JP5809891B2 - 撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置に関し、より詳細には、所謂、デジタルカメラなどの撮影装置の改良に関するものである。
近年、デジタルカメラのような撮影装置は、従来のような静止画が撮影できるだけでなく、静止画に特殊な画像処理加工した画像や、動画撮影までも可能なものが普及している。この場合、被写体の表情や姿勢や構図に加え、調整結果を確認しながら、同時にシャッターチャンスを逃さない操作を行う必要があり、直感的で迅速な操作が出来る装置の工夫や方法の工夫が模索されている。
例えば、下記特許文献1には、マイクロホンに入力された音声の意味が、予め登録された命令に一致しているか否かを音声認識手段で判定し、音声の意味が命令に一致していると判定すれば、当該命令を操作手段に出力する技術が開示されている。
特開2007−121579号公報
しかしながら、様々な音声が飛び交う撮影現場において、正確かつ迅速に音声による操作を行うことは困難であった。上述した特許文献1などでも、誤動作なく、細かい撮影パラメータの微調整までを音声で行うのは困難であった。
また、撮影時に大きな声でカメラを操作するのは、周囲に迷惑がかかって恥ずかしい思いもする。
一方、撮影時には、ユーザーはシャッターチャンスを逃さないように、また、手ぶれなどが起こらないように、極力、撮影時のホールディング状態を崩したくないが、近年のカメラでは様々な撮影効果の付与が、設定の切り替えで楽しめるものが多く、こうした撮影パラメータの切り替えは複雑な操作を必要とした。シャッターチャンスを逃さないよう、手ぶれもなしで、これを簡便に切り換えたい要望があった。
本発明は、周囲に迷惑のかからない小声の操作でも、誤動作のない音声判定を可能とした撮影装置の提供を可能とした。特に、接眼表示部を利用して、外光の影響なく、構図をしっかり確認でき、手ぶれも防止してシャッターチャンスを逃さないカメラの構え方の時、余計なカメラの持ち替えなくして、迅速な設定変更を行いながら、思い通りの撮影が楽しめる。
上記目的を達成するため本発明による一態様の撮影装置は、被写体を撮像する撮像部と、上記撮像部で得られた撮像結果を表示する接眼式の表示部と、上記撮像部で得られた画像を記録する記録部と、音声を収音するマイクであって、撮影者が上記接眼式の表示部を覗き込んだ状態において当該撮影者の口に近接する位置に配設されたマイクと、上記接眼式表示部内に上記マイクによる音声操作が可能であるかどうかを知らせる表示を合成表示する表示制御部と、上記マイクによる音声操作が可能である場合に、上記音声操作にて決定された撮影パラメータを操作するための操作リング部材と、を有する。
上記目的を達成するため他の態様の撮影装置は、上記マイクは、音声操作用、または、上記記録部に記録用の音声を収音する。
上記目的を達成するため他の態様の撮影装置は、上記接眼式の表示部への撮影者の接眼状態を検出して、上記マイクからの収音音声を上記音声操作用、または、音声収録用に切り換える音声制御部を具備する。
上記目的を達成するため他の態様の撮影装置は、上記撮像結果が横長の画面になる状態において、上記接眼式の表示部の下部になる位置に、第2の表示部と、上記第2の表示部上にタッチパネルを有し、上記タッチパネルからの信号に基づいて、上記音声制御部が上記音声制御を行う。
上記目的を達成するため他の態様の撮影装置は、上記マイクは、上記接眼式の表示部の下部に設けられており、上記マイクで検出される音声パターンに基づいて、上記音声制御部が上記音声制御を行う。
本発明によれば、撮影者の発した言葉で的確に操作でき、迅速に撮影パラメータを変更し、その効果を画像で確認しながら、思い通りの撮影が楽しめる撮影装置を提供することが可能となる。
以下、図面に従って本発明を適用したカメラを用いて好ましい実施形態について説明する。本発明を一眼カメラに応用した例を第1実施例として、そのブロック図を図1に示す。
10は撮影装置、例えばカメラであり、20は撮影レンズ(交換レンズ)で、カメラボディからレンズに対して操作信号等を通信する通信部5と、レンズ側に設けられたカメラ本体(ボディ)との通信部22を介して通信を行い、制御部21と駆動部24a、bによって、撮影レンズ26のズーム制御用の各レンズ群位置やピント制御用のレンズ群位置を制御し、様々な構図、被写体に対応して撮影を可能としている。
レンズ26を構成する各レンズ群の位置は、様々なエンコーダ類からなる位置判定部25a、bで判定される。これらのレンズは、駆動部24a、24bを介し、レンズ内制御部21によって決定された位置に、上記位置判定結果を判定しながら駆動制御される。また、20のレンズは操作部材23の操作によってピントのみならず、ズーム位置や絞りも変える事が可能である。この操作部23は、レンズ鏡筒の周りを回動可能なように設けられたリング状部材である場合、回転方向も利用した制御が可能で、例えば絞りであれば、右周りで開放方向、左回りで閉じる方向の操作ができ、レンズ(装置全体)を支えた状態で、直感的操作が可能となる。
絞りは、ピントやズームと同様に、駆動部での制御結果を位置判定部によって判定されるが図示は省略する。これらの結果も、通信部22を介して、本体側制御部1が判定可能である。このカメラは図示した20以外の交換レンズを装着可能であってもよく、ズームレンズの倍率や焦点距離、明るさFNoなどが異なる交換レンズを付け替えて、ユーザーは様々な撮影を楽しむことが出来る。ズームレンズでない交換レンズの場合を想定してもよい。もちろん、レンズ交換式のカメラ以外のレンズ一体型のカメラにもこの発明は適用が可能である。
このようにズームや絞り、ピントといった部位の制御を、状況に応じて、また、撮影者の操作に従って切り換えることなども撮影パラメータの変更に含まれる。また、標準的な露出量から露出量を変更し、例えば絞りを開いたり閉じたりして露光を行うと露出補正が出来、通常より明るかったり暗かったりする画像が得られる。
一方、カメラ本体側にも、スイッチ等、ユーザーが様々な操作を行える操作部6がある。撮影装置で重要なのが撮影時の操作なので、静止画撮影用のレリーズボタン、動画撮影用のレリーズボタンが右手の人差し指、親指で操作できる位置に優先的に配置されている。
これらを利用して、撮影操作が可能であるし、その他のスイッチやダイヤルなどを利用して、上記露出補正やシャッタースピードや感度設定、ピント位置の変更など撮影パラメータ変更も可能である。また、タッチパネルもこのような操作を補助して利用できる。
カメラ10はさらに交換レンズから入った像を電気信号に変える撮像部2と、撮像結果を表示する部分(接眼表示部30や、背面パネルの表示部8など)に画像を表示したり、撮影時には、記録部4に画像を記録したりする。こうした一連の制御は、マイコン等からなる制御部1が行うが、この集積回路には、上記表示や記録に必要な画像処理が可能な信号処理回路も形成されている。
また、撮像部2からの画像信号を用いて、被写体の顔部を検出する顔検出部3があり、このような重要画像部位のコントラストや位相差信号からピントのずれを検出したり、露出量など調整量を切り換えたりして撮影制御を行う。
接眼表示部は、小型の液晶パネルや有機ELパネル等の表示画像を専用の光学系で拡大して目視可能にするもので、ファインダを覗き込む形で観察可能なので、外光の影響を受けずに画像が確認できる上、この光学系の視度調整によって、ユーザーの視度に合わせて良好な観察を可能とする。
さて、これらの調整量はパラメータ制御部1bによって、切り換え制御が可能である。ユーザーが接眼表示部30や背面パネルなどによる表示部8を見ながら撮影できるように、制御部に組み込まれた信号処理部1は撮像結果を液晶やELパネルなどからなる表示部8に表示できるように処理したりする。この表示部8上にはタッチパネル8bが形成されていて、表示された被写体像を表示部上でタッチすれば、その位置に応じた画像の情報が取得可能である。
これはタッチされた部分に相当する部分の画像の特徴を解析したり、距離情報を検出したりするものである。
また制御部1は、ユーザーの撮影指示操作を操作判定部6(前述の静止画用レリーズボタンや動画用レリーズボタン)やタッチパネル8bで判定して、撮影画像を信号処理部で圧縮して記録部4に記録する。この時、撮影日時情報を合わせて記録して整理できるように時計9がある。また、パラメータ変更の操作によって、画像がどのように変わるかが接眼表示部30や背面パネルの表示部8にて確認できることは言うまでもない。
操作時には、表示部8や接眼表示部30に補助表示を出してもよいが、これは表示制御部1dが被写体像の上に合成表示する。
さらに、撮影時の音声を収音したり、撮影者の指示する声を収音したりするためのマイク8があり、音声判定部1eが、撮影者の音声指示を図示せぬ音声データベースを利用して解析し、カメラ操作を切り換える。
撮影者の音声指示とは、撮影画像の効果を変更するもので、「背景ぼかし」や「明るさ変更」などで、これらの言葉や、同様の意味の言葉を発すれば、そうした効果が画像に付与できるようになっている。つまり、フラッシュROMなどの記録部4などに、指示音声からカメラの撮影パラメータを検索するためのデータベースが用意されており、ユーザーの発した言葉に従って、パラメータ制御部1bによって変更される撮影パラメータが決定されるようになっている。この撮影者の音声指示は、この発明では、接眼表示部利用時に特に有効にしている。それは、撮影者の口がマイクに近づくので、周囲に迷惑のかからない小声の操作でも、誤動作のない音声判定を可能だからである。特に、接眼表示部を利用して撮影する場合、外光の影響なく、構図をしっかり確認でき、手ぶれも防止してシャッターチャンスを逃さないカメラの構え方の時、余計なカメラの持ち替えなくして、迅速な設定変更を行いながら、思い通りの撮影が楽しめる。
このような構成のカメラで、撮影者の思った通りの被写体を、思い通りの効果で撮影するために、本発明では、図2に示したような操作方法を取る。図2(a)のようなシーンのように、被写体が動き回る状況では、撮影者11は、撮影装置(カメラ)10の画面だけを睨んでいると、被写体12を画角から外してしまった時に、カメラをどちらに向けてよいか分からなくなるので、接眼表示部30ではなく、背面表示部8と、被写体を両方見るような形で撮影する場合が多い。この場合は、動きを記録したいので、動画撮影が好ましく、その場合、音声も同時に記録する場合が多い。こうしたシーンでは、撮影画角内に被写体を収めるのに忙しく、頻繁な撮影パラメータの変更はなくてもよい。
一方、図2(b)のような接眼表示部30を見ながら撮影者11が被写体12を撮影する場合は、外光の影響を受けることなく、撮影パラメータを変更した時の撮影画像の変化を確認したい場合であるから、簡単に直感的に撮影パラメータが切り換えられることが好ましい。
この時、接眼表示部30の下Yenの距離(個人差があるが成人で約4cm)、図2(c)のように、目の横Xenのところ(同様に約3cm)に鼻があるので、背面表示部8にタッチパネルが設けられている場合、その位置に鼻が当たったかどうかで、接眼表示部をユーザーが覗いているかどうかを判定することが可能である。個人差があるので、このXen、Yenは切替え制御可能にしても良い。ここでは、右目で覗くことを想定して説明したが左目で覗くことを想定して、タッチ位置を決めても良い。
図2(b)のような接眼表示部利用の撮影時、図3(a)のような背面レイアウトのカメラ10の接眼表示部30に右目を当てると、背面パネル8の8nの部分(図2で説明した、接眼部30基準の横Xen、縦Yenの部分)に鼻があたる。当たらなくとも、静電容量式や光学式のタッチパネルなら、その付近への鼻の接近を判定することが出来る。この8nの領域は、点ではなく、目と鼻の位置の個人差を含みや、鼻の頭の面積相当、約2cmの広がり持たせるようにしてもよい。また、このカメラ(撮影装置)10は、レンズ部にリング状操作部23を設けており、これを左手で持つことでカメラを支えることが出来、左右に回転させてプラスやマイナス方向への数値変更が直感的に行える。
また、カメラ10の本体上部(この場合、図3(b)のように横長の画面撮影が出来る場合を基準に上下と表現)に、撮影者が右手人差し指で操作できる位置に、静止画撮影用のレリーズスイッチ6aを設け、背面右手の親指で操作できる位置に動画撮影用のスイッチ6bを設けた。
さらに、接眼部30に右目を当てた時に口が近づく部分に、マイク13を配置した、これによって、口から近い音声がはっきりと収音可能となる。風の音や、カメラを操作する音がノイズになりにくい位置にマイクがある時に、音声認識機能を許可することによって、誤動作をなくし、迅速な切替を可能としている。このような工夫をすれば、小声での操作が可能で、操作者(ユーザー)が恥ずかしくなく、かつ、静かな場所でも周りに迷惑がかかることがない。
従って、接眼状態が検知された場合、図3(b)のように、音声認識可能である旨を、接眼表示部の画像にスーパーインポーズ表示する。これを見て、ユーザーは、音声での操作が可能であることを認識する。この時、ユーザーが例えば、背景をぼかした画像を撮影したい時、「背景ぼかし」という命令を発音すれば、カメラの音声判定部1eがこれを検出して、ユーザーの意図に沿った撮影パラメータ変更が出来るようにする。その検出結果に従って、撮影パラメータ制御部1bが、絞りやシャッタースピード、ピントといったパラメータを変更するプログラムを実施する。
ここでは、「背景ぼかし」と指示を出し、絞りの制御によって焦点深度が変化することから、図3(c)に、背景を絞りの効果で変更する例を図示した。ユーザーが撮影レンズ部のリング部材23を回すと、その回転の向きや量で撮影パラメータ制御部1bが絞り制御を実行させ、撮影者は、その効果を目視しながら撮影が出来る。接眼表示部は、視度調性用の光学系やメカを有し、外光の影響なく、しっかりと撮影する画像を確認可能である。表示部内に図3(c)のように、バー状のインジケーター表示を行ってもよい。
これによって、ユーザーは、どちらにどれくらいリングを回せばもとに戻せるかや、限界値と今の値の関係などを判断できる。撮影レンズやレリーズ操作部から手や指を離さないで、様々な撮影パラメータが操作可能なので、シャッターチャンスを逃さず、手ぶれもなく撮影が可能となる。
また、図2(a)のような動画撮影シーンでは、このマイクは、ユーザーが発する声を記録するためのマイクとして兼用してもよい。また、どのような音声指示が認識、判定可能かを図3(d)のように、接眼表示部8に表示してもよい。これによって、カメラが判定可能な音声パターンが明示されるので、さらに信頼性の高い機能選択が可能となる。
このように、この実施例では、カメラをしっかりホールディングしてシャッターチャンス対策やブレ対策をしたまま、誤動作なく軽快に音声操作が可能なカメラが提供できる。
このように、ユーザーが発した音声の判定を行い、その結果、音声判定部1eによって選択されたパラメータ(絞り、シャッタースピードやピントなど)が、変更可能なカメラ(撮影装置)のメインフロー例を図4に示す。
これは、カメラの制御部1が予め決められたプログラムに従って実行する制御をフローチャートとして表現したものである。音声判定結果によって制御するパラメータが決められると、パラメータ制御部1bが、撮影レンズのリング部の操作によって、その撮影パラメータの数値を可能としたカメラのメインフローの例である。これは例えば電源スイッチなどによってなされる電源の操作をステップS101で判定、これがオンされていれば、撮影モードか再生モードかの判定をS102、S111にて行う。
電源スイッチがオフされれば、この電源スイッチを検出する回路のみを作動させ、その他の電子回路をオフして省エネモード(スタンバイモード)になる。
タッチパネルやスイッチの切り換えで撮影モードに設定されていれば、S103でスルー画表示を行う。これは、撮像部で得られた被写体像信号をリアルタイムに表示部に表示するもので、ユーザーはこれを見ながら撮影タイミングや構図ならびに撮影パラメータ変更の効果を確認することができる。
S104は後述するユーザーの接眼判定のサブルーチン(図5参照)であり、S105は、パラメータ数値変更のサブルーチン(図6参照)である。これらのサブルーチンによって、図3で説明したような撮影前のパラメータ切り換え(項目と数値)制御が可能となる。表示部で効果を確認しながら静止画レリーズスイッチ6aまたは動画撮影用スイッチ6bを操作すれば、S106をYに分岐、S107で、このように切り換えられた結果に従った撮影が可能となる。
ここで、動画撮影時の動画終了の操作については詳しい説明を省略する。S106のステップで撮影を開始し、再び、S106のタイミングでスイッチ6bの操作を判定すれば、撮影を終え、動画(音声を含む)記録を終了してもよい。撮影が行われない場合は、スルー画表示などから繰り返すので、撮影モードであれば、任意のタイミングにてパラメータ変更や撮影が可能となる。
また、再生モードへの切り換えが行われると、S102をS111に分岐し、撮影された画像の再生が行われる(S112)。別の画像を鑑賞したい場合は、ユーザーがやはりタッチパネルやスイッチを操作すると、それをS113で判定し、画像の切り換えをS115で行う。また、撮影モードでも再生モードでもない場合は、S114に分岐して外部に撮影画像を送信するような画像通信モードになる。
図5に、図4のS104に示した、接眼判定のフローを詳しく説明するためのフロー例を示す。これは図2の(a)か(b)のどちらの状態で、ユーザーが撮影を行っているかを判定するものである。図3(a)に示したように、背面表示部8上に設けられたタッチパネル8bのどこかがタッチされた場合、S202で、タッチ位置を判定、それが8nの部分のタッチであると判定されると、S204で接眼判定を行う。この時、接眼表示部30に表示用の電源を入れるようにしてもよい。これによって、省エネ効果も期待できる。
この接眼判定時、ユーザーの顔がカメラに限りなく接近している状況と考え、音声を発声する口とカメラのマイクの位置が近い状況なので、 S204にて、音声認識が可能である旨の表示を図3(b)のように、接眼表示部に行ってもよい。このような表示が出れば、ユーザーも音声操作が可能であることを判断でき、音声操作を不安なく楽しむことができる。この状態では、操作用の指示音声が的確にマイク13で捉えることが可能で、小声の操作でも音声信号が大きく、相対的にノイズが少ない音声判定が可能と考えたものである。これによって、本発明は、周囲に迷惑のかからない小声の操作でも、誤動作のない音声判定を可能とした撮影装置の提供を可能とした。図2のように接眼表示部を利用して、外光の影響なく、構図をしっかり確認でき、手ぶれも防止してシャッターチャンスを逃さないカメラの構え方の時、余計なカメラの持ち替えなくして、思い通りの撮影が楽しめる。
また、図3(a)の8nの部分以外に鼻の先端が当った場合でも、その時、カメラ本体の操作部(静止画レリーズボタンの半押しなど)や、レンズ操作部23の操作などが検出された場合、S203でこれを検出して、音声判定を可能としてもよい。
これは、ユーザーが何か操作したい事を判定して、音声判定を許可するものである。このような条件を満たさない場合、音声判定用の回路が電流を消費するのを防止して、音声判定部1eの部位に電源を入れないようにしてもよい。
また、この部位が起動していると、撮影指示と同様の音声で誤動作が起こることが避けられない。この発明では、こうした誤動作を極力なくし、信頼性の高い音声操作を可能としている。
また、S201でタッチが検出されなくとも、マイク13からの音声を判定し、それが、人間の呼吸パターンである場合、撮影装置(カメラ)10の本体に、ユーザーが顔を密着させている場合と考え、S204に分岐して、接眼判定を行ってもよい。
この場合も、ユーザーの音声操作時の音声が比較的良好なS/N比を得ることが出来ると考え、音声判定を許可する。それ以外の場合は、ここでは、S212で接眼判定なしとして、音声認識や音声判定を行わないようにし、誤動作を防止した。このような工夫によって、信頼性が高い音声判定を駆使して、シャッターチャンスを逃さず、種々の操作で効果的な撮影を可能にし、撮影に専念できるカメラが提供できる。
もちろん、ここで説明した以外の接眼判定を行ってもよい。この実施例においては、接眼状態が、顔が近づいて、音声を発声する口とマイク(カメラ)が近づいたことを検出して、検出精度を確保するものであるから、近接センサなどを利用してもよい。
図6は、図4のステップS105で実行されるパラメータ数値変更のフローチャート例である。
図3(b)のように、音声判定可能表示が出た状態、または、図3(d)のように、音声で選択可能なパラメータ候補が、接眼表示部上にアイコンや文字で表示された状態で、音声でそれらが選択されると、ステップS231、S233、S235、S237でYに分岐する。
この選択項目にしたがって、図3(c)のように、選択された撮影パラメータが接眼表示部に表示されるので、リング操作によって、ピント位置(S232)や、露出補正量(S234)や、絞り値(S236)や、ズーム(S238)などが切り換え可能となる。
この時、音声判定時に判定された音声は、ユーザーに分かりやすい言葉にしておくことが好ましいが、データベースで機能と関連付けられているので、制御される機能がどれであるかをカメラのマイコンは判定可能である。
従って、画面の明るさを変更したい場合、「明るさ」と言うと、露出補正が可能となる。もちろん、ユーザーによっては、機能による効果を理解しているので、機能そのもの音声判定可能としても良い。撮影パラメータは、これ以外にも多数あるが、ここでは説明を省略する。また、数値を調整する例を示したが、モードを切り換えるような応用も可能である。
図7は、このような発明を適用するデジタルカメラ10の外観を示したものである。
交換レンズ20の周りにはリング状の操作部材23が設けられており、これを回動させてパラメータを切り換えれば、カメラを安定して構えながらの操作が迅速にできる。
本体上部には、静止画レリーズスイッチ6aが設けられており、静止画撮影時に押し込めば、静止画撮影が可能である。このスイッチは二段構成になっておる場合が多く、押し込み途中に別のスイッチがONして、オートフォーカスなどを行う。
この別のスイッチや、リング操作部23などを利用すれば、図5のS203の判定などが出来る。背面には表示部8や動画撮影スイッチ6bが設けてある。
カメラをしっかりホールドする場合、右手はスイッチ6aに人差し指をかけ、レンズ部20に設けられたリング23を持てば安定し、かつシャッターチャンスを逃さないので、その他に配置されたモード設定用の6d、6e、6fなどを操作せずに、モードや撮影パラメータの変更が出来ることが好ましい。
本発明では、これらのスイッチ操作なしで、ユーザーが発する音声指示でパラメータを変更できるので、シャッターチャンスを逃さず、手ぶれもなしに、ユーザーの思い通りの撮影が可能となる。
また、6cは電源用のスイッチであり、図4のS101で判定したものである。また、この発明の特徴たる音声指示の音声を受け付けるマイクは、接眼表示部30を、ユーザーが覗き込んだ状態で、ユーザーが口から発する音声を収音しやすい位置、つまり、背面の13aや13bのような位置に配置すればよい。図3(a)の13の位置でもよい。このマイクは、動画を撮影する時には、撮影者の語りを収音して記録するために兼用してもよい。こうした音声は再生する時には、14のスピーカーで再生される。音声を再生しながら動画再生すれば、撮影時の雰囲気がより生き生きと再現可能である。
さらに、本発明の各実施形態においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)等に内蔵されるカメラでも勿論構わない。
本発明は、上記各実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
なお、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。また、これらの動作フローを構成する各ステップは、発明の本質に影響しない部分については、適宜省略も可能であることは言うまでもない。
本発明に係わる撮影機器の構成を示すブロック図である。 本発明に係わる撮影機器を利用して撮影を行っている様子を図示したものである。 本発明に係わる撮影機器の撮影時に、接眼表示部とリング操作部を利用して撮影パラメータの調整を行っているところを示す図である。 本発明の撮影機器制御のフローチャート例である。 本発明の撮影機器の接眼判定時に実行するフローのサブルーチンを示したフローチャート例である。 本発明の撮影機器のパラメータ変更のサブルーチンを示したフローチャート例である。 本発明の撮影機器の外観図の一例である。
1・・・信号処理、制御部、1b・・・パラメータ制御部、1c・・・接眼検出部、1d・・・表示制御部、1e・・・音声判定部、2・・・撮像部、3・・・顔検出部、4・・・記録部、5・・・レンズとの通信部、6・・・操作部、8・・・表示部、8b・・・タッチパネル部、9・・・時計、10・・・カメラ本体(ボディ)、11・・・撮影者、12・・・被写体、13・・・マイク、20・・・撮像レンズ、21・・・レンズ制御部、22・・・ボディとの通信部、23・・・操作部材(リング部材)

Claims (5)

  1. 被写体を撮像する撮像部と、
    上記撮像部で得られた撮像結果を表示する接眼式の表示部と、
    上記撮像部で得られた画像を記録する記録部と、
    音声を収音するマイクであって、撮影者が上記接眼式の表示部を覗き込んだ状態において当該撮影者の口に近接する位置に配設されたマイクと、
    上記接眼式表示部内に上記マイクによる音声操作が可能であるかどうかを知らせる表示を合成表示する表示制御部と、
    上記マイクによる音声操作が可能である場合に、上記音声操作にて決定された撮影パラメータを操作するための操作リング部材と、
    を有することを特徴とする撮影装置。
  2. 上記マイクは、音声操作用、または、上記記録部に記録用の音声を収音することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 上記接眼式の表示部への撮影者の接眼状態を検出して、上記マイクからの収音音声を上記音声操作用、または、音声収録用に切り換える音声制御部を具備することを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
  4. 上記撮像結果が横長の画面になる状態において、上記接眼式の表示部の下部になる位置に、第2の表示部と、上記第2の表示部上にタッチパネルを有し、上記タッチパネルからの信号に基づいて、上記音声制御部が上記音声制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮影装置。
  5. 上記マイクは、上記接眼式の表示部の下部に設けられており、上記マイクで検出される音声パターンに基づいて、上記音声制御部が上記音声制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮影装置。
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