JP5942525B2 - 温度分布観察装置 - Google Patents

温度分布観察装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5942525B2
JP5942525B2 JP2012069080A JP2012069080A JP5942525B2 JP 5942525 B2 JP5942525 B2 JP 5942525B2 JP 2012069080 A JP2012069080 A JP 2012069080A JP 2012069080 A JP2012069080 A JP 2012069080A JP 5942525 B2 JP5942525 B2 JP 5942525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
light beam
optical axis
image
split
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012069080A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013200227A (ja
Inventor
文夫 松坂
文夫 松坂
山田 雅人
雅人 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2012069080A priority Critical patent/JP5942525B2/ja
Publication of JP2013200227A publication Critical patent/JP2013200227A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5942525B2 publication Critical patent/JP5942525B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radiation Pyrometers (AREA)

Description

本発明は、非接触での温度測定に用いられる温度分布観察装置に関するものである。
溶融金属或は溶接部等の温度、温度分布を非接触で測定する方法として2色測温法がある。該2色測温法は、波長の異なる2つの光を用いて同一点の画像を取得し、光強度と測定対象物の放射率から温度を測定するものである。又、放射率は測定対象物の状態、固体、液体或は表面状態(表面酸化膜の有無)等で変化する。2色測温法では、2波長でそれぞれ温度と放射率の関係を示す関係式(関係式については後述)が2式得られ、又同時に同一点の画像を取得するので、2式に於ける放射率は同じである。2式に於ける放射率が同じであることを利用して、測定対象物の温度を測定するものである。
従来の2色測温法に用いられる温度分布観察装置では、2つのカメラで測定対象物の同一箇所を撮像するものであり、2つのカメラは測定対象物の所定点、例えば溶接部の溶融プールの中心で、2つのカメラの光軸が合致する様設定され、光軸の合致した点を中心とした画像を取得する様になっている。又、前記2つのカメラにはそれぞれ異なる波長を透過する波長フィルタが設けられ、前記2つのカメラによって測定対象物について2波長の画像の光強度分布を取得する。又、2つの画像の光強度分布から上記2色測温法により、測定対象物の温度が測定できる。
従来の様に、2つのカメラを用いた温度分布観察装置では、視野のずれ等を補正する為のキャリブレーションが必要であり、又2つのカメラを用いることで装置が大型化し、或は設備コストが嵩む等の問題があった。
尚、特許文献1には、測定対象物からの光束をプリズムにより複数の光束に分割し、分割した光束に対してそれぞれ波長選択フィルタを設け、複数の波長により複数の画像を取得できる様にした多波長複数画面光学系が開示されている。
特開2005−31558号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、単一の撮像装置で波長の異なる複数の画像を取得できる様にした温度分布観察装置を提供するものである。
本発明は、対物レンズと、該対物レンズを透して測定対象物から入射する光束を第1分割光束、第2分割光束に2分割する光束分割手段と、前記第1分割光束、前記第2分割光束それぞれの光路に設けられた選択波長の異なる第1波長フィルタ、第2波長フィルタと、前記第1波長フィルタ、前記第2波長フィルタを透過した前記第1分割光束、前記第2分割光束を所定の光軸間距離となる様、平行に収束させる光束収束手段と、該光束収束手段からの光束を平行光束として射出し、撮像素子に結像させるテレセントリックレンズとを具備する温度分布観察装置に係るものである。
又本発明は、前記第1波長フィルタ、前記第2波長フィルタは、選択波長の異なる他の波長フィルタに交換可能である温度分布観察装置に係るものである。
又本発明は、分割された前記第1分割光束を前記光束収束手段に入射する様、光路を偏向する第1光路偏向手段が設けられ、分割された前記第2分割光束を前記光束収束手段に入射する様、光路を偏向する第2光路偏向手段が設けられ、前記第1光路偏向手段及び前記第2光路偏向手段は、それぞれ複数の偏向光学部材を有し、偏向光学部材の少なくとも1つを変位可能とし、前記第1分割光束、前記第2分割光束の少なくとも一方の光路長を調整可能とした温度分布観察装置に係るものである。
又本発明は、前記テレセントリックレンズは前記第1分割光束及び前記第2分割光束を、1つの前記撮像素子に投影し、該撮像素子に分離された2つの測定対象物の像を形成する温度分布観察装置に係るものである。
本発明によれば、対物レンズと、該対物レンズを透して測定対象物から入射する光束を第1分割光束、第2分割光束に2分割する光束分割手段と、前記第1分割光束、前記第2分割光束それぞれの光路に設けられた選択波長の異なる第1波長フィルタ、第2波長フィルタと、前記第1波長フィルタ、前記第2波長フィルタを透過した前記第1分割光束、前記第2分割光束を所定の光軸間距離となる様、平行に収束させる光束収束手段と、該光束収束手段からの光束を平行光束として射出し、撮像素子に結像させるテレセントリックレンズとを具備するので、同一の光学系で同一撮像素子上に波長の異なる2つの分離した像を同時に取得でき、温度分布観察装置の小型化、低コスト化が図れ、更に、同一光学系で、同時に、同一の像が得られるので、補正、校正が必要なく、信号処理の簡略化が図れる等の優れた効果を発揮する。
本発明の実施例に係る温度分布観察装置の概略構成図である。 本実施例で用いられるテレセントリックレンズと通常のレンズとの光束の相違を示す説明図であり、(A)は通常のレンズ、(B)はテレセントリックレンズを示す。 テレセントリックレンズ及び通常のレンズで結像される像の相違を示す説明図であり、(A)は投影図、(B)は通常のレンズによる像、(C)はテレセントリックレンズによる像を示す。 本発明の具体的な実施例を示す平面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、図1に於いて、本発明の実施例に係る温度分布観察装置の概略構成を説明する。
図1中、1は測定対象物、2は観察ユニット、3はCPU等に代表される演算用計算機を示す。
前記観察ユニット2で撮像した測定対象物1の画像は、デジタル画像データとして前記演算用計算機3に出力される。該演算用計算機3では画像データに所要の信号処理をし、2色測温法により温度、温度分布を算出する。
次に、前記観察ユニット2について説明する。
撮像光軸4上に対物レンズ5、光束分割手段であるプリズム6、光束収束手段であるプリズム7、結像レンズとしてのテレセントリックレンズ8、撮像素子9が順次配設される。前記プリズム6は、前記対物レンズ5によって測定対象物1の像が結像される位置に配設される。前記撮像素子9としてはCCD或はCMOSセンサ等であり、該撮像素子9は、多数の画素の集合体であり、各画素毎に受光信号を出力すると共に、受光信号を出力した画素を特定でき、更に各画素の撮像素子9上での位置を特定できる様に構成されている。
尚、前記テレセントリックレンズ8は、図示では簡略して単一のレンズで示しているが、実際は複数のレンズから構成されたレンズユニットである。又、前記観察ユニット2にデジタルカメラを接続し、前記撮像素子9として前記デジタルカメラが具備する撮像素子を用いてもよい。
前記プリズム6により分割された光束の一方(第1分割光束11)の第1光軸上には光路偏向光学部材であるミラー12、第1波長フィルタ13、ミラー14が配設されている。
前記プリズム6によって分割された前記第1分割光束11は、前記ミラー12によって前記撮像光軸4と平行に偏向され、前記ミラー14によって前記プリズム7に入射される。該プリズム7は、前記第1分割光束11を前記撮像光軸4と平行に反射し、前記テレセントリックレンズ8に入射させる。該テレセントリックレンズ8は、入射された前記第1分割光束11を平行光束として前記撮像素子9に結像(投影)させる。
前記第1波長フィルタ13は、特定の波長λ1を透過する様に設定されており、前記テレセントリックレンズ8を経て前記撮像素子9に投影される画像は波長λ1で形成される。
又、前記プリズム6により分割された光束の他方(第2分割光束15)の第2光軸上には光路偏向光学部材であるミラー16、第2波長フィルタ17、ミラー18が配設されている。前記プリズム6によって分割された前記第2分割光束15は、前記ミラー16によって前記撮像光軸4と平行に偏向され、前記ミラー18によって前記プリズム7に入射される。
該プリズム7は、前記第2分割光束15を前記撮像光軸4と平行に反射し、前記テレセントリックレンズ8に入射させる。該テレセントリックレンズ8は、入射された前記第2分割光束15を平行光束として前記撮像素子9に結像(投影)させる。
前記第2波長フィルタ17は、前記波長λ1とは異なる特定の波長λ2を透過する様に設定されており、前記テレセントリックレンズ8を経て前記撮像素子9に投影される画像は波長λ2で形成される。
ここで、前記第1分割光束11と前記第2分割光束15は、前記プリズム7でそれぞれ反射され前記撮像光軸4と平行に前記テレセントリックレンズ8に入射するが、入射する際の前記第1分割光束11と前記第2分割光束15の光軸4a,4b間の距離Dは、前記第1分割光束11、前記第2分割光束15が重ならず、完全に分離する距離、即ち分割光束の直径よりも大きい値に設定される。更に、前記プリズム7によって収束された前記第1分割光束11、前記第2分割光束15の光軸4a,4bの前記撮像素子9上での位置は、既知となっている。
前記テレセントリックレンズ8は、平行に入射した前記第1分割光束11、前記第2分割光束15を平行に且つ平行光束として前記撮像素子9に投影する。従って、分割された光束は互いに混合することなく完全に分離された2つの像として、又異なる波長を有する2つの像として前記撮像素子9に投影される。
前記ミラー12、前記ミラー14で構成される光路偏向手段、前記ミラー16、前記ミラー18で構成される光路偏向手段は、それぞれ前記プリズム6で分割された光束を前記プリズム7に導く作用を奏する。
又、前記対物レンズ5から前記撮像素子9に至る光学的距離は、完全又は略完全に一致する様に光学系が構成されている。
上記した様に、前記第1分割光束11、前記第2分割光束15は測定対象物1からの光束を分割したものであり、又前記第1分割光束11、前記第2分割光束15の光軸4a,4bの前記撮像素子9上での位置が既知であり、更に光軸間距離Dも既知であるので、前記第1分割光束11で投影される画像、前記第2分割光束15で投影される画像は完全に一致し、更に前記撮像素子9に投影される画像間での対応付もキャリブレーションをすることなく、又対応付の為の画像処理を行うことなく直ちに対応付が可能である。
尚、図2は、通常のレンズとテレセントリックレンズ8の光路上での光束の相違を示している。図2(A)は通常のレンズ19を示しており、図2(B)はテレセントリックレンズ8を示している。
通常のレンズ19では、光束は通常のレンズ19に対して角度を持って入射し、又射出する為、測定対象物の距離に対応して結像位置が変化する。この為、測定対象物が立体である場合は、焦点の合っていない部分がぼけてしまう。又、図3(A)に示される様に測定対象物が立体であった場合には、側面からの光も入射し、像としては、図3(B)に示される様に側面迄含まれた像となる。
これに対し、図2(B)に示される様に、テレセントリックレンズ8ではテレセントリックレンズ8に対し平行光束で入射し、テレセントリックレンズ8から平行光束で射出される為、テレセントリックレンズ8に対する測定対象物の位置に変動があったとしても、結像される像のぼけは生じない。又、図3(A)に示される様に測定対象物が立体であった場合にでも、平行光が入射するので、側面からの光は入射せず、図3(C)に示される様に正確な平面像が撮像素子に投影される。
従って、前記撮像素子9で受光した像を補正することなく、該撮像素子9の画素の位置から測定対象物の部位(位置)を特定することができる。
尚、上記実施例に於いて、前記第1波長フィルタ13、前記第2波長フィルタ17を交換可能とし、異なる波長選択機能を有する他の波長フィルタに交換することで、又撮像素子9を交換可能とすることで、種々の測定条件で画像の取得を行うことができる。
前記撮像素子9からの画像データは前記演算用計算機3に出力され、該演算用計算機3は画像データから、前記第1分割光束11による画像、前記第2分割光束15による画像を分離し、2色測温法に基づき、測定対象物の温度、温度分布を演算する。
上記した様に、本実施例では、補正、校正をする必要のない、2色の画像信号が簡単に得られる。以下に、2色で撮像した画像から温度を測定する場合の、温度の導出式を示す。
物体が放出する電磁波の強度は温度、波長に対して以下のプランクの放射則に従う。
I=ε(2Ca /λ5 )×(1/[exp(Cb /λT)−1])・・・(式1)
ここで、I:光強度、ε:放射率、λ:波長、T:温度、Ca 、Cb :プランク定数とする。
2つの波長λ1、λ2により光強度I1、I2を求めることで、以下の式2で温度Tを求めることができる。
T=[Cb (λ1−λ2)/λ1・λ2]×[1/ln(I1λ15 /I2λ25 )]・・・(式2)
次に、図4を参照して具体的な実施例を説明する。
尚、図4中、図1中で示したものと同等のものには同符号を付してある。又、図4中、21は光束分割光学ユニットを示している。
該光束分割光学ユニット21の対物側に対物レンズ5が配設され、前記光束分割光学ユニット21の結像側にテレセントリックレンズ8が設けられ、前記対物レンズ5、前記光束分割光学ユニット21、前記テレセントリックレンズ8は撮像光軸4上に配設されている。前記テレセントリックレンズ8の結像側には撮像素子9を有する撮像装置10(例えばCCDカメラ等)が配設されている。
前記光束分割光学ユニット21は光学部材を収納するケーシング22を有し、該ケーシング22の底板23にL字状の基板24が固着され、該基板24に対し結像側に前記撮像光軸4と平行な方向に変位可能に第1スライドブロック25が設けられ、該第1スライドブロック25は第1調整螺子26によって位置が調整可能となっている。
前記基板24に隣接し、前記撮像光軸4に対して直交する方向に変位可能に第2スライドブロック27が設けられ、該第2スライドブロック27は第2調整螺子28によって位置調整可能となっている。又、前記第2スライドブロック27に隣接し、前記撮像光軸4に関し、前記第1スライドブロック25と対称な位置に第3スライドブロック29が前記撮像光軸4と平行な方向に変位可能に設けられ、前記第3スライドブロック29は第3調整螺子31によって前記撮像光軸4と平行な方向に位置調整可能となっている。
前記基板24の凹部に位置し、該基板24と前記第1スライドブロック25との間に第1フィルタ保持ブロック32が前記底板23に対して着脱可能に設けられ、前記第2スライドブロック27上には第2フィルタ保持ブロック33が前記第2スライドブロック27に対して着脱可能に設けられている。
前記撮像光軸4上に配置されたハーフミラー35が、前記対物レンズ5の焦点位置に設けられ、前記ハーフミラー35の透過側に、副偏向ミラー36がミラーホルダ37を介して前記基板24に取付けられている。更に前記ハーフミラー35の反射側にミラーホルダ38を介してミラー12が前記基板24に取付けられている。ここで、前記ハーフミラー35及び前記副偏向ミラー36は光束分割手段として機能する。
前記ミラー12に対向してミラー14が配置され、該ミラー14はミラーホルダ39を介して前記第1スライドブロック25に取付けられている。
前記ミラー12と前記ミラー14との間に第1波長フィルタ13が配置され、該第1波長フィルタ13はフィルタホルダ41を介して前記第1フィルタ保持ブロック32に固定されている。前記第1波長フィルタ13は、第1分割光束11の光路上に位置し、該第1分割光束11が前記第1波長フィルタ13を透過する様になっている。
前記副偏向ミラー36に対向してミラー16が配置され、該ミラー16はミラーホルダ42を介して前記第2スライドブロック27に取付けられている。
前記ミラー16に対向し、且つ前記撮像光軸4に関し、前記ミラー14と対称な位置にミラー18が配置され、該ミラー18はミラーホルダ43を介して前記第3スライドブロック29に取付けられている。
前記ミラー16と前記ミラー18との間に第2波長フィルタ17が配置され、該第2波長フィルタ17はフィルタホルダ44を介して前記第2フィルタ保持ブロック33に固定されている。前記第2波長フィルタ17は、第2分割光束15の光路上に位置し、該第2分割光束15が前記第2波長フィルタ17を透過する様になっている。
前記ミラー14と前記ミラー18との中間で、且つ前記撮像光軸4の光軸上に、プリズム7が配設されている。而して、前記光束分割光学ユニット21に於いて、前記ハーフミラー35から前記ミラー12、前記ミラー14を経て前記プリズム7に至る光路長と、前記ハーフミラー35から前記副偏向ミラー36、前記ミラー16、前記ミラー18を経て前記プリズム7に至る光路長とは同一の長さとなる様に構成されている。
以下、作用について説明する。
前記対物レンズ5に入射した測定対象物からの光束は、前記対物レンズ5によって前記ハーフミラー35上に結像される。該ハーフミラー35によって、光束が2分割され、反射された光束は前記第1分割光束11として前記ミラー12で反射され、前記第1波長フィルタ13を透過する。該第1波長フィルタ13は特定の波長λ1を透過し、特定の波長λ1となった前記第1分割光束11は前記ミラー14、前記プリズム7で反射され、前記テレセントリックレンズ8に入射し、該テレセントリックレンズ8から平行光束で射出され、前記撮像素子9上に波長λ1の像を結像する。
前記ハーフミラー35を透過した光束は前記第2分割光束15として前記副偏向ミラー36、前記ミラー16で反射され、前記第2波長フィルタ17を透過する。該第2波長フィルタ17は特定の波長λ2を透過し、特定の波長λ2となった前記第2分割光束15は前記ミラー18、前記プリズム7で反射され、前記テレセントリックレンズ8に入射し、該テレセントリックレンズ8から平行光束で射出され、前記撮像素子9上に波長λ2の像を結像する。
前記プリズム7で反射された前記第1分割光束11、前記第2分割光束15の両光軸間の距離は、前記第1分割光束11、前記第2分割光束15の光束の太さより大きくなっており、前記第1分割光束11、前記第2分割光束15は完全に分離されて、前記撮像素子9に投影され、分離された2つの測定対象物の像が前記撮像素子9上に結像される。
上記した様に、前記第1分割光束11の光路長、前記第2分割光束15の光路長は同一に構成されているが、部品差、組立て誤差で両光路長に誤差が生じる場合がある。この場合、前記第1調整螺子26、前記第2調整螺子28、前記第3調整螺子31のいずれか、或は所要の調整螺子を調整して、前記第1スライドブロック25、前記第2スライドブロック27、前記第3スライドブロック29の少なくとも1つを変位させることで光路長の調整が行え、両光路長を同一、或は相違を微小(誤差内)とすることができる。
又、本実施例では前記第1フィルタ保持ブロック32、前記第2フィルタ保持ブロック33を着脱可能としており、調整の完了した選択波長の異なる波長フィルタが取付けられている別の第1フィルタ保持ブロック32、第2フィルタ保持ブロック33と交換することで、測定条件を容易に変更することができる。
更に、前記第1波長フィルタ13、前記第2波長フィルタ17の選択波長を変更することで、前記光路長が微妙に変化するが、この場合にも前記第1調整螺子26、前記第2調整螺子28、前記第3調整螺子31を調整して、前記ミラー14、前記ミラー16、前記ミラー18の位置を変位させることで、両光路長を合致させることができる。
尚、前記第1波長フィルタ13、前記第2波長フィルタ17を変更する場合、波長フィルタとフィルタホルダとを一体として交換可能としてもよい。
又、光束収束手段として、3角プリズム7を用いたが、2つのミラーに変更してもよい。その他、ハーフミラー、波長選択板、ダイクロイックミラー、ビームスプリッタ等、光束を反射或は分割する他の光学部材を用いること、或は組合せることが可能であることは言う迄もない。更に又、前記両光路長を調整する手段としては、前記ミラー14、前記ミラー16、前記ミラー18の少なくとも1つが変位可能となっていればよい。
1 測定対象物
2 観察ユニット
3 演算用計算機
4 撮像光軸
5 対物レンズ
6 プリズム
7 プリズム
8 テレセントリックレンズ
9 撮像素子
11 第1分割光束
12 ミラー
13 第1波長フィルタ
14 ミラー
15 第2分割光束
16 ミラー
17 第2波長フィルタ

Claims (3)

  1. 対物レンズと、該対物レンズを透して測定対象物から入射する光束を第1分割光束、第2分割光束に2分割し、前記第1分割光束、前記第2分割光束を所定の光軸間距離となる様、平行に収束させる光束分割光学ユニットと、該光束分割光学ユニットからの光束を平行光束として射出し、撮像素子に結像させるテレセントリックレンズとを具備し、前記対物レンズと前記光束分割光学ユニットと前記テレセントリックレンズとは撮像光軸上に配設され、前記光束分割光学ユニットは前記撮像光軸上の前記対物レンズの焦点位置に設けられ、前記第1分割光束を反射させると共に前記第2分割光束を透過させるハーフミラーと、該ハーフミラーの反射側に設けられた第1ミラーと、該第1ミラーに対向して設けられた第2ミラーと、前記第1ミラーと前記第2ミラーとの間に設けられた第1波長フィルタと、前記ハーフミラーの透過側に設けられた副偏向ミラーと、該副偏向ミラーに対向して設けられた第3ミラー、該第3ミラーに対向し且つ前記撮像光軸に関して前記第2ミラーと対称な位置に設けられた第4ミラーと、前記第3ミラーと前記第4ミラーとの間に設けられた第2波長フィルタと、前記第2ミラーと前記第4ミラーの中間で且つ前記撮像光軸上に設けられたプリズムとを有し、前記第2ミラーと前記第4ミラーを前記撮像光軸と平行な方向に変位可能とし、前記第3ミラーを前記撮像光軸と直交する方向に変位可能としたことを特徴とする温度分布観察装置。
  2. 前記第1波長フィルタ、前記第2波長フィルタは、選択波長の異なる他の波長フィルタに交換可能である請求項1の温度分布観察装置。
  3. 前記テレセントリックレンズは前記第1分割光束及び前記第2分割光束を、1つの前記撮像素子に投影し、該撮像素子に分離された2つの測定対象物の像を形成する請求項1又は請求項2の温度分布観察装置。
JP2012069080A 2012-03-26 2012-03-26 温度分布観察装置 Active JP5942525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012069080A JP5942525B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 温度分布観察装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012069080A JP5942525B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 温度分布観察装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013200227A JP2013200227A (ja) 2013-10-03
JP5942525B2 true JP5942525B2 (ja) 2016-06-29

Family

ID=49520578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012069080A Active JP5942525B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 温度分布観察装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5942525B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3387623B2 (ja) * 1994-04-20 2003-03-17 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2002303553A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Noritake Co Ltd 温度分布測定方法および装置
JP2004317393A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Shimadzu Corp 二色放射温度計
JP2004354317A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Olympus Corp 波面収差測定用干渉計
JP4685489B2 (ja) * 2005-03-30 2011-05-18 オリンパス株式会社 多光子励起型観察装置
JP4469956B2 (ja) * 2006-04-26 2010-06-02 独立行政法人産業技術総合研究所 多焦点撮像装置
JP2011090166A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Isuzu Motors Ltd ステレオ撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013200227A (ja) 2013-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5549230B2 (ja) 測距装置、測距用モジュール及びこれを用いた撮像装置
JP6156724B2 (ja) ステレオカメラ
JP4469956B2 (ja) 多焦点撮像装置
US7742087B2 (en) Image pickup device
US7471396B2 (en) Dual polarization interferometers for measuring opposite sides of a workpiece
JP2008059121A (ja) 多焦点撮像装置
JP2008268387A (ja) 共焦点顕微鏡
US20160120397A1 (en) Endoscope image-acquisition device
US11499824B2 (en) Distance measuring camera
CN102692364A (zh) 一种基于模糊图像处理的动态颗粒测量装置及方法
US20140320866A1 (en) Shape Measuring Apparatus
WO2021161684A1 (ja) 撮像ユニット及び測定装置
JP2010243463A (ja) ステレオカメラ装置及び車外監視装置
WO2024104502A1 (zh) 一种基于透镜补偿的成像方法及***
JP6387381B2 (ja) オートフォーカスシステム、方法及び画像検査装置
US20160238380A1 (en) Image measuring method and image measuring apparatus
JP2011226876A (ja) 分光測定装置
JP2014010089A (ja) 測距装置
US20150062399A1 (en) Imaging apparatus and method for controlling imaging apparatus
JP5942525B2 (ja) 温度分布観察装置
JP2010014505A (ja) 三次元形状測定装置及び三次元形状測定方法
JP2007093288A (ja) 光計測装置及び光計測方法
US20150226538A1 (en) Grazing incidence interferometer
TWI597474B (zh) Measuring device
JP2018180135A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160509

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5942525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250