JP6065541B2 - モールドモータ - Google Patents

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Description

本発明は、インナーロータ型のモールドモータに関する。
従来から、出力側のブラケットと反出力側のブラケットとを導通部材である導電性テープで導通させるようにしたモールドモータがある(例えば、特許文献1参照)。モールドモータに用いた導電性テープは、出力側のブラケットと反出力側のブラケットとの間に位置し、モールド樹脂によりモールド成形された外郭の側面に貼り付けられている。出力側のブラケットと反出力側のブラケットには、ベアリングを収容するベアリングハウスがそれぞれ形成されている。
このようなモールドモータでは、出力側のブラケットと反出力側のブラケットが導電性テープで導通されることにより、各々のベアリングハウスに収容されるベアリングの外輪の電位が同じとなる。このため、ベアリングに電流が流れることがなく、ベアリングの電食の発生を防ぐことが可能である。しかも、導電性テープは外郭の側面に貼り付けられることから、モールド樹脂の内部に導通部材を埋設する必要がないため、モールド成形時に高度な技術が不要である。しかしながら、導電性テープは、外郭の側面への貼り付けが容易な反面、モールドモータの搬送時や、空気調和機、脱臭装置などの電気機器へのモールドモータの搭載時に切れたり剥がれたりするおそれがある。また、導電性テープは、経年変化により剥がれるおそれもある。
このような導通性テープが切れたり剥がれたりするという課題を解決したモールドモータとして、出力側のブラケットと反出力側のブラケットとを金属製の導通板で導通させるようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。この導通板は、一端側に反出力側のベアリングハウスの側面に嵌合可能に形成された円環部と、他端側にステータの外郭に圧入される出力側のブラケットの内側に当接するように形成された当接部と、円環部と当接部とを連結する導通帯とからなっている。
このモールドモータにおいては、この導通板が出力側のブラケットと反出力側のブラケットとを導通した状態で保持されるため、導電性テープのように切れたり剥がれたりすることがない。しかしながら、導通板の一端側に円環部が形成されるため、プレス加工により導通板を板取りした時に廃棄される端材が多く、材料歩留りが悪くなる。
特開2007−20348号公報 特開2012−210064号公報
本発明は上記問題点に鑑み、導通部材で出力側のブラケットと反出力側のブラケットとを導通させる際に、導通部材が切れたり剥がれたりするのを防止し、かつ、導通部材の材料歩留りを向上しつつ、導通部材とベアリングハウスとの安定した接触を確保することができるモールドモータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のモールドモータは、モールド樹脂によりモールド成形されて有底筒状の外郭が形成されたステータと、ステータの内径側に回転自在に配置されたロータと、ロータの出力回転軸の出力側と反出力側とを支持するベアリングと、ベアリングを収容するベアリングハウスが形成され外郭の出力側と反出力側の両方に配置された導電性のブラケットと、出力側のブラケットと反出力側のブラケットとを導通させる金属製の導通板とを備える。導通板は、一端側に出力側または反出力側のベアリングハウスの側面に外郭から離れる方向に反った状態で当接するように形成された第1当接部と、他端側に外郭に圧入される出力側または反出力側のブラケットの内側に当接するように形成された第2当接部と、第1当接部と第2当接部とを連結する導通帯とからなる。導通帯は第1当接部に連続して形成された折曲部が設けられ、外郭と一方のベアリングハウスとの間には第1当接部と折曲部を圧入する溝部が設けられる。第1当接部は、ベアリングハウス側面に沿って円弧状に形成された先端部を有する。
本発明のモールドモータによれば、金属製の導通板の第1当接部は出力側または反出力側のベアリングハウス側面に当接するため、導電性テープのように切れたり剥がれたりするのを防止することができる。また、導通板は帯状の導通帯からなるため、プレス加工により導通板を板取りした時に廃棄される端材が少なく、材料歩留りを改善することができる。さらに、第1当接部の先端部はベアリングハウス側面に沿って円弧状に形成されているため、第1当接部の先端部とベアリングハウス側面との安定した接触を確保することができる。
本発明によるモールドモータを示す説明図で、(a)は出力側から見た斜視図、(b)は反出力側から見た斜視図である。 本発明によるモールドモータを示す分解斜視図である。 本発明によるモールドモータの図1(a)に示すA−A断面図である。 第1当接部および保持手段の付近を示す拡大断面図である。 図4に対応する拡大平面図である。 直線状に形成された第1当接部の先端部を示す説明図で、(a)は第1当接部の先端部が反出力側のベアリングハウス側面に横ズレなく接触した状態を示す拡大平面図、(b)は第1当接部の先端部が反出力側のベアリングハウス側面に横ズレして接触した状態を示す拡大平面図である。 円弧状に形成された第1当接部の先端部が反出力側のベアリングハウス側面に横ズレなく接触した状態を示す説明図で、(a)は先端部の曲率半径が反出力側のベアリングハウス側面の曲率半径よりも小さい場合の拡大平面図、(b)は先端部の曲率半径が反出力側のベアリングハウス側面の曲率半径と等しい場合の拡大平面図、(c)は先端部の曲率半径が反出力側のベアリングハウス側面の曲率半径よりも大きい場合の拡大平面図である。 円弧状に形成された第1当接部の先端部が反出力側のベアリングハウス側面に横ズレして接触した状態を示す説明図で、(a)は図7(a)の先端部を示す拡大平面図、(b)は図7(b)の先端部を示す拡大平面図、(c)は図7(c)の先端部を示す拡大平面図である。 円弧状に形成された第1当接部の先端部の他の実施例を示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1乃至図9は、本実施形態におけるモールドモータを説明する図である。図1乃至図3に示すように、このモールドモータ100は、ステータコア10と、外郭20と、ロータ30と、出力側のベアリング41および反出力側のベアリング42と、出力側のブラケット51および反出力側のブラケット52と、導通板60とを備えている。
ステータコア10は、鋼板を積層して構成され、円環状のヨーク部と、ヨーク部から内径側に延びる複数のティース部11とを備えている。このステータコア10にモールド成形によりインシュレータ12を一体的に形成し、このインシュレータ12を介してティース部11に巻線13が巻回されている。この巻線13が巻回されたステータコア10を、内周面を除いてモールド樹脂でモールド成形して円筒状の外郭20を形成することでステータを構成している。なお、インシュレータ12は、ステータコア10に一体的に形成する替わりに別に成形してステータコア10に取付けてもよい。外郭20の反出力側には、亜鉛メッキ鋼板からなる金属製のブラケット52が一体に埋設されている。この反出力側のブラケット52は、反出力側のベアリング42が収容されるベアリングハウス520が外郭20から露出した状態になっている。
ロータ30は、出力回転軸31と複数の磁極をもつ永久磁石32とを備えている。永久磁石32の磁極は、等間隔で、かつ、隣り合う磁極はN極とS極が交互に表われるようにして出力回転軸31の周囲に配置され、出力回転軸31と一体化されている。永久磁石32は、樹脂材にフェライト磁性体を混入させて成形後、着磁することでフェライトボンド磁石として形成することができる。ロータ30は、ステータコア10の内周より内側に、所定の空隙(ギャップ)をもって対向して収められている。なお、永久磁石32はこれに限らず、フェライト磁石の代わりに希土類磁石を用い、ボンド磁石の代わりに焼結磁石を用いてもよい。
出力回転軸31は、出力側のベアリング41および反出力側のベアリング42に通されて回転可能に軸支されている。出力側のベアリング41および反出力側のベアリング42は、ボールベアリングが用いられ、転動体としてのボール400と内輪401と外輪402とを備えている。
図1、図2および図3において、出力側のベアリング41は、亜鉛メッキ鋼板からなる金属製の出力側のブラケット51に形成された出力側のベアリングハウス510に収容されている。出力側のブラケット51は、外郭20の出力側の側面に嵌合している。
図1において、反出力側のベアリングハウス520には、導通板60の一端側が当接され、他端側が出力側のブラケット51に当接されている。以下に導通板60について詳細に説明する。図1、図2および図3において、導通板60は、導電性、バネ性および剛性を有する帯状の金属板からなり、これらの性質を備えたステンレスからなる材料で形成されている。なお、導通板60は、導電性、バネ性および剛性の性質を備えていれば、鉄、鋼、真鍮、りん青銅などからなる材料で形成されていてもよい。導通板60は、一端側に形成された第1当接部61と、他端側に形成された第2当接部62と、第1当接部61と第2当接部62とを連結する導通帯63とを備えている。導通帯63は、途中で折り曲げられ、図3に示すように、全体として略L字型の形状を有している。具体的には、外郭20の反出力側の端面と外郭20の側面に沿うように折り曲げられている。外郭20の反出力側の端面と外郭20の側面には、導通板60が収容される溝部22が設けられている。
図1および図3において、反出力側のベアリングハウス520は、例えば、プレス加工によって有底円筒状に形成されている。反出力側のベアリングハウス520の内側にはベアリング42が収容され、外側には導通板60の一端側に形成された第1当接部61が、外郭20から離れる方向に反った状態で当接されている。一方、導通板60の他端側に形成された第2当接部62は、外郭20の出力側の側面に出力側のブラケット51が圧入された状態で、出力側のブラケット51の内側に当接されている。
図4および図5に、第1当接部61の付近を拡大して示している。図4および図5において、導通板60は、第1当接部61が反出力側のベアリングハウス520の外側側面に当接され、導通帯63が溝部22に収容されている。導通板60は、溝部22に収容されるため、外郭20に対する周方向の位置決めを行うことができる。反出力側のベアリングハウス520の外周には、防振ゴム70が取付けられている。この防振ゴム70は、例えば、モールドモータ100を空気調和機に搭載したとき、モールドモータから空気調和機に伝達される振動を低減する。第1当接部61は、防振ゴム70により覆われるため、作業者の指などが第1当接部61に接触するのを防止できる。なお、防振ゴム70は、出力側のベアリングハウス510の外周にも取付けられている(図示を省略)。
導通板60と外郭20には、第1当接部61が反出力側のベアリングハウス520の外側側面に当接した状態を保持する保持手段90が形成されている。導通板60に設けられる第1保持部と外郭20に設けられる第2保持部とを互いに組み合せることで保持手段90を構成している。図4および図5において、導通板60には、第1保持部として、第1当接部61と第1当接部61よりも外径側であって導通帯63に形成された折曲部631とから形成される凸形状部632を設けている。また、反出力側のベアリングハウス520と外郭20とを組み合わせることで、第2保持部として、反出力側のベアリングハウス520の外側側面と段差部27との間に形成される溝部80を設けている。
この溝部80は、反出力側のベアリングハウス520と、外郭20の反出力側の端面の内径側に形成された段差部27とによって、反出力側のベアリングハウス520の外径側に円環状に形成されている。一方、導通板60の凸形状部632は、折曲部631が段差部27に沿うように折り曲げられ、折曲部631よりも内径側で第1当接部61に連結され、第1当接部61が折曲部631の折り曲げ方向とは反対方向に折り曲げられることで、断面略凸形状に形成されている。これにより、凸形状部632が溝部80に圧入されることで、反出力側のベアリングハウス520の外側側面への第1当接部61の当接状態が保持されている。
また、図4において、導通板60の厚さtの寸法は、例えば、0.4mm程度となっており、溝部22の深さdの寸法は、導通板60の厚さtの寸法よりも大きくなっている。このため、導通板60は、外郭20の反出力側の端面や外郭20の側面から突出しないため、作業者の指などが溝部22に近づいても、導通板60に指が引っかからず、溝部22から導通板60が外れるのを防止できる。さらに、図5において、導通板60の幅Wの寸法は、反出力側のベアリングハウス520の直径Dの寸法よりも十分に小さくなっており、第1当接部61に有する先端部610は、反出力側のベアリングハウス520の外側側面に沿った円弧状に形成されている。
次に、図6乃至図8を用いて、第1当接部61の円弧状の先端部610と反出力側のベアリングハウス520の側面との接触状態について説明する。図6(a)は、導通板60の中央線Lの延長上に反出力側のベアリングハウス520の中心軸Cが交わるように、直線状の先端部610が反出力側のベアリングハウス520の側面に接触した状態を示す。図7は、導通板60の中央線Lの延長上に反出力側のベアリングハウス520の中心軸Cが交わるように、円弧状の先端部610がベアリングハウス520の側面に接触した状態を示す。
円弧状の先端部610は、図7(a)のように、反出力側のベアリングハウス520の側面の曲率半径R2よりも小さい曲率半径R1からなるものと、図7(b)のように、反出力側のベアリングハウス520の側面の曲率半径R2と等しい曲率半径R1からなるものと、図7(c)のように、反出力側のベアリングハウス520の側面の曲率半径R2よりも大きい曲率半径R1からなるものの3つのパターンがある。
直線状の先端部610は、図6(a)のように、反出力側のベアリングハウス520の側面に対し1点接触となるが、曲率半径R1が曲率半径R2よりも小さい円弧状の先端部610は、図7(a)のように、反出力側のベアリングハウス520の側面に対し2点接触となるため、直線状の先端部610よりも安定した接触が確保される。同様に、曲率半径R1が曲率半径R2と等しい円弧状の先端部610は、図7(b)のように、反出力側のベアリングハウス520の側面に対し円弧の全体での接触となるため、安定した接触が確保される。また、曲率半径R1が曲率半径R2よりも大きい円弧状の先端部610は、図7(c)のように、反出力側のベアリングハウス520の側面に対し円弧の一部での接触となるが、その先端部610は反出力側のベアリングハウス520の側面を覆うように配置されるため、直線状の先端部610よりも安定した接触が確保される。
また、図8は、導通板60がモールドモータ100の製造バラツキや組立誤差によって、反出力側のベアリングハウス520の側面との間で、このベアリングハウス520の外周の接線方向に横ズレした場合、すなわち、導通板60の中央線Lの延長上に反出力側のベアリングハウス520の中心軸Cが交わらず、円弧状の先端部610が反出力側のベアリングハウス520の側面に接触した状態を示す。図8において、円弧状の先端部610の3つのパターンのうち、反出力側のベアリングハウス520の側面の曲率半径R2よりも曲率半径R1が大きい円弧状の先端部610は、反出力側のベアリングハウス520の側面との安定した接触が確保される。
具体的には、先端部610の曲率半径R1が曲率半径R2よりも小さい場合、図8(a)のa丸印に示すように、反出力側のベアリングハウス520の側面に対し先端部610の片側角部での1点接触となる。また、先端部610の曲率半径R1が曲率半径R2と等しい場合も、図8(b)のb丸印に示すように、反出力側のベアリングハウス520の側面に対し先端部610の片側角部での1点接触となる。したがって、それぞれバランスの悪い不安定な接触状態となる。一方、先端部610の曲率半径R1が曲率半径R2よりも大きい場合、導通板60が反出力側のベアリングハウス520の外周の接線方向に横ズレしたときには、図8(c)のc丸印に示すように、反出力側のベアリングハウス520の側面に対し先端部610の円弧の一部での接触となる。しかしながら、その先端部610は反出力側のベアリングハウス520の側面を覆うように配置されるため、反出力側のベアリングハウス520と先端部610の円弧面同士が接することにより安定した接触が確保される。なお、曲率半径R1が曲率半径R2よりも大きい円弧状の先端部610は、図6(b)のように、直線状の先端部610が反出力側のベアリングハウス520の側面との間で、このベアリングハウス520の外周の接線方向に横ズレした場合と比べても、反出力側のベアリングハウス520の側面に対し安定した接触が確保される。
以上説明してきた実施形態によるモールドモータ100によれば、出力側のブラケット51と反出力側のブラケット52とが導通板60により導通され、出力側のベアリングハウス510に収容されたベアリング41の外輪402と、反出力側のベアリングハウス520に収容されたベアリング42の外輪402同士の電位が同電位になる。このため、出力側のベアリング41と反出力側のベアリング42に電流が流れることがなく、出力側のベアリング41と反出力側のベアリング42の電食の発生を防止することができる。また、金属製の導通板60の第1当接部61は、反出力側のベアリングハウス520の外側側面に当接するため、導電性テープのように切れたり剥がれたりするのを防止することができる。また、導通板60は、矩形状の導通帯63で形成されているため、プレス加工により導通板60を板取りした時に廃棄される端材が少なく、材料歩留りを改善することができる。さらに、第1当接部61の先端部610は、反出力側のベアリングハウス520の側面に沿って円弧状に形成されているため、第1当接部61の先端部610と反出力側のベアリングハウス520の側面との安定した接触を確保することができる。
また、第1当接部61の先端部610の曲率半径R1を反出力側のベアリングハウス520の側面の曲率半径R2よりも大きくした場合には、導通板60がモールドモータ100の製造バラツキや組立誤差によって、反出力側のベアリングハウス520の側面との間で位置ズレした状態になっても、第1当接部61の先端部610と反出力側のベアリングハウス520の側面との安定した接触を確保することができる。
なお、本実施形態によるモールドモータ100では、導通板60に形成された第1当接部61を反出力側のベアリングハウス520の外側側面に当接するようにしたが、本発明はこれに限らず、第1当接部61を出力側のベアリングハウス510の外側側面に当接するようにしてもよい。
次に、その他の実施形態による第1当接部61の先端部610について図9を用いて説明する。なお、前述の実施形態と同じ構成については同一符号を付し、その説明を省略する。この先端部610の前述の実施形態と相違する点は、図9に示すように、導通板60のプレス加工によって第1当接部61の先端部610に形成されるバリ610aをそのまま利用し、反出力側のベアリングハウス520の側面に当接させることである。
第1当接部61の先端部610の角部には、プレス加工によって、破断面610c側に形成されるバリ610aとせん断面610d側に形成されるダレ610bとが存在する。反出力側のベアリングハウス520の側面には、先端部610の破断面610c側に形成されるバリ610aを当接させる。このバリ610aは先端がとがっているため、反出力側のベアリングハウス520の側面に当接させたとき、反出力側のベアリングハウス520の側面に食い込むことができる。この結果、反出力側のベアリングハウス520の側面との接触面積が増え、導通板60の第1当接部61が溝部80から抜けにくくなる。
以上説明してきた本実施形態についても、前述の実施形態と同様な効果を得ることができる。さらに、先端部610のバリ610aが反出力側のベアリングハウス520の側面に食い込むことで、反出力側のベアリングハウス520の側面との接触面積が増えるとともに、導通板60の第1当接部61を溝部80から抜けにくくすることができる。従って、より一層、導通板60と反出力側のベアリングハウス520との安定した接触を確保することができる。
10 ステータコア
11 ティース部
12 インシュレータ
13 巻線
20 外郭
22 溝部
27 段差部
30 ロータ
31 出力回転軸
32 永久磁石
400 ボール
401 内輪
402 外輪
41 出力側のベアリング
42 反出力側のベアリング
51 出力側のブラケット
510 出力側のベアリングハウス
52 反出力側のブラケット
520 反出力側のベアリングハウス
60 導通板
61 第1当接部
610 先端部
610a バリ
610b ダレ
610c 破断面
610d せん断面
62 第2当接部
63 導通帯
631 折曲部
632 凸形状部
70 防振ゴム
80 溝部
90 保持手段
d 溝部22の深さ
t 導通板60の厚さ
D 反出力側のベアリングハウス520の直径
W 導通板60の幅
R1 第1当接部61の先端部610の曲率半径
R2 反出力側のベアリングハウス520の側面の曲率半径

Claims (3)

  1. モールド樹脂によりモールド成形されて有底筒状の外郭が形成されたステータと、
    同ステータの内径側に回転自在に配置されたロータと、
    同ロータの出力回転軸の出力側と反出力側とを支持するベアリングと、
    同ベアリングを収容するベアリングハウスが形成され前記外郭の出力側と反出力側の両方に配置された導電性のブラケットと、
    出力側のブラケットと反出力側のブラケットとを導通させる金属製の導通板とを備え、
    同導通板は、一端側に出力側または反出力側のベアリングハウスの側面に前記外郭から離れる方向に反った状態で当接するように形成された第1当接部と、
    他端側に前記外郭に圧入される出力側または反出力側のブラケットの内側に当接するように形成された第2当接部と、
    前記第1当接部と前記第2当接部とを連結する導通帯とからなり、
    前記導通帯は前記第1当接部に連続して形成された折曲部が設けられ、
    前記外郭と一方の前記ベアリングハウスとの間には前記第1当接部と前記折曲部を圧入する溝部が設けられ、
    前記第1当接部は、前記ベアリングハウス側面に沿って円弧状に形成された先端部を有することを特徴とするモールドモータ。
  2. 前記先端部の曲率半径を前記ベアリングハウス側面の曲率半径よりも大きくしたことを特徴とする請求項1記載のモールドモータ。
  3. 前記ベアリングハウス側面には、前記第1当接部の先端に形成される角部のうち、プレス加工による破断面側に形成されるバリを当接させることを特徴とする請求項1または請求項2記載のモールドモータ。
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