JP6054098B2 - 協調フィードバックセットの選択方法およびその基地局 - Google Patents

協調フィードバックセットの選択方法およびその基地局 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に、マルチ基地局協調伝送システムにおける協調フィードバックセットの選択方法、および上記の協調フィードバックセットの選択方法を実現する基地局に関する。
現在、マルチ基地局協調伝送(CoMP)技術は、既に、近頃無線通信システムの研究のホットスポットの1つになった。複数の基地局が統合的にユーザをスケジューリングして信号を送信することにより、伝統的なセルの間での避けられない干渉信号を有用のデータに転化させることができる。これによって、周波数利用率をさらに向上させる。
マルチ基地局協調伝送システムにおいて、基地局(eNodeB)は、通常、まず、UEに対し無線リソース管理(RRM)測定セット(measurement set)を配置する。ここで、RRM測定セットは、UEが基準信号受信電力(RSRP)を測定する必要があるセルから構成される集合である。次に、UEは、予め設定された報告条件に基づいて、RRM測定セット内で、eNodeBにRSRPを報告する必要があるセルを選択して、これらのセルのRSRPをeNodeBに報告する。eNodeBは、UEの報告を受信した後、UEからフィードバックされた各セル毎のRSRPに基づいて、協調フィードバックセット(CoMP feedback set)を決定し、決定された協調フィードバックセットをUEに配置する。上記の協調フィードバックセットは、UEがそのサービングセルにチャネル状態情報(CSI)をフィードバックする必要があるセルから構成される集合である。その後、UEは、協調フィードバックセットに含まれるセルのCSIをeNodeBにフィードバックする。最後に、eNodeBは、UEからフィードバックされたCSIに基づいて、スケジューリング、プリコーディング、およびシグナリングとデータとの伝送を行う。当業者は、下記のことを理解できる。即ち、協調フィードバックセットの大きさは、通常、協調伝送利得の大きさに直接に影響を与えることができる。例えば、協調フィードバックセットが大きければ大きいほど(含まれるセルが多ければ多いほど)、獲得できる協調伝送利得が大きくなり、逆に、協調フィードバックセットが小さければ小さいほど(含まれるセルが少なければ少ないほど)、獲得できる協調伝送利得が小さくなる。また、協調フィードバックセットの大きさは、フィードバックオーバヘッドの大きさに直接に影響を与えることもできる。例えば、協調フィードバックセットが大きければ大きいほど、フィードバックオーバヘッドが大きくなり、協調フィードバックセットが小さければ小さいほど、フィードバックオーバヘッドが小さくなる。従って、フィードバックオーバヘッドと協調伝送利得とのバランスを取るために、如何に協調フィードバックセットを決定するかが、協調伝送技術で解決すべき肝心の課題の1つである。
上記に鑑みてなされて、本発明は、マルチ基地局協調伝送システムにおける協調フィードバックセットの選択方法、および該協調伝送方法を実現する基地局を提供している。これにより、フィードバックオーバヘッドと協調伝送利得との間の折衷を実現し、比較的小さいフィードバックオーバヘッドで、比較的大きい協調伝送利得を得ることができる。
本発明の実施例で提供される協調フィードバックセットの選択方法は、
eNodeBが、UEから報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータと非サービングセルの基準信号品質パラメータとを受信し、
eNodeBが、UEから報告されたサービングセルまたは非サービングセルの基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定し、
eNodeBが、サービングセルの基準信号品質パラメータと前記各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータとの差をそれぞれ算出し、算出された差と、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値とをそれぞれ比較し、算出された差が判定閾値より小さい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる、ことを含み、
ここで、前記判定閾値は、サービングセルまたは非サービングセルの基準信号品質パラメータ、および/または、前記サービス量の比率の増加につれて増加する。
上記の方法は、eNodeBが、協調フィードバックセットから、基準信号品質パラメータが最大となる先頭m個(mは、協調フィードバックセットに含まれることができるセルの最大数)のセルを、最終的な協調フィードバックセット内のセルとして選択する、ことをさらに含む。
ここで、前記eNodeBが、UEから報告されたサービングセルまたは非サービングセルの基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することは、eNodeBが、UEから報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータに基づいて、1つの判定閾値を決定して、前記判定閾値を各非サービングセル毎に対応する判定閾値とする、ことを含み、ここで、前記判定閾値は、サービングセルの基準信号品質パラメータの増加につれて増加する。
eNodeBが、UEから報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータに基づいて、1つの判定閾値を決定することは、基準信号品質パラメータと判定閾値との対応関係を確立し、UEから報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータ、および前記対応関係に基づいて、前記判定閾値を決定する、ことを含む。
ここで、前記対応関係は、関数関係y=f(x)であり、ここで、xは、サービングセルの基準信号品質パラメータを代表し、yは、判定閾値を代表し、かつ、x1>x2である場合、y1−y2=f(x1)−f(x2)>0が保証される。
あるいは、前記eNodeBが、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することは、eNodeBが、前記各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータに基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する、ことを含み、ここで、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値は、各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータの増加につれて増加する。
ここで、eNodeBが、前記各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータに基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することは、基準信号品質パラメータと判定閾値との対応関係を確立し、UEから報告されたある非サービングセルの基準信号品質パラメータ、および前記対応関係に基づいて、前記非サービングセルに対応する判定閾値を決定する、ことを含む。
前記対応関係は、関数関係y=f(x)であり、ここで、xは、ある非サービングセルの基準信号品質パラメータを代表し、yは、該非サービングセルに対応する判定閾値を代表し、かつ、x1>x2である場合、y1−y2=f(x1)−f(x2)>0が保証される。
またあるいは、前記eNodeBが、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することは、eNodeBが、サービングセルのサービス量と前記各非サービングセル毎のサービス量との比率をそれぞれ算出し、前記サービス量の比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する、ことを含み、ここで、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値は、サービス量の比率の増加につれて増加する。
ここで、前記サービス量の比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することは、サービス量の比率と判定閾値との対応関係を確立し、サービングセルのサービス量とある非サービングセルのサービス量との比率、および前記対応関係に基づいて、該非サービングセルに対応する判定閾値を決定する、ことを含む。
ここで、前記対応関係は、関数関係y=f(x)であり、ここで、xは、サービングセルのサービス量とある非サービングセルのサービス量との比率を代表し、yは、該非サービングセルに対応する判定閾値を代表し、かつ、x1>x2である場合、y1−y2=f(x1)−f(x2)>0が保証される。
またあるいは、前記eNodeBが、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することは、eNodeBが、サービングセルのサービス量と前記各非サービングセル毎のサービス量との比率をそれぞれ算出し、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および前記サービス量の比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する、ことを含み、ここで、前記判定閾値は、サービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、およびサービス量の比率の増加につれて増加する。
ここで、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および前記サービス量の比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することは、基準信号品質パラメータ、サービス量の比率と、判定閾値との対応関係を確立し、サービングセルまたはある非サービングセルの基準信号品質パラメータ、サービングセルのサービス量とある非サービングセルのサービス量との比率、および前記対応関係に基づいて、該非サービングセルに対応する判定閾値を決定する、ことを含む。
ここで、前記対応関係は、関数関係y=f(xa,xb)であり、ここで、xaは、UEから報告されたサービングセルまたはある非サービングセルの基準信号品質パラメータを代表し、xbは、サービングセルとある非サービングセルとのサービス量の比率を代表し、yは、該非サービングセルに対応する判定閾値を代表し、かつ、xa1≧xa2かつxb1≧xb2である場合、y1−y2=f(xa1,xb1)−f(xa2,xb2)≧0が保証される。
前記対応関係がテーブルに記録されることもできる。
前記基準信号品質パラメータは、基準信号受信電力(RSRP)または基準信号受信品質(RSRQ)を含む。
本発明の実施例で提供されるeNodeBは、
ユーザ端末(UE)から報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータと非サービングセルの基準信号品質パラメータとを受信する基準信号品質パラメータ受信手段と、
UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する判定閾値決定手段と、
サービングセルの基準信号品質パラメータと前記各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータとの差をそれぞれ算出し、算出された差と、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値とを比較し、算出された差が判定閾値より小さい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる協調フィードバックセット決定手段と、を含み、
ここで、前記判定閾値は、サービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および/または、サービス量の比率の増加につれて増加する。
上記のeNodeBは、協調フィードバックセットから、基準信号品質パラメータが最大となる先頭m個(mは、協調フィードバックセットに含まれることができるセルの最大数)のセルを、最終的な協調フィードバックセット内のセルとして選択する協調フィードバックセット大きさ制限手段をさらに含む。
ここで、判定閾値決定手段は、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータに基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する第1モジュールを含み、ここで、前記判定閾値は、サービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータの増加につれて増加する。
あるいは、判定閾値決定手段は、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率をそれぞれ算出するサービス量比率算出モジュールと、前記サービス量の比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する第2モジュールと、を含み、ここで、前記判定閾値は、サービス量の比率の増加につれて増加する。
またあるいは、判定閾値決定手段は、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率をそれぞれ算出するサービス量比率算出モジュールと、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および前記サービス量の比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する第3モジュールと、を含み、ここで、前記判定閾値は、サービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、およびサービス量の比率の増加につれて増加する。
本発明の実施例で提供されるほかの協調フィードバックセットの選択方法は、
eNodeBが、UEから報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータと非サービングセルの基準信号品質パラメータとを受信し、
eNodeBが、UEから報告されたサービングセルと非サービングセルとの基準信号品質パラメータに基づいて、各非サービングセルが協調伝送に参加する場合に獲得できる容量利得をそれぞれ算出し、
eNodeBが、各セルの容量利得が予め設定された容量利得閾値より大きいかどうかをそれぞれ判断し、あるセルの容量利得が予め設定された容量利得閾値より大きい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる、ことを含む。
ここで、eNodeBが、UEから報告された各セルの基準信号品質パラメータに基づいて、各セルが協調伝送に参加する場合に獲得できる容量利得をそれぞれ算出することは、
eNodeBが、UEから報告された各セルの基準信号品質パラメータに基づいて、各非サービングセルの、協調伝送に参加する場合のユーザ容量と協調伝送に参加しない場合のユーザ容量とをそれぞれ算出し、
eNodeBが、各非サービングセルの、協調伝送に参加する場合のユーザ容量と協調伝送に参加しない場合のユーザ容量との差をそれぞれ算出し、前記各非サービングセル毎に対応するユーザ容量の差と、該非サービングセルの、協調伝送に参加しない場合のユーザ容量との比率を、それぞれ、該非サービングセルに対応する容量利得とする、ことを含む。
前記各非サービングセルの、協調伝送に参加する場合のユーザ容量は、数式
Figure 0006054098
によって算出され、
前記各非サービングセルの、協調伝送に参加しない場合のユーザ容量は、数式
Figure 0006054098
によって算出され、
ここで、RSRPは、サービングセルの基準信号受信電力(RSRP)であり、RSRPは、ある非サービングセルのRSRPであり、ICIは、サービングセルと該非サービングセルとの以外のセル間干渉であり、Nは、雑音である。
また、マルチポイント結合処理の協調伝送技術を採用することを仮定すれば、前記各非サービングセルの、協調伝送に参加する場合のユーザ容量は、数式
Figure 0006054098
によって算出され、
協調スケジューリング/協調ビームフォーミングの協調伝送技術を採用することを仮定すれば、前記各非サービングセルの、協調伝送に参加する場合のユーザ容量は、数式
Figure 0006054098
によって算出され、
前記各非サービングセルの、協調伝送に参加しない場合のユーザ容量は、数式
Figure 0006054098
によって算出され、
ここで、RSRPは、サービングセルのRSRPであり、RSRPは、ある非サービングセルのRSRPであり、ICIは、サービングセルと該非サービングセルとの以外のセル間干渉であり、Nは、雑音である。
本発明の実施例で提供されるほかのeNodeBは、
ユーザ端末(UE)から報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータと非サービングセルの基準信号品質パラメータとを受信する基準信号品質パラメータ受信手段と、
UEから報告されたサービングセルと非サービングセルとの基準信号品質パラメータに基づいて、各非サービングセルが協調伝送に参加する場合に獲得できる容量利得をそれぞれ算出する容量利得決定手段と、
各非サービングセルの容量利得が予め設定された容量利得閾値より大きいかどうかを判断し、ある非サービングセルの容量利得が予め設定された容量利得閾値より大きい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる第2協調フィードバックセット決定手段と、を含む。
本発明の実施例で提供される別の協調フィードバックセットの選択方法は、
eNodeBが、UEから報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータと非サービングセルの基準信号品質パラメータとを受信し、
eNodeBが、サービングセルの基準信号品質パラメータと各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータとの差をそれぞれ算出して、各非サービングセル毎に対応する基準信号品質パラメータ差とし、
eNodeBが、各非サービングセル毎に対応する基準信号品質パラメータ差と、予め設定された第1閾値とをそれぞれ比較し、かつ、各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータと、予め設定された第2閾値とをそれぞれ比較し、ある非サービングセルに対応する基準信号品質パラメータ差が第1閾値より小さく、または、ある非サービングセルの基準信号品質パラメータが予め設定された第2閾値より大きい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる、ことを含む。
上記の方法は、サービングセルの基準信号品質パラメータの累計分布関数(CDF)を統計し、1つのパーセント設定値を設定し、サービングセルの基準信号品質パラメータのCDFに基づいて、第2閾値に、サービングセルの基準信号品質パラメータの累計分布が前記パーセント設定値と等しい場合の基準信号品質パラメータの値を設定する、ことをさらに含む。
本発明の実施例で提供される別のeNodeBは、
ユーザ端末(UE)から報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータと非サービングセルの基準信号品質パラメータとを受信する基準信号品質パラメータ受信手段と、
サービングセルの基準信号品質パラメータと各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータとの差をそれぞれ算出して、各非サービングセル毎に対応する基準信号品質パラメータ差とする基準信号品質パラメータ差決定手段と、
各非サービングセル毎に対応する基準信号品質パラメータ差と、予め設定された第1閾値とをそれぞれ比較し、かつ、各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータと、予め設定された第2閾値とをそれぞれ比較し、ある非サービングセルに対応する基準信号品質パラメータ差が第1閾値より小さく、または、ある非サービングセルの基準信号品質パラメータが予め設定された第2閾値より大きい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる第3協調フィードバックセット決定手段と、を含む。
上記のeNodeBは、サービングセルの基準信号品質パラメータの累計分布に基づいて、前記第2閾値を動的に調整する第2閾値調整手段をさらに含む。
本発明において、本発明の1つの実施例によれば、eNodeBは、自局のRSRP、および/または、自局のサービス量と各セル毎のサービス量との比率に基づいて、判定閾値の大きさを動的に調整することができ、eNodeB自身のRSRPが比較的大きく、および/または、自局のサービス量とあるセルのサービス量との比率が比較的大きい場合、比較的大きい判定閾値を選択することで、eNodeBの周辺のセルがeNodeBと協調伝送を行うことがより容易になる一方、eNodeB自身のRSRPが比較的小さく、および/または、自局のサービス量と各セル毎のサービス量との比率が比較的小さい場合、比較的小さい判定閾値を選択することで、eNodeBの周辺のセルがeNodeBと協調伝送を行うことがより困難になる。これにより、フィードバックオーバヘッドと協調伝送利得との間の折衷を実現し、比較的小さいフィードバックオーバヘッドで、比較的大きい協調伝送利得を得ることができる。
本発明のほかの実施例によれば、eNodeBは、ある非サービングセルが協調伝送に参加する場合に獲得できる容量利得の大きさに基づいて、該非サービングセルを協調フィードバックセットに入れるかどうかを決定することにより、容量利得が予め設定された容量利得閾値より大きいセルのみが協調フィードバックセットに入れられることを確保できる。従って、協調伝送利得とフィードバックオーバヘッドとの間の比較的よい折衷を実現することができる。また、この方法は、1つの固定の容量利得閾値を設定するだけでよい上に、異なるネットワークシナリオで該容量利得を調整する必要もないので、実現上には非常に簡単である。
また、本発明の別の実施例によれば、eNodeBは、2つの固定の閾値を設定することで、サービングセルとある非サービングセルとの基準信号品質パラメータの差が比較的小さい場合に、該非サービングセルを協調フィードバックセットに入れることを保証する一方、ある非サービングセル自身の基準信号品質パラメータが比較的大きい場合にも、該非サービングセルを協調フィードバックセットに入れられることを保証する。これにより、協調伝送利得を効果的に増加させ、協調伝送利得とフィードバックオーバヘッドとの間の比較的よい折衷を実現することができる。
伝統的な異種ネットワークを示す図である。 図1Aに示す異種ネットワークにおいて、UEの所在位置と、UEで測定されたRSRPとの関係である。 サービス量が対称しない同種ネットワークを示す図である。 図2Aに示す同種ネットワークにおいて、UEの所在位置と、UEで測定されたRSRPとの関係である。 本発明に係る協調フィードバックセットの選択方法のフローチャートである。 本発明に係る協調フィードバックセットの選択方法を実現するeNodeBの内部構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る協調フィードバックセットの選択方法のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る協調フィードバックセットの選択方法を実現するeNodeBの内部構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る協調フィードバックセットの選択方法のフローチャートである。 本発明の実施例2に係る協調フィードバックセットの選択方法を実現するeNodeBの内部構成を示す図である。 本発明の実施例3に係る協調フィードバックセットの選択方法のフローチャートである。 本発明の実施例3に係る協調フィードバックセットの選択方法を実現するeNodeBの内部構成を示す図である。 本発明に係るほかの協調フィードバックセットの選択方法のフローチャートである。 本発明に係るほかの協調フィードバックセットの選択方法を実現するeNodeBの内部構成を示す図である。 本発明に係る別の協調フィードバックセットの選択方法のフローチャートである。 本発明に係る別の協調フィードバックセットの選択方法を実現するeNodeBの内部構成を示す図である。
従来のマルチ基地局協調伝送システムでは、eNodeBは、UEから報告されたすべてのセルのRSRPを受信した後、まず、サービングセルのRSRPと、UEから報告された各セル毎のRSRPとの差をそれぞれ算出し、算出された差と、予め設定された固定閾値(例えば、3dB)とを比較し、算出された差が該固定閾値より小さい場合、該差に対応するセルを候補集合に入れ、最後に、候補集合から、RSRPが最大となる先頭m個のセルを、協調フィードバックセット内のセルとして順に選択し、ここで、mは、協調フィードバックセットに含まれることができるセルの最大数である。
研究によって、固定閾値に基づき候補集合を決定して、さらに、協調フィードバックセットを決定する上記の方法は、対称RSRPおよび対称サービス量を有する対称ネットワーク(例えば、同じ基地局伝送電力および同じ経路損失因子を有する同種ネットワーク)のみに適用するが、非対称RSRPを有する異種ネットワーク、あるいは、非対称サービス量を有する同種または異種ネットワークに対して適合しない、ということを発見することができる。例えば、図1Aに示す異種ネットワークにおいて、セルAは、UEのサービングセルであり、セルBは、セルAのカバー範囲内のマイクロセルである。UEで測定されたセルAとセルBとのRSRPは、図1Bに示す通りである。図1Bにおいて、横軸は、UEの位置を表し、縦軸は、UEの受信電力を表す。図1Aおよび図1Bから分かるように、UEがセルAとセルBとの間にある場合、セルAとセルBとのRSRPの絶対値は、いずれも比較的高い。この場合、セルAの基準信号受信電力RSRPとセルBの基準信号受信電力RSRPとの差が、予め設定された固定閾値(例えば、3dB)より大きくても、セルBを協調フィードバックセットに入れると、相変わらず、比較的大きい協調伝送利得を得ることができる。一方、UEがセルAおよびセルBから遠く離れる位置にある場合(図1Aの右側)、セルAとセルBとのRSRPの絶対値は、いずれも比較的低い。この場合、セルAの基準信号受信電力RSRPとセルBの基準信号受信電力RSRPとの差が、予め設定された固定閾値(例えば、3dB)より小さくても、セルBを協調フィードバックセットに入れると、獲得できる協調伝送利得も小さい。また、例えば、図2Aに示す同種ネットワークにおいて、セルAのサービス量が比較的高いが、セルBのサービス量が比較的低い。この場合、セルAは、セルBと協調してセルB内のUEのためにデータを伝送するためのアイドルリソースがあることが難しい一方、セルBは、セルAと協調してセルA内のUEのためにデータを伝送するためのアイドルリソースがたくさんある。従って、この場合、依然として固定閾値(例えば、3dB)の方式を採用して候補セットを決定すれば、あまり適当なことでもない。
上記の課題を解決するために、本発明は、協調フィードバックセットの複数の選択方法、および該協調伝送方法を実現する基地局を提供している。これにより、フィードバックオーバヘッドと協調伝送利得との間の比較的よい折衷を実現でき、即ち、比較的小さいフィードバックオーバヘッドで、比較的大きい協調伝送利得を得ることができる。
図3は、本発明で提供される協調フィードバックセットの選択方法のフローを示す。図3に示すように、該選択方法は、主に下記のステップを含む。
ステップ301で、eNodeBは、UEから報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータと非サービングセルの基準信号品質パラメータとを受信する。
ステップ302で、eNodeBは、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する。ここで、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値は、サービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および/または、上記のサービス量の比率の増加につれて増加する。
ステップ303で、eNodeBは、サービングセルの基準信号品質パラメータと前記各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータとの差をそれぞれ算出し、算出された差と、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値とを比較し、算出された差が判定閾値より小さい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる。
該方法は、下記のステップをさらに含むことができる。
ステップ304で、eNodeBは、協調フィードバックセットから、基準信号品質パラメータが最大となる先頭m個のセルを、最終的な協調フィードバックセット内のセルとして選択する。ここで、mは、協調フィードバックセットに含まれることができるセルの最大数である。
該ステップ304では、eNodeBは、まず、候補集合内のセルを基準信号品質パラメータの大きさに従って並べ替え、それから、基準信号品質パラメータが最大となる先頭m個のセルを、協調フィードバックセット内のセルとして選択することができる。
協調フィードバックセットを決定した後、eNodeBは、決定された協調フィードバックセットをUEに配置し、UEからフィードバックされた、協調フィードバックセットに含まれるセルのCSIを受信した後、UEからフィードバックされたCSIに基づいて、スケジューリング、プリコーディング、およびシグナリングとデータとの伝送を行う。
上記方法に対応して、本発明は、また、上記方法を実現するeNodeBを提供している。図4に示すように、該基地局の内部は、主に、UEから報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータと非サービングセルの基準信号品質パラメータとを受信する基準信号品質パラメータ受信手段401と、
UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する判定閾値決定手段402と、
サービングセルの基準信号品質パラメータと前記各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータとの差をそれぞれ算出し、算出された差と、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値とを比較し、算出された差が判定閾値より小さい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる協調フィードバックセット決定手段403と、を含み、
ここで、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値は、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および/または、上記のサービス量の比率の増加につれて増加する。
上記のeNodeBは、
協調フィードバックセットから、基準信号品質パラメータが最大となる先頭m個のセルを、最終的な協調フィードバックセット内のセルとして選択する協調フィードバックセット大きさ制限手段をさらに含むことができ、ここで、mは、協調フィードバックセットに含まれることができるセルの最大数である。
本発明において、eNodeBは、各セルの基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値の大きさを動的に調整することができ、サービングセルの基準信号品質が比較的良く、および/または、サービングセルのサービス量とある非サービングセルのサービス量との比率が比較的大きい場合、比較的大きい判定閾値を選択することにより、非サービングセルがeNodeBと協調伝送を行うことがより容易になるため、比較的高い協調伝送利得を獲得できる一方、サービングセルの基準信号品質が比較的悪く、および/または、サービングセルのサービス量とある非サービングセルのサービス量との比率が比較的小さい場合、比較的小さい判定閾値を選択することにより、非サービングセルがeNodeBと協調伝送を行うことがより困難になるため、フィードバックオーバヘッドを低下させる。
本発明において、基準信号品質パラメータは、基準信号受信電力(RSRP)または基準信号受信品質(RSRQ)を含む。
以下、具体的な実施例を参照しながら上記の方法を詳細に説明する。以下の例示において、いずれも、基準信号品質パラメータがRSRPであることを例として説明する。説明すべきものとして、実際の応用では、基準信号品質パラメータとして、RSRQでRSRPを代替することも、本発明の技術案を実現することができる。ここで、繰り返して例を挙げて説明することを省略する。
(実施例1)
本実施例で提供される協調フィードバックセットの選択方法は、UEから報告されたサービングセルまたは非サービングセルのRSRPに基づいて、上記の判定閾値を決定する。図5に示すように、その実現フローは、主に、下記のステップを含む。
ステップ3011で、eNodeBは、UEから報告されたサービングセルのRSRPと各非サービングセル毎のRSRPとを受信する。
ステップ3021で、eNodeBは、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎のRSRPに基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する。ここで、上記判定閾値は、各セルのRSRPの増加につれて増加する。
具体的に、本ステップにおいて、eNodeBは、UEから報告されたサービングセルのRSRPに基づいて、1つの判定閾値を決定して、該判定閾値を各非サービングセルに対応する判定閾値とすることができる。ここで、上記判定閾値は、サービングセルのRSRPの増加につれて増加する。
または、本ステップにおいて、eNodeBは、UEから報告された各非サービングセル毎のRSRPに基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することができる。ここで、各非サービングセル毎に対応する判定閾値は、各非サービングセル毎のRSRPの増加につれて増加する。
ステップ3031で、eNodeBは、サービングセルのRSRPと各非サービングセル毎のRSRPとの差をそれぞれ算出し、算出された差と、各非サービングセル毎に対応する判定閾値とを比較し、算出された差が該非サービングセルに対応する判定閾値より小さい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる。
上記のように、上記方法は、上記のステップ304をさらに含むこともできる。
協調フィードバックセットを決定した後、eNodeBは、決定された協調フィードバックセットをUEに配置し、UEからフィードバックされた、協調フィードバックセットに含まれるセルのCSIを受信した後、UEからフィードバックされたCSIに基づいて、スケジューリング、プリコーディング、およびシグナリングとデータとの伝送を行う。
以下、上記のステップ3021における前記eNodeBがUEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎のRSRPに基づいて判定閾値を決定する方法を、詳しく説明する。該方法は、下記のステップを含む。
まず、サービングセルまたは各非サービングセル毎のRSRPと判定閾値との対応関係を確立する。
次に、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎のRSRP、および前記対応関係に基づいて、上記の判定閾値を決定する。
ここで、上記の対応関係は、例えば、y=f(x)のような関数関係であってよい。ここで、xは、サービングセルまたは各非サービングセル毎のRSRPを代表し、yは、各非サービングセル毎に対応する判定閾値を代表し、かつ、x1>x2である場合、y1−y2=f(x1)−f(x2)>0が保証される。具体的に、上記の関数関係は、y=1/k−xであってよい。ここで、kは、常数である。またあるいは、上記の対応関係は、下記の表1に示すテーブルであってもよい。
Figure 0006054098
当業者は、上記テーブルの方式を選択すれば、実現上にはさらに簡単になる、ということを理解できる。
上記方法に対応して、本発明は、また、上記方法を実現するeNodeBを提供している。図6に示すように、該基地局の内部は、主に、基準信号品質パラメータ受信手段401、判定閾値決定手段402、および協調フィードバックセット決定手段403を含む。ここで、判定閾値決定手段402の内部は、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ(例えば、RSRP)に基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する第1モジュール4021を含む。ここで、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値は、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータの増加につれて増加する。例えば、基準信号品質パラメータ受信手段401および協調フィードバックセット決定手段403のようなほかの手段は、図4における同じ符号を有する手段と同じ機能を有するため、ここで説明を省略する。
上記の協調フィードバックセットの選択方法およびeNodeBの内部構成から分かるように、eNodeBは、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎のRSRPに基づいて、判定閾値の大きさを動的に調整し、具体的に、サービングセルまたはある非サービングセルのRSRPが比較的大きい場合、比較的大きい判定閾値を選択することにより、非サービングセルがeNodeBと協調伝送を行うことがより容易になるため、協調伝送の利得を向上させる一方、サービングセルまたは各非サービングセル毎のRSRPが比較的小さい場合、比較的小さい判定閾値を選択することにより、非サービングセルがeNodeBと協調伝送を行うことがより困難になるため、フィードバックオーバヘッドを低下させる。
(実施例2)
本実施例で提供される協調フィードバックセットの選択方法は、サービングセルのサービス量と非サービングセルのサービス量との比率に基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値を決定する。図7に示すように、その実現フローは、主に、下記のステップを含む。
ステップ3011で、eNodeBは、UEから報告されたサービングセルのRSRPと各非サービングセル毎のRSRPとを受信する。
ステップ3022で、eNodeBは、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率をそれぞれ算出し、上記のサービス量の比率に基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する。ここで、上記判定閾値は、サービス量の比率の増加につれて増加する。
ステップ3031で、eNodeBは、サービングセルのRSRPと各非サービングセル毎のRSRPとの差をそれぞれ算出し、算出された差と、各非サービングセル毎に対応する判定閾値とを比較し、算出された差が判定閾値より小さい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる。
上記の方法は、上記のステップ304をさらに含むこともできる。
協調フィードバックセットを決定した後、eNodeBは、決定された協調フィードバックセットをUEに配置し、UEからフィードバックされた、協調フィードバックセットに含まれるセルのCSIを受信した後、UEからフィードバックされたCSIに基づいて、スケジューリング、プリコーディング、およびシグナリングとデータとの伝送を行う。
以下、上記のステップ3022における前記eNodeBが上記のサービス量の比率に基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値を決定する方法を、詳しく説明する。該方法は、主に、下記のステップを含む。
まず、サービス量の比率と判定閾値との対応関係を確立する。
次に、eNodeBは、算出されたサービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率、および、サービス量の比率と判定閾値との対応関係に基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する。
ここで、上記の対応関係は、例えばy=f(x)のような関数関係であってよい。ここで、xは、サービングセルとある非サービングセルとのサービス量の比率を代表し、yは、該非サービングセルに対応する判定閾値を代表し、かつ、x1>x2である場合、y1−y2=f(x1)−f(x2)>0が保証される。具体的に、上記の関数関係は、y=1/k−xであってよい。ここで、kは、常数である。またあるいは、上記の対応関係は、下記の表2に示すテーブルであってもよい。
Figure 0006054098
当業者は、上記テーブルの方式を選択すれば、実現上にはさらに簡単になる、ということを理解できる。
上記方法に対応して、本発明は、また、上記方法を実現するeNodeBを提供している。図8に示すように、該基地局の内部は、主に、基準信号品質パラメータ受信手段401、判定閾値決定手段402、および協調フィードバックセット決定手段403を含む。ここで、判定閾値決定手段402は、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率をそれぞれ算出するサービス量比率算出モジュール4022と、前記サービス量の比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する第2モジュール4023とを含む。ここで、前記判定閾値は、サービス量の比率の増加につれて増加する。例えば、基準信号品質パラメータ受信手段401および協調フィードバックセット決定手段403のようなほかの手段は、図4における同じ符号を有する手段と同じ機能を有するため、ここで説明を省略する。
上記の協調フィードバックセットの選択方法およびeNodeBの内部構成から分かるように、eNodeBは、サービングセルのサービス量と非サービングセルのサービス量との比率に基づいて、判定閾値の大きさを動的に調整し、具体的に、サービングセルのサービス量と非サービングセルのサービス量との比率が比較的大きい場合、比較的大きい判定閾値を選択することにより、非サービングセルがeNodeBと協調伝送を行うことがより容易になるため、比較的高い協調伝送利得を得る一方、サービングセルのサービス量と非サービングセルのサービス量との比率が比較的小さい場合、比較的小さい判定閾値を選択することにより、非サービングセルがeNodeBと協調伝送を行うことがより困難になるため、フィードバックオーバヘッドを低下させる。
(実施例3)
本実施例では、UEから報告されたサービングセルのRSRPまたは非サービングセルのRSRP、および、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値を決定する協調フィードバックセットの選択方法を提供している。図9に示すように、その実現フローは、主に、下記のステップを含む。
ステップ3011で、eNodeBは、UEから報告されたサービングセルのRSRPと各非サービングセル毎のRSRPとを受信する。
ステップ3023で、eNodeBは、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率をそれぞれ算出し、サービングセルまたは非サービングセルのRSRP、および上記のサービス量の比率に基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する。ここで、上記判定閾値は、サービングセルまたは非サービングセルのRSRP、およびサービス量の比率の増加につれて増加する。
ステップ3031で、eNodeBは、サービングセルのRSRPと各非サービングセル毎のRSRPとの差をそれぞれ算出し、算出された差と、各非サービングセル毎に対応する判定閾値とをそれぞれ比較し、算出された差が判定閾値より小さい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる。
上記のように、上記の方法は、上記のステップ304をさらに含むこともできる。
協調フィードバックセットを決定した後、eNodeBは、決定された協調フィードバックセットをUEに配置し、UEからフィードバックされた、協調フィードバックセットに含まれるセルのCSIを受信した後、UEからフィードバックされたCSIに基づいて、スケジューリング、プリコーディング、およびシグナリングとデータとの伝送を行う。
以下、上記のステップ3023における前記eNodeBがサービングセルまたは非サービングセルのRSRP、およびサービス量の比率に基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値を決定する方法を、詳しく説明する。該方法は、主に、下記のステップを含む。
まず、RSRP、サービス量の比率と、判定閾値との対応関係を確立する。
次に、eNodeBは、サービングセルまたは非サービングセルのRSRP、および、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率、ならびに上記の対応関係に基づいて、上記の判定閾値を決定する。
ここで、上記の対応関係は、例えばy=f(xa,xb)のような関数関係であってよい。ここで、xaは、サービングセルまたはある非サービングセルのRSRPを代表し、xbは、サービングセルとある非サービングセルとのサービス量の比率を代表し、yは、該非サービングセルに対応する判定閾値を代表し、かつ、xa1≧xa2かつxb1≧xb2である場合、y1−y2=f(xa1,xb1)−f(xa2,xb2)≧0が保証される。またあるいは、上記の対応関係は、下記の表3に示すテーブルであってもよい。
Figure 0006054098
当業者は、上記テーブルの方式を選択すれば、実現上にはさらに簡単になる、ということを理解できる。
上記方法に対応して、本発明は、また、上記方法を実現するeNodeBを提供している。図10に示すように、該基地局の内部は、主に、基準信号品質パラメータ受信手段401、判定閾値決定手段402、および協調フィードバックセット決定手段403を含む。ここで、判定閾値決定手段402は、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率をそれぞれ算出するサービス量比率算出モジュール4022と、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および前記サービス量の比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する第3モジュール4024とを含む。ここで、前記判定閾値は、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、およびサービス量の比率の増加につれて増加する。例えば、基準信号品質パラメータ受信手段401および協調フィードバックセット決定手段403のようなほかの手段は、図4における同じ符号を有する手段と同じ機能を有するため、ここで説明を省略する。
上記の協調フィードバックセットの選択方法およびeNodeBの内部構成から分かるように、eNodeBは、サービングセルまたは各非サービングセル毎のRSRP、および、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、判定閾値の大きさを動的に調整し、具体的に、サービングセルまたはある非サービングセルのRSRPが比較的大きく、かつ、サービングセルのサービス量とある非サービングセルのサービス量との比率が比較的大きい場合、比較的大きい判定閾値を選択することにより、非サービングセルがeNodeBと協調伝送を行うことがより容易になるため、比較的高い協調伝送利得を得る一方、サービングセルまたはある非サービングセルのRSRPが比較的小さく、かつ、サービングセルのサービス量とある非サービングセルのサービス量との比率が比較的小さい場合、比較的小さい判定閾値を選択することにより、非サービングセルがeNodeBと協調伝送を行うことがより困難になるため、フィードバックオーバヘッドを低下させる。
上記の案を除いて、本発明は、また、ほかの協調フィードバックセットの選択方法を提供している。図11に示すように、そのフローは、主に下記のステップを含む。
ステップ301で、eNodeBは、UEから報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータと非サービングセルの基準信号品質パラメータとを受信する。
ステップ1101で、eNodeBは、UEから報告された各セルの基準信号品質パラメータに基づいて、各非サービングセルが協調伝送に参加する場合に獲得できる容量利得をそれぞれ算出する。
本ステップは、具体的に、以下のステップを含むことができる。
まず、eNodeBは、UEから報告された各セルの基準信号品質パラメータ(例えば、RSRPまたはRSRQ)に基づいて、各非サービングセルの、協調伝送に参加する場合のユーザ容量と協調伝送に参加しない場合のユーザ容量とをそれぞれ算出する。
次に、eNodeBは、各非サービングセルの、協調伝送に参加する場合のユーザ容量と協調伝送に参加しない場合のユーザ容量との差をそれぞれ算出し、前記ユーザ容量の差と、該非サービングセルの、協調伝送に参加しない場合のユーザ容量との比率を、それぞれ、該非サービングセルに対応する容量利得とする。
具体的に、ある非サービングセルの、協調伝送に参加する場合のユーザ容量は、下記の数式1によって算出することができる。
[数式1]
Figure 0006054098
ここで、RSRPは、サービングセルのRSRPであり、RSRPは、ある非サービングセルのRSRPであり、ICIは、サービングセルと該非サービングセルとの以外のセル間干渉であり、Nは、雑音である。
さらに、マルチポイント結合処理(JP)の協調伝送技術を採用することを仮定すれば、下記の数式2によって、各非サービングセルの、協調伝送に参加する場合のユーザ容量を算出することができる。
[数式2]
Figure 0006054098
ここで、RSRPは、サービングセルのRSRPであり、RSRPは、ある非サービングセルのRSRPであり、ICIは、サービングセルと該非サービングセルとの以外のセル間干渉であり、Nは、雑音である。
協調スケジューリング/協調ビームフォーミング(CS/CB)の協調伝送技術を採用することを仮定すれば、下記の数式3によって、各非サービングセルの、協調伝送に参加する場合のユーザ容量を算出することができる。
[数式3]
Figure 0006054098
ここで、RSRPは、サービングセルのRSRPであり、ICIは、サービングセルと該非サービングセルとの以外のセル間干渉であり、Nは、雑音である。
ある非サービングセルの、協調伝送に参加しない場合のユーザ容量は、下記の数式4によって算出することができる。
[数式4]
Figure 0006054098
ここで、RSRPは、サービングセルのRSRPであり、RSRPは、ある非サービングセルのRSRPであり、ICIは、サービングセルと該非サービングセルとの以外のセル間干渉であり、Nは、雑音である。
ステップ1102で、eNodeBは、各非サービングセルの容量利得が予め設定された容量利得閾値(例えば、30%)より大きいかどうかをそれぞれ判断し、ある非サービングセルの容量利得が予め設定された容量利得閾値より大きい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる。
上記フローの実行を完了した後、さらに、上記のステップ304を実行して、最終的な協調フィードバックセットを決定することもできる。
協調フィードバックセットを決定した後、eNodeBは、決定された協調フィードバックセットをUEに配置し、UEからフィードバックされた、協調フィードバックセットに含まれるセルのCSIを受信した後、UEからフィードバックされたCSIに基づいて、スケジューリング、プリコーディング、およびシグナリングとデータとの伝送を行う。
上記方法に対応して、本発明は、また、上記方法を実現するeNodeBを提供している。図12に示すように、該基地局の内部は、主に、ユーザ端末(UE)から報告されたサービングセルと各非サービングセルとの基準信号品質パラメータを受信する基準信号品質パラメータ受信手段401と、
UEから報告されたサービングセルと各非サービングセルとの基準信号品質パラメータに基づいて、各非サービングセルが協調伝送に参加する場合に獲得できる容量利得をそれぞれ算出する容量利得決定手段501と、
各非サービングセルの容量利得が予め設定された容量利得閾値より大きいかどうかを判断し、ある非サービングセルの容量利得が予め設定された容量利得閾値より大きい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる第2協調フィードバックセット決定手段502と、を含む。
上記のように、上記の基準信号品質パラメータは、RSRPまたはRSRQを含む。
上記の協調フィードバックセットの選択方法およびeNodeBの内部構成から分かるよう、eNodeBは、ある非サービングセルが協調伝送に参加する場合に獲得できる容量利得を予め推定し、容量利得の大きさに基づいて、該非サービングセルを協調フィードバックセットに入れるかどうかを決定することにより、容量利得が予め設定された容量利得閾値より大きいセルのみが協調フィードバックセットに入れられることを確保できる。従って、協調伝送利得とフィードバックオーバヘッドとの間の比較的よい折衷を実現することができる。また、上記の方法は、1つの固定の容量利得閾値を設定するだけでよい上に、異なるネットワークシナリオで該容量利得を調整する必要もないので、実現上には非常に簡単である。
上記の案を除いて、本発明は、また、別の協調フィードバックセットの選択方法を提供している。図13に示すように、そのフローは、主に、下記のステップを含む。
ステップ301で、eNodeBは、UEから報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータと非サービングセルの基準信号品質パラメータとを受信する。
ステップ1301で、eNodeBは、サービングセルの基準信号品質パラメータと各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータとの差をそれぞれ算出して、それぞれ、各非サービングセル毎に対応する基準信号品質パラメータ差とする。
ステップ1302で、eNodeBは、各非サービングセル毎に対応する基準信号品質パラメータ差と、予め設定された第1閾値(例えば、3dB)とをそれぞれ比較し、かつ、各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータと、予め設定された第2閾値とをそれぞれ比較し、ある非サービングセルに対応する基準信号品質パラメータ差が第1閾値より小さく、または、ある非サービングセルの基準信号品質パラメータが予め設定された第2閾値より大きい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる。
上記フローの実行を完了した後、さらに、上記のステップ304を実行して、最終的な協調フィードバックセットを決定することもできる。
協調フィードバックセットを決定した後、eNodeBは、決定された協調フィードバックセットをUEに配置し、UEからフィードバックされた、協調フィードバックセットに含まれるセルのCSIを受信した後、UEからフィードバックされたCSIに基づいて、スケジューリング、プリコーディング、およびシグナリングとデータとの伝送を行う。
さらに、上記方法では、以下の方法を採用して、サービングセルの基準信号品質パラメータの累計分布に基づいて、上記の第2閾値を動的に調整することもできる。該方法は、具体的に、下記のステップを含む。
まず、一定の送信電力およびセル半径で、サービングセルの基準信号品質パラメータの累計分布関数(CDF)を統計する。
次に、1つのパーセント設定値(例えば、5%)を設定する。
最後に、サービングセルの基準信号品質パラメータのCDFに基づいて、第2閾値に、サービングセルの基準信号品質パラメータの累計分布が該パーセント設定値と等しい場合の基準信号品質パラメータの値を設定する。
上記方法に対応して、本発明は、また、上記方法を実現するeNodeBを提供している。図14に示すように、該基地局の内部は、主に、ユーザ端末(UE)から報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータと非サービングセルの基準信号品質パラメータとを受信する基準信号品質パラメータ受信手段401と、
サービングセルの基準信号品質パラメータと各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータとの差をそれぞれ算出して、それぞれ、各非サービングセル毎に対応する基準信号品質パラメータ差とする基準信号品質パラメータ差決定手段601と、
各非サービングセル毎に対応する基準信号品質パラメータ差と、予め設定された第1閾値とをそれぞれ比較し、かつ、各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータと、予め設定された第2閾値とをそれぞれ比較し、ある非サービングセルに対応する基準信号品質パラメータ差が第1閾値より小さく、または、ある非サービングセルの基準信号品質パラメータが予め設定された第2閾値より大きい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる第3協調フィードバックセット決定手段602と、を含む。
上記のeNodeBは、サービングセルの基準信号品質パラメータの累計分布に基づいて、第2閾値を動的に調整する第2閾値調整手段603を、さらに含むこともできる。
上記のように、上記の基準信号品質パラメータは、RSRPまたはRSRQを含む。
上記の協調フィードバックセットの選択方法およびeNodeBの内部構成から分かるように、eNodeBは、2つの固定の閾値を設定することで、サービングセルとある非サービングセルとの基準信号品質パラメータの差が比較的小さい場合に、該非サービングセルを協調フィードバックセットに入れることを保証する一方、ある非サービングセル自身の基準信号品質パラメータが比較的大きい場合にも、該非サービングセルを協調フィードバックセットに入れられることを保証する。これにより、協調伝送利得を効果的に増加させ、協調伝送利得とフィードバックオーバヘッドとの間の比較的よい折衷を実現することができる。
上記は、本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明の精神と原則内で行われる種々の修正、均等置換え、改善などは全て本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
401 基準信号品質パラメータ受信手段
402 判定閾値決定手段
403 協調フィードバックセット決定手段
4021 第1モジュール
4022 サービス量比率算出モジュール
4023 第2モジュール
4024 第3モジュール
501 容量利得決定手段
502 第2協調フィードバックセット決定手段
601 基準信号品質パラメータ差決定手段
602 第3協調フィードバックセット決定手段

Claims (21)

  1. 協調フィードバックセットの選択方法であって、
    基地局(eNodeB)が、ユーザ端末(UE)から報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータと非サービングセルの基準信号品質パラメータとを受信し、
    eNodeBが、UEから報告されたサービングセルまたは非サービングセルの基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定し、
    eNodeBが、サービングセルの基準信号品質パラメータと前記各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータとの差をそれぞれ算出し、算出された差と、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値とをそれぞれ比較し、算出された差が判定閾値より小さい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる、ことを含み、
    ここで、前記判定閾値は、サービングセルまたは非サービングセルの基準信号品質パラメータ、および/または、前記サービス量の比率の増加につれて増加する、ことを特徴とする方法。
  2. eNodeBが、協調フィードバックセットから、基準信号品質パラメータが最大となる先頭m個(mは、協調フィードバックセットに含まれることができるセルの最大数)のセルを、最終的な協調フィードバックセット内のセルとして選択する、ことをさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記eNodeBが、UEから報告されたサービングセルまたは非サービングセルの基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することは、
    eNodeBが、UEから報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータに基づいて、1つの判定閾値を決定して、前記判定閾値を各非サービングセル毎に対応する判定閾値とする、ことを含み、
    ここで、前記判定閾値は、サービングセルの基準信号品質パラメータの増加につれて増加する、請求項1に記載の方法。
  4. eNodeBが、UEから報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータに基づいて、1つの判定閾値を決定することは、
    基準信号品質パラメータと判定閾値との対応関係を確立し、
    UEから報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータ、および前記対応関係に基づいて、前記判定閾値を決定する、ことを含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記対応関係は、関数関係y=f(x)であり、ここで、xは、サービングセルの基準信号品質パラメータを代表し、yは、判定閾値を代表し、かつ、x1>x2である場合、y1−y2=f(x1)−f(x2)>0が保証される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記eNodeBが、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することは、
    eNodeBが、前記各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータに基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する、ことを含み、
    ここで、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値は、各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータの増加につれて増加する、請求項1に記載の方法。
  7. eNodeBが、前記各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータに基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することは、
    基準信号品質パラメータと判定閾値との対応関係を確立し、
    UEから報告されたある非サービングセルの基準信号品質パラメータ、および前記対応関係に基づいて、前記非サービングセルに対応する判定閾値を決定する、ことを含む請求項6に記載の方法。
  8. 前記対応関係は、関数関係y=f(x)であり、ここで、xは、ある非サービングセルの基準信号品質パラメータを代表し、yは、該非サービングセルに対応する判定閾値を代表し、かつ、x1>x2である場合、y1−y2=f(x1)−f(x2)>0が保証される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記eNodeBが、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することは、
    eNodeBが、サービングセルのサービス量と前記各非サービングセル毎のサービス量との比率をそれぞれ算出し、前記サービス量の比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する、ことを含み、
    ここで、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値は、サービス量の比率の増加につれて増加する、請求項1に記載の方法。
  10. 前記サービス量の比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することは、
    サービス量の比率と判定閾値との対応関係を確立し、
    サービングセルのサービス量とある非サービングセルのサービス量との比率、および前記対応関係に基づいて、該非サービングセルに対応する判定閾値を決定する、ことを含む請求項9に記載の方法。
  11. 前記対応関係は、関数関係y=f(x)であり、ここで、xは、サービングセルのサービス量とある非サービングセルのサービス量との比率を代表し、yは、該非サービングセルに対応する判定閾値を代表し、かつ、x1>x2である場合、y1−y2=f(x1)−f(x2)>0が保証される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記eNodeBが、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することは、
    eNodeBが、サービングセルのサービス量と前記各非サービングセル毎のサービス量との比率をそれぞれ算出し、UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および前記サービス量の比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する、ことを含み、
    ここで、前記判定閾値は、サービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、およびサービス量の比率の増加につれて増加する、請求項1に記載の方法。
  13. UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および前記サービス量の比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定することは、
    基準信号品質パラメータ、サービス量の比率と、判定閾値との対応関係を確立し、
    サービングセルまたはある非サービングセルの基準信号品質パラメータ、サービングセルのサービス量とある非サービングセルのサービス量との比率、および前記対応関係に基づいて、該非サービングセルに対応する判定閾値を決定する、ことを含む請求項12に記載の方法。
  14. 前記対応関係は、関数関係y=f(xa,xb)であり、ここで、xaは、UEから報告されたサービングセルまたはある非サービングセルの基準信号品質パラメータを代表し、xbは、サービングセルとある非サービングセルとのサービス量の比率を代表し、yは、該非サービングセルに対応する判定閾値を代表し、かつ、xa1≧xa2かつxb1≧xb2である場合、y1−y2=f(xa1,xb1)−f(xa2,xb2)≧0が保証される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記対応関係がテーブルに記録される、請求項4、7、10または13に記載の方法。
  16. 前記基準信号品質パラメータは、基準信号受信電力(RSRP)または基準信号受信品質(RSRQ)を含む、請求項1〜8、12〜14のいずれか1項に記載の方法。
  17. 基地局(eNodeB)であって、
    ユーザ端末(UE)から報告されたサービングセルの基準信号品質パラメータと非サービングセルの基準信号品質パラメータとを受信する基準信号品質パラメータ受信手段(401)と、
    UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および/または、サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する判定閾値決定手段(402)と、
    サービングセルの基準信号品質パラメータと前記各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータとの差をそれぞれ算出し、算出された差と、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値とを比較し、算出された差が判定閾値より小さい場合、対応する非サービングセルを協調フィードバックセットに入れる協調フィードバックセット決定手段(403)と、を含み、
    ここで、前記判定閾値は、サービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および/または、サービス量の比率の増加につれて増加する、ことを特徴とするeNodeB。
  18. 協調フィードバックセットから、基準信号品質パラメータが最大となる先頭m個(mは、協調フィードバックセットに含まれることができるセルの最大数)のセルを、最終的な協調フィードバックセット内のセルとして選択する協調フィードバックセット大きさ制限手段(404)、をさらに含む請求項17に記載のeNodeB。
  19. 判定閾値決定手段(402)は、
    UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータに基づいて、各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する第1モジュール(4021)を含み、
    ここで、前記判定閾値は、サービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータの増加につれて増加する、請求項17に記載のeNodeB。
  20. 判定閾値決定手段(402)は、
    サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率をそれぞれ算出するサービス量比率算出モジュール(4022)と、
    前記サービス量の比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する第2モジュール(4023)と、を含み、
    ここで、前記判定閾値は、サービス量の比率の増加につれて増加する、請求項17に記載のeNodeB。
  21. 判定閾値決定手段(402)は、
    サービングセルのサービス量と各非サービングセル毎のサービス量との比率をそれぞれ算出するサービス量比率算出モジュール(4022)と、
    UEから報告されたサービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、および前記サービス量の比率に基づいて、前記各非サービングセル毎に対応する判定閾値をそれぞれ決定する第3モジュール(4024)と、を含み、
    ここで、前記判定閾値は、サービングセルまたは各非サービングセル毎の基準信号品質パラメータ、およびサービス量の比率の増加につれて増加する、請求項17に記載のeNodeB。
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