JP5860182B1 - 吊り足場における固定構造およびその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造物の欄干に取り付けて使用するための吊り足場における固定構造およびその組立方法において、足場板をより安定的に支持して、吊り足場の安全性を向上させること。【解決手段】吊り足場における固定構造は、水平方向に並べて配列される複数の足場板と、水平方向に延びて複数の足場板を下方から支持する第1の水平単管と、鉛直方向に延びて一端が足場板の1つの上面に接触する第1の鉛直単管と、第1の鉛直単管の一端が接触する足場板およびそれに隣接する足場板の隙間を通じて、第1の鉛直単管と第1の水平単管とを固定する第1の固定具と、第1の鉛直単管の側面を構造物における欄干の外側面に沿わせるように配置して第1の鉛直単管を欄干に取り付ける取付機構と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、吊り足場における固定構造およびその組立方法に関する。
従来より、吊り足場に関する各種構造が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1で提案される構造においては、構造物の欄干(高欄)からチェーンや索条を吊るして、複数の足場板を支持するようにしている。
特開平8−184178号公報
しかしながら、昨今では、吊り足場をより安全に組み立てることが求められている。特許文献1の吊り足場では、足場板を支持するためにチェーンや索条を用いているため、吊り足場の揺れが生じやすい。このような特許文献1の吊り足場によれば、吊り足場を安定的に支持して、吊り足場の安全性を向上させるという点では未だ改善の余地があるといえる。
従って、本発明の目的は、構造物の欄干に取り付けて使用するための吊り足場における固定構造およびその組立方法において、足場板をより安定的に支持して、吊り足場の安全性を向上させることにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の一態様によれば、水平方向に並べて配列される複数の足場板と、水平方向に延びて複数の足場板を下方から支持する第1の水平単管と、鉛直方向に延びて一端が足場板の1つの上面に接触する第1の鉛直単管と、第1の鉛直単管の一端が接触する足場板およびそれに隣接する足場板の隙間を通じて、第1の鉛直単管と第1の水平単管とを固定する第1の固定具と、第1の鉛直単管の側面を構造物における欄干の外側面に沿わせるように配置して第1の鉛直単管を欄干に取り付ける取付機構と、を備える、吊り足場における固定構造を提供する。
本発明の吊り足場における固定構造およびその組立方法は、足場板をより安定的に支持し、吊り足場の安全性を向上させることができる。
実施の形態1にかかる吊り足場における固定構造の斜視図 図1に示す固定構造の縦断面図 図1に示す固定構造の横断面図(図2のP1−P1断面) 実施の形態1にかかる第1の固定具の正面図 実施の形態1にかかる固定構造およびそれを有する吊り足場を組み立てる方法のフローチャート 実施の形態1にかかる固定構造およびそれを有する吊り足場を組み立てる方法を説明するための側面図 実施の形態2にかかる吊り足場における固定構造の縦断面図 図7に示す固定構造の横断面図(図7のP2−P2断面) 図7に示す固定構造の横断面図(図7のP3−P3断面) 実施の形態2にかかる固定構造およびそれを有する吊り足場を組み立てる方法のフローチャート 実施の形態2にかかる固定構造およびそれを有する吊り足場を組み立てる方法を説明するための縦断面図
本発明の第1態様によれば、水平方向に並べて配列される複数の足場板と、水平方向に延びて複数の足場板を下方から支持する第1の水平単管と、鉛直方向に延びて一端が足場板の1つの上面に接触する第1の鉛直単管と、第1の鉛直単管の一端が接触する足場板およびそれに隣接する足場板の隙間を通じて、第1の鉛直単管と第1の水平単管とを固定する第1の固定具と、第1の鉛直単管の側面を構造物における欄干の外側面に沿わせるように配置して第1の鉛直単管を欄干に取り付ける取付機構と、を備える、吊り足場における固定構造を提供する。このように、複数の足場板を含む吊り足場を支持するための第1の鉛直単管を、構造物における欄干の外側面に沿わせて配置しているため、第1の鉛直単管の横揺れを抑制することができる。これにより、吊り足場をより安定的に支持することができ、吊り足場の安全性を向上させることができる。また、第1の固定具を用いて第1の鉛直単管と第1の水平単管を固定することで、第1の鉛直単管に掛かる鉛直荷重を足場板にて面で受けることができる。これにより、より安定した吊り足場を組み立てることができ、吊り足場の安全性を向上させることができる。
本発明の第2態様によれば、取付機構は、欄干の内側面に沿うように鉛直方向に延びて配置された第2の鉛直単管と、第1の鉛直単管と第2の鉛直単管を欄干の上方にて互いに接続して固定する接続単管と、を備える、第1態様に記載の吊り足場における固定構造を提供する。このように、取付機構として、第2の水平単管と接続単管を設けることで、第1の鉛直単管と第2の鉛直単管で欄干を挟む際には、接続単管に対する第2の鉛直単管の固定位置を調整することにより、欄干の幅に合わせた挟み込みが可能となる。これにより、第1の鉛直単管の取り付けをより強固に行うことができ、吊り足場をより安定させることができる。また、取付機構を第1の鉛直単管と同様に単管で構成しているため、汎用性を高めることができる。
本発明の第3態様によれば、接続単管は、欄干の上面に沿うように水平方向に延びて配置された第2の水平単管である、第2態様に記載の吊り足場における固定構造を提供する。このように、接続単管を第2の水平単管として構成することで、取付機構を欄干により密着させた状態とすることができるため、吊り足場をより安定させることができる。
本発明の第4態様によれば、第1の水平単管に直接的又は間接的に固定され鉛直方向に延びるように配置された第3の鉛直単管をさらに備え、第3の鉛直単管は、取付機構の接続単管に固定される、第2態様又は第3態様に記載の吊り足場における固定構造を提供する。このように、第3の鉛直単管を接続単管に固定することにより、固定構造全体としてより安定した構造とすることができるため、吊り足場の安全性を向上させることができる。
本発明の第5態様によれば、第1の水平単管は、複数の足場板の配列方向に沿って延びて、複数の足場板を直接的に支持する水平単管と、複数の足場板を直接的に支持する水平単管と交差した状態で当該水平単管に固定され、複数の足場板を間接的に支持する水平単管と、を備え、第1の固定具は、複数の足場板を間接的に支持する水平単管と第1の鉛直単管とを固定し、第3の鉛直単管は、複数の足場板を間接的に支持する水平単管に固定される、第4態様に記載の吊り足場における固定構造を提供する。このように、第1の水平単管として2種類の水平単管を用いることで、複数の足場板をより安定的に支持することができ、吊り足場の安全性を向上させることができる。
本発明の第6態様によれば、複数の足場板を直接的に支持する水平単管は、複数の足場板を間接的に支持する水平単管に対して直交するように延びる、第5態様に記載の吊り足場における固定構造を提供する。これにより、複数の足場板をより安定的に支持することができ、吊り足場の安全性を向上させることができる。
本発明の第7態様によれば、足場板の配列方向は、構造物に沿って欄干が延在する方向に一致する、第1態様から第6態様のいずれか1つに記載の固定構造を有する吊り足場を提供する。これにより、足場板をより簡易に配列することができる。
本発明の第8態様によれば、第1の固定具は、第1の鉛直単管を把持する第1の把持部と、第1の水平単管を把持する第2の把持部と、第1の把持部と第2の把持部の相対的な鉛直方向距離を調節可能な距離調節部とを備える、第1態様から第7態様のいずれか1つに記載の固定構造を提供する。このように、距離調節部を設けることにより、第1の鉛直単管を足場板上に強固に固定することができ、吊り足場の安全性を向上させることができる。
本発明の第9態様によれば、第1態様から第8態様のいずれか1つに記載の固定構造を有する吊り足場を提供する。
本発明の第10態様によれば、複数の足場板を水平方向に並べて配列するステップと、水平方向に延びて複数の足場板を下方から支持するように第1の水平単管を配置するステップと、鉛直方向に延びて一端が足場板の1つの上面に接触するように第1の鉛直単管を配置するステップと、第1の鉛直単管の一端が接触する足場板およびそれに隣接する足場板の隙間を通じて、第1の固定具を用いて、第1の鉛直単管と第1の水平単管とを固定するステップと、第1の鉛直単管の側面を構造物における欄干の外側面に沿わせるように配置して第1の鉛直単管を欄干に取り付けるステップと、を含む、吊り足場における固定構造の組立方法を提供する。このように、複数の足場板を含む吊り足場を支持するための第1の鉛直単管を、構造物における欄干の外側面に沿わせて配置しているため、第1の鉛直単管の横揺れを抑制することができる。これにより、吊り足場をより安定的に支持することができ、吊り足場の安全性を向上させることができる。また、第1の固定具を用いて第1の鉛直単管と第1の水平単管を固定することで、第1の鉛直単管に掛かる鉛直荷重を足場板にて面で受けることができる。これにより、より安定した吊り足場を組み立てることができ、吊り足場の安全性を向上させることができる。
本発明の第11態様によれば、欄干の内側面に沿って鉛直方向に延びるように第2の鉛直単管を配置するステップと、第1の鉛直単管と第2の鉛直単管を欄干の上方にて接続単管により互いに接続して固定するステップと、を含む、第10態様に記載の吊り足場における固定構造の組立方法を提供する。このように、取付機構として、第2の水平単管と接続単管を設けることで、第1の鉛直単管と第2の鉛直単管で欄干を挟む際には、接続単管に対する第2の鉛直単管の固定位置を調整することにより、欄干の幅に合わせた挟み込みが可能となる。これにより、第1の鉛直単管の取り付けをより強固に行うことができ、吊り足場をより安定させることができる。また、取付機構を第1の鉛直単管と同様に単管で構成しているため、汎用性を高めることができる。
本発明の第12態様によれば、接続単管として、欄干の上面に沿うように水平方向に延びて配置された第2の水平単管を用いる、第11態様に記載の吊り足場における固定構造の組立方法を提供する。このように、接続単管を第2の水平単管として構成することで、取付機構を欄干により密着させた状態とすることができるため、吊り足場をより安定させることができる。
本発明の第13態様によれば、第1の水平単管に対して直接的又は間接的に第3の鉛直単管を固定して、鉛直方向に延びるように配置するステップをさらに含み、第3の鉛直単管を接続単管に固定する、第11態様又は第12態様に記載の吊り足場における固定構造の組立方法を提供する。このように、第3の鉛直単管を接続単管に固定することにより、固定構造全体としてより安定した構造とすることができるため、吊り足場の安全性を向上させることができる。
本発明の第14態様によれば、第1の水平単管を配置するステップは、複数の足場板を直接的に支持するように複数の足場板の配列方向に沿って水平単管を配置するステップと、当該水平単管を介して間接的に複数の足場板を支持するように、当該水平単管に交差させて別の水平単管を固定するステップと、を含み、第1の鉛直単管と第1の水平単管とを固定するステップは、複数の足場板を間接的に支持する水平単管と第1の鉛直単管とを固定するステップを含み、第3の鉛直単管を配置するステップは、複数の足場板を間接的に支持する水平単管に第3の鉛直単管を固定するステップを含む、第13態様に記載の吊り足場における固定構造の組立方法を提供する。このように、第1の水平単管として2種類の水平単管を用いることで、複数の足場板をより安定的に支持することができ、吊り足場の安全性を向上させることができる。
本発明の第15態様によれば、第1の水平単管を固定するステップは、複数の足場板を直接的に支持する水平単管を、複数の足場板を間接的に支持する水平単管に対して直交させた状態で固定するステップを含む、第14態様に記載の吊り足場における固定構造の組立方法を提供する。これにより、複数の足場板をより安定的に支持することができ、吊り足場の安全性を向上させることができる。
本発明の第16態様によれば、複数の足場板を配列するステップは、構造物に沿って欄干が延在する方向に複数の足場板を配列するステップを含む、第10態様から第15態様のいずれか1つに記載の吊り足場における固定構造の組立方法を提供する。これにより、足場板をより簡易に配列することができる。
本発明の第17態様によれば、第1の鉛直単管と第1の水平単管とを固定するステップは、第1の固定具の第1の把持部により第1の鉛直単管を把持し、第1の固定具の第2の把持部により第1の水平単管を把持し、第1の把持部と第2の把持部の相対的な鉛直方向距離を第1の固定具の距離調節部により調節可能とするステップを含む、第10態様から第16態様のいずれか1つに記載の吊り足場における固定構造の組立方法を提供する。このように、距離調節部を設けることにより、第1の鉛直単管を足場板上に強固に固定することができ、吊り足場の安全性を向上させることができる。
以下、本発明の吊り足場における固定構造およびその組立方法に係る実施の形態1、2について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、本発明の吊り足場における固定構造およびその組立方法は、以下の実施の形態1、2に記載した構成に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における吊り足場の固定構造1の斜視図を示し、図2は、固定構造1の縦断面図を示し、図3は、固定構造1の横断面図(図2のP1−P1断面)を示す。
吊り足場は、高速道路や橋などの構造物に対して、作業員が補修作業等を行うための足場として、構造物の下方や側方に設置されるものである。図1、図2に示すように、本実施の形態1における固定構造1は、構造物の欄干11に固定されて使用される。固定構造1による吊り足場において、作業者は欄干11の壁面を塗装する等の補修作業を行うことができる。本明細書における欄干(高欄)とは、車両や人が落ちるのを防ぐために、高速道路や橋などの構造物の縁にて上方に突出した端部構造であり、少なくともその外側(道路に面していない側)に外側面としての壁面を有している。
固定構造1は、足場板2と、第1の水平単管3、4と、第1の鉛直単管5と、第1の固定具6と、L字状部材7と、第2の鉛直単管8と、第2の水平単管9と、第3の鉛直単管10と、を備える。これらの部材は、図1に示すようにそれぞれが複数設けられているが、図1などに示した各構成の数はあくまで例示であり、これらの数に限定されない。当該構成において、第1の鉛直単管5の側面を欄干11の外側面11aに沿わせるように配置するとともに、第1の鉛直単管5の一端5eを足場板2の上面に当接させた状態で、第1の鉛直単管5を第1の水平単管4に固定する。これにより、固定構造1が形成される。
足場板2は、作業員が作業を行うための土台となる板状の部材である。本実施の形態1におけるそれぞれの足場板2は、長手方向Aと長手方向Aに直交する短手方向Bとを有した矩形状の外形(断面)を有している。図1に示すように、複数の足場板2は、長手方向A沿いに延びる辺を互いに隣接させながら、短手方向Bに沿って並べて配列されている。すなわち、足場板2の配列方向は、足場板2の短手方向Bに一致する。言い換えれば、足場板2の配列方向は、構造物に沿って欄干11が延在する方向に一致する。
第1の水平単管3、4は、複数の足場板2を下方側から直接的又は間接的に支持する水平方向に配置されたパイプである。図1―図3に示すように、第1の水平単管3はB方向に延びるように配置され、第1の水平単管4は、第1の水平単管3の下方にてA方向に延びるように配置されている。第1の水平単管3と第1の水平単管4とは平面視において直交しており、交差部分は例えば直交クランプを用いて固定される。それぞれの足場板2は、第1の水平単管3により直接的に支持されるとともに、第1の水平単管3を介して第1の水平単管4により間接的に支持されている。
第1の鉛直単管5は、長手方向Aおよび短手方向Bを含む水平面に対して垂直な方向である鉛直方向Cに沿って延びるように配置されたパイプである。図1、図2に示すように、第1の鉛直単管5における下方側の一端5eは、足場板2の1つの上面に接触するように配置されている。足場板2に接触している第1の鉛直単管5の一端側(下側)は、第1の固定具6によって第1の水平単管4に固定される。第1の鉛直単管5の他端側(上側)は、後述する第2の水平単管9に固定される。第1の鉛直単管5の側面は、欄干11の外側面11aに沿うように密着した状態とされている。
第1の固定具6は、第1の鉛直単管5を第1の水平単管4に固定する固定具である。図1に示すように、第1の固定具6は、第1の鉛直単管5の一端5eが接触する足場板2およびそれに隣接する足場板2の隙間を通じて、第1の鉛直単管5と第1の水平単管4とを固定している。第1の固定具6の構造について、図4を用いて説明する。
図4に示すように、第1の固定具6は、第1、第2の把持部80、81と、第1、第2の軸部82、83と、距離調節部84とを備える。
第1、第2の把持部80、81としては、単クランプが用いられている。第1、第2の軸部82、83は、同軸方向(鉛直方向C)に延びる棒状の部材である。第1、第2の軸部82、83の一端側は、第1、第2の把持部80、81のねじ接続部80a、81aにそれぞれ接続されている。第1、第2の把持部80、81は、ねじ接続部80a、81aを中心に第1、第2の軸部82、83に対して回動可能な状態とされる。第1、第2の軸部82、83の他端側は、ねじ山を有して、距離調節部84にねじ接続されている。距離調節部84は、第1、第2の軸部82、83のねじ山を受けるねじ溝を内側に有して、第1、第2の軸部82、83同士の相対的な鉛直方向距離を調節可能とする。
このような構成において、距離調節部84を回転させることにより(矢印D)、軸方向における第1、第2の軸部82、83の相対的な位置を調整することができる。これにより、第1、第2の把持部80、81によって把持される単管、すなわち、前述した第1の鉛直単管5と第1の水平単管4の相対的な鉛直方向距離を調整することができる。
図1−図3に戻ると、第1の水平単管4の端部には、L字状部材7が取り付けられている。L字状部材7の上には、複数の足場板2と隣接する位置に、足場板2とは別の足場板13が載置されている。図1では図示を省略しているが、L字状部材7の上側側面には、幅木14が取り付けられている(図2、図3参照)。L字状部材7の上側端部には、鉛直方向Cに延びる第3の鉛直単管10が取り付けられている。第3の鉛直単管10およびL字状部材7を設けることにより、これらの部材に落下防止用のパネルやネットを取り付けて配置することができる。すなわち、L字状部材7、第3の鉛直単管10、足場板13および幅木14は、落下防止機構として機能する。
第1の水平単管4において、L字状部材7が取り付けられる側と反対側の端部は、H形鋼12に固定されている。H形鋼12は、欄干11の下方に取り付けられた断面が「H」形の形鋼である。本実施の形態1では、鉄骨クランプ48(図2)を使用して、第1の水平単管4をH形鋼12に固定する。
第2の水平単管9は、水平方向(A方向)に延びて、前述した第1の鉛直単管5および第3の鉛直単管10のそれぞれに直交クランプにより固定されたパイプである。第2の水平単管9は、欄干11の上面11bに沿って配置されている。第2の水平単管9にはさらに、第2の鉛直単管8が直交クランプにより固定されている。第2の鉛直単管8は、鉛直方向Cに延びるとともに欄干11の内側面11cに沿って配置されている。このような構成により、第1の鉛直単管5を欄干11に取り付けるための取付機構が、第2の水平単管9および第2の鉛直単管8により構成されている。このような第2の水平単管9は、第1の鉛直単管5と第2の鉛直単管8を欄干11の上方にて互いに接続して固定する接続単管として機能している。
図1―図3に示した吊り足場における固定構造1の作用・効果について説明する。図1―図3に示されるように、第1の鉛直単管5は、第1の固定具6によって第1の水平単管4に固定されている。よって、第1の鉛直単管5に対して、各種の鉛直荷重が第1の固定具6を介して付与される。一方で、第1の鉛直単管5の下方側の一端5eは、足場板2の上面に接触するように配置されている。これにより、前述した第1の鉛直単管5に掛かる鉛直荷重は、足場板2により面で受けられることとなる。このような関係によれば、吊り足場の固定構造1にかかる鉛直荷重を複数の足場板2で形成する面(水平面)で受けて応力を分散させることができ、いわゆるモノコック構造のような応力分散構造を形成することができる。これにより、固定構造1をより安定させることができるため、より安定した吊り足場を組み立てることができ、吊り足場の安全性を向上させることができる。
さらに、本実施の形態1では、第1の鉛直単管5を欄干11の外側面11aに沿わせて取り付けている。これにより、吊り足場を支持する第1の鉛直単管5の横揺れを抑制することができ、吊り足場をより安定させることができる。特に、第1の鉛直単管5の代わりにチェーンや索条を用いて吊り足場を支持する場合は、チェーンや索条に斜め荷重がかかり不安定になる場合があるのに対して、本実施の形態1のように第1の鉛直単管5を用いた場合には、第1の鉛直単管5により垂直荷重として受けられる。このため、固定構造1の強度を向上させることができ、吊り足場をより安定させることができる。
また、本実施の形態1では、第1の鉛直単管5を取り付けるための取付機構として第2の水平単管9および第2の鉛直単管8を組み合わせて使用している。このように、欄干11に対する第1の鉛直単管5の取付機構を単管のみで構成することで、単純な構造とすることができ、汎用性を高めることができる。さらに、第2の水平単管9に対する第2の鉛直単管8のA方向沿いの位置が調整可能であるため、第1の鉛直単管5と第2の鉛直単管8で欄干11を挟み込む際に、欄干11に対してより密着させながら挟み込むことができる。これにより、第1の鉛直単管5をより強固に欄干11に取り付けることができるため、吊り足場をより安定させることができる。
また、本実施の形態1では、第2の水平単管9を第3の鉛直単管10に固定している。これにより、第1の鉛直単管5と足場板2との接続に加えて、第2の水平単管9と第3の鉛直単管10との接続を確立することとなり、固定構造1をより安定させることができる。
次に、前述した固定構造1および当該構造を含んだ吊り足場の組立方法の一例について、図5のフローチャートおよび図6(a)―図6(e)の側面図を用いて説明する。図5および図6(a)―図6(e)に示す方法はあくまで一例であり、当該方法に限定されない。
本実施の形態における固定構造1および当該構造を含んだ吊り足場の組立方法は、大きく2つの工程に大別すると、初期足場の形成を行う工程(ステップS1―S9)と、拡張足場の形成を行う工程(ステップS10−S22)とに分けられる。初期足場の形成の説明では図2の縦断面図を参照し、拡張足場の形成では図6の側面図を参照する。
(初期足場の形成)
まず、図2において欄干11とH形鋼12のみが存在する状態から、第1の水平単管4を設置する(ステップS1)。具体的には、欄干11の下方に設けられたH形鋼12に対して、第1の水平単管4をA方向に延びた状態で固定する。当該固定には鉄骨クランプ48を用いる。
次に、第1の水平単管3を設置する(ステップS2)。具体的には、第1の水平単管4の上に、第1の水平単管3を直交するように交差させて直交クランプにより固定する。
次に、足場板2を設置する(ステップS3)。具体的には、第1の水平単管3の上に、複数の足場板2を配置する。矩形状の足場板2の短手方向をB方向に一致させて、B方向に沿って配列する。
次に、L字状部材7を設置する(ステップS4)。具体的には、第1の水平単管4におけるH形鋼12との接続部とは反対側の端部に、L字状部材7を取り付けて固定する。
次に、足場板13および幅木14を設置する(ステップS5)。具体的には、L字状部材7の上において、複数の足場板2と隣接する位置に足場板13を配置する。前述した足場板2とは異なり、矩形状の足場板13の長手方向をB方向に一致させてB方向に沿って配列し、足場板2とは異なる向きにて配列する(図3参照)。幅木14は、L字状部材7における鉛直方向Cに延びた部分の側面に取り付けられて、足場板13と同方向に配列される。
次に、第1の鉛直単管5を設置する(ステップS6)。具体的には、足場板2の上に一端5eを当接させるように第1の鉛直単管5を配置する。このとき、第1の鉛直単管5の側面を欄干11の外側面11aに沿って密着するように配置する。この状態において、前述した第1の固定具6を用いて、第1の鉛直単管5と第1の水平単管4とを固定する。
次に、第2の水平単管9を設置する(ステップS7)。具体的には、第2の水平単管9を欄干11の上面11bに沿って配置するとともに、既に設けている第1の鉛直単管5に直交クランプにより固定する。
次に、第2の鉛直単管8を設置する(ステップS8)。具体的には、第2の鉛直単管8を欄干11の内側面11cに沿って配置するとともに、既に設けている第2の水平単管9に直交クランプにより固定する。これにより、第1の鉛直単管5の欄干11への取付が完了する。
次に、第3の鉛直単管10を設置する(ステップS9)。具体的には、ステップS4で設けたL字状部材7の一端に、鉛直方向Cに延びる第3の鉛直単管10を取り付けて固定する。当該固定には例えば、L字状部材7の内側に設けたピンを用いて、第3の鉛直単管10をL字状部材7内にはめ込んで取り付けることができる。さらに、第3の鉛直単管10を第2の水平単管9に直交クランプにより固定する。
上述したステップS1−S9により、図1−図3で示した固定構造1による初期足場を形成することができる。これらの工程を行う際には、欄干11から地上までの鉛直方向距離が長い場合には、高速道路や橋などの路面から高所作業車(ブリッジチェッカー)を用いて行うことができる。一方で、欄干11から地上までの距離が短い場合には、高所作業車を用いることなく地上からの作業により実施することができる。
(拡張足場の形成)
次に、拡張足場の形成を行う。具体的には、以下で説明するステップS10−S22を実施する。拡張足場の形成に関するステップS10−S22については、図6の側面図を参照しながら説明する。図6では、説明に必要な構成以外の構成の図示を省略している。
まず、仮設単管15を設置する(ステップS10)。具体的には、図6(a)に示すように、固定構造1による初期足場の第1の水平単管3の直上に、第1の水平単管3と平行に延びる仮設単管15を設置する。仮設単管15は、第2の水平単管9に対して直交クランプにより固定される。
次に、支持管16を設置する(ステップS11)。具体的には、図6(b)に示すように、移動支持管17を挿通した支持管16を仮設単管15に固定する。移動支持管17は、支持管16に挿通されて支持管16内をスライド可能に保持されたパイプである。このような移動支持管17を有する支持管16を、所定のクランプ部材を用いて仮設単管15に平行な状態で固定する。
次に、移動支持管17および支持管16と、新たな水平単管3aとの連結を行う(ステップS12)。具体的には、図6(c)に示すように、第1の水平単管3と同形状の新たな水平単管3aを準備し、水平単管3aの先端と移動支持管17の先端とを第1の連結部材18で連結するとともに、水平単管3aの先端よりもやや後側の部分と支持管16とを第2の連結部材19で連結する。図6(c)に示す例では、第1、第2の連結部材18、19ともにチェーン状の連結部材を用いている。
次に、移動支持管17および新たな水平単管3aを、固定構造1による初期足場の前方に送り出す(ステップS13)。具体的には、足場板2上に載った一人の作業者(図示せず)が水平単管3aを持ち、別の作業者(図示せず)が移動支持管17を持った状態にて、図6(d)に示すように、両単管3a、17を同時に前方に送り出す。
次に、新たな水平単管3aを固定構造1の水平単管3に接続する(ステップS14)。具体的には、前のステップS13により前方に送り出した水平単管3aの後端を、図6(d)に示すように、固定構造1における水平単管3の先端に当接させた状態で、水平単管3および水平単管3aの両端部を所定のクランプ部材により固定する。
その後、図6(e)に示すように、新たな足場板2aの設置(ステップS15)、新たな水平単管4aの設置(ステップS16)、第1の鉛直単管5aの設置(ステップS17)を行うことにより、作業員が作業を行うための土台を構築する。さらに、前述したステップS4、S5、S7−S9と同様のステップS18−S22を行う。具体的には、L字状部材を設置し(ステップS18)、L字状部材上に足場板および幅木を設置し(ステップS19)、第2の水平単管9aを設置し(ステップS20)、第2の鉛直単管を設置し(ステップS21)、第3の鉛直単管を設置する(ステップS22)。これにより、図6(e)に示すように、初期足場と同様の固定構造1aによる拡張足場を形成することができる。
以降、仮設単管15および支持管16を足場の形成方向にスライドさせて使用しながら、ステップS10−S22を繰り返すことにより、固定構造1aと同様の固定構造による拡張足場を順次形成して拡張することができる(スライド工法)。このようなスライド工法によれば、作業者が足場板2、2a上で作業を行うのみで吊り足場を拡張することができるため、高所作業車などを用いることなく、早くかつ安全な方法によって吊り足場を組み立てることができる。また、欄干11から地上までの距離が短く、地上からの作業により初期足場を形成することができれば、初期足場の形成から一貫して高所作業車を用いることなく吊り足場を形成することができる。これにより、高速道路や橋の通行止めを行うことなく吊り足場を形成して、補修作業等を行うことができるため、利便性に優れているといえる。
上述したように、本実施の形態1の吊り足場における固定構造1、1aの組立方法は、複数の足場板2、2aを下方から支持するように、水平方向A、Bに延びる第1の水平単管3、3a、4、4aを配置するステップ(ステップS1、S2、S14、S16)を含む。さらに、第1の水平単管3、3a上に複数の足場板2、2aを水平方向に並べて配列するステップ(ステップS3、S15)が含まれる。さらに、鉛直方向Cに延びて一端が足場板2、2aの1つの上面に接触するように第1の鉛直単管5、5aを配置するステップ(ステップS6、S17)が含まれる。さらに、第1の鉛直単管5、5aの一端が接触する足場板2、2aおよびそれに隣接する足場板2、2aの隙間を通じて、第1の鉛直単管5、5aと第1の水平単管4、4aとを固定するステップ(ステップS6、S17)が含まれる。さらに、第1の鉛直単管5、5aの側面を構造物における欄干11の外側面11aに沿わせるように配置して第1の鉛直単管5、5aを欄干11に取り付けるステップ(ステップS6−S8、S17、S20、S21)が含まれる。このように、複数の足場板2、2aを含む吊り足場を支持するための第1の鉛直単管5、5aを、構造物における欄干11の外側面11aに沿わせるように欄干11に取り付けているため、第1の鉛直単管5、5aの横揺れを抑制することができる。これにより、吊り足場をより安定的に支持することができ、吊り足場の安全性を向上させることができる。
また本実施の形態1における組立方法は、欄干11の内側面11cに沿って鉛直方向Cに延びるように第2の鉛直単管8を配置するステップ(ステップS9、S22)を含む。また、第1の鉛直単管5と第2の鉛直単管8を欄干11の上方にて接続単管により互いに接続して固定するステップ(ステップS7、S20)がさらに含まれる。このとき、接続単管として、欄干11の上面11bに沿うように水平方向に延びて配置された第2の水平単管9を用いる。
また本実施の形態1における組立方法は、第1の水平単管4、4aに対して直接的又は間接的に第3の鉛直単管10を固定して、鉛直方向Cに延びるように配置するステップ(ステップS9、S22)をさらに含む。ここで、第3の鉛直単管10は、接続単管としての第2の水平単管9に固定される。
また本実施の形態1における組立方法では、第1の水平単管を配置するステップは、複数の足場板2、2aを直接的に支持するように、複数の足場板2、2aの配列方向Bに沿って水平単管3、3aを配置するステップ(ステップS2、S14)を含む。さらに、第1の水平単管を配置するステップは、水平単管3、3aを介して間接的に複数の足場板2、2aを支持するように、当該水平単管3、3aに交差させて別の水平単管4、4aを固定するステップ(ステップS1、S16)を含む。ここで、第1の鉛直単管5、5aと第1の水平単管4、4aとを固定する際には、複数の足場板2、2aを間接的に支持する水平単管4、4aと第1の鉛直単管5、5aとを固定する。また、第3の鉛直単管10を配置する際には、複数の足場板2、2aを間接的に支持する水平単管4、4aに第3の鉛直単管10を固定する。
また本実施の形態1における組立方法では、複数の足場板2、2aを直接的に支持する水平単管3、3aを、複数の足場板2、2aを間接的に支持する水平単管4、4aに対して直交して延びるように配置する。
また本実施の形態1における組立方法では、複数の足場板2、2aを配列するステップ(ステップS3、S15)は、構造物に沿って欄干11が延在する方向に複数の足場板2、2aを並べて配列する。
また本実施の形態1における組立方法では、第1の固定具6の第1の把持部80により第1の鉛直単管5、5aを把持し、第1の固定具6の第2の把持部81により第1の水平単管4、4aを把持する(ステップS6、S17)。また、第1の把持部80と第2の把持部81の相対的な鉛直方向距離を第1の固定具6の距離調節部84により調節可能とする(ステップS6、S17)。
なお、固定構造1、1aによる初期足場および拡張足場の組立方法に関するステップS1−S9、S10―S22の順序は、図5のフローチャートで示した例に限られない。固定構造1、1aと同様の構造を有する固定構造を形成できれば、各ステップの順序を適宜入れ替えてもよい。また、必要に応じて足場板や単管の数などを増減させてもよい。当該増減に応じて、各ステップS1−S22で用いる足場板や単管の数、あるいは各ステップの順序を適宜変更してもよい。また本実施の形態1では、足場板2、2aを吊るすために鉛直単管5、5aを用いる場合について説明したが、このような場合に限らず例えば、一部の箇所では鉛直単管5、5aを用いて残りの箇所ではチェーンや索条を用いて吊るす場合であってもよい。また、補強のためにチェーンや索条を付加的に用いることは妨げられない。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る固定構造20について、図7−図11を用いて説明する。
図7に示すように、本実施の形態2における固定構造20は、上段構造50と下段構造60による上下2段構造を有している。
上段構造50は、欄干31に取り付けられる部分である。下段構造60は、上段構造50の下に設けられた、H形鋼32に取り付けられる部分である。本実施の形態2では、欄干31の外側面31aからH形鋼32までの水平方向距離Xが長いため、実施の形態1のように上段のみの構造とすると、前述した移動支持管17を用いたスライド工法を適用した場合に、H形鋼32に対して外側に荷重が集中しやすくなる。そこで、本実施の形態2では、上下2段構造とすることにより、移動支持管を用いたスライド工法を下段でも実施可能とすることで、荷重を分散して、吊り足場をより安定させるものである。
上段構造50は、複数の足場板22と、第1の水平単管23、24と、第1の鉛直単管25と、第1の固定具26と、第2の鉛直単管28と、第2の水平単管29と、第3の鉛直単管30と、補助足場板33と、幅木34とを備える。
複数の足場板22は、第1の水平単管23上に並べて配列される。B方向に延びる第1の水平単管23は、もう一方の第1の水平単管24に対して平面視で直交するように固定される。第1の水平単管23と第1の水平単管24の固定には、単クランプを3つ連ねた3連クランプ35が用いられる。A方向に延びる第1の水平単管24は、H形鋼32の吊りピース36に所定の固定具50により固定される。
足場板22上には、第1の鉛直単管25の一端25eが当接した状態で配置される。この状態で第1の鉛直単管25と第1の水平単管24が第1の固定具26により固定される。第1の鉛直単管25は、欄干31の外側面31aに沿って密着するように配置されている。第1の鉛直単管25には、第2の水平単管29が直交して固定される。第2の水平単管29は、欄干31の上面31bに沿って配置される。第2の水平単管29には、第1の鉛直単管25だけでなく、第2の鉛直単管28および第3の鉛直単管30が固定される。第2の鉛直単管28は、欄干31の内側面31cに沿って鉛直方向Cに延びるように配置されている。第3の鉛直単管30は、鉛直方向Cに延びるとともに、第2の水平単管29および第2の水平単管29に対して平行に延びる第1の水平単管24のそれぞれに固定されている。第3の鉛直単管30と第1の水平単管24の交差部分において、第1の水平単管24上に補助足場板33が配置され、第3の鉛直単管30の側面に幅木34が取り付けられる。このようにして、上段構造50が形成される。
下段構造60は、複数の足場板37と、第3の水平単管38、39と、第4の鉛直単管40と、第2の固定具41と、第5の鉛直単管42と、L字状部材43と、補助足場板44と、幅木45とを備える。
複数の足場板37は、第3の水平単管38上に並べて配列される。B方向に延びる第3の水平単管38は、もう一方の第3の水平単管39に対して平面視で直交するように固定される。第3の水平単管39は、H形鋼32の下端部に鉄骨クランプ49により固定される。足場板37上には、第4の鉛直単管40の一端40eが当接している。この状態で第4の鉛直単管40と第3の水平単管39が第2の固定具41により固定される。第2の固定具41は、第1の固定具26と同様に、実施の形態1における第1の固定具6と同様の固定具である。第4の鉛直単管40の他端側は、前述した上段構造50における第1の水平単管24に固定されている。第1の水平単管24にはさらに、第5の鉛直単管42が固定される。第5の鉛直単管42は、第1の水平単管24と、第1の水平単管24に対して平行に延びる第3の水平単管39とに固定される。
第3の水平単管39の外側端部には、L字状部材43が取り付けられている。L字状部材43上には、補助足場板44と幅木45とが配置されている。L字状部材43の上側端部には、前述した上段構造50に及ぶ第3の鉛直単管30が取り付けられている。このようにして、下段構造60が形成される。
上述した上段構造50と下段構造60による固定構造20においても、第1の鉛直単管25は、欄干31の外側面31aに沿うように取り付けられている。したがって、第1の鉛直単管25の代わりにチェーンや索条を用いて吊り足場を支持する場合と比較して、吊り足場を支持する第1の鉛直単管25の横揺れを抑制することができ、吊り足場をより安定させることができる。また、下段構造60を設けることにより、スライド工法を適用した際の固定構造20のバランスを良好とするだけでなく、上段と下段の両方にて作業を行うことができるため、作業性を向上させることもできる。
次に、本実施の形態2の固定構造20および当該構造を含んだ吊り足場の組立方法の一例について、図10のフローチャートおよび図7、図11の断面図を用いて説明する。図10に示す方法の順序はあくまで一例であり、当該方法に限定されない。
本実施の形態2における固定構造20および当該構造を含んだ吊り足場の組立方法は、大きく2つの工程に大別すると、初期足場の形成を行う工程(ステップS24―S38)と、拡張足場の形成を行う工程(ステップS39―S55)とに分けられる。
(初期足場の形成)
初期足場の形成順序としては、まず下段構造60を形成し、次に上段構造50を形成する。
最初に、図7において欄干31とH形鋼32のみが存在する状態から、第3の水平単管39を設置する(ステップS24)。具体的には、欄干31の下に設けられたH形鋼32の下端部に対して、第3の水平単管39をA方向に延びるように固定する。当該固定には、鉄骨クランプ49を用いる。
次に、第3の水平単管38を設置する(ステップS25)。具体的には、第3の水平単管39の上に第3の水平単管38を交差させて固定する。
次に、足場板37を設置する(ステップS26)。具体的には、第3の水平単管38の上に複数の足場板37を配列する。
次に、第4の鉛直単管40を設置する(ステップS27)。具体的には、足場板37の上に一端40eを当接させるように第4の鉛直単管40を配置する。このような状態において、第2の固定具41を用いて、第4の鉛直単管40と第3の水平単管39を固定する。
次に、第1の水平単管24を設置する(ステップS28)。具体的には、第4の鉛直単管40に第1の水平単管24を交差させて固定しながら、第1の水平単管24の一端をH形鋼32の吊りピース36に所定の固定具50により固定する。
次に、第5の鉛直単管42を設置する(ステップS29)。具体的には、第5の鉛直単管42を、第1の水平単管24および第1の水平単管24に平行に延びる第3の水平単管39のそれぞれに固定する。
次に、L字状部材43を設置する(ステップS30)。具体的には、第3の水平単管39におけるH形鋼32との接続部とは反対側の端部にL字状部材43を取り付けて固定する。
次に、補助足場板44と幅木45を設置する(ステップS31)。具体的には、L字状部材43の上に補助足場板44と幅木45を取り付ける。
次に、第3の鉛直単管30を設置する(ステップS32)。具体的には、L字状部材43の上側端部に第3の鉛直単管30を取り付けるとともに、前述した第1の水平単管24と交差させて固定する。これにより、第1の水平単管24に対して、3つの鉛直単管(第3の鉛直単管30、第4の鉛直単管40および第5の鉛直単管42)が取り付けられた状態となる。
これらのステップS24−S32を実施することにより、下段構造60が形成される。
次に、上段構造50を形成するために、第1の水平単管23を設置する(ステップS33)。具体的には、第1の水平単管24と交差するように第1の水平単管23を設置し、3連クランプ35を用いて互いに固定する。
次に、複数の足場板22を設置する(ステップS34)。具体的には、第1の水平単管23の上に複数の足場板22を並べて配列する。
次に、補助足場板33および幅木34を設置する(ステップS35)。具体的には、第1の水平単管24と第3の鉛直単管30の交差部分において、第1の水平単管24の上に補助足場板33を配置し、第3の鉛直単管30の側面に幅木34を取り付ける。
次に、第1の鉛直単管25を設置する(ステップS36)。具体的には、足場板22の上に一端25eを当接させるように第1の鉛直単管25を配置する。このとき、第1の鉛直単管25の側面を欄干31の外側面31aに沿って密着するように配置する。このような状態において、前述した第1の固定具26を用いて、第1の鉛直単管25と第1の水平単管24を固定する。
次に、第2の水平単管29を設置する(ステップS37)。具体的には、第2の水平単管29を欄干31の上面31bに沿って密着するように配置するとともに、第1の鉛直単管25および第3の鉛直単管30のそれぞれに固定する。
次に、第2の鉛直単管28を設置する(ステップS38)。具体的には、第2の鉛直単管28を欄干31の内側面31cに沿って密着するように配置するとともに、既に設けている第2の水平単管29に固定する。これにより、第1の鉛直単管25の欄干31への取付けが完了する。
これらのステップS33−S38を実施することにより、上段構造50が形成される。
以上、ステップS24−S38を行った結果、図7で示した固定構造20による初期足場を形成することができる。
(拡張足場の形成)
次に、拡張足場の形成を行う。拡張足場の形成方法については、実施の形態1の方法に類似するため、図11の縦断面図を用いて簡略的に説明する。
まず、仮設単管46を設置する。具体的には、図11に示すように、第1の水平単管23と第1の水平単管24を固定している3連クランプ35の下側のクランプに、第1の水平単管23と平行に延びるように仮設単管46を設置する。
次に、支持管47を設置する。具体的には、移動支持管(図示せず)を挿通した支持管47を仮設単管46に固定する。
その後は、前述した実施の形態1にかかる方法のステップS12−S15と同様のステップS39−S42を実施することで(図10のフローチャート参照)、作業者のための土台を構築する。その後さらに、実施の形態2にかかる方法のステップS25、S27−S38と同様のステップS43−S55を実施することにより(図10のフローチャート参照)、固定構造20と同構造の新たな固定構造による拡張足場を形成して順次拡張することができる。
上述したように、本実施の形態2における吊り足場における固定構造20の組立方法は、複数の足場板22を下方から支持するように、水平方向A、Bに延びる第1の水平単管23、24を配置するステップ(ステップS28、S33、S45、S50)を含む。さらに、第1の水平単管23上に複数の足場板22を水平方向に並べて配列するステップ(ステップS34、S51)が含まれる。さらに、鉛直方向Cに延びて一端25eが足場板22の1つの上面に接触するように第1の鉛直単管25を配置するステップ(ステップS36、S53)が含まれる。さらに、第1の鉛直単管25の一端25eが接触する足場板22およびそれに隣接する足場板22の隙間を通じて、第1の固定具26を用いて、第1の鉛直単管25と第1の水平単管24とを固定するステップ(ステップS36、S53)が含まれる。さらに、第1の鉛直単管25の側面を構造物における欄干31の外側面31aに沿わせるように配置して第1の鉛直単管25を欄干31に取り付けるステップ(ステップS36−S38、S53−S55)が含まれる。このように、複数の足場板22を含む吊り足場を支持するための第1の鉛直単管25を、構造物における欄干31の外側面31aに沿って欄干31に取り付けているため、第1の鉛直単管25の横揺れを抑制することができる。これにより、吊り足場をより安定的に支持することができ、吊り足場の安全性を向上させることができる。
なお、固定構造20による初期足場および拡張足場の組立方法に関するステップS24−S38、S39―S55の順序は、図10のフローチャートで示した例に限られない。固定構造20と同様の構造を有する固定構造を形成できれば、各ステップの順序を適宜入れ替えてもよい。
以上、上述の実施の形態1、2を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されない。例えば、実施の形態1、2では、第1の鉛直単管5、25を欄干11、31に取り付けるための取付機構として、第2の鉛直単管8、28および第2の水平単管9、29を用いる場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば、第2の鉛直単管8、28および第2の水平単管9、29に代えて1本のL字状部材を第1の鉛直単管5、25に取り付けて、欄干11、31に引っ掛けるようにして取り付けてもよい。すなわち、第1の鉛直単管5、25を欄干11、31に取り付けることができれば任意の構成であってもよい。なお、実施の形態1、2では、欄干11の上面11bは水平方向に延在し、内側面11cは鉛直方向に延在する場合について説明したが、このような場合に限らず、それぞれの面は任意の形状・傾斜を有してもよい。例えば、第1の鉛直単管5と第2の鉛直単管8を互いに接続して固定する際には、水平方向に延びる第2の水平単管9以外にも、欄干の上面の形状や傾斜に応じて任意の方向に延びる接続単管を用いればよい。
また、実施の形態1、2で説明した欄干11、31の外側面11a、31aは、完全に平坦な場合だけでなく、高速道路や橋の欄干に通常生じうる凹凸や傷が含まれてもよい。このような場合であっても、第1の鉛直単管5、25を欄干11、31の外側面11a、31aに沿わせて配置することで、実施の形態1、2と同様の効果を奏することができる。
また、実施の形態1、2では、第1の鉛直単管5、25の一端5e、25eを足場板2、22上に直接接触させるように配置したが、このような場合に限らない。例えば、第1の鉛直単管5、25の一端5e、25eと足場板2、22の間に緩衝部材などを配置して、一端5e、25eと足場板2、22との一体性を高めたり、第1の鉛直単管5、25から足場板2、22に対してより確実に鉛直荷重を作用させてもよい。
本発明は、吊り足場における固定構造およびその組立方法であれば適用可能である。
1、1a、20 固定構造
2、2a、22、37 足場板
3、3a、23 第1の水平単管
4、4a、24 第1の水平単管
5、5a、25 鉛直単管
5e 一端
6、26 第1の固定具
7、43 L字状部材
8、28 第2の鉛直単管
9、29 第2の水平単管
10、30 第3の鉛直単管
11、31 欄干
11a、31a 外側面
11b、31b 上面
11c、31c 内側面
12、32 H形鋼
13、33、44 補助足場板
14、34、45 幅木
15 仮設単管
16 支持管
17 移動支持管
18 第1の連結部材
19 第2の連結部材
38 第3の水平単管
39 第3の水平単管
40 第4の鉛直単管
41 第2の固定具
42 第5の鉛直単管
48、49 鉄骨クランプ
80 第1の把持部
81 第2の把持部
82 第1の軸部
83 第2の軸部
84 距離調節部

Claims (15)

  1. 水平方向に並べて配列される複数の足場板と、
    水平方向に延びて複数の足場板を下方から支持する第1の水平単管と、
    鉛直方向に延びて一端が足場板の1つの上面に接触する第1の鉛直単管と、
    第1の鉛直単管の一端が接触する足場板およびそれに隣接する足場板の隙間を通じて、第1の鉛直単管と第1の水平単管とを固定する第1の固定具と、
    第1の鉛直単管の側面を構造物における欄干の外側面に沿わせるように配置して第1の鉛直単管を欄干に取り付ける取付機構と、を備え
    取付機構は、欄干の内側面に沿うように鉛直方向に延びて配置された第2の鉛直単管と、第1の鉛直単管と第2の鉛直単管を欄干の上方にて互いに接続して固定する接続単管と、を備える、吊り足場における固定構造。
  2. 接続単管は、欄干の上面に沿うように水平方向に延びて配置された第2の水平単管である、請求項に記載の吊り足場における固定構造。
  3. 第1の水平単管に直接的又は間接的に固定され鉛直方向に延びるように配置された第3の鉛直単管をさらに備え、
    第3の鉛直単管は、取付機構の接続単管に固定される、請求項又はに記載の吊り足場における固定構造。
  4. 第1の水平単管は、複数の足場板の配列方向に沿って延びて、複数の足場板を直接的に支持する水平単管と、複数の足場板を直接的に支持する水平単管と交差した状態で当該水平単管に固定され、複数の足場板を間接的に支持する水平単管と、を備え、
    第1の固定具は、複数の足場板を間接的に支持する水平単管と第1の鉛直単管とを固定し、第3の鉛直単管は、複数の足場板を間接的に支持する水平単管に固定される、請求項に記載の吊り足場における固定構造。
  5. 複数の足場板を直接的に支持する水平単管は、複数の足場板を間接的に支持する水平単管に対して直交するように延びる、請求項に記載の吊り足場における固定構造。
  6. 足場板の配列方向は、構造物に沿って欄干が延在する方向に一致する、請求項1からのいずれか1つに記載の吊り足場における固定構造。
  7. 第1の固定具は、第1の鉛直単管を把持する第1の把持部と、第1の水平単管を把持する第2の把持部と、第1の把持部と第2の把持部の相対的な鉛直方向距離を調節可能な距離調節部とを備える、請求項1からのいずれか1つに記載の吊り足場における固定構造。
  8. 請求項1からのいずれか1つに記載の固定構造を有する吊り足場。
  9. 複数の足場板を下方から支持するように、水平方向に延びる第1の水平単管を配置するステップと、
    第1の水平単管上に複数の足場板を水平方向に並べて配列するステップと、
    鉛直方向に延びて一端が足場板の1つの上面に接触するように第1の鉛直単管を配置するステップと、
    第1の鉛直単管の一端が接触する足場板およびそれに隣接する足場板の隙間を通じて、第1の固定具を用いて、第1の鉛直単管と第1の水平単管とを固定するステップと、
    第1の鉛直単管の側面を構造物における欄干の外側面に沿わせるように配置して第1の鉛直単管を欄干に取り付けるステップと、
    欄干の内側面に沿って鉛直方向に延びるように第2の鉛直単管を配置するステップと、
    第1の鉛直単管と第2の鉛直単管を欄干の上方にて接続単管により互いに接続して固定するステップと、を含む、吊り足場における固定構造の組立方法。
  10. 接続単管として、欄干の上面に沿うように水平方向に延びて配置された第2の水平単管を用いる、請求項に記載の吊り足場における固定構造の組立方法。
  11. 第1の水平単管に対して直接的又は間接的に第3の鉛直単管を固定して、鉛直方向に延びるように配置するステップをさらに含み、
    第3の鉛直単管を接続単管に固定する、請求項又は10に記載の吊り足場における固定構造の組立方法。
  12. 第1の水平単管を配置するステップは、複数の足場板を直接的に支持するように複数の足場板の配列方向に沿って水平単管を配置するステップと、当該水平単管を介して間接的に複数の足場板を支持するように、当該水平単管に交差させて別の水平単管を固定するステップと、を含み、
    第1の鉛直単管と第1の水平単管とを固定するステップは、複数の足場板を間接的に支持する水平単管と第1の鉛直単管とを固定するステップを含み、第3の鉛直単管を配置するステップは、複数の足場板を間接的に支持する水平単管に第3の鉛直単管を固定するステップを含む、請求項11に記載の吊り足場における固定構造の組立方法。
  13. 第1の水平単管を固定するステップは、複数の足場板を直接的に支持する水平単管を、複数の足場板を間接的に支持する水平単管に対して直交させた状態で固定するステップを含む、請求項12に記載の吊り足場における固定構造の組立方法。
  14. 複数の足場板を配列するステップは、構造物に沿って欄干が延在する方向に複数の足場板を配列するステップを含む、請求項から13のいずれか1つに記載の吊り足場における固定構造の組立方法。
  15. 第1の鉛直単管と第1の水平単管とを固定するステップは、第1の固定具の第1の把持部により第1の鉛直単管を把持し、第1の固定具の第2の把持部により第1の水平単管を把持し、第1の把持部と第2の把持部の相対的な鉛直方向距離を第1の固定具の距離調節部により調節可能とするステップを含む、請求項から14のいずれか1つに記載の吊り足場における固定構造の組立方法。
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