JP5930751B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5930751B2
JP5930751B2 JP2012027239A JP2012027239A JP5930751B2 JP 5930751 B2 JP5930751 B2 JP 5930751B2 JP 2012027239 A JP2012027239 A JP 2012027239A JP 2012027239 A JP2012027239 A JP 2012027239A JP 5930751 B2 JP5930751 B2 JP 5930751B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light beam
light
period
electrostatic latent
latent image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012027239A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013163309A (ja
Inventor
雄大 仁藤
雄大 仁藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012027239A priority Critical patent/JP5930751B2/ja
Publication of JP2013163309A publication Critical patent/JP2013163309A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5930751B2 publication Critical patent/JP5930751B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)

Description

本発明は、レーザビームプリンタ等の感光体上に光ビームを走査する画像形成装置において、露光する光ビームの光量制御を行う技術に関する。
走査光学系を有する画像形成装置において、画像形成の高速化および高解像度化に対応するため、発光するレーザの数を増やし、複数のビームを同時に走査して画像形成を行う技術が提案されている。
このようなレーザの数を増やす方法では、ポリゴンミラーの高速化により書き込み速度を上げる方法に比べて、ポリゴンミラーの回転速度や画像形成のためのクロック周波数を上げることなく、画像形成の高速化および高解像度化が可能となる。したがって、この方法を採用すれば、ポリゴンミラーの回転速度の高速化による短寿命化、スキャナの昇温および騒音などの問題を引き起こすことなく、また、画像形成のためのクロック周波数の高速化によるレーザ駆動回路および伝送経路の高速化対策などを行う必要なく、画像形成の高速化および高解像度化が可能となる。特に、面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:VCSEL)は、単一チップ面上に複数の発光点を配列することができるので、ビーム数を比較的容易に増やすことができる。
レーザを用いて画像形成を行う場合、レーザが射出した光をPD(フォトダイオード)によって検出し、この検出した光に基づいて当該レーザの光量調整(Auto Power Control:APC)を行うようにしている。ところで、面発光レーザは、チップ面に対して垂直方向に光を出射するので、APC用のPDを内蔵することができず、外部に配置しなければならない。APC用のPDを外部に配置した場合には、図2に示すように、射出光の一部をハーフミラー105で反射し、外部に設置したPD106の出力結果をもとにAPCを行う構成が考えられる。この構成では、パッケージに内蔵されたPDの構成と同様に、非画像領域を利用してAPCのタイミングを設定できる。
しかし、このようにレーザの射出光の一部を検出してAPCを行う方式を採用した場合には、PDによって検知される光量が低いため、PDの暗電流の影響を無視することができない。一般に、PDの暗電流は温度に対して指数関数的に変化するので、温度変化による暗電流の変動分がAPCの誤差となってしまう。この暗電流の影響を除去する構成として、例えば特許文献1では、PDからなる位置検出素子17から出力され、電流−電圧変換器2aによって電流−電圧変換された出力電圧Vaを微分回路6aに入力して微分し、出力電圧Vaの変化分、即ち光の照射により流れる電流Isaに対応する電圧Vsaだけを取り出し、暗電流Idaに対応する電圧Vdaを除去するようにした構成が提案されている。
特開平7−167613号公報
しかし、前記APC用のPDの暗電流を除去するために微分回路を単純に導入した場合には、APCを実行する際に常に、当該微分回路に含まれるコンデンサに充電された電荷が十分に放電するまで待たなければならなかった。即ち、APCを実行する際に常に、所定の待ち時間が要求されるので、APCを含む制御シーケンスが非効率になる。その結果、APCの時間が十分に確保できなかったり、複数のラインに跨ってAPCを実行することによりAPC間隔の長期化へと繋がったりして、画像品位を保てない虞がある。
本発明は、この点に着目してなされたものであり、APCを含む制御シーケンスを効率よく実行しながら、APC用のPDの暗電流の影響を除去することが可能となる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、感光体と、光ビームを射出する発光手段と、前記発光手段が射出する前記光ビームを第1の光ビームと第2の光ビームに分離する分離手段と、前記第1の光ビームが前記感光体を走査するように前記第1の光ビームを偏向する偏向手段と、前記第2の光ビームを受光し、該受光した第2の光ビームの光量に応じたレベルの信号を出力する光電変換手段と、前記光電変換手段が生成した前記信号が入力されることによって充電された後、当該充電によって保持した電荷を放電するコンデンサを含み、前記信号から直流成分を除去することによって交流成分を抽出する微分回路と、前記第1の光ビームの1走査周期中における前記感光体上に前記静電潜像を形成するべく前記発光手段が光ビームを出射する期間に相当する静電潜像形成期間において前記第2の光ビームを受光した前記光電変換手段から入力される信号によって前記コンデンサが充電されないように、前記静電潜像形成期間に前記光電変換手段から前記コンデンサへの前記信号の入力を遮断する遮断手段と、前記静電潜像形成期間以外の期間において前記第2の光ビームを受光することによって前記光電変換手段が出力する信号から前記微分回路によって抽出された前記交流成分に基づいて前記静電潜像形成期間に前記発光手段が射出する前記光ビームの光量を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、APC用のPDの暗電流の影響を除去し、かつ非画像領域を有効に利用することで、高い精度で効率よくAPCを実行することができる。その結果、光量ムラのない、高品位の画像を形成することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 ハーフミラーを用いたフロントAPCを、複数のレーザ光をポリゴンミラーで偏向走査する走査光学系に適用した場合の構成の一例を示す図である。 温度変化によるPDの出力変化を模式的に示した図である。 微分回路を含む光量検出回路の構成の一例を示す図である。 図4のスイッチを設けない場合の微分回路を通過する前/後のPDの出力電流の推移の一例を示す図である。 図4のスイッチを設け、VIDEOモード時にシャットダウン信号/SDを用いて、微分回路への注入電流を遮断した場合の微分回路を通過する前/後のPDの出力電流の推移の一例を示す図である。 図4のCPUが実行する画像描画処理の一部の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の画像形成装置に含まれる光量検出回路の構成の一例を示す図である。 VIDEOモード時にゲイン切替信号/GAINを用いて、増幅回路のゲインを切り替えた場合の微分回路を通過する前/後のPDの出力電流の推移の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の画像形成装置に含まれるCPUが実行する画像描画処理の一部の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態の画像形成装置に含まれる光量検出回路の構成の一例を示す図である。 図11のクランプ回路を設けた場合の微分回路を通過する前/後のPDの出力電流の推移の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図であり、同図には画像形成装置として、電子写真方式のカラー画像形成装置が例示されている。
同図に示すように、本実施の形態の画像形成装置は、給紙部1,2または3から選択的に転写紙Sの給紙を行い、給紙された転写紙Sは、複数の搬送ローラ対8,9,10および11により中継されてレジストローラ対12へ送られる。ただし、給紙部3から給紙された転写紙Sは、搬送ローラ対8により中継されてレジストローラ対12へ送られる。
レジストローラ対12の紙搬送方向下流には、中間転写体である長尺状の中間転写ベルト(無端ベルト)13が配置されている。また、異なる色のカラートナー像を形成し、担持する複数の感光体ドラム14〜17が、中間転写ベルト13の回転方向に沿って順次配置されている。
まず、最上流の感光体ドラム14から感光体ドラム15、感光体ドラム16および感光体ドラム17の順序で各感光体ドラム14〜17上には、レーザユニット22から照射されるレーザ光(光ビーム)によって露光がなされ、感光体ドラム14〜17上に静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム14〜17では、電位制御によって、潜像電位が所望の電位になるように帯電電位が調節される。形成された静電潜像は、感光体ドラム14〜17にそれぞれ用意されている現像器23〜26によって各色トナー像に可視化現像される。更に、現像されたトナー像は、中間転写ベルト13が回転する過程で、感光体ドラム14と転写帯電器90との間の転写部、感光体ドラム15と転写帯電器91との間の転写部、感光体ドラム16と転写帯電器92との間の転写部、および感光体ドラム17と転写帯電器93との間の転写部を順次通過することにより、中間転写ベルト13上に重ねて転写される。
一方、転写紙Sは、中間転写ベルト13上のトナー像と転写紙Sの先端との位置を合わせるタイミングをとって回転を開始するレジストローラ対12によって、中間転写ベルト13上の、2次転写ローラ40と2次転写対向ローラ13bとの当接部である2次転写部T2に送られ、転写紙Sの紙面上にトナー像が転写される。2次転写部T2を通過した転写紙Sは、中間転写ベルト13によって定着装置35へ送られる。そして、転写紙Sが、定着装置35内の定着ローラ35Aと加圧ローラ35Bとによって形成されるニップ部を通過する過程で、定着ローラ35Aにより加熱され、加圧ローラ35Bにより加圧されて、転写トナー像が転写紙Sの紙面上に定着される。定着装置35を通過した定着処理済み転写紙Sは、搬送ローラ対36によって排出ローラ対37へ送られ、さらに機外の排出トレイ38上へ排出される。
次に、本実施の形態の画像形成装置においてAPCを実現するための構成について説明する。本実施の形態ではAPCとして、ハーフミラーを用いて半導体レーザから出射されたレーザ光を感光体ドラムに導くレーザ光と受光センサに入射させるレーザ光に分離し、受光センサに入射したレーザ光の光量に基づいて半導体レーザから出射するレーザ光の光量制御を行うAPC方式を採用している。
図2は、このハーフミラーを用いたAPCとしての、複数のレーザ光をポリゴンミラーで偏向し、偏向された複数のレーザ光が感光体ドラムを走査する走査光学系に適用した場合の構成の一例を示している。
同図に示すように、半導体レーザ101の出力光は、各々コリメータレンズ102、開口絞り103およびシリンドリカルレンズ104を通過し、ポリゴンミラー107の反射面上を反射した後、トーリックレンズ108aおよび回折光学素子108bを通過し、感光体ドラム111(前記感光体ドラム14〜17のいずれかに対応)上に結像される。コリメータレンズ102は、半導体レーザ101から出射された発散するレーザ光を略平行光束のレーザ光に変換する。開口絞り103は、通過光束を制限する。シリンドリカルレンズ104は、副走査方向にのみ所定の屈折力を有し、開口絞り103を通過した光束を副走査断面内でポリゴンミラー107の反射面に結像させている。ポリゴンミラー107(偏向手段)は、モータ等の駆動装置(不図示)により一定速度で回転しており、反射面上に結像したレーザ光を偏向する。光学素子108は、屈折部と回折部によって構成され、fθ特性を有している。屈折部は、主走査方向と副走査方向とで互いに異なるパワーを有するトーリックレンズ108aから成り、該トーリックレンズ108aの主走査方向のレンズ面は非球面形状になっている。回折部は、主走査方向と副走査方向とで互いに異なるパワーを有する長尺状の回折光学素子108bから成っている。光学素子108bを通過したレーザ光は感光体ドラム111を走査する。
PD(フォトダイオード)センサ110は、画像領域外を走査するレーザ光を検出するビーム検出センサである。ポリゴンミラー107によって偏向されたレーザ光は、反射ミラー109上で反射し、PDセンサ110の受光面上を走査する。PDセンサ110は、入射されたレーザ光を検出することで、感光体ドラム111上への画像書き出しタイミング信号を生成する。
本実施の形態で採用したAPC方式では、ハーフミラー105によって反射されたレーザ光の一部を、光量検知センサとして機能するPD106に導光する。PD106は、受光したレーザ光の光量に応じたレベルの信号を出力するので、PD106から出力される信号をモニタし、フィードバック制御をかけることで、半導体レーザから出射されるレーザ光の光量を目標光量に制御する。他方、本実施の形態で採用しなかった感光体ドラムに導くレーザ光とは反対方向に射出されるレーザ光を受光するAPC方式では、半導体レーザ101のパッケージ内に設置されたPDを光量検知用モニタとして利用する。本発明は、このAPC方式に適用しても良い。
また、APCは通常、光量調整のみならず、バイアス電流値の設定をも担っている。光量を調整するためのモードを、例えばモードAPC_Hとすると、バイアス電流値を決定するためには、モードAPC_Hによって調整された光量よりも低い値(例えば、モードAPC_Hの1/4の値)に収束させるモード、例えばモードAPC_Lが必要となる。モードAPC_Hで収束した電流値および光量をそれぞれI_HおよびP_Hとし、モードAPC_Lで収束した電流値および光量をそれぞれI_LおよびP_Lとすると、バイアス電流Ibは、次式(1)で決定される。
Ib = { −P_H ×(I_H − I_L) + I_H ×(P_H − P_L) }/(P_H − P_L) …(1)
次に、PD106の暗電流がAPCの精度に与える影響について説明する。
一般的に、PDの暗電流は温度に対して指数関数的に変化するが、PD106に入射される光量は微弱であるために、PD106の持つ暗電流の影響を無視することができない。
図3は、温度変化によるPDの出力変化を模式的に示した図である。同図に示すように、PDへの入射光量が一定であっても、高温時のPD出力電流は、低温時のPD出力電流に比べて大きくなっている。図中のΔIが温度による暗電流の変化分である。APCにおいて負帰還制御を行っている場合、温度が高くなるにつれて暗電流が増加し、それによってPD出力電流(モニタ電流)が増加するため、APCを行ってもレーザ光量が目標光量よりも低い値に制御されてしまう。そこで、本実施の形態では微分回路を導入し、PD出力電流に含まれる暗電流の直流成分を除去するようにしている。
図4は、この微分回路213を含む光量検出回路210の構成を示す図であり、同図(a)がブロック図であり、同図(b)が回路図である。なお、同図(a)には、光量検出回路210以外にも、光量検出回路210から出力された信号レベルに応じて半導体レーザ101の出力光量を制御する半導体レーザ駆動回路200、光量検出回路210の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)220、半導体レーザ101およびハーフミラー105も記載されている。
光量検出回路(光量検出手段)210は、PD(光電変換手段)106と、PD106からの出力電流を増幅する増幅回路211(生成回路)と、増幅回路211からの出力電流を後段の微分回路213に流す/流さないを制御するスイッチ(遮断手段)212と、微分回路(抽出回路)213とによって構成されている。微分回路213は、増幅回路211からその出力電流が供給されると、その出力電流に含まれる直流成分を除去して、交流成分を抽出する。
スイッチ212は、シャットダウン信号/SDが“1(Hi)”になると、オフとなって、増幅回路211からの出力電流を微分回路213に流さない。一方、スイッチ212は、シャットダウン信号/SDが“0(Lo)”になると、オンとなって、増幅回路211からの出力電流を微分回路213に流す。以下、このように動作するスイッチ212を設けた理由について説明する。
図5は、スイッチ212を設けない場合の微分回路213を通過する前/後のPD106の出力電流の推移の一例を示す図である。図示例では、複数のビームが画像領域において(つまり、制御シーケンスのVIDEOモード時(潜像形成期間)に)ある光量で発光した場合が示されている。
同図に示すように、VIDEOモードが終了し、制御シーケンスのOFFモードになると、PD106からは暗電流(図中、ΔI)のみが出力されるものの、その暗電流の直流成分は微分回路213によって除去される。しかし、微分回路213を構成するコンデンサ213a(図4(b)参照)には、VIDEOモードが終了する直前の半導体レーザ101の発光量に応じた電荷量が充電されるため、OFFモード時(非潜像形成期間)には、コンデンサ213aから放電電流が時間tだけ流れる。この放電電流が流れている間は、APCを行うことができないので、VIDEOモードが終了してからt秒間待った後に、APCを行うことになる。つまり、t秒間の待ち時間が発生する。そして、時間tは、コンデンサ213aに充電される電荷量に応じて変化するので、VIDEOモードが終了する直前の発光量、即ちPD106からの出力電流量に応じて変化する。したがって、PD106からの出力電流が小さいときには放電時間は短時間で済むものの、PD106からの出力電流が大きいときには長時間の放電時間を要する。このため、全ビームがフル点灯した場合を想定して、一番長い放電時間を時間tとして設定する必要がある。しかし、VIDEOモード時に、PD106からの出力電流を微分回路213に流さないようにすれば、VIDEOモード時には、微分回路213のコンデンサ213aには充電されないので、放電時間を必要以上に長く取る必要がなくなり、レーザ光が非画像領域を走査している期間にAPCを行う発光素子の数を増やすことができる。そこで、本実施の形態の画像形成装置は、図4に示すようにスイッチ212を設け、VIDEOモード時には、PD106からの出力電流を微分回路213に流さないようにしている。
図6は、スイッチ212を設け、VIDEOモード時にシャットダウン信号/SDを用いて、微分回路213への注入電流を遮断した場合の微分回路213を通過する前/後のPD106の出力電流の推移の一例を示す図である。
同図に示すように、VIDEOモード時にシャットダウン信号/SDを“0(Lo)”にすることで、ビームが発光した場合でも、微分回路213への注入電流を遮断している。これにより、待ち時間tを短く設定することができ、レーザ光が非画像領域を走査している期間にAPCを行う発光素子の数を増やすことができる。
図7は、CPU220が実行する画像描画処理の一部の手順を示すフローチャートであり、スイッチ212のオン/オフ制御に関するものである。
同図に示すように、画像描画処理が開始されると、まずCPU220は、シャットダウン信号/SDを“Hi”(/SD=1)にして、スイッチ212をオンする(ステップS1)。次にCPU220は、VIDEOモードであるかどうかを判断し(ステップS2)、VIDEOモードであれば、シャットダウン信号/SDを“Lo”(/SD=0)にして、スイッチ212をオフする(ステップS3)。他方、VIDEOモードでなければ、CPU220は、シャットダウン信号/SDを“Hi”(/SD=1)にして、スイッチをオンする(ステップS4)。
なお本実施の形態では、スイッチ212を増幅回路211と微分回路213との間に設けるようにしたが、これに限らず、微分回路213よりも手前であれば、その位置は問わない。例えば、PD106の直後にスイッチ212を設けるようにしてもよい。
さらに、スイッチ212を設ける代わりに、増幅回路211中のアンプのシャットダウン機能を利用してもよい。
(第2の実施の形態)
本実施の形態の画像形成装置は、前記第1の実施の形態の画像形成装置に対して、光量検出回路の構成が異なるのみである。したがって、本実施の形態の画像形成装置のハードウェアは、第1の実施の形態の画像形成装置のハードウェア、つまり図1および図2に記載のハードウェアをそのまま採用することにする。
図8は、本実施の形態の画像形成装置に含まれる光量検出回路310の構成を示す図であり、同図(a)がブロック図であり、同図(b)が回路図である。図8中、前記図4と同様の要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図8(b)と図4(b)とを見比べれば分かるように、増幅回路311(生成回路)は、増幅回路211の抵抗211aに追加して、抵抗211aより抵抗値の小さい抵抗311bを設け、両抵抗211aまたは311bをゲイン切替信号/GAINにより切り替え可能に構成されている。より具体的には、増幅回路311は、ゲイン切替信号/GAINが“0(Lo)”になると、抵抗311bに切り替えて増幅回路311のゲインをより低い倍率に設定し、ゲイン切替信号/GAINが“1(Hi)”になると、抵抗211aに切り替えて増幅回路311のゲインを元の高い倍率に戻す。そして、VIDEOモード時にゲイン切替信号/GAINを“0”にすることにより、増幅回路311のゲインは低い倍率に設定されるので、その結果、VIDEOモード時にはPD106が高い光量を受光しても、増幅回路311を通過後の出力は小さく抑えられる。これは、図9に示すように、微分回路213内のコンデンサ213aの電荷が放電されるまでの待ち時間tが短期間に設定できることを意味する。したがって、VIDEOモード後のOFFモードの時間を短時間に設定することができ、効率の良いAPCを実行することができる。
図10は、CPU220が実行する画像描画処理の一部の手順を示すフローチャートであり、抵抗211a,311bの切り替え制御に関するものである。
同図に示すように、画像描画処理が開始されると、まずCPU220は、ゲイン切替信号/GAINを“Hi”(/GAIN=1)にして抵抗211aを選択し、増幅回路311のゲインを高い倍率に設定する(ステップS11)。次にCPU220は、VIDEOモードであるかどうかを判断し(ステップS12)、VIDEOモードであれば、ゲイン切替信号/GAINを“Lo”(/GAIN=0)にして抵抗311bを選択し、増幅回路311のゲインを低い倍率に設定する(ステップS13)。他方、VIDEOモードでなければ、CPU220は、ゲイン切替信号/GAINを“Hi”(/GAIN=1)にして抵抗211aを選択し、増幅回路311のゲインを高い倍率に設定する(ステップS14)。
なお本実施の形態では、増幅回路311のゲインを変える抵抗として、抵抗211aおよび311bの2種類を設け、ゲインを変える自由度を“2”としたが、これに限らず、“3”以上の異なる値の抵抗値を設け、これらをPD106の温度等に従って適宜切り替えるようにして、ゲインを変える自由度を“3”以上にしてもよい。
(第3の実施の形態)
本実施の形態の画像形成装置は、前記第1の実施の形態の画像形成装置に対して、光量検出回路の構成が異なるのみである。したがって、本実施の形態の画像形成装置のハードウェアは、第1の実施の形態の画像形成装置のハードウェア、つまり図1および図2に記載のハードウェアをそのまま採用することにする。
図11は、本実施の形態の画像形成装置に含まれる光量検出回路410の構成を示す図であり、同図(a)がブロック図であり、同図(b)が回路図である。図11中、前記図4と同様の要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図11(a)と図4(a)とを見比べれば分かるように、光量検出回路410は、光量検出回路210に含まれるスイッチ212を削除して、微分回路213の後段にクランプ回路414を設けている。クランプ回路414は、微分回路213内のコンデンサ213aが放電電流を流さないように機能する。
図12は、クランプ回路414を設けた場合の微分回路213を通過する前/後のPD106の出力電流の推移の一例を示す図である。図示例では、複数のビームが画像領域において(つまり、VIDEOモード時に)ある光量で発光した場合が示されている。
同図に示すように、VIDEOモード時に半導体レーザ101がオンし、PD106に光が照射されている状態から、半導体レーザ101がオフし、PD106に光が照射されなくなると、微分回路213内のコンデンサ213aは放電を開始し、逆電流を流そうとする。ところが、クランプ回路414があることで、コンデンサ213aは逆電流を流すことができずに、電流は“0”Aとなる。この結果、コンデンサ213aの放電時間tを考慮せずに、VIDEOモード後のOFFモードの時間を自由に設定することができるので、効率的なAPCを実行することができる。
101 半導体レーザ
105 ハーフミラー
106 光量検知センサ(PD)
210,310,410 光量検出回路
211,311 増幅回路
213 微分回路
220 CPU
414 クランプ回路

Claims (5)

  1. 感光体と、
    ビームを射出する発光手段と、
    前記発光手段が射出する前記光ビームを第1の光ビームと第2の光ビームに分離する分離手段と、
    前記第1の光ビームが前記感光体を走査するように前記第1の光ビームを偏向する偏向手段と、
    前記第2の光ビームを受光し、該受光した第2の光ビームの光量に応じたレベルの信号を出力する光電変換手段と、
    前記光電変換手段が生成した前記信号が入力されることによって充電された後、当該充電によって保持した電荷を放電するコンデンサを含み、前記信号から直流成分を除去することによって交流成分を抽出する微分回路と、
    前記第1の光ビームの1走査周期中における前記感光体上に前記静電潜像を形成するべく前記発光手段が光ビームを出射する期間に相当する静電潜像形成期間において前記第2の光ビームを受光した前記光電変換手段から入力される信号によって前記コンデンサが充電されないように、前記静電潜像形成期間に前記光電変換手段から前記コンデンサへの前記信号の入力を遮断する遮断手段と
    前記静電潜像形成期間以外の期間において前記第2の光ビームを受光することによって前記光電変換手段が出力する信号から前記微分回路によって抽出された前記交流成分に基づいて前記静電潜像形成期間に前記発光手段が射出する前記光ビームの光量を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記遮断手段は、前記光電変換手段と前記微分回路に電気的に接続されたスイッチを含み、前記スイッチをOFFすることによって前記静電潜像形成期間に前記光電変換手段から前記コンデンサへの前記信号の入力を遮断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記光電変換手段が出力する信号のレベルを増幅させる増幅回路を有し、
    前記スイッチは前記増幅回路と前記微分回路との間に配置され、前記遮断手段は、前記スイッチをOFFすることによって前記静電潜像形成期間に前記増幅回路から前記コンデンサへの前記信号の入力を遮断することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 感光体と、
    ビームを射出する発光手段と、
    前記発光手段が射出する前記光ビームを第1の光ビームと第2の光ビームに分離する分離手段と、
    前記第1の光ビームが前記感光体を走査するように前記第1の光ビームを偏向する偏向手段と、
    第2の光ビームを受光し、該受光した第2の光ビームの光量に応じたレベルの信号を出力する光電変換手段と、
    設定されるゲインに基づいて前記光電変換手段が出力する信号のレベルを増幅させる増幅回路と、
    前記増幅回路によって増幅された前記信号が入力されることによって充電された後、当該充電によって保持した電荷を放電するコンデンサを含み、当該信号から直流成分を除去することによって交流成分を抽出する微分回路と、
    前記第1の光ビームの1走査周期中における前記感光体上に前記静電潜像を形成するべく前記発光手段が光ビームを出射する期間に相当する静電潜像形成期間以外の期間の前記増幅回路のゲインを第1のゲインに設定し、前記静電潜像形成期間において前記増幅回路のゲインを前記第1のゲインよりも低い第2のゲインに設定する設定手段と
    前記静電潜像形成期間以外の期間において前記第2の光ビームを受光することによって前記光電変換手段が出力し、前記増幅回路によって増幅された信号から前記微分回路によって抽出された前記交流成分に基づいて前記静電潜像形成期間に前記発光手段が射出する前記光ビームの光量を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記発光手段は複数の前記光ビームを射出し、前記制御手段は前記静電潜像形成期間以外の期間において前記複数の光ビームの光量制御を実行することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2012027239A 2012-02-10 2012-02-10 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5930751B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012027239A JP5930751B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012027239A JP5930751B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013163309A JP2013163309A (ja) 2013-08-22
JP5930751B2 true JP5930751B2 (ja) 2016-06-08

Family

ID=49174999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012027239A Expired - Fee Related JP5930751B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5930751B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7349169B2 (ja) 2021-04-26 2023-09-22 ▲広▼州大学 建築硬化材料及びその製造方法と応用

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6238649B2 (ja) * 2013-09-03 2017-11-29 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6381283B2 (ja) * 2014-05-16 2018-08-29 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2018025821A (ja) * 2017-10-23 2018-02-15 キヤノン株式会社 光走査装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04149482A (ja) * 1990-10-12 1992-05-22 Canon Inc 画像形成装置
JPH07167613A (ja) * 1993-12-13 1995-07-04 Fujitsu Ten Ltd 位置検出装置
JPH0996770A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Asahi Optical Co Ltd 光走査装置の同期信号生成回路
JP4590828B2 (ja) * 2003-03-20 2010-12-01 富士ゼロックス株式会社 発光素子駆動装置
JP2005007643A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Fuji Xerox Co Ltd 光量制御装置
JP4792723B2 (ja) * 2004-09-24 2011-10-12 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7349169B2 (ja) 2021-04-26 2023-09-22 ▲広▼州大学 建築硬化材料及びその製造方法と応用

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013163309A (ja) 2013-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8994768B2 (en) Optical scanning apparatus and image forming apparatus including optical scanning apparatus
US9244375B2 (en) Image forming apparatus
US9465312B2 (en) Image forming apparatus and method for adjustment of light amount during weak light emission
JP5930751B2 (ja) 画像形成装置
JP5265248B2 (ja) 画像形成装置
US8878886B2 (en) Light beam scanning device and image forming apparatus that perform light amount control
JP5791282B2 (ja) 画像形成装置
JP6945998B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法
JP5053204B2 (ja) 半導体集積回路装置、半導体集積回路装置を用いた光走査装置及び戻り光識別方法並びに光走査装置を用いた画像形成装置
US8421835B2 (en) Exposure device capable of stabilizing density of image formed by multiple exposure and image forming apparatus equipped with the exposure device
US9482984B2 (en) Image forming apparatus for supplying and/or controlling correction current(s) to a laser
US9632449B2 (en) Image forming apparatus having controlled light emission using current adjustment
JP2011197320A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2012151336A (ja) 画像形成装置
JP2012103492A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP5953826B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP5713702B2 (ja) 画像形成装置
JP5562052B2 (ja) 画像形成装置
JP6091668B2 (ja) 画像形成装置
JP2013145277A (ja) 画像形成装置、制御方法、及びプログラム
JP2011088277A (ja) 画像形成装置
US10126675B2 (en) Image forming apparatus
JP2011088277A5 (ja)
US8659633B2 (en) Light source control apparatus used in image forming apparatus using electrophotography process, control method therefor, storage medium storing control program therefor, and image forming apparatus
JP6814034B2 (ja) 光走査装置、光走査方法及び光走査用プログラム並びに画像形成装置及び複合機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160426

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5930751

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees