は、携帯電話等の電子機器で貼り付けられた2次元コードを読み取るだけでネットワークの設定を完了できる。
本操作前には、クライアント機器20はネットワーク30に接続されていないため、サーバ機器10に情報を問い合わせることはできない。しかしながら、以上に説明したように、本実施形態に係る通信システム1によれば、ユーザの1アクションでネットワーク設定が行われ、適切なネットワークへの接続を完了することができる。また、コード情報を印刷したシールを貼るだけなのでコスト安で、クライアント機器20を簡単にネットワークに接続することができる。
<第2実施形態>
[2.簡単にデバイスに繋げる]
次に、第2実施形態にかかる通信システム1を用いて「2.簡単にデバイスに繋げる」例を説明する。関連付け処理時のサーバ機器10及びクライアント機器20の機能構成を図5に示す。本実施形態では、図5に示したように、サーバ機器10は関連付け手段15で示した機能を用いて関連付け処理を行う。
サーバ機器10は、要求受付手段11と関連付け手段15とコンテンツDB13と応答手段14とを有する。クライアント機器20は、送信手段21と応答処理手段23と表示手段22とを有する。
関連付け処理について説明すると、ユーザはクライアント機器20でアプリケーションを起動し、後述する情報送信の操作を実行する。操作結果(コンテキスト情報)は、送信手段21に送られ、送信手段21からサーバ機器10に送られる。
サーバ機器10は、要求受付手段11でクライアント機器20からの接続要求を受け取り、関連付け手段15にその接続要求を渡す。関連付け手段15は、接続要求に含まれるコンテキスト情報を取り出し、コンテキスト情報に関連付けられたコンテンツをコンテンツDB13から選び出す。関連付け手段15は、選び出したコンテンツに対してコンテキスト情報を紐付けてコンテンツDB13に蓄積し、選び出したコンテンツを応答手段14に渡す。応答手段14は、コンテンツにすでに紐付けされているコンテキスト情報をコンテンツDB13から取り出し、クライアント機器20へ向けて返信する。
クライアント機器20は、サーバ機器10から送られた情報を応答処理手段23にて受け取り、コンテキスト情報を取り出し、表示手段22に渡す。表示手段22はコンテキスト情報をUIなどを利用してユーザに見える状態にして提供する。
コンテンツDB13に蓄積されたコンテンツは、図6に示すように、実体部13aと属性部13bに分かれている。実体部13aには、文書、画像、動画、音声等の「実体を持つ情報(バイナリデータ)」と、場所/時間/人など物理世界のオブジェクトを電子的に表現した「実体を持たない情報」の両方が含まれる。
実体部13aは、ワード文書やPDFなどの文書、ビットマップやJPEG(Joint Photographic Experts Group)などの画像、MPEG4(Moving Picture Experts Group4)やVP8などの動画、MP3(MPEG Audio Layer−3)やAAC(Advanced Audio Coding)などの音声/オーディオ、のようなユーザが共有したい情報そのものをバイナリデータとして保持している。また、場所/時間/人などの実体を持たないコンテンツの場合、実体部は存在しなくても構わない。
属性部13bは、ファイル名、作成/更新日時、作成/更新ユーザ名、ファイルサイズ、アクセス権などの一般的な属性情報に加えて、コンテキスト情報およびカスタマイズ属性情報の属性情報を保持している。
一般的な属性情報は、Windows(登録商標)に見られるようなファイル属性情報と等価であり、ユーザの指示によりクライアント機器20がサーバ機器10に実体をアップロードする際に同時に得られる属性情報である。また、場所/時間/人などの実体を持たないコンテンツの場合、一般的な属性情報は存在しなくても構わない。
コンテキスト情報は、該当コンテンツに対して関連付けたい情報を格納しておくための属性情報を示す。コンテキスト情報については、後述する実施形態にて詳しく説明する。
カスタマイズ属性情報とは、「実体を持たない情報」に対する情報を格納しておく属性であり、例えば場所であれば、場所の名前や経度/緯度/標高などが該当する。サーバ機器10とクライアント機器20の接続及び情報交換手段は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)通信によるWebアプリケーション、SOAPやREST(Representational State Transfer)のようなWebサービス、XMPPのようなメッセージングサービスなど様々な手段が存在しており、本実施形態ではいずれの方法で実現しても構わない。
図7は、本実施形態に係る通信システム1の全体構成を示す。本実施形態に係る通信システム1は、サーバ機器10と第1のTV会議端末20aと第2のTV会議端末20bとネットワーク30とPC40と印刷機50とを有する。本実施形態に係る通信システム1は遠隔操作が可能なテレビ会議システムであり、拠点Aで行われるテレビ会議に使用する第1のTV会議端末20aと、拠点Bで行われるテレビ会議に使用する第2のTV会議端末20bの2台を互いに接続する。第1のTV会議端末20aのデバイスIDは、CID−Aであり、第2のTV会議端末20bのデバイスIDは、CID−Bである。ユーザは、PC40から文書をシステム上に登録する。サーバ機器10は、登録された文書を管理する。印刷機50は、文書を印刷する。
[具体例]
第2実施形態に係る通信システム1を用いた全体の処理の流れについて図8のフロー図を参照しながら説明すると、まず、ステップS80にて文書登録処理が行われる。文書登録処理は、コンテンツを文書に具体化したのみであり、図3のサーバ機器10の登録手段12が行うコンテンツ登録処理と同一の処理が実行される。次に、ステップS82にて文書印刷処理が行われる。文書印刷処理は、文書によってデバイスを接続するために、文書を紙に印刷する処理である。文書印刷処理については、図12を参照しながら後述する。
次に、ステップS84にてデバイス接続処理が行われる。デバイス接続処理は、図5に示した関連付け手段15にて実行される処理の具体例である。この3つの処理手順により、ユーザは簡単にデバイス同士を接続できる。
ステップS80の文書登録処理を行うためのサーバ機器10及びPC40の機能構成を図9に示す。サーバ機器10は、要求受付手段11と登録手段12とコンテンツDB13と応答手段14とを有する。PC40は、送信手段41と表示手段42とを有する。
文書登録処理の具体的動作について図10を参照すると、文書登録処理では、ユーザは、自席でPC40を用いてWebアプリケーション等を開き、登録したいファイルを選択し、登録ボタンを押下する。PC40では、送信手段41が指定されたファイルの実体と、ファイル名、作成/更新日時、作成/更新ユーザ、ファイルサイズ、アクセス権などの属性情報をサーバ機器10へ送信する。図10の1.には、PC40からサーバ機器10に資料をアップロードする動作が示されている。
サーバ機器10では、要求受付手段11がPC40からファイルの実体と属性情報を受け取り、登録手段12に渡す。登録手段12は、コンテンツDB13にファイルの実体と属性情報を登録し、成功/失敗のステータスを応答手段14に渡す。応答手段14はPC40に成功/失敗のステータスを返す。表示手段42は、成功/失敗のステータスをPC40画面に表示する。
例えば、コンテンツDB13には、図11に示したコンテンツが登録される。コンテキスト情報としてデバイス情報が登録され、カスタマイズ属性情報として文書IDと会議情報とが登録される。デバイス情報と会議情報とはリスト化されていてもよい。デバイス情報には、コンテンツにどのデバイスがアクセスしたかを示すデバイスIDを、デバイスが接続要求したアクセス日時とともに保存する。文書IDは、コンテンツDB13において文書を一意に特定するためのIDである。会議情報には、会議名/開始日時/終了日時/開催場所/参加者リスト/関連文書など、ユーザが会議情報として保存しておきたい情報を登録する。コンテンツが複数の会議で利用されるケースもあるため、会議情報をリストで保存できるように準備しておく。
ステップS82の文書印刷処理を行うためのサーバ機器10及びPC40の機能構成を図12に示す。サーバ機器10は、要求受付手段11とコンテンツDB13と応答手段14と文書取得手段16とコード埋め込み手段17と文書印刷手段18とを有する。PC40は、文書印刷要求手段43と表示手段42とを有する。サーバ機器10から印刷を要求される印刷機50は、印刷要求受付手段51及び印刷手段52を有する。
次に、文書印刷処理について図12を用いて説明する。ユーザは自席のPC40でWebアプリケーションなどを開き、印刷したい文書を選択する。一般的に、サーバに管理された文書には文書IDが付与されており、例えば、サーバ上のURLがhttp://doc.comであり、文書IDが56781234であった場合、以下のURLをWebブラウザ等で開くことによってユーザは簡単に所望の文書にアクセスできる。
http://doc.com ID=56781234
同URLを開くと、ファイル名に加えて、印刷ボタンが表示されており、ユーザは印刷ボタンを押下することで所望の文書の印刷を開始できる。PC40では、文書印刷要求手段43が印刷指示を受け取り、サーバ機器10へ文書IDが56781234の文書の印刷を指示する。
サーバ機器10では、要求受付手段11にて印刷要求を受け取り、文書取得手段16に文書IDを渡す。文書取得手段16はコンテンツDB13から、文書IDによって特定される文書実体を取得し、コード埋め込み手段17に実体を渡す。コード埋め込み手段17は、例えばバーコードで文書の電子データの格納領域を示すhttp://doc.com ID=56781234という文字列を埋め込んだ画像を作成する。そして、コンテンツの実体とバーコード画像を文書印刷手段18に渡す。文書印刷手段18では、実体である文書をレンダリングし、PCL(Page description language)やPS(Post Script)といったプリンタ言語に変換するとともに、バーコード画像もレンダリングし、プリンタ言語に含める。この時、バーコードの印刷位置は、予めユーザから指示された位置に埋め込んでもいいし、ある決まった位置に埋め込んでもいいし、自動で白紙部を発見して埋め込んでも構わない。文書印刷手段18は、印刷機50にプリンタ言語データを送るとともに、応答手段14に成功/失敗のステータスを渡す。
図10の2.では、サーバ機器10によりバーコードが埋め込まれた文書を紙に印刷することを印刷機50に要求する。この時、印刷機50は、予めユーザから指示された印刷機でもいいし、ある決まった印刷機でも構わない。印刷機50では、サーバ機器10から印刷要求受付手段51にてプリンタ言語データを受け取り、印刷手段52にて印刷を実行する。一方、応答手段14は、PC40に成功/失敗のステータスを返信する。PC40は、表示手段42にて、サーバ機器10から受け取った成功/失敗のステータスを表示する。
以上の処理によって出力された紙文書には、バーコードでその文書の在処を示す情報が埋め込まれている。これは会議資料として配布され、ユーザは会議の現場に持参する。図10の3.では、会議資料が各拠点A、Bへ配布されている。また、上記例ではバーコードにより文書に属性情報を埋め込む方法を示したが、コンテンツに埋め込まれる埋め込み情報は、1次元又は2次元いずれのバーコードで実現されてもよく、地紋や電子透かしのような方法で文書に埋め込んでもよい。
次に、本実施形態におけるデバイス接続処理時の各部機能について、図13を用いて説明する。第1のTV会議端末20aは、コード読取手段24、接続要求手段25、結果受取手段26、デバイス接続手段27を有する。サーバ機器10は、要求受付手段11、コンテンツDB13、応答手段14、関連付け手段15、デバイス情報リスト取得手段19を有する。以下の説明では、第1のTV会議端末20aとサーバ機器10との情報のやり取りを例に挙げて説明し、第1のTV会議端末20aと同じように動作する第2のTV会議端末20bの処理についての説明を省略する。
近年、TV会議端末はもちろん、ノートPC、タブレット、携帯端末、そしてプロジェクタにもカメラが備わっているケースが非常に多い。ユーザは、第1のTV会議端末20aのカメラによって、持参したバーコード付の紙文書を撮影する。図10の4.では、配布された会議資料を拠点Aのカメラで撮り、撮られた会議資料を拠点Aの会議室のディスプレイに表示する。
なお、カメラに替えてスキャナを使うこともできる。この場合、バーコードが埋め込まれた文書をスキャナで読み取り、読み取った画像に埋め込まれたバーコード情報中のURLに基づき取得した文書を各拠点の会議室のディスプレイに表示してもよい。
本実施形態に係るデバイス接続処理の具体的動作について図14を用いて説明する。まず、ステップS100にて、第1のTV会議端末20aのコード読取手段24は、撮影画像内のバーコードを認識し、バーコードに埋め込まれたデコードを実行して会議資料の在処のURLを得る。次に、ステップS102にて、接続要求手段25は、得られたURLへアクセスし、サーバ機器10に対して文書への接続要求を送る。この時、第1のTV会議端末20aのデバイスを特定するデバイスID(ここでは、CID−A)も同時に送信する。例えば、TV会議の場合、呼制御をSIP(Session Initiation Protocol)のような規格で実現していることが多く、SIP規格に準拠したIDを送ればよい。図10の5.では、第1のTV会議端末20aは、バーコードを認識し、会議資料の在処を示すURLを用いて、サーバ機器10に対して文書への接続要求を送る。
第2のTV会議端末20bも同様にして、図10の7.及び8.に示したように、拠点Bにおいて、配布された会議資料を拠点Bのカメラで撮り、撮られた会議資料を拠点Bの会議室のディスプレイに表示する。第2のTV会議端末20bは、撮影画像中からバーコードを認識し、会議資料の在処を示すURLを用いて、サーバ機器10に対して文書への接続要求を送る。
ステップS200にて、サーバ機器10の要求受付手段11は、デバイスIDを含む接続要求を受け付け、URLから文書IDを得て、デバイス情報リスト取得手段19に文書IDとデバイスIDを渡す。
ステップS202にて、デバイス情報取得手段19は、コンテンツDB13から文書IDに該当するデバイス情報のリストを取得する。
ステップS204にて、デバイス情報取得手段19は、得られたデバイス情報リスト内にデバイスIDが登録済みかどうかを調べる。
自己のデバイスIDが登録されている場合、そのままステップS208に進んで、応答手段14にデバイス情報リストを渡す。
自己のデバイスIDが登録されていない場合、ステップS206にて、関連付け手段15に文書IDとデバイスIDを渡し、文書IDに該当するコンテンツのデバイス情報リストにデバイスIDをアクセス日時とともに追加する。図10の6.及び9.では、自己のデバイスIDが登録されていない場合に、デバイス情報のリストへ各デバイスIDであるCID−A、CID−Bを追加する処理が実行されている。
デバイス情報のリストは応答手段14に渡され、ステップS208にて応答手段14は、デバイス情報リストを第1のTV会議端末20aに返す。
ステップS104にて、第1のTV会議端末20aの結果受取手段26は、サーバ機器10からデバイス情報リストを受け取る。次に、ステップS106にて、デバイス接続手段27は、デバイス情報リストの内容に基づき、接続すべき相手がいるかどうかを調べる。具体的には、デバイス情報リスト内に自分以外のデバイスIDが存在するかどうかで判断される。例えば、第1のTV会議端末20aと第2のTV会議端末20bが接続を試みるケースにおいて、拠点Aの第1のTV会議端末20aのカメラでのバーコード読取が拠点Bの第2のTV会議端末20bのカメラでのバーコード読取より早い場合について考える。なお、第1のTV会議端末20a及び第2のTV会議端末20bは、クライアント機器の一例である。
この場合、サーバ機器10からデバイス情報リストを受け取っても、拠点Bの第2のTV会議端末20bのカメラでのバーコード読取が行われていないため、デバイス情報リスト内に拠点Bの第2のTV会議端末20bのデバイスIDが存在していないことがある。この場合、複数回の接続要求をサーバ機器10に実施する必要があるため、サーバ機器10側ではデバイス情報リストにデバイスIDがすでに登録されているかをチェックし、2重登録を防ぐ仕組みを入れている。デバイス情報リストにデバイスIDが登録されていない場合、接続要求手段25に戻り、再度サーバ機器10に接続要求を送る。
ステップS106にて接続すべき相手がいると判定された場合、ステップS108にてデバイス接続手段27に接続相手のデバイスIDを渡す。デバイス接続手段27は、得られたデバイスIDをキーに、接続相手のデバイスに接続確保のための情報を送信する。これは、例えばSIPを用いる場合、その規格に則った呼制御を実行することにより実現できる。
例えば、拠点Aの第1のTV会議端末20aのカメラでバーコード読取後、拠点Bの第2のTV会議端末20bのカメラでバーコード読取が実行された場合、図10の10.にて、第2のTV会議端末20bからの接続要求をサーバ機器10が受信し、サーバ機器10は、デバイス情報リストに自己のデバイスID(CID−B)以外のデバイスID(ここでは、CID−A)が格納されているので、接続可能な機器を特定するための情報としてデバイスID(CID−A)をCID−Bの機器に送る。
これに応じて、CID−Bの機器は、デバイスIDがCID−Aである機器にデバイス接続を要求し、これに対して、CID−Aで識別される機器は、デバイス情報リストに格納されているCID−Bの機器とのネットワーク接続を実行する。これにより、図10の11.に示したように、自己のデバイスID(CID−B)の機器以外のデバイスIDで示されるCID−Aの機器とのネットワーク接続が実行され、この結果、デバイス同士が接続される。
なお、接続相手のクライアント機器に接続するか否かの判断は、クライアント機器が送られたデバイスIDに基づき行ってもよいし、サーバ機器10が判断してクライアント機器に指示してもよい。
以上に説明したように、第2実施形態に係る通信システム1によれば、ユーザは、紙を会議室の機器にかざすという1アクションを行うだけで所望のデバイス同士を接続することができる。つまり、本実施形態では、配布資料(コンテンツ)を媒体として、一拠点に位置するクライアント機器群や複数拠点に点在しているクライアント機器群を接続させることができる。
例えば、印刷紙にコード情報を予め埋め込んでおいて、印刷紙をユーザの携帯端末等の電子機器で撮像し、これにより取得したコード情報を簡単に会議で利用でき、会議資料をクライアント機器に提示するだけで、同じ資料を使うクライアント機器達を自動的につなげることができる。
なお、本実施形態では紙に印刷された配布資料を媒体としたが、コンテンツはこれに限られず、例えば電子データでもよい。電子データを媒体とした一例としては、タブレットや携帯端末を使ってユーザが所望の電子データを表示画面に表示させるとき、表示画面の隅にバーコードが表示される。これをカメラにより撮像することにより、本実施形態の機器同士を接続するためのコンテンツとなり得る。
なお、本実施形態では、所望のコンテンツから取得した属性情報には、該所望のコンテンツを識別する情報として文書IDが含まれる。この場合、関連付け手段15は、クライアント機器を識別する情報であるデバイスIDとコンテンツを識別する情報である文書IDに基づき、デバイスIDにて特定されるクライアント機器同士が接続可能かを判断してもよい。また、関連付け手段15は、デバイスIDと特定のバーコード情報を読み取ったことを示す情報(例えば、バーコード毎に付与された識別情報)に基づき、デバイスIDにて特定されるクライアント機器同士が接続可能かを判断してもよい。
また、クライアント機器20の結果受取手段26による接続相手の有無のチェック後の接続要求手段25へのループは、相手方のクライアント機器がサーバ機器10に接続要求しない限り永久ループになってしまうため、第1の所定時間(例えば5秒間)または所定の回数(例えば5回)の間のみループし、第1の所定時間又は所定回数を経過しても接続先の相手機器が見つからない場合は、接続要求手段25からの接続要求を中止し、ループを抜けるようにする。
また、コンテンツDBに保存しておくデバイス情報リストも永久に保存すると、前の会議の情報が残っているために、誤ったデバイス間で接続が発生する恐れがある。このため、デバイス情報が登録されてから第2の所定時間(例えば1時間)を経過後のデバイス情報であるかをアクセス日時で判断し、第2の所定時間(例えば1時間)を経過後のデバイス情報であれば自動的にデバイス情報を削除する。あるいは、クライアント機器がネットワーク接続を切断するタイミングまたは電源オフのタイミングで、サーバ機器に接続解除の要求を送り、サーバがデバイス情報リストから該当するデバイス情報を削除してもよい。
<第3実施形態>
[3.簡単にコンテンツに繋げる]の一例
次に、第3実施形態にかかる通信システムを用いて[3.簡単にコンテンツに繋げる]一例を説明する。本実施形態に係る通信システム1では、ユーザがクライアント機器を用いてジェスチャを実行すると、これに応じてクライアント機器同士が接続され、サーバ機器により提供される共有空間にてクライアント機器同士がコンテンツを共有可能なシステムを提供する。
第3実施形態にかかる通信システムの全体構成について、図15を参照しながら説明する。図15は、本実施形態に係る通信システムの全体構成図である。本実施形態に係る通信システム1は、サーバ機器10と、第1の携帯端末20cと第2の携帯端末20dとネットワーク30とPC40とを有する。PC40は、自席にて場所の情報を登録する。サーバ機器10は、場所を管理する。第1の携帯端末20cと第2の携帯端末20dはネットワーク30に接続された状態である。第1の携帯端末20cと第2の携帯端末20dとは、クライアント機器の一例である。
[具体例]
第3実施形態に係る通信システム1を用いた全体の処理の流れについて図16のフロー図を参照しながら説明する。
第3実施形態に係る処理では、ステップS130にてデバイス接続処理が行われる。デバイス接続処理は、図5に示した関連付け処理の具体的な例である。この2つの処理により、ユーザは簡単にデバイス同士を接続できる。なお、本実施形態では、コンテンツを文書のような実体のある媒体に具現化せず、コンテンツを場所や人のような実体のないものに具現化するため、第2実施形態で設けられていた文書印刷処理は本実施形態には存在しない。
本実施形態では、図17の1.に示したように、ユーザAとユーザBとが互いに通信可能とするために、第1の携帯端末20cと第2の携帯端末20dとをほぼ180°対向させてシェイクしている様子が示されている。このジェスチャをトリガーとして、図16のステップS130のデバイス接続処理が開始される。これにより、ユーザAの第1の携帯端末20cとユーザBの第2の携帯端末20dとが通信可能となり、サーバ機器10に共有空間が作成され、共有空間を利用してユーザAとユーザBとの会議等のコラボレーションが可能となる。
場所は、文書のように実体を持たないため、図18に示すように、コンテンツDB13の実体部13aは実体がないため「なし」である。属性部13bの一般的な属性情報も実体がないため存在しない。
コンテキスト情報としてデバイス情報を、カスタマイズ属性情報として会議情報を保存する。デバイス情報と会議情報とはリスト化されている。
デバイス情報は、この場所にどのデバイスがアクセスしたかを、緯度/経度/標高の位置情報とデバイス(例えば携帯端末)のIPアドレスとデバイスが向けられた方角とデバイスID(ユーザID)をアクセス日時とともに情報として残す。
会議情報には、会議名/開始日時/終了日時/場所/参加者リストなど、ユーザが会議情報として残しておきたい履歴情報を記憶する。コンテンツが複数の会議で利用されるケースもあるため、会議の履歴情報をリストで残せるように記憶しておく。
なお、デバイス情報には、デバイスIDと、位置情報又は方角の少なくともいずれかが含まれる必要があるが、IPアドレスは含まれなくてもよい。また、デバイスIDに替えて又はデバイスIDとともにデバイスIDに対応したユーザIDが含まれてもよい。
図17には、携帯端末をシェイクしたときに、デバイス情報リスト200に登録される情報例が示されている。
まず、図17の1.にて、ID−AのデバイスIDを有する第1の携帯端末20cと、ID−BのデバイスIDを有する第2の携帯端末20dとを向かい合わせて振る。
図17の2.にて、ID−AのデバイスIDを有する第1の携帯端末20cは、ID−A_10.60.100.20_10,20,180_30を送信する。ここで、ID−AはデバイスID(ユーザIDに対応)、10.60.100.20はIPアドレス、10,20,180はGPS(Global Positioning System)情報、30は第1の携帯端末20cを振った方角(方位)を示す。デバイスID、IPアドレス、GPSの位置情報、方角はコンテキスト情報である。
図17の3.にて、サーバ機器10は、第1の携帯端末20cからの上記ジェスチャによる接続要求に含まれるコンテキスト情報をキューイング、つまりデバイス情報リスト200に登録し、一時的(例えば5秒)に保存する。登録された結果、この時点でデバイス情報リスト200には、2012/03/22 18:20:35 ID−A_10.60.100.20_10,20,180_30が一番目のリストとして登録される。2012/03/22は、コンテキスト情報の登録時の日付、18:20:35は登録時の時間である。この登録時の日付や時間もコンテキスト情報である。
第2の携帯端末20dのシェイク・ジェスチャに対しても第1の携帯端末20cのシェイク・ジェスチャと同様に接続要求と認識され、登録処理が行われる。具体的には、図17の6.にて、ID−BのデバイスIDを有する第2の携帯端末20dは、ID−B_192.168.1.123_10,21,179_210を送信する。ここで、ID−BはデバイスID(ユーザIDに対応)、192.168.1.123はIPアドレス、10,21,179はGPS情報、210はID−Bの携帯機器を振った方角を示す。
図17の7.にて、サーバ機器10は、第2の携帯端末20dからの上記ジェスチャによる接続要求に含まれるコンテキスト情報をキューイング、つまりデバイス情報リスト200に登録し、一時的に保存する。登録された結果、この時点でデバイス情報リスト200には、2012/03/22 18:20:36 ID−B_192.168.1.123_10,21,179_210が二番目に登録される。2012/03/22は本コンテキスト情報の登録時の日付、18:20:36は登録時の時間である。この登録時の日付や時間もコンテキスト情報である。
次に、以上のようにして登録されたデバイス情報リスト200を用いたデバイス接続処理について具体的に説明する。
まず、本実施形態におけるデバイス接続処理時の各部機能について、図19を用いて説明する。第1の携帯端末20cは、操作取込手段28、接続要求手段25、結果受取手段26、デバイス接続手段27を有する。サーバ機器10は、要求受付手段11、コンテンツDB13、応答手段14、関連付け手段15、デバイス情報リスト取得手段19を有する。
近年、スマートフォン等の携帯端末やタブレットには、GPS/加速度センサ/方位センサといった各種センサが搭載されており、アプリケーション開発者は手軽にこれらのセンサの機能を使って開発を行うことが可能になっている。本実施形態においても、これらのセンサを用いて、クライアント機器で得られる情報をサーバ機器に送ることによってデバイスとデバイスを簡単に接続する機能を実現している。
本実施形態に係るデバイス接続処理の具体的動作について図20を用いて説明する。なお、第2の携帯端末20dの動作は第1の携帯端末20cの動作と同様であるため、以下の説明では第1の携帯端末20cの動作を中心に説明し、重複説明を回避する。
まず、ユーザA,Bは、第1の携帯端末20cと第2の携帯端末20dを向かい合わせに配置し、各端末を上下に振動させる(デバイスジェスチャ)。これにより、各携帯端末に搭載されたアプリケーションを動作させることによって、操作取込手段28は、図20のステップS110にて、第1の携帯端末20cの操作を取り込む(図17の1.)。
実際には、第1の携帯端末20cに内蔵された加速度センサにより上下の振動を認識する。その際、第1の携帯端末20cは、GPSセンサから緯度/経度/標高の位置情報を、方位センサから端末が向いている方角を取得することができる。また、第1の携帯端末20cから現在の接続で利用しているIPアドレスを取得する。また、第1の携帯端末20cに対応するユーザIDが設定されていれば、ユーザIDを取得する。
ステップS112にて、接続要求手段25は、以上の処理で得られた位置情報、方角、IPアドレス、ユーザID(又はデバイスIDの少なくともいずれか)の情報を含む接続要求をサーバ機器10に送信する(図17の2.)。ユーザIDとデバイスIDとは、一方が取得できれば、携帯端末を特定できる。以下、デバイスIDを用いて説明するが、ユーザIDに置き換えることができる、
ステップS210にて、サーバ機器10の要求受付手段11は、位置情報、方角、IPアドレス、デバイスIDを第1の携帯端末20cから受け取り、これらの情報をデバイス情報リスト取得手段19に渡す。
ステップS212にて、デバイス情報リスト取得手段11は、緯度/経度/標高の位置情報をもとにコンテンツDB13を検索し、場所を特定し、そのデバイス情報リストを取得する。
ステップS214にて、デバイス情報リスト取得手段19は、デバイス情報リストに同じIPアドレスおよびデバイスIDの情報が登録済みかを判定する。登録されていない場合、ステップS216にて、関連付け手段15に情報を渡し、該当する場所のデバイス情報リストに情報を追加する(図17の3.)。なお、ステップS214にて、デバイス情報リストに同じデバイスIDの情報が登録済みかを判定し、IPアドレスの判定を省略してもよい。
次に、ステップS218にて、関連付け手段15は、第1の携帯端末20cから送られてきた情報に位置情報が存在するかをチェックする。第1の携帯端末20cでは、GPSの機能をオン/オフすることができ、バッテリ寿命の観点からGPSをオフにしているケースが考えられる。そこで、位置情報が存在した場合のみ、更にステップS220にて、関連付け手段15は、第1の携帯端末20cから送られた位置情報と、デバイス情報リスト内の各位置情報を比較し、位置が近いかどうかを判断し、近いと判断した場合、ステップS222にて近いと判断されたデバイス情報のみ抽出してリスト化する。
GPSから位置情報が得られなかった場合、ステップS224にて、第1の携帯端末20cから送られてきた方角と、デバイス情報リスト内の各方角を比較し、180°対向している方角(例えば、30°と210°)がある場合、ステップS226にて対向方角にあるデバイス情報のみ抽出してリスト化する。なお、方角の対向角度は180°±α(予め定められた一定値)であれば、2台の機器は対応していると判断する。
ステップS228にて、応答手段14は、以上の処理で該当するデバイス情報があった場合はそのリストを、なかった場合は空のリストを第1の携帯端末20cへ送り返す。
ステップS114にて、第1の携帯端末20cの結果受取手段26は、サーバ機器10から送信された結果を受け取る。
次に、ステップS116にて、リストにデバイス情報が無かった場合(すなわち、接続相手がいなかった場合)、接続要求手段25に戻り、再度サーバ機器10に位置情報、方角、IPアドレス、デバイスIDをサーバ機器10に送信する。
ステップS116にて、リストにデバイス情報が存在した場合(すなわち、接続相手がいた場合)、ステップS118にて、デバイス接続手段27にデバイス情報リストを渡し、該当する相手に接続を行う。デバイス接続手段27は、特定のポートを開き、自分または相手からの要求や応答を流すようにしてもよいし、サーバ機器10に情報をプッシュし、第1の携帯端末20c等のクライアント機器から所定の時間間隔でサーバに情報があるかをチェックし、情報があればダウンロードするようにしてもよい。
また、本実施形態では、ステップS218にて位置情報を確認後、位置情報がなかった場合にステップS224にて対向方角を確認したが、これに限らず、位置情報または方角情報の少なくともいずれかを用いて、複数のクライアント機器が簡単に相互接続可能かを確認することができる。
クライアントのループは、上述のコンテンツを文書とした実施例と全く同じであり、サーバ機器10に相手のデバイス情報が未登録の場合に再度問い合わせるための処理である。また、同様に、所定時間又は所定回数内に相手が見つからなければループを抜けるようにする。また、本実施形態においても、サーバ機器10のデバイス情報リストの保持時間は第2実施形態と同じであり、所定時間が経過したら、古い情報はデータベースから削除してもよい。
以上の処理を、図17を参照しながら視覚的に確認する。
まず、デバイス情報リスト200に一番目のデバイス情報(第1の携帯端末20cの接続要求に対するデバイス情報)のみ保存されている場合について述べる。
この場合、図17の4.にて第1の携帯端末20cからの接続要求に該当するキューをチェックする。このとき、デバイス情報リスト200に二番目のデバイス情報は存在しないから、第1の携帯端末20cからの接続要求に該当するキューはないと判定し、図17の5.にて第1の携帯端末20cに「該当機器なし」と回答する。
次に、デバイス情報リストに一、二番目のデバイス情報(第1の携帯端末20cの接続要求に対するデバイス情報及び第2の携帯端末20dの接続要求に対するデバイス情報)が保存されている場合について述べる。
この場合、図17の8.にて、サーバ機器10は、ID−Bの第2の携帯端末20dからの要求に該当するキューをチェックする。ここでは、相手の携帯機器のGPS情報がID−Bの携帯機器の位置から所定範囲にあるか、又は相手の携帯機器の方角とID−Bの携帯機器の方角との差が180°であるかを判定する。判定の結果、ID−Bの第2の携帯端末20dからの要求に対して、ID−Aの第1の携帯端末20cからの要求が該当すると判定し、サーバ機器10は、ID−Aの第1の携帯端末20cとの共有空間を作成する。
図17の9.にて、サーバ機器10は、ID−Bの第1の携帯端末20cにID−Aの第2の携帯端末20dの情報を回答する。
図17の10.にて、ID−BのデバイスIDを有する第2の携帯端末20dは、ID−Aの第1の携帯端末20cの情報を表示する。
図17の5.にて、「該当機器なし」と回答されてから5秒間、ID−Aの第1の携帯端末20cは、図17の2.のID−A_10.60.100.20_10,20,180_30を再送信し続ける。
図17の12.にて、サーバ機器10は、ID−Aの第1の携帯端末20cからの上記再要求については既に登録されているのでキューイングしない。
図17の13.にて、サーバ機器10は、ID−Aの第1の携帯端末20cからの再要求に該当するキューをチェックする。ここでは、相手の携帯機器(第2の携帯端末20d)のGPS情報がID−Aの携帯機器の位置から所定範囲にあるか、又は相手の第2の携帯端末20dの方角とID−Aの第1の携帯端末20cの方角との差が180°であるかを判定する。判定の結果、ID−Aの第1の携帯端末20cからの再要求に対して、第2の携帯端末20dからの要求が該当すると判定し、サーバ機器10は、ID−Bの第2の携帯端末20dとの共有空間はすでに生成しているのでこれを利用し、新たに作成しない。
図17の14.にて、サーバ機器10は、ID−Aの第1の携帯端末20cにID−Bの第2の携帯端末20dの情報を回答する。
図17の15.にて、ID−Aの第1の携帯端末20cは、ID−Bの第2の携帯端末20dの情報を表示する。
以上に説明したように、本実施形態に係る通信システム1によれば、デバイスジェスチャを行うだけで、クライアント機器同士が接続され、サーバ機器により提供される共有空間を利用してクライアント機器同士が簡単にコンテンツを共有できる。
これによれば、サーバ機器により提供される共有空間において、コンテンツは情報源へのリンク情報で表現される。つまり、共有空間にコンテンツが格納されるわけではなく、サーバ機器はコンテンツの保存場所やその他コンテンツに関するリンク情報(コンテンツの保存場所を示すアドレスや、コンテンツに関する情報を示すURL等)によりコンテンツを管理する。よって、コンテンツをアップロードやダウンロードする必要はなく、データ管理の煩雑さは生じない。
なお、本実施形態では、ユーザがクライアント機器を振る行為を例に挙げて説明したが、これに限られず、クライアント機器によるジェスチャは、機器を投げる、ぶつける、重ねる等の様々な行為が含まれる。また、本実施形態では、クライアント機器として携帯端末を例に挙げて説明したが、これに限られず、異なる機器であってもよい。例えば、携帯端末とプロジェクタとをクライアント機器として、携帯端末をプロジェクタに接触させたり、非接触に重ねたりする等、異なる機器同士のジェスチャであってもよい。
サーバ機器10は、デバイス情報リスト200に加えてアドレス帳210を管理してもよい。例えば、図17では、アドレス帳210には、携帯機器のデバイスID、携帯機器のユーザ名称や電話番号等を記憶することができる。
要求を送り、サーバがデバイス情報リストから該当するデバイス情報を削除してもよい。
<第4実施形態>
[3.簡単にコンテンツに繋げる]の他の例
次に、第3実施形態にかかる通信システムを用いて[3.簡単にコンテンツに繋げる]の他の例を説明する。本実施形態に係る通信システム1では、第3実施形態と同様に、ユーザがクライアント機器を用いてジェスチャを実行すると、これに応じてクライアント機器同士が接続され、サーバ機器により提供される共有空間にてクライアント機器同士がコンテンツを共有可能なシステムを提供する。
第4実施形態にかかる通信システムの全体構成は、第3実施形態の場合(図15)と同じであるため、ここでは説明を省略する。また、本実施形態におけるデバイス接続処理時の各部機能は、第3実施形態(図19)と同じであるため、ここでは説明を省略する。
[具体例]
第4実施形態に係る通信システム1を用いた全体の処理の流れについて図21のフロー図を参照しながら説明する。
第4実施形態に係る処理では、まず、ステップS140にて場所登録処理が行われる。場所登録処理は、コンテンツを場所又は人(携帯端末を所有するユーザ)に具体化したのみであり、図3のサーバ機器10の登録手段12が行うコンテンツ登録処理と同一の処理が実行される。なお、以下ではコンテンツを場所に具現化した例を挙げて説明する。
次に、ステップS142にてデバイス接続処理が行われる。デバイス接続処理は、図5に示した関連付け処理の具体的な例である。この2つの処理により、ユーザは簡単にデバイス同士を接続できる。なお、本実施形態では、コンテンツを文書のような実体のある媒体に具現化せず、コンテンツを場所や人のような実体のないものに具現化するため、第2実施形態で設けられていた文書印刷処理は本実施形態には存在しない。
ステップS140の場所登録処理を行うためのサーバ機器10及びPC40の機能構成を図22に示す。サーバ機器10は、要求受付手段11と登録手段12とコンテンツDB13と応答手段14とを有する。PC40は、送信手段41と表示手段42とを有する。場所登録処理では、ユーザは、Webアプリケーション等を自席のPC40で開き、登録したい場所の情報を入力し、登録ボタンを押下する。
ユーザは、送信手段41によって、入力された場所名と位置情報(緯度/経度/標高)をサーバ機器10へ送信する。
サーバ機器10において、要求受付手段11は、PC40から場所名と位置情報を受け取り、登録手段12に渡す。登録手段12は、コンテンツDB13にカスタマイズ属性情報として場所名と位置情報を登録し、成功/失敗のステータスを応答手段14に渡す。応答手段14はPC40に成功/失敗のステータスを返す。PC40の表示手段42は、成功/失敗のステータスを自席のPC40画面に表示する。
場所は、文書のように実体を持たないため、ステップS140の場所登録処理にてコンテンツDB13に登録されるコンテンツ例は、図23に示すようになる。コンテンツDB13の実体部13aは実体がないため「なし」である。属性部13bの一般的な属性情報も実体がないため存在しない。
コンテキスト情報としてデバイス情報を、カスタマイズ属性情報として場所IDと場所情報と会議情報を保存する。デバイス情報と会議情報とはリスト化されている。デバイス情報は、この場所にどのデバイスがアクセスしたかを、緯度/経度/標高の位置情報とデバイス(例えば携帯端末)のIPアドレスとデバイスが向けられた方角とデバイスID(ユーザID)をアクセス日時とともに情報として残す。
場所IDは、コンテンツDB13において場所を一意に特定するためのIDである。会議情報には、会議名/開始日時/終了日時/場所/参加者リストなど、ユーザが会議情報として残しておきたい履歴情報を記憶する。コンテンツが複数の会議で利用されるケースもあるため、会議の履歴情報をリストで残せるように記憶しておく。
なお、デバイス情報には、デバイスIDと、位置情報が含まれる必要があるが、方角やIPアドレスは含まれなくてもよい。また、デバイスIDに替えて又はデバイスIDとともにデバイスIDに対応したユーザIDが含まれてもよい。
本実施形態では、ユーザAとユーザBとが互いに通信可能とするために、第1の携帯端末と第2の携帯端末とを利用してジェスチャを実行し、これをトリガーとして、図21のステップS142のデバイス接続処理が開始される。
まず、図24の1.にて、ID−AのデバイスIDを有する第1の携帯端末20cと、ID−BのデバイスIDを有する第2の携帯端末20dとを向かい合わせて振る。
図24の2.にて、ID−AのデバイスIDを有する第1の携帯端末20cは、ID−A_10.60.100.20_10,20,180_30を送信する。ここで、ID−AはデバイスID(ユーザIDに対応)、10.60.100.20はIPアドレス、10,20,180はGPS情報、30は第1の携帯端末20cを振った方角(方位)を示す。デバイスID、IPアドレス、GPSの位置情報、方角はコンテキスト情報である。
図24の3.にて、サーバ機器10は、第1の携帯端末20cからの上記ジェスチャによる接続要求を受信すると、接続要求に含まれるコンテキスト情報の位置情報に基づいてコンテンツDB13を検索し、当該位置情報に対応するコンテンツを検索する。すなわち、コンテキスト情報の位置情報と同じまたは近い(例えば、所定の範囲内等)位置情報をカスタマイズ属性情報にもつコンテンツを検索する。対応するコンテンツが検索できた場合には、当該コンテンツのデバイス情報リスト200に、受信したコンテキスト情報を登録時の日時とともに登録する。登録された結果、この時点でデバイス情報リスト200には、2012/03/22 18:20:35 ID−A_10.60.100.20_10,20,180_30が一番目のリストとして登録される。2012/03/22は、コンテキスト情報の登録時の日付、18:20:35は登録時の時間である。この登録時の日付や時間もコンテキスト情報である。
続いて、第1の携帯端末20cからのコンテキスト情報を登録したデバイス情報リストに、他のコンテキスト情報があるかを判断する。本例では、第1の携帯端末20cからの接続要求を受けた時点では、まだ他の携帯端末に対応するコンテキスト情報は当該デバイスリストに登録されていないため、サーバ機器10は、接続相手がいないと判断し、その旨を第1の携帯端末20cに返す(図24の5.)。
次に、第2の携帯端末20dの接続要求に対する場合について述べる。第2の携帯端末20dのシェイク・ジェスチャに対しても第1の携帯端末20cのシェイク・ジェスチャと同様に接続要求と認識され、登録処理が行われる。具体的には、図24の6.にて、ID−BのデバイスIDを有する第2の携帯端末20dは、ID−B_192.168.1.123_10,21,179_210を送信する。ここで、ID−BはデバイスID(ユーザIDに対応)、192.168.1.123はIPアドレス、10,21,179はGPS情報、210はID−Bの携帯機器を振った方角を示す。
図24の7.にて、サーバ機器10は、第2の携帯端末20dからの上記ジェスチャによる接続要求に含まれるコンテキスト情報の位置情報に基づいて、上述のように対応するコンテンツを検索し、デバイス情報リスト200に登録する。登録された結果、この時点でデバイス情報リスト200には、2012/03/22 18:20:36 ID−B_192.168.1.123_10,21,179_210が二番目に登録される。2012/03/22は本コンテキスト情報の登録時の日付、18:20:36は登録時の時間である。この登録時の日付や時間もコンテキスト情報である。
続いて、第2の携帯端末20dからのコンテキスト情報を登録したデバイス情報リスト200に、他のコンテキスト情報があるかを判断する。本例では、デバイス情報リスト200には、既に第1の携帯端末20cからのコンテキスト情報が登録されている。そこで、サーバ機器は、この第1の携帯端末20cを第2の携帯端末20dと接続可能な相手と判断し、第2の携帯端末20dに、第1の携帯端末20cの情報(IPアドレス、デバイスID、ユーザID等)を返す(図24の9.)。
そして、図24の10.にて、第2の携帯端末20dは、第1の携帯端末20cの情報を表示する。なお、その後、第1の携帯端末20cから再度接続要求があった場合には、サーバ機器10のデバイス情報リスト20には第1の携帯端末20cのコンテキスト情報のほかに第2の携帯端末20dのコンテキスト情報も登録されているため、サーバ機器10は第1の携帯端末20cに、接続可能な相手として第2の携帯端末20dの情報を送信する(図24の14.)。
以上に説明したように、本実施形態に係る通信システム1によれば、予め登録された場所の情報に基づいて、その場所に関係付けられるクライアント機器同士を接続可能にする。そのため、ユーザは予め登録された場所(会議室等)に行き、その場所で所定のデバイスジェスチャを行うだけで、そのデバイスジェスチャに用いたクライアント機器同士を接続でき、サーバ機器により提供される共有空間を利用してクライアント機器同士で簡単にコンテンツを共有できる。
これによれば、サーバ機器により提供される共有空間において、コンテンツは情報源へのリンク情報で表現される。つまり、共有空間にコンテンツが格納されるわけではなく、サーバ機器はコンテンツの保存場所やその他コンテンツに関するリンク情報(コンテンツの保存場所を示すアドレスや、コンテンツに関する情報を示すURL等)によりコンテンツを管理する。よって、コンテンツをアップロードやダウンロードする必要はなく、データ管理の煩雑さは生じない。
なお、本実施形態では、ユーザがクライアント機器を振る行為を例に挙げて説明したが、これに限られず、クライアント機器によるジェスチャは、機器を投げる、ぶつける、重ねる等の様々な行為が含まれる。また、本実施形態では、クライアント機器として携帯端末を例に挙げて説明したが、これに限られず、異なる機器であってもよい。例えば、携帯端末とプロジェクタとをクライアント機器として、携帯端末をプロジェクタに接触させたり、非接触に重ねたりする等、異なる機器同士のジェスチャであってもよい。
<変形例>
第3実施形態に係る通信システム1では、2台のクライアント機器のジェスチャにより機器同士がつながったが、本変形例では、3台以上のクライアント機器が存在し、各々のジェスチャにより接続要求がなされた場合、あるいは、概ね同時刻に近傍の会議室にて同じ方角でクライアント機器がジェスチャにより接続要求がなされた場合について考えられる。
前者は同じ場所にいるユーザであるため即座に接続すべきであるが、後者は異なる場所にいるユーザであるため安易に接続すべきではない。従って、後者を優先し、複数のデバイス情報をクライアント機器に表示し、ユーザに所望の機器を選択可能にする。ユーザは、いずれかのデバイス情報を選択し、接続ボタンを押下すれば、選択した機器に接続可能である。あるいは、接続ボタンを押下後、選択したデバイス情報を有するクライアント機器のUIに「○○さんの接続を許可しますか?」のように表示し、許可/拒否のボタンを押下することで接続を開始する手段でも構わない。
また、図25のように、クライアント機器が第1の携帯端末20c、第2の携帯端末20d、第3の携帯端末20eの3台あり、第1の携帯端末20cは方角30°、第2の携帯端末20dは方角210°、第3の携帯端末20eは方角212°でそれぞれの機器を振動させた場合、上記の処理では、対向角度を180°±αの範囲で許容することにより、第1の携帯端末20cと第2の携帯端末20d、および、第1の携帯端末20cと第3の携帯端末20eが接続可能となる。しかし、第2の携帯端末20dと第3の携帯端末20eは対向方角に無いため接続できない。
このような状況において、第2の携帯端末20dと第3の携帯端末20eを対向させ、もう一度振動させると第2の携帯端末20dと第3の携帯端末20eは対向方角になるため接続可能となるが、本変形例では、第2の携帯端末20dと第3の携帯端末20eを対向させる動作を行わない場合であっても第2の携帯端末20dと第3の携帯端末20eを接続可能にする機能を提供する。
例えば、第1の携帯端末20cと第2の携帯端末20dとのジェスチャにより接続可能になった場合、サーバ機器10は、第1の携帯端末20cと第2の携帯端末20dのデバイス情報をリストアップする。これにより、図26のデバイス情報リスト200の一番目のリスト及び二番目のリストが保存される。
本変形例では、これに加えて、図18の属性部13bに接続可能リストを追加する。ここでは、第1の携帯端末20cと第2の携帯端末20dとのジェスチャによる接続要求に対して、図26に示した接続可能リスト220の一番目のリストが加えられる。ここでは、接続可能な機器は、第1の携帯端末20c第2の携帯端末20dであることと登録日時とが記憶される。
その後、第3の携帯端末20eがサーバ機器10に接続要求を送った場合、図26のデバイス情報リスト200に示したように、サーバ機器10は、第1の携帯端末20cと対向する第3の携帯端末20eのデバイス情報をリスト化してデバイス情報リスト200に加える。
ここで、デバイス情報リスト200で方角を見ると、第1の携帯端末20cと対向している機器が、第2の携帯端末20d及び第3の携帯端末20eであることがわかる。
その際、接続可能リスト220を参照し、方角が180°(±α)対向する第1の携帯端末20cと接続可能なデバイス情報を検索すると、第2の携帯端末20dのデバイス情報が見つかる。よって、接続要求した第3の携帯端末20eに応答する情報として、接続可能なデバイス情報に第2の携帯端末20dのデバイス情報を追加し、応答手段14にて第3の携帯端末20eに送り返す。第3の携帯端末20eでは、第1の携帯端末20cに加えて、第2の携帯端末20dも接続可能であることが分かり、両機器と接続することができる。
なお、この時点で、第2の携帯端末20dは第3の携帯端末20eのことを知らないが、第2の携帯端末20dは第3の携帯端末20eからの接続要求を受けて第3の携帯端末20eと接続することができる。
以上の変形例によれば、第2の携帯端末20dと第3の携帯端末20eとは直接対向していないが、それぞれの機器が対向する第1の携帯端末20cを介在させてグループ化し、これにより、3台の機器を連鎖させて簡単に接続することができる。
上述したいずれの実施形態及び変形例においても、コンテンツDB13に蓄積される情報には会議情報を履歴情報として蓄積可能であり、例えばユーザが供給空間を用いて行ったコラボレーションの履歴情報を残しておきたい場合は、自席のPC40からWebアプリケーションなどを開き、会議名/開始日時/終了日時/開催場所/参加者リスト/関連文書などを後から登録可能である。
会議情報リストは、上述したように、コンテンツ情報の属性部にカスタマイズ属性情報として登録しても構わないし、図27に示すように、コンテンツDB13とは別の会議DB133を用意し、会議名/開始日時/終了日時/開催場所/参加者リスト/関連文書などは会議DB133で管理し、関連文書としてコンテンツDB13の文書IDを紐付けておく方法でも構わない。会議情報が蓄積された会議DB(会議データベース)はサーバ機器10の内部記憶領域内にあってもよいし、例えばクラウド環境上の記憶領域等、サーバ機器10の外部記憶領域にあってもよい。
また、初めてクライアント機器同士が接続できた日時を開始日時として自動設定することも可能である。コラボレーションをすべてのクライアント機器が接続解除した日時を終了日時として自動設定することも可能である。場所で接続する場合は、開催場所を自動的に設定可能である。クライアント機器のデバイスIDとユーザIDとが対応付けられている場合、参加者リストを自動的に入力することも可能である。
更に、クライアント機器同士のジェスチャ回数や特定のクライアント機器同士により利用される共有空間が生成された数をカウントしてもよい。これによれば、クライアント機器同士のジェスチャ回数の大小でユーザ同士の親しさを推定することができる。例えば、図28に示した例によれば、ID−Bの携帯機器のユーザは、ID−Aの携帯機器のユーザが最も親しいユーザはID−Fの携帯機器のユーザではないかと推定できる。推定の結果、ID−Bの携帯機器のユーザは、ID−Aの携帯機器のユーザと親しいID−Fの携帯機器のユーザを他のユーザより優先して接触する等、人的ネットワークとして活用することができる。
上記実施形態及び変形例にかかる通信システム1によれば、ユーザの簡単な操作でコンテンツ又はデバイスを介在させて、クライアント機器を接続可能とすることができる。これにより、容易に人と人をつなぎ、場所と場所をつなぐことによって、会議のような共有空間を簡単に構築でき、人間が本来行いたい集団活動をサポートすることができる。
具体的には、クラウドまたはローカルサーバ等のサーバ機器を介して、複数のクライアント機器が簡単に相互接続可能となる。
また、コラボレーション(共有空間)の場で共有する文書をベースに、クライアント機器でコード情報を読み込ませるだけで複数のクライアント機器が簡単に相互接続可能となる。その際、デバイス情報を使用して、複数のクライアント機器を個々に識別して接続可能になる。
また、コラボレーションの場で共有する場所をベースに、クライアント機器で簡単な操作をするだけで、複数のクライアント機器が簡単に相互接続可能となる。
また、位置情報または方角情報を用いて、複数のクライアント機器が簡単に相互接続可能となる。もしクライアント機器の位置情報が分からなくても、クライアント機器が向けられた方角がクライアント機器同士で対向しているかを調べることにより、複数のクライアント機器が簡単に相互接続可能となる。
また、相手のクライアント機器との接続のタイミングが合わなくても、所定時間内で情報をサーバ機器から再取得することで、確実に複数のクライアント機器が簡単に相互接続可能となる。
また、所定時間以上経過してもデータベースに残っているコンテキスト情報を削除することにより、過去の会議の際に接続対象となったクライアント機器と接続してしまうことをなくすことができる。
また、複数の接続先のクライアント機器が見つかった場合に、ユーザ所望の接続先のみを選択し、複数のクライアント機器に同時に接続可能となる。
また、サーバ機器は、接続可能なクライアント機器に関する情報及び接続可能なクライアント機器がないことをクライアント機器に通知する。これにより、接続させたい相手には許可、接続させたくない相手に対しては拒否を実施できる。
また、コンテンツ情報に加えて、会議情報を管理することにより、共有空間で会議というコラボレーションを実行可能となる。なお、会議情報は、コンテンツDBとは別のデータベースで管理することにより、情報の検索性を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の通信システム、サーバ機器、クライアント機器の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明の通信システム、サーバ機器、クライアント機器の技術的範囲はかかる例に限定されない。本発明の通信システム、サーバ機器、クライアント機器の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の通信システム、サーバ機器、クライアント機器の技術的範囲に属する。
なお、サーバ機器、クライアント機器その他の電子機器には、図示しないCPUが内蔵されている。CPUにより実行される各機能を実現するためのプログラムは、はじめから図示しないコンピュータに備えられた図示しないROMあるいはHDD等の記憶手段に格納されてもよいし、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録され、メモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、又はCPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させてもよい。さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードすることもできる。
1 通信システム
10 サーバ機器
11 要求受付手段
12 登録手段
13 コンテンツDB
14 応答手段
15 関連付け手段
16 文書取得手段
17 コード埋め込み手段
18 文書印刷手段
19 デバイス情報リスト取得手段
20 クライアント機器
20a 第1のTV会議端末
20b 第2のTV会議端末
20c 第1の携帯端末
20d 第2の携帯端末
21 送信手段
22 表示手段
23 応答処理手段
24 コード読取手段
25 接続要求手段
26 結果受取手段
27 デバイス接続手段
28 操作取込手段
30 ネットワーク
40 PC
41 送信手段
42 表示手段
43 文書印刷要求手段
50 印刷機
51 印刷要求受付手段
52 印刷手段
特開2006−146415号公報

Claims (16)

  1. サーバ機器とクライアント機器とを備えた通信システムであって、
    前記クライアント機器は、
    所望のコンテンツから取得した属性情報にクライアント機器を識別する情報を含めた前記属性情報を有する接続要求、又は前記クライアント機器を利用したジェスチャに対応して取得されたクライアント機器を識別する情報を含む属性情報を有する接続要求を送信する接続要求手段を有し、
    前記サーバ機器は、
    前記クライアント機器から送信された接続要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記受け付けた接続要求に含まれる属性情報を登録する登録手段と、
    前記登録された属性情報同士の関連を判断し、判断の結果に基づき前記属性情報に含まれるクライアント機器を識別する情報にて特定されるクライアント機器同士が接続可能かを判断する関連付け手段と、を有し、
    前記所望のコンテンツから取得した属性情報は、該所望のコンテンツを識別する情報を含み、
    前記関連付け手段は、前記クライアント機器を識別する情報と前記コンテンツを識別する情報に基づき、前記クライアント機器を識別する情報にて特定されるクライアント機器同士が接続可能かを判断することを特徴とする通信システム。
  2. 前記サーバ機器は、
    前記接続可能なクライアント機器が存在すると判断された場合、前記接続要求を送信したクライアント機器に、前記接続可能なクライアント機器に関する情報を通知する応答手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記サーバ機器は、
    前記接続可能なクライアント機器が存在しないと判断された場合、前記接続要求を送信したクライアント機器に、接続可能なクライアント機器がないことを通知する応答手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記接続要求を送信したクライアント機器は、
    前記通知された接続可能なクライアント機器に関する情報を表示する表示手段と、
    前記表示されたクライアント機器に関する情報に基づき、選択されたクライアント機器に接続するデバイス接続手段と、を更に有することを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  5. 前記サーバ機器は、
    仮想的な共有空間を形成し、前記デバイス接続手段により接続されたクライアント機器のいずれかにより指定されたコンテンツのリンク情報を前記共有空間にて管理することを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記所望のコンテンツは、埋め込み情報を含んだ印刷物であり、
    前記クライアント機器は、
    前記印刷物に含まれる埋め込み情報を読み込むことにより、前記埋め込み情報から前記印刷物の電子データの格納領域を抽出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の通信システム。
  7. 前記クライアント機器によるジェスチャから取得した属性情報は、前記クライアント機器が向けられた方角又は前記クライアント機器の位置情報の少なくともいずれかを含み、
    前記関連付け手段は、前記クライアント機器が向けられた方角又は前記クライアント機器の位置情報の少なくともいずれかに基づき、前記クライアント機器を識別する情報にて特定されるクライアント機器同士が接続可能かを判断することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の通信システム。
  8. 前記クライアント機器によるジェスチャから取得した属性情報は、前記接続要求に関するアクセス日時を含み、
    前記関連付け手段は、前記クライアント機器が向けられた方角又は前記クライアント機器の位置情報の少なくともいずれかと、前記クライアント機器を識別する情報と、前記アクセス日時とに基づき、前記クライアント機器を識別する情報にて特定されるクライアント機器同士が接続可能かを判断することを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  9. 前記接続要求手段は、前記サーバ機器へ接続要求を送信した結果、前記接続可能なクライアント機器が存在しないと判断された場合、再度前記サーバ機器に接続要求を送信することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の通信システム。
  10. 前記接続要求手段は、最初に前記サーバ機器へ接続要求を送信してから第1の所定時間を経過後又は所定回数を経過後、前記サーバ機器への接続要求を中止することを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  11. 前記登録手段は、
    前記接続要求に含まれる属性情報が登録されてから第2の所定時間を経過した属性情報を削除することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の通信システム。
  12. 前記サーバ機器は、
    前記接続要求に含まれる属性情報が登録されてから第2の所定時間を経過した属性情報であっても、前記属性情報に含まれるクライアント機器を識別する情報にて特定されるクライアント機器の接続が切断されるまで該属性情報を削除しないことを特徴とする請求項11に記載の通信システム。
  13. 前記属性情報は、会議情報を含み、
    前記サーバ機器は、
    前記会議情報を、前記接続されたクライアント機器同士により共有されたコンテンツと対応して前記共有空間にて管理することを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  14. 前記登録手段は、
    前記会議情報を、前記サーバ機器の内部の記憶領域又は外部の記憶領域に保存することを特徴とする請求項13に記載の通信システム。
  15. 所望のコンテンツから取得した属性情報にクライアント機器を識別する情報を含めた前記属性情報を有する接続要求、又はクライアント機器を利用したジェスチャに対応して取得されたクライアント機器を識別する情報を有する属性情報を含む接続要求をクライアント機器から受け付ける要求受付手段と、
    前記受け付けた接続要求に含まれる属性情報を登録する登録手段と、
    前記登録された属性情報同士の関連を判断し、判断の結果に基づき前記属性情報に含まれるクライアント機器を識別する情報にて特定されるクライアント機器同士が接続可能かを判断する関連付け手段と、を備え、
    前記所望のコンテンツから取得した属性情報は、該所望のコンテンツを識別する情報を含み、
    前記関連付け手段は、前記クライアント機器を識別する情報と前記コンテンツを識別する情報に基づき、前記クライアント機器を識別する情報にて特定されるクライアント機器同士が接続可能かを判断することを特徴とするサーバ機器。
  16. 所望のコンテンツから取得した属性情報にクライアント機器を識別する情報を含めた前記属性情報を有する接続要求、又はクライアント機器を利用したジェスチャに対応して取得されたクライアント機器を識別する情報を有する属性情報を含む接続要求をクライアント機器から受け付ける処理と、
    前記受け付けた接続要求に含まれる属性情報を登録する処理と、
    前記登録された属性情報同士の関連を判断し、判断の結果に基づき前記属性情報に含まれるクライアント機器を識別する情報にて特定されるクライアント機器同士が接続可能かを判断する処理と、を含み、
    前記所望のコンテンツから取得した属性情報は、該所望のコンテンツを識別する情報を含み、
    前記クライアント機器を識別する情報と前記コンテンツを識別する情報に基づき、前記クライアント機器を識別する情報にて特定されるクライアント機器同士が接続可能かを判断する処理を含む、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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