JP6024263B2 - 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法 - Google Patents

光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法に関し、特に、主走査ライン上の所定位置における画像の副走査方向へのシフト補正に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、電子化された書類の出力に用いられる画像形成装置においては、電子写真方式の画像形成装置が広く用いられている。電子写真方式の画像形成装置においては、感光体を露光することにより静電潜像を形成し、トナー等の顕色剤を用いてその静電潜像を現像してトナー画像を形成し、そのトナー画像を用紙に転写することによって紙出力を行う。
このような電子写真方式の画像形成装置においては、出力すべき画像を複数ラインに分割し、夫々のライン毎に画像形成が行われる。一般的には、夫々の画素毎に対応した発光素子が一主走査ライン分配列された光書き込み装置が、夫々のライン毎に前記感光体を露光することにより、静電潜像が形成される。このような光書き込み装置の光源として、LPH(Light‐emitting diode Print Head)を用いる場合がある。
LPHのような光書き込み装置が有する課題として、画像形成装置への取り付け誤差の課題がある。LPHは、画像形成装置に対して機械的に取り付けられるが、その際に本来の状態から傾いて取り付けられる場合や、装置動作の振動、温度変化及び経時変化等の要因により取り付け位置が傾いてしまう場合があり得る。これらの課題は、一般的に“スキュー”と呼ばれる。LPHが本来の状態から傾いてしまうと、LPHが露光する感光体上の結像位置に正確に発光素子の出力光が照射されなくなる。このことにより画質の低下やC(Cyan)、M(Magenta)、Y(Yellow)、K(blacK)の各色間での色ずれ等が生じ得る。
このような課題に対して、予め複数の主走査分割位置を設定し、設定した分割位置において副走査方向に画像をシフトさせることにより傾きを補正する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。画像のシフトに際しては、主走査ライン毎に画素の情報を格納するためのラインメモリに格納された画素の情報を読み出す際に、上述した分割位置において読み出すラインをシフトさせることによって実現する。
一般的なLPHは、複数の発光素子を集積化した半導体チップを、基板上に更に複数実装することによって主走査方向の幅を満足するように構成される。例えば、発光素子を42.3μmおきに192ドット分半導体チップに集積化し、その半導体チップを、基板上に26チップ実装することにより、A4サイズで600dpiのLPHが構成される。
このように構成されたLPHは、上述したように、複数の発光素子が集積化されて1つの半導体チップが生成されるため、1つの半導体チップにおける発光素子間では位置ずれは問題にはならない。しかしながら、複数の半導体チップを基板上に実装する際に、半導体チップ間での位置ずれが起こり得る。従って、LPHを画像形成装置に取り付ける際の傾きに加えて、LPH内部での半導体チップ間の位置ずれが、上述したような画質低下、色ずれ等の問題となり得る。
このようなLPH内部での半導体チップ間の位置ずれを補正する場合にも、上述したような画像のシフトによる傾き補正を用いることができる。即ち、半導体チップ間の位置ずれ状態を示す情報に基づいて、上述した分割位置における画像の副走査方向のシフトが行われる。尚、このような半導体チップ間の位置ずれの補正をうねり補正と呼ぶ。
ここで、上述したスキュー補正とうねり補正とを行う場合、夫々の補正値が重なることによって1つの分割位置における副走査方向の補正量即ちシフト量が大きくなってしまうことが考えられる。ラインメモリから画素情報を読み出して光源を制御するモジュールに対して副走査方向の補正量を通知する場合、上述した分割位置毎に設けられたレジスタによって行われる。
この場合において、1つの分割位置において多くの補正量を指定するためには、夫々のレジスタに設けるべきビット数も多くなり、回路規模の増大や生産コストの上昇となる。また、1つの分割位置における補正量が大きいと、その部分における画像のゆがみが発生することも考えられる。従って、1つの分割位置におけるシフト量は可能な限り小さくすることが望まれる。
尚、上述したような課題は、光源としてLPHを用いる場合に限らず、他の光源を用いてライン上の光源を構成する場合であっても同様に発生し得る。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、画像を副走査方向にシフトさせてスキュー補正及びうねり補正を行う光書込み装置において、1つのシフト位置におけるシフト量を小さくすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、画像形成装置において像担持体を露光して静電潜像を形成する光書き込み装置であって、主走査方向に並べられた複数の発光素子を含む発光素子集合体が主走査方向に更に複数並べられて構成された光源と、画像を構成する画素情報を主走査ライン毎に保持するライン情報記憶部と、前記光源に含まれる複数の発光素子を、前記複数の発光素子に対応する前記画素情報に基づいて駆動させる光源駆動部と、前記光源における前記複数の発光素子集合体の配置の誤差に関する情報である配置誤差情報及び前記光源の取り付けの誤差に基づく主走査ラインの傾きの情報である傾き誤差情報を取得する誤差情報取得部と、主走査ライン上の複数の位置において画像を副走査方向にシフトさせることにより前記複数の発光素子集合体の配置の誤差及び前記光源の取り付けの誤差に基づく主走査ラインの傾きを補正するための補正値情報を、取得された前記配置誤差情報及び前記傾き誤差情報に基づいて生成する補正値生成部と、生成された前記補正値情報を前記主走査ライン上の複数の位置毎に対応させて保持する補正値保持部と、保持されている前記補正値情報に基づいて前記複数の発光素子に対応する前記画素情報の副走査方向の位置を調整する駆動画素調整部とを含み、前記補正値生成部は、前記複数の発光素子集合体の配置の誤差を補正するために画像を副走査方向にシフトさせる主走査ライン上の位置と、前記光源の取り付けの誤差に基づく主走査ラインの傾きを補正するために画像を副走査方向にシフトさせる主走査ライン上の位置とが異なるように、前記補正値情報を生成し、画像を副走査方向にシフトさせることを示すシフト情報を、主走査ライン上における所定間隔毎に前記配置誤差情報及び前記傾き誤差情報の夫々に基づいて生成し、前記配置誤差情報及び前記傾き誤差情報の夫々に基づいて生成された前記シフト情報を、前記所定間隔の半分の間隔毎に交互に適用することにより、前記補正値情報を生成することを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、画像形成装置であって、上述した光書込み装置を含むことを特徴とする。
また、本発明の更に他の態様は、画像を構成する画素の情報である画素情報に基づいて画像形成装置において像担持体を露光して静電潜像を形成する光書き込み装置の制御方法であって、主走査方向に並べられた複数の発光素子を含む発光素子集合体が主走査方向に更に複数並べられて構成された光源における前記複数の発光素子集合体の配置の誤差に関する情報である配置誤差情報及び前記光源の取り付けの誤差に基づく主走査ラインの傾きの情報である傾き誤差情報を取得し、主走査ライン上の複数の位置において画像を副走査方向にシフトさせることにより前記複数の発光素子集合体の配置の誤差及び前記光源の取り付けの誤差に基づく主走査ラインの傾きを補正するための補正値情報を、取得された前記配置誤差情報及び前記傾き誤差情報に基づいて生成し、前記生成された補正値情報を前記主走査ライン上の複数の位置毎に対応させて記憶媒体に記憶させ、記憶された前記補正値情報に基づいて前記複数の発光素子に対応する前記画素情報の副走査方向の位置を調整した上で、前記光源に含まれる複数の発光素子を、前記複数の発光素子に対応する前記画素情報に基づいて駆動し、前記補正値情報の生成の際に、前記複数の発光素子集合体の配置の誤差を補正するために画像を副走査方向にシフトさせる主走査ライン上の位置と、前記光源の取り付けの誤差に基づく主走査ラインの傾きを補正するために画像を副走査方向にシフトさせる主走査ライン上の位置とが異なるように、前記補正値情報を生成し、前記補正値情報の生成の際に、画像を副走査方向にシフトさせることを示すシフト情報を、主走査ライン上における所定間隔毎に前記配置誤差情報及び前記傾き誤差情報の夫々に基づいて生成し、前記配置誤差情報及び前記傾き誤差情報の夫々に基づいて生成された前記シフト情報を、前記所定間隔の半分の間隔毎に交互に適用することにより、前記補正値情報を生成することを特徴とする。
本発明によれば、画像を副走査方向にシフトさせてスキュー補正及びうねり補正を行う光書込み装置において、1つのシフト位置におけるシフト量を小さくすることが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るプリントエンジンの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る光書き込み装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るラインメモリの記憶領域の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るLPHの構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係るLPHにおける光源チップの位置ずれの例を示す図である。 本発明の実施形態に係るLPHにおけるスキューの例を示す図である。 本発明の実施形態に係るチップ誤差記憶部に記憶されている情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るチップ誤差情報、スキュー情報に基づいて算出される補正値情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る補正値情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る補正値レジスタにおけるレジスタ値の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る補正値レジスタの設定値の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る補正値レジスタへのレジスタ値の設定動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る光書き込み装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態に係る補正値レジスタにおけるレジスタ値の例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る補正値レジスタにおけるレジスタ値の例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、複合機(MFP:Multi Function Peripheral)としての画像形成装置を例として説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、電子写真方式による画像形成装置であり、像担持体である感光体に静電潜像を形成するための光書き込み装置として、複数の光源チップが主走査方向に連結されて構成された発光体アレイであるLPH(Light emitting diode Print Head)を光源とする光書き込み装置を含む。尚、本実施形態においては、光源としてLED素子を用いる場合を例とするが、光源の種類はLEDに限らず他の光源を用いることも可能である。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等の情報処理端末と同様の構成に加えて、画像形成を実行するエンジンを有する。即ち、本実施形態に係る画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)11、ROM(Read Only Memory)12、エンジン13、HDD(Hard Disk Drive)14及びI/F15がバス18を介して接続されている。また、I/F15にはLCD(Liquid Crystal Display)16及び操作部17が接続されている。
CPU10は演算手段であり、画像形成装置1全体の動作を制御する。RAM11は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM12は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。エンジン13は、画像形成装置1において実際に画像形成を実行する機構である。
HDD14は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。I/F15は、バス18と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD16は、ユーザが画像形成装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部17は、キーボードやマウス等、ユーザが画像形成装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM12やHDD14若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体に格納されたプログラムがRAM11に読み出され、CPU10の制御に従って動作することにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像形成装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、コントローラ20、ADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)110、スキャナユニット22、排紙トレイ23、ディスプレイパネル24、給紙テーブル25、プリントエンジン26、排紙トレイ27及びネットワークI/F28を有する。
また、コントローラ20は、主制御部30、エンジン制御部31、入出力制御部32、画像処理部33及び操作表示制御部34を有する。図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、スキャナユニット22、プリントエンジン26を有する複合機として構成されている。尚、図2においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
ディスプレイパネル24は、画像形成装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像形成装置1を直接操作し若しくは画像形成装置1に対して情報を入力する際の入力インタフェース(操作部)でもある。ネットワークI/F28は、画像形成装置1がネットワークを介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。
コントローラ20は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM12や不揮発性メモリ並びにHDD14や光学ディスク等の不揮発性記録媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、RAM11等の揮発性メモリ(以下、メモリ)にロードされ、CPU10の制御に従って構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ20が構成される。コントローラ20は、画像形成装置1全体を制御する制御部として機能する。
主制御部30は、コントローラ20に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ20の各部に命令を与える。エンジン制御部31は、プリントエンジン26やスキャナユニット22等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。
入出力制御部32は、ネットワークI/F28を介して入力される信号や命令を主制御部30に入力する。また、主制御部30は、入出力制御部32を制御し、ネットワークI/F28を介して他の機器にアクセスする。
画像処理部33は、主制御部30の制御に従い、入力された印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、画像形成部であるプリントエンジン26が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。また、印刷ジョブに含まれる印刷情報とは、PC等の情報処理装置にインストールされたプリンタドライバによって画像形成装置1が認識可能な形式に変換された画像情報である。操作表示制御部34は、ディスプレイパネル24に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル24を介して入力された情報を主制御部30に通知する。
画像形成装置1がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部32がネットワークI/F28を介して印刷ジョブを受信する。入出力制御部32は、受信した印刷ジョブを主制御部30に転送する。主制御部30は、印刷ジョブを受信すると、画像処理部33を制御して、印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて描画情報を生成させる。生成された描画情報は、エンジン制御部31内のページメモリに格納される。
画像処理部33によって描画情報が生成されると、エンジン制御部31は、生成された描画情報に基づき、プリントエンジン26に、給紙テーブル25から搬送される用紙に対して画像形成を実行させる。即ち、プリントエンジン26が画像形成部として機能する。プリントエンジン26においては、エンジン制御部31内のページメモリに格納された描画情報に基づき、光書き込み装置が感光体ドラムを露光することにより静電潜像を形成する。その静電潜像が現像されることによって形成されたトナー像が、給紙テーブル25から給紙された用紙に転送されることによって画像形成が完了する。プリントエンジン26によって画像形成が施された文書は排紙トレイ27に排紙される。
画像形成装置1がスキャナとして動作する場合は、ユーザによるディスプレイパネル24の操作若しくはネットワークI/F28を介して外部のPC等から入力されるスキャン実行指示に応じて、操作表示制御部34若しくは入出力制御部32が主制御部30にスキャン実行信号を転送する。主制御部30は、受信したスキャン実行信号に基づき、エンジン制御部31を制御する。
エンジン制御部31は、ADF21を駆動し、ADF21にセットされた撮像対象原稿をスキャナユニット22に搬送する。また、エンジン制御部31は、スキャナユニット22を駆動し、ADF21から搬送される原稿を撮像する。また、ADF21に原稿がセットされておらず、スキャナユニット22に直接原稿がセットされた場合、スキャナユニット22は、エンジン制御部31の制御に従い、セットされた原稿を撮像する。即ち、スキャナユニット22が撮像部として動作する。
撮像動作においては、スキャナユニット22に含まれるCCD等の撮像素子が原稿を光学的に走査し、光学情報に基づいて生成された撮像情報が生成される。エンジン制御部31は、スキャナユニット22が生成した撮像情報を画像処理部33に転送する。画像処理部33は、主制御部30の制御に従い、エンジン制御部31から受信した撮像情報に基づき画像情報を生成する。画像処理部33が生成した画像情報はHDD40等の画像形成装置1に装着された記憶媒体に保存される。即ち、スキャナユニット22、エンジン制御部31及び画像処理部33が連動して、原稿読み取り部として機能する。
画像処理部33によって生成された画像情報は、ユーザの指示に応じてそのままHDD40等に格納され若しくは入出力制御部32及びネットワークI/F28を介して外部の装置に送信される。即ち、ADF21及びエンジン制御部31が画像入力部として機能する。
また、画像形成装置1が複写機として動作する場合は、エンジン制御部31がスキャナユニット22から受信した撮像情報若しくは画像処理部33が生成した画像情報に基づき、画像処理部33が描画情報を生成する。その描画情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様に、エンジン制御部31がプリントエンジン26を駆動する。
次に、本実施形態に係るプリントエンジン26の構成について、図3を参照して説明する。図3に示すように、本実施形態に係るプリントエンジン26は、無端状移動手段である搬送ベルト105に沿って各色の画像形成部106が並べられた構成を備えるものであり、所謂タンデムタイプといわれるものである。すなわち、給紙トレイ101から給紙ローラ102により分離給紙される用紙(記録媒体の一例)104に転写するための中間転写画像が形成される中間転写ベルトである搬送ベルト105に沿って、この搬送ベルト105の搬送方向の上流側から順に、複数の画像形成部(電子写真プロセス部)106C、106M、106BK、106Y(以降、総じて画像形成部106とする)が配列されている。
また、給紙トレイ101から給紙された用紙104は、レジストローラ103によって一度止められ、画像形成部106における画像形成のタイミングに応じて搬送ベルト105からの画像の転写位置に送り出される。
複数の画像形成部106C、106M、106BK、106Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。画像形成部106BKはブラックの画像を、画像形成部106Mはマゼンタの画像を、画像形成部106Cはシアンの画像を、画像形成部106Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。尚、以下の説明においては、画像形成部106Cについて具体的に説明するが、他の画像形成部106M、106BK、106Yは画像形成部106Cと同様であるので、その画像形成部106M、106BK、106Yの各構成要素については、画像形成部106Cの各構成要素に付したCに替えて、M、BK、Yによって区別した符号を図に表示するにとどめ、説明を省略する。
搬送ベルト105は、回転駆動される駆動ローラ107と従動ローラ108とに架け渡されたエンドレスのベルト、即ち無端状ベルトである。この駆動ローラ107は、不図示の駆動モータにより回転駆動させられ、この駆動モータと、駆動ローラ107と、従動ローラ108とが、無端状移動手段である搬送ベルト105を移動させる駆動手段として機能する。
画像形成に際しては、回転駆動される搬送ベルト105に対して、最初の画像形成部106Cが、シアンのトナー画像を転写する。画像形成部106Cは、感光体としての感光体ドラム109C、この感光体ドラム109Cの周囲に配置された帯電器110C、光書き込み装置200、現像器112C、感光体クリーナ(図示せず)、除電器113C等から構成されている。光書き込み装置200は、夫々の感光体ドラム109C、109M、109BK、109Y(以降、総じて「感光体ドラム109」という)に対して光を照射するように構成されている。
画像形成に際し、感光体ドラム109Cの外周面は、暗中にて帯電器110Cにより一様に帯電された後、光書き込み装置200からのシアン画像に対応した光源からの光により書き込みが行われ、静電潜像が形成される。現像器112Cは、この静電潜像をシアントナーにより可視像化し、このことにより感光体ドラム109C上にシアンのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体ドラム109Cと搬送ベルト105とが当接若しくは最も接近する位置(転写位置)で、転写器115Cの働きにより搬送ベルト105上に転写される。この転写により、搬送ベルト105上にシアンのトナーによる画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体ドラム109Cは、外周面に残留した不要なトナーを感光体クリーナにより払拭された後、除電器113Cにより除電され、次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、画像形成部106Cにより搬送ベルト105上に転写されたシアンのトナー画像は、搬送ベルト105のローラ駆動により次の画像形成部106Mに搬送される。画像形成部106Mでは、画像形成部106Cでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム109M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が既に形成されたブラックの画像に重畳されて転写される。
搬送ベルト105上に転写されたシアン、マゼンタのトナー画像は、さらに次の画像形成部106BK、106Yに搬送され、同様の動作により、感光体ドラム109BK上に形成されたブラックのトナー画像と、感光体ドラム109Y上に形成されたイエローのトナー画像とが、既に転写されている画像上に重畳されて転写される。こうして、搬送ベルト105上にフルカラーの中間転写画像が形成される。
給紙トレイ101に収納された用紙104は最も上のものから順に送り出され、その搬送経路が搬送ベルト105と接触する位置若しくは最も接近する位置において、搬送ベルト105上に形成された中間転写画像がその紙面上に転写される。これにより、用紙104の紙面上に画像が形成される。紙面上に画像が形成された用紙104は更に搬送され、定着器116にて画像を定着された後、画像形成装置の外部に排紙される。
次に、本実施形態に係る光書き込み装置111について説明する。図4は、本実施形態に係る光書き込み装置111の機能構成及びエンジン制御部31に含まれるページメモリ311との接続関係を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態に係る光書き込み装置111は、ラインメモリ210、LPHコントローラ220、チップ誤差記憶部230、スキュー記憶部240、LPH−BK251、LPH−M252、LPH−C253及びLPH−Y254を含む。
ラインメモリ210は、ページメモリ311に記憶されたラスタデータを夫々の主走査ライン毎に取得して保持する。即ち、ラインメモリ210は、ライン情報記憶部として機能する。図5に、ラインメモリ210による情報の保持態様を示す。図5に示すように、ラインメモリ210は、“n−4”〜“n+4”(但し、nは5以上の自然数)までの9ライン分について、ドットデータ、即ち夫々の画素毎の画素データを保持する。
LPHコントローラ220は、光書き込み装置111において、LPH−BK251、LPH−M252、LPH−C253及びLPH−Y254(以降、総称してLPH250とする)を駆動するコントローラである。LPHコントローラ220は、LPH250に含まれる光源チップ間の位置ずれである“うねり”やLPH250自体の取り付け誤差である“スキュー”を補正する機能を含む。図4に示すように、LPHコントローラ220は、ドットデータ転送部221、補正値レジスタ222及び補正値設定部223を含む。
ドットデータ転送部221は、ラインメモリ210からドットデータを読み出し、LPH250に転送する。また、ドットデータ転送部221は、ラインメモリ210からドットデータを読み出す際、補正値レジスタ222に記憶されている補正値に基づき、上述した光源チップ間の位置ずれやスキューを補正するように、主走査方向の所定位置においてドットデータを読み出すラインメモリ210のラインをシフトしながらドットデータを読み出す。即ち、ドットデータ転送部221が、光源駆動部として機能すると共に、光源を発光させるための画素情報の副走査方向の位置を調整する駆動画素調整部として機能する。
補正値レジスタ222は、上述したように、ドットデータ転送部221がラインメモリ210からドットデータを読み出してLPH250に転送する際に、位置ずれやスキューを補正するための補正値を記憶している記憶媒体である。補正値レジスタ222が記憶している補正値は、補正値設定部223によって設定された値である。即ち、補正値レジスタ222が補正値保持部として機能する。
補正値設定部223は、チップ誤差記憶部230及びスキュー記憶部240が記憶している情報に基づき、補正値レジスタ222に補正値を設定する。このLPHコントローラ220に含まれる各部の機能が、本実施形態に係る要旨の1つである。LPHコントローラ220の機能については、後に詳述する。尚、本実施形態に係るLPHコントローラ220も、画像形成装置1のコントローラ20と同様に、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。
LPH250は、本実施形態に係る光書き込み装置111の光源であり、CMYKの各色に設けられており、図4に示すように、LPH−BK251、LPH−M252、LPH−C及びLPH−Y254からなる。図6は、本実施形態に係るLPH250の構成を模式的に示す図である。図6においては、LPH250の発光面を正面からみた状態を示している。また、図6は、上述した光源チップ間の位置ずれやスキューが無い理想的な状態のLPH250の例である。
図6に示すように、LPH250は、基板501上に、複数の光源チップ502a、502b、502c、502d、502e・・・(以降、総称して光源チップ502とする)が搭載されて構成されている。基板501は、複数の光源チップ502を保持する保持台であり、複数の光源チップ502は基板501に実装された状態において光書き込み装置111に搭載される。複数の光源チップ502が連なっている方向が主走査方向である。
複数の光源チップ502は、集積化された半導体チップであり、光源として複数のLED(Light emitting diode)素子、即ち発光素子が含まれる。従って、光源チップ502は、発光素子集合体である。夫々の光源チップ502に含まれる複数のLED素子もまた、主走査方向に並べられて配置されている。本実施形態に係る光源チップ502は、夫々主走査方向に192個、即ち192ドット分のLED素子が実装されている。そして、本実施形態に係るLPH250は、主走査方向に並べられた26個の光源チップ502を含む。また、本実施形態に係るLPH250の解像度は主走査方向に600dpiであり、副走査方向に2400dpiに対応する周期で発行する。
次に、光源チップ502間の位置ずれ、即ち“うねり”があるLPH250を図7に示す。図7の例では、光源チップ502a及び502bは理想的な状態で実装されているが、光源チップ502cは、理想的な状態から1ライン分シフトしており、光源チップ502dはシフトした状態において傾いて配置されており、光源チップ502eは、光源チップ502cとは逆の方向に1ライン分シフトしている。また、LPH250自体の取り付け誤差、即ち“スキュー”があるLPH250を図8に示す。図8の例では、LPH250が、理想的な角度からS度傾いている。
LPH250の製造工程では、図7に示すような製造公差が生じ得る。また、LPH250を光書込み装置111に組み付ける工程では、図8に示すような製造公差が生じ得る。本実施形態に係る要旨は、このようなスキュー及びうねりの補正を行う場合において、スキュー及びうねりの補正値が干渉することによってそれを補正する際に画像に悪影響が出ないようにすることにある。
チップ誤差記憶部230は、図7において説明したような光源チップ502間の副走査方向の位置ずれを原因とした、各LED素子の副走査方向の位置ずれ量の情報(以降、チップ誤差情報とする)を記憶している。換言すると、チップ誤差記憶部230は、光源チップ502の配置の誤差に関する情報である配置誤差情報として、チップ誤差情報を記憶しており、配置誤差情報記憶部として機能する。図8に、チップ誤差記憶部230が記憶している情報の例を示す。
図9に示すように、本実施形態に係るチップ誤差記憶部230が記憶している情報は、LPH250に含まれるLED素子の位置を示す座標情報である。換言すると、チップ誤差記憶部230に記憶されているのは、LED素子の配置の誤差を示す配置誤差情報である。具体的には、本実施形態に係るチップ誤差情報においては、夫々のLED素子の平面状の位置が、図7に示すLPH250における所定の点を基準点とした座標系によって示されている。尚、図8に示すチップ誤差情報は、一般的にはLPHを供給しているメーカによって提供される情報である。
スキュー記憶部240は、LPH250が光書き込み装置111に取り付けられた際の主走査ラインの傾きの情報(以降、スキュー情報とする)を記憶している。即ち、スキュー記憶部240が記憶しているスキュー情報は角度の情報である。尚、スキュー記憶部240は、チップ誤差記憶部230と同様に、LPH−BK251、LPH−M252、LPH−C253、LPH−Y254の夫々について角度の情報を記憶している。
スキュー記憶部240に記憶されているスキュー情報は、画像形成装置1によって測定されることにより記憶される。スキュー情報の測定方法としては、まず、スキューを測定する対象のLPH250が搭載された光書き込み装置111が、スキュー検知用の画像パターンの静電潜像を感光体ドラム109上に描画することにより、スキュー検知用の画像パターンが現像されたトナー像を搬送ベルト105上に転写する。
このようにして搬送ベルト105上に転写されたスキュー検知用の画像パターンのトナー像を、搬送ベルト105の搬送経路に配置されたパターン検知用のセンサによって読み取ることにより、その読み取り結果に基づいて光書き込み装置111がスキューの角度を計算してスキュー記憶部240に格納する。
この他、スキュー検知用の画像パターンを用紙上に印刷出力し、出力された用紙のパターンをスキャナユニット22が読み取ることにより生成された画像情報に含まれるパターンに基づいて、コントローラ20が傾きを算出し、その算出結果に基づいてスキュー情報を記憶しても良い。
本実施形態に係る補正値設定部223は、このようにチップ誤差記憶部230に記憶されている情報に基づいてうねり補正値を設定すると共に、スキュー記憶部240に記憶されている情報に基づいてスキュー補正値を設定する。補正値設定部223によって算出される各補正値について図10(a)〜(c)を参照して説明する。
図10(a)は、チップ誤差記憶部230に記憶されているチップ誤差の情報に基づいて算出されるうねり補正値の例を示す図である。図10(a)に示すように、本実施形態に係る補正値設定部223は、192ドット分の発光素子がライン状に配列されている夫々の光源チップ502のドット数を半分に分割し、1ドット目及び97ドット目を上述したラインシフトを行うシフト位置とする。即ち、本実施形態においては、補正値設定部223が、誤差情報取得部として機能すると共に、補正値生成部として機能する。
そして、補正値設定部223は、図9において説明したようなチップ誤差記憶部230に記憶されている各光源チップ502の位置に基づき、出力される1ライン分の画像が直線状に近づくように補正値を設定する。
例えば、図7において説明したような光源チップ502の配置関係を例とする場合、3チップ目である光源チップ502cが光源チップ502cに対して図中上方にずれているため、図10(a)に示すように3チップ目の“01”ドットに“1”という補正値を設定する。これにより、1チップ目から順番にドットデータを読み出すドットデータ転送部221は、3チップの“01”ドットのドットデータを読み出す際に、主走査ラインを1ライン分ずらし、以降、そのラインのドットデータをラインメモリ210から読み出す。
また、図7に示すように、4チップ目である光源チップ502dは傾いて配置されている。この場合、4チップ目の1ドット目は、3チップ目と同様のラインでも大きな画像のずれは生じないが、4チップ目においてドットが進むにつれて画像がずれていくこととなる。そのため、図10(a)に示すように、4チップ目の“97”ドットのドットデータを読み出す際に、3チップ目とは逆方向に主走査ラインを1ライン分ずらし、以降そのラインのドットデータをラインメモリ210から読み出す。このようなシフトにより、副走査方向の画像のずれを低減することができる。
尚、本実施形態においては、図10(a)に示す96ドット毎の補正位置において、1つの補正位置でシフトさせる量は上下方向いずれかに1ライン分までである。そのため、LPH250が含む光源チップ502ごとの位置ずれ量の前提として、1つの補正位置で2ライン分の補正が必要となるような位置ずれが発生しないように部品を選定することが好ましい。
図10(b)は、スキュー記憶部230に記憶されているスキュー角度の情報に基づいて算出されるスキュー補正値の例を示す図である。スキュー補正値についてもうねり補正値と同様、図10(b)に示すように、補正値設定部223は、夫々の光源チップ502のドット数を半分に分割し、1ドット目及び97ドット目を上述したラインシフトを行うシフト位置とする。
例えば、図8に示すようなLPH250のスキューを例とする場合、1チップ目、2チップ目、3チップ目・・・と主走査方向に進むにつれて徐々に画像が副走査方向にずれていくこととなる。この場合、補正値設定部223は、図10(b)に示すように3チップ目の“01”ドットに“1”、5チップ目の“97”ドットに“1”というように、5つのシフト位置毎に1ライン分のシフト量を設定する。これにより、1チップ目から順番にドットデータを読み出すドットデータ転送部221は、5つのシフト位置毎に、ドットデータを読み出す主走査ラインを1ライン分ずらし、以降、そのラインのドットデータをラインメモリ210から読み出す。
補正値設定部223は、このように設定したうねり補正値及びスキュー補正値を合成して補正値レジスタ222に書き込むことにより、補正値の設定を行う。ここで、図10(a)及び図10(b)の3チップ目の“01”ドットに注目すると、うねり補正量及びスキュー補正量いずれもが“1”となっており、そのまま両者を合成すると、3チップ目の“01”ドットにおける補正値が“2”となってしまう。
このような補正値をそのまま適用するためには、補正値レジスタ222における各補正位置のレジスタのビット数を2ライン分の補正値に対応したビット数とする必要があり、回路規模が増大してしまう。また、1つの補正位置において2ライン分のシフト量を認めると、その部分における画像のずれが大きくなり、画質が低下する可能性がある。
このような弊害を回避するため、本実施形態に係る補正値設定部223は、192ドット分の発光素子がライン状に配列されている夫々の光源チップ502のドット数を4分割し、1ドット目及び97ドット目をうねり補正用のシフト位置とし、図10(c)に示すように49ドット目及び145ドット目をスキュー補正用のシフト位置とする。これにより、うねり補正による画像シフトとスキュー補正による画像シフトとが重なって1つのシフト位置におけるシフト量が2ライン分となることを回避することができる。
図11は、図10(a)に示すうねり補正値と図10(c)に示すスキュー補正値とを合成した状態を示す図である。図11に示すように、3チップ目におけるシフト量は“01”ドット目と“49”ドット目とに分散されており、1つのシフト位置において2ライン分のシフトを行うことは回避されている。
換言すると、本実施形態に係る補正値設定部223は、図10(a)〜(c)に示すように、うねり補正量の補正値及びスキュー補正量の補正値を主走査ライン上における所定の間隔毎に生成し、その所定の間隔の半分の間隔毎に夫々の補正量の補正値を交互に適用する。これにより、本実施形態に係る補正値設定部223は、うねり補正及びスキュー補正を行う主走査ライン上の位置が異なるように、夫々の補正値を設定している。
次に、図11に示すような補正値の設定を可能とするための補正値レジスタ222の構成について説明する。図12は、本実施形態に係る補正値レジスタ222のレジスタ構成を示す図である。図12に示すように、本実施形態に係る補正値レジスタ222はLPH250に含まれるLED素子において、主走査方向の48ドット毎に、副走査方向の位置を補正するためのレジスタ値が設けられている。
また、図12に示すように、各レジスタのビット長は2ビットである。尚、本実施形態に係る補正値レジスタ222は、LPH−BK251、LPH−M252、LPH−C253、LPH−Y254の夫々について、図12に示すようなレジスタを有する。
次に、本実施形態に係る補正値レジスタ222の設定値について、図13を参照して説明する。図13は、図12に示す各レジスタの設定値の内容を示す図である。図13に示すように、2ビットのうちの1ビットは、対応するドットの位置を補正するか否かを示す。そして、2ビットのうちのもう1つのビットは、対応するドットの位置を補正する場合に、正方向に1ライン、即ち1ドット分ずらすか、負方向に1ライン、即ち1ドット分ずらすかを示す。尚、ここで言う正方向、負方向とは、副走査方向の正負である。
このように、本実施形態に係るLPHコントローラ220においては、スキュー補正及びうねり補正の両方を行う場合においても、1つの補正位置において2ライン以上の補正が行われることを回避することができる。その結果、補正値レジスタ222に含まれる夫々のシフト位置毎のビット数を2ビットとして、回路規模の増大を防ぐことが可能となると共に、1つの補正位置におけるシフト量を低減して画像の不具合を防ぐことが可能となる。
次に、本実施形態に係る補正値設定部223による補正値の設定動作について説明する。図14は、本実施形態に係る補正値の設定動作を示すフローチャートである。図14に示すように、補正値設定部223は、図10(a)、(c)並びに図11において説明したように算出した補正値を、1チップ目の“01”ドット目から順番に対象ドット補正値として取得する(S1401)。また、補正値設定部223は、対象ドットの次のドットの補正値を次ドット補正値として取得する(S1402)。
S1401において1チップ目の“01”ドットの補正値を取得した場合、補正値設定部223は、S1402において1チップ目の“49”ドットの補正値を取得する。また、S1401において1チップ目の“145”ドットの補正値を取得した場合、補正値設定部223は、S1402において2チップ目の“01”ドットの補正値を取得する。
対象ドット補正値及び次ドット補正値を取得すると、補正値設定部223は、対象ドット補正値及び次ドット補正値が打ち消し関係にあるか否かを判断する(S1403)。S1403における“打ち消し関係”とは、対象ドット補正値及び次ドット補正値のうち、一方の補正値が“1”で、他方の補正値が“−1”である場合、即ち、うねり補正値とスキュー補正値夫々が示す補正の方向が互いに異なる方向である場合を指す。
このような関係の場合、うねり補正による補正値として副走査方向の一方の方向への画像シフトが発生し、スキュー補正による補正値として他方の方向への画像シフトが発生していることとなる。このような関係は、図11に示すようにうねり補正とスキュー補正とのシフト位置を分けることなく、両者の補正値を合計することにより合成していた場合には、プラスとマイナスとで打ち消されていたが、本実施形態のようにうねり補正とスキュー補正とのシフト位置をずらすことにより、打ち消されることなく残ってしまうこととなる。
そのような状態を回避するため、本実施形態に係る補正値設定部223は、隣接するシフト位置の補正値が打ち消し関係にある場合には、その補正値を共に“0”とすることによって、補正値の打ち消しを行う。これにより、画像に局部的なずれが発生してしまうことを防ぐことができる。
尚、本実施形態においては、隣接するシフト位置の補正値を比較して補正値の打ち消しを判断するが、従来においては、シフト位置が重複する場合にのみ打ち消しが発生していた。そのため、隣接するシフト位置について判断するのではなく、本来重複しているシフト位置の組み合わせにおいてのみ打ち消しを判断するようにしても良い。ここで、本来重複しているシフト位置の組み合わせとは、夫々のチップにおける“01”ドット目と“49”ドット目や、“97”ドット目と“145”ドット目である。
S1403の判断の結果、打ち消し関係にあった場合(S1403/YES)、補正値設定部223は、対象ドット及び次ドットのレジスタに補正なしを設定し(S1404)、対象ドット及び次ドットの取得値をリセットする(S1405)。その結果、全ドットへのレジスタ設定が完了していれば(S1406/YES)、補正値のレジスタ設定動作を終了する。
全ドットへのレジスタ設定が完了していなければ(S1406/NO)、補正値設定部223は、レジスタが未設定であるドットが残り1ドットであるか否か判断する(S1411)。その結果、残り1ドットであれば(S1411/YES)、補正値設定部223は、その残りドットについて対象ドット補正値を取得してレジスタ値を設定し(S1412)、処理を終了する。他方、残り2ドット以上ある場合(S1411/NO)、補正値設定部223は、レジスタ値が未設定である次のドットを対象ドットとして、S1401からの処理を繰り返す。
他方、S1403の判断の結果、打ち消し関係ではなかった場合(S1403/NO)、補正値設定部223は、対象ドット補正値をレジスタに設定し(S1407)、取得済みである次ドット補正値を対象ドット補正値とする(S1408)。その結果、更に取得するべき次ドットがなければ(S1409/YES)、補正値設定部223は、S1408において次ドット補正値から入れ替えた対象ドット補正値をレジスタに設定し(S1410)、処理を終了する。また、S1409において、更に取得するべき次ドットがある場合(S1409/NO)、補正値設定部223は、S1402からの処理を繰り返す。
このような処理により、本実施形態に係る補正値のレジスタ設定動作が完了する。このように、本実施形態に係る光書き込み装置111によれば、うねり及びスキューを補正するための副走査方向への画像シフトを行う際に、1つの画像シフト位置におけるシフト量を1ライン分とする。そして、うねりに対応した画像シフトと、スキューに対応した画像シフトとを主走査方向の異なる位置において行っている。
このため、本実施形態に係る光書き込み装置111によれば、1つの画像シフト位置におけるシフト量が2ライン分とならず、1つのシフト位置におけるシフト量を小さくすることによってレジスタのビット数を減らし、回路規模の増大を回避することができる。また、1回の画像シフトにおけるシフト量が大きくなり、画像にゆがみが生じることを回避することができる。
尚、上記実施形態においては、1つの画像シフト位置における画像シフト量を1ラインとし、1つの画像シフト位置における画像シフト量が2ライン以上にならないようにする場合を例として説明した。これは一例であり、うねりに対応した画像シフトと、スキューに対応した画像シフトとを主走査方向の異なる位置において行うことにより、1つのシフト位置におけるシフト量を小さくするという効果を達成することが可能である。
尚、上記実施形態においては、図5において説明したように、ラインメモリ210は、9ライン分のドットデータを保持する記憶領域を有する。これは、一例であり、ラインメモリ210が保持可能なドットデータのライン数は、LPH250において発生し得るLED素子の位置ずれ量に応じて決定することが好ましい。
LPH250を光書き込み装置111に取り付ける際のスキューは機械的な公差から推測可能である。また、LPH250における光源チップ502間のずれ、即ちうねりはLPHの仕様として特定されている。これら2つの情報に基づき、LPH250において発生し得るLED素子の位置ずれ量の上限を特定することができる。従って、ラインメモリ210が保持可能なドットデータのライン数は、上記2つの情報に基づいて特定されたLED素子の位置ずれ量に応じて決定することができる。
また、上記実施形態においては、図4に示すように、光書き込み装置111内部に設けられた記憶領域であるチップ誤差記憶部230に、LPHメーカから提供されたチップ誤差情報が記憶されている場合を例として説明した。従って、光書き込み装置111を組み立てる際には、LPHメーカから提供されたチップ誤差情報をチップ誤差記憶部230に入力する必要がある。この場合、異なるLPH250のチップ誤差情報等、間違ったチップ誤差情報が入力されると、誤った位置ずれ補正がされてしまう。
これに対して、LPH250に記憶媒体が付加されており、その記憶媒体にチップ誤差情報が記憶されていれば、補正値設定部223は、LPH250に設けられた記憶媒体からチップ誤差情報を読み出すことができる。この場合、上述したような情報の入力処理が不要であるため、誤ったチップ誤差情報が適用されてしまうようなことがなく、上記課題を解決することができる。
また、上記実施形態においては、図10(a)〜(c)及び図11において説明したように、シフト補正量の最小単位を1ライン分として説明した。この他、2分の1ライン、3分の1ライン等、整数分の1ラインをシフト補正量の最小単位としても良い。
ドットデータ転送部221は、LPH250を発光制御する周波数を整数倍し、ラインメモリ210の1ライン分に格納された画素データを整数回読み出すことにより、整数分の1ラインをシフト補正量の最小単位とすることが可能である。例えば、2分の1ラインをシフト補正量の最小単位とする場合、ドットデータ転送部221は、2倍の周波数でLPH250を発光制御すると共に、1ライン分の画素データを2周期分ラインメモリ210から読み出す。このような処理により、より1の画像シフト位置における画像シフト量を小さくし、画像シフト位置における画像のずれを低減することが可能となる。尚、上述したように、ドットデータ転送部221がLPH250を発光制御する周波数は2400dpiである。従って、元の画像情報における副走査方向の解像度は1200dpiである。
また、上記実施形態においては、ラインメモリ210からドットデータを読み出す際に、LPHコントローラ220が位置ずれ補正を行う場合を例として説明した。この他、ページメモリ311から読み出されたドットデータをラインメモリ210に書き込む前に位置ずれ補正を行うことも可能である。図15は、ラインメモリ210にドットデータを書き込む前に位置ずれ補正を行う場合の光書き込み装置111の機能構成を示すブロック図である。
図15に示す光書き込み装置111に含まれる機能構成は、図4において説明した機能構成と同様であり、各機能の接続関係が実施の形態1とは異なる。具体的には、図15に係る光書き込み装置111においては、ページメモリ311とラインメモリ210との間にLPHコントローラ220が設けられている点が、実施の形態1と異なる。
図15に示すような構成により、ページメモリ311から読み出されたドットデータをラインメモリ210に書き込む前に、うねり補正及びスキュー補正を行うことが可能となる。その結果、ラインメモリ210に書き込まれたドットデータは、既に位置ずれが補正されたドットデータとなり、そのままLPH250へドットデータを入力することができる。このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることが可能となる。
また、上記実施形態においては、図4若しくは図15に示すように、光書き込み装置111に含まれるLPHコントローラ220に、位置ずれ補正機能が含まれる場合を例として説明した。しかしながら、ページメモリ311にラスタデータを格納する前に、上述した位置ずれ補正を実行しても良い。この場合、ドットデータ転送部221、補正値レジスタ222、補正値設定部223、チップ誤差記憶部230及びスキュー記憶部240の各機能は、コントローラ20内の画像処理部33若しくはエンジン制御部31に搭載される。これによっても、上記と同様の効果を得ることが可能となる。尚、この場合においても、チップ誤差記憶部230及びスキュー記憶部240を、光書き込み装置111内に設け、コントローラ20が光書き込み装置111から情報を読み出すようにしても良い。
また、上記実施形態においては、図10(a)、(b)において説明したように、うねり補正量及びスキュー補正量が主走査ライン上において同一の間隔で生成される場合を例として説明した。これは一例であり、うねり補正量が生成される主走査ライン上の間隔と、スキュー補正量が生成される主走査ライン上の間隔とが異なっても良い。
例えば、スキュー補正量は主走査ライン上の全体において分担して所定のスキュー角度による副走査方向のずれ量を補正するように生成される。そのため、上述した1ライン分や、2分の1ライン分など、副走査方向のシフト量の最小単位を用いたとしても、所定のスキュー角度による副走査方向のずれ量を補正するために必要な主走査ライン上におけるシフト位置の分解能が高くない可能性がある。
これに対して、うねり補正量は光源チップ502の配置誤差や傾きに応じて生成する必要があるため、少なくとも光源チップ502に含まれる発光素子数や、その整数分の1の数の単位毎にシフト量を設定する必要がある。従って、うねり補正量の補正値が設定される主走査ライン上の位置と、スキュー補正量の補正値が設定される主走査ライン上の位置とが異なっていれば、うねり補正量における主走査ライン上の補正値の設定間隔とスキュー補正量における主走査ライン上の補正値の設定間隔とが異なっていても良い。
このように、うねり補正量が生成される主走査ライン上の間隔と、スキュー補正量が生成される主走査ライン上の間隔とを異ならせる場合、例えば、図16に示すように、うねり補正量とスキュー補正量とを48ドット間隔で配置すると共に、うねり補正量については更に細分化して24ドット間隔で補正値を設定することが可能である。即ち、うねり補正量とスキュー補正量とで、主走査ライン上における頻度を異ならせることが可能である。
また、図17に示すように、うねり補正量及びスキュー補正量すべての補正値の設定間隔を32ドット毎とし、うねり補正量の補正値2つに対してスキュー補正量の補正値を1つ設定するようにしても良い。また、図16、図17に示すようにうねり補正の頻度がスキュー補正の頻度よりも高い場合の他、スキュー補正の頻度がうねり補正の頻度よりも高い態様も可能である。
また、上記実施形態においては、感光体ドラム109を露光して静電潜像を形成するための光源として、LEDを発光素子とするLEDAを用いる場合を例として説明した。これは一例であり、発光素子が主走査方向に配列されたアレイ状の光源を用いる場合には同様に適用可能である。この場合に用いられる発光素子の例としては、有機EL(ElectroLuminescence)素子、レーザーダイオード素子、電界放出型冷陰極素子等、様々な発光素子を用いることが可能であり、上記と同様の効果を得ることが可能である。
また、上記実施形態においては、図10(a)〜(c)において説明したうねり補正量及びスキュー補正量の“1”は、対応する主走査方向の位置において1ライン分画像をシフトさせることを示す。そして、この1ライン分は、LPH250の発光周期における1ライン分である。上述したように、LPH250の発光周期は2400dpiであるため、うねり補正量及びスキュー補正量を算出する際には、LPH250の発光周期に応じて補正量を算出する必要がある。即ち、補正値設定部223は、LPH250の発光周期に応じて、うねり補正量及びスキュー補正量を算出する。
この他、補正値設定部223が算出するうねり補正量及びスキュー補正量が前提とする副走査方向の解像度に応じて、LPH250の発光周期を変更しても良い。この場合、ドットデータ転送部221は、補正値設定部223または補正値レジスタ222からうねり補正量及びスキュー補正量が前提とする副走査方向の解像度を取得し、その解像度に応じた発光周期でLPH250を発光制御する。
1 画像形成装置、
10 CPU、
11 RAM、
12 ROM、
13 エンジン、
14 HDD、
15 I/F、
16 LCD、
17 操作部、
18 バス、
20 コントローラ、
21 ADF、
22 スキャナユニット、
23 排紙トレイ、
24 ディスプレイパネル、
25 給紙テーブル、
26 プリントエンジン、
27 排紙トレイ、
28 ネットワークI/F、
30 主制御部、
31 エンジン制御部、
32 入出力制御部、
33 画像処理部、
34 操作表示制御部、
101 給紙トレイ、
102 給紙ローラ、
103 分離ローラ、
104 用紙、
105 搬送ベルト、
106BK、106C、106M、106Y 画像形成部、
107 駆動ローラ、
108 従動ローラ、
109BK、109C、109M、109Y 感光体ドラム、
110BK 帯電器、
111 光書き込み装置、
112BK、112C、112M、112Y 現像器、
113BK、113C、113M、113Y 除電器、
115BK、115C、115M、115Y 転写器、
116 定着器、
210 ラインメモリ、
220 LPHコントローラ、
221 ドットデータ転送部、
222 補正値レジスタ、
223 補正値設定部、
230 チップ誤差記憶部、
240 スキュー記憶部、
250 LPH、
251 LPH−BK、
252 LPH−M、
253 LPH−C、
254 LPH−Y、
311 ページメモリ、
501 基板、
502、502a、502b、502c、502d、502e 光源チップ
特開2012−061675号公報

Claims (8)

  1. 画像形成装置において像担持体を露光して静電潜像を形成する光書き込み装置であって、
    主走査方向に並べられた複数の発光素子を含む発光素子集合体が主走査方向に更に複数並べられて構成された光源と、
    画像を構成する画素情報を主走査ライン毎に保持するライン情報記憶部と、
    前記光源に含まれる複数の発光素子を、前記複数の発光素子に対応する前記画素情報に基づいて駆動させる光源駆動部と、
    前記光源における前記複数の発光素子集合体の配置の誤差に関する情報である配置誤差情報及び前記光源の取り付けの誤差に基づく主走査ラインの傾きの情報である傾き誤差情報を取得する誤差情報取得部と、
    主走査ライン上の複数の位置において画像を副走査方向にシフトさせることにより前記複数の発光素子集合体の配置の誤差及び前記光源の取り付けの誤差に基づく主走査ラインの傾きを補正するための補正値情報を、取得された前記配置誤差情報及び前記傾き誤差情報に基づいて生成する補正値生成部と、
    生成された前記補正値情報を前記主走査ライン上の複数の位置毎に対応させて保持する補正値保持部と、
    保持されている前記補正値情報に基づいて前記複数の発光素子に対応する前記画素情報の副走査方向の位置を調整する駆動画素調整部と
    を含み、
    前記補正値生成部は、
    前記複数の発光素子集合体の配置の誤差を補正するために画像を副走査方向にシフトさせる主走査ライン上の位置と、前記光源の取り付けの誤差に基づく主走査ラインの傾きを補正するために画像を副走査方向にシフトさせる主走査ライン上の位置とが異なるように、前記補正値情報を生成し、
    画像を副走査方向にシフトさせることを示すシフト情報を、主走査ライン上における所定間隔毎に前記配置誤差情報及び前記傾き誤差情報の夫々に基づいて生成し、前記配置誤差情報及び前記傾き誤差情報の夫々に基づいて生成された前記シフト情報を、前記所定間隔の半分の間隔毎に交互に適用することにより、前記補正値情報を生成することを特徴とする光書き込み装置。
  2. 前記補正値生成部は、交互に適用される前記シフト情報のうち連続する2つのシフト情報が示す画像のシフト方向が互いに異なる方向である場合、前記連続する2つのシフト情報による画像のシフトをキャンセルするように前記補正値情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の光書き込み装置。
  3. 前記補正値生成部は、前記光源駆動部が前記複数の発光素子を発光制御する周期に応じて前記補正値情報を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の光書込み装置。
  4. 前記光源駆動部は、前記補正値生成部が前記補正値情報を生成する際に前提とする副走査方向の解像度に応じた周期で前記複数の発光素子を発光制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の光書込み装置。
  5. 前記駆動画素調整部は、前記光源駆動部が前記複数の発光素子を駆動するために前記ライン情報記憶部から前記画素情報を読み出す際に、保持されている前記補正値情報に基づいて前記画素情報の副走査方向の位置を調整することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の光書き込み装置。
  6. 前記駆動画素調整部は、前記ライン情報記憶部に前記画素情報が記憶される際に、保持されている前記補正値情報に基づいて前記画素情報の副走査方向の位置を調整することを特徴とする請求項1乃至いずれかに記載の光書き込み装置。
  7. 請求項1乃至6いずれか1項に記載の光書込み装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
  8. 画像を構成する画素の情報である画素情報に基づいて画像形成装置において像担持体を露光して静電潜像を形成する光書き込み装置の制御方法であって、
    主走査方向に並べられた複数の発光素子を含む発光素子集合体が主走査方向に更に複数並べられて構成された光源における前記複数の発光素子集合体の配置の誤差に関する情報である配置誤差情報及び前記光源の取り付けの誤差に基づく主走査ラインの傾きの情報である傾き誤差情報を取得し、
    主走査ライン上の複数の位置において画像を副走査方向にシフトさせることにより前記複数の発光素子集合体の配置の誤差及び前記光源の取り付けの誤差に基づく主走査ラインの傾きを補正するための補正値情報を、取得された前記配置誤差情報及び前記傾き誤差情報に基づいて生成し、
    前記生成された補正値情報を前記主走査ライン上の複数の位置毎に対応させて記憶媒体に記憶させ、
    記憶された前記補正値情報に基づいて前記複数の発光素子に対応する前記画素情報の副走査方向の位置を調整した上で、前記光源に含まれる複数の発光素子を、前記複数の発光素子に対応する前記画素情報に基づいて駆動し、
    前記補正値情報の生成の際に、前記複数の発光素子集合体の配置の誤差を補正するために画像を副走査方向にシフトさせる主走査ライン上の位置と、前記光源の取り付けの誤差に基づく主走査ラインの傾きを補正するために画像を副走査方向にシフトさせる主走査ライン上の位置とが異なるように、前記補正値情報を生成し、
    前記補正値情報の生成の際に、画像を副走査方向にシフトさせることを示すシフト情報を、主走査ライン上における所定間隔毎に前記配置誤差情報及び前記傾き誤差情報の夫々に基づいて生成し、前記配置誤差情報及び前記傾き誤差情報の夫々に基づいて生成された前記シフト情報を、前記所定間隔の半分の間隔毎に交互に適用することにより、前記補正値情報を生成することを特徴とする光書き込み装置の制御方法。
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