JP6015999B1 - 混合容器及び内容物入り混合容器並びに内容物入り混合容器の製造方法 - Google Patents

混合容器及び内容物入り混合容器並びに内容物入り混合容器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仕切り膜の破断により容器内で混合された内容物に対してスワブ等の挿入治具の進入を容易に行える混合容器を提供する。【解決手段】可撓性を有する筒状の容器体(12)と、容器体(12)を、第1内容物(28)を収容する第1室(17)と第2内容物(29)を収容する第2室(18)とに仕切る仕切り膜(16)とを有し、仕切り膜(16)は、仕切り膜本体(16a)と、仕切り膜本体(16a)の周囲にあって容器体(12)の内周面に繋がる連結部(16b)とを有し、容器体(12)を押圧することにより仕切り膜(16)の連結部(16b)を破断させて第2室(18)の第2内容物(29)を第1室(17)に導入して第1内容物(28)と第2内容物(29)とを混合させる混合容器(11)であって、仕切り膜本体(16a)、第1室側(17)に突出した形状である構成とする。

Description

本発明は、筒状の容器体の内周面に仕切り膜を、周囲を破断可能に形成して容器内部を第1室と第2室とに仕切る混合容器及び内容物入り混合容器並びに内容物入り混合容器の製造方法に関し、特に検体処理液用の二液混合容器及び二液入り混合容器並びに二液入り混合容器の製造方法に関する。
に関する。
検体の処理等に使用する検体処理液では、異なる種類の処理液を使用直前に混合して用いる場合がある。このような検体処理液は、予め異なる種類の処理液を混合して保存すると化学反応等により検体処理液としての効能が低下する。このため、異なる容器にそれぞれ保存された各種の処理液を使用直前に所定量取り出し、これらを混合して検体処理液等として使用している。このような検体処理液を使用する場合として、例えば、採取した検体を付着させたスワブ(綿棒)を検体処理液に浸して検体採取液を作成し、この検体採取液を試験紙等に滴下した反応を基にして各種検査を行うことが知られている。
上記したように、異なる種類の処理液の混合による検体処理液の調合は、各種処理液の所定量の取り出し、混合等といった一連の動作を必要とするため、検査等の現場では煩雑な労力を招くことになる。そこで、使用直前における処理液の混合による調合の煩雑さを解消するために、仕切り膜により二室に仕切った容器体に、二種類の処理液を所定量それぞれ封入し、使用直前に仕切り膜を破断して処理液を混合する二液混合容器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平4−97042号公報
上記特許文献1に記載の二液混合容器によれば、容器体の側壁の一部である押圧部を指で押圧することで、容器体内部を仕切る仕切り膜を破断して二液の処理液を容易に混合することができる。
しかしながら、検体等を付着させたスワブを検体処理液に含浸させるために上記容器内に進入させると、側壁との結合を一部残して破断した仕切り膜が進入するスワブに対向する向きに折れ曲がり、スワブの容器内への挿入を妨げる場合がある。そのため、上記二液混合容器では、検体処理液の混合が容易であるものの、容器内へのスワブの進入による検体処理液への浸漬が困難となり、検体採取液を容易に作成することができない。
本発明は、仕切り膜の破断により容器内で混合された内容物に対してスワブ等の挿入治具の進入を容易に行える混合容器混合容器及び内容物入り混合容器並びに内容物入り混合容器の製造方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る混合容器は、可撓性を有する筒状の容器体と、該容器体を、第1内容物を収容する第1室と第2内容物を収容する第2室とに仕切る仕切り膜とを有し、該仕切り膜は、仕切り膜本体と、該仕切り膜本体の周囲にあって前記容器体の内周面に繋がる連結部とを有し、前記容器体を押圧することにより前記仕切り膜の前記連結部を破断させて前記第2室の前記第2内容物を前記第1室に導入して前記第1内容物と前記第2内容物とを混合可能とした混合容器であって、前記仕切り膜本体は、前記第1室側に突出した形状である構成となる。
このような構成によれば、可撓性を有する筒状の容器体を押圧により変形させることにより、仕切り膜本体の周囲にある連結部は一部を残して破断する。このとき、仕切り膜本体が第1室側に突出した形状であるため、仕切り膜は上記連結部の一部を中心に第1室側に折り曲がるので、第2室側から混合物のある第1室側に向けて挿入治具の容器内への円滑な進入を可能にすることができる。
また、本発明に係る混合容器は、筒状の容器体と、該容器体を、第1内容物を収容する第1室と第2内容物を収容する第2室とに仕切る可撓性の仕切り膜とを有し、該仕切り膜は、仕切り膜本体と、該仕切り膜本体の周囲にあって前記容器体の内周面に繋がる連結部とを有し、該連結部を破断させて前記第2室の前記第2内容物を前記第1室に導入して前記第1内容物と前記第2内容物とを混合可能とした混合容器であって、前記仕切り膜本体は、該仕切り膜本体の折り曲げを容易にする溝部が形成されて成る構成となる。
さらに、本発明に係る混合容器は、可撓性を有する筒状の容器体と、該容器体を、第1内容物を収容する第1室と第2内容物を収容する第2室とに仕切る仕切り膜とを有し、前記仕切り膜を破断させて前記第2室の前記第2内容物を前記第1室に導入して前記第1内容物と前記第2内容物とを混合可能とした混合容器であって、前記第1室の端部には、容器体の内面同士の接着により前記第1室を封止する接着部が形成される構成となる。
さらに、本発明に係る内容物入り混合容器は、上述したいずれかの混合容器の前記第1室に、前記第1内容物が充填され、前記第1室の端部が接着により形成される接着部により封止されると共に、前記第2内容物が充填された前記第2室の端部が蓋体により封止される構成となる。
さらに、本発明に係る内容物入り混合容器の製造方法は、可撓性を有する筒状の容器体と、該容器体を、第1内容物を収容する第1室と第2内容物を収容する第2室とに仕切る仕切り膜とを有し、前記仕切り膜を破断させて前記第2室の前記第2内容物を前記第1室に導入して前記第1内容物と前記第2内容物とを混合可能とした内容物入り混合容器の製造方法であって、前記第1室の端部の開口部から第1内容物を充填する第1のステップと、前記第1内容物が充填された前記第1室の端部の内面同士を接着して前記第1室を封止する接着部を形成する第2のステップと、前記第2室に第2内容物を充填する第3のステップと、前記第2内容物が充填された前記第2室の端部を封止する第4のステップと、を有する構成となる。
本発明によれば、仕切り膜本体が第1室側に突出した形状であるため、仕切り膜本体の周囲の連結部が破断したときに、仕切り膜は第1室側に折り曲がるので、第2室側から混合物のある第1室側に向けて挿入治具の容器内への円滑な進入を可能にすることができる。
図1Aは、本発明の第1実施形態に係る二液入り混合容器(内容物入り混合容器)の正面図である。 図1Bは、図1AのX−X方向の矢視図である。 図2は、図1AのY−Y方向の断面図である。 図3Aは、本発明の第1実施形態に係る二液入り混合容器の容器体の内周面に一体形成された仕切り膜の拡大図である。 図3Bは、図3Aで示す仕切り膜の連結部が破断した状態を示す拡大図である。 図4Aは、本発明の第1実施形態に係る二液入り混合容器の容器体の側壁を親指と人差し指で押圧する状態の説明図である。 図4Bは、図4Aに示す容器体への押圧により仕切り膜が折れ曲がった状態を示す説明図である。 図4Cは、図4Bに示す仕切り膜が折れ曲がった容器体にスワブを挿入させた状態を示す説明図である。 図5は、検体採取液が作成された容器体に対して蓋体に替えて滴下キャップを取付ける状態の説明図である。 図6は、滴下キャップを取付けた容器体から検体採取液を滴下する状態の説明図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係る二液入り混合容器(内容物入り混合容器)の正面図である。 図8は、図7のY−Y方向の断面図である。 図9Aは、図7のX1−X1方向の矢視図である。 図9Bは、図7のX2−X2方向の断面図である。 図10Aは、本発明の第2実施形態に係る二液入り混合容器の容器体の内周面に一体形成された仕切り膜の拡大図である。 図10Bは、図10AのX3−X3方向の拡大した部分断面図である。 図11は、第1室側から見た仕切り膜の模式的な斜視図である。 図12Aは、本発明の第2実施形態に係る二液入り混合容器の容器体の側壁を親指と人指し指で押圧する状態の説明図である。 図12Bは、図12Aに示す押圧により仕切り膜の連結部の一部が破断した状態を示す説明図である。 図12Cは、図12Bに示す仕切り膜の連結部の一部が破断した容器体にスワブを挿入開始させた状態の説明図である。 図12Dは、図12Cに示すスワブを混合液に浸漬させた状態の説明図である。 図12Eは、混合液に浸漬させたスワブの引き抜き途中における仕切り膜と接触した状態の説明図である。 図12Fは、混合液に浸漬させたスワブを引き抜いて仕切り膜を通過させた状態の説明図である。 図13は、容器体の内部から引き抜き途中のスワブが仕切り膜と接触する状態の部分模式図である。 図14Aは、本発明の第3実施形態に係る二液入り混合容器(内容物入り混合容器)の正面図である。 図14Bは、図14AのX−X方向の矢視図である。 図15Aは、図14AのY−Y方向の断面図である。 図15Bは、図15Aの熱溶着長さLをL1に減少させた図である。 図16Aは、熱溶着部を形成する前の容器体の断面図である。 図16Bは、熱溶着部が形成された容器体の断面図である。 図17Aは、本発明の第3実施形態に係る二液入り混合容器の容器体の側壁を親指と人差し指で押圧する状態の説明図である。 図17Bは、図17Aに示す容器体への押圧により仕切り膜が折れ曲がった状態を示す説明図である。 図17Cは、図17Bに示す仕切り膜が折れ曲がった容器体にスワブを挿入させた状態を示す説明図である。
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る二液入り混合容器11(内容物入り混合容器。以下、適宜「混合容器11」と略称する)が図1A、図1B及び図2に示すように構成される。図1Aは、混合容器11の正面図、図1Bは図1AのX−X方向の矢視図、図2は図1AのY−Y方向の断面図である。
図1A、図1Bに示すように、混合容器11は、可撓性を有する容器体12と、容器体12の開口部12aを封止する蓋体13とを有する。容器体12及び蓋体13の材料は、ポリエチレン等の合成樹脂から成り、射出成形や圧縮成形により形成されたものである。蓋体13は、一端に天板部を有する円筒形状である。蓋体13の円筒の内周面と容器体12の口部12bの外周とがそれぞれ雌雄螺子形状(不図示)に形成され、これらを螺着することで、開口部12aを液密に封止する。また、螺合した蓋体13の開口端部と口部12bの一部分が熱溶着されて封印されるが、使用時に蓋体13を手で回すことで熱溶着による封印を容易に解除することができるようになっている。なお、図1Aでは、容器体12を明示するために、蓋体13を容器体12から離れた位置に図示している。
容器体12は、横断面(容器体12の長手方向に垂直な断面)において略円形の筒状の容器であり、筒状の胴部は、適宜設定された材料や肉厚によって可撓性を有している。容器体12の一端側には、開口部12aが設けられ、他端側には熱溶着(ヒートシール)により封止された板状の熱溶着部(ヒートシール部)12cが形成されている。容器体12の開口部12a側の口部12bには、開口部12aから所定長さの位置に円盤状の鍔部15が形成されている。容器体12の内周面には、容器体12の内部を液密に仕切る仕切り膜16が形成されており、熱溶着部12c側の第1室17(第1内容物として第1処理液28が注入される)と、開口部12a側の第2室18(第2内容物として第2処理液29が注入される)とに仕切られている。熱溶着部12cは、第1室17に注入される処理液の液量に応じて容器体12の軸方向の溶着幅が変動する。注入される処理液の液量が少ないときは溶着幅を長くし、注入される処理液の液量が多いときは溶着幅を短くすることで、注入される処理液量に応じて第1室17の容量を変動可能としたものである。これにより、容器体12が注入される処理液の液量の変更に対応し、処理液以外の空間(空気)の占める量を少なくコントロールできるので、容器体12を処理液の液量毎に準備する煩雑さを解消できる。
図2に示すように、容器体12の内部に設けた仕切り膜16は、第1室17側に突出するように曲折した皿形状の部材で、その周囲は容器体12の内周面と一体成形により繋がっていて、第1室17と第2室18とを液密に仕切っている。なお、仕切り膜16の材料も容器体12と同様にポリエチレン等の合成樹脂である。
仕切り膜16の拡大図である図3A、図3Bに示すように、仕切り膜16は、第1室17側に突出するように曲折した皿形状の仕切り膜本体16aと、仕切り膜本体16aの全周囲に形成される、仕切り膜本体16aの肉厚に対し1/2以下、好ましくは1/3以下の肉厚である連結部(薄肉部)16bとで構成される。連結部16b(薄肉部)の好適肉厚としては、0.1〜0.3mm、より好適には0.15〜0.25mmである。連結部16bの肉厚をこのように設定することで、仕切り膜16が連結部16bで好適に破断する。なお、薄肉部である連結部16bを仕切り膜本体16aの周囲全体に形成せずに、薄肉部である連結本体部と該連結本体部より厚肉の連結残り部とに分けて形成しても良い。その際、周囲の一部を連結残り部として厚肉に形成し、他の連結部を薄肉部である連結本体部としても良い。連結残り部を形成することで容器体12を外部から押圧して連結部16bを破断させたとき、予め所定の方向に設けられた連結残り部が破断されずに残ることになる。そして、後述するようにこの連結残り部(容器体12の内周面との繋がりが残っている連結部16bの一部)を中心に仕切り膜16が第1室側に折れ曲がることになる。
また、図2に示すように、第1室17の内周面には容器体12の軸方向に沿って、板状の突状部であるリブ21a〜21h(21f〜21hは反対側に位置するため不図示)が形成されている。このリブ21a〜21hは、例えば患者の鼻腔等から採取した粘膜等から成る検体を付着させたスワブを、連結部16bの破断により二液混合した第1室17の検体処理液(28、29)に浸漬させた後に擦りつけて、スワブに残留した検体処理液(28、29)と検体とを取り出し容器体12内に移すために形成されたものである。仕切り膜16の連結部16bがリブ21a〜21hの上端に接続されている。また、第2室18においても、その内周面に容器体12の軸方向に沿って、板状の突起であるリブ23a〜23d(23dは不図示)が形成されている。このリブ23a〜23dは、蓋体13が装着される前の段階で、容器体12本体の内部に他の容器体が嵌り込むのを防止するために設けたものである。
次に、図3A、図3B及び図4A〜図4Cを用いて、仕切り膜16の連結部16bと容器体12の内周面との連結の破断の動作を説明する。図4Aに示すように、混合容器11の容器体12の外側の側壁で、仕切り膜16を設けた箇所、またはその付近を外部から親指25aと人差指25bとで矢印方向26a、26bに押圧すると、ポリエチレン製で可撓性を有する容器体12は変形し、容器体12の内周面と仕切り膜16の連結部16bとがその連結の一部を破断する。図3Bに示すように、略円形状の仕切り膜16に対して、容器体12の内周面が押圧により変形することで、容器体12の内周面と仕切り膜16の連結部16bとの連結部分のうち変形の大きい部分が破断することになり、さらに押圧方向を変えて押圧を繰り返すと、連結部の一部を残して連結部16bは容器体12の内周面との連結が破断する。このとき、仕切り膜本体16aは第1室17側に向けて突出するように曲折しているので、仕切り膜16は容器体12の内周面との繋がりが残っている連結部の一部を中心として第1室17側に折れ曲がることになる。
図4A、図4Bに示すように、混合容器11は、第1室17を下、第2室18を上にする方向におかれたときに、連結部16bの破断と、仕切り膜16の第1室17側への折れ曲がりにより、第2室18に収容される第2処理液29は、第1室17側に流出し導入され、第1室17に収容される第1処理液28と混合される。その後、図4Cに示すように、混合容器11の上部にある蓋体13を取り外し、開口部12aから検体を付着させたスワブ31(鎖線で示す)を容器体12の内部に挿入させる。スワブ31は、第1室17側に折れ曲がった仕切り膜16の横(31aで示す位置)を通過して、混合した検体処理液(28、29)に浸漬する(31bで示す位置)。このように、仕切り膜16が第1室17側に折れ曲がるので、仕切り膜16がスワブ31の進入の妨げとなりにくく、混合した検体処理液(28、29)にスワブ31を容易に浸漬することができる。そして、リブ21a〜21hにスワブ31を擦り付け、スワブ31に浸みこんだ検体処理液(28、29)をスワブ31に残留する検体と共に取り出し、容器体12内に移して検査対象となる好適な検体採取液30を作成することができる。
検体採取液30を作成した後には、図5に示すように、容器体12の口部12bに滴下キャップ35を螺着する。滴下キャップ35は、狭小の開口部が形成された漏斗状の先端部35aを有する蓋体であり、その内周面が図示しない螺子により口部12bの外周面に螺着する構造となっている。
次に、図6に示すように、滴下キャップ35が螺着された容器体12を、滴下キャップ35の漏斗状の先端部35aを下向きにして、先端部35aの狭小の開口部から検体採取液30を試験紙(不図示)等に滴下して検査を行う。このとき、ポリエチレン製の容器体12の側壁を親指25aと人差指25bとで押圧すると、検体採取液30の滴下を促進することができる。検体採取液30を、試験紙等に付着させた反応により、例えばインフルエンザ感染の陽性、陰性等の判定をすることができる。
上記のように、混合容器11の第1室17、第2室18に処理液28、29をそれぞれ所定量注入して封止(熱溶着、蓋体螺着)した後に、使用時に容器体12の側壁を指等で押圧することで、仕切り膜16の連結部16bを容易に破断して処理液28、29を混合させることができる。そして、蓋体13を取り外して容器体12に検体が付着したスワブ31を挿入するが、仕切り膜16がスワブ31の進入する方向に沿うように折れ曲がるので(第1室17方向に向けて折れ曲がるので)、挿入されたスワブ31の容器体12内への進入に支障とならず、スワブ31を混合された検体処理液(28、29)に容易に浸漬することができる。さらに、スワブ31を擦るための突起部であるリブ21a〜21hが容器体12の内周面に設けられているので、スワブ31をリブ21a〜21hで擦ることで、スワブ31に浸みこんだ検体処理液(28、29)及び付着した検体を容器体12内に十分に取り出すことができ、検査対象となる検体採取液30を作成することができる。
なお、上記した混合容器の容器体及び蓋体はポリエチレン製として説明したがこれに限定するものではなく、他の材質、例えばポリプロピレン、ポリスチレン等の弾性のある公知の合成樹脂製で、容器体の側面を押圧することで仕切り膜が破断するものであれば良い。また、エチレンビニルアルコールなどのバリア層を備えた多層の構成となっていてもよい。
また、仕切り膜16は第1室17側に突出するように曲折した皿形状(円錐台状)の部材に限らず、第1室17側に突出する形状であれば、曲面形状からなる椀形状や円錐状の部材であってもよく、さらに曲面の側面と平らな底部とを組み合わせた皿形状であってもよい。
また、容器体12の口部12bと蓋体13との封止は、螺着後、一部熱溶着により封印するものに限らず、単に螺着や嵌合のみなど、公知の封止を行ってよい。また、蓋体13に換えて公知の封止用フィルム材を口部12bに接着、または、熱溶着してもよい。
また、熱溶着部12cは熱溶着に限らず接着剤などによる接着であってもよいし、蓋体やフィルム材などによる公知の封止を行ってもよい。
さらに、上記した実施形態の混合容器11の内容物として第1処理液28,第2処理液29をそれぞれ第1室,第2室に注入し、仕切り膜連結部の破断により混合する場合について説明したが、本発明の混合容器の内容物としてはこれに限らず、異なる物質からなる粉体や粒体、液体、ゲル状物等のうちの一状態、または二状態の組み合わせとした、第1内容物,第2内容物をそれぞれ第1室,第2室に充填してもよい。
また、混合とは、単に二つの内容物を混ぜ合わせる、の意味であり、その後、二つの内容物が混合物になってもよいし、化合物が生成されてもよい。また、挿入治具としては、スワブに限らず、液体等を注入するためのピペットや攪拌棒等でもよい。また、突状部であるリブ21a〜21hは1本以上設けていればよい。また、リブ21a〜21bは、仕切り膜16の接続部16bから離反して設けられていてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る二液入り混合容器(内容物入り混合容器)について、図面を参照して説明する。本実施形態に係る二液入り混合容器111(以下、適宜「混合容器111」と略称する。)が、図7、図8、図9A及び図9Bに示すように構成される。なお、第1実施形態と形状、機能が共通する構成要素、構成部分は、共通の名称及び符号を使用する。図7は、二液入り混合容器111の正面図、図8は図7のY−Y方向の断面図、図9Aは図7のX1−X1方向の矢視図、図9Bは図7のX2−X2方向の断面図である。
図7及び図8に示すように、二液入り混合容器111は、容器体112と、容器体112の開口部112aを封止する蓋体13とを有する。容器体112及び蓋体13の材料は、例えばポリエチレン等の合成樹脂から成り、射出成形や圧縮成形により形成されたものである。蓋体13は、一端に天板部を有する円筒形状である。蓋体13の円筒の内周面と容器体112の口部112bの外周とがそれぞれ雌雄螺子形状(不図示)に形成され、これらを螺着することで、開口部112aを液密に封止する。また、螺合した蓋体13の開口端部と口部112bの一部分が熱溶着されて封印されるが、使用時に蓋体13を手で回すことで熱溶着による封印を容易に解除することができるようになっている。なお、図7では、容器体112を明示するために、蓋体13を容器体112から離れた位置に図示している。
容器体112は、横断面(容器体112の長手方向に垂直な断面)において略円形の筒状の容器であり、筒状の胴部は、適宜設定された材料や肉厚によって可撓性を有している。容器体112の一端側には、開口部112aが設けられ、他端側には熱溶着(ヒートシール)により封止された板状の熱溶着部(ヒートシール部)112cが形成されている。容器体112の開口部112a側の口部112bには、開口部112aから所定長さの位置に円盤状の鍔部15が形成されている。容器体112の内周面には、容器体112の内部を液密に仕切る仕切り膜16が形成されており、熱溶着部112c側の第1室17(第1内容物として第1処理液28が注入される)と、開口部112a側の第2室18(第2内容物として第2処理液29が注入される)とに仕切られている。
第1処理液28が所定量注入された第1室17の端部が熱溶着された後、第2室18に第2処理液29が所定量注入された後に、第2室18の口部112bを蓋体13により螺着して封止(一部を熱溶着して封印)することで二液入り混合容器111の製造が完了する。
図8に示すように、容器体112の内部に設けた仕切り膜116は、第1室17側に突出するように曲折した皿形状の部材で、その周囲は容器体112の内周面と一体成形により繋がっていて、第1室17と第2室18とを液密に仕切っている。
図9A、図9B、及び仕切り膜116の拡大図である図10A、図10Bに示すように、仕切り膜116は、第1室17側に突出するように曲折した皿形状の仕切り膜本体116aと、仕切り膜本体116aの全周囲に形成される連結部(薄肉部)116bで構成される。連結部116bの肉厚は、仕切り膜本体116aの肉厚(後述の溝部19が形成されていない箇所の肉厚)に対し2/5以下、好ましくは1/3以下で、好適肉厚としては、0.1〜0.3mm、より好適には0.1〜0.2mmである。連結部116bの肉厚をこのように設定することで、図11に示すように、仕切り膜116が連結部116bで好適に破断する。なお、薄肉部である連結部116bを仕切り膜本体116aの周囲全体に形成せずに、薄肉部である連結本体部と該連結本体部より厚肉の連結残り部とに分けて形成しても良い。その際、周囲の一部を連結残り部として厚肉に形成し、他の連結部を薄肉部である連結本体部としても良い。連結残り部を形成することで容器体12を外部から押圧して連結部116bを破断させたとき、予め所定の方向に設けられた連結残り部が破断されずに残ることになる。そして、後述するようにこの連結残り部(容器体112の内周面との繋がりが残っている連結部116bの一部)を中心に仕切り膜116が第1室側に折れ曲がることになる。
仕切り膜本体116aの第1室17側の表面には、仕切り膜本体116aの中心部付近から周囲に向けて放射状(中心から8方向、45度毎)に溝部19(19a〜19h)が形成されている。溝部19(19a〜19h)は、幅(W)が0.25〜0.5mm、深さ(D)が0.2〜0.45mmで、溝部19が形成されていない仕切り膜本体16aの肉厚の40%以上60%以下の肉厚に形成されている。上記の溝部19(19a〜19h)の幅W、深さD、肉厚は、仕切り膜16がスワブ等の棒状体により溝部19(19a〜19h)で適切に折り曲がるようにその寸法を決定することができる。
図8に示すように、第2室18の内周面18aには、容器体12の軸方向に沿って、板状の突起であるリブ23a〜23d(23dは不図示)が形成されている。このリブ23a〜23dは、蓋体13が装着される前の段階で、容器体12本体の内部に他の容器体が嵌り込むのを防止するために設けたものである。
次に、図12A〜図12F、図13、図5及び図6を参照して、仕切り膜116の連結部116bと容器体12の内周面との連結の破断、容器体12内へのスワブ31の挿入、検体処理液(28、29)へのスワブ31の浸漬、容器体12からのスワブ31の引き抜きまでの一連の動作を含む二液入り混合容器111の使用形態について説明する。なお、上記図5、図6中の二液入り混合容器11を同111、容器体12を同112、開口部12aを同112a、口部12bを同112b、熱溶着部(ヒートシール部)12cを同112cと読み替える(読み替え後の符号をかっこ内に記す)。
図12Aに示すように、二液入り混合容器111の容器体112の外側の側壁で、仕切り膜116を設けた箇所、またはその付近を外部から親指25aと人差指25bとで矢印方向26a、26bに押圧すると、可撓性を有する容器体112は変形し、容器体112の内周面と仕切り膜116との連結部116bの一部が破断する。図12Bに示すように、略円形状の仕切り膜116に対して、容器体112の内周面が押圧により変形することで、連結部116bのうち変形の大きい部分が破断することになり、さらに押圧方向を変えて押圧を繰り返すと、連結部116bはその一部を残して容器体112の内周面との連結が破断する。このとき、仕切り膜本体116aは第1室17側に向けて突出するように曲折しているので、仕切り膜116は容器体112の内周面との繋がりが残っている連結部116bの一部を中心として第1室17側に折れ曲がることになる。
図12A、図12Bに示すように、二液入り混合容器111は、第1室17を下、第2室18を上にする方向におかれたときに、連結部116bの破断と、仕切り膜116の第1室17側への折れ曲がりにより、第2室18に収容される第2処理液29は、第1室17側に流出し導入され、第1室17に収容される第1処理液28と混合される。その後、図12Cに示すように、容器体112の上部にある蓋体13を取り外し、開口部112aから検体を付着させたスワブ31(鎖線で示す)を容器体112の内部に挿入する。スワブ31は、第1室17側に折れ曲がった仕切り膜16の横を通過して、混合した検体処理液(28、29)に浸漬する(図12D参照)。このように、仕切り膜116が第1室17側に折れ曲がるので、仕切り膜116がスワブ31の進入の妨げとなりにくく、混合した検体処理液(28、29)に検体を付着させたスワブ31を容易に浸漬することができ、検査対象となる好適な検体採取液30を作成することができる。
検体採取液30を作成した後、スワブ31を容器体12から引き抜くが、従来はスワブ31の先端拡径部31aが第1室17側に折れ曲がった仕切り膜116に引っ掛かり、抵抗になって抜き難い状態となっていた。しかし、本実施形態の仕切り膜116は、第1室17側の表面に溝部19(19a〜19h)が形成されているので、引き抜き途中のスワブ31の先端拡径部31aとの接触により、溝部19が形成されている側が山折り頂部のきっかけとなって容易に折れ曲がる(図12E参照)。このため、引っ掛かり抵抗は低減され、スワブ31を支障なく抜き取ることができる(図12F参照)。例えば、図13に示すように、容器体12の第1室17側からスワブ31を引き抜く(図7中の矢印方向)際に、仕切り膜116は、スワブ31の先端拡径部31aとの接触により溝部19c、19d、19eで折れ曲がるので、容易に引き抜くことができる。
検体採取液30を作成した後、上述した第1実施形態と同様、図5に示すように、容器体12(112)の口部12b(112b)に滴下キャップ35を螺着する。滴下キャップ35は、狭小の開口部が形成された漏斗状の先端部35aを有する蓋体であり、その内周面に形成された螺子形状(不図示)により、口部12b(112b)の外周面に螺着する構造となっている。
次に、図6に示すように、滴下キャップ35が螺着された容器体12(112)を、滴下キャップ35の漏斗状の先端部35aを下向きにして、先端部35aの狭小の開口部から検体採取液30を試験紙(不図示)等に滴下して検査を行う。このとき、可撓性を有する容器体12(112)の側壁を親指25aと人差指25bとで押圧すると、検体採取液30の滴下を促進することができる。検体採取液30を、試験紙等に付着させた反応により、例えばインフルエンザ感染の陽性、陰性等の判定をすることができる。
上記のように、容器体112の第1室17、第2室18に処理液28、29をそれぞれ所定量注入して封止(熱溶着、蓋体13螺着)して製造した二液入り混合容器111の使用時に、容器体112の側壁を指等で押圧することで、仕切り膜116の連結部116bを容易に破断して処理液28、29を混合させることができる。そして、蓋体13を取り外して容器体112に検体が付着したスワブ31を挿入するが、仕切り膜116がスワブ31の進入する方向に沿うように折れ曲がるので(第1室17方向に向けて折れ曲がるので)、挿入されたスワブ31の容器体12内への進入に支障とならず、スワブ31を混合された検体処理液(28、29)に容易に浸漬することができる。そして、スワブ31を第1室17から第2室18に向けて引き抜く際に、仕切り膜116の第1室17側表面に放射状に8本の溝部19(19a〜19h)が形成されているので、仕切り膜116は、スワブ31の先端拡径部31aとの接触により上記溝部19(19a〜19hのいずれか)が容易に折れ曲がることになる。また、溝部19は、仕切り膜本体116aの中央部から放射状に形成されているので、連結部116bの破断位置にかかわらず、様々な方向に設けられた溝部19(19a〜19hのいずれか)を曲がりやすい箇所をきっかけにして仕切り膜116を折り曲げることができる。そのため、スワブ31は仕切り膜116の引っ掛かりによる抵抗が低減されるので、容易に引き抜くことができる。
なお、上記したように本実施形態では、仕切り膜116に放射状に8本の溝部19(19a〜19h)を形成したが、これに限定するものではない。スワブの形状、サイズ等に応じて、溝部19の数量、形状等を設定することができる。例えば、放射状に6本、4本(十字形状)、2本(直線形状)、10本等に形成しても良く、所定間隔で複数本の直線溝を格子形状に形成しても良く、更には螺旋形状に形成しても良い。また、仕切り膜116の折り曲がりのきっかけになるのであれば、溝部19は仕切り膜116のどちらの面に設けてもよいが、本実施形態のように連結部116bの切れ残りを中心に折れ曲がる側の面に設けると、スワブ31の抜き差しの際の引っ掛かり抵抗が低減できる側に仕切り膜116を折り曲げやすくなるため好ましい。無論、仕切り膜116の両面に溝部19を形成しても良い。
本実施形態では、可撓性を有する筒状の容器体112の胴部側面を押圧して仕切り膜116の連結部116bを破断させているが、容器体112の筒状胴部は必ずしも可撓性を有する必要はない。容器体112の筒状胴部に可撓性が無いときは、スワブ31の挿入により仕切り膜116の連結部116bを破断させることで二液を混合させることが出来る。
上記した混合容器の容器体112の合成樹脂材料としてポリエチレンを例示して説明したがこれに限定するものではなく、例えばポリプロピレン、ポリスチレン等、公知の合成樹脂製で、容器体12の側面の押圧、又は、スワブ31を挿入することで仕切り膜116が破断でき、スワブ31を引き抜く際に、溝部19によって仕切り膜16が容易に折れ曲がり可能となるものであれば良い。また、エチレンビニルアルコールなどのバリア層を備えた多層の構成となっていてもよい。
また、仕切り膜116は第1室17側に突出するように曲折した皿形状(円錐台状)の部材に限らず、第1室17側に突出する形状であれば、曲面形状からなる椀形状や円錐状の部材であってもよく、さらに曲面の側面と平らな底部とを組み合わせた皿形状であってもよい。
また、容器体112の口部112bと蓋体13との封止は、螺着後、一部熱溶着により封印するものに限らず、単に螺着や嵌合のみなど、公知の封止を行ってよい。また、蓋体13に換えて公知の封止用フィルム材を口部112bに接着、または、熱溶着してもよい。
また、熱溶着部112cは熱溶着に限らず接着剤などによる接着であってもよいし、蓋体やフィルム材などによる公知の封止を行ってもよい。
さらに、上記した本実施形態の二液入り混合容器111の内容物として第1処理液28,第2処理液29をそれぞれ第1室,第2室に注入し、仕切り膜連結部の破断により混合する場合について説明したが、本発明の混合容器の内容物としてはこれに限らず、異なる物質からなる粉体や粒体、液体、ゲル状物等のうちの一状態、または二状態の組み合わせとした、第1内容物,第2内容物をそれぞれ第1室,第2室に充填してもよい。
また、混合とは、単に二つの内容物を混ぜ合わせる、の意味であり、その後、二つの内容物が混合物になってもよいし、化合物が生成されてもよい。また、挿入治具としては、スワブに限らず、液体等を注入するためのピペットや攪拌棒等でもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る二液入り混合容器(内容物入り混合容器)について、図面を参照して説明する。本実施形態に係る二液入り混合容器211(以下、適宜「混合容器211」と略称する。)が図14A、図14Bおよび図15Aに示すように構成される。なお、第1実施形態と形状、機能が共通する構成要素、構成部分は、共通の名称及び符号を使用する。図14Aは、混合容器211の正面図、図14Bは図14AのX−X方向の矢視図、図15Aは図14AのY−Y方向の断面図である。
図14Aおよび図14Bに示すように、混合容器211は、可撓性を有する容器体212と、容器体212の開口部212aを封止する蓋体13とを有する。容器体212および蓋体13の材料は、例えばポリエチレン等の合成樹脂から成り、射出成形や圧縮成形により形成されたものである。蓋体13は、一端に天板部を有する円筒形状である。蓋体13の円筒の内周面と容器体212の口部212bの外周とがそれぞれ雌雄螺子形状(不図示)に形成され、これらを螺着することで、開口部212aを液密に封止する。また、螺合した蓋体13の開口端部と口部212bの一部分が熱溶着されて封印されるが、使用時に蓋体13を手で回すことで熱溶着による封印を容易に解除することができるようになっている。なお、図14Aでは、容器体12を明示するために、蓋体13を容器体212から離れた位置に図示している。
図14A、図15Aに示すように、容器体212は、横断面(容器体212の長手方向に垂直な断面)において略円形の筒状の容器であり、筒状の胴部は、適宜設定された材料や肉厚によって可撓性を有している。容器体212の一端側には、開口部212aが設けられ、他端側には内面同士を熱溶着(ヒートシール)により封止した板状の熱溶着部212cが形成されている。容器体212の開口部212a側の口部212bには、開口部212aから所定長さの位置に円盤状の鍔部15が形成されている。容器体212の内周面には、容器体212の内部を液密に仕切る仕切り膜16が形成されており、熱溶着部212c側の第1室17(第1処理液28が注入される)と、開口部212a側の第2室18(第2処理液29が注入される)とに仕切られている。
図15Aに示すように、熱溶着部212cの溶着長さL(容器体212の軸方向の長さ)は、第1室17に注入される第1処理液28の液量に応じて設定される。図15Bに示すように、第1室17に注入される第1処理液28の液量が増加した場合には、第1室17の容量を増加させるために、熱溶着部212cの溶着長さLを減少させ、溶着長さL1(<L)とすることで対応することができる。注入される第1処理液の液量が少ないときは溶着長さLを大きくし、注入される第1処理液の液量が多いときは溶着長さLを小さくすることで、注入される処理液量の変更に応じて第1室17の容量を変更可能としたものである。これにより、容器体212が注入される処理液の液量の変更に対応し、処理液以外の空間(空気等)の占める量を少なくコントロール、または、処理液以外の空間がなくなるようコントロールできるので、容器体12を処理液の液量毎に準備する煩雑さを解消できる。
図16Aに示すように、容器体212の第1室17側の端部は、熱溶着される前は断面が円形状の開口部212dを有する円筒形状となっている。第1室17の内部に第1処理液28が開口部212dから所定量注入された後に、一対の加熱板19a、19bにより第1室17の端部が溶着長さLの範囲を加圧および加熱されて溶着される(図15A、図16B参照)。一対の加熱板19a、19bは、容器体212の軸方向に移動可能であり(矢印20a、20b方向)、第1室17に注入される第1処理液28の液量に応じた溶着長さLに設定することができる。図16Bに示すように、第1処理液28の液量に応じた溶着長さLとなる位置に設定された一対の加熱板19a、19bをそれぞれ容器体212に対し相対的に矢印24a、24b方向に移動させ、第1室17側の端部を挟み込んで熱溶着して熱溶着部212cを形成する。このようにして、熱溶着部212cの溶着長さLは、第1室17への第1処理液28の液量に応じて設定されるので、第1処理液の液量の増減に対応して収容することができる。
容器体212の側壁肉厚は一定でもよいが、第1室17の端部に向かって徐々に薄肉になっていると好ましい。徐々に薄肉になることで第1室17の端部の内面同士を突き合わせやすくなり、また加熱版19a,19bで加熱しやすくなるため、好適に熱溶着部212cを形成できる。
第1室17の端部が熱溶着された後、第2室18に第2処理液29が注入され、所定量収容された後に、第2室18の口部212bを蓋体13により螺着して封止(一部を熱溶着して封印)することで二液入り混合容器211の製造が完了する。
次に、図15A、図15Bを参照して容器体212の概要を説明する。容器体212の内部に設けた仕切り膜16は、第1室17側に突出するように曲折した皿形状の部材で、その周囲は容器体212の内周面と一体成形により繋がっていて、第1室17と第2室18とを液密に仕切っている。なお、仕切り膜16の材料も容器体212と同様にポリエチレン等の合成樹脂である。
また、図15A、図15Bに示すように、第1室17の内周面には容器体212の軸方向に沿って、板状の突状部であるリブ21a〜21h(21f〜21hは反対側に位置するため不図示)が形成されている。このリブ21a〜21hは、例えば患者の鼻腔等から採取した粘膜等から成る検体を付着させたスワブを、仕切り膜16の連結部16bの破断により混合した第1室17の検体処理液(28、29)に浸漬させた後に擦り付けて、スワブに残留した検体処理液(28、29)と検体とを取り出し、容器体12内に移すために形成されたものである。また、第2室18においても、その内周面に容器体212の軸方向に沿って、板状の突起であるリブ23a〜23d(23dは不図示)が形成されている。このリブ23a〜23dは、蓋体13が装着される前の段階で、容器体212本体の内部に他の容器体が嵌り込むのを防止するために設けたものである。
次に、図17A〜図17C、図5及び図6を用いて、本実施形態に係る二液入り混合容器211の一連の動作について説明する。二液入り混合容器211の使用形態は、第1実施形態の二液入り混合容器11の一連の動作と共通点が多いことから、第1実施形態の図5及び図6を用いて説明する。なお、上記図5、図6中の、容器体12を同212、開口部12aを同212a、口部12bを同212b、熱溶着部(ヒートシール部)12cを同212cと読み替える(読み替え後の符号をかっこ内に記す)。
図17Aに示すように、混合容器211の容器体212の外側の側壁で、仕切り膜16を設けた箇所、またはその付近を外部から親指25aと人差指25bとで矢印方向26a、26bに押圧すると、ポリエチレン製で可撓性を有する容器体212は変形し、容器体212の内周面に繋がる仕切り膜16の連結部16bの一部が破断する。容器体212の内周面に連結される仕切り膜16に対して、容器体212の内周面が押圧により変形することで、容器体212の内周面と連結する仕切り膜16の連結部16bのうち、変形の大きい部分が破断することになり、さらに押圧方向を変えて押圧を繰り返すと、連結部16bの一部を残して仕切り膜16は容器体212の内周面との連結が破断する。このとき、仕切り膜本体16aは第1室17側に向けて突出するように曲折しているので、仕切り膜16は容器体212の内周面との繋がりが残っている連結部16bの一部を中心として第1室17側に折れ曲がる。
図17A、図17Bに示すように、混合容器211は、第1室17を下、第2室18を上にする方向におかれたときに、連結部16bの破断による仕切り膜16の第1室17側への折れ曲がりにより、第2室18に収容される第2処理液29は、第1室17側に流出し導入され、第1室17に収容される第1処理液28と混合される。その後、図17Cに示すように、混合容器211の上部にある蓋体13を取り外し、開口部212aから検体を付着させたスワブ31(鎖線で示す)を容器体12の内部に挿入させる。スワブ31は、第1室17側に折れ曲がった仕切り膜16の横(31aで示す位置)を通過して、混合した検体処理液(28、29)に浸漬する(31bで示す位置)。このように、仕切り膜16が第1室17側に折れ曲がるので、仕切り膜16がスワブ31の進入の妨げとなりにくく、仕切り膜16の破膜により混合した検体処理液(28、29)にスワブ31を容易に浸漬することができる。そして、リブ21a〜21hにスワブ31を擦り付け、スワブ31に浸みこんだ検体処理液(28、29)をスワブ31に残留する検体と共に取り出し、容器体212内に移して検査対象となる好適な検体採取液30を作成することができる。
検体採取液30を作成した後には、図5に示すように、容器体12(212)の口部12b(212b)に滴下キャップ35を螺着する。滴下キャップ35は、狭小の開口部が形成された漏斗状の先端部35aを有する蓋体であり、その内周面が図示しない螺子により口部12bの外周面に螺着する構造となっている。
次に、図6に示すように、滴下キャップ35が螺着された容器体12(212)を、滴下キャップ35の漏斗状の先端部35aを下向きにして、先端部35aの狭小の開口部から検体採取液30を試験紙(不図示)等に滴下して検査を行う。このとき、ポリエチレン製の容器体12(212)の側壁を親指25aと人差指25bとで押圧すると、検体採取液30の滴下を促進することができる。検体採取液30を、試験紙等に付着させた反応により、例えばインフルエンザ感染の陽性、陰性等の判定をすることができる。
上記のように、容器体12(212)の第1室17については、その端部を溶着長さLで熱溶着した熱溶着部212Cの形成により封止したものであり、第1室17への第1処理液28の注入量に応じて溶着長さLを設定することで、第1処理液の液量の増減に対応して収容することができる。そのため、液量の増減に応じた容器をそれぞれ準備することなく、液量の変更に対応して収容できる。
また、混合容器211において、仕切り膜16の破断及び第2室18側の開封によって開封される第1室17は、その端部を開封する必要がないため、熱溶着によって封止することで、第1処理液27を注入後、部品点数を増やさずに第1室17を封止することができる。
なお、上記した混合容器の容器体はポリエチレン製として説明したがこれに限定するものではなく、他の材質であってもよい。熱溶着により第1室17の端部を封止する場合は、例えばポリプロピレン、ポリスチレン等の熱溶着が可能である公知の合成樹脂製であれば良く、また、最内層に熱溶着可能な合成樹脂層を備えていれば、エチレンビニルアルコールなどのバリア層を備えた多層の構成となっていてもよい。
また、内容物の量に応じて熱溶着部の容器体軸方向の長さを変更したが、熱溶着部の容器体軸方向の長さは同じまま、第1室の封止端部の位置を内容物の量に応じて変更し、内容物以外の空間の占める量を少なくコントロール、または、処理液以外の空間がなくなるようコントロールしてもよい。
また、熱溶着212cは加熱板19a,19bによる加熱溶着に限らず、超音波シールによる摩擦熱溶着でもよい。
また、熱溶着部212cは熱溶着に限らず接着剤等を用いた接着による封止であってもよい。
また、容器体212の口部212bと蓋体13との封止は、螺着後、一部熱溶着により封印するものに限らず、単に螺着や嵌合のみなど、公知の封止を行ってよい。また、蓋体13に換えて公知の封止用フィルム材を口部212bに接着、または、熱溶着してもよい。
さらに、第1室17側と同様に、第2室18側の端部も接着剤による接着、または、熱溶着による接着により封止してもよい。
さらに、上記した実施形態の混合容器211の内容物として第1処理液28,第2処理液29をそれぞれ第1室17,第2室18に注入し、仕切り膜連結部の破断により混合する場合について説明したが、本発明の混合容器の内容物としてはこれに限らず、異なる物質からなる粉体や粒体、液体、ゲル状物等のうちの一状態、または二状態の組み合わせとした、第1内容物,第2内容物をそれぞれ第1室,第2室に充填してもよい。
また、混合とは、単に二つの内容物を混ぜ合わせる、の意味であり、その後、二つの内容物が混合物になってもよいし、化合物が生成されてもよい。
なお、第1室17に第1処理液28を注入して収容した後に第1室17の端部を熱溶着して第1室17を封止し、そして第2室18に第2処理液29を注入して収容した後に第2室18の口部212bに蓋体13を螺着して第2室18を封止すると記載したが、この工程順序に限定するものではなく、第2室18に第2処理液29を注入して収容した後に第2室18の口部212bに蓋体13を螺着して第2室18を封止し、そして第1室17に第1処理液28を注入して収容した後に第1室17の端部を熱溶着して第1室17を封止する場合も含むものである。
11 二液入り混合容器(内物入り混合容器)
12 容器体
12a 開口部
12b 口部
12c 熱溶着部(ヒートシール部)
13 蓋体
15 鍔部
16 仕切り膜
16a 仕切り膜本体
16b 連結部
17 第1室
18 第2室
21a〜21h リブ
23a〜23d リブ
28 第1処理液(第1内容物)
29 第2処理液(第2内容物)
(28、29) 検体処理液
30 検体採取液
31 スワブ(挿入治具)
35 滴下キャップ
111 二液入り混合容器(内容物入り混合容器)
112 容器体
112a 開口部
112b 口部
112c 熱溶着部(ヒートシール部)
116 仕切り膜
116a 仕切り膜本体
116b 連結部
211 二液入り混合容器(内容物入り混合容器)
212 容器体
212a 開口部
212b 口部
212c 熱溶着部(ヒートシール部)

Claims (19)

  1. 可撓性を有する筒状の容器体と、該容器体を、第1内容物を収容する第1室と第2内容物を収容する第2室とに仕切る仕切り膜とを有し、該仕切り膜は、仕切り膜本体と、該仕切り膜本体の周囲にあって前記容器体の内周面に繋がる連結部とを有し、前記容器体を押圧することにより前記仕切り膜の前記連結部を破断させて前記第2室の前記第2内容物を前記第1室に導入して前記第1内容物と前記第2内容物とを混合可能とした混合容器であって、
    前記仕切り膜本体は、前記第1室側に突出した形状である混合容器。
  2. 前記容器体の第2室側に、開封可能な蓋体による封止が可能な口部を備える、請求項1に記載の混合容器。
  3. 前記第1室側に突出した形状が、第1室側に曲折した形状である請求項1又は2に記載の混合容器。
  4. 前記仕切り膜の前記連結部は、前記仕切り膜本体より薄い肉厚である請求項1乃至3のいずれかに記載の混合容器。
  5. 前記連結部は、連結本体部と該連結本体部より厚肉の連結残り部とを有する請求項4に記載の混合容器。
  6. 前記第1室の内周面には、前記容器体の軸方向に沿って形成された少なくとも1以上の突状部が形成される請求項1乃至5のいずれかに記載の混合容器。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の混合容器の前記第1室に、前記第1内容物が充填され、前記第1室の端部が熱溶着により封止されると共に、前記第2内容物が充填され前記第2室の端部が蓋体により封止される内容物入り混合容器。
  8. 前記第1室に収納される前記第1内容物の内容物量に応じて前記第1室の端部の熱溶着される熱溶着部の長さを変更する請求項7に記載の内容物入り混合容器。
  9. 前記仕切り膜本体は、該仕切り膜本体の折り曲げを容易にする溝部が形成されて成る、請求項1乃至6のいずれかに記載の混合容器。
  10. 前記仕切り膜本体は、該仕切り膜本体の折り曲げを容易にする溝部が形成されて成る、請求項7または8に記載の内容物入り混合容器。
  11. 筒状の容器体と、該容器体を、第1内容物を収容する第1室と第2内容物を収容する第2室とに仕切る可撓性の仕切り膜とを有し、該仕切り膜は、仕切り膜本体と、該仕切り膜本体の周囲にあって前記容器体の内周面に繋がる連結部とを有し、該連結部を破断させて前記第2室の前記第2内容物を前記第1室に導入して前記第1内容物と前記第2内容物とを混合可能とした混合容器であって、
    前記仕切り膜本体は、該仕切り膜本体の折り曲げを容易にする溝部が形成されて成る混合容器。
  12. 前記溝部は、前記仕切り膜本体の中央部から放射状に形成される請求項11に記載の混合容器。
  13. 前記溝部は、前記中央部で直交する十字形状に形成される請求項12に記載の混合容器。
  14. 前記溝部は、該溝部が形成されていない前記仕切り膜本体の肉厚の40%以上60%以下の肉厚に形成される請求項11乃至13のいずれかに記載の混合容器。
  15. 前記連結部は、前記溝部が形成されていない前記仕切り膜本体の肉厚の2/5以下の肉厚で形成される請求項11乃至14のいずれかに記載の混合容器。
  16. 前記仕切り膜本体は、前記第1室側に突出した形状であり、前記溝部は、前記仕切り膜本体の第1室側の面に形成される請求項12乃至15のいずれかに記載の混合容器。
  17. 請求項11乃至16のいずれかに記載の混合容器の前記第1室に、前記第1内容物が充填され、前記第1室の端部が接着により形成される接着部により封止されると共に、前記第2内容物が充填された前記第2室の端部が蓋体により封止される内容物入り混合容器。
  18. 前記第1内容物および第2内容物が、いずれも液体である、請求項1乃至6、9、11乃至16のいずれかに記載の混合容器。
  19. 前記第1内容物および第2内容物が、いずれも液体である、請求項7、8、10および17のいずれかに記載の内容物入り混合容器。
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