JP6007589B2 - 投射用ズームレンズおよび画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタ装置の投射光学系に用いられる投射用ズームレンズに関するものであって、特に、微小デバイスにより光変調された光束によって形成される原画像を、スクリーンに拡大投射するのに適したズームレンズ、及び、これを搭載した画像表示装置に関するものである。
装置前方に設置した被投射面(スクリーン)上に画像を投射するフロント投射型プロジェクタ装置は、企業でプレゼンテーション用として、また、学校教育用や家庭用としても幅広く用いられるようになっている。プロジェクタ装置に用いられる光変調素子(ライトバルブ)の多くは、透過型または反射型の液晶素子であるが、近年は小型化、高輝度化に有利なデジタルマイクロミラーデバイス(Digital Micromirror Device:DMD)に代表される微小デバイスを用いるものが増えている。
DMDは、マイクロミラーによって反射される光によって投射画像を生成・表示する反射型画像表示素子である。マイクロミラーの旋回角度は±10度程度であり、この角度の違いによって有効な反射光と無効な反射光とを切り替えることができる。DMDを用いるプロジェクタ装置の投射レンズは、DMDからの有効な反射光と無効な反射光の効果的な入射制限が可能であることが必要である。そのため、DMD側の法線方向に投射レンズを配置することが望ましいが、そのような配置にするには、照明光源を投射レンズとほぼ同等な位置に配置することになる。このように、DMD側の法線方向に投射レンズを配置するには位置的な制約がある。
上記のような制約条件を勘案すると、DMDを採用したプロジェクタ装置の投射レンズは、ライトバルブ側のレンズ径が照明光学系と干渉しないように小さくする必要があり、また、バックフォーカスも長くとらなければならない。このため、DMDを採用したプロジェクタ装置の投射レンズには、比較的低倍率のズームレンズ、及び、望遠ズームレンズが適している。
近年、こういった投射レンズにおいても、高倍率ズームと広角ズームを掛け合わせたレンズが求められており、それに対応可能な投射レンズも知られている(例えば特許文献1、2、3、4を参照)。
特許文献1および特許文献2のレンズは、5群、6群で高倍率化をねらった投射用ズームレンズであり、約x1.5倍のズーム比を有している。収差も十分抑えられているが、半画角ωは30°である。特許文献3および特許文献4のレンズは、投射光学系の広角ズームレンズであるが、LCDタイプのテレセン性を有した光学系であり、DMDを用いた光学系に適応させることができない。このように、従来から知られている投射用ズームレンズでは、DMDを採用したプロジェクタ装置の投射レンズにおいて、高倍率と広画角の両立は困難である。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、DMDなどの画像表示素子を光変調素子として採用するプロジェクタ装置に適したレンズであって、更なる広い半画角(ω=39〜45°)であり、かつ、高倍率のx1.5倍ズーム比を有する、高性能な投射用ズームレンズを提供することを目的としている。
本発明は、画像表示素子の表示面上に表示された画像を被投射面に投射して拡大表示させる画像表示装置の投射光学系を構成する投射用ズームレンズに関するものであって、被投射面側から画像表示素子側に向って配置された、
負の屈折力を有する第1レンズ群と、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
正の屈折力を有する第3レンズ群と、
正の屈折力を有する第4レンズ群と、
負の屈折力を有する第5レンズ群と、
からなり、
広角側から望遠側への変倍に際し、
第1レンズ群は固定であり、かつ、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群、および第5レンズ群は、それぞれ隣接するレンズ群との間隔が変化するように移動し、
第5レンズ群の最も画像表示素子側の負レンズの焦点距離をF5n、
第5レンズ群の最も画像表示素子側の正レンズの焦点距離をF5p、
としたとき、
−1.9 < F5n/F5p < −1.1
を満足することを最も主な特徴とする。
本発明によれば、広画角かつ高倍率な投射用ズームレンズと画像表示装置を得ることができる。
本発明に係る投射用ズームレンズの実施の形態であって実施例1に係る広角端(a)と望遠端(b)を示す光学配置図である。 上記投射用ズームレンズの実施例1に係る広角端の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 上記投射用ズームレンズの実施例1に係る中間の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 上記投射用ズームレンズの実施例1に係る望遠端の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 本発明に係る投射用ズームレンズの実施の形態であって実施例2に係る広角端(a)と望遠端(b)を示す光学配置図である。 上記投射用ズームレンズの実施例2に係る広角端の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 上記投射用ズームレンズの実施例2に係る中間の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 上記投射用ズームレンズの実施例2に係る望遠端の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 本発明に係る投射用ズームレンズの実施の形態であって実施例3に係る広角端(a)と望遠端(b)を示す光学配置図である。 上記投射用ズームレンズの実施例3に係る広角端の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 上記投射用ズームレンズの実施例3に係る中間の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 上記投射用ズームレンズの実施例3に係る望遠端の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 本発明に係る投射用ズームレンズの実施の形態であって実施例4に係る広角端(a)と望遠端(b)を示す光学配置図である。 上記投射用ズームレンズの実施例4に係る広角端の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 上記投射用ズームレンズの実施例4に係る中間の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 上記投射用ズームレンズの実施例4に係る望遠端の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 本発明に係る投射用ズームレンズの実施の形態であって実施例5に係る広角端(a)と望遠端(b)を示す光学配置図である。 上記投射用ズームレンズの実施例5に係る広角端の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 上記投射用ズームレンズの実施例5に係る中間の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 上記投射用ズームレンズの実施例5に係る望遠端の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 本発明に係る投射用ズームレンズの実施の形態であって実施例6に係る広角端(a)と望遠端(b)を示す光学配置図である。 上記投射用ズームレンズの実施例6に係る広角端の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 上記投射用ズームレンズの実施例6に係る中間の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 上記投射用ズームレンズの実施例6に係る望遠端の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 本発明に係る投射用ズームレンズの実施の形態であって実施例7に係る広角端(a)と望遠端(b)を示す光学配置図である。 上記投射用ズームレンズの実施例7に係る広角端の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 上記投射用ズームレンズの実施例7に係る中間の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 上記投射用ズームレンズの実施例7に係る望遠端の(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。 本発明に係る画像表示装置の実施形態の例を示す概略構成図である。
以下、本発明に係る投射用ズームレンズおよび画像表示装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において、焦点距離の単位はmmである。
●投射用ズームレンズ●
●第1の実施形態
以下、本発明に係る投射用ズームレンズの実施形態について説明する。本実施形態に係る投射用ズームレンズは、DMDなどの反射型画像表示素子を光変調素子として用いた画像表示装置(プロジェクタ装置)に適した投射用ズームレンズであって、レンズ群構成が拡大側(被投射面側)から負・負・正・正・負の屈折力を有する配置からなり、下記の条件式1を満足することを特徴とする。
(条件式1)−1.9 < F5n/F5p < −1.1
但し、F5nは第5レンズ群の最も縮小側(画像表示素子側)の負レンズの焦点距離、F5pは第5レンズ群の最も縮小側(画像表示素子側)の正レンズの焦点距離を表わす。
条件式1の上限を超える場合は、球面収差が補正して、非点隔差が大きくなり、像面湾曲も大きく発生するため望ましくない。また、条件式1の下限を超える場合は、望遠側の像面湾曲と非点隔差が大きく発生するため望ましくない。
●第2の実施形態
また、第2の実施形態に係る投射用ズームレンズは、第1の実施形態に係る投射用ズームレンズにおいて、第5レンズ群の構成の最適解を提供する。すなわち、第5レンズ群を構成するレンズを拡大側(被投射面側)から順番に、負−正−負−正の屈折力を有するレンズとする。特に、第5群の最も拡大側の負レンズと正レンズを接合レンズとすることで、広角端、望遠端、またズーミング時も効果的な色消し効果を持たせることができる。
なお、第5群の最も拡大側のレンズを負−正の屈折力を有するレンズの接合レンズでなくても、本実施形態の効果は発揮される。すなわち、接合レンズでない場合でも色消し効果は十分に保持できる。負−正の屈折力を有するレンズを単体で配置した場合は、レンズの光軸方向に対して垂直方向のレンズの偏心が発生した場合の組み立て感度が高くなるので、接合レンズとして配することが望ましいが、組み立て誤差が一定量保てるのであれば接合レンズで無くてもよい。
第5レンズ群の拡大側から3番目に配する単品の負レンズは、プラスの球面収差を大きく発生させ、投射面をフラットにする効果がある。仮に、第5レンズ群の構成を「負−正−正」とした場合は、これらの関係が崩れ、光学性能的にも諸収差が補正不足となり望ましくない。最も縮小側の単品の正レンズは、コマ収差と球面収差を整える効果があり、欠かせないレンズである。
なお、第5レンズ群を構成するレンズを拡大側から順番に「負−正−正−負」または「負−正−正」としても本実施形態は成立する。しかし、「負−正−負−正」とする構成に比べて、コマ収差が広角端(Wide端)と拡大端(Tele端)でのバランスが悪くなり、性能が劣る。
●第3の実施形態
また、第3の実施形態に係る投射用ズームレンズは、第1、第2の実施形態に係る投射用ズームレンズにおいて、第5レンズ群の焦点距離に関する最適解を提供する。すなわち、本実施形態に係る投射用ズームレンズによれば、第1、第2の実施形態に係る投射用ズームレンズにおいて、下記の条件式2を満足することを特徴とする。
(条件式2)−0.01 < 1/F5
但し、F5は第5レンズ群の焦点距離を表わす。条件式2は、第5レンズ群の屈折力に関する最適解を得るための条件式である。特に、球面収差とコマ収差に関する最適解を得ることができ、条件式2の上限または下限を超える場合、第5レンズ群のパワーが強くなる為、パワー配置条件が崩れてしまい、球面収差とコマ収差が大きくなる傾向になり望ましくない。
●第4の実施形態
また、第4の実施形態に係る投射用ズームレンズは、第1から第3の実施形態に係る投射用ズームレンズにおいて、第3レンズ群の焦点距離と第4レンズ群の焦点距離に関する最適解を提供する。すなわち、本実施形態に係る投射用ズームレンズによれば、第1から第3の実施形態に係る投射用ズームレンズにおいて、下記の条件式3を満足することを特徴とする。
(条件式3)1.3 < F3/F4 <4.6
但し、F3は第3レンズ群の焦点距離、F4は第4レンズ群の焦点距離を表す。条件式3は、ズーミング時の色収差補正について最適解を導く為の条件式であり、条件式3の上限または下限を超える場合は、色収差が補正過不足になり、解像性能に影響を及ぼすため望ましくない。
●第5の実施形態
また、第5の実施形態に係る投射用ズームレンズは、第1から第4の実施形態に係る投射用ズームレンズにおいて、第2レンズ群の焦点距離に関して最適解を提供する。すなわち、本実施形態に係る投射用ズームレンズによれば、第1から第4の実施形態に係る投射用ズームレンズにおいて、下記の条件式4を満足することを特徴とする。
(条件式4) −0.27 < Fw/F2 < −0.11
但し、Fwは光学系全系の広角端の焦点距離、F2は第2レンズ群の焦点距離を表わす。条件式4の上限を超える場合、すなわち第2レンズ群の屈折力が小さくなる場合は、倍率色収差が大きく発生するため望ましく無い。また、条件式4の下限を超える場合、すなわち第2レンズ群の屈折力が大きくなる場合は、諸収差が補正過剰となり、解像性能に悪影響を及ぼすため望ましくない。
●第6の実施形態
また、第6の実施形態に係る投射用ズームレンズは、第1から第5の実施形態に係る投射用ズームレンズにおいて、瞳位置と像高に関する最適解を提供する。すなわち、本実施形態に係る投射用ズームレンズによれば、第1から第5の実施形態に係る投射用ズームレンズにおいて、下記条件式5を満足することを特徴とする。
(条件式5) 4.0 < |EPw/DMDHT| < 4.5
但し、EPwは広角端におけるDMD面からの入射瞳までの距離、DMDHTは縮小側に対するDMDに最も近い球面レンズの回転中心軸からDMD周辺までの距離を表わす。条件式5は、構成上の条件式であって、EPwとDMDHTの比は条件式5に示す数値範囲内であることが望ましい。条件式5の上限または下限を超える場合は、光学系全系の大きさが大きくなる、光線入射角が大きくなる等、結果的に解像性能に影響するため望ましくない。
●第7の実施形態
また、第7の実施形態に係る投射用ズームレンズは、第1から第6の実施形態に係る投射用ズームレンズにおいて、光学系全系の焦点距離とバックフォーカスに関する最適解を提供する。すなわち、本実施形態に係る投射用ズームレンズによれば、第1から第6の実施形態に係る投射用ズームレンズにおいて、下記条件式6を満足することを特徴とする。
(条件式6) 0.35 < Fw/BFw < 0.45
但し、BFwは広角端における最も縮小側のレンズの縮小側の面からDMD面までの距離、Fwは光学系全系の広角端の焦点距離を表わす。条件式6は、構成上の条件式であって、FWとBFwの比は条件式6に示す数値範囲内であることが望ましい。条件式6の上限または下限を超える場合は、光学系全系の大きさが大きくなる、光線入射角が大きくなる等、結果的に像性能に影響するため望ましくない。
●第8の実施形態
また、第8の実施形態に係る投射用ズームレンズは、第1から第7の実施形態に係る投射用ズームレンズにおいて、ズーム比をx1.5倍とした場合の半画角ωに関する最適解を提供する。本実施形態に係る投射用ズームレンズによれば、第1から第7の実施形態において、下記の条件式7を満足することを特徴とする。
(条件式7)39 < ω < 45
但し、ωは半画角を表す。
●第9の実施形態
また、第9の実施形態は、第1から第8の実施形態に係る投射用ズームレンズを有する画像表示装置を提供する。
●実施例
次に、本発明に係る投射用ズームレンズの具体的な実施例について説明する。各実施例の収差は、高いレベルで補正されており、球面収差、非点収差、像面湾曲、軸上色収差、歪曲収差ともに十分に補正されており、良好な光学性能を保持することは以下に示す数値より明らかである。
各実施例における記号は以下の通りである。
F:光学系全体の焦点距離(mm)
Fno:開口数
ω:半画角
R:曲率半径
D:面間隔
Nd:屈折率
νd:アッベ数
L:レンズ
G:レンズ群
非球面に関しては、下記条件で表される。
X=(H2/R)/[1+{1−k(H/R)2}1/2]+C4H4+C6H6+C8H8+C10H10+・・・
なお、以下に示す各実施例の投射用ズームレンズの光学配置図において、DMDに最も近い球面レンズの回転中心軸を一点鎖線によって示している。この「DMDに最も近い球面レンズの回転中心軸」とレンズL12及びレンズL54を除く他の全ての球面レンズの回転中心軸は一致しており、この回転中心軸が投射光学系の基準軸となっている。なお、必ずしも全ての球面レンズの回転中心軸が一致する必要はない。
図1は、実施例1に係る投射用ズームレンズの光学配置図を示しており、(a)は広角端を示し、(b)は望遠端をそれぞれ示している。実施例1に係る投射用ズームレンズは拡大側から順番に、第1レンズ群G1はレンズL11からレンズL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21からレンズL24で構成され、第3レンズ群G3はレンズL31で構成され、第4レンズ群G4はレンズL41からレンズL42で構成され、第5レンズ群G5はレンズL51からレンズL54で構成されている。縮小側には、光変調素子としてのDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)が配置されている。なお、レンズに対向するDMD面には、図示しないカバーガラス(CG)が配置されている。
実施例1に係る投射用ズームレンズは、広角端から望遠端にズーミングする際、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3は拡大側に移動し、第4レンズ群G4は拡大側に移動し、第5レンズ群G5は拡大側に移動する。これによって、広角端から望遠端にズーム(変倍)させることができる。なお、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5は異なるタイミングで移動する。
第1レンズ群G1は負群であり、縮小側に凹面の負レンズL11、拡大側に凹面の負レンズL12、縮小側に凹面の負レンズL13から構成される。
第2レンズ群G2は負群であり、両面凸の正レンズL21、両面凹の負レンズL22、縮小側に凸面のレンズL23、拡大側に凹面の負レンズL24から構成され、レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群であり、両面凸の正レンズL31から構成される。
第4レンズ群G4は正群であり、拡大側に凸面の正レンズL41、拡大側に凸面の正レンズL42から構成される。
第5レンズ群G5は負群であり、拡大側に凸面の負レンズL51、両面凸の正レンズL52、拡大側に凹面の負レンズL53、両面凸面の正レンズL54から構成され、レンズL51とレンズL52は接合されている。
図2から図4は、実施例1に係る投射用ズームレンズの収差図を示しており、図2は広角端、図3は中間、図4は望遠端であって、各図の(a)は球面収差を示し、(b)は非点収差を示し、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。各図の球面収差(a)において、符号Rは赤(波長が625nm)、符号Gは緑(波長が550nm)が、符号Bは青(波長が460nm)の球面収差を示している。また、各図の非点収差(b)において、符号Sはサジタル像面、符号Tはタンジェンシャル像面の非点収差を示している。図2から図4に示す通り、各ズームポジションにおいて収差補正は良好な状態を示している。
実施例1の各数値を表1に示す。
Figure 0006007589
なお、表1中の「INF」は無限大を表す。表1中のアスタリスク(*)は非球面であることを表し、その非球面係数の数値は表2に示す通りである。また、表1中のS6、S13、S15、S20はズーミングした際に、下記の表3に示すように変化する。なお、投射距離は1600mm時のレンズ間隔である。また、上記に示した各条件式に係る数値は、表4に示す通りである。
Figure 0006007589
Figure 0006007589
Figure 0006007589
図5は、実施例2に係る投射用ズームレンズの光学配置図を示しており、(a)は広角端を示し、(b)は望遠端をそれぞれ示している。実施例2に係る投射用ズームレンズは拡大側から順番に、第1レンズ群G1はレンズL11からレンズL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21からレンズL24で構成され、第3レンズ群G3はレンズL31で構成され、第4レンズ群G4はレンズL41からレンズL42で構成され、第5レンズ群G5はレンズL51からレンズL54で構成されている。縮小端側には光変調素子としてのDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)が配置されている。なお、レンズに対向するDMD面には図示しないカバーガラス(CG)が配置されている。
実施例2に係る投射用ズームレンズは、広角端から望遠端にズーミングする際、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3は拡大側に移動し、第4レンズ群G4は拡大側に移動し、第5レンズ群G5は拡大側に移動する。これによって、広角端から望遠端にズーム(変倍)させることができる。なお、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5は異なるタイミングで移動する。
第1レンズ群G1は負群であり、縮小側に凹面の負レンズL11、拡大側に凹面の負レンズL12、縮小側に凹面の負レンズL13から構成される。
第2レンズ群G2は負群であり、両面凸の正レンズL21、両面凹の負レンズL22、縮小側に凸面のL23、拡大側に凹面の負レンズL24から構成され、レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群であり、両面凸の正レンズL31から構成される。
第4レンズ群G4は正群であり、拡大側に凸面の正レンズL41、拡大側に凸面の正レンズL42から構成される。
第5レンズ群G5は負群であり、拡大側に凸面の負レンズL51、両面凸の正レンズL52、拡大側に凹面の負レンズL53、両面凸面の正レンズL54から構成され、レンズL51とレンズL52は接合されている。
図6から図8は、実施例2に係る投射用ズームレンズの収差図を示しており、図6は広角端、図7は中間、図8は望遠端であって、各図の(a)は球面収差を示し、(b)は非点収差を示し、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。各図の球面収差(a)において、符号Rは赤(波長が625nm)、符号Gは緑(波長が550nm)が、符号Bは青(波長が460nm)の球面収差を示している。また、各図の非点収差(b)において、符号Sはサジタル像面、符号Tはタンジェンシャル像面の非点収差を示している。図6から図8に示す通り、各ズームポジションにおいて収差補正は良好な状態を示している。
実施例2の各数値を表5に示す。
Figure 0006007589
なお、表中の「INF」は無限大を表す。表5中のアスタリスク(*)は非球面であることを表し、その非球面係数の数値は表6に示す通りである。また、表5中のS6、S13、S15、S20はズーミングした際に、下記の表7に示すように変化する。なお、投射距離は1600mm時のレンズ間隔である。また、上記に示した各条件式に係る数値は、表8に示す通りである。
Figure 0006007589
Figure 0006007589
Figure 0006007589
図9は、実施例3に係る投射用ズームレンズの光学配置図を示しており、(a)は広角端を示し、(b)は望遠端をそれぞれ示している。実施例3に係る投射用ズームレンズは拡大側から順番に、第1レンズ群G1はレンズL11からレンズL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21からレンズL24で構成され、第3レンズ群G3はレンズL31で構成され、第4レンズ群G4はレンズL41からL42で構成され、第5レンズ群G5はレンズL51からL54で構成されている。縮小端側には光変調素子としてのDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)が配置されている。なお、レンズに対向するDMD面には図示しないカバーガラス(CG)が配置されている。
実施例4に係る投射用ズームレンズは、広角端から望遠端にズーミングする際、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3は拡大側に移動し、第4レンズ群G4は拡大側に移動し、第5レンズ群G5は拡大側に移動する。これによって、広角端から望遠端にズーム(変倍)させることができる。なお、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5は異なるタイミングで移動する。
第1レンズ群G1は負群であり、縮小側に凹面の負レンズL11、拡大側に凹面の負レンズL12、縮小側に凹面の負レンズL13から構成される。
第2レンズ群G2は負群であり、両面凸の正レンズL21、両面凹の負レンズL22、縮小側に凸面のL23、拡大側に凹面の負レンズL24から構成され、レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群であり、両面凸の正レンズL31から構成される。
第4レンズ群G4は正群であり、拡大側に凸面の正レンズL41、拡大側に凸面の正レンズL42から構成される。
第5レンズ群G5は負群であり、拡大側に凸面の負レンズL51、両面凸の正レンズL52、拡大側に凹面の負レンズL53、両面凸面の正レンズL54から構成され、レンズL51とレンズL52は接合されている。
図10から図12は、実施例3に係る投射用ズームレンズの収差図を示しており、図10は広角端、図11は中間、図12は望遠端であって、各図の(a)は球面収差を示し、(b)は非点収差を示し、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。各図の球面収差(a)において、符号Rは赤(波長が625nm)、符号Gは緑(波長が550nm)が、符号Bは青(波長が460nm)の球面収差を示している。また、各図の非点収差(b)において、符号Sはサジタル像面、符号Tはタンジェンシャル像面の非点収差を示している。図10から図12に示す通り、各ズームポジションにおいて収差補正は良好な状態を示している。
実施例3の各数値を表9に示す。
Figure 0006007589
なお、表9中の「INF」は無限大を表す。表9中のアスタリスク(*)は非球面であることを表し、その非球面係数の数値は表10に示す通りである。また、表9中のS6、S13、S15、S20はズーミングした際に、下記の表11に示すように変化する。なお、投射距離が1600mm時のレンズ間隔である。また、上記に示した各条件式に係る数値は、表12に示す通りである。
Figure 0006007589
Figure 0006007589
Figure 0006007589
図13は、実施例4に係る投射用ズームレンズの光学配置図を示しており、(a)は広角端を示し、(b)は望遠端をそれぞれ示している。実施例4に係る投射用ズームレンズは拡大側から順番に、第1レンズ群G1はレンズL11からレンズL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21からレンズL24で構成され、第3レンズ群G3はレンズL31で構成され、第4レンズ群G4はレンズL41からL42で構成され、第5レンズ群G5はレンズL51からL54で構成されている。縮小端側には光変調素子としてのDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)が配置されている。なお、レンズに対向するDMD面には図示しないカバーガラス(CG)が配置されている。
実施例4に係る投射用ズームレンズは、広角端から望遠端にズーミングする際、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3は拡大側に移動し、第4レンズ群G4は拡大側に移動し、第5レンズ群G5は拡大側に移動する。これによって、広角端から望遠端にズーム(変倍)させることができる。なお、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5は異なるタイミングで移動する。
第1レンズ群G1は負群であり、縮小側に凹面の負レンズL11、拡大側に凹面の負レンズL12、縮小側に凹面の負レンズL13から構成される。
第2レンズ群G2は負群であり、両面凸の正レンズL21、両面凹の負レンズL22、縮小側に凸面のL23、拡大側に凹面の負レンズL24から構成され、レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群であり、両面凸の正レンズL31から構成される。
第4レンズ群G4は正群であり、拡大側に凸面の正レンズL41、拡大側に凸面の正レンズL42から構成される。
第5レンズ群G5は負群であり、拡大側に凸面の負レンズL51、両面凸の正レンズL52、拡大側に凹面の負レンズL53、両面凸面の正レンズL54から構成され、レンズL51とレンズL52は接合されている。
図14から図16は、実施例4に係る投射用ズームレンズの収差図を示しており、図14は広角端、図15は中間、図16は望遠端であって、各図の(a)は球面収差を示し、(b)は非点収差を示し、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。各図の球面収差(a)において、符号Rは赤(波長が625nm)、符号Gは緑(波長が550nm)が、符号Bは青(波長が460nm)の球面収差を示している。また、各図の非点収差(b)において、符号Sはサジタル像面、符号Tはタンジェンシャル像面の非点収差を示している。図14から図16に示す通り、各ズームポジションにおいて収差補正は良好な状態を示している。
実施例4の各数値を表13に示す。
Figure 0006007589
なお、表13中の「INF」は無限大を表す。表13中のアスタリスク(*)は非球面であることを表し、その非球面係数の数値は表14に示す通りである。また、表13中のS6、S13、S15、S20はズーミングした際に、下記の表15に示すように変化する。なお、投射距離が1600mm時のレンズ間隔である。また、上記に示した各条件式に係る数値は、表16に示す通りである。
Figure 0006007589
Figure 0006007589
Figure 0006007589
図17は、実施例5に係る投射用ズームレンズの光学配置図を示しており、(a)は広角端を示し、(b)は望遠端をそれぞれ示している。実施例5に係る投射用ズームレンズは拡大側から順番に、第1レンズ群G1はレンズL11からレンズL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21からレンズL24で構成され、第3レンズ群G3はレンズL31で構成され、第4レンズ群G4はレンズL41からレンズL42で構成され、第5レンズ群G5はレンズL51からレンズL54で構成されている。縮小端側には光変調素子としてのDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)が配置されている。なお、レンズに対向するDMD面には図示しないカバーガラス(CG)が配置されている。
実施例5に係る投射用ズームレンズは、広角端から望遠端にズーミングする際、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3は拡大側に移動し、第4レンズ群G4は拡大側に移動し、第5レンズ群G5は拡大側に移動する。これによって、広角端から望遠端にズーム(変倍)させることができる。なお、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5は異なるタイミングで移動する。
第1レンズ群G1は負群であり、縮小側に凹面の負レンズL11、拡大側に凹面の負レンズL12、縮小側に凹面の負レンズL13から構成される。
第2レンズ群G2は負群であり、両面凸の正レンズL21、両面凹の負レンズL22、縮小側に凸面のL23、拡大側に凹面の負レンズL24から構成され、レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群であり、両面凸の正レンズL31から構成される。
第4レンズ群G4は正群であり、拡大側に凸面の正レンズL41、拡大側に凸面の正レンズL42から構成される。
第5レンズ群G5は負群であり、拡大側に凸面の負レンズL51、両面凸の正レンズL52、拡大側に凹面の負レンズL53、両面凸面の正レンズL54から構成され、レンズL51とレンズL52は接合されている。
図18から図20は、実施例1に係る投射用ズームレンズの収差図を示しており、図18は広角端、図19は中間、図20は望遠端であって、各図の(a)は球面収差を示し、(b)は非点収差を示し、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。各図の球面収差(a)において、符号Rは赤(波長が625nm)、符号Gは緑(波長が550nm)が、符号Bは青(波長が460nm)の球面収差を示している。また、各図の非点収差(b)において、符号Sはサジタル像面、符号Tはタンジェンシャル像面の非点収差を示している。図18から図20に示す通り、各ズームポジションにおいて収差補正は良好な状態を示している。
実施例5の各数値を表17に示す。
Figure 0006007589
なお、表17中の「INF」は無限大を表す。表17中のアスタリスク(*)は非球面であることを表し、その非球面係数の数値は表18に示す通りである。また、表17中のS6、S13、S15、S20はズーミングした際に、下記の表19に示すように変化する。なお、投射距離が1600mm時のレンズ間隔である。また、上記に示した各条件式に関する数値は、表20に示す通りである。
Figure 0006007589
Figure 0006007589
Figure 0006007589
図21は、実施例6に係る投射用ズームレンズの光学配置図を示しており、(a)は広角端を示し、(b)は望遠端をそれぞれ示している。実施例6に係る投射用ズームレンズは拡大側から順番に、第1レンズ群G1はレンズL11からレンズL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21からレンズL24で構成され、第3レンズ群G3はレンズL31からレンズL32で構成され、第4レンズ群G4はレンズL41で構成され、第5レンズ群G5はレンズL51からレンズL54で構成されている。縮小端側には光変調素子としてのDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)が配置されている。なお、レンズに対向するDMD面には図示しないカバーガラス(CG)が配置されている。
実施例6に係る投射用ズームレンズは、広角端から望遠端にズーミングする際、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3は拡大側に移動し、第4レンズ群G4は拡大側に移動し、第5レンズ群G5は拡大側に移動する。これによって、広角端から望遠端にズーム(変倍)させることができる。なお、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5は異なるタイミングで移動する。
第1レンズ群G1は負群であり、縮小側に凹面の負レンズL11、拡大側に凹面の負レンズL12、縮小側に凹面の負レンズL13から構成される。
第2レンズ群G2は負群であり、両面凸の正レンズL21、両面凹の負レンズL22、縮小側に凸面のレンズL23、拡大側に凹面の負レンズL24から構成され、レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群であり、両面凸の正レンズL31、拡大側に凸面の正レンズL32から構成される。
第4レンズ群G4は正群であり、拡大側に凸面の正レンズL41から構成される。
第5レンズ群G5は負群であり、縮小側に凹面の負レンズL51、両面凸の正レンズL52、拡大側に凹面の負レンズL53、両面凸の正レンズL54から構成され、レンズL51とレンズL52は接合されている。
図22から図24は、実施例6に係る投射用ズームレンズの収差図を示しており、図22は広角端、図23は中間、図24は望遠端であって、各図の(a)は球面収差を示し、(b)は非点収差を示し、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。各図の球面収差(a)において、符号Rは赤(波長が625nm)、符号Gは緑(波長が550nm)が、符号Bは青(波長が460nm)の球面収差を示している。また、各図の非点収差(b)において、符号Sはサジタル像面、符号Tはタンジェンシャル像面の非点収差を示している。図22から図24に示す通り、各ズームポジションにおいて収差補正は良好な状態を示している。
実施例6の各数値を表21に示す。
Figure 0006007589
なお、表21中の「INF」は無限大を表す。表21中のアスタリスク(*)は非球面であることを表し、その非球面係数の数値は表22に示す通りである。また、表21中のS6、S13、S15、S20はズーミングした際に、下記の表23に示すように変化する。なお、投射距離は1600mm時のレンズ間隔である。また、上記に示した各条件式に係る数値は、表24に示す通りである。
Figure 0006007589
Figure 0006007589
Figure 0006007589
図25は、実施例7に係る投射用ズームレンズの光学配置図を示しており、(a)は広角端を示し、(b)は望遠端をそれぞれ示している。実施例7に係る投射用ズームレンズは拡大側から順番に、第1レンズ群G1はレンズL11からレンズL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21からレンズL24で構成され、第3レンズ群G3はレンズL31で構成され、第4レンズ群G4はレンズL41からレンズL42で構成され、第5レンズ群G5はレンズL51からレンズL54で構成されている。縮小端側には光変調素子としてのDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)が配置されている。なお、レンズに対向するDMD面には図示しないカバーガラス(CG)が配置されている。
実施例7に係る投射用ズームレンズは、広角端から望遠端にズーミングする際、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3は拡大側に移動し、第4レンズ群G4は拡大側に移動し、第5レンズ群G5は拡大側に移動する。これによって、広角端から望遠端にズーム(変倍)させることができる。なお、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5は異なるタイミングで移動する。
第1レンズ群G1は負群であり、縮小側に凹面の負レンズL11、拡大側に凹面の負レンズL12、縮小側に凹面の負レンズL13から構成される。
第2レンズ群G2は負群であり、両面凸の正レンズL21、両面凹の負レンズL22、縮小側に凸面のレンズL23、拡大側に凹面の負レンズL24から構成され、レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群であり、両面凸の正レンズL31から構成される。
第4レンズ群G4は正群であり、拡大側に凸面の正レンズL41、拡大側に凸面の正レンズL42から構成される。
第5レンズ群G5は負群であり、拡大側に凸面の負レンズL51、両面凸の正レンズL52、拡大側に凹面の負レンズL53、両面凸面の正レンズL54から構成され、レンズL51とレンズL52は接合されている。
図26から図28は、実施例7に係る投射用ズームレンズの収差図を示しており、図26は広角端、図27は中間、図28は望遠端であって、各図の(a)は球面収差を示し、(b)は非点収差を示し、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。各図の球面収差(a)において、符号Rは赤(波長が625nm)、符号Gは緑(波長が550nm)が、符号Bは青(波長が460nm)の球面収差を示している。また、各図の非点収差(b)において、符号Sはサジタル像面、符号Tはタンジェンシャル像面の非点収差を示している。図26から図28に示す通り、各ズームポジションにおいて収差補正は良好な状態を示している。
実施例7の各数値を表25に示す。
Figure 0006007589
なお、表25中の「INF」は無限大を表す。表25中のアスタリスク(*)は非球面であることを表し、その非球面係数の数値は表26に示す通りである。また、表25中のS6、S13、S15、S20はズーミングした際に、下記の表27に示すように変化する。なお、投射距離は1600mm時のレンズ間隔である。また、上記に示した各条件式に係る数値は、表28に示す通りである。
Figure 0006007589
Figure 0006007589
Figure 0006007589
以上の通りに、本発明に係る投射用ズームレンズは、実施例1乃至7に示した具体的な構成において、収差は高いレベルで補正されており、球面収差、非点収差、像面湾曲、倍率色収差、歪曲収差も十分に補正されている。良好な光学性能を確保し得ることは、各実施例より明らかである。
上記の実施例1乃至7の投射用ズームレンズは5群構成であるが、本発明に係る投射用ズームレンズの構成は、これに限られるものではなく、6群構成であってもよい。実施例1乃至11の投射ズームレンズにおいて、第6レンズ群G6を設ける場合は、この第6レンズ群G6は諸収差を補正するレンズで構成すればよい。この場合、第6レンズ群の屈折力は第5レンズ群の屈折力よりも弱く、ズーミングする際には、第6レンズ群G6も第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5とは異なるタイミングで拡大側に移動する。
●画像表示装置●
次に、本発明に係る画像表示装置の実施形態について説明をする。図29は、本発明に係る画像表示装置の例である投射型プロジェクタ装置の概略構成を示す図である。
図29に示すとおり、プロジェクタ装置1は、光変調素子としてDMD3を備えている。このDMD3に照明光学系2からRGBの3色の光が照射される。それぞれの色が照射されるタイミングで、個々の画素に対応するDMD3が備える微小ミラーの傾きを制御することで、微小ミラーからの反射光が投射レンズ4によって拡大されて、被投射面であるスクリーン5に投影され、映し出される。
プロジェクタ装置1は、図示しないコンデンサーレンズ、RGBカラーホイール、ミラーを兼ね備えており、比較的配置場所も大きく確保する必要がある。プロジェクタ装置1の投射レンズ4と照明光学系2のスペースの関係上、投射レンズ4のバックフォーカスをある程度確保し、DMD3側のレンズ径を小さくする必要がある
そこで、投射レンズ4に、先に説明した本発明に係る投射用ズームレンズを用いることで、従来よりも画角が広く(ω=39〜45°)、かつ、高倍率のx1.5倍ズーム比を有する画像表示装置を得ることができる。
F 光学系全体の焦点距離
Fno 開口数
ω 半画角
R 曲率半径、
D 面間隔、
Nd 屈折率、
νd アッベ数、
L レンズ
G レンズ群
特開2011−69959号公報 特開2011−69957号公報 特開2003−015038号公報 特開2005−292260号公報

Claims (8)

  1. 画像表示素子の表示面上に表示された画像を被投射面に投射して拡大表示させる画像表示装置の投射光学系を構成する投射用ズームレンズであって、
    上記被投射面側から上記画像表示素子側に向って配置された、
    負の屈折力を有する第1レンズ群と、
    負の屈折力を有する第2レンズ群と、
    正の屈折力を有する第3レンズ群と、
    正の屈折力を有する第4レンズ群と、
    負の屈折力を有する第5レンズ群と、
    からなり、
    広角側から望遠側への変倍に際し、
    上記第1レンズ群は固定であり、かつ、上記第2レンズ群、上記第3レンズ群、上記第4レンズ群、および上記第5レンズ群は、それぞれ隣接するレンズ群との間隔が変化するように移動し、
    上記第5レンズ群の最も上記画像表示素子側の負レンズの焦点距離をF5n、
    上記第5レンズ群の最も上記画像表示素子側の正レンズの焦点距離をF5p、
    としたとき、
    −1.9 < F5n/F5p < −1.1
    を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  2. 上記第5レンズ群は、上記被投射面側から順番に負−正−負−正のレンズで構成されていることを特徴とする、
    請求項1記載の投射用ズームレンズ。
  3. 上記第5レンズ群の焦点距離(mm)をF5としたとき、
    −0.01 < 1/F5
    を満足する、
    請求項1または2に記載の投射用ズームレンズ。
  4. 上記第3レンズ群の焦点距離をF3、
    上記第4レンズ群の焦点距離をF4、
    としたとき、
    1.3 < F3/F4 <4.6
    を満足する、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の投射用ズームレンズ。
  5. 上記投射光学系全体の広角端の焦点距離をFw、
    上記第2レンズ群の焦点距離をF2、
    としたとき、
    −0.27 < Fw/F2 < −0.11
    を満足する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の投射用ズームレンズ。
  6. 上記画像表示素子は、反射型画像表示素子であって、
    上記反射型画像表示素子の表示面から入射瞳までの距離をEPw、
    上記反射型画像表示素子側に対する最も近い球面レンズの回転中心軸から上記反射型画像表示素子の周辺までの距離をDMDHT、
    としたとき、
    4.0 < |EPw/DMDHT|< 4.5
    を満足する、
    請求項1乃至5のいずれかに記載の投射用ズームレンズ。
  7. 半画角をωとしたとき、
    39°< ω < 45°
    を満足する、
    請求項1乃至のいずれかに記載の投射用ズームレンズ。
  8. 光源と、
    上記光源から出射された光で上記画像表示素子を照明する照明光学系と、
    上記照明光学系を介して入射する入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子と、
    上記画像表示素子の表示面に表示された上記画像を被投射面に投射して拡大表示させる投射光学系と、
    を備え、
    上記投射光学系は、請求項1乃至のいずれかに記載の投射用ズームレンズを有してなることを特徴とする画像表示装置。
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