JP5851441B2 - Nandフラッシュメモリコントローラ - Google Patents

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Description

実施形態は、NANDフラッシュメモリコントローラに関する。
近年、NANDフラッシュメモリは、微細化の進行により、高いエラー訂正能力を持つエラー訂正回路(ECC)を備えることが不可欠となっている。また、エラー訂正回路のエラー訂正能力は、メモリセルの経年劣化によるエラーの増加を考慮して決定される。即ち、NANDフラッシュメモリの寿命に近い後期においても、エラーを確実に訂正できるだけのエラー訂正能力が必要とされる。
これに対し、NANDフラッシュメモリの使用を開始した直後の初期においては、メモリセルの経年劣化によるエラーは、ほとんどないため、エラー訂正回路のエラー訂正能力が最大限に使用されることはない。しかし、このような場合においても、書き込み/読み出し動作において、エラー訂正回路は、最大限のエラー訂正を可能にするためのエンコード/デコードを行う。
このように、NANDフラッシュメモリの初期においては、エラー訂正回路の能力が十分に発揮されていない。一方、NANDフラッシュメモリは、メモリセルに対して書き込みデータの上書きができないという特徴を有するため、書き込みの度に、メモリセルが劣化していくという課題を有する。従って、この劣化を抑えるためには、書き込みデータのビット数を減らすことが有効である。
特開2010−146226号公報 特開2007−94639号公報 特開2008−152339号公報 特表2006−524858号公報
実施形態は、NANDフラッシュメモリのメモリセルの劣化を抑制し、信頼性を向上させることが可能な技術を提案する。
実施形態によれば、NANDフラッシュメモリコントローラは、Nビット(Nは複数)のデータにMビット(Mは複数)を付加することにより第1の書き込みデータを生成するエンコード部、及び、第1の読み出しデータのエラー訂正を行うことにより前記Nビットのデータを再生するデコード部を備えるエラー訂正回路と、前記第1の書き込みデータを圧縮した第2の書き込みデータを生成する圧縮器、及び、第2の読み出しデータを伸長した前記第1の読み出しデータを生成する伸長器を備えるデータ圧縮/伸長器と、ホストからのデータ書き込みの指示により、前記第2の書き込みデータをNANDフラッシュメモリへ送る動作を制御し、かつ、前記ホストからのデータ読み出しの指示により、前記第2の読み出しデータを前記NANDフラッシュメモリから受ける動作を制御する制御部とを備える。
NANDフラッシュメモリコントローラを示す図。 ルックアップテーブルを示す図。 データ圧縮/伸長器を示す図。 書き込みフローを示す図。 読み出しフローを示す図。 エラー訂正回路のエラー訂正能力とエラービット数との関係を示す図。 NANDフラッシュメモリコントローラを示す図。 NANDフラッシュメモリコントローラを示す図。 書き込みフローを示す図。 読み出しフローを示す図。 NANDフラッシュメモリコントローラの実装例を示す図。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。
[概要]
以下の実施例では、NANDフラッシュメモリのメモリセルの劣化を抑制し、信頼性を向上させることが可能な技術を提案する。
NANDフラッシュメモリの使用を開始した直後の初期においては、エラー訂正回路の能力が十分に発揮されていない。一方、NANDフラッシュメモリにおいて、メモリセルの経年劣化を抑えるためには、書き込みデータのビット数を減らすことが有効である。
そこで、NANDフラッシュメモリコントローラ内に、書き込みデータのビット数を減らすためのデータ圧縮器/データ伸長器を付加する。これにより、NANDフラッシュメモリのメモリセルの経年劣化を抑制し、信頼性の向上を図る。
一方、書き込みデータのビット数の削減を行うと、NANDフラッシュメモリに格納されるデータは、有効データが欠落した少ないビット数となることを意味する。従って、読み出し時に、データ伸張器により復元されたデータは、エラーを有することになる。
以下の実施例では、このエラーをエラー訂正回路により訂正する。これは、特に、エラー訂正回路の能力が十分に発揮されないNANDフラッシュメモリの初期において、非常に有効な技術である。即ち、信頼性の向上のために、書き込みデータのビット数の削減を行ったデメリットを、十分なエラー訂正能力を持ちながらそれを十分に発揮していなかったエラー訂正回路により、解消することができる。
尚、NANDフラッシュメモリの寿命に近い後期においては、メモリセルの経年劣化によるエラーが増加することから、データ圧縮器/データ伸長器をバイパスし、書き込みデータのビット数の削減を行わない処理も可能である。
[実施例]
図1は、NANDフラッシュメモリコントローラを示している。
NANDフラッシュメモリコントローラ10は、CPU(制御部)1、内部バス2、エラー訂正回路(ECC)3、データ圧縮/伸長器4、ホストインターフェイスモジュール(HIM)5、NANDフラッシュメモリインターフェイスモジュール(NIM)6、及び、ルックアップテーブル(記憶部)7を備える。
エラー訂正回路3は、例えば、Nビット(Nは複数)のデータにMビット(Mは複数)を付加することにより符号化(エンコード)処理された第1の書き込みデータW1を生成するエンコード部3a、及び、第1の読み出しデータR1のエラー訂正を行うことによりNビットのデータを再生するデコード部3bを備える。
データ圧縮/伸長器4は、第1の書き込みデータW1のビット数を減らした(圧縮した)第2の書き込みデータW2を生成する圧縮器4a、及び、第2の読み出しデータR2のビット数を増やした(伸長した)第1の読み出しデータR1を生成する伸長器4bを備える。第2の書き込みデータW2は、NANDフラッシュメモリ12へ書き込まれ、第2の読み出しデータR2は、NANDフラッシュメモリ12から読み出される。
圧縮器4aは、準可逆圧縮器である。準可逆圧縮器とは、圧縮したデータを、伸長器(復元器)により100%復元できない圧縮器のことである。これに対し、可逆圧縮器とは、圧縮したデータを、伸長器(復元器)により100%復元できる圧縮器のことである。以下、同じ。
準可逆圧縮器は、可逆圧縮器に比べ、同一の圧縮率を仮定したときに、回路規模が小さくなるという利点がある。また、準可逆圧縮器は、可逆圧縮器に比べ、同一の回路規模を仮定したときに、圧縮率が高くなるという利点がある。そして、準可逆圧縮器のデメリットである100%の復元が不可能である点に関しては、後述するように、エラー訂正回路3により補う。
ホストインターフェイスモジュール5は、ホスト11に対するインターフェイスとして機能し、例えば、USB(Universal serial bus)、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)などを使用可能である。NANDフラッシュメモリインターフェイス6は、NANDフラッシュメモリ13に対するインターフェイスとして機能する。
ルックアップテーブル7は、例えば、NANDフラッシュメモリ内の複数のブロックの各々の書き込み/消去回数(経年劣化)を記憶する。
また、図2に示すように、ルックアップテーブル7は、NANDフラッシュメモリ内の複数のブロックBK0,…BKnの各々について、データ圧縮/伸長器4のモードを選択するモード選択データModeや、データ圧縮/伸長器4のバイパス(使用/不使用)を決めるフラグBypass flagを記憶してもよい。
図2の例では、データ圧縮/伸長器4のモードを選択するモード選択データModeは、2ビットである。この場合、例えば、図3に示すように、データ圧縮/伸長器4のデータの圧縮率に応じて、3つのモードを設定することができる。
第1のモードは、データの圧縮率が最も高いモードである。このモードが選択されたときは、図3の切り替え回路4c,4dにより、データ圧縮/伸長器4内の準可逆圧縮器4a-large及び伸長器4b-largeが選択される。例えば、図2のルックアップテーブル内のモード選択データModeが00のとき、第1のモードが選択される。
第2のモードは、データの圧縮率が中間のモードである。このモードが選択されたときは、図3の切り替え回路4c,4dにより、データ圧縮/伸長器4内の準可逆圧縮器4a-middle及び伸長器4b-middleが選択される。例えば、図2のルックアップテーブル内のモード選択データModeが01のとき、第2のモードが選択される。
第3のモードは、データの圧縮率が最も低いモードである。このモードが選択されたときは、図3の切り替え回路4c,4dにより、データ圧縮/伸長器4内の準可逆圧縮器4a-small及び伸長器4b-smallが選択される。例えば、図2のルックアップテーブル内のモード選択データModeが10のとき、第3のモードが選択される。
また、これら複数のモードの切り替えは、NANDフラッシュメモリ12内の複数のブロックの各々の書き込み/消去回数の増加に応じて、第1の書き込みデータW1の圧縮率が小さくなる方向、又は、第2の読み出しデータR2の伸長率が小さくなる方向に、それぞれ行うのが望ましい。すなわち、NANDフラッシュメモリの使用を開始した直後の初期においては、準可逆圧縮器4a-large及び伸長器4b-largeを選択し、NANDフラッシュメモリの経年劣化が進むと共に準可逆圧縮器4a-small及び伸長器4b-smallを選択するように制御するのが望ましい。
但し、第1の書き込みデータW1の圧縮率は、(Bitw1-Bitw2)/Bitw1で表され、第2の読み出しデータR2の伸長率は、(Bitr1-Bitr2)/Bitr1で表されるものとする。Bitw1は、第1の書き込みデータのビット数であり、Bitw2は、第2の書き込みデータのビット数である。Bitr1は、第1の読み出しデータのビット数であり、Bitr2は、第2の読み出しデータのビット数である。
また、図2の例では、フラグBypass flagが0のとき、データ圧縮/伸長器4を使用したデータ圧縮/伸長が行われ、フラグBypass flagが1のとき、データ圧縮/伸長器4を使用したデータ圧縮/伸長が行われない(バイパス)。
例えば、NANDフラッシュメモリ12内の各ブロックの書き込み/消去回数(経年劣化)の増加に応じて、第1のモード→第2のモード→第3のモード→バイパスという順序で、モードを切り替えることにより、エラー訂正回路3の能力を超えない範囲で、NANDフラッシュメモリ12内の各ブロックの書き込み/消去回数の増加を抑制することができる。結果として、NANDフラッシュメモリの信頼性を向上できる。
尚、NANDフラッシュメモリ12内の複数のブロックのうち、フラグBypass flagがデータ圧縮/伸長器4をバイパスすることを示しているブロックについては、経年劣化が著しいと判断することができる。従って、このようなブロックは、近い将来、不良ブロックになる可能性が高い。
そこで、NANDフラッシュメモリ12のブロックの不良化を防ぐため、フラグBypass flagがデータ圧縮/伸長器4をバイパスすることを示しているブロック内のデータを、フラグBypass flagがデータ圧縮/伸長器4をバイパスすることを示していないブロック内へ移動させることが望ましい。
ところで、CPU1は、ホスト11からのデータ書き込みの指示により、第2の書き込みデータをNANDフラッシュメモリ12へ送る動作を制御し、かつ、ホスト11からのデータ読み出しの指示により、第2の読み出しデータをNANDフラッシュメモリ12から受ける動作を制御する。
CPU1による動作制御の例を説明する。
図4は、ホストからデータ書き込みの指示があったときのフローを示している。
まず、書き込みデータは、ホストインターフェイスモジュール(HIM)を経由して、エラー訂正回路(ECC)内のエンコード部で、エンコード処理される(ステップST1〜ST2)。
次に、ルックアップテーブルを参照し、データ圧縮器内において準可逆圧縮を行うか否かを決める(ステップST3)。
準可逆圧縮を行わないとき、即ち、フラグがデータ圧縮/伸長器をバイパスすることを示しているとき、エンコード処理された書き込みデータは、準可逆圧縮されずに、NANDフラッシュメモリインターフェイスモジュール(NIM)を経由して、NANDフラッシュメモリへ転送される(ステップST5)。
これに対し、準可逆圧縮を行うとき、即ち、フラグがデータ圧縮/伸長器をバイパスしないことを示しているとき、エンコード処理された書き込みデータは、準可逆圧縮された後に、NANDフラッシュメモリインターフェイスモジュール(NIM)を経由して、NANDフラッシュメモリへ転送される(ステップST4〜ST5)。
ここで、準可逆圧縮のモードについては、ルックアップテーブルを参照することにより決定される。
図5は、ホストからデータ読み出しの指示があったときのフローを示している。
まず、NANDフラッシュメモリインターフェイスモジュール(NIM)からの読み出しデータについて、ルックアップテーブルを参照し、データ伸長器内においてデータ伸長を行うか否かを決める(ステップST11〜ST12)。
データ伸長を行わないとき、即ち、フラグがデータ圧縮/伸長器をバイパスすることを示しているとき、読み出しデータは、伸長されずに、エラー訂正回路(ECC)へ転送される(ステップST14)。読み出しデータは、エラー訂正回路内のデコード部で、デコード処理された後に、ホストインターフェイスモジュールを経由して、ホストへ転送される(ステップST15)。
これに対し、データ伸長を行うとき、即ち、フラグがデータ圧縮/伸長器をバイパスしないことを示しているとき、読み出しデータは、伸長された後に、エラー訂正回路へ転送される(ステップST13〜ST14)。また、伸長された読み出しデータは、エラー訂正回路内のデコード部で、デコード処理された後に、ホストインターフェイスモジュールを経由して、ホストへ転送される(ステップST15)。ここで、伸長された読み出しデータは、エラーを含んだ読み出しデータとなっている。すなわち、NANDフラッシュメモリから読み出されている読み出しデータは準可逆圧縮されたデータであるため、伸長処理を行っても100%のデータに伸長されない。したがって、伸長処理されたデータは、準可逆圧縮される前のデータと一致しない。しかし、エラー訂正回路内のデコード部において、エラーを含んだ読み出しデータについてエラー訂正を行ったデコード処理を実行することが可能なため、エラーの無い読み出しデータをホストへ転送することが可能になる。
ここで、データ伸長のモードについては、ルックアップテーブルを参照することにより決定される。
図6は、エラー訂正回路の訂正可能な最大ビット数と準可逆圧縮によるエラービット数との関係を示している。
同図において、Bit-maxは、エラー訂正回路のエラー訂正可能な最大ビット数であり、Bit-lossは、準可逆圧縮によるエラービット数であり、Bit-errorは、NANDフラッシュメモリの経年劣化によるエラービット数であり、Bit-surplusは、Bit-maxからBit-error及びBit-lossを差し引いた余剰ビット数である。
同図の(a)に示すように、実施例では、Bit-lossが新たに追加されているため、初期状態から経年劣化状態にかけて、エラー訂正回路が効率よく使用されている。特に、初期状態では、Bit-lossとBit-errorとにより、エラービット数の合計が増えるが、このエラービット数の合計は、エラー訂正回路の最大のエラー訂正能力、即ち、Bit-maxを超えるものではない。
従って、Bit-lossの追加によるデメリットはなく、逆に、エラー訂正回路の能力を初期状態から有効に使えるというメリットが発生する。
ここで、経年劣化状態(T)において、Bit-lossとBit-errorの合計が所定の閾値(Q)を超えたときは、同図に示すように、バイパス処理により、その後のBit-lossをなくせば、Bit-lossとBit-errorの合計がエラー訂正回路の最大のエラー訂正能力、即ち、Bit-maxを超えることはない。
これに対し、同図の(b)に示すように、比較例では、初期状態において、Bit-lossがないため、Bit-surplusが非常に多くなっている。即ち、比較例では、初期状態から経年劣化状態にかけて、エラー訂正回路が効率よく使用されていない。
尚、実施例において、Bit-lossとBit-errorの合計が所定の閾値を超えたときは、例えば、図2のルックアップテーブルのフラグBypass flagを1にセットする。
以上、説明したように、実施例によれば、NANDフラッシュメモリのメモリセルの劣化を抑制し、信頼性を向上させることができる。
[変形例]
図7は、図1のNANDフラッシュメモリコントローラの第1の変形例を示している。
この変形例の特徴は、図1と比べると、NANDフラッシュメモリコントローラ10が、ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMAC)8をさらに備えている点にある。その他の点については、実施例と同じであるため、詳細な説明を省略する。
ダイレクトメモリアクセスコントローラ8は、ホスト11からNANDフラッシュメモリ12への書き込みデータの転送、並びに、NANDフラッシュメモリ12からホスト11への読み出しデータの転送を、直接、行うことを可能にする。この場合、書き込みデータ又は読み出しデータをバースト転送することにより、データ転送の高速化を図ることができる。
尚、バースト転送とは、アドレス指定などの一部の処理を省略することにより、連続データを高速転送する手法のことである。
図8は、図1のNANDフラッシュメモリコントローラの第2の変形例を示している。
この変形例の特徴は、図1と比べると、NANDフラッシュメモリコントローラ10が、データ圧縮/伸長器9をさらに備えている点にある。その他の点については、実施例と同じであるため、詳細な説明を省略する。
データ圧縮/伸長器9は、可逆圧縮器9aと伸長器9bとを備える。データ圧縮/伸長器9は、ホスト11からの書き込みデータのビット数を、予め、データ圧縮により低減しておくことを目的としているため、エラー訂正回路3とホストインターフェイスモジュール5との間に接続される。
即ち、データ圧縮/伸長器9の対象となる書き込みデータは、エラー訂正回路3によるエンコード処理前のデータであるため、データ復元に関しては、100%の復元率が要求される。従って、圧縮器9aは、準可逆圧縮器ではなく、可逆圧縮器である必要がある。
図8のCPU1による動作制御の例を説明する。
図9は、ホストからデータ書き込みの指示があったときのフローを示している。
まず、書き込みデータは、ホストインターフェイスモジュール(HIM)を経由して、データ圧縮器内に入力される。データ圧縮器では、可逆圧縮を行うか否かを決める(ステップST21〜ST22)。
可逆圧縮を行わないとき、書き込みデータは、可逆圧縮されずに、エラー訂正回路(ECC)内へ入力される。また、書き込みデータは、エラー訂正回路内のエンコード部で、エンコード処理される(ステップST24)。
これに対し、可逆圧縮を行うとき、書き込みデータは、可逆圧縮された後に、エラー訂正回路内へ入力される。また、可逆圧縮された書き込みデータは、エラー訂正回路内のエンコード部で、エンコード処理される(ステップST23〜ST24)。
ここで、可逆圧縮を行うか否かは、ルックアップテーブルを参照することにより決定される。
次に、ルックアップテーブルを参照し、データ圧縮器内において準可逆圧縮を行うか否かを決める(ステップST25)。
準可逆圧縮を行わないとき、即ち、フラグがデータ圧縮/伸長器をバイパスすることを示しているとき、エンコード処理された書き込みデータは、準可逆圧縮されずに、NANDフラッシュメモリインターフェイスモジュール(NIM)を経由して、NANDフラッシュメモリへ転送される(ステップST27)。
これに対し、準可逆圧縮を行うとき、即ち、フラグがデータ圧縮/伸長器をバイパスしないことを示しているとき、エンコード処理された書き込みデータは、準可逆圧縮された後に、NANDフラッシュメモリインターフェイスモジュール(NIM)を経由して、NANDフラッシュメモリへ転送される(ステップST26〜ST27)。
ここで、準可逆圧縮のモードについては、ルックアップテーブルを参照することにより決定される。
図10は、ホストからデータ読み出しの指示があったときのフローを示している。
まず、NANDフラッシュメモリインターフェイスモジュール(NIM)からの読み出しデータについて、ルックアップテーブルを参照し、データ伸長器内においてデータ伸長を行うか否かを決める(ステップST31〜ST32)。
データ伸長を行わないとき、即ち、フラグがデータ圧縮/伸長器をバイパスすることを示しているとき、読み出しデータは、伸長されずに、エラー訂正回路(ECC)へ転送される。また、読み出しデータは、エラー訂正回路内のデコード部で、デコード処理される(ステップST34)。
これに対し、データ伸長を行うとき、即ち、フラグがデータ圧縮/伸長器をバイパスしないことを示しているとき、読み出しデータは、伸長された後に、エラー訂正回路へ転送される。また、伸長された読み出しデータは、エラー訂正回路内のデコード部で、デコード処理される(ステップST33〜ST34)。
ここで、データ伸長のモードについては、ルックアップテーブルを参照することにより決定される。
次に、データ伸長器内においてデコード処理された読み出しデータについてデータ伸長を行うか否かを決める(ステップST35)。データ伸長を行わないとき、デコード処理された読み出しデータは、伸長されずに、ホストインターフェイスモジュールを経由して、ホストへ転送される(ステップST37)。
これに対し、データ伸長を行うとき、デコード処理された読み出しデータは、伸長された後に、ホストインターフェイスモジュールを経由して、ホストへ転送される(ステップST36〜ST37)。
ここで、データ伸長を行うか否かは、ルックアップテーブルを参照することにより決定される。
本例によれば、データ圧縮/伸長器9を追加することで、NANDフラッシュメモリ12への書き込みデータをさらに低減し、NANDフラッシュメモリのメモリセルの劣化を抑制することができる。
[実装例]
図11は、NANDフラッシュメモリコントローラの実装例を示している。
上述の実施例及び変形例に係わるNANDフラッシュメモリコントローラとNANDフラッシュメモリとは、例えば、1つのパッケージ21内に組み込むことが可能である。尚、パッケージの種類は、本例に限定されることはない。
1つのパッケージ21内には、NANDフラッシュメモリコントローラ(チップ)22及び複数のNANDフラッシュメモリ(チップ)23が互いに積み重ねられる。NANDフラッシュメモリコントローラ22上に積み重ねるNANDフラッシュメモリ23の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
また、NANDフラッシュメモリコントローラ22とNANDフラッシュメモリ23とは、ボンディングワイヤや、TSV(Through Silicon Via)などの配線技術により、互いに接続される。
[むすび]
以上、実施例によれば、NANDフラッシュメモリのメモリセルの劣化を抑制し、信頼性を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1: CPU、 2: 内部バス、 3: エラー訂正回路、 4,9: データ圧縮/伸長器、 5: ホストインターフェイスモジュール、 6: NANDフラッシュメモリインターフェイスモジュール、 7: ルックアップテーブル、 8: ダイレクトメモリアクセスコントローラ、 10: NANDフラッシュメモリコントローラ、 11: ホスト、 12: NANDフラッシュメモリ。

Claims (5)

  1. Nビット(Nは複数)のデータにMビット(Mは複数)を付加することにより第1の書き込みデータを生成するエンコード部、及び、第1の読み出しデータのエラー訂正を行うことにより前記Nビットのデータを再生するデコード部を備えるエラー訂正回路と、
    前記第1の書き込みデータを圧縮した第2の書き込みデータを生成する圧縮器、及び、第2の読み出しデータを伸長した前記第1の読み出しデータを生成する伸長器を備えるデータ圧縮/伸長器と、
    ホストからのデータ書き込みの指示により、前記第2の書き込みデータをNANDフラッシュメモリへ送る動作を制御し、かつ、前記ホストからのデータ読み出しの指示により、前記第2の読み出しデータを前記NANDフラッシュメモリから受ける動作を制御する制御部とを具備し、
    前記第2の書き込みデータは、前記伸長器によりデータ伸長処理を行うと前記第1の書き込みデータとはならない
    ことを特徴とするNANDフラッシュメモリコントローラ。
  2. 前記データ圧縮/伸長器をバイパスするか否かを決めるフラグを記憶する記憶部をさらに具備し、
    前記フラグが前記データ圧縮/伸長器をバイパスすることを示しているとき、
    前記制御部は、前記データ書き込みの指示により、前記第1の書き込みデータを前記NANDフラッシュメモリへ送る動作を制御し、かつ、前記データ読み出しの指示により、前記第1の読み出しデータを前記NANDフラッシュメモリから受ける動作を制御する
    請求項1に記載のNANDフラッシュメモリコントローラ。
  3. 前記フラグは、前記NANDフラッシュメモリ内の複数のブロックの各々に対して設けられ、
    前記制御部は、前記複数のブロックのうち、前記フラグが前記データ圧縮/伸長器をバイパスすることを示しているブロック内のデータを、前記複数のブロックのうち、前記フラグが前記データ圧縮/伸長器をバイパスすることを示していないブロック内へ移動させる
    請求項2に記載のNANDフラッシュメモリコントローラ。
  4. 前記データ圧縮/伸長器の複数のモードのうちの1つを選択するモード選択データを記憶する記憶部をさらに具備し、
    前記データ圧縮/伸長器は、前記複数のモードに対応して、前記第1の書き込みデータの圧縮率が異なる複数の圧縮器、前記第2の読み出しデータの伸長率が異なる複数の伸長器、並びに、前記複数の圧縮器のうちの1つ及び前記複数の伸長器のうちの1つを選択する切り替え回路を備える
    請求項1に記載のNANDフラッシュメモリコントローラ。
  5. 前記モード選択データは、前記NANDフラッシュメモリ内の複数のブロックの各々に対して設けられ、
    前記制御部は、前記複数のブロックの各々の書き込み/消去回数の増加に応じて、前記第1の書き込みデータの圧縮率が小さくなる方向、又は、前記第2の読み出しデータの伸長率が小さくなる方向に、前記複数のモードを順次切り替える
    請求項4に記載のNANDフラッシュメモリコントローラ。
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