JP5844881B2 - 切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法 - Google Patents

切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法に関する。
従来、切削加工などに用いられる切削工具として、ホルダに切削インサートが装着されたスローアウェイ式の切削工具が用いられている。このような切削工具に用いられる切削インサートは、一般的に、上面、下面および側面を有し、上面と側面との交線部に切刃が形成された構成となっている。この切刃を金属部材のような回転する被削材に接触させることによって、被削材を切削することができる。
切削インサートとしては、特許文献1に記載の切削チップのように、被削材の切屑が当接する突起を上面に設けた構成が提案されている。特許文献1に記載の切削インサートにおいては、被削材の切屑を第1突起(第1リッジ)、および第1突起から延びた第2突起(第2リッジ)に当接させることによって切屑を湾曲させることができる。
特許文献1に記載の切削インサートにおいて、切屑は、高切込み加工時に、まず第2突起に接触する。そして、第2突起を乗り上げた後、第1突起に接触する。このとき、第2突起の上端が第1突起に接するように位置していることから、切屑が、第2突起の上から第1突起の上を進む際に、滑らかに進行する。そのため、切屑を適当な形状に湾曲させることが困難になる可能性がある。このような場合には、切屑の湾曲が不十分となり、切屑が必要以上に長くなってしまう可能性があった。
特開2009−208216号公報
本発明の一態様に基づく切削インサートは、多角柱形状であって、上面、下面、ならびに前記上面および前記下面の間に位置する側面を有し、前記上面と前記側面との交線部に切刃が形成されている。前記上面は、上方に凸である主部と、該主部から前記上面の角部に向かって突出した第1の突出部と、該第1の突出部における前記上面の角部に向かう第1先端と前記角部との間の領域を間に挟むように前記第1の突出部から前記上面の周縁に向かってそれぞれ突出した一対の第2の突出部とを有している。そして、上記態様の切削インサートは、前記一対の第2の突出部における前記下面からの高さが最も高い第2上端が、前記第1の突出部から離れており、前記一対の第2の突出部のそれぞれにおける前記第2上端の高さが、前記第1の突出部における前記下面からの高さが最も高い第1上端の高さと同じであることを特徴としている。
本発明の第1の実施形態の切削インサートを示す斜視図である。 図1に示す切削インサートの平面図である。 図1に示す切削インサートにおける領域Aを拡大した拡大斜視図である。 図3に示す切削インサートにおける領域Cをさらに拡大した拡大斜視図である。 図2に示す切削インサートにおける領域Bを拡大した拡大平面図である。 図5に示す切削インサートにおける領域Dをさらに拡大した拡大斜視図である。 図5に示す切削インサートにおける領域Dをさらに拡大した拡大斜視図である。 図1に示す切削インサートのY1−Y1断面における、第1の突出部を含む領域を拡大した拡大断面図である。 図5に示す切削インサートのY2−Y2断面における、第2の突出部を含む領域を拡大した拡大断面図である。 本発明の一実施形態にかかる切削方法の工程図である。 本発明の一実施形態にかかる切削方法の工程図である。 本発明の一実施形態にかかる切削方法の工程図である。
<切削インサート>
以下、一実施形態の切削インサートについて、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明の切削インサートは、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法および各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
図1〜9に示すように、本実施形態の切削インサート1は、平面視した場合の形状が四角形状、具体的には菱形状である上面3および下面5を備えている。より具体的には、上面3および下面5は、厳密な四角形ではない。四角形を為す各辺の交点である角部がそれぞれ曲線状であるコーナ部となっている。
また、上面3と下面5との間には、これらの面にそれぞれ接続された4つの側面7を備えている。側面7は、上面3および下面5における四角形を為す各辺の間に位置する平坦な部分と、上面3および下面5における曲線状となっている部分の間に位置する曲面状の部分とを有している。具体的には、側面7は、平坦な第1側面7a、曲面状のコーナ側面7b、および平坦な第2側面7cを有している。
上面3と下面5とは、平面視した場合に互いに重なり合うように略同一形状である。そのため、上面3と下面5との間に位置する4つの側面7は、それぞれ上面3および下面5に対して垂直に形成されている。これらの上面3、下面5および側面7によって、切削インサート1は多角柱状、具体的には、四角柱形状に構成されている。
また、上面3と側面7との交線部、および下面5と側面7との交線部にはそれぞれ切刃9が形成されている。すなわち、本実施形態の切削インサート1は、上面3と側面7との交線部に加えて、下面5と側面7との交線部にも切刃9が形成された、いわゆるネガティブ型の切削インサート1である。なお、切削インサート1としては、上面3と側面7との交線部のみに切刃9が形成された、いわゆるポジティブ型の切削インサート1であっても何ら問題ない。
本実施形態の切削インサート1はネガティブ型であり、本実施形態の切削インサート1における下面5は、特に図示しないが、上面3と同様の構成を有している。ネガティブ型の切削インサート1は、上下反転させて用いることができる。すなわち、切削インサート1の下面5を着座面としてホルダ103に装着している場合には、切削インサート1の上面3と側面7との交線部に形成された切刃9を切削加工に用いることができる。また、上下反転させて、切削インサート1の上面3を着座面としてホルダ103に装着している場合には、切削インサート1の下面5と側面7との交線部に形成された切刃9を切削加工に用いることができる。
切刃9においては、上面3と第1側面7aとの交線部に第1切刃9aが、上面3とコーナ側面7bとの交線部にコーナ切刃9bが、上面3と第2側面7cとの交線部に第2切刃9cがそれぞれ形成されている。
切刃9の下面5からの高さは一定であってもよいが、本実施形態における切刃9は、第1切刃9aおよび第2切刃9cにおけるコーナ切刃9bに隣接する部分が角部27から離れるにしたがって下面側に傾斜した構成になっている。第1切刃9aおよび第2切刃9cにおけるコーナ切刃9bに隣接する部分は高切込み時において用いられるが、この構成によって、この部分の切削抵抗を下げることができる。
本実施形態の切削インサート1における菱形状の上面3における長手方向の幅は、例えば15〜25mm程度に設定される。また、長手方向に垂直な方向の幅は、10〜22mm程度に設定される。菱形状の下面5の大きさは、上記する上面3の大きさに合わせて設定される。切削インサート1の厚みは、例えば3〜7mm程度に設定される。
このとき、厚みとは、切削インサート1を側面視した場合に、上面3のうち最も上方に位置する部分と下面5のうち最も下方に位置する部分までの上下方向の幅を意味している。例えば、本実施形態の切削インサート1においては、上面3の上端および下面5の下端にそれぞれ、ホルダ103に装着される際に着座面となる平坦面が形成されている。これらの平坦面における上下方向の幅が切削インサート1の厚みである。
切削インサート1の材質としては、例えば、超硬合金あるいはサーメットなどが挙げられる。超硬合金の組成としては、例えば、炭化タングステン(WC)にコバルト(Co)の粉末を加えて焼結して生成されるWC−Co、WC−Coに炭化チタン(TiC)を添加したWC−TiC−Co、あるいはWC−TiC−Coに炭化タンタル(TaC)を添加したWC−TiC−TaC−Coがある。また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料であり、具体的には、炭化チタン(TiC)、または窒化チタン(TiN)を主成分としたチタン化合物が挙げられる。
切削インサート1の表面は、化学蒸着(CVD)法または物理蒸着(PVD)法を用いて被膜でコーティングされていてもよい。被膜の組成としては、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)またはアルミナ(Al)などが挙げられる。
本実施形態の切削インサート1における上面3は、主部11、ランド部13およびブレーカ溝15を有している。主部11は、上方に凸の形状であって、後述する貫通孔17を囲むように位置している。上面3の周縁には、主部11を囲むようにランド部13が形成されている。すなわち、ランド部13と側面7との交線部に切刃9が形成されている。
また、主部11とランド部13との間にはブレーカ溝15が形成されている。主部11およびランド部13における下面5からの高さは、ブレーカ溝15の底面における下面5からの高さよりも高い位置にある。また、主部11における下面5からの高さは、ランド部13における下面5からの高さよりも高い。
ブレーカ溝15における切刃9に沿った領域のすくい角は、高切込み領域で切屑を引き込み、切屑のカールを促進させる目的と、切削抵抗を下げる目的とから、角部27の近傍で最大となっている。また、角部27に対応する部分および角部27から離れた部分では強度維持のため、上記の部分よりも相対的に小さい角度となっている。
なお、上記した「下面5からの高さ」とは、下面5が平坦面である場合であれば、この平坦面からの上下方向の幅を意味する。また、本実施形態の切削インサート1のように下面5に凹凸がある場合であれば、「下面5からの高さ」とは、ホルダ103に装着される際に着座面として機能する、平坦な下端面からの上下方向の幅を意味する。
また、上面3は、主部11から上面3の角部27に向かって突出した第1の突出部19と、第1の突出部19から上面3の周縁に向かってそれぞれ突出した一対の第2の突出部21,23とを有している。第1の突出部19および第2の突出部21,23における下面5からの高さは、主部11における下面5からの高さよりも低い。一対の第2の突出部21,23は、少なくとも第1の突出部19の先端部19a(以下、単に先端部19aともいう)および第1の突出部19の先端と角部27との間の領域を間に挟むように位置している。
このような第2の突出部21,23を有していることから、第2の突出部21,23より低切込みかつ高送り加工時において、一対の第2の突出部21,23によって切屑を処理するため、高送り加工時に切屑が詰まることが抑制され、切削抵抗が上がらずに切屑をコントロールすることができる。
さらに、本実施形態の切削インサート1は、一対の第2の突出部21,23が、単に第1の突出部19から上面3の周縁に向かってそれぞれ突出しているのではなく、一対の第2の突出部21,23の上端のそれぞれが第1の突出部19から離れている、という第1の特徴を有している。すなわち、第1の突出部19と第2の突出部21,23との境界に窪みである凹部25が形成される。より具体的には、第1の突出部19と第2の突出部21,23との間に、上方、および第2の突出部21,23の突出する方向に直交する方向に開口する凹部25が形成される。
このように、第1の突出部19と第2の突出部21,23との間に窪みができるので、例えば高切込み加工時の様に、第2の突出部21,23に乗り上げた切屑が、この窪みに引き込まれてから第1の突出部19に当たるため切屑を容易に湾曲させることができる。そのため、切屑が分断され易くなるので、切屑が過度に長くなることを抑制でき、切屑の排出性を良好なものにできる。
本実施形態の切削インサート1には、上面3の中央から下面5の中央にかけて貫通する貫通孔17が形成されている。貫通孔17は、切削インサート1を切削工具101のホルダ103にネジ止め固定する際にボルト105を挿入するために設けられている。なお、切削インサート1をホルダ103に固定する方法としては、上記のネジ止め固定による方法に代えて、クランプ構造を採用してもよい。
主部11は、上側端面が平坦面である。切削インサート1を上下反転させて、切削インサート1の上面3を着座面としてホルダ103に装着する場合に、主部11の上側端面が着座面として機能する。第1の突出部19は、主部11から上面3の角部27に向かって突出している。一対の第2の突出部21,23は、第1の突出部19の先端と角部27との間の領域を間に挟むように位置している。
本実施形態の切削インサート1においては、第1の突出部19の先端と角部27とを結ぶ直線を間に挟むように一対の第2の突出部21,23が位置している。一対の第2の突出部21,23は上記の直線を中心軸として線対称となるように位置している。第1の突出部19および第2の突出部21,23は、それぞれ切屑のいわゆるブレーカとして機能する。
一対の第2の突出部21,23の上端のそれぞれは、第1の突出部19の上端と同じ高さに位置した構成とすることができる。第1の突出部19の上端の高さ、具体的には下面5からの高さが第2の突出部21,23の上端の高さと同程度であることによって、切屑をより安定して湾曲させることができる。
また、第2の突出部21,23のいずれかに接触して第1の突出部19の後端部19bへと切屑が向かった場合に、切屑を後端部19bに滑らかに接触させ易くなる。切屑が第1の突出部19の後端部19bに強く接触すると後端部19bを起点として切屑が詰まり易くなる。後端部19bを起点として切屑が詰まった場合には、切屑が第1の突出部19の後端部19bだけでなく先端部19aにも強く接触するようになり、先端部19aが損傷する可能性がある。しかしながら、切屑が後端部19bに滑らかに接触することによって切屑が先端部19aに強く接触する可能性を小さくできる。結果として、先端部19aが損傷する可能性を小さくできる。
一方、高切込みかつ低送り加工時において第1の突出部19および第2の突出部21,23の側面に切屑が接触した場合に、第1の突出部19の上端と第2の突出部21,23の上端の高さが同じであることによって、第1の突出部19および第2の突出部21,23における切屑の湾曲のばらつきを小さくできる。そのため、安定して切屑を湾曲させることができる。
本実施形態の切削インサート1においては、第1の突出部19の先端面19aが下面5に対して傾斜する平坦面形状であるとともに、主部11の先端面11aが下面5に対して傾斜する凹曲面形状である。低切込みかつ低送り加工時において、第2の突出部21,23の側面に加えて第1の突出部19の先端面に切屑が接触する。相対的に厚みが小さく変形し易い切屑を安定して湾曲させるため、第1の突出部19の先端は平坦な傾斜面となっている。
また、主部11の先端面には高送り加工時において切屑が当接する。高送り加工時においては、切屑の厚みが相対的に大きい。このような場合に、主部11の先端面が変形する可能性を抑制するとともに、切屑を安定して湾曲させるため、図5に示すように、主部11の先端が凹状の傾斜面となっている。
本実施形態の切削インサート1を用いて切削加工を行う場合、例えば、低切込み加工を行う場合においては、コーナ切刃9bにおける第1切刃9aに近い部分、または、コーナ切刃9bにおける第2切刃9cに近い部分が主として用いられる。コーナ切刃9bにおける第1切刃9aに近い部分、または、コーナ切刃9bにおける第2切刃9cに近い部分のいずれが用いられるかは、被削材201を接触させる方向によって決定される。
被削材201を第1側面7aの側(図5〜7における右側)から切削インサート1に接触させる場合においては、コーナ切刃9bにおける第1切刃9aに近い部分が主として切削加工に用いられる。また、被削材201を第2側面7cの側(図5〜7における左側)から切削インサート1に接触させる場合においては、コーナ切刃9bにおける第2切刃9cに近い部分が主として切削加工に用いられる。
コーナ切刃9bにおける第1切刃9aに近い部分が主として切削加工に用いられる場合においては、この部分で切削された被削材の切屑は、第2の突出部21,23のうち、第1切刃9aから相対的に離れた第2の突出部23に接触することによって変形、分断される。
本実施形態の切削インサート1においては、第2の突出部21が、第1切刃9aとコーナ切刃9bとの境界に向かって突出するとともに、第2の突出部23が、第2切刃9cとコーナ切刃9bとの境界に向かって突出しており、先端部19aの高さが、第2の突出部21,23の上面の高さよりも低いことを第2の特徴としている。
すなわち、本実施形態の切削インサート1においては、第2の突出部21,23が単にコーナ二等分線に対称に配置されているのではなく、第2の突出部21が第1切刃9aとコーナ切刃9bとの境界に向かって突出するとともに、第2の突出部23が第2切刃9cとコーナ切刃9bとの境界に向かって突出している。
第2の突出部23が上記の境界に向かってではなく、第2の突出部23が第2切刃9cとコーナ切刃9bとの境界よりも上面3の角部に向かって、すなわち、コーナ切刃9bに向かって突出している場合に、第2の突出部23と第1切刃9aとの間隔を狭くすることができる。しかしながら、このような場合には、第2の突出部23の突出する方向と第1切刃9aの為す角度が大きくなる。そのため、切屑を第2の突出部23に接触させて良好に湾曲させることが困難となり、切屑の分断性能が低下する。
一方、本実施形態の切削インサート1においては、第2の突出部23が上記の境界に向かって突出していることから、第2の突出部23の突出する方向と第1切刃9aの為す角度が小さくなるので、切屑を良好に分断することができる。具体的には、第2の突出部23が上記の境界に向かって突出していることによって、第2の突出部23が切削工具の送り方向もしくは被削材の回転軸に対してほぼ垂直な状態で配置されていることから、切屑を良好に分断することができる。
なお、本実施形態の切削インサート1において、「第2の突出部21が第1切刃9aとコーナ切刃9bとの境界に向かって突出している」とは、第2の突出部21の先端および後端を結ぶ直線X1と平行であって第2の突出部21の少なくとも一部を通る直線が、第1切刃9aとコーナ切刃9bとの境界上に位置することを意味している。具体的には、図6に示すように、直線X1を間に挟む2つの二点鎖線間に、第1切刃9aとコーナ切刃9bとの境界が位置している。そのため、第2の突出部21の先端および後端を結ぶ直線が厳密に上記の境界上に位置することに限られるものではない。
さらに、第2の突出部21,23が、少なくとも第1の突出部19の先端部19aを間に挟むように位置している。言い換えれば、第1の突出部19の先端部19aが、第2の突出部21,23の間において、コーナ切刃9bに向かって突出している。
そのため、コーナの曲率半径を大きくした場合であっても、コーナ切刃9bにおける第1切刃9aに近い部分で切削された被削材の切屑をまず第1の突出部19の先端部19aに接触させることができる。具体的には、第1の突出部19の先端部19aは、第2の突出部23よりも第1切刃9aに近い位置にある。これによって、低送りによる切削加工時においては、第1の突出部19の先端部19aに切屑を接触させることができる。
加えて、先端部19aの高さが第2の突出部21,23の上面の高さよりも低いので、送り量を増やした場合には切屑が先端部19aを乗り越える。このような場合には、切屑が第2の突出部23に接触する。そのため、送り量が大きい場合であっても切屑を安定して変形させることができる。このように、本実施形態の切削インサート1は、コーナの曲率半径を大きくした場合であっても、低送り加工および高送り加工のそれぞれにおいて良好に切削加工を行うことが可能である。
なお、先端部19aの高さ、および第2の突出部21,23の上面の高さは、上記のように「下面5からの高さ」を算出することによって評価できる。また、第2の突出部21,23における「上面」とは、第2の突出部21,23における下面5からの高さの最も高い部分を意味しており、必ずしも平坦な面である必要は無い。言い換えれば、第1の突出部19のうち、第2の突出部21,23との間に挟まれた部分の上面の高さが、第2の突出部21,23における最も高さの高い位置である上端の高さよりも低くなっている。
本実施形態の切削インサート1は、このようなコーナ切刃9bの領域で被削材201を切削する低切込み加工時において、幅広い送り量の切削加工に対して良好に用いられる。なお、本実施形態の切削インサート1は、低切込み加工時において良好に用いられるが、当然ながら、高切込み加工時に用いることが阻害されるものではない。
また、上記の説明は、コーナ切刃9bにおける第1切刃9aに近い部分が主として切削加工に用いられる場合についてのものであるが、コーナ切刃9bにおける第2切刃9cに近い部分が主として切削加工に用いられる場合には、第2の突出部21の役割と第2の突出部23の役割とが逆になる。
第1の突出部19は、第2の突出部21,23の間に挟まれた先端部19aと、この先端部19aよりも後端側に位置する部分とを有している。以下、この部分を便宜的に後端部19bとする。先端部19aの上面が平面状の傾斜面である。また、後端部19bの上面が凹曲面状の傾斜面である。先端部19aおよび後端部19bの上面はそれぞれコーナ切刃9bに向かうに従って高さが低くなる傾斜面となっている。
第1の突出部19の先端部19aは、低切込みかつ低送り加工時において切屑を接触させ変形させる際に主として機能する。低送り加工の場合においては切屑の厚みが小さいので、切屑は、上面が平面状の傾斜面である先端部19aに接触することによって容易に湾曲する。また、切込み量が大きく、送り量も大きい場合には、切屑が先端部19aを乗り越えて第1の突出部19の後端部19bに接触する可能性がある。
このような場合に、後端部19bの上面が凹曲面状の傾斜面であることから、この傾斜面に沿って切屑が進行する際に、切屑と後端部19bとの接触面積を増やすことができる。そのため、切屑に安定してブレーキを掛けることができるので、切屑を効率良く分断することができる。
また、本実施形態の切削インサート1において、第1の突出部19の突出した方向に直交する方向における第1の突出部19の後端部19bの幅が、後端側から先端側に向かって漸次小さくなっている。加えて、第1の突出部19の突出した方向に直交する方向における第1の突出部19の先端部19aの幅が、後端側から先端側に向かって漸次大きくなっている。先端部19aの先端側における幅が相対的に大きいことから、切込みの低い加工時において切屑を安定して先端部19aの上面に乗り上げさせることができる。
また、先端部19aの全体の幅が大きいのではなく、先端部19aの後端側における幅が相対的に小さいことから、第2の突出部21,23との間隔が過度に大きくなることを抑制できる。すなわち、第1切刃9aと第2の突出部23との間隔を小さくできる。そのため、コーナ切刃9bで切削された切屑が第2の突出部23に接触するまでの距離が過度に大きくなることを抑制できる。そのため、切屑を第2の突出部23に接触させる際に、切屑を安定して変形させることができる。
第1の突出部19の後端部19bの上面は既に示した様に凹曲面状である。そのため、切屑を後端部19bに接触させる場合に、後端部19bの上面のうち先端側よりも後端側に切屑から大きな負荷が加わり易い。しかしながら、後端部19bの後端側における幅が相対的に大きいことから、上記した相対的に大きな負荷が加わり易い後端部19bの後端側において、切屑との接触面積を大きくすることができる。従って、第1の突出部19に加わる負荷を分散させることができる。結果として、第1の突出部19の後端部19bの耐久性を向上させることができる。
また、後端部19bの全体の幅が大きいのではなく、後端部19bの先端側における幅が相対的に小さいことから、第2の突出部21,23との間隔が過度に大きくなることを抑制できる。そのため、上述のように、切屑を第2の突出部23に接触させる際に、切屑を安定して変形させることができる。
また、本実施形態の切削インサート1において、第2の突出部21,23の先端部が、第1の突出部19の先端部19aよりも第1の突出部19の突出した方向に突出している。具体的には、図7に示すように、第1の突出部19の突出した方向に直交し、かつ、第1の突出部19の先端に接する直線をX3とする。また、第1の突出部19の突出した方向に直交し、かつ、第2の突出部21,23の先端に接する直線をX4とする。
このとき、直線X4は直線X3に対して平行であり、直線X4が直線X3よりも第1の突出部19の突出した方向である角部27の近くに位置している。そのため、コーナ切刃9b、第1の突出部19、第2の突出部21,23で囲まれた領域に凹部が形成される。凹部はブレーカ溝15の一部を構成している。このような凹部が形成されている場合には、第2の突出部23に接触する切屑をこの凹部において変形させ易くなる。
本実施形態の切削インサート1においては、第2の突出部21,23がそれぞれ直線状に突出している。ここで、直線状に突出しているとは、例えば第2の突出部23の場合に、第2の突出部23の先端と後端とを結ぶ稜線がそれぞれ直線状に形成されていることを意味している。そのため、第2の突出部23自体が直線形状である必要は無く、図6,7に示すように先端側と後端側との間の中央部分の幅の広い楕円球、あるいは水滴のような形状であってもよい。
本実施形態の切削インサート1における第2の突出部21,23は、それぞれ上面が凸曲面状であるとともに、側面の下端が凹曲面状である。そのため、下面5に垂直、かつ第2の突出部23を含む断面において、上面を含む上端側の表面が凸曲線にて示され、ブレーカ溝15に連続する下端側の表面が凹曲線にて示される。
送り量が大きくなることによって、切屑が第1の突出部19の先端部19aを跨いで第2の突出部21,23の表面に接触するようになる。しかしながら、このような場合であっても、第2の突出部23におけるブレーカ溝15に連続する下端側の凹曲面状である表面で第2の突出部21,23に接触する切屑を容易にカールさせることができる。
また、第2の突出部21,23の上面が凸曲面状であることから、送り量が更に大きくなって、第2の突出部21,23から第1の突出部19の後端部19bへと進む切屑を滑らかに進行させることができる。そのため、切屑を後端部19bの上面において安定して変形させることができる。
また、本実施形態の切削インサート1においては、第2の突出部23の突出した方向が、第2側面7cと略平行である。このように第2の突出部23が形成されている場合には、第2の突出部23に切屑が接触する送り量の加工時において、第2の突出部23によって切屑を安定して湾曲させることができる。そのため、切屑が適度な長さで切断され易くなるので、切屑が過度に長くなることを抑制できる。
また、第2の突出部21の突出した方向が、第1側面7aと略平行である。このように第2の突出部21が形成されている場合には、左右逆方向から被削材を切削インサート1に接触させることによって第2の突出部21に切屑が接触する切削加工時に、切屑の長さをコントロールし易くなる。具体的には、第2の突出部21に切屑が接触する送り量の加工時において、第2の突出部21によって切屑を安定して湾曲させることができる。そのため、切屑が適度な長さで切断され易くなるので、切屑が過度に長くなることを抑制できる。
第1の突出部19、第2の突出部21,23の例示的な大きさとしては以下の通りである。図5において、第1の突出部19の突出する方向(図5における上下方向)で示される第1の突出部19の後端部19bの長さは0.4〜1mm、上記方向に直交する方向で示される後端部19bの幅は0.3〜0.6mmに設定できる。
また、第1の突出部19の突出する方向(図5における上下方向)で示される第1の突出部19の先端部19aの長さは0.3〜0.7mm、上記方向に直交する方向で示される先端部19aの幅は0.4〜0.7mmに設定できる。また、第2の突出部21の突出する方向で示される第2の突出部21それぞれの長さは0.3〜0.8mm、上記方向に直交する方向で示される第2の突出部21の幅は0.3〜0.6mmに設定できる。また、第3の突出部23の突出する方向で示される第3の突出部23それぞれの長さは0.3〜0.8mm、上記方向に直交する方向で示される第3の突出部23の幅は0.3〜0.6mmに設定できる。
なお、本実施形態の切削インサート1は、図2に示すように、平面視した場合の上面3の形状が菱形状の四角形状であるが、このような形態には限られない。例えば、平面視した場合の上面3の形状が三角形、五角形、六角形または八角形のような多角形状であってもよい。
また、平面視した場合の形状が四角形状であるとは、厳密に四角形であることを要求するものではなく、上面3外周の主要部分が4辺からなる構成であって、例えば、角部27が部分的に曲線形状となっていてもよい。
<切削工具>
次に、本発明の一実施形態の切削工具101について図面を用いて説明する。
本実施形態の切削工具101は、図10〜12に示すように、上記実施形態に代表される切削インサート1と、切削インサート1が装着されたホルダ103とを具備している。本実施形態のホルダ103は棒状であって、一方の端部に切削インサート1が装着されるインサートポケットを有している。切削インサート1は、切刃9がホルダ103の外周よりも外側の突出するように装着される。
本実施形態においては、切削インサート1は、ボルト105によって、インサートポケットに固定されている。すなわち、切削インサート1の貫通孔17にボルト105を挿入し、このボルト105の先端をインサートポケットに形成されたネジ孔(図示せず)に挿入してネジ部同士を螺合させることによって、切削インサート1がホルダ103に装着されている。
ホルダ103としては、鋼、鋳鉄などを用いることができる。特に、これらの部材の中で靱性の高い鋼を用いることが好ましい。
<切削加工物の製造方法>
次に、本発明の一実施形態の被削材201を切削することによる切削加工物の製造方法について図面を用いて説明する。
本実施形態の製造方法は、以下の工程を備えている。すなわち、
(1)図10に示すように、被削材201を回転させた状態で上記実施形態に代表される切削工具101を被削材201に相対的に近付ける工程と、
(2)図11に示すように、回転している被削材201に切削工具101の切刃9のうち少なくともコーナ切れ刃13を接触させる工程と、
(3)図12に示すように、切削工具101を被削材201から離す工程と、
を備えている。
本実施形態の切削加工物の製造方法においては、切削インサート1が、上記の特徴的構成を備えた第1の突出部19、第2の突出部21,23を有していることから、幅広い送り量の切削加工に対応することが可能となる。
なお、図10においては、回転軸を固定した状態で被削材201を回転させるとともに、切削工具101を近付けている。また、図11においては、被削材201を回転させた状態で、切削工具101を被削材201に接触させて切削加工を行っている。また、図12においては、回転軸を固定した状態で被削材201を回転させるとともに、切削工具101を遠ざけている。なお、本実施形態の切削方法においては、それぞれの工程において、回転軸を固定した状態で被削材201を回転させるとともに切削工具101を動かしているが、当然ながらこのような形態に限定されるものではない。
例えば、(1)の工程において、被削材201を切削工具101に近付けてもよい。また、(3)の工程において、被削材201を切削工具101から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、被削材201を回転させた状態を保持して、被削材201の異なる箇所に切削インサート1のコーナ切刃9bを接触させる工程を繰り返せばよい。使用しているコーナ切刃9bが摩耗した際には、切削インサート1を貫通孔17の中心軸に対して180度回転させる、あるいは上下反転させて、未使用のコーナ切刃9bを用いることができる。
なお、被削材201の材質の代表例としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、または非鉄金属などが挙げられる。
1・・・切削インサート
3・・・上面
5・・・下面
7・・・側面
7a・・・第1側面
7b・・・コーナ側面
7c・・・第2側面
9・・・切刃
9a・・・第1切刃
9b・・・コーナ切刃
9c・・・第2切刃
11・・・主部
13・・・ランド部
15・・・ブレーカ溝
17・・・貫通孔
19・・・第1の突出部
19a・・・先端部
19b・・・後端部
21・・・第2の突出部
23・・・第3の突出部
25・・・凹部
27・・・角部
101・・・切削工具
103・・・ホルダ
105・・・ボルト
201・・・被削材

Claims (8)

  1. 上面、下面、ならびに前記上面および前記下面の間に位置する側面を有し、前記上面と前記側面との交線部に切刃が形成された多角柱形状の切削インサートであって、
    前記上面が、平坦な上端面を有する凸形状の主部と、該主部から前記上面の角部に向かって突出した第1の突出部と、該第1の突出部における前記上面の角部に向かう第1先端と前記角部との間の領域を間に挟むように前記第1の突出部から前記上面の周縁に向かってそれぞれ突出した一対の第2の突出部とを有し、
    前記一対の第2の突出部における前記下面からの高さが最も高い第2上端が、前記第1の突出部から離れており、
    前記一対の第2の突出部のそれぞれにおける前記第2上端の高さが、前記第1の突出部における前記下面からの高さが最も高い第1上端の高さと同じであることを特徴とする切削インサート。
  2. 前記第1の突出部が、前記上面の角部に向かう端部に位置して平坦な傾斜面である第1の先端部を有するとともに、前記主部が、前記上面の角部に向かう端部に位置して凹形状の傾斜面である第2の先端部を有することを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記一対の第2の突出部の一方における前記上面の周縁に向かって突出する方向が、前記一対の第2の突出部の他方における前記上面の周縁に向かって突出する方向に位置する部分の前記切刃と平行であることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  4. 前記側面は、第1側面、コーナ側面および第2側面を順に有し、
    前記切刃は、前記上面と前記第1側面との交線部に形成された第1切刃と、前記上面と前記コーナ側面との交線部に形成されたコーナ切刃と、前記上面と前記第2側面との交線部に形成された第2切刃とを有し、
    前記一対の第2の突出部の一方が、前記第1切刃と前記コーナ切刃との境界に向かって突出しているとともに、前記一対の第2の突出部の他方が、前記第2切刃と前記コーナ切刃との境界に向かって突出しており、
    前記第1の突出部が、前記上面の角部に向かう端部に位置して平坦な傾斜面である第1の先端部を有するとともに、
    前記第1の先端部における前記下面からの高さが最も高い第3上端の高さが、前記一対の第2の突出部における前記第2上端の高さよりも低いことを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  5. 前記一対の第2の突出部における前記上面の周縁に向かって突出する第2端が、前記第1の突出部における前記第1端よりも前記第1の突出部における前記上面の周縁に向かって突出した方向にそれぞれ突出していることを特徴とする請求項に記載の切削インサート。
  6. 前記第2の突出部の上面が凸曲面状であることを特徴とする請求項またはに記載の切削インサート。
  7. 請求項1〜のいずれか1つに記載の切削インサートと、
    前記切削インサートが装着されたホルダとを具備した切削工具。
  8. 被削材を回転させる工程と、
    回転している前記被削材に請求項に記載の切削工具の前記切刃を接触させる工程と、
    前記切削工具を前記被削材から離隔する工程とを備えた切削加工物の製造方法。
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