JP6025560B2 - 筐体連結構造 - Google Patents

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Description

この発明は、互いの連結面を対向した状態で複数の筐体を連結する際に用いられる筐体連結構造に関する。
プログラマブルコントローラやシーケンサ等の電気機器は、同種又は異種の部品を適宜組み合わせて使用される場合が多い。このため、各電気機器を収納する筐体の形状を共通化し、複数の筐体を任意の組み合わせで連結して接続できるようにした筐体連結構造が用いられている。
この筐体連結構造として、筐体における第1の連結面から露出させた爪体を第1の連結面に平行な第2の連結面の開口部に係合させるものがある。一方の筐体の爪体を他方の筐体の開口部から内部に貫通させた後に開口部の周囲の内壁に当接させることで、一方の筐体の第1の連結面と爪体との間に他方の筐体の第2の連結面が挟持され、一方の筐体の第1の連結面と他方の筐体の第2の連結面とを密着させた状態で2つの筐体が連結される。
また、筐体内で係合位置と解除位置との間に移動自在にされたフック部材に爪体を形成し、フック部材を弾性力によって係合位置側に付勢するとともに、爪体に開口部の縁部との当接力をフック部材の解除位置方向への移動力に変換する傾斜面を形成したものがある。
一方の筐体の連結面を他方の筐体の連結面に接近させることにより、係合位置に位置していた爪体が開口部の縁部との当接によって一旦解除位置側に移動して開口部を貫通した後に、弾性部材の弾性力によって係合位置に復帰して開口部周縁の内壁に当接する(例えば、特許文献1参照。)。
フック部材は、筐体内における電気機器の収納スペースを確保するために、片面が第1の連結面の内壁に当接する板状に形成される。また、フック部材における移動方向に平行な長手方向の両端部を筐体から選択的に露出させ、筐体外部からの端部の押圧操作によってフック部材が係合位置と解除位置との間を移動するようにしておく。
特許第4467135号公報
板状のフック部材を筐体内部で円滑に移動させるために、第1の連結面の内壁の法線方向におけるフック部材の過大な移動を制限する必要があるが、フック部材が解除位置から係合位置に移動する間における内壁の法線方向の移動を完全に規制すると、爪体を開口部の縁部に係合させることができない場合を生じる。
例えば、一方の筐体の第1の連結面と他方の筐体の第2の連結面とが確実に当接していない状態で、フック部材が解除位置から係合位置に向けて押圧操作されると、爪体の先端が開口部の内面に当接して、爪体を開口部の縁部に係合させることができない。
これを防止するために、爪体と第2の連結面における開口部の周囲の内壁との間に大きなクリアランスを設けると、第1の連結面と爪体との間に第2の連結面を挟持することができなくなり、2つの筐体の連結状態が不安定になる。
この発明の目的は、フック部材の解除位置と係合位置との間の移動に伴って爪体を第2の連結面の内壁の法線方向に移動するようにし、係合位置で第1の連結面と爪体との間に第2の連結面を確実に挟持させ、2つの筐体を安定した状態で連結できる筐体連結構造を提供することにある。
この発明に係る筐体連結構造は、一方の筐体の第1の連結面から突出した爪体を第1の連結面に平行な面内の一方向に沿って係合位置と解除位置との間で往復移動自在にし、爪体を解除位置側に移動させた状態で他方の筐体の第2の連結面に形成された開口部に貫通させた後に係合位置に復帰させて複数の筐体を連結する。爪体は、係合位置と解除位置との間の移動に応じて、第1の連結面の法線方向について係合位置で解除位置よりも第1の連結面に接近するように移動する。
この構成により、解除位置にある爪体と第2の連結面の内壁との間に、爪体を開口部に確実に貫通させるために十分なクリアランスが与えられる。
この構成において、筐体内で第1の連結面の内壁に沿って係合位置と解除位置の間に往復移動自在にされたフック部材に爪体を一体的に形成した場合には、係合位置又は解除位置の少なくとも一方の位置で互いに係合する凸部及び凹部であって筐体とフック部材における筐体に対向する面との一方に設けた凸部と他方に設けた凹部とを有することが好ましい。凸部と凹部との係合によってフック部材の内壁の法線方向の位置を規定することができる。
また、爪体は、係合位置で第2の連結面の内壁に当接することが好ましい。解除位置にある爪体と第2の連結面の内壁との間に十分なクリアランスを設けた場合でも、爪体と第1の連結面との間に第2の連結面を確実に挟持させて2つの筐体を安定した状態で連結することができる。
さらに、爪体は、解除位置と係合位置との間における係合位置に近接した位置で、第1の連結面の法線方向に移動することが好ましい。解除位置にある爪体をより確実に開口部に貫通させることができるとともに、2つの筐体の連結を解除する際にも爪体を円滑に移動させることができる。
この発明によれば、係合位置で第1の連結面と爪体との間に第2の連結面を確実に挟持させることができ、2つの筐体を安定した状態で連結できる。
(A)及び(B)は、この発明の第1の実施形態に係る筐体連結構造を適用した筐体の互いに平行な2側面(連結面)側のそれぞれから見た外観図である。 上記筐体連結構造を適用した筐体の内部の構成を示す図である。 (A)及び(B)は、上記筐体連結構造の要部の平面図及び側面断面図である。 (A)〜(D)は、上記筐体連結機構における開口部に対する爪体の係合状態を説明する要部の遷移図である。 (A)〜(C)は、上記筐体連結構造を適用した筐体の連結時におけるフック部材の動作状態を示す遷移図である。
以下に、この発明の実施形態に係る筐体連結構造について、図面を参照しつつ説明する。
図1(A)及び(B)に示すように、この実施形態に係る筐体連結構造は、同一形状を呈する2個の筐体1及び11を、一方の筐体1の第1の連結面1Aと他方の筐体11の第2の連結面11Bとを接触させた状態で連結する。筐体1及び筐体11の内部には、互いに電気的に接続して使用される同一種類の電気機器が収納されている。但し、筐体1及び筐体11が異なる種類の電気機器を収納し、連結面以外において互いに異なる形状を呈するものであってもよい。
一方の筐体1の連結面1Aには、柱状突起2A〜2D及び枠状突起3が突出して形成されているとともに、露出孔4A,4Bが形成されている。また、筐体1の連結面1Aに直交する互いに平行な2側面1C及び1Dにおいて連結面1A寄りの位置には、部5A及び5Bが形成されている。これに対して、他方の筐体11の連結面11Bには、柱状凹部12A〜12D及び枠状凹部13が形成されているとともに、開口部14A,14Bが形成されている。
柱状突起2A〜2Dと柱状凹部12A〜12Dとは、筐体1の連結面1Aと筐体11の連結面11Bとにおいて互いに対向する位置に形成されている。柱状突起2A〜2Dの外形及び長さは、柱状凹部12A〜12Dの内径及び深さに等しくされている。柱状突起2A〜2Dが柱状凹部12A〜12Dに嵌入するように筐体1の連結面1Aと筐体11の連結面11Bを密着させることにより、筐体1と筐体2とが適正に位置決めされた状態で連結される。
枠状突起3と枠状凹部13とは、筐体1の連結面1Aと筐体11の連結面11Bとにおいて互いに対向する位置に形成されており、それぞれの枠の内側にはコネクタ10及び20が露出している。柱状突起2A〜2Dが柱状凹部12A〜12Dに嵌入する状態で筐体1と筐体2とを連結すると、枠状突起3が枠状凹部13に嵌入し、コネクタ10とコネクタ20とが接続され、筐体1が収納する電気機器と筐体11が収納する電気機器とが電気的に接続される。
露出孔4A,4Bからは、爪体7A,7Bが筐体1の外部に露出している。柱状突起2A〜2Dが柱状凹部12A〜12Dに嵌入する状態で筐体1の連結面1Aと筐体11の連結面11Dとを対向させると、筐体1の連結面1Aから露出した爪体7A,7Bが筐体11の連結面11Bに形成された開口部14A,14Bに対向する。
なお、窓部5A,5Bからは、筐体1の内部において支持されているフック部材6の一端6A及び他端6Bが筐体1の外部に露出している。
図2に示すように、筐体1の内部には、爪体7A,7Bを一体的に備えたフック部材6が、片面を連結面1Aの内壁に接触させて収納されている。連結面1Aの内壁には、4個の突起8A〜8D、及び4個のガイド9A〜9Dが形成されている。ガイド9A〜9Dにより、フック部材6が筐体1の連結面1Aに平行な平面内で、図2に示す係合位置と後述する解除位置との間に長手方向に沿って往復移動自在に保持されている。フック部材6には、バネ体61A〜61Dが一体に形成されている。バネ体61A〜61Dは、それぞれ突起8A〜8Dに当接する。
図3(A)及び(B)に示すように、バネ体61Aは、当接部611A、凹部612A及び係合部613Aを備えている。当接部611Aは、バネ体61の開放端部に形成されている。凹部612Aは、バネ体61Aの中間部を屈曲して形成されている。係合部613Aは、当接部611Aから凹部612Aを含む範囲に形成されている。バネ体61B〜61Dもバネ体61Aと同様に形成されている。
突起8Aは、延出部81A及びカム部82Aを備えている。延出部81Aは、連結面1Aの内壁から法線方向に延出している。カム部82Aは、連結面1Aの内壁との間に間隙を設けて延出部81Aに連続して形成されている。突起8B〜8Dも突起8Aと同様に形成されている。
当接部611Aは、カム部82Aに当接する。凹部612Aには、カム部82Aが弾性的に嵌入する。係合部613Aは、連結面1Aの内壁とカム部82Aとの間に位置する。
連結面1Aの内壁の法線方向について、係合部613Aの厚さDは、連結面1Aの内壁とカム部82Aとの間隙Hよりも小さくされている。このため、フック部材6は、移動量(H−D)の範囲で連結面1Aの内壁の法線方向にも移動可能にされている。
図4(A)〜(C)に示すように、筐体1内に支持されたフック部材6に形成されている爪体7A,7Bには、傾斜面71が形成されている。柱状突起2A〜2Dが柱状凹部12A〜12Dに嵌入する状態で筐体1の連結面1Aと筐体11の連結面11Bとを対向させると、図4(A)に示すように、爪体7A,7Bの傾斜面71が開口部14A,14Bの縁部141に対向する。
この状態で筐体1の連結面1A及び筐体11の連結面11Bを接近させていくと、図4(B)に示すように、爪体7A,7Bの傾斜面71が、開口部14A,14Bの縁部141に当接する。これによって爪体7A,7Bの傾斜面71は縁部141から当接力を受け、この当接力が傾斜面71によって当接方向に直交する方向の押圧力に変換され、爪体7A,7Bはフック部材6とともに当接方向に直交する方向(矢印X方向)に押圧される。
さらに、筐体1の連結面1A及び筐体11の連結面11Bを接近させていくと、爪体7A,7Bは開放端を開口部14A,14Bの一方の内周面に当接させながら筐体11内に侵入する。爪体7A,7Bを形成したフック部材6は、筐体1の連結面1Aの内壁において、突起8A〜8Dとの当接により弾性変形したバネ体61A〜61Dに生じる弾性力によって矢印Y方向に付勢されている。
このため、爪体7A,7Bは、開口部14A,14Bを通過した後にフック部材6とともに矢印Y方向に移動し、図4(C)に示すように、筐体1の連結面1Aが筐体11の連結面11Bに完全に密着した状態で、爪体7A,7Bは開口部14A,14Bに係合する。この開口部14A,14Bに対する爪体7A,7Bの係合によって、筐体1及び筐体11の連結状態が維持される。
このようにして連結された筐体1及び筐体11を分離する場合には、フック部材6とともに、爪体7A,7Bを図4(D)に示すように、開放端が開口部14A,14Bの内周面に当接しない位置まで矢印X方向に移動させる。これによって、開口部14A,14Bに対する爪体7A,7Bの係合状態が解除され、連結面1Aと連結面11Bとが互いに離間する方向に筐体1又は筐体11を移動させることができる。
ここで、図4(A)及び(C)は爪体7A,7Bがフック部材6とともに係合位置に位置している状態を示しており、図4(D)は爪体7A,7Bがフック部材6とともに解除位置に位置している状態を示している。即ち、爪体7A,7Bは、筐体1及び筐体11の連結作業が開始される前において係合位置に位置しており、筐体1及び筐体11の連結作業が開始されてから完了するまでの間に解除位置側の中間位置まで移動し、筐体1及び筐体11の連結作業が完了すると再び係合位置に戻る。筐体1及び筐体11の分離作業時には、爪体7A,7Bをフック部材6とともに解除位置に位置させる。
爪体7A,7Bがフック部材6とともに係合位置に位置している状態(図4(A)又は(C)参照。)でのフック部材6の位置は、爪体7A,7Bがフック部材6とともに中間位置及び解除位置に位置している状態(図4(B)及び(D)参照。)でのフック部材6の位置よりも筐体1の連結面1Aの内壁から離間している。このため、係合位置における爪体7A,7Bは、中間位置及び解除位置における爪体7A,7Bよりも筐体1の連結面1Aに近接する。
フック部材6の連結面1Aの内壁の法線方向の移動は、筐体1の窓部5A,5Bの近傍に形成された凸部15A,15Bとフック部材6の両端部6A,6Bに形成された凹部62A,62Bとの係合による。凹部62A,62Bの深さは、係合部613Aの厚さDと連結面1Aの内壁及びカム部82Aの間隙Hとの差によるフック部材6の移動量(H−D)に等しくされている。
なお、凸部15A,15Bは、解除位置にあるフック部材6の表面に当接している。このため、係合位置及び解除位置におけるフック部材6の連結面1Aの内壁の法線方向の位置は、凸部15A,15Bによって規定されている。
このように、フック部材6は、係合位置と解除位置との間の移動に応じて、連結面1Aの法線方向について係合位置で解除位置よりも連結面1Aに接近するように移動する。解除位置にある爪体7A,7Bと連結面11Bの内壁との間に、爪体7A,7Bを開口部14A,14Bに確実に貫通させるために十分なクリアランスCが与えられ、爪体7A,7Bの先端が開口部14A,14Bの内面に当接することによる爪体7A,7Bの動作不良を防止できる。一方、係合位置では、爪体7A,7Bと連結面11Bの内壁との間のクリアランスが解消され、連結面1Aと連結面11Bとが密着する状態で2つの筐体1及び11の連結状態を維持できる。
このとき、爪体7A,7Bを係合位置で連結面11Bの内壁に当接させることにより、爪体7A,7Bと連結面1Aとの間に連結面11Bを確実に挟持させて2つの筐体1,11をより安定した状態で連結することができる。
また、爪体7A,7Bは、解除位置と係合位置との間における係合位置に近接した位置で、連結面1Aの法線方向に移動する。このため、解除位置にある爪体7A,7Bをより確実に開口部14A,14Bに貫通させることができるとともに、2つの筐体1,11の連結を解除する際にも爪体7A,7Bを円滑に移動させることができる。
なお、凹部62A,62B及び凸部15A,15Bの形成位置は、フック部材6の両端部6A,6B、並びに窓部5A,5Bの近傍に限るものではない。
本実施形態では、さらに凹部62A′,62B′及び凸部15A′,15B′を設けている。凸部15A′,15B′は、フック部材6における爪体7A,7Bの近傍に形成されている。凹部62A′,62B′は、筐体1における露出孔4A,4Bの近傍に形成されている。凹部62A′、62B′及び凸部15A′,15B′は、凹部62A,62B及び凸部15A,15Bと同様に機能する。凹部62A,62Bと凸部15A,15Bとはフック部材6が係合位置にあるときに係合し、凹部62A′、62B′と凸部15A′,15B′とはフック部材6が解除位置にあるときに係合する。このように、凹部及び凸部は、本実施形態では4対備えているが、これに限るものではなく、一方を筐体1に設け、他方がフック部材6に設けられていればよい。また、凹部及び凸部は、フック部材6が係合位置又は解除位置の少なくとも一方で係合するものであればよい。
図5(A)〜(C)に示すように、フック部材6は、筐体1内で係合位置と解除位置との間を移動する。図5(A)は、フック部材6が係合位置に位置している状態を示している。図5(B)は、フック部材6が中間位置に位置している状態を示している。図5(C)は、フック部材6が解除位置に位置している状態を示している。
フック部材6は、係合位置から中間位置を経由して解除位置に至る間において往復移動自在にされている。一例として、筐体1及び筐体11の連結作業が開始される前において一端部6Aが筐体1の外部に露出する係合位置に位置しており、筐体1及び筐体11の連結作業が開始されてから完了する直前までの間に中間位置まで移動し、筐体1及び筐体11の連結作業が完了すると再び係合位置に戻り、さらに、筐体1及び筐体11の分離作業時に解除位置に移動する。
以下において、バネ体61Aと突起8Aとについてのみ説明するが、バネ体61B〜61D並びに突起8B〜8Dについても同様に機能する。
筐体1及び筐体11の連結作業が開始され、図4に示した動作によって爪体7A,7Bが開口部14A,14Bの縁部と当接することにより、爪体7A,7Bの移動にともなってフック部材6が係合位置に位置している状態から解除位置側に移動すると、バネ体61Aの当接部611Aが、突起8Aのカム部81Aの当接により、フック部材6の内側方向に弾性的に変位する。この当接部611Aの変位により、解除位置側に移動したフック部材6にはバネ体61Aから係合位置側への弾性力が作用する。
したがって、筐体1及び筐体11の連結作業が開始されてから完了するまでの間において、当接部611Aの変位量が増加するに伴い、フック部材6に作用する係合位置方向への弾性力が徐々に大きくなる。これにより、筐体1及び筐体11の連結作業は、徐々に増加する弾性力に抗して行われる。
連結された状態の筐体1及び筐体11の分離作業時には、図5(A)に示す状態から、作業者が手指等によってフック部材6の端部6Aを筐体1内に押圧するか、又は、作業者が手指等によってフック部材6の端部6Bを筐体1外に引き出し、フック部材6を解除位置に向けて移動させる。このフック部材6の移動により、図5(B)に示すように、係合位置において当接部611Aが突起8Aのカム部81Aに当接する状態に位置していたバネ体61Aは内側に弾性変形しながら、当接部611Aがカム部81Aに当接しなくなる位置までフック部材6の長手方向に移動し、図5(C)に示すように、バネ体61Aの凹部612Aに突起8Aのカム部81Aが嵌入する。
これによって、爪体7A,7Bは、筐体11の開口部14A,14Bの内周面に当接しなくなり、筐体1と筐体11との連結状態が維持されなくなって筐体1と筐体11とを分離することができる。このとき、凹部612Aに対するカム部81Aの嵌入によってフック部材6の移動が規制される。したがって、一旦フック部材6を解除位置に移動させた後には、筐体1及び筐体11の分離作業が完了するまで、作業者がフック部材6の端部6Aを押圧し続ける必要がない。
なお、筐体1及び筐体11を再度連結する場合には、解除位置に位置しているフック部材6の端部6Bを作業者が手指等によって筐体1内に押圧するか、又は、フック部材の端部6Aを作業者が手指等によって筐体1外に引き出し、予めフック部材6を係合位置に位置させておくことにより、図4(A)〜(C)に示したように、作業者は筐体1の連結面1Aと筐体11の連結面11Bとを適正な位置関係で密着させるだけで、フック部材6を直接操作する必要がない。
フック部材6が係合位置と解除位置との間を移動する間に、バネ体61Aの係合部613Aが常時突起8Aのカム部81Aと連結面1Aの内壁との間に位置している。このため、例えばフック部材6の端部6A,6Bの両方が同時に押圧操作された場合であっても、フック部材6が過度に連結面1Aの内壁から離間する方向に変形することがなく、フック部材6を係合位置と解除位置との間に円滑に移動させることができる。また、連結面1Aの内壁の法線方向におけるフック部材6の過度の移動を規制するためのみに機能するガイドを設ける必要がない。このため、筐体1内における電気機器の収納スペースを十分に確保できるとともに、フック部材6に多数のバネ体を形成するスペースが得られる。さらに、連結面1Aの内壁の法線方向についてバネ体61Aが突起8Aを越えて変形することがなく、フック部材6にバネ体61Aから確実に付勢力を供給することができる。
1,11−筐体
1A−第1の連結面
11B−第2の連結面
6−フック部材
7A,7B−爪体
8A〜8D−突起
14A,14B−開口部

Claims (4)

  1. それぞれの互いに平行な第1の連結面と第2の連結面とが同一形状を呈する複数の筐体を連結する筐体連結構造であって、一方の筐体の第1の連結面から突出した爪体を前記第1の連結面に平行な面内の一方向に沿って係合位置と解除位置との間で往復移動自在にし、前記爪体を前記解除位置側に移動させた状態で他方の筐体の第2の連結面に形成された開口部に貫通させた後に前記係合位置に復帰させて複数の筐体を連結する筐体連結構造において、
    前記爪体は、前記係合位置と前記解除位置との間の移動に応じて、前記第1の連結面の法線方向について前記係合位置で前記解除位置よりも前記第1の連結面に接近するように移動する筐体連結構造。
  2. 前記第1の連結面の内壁に沿って前記係合位置と前記解除位置の間に往復移動自在にされたフック部材に爪体を一体的に形成し、前記係合位置又は前記解除位置の少なくとも一方の位置で互いに係合する凸部及び凹部であって前記筐体と前記フック部材の前記筐体に対向する面との一方に設けた凸部及び他方に設けた凹部を有する請求項1に記載の筐体連結構造。
  3. 前記爪体は、前記係合位置で前記第2の連結面の内壁に当接する請求項1又は2に記載の筐体連結構造。
  4. 前記爪体は、前記解除位置と前記係合位置との間における前記係合位置に近接した位置で、前記第1の連結面の法線方向に移動する請求項1乃至3の何れかに記載の筐体連結構造。
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