JP5948110B2 - オートテンショナ - Google Patents

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Description

本発明は、オートテンショナに関し、特に、複数の皿ばね間の摺動抵抗によってダンピング力を得るようにしたものに関する。
従来、例えば自動車エンジンのベルト式補機駆動装置等のベルト伝動システムにおいて、ベルトに張力を付与する一方、その張力付与動作をダンピングすることでベルトの振動(ばたつき)を抑えて安定したトルク伝達を行わせるようにしたオートテンショナは知られている。
具体的には、上記オートテンショナは、例えばエンジンに取付固定される固定部材と、この固定部材の軸部(スピンドル)にボス部において外嵌合されて回動可能に支持され、先端部にテンションプーリが回転自在に支持されたアーム等の可動部と、この可動部のボス部周りに配置され、一端部が固定部材に、また他端部が可動部にそれぞれ係止され、捩りトルクにより固定部材に対し可動部をテンションプーリがベルトを押圧する方向に回動付勢する捩りコイルばねと、可動部の揺動を減衰する減衰手段とを備えている。
上記減衰手段としては、例えば、上記固定部材の軸部外周面と可動部のボス部内周面との間に円筒状の樹脂製のインサートベアリングを介在させ、このインサートベアリングに対する摺動抵抗によって可動部の揺動を減衰させる構造、可動部のボス部周りに樹脂製のスプリングサポートを配置し、このスプリングサポートを捩りコイルばねによりボス部外周面に押し付けることで、可動部の揺動を減衰させる構造等が用いられている。
ところで、上記の減衰手段では、樹脂からなるインサートベアリングやスプリングサポートを金属に摺接させてダンピング力を発生させているので、そのダンピング特性は可動部のボス部のボア径や捻りコイルばねのトルク等に依存して一品一様で設計されてしまい、その調整によってダンピング特性を設計することが困難であった。
すなわち、プーリに対するベルト接触角が小さい場合、オートテンショナの振幅が過大となり、ベルトのスリップやばたつき異音等の問題が生じるため、ベルト伝動システムが不成立となる可能性があり、そのシステムの汎用性が乏しくなる。このベルト伝動システムを安定して成立させるためには、別途デバイス等を付加させる必要があり、その分、高価なベルト伝動システムとなる難がある。
そこで、オートテンショナのダンピング特性を設計できるようにすれば、ベルト伝動システムの汎用性が大きくなり、そのベルト伝動システム毎に最適なダンピング特性を設計して、効率の良いベルト伝動システムを構築することができる。その結果、自動車用エンジンのベルト式補機駆動装置にあってはエンジンの低燃費化を期待できるとともに、デバイス等の付加が不要で安価となる。
上記ダンピング力を調整可能としたものとして、従来、例えば特許文献1に示されるように、固定部材の軸部先端部をボス部の外面側に突出させて、その突出部分に円板状のプレート部材を回転不能にかしめ結合等により固定止着し、このプレート部材とボス部端面との間に樹脂製の摺動板材を、受け部材と押え部材との間に挟持された状態で配置し、その押え部材を皿ばねによって受け部材側に付勢することで、ダンピング力を調整することが提案されている。
また、特許文献2には、アームのボスの下端面と基盤の上端面との間に摩擦部材を介在させ、皿ばねによって摩擦部材を基盤上端面に押圧付勢することにより、ダンピング力を得るとともに、皿ばねの付勢力を変更してダンピング力を可変調整することが提案されている。
尚、特許文献3〜5に示されるように、摩擦部材に押し付ける付勢力を発生させるためのばねとして、複数の皿ばねを重ねることが提案されている。
特開平7−113449号公報(特に段落0026〜0036、図1、図3) 実開平6−14601号公報(特に段落0020) 実開平5−14711号公報(特に図1〜図3) 実開平5−83516号公報(特に段落0022、図4) 特開平7−12188号公報(特に段落0026、図2)
しかし、特許文献1や特許文献2に示されるものでは、皿ばね自体のばね力を変更してダンピング力を調整できるものの、摩擦部材に対する押圧力を皿ばねの付勢力によって変更しているだけで、ダンピング力の発生は樹脂とアルミニウム等の金属との摺動抵抗を利用しており、安定した高いダンピング力を付与することが困難である。
また、特許文献3〜5には、複数の皿ばねを重ねて付勢力を増大することが示されているだけであり、これらの皿ばねは摩擦材を押圧する付勢手段の機能しかない。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的は、オートテンショナにおける減衰手段の構成を改良してダンピング特性を正確に設計できるようにすることにより、ダンピング力の可変調整を可能としかつ安定した高いダンピング力を付与できるようにすることにある。
上記の目的を達成すべく、この発明では、複数の皿ばね自体間の摺動抵抗でダンピング力を発生させるようにした。
具体的には、第1の発明では、軸部を有する第1部材と、この軸部に揺動可能に外嵌合されるボス部を有する第2部材とを備え、上記第1及び第2部材の一方は固定体に固定されている一方、他方には、上記ボス部の揺動中心とオフセットした部分に、ベルトに接触するプーリが回転自在に軸支され、上記第1及び第2部材を上記プーリがベルトを押圧する方向に相対的に回動付勢する捩りコイルばねと、上記第1及び第2部材間の揺動を減衰する減衰手段とを備えたオートテンショナが前提である。
そして、上記軸部の先端部はボス部の端面から突出していて、該先端部にはプレート部材が一体的に固定されており、上記減衰手段は、上記プレート部材とボス部の端面との間に圧縮されて重ねられた状態で介在されかつ少なくとも互いの摺動抵抗によってダンピング力を発生させる複数の皿ばねを備えていることを特徴とする。
この第1の発明では、ベルト張力の変化により第1及び第2部材の一方がプーリと共に第1部材の軸部回りに揺動(振動)すると、その揺動が減衰手段により制動減衰され、ベルトの張力が自動的に調整される。この減衰手段は、プレート部材とボス部の端面との間に圧縮されて重ねられた状態で介在された複数の皿ばねを備えており、少なくともこれら皿ばね間の互いの摺動抵抗によってダンピング力が発生する。
このように少なくとも皿ばね間の摺動抵抗によってダンピング力を発生させることで、安定した高いダンピング力を付与することができるとともに、デバイス等の付加を要することなく安価に、ベルト伝動システム毎に最適なダンピング特性を正確に設計することができ、効率の良いベルト伝動システムを構築することができる。しかも、軸部の先端部に固定されたプレート部材とボス部の端面との間に複数の皿ばねが圧縮されて重ねられて介在されているので、コンパクトな構造でダンピング特性を正確に設計することができる。
の発明では、第の発明において、複数の皿ばねの数、各皿ばねのばね力、及び隣接する2つの皿ばねの向きの少なくとも1つを変えることにより、ダンピング力が調整可能とされていることを特徴とする。
この第の発明では、複数の皿ばねの数、各々のばね力、隣接する複数の皿ばねの向きの少なくとも1つを変えることで、ダンピング力が調整可能とされるので、ダンピング特性を容易に設計することができる。
の発明では、第の発明において、皿ばねは、半径方向外側に向かって中心線方向一側に向かうようにテーパ形状に傾斜した円環板状のものであり、複数の皿ばねは、隣接する2つの皿ばねの傾斜方向が互いに逆向きになるように配置されていることを特徴とする。
この第の発明では、隣接する2つの皿ばねの傾斜方向が互いに逆向きであるので、それらは各々の内周部同士又は外周部同士が各皿ばねのばね力により圧接し、その皿ばね同士の摺接面積が小さい状態で摺動するようになり、その分、ダンピング力を減少させることができる。
の発明では、第の発明において、皿ばねは、半径方向外側に向かって中心線方向一側に向かうようにテーパ形状に傾斜した円環板状のものであり、複数の皿ばねは、隣接する2つの皿ばねの傾斜方向が互いに同じ向きになるように配置されていることを特徴とする。
この第の発明では、隣接する2つの皿ばねの傾斜方向が互いに同じ向きであるので、それらは各々の全体が各皿ばねのばね力により圧接し、その皿ばね同士の摺接面積が大きい状態で摺動するようになり、その分、ダンピング力を増大させることができる。
以上説明したように、第1の発明では、軸部を有する第1部材と、この軸部に揺動可能に外嵌合されるボス部を有する第2部材とを備えたオートテンショナにおいて、ボス部の端面から突出した軸部の先端部にプレート部材を一体的に固定し、第1及び第2部材間の揺動を減衰する減衰手段として、プレート部材とボス部の端面との間に圧縮されて重ねられた状態で介在されかつ少なくとも互いの摺動抵抗によってダンピング力を発生させる複数の皿ばねを設けた。この発明によると、安定した高いダンピング力を付与することができるとともに、デバイス等の付加を要することなく安価に、ベルト伝動システム毎に最適なダンピング特性を正確に設計することができ、効率の良いベルト伝動システムを構築することができる。
の発明によると、複数の皿ばねの数、ばね力、隣接する皿ばねの向きの少なくとも1つを変えることで、ダンピング力を調整可能としたことにより、ダンピング特性を容易に設計することができる。
の発明によると、皿ばねをテーパ形状に傾斜した円環板状のものとし、複数の皿ばねを、隣接する2つの皿ばねの傾斜方向が互いに逆向きになるように配置したことにより、隣接する皿ばねの各々の内周部同士又は外周部同士を圧接させ、その皿ばね同士の摺接面積が小さくして、ダンピング力を減少させることができる。
の発明によると、皿ばねをテーパ形状に傾斜した円環板状のものとし、複数の皿ばねを、隣接する2つの皿ばねの傾斜方向が互いに同じ向きになるように配置したことにより、隣接する皿ばねの全体を圧接させ、その皿ばね同士の摺接面積を大きくして、ダンピング力を増大させることができる。
図1は図2のI−I線断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係るオートテンショナを示す平面図である。 図3は、オートテンショナの要部を拡大して示す断面図である。 図4は第1皿ばねを示し、図4(a)は平面図、図4(b)は側面図、図4(c)は斜視図、図4(d)は断面図である。 図5は第2皿ばねを示し、図5(a)は平面図、図5(b)は側面図、図5(c)は斜視図である。 図6は、オートテンショナの変形例1を示す図3相当図である。 図7は、オートテンショナの変形例2を示す図3相当図である。 図8は爪付き平ワッシャを示し、図8(a)は平面図、図8(b)は側面図、図8(c)は斜視図である。 図9は、オートテンショナの変形例3を示す図3相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
図1及び図2は本発明の実施形態に係るオートテンショナAを示し、このオートテンショナAは、例えば自動車用エンジンの補機駆動装置(図示せず)を構成するベルト伝動システムの一部品として用いられている。
上記補機駆動装置は、図示しないが、例えば車載エンジンのクランク軸に取り付けられたVリブドプーリからなるクランクプーリ、空調機用コンプレッサ(補機)の回転軸に取り付けられた同様のコンプレッサプーリ、パワーステアリング用ポンプ(補機)の回転軸に取り付けられた同様のPSポンププーリ、オルタネータ(補機)の回転軸に取り付けられた同様のオルタネータプーリ、同様のアイドラプーリ、及び、冷却ファンを回転駆動するための平プーリからなるファンプーリを備え、これらプーリ間にVリブドベルトからなる伝動ベルトB(図2で仮想線にて示す)が、上記Vリブドプーリからなる各プーリにあってはベルト内面をプーリに接触させた正曲げ状態で、また平プーリからなるファンプーリにあってはベルト外面をプーリに接触させた逆曲げ状態でそれぞれ巻き付けられて、いわゆるサーペンタインレイアウトで巻き掛けられており、エンジンの回転によりベルトBを各プーリ間で走行させて各補機を駆動するようにしている。
上記レイアウトのベルトBにおいてクランクプーリから出る側の緩み側スパンに、アームタイプの上記オートテンショナAが配置されており、このオートテンショナAにより、緩み側スパンをベルト外面側から押圧してベルト張力を自動的に調整するようにしている。
上記オートテンショナAは、図2にも示すように、固定体としての上記エンジンに取付固定される固定部材1と、この固定部材1に揺動可能に支持された揺動部材10とを備えている。上記固定部材1は、本発明における第1部材を、また揺動部材10は第2部材をそれぞれ構成している。すなわち、上記固定部材1は、一端(図1で上端)が開口する有底円筒状(カップ状)の例えばアルミニウム合金等からなる固定部材本体2と、この固定部材本体2内の底部に同心状に一体的に立設され、先端部が固定部材本体2の開口から突出する軸部3(スピンドル)とを備えている。この軸部3は、固定部材本体2の底部に近い基端部寄りに位置する大径部3aと、この大径部3aの先端側に軸部3の軸心と垂直な円環面からなる大径側段差部3bを介して連続し、大径部3aよりも小径の中径部3cとを有する。固定部材本体2は、図示しない取付部において、取付ボルト等によりエンジンに取付固定される。
一方、揺動部材10は、固定部材1と同様に、例えばアルミニウム合金等からなる金属製のもので、一端(図1の下端)が開口する有底円筒状の揺動部材本体11を備え、この揺動部材本体11の外径は固定部材本体2と略同径とされている。
上記揺動部材本体11内の底部には円筒状のボス部12が揺動部材本体11の開口から突出するように同心状に一体に突設され、このボス部12内には、揺動部材本体11の底壁を貫通するボス孔13(ボア)が形成されている。このボス孔13は、その内径が上記固定部材1の軸部3に対応してそれよりも若干大径となる貫通孔からなっている。揺動部材本体11の底部外面において該外面に開口するボス孔13周りにはボス孔13と同心の円形状の凹部14が段差状に形成されている。そして、上記ボス部12は固定部材1の軸部3の中径部3cに対し、ボス部12先端側からブッシュ20を介してボス部12先端面が軸部3の大径側段差部3bに間隙を空けて対向するように外嵌合されており、このことで揺動部材10はボス部12にて固定部材1の軸部3にブッシュ20を介して揺動可能(回動可能)に支持されている。上記ブッシュ20は、例えばナイロン、POM、PPS、PTFE等の固体潤滑剤からなる円筒状のものであり、揺動部材10の揺動を減衰させる機能は全くなく、単なる摺動潤滑剤として機能し、揺動部材10のボス部12と固定部材1の軸部3との間を潤滑油の供給なしでドライ潤滑する。
また、固定部材本体2と揺動部材本体11とは各々の開口が対向するように配置され、それらの内部にはボス部12との間に略密閉状の円環形状の空間が形成されている。
上記軸部3の中径部3c基端部とボス部12の先端部との間には第1フリクションディスク21が配設されている。この第1フリクションディスク21は、軸部3の中径部3c基端側外周面とボス部12の先端部内周面との間に位置する円筒部21a、及びこの円筒部21aの一端から半径方向外側に延び、軸部3の大径側段差部3bとボス部12の先端面との間に位置する円板部21bからなる。
また、軸部3の中径部3c先端寄り部分とボス部12の基端部との間には第2フリクションディスク22が配設されている。この第2フリクションディスク22は、軸部3の中径部3c先端寄り外周面とボス部12の基端部内周面との間に位置する円筒部22a、及びこの円筒部22aの一端から半径方向外側に延び、上記揺動部材本体11底面の段差状凹部14に嵌装される円板部22bからなる。いずれのフリクションディスク21,22も、円板部21b,22bが揺動部材10のボス部12側に回転一体に固着されており、円筒部21a,22aが固定部材1の軸部3(中径部3c)に対して摺動可能に相対回動する。
上記揺動部材本体11の底壁側外周部には、その半径方向外側に延びるアーム部1614が一体に形成され、このアーム部16は、固定部材1と反対側(図1で上側)に揺動部材本体11の底部よりも突出する先端部16aを有する。この先端部16aには、ボス部12の軸線と平行の回転軸心を有する平プーリからなるテンションプーリ17が軸受ベアリング(図示せず)を介して回転自在に取付支持されており、このテンションプーリ17は、上記揺動部材10の揺動中心に対しオフセットした先端部16aに回転自在に軸支されていて、上記伝動ベルトBを逆曲げ状態で押圧する。
また、図示しないが、固定部材本体2の側壁には、その開口側から切り欠いた切欠き又は貫通孔からなるばね係止部が、また揺動部材本体11の側壁には、その開口側から切り欠いた切欠き又は貫通孔からなるばね係止部がそれぞれ形成されている。
上記固定部材本体2及び揺動部材本体11の内部でボス部12の外側に形成される円環状の空間には、捩りトルクにより揺動部材10をテンションプーリ17がベルトBを押圧するベルト押圧方向に回動付勢する捩りコイルばね18が収容されている。この捩りコイルばね18は、上記揺動部材10のボス部12周りに図示しない両端部(タング)を半径方向外側に突出させた状態で配置されている。その一方の端部は上記固定部材本体2のばね係止部に、また他方の端部は揺動部材本体11のばね係止部にそれぞれ係止されており、この捩りコイルばね18のコイル径が例えば拡大する方向の捩りトルクにより、揺動部材10を上記テンションプーリ17がベルトBを押圧するベルト押圧方向に回動付勢するようになっている。
さらに、上記オートテンショナAは、上記揺動部材10の揺動を減衰させる減衰手段を備えており、この減衰手段に本発明の特徴がある。すなわち、図1に示すように、上記固定部材1の軸部3(中径部3c)の先端部は、ボス部12内のボス孔13(揺動部材本体11の底壁)を貫通してその外面側に突出している。この先端部には、中径部3cよりも小径の円柱状小径部3eが形成され、この小径部3eは中径部3cの先端と軸部3の軸心に垂直な円環面からなる小径側段差部3dを介して連続している。軸部3の先端部である小径部3eには、揺動部材10の抜止めのための金属からなる円板状のフロントプレート26(プレート部材)がその中心孔に小径部3eを挿通させかつ該小径部3eの先端部を半径方向外側に変形させるかしめ結合等により回転不能に固定止着されている。このフロントプレート26は上記第2フリクションディスク22と軸方向に対向するように配置されている。そして、固定部材1と一体化されたフロントプレート26と、揺動部材10におけるボス部12との間には、軸部3の中径部3c周りに位置するばね鋼等からなる例えば3枚の金属製皿ばね30,30,31が中心線方向に圧縮されて重ねられた状態で配置されており、これらの皿ばね30,30,31が減衰手段を構成している。
3枚の皿ばね30,30,31は2種類のものからなり、フロントプレート26側に位置する2枚の第1皿ばね30,30は、図4(a)〜図4(d)に示すように、いずれも半径方向外側(半径方向内側)に向かって中心線方向一側(中心線方向他側)に向かうようにテーパ形状に傾斜した円環板状のもので、同じ形状を有し、その中心孔に固定部材本体2における軸部3の中径部3cが挿通されている。
一方、ボス部12側に位置する1枚の第2皿ばね31は、図5(a)〜図5(c)に示すように、基本的に第1皿ばね30と同様の形状を有し、半径方向外側に向かって中心線方向一側に向かうようにテーパ形状に傾斜した円環板状のもので、その中心孔に固定部材本体2における軸部3の中径部3cが挿通されている。そして、第2皿ばね31の外周部には複数(図示例では3つ)の爪部31a,31a,…が周方向に等間隔をあけるように一体に突設されている。各爪部31aは、中心線方向に沿って第2皿ばね31の外周部が内周部に対し位置する側を向くように延びている。
図3に拡大して示すように、上記3枚の皿ばね30,30,31は、隣接する2つの皿ばね30,30及び30,31の傾斜方向が互いに逆向きになるように配置され、フロントプレート26に最も近い位置に位置する第1皿ばね30は、内周部が外周部よりもフロントプレート26側に位置するように、また中央の第1皿ばね30は、逆に外周部が内周部よりもフロントプレート26側に位置するように、さらにボス部12に最も近い位置に位置する第2皿ばね31は、上記フロントプレート26側端に位置する第1皿ばね30と同様に、内周部が外周部よりもフロントプレート26側に位置するように、それぞれ配置されている。
また、上記第2皿ばね31の外周部の各爪部31aは、該爪部31aに対応してボス部12端面に形成した係止凹部11aに係合されており、この爪部31aと係止凹部11aとの係合により第2皿ばね31が揺動部材10と一体的に揺動するようになっている。
このような配置構造により、3枚の皿ばね30,30,31は、いずれも圧縮された状態で、各々の内周部同士又は外周部同士を各皿ばね30,31のばね力により圧接させるように配置され、フロントプレート26に最も近い位置に位置する第1皿ばね30も同じばね力によって該フロントプレート26に固着されずに圧接しており、これら皿ばね30,30,31自体の間において生じる互いの摺動抵抗、及びフロントプレート26と該フロントプレート26に接する第1皿ばね30の内周部との間の摺動抵抗によってダンピング力を発生させるようになっている。
したがって、この実施形態においては、自動車用エンジンの運転中、補機駆動装置により各補機(空調機用コンプレッサ、パワーステアリング用ポンプ、オルタネータ、ファン)がベルトBを介して駆動されているとき、オートテンショナAの捩りコイルばね18により揺動部材10が回動付勢され、この付勢力によりアーム部16先端のテンションプーリ17が伝動ベルトBのスパンを押圧し、このことでベルトBの張力が付与される。
また、ベルトBの張力の変化により揺動部材10のアーム部16がテンションプーリ17と共に固定部材1の軸部3回りに揺動(振動)すると、その揺動が減衰手段、つまり主として皿ばね30,30,31自体間の摺動抵抗により制動減衰され、ベルトBの張力が自動的に調整される。
そのとき、第2皿ばね31は、その外周部の爪部31aがボス部12端面の係止凹部11aに係合しているので、揺動部材10に対する摺動が規制され、それと一体的に揺動する。よって、皿ばね30,30,31自体の間、及び第1皿ばね30とフロントプレート26との間に摺動抵抗が生じる。
このように、金属製の皿ばね30,30,31間の摺動抵抗によってダンピング力を発生させるので、安定した高いダンピング力を付与することができる。しかも、デバイス等の付加を要することなく安価に、補機駆動装置であるベルト伝動システム毎に最適なダンピング特性を正確に設計することができ、効率の良いベルト伝動システムを構築することができる。
また、固定部材1の軸部3の先端部にはフロントプレート26が一体的に固定され、このフロントプレート26とボス部12の端面との間に複数の皿ばね30,30,31がフロントプレート26及びボス部12により圧縮されて重ねられた状態で介在されているので、上記ダンピング特性をコンパクトな構造で正確に設計することができる。
また、この実施形態では、上記複数の皿ばね30,30,31の数、各ばね30,31のばね力(面圧)、及び隣接する2つの皿ばね30,30(及び30,31)の向きの少なくとも1つを変えることにより、上記ダンピング力を調整可能とされている。このダンピング力を調整するための変形例について説明する(尚、以下の各変形例では、図1〜図5と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)。
(変形例1)
図6は変形例1を示し、皿ばねの数及び向きを変更したものである。すなわち、この変形例1では、減衰手段として、3枚の第1皿ばね30,30,…と1枚の第2皿ばね31とが設けられている。そのうち、第2皿ばね31は、上記実施形態1と同様に爪付き皿ばねからなり、内周部が外周部よりもフロントプレート26側に位置するように配置され、その各爪部31aがボス部12端面の係止凹部11aに係合されている。一方、3枚の第1皿ばね30,30,…は、いずれも、内周部が外周部よりもフロントプレート26側に位置するように、つまり第2皿ばね31と同じ向きに配置されている。
このことにより、4枚の皿ばね30,30,…,31は、隣接する2つの皿ばね30,30(又は30,31)同士が各々の傾斜方向を同じ向きにして重なった状態で圧接するように配置されている。尚、図6中、32は第2フリクションディスク22と第2皿ばね31との間に介設された平ワッシャである。その他の構成は図3に示すものと同じである。
この変形例1においても、第2皿ばね31外周部の爪部31aがボス部12端面の係止凹部11aに係合しているので、第2皿ばね31が揺動部材10に対し摺動するのが規制される。よって、皿ばね30,30,31自体間、及び第1皿ばね30とフロントプレート26との間に摺動抵抗が生じる。
そして、隣接する2つの皿ばね30,30(又は30,31)同士が各々の傾斜方向を同じ向きにして重なった状態で圧接していることで、図3のように逆向きに配置されている構造に比べ、皿ばね30,30(又は30,31)間の接触面積が増大する。その分、ダンピング力を大きいものに設定することができる。また、皿ばね30,31の数が増えているので、この皿ばね30,31の数の増加によってもダンピング力を高くすることができる。
また、各皿ばね30,31のばね力を変えてもダンピング力を変更することができ、ばね力の増大によってダンピング力を高くすることができる。
したがって、このように、複数の皿ばね30,30,…,31の数、各皿ばね30,31のばね力、及び隣接する2つの皿ばね30,30(又は30,31)の向きの少なくとも1つを変えることにより、ダンピング力が調整可能であり、このことでダンピング特性を容易に設計することができる。
つまり、皿ばね30,31の数を多くするほど、また各皿ばね30,31のばね力(面圧)を高くするほど、隣接する2つの皿ばね30,30(又は30,31)の接触面積を増大させるほど、それぞれダンピング力を高くすることができ、これら3つの変更条件を1つ選択するか、又は複数を適宜組み合わせるかしてダンピング力を調整すればよい。
(変形例2)
図7に示す変形例2では、減衰手段として、4枚の第1皿ばね30,30,…が設けられている。これらの第1皿ばね30,30,…は、いずれも、内周部が外周部よりもフロントプレート26側に位置するように配置されており、隣接する2つの皿ばね30,30同士が各々の傾斜方向を同じ向きにして重なった状態で圧接するように配置されている。
そして、これらの第1皿ばね30,30,…とボス部12端面との間には、第2皿ばね31に代えて、爪付き平ワッシャ33が配置されている。図8に示すように、この爪付き平ワッシャ33は円環板状のもので、その中心孔に固定部材本体2における軸部3の中径部3cが挿通されている。そして、爪付き平ワッシャ33の外周部には複数(図示例では3つ)の爪部33a,33a,…が周方向に等間隔をあけるように一体に突設されている。各爪部33aは、中心線方向に沿って一側方に向くように延びているもので、ボス部12端面の係止凹部11aに係合されている。その他の構成は図6に示す変形例1と同様である。
この変形例2においては、4枚の第1皿ばね30,30,…とボス部12端面との間に配置された爪付き平ワッシャ33の爪部33aがボス部12端面の係止凹部11aに係合しているので、その爪付き平ワッシャ33が揺動部材10に対し摺動するのは規制される。そのため、第1皿ばね30,30,…自体間、及び第1皿ばね30とフロントプレート26及び爪付き平ワッシャ33との間に摺動抵抗が生じる。
したがって、この場合も、隣接する2つの皿ばね30,30同士が各々の傾斜方向を同じ向きにして重なった状態で圧接させるように配置され、それら皿ばね30,30間の接触面積が増大するので、ダンピング力を大きいものに設定することができる。また、皿ばね30の数が増えているので、ダンピング力を高くすることができる。
(変形例3)
図9に示す変形例3では、変形例1(図6参照)と同様に、フロントプレート26側に位置する3枚の第1皿ばね30,30,…と、ボス部12側に位置する1枚の第2皿ばね31とが、いずれも内周部を外周部よりもフロントプレート26側に位置させて同じ向きに配置されている。その第2皿ばね31ボス部12端面との間には爪付き平ワッシャ33が介在され、この爪付き平ワッシャ33の各爪部33aはボス部12端面の係止凹部11aに係合されている。
また、この爪付き平ワッシャ33のフロントプレート26側の面には、上記第2皿ばね31の各爪部31aが係合する係止凹部33bが形成され、この第2皿ばね31の爪部31aと爪付き平ワッシャ33の係止凹部33bとの係合、及び該爪付き平ワッシャ33の爪部33aとボス部12端面の係止凹部11aとの係合により第2皿ばね31が揺動部材10と一体的に揺動するようになっている。
この変形例では、第2皿ばね31外周部の各爪部31aが爪付き平ワッシャ33の係止凹部33bに係合され、その爪付き平ワッシャ33の各爪部33aがボス部12端面の係止凹部11aに係合しているので、第2皿ばね31が揺動部材10に対し摺動するのが規制される。よって、皿ばね30,30,31自体間、及び第1皿ばね30とフロントプレート26との間に摺動抵抗が生じる。
したがって、この場合も、隣接する2つの皿ばね30,30(又は30,31)同士が各々の傾斜方向を同じ向きにして重なった状態で圧接させるように配置され、それら皿ばね30,30(又は30,31)間の接触面積が増大するので、ダンピング力を大きいものに設定することができる。
(その他の実施形態)
尚、上記実施形態及び変形例では、皿ばね30として、テーパ形状に傾斜した円環板状のものを用いているが、それ以外に、周方向に向かって中心方向に沿う方向に交互に凹凸状に折れ曲がるように波打った円環状の皿ばねを使用することもできる
また、上記実施形態では、固定部材1に軸部3を、また揺動部材10にボス部12をそれぞれ設けているが、逆に揺動部材10に軸部を、また固定部材1にボス部をそれぞれ設けるようにしてもよい。
本発明は、安定した高いダンピング力を付与することができるとともに、デバイス等の付加を要することなく安価に、ベルト伝動システム毎に最適なダンピング特性を正確に設計することができるので、極めて有用であり、産業上の利用可能性が高い。
A オートテンショナ
B 伝動ベルト
1 固定部材(第1部材)
2 固定部材本体
3 軸部
10 揺動部材(第2部材)
11 揺動部材本体
11a 係止凹部
12 ボス部
16 アーム部
17 テンションプーリ
18 捩りコイルばね
26 フロントプレート(プレート部材)
30 第1皿ばね
31 第2皿ばね
31a 爪部
33 爪付き平ワッシャ
33a 爪部
33b 係止凹部

Claims (4)

  1. 軸部を有する第1部材と、上記軸部に揺動可能に外嵌合されるボス部を有する第2部材とを備え、
    上記第1及び第2部材の一方は固定体に固定されている一方、他方には、上記ボス部の揺動中心とオフセットした部分に、ベルトに接触するプーリが回転自在に軸支され、
    上記第1及び第2部材を上記プーリがベルトを押圧する方向に相対的に回動付勢する捩りコイルばねと、
    上記第1及び第2部材間の揺動を減衰する減衰手段とを備えたオートテンショナにおいて、
    上記軸部の先端部はボス部の端面から突出していて、該先端部にはプレート部材が一体的に固定されており、
    上記減衰手段は、上記プレート部材とボス部の端面との間に圧縮されて重ねられた状態で介在されかつ少なくとも互いの摺動抵抗によってダンピング力を発生させる複数の皿ばねを備えていることを特徴とするオートテンショナ。
  2. 請求項において、
    複数の皿ばねの数、各皿ばねのばね力、及び隣接する2つの皿ばねの向きの少なくとも1つを変えることにより、ダンピング力が調整可能とされていることを特徴とするオートテンショナ。
  3. 請求項において、
    皿ばねは、半径方向外側に向かって中心線方向一側に向かうようにテーパ形状に傾斜した円環板状のものであり、
    複数の皿ばねは、隣接する2つの皿ばねの傾斜方向が互いに逆向きになるように配置されていることを特徴とするオートテンショナ。
  4. 請求項において、
    皿ばねは、半径方向外側に向かって中心線方向一側に向かうようにテーパ形状に傾斜した円環板状のものであり、
    複数の皿ばねは、隣接する2つの皿ばねの傾斜方向が互いに同じ向きになるように配置されていることを特徴とするオートテンショナ。
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