JP5985395B2 - 小型スラッジ・ランス装置 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本願は2009年3月11日付け仮出願第61/257,584号「小型スラッジ・ランス;2009年6月11日付け仮出願第61/258,794号「ハンマーヘッド」;及び2009年3月11日付け仮出願第61/257,597号「流れを90°湾曲させるための小型ノズル整流器」に係わり、これらの仮出願に基づく優先権を主張する。
本発明は蒸気発生器の洗浄装置に係わり、より具体的には蒸気発生器内の互に隣接する細管間を通過するように構成された小型のスラッジ・ランスに係わる。
加圧水型原子炉は蒸気発生器を利用することによって、原子燃料上を通過する水(“1次水”)と発電タービンを通過する水(“2次水”)とを分離状態に維持する。蒸気発生器は密閉空間を画定する外殻と、少なくとも1つの1次流体入口と、少なくとも1つの1次流体出口と、少なくとも1つの2次流体入口と、少なくとも1つの2次流体出口と、少なくとも1つの1次流体及び少なくとも1つの1次流体出口との間に延設され、且つこれら1次流体入口及び1次流体出口と流体連通の状態にある複数のほぼ一様に寸法設定された細管を含む。即ち、1次水は、複数の細管を通過する複数の流れに分流するマニホールドを通過する。このマニホールドは蒸気発生器殻体の内側に配置しても外側に配置してもよいが、蒸気発生器殻体の内側に配置することが好ましい。2次水もマニホールドを通過するか、または単に複数の入口/出口を通過するように構成できるが、典型的には単一の入口と単一の出口を通過する。典型的な蒸気発生器は高さ約60フィート、直径約12フィートの円筒状を呈する。
細管はほぼ規則的なパターンで配列され、ほぼ垂直方向に延び、互に隣接する細管間にほぼ一様の狭い間隙を有する。また、細管は全体として逆“U”字形を呈し、複数の透孔を有するフラット・プレートに連結されている。このフラット・プレート、または管板は少なくとも1つの1次流体入口と少なくとも1つの1次流体出口を分離する別のプレートと共に、実質的に、上記マニホールドを形成する。従って、蒸気発生器殻体内において、細管は上昇側(高温)と下降側(冷)とを有することになる。これら2つの側の間に“細管レーン”と呼称される間隙が存在する。蒸気発生器殻体はそれぞれ異なる高さに且つ細管レーンの両側に開口を有する。典型的には、これらの開口は互に対向するそれぞれ1対を形成するように設けられる。細管レーンの軸心に達する直径6インチの開口が典型的である。細管レーンは逆U字形細管のドームによって形成されるから、蒸気発生器の中心へのアクセスは細管レーンに沿って可能である。
稼働中、1次水は細管内を流動し、2次水は細管の外側に沿って流動する。この過程において、2次水は加熱され、1次水は冷却される。加圧水型原子炉の蒸気発生器が作動している過程において、2次水が蒸気に変わるのに伴って2次側へ沈殿物が導入される。この粒子状沈殿物またはスラッジは細管の外面を含む殆どの露出面に、特に、管板の頂面に沈積する。蒸気発生器内での熱伝導及び水流を良好な状態に保つためには、沈殿物を定期的に除去することが望ましい。典型的な洗浄は充分な間隙が存在する蒸気発生器の細管レーン軸心に沿って高圧且つ大量のウォーター・ジェットを送入することによって行なわれる。即ち、高圧の水をスプレーするように構成された“ランス”を案内して細管レーン内を移動させ、ほぼ側方へ(即ち、細管レーンの軸心とほぼ直交する方向に)水をスプレーしながら細管間を下降させる。このスプレーによってスラッジの大部分を管板から浮き上がらせ、細管の露出側面からスラッジを除去する。洗浄は予め化学的処理を施すことによ
って行なうことができる。しかし、この洗浄方式では、狭い間隔で配列されている細管の間にスラッジが残り、細管レーンから遠い位置では効果が薄い。
さらにまた、蒸気発生器内での2次側水流パターンを制御するため、蒸気発生器内に細管レーン・ブロックと呼称される装置を設置する例がある。細管レーン・ブロックは6インチ開口からの洗浄装置のアクセスを妨げる可能性がある。蒸気発生器の管束内に配置された支持プレート(控えロッド)もまた有効な洗浄を妨げる別の障害物である。細管レーン内の種々の物理的制約(第1列の細管の最小曲げ半径によって画定される管板中心線沿いの面積)に制約されて、管板脚(注入管の位置に応じて高温または低温)を、手穴に取付けた従来の掻取り装置では充分に洗浄できない。管束へのアクセスは細管レーン・ブロッキング・デバイス(TLBD)及び細管レーンにおける手穴の中心線に直接沿って配置されたブローダウン・パイプの存在によってさらに制約される。
細管レーンへのアクセスに加えて、蒸気発生器によっては、蒸気発生器の周囲の幾つかの異なる高さに、向きの異なる、直径が約2インチ程度の比較的小さい検査用開口を配置したものがある。検査用開口から進入しても、隣接する細管間の間隙によってアクセスが制約される。高圧洗浄ジェットを正確に位置決めしてスプレーし、隣接する細管間の間隙と検査用開口との境界内に高圧洗浄ジェットを正確に位置決めしてスプレーするという難題があるので、これらの開口は多くの場合、洗浄に使用されない。これらの開口は細管レーンの中心からずれた角度の位置に形成することもできる。物理的なサイズ及び位置のため、これらの開口を介してスラッジ掻取りが行なわれることは通常あり得ない。故に、これらの蒸気発生器における細管レーンには基本的にアクセス不能であり、ブローダウン・パイプの下やTLBDの間にスラッジや破片が堆積し易い。さらにまた、施設によっては、管板及びこれに隣接する蒸気発生器管に直接作用する固定式のジェットでの手作業による掻取りを禁止しており、−結果として、この領域を洗浄するための検査用開口を介して行なう如何なるタイプの手動掻取りも制限される。細管ギャップに沿って高速ジェットを振動・回転させる自動式の機械手段を持たない装置では、スラッジ掻取り作業員は高い放射線量の被爆の危険を冒すことになる。
また、蒸気発生器洗浄の際(細管レーンまたは検査用開口へのアクセスの際)には高圧且つ大量の水が蒸気発生器へ注入され、ランスの長手軸と交差する方向である側方へスプレーされる。即ち、細管間を洗浄ために水の方向を90°変換しなければならない。90°曲げることによって噴射中のウォーター・ジェットの発散が著しく増大する。
管板及び細管外面の洗浄、いわゆる「スラッジ・ランスィング」は洗浄ツール、いわゆる「ランス」を細管ギャップ(細管の直径または配列ピッチに応じて異なるが、隣接細管間のスペース)よりも狭い検査用開口から挿入することによって効率的に、殆ど自動的に行うことができる。尤も、ランスを細管列と整列させ、ほぼ管板とほぼ平行に高速ジェットをスプレーするようにランスを位置決めできることが前提条件であることはいうまでもない。以下に開示する検査用開口からの洗浄システムは管束間の間隙に関して自動的に割り出しが行われ、1実施態様では、管板の高さに吊された高速ランスィング・ヘッド回転運動から直線運動へ変換させる模擬ジェット・オシレーション機構を備えている。このシステムはスラッジ・ランスイングを行うのに要する時間を短縮することによって、放射線量を軽減する。
ここに開示し、特許を請求する発明は狭い細管ギャップを通過できるように構成されたスラッジ・ランスを提供する。スラッジ・ランスは側方ノズルを有するノズル・アセンブリを含む。従って、ノズル・アセンブリが割り出されると、即ち、細管ギャップの倍数に相当する距離だけ前進すると、細管ギャップに流体がスプレーされて隣接細管を洗浄する
ことができる。
好ましくは、ノズル・アセンブリはほぼ細管ギャップの幅だけ離間した複数の側方ノズルを含む。「側方ノズル」はスラッジ・ランスの長手軸と直交する方向にスプレーするように構成されている。即ち、スラッジ・ランスが2列の細管間を前進するのに伴って、ノズルが側方にスプレーして2列を、さらにはこれら2列よりも遠い数列をも洗浄する。この構成では、洗浄スプレーと洗浄スプレーとの間に、ノズル・アセンブリを何回も割り出すことができる。例えば、ノズルが3つの場合、ノズル・アセンブリは最初の3つの細管ギャップ間をスプレーし、次いで第4−第6細管ギャップまで前進/インデックスし、再びスプレーする。ノズルの数に関係なく、スラッジ・ランスを一度に1つの細管ギャップの長さだけインデックスし、(最終細管ギャップを除いて)それぞれの細管ギャップを複数回洗浄するように構成することもできる。
ここに開示し、特許を請求する発明は分割されたレールをも含む。レールはノズル・アセンブリに達するまで水、またはその他の洗剤が通過する通路を画定する。通水路の楕円形の形状と、これと連携する端部シールが高い流量を可能にする。通水路の低い位置が連結負荷と釣り合い、内部支持構造を不要にする。レールはノズル・アセンブリを移動させるように構成された駆動シャフトをも含む。ノズル・アセンブリは蒸気発生器に挿入されるレールの第1端部に連結される。蒸気発生器の外部にとどまるレールの第2端部にはウォーター・マニホールドが連結される。さらに、レールの第2端部にはオシレーション・アセンブリが設けられ、駆動シャフトに運動を与える。
一方では、誤って部品が蒸気発生器内に落下する可能性が増す恐れが在るから、蒸気発生器内へ挿入される部品数が少ないことが望ましい。従って、蒸気発生器の或る方向及び或る高さに検査用開口が対向して1対設けられているのではなく、1つだけしかない場合、レールは蒸気発生器の直径と同じ長さでなければならない。他方、蒸気発生器が狭い空間に設置されているため、継ぎ目なしのレールを挿入できない場合が多い。従って、レールを分割することが好ましい。即ち、複数の類似のレール・アセンブリを連結してレールを形成することになる。レール・アセンブリが均一な長さにして製造コストを軽減するか、または異なる長さに分割して部品数を減らし、しかも制約のある空間でも使用できるようにしてもよい。例えば、5フィート、3フィート及び2フィートの長さを有するレール・セグメントを使用すれば全長10フィートのレールを形成することができ、しかも、蒸気発生器の周囲に6フィートのスペースがある建造物内で操作可能である。
レールは駆動アセンブリによって長手方向に移動させる。駆動アセンブリはレールを支持し且つ正確に割り出す。駆動アセンブリは検査用開口に連結された取り付けアセンブリに設けられている。取り付けアセンブリはレールを2列の間の細管ギャップと正しく整列させる整列(調整)装置を有する。検査用開口の近傍において小さな不整列があると、レールを前進させるのに伴ってレールの第1端部が細管と接触することになる。これはランスの移動を制約するから望ましくない。
ここではノズル・アセンブリの2つの実施態様を説明する。いずれのノズル・アセンブリも同じレール及び駆動アセンブリを使用できるが、それぞれが異なるタイプのオシレータ動作を利用する。従って、オシレータ・アセンブリはそれぞれの実施態様においてやや異なる。一方の実施態様では、ジェット形状が発生させる静水圧に対して(高速ウォーター・ジェットを含む)ノズル・アセンブリを機械的に上下させることによって振動をシミュレートする。
他方の実施態様では、180°の弧を描いて回転するようにノズル・アセンブリが構成されている。即ち、互いに向き合うノズルによって360°をカバーするスプレーが得ら
れる。バックラッシュ防止機構がノズルの正確な回動方向を可能にする。即ち、駆動シャフトが分割されている場合、カプリングの公差が原因となってそれぞれのセグメントが相互の整列を維持できない恐れがある。この様な不整列は高圧水のスプレーに影響されて深刻化する。ノズル・アセンブリは正しく方向制御されて細管ギャップを通過しなければならないから、このような現象は不都合である。
この構成では、小型スラッジ・ランスが迅速、正確且つ再現可能な設定を可能にする。
添付の図面に沿って以下に述べる好ましい実施態様の説明から本願発明の詳細がさらに明らかになるであろう。
図1は一部破断して示す蒸気発生器の斜視図である。 図2は図1に示す蒸気発生器の上方から見た横断面図である。 図3は小型スラッジ・ランスの1実施態様を示す蒸気発生器の上方から見た詳細な断面図である。 図4は小型スラッジ・ランスの1実施態様を示す蒸気発生器の詳細な側断面図である。 図5はレールの一部の側断面図である。 図6はヘッド・アセンブリ及びノズル・アセンブリの1実施態様を示す側断面図である。 図7はレール・アセンブリの側断面図である。 図8はオシレータ・アセンブリ及びウォーター・マニホールドの一部を示す側断面図である。 図9はレール・アセンブリの第2端部の側断面図である。 図10はレール・アセンブリの第1端部の側断面図である。 図11は駆動アセンブリの頂面図である。 図12は駆動アセンブリの側面図である。 図13は駆動アセンブリの後端面図である。 図14は駆動アセンブリの概略側面図である。 図15は位置決めアセンブリを示す蒸気発生器の詳細な側断面図である。 図16はノズル姿勢リセット装置の端面図である。 図17は小型スラッジ・ランスの他の実施態様を示す蒸気発生器の詳細な側断面図である。 図18は退縮アセンブリの詳細な側断面図であり、図18Aは図18の摺動ヘッド・アセンブリの詳細な側断面図である。 図19は小型スラッジ・ランスの他の実施態様を示す詳細な側断面図である。 図20はオシレータ・アセンブリの他の実施態様を示す詳細な側断面図である。 図21はノズル・アセンブリの詳細な側断面図である。 図22は水流整流器(フロー・ストレートナー)の端面図である。 図23は取付けアセンブリの側面図である。 図24は取付けアセンブリの端面図である。 図25は取付けアセンブリの頂面図である。
明細書中に使用されている“連結された”はリンクが成立する限り、直接、間接を問わず2つ以上のエレメント間のリンクを意味する。
明細書中に使用されている“直接連結された”は2つのエレメントが互に直接接触していることを意味する。
明細書中に使用されている“固定的に連結された”は2つのコンポーネントが一定の相互方向性を維持しながら一体的に移動するように連結されていることを意味する。固定された両コンポーネントは直接連結されていてもよいし、そうでなくてもよい。
明細書中に使用されている“一時的に連結された”は両コンポーネントを損傷させることなく容易に分離させることがきるように両コンポーネントが連結されていることを意味する。“一時的に連結されている”コンポーネントには容易にアクセス可能であるか、または容易に操作可能である。例えば、露出状態にあるナットとボルトの連結は“一時的に連結されている”例であり、複数のファスナーによってシールされている典型的な伝動ケース内でのナットとボルトの連結は“一時的に連結されている”とはいえない。
明細書中に使用されている“合致する”は2つの構成コンポーネントが最小限の摩擦量で互に係合するように寸法設定されていることを意味する。即ち、この部材が最小の摩擦量で開口を通過できるように、開口はこの部材よりも僅かだけ大きめに寸法設定されている。
明細書中に使用されている“キーを有する連結”、“キーを有するソケット”、“キーを有する開口”及び“キーを有する端部”は2つのコンポーネントが一時的に互に固定されるように構成されていることを意味する。これは固定ネジ山による連結または孔または通路に突起部またはラグを設けることによって達成することができる。突起部とソケットは互に合致するが円形ではない断面形状を有する。従って、突起部はソケット内で回転することができない。キーを有するエレメントは(通常のナットのような)6角形とは限らず、“D”形、または矩形であってもよい。例えば、熔接や接着のようにアクセスを困難にするような連結では困る際には、キー作用下の連結が一時的連結を可能にする。
明細書中に使用されている“単一の”はシングル・ピースまたはユニットとして形成されたコンポーネントを意味する。即ち、別々に形成されたエレメントを含み、これらのエレメントを単一体として連結されたコンポーネントは“単一の”コンポーネントまたは物体ではない。
明細書中に使用されている“長手方向”に移動する物体とはその物体の長手軸と整合する方向に物体が移動することを意味する。
ギヤまたは歯を有するその他のコンポーネントに関して、明細書中に使用されている“作用係合する”とは双方のギヤの歯が互に係合することで、一方のギヤの回転が他方のギヤをも回転させることを意味する。
図1及び2は(図示しない)加圧水型原子炉における蒸気発生器10を示す。蒸気発生器10については米国特許公報第2008/0121194号に極めて詳細に記載されており、本願明細書にも参考として取り入れているが、大まかに言って、蒸気発生器10は密閉空間14を画定する長尺のほぼ円筒状の殻体12と、少なくとも1つの1次流体入口16と、少なくとも1つの1次流体出口18と、少なくとも1つの2次流体入口20と、少なくとも1つの2次流体出口22と、少なくとも1つの1次流体入口16と少なくとも1つの1次流体出口18との間に延設され、少なくとも1つの1次流体入口16及び少なくとも1つの1次流体出口18と連通する複数のほぼ均一なサイズの細管24を含む。円筒状殻体12はその長手軸がほぼ垂直方向と一致するように設置されているのが普通である。細管24は密閉空間内にあって流体入口16と流体出口18を分離するマニホールド
の一部を形成する管板に密封連結されている。図1に示すように、細管24はほぼ逆“U”字形の経路を辿る。図2及び3に示すように、細管24は隣接する細管24の間に実質的に一様の狭いギャップ25を有する概ね規則的なパターンに配置されている。細管ギャップ25は典型的には約0.29乃至0.41インチ、より典型的には約0.33インチである。図示のように、細管24の“U”字形は殻体12の中心を通る細管レーン26を画定する。細管レーン26の両側には細管レーンへのアクセス開口30が存在する。細管レーン・アクセス開口30は通常円形であり、その口径は約5乃至8インチ、より典型的には約6インチである。さらに、殻体12は前記複数の細管24と近接する位置に、細管レーン26とは整列しない少なくとも1つの検査用開口32を有する。通常は円形に形成される検査用開口32は典型的には約1.5乃至4インチ、より典型的には約2インチの口径を有する。なお、細管レーン・アクセス開口30及び検査用開口32は殻体12の複数の高さに配置することができる。
加圧水型原子炉の稼働中、原子炉からの加熱された1次水は少なくとも1つの1次流体入口16から細管24を通過し、蒸気発生器10から少なくとも1つの1次流体出口を介して排出される。2次水が少なくとも1つの2次流体入口から蒸気発生器10に流入し、少なくとも1つの2次流体出口22を介して蒸気発生器10から排出される。2次水が細管24の外面に沿って流動しながら蒸気に変換され、細管24と細管24の間、管板23の表面及び蒸気発生器10中のその他の構造上にスラッジを残す。多くの場合、細管レーン・アクセス開口30から大型のスラッジ・ランス(図示しない)をアクセスさせる。
図3及び4に示すように、小型スラッジ・ランス50は取付けアセンブリ52、駆動アセンブリ54、長いレール56、ノズル・アセンブリ58、及び好ましくはオシレーター・アセンブリ60を含む。大型スラッジ・ランスとは異なり、小型スラッジ・ランス50は検査用開口32から蒸気発生器10内へ挿入されるように構成されている。また、状発生器10内へ挿入される小型スラッジ・ランス50の部分、即ち、レール56とノズル・アセンブリ58は隣接する細管24の間を、即ち、細管ギャップ25を通過するように構成されている。
取付けアセンブリ52は駆動アセンブリ54及びレール56を支持するように構成されている。駆動アセンブリ54は検査用開口32を介してレール56を進退させるように構成されている。また、駆動アセンブリ54は取付けアセンブリ52に連結されている。レール56はボディ70と駆動シャフト72(図5)を有する。レール・ボディ70は第1端部74と第2端部76を有する。ここでいうレール・ボディ第1端部74とは蒸気発生器10内へ進入する側の端部である。図5に示すように、上記レール・ボディ70は隣接する細管24の間を通過できるように寸法設定されている。レール・ボディ70は水の流路78と駆動シャフトの通路80を画定する。駆動シャフト72は駆動シャフト通路80内に回転自在に配置される。レール・ボディ70は駆動アセンブリ54に移動可能に連結されている。レールに画定される通水路78は給水源(図示しない)、好ましくは高圧給水源に連結され、これと連通している。尚、水は洗剤を含むことができ、流体が洗剤だけであってもよい。
図6に示すように、ノズル・アセンブリ58は、上述のように隣接する細管と細管との間のギャップを通過できるように寸法設定されたボディ・アセンブリ400、500(図19)を有する。ノズル・アセンブリのボディ・アセンブリ400,500もまた通水路401を画定する。ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ400,500はこれが画定する通水路401がレール・ボディ・通水路78と連通するように、レール・ボディ70に連結されている。このように構成したから、レール・ボディ70が検査用開口を介して進入するのに伴って、ノズル・アセンブリ58が隣接する細管24間を通過する。隣接する細管24間にノズル・アセンブリ58を通過させながら、小型スラッジ・ラン
ス50の1つの目的である複数細管24を洗浄するため、好ましくはほぼ側方に向かって、即ち、レール56の長手軸とほぼ直交する方向に水をスプレーする。より好ましくはやや下向きに水をスプレーすることによって管板23の頂面に存在するスラッジにスプレーを衝突させる。従って、ノズル・アセンブリ・ボディ・アセンブリ400、500は長尺で、少なくとも2つの側方ノズル600を含むことが好ましい。好ましくは、少なくとも2つの側方ノズル600をノズル・ボディ・アセンブリ400、500の長手方向に互いに間隔を保つ位置に設け、より好ましくは、ノズル600が2つの隣接する細管24の中心線間の距離とほぼ同じ間隔を保つ、即ち、隣接細管ギャップ25の中心線間距離と同じ距離を保つようにする。さらにまた、ノズル・アセンブリ58は互に対向する1対ずつを形成する4つのノズル600を含むことができる。このように構成すれば、それぞれ1対のノズル600がほぼ反対方向を向くことになる。従って、水が2方向にスプレーされる。ノズル・アセンブリ58は異なる細管ギャップ25に配置し、作動させることができる。即ち、ノズル・アセンブリ58は細管ギャップ25に向けて高圧水をスプレーしてノズル・アセンブリ58に近接する細管24を洗浄するだけでなく、数列離れた細管24をも洗浄することができる。
小型スラッジ・ランス50は少なくとも2つの異なるタイプのノズル・アセンブリ58を利用することができる。これら2つのタイプのノズル・アセンブリ58のそれぞれ、即ち、回転ノズル・アセンブリ58Aと上下に往復運動するノズル・アセンブリ58B(図19)の詳細を以下に説明する。それぞれのタイプのノズル・アセンブリ58A、58Bは連繋のオシレータ・アセンブリ60A、60Bを有する。小型スラッジ・ランス50のその他のコンポーネントはいずれのタイプのノズル・アセンブリ58とも併用される。従って、先ず共通のコンポーネントを先ず説明した後に2つのタイプのノズル・アセンブリ58A、58Bを説明する。
上述したように、レール56はボディ70と駆動シャフト72を有する。レール・ボディ70は第1端部及び第2端部を有する。レール・ボディ70は実質的に剛体である。レール・ボディ70は互に隣接する細管24の間を通過できるように寸法設定されている。レール・ボディ70の隅部は鋭利なエッジが細管24と接触する機会を少なくするため面取り処理されている。好ましくは、レール・ボディ70がその高さが幅よりも大きい矩形断面を有する。このような断面形状はそれ以外の形状、例えば円形断面の場合と比較して、レール・ボディによって画定される通水路78が広くなり、充分な水量の流動を可能にする。また、レール・ボディによって画定される通水路78は楕円形の断面形状を有することが好ましい。この形状は水がノズル・アセンブリ58に流入する際の乱流発生を軽減することができる。レール・ボディの駆動シャフト通路80はほぼ円形であることが好ましい。駆動シャフト72は第1端部82(図6)と第2端部84(図8)を有する。駆動シャフトの第1及び第2端部82、84は好ましくはキー・カプリングされるか(後述のキー及びソケット134、136)または後述するようにキー・カプリングのためのキーに連結される。
レール・ボディ70は蒸気発生器内のすべての細管24にとどくだけの充分な長さを有する。即ち、蒸気発生器殻体12の直径が10フィートであり、検査用開口32がいずれもこれと対向する検査用開口32を有するなら、レール・ボディ70の長さは約5フィートとなる。蒸気発生器殻体12の直径が10フィートであり、検査用開口32がこれと対向する検査用開口を持たなければ、レール・ボディ70の長さは約10フィートでなければならない。
しかし、施設によっては、蒸気発生器10の周りに10フィート以上の余裕空間が得られるように蒸気発生器10が設置されているとは限らない。その場合には、レール56を分割すればよい。即ち、図7及び8に示すように、レール56はモジュール式のレール・
アセンブリ90とウォーター・マニホールド92を含むことになる。レール・アセンブリ90を連結して一体化し、これをウォーター・マニホールドに連結することによってレール56を形成することができる。レール56を構成する特定のコンポーネント、例えば、駆動シャフトの第2端部84などを特定アセンブリの一部として図示した。それぞれのレール・アセンブリ90は駆動シャフト・セグメント94及び長尺のボディ96を有する。既に述べたように、それぞれのレール・アセンブリ96は長尺で、第1端部98及び第2端部100を有する。また、それぞれのレール・アセンブリ96は好ましくは矩形断面を有し、この矩形断面が好ましくは楕円形の通水路99と、ほぼ円形断面の駆動シャフト通路101を画定することが好ましい。それぞれのレール・アセンブリ96は互に隣接する細管24の間を通過できるように寸法設定されている。
さらにまた、それぞれのレール・アセンブリ96は通水路シール102を含む。レール・アセンブリ通水路シール102はレール・アセンブリ・ボディの第1及び第2端部98、100のいずれか一方または双方に設けることができるが、レール・アセンブリ・ボディの第1端部98に設けることが好ましい。即ち、それぞれのレール・アセンブリ96の第1端部98にそれぞれ連繋のシール102が存在することになる。レール・アセンブリ96を後述するように繋ぎ合わせると、隣接するレール・アセンブリ96を密閉係合させるようにそれぞれの通水路シール102が構成されている。それぞれの通水路シール102はレール・ボディ第1端部74の内壁に形成された凹部104に配置することが好ましい。シール取付け凹部104はレール・ボディ通水路78を囲むように延設され通水路シール102のための支持手段として機能する。また、シール取付け凹部104にシール支持フレーム106を設けることによってシール102のさらなる支持手段として機能する。さらに、それぞれのレール・アセンブリ96に長手方向の窓108を形成してもよい。長手方向の窓108は駆動シャフト通路101と整列し、且つこれと連通する。長手方向の窓108は駆動シャフト通路101を比較的容易に製造することを可能にし(レール・アセンブリ96の各端から駆動シャフト通路101を切断すべき長さを軽減する)、ネジ付き駆動シャフト・セグメント94を連結する際に駆動シャフト・セグメント94を保持することを可能にし、使用中、ユーザーが駆動シャフト・セグメント94を観察することを可能にする。
それぞれのレール・アセンブリ96は好ましくは実質的に約6.0乃至24.0インチの、より好ましくは約10.0インチの均一な長さを有する。それぞれのレール・アセンブリ96は細管ピッチの倍数に相当する長さを有することが好ましい。このように寸法設定すればレール・アセンブリの交換が可能になる。(細管24の間隔をほぼ一定とした)タイプの蒸気発生器10においてレール・アセンブリ96の長さを細管ピッチの倍数に相当するようにすれば、いずれも後述するように、送り孔200及び位置決め指標308の間隔をすべてのレール・アセンブリ96に共通の間隔とすることができる。あるいはまた、蒸気発生器10が設置されている施設内に収まり、しかも蒸気発生器10を横断するのに必要なレール・アセンブリ96の数が最小限となるようにそれぞれのレール・アセンブリ96が著しく異なる長さに寸法設定することもできる。例えば、直径10フィートの蒸気発生器10の場合、レール・アセンブリ96の長さをそれぞれ5フィート、3フィート、及び2フィートとすればよい。
図8に示すように、ウォーター・マニホールド92は給水源(図示しない)、及び好ましくは高圧給水源(図示しない)と接続し、且つ流体連通関係にある。ウォーター・マニホールド92は駆動シャフト・セグメント110及びボディ112を有する。ウォーター・マニホールド・ボディ112は第1端部114及び第2端部116を有する。ウォーター・マニホールド・ボディ112は通水路118及び駆動シャフト通路120を画定する。ウォーター・マニホールド・ボディ第1端部114はレール・ボディ第2端部76に設けたレール・アセンブリ96の第2端部100と連結している。即ち、上記のように、レ
ール・ボディ第2端部76は蒸気発生器10の外側に位置するレール・ボディ70の端部である。従って、レール56を形成するために使用するレール・アセンブリ90の数に関係なく、ウォーター・マニホールド92はレール・ボディ第2端部76においてレール・アセンブリ96と接続する。
上記のように、駆動シャフト72は長尺の、ほぼ円筒状の物体であり、駆動シャフト通路80内で回転するように構成されている。駆動シャフト72を図7に示すように駆動シャフト・セグメント94に分割する場合、駆動シャフト・セグメント94を、カプリングを介して互いに一時的に固定されるように構成する。即ち、それぞれの駆動シャフト・セグメント94は第1端部130及び第2端部132を有する。駆動シャフト・セグメント端130,132は突出部134またはソケット136である;使用されるノズル・アセンブリが58Aであるか58Bであるかに応じて、各駆動シャフト・セグメントの第1端部130はキーを有する突出部134Aまたはねじ付き突出部134Bであり、各駆動シャフト・セグメントの第2端部132はキーを有するソケット136Aまたはねじ付きソケット136Bである。また、図8に示すように、ウォーター・マニホールド駆動シャフト・セグメント110は第1端部140及び第2端部142を有し、使用される駆動シャフト72のタイプによっては、第1端部、第2端部の双方がキーを有する突出部134Aまたはねじ付き突出部134Bである。即ち、ウォーター・マニホールド駆動シャフト・セグメント第1端部140は使用される駆動シャフト・セグメントのソケット136に合致する。従って、すべての駆動シャフト・セグメント94とウォーター・マニホールド駆動シャフト・セグメント110とを互いに一時的に固定することによって駆動シャフト72を形成することができる。
詳しくは後述するように、駆動シャフト72は長手方向に移動するように構成することが好ましい。図9及び10に示すように、この長手方向移動は駆動シャフト72とレール・ボディ駆動シャフト通路80の間に設けた少なくとも1つのベアリング150によって円滑化される。レール・ボディ70が分割されている場合には、それぞれの駆動シャフト・セグメント94とそれぞれのレール・アセンブリ駆動シャフト通路101との間に少なくとも1つのベアリング150が配置される。より好ましくは、それぞれのレール・アセンブリ96の隣接するそれぞれの駆動シャフト・セグメントの端部130,132に1つずつ、併せて2つのベアリング150を設ける。少なくとも1つのベアリング150はスプリング・ピン153を介してレール・アセンブリ96に固定することによってそれぞれの駆動シャフト・セグメント端130、132に隣接する所要の位置に維持される。また、それぞれの駆動シャフト・セグメント94は少なくとも1つの縮径部分152を、好ましくはベアリング150ごとに1つの縮径部分152を有する。それぞれの縮径部分152はベアリング150が配置されるチャンネルを形成する。それぞれの縮径部分152の両端はベアリング150が縮径部分152を超えて移動するのを防止する。少なくとも1つのベアリング150がレール・アセンブリ96に対して固定されているから、レール・アセンブリ96内に駆動シャフト・セグメント94を保持する効果を有する。より好ましくは、縮径部分152をこれと連携するベアリング150よりも長く設定するもとによって、駆動シャフト・セグメント94が長手方向にレール・アセンブリ96よりも短い距離だけ移動できるようにする。それぞれの駆動シャフト・セグメントの少なくとも1つのベアリング150は長さを有し、それぞれの駆動シャフト・セグメントの縮径部分152は少なくとも1つの縮径部分150の長さよりも長い軸方向長さを有する。後述する第1実施例のように、ベアリング150と縮径部分152との相対長さによって、駆動シャフト・セグメント94が0.125インチ乃至0.375インチ、より好ましくは約0.25インチ移動することを可能にすることが好ましい。尚、後述する第2実施例の場合、駆動シャフト・セグメント94が約1.0インチ乃至2.0インチ、より好ましくは約1.25インチシフトするように構成されている。
それぞれのレール・アセンブリ96はそれぞれの端部98,100に設けたカプリング・アセンブリ160を有する。それぞれのレール・アセンブリのカプリング・アセンブリ160はほぼ同じであり、任意の2つのレール・アセンブリ・ボディ70を互いに連結することができる。即ち、それぞれのレール・アセンブリのカプリング・アセンブリ160は第1コンポーネント162と第2コンポーネント163を有する。それぞれのレール・アセンブリの第1端部98はカプリング・アセンブリ第1コンポーネント162を有し、それぞれのレール・アセンブリ第2端部100はカプリング・アセンブリ第2コンポーネント163を有する。従って、レール・アセンブリ96は直列に連結することができる。それぞれのカプリング・アセンブリ第1コンポーネント162が少なくとも1つのネジ付きファスナーであり、それぞれのカプリング・アセンブリ第2コンポーネント163が少なくとも1つのネジ付き孔166であることが好ましい。少なくとも1つのネジ付きファスナー164がレール・アセンブリ第1端部98の長手方向に延設された長尺ポケット165に挿入される。ポケット165内に保持体167を設け、スプリング・ピン153を介して保持することができる。保持体167は少なくとも1つのネジ付きファスナー164がポケット165から外れることを防止することによって、コンポーネントが蒸気発生器10内に脱落する恐れを軽減する。
図6に示すように、1つのノズル・アセンブリ58Aはレール・ボディの第1端部74に設けたヘッド・アセンブリ170を利用する。代替えのノズル・アセンブリ58A、58Bを使用しない場合には、ヘッド・アセンブリ170のエレメントをレール・ボディ70に組み込めばよい。即ち、ヘッド・アセンブリ70との関連で述べるコンポーネントはレール・ボディ70の一部と考えることもできる。ヘッド・アセンブリ170は詳しくは後述するように、ノズル・アセンブリ58Aを可動的に支持するように構成されている。ヘッド・アセンブリ170は第1端部174及び第2端部176を有する機構172である。ヘッド・アセンブリ172は好ましくは楕円形の通水路178及びほぼ円形の駆動シャフト通路180を画定する。ヘッド・アセンブリ172は互いに隣接する細管24の間を通過できるように寸法設定されている。ヘッド・アセンブリ第2端部176は組み立てた状態において前記レール第1端部74に位置するレール・アセンブリ96の第1端部98に連結される。即ち、ウォーター・マニホールド92がレール56の後端部、即ち、第2端部76に配置されると、ヘッド・アセンブリ170はレール56の前端部、即ち、第1端部74に配置される。また、ヘッド・アセンブリの通水路178と駆動シャフト通路180は、レール・ボディ通水路78及びレール・ボディ駆動シャフト通路80と、または隣接するレール・アセンブリ通水路99及びレール・アセンブリ駆動シャフト通路101と一致するように寸法、形状及び位置を設定されている。さらにまた、レール・アセンブリの通水路シール102はヘッド・アセンブリ172に対してシールするように構成されている。このように構成したから、ヘッド・アセンブリ172,少なくとも1つのレール・アセンブリ96及びウォーター・マニホールド・ボディ112がレールの通水路78及び駆動シャフト通路80を画定する。
上記のように、レール・ボディ70、またはレール・アセンブリ96は長尺で、好ましくは矩形断面を有する。従って、レール・ボディ70またはレール・アセンブリ96は以下に外面190(図3)および内面192(図3)と呼称する2つの幅広の側と2つの狭い側縁194、196(図4)とを有する。一方のレール・ボディ側縁194は複数の送り孔200(図5)を有する。レール・アセンブリ96からレール56を形成する時、送り孔200は互いに隣接するレール・アセンブリ96の界面に沿って一定の間隔を維持する。他方のレール・ボディ側縁196はほぼ平坦であることが好ましい。送り孔200は駆動アセンブリ54と係合するように構成されている。
図11−13に示すように、駆動アセンブリ54はモーター210,ハウジング・アセンブリ212,滑り止め駆動手段213及び少なくとも1つのガイド面216を有する。滑り止め駆動手段213はギヤ・システムまたはラック・アンド・ピニオン(図示しない
)でもよいが、これには限定されず、駆動スプロケット214であることが好ましい。モーター210は出力軸218を有し、駆動アセンブリのモーター210駆動アセンブリ出力軸218を回転させるように構成されている。出力軸218は駆動スプロケット214に連結されている。少なくとも1つのガイド面216はレール・ボディ70またはレール・アセンブリ96を駆動スプロケット214と接触状態に維持するように構成されている。レール・ボディ70またはレール・アセンブリ96はガイド面216とスプロケット214の間に介在し、送り孔200がスプロケット・ピン215と係合する。スプロケット・ピン215はインボリュート・ピンであることが好ましい。駆動アセンブリのためのハウジング・アセンブリ212は上方筐体220と下方筐体222を含む。上方筐体220と下方筐体222は互いに可動連結されており、互いに平行移動できるように構成されている。より好ましくは、ほぼ同一平面内を1軸移動できるように、即ち、上方筐体220と下方筐体222が1軸移動しながら同一平面内を平行移動するように構成されている。
図14に示すように、上方筐体220及び下方筐体222をこのように制御下に移動させるため、駆動アセンブリのための筐体アセンブリ212は2本のガイド・ピン通路224及び2本のガイド・ピン226を含む。ガイド・ピン通路224は上方筐体220及び下方筐体222の双方を貫通している。即ち、ガイド・ピン通路224は分岐しており、上方筐体220及び下方筐体222のそれぞれと整列している。ガイド・ピン通路224の長手軸は同じ平面内にあり、互いにほぼ平行に延びている。ガイド・ピン通路224は下方筐体222のガイド・ピン通路224に配置されたリニア軸受け225を含むことが好ましい。さらにまた、下方筐体222のガイド・ピン通路224は好ましくはネジ付き部227を含み、ガイド・ピン226がこれと対応のネジ228を有することにより、ガイド・ピン226をその通路224に連結することを可能にする。ガイド・ピン226をガイド・ピン通路224内に配置し、好ましくは下方筐体222に連結する。
また、上方筐体220と下方筐体222とは互いに相手方へ偏倚されるように構成されている。この偏倚の結果として、上方筐体220及び下方筐体222に連結されているコンポーネントがレール・ボディ70の側縁194、196と係合する。この偏倚作用は上方筐体220及び下方筐体222の双方に連結された引っ張りバネによっても得られるが、1つのガイド・ピン226に設けた偏倚作用アセンブリ230によって得られるようにすることが好ましい。ガイド・ピン偏倚作用アセンブリ230は偏倚作用装置232、ノブ234、及び連携のガイド・ピン226におけるネジ付き端236を含む。また、連携のガイド・ピン通路224は拡径部分238を有し、拡径部分238を有するガイド・ピン通路224にガイド・ピン226が配置されると、環状空間240が形成される。拡径部分238を有するガイド・ピン通路224は分岐ガイド・ピン通路224の上方部分に位置することが好ましい。環状空間240には、好ましくは圧縮バネ242から成る偏倚作用装置232を配置する。ガイド・ピンのネジ付き端236は上方筐体220に隣接する。即ち、ガイド・ピンネジ付き端236は分岐ガイド・ピン通路224の上方部分に位置する。ノブ234はネジ付き開口244を有する。ノブ234はガイド・ピンネジ付き端236に取り付けられる。この構成では、偏倚作用装置232は環状空間240の底部とノブ234との間に位置することになる。このように構成することにより、偏倚作用アセンブリ230は上方筐体220と下方筐体222とを互いに相手方へ偏倚させる。
上方筐体220及び下方筐体222に連結されてレール・ボディ70の側縁194,196と係合するコンポーネントが所要の機能効果を発揮するためには、駆動スプロケット214及び少なくとも1つのガイド面216が駆動アセンブリのための筐体アセンブリ212の異なる部分に連結されていなければならない。位置が逆でもよいが、図示の実施例では駆動スプロケット214が下方筐体222と回転可能に連結され、少なくとも1つのガイド面216が上方筐体220に配置されている。この構成では、駆動スプロケット214及び少なくとも1つのガイド面216がレール・ボディ70の両側縁194、196
と係合する。少なくとも1つのガイド面216はカム面でもよいが、好ましい実施例では、少なくとも1つのガイド面216は上方筐体220に回転自在に取り付けられた少なくとも1つのガイド・ホイール250である。レール・ボディ70を高精度で制御するためには、少なくとも1つのガイド・ホイール250が実際には3個のガイド・ホイール250であればよい。好ましくは、ガイド・ホイール250及び(スプロケットの歯215ではなく)スプロケット214がほぼ同じ直径を有する。このように構成すれば、レール・ボディ70が通過する長手方向通路が効果的に形成される。尚、ガイド・ホイール250及び/またはスプロケット214が異なる直径を有する場合には、3個のガイド/ホイール250とスプロケット214を四角形パターンに配置することによって同様の効果が得られる。
レール・ボディ70は繰り返しガイド・ホイール250とスプロケット214の影響を受けねばならないが、レール・ボディ70の両側縁の摩耗や損傷を軽減するにはカム面よりもガイド・ホイール250方式の方が好ましい。少なくとも垂直方向にスプロケット214と対向するガイド・ホイール250をスプロケットと同じ速度で回転させることによって摩耗や損傷をさらに軽減することができる。これは、スプロケット214に連結され、少なくとも1つのガイド・ホイール250を回転させるように構成された駆動アセンブリにおけるギア・アセンブリ260によって達成される。駆動アセンブリにおけるギア・アセンブリ260は第1ギア262、第2ギア264、第3ギア266、第4ギア268、第1長尺リンク270及び第2長尺リンク272を含む。第1ギア262はスプロケット214に固定され、回転軸をスプロケット214と共有する。第2ギア264は少なくとも1つのガイド・ホイール250に固定される。第1リンク270は第1端部274及び第2端部276を有する。第1リンク270は第1ギア262、第3ギア266及び第4ギア268を係合状態で回転可能に支持するように寸法設定されている。即ち、第1リンク270は第1ギア262、第3ギア266及び第4ギア268を回転可能に取り付けるのに充分な長さを有するが、第1ギア262、第3ギア266及び第4ギア268の相互の回転可能な係合を不能にするほど長くはない。第2リンク272は第1端部278と第2端部280を有する。第2リンク272は第2ギア264と第4ギア268を回転可能に係合する状態で支持するように寸法設定されている。第1リンクの第1端部274は回転軸がスプロケット214の回転軸と一致するように下方筐体222に回転可能に連結されている。第2リンクの第1端部278は回転軸が少なくとも1つのガイド・ホイール250の回転軸と一致するように上方筐体に回転可能に連結されている。また、第1リンクの第2端部276と第2リンクの第2端部280は互いに回転可能に連結され、第4ギア268と回転軸を共有する。このように構成した場合、駆動アセンブリ中のギア・アセンブリ260はギア262、264、266、268を2つのリンク270、272において回転可能に係合し、第2端部276、280のジョイントを中心に互いに相対回転する状態に維持するように構成されている。2つのリンク270、272は上方筐体220及び下方筐体が上記のように動作するのに伴って第2端部276、280のジョイントを中心に相対回転する。従って、この構成では、上方筐体220と下方筐体222との間の間隔に関係なく、スプロケット214と少なくとも1つのホイール250はギア262、264、266、268の回転可能な係合を介して作用連結関係のままである。
駆動アセンブリ54及び長尺レール56を上述のように構成したから、レール56はスプロケット214と係合しながら駆動アセンブリ・スプロケット214とガイド・ホイール250の間を通過する。駆動アセンブリのモーター210がスプロケット214を回転させるのに伴って、レール54が蒸気発生器10へ進入または蒸気発生器10から退出する。また、レール56が分割されている場合、洗浄作業の課程においてレール・アセンブリ90を互いに連結すればよい。即ち、検査用開口32に近接する細管24を洗浄するには単一のレール・アセンブリ90をノズル・アセンブリ58及びウォーター・マニホールド92に連結する。次いで、レール56を駆動アセンブリ54に通し、ノズル・アセンブ
リ58を蒸気発生器10に挿入して細管24を洗浄する。ウォーター・マニホールド92が駆動アセンブリ54を貫通することはない。従って、検査用開口32に近接する細管24の洗浄が完了したら、ウォーター・マニホールド92を第1レール・アセンブリ90から取り外し、第2レール・アセンブリ90を第1レール・アセンブリ90に連結し、あらためてウォーター・マニホールド92を第2レール・アセンブリ90に連結する。レール56は最初よりも長くなり、レール・ボディ第1端部74をさらに深く蒸気発生器10内へ進入させることができる。レール56が蒸気発生器10を横断するに充分な長さになるまで追加のレール・アセンブリ90を加えることによってこの手順を繰り返せばよい。
但し、洗浄作業を行う前に、ノズル600を細管ギャップ25と整合させることが望ましい。即ち、上述したように、洗浄スプレーができるだけ多くの細管24にとどくためには、スプレーを細管ギャップ25の中心とほぼ整合させることが望ましい。さらにまた、検査用開口32と近接細管24との間隔はそれぞれの検査用開口32に応じて異なるから、ノズル・アセンブリ58と共にレール56を挿入する前に細管24の位置を確認しなければならない。そのため、図15に示すように、レール56に一時的に位置決めアセンブリ300を連結することができる。この位置決めアセンブリ300はボディ302、ストッパー304、調整可能な指針アセンブリ306及び複数の指標308(図4)を含む。位置決めアセンブリ302はレール・アセンブリ96ほぼ同じ寸法であるが、内部通路を含まない。位置決めアセンブリ302はレール56の第1端部に連結され、レール第1端部74となる。ストッパー304は位置決めアセンブリ302に、即ち、レール第1端部74に連結される。ストッパー304は隣接細管24間を通過できないように寸法設定されている。調整自在な指針アセンブリ306はレール56の近傍で駆動アセンブリ54に可動連結され、レール56の長手軸とほぼ並行な方向に移動するように構成されている。複数の指標308はレール56に配置されている。指標308はレール・ボディ外面190を横断する線、または線分であることが好ましい。指標308は細管中心間距離の倍数に相当する間隔で配置されるが、この倍数は1であることが好ましい。また、ストッパー304と指標308との間隔は既知であり、ストッパーが細管24と接触すると、指標は細管24の中心線及び/または細管ギャップ25の中心線から既知の距離にあることになる。
この構成では、上記のように位置決めアセンブリ302を蒸気発生器に挿入するが、細管間へ通すのではなく、ストッパー304が検査用開口32に近接する細管24と接触する。従って、検査用開口32に近接する細管24の位置を確認することができる。検査用開口32に近接する細管24の位置が確認されたら、調整可能な指針アセンブリ306を指標308の1つと一致させる。調整可能な指針アセンブリ306を該当位置に一時的に固定する。次いで、レール56を蒸気発生器10から抜き取り、ノズル・アセンブリ58をレール56に取り付ける。レール56を再び蒸気発生器10に挿入し、調整可能な指針アセンブリ306が再び指標308と整合するまでレール56を移動させる。この構成では、ノズル600がほぼ細管ギャップ25の中心線に位置する。洗浄スプレーを吹き付けた後、調整可能な指針アセンブリ306が次の指標308と整合してノズル600が次の細管ギャップ25に位置していることを示すまでレールをインデックス(前進)させればよい。この操作を、すべての細管ギャップ25が洗浄されるまで繰り返せばよい。レール56が多数のレール・アセンブリ90を含む場合には、少なくとも1つの指標308はそれぞれのレール・アセンブリ90に設けられた複数の指標308を含むことになる。
調整可能な指針アセンブリ306は少なくとも1つのファスナ−310と、インジケータ314を有する長尺体312を含む。また、駆動アセンブリ54は少なくとも1つのファスナー開口313をレール56の近傍に有する。調整可能な指針アセンブリ312には長手方向スロット316が形成されている。調整可能な指針アセンブリ306の少なくとも1つのファスナー310が調整可能な指針アセンブリの1つのスロット316を貫通し
、駆動アセンブリ54の少なくとも1つのファスナー開口313に連結されている。従って、調整可能な指針アセンブリ312は駆動アセンブリ54と移動自在に連結され、長手方向に移動できるとともに一時的に駆動アセンブリ54に固定することもできる。
ノズル・アセンブリ58は原則的には固定式の、但し、好ましくは、水がとどく有効洗浄面積を広げるため運動可能なノズル600を含む。ノズル600を運動させるのはオシレータ・アセンブリ330(図)である。オシレータ・アセンブリ330は周期運動を生じさせ、駆動シャフト72と作用連結状態にある。従って駆動シャフト72も周期運動する。図8に示すように、オシレータ・アセンブリ330(図4)はハウジング・アセンブリ332、長尺の出力シャフト336を有するモーター・アセンブリ334(図)及びギア・アセンブリ338を含む。オシレータ・アセンブリにおけるモーター・アセンブリ334はオシレータ・アセンブリのハウジング・アセンブリ332に連結されている。オシレータ・アセンブリにおけるモーター・アセンブリ334は略示してその詳細を後述する制御アセンブリ450、及びエンコーダ454及び機械抵抗センサー456を有するセンサー・アセンブリ452を含む。オシレータ・アセンブリにおけるモーター・アセンブリ334は出力シャフト336を両方向に回転させるように構成されている。即ち、オシレータ・アセンブリにおけるモーター・アセンブリ334はオシレータ・アセンブリのモーター出力シャフト336を両方向に回転させることができる。
上記したように、スラッジ・ランス50は窮屈な領域で操作しなければならない場合が多い。そこで、オシレータ・アセンブリにおけるモーター・アセンブリ334及び/または出力シャフト336の長手軸を駆動シャフト72の長手軸と整列させることもできるが、オシレータ・アセンブリ330を駆動シャフト72の長手軸とほぼ直交させることによってスラッジ・ランス50の全長を短くすることが好ましい。従って、オシレータ・アセンブリのギア・アセンブリ338はマイタ・ギヤ・アセンブリであることが好ましい。オシレータ・アセンブリのギア・アセンブリ338は第1ギア340,第2ギア342、及びマイタ・ギア・ソケット部材343を有する。オシレータ・アセンブリにおけるギア・アセンブリの第1及び第2ギア340、342は作用連結関係にある。第1ギア340はオシレータ・アセンブリのモーター出力シャフト336に固定されている。第2ギア342はキーを有する開口344を画定するマイタ・ギア・ソケット部材343に連結されている。即ち、ノズル・アセンブリ58A、58Bそれぞれの実施態様に応じてオシレータ・アセンブリにおけるギア・アセンブリ338が異なるマイタ・ギア・ソケット部材343を有する。マイタ・ギア・ソケット部材343は管状部分350及びほぼ垂直なフランジ352を有する。マイタ・ギア・ソケット部材の管状部分350は第2マイタ・ギア342の中心開口内に位置する。マイタ・ギア・ソケット部材の管状部分350は中空であり、キーを有するソケットを画定する。マイタ・ギア・ソケット部材のフランジ352は第2マイタ・ギア342のねじ穴356と整列するファスナー開口354を含む。尚、アセンブリを両実施態様のノズル・アセンブリ58A、58Bとの併用を可能にするようなマイタ・ギア・ソケット部材343を使用するのではなく、ノズル・アセンブリ58A、58Bのいずれか1つとだけ併用される特定の開口(図示しない)を第2ギア342に形成してもよい。従って、ここに使用する表現「キーを有する開口を有する第2ギア」とは連携のマイタ・ギア・ソケット部材343を有する第2ギア342またはこれと等価のキーを有する開口を有する第2ギア342構造を意味する。
駆動シャフト第2端部84はレール・ボディ70から突出し、上記のように、その外周がキーを有する突出部134を形成しているか、またはこの第2端部84をキーを有する開口と係合するキー134に連結すればよい。即ち、第1実施態様では駆動シャフト第2端部84がキーであり、第2実施態様では駆動シャフト第2端部84がネジ付きであり、ナット570を貫通している。ここに使用されるナット570は駆動シャフト第2端部84の可動部分であるから、この構成は駆動シャフト第2端部84と同様に、マイタ・ギア
・ソケット部材のキーを有する開口344に合致するように寸法設定されたキーである。
駆動シャフトのキーを有する第2端部346がいずれのタイプであっても、駆動シャフト72は第2ギアのキーを有する開口344に進入することができる。即ち、もし駆動シャフト第2端部84がネジ付きでなければ、駆動シャフト第2端部84、より具体的には、駆動シャフトのキーを有する第2端部346は第2ギアのキーを有する開口344へ摺動進入することができる。もし駆動シャフト第2端部84がネジ付きなら、ネジ付きカラー570を回転させることによって、駆動シャフト72はネジ付きカラー570を貫通してさらに第2ギアのキーを有する開口344へ進入する。その結果、駆動シャフトのキーを有する第2端部346が第2ギアのキーを有する開口344に収まり、駆動シャフト72は第2ギア342を貫通して軸方向に移動可能になる。
いずれの実施態様のノズル・アセンブリ58A、58Bも細長いノズル・アセンブリ・ボディ400、500を含む。上記のように、少なくとも2つの側方ノズル600の存在が好ましい。ノズル600はノズル・アセンブリ・ボディ通水路401と流体連通関係にあり、少なくとも2つの側方ノズル600はレール56に対して相対移動できるように構成されている。即ち、ノズル・アセンブリ・ボディ400、500は駆動シャフト72に連結されており、駆動シャフト72の移動に伴ってノズル・ボディ400、500がレール56に対して相対移動する。
1つの実施態様ではノズル・アセンブリ58Aがノズル600の回転を可能にする。即ち、図6に示すように、ノズル・アセンブリ・ボディ400は細長く、実質的に中空の、ほぼ直線的な管402であり、第1端部404、中間部分406及び第2端部407を有する。ノズル・アセンブリ・ボディ400はノズル・アセンブリ・ボディ通水路401を画定する。ノズル・アセンブリ・ボディ400はレール56に回転自在に連結しているか、または分割されているレールの場合にはヘッド・アセンブリ170に回転自在に連結されており、ノズル・アセンブリ・ボディ第2端部407とノズル・アセンブリ・ボディ中間部分406がレール・ボディ70内に(またはヘッド・アセンブリ・ボディ172内に)収まり、ノズル・アセンブリ・ボディ第1端部404がレール第1端部74から(またはヘッド・アセンブリ第1端部174から)突出している。
この実施態様においては、ノズル600はノズル・アセンブリ・ボディ400からのほぼ垂直な突出部403である。好ましくは6つのノズル600が存在し、そのうちの3つのノズル600が互いに平行に第1方向に突出し、他の3つのノズル600は反対の方向に突出している。互いに対向する各対のノズル600はその軸心を共有することが好ましい。また、互いに反対方向に延びる突出部の複合幅はレール56が挿入される細管ギャップ24よりも広い。従って、レール55の挿入時、及びそれに続いてレールをその長手方向に移動させる過程において、垂直突出部403の長手軸を細管25の長手軸とほぼ平行な方向に維持しなければならない。洗浄中、ノズル・アセンブリ・ボディ400を、従って、垂直突出部403を約180°まで回転させることによって洗浄面積を広くする。即ち、駆動シャフトを以下に述べる態様で往復運動させるようにオシレータ・アセンブリのモーター・アセンブリ334を構成する。先ず、オシレータ・アセンブリのモーター・アセンブリ334が駆動シャフト72を第1の方向へ約90°移動させる。次いで、オシレータ・アセンブリのモーター・アセンブリ334が駆動シャフト72を第2の方向、即ち、反対の方向へ約90°移動させる。つまり、垂直突出部403が約180°に亘って移動できることを意味する。この回転中に、垂直突出部403がレール56に近接する細管24の間のギャップ25へ回転しながら進入する。また、ノズル・アセンブリ・ボディ400の先端はソフトな、例えば、非金属製のキャップ409を含むことができる。このソフトなキャップ409は、もしもレール56が挿入される細管ギャップ25と正しく整列していない場合に細管24が損傷するのを防止する。また、キャップ409はレール・ボ
ディ70よりも大きい幅または直径を有することが好ましい。このように配慮すれば、レール・ボディ70がそれよりも幅の狭いギャップへ進入する恐れはない垂直突出部403は非金属製のスリーブ411を含むこともできる。もしもノズル・アセンブリ・ボディ400が細管ギャップ25に進入している垂直突出部403と正しく整列していない場合に、スリーブ411が細管24の保護に寄与する。
この実施態様においては、ノズル・ボディ400の長手軸が駆動シャフト72と整列関係にある。従って、ノズル・ボディ400はレール・ボディ通水路78(またはヘッド・アセンブリ通水路178)からオフセット状態にあり、このままでは通水路78または178と流体連通関係が成立しない。従って、レール・ボディ第1端部74において(またはヘッド・アセンブリ170内において)レール・ボディ通水路78(またはヘッド・アセンブリ通水路178)とレール・ボディ駆動シャフト通水路80(またはヘッド・アセンブリ駆動シャフト通水路180)との間に第1端部流体通路410が存在する。また、ノズル・アセンブリ・ボディの中間部分406には少なくとも1つの流体口412が存在する。ノズル・アセンブリの少なくとも1つの流体口412は前記レール・ボディ第1端部流体通路410に位置する。この少なくとも1つの流体口412はノズル・ボディ通水路401と流体連通関係にある。従って、この少なくとも1つの流体口412はレール・ボディ通水路78(またはヘッド・アセンブリ通水路178)との間の流体連通を可能にする。好ましくは、少なくとも1つの流体口412のエッジを流体の流れ方向と一致するようにカットすることによって乱流形成を軽減する。
この実施態様においては、駆動シャフト通路80に高圧水が作用する。駆動シャフト通路80への水の浸入に抵抗するため、シールを設ける。より具体的には、ノズル・アセンブリ・ボディの中間部分406がノズル・ボディ通水路401と後述するノズル・アセンブリ・ボディ第2端部のキーを有するソケット420との間に設けた非中空部分414を含む。ノズル・アセンブリ・ボディ400は複数のシール415を有するシール・アセンブリ416を含む。複数のシール415はノズル・アセンブリ・ボディ400の周りに設けられ、水がノズル・アセンブリ・ボディ400の周りに逃げるのを実質的に防止するように構成されている。シール・アセンブリ416は少なくとも第1シール415A及び第2シール415Bを含む。第1シール415Aはレール・ボディ第1端部74のすぐ近くに設けられ、水が前記レール・ボディ第1端部74を通過するのを防ぐ。この箇所にはベアリングをも設けることができる。ノズル・アセンブリ・ボディの非中空部分414の周りに設けられた第2シール415Bは水が駆動シャフト通路80に流入するのを防止するように構成されている。第2シール415Bは水を側方へ流動させる(図示しない)半径方向チャンネルを含むことができる。このタイプのシール415Bはヘッド・アセンブリ・ボディ172に排出路418(図4)を必要とする。このように構成すれば、駆動シャフト通路80に浸入した水をヘッド・アセンブリ・ボディ172から排出することができる。
また、ノズル・ボディ400はノズル・ボディ長手軸を中心に回転することによって洗浄スプレーの作用範囲を広げるように構成されている。ノズル・アセンブリ・ボディ第2端部407がキーを有するソケット420を画定することが好ましい。さらにまた、上記のように、駆動シャフト第1端部82はキー134である。駆動シャフト第1端部キー134はノズル・アセンブリ・ボディ第2端部におけるキーを有するソケット420と合致する。従って、ノズル・ボディ400の一部をレール・ボディ70(またはヘッド・アセンブリ・ボディ170)に配置すると、駆動シャフトにおけるキーを有する第1端部134がノズル・ボディ第2端部におけるキーを有するソケット420に一時的に固定されることにより、駆動シャフト72の回転に伴ってノズル・ボディ400が回転する。
レール56がレール・アセンブリ90から形成されている場合に、ノズル・アセンブリ・ボディ400が正しく整列していない可能性がある。即ち、上述したように、垂直突出部403は細管24の長手軸とほぼ平行な姿勢であって初めてノズル・ボディ400が移動できるのであるから、ユーザーは蒸気発生器10内におけるノズル・ボディ400の向きを確認しなければならない。しかし、駆動シャフト72が分割されていて、キーを有する突出部134とソケット136を介して連結されている場合、カプリングに「遊び」がある可能性がある。それぞれのカプリングは公差を有し、このような個々の公差にカプリングの個数が乗算されると、複合公差の影響が許容の範囲を超える可能性がある。複合公差があっても、駆動シャフト第2端部84が最初の向きのままであれば、即ち、挿入の過程においてノズル・ボディ400が正しい整列状態を維持しておれば、垂直突出部403は細管ギャップに進入することができる。
この問題に対処するため、キーを有する突出部134とソケット136をテーパーさせ、駆動シャフト72を駆動シャフト第1端部82に向かって偏倚させる。キーを有する突出部134を図7に示す。尚、キーを有するソケット136はキーを有する突出部と合致する形状を有する。キーを有するソケット136はテーパーされており、駆動シャフト・セグメント94に隣接する側において主(大)断面積を、駆動シャフト・セグメント94から遠い側に従(小)断面積を有する。また、以下に述べるように、駆動シャフト72は後述するプランジャー434によって駆動シャフト第1端部82に向かって偏倚させられる。この偏倚作用によって駆動シャフト・セグメント94間の「遊び」が縮小/制御される。キーを有するそれぞれの突出部134とキーを有するソケット136とを互いに密着させるためには、キーを有する突出部134のテーパーがソケット136のテーパーよりも約0.0°乃至4.0°、より好ましくは約2.0°だけ鋭角的であればよい。上述のように、駆動シャフト72はオシレータ/アセンブリにおける第2ギアのキーを有する開口344を通して摺動するように構成されており、駆動シャフト72を前方へ偏倚させることによってキーを有する突出部134をキーを有するソケット136内へ偏倚させることが望ましい。図8に示すように、オシレータ・アセンブリにおけるハウジング/アセンブリ332に設けたキーを有するソケット・インサート・アセンブリ430によって達成される。キーを有するソケット・インサート・アセンブリ430は駆動シャフト72係合して駆動シャフト72をレール・ボディ第1端74に向って偏倚させる。キーを有するソケット・インサート・アセンブリ430はほぼ管状の、キーを有するボディ432と、プランジャー434と、偏倚作用装置436と、キャップ438を含む。キーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディ432の半径方向外面は第2ギアのキーを有する開口344と合致する形状を有する。キーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディ432はまたキーを有する細長い通路440を有する。キーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディにおけるキーを有する通路440は駆動シャフトのキーを有する第2端部84と合致するように構成されている。キーを有するソケット・インサート・アセンブリのプランジャー434はキーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディの細長い通路440内に配置される。キーを有するソケット・インサート・アセンブリにおけるキャップ348はキーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディの細長い通路440の後端においてキーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディ432に連結される。キーを有するソケット・インサート・アセンブリにおけるプランジャー434とキーを有するソケット・インサート・アセンブリにおけるキャップ438との間にキーを有するソケット・インサート・アセンブリにおける偏倚作用装置436、好ましくは圧縮バネ437が配置され、キーを有するソケット・インサート・アセンブリにおけるプランジャー434をレール・ボディ第1端部74に向かって偏倚させるように構成されている。従って、キーを有するソケット・インサート・アセンブリにおけるプランジャー434が駆動シャフト72と係合して駆動シャフト72をレール・ボディ第1端部74に向かって偏倚させる。
上述したように、垂直突出部403はレール56の挿入及びこれに続く長手方向移動の過程において、細管24の長手軸とほぼ平行な向きでなければならい。垂直突出部403の向きはオシレータ・アセンブリにおけるモーター制御アセンブリ450(図3に略示)のよって行われるのが普通である。即ち、オシレータ・アセンブリにおけるモーター制御アセンブリ450はセンサー・アセンブリ452からの入力、典型的にはデータを搬送する電子信号を受信する。(図3に略示する)センサー・アセンブリ452は(図3に略示する)駆動シャフト72の向きを追跡するエンコーダー454と、(図3に略示する)機械抵抗センサー456を含む。抵抗センサー456は典型的にはオシレータ・アセンブリにおけるモーター・アセンブリ334によって消費される電流量を検知する電流センサーである。エンコーダー454も機械抵抗センサー456もオシレータ・アセンブリにおけるモーター制御アセンブリ450もオシレータ・アセンブリにおけるモーター制御アセンブリ450が受信する入力を発生する。即ち、入力、例えば、オペレータからの入力に応答してオシレータ・アセンブリにおけるモーター・アセンブリ334が作動し、エンコーダー454及び抵抗センサー456からの入力を受信する。エンコーダー454はオシレータ・アセンブリにおけるギア・アセンブリ338におけるギアの位置を追跡し、オシレータ・アセンブリにおけるモーター制御アセンブリ450に位置データを提供する。オシレータ・アセンブリにおけるギア・アセンブリ338は駆動シャフト72に対して不変の位置にあるから、駆動シャフト72の向きも既知である。レール・ボディ70が正しい向きに位置決めされたら、レール56が蒸気発生器に挿入されるごとにエンコーダー454がリセットされる。オシレータ・アセンブリにおけるモーター制御アセンブリ450は電子機器であるから、電力損失が起これば、システムは垂直突出部403の向きを追跡できなくなる。細管24の長手軸とほぼ整列状態でない向きでレール56が垂直突出部403と共に長手方向に移動すれば細管24を破損することになるから、電力損失は望ましくない。そこで、オシレータ・アセンブリ330はノズル姿勢リセット装置460を含む。
ノズル姿勢リセット装置460はノズル・アセンブリ・ボディ400を位置決めし、従って、ノズル600を含む垂直突出部403を所期の向き、多くの場合、垂直な向きに位置決めする。ノズル姿勢リセット装置460は図16に示すように、エンド・プレート462及びラグ464を含む。エンド・プレート462はキーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディ432の近傍に配置される。即ち、エンド・プレート462はキーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディ432(図8)の近傍に位置して駆動シャフト72の回転軸に対してほぼ垂直な面内に位置する。エンド・プレート462は弧状のチャンネル466を有する。エンド・プレートのチャンネル466は駆動シャフト72の回転軸とほぼ整列する中心を有する。ラグ464はキーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディ432に配置され、ボディ432から軸方向に延びている。ラグ464は弧状チャンネル466内に可動的に配置されるように寸法設定され、位置決めされる。従って、オシレータ・アセンブリにおけるモーター・アセンブリ334が作動すると、ラグ464はチャンネル466内を往復運動する。弧状チャンネル466は180°に亘って延設され、垂直突出部403が細管24の長手軸をほぼ整列すると、ラグ464はチャンネル466のほぼ中央に位置する。
ラグ464がチャンネル466の一端と接触するまでラグ464をチャンネル466に沿って移動されることによって、ノズル・アセンブリ・ボディ400の向き、即ち、オシレータ・アセンブリにおけるモーター450をリセットする。オシレータ・アセンブリにおけるモーター制御アセンブリ450は好ましくはチャンネル466の端部とニュートラル位置との間の各距離を示すデータでプログラムする。接触すると、抵抗センサー456オシレータ・アセンブリにおけるモーター制御アセンブリ450に対して位置データを提供し、オシレータ・アセンブリにおけるモーター制御アセンブリ450はエンコーダーの位置データを利用することによってノズルの、即ち、垂直突出部403を所期の、即ち、ニュートラル位置へ戻す。
図17に示す第2の実施態様においては、ノズル・アセンブリ58Bがノズル600を垂直移動させるように構成されている。即ち、第2の実施態様では、ノズル・アセンブリ58Bが細長い第1端部502,中間部分504、及び細長い第2端部506を有する細長いボディ・アセンブリ500を含む。ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ中間部分504は好ましくは約90°に亘って円弧を描いて延設され、ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ第1端部502とノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ第2端部506は互いにほぼ直角を挟む位置にある。ノズル600はノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ第1端部502に設けられている。ノズル600はノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ第1端部502を伸縮自在に構成することで垂直方向に移動できるようになっている。即ち、ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ第1端部502が伸張位置にある第1位置と、ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ第1端部502が退縮位置にある第2位置との間を移動自在に構成されている。好ましくは、使用時には、ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ第2端部506がレール56からほぼ水平に延び、ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ中間部分504が下方へ湾曲する。この構成では、ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ第1端部502が第1位置にある時、ノズル600はノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ第1端部502が第2位置にある時よりも低い位置にある。
ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ第1端部502をベローズ装置を介して伸縮するように構成することも可能であるが、好ましい実施態様としては、退縮アセンブリ520(図18)によってノズル600を移動させる。即ち、ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ500はボディ部材510及び退縮アセンブリ520を含む。ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ510は細長い第1端部512,中間部分514,及び細長い第2端部516を有する実質的に剛性の部材である。ノズル・アセンブリおけるボディ・アセンブリのボディ部材中間部分514は好ましくは約90°に亘って延びる弧状であり、従って、ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第1端部512とノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第2端部516は互いにほぼ直角を挟んで位置する。退縮アセンブリ520はケーブル522と摺動ヘッド・アセンブリ524を含む。図18及び19に示すように、摺動ヘッド・アセンブリ524はノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第1端部512に移動自在に連結され、ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第1端部512に対して移動自在に構成されている。退縮アセンブリのケーブル522はノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材510内に可動的に配置され、摺動ヘッド・アセンブリ524に連結されている。この構成では、退縮アセンブリのケーブル522の移動に伴って摺動ヘッド・アセンブリ524が移動する。ノズル600は摺動ヘッド・アセンブリ524に設けられている。従って、ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第1端部に対して、摺動ヘッド・アセンブリ524はほぼ垂直軸に沿って移動する。



ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材510は複数の通路を画定する。例えば、この実施態様の場合、ノズル・アセンブリ通水路401は第1の細長い高圧チャンネル530と第2の細長い高圧ウォータ−・チャンネル532に分岐する。第1及び第2高圧チャンネル530、532はほご同一平面内にあり、互いにほぼ平行に延びている。高圧チャンネル530、532の一方または双方は摺動ヘッド・アセンブリ・ボディ544と流体連通する通路を含むことができる。この構成では、水圧が摺動ヘッド・アセンブリ・ボディ544を後記する第1位置に向って偏倚させるように作用する。また、ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第1端部に、1対のガイド・シャフト540、542を支持するように構成した2つの穴536を設けることが好ましい。
即ち、ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第1端部512では、1対のガイド・シャフト、即ち、第1及び第2ガイド・シャフト540、542がノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第1端部512の長手軸とほぼ平行に外方へ突出している。第1及び第2ガイド・シャフト540、542は摺動ヘッド・アセンブリ524と相互作用する。摺動ヘッド・アセンブリ524はボディ544をも含む。摺動ヘッド・アセンブリ524は摺動ヘッド・アセンブリの第1及び第2の細長いガイド・シャフト540、542に移動自在に連結されており、摺動ヘッド・アセンブリのボディ544がノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第1端部512から距離を保つ第1伸張位置と、摺動ヘッド・アセンブリのボディ544がノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第1端部512に近接する第2位置との間を移動するように構成されている。摺動ヘッド・アセンブリのボディ544が第1及び第2ガイド・シャフト540、542と合致するように寸法設定された2本の通路546を画定することが好ましい。この様に構成すれば、摺動ヘッド・アセンブリのボディを第1及び第2ガイド・シャフト540、542に摺動自在に連結することができる。さらにまた、退縮アセンブリ・ケーブル522は摺動ヘッド・アセンブリのボディ544に連結されている。従って、ケーブル522の作動に伴って、摺動ヘッド・アセンブリのボディ544が第1及び第2ガイド・シャフト540、542に沿ってノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第1端部512に対して接近・離間移動する。
摺動ヘッド・アセンブリのボディ544は2本の通水路546をも画定する。摺動ヘッド・アセンブリのボディによって画定される通水路546は図18Aに示すように側方ノズル600にまで達している。ノズル600は同一方向に開口していてもよいが、互いに反対の方向または両側方向に開口していてもよい。摺動ヘッド・アセンブリ524は第1の細長い高圧チューブ550及び第2の細長い高圧ウォーター・チューブ552をも含む。第1及び第2高圧チューブ550、552は前記摺動ヘッド・アセンブリのボディ544に連結されている。第1及び第2高圧チャンネル530、532は第1及び第2高圧チューブ550、552を収容できるように寸法設定されている。さらにまた、第1及び第2高圧チューブ550、552のそれぞれは高圧チャンネル530、532のうちの1つ及び摺動ヘッド・アセンブリ・ボディの通水路546のうちの1つに連結され且つそれぞれと流体連通関係にある。第1及び第2高圧チューブ550、552と第1及び第2高圧チャンネル530、532との間に位置するように第1及び第2高圧チューブ550、552の周りにシール554が設けられている。この構成では、摺動ヘッド・アセンブリのボディ544が第1及び第2位置間を移動するのに伴って、第1及び第2高圧チューブ550、552が第1及び第2高圧チャンネル530、532へ入出する。尚、摺動ヘッド・アセンブリのボディ544をその周囲に設けた殻体556によって保護し、ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第2端部516に連結することができる。摺動ヘッド・アセンブリ・ボディの殻体556はこれを貫通し且つノズル600の移動方向と一致する方向に延びるスロット558(図17)を有する。
ノズル・アセンブリ58Bはノズル・アセンブリ58Aを有する実施態様とは異なり、回転しないから、駆動シャフト72の運動は長手方向の運動とならざるを得ない。即ち、この実施態様の場合、駆動シャフト72はレール56内を長手方向に、駆動シャフト72がレール・ボディ第1端部74から突出する第1位置と、駆動シャフト72がレール・ボディ第2端部76に移行する第2位置との間を移動するように構成されている。また、駆動シャフト第1端部82はネジ付きカプリングまたはこれとは異なる一時固定可能なカプリングである。ケーブル522は第1端部526と第2端部528を有する。ケーブル第2端部528は駆動シャフト第1端部82に一時固定されるように構成されている。駆動シャフト第1端部82はケーブル第2端部528に一時連結される。従って、駆動シャフ
ト72が長手方向へ移動すると、ケーブル522はノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材510内を長手方向に移動する。
駆動シャフト72を長手方向に移動させるのはオシレータ・アセンブリ330である。オシレータ・アセンブリ330を構成するコンポーネントの多くは上記実施態様におけるコンポーネントと同じであり、以下の説明では同様の参照番号を使用する。即ち、モーター・アセンブリ334及びギア・アセンブリ338は上述したそれらのアセンブリとほぼ同じである。最初に述べた実施態様と以下に述べる実施態様との顕著な相違点は駆動シャフトに関連する相違点である。上記の実施態様ではノズル・アセンブリ58Aを回転させるために駆動シャフト72の回転が必要であった。以下に述べる実施態様の場合、駆動シャフト72を長手方向に移動させねばならない。このため、駆動シャフト第2端部84にネジ付き部分576を設けるとともに、駆動シャフト第2端部84とオシレータ・アセンブリにおけるギア・アセンブリ338との間に上述したようなナットまたはネジ付きカラー570を設ける。
即ち、この実施態様の場合、駆動シャフト第2端部84がネジ付きカラー570を含む。ネジ付きカラー570は好ましくは方形の、キーを有する半径方向外面572と、ネジ付き内面574とを有する。ネジ付きカラーの半径方向外面572は第2ギアにおけるキーを有する開口344と合致するように形成されている。駆動シャフト第2端部84もネジ付き部分576を有する。駆動シャフト第2端部のネジ付き部分576はレール・ボディ第2端部76を越えて突出し、露出している。ネジ付きカラー570は第2ギアのキーを有する開口344内に配置される。この構成では、オシレータ・アセンブリにおけるモーター・アセンブリ334を作動させることによってネジ付きカラー570を回転させる。従って、駆動シャフト第2端部のネジ付き部分576がネジ付きカラーのネジ付き内面574と係合すると、ネジ付きカラー570が回転し、駆動シャフト第2端部のネジ付き部分576がネジ付きカラー570内を平行移動する。その結果として、駆動シャフト72が長手方向に移動する。
この構成が正しく作動し、駆動シャフトを形成しているそれぞれのセグメントが互いに離脱しないためには、駆動シャフト72が回転してはならない。さらにまた、電源喪失の場合にノズル・アセンブリ・ボディ500の形態、及び/または位置を知る必要がある。そこで、上記のように、オシレータ・アセンブリにおけるモーター・アセンブリ334はノズル・アセンブリ58の位置を追跡するように構成された電子的なモーター制御アセンブリ450を含む。オシレータ・アセンブリにおけるモーター制御アセンブリ450が電気的に作用するアセンブリであるから、電源喪失の事態が起これば、オシレータ・アセンブリにおけるモーター制御アセンブリ450がノズル・アセンブリ58Bの位置に関するデータを喪失する可能性がある。この実施態様においては、オシレータ/アセンブリにおけるノズル位置リセット装置580が上記機能を双方共に果たす。
ノズル位置リセット装置580は駆動シャフト突出部582、可動指標584、固定指標586及びキーを有する開口588を含む。駆動シャフト突出部582は駆動シャフト第2端部84から長手方向に突出している。駆動シャフト突出部582はキーを有し、駆動シャフト第2端部のネジ付き部分576を越えて延びる駆動シャフト第2端部82の延長部分として形成することができる。可動指標584は駆動シャフト第2端部84に、より好ましくは前記駆動シャフト突出部に設けられる。固定指標586は駆動シャフト突出部582の近傍に設けられ、オシレータ・アセンブリのハウジング・アセンブリ332の外面そのもであってもよい。摺動ヘッド・アセンブリ・ボディ544が第1位置に存在すると2つのノズル位置リセット装置の指標584、586が整列するようにすることが好ましい。駆動シャフト72がレール・ボディ第2端部76に向かって長手方向へ移動してケーブル522と摺動ヘッド・アセンブリ・ボディ544を移動させると、2つのノズル
位置リセット装置の指標584、586とが互いに離間する。摺動ヘッド・アセンブリ・ボディ544の位置をリセットするには、2つのノズル位置リセット装置の指標584、586を再整列させねばならない。即ち、オシレータ・アセンブリのモーター・アセンブリ334を、ノズル位置リセット装置の2つの指標584、586を整列状態に戻すのに必要な方向へ作動させる。従って、可動指標584の位置を固定指標と比較することでレール・ボディ70に対する駆動シャフト72の位置が示唆されることになる。好ましい実施態様においては、オシレータ・アセンブリのハウジング・アセンブリ332が、ネジ付きカラー570から軸方向に離間しているオフセット端板590を含む。オフセット端板590はキーを有する貫通開口588を有する。オフセット端板の開口588は駆動シャフト突出部582の貫通を可能にするように寸法設定されている。オフセット端板590には固定指標584が設けられている。また、キーを有する開口588を貫通するキーを有する駆動シャフト突出部582は駆動シャフト72が回転するのを防止する。従って、ネジ付きカラー570が回転しても、駆動シャフトの向きは変わらず、ネジ付きカラー570との相互作用によって駆動シャフト72は長手方向へ平行移動する。
どちらのノズル・アセンブリ実施態様58A、58Bにおいても、水流をノズル・アセンブリ・ボディ400、500における水の流動方向から図21に示すようにノズル600の向きである側方向へ約90°向きを変えねばならない。特にノズル600の近傍においてはこの方向変換が乱流を生み、結果として、ノズル600から噴出するスプレーのパターンが不規則になる可能性がある。水流を層流に近い状態に戻すため、少なくとも1つのノズル600に少なくとも1つのフロー・ストレートナー602を設ける。図22に示すように、フロー・ストレートナー602は複数の通路606が貫通するボディ604を含む。フロー・ストレートナーの通路606は互いにほぼ平行に延びている。少なくとも1つのフロー・ストレートナ・ボディ604は、好ましくは軸方向に延びるフロー・ストレートナー通路606を有するほぼ円形のディスクであることが好ましい。フロー・ストレートナー602はノズル・アセンブリ・ボディ400、500における上流位置と対向するように少なくとも1つの前記側方ノズル600に配置される。好ましくは、それぞれのフロー・ストレートナー。ボディ604は直径が約0.1乃至0.2インチ、より好ましくは直径が約0.15インチである。好ましくは約10乃至30本のフロー・ストレートナー通路606,より好ましくは約19本のフロー・ストレートナー通路606が存在する。フロー・ストレートナー通路606はその直径が約0.01乃至0.03インチ、より好ましくはその直径が約0.02インチである。
取り付けアセンブリ52は蒸気発生器10に連結され、スラッジ・ランス50を、より具体的にはレール56を細管ギャップ25と整列させることができるように調整可能に構成されている。図23−25に示すように、取り付けアセンブリ52は、好ましくは、垂直な第1プレート701、水平な第2プレート702、及び第3プレート704を有する「L」字形取り付けブラケット700と、ファスナー・アセンブリ706を含む。第1プレート701は検査用開口32に連結されるように構成されている。即ち、検査用開口32は検査用開口32に(図示しない)カバーを固定するのに利用されるファスナー孔を含む。ファスナー・アセンブリ706は第1プレート701の(図示しない)開口を貫通して検査用開口32のファスナー孔に嵌入するように形成されたファスナー708を含む。第2プレート702はほぼ直角に第1プレート701に固定される。即ち、第2プレート702はほぼ水平に延びている。第3プレート704は第2プレート702に可動的に連結される。ファスナー・アセンブリ706は第3プレート704を第2プレート702に一時的に固定するように構成されている。
即ち、第3プレート704は検査用開口32及び第2プレート702に対して調整自在に構成されている。例えば、第2プレート702は2つの側方へ延びるスロット710(図25)を含む。第3プレート704は第1ネジ付き開口712及び第2ネジ付き開口714を含む(図24)。第1ネジ付き開口712及び第2ネジ付き開口714はそれぞれ、第3プレート704が第2プレート702の頂部に位置する時、第2プレートの側方へ延びるスロット710の1つと整列するように構成されている。ファスナー・アセンブリ706は2つのネジ付きノブ720を含む。それぞれのネジ付きノブ720は第2プレートの側方へ延びるスロット710の1つを上向きに貫通して第3プレートのネジ付き開口712,714の1つと螺合するように構成されている。この構成では、第3プレート704を第2プレート702に対して側方へ移動させ、所定の位置に達したらネジ付きノブ720を緊締することによって第3プレート704を第2プレート702に一時的に固定することができる。
また、検査用開口32に対するレールの長手軸の角度を調整することができる。即ち、第3プレート704は駆動アセンブリ・カプリング730を含む。駆動アセンブリ・カプリング730は駆動アセンブリ54を第3プレート704に対して回転させることを可能にするように構成されている。即ち、第2プレート702は第2プレート702の長手軸上に設けられた弧状のスロット732を含む。第3プレート704は第2プレート702の長手軸上に設けられて上向きに延びるラグ734を有する。第3プレート704もまた第3プレート704の長手軸上に設けられた弧状のスロット735を有する。ファスナー・アセンブリ706は第3ネジ付きノブ720を含む。駆動アセンブリ54は2つの取り付け用開口を有し、第1の取り付け用開口736(図14)は取り付けアセンブリ・ラグ734と合致し、第2の取り付け用開口738(図14)はネジ付きノブ720と合致する。第2取り付け用開口738は、第3プレート704が第2プレート702上に位置する時には第2プレートの弧状スロット732と整列するように構成されている。組み立てられた状態において、駆動アセンブリ54は第3プレート704上に位置し、取り付けアセンブリのラグ734は第1の取り付け用開口736内に位置し、ネジ付きノブ720はネジ付きの第2取り付け用開口738内に位置する、即ち、第2取り付け用開口738と係合状態にある。この構成においては、所要の角度に達するまで駆動アセンブリ54を取り付けアセンブリ・ラグ734を中心に回転させればよい。駆動アセンブリ54を整列させたら、ネジ付きノブ720を第2プレートの弧状スロット732及び第3プレートの弧状スロット735を介して第2取り付け用開口738へ嵌入する。駆動アセンブリ54を第3プレート704に一時的に固定するため、ネジ付きノブ720を緊締する。
第2プレート702及び第3プレート704にはそれぞれ1組の指標740、742を設けることができる。取り付けアセンブリのこれらの指標740、742は目盛りなどのようなマーキングであることが好ましい。スラッジ・ランス50が成功裏に使用された時(即ち、レール56が正しく細管ギャップ25と整列した時)に取り付けアセンブリの指標740、742の相対位置を記録すればよい。次回に同じ検査用開口32においてスラッジ・ランス50を使用する時に、記録されたポジショニングに従って第2プレート702及び第3プレート704を予め相対位置決めすればよい。
本発明の具体的な実施態様を細部に亘って説明したが、当業者であれば、開示内容の全体に照らしてこれらの細部に関する種々の変更及び改良を開発することができるであろう。従って、ここに開示した具体的な実施態様はあくまでも説明のためのものであって本発明の範囲を制限するもではなく、本発明の範囲は別記の請求項全体及びその等価物によって定義される。

Claims (7)

  1. 密閉空間(14)を画定する殻体(12)と、少なくとも1つの1次流体入口(16)と、少なくとも1つの1次流体出口(18)と、少なくとも1つの2次流体入口(20)と、少なくとも1つの2次流体出口(22)と、前記少なくとも1つの1次流体入口(16)と少なくとも1つの1次流体出口(18)との間に延設され且つ前記少なくとも1つの1次流体入口(16)と少なくとも1つの1次流体出口(18)と流体連通関係にあり、ほぼ一様のサイズを有する複数の“U”字形の細管(24)を有し、前記細管(24)が隣接細管(24)間にほぼ一様の狭いギャップ(25)を有する概ね規則的なパターンに配置され、前記細管(24)の“U”字形により前記殻体(12)の中心を通る細管レーン(26)が画定され、前記細管レーン(26)の両端には前記細管レーン(26)へのアクセス開口(30)が設けられており、前記殻体(12)が前記複数の細管(24)に隣接する少なくとも1つの、前記アクセス開口(30)から離れて配置された検査用開口(32)を有する蒸気発生器(10)において使用するための小型スラッジ・ランス(50)であって、前記複数の細管(24)におけるそれぞれの細管(24)が中心線を有し、隣接する細管(24)の中心線間隔がほぼ一様であり、前記スラッジ・ランス(50)が、
    駆動アセンブリ(54)及びレール(56)を支持するように構成された取り付けアセンブリ(52)と、
    前記取り付けアセンブリ(52)に連結され、前記検査用開口を通してレールを移動させるように構成された駆動アセンブリ(54)と、
    ボディ(70)と駆動シャフト(72)を有する長尺のレール(56)であって、前記レール・ボディ(70)が第1端部(74)及び第2端部(76)を有し、前記レール・ボディ(70)が隣接細管(24)間を通過できるように寸法設定されており、前記レール・ボディ(70)がレール・ボディ通水路(78)と駆動シャフト通路(80)を画定し、前記駆動シャフト(72)が前記駆動シャフト通路(80)内に回転自在に配置され、前記レール・ボディ(70)が前記駆動アセンブリ(54)に移動可能に連結され、前記レール・ボディ通水路(78)が給水源に連結され且つ給水源と流体連通関係にあるように構成されている長尺レール(56)と、
    ボディ・アセンブリ(400)を有するノズル・アセンブリ(58)であって、前記ノズル・アセンブリ(58)のボディ・アセンブリ(400)が隣接細管(24)間を通過できるように寸法設定され且つノズル・ボディ通水路(401)を画定すると共に、前記ノズル・アセンブリのボディ・アセンブリ(400)が前記レール・ボディ(70)に連結され、前記ノズル・アセンブリにおけるノズル・ボディ通水路(401)が前記レール・ボディ通水路(78)と流体連通関係にある前記ボディ・アセンブリ(400)を有するノズル・アセンブリ(58)とを含み、
    前記検査用開口を通して前記レール・ボディ(70)を移動させると、前記ノズル・アセンブリ(58)が隣接細管(24)間を通過し、更に、
    前記レール(56)が位置決めアセンブリ(300)を含み、前記位置決めアセンブリ(300)がボディ(302)、ストッパー(304)、調整可能なポインター・アセンブリ(306)及び複数の指標(308)を含み、
    前記ストッパー(304)が前記レール第1端部(74)に連結され、隣接細管(24)間を通過できないように寸法設定されており、
    前記調整可能なポインター・アセンブリ(306)が前記レール(56)に隣接する前記駆動アセンブリ(54)に移動可能に連結され、前記レール(56)の長手軸とほぼ平行な方向に移動するように構成されており、
    前記複数の指標(308)が前記レール(56)に配置され、前記指標(308)の間隔が前記細管中心線間隔の倍数に相当するスラッジ・ランス(50)
  2. 密閉空間(14)を画定する殻体(12)と、少なくとも1つの1次流体入口(16)と、少なくとも1つの1次流体出口(18)と、少なくとも1つの2次流体入口(20)と、少なくとも1つの2次流体出口(22)と、前記少なくとも1つの1次流体入口(16)と少なくとも1つの1次流体出口(18)との間に延設され且つ前記少なくとも1つの1次流体入口(16)と少なくとも1つの1次流体出口(18)と流体連通関係にあり、ほぼ一様のサイズを有する複数の“U”字形の細管(24)を有し、前記細管(24)が隣接細管(24)間にほぼ一様の狭いギャップ(25)を有する概ね規則的なパターンに配置され、前記細管(24)の“U”字形により前記殻体(12)の中心を通る細管レーン(26)が画定され、前記細管レーン(26)の両端には前記細管レーン(26)へのアクセス開口(30)が設けられており、前記殻体(12)が前記複数の細管(24)に隣接する少なくとも1つの、前記アクセス開口(30)から離れて配置された検査用開口(32)を有する蒸気発生器(10)において使用するための小型スラッジ・ランス(50)であって、前記スラッジ・ランス(50)が、
    駆動アセンブリ(54)及びレール(56)を支持するように構成された取り付けアセンブリ(52)と、
    前記取り付けアセンブリ(52)に連結され、前記検査用開口を通してレールを移動させるように構成された駆動アセンブリ(54)と、
    ボディ(70)と駆動シャフト(72)を有する長尺のレール(56)であって、前記レール・ボディ(70)が第1端部(74)及び第2端部(76)を有し、前記レール・ボディ(70)が隣接細管(24)間を通過できるように寸法設定されており、前記レール・ボディ(70)がレール・ボディ通水路(78)と駆動シャフト通路(80)を画定し、前記駆動シャフト(72)が前記駆動シャフト通路(80)内に回転自在に配置され、前記レール・ボディ(70)が前記駆動アセンブリ(54)に移動可能に連結され、前記レール・ボディ通水路(78)が給水源に連結され且つ給水源と流体連通関係にあるように構成されている長尺レール(56)と、
    ボディ・アセンブリ(400)を有するノズル・アセンブリ(58)であって、前記ノズル・アセンブリ(58)のボディ・アセンブリ(400)が隣接細管(24)間を通過できるように寸法設定され且つノズル・ボディ通水路(401)を画定すると共に、前記ノズル・アセンブリのボディ・アセンブリ(400)が前記レール・ボディ(70)に連結され、前記ノズル・アセンブリにおけるノズル・ボディ通水路(401)が前記レール・ボディ通水路(78)と流体連通関係にある前記ボディ・アセンブリ(400)を有するノズル・アセンブリ(58)とを含み、
    前記検査用開口を通して前記レール・ボディ(70)を移動させると、前記ノズル・アセンブリ(58)が隣接細管(24)間を通過し、更に、
    前記レール(56)が周期運動を発生させるように構成されたオシレータ・アセンブリ(60A)を含み、
    前記オシレータ・アセンブリ(60A)が前記駆動シャフト(72)と作用連結することによって前記駆動シャフト(72)が周期運動し、
    前記オシレータ・アセンブリ(60A)がハウジング・アセンブリ(332)、細長い出力軸(336)を有するモーター(334)及びマイタ・ギア・アセンブリであるギア・アセンブリ(338)を含み、
    前記オシレータ・アセンブリのモーター(334)が前記オシレータ・アセンブリのハウジング・アセンブリ(332)に連結され、
    前記オシレータ・アセンブリのギア・アセンブリ(338)が第1ギア(340)及び第2ギア(342)を有し,前記第1及び第2ギア(340、342)が作用連結し、
    前記第1ギア(340)が前記オシレータ・アセンブリのモーターの出力軸(336)に固定され、
    前記第2ギア(342)がキーを有する開口(344)を有し、
    前記駆動シャフト第2端部(84)が前記レール(56)から突出し、前記駆動シャフト第2端部(84)がキーを有し、
    前記駆動シャフトのキーを有する第2端部(84)が前記第2ギアのキーを有する開口(344)に位置し、
    前記駆動シャフト(72)が前記第2ギア(342)を貫通して軸方向へ移動可能であるスラッジ・ランス(50)
  3. 前記ノズル・アセンブリ・ボディ(400)が細長く、少なくとも2つの側方ノズル(600)を含み、前記ノズル(600)が前記ノズル・ボディ通水路(401)と流体連通関係にあり、
    前記少なくとも2つの側方ノズル(600)が前記レール(56)に対して移動するように構成されており、
    前記ノズル・アセンブリ・ボディ(400)が前記駆動シャフト(72)に連結され、
    前記駆動シャフト(72)の移動に伴って前記ノズル・アセンブリ・ボディ(400)が前記レール(56)に対して移動する請求項に記載のスラッジ・ランス(50)。
  4. 前記レール・ボディ(70)が前記レール・ボディ通水路(78)と前記駆動シャフト通路(80)の間に第1端部流体通路(410)を含み、前記第1端部流体通路(410)が前記レール・ボディ第1端部(74)に位置し、
    前記ノズル・アセンブリ・ボディ(400)が細長い、実質的に中空の、ほぼ直線的なチューブ(402)であり、第1端部(404)、中間部分(406)及び第2端部(407)を有し、
    前記ノズル・アセンブリ(400)が前記レール(56)に回転可能に連結され、前記ノズル・アセンブリ・ボディ第2端部(407)と前記ノズル・アセンブリ・ボディ中間部分(406)が前記レール・ボディ(70)内に配置され、前記ノズル・アセンブリ・ボディ第1端部(404)が前記レール第1端部(74)から延出し、
    前記ノズル・アセンブリ・ボディ中間部分(514)が少なくとも1つの流体ポート(412)を有し、前記ノズル・アセンブリ(58)の少なくとも1つの流体ポート(412)が前記レール・ボディ第1端部の流体通路(98)に配置されており、前記流体ポート(412)が前記ノズル・ボディ通水路(401)と流体連通することにより、前記少なくとも1つの流体ポート(412)が前記レール・ボディ通水路(78)と前記ノズル・ボディ通水路(401)との間の流体連通を可能にし、
    前記ノズル・ボディ(400)がノズル・ボディ(400)長手軸を中心に回転するように構成され、
    前記ノズル・アセンブリ・ボディの第2端部(407)がキーを有するソケット(136)を画定し、
    前記駆動シャフトの第1端部(140)が前記ノズル・アセンブリ・ボディの第2端部のキーを有するソケット(136)と合致するキー(134)であり、
    前記ノズル・アセンブリ・ボディ(58)の一部を前記レール・ボディ(70)に嵌入すると、前記駆動シャフトのキーを有する第1端部(140)が前記ノズル・アセンブリ・ボディ第2端部のキーを有するソケット(136)に一時的に固定され、前記駆動シャフト(72)の回転に伴って前記ノズル・ボディ(400)が回転し、
    前記オシレータ・アセンブリのハウジング・アセンブリ(332)がキーを有するインサート・アセンブリ(430)を含み、
    前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリ(430)が前記駆動シャフト(72)と係合して前記駆動シャフト(72)を前記レール・ボディ第1端部(74)に向って偏倚させ、
    前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリ(430)がほぼ管状の、キーを有するボディ(432)、プランジャー(434)、偏倚作用装置(436)、及びキャップ(438)を含み、
    前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディ(432)の半径方向外面が前記第2ギアのキーを有する開口(344)と合致する形状を有し、前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディ(432)が細長い、キーを有する通路をも含み、前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディのキーを有する開口が前記駆動シャフトのキーを有する第2端部(84)と合致するように構成されており、
    前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリのプランジャー(434)が前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディの細長い通路(440)内に配置され、
    前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリのキャップ(438)が前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディ(432)の細長い通路(440)の後端において前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリ・ボディ(432)に連結され、
    前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリにおける偏倚作用装置(436)が前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリのプランジャー(434)と前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリにおけるキャップ(438)との間には位置されて、前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリのプランジャー(434)を前記レール・ボディ第1端部(74)に向って偏倚させ、
    前記キーを有するソケット・インサート・アセンブリのプランジャー(434)が前記駆動シャフト(72)と係合することによって前記駆動シャフト(72)を前記レール・ボディ第1端部(74)に向って偏倚させる請求項に記載のスラッジ・ランス(50)。
  5. 前記レール(56)が複数のレール・アセンブリ(90)を含み、
    それぞれの前記レール・アセンブリ(90)が駆動シャフト・セグメント(94)及び長尺ボディ(96)を有し、
    それぞれの前記レール・アセンブリ・ボディ(96)が第1端部(98)及び第2端部(100)を有して通水路(99)及び駆動シャフト通路(101)を画定し、それぞれの前記レール・アセンブリ・ボディ(96)が、隣接細管(24)間を通過できるように寸法設定されており、
    それぞれの前記駆動シャフト・セグメント(94)が第1端部(130)及び第2端部(132)を有し、それぞれの前記駆動シャフト端部(130、132)がキー・カプリングとして構成されており、
    それぞれの前記キー・カプリングがテーパー形成突出部(134)とテーパー形成ソケット(136)を含む請求項に記載のスラッジ・ランス(50)。
  6. 前記オシレータ・アセンブリ(60A)が前記ノズル(600)が設けられている前記ノズル・アセンブリ・ボディ(400)を選択された向きに位置決めするノズル姿勢リセット装置(46)を含む請求項に記載のスラッジ・ランス(50)。
  7. 前記ノズル・アセンブリ(58)が細長い第1端部(502)、中間部分(504)、及び細長い第2端部(506)を有する細長いボディ・アセンブリ(500)を含み、
    前記ノズル・アセンブリのボディ・アセンブリ中間部分(504)が弧状を呈し,従って、前記ノズル・アセンブリのボディ・アセンブリ第1端部(502)と前記ノズル・アセンブリのボディ・アセンブリ第2端部(506)とが互いにほぼ直角を挟む位置を占め、
    前記ノズル(600)が前記ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ第1端部(502)に位置し、
    前記ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ第1端部(502)が退縮するように構成されており、
    前記ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリ(500)がボディ部材(510)及び退縮アセンブリ(520)を含み、
    前記ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材(510)が実質的に剛性であり、細長い第1端部(512)、中間部分(514)、及び細長い第2端部(516)を有し、
    前記ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材中間部分(514)が弧状を呈し、従って、前記ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第1端部(512)と前記ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第2端部(516)とが互いにほぼ直角を挟む位置を占め、
    前記退縮アセンブリ(520)がケーブル(522)及び摺動ヘッド・アセンブリ(524)を含み、
    前記摺動ヘッド・アセンブリ(524)が前記ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材第1端部(512)に可動的に連結され,前記第1端部に対して長手方向に移動するように構成されており、
    前記退縮アセンブリのケーブル(522)が前記ノズル・アセンブリにおけるボディ・アセンブリのボディ部材(510)中に移動自在に配置されて前記摺動ヘッドアセンブリ(524)に連結され、前記退縮アセンブリのケーブル(522)の移動が前記摺動ヘッド・アセンブリ(524)を移動させ、
    前記ノズル(600)が前記摺動ヘッド・アセンブリ(524)に配置されている請求項に記載のスラッジ・ランス(50)。
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