JP5908740B2 - 下着 - Google Patents

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Description

本発明は、前身頃と後身頃とマチ部を備え、前記マチ部の肌側に吸水性の生地片を備えている下着に関し、特に軽度の尿失禁に対応可能な下着に関する。
一般に、女性は出産時の体への負荷や、加齢によるホルモンバランスの変化などが原因で、30代以降の世代で軽い「尿漏れ」があることが知られている。そして、更年期を迎える40代半ばを境目に、軽い「尿漏れ」に悩む中高年女性の数は増加する。この年代の「尿漏れ」は、加齢とともに筋肉の弾力性が低下して、骨盤底筋や尿道括約筋が緩むことによって生じる腹圧性尿失禁が多く、更に加齢を重ねると、尿意を感じたときに我慢できない切迫性尿失禁の症状も現れる場合がある。
老齢者の比較的多量の尿失禁に対応するために、成人用オムツや、吸水パッドが装着または縫着された下着が開発されている。そのような下着の例が、特許文献1,2に開示されている。
特許文献1には、吸水性パッドをパンツの内面に装着する際、遮断片を介して装着することにより、ミシンの穿孔穴や縫目から尿などの体液が伝播し、滲み出す現象を未然に防止できるようにした失禁用パンツが提案されている。
また、特許文献2には、着用者の体液が外部に漏れるのを抑えるパッドが縫着又は装着可能なクロッチ部を備え、吸水パッドからの漏れが生じた場合であっても、着用時の不快感を抑えるための下着が提案されている。
当該下着は、パッドの縫着面又は装着面を有する吸収性の肌側布と、肌側布に対して縫着面又は装着面の反対側に配置された撥水性及び防水性の少なくとも一方を有する裏当布と、肌側布の脇縁部及び裏当布の脇縁部に沿って配置された撥水性及び防水性の少なくとも一方を有する第1の脇布とを備えたクロッチ部を有し、裏当布の脇縁部は、肌側布の脇縁部から張り出す張出部分を有し、第1の脇布は、張出部分よりも広い幅を有し、第1の脇布の脇縁部が折り返された状態で肌側布の脇縁部に縫着されることにより、縫着面又は装着面に対して***する***部が形成されている。
更に、特許文献3には、表生地、保水層、吸水拡散層、防水生地がこの順番で設けられている尿漏れ対策生地を用いた下着が提案されている。
特許第4266604号公報 特開2010‐261135号公報 特開2005‐111181号公報
しかし、特許文献1,2に記載された下着は、比較的多量の尿漏れに対応するための厚手の吸水パッドが装着された下着であり、心理的な抵抗感が強く、装着していることが外衣から認識され易いこともあり、軽度な尿失禁に悩む30代から50代の比較的若い世代の女性にとって容易に使用できるものではなかった。
このような人々の要望に応えるべく、前身頃と後身頃とマチ部を備え、少なくともマチ部に薄形の吸水パッドが装着可能なショーツが提供されているが、吸水パッドを取り替える等の作業が煩わしいという問題がある。
そこで、特許文献3に記載されたような吸水層、保水層、防水層等を備えた多層の生地片を予めマチ部に縫着した下着も提案されているが、マチ部が厚手になり着心地に違和感があり、また、僅かな量であっても生地片に浸潤した水分がミシンの穿孔穴や縫目を伝って身生地に滲み出して不快感を与え、場合によっては身生地に滲み出した水分で外衣が汚れる虞があるという問題があった。
水分がミシンの穿孔穴や縫目を伝って身生地へ滲み出すという問題を回避するために、薄手のショーツに対して特許文献1,2に記載されたような構成を採用するのは困難であり、仮に採用しても、マチ部が厚手になりヘムラインが外衣に現れ易いという問題もあった。
本発明の目的は、上述した問題に鑑み、ごく軽い「尿漏れ」に悩む比較的若い世代の女性が、周りの人に気付かれることなく、また、抵抗感なく着用でき、しかも水分が容易に身生地に滲むことがないデザイン性のよい下着を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による下着の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、前身頃と後身頃とマチ部を備え、前記マチ部の肌側に吸水性の生地片を備えている下着であって、前記吸水性の生地片が編地で構成され、複数枚の編地が重畳された状態で少なくとも前記マチ部の前縁部と後縁部で身生地に縫着処理され、前記複数枚の編地のうち少なくとも一枚の編地のウェールと他の編地のウェールとが交差するように配置されている点にある。
比較的若い世代の女性、例えば、30代から40代の女性にとっては、吸水性のみならずファッション性も重視され、アウターウェアとのバランス上、股上が浅く腰周りが短いフィット感のあるデザインの下着が好まれる。そのような下着は必然的にマチ部の面積が小さく、身体への装着状態で縦横に伸張されるようになる。
一般的に編地のコース方向の伸縮性はウェール方向の伸縮性よりも大きく、コース方向に大きく伸張すると編地の目開きが顕著になる。そのような編地を複数枚に重畳して吸水性の生地片として採用する場合に、各編地のウェール方向を揃えた状態で重畳すると、身体から漏れた水分が各編地の大きく開いた編み目を容易く通り抜けて外側に浸潤して身生地が汚れる虞がある。
そのような場合でも、複数枚の編地のうち少なくとも一枚の編地のウェールと他の編地のウェールとが交差するように配置されていれば、何れか一方の編地がコース方向に大きく伸張して目開きしても、ウェール間に角度を持った他方の編地により編み目の一部が塞がれて、全体として編み目の開口が抑制され、水分が外側に漏れないようになる。また、ウェール間に角度を持たせていれば、何れか一方の編地がコース方向に大きく伸張して目開きしても、他方の編地はそれほど目開きすることがない場合も多く、全体として編み目の開口が抑制され、水分が外側に漏れないようになる。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加えて、肌に接する編地のウェールが前記マチ部の左右幅方向に沿うように配置されるとともに、当該編地に重畳された他の編地のウェールが当該編地のウェールと交差するように配置されている点にある。
肌側の編地のウェールがマチ部の前縁部から後縁部に沿う前後幅方向に配置されていると、身体から漏れた水分がコースよりもウェールに沿って素早く拡散する傾向があるため、マチ部前縁の縫合線から身生地に滲みだす虞がある。また、上述したデザインの下着では、そのコース方向がマチ部の左右幅方向に沿って大きく伸張して編地の目開きが顕著になるため、外側に容易く浸潤して身生地が汚れる虞もある。
しかし、肌側の編地のウェールがマチ部の左右幅方向に沿うように配置されていると、身体から漏れた水分がマチ部の前縁に到達するよりも左右幅方向に素早く拡散するため、マチ部前縁の縫合線から身生地に滲みだすような不都合な事態の発生を回避することができる。また、編地がマチ部の左右幅方向に伸張されても、肌側の編地のウェールがマチ部の前後幅方向に沿うように配置された場合に比べて、左右幅方向への編地の目開きが抑制されるため、吸水性能の低下を抑制することができる。
しかも、他の編地のウェールが肌側の編地のウェールと交差するように肌側の編地に重畳して配置されているため、肌側の編地に吸水された水分が脇部を介して身生地に達する前に他の編地に浸潤し、そのウェール方向に拡散される。結果としてウェール方向が交差するように配置された少なくとも二層の編地によって水分が四方に浸潤され、容易に身生地が汚れるようなことがない。
従って、身体から微量の体液の漏出、例えば軽度の尿漏れ等があっても、マチ部に複数枚重畳された吸水性の編地によって吸収され、拡散されることにより身生地に浸透することなく保水される。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二の特徴構成に加えて、前記吸水性の生地片により外尿道口の周囲が被覆されるように、各編地の前縁部が外尿道口に対応する位置より臍側で前記身生地に縫着処理されている点にある。
一般的に下着のマチ部には保護層となる生地が身生地の内側に縫着され、その前縁部は外尿道口に対応する部位辺りになっている。つまり、これまで失禁に対応してマチ部を配置するような考慮は全くされてこなかったのである。そのため、特に股上や腰周りが短いフィット感のあるデザインの下着ではマチ部の面積が小さいため、尿漏れ量が僅かであっても吸水性の生地片で効果的に吸水できずに身生地を汚す虞があった。しかし、編地の前縁部が外尿道口に対応する位置より臍側で前記身生地に縫着処理されていれば、外尿道口の周囲が吸水性の生地片により十分に被覆され、マチ部の面積が小さい場合であっても軽度の尿漏れに対して身生地を汚すことなく十分に吸水できるようになる。
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記吸水性の生地片のうち少なくとも肌側の生地片は、ほつれ止め加工した編地で構成されるとともに、肌側とは反対面が撥水加工され、当該編地の左右の脇部が前記マチ部の幅より幅狭に切りっ放し処理されている点にある。
軽度の尿漏れがあっても、先ず、マチ部の肌側に備えた吸水性の生地片によって尿が吸収されて当該吸水性の生地片で拡散する。仮に当該生地片に浸潤した尿がマチ部の左右脇部に徐々に拡散しても、左右の脇部がマチ部の幅より幅狭に切りっ放し処理されているため、身生地の脇部の縫着部のミシンの穿孔穴や縫目を伝って身生地に滲み出すようなことが無い。しかも、当該生地片の肌側面とは反対の面、つまり身生地側に対向する面が撥水加工されているため、尿が身生地側に滲み出すようなことが回避できる。
また、マチ部の前縁部と後縁部で身生地に縫着処理され、脇部が身生地に縫着されていないため、当該下着を装着したときに、股部への脇部の当たりが柔らかく、良好な着心地が確保できる。
同第五の特徴構成は、同請求項5に記載した通り、上述の第四の特徴構成に加えて、前記ほつれ止め加工した編地は、熱変形性弾性糸とそれ以外の糸をプレーティング編みで編成し、ヒートセット加工で前記熱変形性弾性糸を溶融変形または圧縮変形することによりほつれ止め加工した編地で構成され、前記熱変形性弾性糸以外の糸にセルロース繊維またはセルロース繊維を含む混紡糸が選択され、フライス編みまたはスムース編みで編成されている点にある。
吸水性の生地片として、このようなほつれ止め加工を施した編地を採用すれば、洗濯を繰り返しても切りっ放し処理された脇部から繊維がほつれるようなことが無く、見栄えの悪化を招くこと無く肌に優しい下着が提供できる。
また、フライス編みまたはスムース編みで編成された編地で、マチ部の左右幅方向に編地のウェールが沿う姿勢で配置されるので、マチ部の左右幅方向、前後幅方向の何れにも伸縮性に富み良好なフィット感が得られるとともに、マチ部の左右幅方向に大きく伸張されても編地の目開きが抑制され、身体から漏出した体液が容易に身生地側に浸潤するようなことがない。さらに、吸水性の生地片がセルロース繊維から構成されることにより、身体から漏出した体液の素早い吸収が期待できる。尚、セルロース繊維とは、綿などの植物繊維、レーヨン、キュプラなどの再生繊維、アセテート、トリアセテートなどの半合成繊維を指す。
同第六の特徴構成は、同請求項6に記載した通り、上述の第一から第五の何れかの特徴構成に加えて、前記吸水性の生地片のうち、身生地と接する最外側の生地片の左右脇部が前記マチ部の幅と同幅に形成され、当該最外側の生地片の脇部が身生地の脇部に縫着されている点にある。
吸水性の生地片を複数枚重畳する場合に、全ての吸水性の生地片をマチ部の幅より幅狭に形成する場合、縫製工程で位置ずれ等が発生すると、肌側の生地片の左右脇部よりも幅広に形成された最外側の生地片が、身生地の脇部より外側にはみ出すような不都合が生じる。仮に縫製工程で位置ずれしなくとも、装着時に同様の不都合が生じる虞もある。しかし、身生地と接する最外側の生地片の左右脇部をマチ部の幅と同幅に形成して、当該最外側の生地片の脇部を身生地の脇部に縫着すれば、そのような不都合が回避され、所期の性能が十分に発揮できるようになる。
以上説明した通り、本発明によれば、ごく軽い「尿漏れ」に悩む比較的若い世代の女性が、周りの人に気付かれることなく、また、抵抗感なく着用でき、しかも水分が容易に身生地に滲むことがないデザイン性のよい下着を提供することができるようになった。
(a)は本発明による下着の一例であるショーツの着用状態の説明図、(b)は同非着用状態の説明図 (a)は本発明による下着の一例であるショーツの表面の説明図、(b)は同裏面の説明図 (a)は吸水性の生地片を構成する編地の説明図、(b)は吸水性の生地片である編地のウェールがマチ部の前後幅方向に沿うように配置された下着の要部の説明図、(c)はそのマチ部が左右幅方向に伸張した状態の下着の要部の説明図 (a)は肌側に位置する編地のウェールがマチ部の左右幅方向に沿うように配置された下着の要部の説明図、(b)は身生地側に位置する編地のウェールがマチ部の前後幅方向に沿うように配置された下着の要部の一部切り欠き説明図 (a)は肌側に位置する編地による吸水過程の説明図、(b)は身生地側に位置する編地による吸水過程の説明図 (a),(b)はマチ部を構成する肌側の編地のウェールの配置方向の説明図、(c)は肌側の編地に対する身生地側の編地のウェールの交差状態の説明図 (a)から(c)は別実施形態を示し、それぞれ吸水性の生地片が組み込まれた下着のマチ部の説明図 (a)は本発明による下着と対比される年配者向けの下着の着用状態の説明図、(b)は同非着用状態の説明図
以下、本発明による下着の一例であるショーツを図面に基づいて説明する。
図1(a),(b)には着用状態のショーツ1と非着用状態のショーツ1が示されている。本発明による下着は、約3cc前後の量の軽い「尿漏れ」に悩む比較的若い世代の女性、例えば、30代後半から40代の女性用にデザインされ、アウターウェアとのバランス上、股上が浅く、腰周りが短いフィット感のあるファッション性に優れた下着に仕上げられている。
当該ショーツ1は、前身頃3と後身頃4とマチ部5とから構成され、マチ部5の肌側にはクロッチとなる吸水性の生地片6が配置されている。当該吸水性の生地片6は編地で構成され、複数枚の編地(本実施形態では二枚の編地61,62(図2参照))が重畳された状態で少なくともマチ部5の前縁部5aと後縁部5bで身生地2に縫着処理されている。尚、後に詳述するが、当該吸水性の生地片6となる編地は、二枚に限らず三枚以上の複数枚の編地を重畳させてもよく、そのうち少なくとも一枚の編地のウェールと他の編地のウェールとが交差するように配置されていることが好ましい。
ショーツ1の装着状態で、吸水性の生地片6により外尿道口の周囲が被覆されるように、各編地61,62の前縁部5aが外尿道口に対応する位置より臍側で身生地2に縫着処理されている。具体的には、前縁部5aが外尿道口に対応する位置より30mmから40mm程度上側に位置するように縫着処理されている。
これまで失禁に対応してマチ部を配置するような考慮は全くされておらず、一般的に保護層となる生地が身生地の内側に縫着されたマチ部5は、その前縁部5aが外尿道口に対応する部位辺りに位置している。そのため、特に股上や腰周りが短いフィット感のあるデザインの下着ではマチ部5の面積が小さく、尿漏れ量が僅かであっても吸水性の生地片で効果的に吸水できずに身生地を汚す虞がある。
しかし、編地6の前縁部5aが外尿道口に対応する位置より臍側で身生地2に縫着処理されていれば、外尿道口の周囲が吸水性の生地片により十分に被覆され、マチ部5の面積が小さい場合であっても軽度の尿漏れに対して身生地2を汚すことなく十分に吸水できるようになる。
身生地2を編成する原糸として、綿等の天然繊維以外に、キュプラ、ビスコースレーヨン等の再生セルロース繊維、吸水性加工されたポリエステル等の合成繊維等、吸水性を有する極細繊維を用いることができ、また、編地としてフライス編みやスムース編み、更には天竺編み等のよこ編地や、ラッセル編み等のたて編地が好適に用いられる。また、ポリウレタン等の弾性糸を地組織に編成することにより、伸縮性に富んだ下着が得られる。さらに後述するほつれ止め加工した編地を用いることも可能で、その場合には脚部側エッジを切りっ放し処理すればよく、縫製等の特別のほつれ止め処理を行なう必要は無い。
本実施形態では、身生地2として綿糸によるフライス編みが好適に用いられている。丸編み機によって前身頃3及び後身頃4が筒状に一体的に編成され、編成された筒状の編地が胴部側及び脚部側に対応する端部で裁断された後に、脚部側にマチ部5が縫着されて二本の脚部が形成されている。尚、本発明によるショーツ1は、前身頃3と後身頃4とマチ部5の各生地がそれぞれ裁断された後に縫製されるものであってもよく、さらに細かなパーツに裁断された後に縫製されるものであってもよい。
図には表されていないが、下着1の脚部側端部8及び胴部側端部9には幅狭の平目ゴムが縫着され、さらに装飾用の伸縮性レース生地がナイロン等の伸縮糸によって縫着される場合もある。
ショーツ1の表面を示した図2(a)及び裏面を示した図2(b)に基づいて、さらにその構成を詳述する。二枚の吸水性の生地片61,62は、熱変形性弾性糸とそれ以外の糸をプレーティング編みで編成し、ヒートセット加工で熱変形性弾性糸を溶融することによりほつれ止め加工した編地で構成されている。
プレーティング編みは、複数本の糸をそれぞれ別の給糸口から、編み針に給糸する方法で、編成ループそれぞれの糸の配置が安定的に定まる。従って、熱変形性弾性糸とそれ以外の糸とを別の給糸口から編み針に給糸して編み立てられたプレーティング編地は、各編成ループにおける熱変形性弾性糸とそれ以外の糸との配置が安定しているため、全てのループに熱変形性弾性糸を隣接させることができ、ヒートセット加工等により熱変形性弾性糸を溶融すれば、編地の全てのループで確実にほつれ止め機能が実現できるようになる。
本実施形態では、吸水性の生地片61,62は、熱変形性弾性糸に低融点ポリウレタン弾性糸、それ以外の糸に綿糸とレーヨンの混紡糸が選択され、フライス編みまたはスムース編みで編成された編地で構成されている。デリケートな肌に優しい糸としてセルロース繊維またはセルロース繊維を含む混紡糸が好適であるが、これに限るものではなく、吸水性を備えた糸であれば他の種類の糸を使用することも可能であり、特にセルロース繊維に制限されるものではない。
熱変形性弾性糸として低融点ポリウレタン弾性糸のような熱融着性弾性糸を用いる以外に、ポリウレタンウレア弾性繊維を用いることも可能である。ヒートセット加工等の加熱加工によりポリウレタンウレア弾性繊維同士またはポリウレタンウレア弾性繊維と相手糸との接触点でポリウレタンウレア弾性繊維の圧縮変形が発生し、ポリウレタンウレア弾性繊維同士またはポリウレタンウレア弾性繊維への相手糸の固着が生じるため、編地からのポリウレタンウレア弾性繊維や相手糸が抜けにくくなり、カールやほつれが抑制された編地を得ることができる。つまり、加熱処理により溶融し或いは圧縮変形するような特性を備えた熱変形性弾性糸であればこれらに限るものではない。
さらに、吸水性の生地片61,62が経編地で構成されていてもよい。経編地として、ハーフ・トリコット編み、ダブル・トリコット編みにより編成された編地が好適に用いられる。
また、各吸水性の生地片61,62の肌側とは反対面には撥水加工が施されている。フッ素を主成分とする加工薬剤を用いた撥水加工によって、着用者の肌に悪影響を与えることなくアウターウェアへの体液の移行を防止することができる。ローラー捺染やスクリーン捺染、インクジェットプリント等の捺染手段により、上述したほつれ止め防止生地の片面にも撥水加工を容易に施すことができる。
捺染による撥水加工は、ほつれ止め防止生地の片面の面積に対して40%以上に施されていることが好ましい。ほつれ止め防止生地の片面の面積に対して、捺染による撥水加工が40%未満では、アウターウェアへの体液の移行を防止するための撥水性が不足する不具合がある。
撥水加工は、上述の捺染手段以外の手段(例えば、スプレー式)を用いて行なってもよく、その際も、ほつれ止め防止生地の40%以上に撥水加工が施されているのが好ましい。
各吸水性の生地片61,62が、消臭・抗菌加工されていれば、さらに好ましく、生地片に吸収された体液の臭いが消臭機能によって消臭され、長時間快適な状態を維持することができる。
例えば、特許第3787675号に開示されているように、原糸となる繊維をキトサン及び/または修飾キトサン、カルボン酸ポリマー、酸化亜鉛及びバインダー樹脂を含む処理液で処理し、これらの被覆層が形成された繊維を用いることにより、優れた消臭効果を奏し、かつ耐洗濯性(耐久性)の良好な肌着等の生地が得られる。
図2(a)に一点差線で示されているように、ほつれ止め防止生地が採用された肌側の生地片61の左右の脇部6c,6dは、その幅W1がマチ部5の脇部5c,5dの幅Wより幅狭に裁断され、そのエッジが切りっ放し処理され、縫製等の特別のほつれ止め処理は行なわれていない。
身生地2側の生地片62の左右脇部は、マチ部5の脇部5c,5dの幅Wと同幅に裁断され、身生地2と縫着処理されている。従って、身生地2側の生地片62は必ずしもほつれ止め防止生地を採用する必要はないが、撥水加工や消臭・抗菌加工が施されていることが好ましい。
上述したように、股上が浅く、腰周りが短いフィット感のあるショーツ1であるため、必然的にマチ部5の面積が小さくなり、身体への装着状態で縦横に伸張し、特に吸水性の生地片6がマチ部5の左右の幅方向に大きく伸張されるようになる。
図3(a)には、吸水性の生地片6が編成されるフライス編みの編地が示されている。一般的に編地のコース方向の伸縮性はウェール方向の伸縮性よりも大きく、特にフライス編みではコース方向に極めてよく伸びる特性を備えている。
図3(b)に示すように、尿漏れが生じて編地6に吸水された水分は、主にウェールに沿って拡散浸潤するため、肌に接する側の編地61をそのコース方向がマチ部5の左右幅W方向に沿うように、言い換えるとそのウェール方向がマチ部5の前後幅方向に沿うように配置することが考えられる。マチ部5の左右幅よりも前後幅の方が長いため保水量を稼ぐことができる等の利点があるためである。
しかし、図3(c)に示すように、マチ部5が左右幅W方向に大きく伸張したときに編地の目開きが顕著になり、吸水性能の低下を来たして外側に容易く浸潤して身生地が汚れる虞がある。
そのため、図4(a)に示すように、マチ部5が左右幅W方向に大きく伸張しても目開きが抑制されるように、肌に接する側の編地61は、そのウェールがマチ部5の左右幅方向Wに沿うように配置されている。
そして、図4(b)に示すように、当該編地61と重畳された身生地2側の編地62のウェールが当該編地61のウェールと交差(本実施形態では直交)するように配置されている。
言い換えると、肌に接する側の編地61のコースがマチ部5の前縁部5aから後縁部5bへの方向に沿うように配置され、当該編地61と重畳された他の編地62のウェールがマチ部5の前縁部5aから後縁部5bへの方向に沿うように配置されている。
図5(a)に示すように、このようなショーツ1の装着者の身体から微量の体液の漏出、例えば軽度の尿漏れが生じると、マチ部2の肌側に備えた吸水性の生地片である編地61によって尿が吸収されながら拡散して保水される。当該編地61の肌側とは反対面、つまり、身生地2側に対向する面が撥水加工されているため、編地61から身生地2側への尿の滲み出しが抑制される。
肌側の編地61のウェールがマチ部5の左右幅方向に沿うように配置されているため、編地61がマチ部5の左右幅W方向に伸張されていても、編地の目開きが抑制され、吸水性能の低下が抑制される。そして、図5(a)に一点鎖線の長円で示すように、肌側の編地61に吸水された水分の多くがそのウェール方向に拡散しながら浸潤する。
編地61の左右の脇部6c,6dがマチ部5の脇部5c,5dの幅より幅狭に切りっ放し処理され、マチ部2の脇部で編地61と編地62(身生地2)が縁切りされているため、仮に当該編地61に浸潤した尿がマチ部5の左右脇部5c,5dに徐々に拡散しても、編地62(身生地2)の脇部5c,5dの縫着部のミシンの穿孔穴や縫目を伝って身生地2に滲み出すようなことが無い。
さらに、当該編地61はほつれ止め加工されているので、洗濯を繰り返しても、切りっ放し処理された脇部6c,6dから繊維がほつれるようなことも無く、見栄えの悪化を招くことが無い。また、当該編地61はマチ部5の前縁部5aと後縁部5bで身生地2に縫着処理され、脇部6c,6dが身生地2に縫着されていないため、当該下着を装着したときに、股部への脇部の当たりが柔らかく、良好な着心地が確保できる。
仮に、編地61の編み目から水分が漏れ出るようなことがあっても、或いは編地61の脇部から水分が漏れ出るようなことがあっても、身生地2側の編地62によって受け止められ、身生地2に浸潤するようなことが回避される。
図5(b)に示すように、身生地2側の編地62のウェールが肌側の編地61のウェールと交差するように肌側の編地61に重畳して配置されているため、肌側の編地61に吸水された水分が身生地2に達する前に素早く編地62に浸潤し、そのウェール方向に拡散される。
結果としてウェール方向が交差するように配置された少なくとも二層の編地61,62によって水分が四方に拡散しながら保水され、容易に身生地2が濡れるようなことがない。
このように、軽度の尿漏れ等があっても、マチ部5に複数枚重畳された吸水性の編地61,62によって吸収され、拡散されることにより身生地2に浸透することなく保水される。
このようなショーツ1は、軽度の尿失禁のみならず、閉経後の不正出血等、予期せず排出された微量の体液の吸収も十分に可能であり、周りの人に気付かれることなく、また、抵抗感無く着用でき、しかも水分が容易に身生地に滲むことが無い安心快適な下着となる。
図6(a),(b)には、肌に接する編地61のウェールの配置方向とマチ部5との関係が示されている。既に、肌に接する編地61のウェールがマチ部5の左右幅方向に沿うように配置されていると説明したが、具体的には、マチ部5の前縁部5a中央と後縁部5b中央を結ぶ線分Lに直交する線分Tとのなす角度をθとすると、少なくとも編地61はそのウェールがθ<45°となる姿勢で配置されている必要がある。そして、好ましくはθ<30°、さらに好ましくはθ<15°となる姿勢で配置されていればよく、必ずしもθ=0°である必要は無いが、製造時の角度ばらつきを考慮するとθ<5°が最も好ましい。図6(a)には、θ=30°の例、図6(b)には、θ=15°の例が示されている。
図6(c)には、肌に接する編地61のウェールの配置方向と身生地2側の編地のウェール62の配置方向との関係が示されている。既に、肌に接する編地61に重畳された身生地2側の編地62のウェールは、当該編地61のウェールと交差することを説明したが、具体的には、肌に接する編地61のウェールの配置方向Dとのなす角度(交差角度)をθとすると、少なくとも編地62はそのウェールがθ>15°となる姿勢で配置されている必要があり、θ>30°であればさらによい。また、好ましくはθ>45°、さらに好ましくはθ>60°となる姿勢で配置されていればよく、必ずしもθ=90°である必要は無いが、製造時の角度ばらつきを考慮するとθ<85°が最も好ましい。図6(c)には、θ=60°の例が示されている。
上述した交差角度θ<15°、θ=30°、θ=45°、θ=60°、θ=90°のショーツ1各二枚をサンプルとして、それぞれ尿穴付きトルソーに着用させて、尿穴から2mlの水を一気に滴下し、1分経過後にショーツ1を脱がせて身生地への染み出しの有無を確認する試験を複数回行なった。
その結果、交差角度がθ<15°では明らかに身生地への染み出しが認められ、θ=30°では極僅かに身生地への染み出しが認められ、θ>30°では身生地への染み出しが全く認められなかった。尚、θ=30°の場合でも、編地61,62を編成する原糸を太くし、または編成密度を大きくすることにより、身生地への染み出しを防ぐことが可能であることも確認されており、少なくとも編地62はそのウェールがθ>15°となる姿勢で配置されていればよい。
尚、サンプルとして、肌に接する編地61のウェールの配置方向と身生地2側の編地のウェール62の配置方向を揃えたショーツ1に対しても、上述と同様の試験を行なったところ、ウェールの配置方向がマチ部の左右幅方向であっても、マチ部の前後幅方向であっても、何れも身生地への染み出しが確認された。
図8(a),(b)には、本発明のショーツ1の対比例である着用状態のショーツ1と非着用状態のショーツ1Aが示されている。当該ショーツ1Aは、比較的年配の女性用にデザインされ、股上が深く、腰周りにゆとりを持たせた下着に仕上げられている。
そのため、装着状態でマチ部が左右幅方向に大きく伸張することがなく、肌側及び身生地側の双方の編地のウェールがマチ部の左右幅方向と直交する方向、つまり、前後幅方向に沿うように配置され、身体から漏出した体液を編地のウェールに沿って拡散させるように構成されている。マチ部5の左右幅方向に沿って伸縮性に富み良好なフィット感が得られるが、ファッション性に乏しく、アウターウェアも自由度が制限される。尚、この例でも、吸水性の生地片となる編地の少なくとも一枚の編地のウェールと他の編地のウェールとが交差するように配置されていることが好ましい。
以下、本発明の別実施形態を説明する。
上述した実施形態では、吸水性の生地片がマチ部に二枚重畳された例を説明したが、重畳枚数は二枚に制限されるものではなく、三枚以上の複数枚が重畳されていてもよい。
肌に接する編地のウェールがマチ部の左右幅方向に沿うように配置され、当該編地と重畳された他の編地のウェールが当該編地のウェールと交差するように配置されていればよい。
例えば、図7(a)に示すように、三枚の編地を重畳する場合、肌側の編地61のウェールがマチ部の左右幅方向に沿うように配置され、中間の編地62のウェールが肌側の編地61のウェールと交差し、身生地側の編地63のウェールが肌側の編地61のウェールに沿うように配置されることが好ましい。
各編地を編成する原糸の太さは種類を変えてもよい。図7(b)には、中間の編地62を編成する原糸の太さが他の編地61,63よりも太く厚手に構成された例が示されている。編地の重畳枚数や原糸の太さを変えることにより保水吸水力や着用感等を調整することができる。
図7(c)には、四枚の編地61,62,63,64を重畳した例が示されている。肌側から3枚目、4枚目の編地のウェールは、各上層の編地のウェールと交差しているが、上述したように、必ずしも直交させる必要はない。
少なくとも肌に接する吸水性の生地片が、熱変形性弾性糸とそれ以外の糸をプレーティング編みで編成し、ヒートセット加工で熱変形性弾性糸を溶融または圧縮変形させることによりほつれ止め加工した編地で構成されていればよいが、吸水性の生地片の全てを、ほつれ止め加工した編地で構成してもよい。
吸水性の生地片のうち、身生地と接する最外側の生地片の左右脇部がマチ部の幅と同幅に形成され、当該最外側の生地片の脇部が身生地の脇部に縫着されていることが好ましい。
吸水性の生地片を複数枚重畳する場合に、全ての吸水性の生地片をマチ部の幅より幅狭に形成する場合、縫製工程で位置ずれ等が発生すると、肌側の生地片の左右脇部よりも幅広に形成された最外側の生地片が、身生地の脇部より外側にはみ出すような不都合が生じる。仮に縫製工程で位置ずれしなくとも、装着時に同様の不都合が生じる虞もある。しかし、身生地と接する最外側の生地片の左右脇部をマチ部の幅と同幅に形成して、当該最外側の生地片の脇部を身生地の脇部に縫着すれば、そのような不都合が回避され、所期の性能が十分に発揮できるようになる。
身生地と接する最外側の編地以外の編地は、肌側の編地と同様、左右の脇部がマチ部の幅より幅狭に切りっ放し処理されていることが好ましい。さらに、肌側に近い側の生地片の左右脇部の幅が、肌側から遠い側の生地片の左右脇部の幅よりも幅狭に切りっ放し処理されていることが好ましく、脇部にかけて次第に厚みが薄くなり、良好な着心地が確保できる。
肌側に近い側の生地片の撥水性能よりも、肌側から遠い側の生地片の撥水性能が高いことが好ましく、肌側に近い側の生地片では放湿機能を高め、肌側から遠い側の生地片では撥水機能を高めることで、身生地への染み出しを効果的に防止しながら放湿性能を高めることができる。
上述した実施形態は、何れも肌に接する編地のウェールがマチ部の左右幅方向に沿うように配置されるとともに、当該編地に重畳された他の編地のウェールが当該編地のウェールと交差するように配置されている下着を説明したが、本発明による下着はこのような態様に限定されるものではなく、マチ部に配される複数枚の編地のうち少なくとも一枚の編地のウェールと他の編地のウェールとが交差するように配置されていればよい。
複数枚の編地のうち少なくとも一枚の編地のウェールと他の編地のウェールとが交差するように配置されていれば、何れか一方の編地がコース方向に大きく伸張して目開きしても、他方の編地はそれほど目開きすることなく、全体として編み目の開口が抑制され、水分が外側に漏れないようになるためである。
この場合、肌に接する編地61のウェールがマチ部5の左右幅方向に沿うように配置されている必要は無く、少なくとも一枚の編地のウェールの配置方向と他の編地のウェールの配置方向との関係が図6(c)で説明したような関係であればよい。
図1,2に示したショーツのデザインは一例であり、適宜変更可能であることはいうまでもなく、吸水性の生地片6の左右脇部の幅等もデザインやサイズに合わせて適宜設定可能である。また、本発明による下着は、ショーツ以外の下着にも展開可能である。
本発明による下着は、軽い「尿漏れ」に悩む女性が、抵抗感無く日常的に着用できる快適な下着として、30代以降の比較的若い世代に公的に提供できるようになる。
1:下着(ショーツ)
2:身生地
3:前身頃
4:後身頃
5:マチ部
6,61,62:吸水性の生地片(編地)

Claims (6)

  1. 前身頃と後身頃とマチ部を備え、前記マチ部の肌側に吸水性の生地片を備えている下着であって、
    前記吸水性の生地片が編地で構成され、複数枚の編地が重畳された状態で少なくとも前記マチ部の前縁部と後縁部で身生地に縫着処理され、
    前記複数枚の編地のうち少なくとも一枚の編地のウェールと他の編地のウェールとが交差するように配置されている下着。
  2. 肌に接する編地のウェールが前記マチ部の左右幅方向に沿うように配置されるとともに、当該編地に重畳された他の編地のウェールが当該編地のウェールと交差するように配置されている請求項1記載の下着。
  3. 前記吸水性の生地片により外尿道口の周囲が被覆されるように、各編地の前縁部が外尿道口に対応する位置より臍側で前記身生地に縫着処理されている請求項1または2記載の下着。
  4. 前記吸水性の生地片のうち少なくとも肌側の生地片は、ほつれ止め加工した編地で構成されるとともに、肌側とは反対面が撥水加工され、当該編地の左右の脇部が前記マチ部の幅より幅狭に切りっ放し処理されている請求項1から3の何れかに記載の下着。
  5. 前記ほつれ止め加工した編地は、熱変形性弾性糸とそれ以外の糸をプレーティング編みで編成し、ヒートセット加工で前記熱変形性弾性糸を溶融変形または圧縮変形することによりほつれ止め加工した編地で構成され、前記熱変形性弾性糸以外の糸にセルロース繊維またはセルロース繊維を含む混紡糸が選択され、フライス編みまたはスムース編みで編成されている請求項4記載の下着。
  6. 前記吸水性の生地片のうち、身生地と接する最外側の生地片の左右脇部が前記マチ部の幅と同幅に形成され、当該最外側の生地片の脇部が身生地の脇部に縫着されている請求項1から5の何れかに記載の下着。
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