JP5763212B2 - 制約付きのラウドスピーカ・エクスカーションを用いたラウドネスの最大化 - Google Patents

制約付きのラウドスピーカ・エクスカーションを用いたラウドネスの最大化 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
[0001] 本願は、米国特許法120条の利益に基づいて、2011年1月12日に出願された仮特許出願第61/432,094号の優先権を主張する。この仮特許出願は、その全文を参照することにより本明細書に明確に組み込まれる。
[0002] モビリティ要件および寸法(dimension)の制約により、モバイルデバイス(例えば、モバイルフォン、スマートフォン等)は、典型的には1つまたは複数の小型または低コストのラウドスピーカを備える。したがって、モバイルデバイスで使用されるオーディオおよびスピーチ信号の音質は、非モバイルまたはハイエンドのラウドスピーカシステムに比べて、(複数を含む)ラウドスピーカにダメージを与えずに十分なラウドネス(loudness)を生成することができないことにより、非常に限定されてきた。スマートフォンおよびマルチメディア集中型モバイルアプリケーションの幅広い人気は、モバイルデバイスについてのより良いオーディオ音質に対する需要を引き起こした。いくつかの手法が、より良いオーディオ音質と共に十分なラウドネスを達成するために使用されてきた。例えば、自動利得制御(AGC)および/または自動音量制御(AVC)が、モバイルデバイスに関する既存のオーディオ音質問題をある程度緩和するために、幅広くインプリメントされてきた。
[0003] モバイルデバイスにおける小型ラウドスピーカは、小さな信号については線形モードで動作しうるが、その線形性は、高圧縮の大きな信号についてはもはや有効でない。周波数において十分な低さの、および/またはレベルにおいて十分な大きさの信号は、ラウドスピーカ振動板の過剰な動きを引き起こしうる。
[0004] エクスカーション(excursion)は、ラウドスピーカにおける振動板が、その静止位置から移動しうる距離を指す。周波数において十分な低さの、および/またはレベルにおいて十分な大きさの信号は、モバイルデバイスにおけるラウドスピーカの振動板の過剰な動きを引き起こしうる。ラウドスピーカがこのような高い電力レベルの信号によって駆動される場合、振動板の動き(即ち、エクスカーション)は、一貫してそのエクスカーションの制限(excursion limit)を超え、これは、乏しいサウンドとリスナーの不快なオーディオ体験とをもたらす。より具体的には、このようなケースでは、ボイスコイルは、ギャップから外れる(exit)傾向にあり、結果として、コイルの擦れ(coil rubbing)が生じ、場合によっては、ボイスコイル変位のブレークアップモード(break-up mode)に達する。
[0005] 周知先行技術の振動板エクスカーション制御技術は、ハイパスフィルタまたはノッチフィルタを使用して、過剰な振動板の動きを引き起こしうる共振周波数の周りの低周波数コンテンツを抑制する。低周波数の欠如およびラウドネスの損失により、これらの手法は、しばしば不自然で低音の響きに欠ける(tinny)音を生じさせる。さらに、ラウドスピーカ信号における低周波数は、常にフィルタで除去されるので、信号がラウドスピーカの線形範囲(linear range)内に留まるくらい十分に小さいときでさえ、不快なリスナー体験は持続する。
[0006] 可能な限り良い音質を維持し、モバイルデバイスで使用されるラウドスピーカを保護しながら、オーディオ信号(例えば、スピーチ信号またはその他の入力オーディオ信号)の元の(original)ラウドネスレベルが、モバイルデバイスのために維持される。より具体的には、オーディオ信号のラウドネスは、(モバイルデバイスにおける)ラウドスピーカの振動板のエクスカーションを許容範囲内に留まるように制御しながら、最大化されうる。
[0007] あるインプリメンテーションでは、ピークエクスカーションが、入力信号とエクスカーション伝達関数(excursion transfer function)を使用して予測される(例えば、推定される)。信号は、エクスカーションを制限するためと、ラウドネスを最大化するために、修正される(modified)。
[0008] あるインプリメンテーションでは、第1の動作において、ピークエクスカーションを推定するために、入力オーディオ信号またはスピーチ信号(即ち、入力信号)は、ラウドスピーカの(エクスカーション伝達関数の)インパルス応答でフィルタにかけられ、該信号についてのピークエクスカーションを推定する。第2の動作では、エクスカーションを制限する信号プロセッサが、入力オーディオ信号と推定されたピークエクスカーションを受信し、出力信号の推定されたピークエクスカーションがラウドスピーカの最大エクスカーションを超えない(即ち、出力信号が、ラウドスピーカの安全範囲に留まる)ように、知覚ラウドネス(perceived loudness)を最大化するために入力オーディオ信号を修正する。
[0009] あるインプリメンテーションでは、知覚ラウドネスは、信号修正に組み込まれうる。信号処理は、エクスカーションを制限すると共に、知覚ラウドネスを最大化するであろう。(ムーアのラウドネスモデル(Moore’s loudness model)のような)心理音響ラウドネスモデルの近似(approximation)が使用されうる。近似は、入力信号の各等価矩形帯域(ERB:equal rectangular band)のサブバンドエネルギと、各ERBサブバンドにおける特定のラウドネスとに基づく。
[0010] あるインプリメンテーションでは、エクスカーションを制限する信号処理は、フルバンド時間領域の代わりに、サブバンド領域でインプリメントされうる。信号における周波数コンポーネントが知覚ラウドネスおよびエクスカーションへの異なる貢献レベルを有するので、サブバンド領域は、有効でありうる。このようなケースでは、エクスカーション予測は、周波数領域で実行されうる。
[0011] この概要は、以下の詳細な説明においてさらに説明される概念の選択を、簡単にした形で紹介するために提供された。この概要は、特許請求される主題事項の主要な特徴または不可欠な特徴を特定するようには意図されず、また特許請求される主題事項の範囲を制限するために使用されるようにも意図されない。
[0012] 前述の概要のみならず、以下の例示的な実施形態の詳細な説明は、添付図面と併せて読むと、より良く理解される。実施形態を例示する目的のために、実施形態の実例的な構成が図面に示されているが、これら実施形態は、開示される特定の方法および手段(instrumentalities)に限定さない。図面において:
図1は、制約付きのラウドスピーカ・エクスカーションを用いたラウドネスの最大化を提供するためのシステムのインプリメンテーションの図である。 図2は、小型ラウドスピーカの実例的なエクスカーション伝達関数のインパルス応答の図である。 図3は、ラウドネスモデルを決定するための方法のインプリメンテーションの動作フローである。 図4は、ラウドネスモデルを近似するための方法のインプリメンテーションの動作フローである。 図5Aは、等価矩形帯域(ERB)サブバンド依存定数の実例的な値を示す図である。 図5Bは、等価矩形帯域(ERB)サブバンド依存定数の実例的な値を示す図である。 図6は、サブバンド領域におけるピークエクスカーションを推定するための方法のインプリメンテーションの動作フローである。 図7は、ERBサブバンド当たりの最大エクスカーションの実例的な値を示す図である。 図8は、周波数領域におけるエクスカーション制限のための方法のインプリメンテーションの動作フローである。 図9は、制約付きのラウドスピーカ・エクスカーションを用いたラウドネスの最大化を提供するためのシステムの別のインプリメンテーションの図である。 図10は、エクスカーション制御のための方法のインプリメンテーションの動作フローである。 図11は、実例的なモバイル局の図である。 図12は、典型的なコンピューティング環境を示す。
詳細な説明
[0025] 図1は、制約付きのラウドスピーカ・エクスカーションを用いたラウドネスの最大化を提供するためのシステム100のインプリメンテーションの図である。システム100は、モバイル局105(モバイルデバイスとも称される)でインプリメントされうる。モバイル局105は、セルラ電話、スマートフォン、端末、ハンドセット、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、コードレス電話、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ等のような無線通信デバイスでありうる。実例的なモバイル局が、図11に関連して説明される。
[0026] モバイル局105は、パケット交換ネットワークおよび回路交換ネットワークと通信することが可能でありうる。ここに開示される構成は、パケット交換型のネットワーク(例えば、VoIPのようなプロトコルに従って、オーディオ送信を搬送するように構成されている有線および/または無線のネットワーク)および/または回路交換型のネットワークにおける使用に適合されうることが企図される。また、ここに開示される構成は、ナローバンド・コーディング・システム(例えば、約4または5キロヘルツのオーディオ周波数範囲をエンコードするシステム)における使用のためと、全バンド(whole-band)のワイドバンド・コーディング・システムおよびスプリットバンド(split-band)のワイドバンド・コーディング・システムを含む、ワイドバンド・コーディング・システム(例えば、5キロヘルツよりも大きいオーディオ周波数をエンコードするシステム)における使用のためとに、適合されうることが企図される。実例的な組み合わせは、例えば、回路交換エアインフェースと回路交換コアネットワーク、回路交換エアインフェースとパケット交換コアネットワーク、およびIPアクセスとパケット交換コアネットワークを含む。
[0027] モバイル局105は、エクスカーション予測器110、エクスカーションを制限する信号プロセッサ120、およびラウドスピーカ130を備えうる。ここにさらに説明される技術を使用して、エクスカーション予測器110は、短い時間間隔(例えば、20msフレーム)にわたるラウドスピーカ130の推定されたピークエクスカーションを予測することができ、エクスカーションを制限する信号プロセッサ120は、推定されたピークエクスカーションを使用して、ラウドスピーカ130に提供される出力信号を生成することができる。エクスカーション予測器110およびエクスカーションを制限する信号プロセッサ120は、1つまたは複数のプロセッサあるいは図12に例示されるコンピューティングデバイス1200のようなコンピューティングデバイスを使用してインプリメントされうる。
[0028] エクスカーション予測器110は、ラウドスピーカ130のエクスカーション伝達関数および入力オーディオ信号を使用して、入力オーディオ信号(例えば、これはスピーチ信号でありうる)に関するラウドスピーカ130のピークエクスカーションを予測する(例えば、推定する)。より具体的には、ピークエクスカーションを推定するために、元のオーディオ/スピーチ信号(入力信号)s(t)は、入力オーディオ/スピーチ信号に関するピークエクスカーションeを推定するために、ラウドスピーカのエクスカーション伝達関数のインパルス応答h(t)でフィルタにかけられる。ラウドスピーカのエクスカーション伝達関数のインパルス応答h(t)が既知である場合、エクスカーションe(t)は、e(t)=h(t)*s(t)によって推定されることができ、ここで、*は、2つのシーケンスの畳込(convolution)を示す。
[0029] 入力オーディオ信号の短い時間間隔にわたる推定されたピークエクスカーションeは、エクスカーションを制限する信号プロセッサ120に提供される。(例えば、ラウドスピーカ130の所定の特性である)ラウドスピーカ130の最大エクスカーションXmaxおよび推定されたピークエクスカーションeを使用して、入力オーディオ信号は、ラウドスピーカの振動板がラウドスピーカ130の最大エクスカーションXmax内で動作することを可能にする出力信号
を決定するために、処理される(即ち、修正される)。あるインプリメンテーションでは、エクスカーションを制限する信号プロセッサ120は、出力信号
の推定されたピークエクスカーション
が、ラウドスピーカ130の最大エクスカーションXmaxを超えないように、知覚ラウドネスを最大化する。ラウドスピーカのピークエクスカーションeは、入力オーディオ信号の短い時間間隔にわたってe=max{|e(t)|}により決定されうる。このように、入力オーディオ信号は、エクスカーションを制限し、かつラウドネスを最大化するように修正される。出力信号は、ラウドスピーカ130の安全範囲内にあるであろう。
[0030] あるインプリメンテーションでは、知覚ラウドネスのためのメトリック(metric)が、エクスカーションを制限する信号プロセッサ120による信号修正に組み込まれうる。ムーアのラウドネスモデル(または、インプリメンテーションに依存して、任意の心理音響ラウドネスモデル)の近似が、使用されうる。ここにさらに説明されるように、近似は、入力オーディオ信号の各等価矩形帯域(ERB)のサブバンドエネルギと、各ERBサブバンドにおける特定のラウドネスとに基づく。したがって、あるインプリメンテーションでは、エクスカーションを制限する信号プロセッサ120に関する信号処理は、フルバンド時間領域の代わりに、サブバンド領域でインプリメントされうる。このサブバンドまたは周波数領域の手法は、信号における周波数コンポーネントが知覚ラウドネスおよびエクスカーションへの異なる貢献レベルを有するので、知覚ラウドネスを計算し、ピークエクスカーションを予測することにおいて有効でありうる。
[0031] 図2は、ラウドスピーカ130のような小型ラウドスピーカの実例的なエクスカーション伝達関数のインパルス応答h(t)200の図である。ラウドスピーカ130のインパルス応答200は、ラウドスピーカ130の仕様によって与えられうるか、あるいはモバイルデバイス100の特性から推定または測定されうる。実例的なラウドスピーカについての図2の例では、最大エクスカーションXmaxは、その共振周波数780Hzにおいて約0.3mmである。また、図2は、ラウドスピーカのエクスカーション205は、周波数帯域210にわたって均一でないことを示す。
[0032] 上述したように、エクスカーションを制限する信号プロセッサ120は、入力オーディオ/スピーチ信号と推定されたピークエクスカーションeを受信して、出力信号
の推定されたピークエクスカーション
が、ラウドスピーカ130の最大エクスカーションXmaxを超えないような方法で、知覚ラウドネスを最大化するために入力オーディオ/スピーチ信号を修正する。あるインプリメンテーションでは、入力信号は、それがエスカーションを制限する信号プロセッサ120によって処理または修正される前に、小さなデータの塊、またはフレームに、セグメント化されうる。
[0033] あるインプリメンテーションでは、ラウドスピーカ信号における周波数コンポーネントが知覚ラウドネスおよびエクスカーションへの異なる貢献レベルを有するので、サブバンドまたは周波数領域の信号分析が使用されうる。例えば、入力信号は、心理音響的に動機付けられた(psycho-acoustically motivated)サブバンド信号に変換されうる。例えば、入力信号は、臨界帯域または等価矩形帯域幅(ERB)の信号に変換されうる。その後、各サブバンド信号について、そのスペクトルエネルギが決定されることができ、その後、それは、バンド当たりのラウドネスおよびエクスカーションを決定するために使用されることができる。
[0034] あるインプリメンテーションでは、信号修正に知覚ラウドネス基準を組み込むために、周知のムーアのラウドネスモデルが採用されうる。各サブバンドにおけるムーアのラウドネスモデルは、下記のとおり説明されうる:
ここで、Nは、b番目のERBバンドにおける特定のラウドネスであり、ESIG(b)は、b番目のERBバンドにおける励振パターン(excitation pattern)であり、G、A、およびαは、ERBバンド依存定数であり、Cは、所定の定数である。ムーアのラウドネスモデルで使用されるすべてのパラメータは周知であり、ここでの更なる説明は簡潔さのために省略される。
[0035] 図3は、ムーアのラウドネスモデルのようなラウドネスモデルを決定するための方法300のインプリメンテーションの動作フローである。310では、入力オーディオ信号s(t)(例えば、スピーチ信号)が、モバイル局105において受信される。320では、入力オーディオ信号は、知覚フィルタバンクを使用して、ERBスケールにおけるサブバンド信号に変換されうる(例えば、モバイル局105のプロセッサでインプリメントされる)。
[0036] 各ERBサブバンドについて、下記の動作が実行されうる。330では、外耳および中耳(outer and middle ear)を通じた伝達関数を表す固定フィルタが取得されることができ、例えば、モバイル局105の記憶から取り出される。340では、励振パターンが、物理スペクトルから計算されうる、即ち、励振パターンへの変換(transformation)が実行される。350では、励振パターンは、各バンド当たりの特定のラウドネスに変換される。
[0037] 各サブバンドについて動作330−350が実行された後、360において、フルバンド知覚ラウドネスが決定されうる。したがって、サブバンド当たりのラウドネスNは、サブバンド領域におけるエクスカーションを制限する更なる処理のために直接使用されうる。(350からの)各特定のラウドネスは、ERBバンドにわたって合計されて、フルバンド知覚ラウドネスLを次のとおりに生成する:L=Σ。サブバンド領域またはフルバンド領域のいずれかにおけるラウドネスは、ソーン(sone)測定単位を使用して測定されうるが、ラウドネスに関連する任意の測定単位が使用されうる。
[0038] ムーアのモデルの計算複雑性(computational complexity)は、近似を使用して低減されうる。図4は、ムーアのラウドネスモデルのようなラウドネスモデルを近似するための方法400のインプリメンテーションの動作フローである。各ERBサブバンドについての特定のラウドネスは、例えば、曲線あてはめ方法に基づいて近似されうる。
[0039] 410では、入力オーディオ信号s(t)(例えば、スピーチ信号)が、モバイル局105において受信される。320と同様に、420では、入力オーディオ信号は、知覚フィルタバンクを使用して、ERBスケールにおけるサブバンド信号に変換されうる。430では、各ERBサブバンドについて、サブバンドエネルギEが計算されうる。各ERBサブバンドにおける特定のラウドネスNは、440において、式(1)に示されるように、EとERBバンド依存定数pおよびqとに基づいて、近似されうる:
[0040] 図5Aおよび図5Bは、ERBサブバンド依存定数の実例的な値を示す図である。図500および図550は、それぞれ様々なERBサブバンド値におけるpおよびqの例示的な値を示す。これらの定数は、NとEの間の関係に基づいて、予め決定される(例えば、予め計算または予め測定される)。各サブバンドは、pおよびqごとに、固有の値を有しうる。近似技術は、上述されたものに限定されず、その他任意の既知の非曲線あてはめ(non-curve fitting)ベースの近似方法が、ムーアのラウドネスモデルを近似するために使用されうること、またはその他任意の曲線あてはめ方程式が、上述された特定の技術の代わりに使用されうることが企図される。
[0041] 図6は、サブバンド領域におけるピークエクスカーションを推定するための方法600のインプリメンテーションの動作フローである。610では、入力オーディオ信号s(t)(例えば、スピーチ信号)が、モバイル局105において受信される。420と同様に、620では、入力オーディオ信号は、知覚フィルタバンクを使用して、ERBスケールにおけるサブバンド信号に変換されうる。630では、430と同様に、各ERBサブバンドについて、サブバンドエネルギEが計算されうる。
[0042] 640では、各サブバンドについての、ピークエクスカーションとも呼ばれる最大振動板エクスカーションeが、例えば、式(2)によって推定されうる。
ここで、
であり、S(k)は、入力オーディオ/スピーチ信号の周波数領域表示であり、H(k)は、ラウドスピーカのエクスカーション伝達関数の周波数応答であり、Bは、b番目のERBバンドに属する周波数ビンのセットである。図7は、各ERBバンドの最大エクスカーションHの実例的な値を示す図700である。
[0043] 一旦近似された項Nおよびeが決定されると、エクスカーションを制限する信号プロセッサ120による信号処理が、フルバンド時間領域の代わりに、サブバンド領域で実行されうる。サブバンド領域では、入力信号の周波数コンポーネントは、知覚ラウドネスおよびエクスカーションへの異なる貢献レベルを有する。サブバンド領域における最適化は、ラウドスピーカの最大に許容可能な制限より少なくなるべきである制約付きのエクスカーションとともに、知覚ラウドネスを最大化する最適なサブバンド利得のセットを見つけるという課題に低減されうる。言い換えれば、サブバンド領域における最適化の課題は、
が、
で、知覚ラウドネス
を最大化するような、各サブバンドについてのERB利得{g}のセットを見つけることであると言い直すことができる。
[0044] 図8は、周波数領域でエクスカーションを制限するための方法800のインプリメンテーションの動作フローである。より具体的には、図8は、現在のフレームについてのエクスカーションが、ラウドスピーカの最大制限Xmaxよりも少なくなるとともに、フルバンド知覚ラウドネスを最大化するような方法で、各サブバンドにおける入力信号がERB利得{g}によって乗算される、エクスカーションを制限する信号プロセッサに関する信号処理の周波数領域の実施形態を示す。
[0045] 810では、入力オーディオ信号s(t)(例えば、スピーチ信号)が、モバイル局105において受信される。820では、入力オーディオ信号は、知覚フィルタバンクを使用して、ERBスケールにおけるサブバンド信号に変換されうる。830では、各ERBサブバンドについて、サブバンドエネルギEが計算されうる。
[0046] 840では、エクスカーションを制限する信号プロセッサは、ラウドネスモデルを近似することと、ピークエクスカーションを推定することと、各サブバンドについての最良のサブバンド利得のセットを決定することとによって、ラウドネスおよびエクスカーションの最適化を実行しうる。その後、サブバンド信号は、850において、各サブバンド利得によって乗算されて、利得調整された周波数領域出力信号を生成する。860では、逆フィルタバンクが、周波数領域出力信号を利得調整された時間領域信号に変換しうる。その後、信号は870において出力されうる。
[0047] ラウドネスモデルの近似およびピークエクスカーション予測の両方が、インプリメンテーションに依存して、全サブバンドまたはある特定の部分のサブバンドのために処理されうる。例えば、あるインプリメンテーションでは、ラウドネスモデルの近似およびエクスカーション予測は、より低い周波数領域、またはより低いサブバンドのみのために処理されることができ、ここで、典型的なエクスカーションは、より高い周波数領域、またはより高いサブバンドのものよりもはるかに大きい。これは、処理全体の計算複雑性を省き、これは、モバイル局105のバッテリ消費を節約するのに有用でありうる。
[0048] ラウドネスおよびエクスカーションの最適化のために、エクスカーションを制限する信号プロセッサは、式(3)を満たす最適なサブバンドエネルギを求めるように構成されうる:
[0049] 式(3)は、最大または最小の所与の定数を求める周知の方法であるラグランジュ乗数(Lagrange multipliers)を使用して、式(4)に示されるように書き換えられうる:
[0050] 一実施形態では、ラウドネスおよびエクスカーション最適化技術は、反復最適化法を使用してラグランジュ乗数を求めうる。この方法は、初期化ステップおよびm回(m-th)の反復ステップ(m≧1)を含みうる。反復ステップは、下記の式を備えうる:
[0051] m回の反復ステップ(m≧1)は、下記の式の反復実行を備えうる:
反復は、一定回数の間、またはこれらのパラメータがある特定の値の近くに収束するまで、続きうる。
[0052] あるインプリメンテーションでは、前処理が、エクスカーションを制限する信号プロセッサによって実行されうる。利得変化{g}が、特定の周波数帯域に対して過剰になった場合、それは、過剰なスペクトル音色(timbre)変化を生成して、不自然な音または妨害音を引き起こしうる。例えば、無声フレームのような弱信号フレームに対する過剰な利得変化は、音質全体に悪影響を及ぼしうる過剰な音圧レベル(SPL)変動を生成しうる。
[0053] 図9は、制約付きのラウドスピーカ・エクスカーションを用いたラウドネスの最大化を提供するためのシステム900の別のインプリメンテーションの図であり、図10は、前処理を使用するエクスカーション制御のための方法1000のインプリメンテーションの動作フローである。前処理は、エクスカーションの制限より前に実行されうる。インプリメンテーションに依存して、プリプロセッサ902は、リミッタ903および/またはメークアップ利得(makeup gain)905を備えうる。
[0054] 1010では、入力オーディオ信号s(n)(例えば、スピーチ信号)が、モバイル局105のプリプロセッサ902において受信さる。1020では、前処理が実行される。リミッタ903は、制限しきい値よりも大きいクレストファクタ(crest factor)を有する入力オーディオ/スピーチ信号の部分を制限するように構成されうる。この制限動作は、メークアップ利得905が入力オーディオ/スピーチ信号をブーストする前に、十分なデジタルヘッドルームを生成するために有用でありうる。インプリメンテーションに依存して、任意の値が使用されうるが、メークアップ利得(例えば、15dB)を制限しきい値(例えば、18dB)よりも低く保つことが好ましい。リミッタ903およびメークアップ利得905の両方を使用することによって、入力オーディオ/スピーチ信号s(n)は、いずれの飽和歪み(saturation distortion)も生成することなく、メークアップ利得によって増幅されうる。
[0055] その後、前処理された信号は、(エクスカーションを制限する信号プロセッサ120と同様であり、かつラウドネスおよびエクスカーションオプティマイザ925および逆高速フーリエ変換(IFFT)927を備える)エクスカーションを制限する信号プロセッサ920によるエクスカーション制御のための後続の処理のために準備される。エクスカーションを制限する信号プロセッサ920に信号を送る前に、1030において、前処理された信号は、高速フーリエ変換(FFT)907により変換され、FFTの出力は、エクスカーションを予測するために、1040においてエクスカーション予測器910に提供される。
[0056] 1050では、エクスカーション予測器910の出力が、ラウドスピーカ130の最大エクスカーション未満であるかどうかが決定される。そうである場合、制約付きの最適化は、(エクスカーションを制限する信号プロセッサ920のラウドネスおよびエクスカーションオプティマイザ925を使用して)サブバンド利得の最良のセットを見つけ出すために、1060において解決され、その後、1070において、それらはエクスカーションを制限する信号プロセッサ920の乗算器に提供され、さもなければ、1070において、ユニティサブバンド利得が乗算器に提供される。
[0057] 1070では、乗算器は、ユニティサブバンド利得または解決された制約付きの最適化の結果を受信して、それらを変換された、前処理された信号(1030の出力)と乗算する。1080において、結果は、(例えば、IFFT 927を使用して)逆変換されて、結果として生じる出力信号が取得される。その後、出力信号は、ラウドスピーカ130に提供されうる。
[0058] プリプロセッサ902において入力オーディオ/スピーチ信号レベルを増大させることと、エクスカーションを制限する信号プロセッサ920においてERB利得{g}に対して追加の制約を加えることとは、スペクトル声色変化およびSPL(音圧レベル)変動を緩和しうる。ERB利得をユニティ以下、g≦1、に維持することが好ましい。前処理された信号は、そのエクスカーションを予測するために分析されることができ、その後、過剰なエクスカーションが予測された場合にのみ、最適なサブバンド利得を乗算することによって修正されうる。例えば、e≦Xmaxの場合、ERB利得{g}は、ユニティ利得になり、e>Xmaxの場合、ERB利得{g}は、典型的にユニティよりも小さくなる。
[0059] ERB利得に対する新しい制約の追加により、ラグランジュ乗数に基づく前述された最適化の課題は、下記の通り記載されうる:
ここで、μは、制約g≦1に対応するラグランジュ乗数を示す。
[0060] ここで使用される場合、「決定すること(determining)」という用語(およびその文法上の変形)は、非常に広い意味で使用される。「決定すること」という用語は、幅広い様々な動作を包含し、したがって、「決定すること」は、演算すること、計算すること、処理すること、導出すること、調査すること、検索すること(例えば、表、データベース、または別のデータ構造において検索すること)、確定すること、およびそれに類することを含みうる。また、「決定すること」は、受信すること(例えば、情報を受信すること)、アクセスすること(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)、およびそれに類することを含みうる。また、「決定すること」は、決めること(resolving)、選択すること(selecting)、選ぶこと(choosing)、確立すること(establishing)、およびそれに類することを含みうる。
[0061] 「信号処理(signal processing)」という用語(およびその文法上の変形)は、信号の処理および解釈を称しうる。対象の信号は、サウンド、イメージ、およびその他の多くのものを含みうる。このような信号の処理は、記憶と再構成、雑音からの情報の分離、圧縮、および特徴の抽出を含みうる。「デジタル信号処理」という用語は、デジタル表現における信号の調査とこれら信号の処理方式を称しうる。デジタル信号処理は、モバイル局、非モバイル局、およびインターネットなどの多くの通信技術の要素である。デジタル信号処理のために利用されるアルゴリズムは、専門コンピュータを使用して実行されることができ、それは、デジタル信号プロセッサ(時に、DSPと略される)と呼ばれる専門マイクロプロセッサを活用することができる。
[0062] 他の方法で示されていない限り、特定の特徴を有する装置の動作についての任意の開示は、類似の特徴を有する方法も開示するように明確に意図され(逆もまた同様)、また、特定の構成による装置の動作についての任意の開示は、類似の構成による方法も開示するように明確に意図される(逆もまた同様)。
[0063] 図11は、無線通信システムにおける実例的なモバイル局1100の設計のブロック図を示す。モバイル局1100は、セルラ電話、端末、ハンドセット、PDA、無線モデム、コードレス電話等でありうる。無線通信システムは、CDMAシステム、GSM(登録商標)システム等でありうる。
[0064] モバイル局1100は、受信経路および送信経路を介して、双方向通信を提供することが可能である。受信経路では、基地局によって送信された信号が、アンテナ1112によって受信されて、受信機(RCVR)1114に提供される。受信機1114は、受信された信号を調整およびデジタル化して、更なる処理のためにサンプルをデジタル部1120に提供する。送信経路では、送信機(TMTR)1116が、デジタル部1120から、送信されるデータを受信し、このデータを処理および調整し、変調された信号を生成し、それはアンテナ1112を介して基地局に送信される。受信機1114および送信機1116は、CDMA、GSM等をサポートしうるトランシーバの一部でありうる。
[0065] デジタル部1120は、例えば、モデムプロセッサ1122、縮小命令セットコンピュータ/デジタル信号プロセッサ(RISC/DSP)1124、コントローラ/プロセッサ1126、内部メモリ1128、汎用オーディオエンコーダ1132、汎用オーディオデコーダ1134、グラフィックス/ディスプレイ・プロセッサ1136、および外部バスインタフェース(EBI)1138などの、様々な処理、インタフェース、およびメモリのユニットを含む。モデムプロセッサ1122は、データ送受信のための処理を実行しうる、例えば、エンコーディング、変調、復調、およびデコーディング。RISC/DSP 1124は、モバイル局1100のための汎用および専用の処理を実行しうる。コントローラ/プロセッサ1126は、デジタル部1120内の様々な処理およびインタフェースのユニットの動作を指示しうる。内部メモリ1128は、デジタル部1120内の様々なユニットのためのデータおよび/または命令を記憶しうる。
[0066] 汎用オーディオエンコーダ1132は、オーディオソース1142、マイクロホン1143等からの入力信号のためにエンコーディングを実行しうる。汎用オーディオデコーダ1134は、符号化されたオーディオデータのためにデコーディングを実行することができ、出力信号をスピーカ/ヘッドセット1144に提供することができる。グラフィックス/ディスプレイ・プロセッサ1136は、グラフィックス、ビデオ、イメージ、およびテキストのための処理を実行することができ、これらは、ディスプレイユニット1146に提示されることができる。EBI 1138は、デジタル部1120とメインメモリ1148の間のデータ転送を容易にしうる。
[0067] デジタル部1120は、1つまたは複数のプロセッサ、DSP、マイクロプロセッサ、RISC等でインプリメントされうる。また、デジタル部1120は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)および/または何らかのその他のタイプの集積回路(IC)上に製造されうる。
[0068] 図12は、実例的なインプリメンテーションおよび態様がインプリメントされうる典型的なコンピューティング環境を示す。コンピューティングシステム環境は、適切なコンピューティング環境の単なる1つの例であり、使用または機能の範囲に関していかなる限定を示唆するようにも意図されない。
[0069] コンピュータによって実行される、プログラムモジュールのようなコンピュータ実行可能命令が使用されうる。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行する、または特定の抽象データ型をインプリメントするルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含む。分散型コンピューティング環境は、通信ネットワークまたはその他のデータ送信媒体を通じてリンクされたリモート処理デバイスによってタスクが実行される場合に使用されうる。分散型コンピューティング環境では、プログラムモジュールおよびその他のデータは、メモリ記憶デバイスを含むローカルコンピュータ記憶媒体およびリモートコンピュータ記憶媒体の両方に位置しうる。
[0070] 図12を参照すると、ここに説明された態様をインプリメントするための典型的なシステムが、コンピューティングデバイス1200のようなコンピューティングデバイスを含む。そのもっとも基本的な構成では、コンピューティングデバイス1200は、典型的には少なくとも1つの処理ユニット1202およびメモリ1204を含む。コンピューティングデバイスの厳密な(exact)構成およびタイプに依存して、メモリ1204は、(ランダムアクセスメモリ(RAM)のような)揮発性、(読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ等のような)不揮発性、またはこれら2つの何らかの組み合わせでありうる。このもっとも基本的な構成は、破線1206によって図12に例示される。
[0071] コンピューティングデバイス1200は、追加の特徴および/または機能を有しうる。例えば、コンピューティングデバイス1200は、それに限定されるものではないが、磁気または光学のディスクまたはテープを含む追加の記憶装置(取り外し可能および/または固定式)を含みうる。このような追加の記憶装置は、取り外し可能な記憶装置1208および固定式の記憶装置1210によって図12に例示される。
[0072] コンピューティングデバイス1200は、典型的には、様々なコンピュータ可読媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、デバイス1200によってアクセスされうる任意の利用可能な媒体であることができ、揮発性および不揮発性の媒体と、取り外し可能および固定式の媒体との両方を含む。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータなどの情報の記憶のために、任意の方法または技法でインプリメントされる、揮発性および不揮発性の媒体、および取り外し可能および固定式の媒体を含む。メモリ1204、取り外し可能な記憶装置1208、および固定式の記憶装置1210は、すべてコンピュータ記憶媒体の例である。コンピュータ記憶媒体は、それに限定されるものではないが、RAM、ROM、電気的消去可能プログラム読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリまたはその他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多目的ディスク(DVDs)またはその他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは所望の情報を記憶するために使用されることができ、かつコンピューティングデバイス1200によってアクセスされることができるその他任意の媒体を含む。任意のこのようなコンピュータ記憶媒体は、コンピューティングデバイス1200の一部でありうる。
[0073] コンピューティングデバイス1200は、デバイスが他のデバイスと通信することを可能にする(複数を含む)通信接続1212を含みうる。コンピューティングデバイス1200はまた、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、タッチ入力デバイス等のような(複数を含む)入力デバイス1214を有しうる。また、ディスプレイ、スピーカ、プリンタ等のような(複数を含む)出力デバイス1216も含まれうる。これらすべてのデバイスは、当該技術において周知であり、ここでの長い説明は必要ない。
[0074] 一般に、ここに説明された任意のデバイスは、無線または有線電話、セルラ電話、ラップトップコンピュータ、無線マルチメディアデバイス、無線通信PCカード、PDA、外部または内部モデム、無線または有線チャネルを通じて通信するデバイス等のような、様々なタイプのデバイスを表しうる。デバイスは、アクセス端末(AT)、アクセスユニット、加入者ユニット、モバイル局、モバイルデバイス、モバイルユニット、モバイルフォン、モバイル、リモート局、リモート端末、リモートユニット、ユーザデバイス、ユーザ機器、ハンドヘルドデバイス、非モバイル局、非モバイルデバイス、エンドポイント等のような、様々な名称を有しうる。ここで説明された任意のデバイスは、命令およびデータを記憶するためのメモリのみならず、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせを有しうる。
[0075] ここで説明されたエクスカーションを予測する技術およびエクスカーションを制限する技術は、様々な手段によってインプリメントされうる。例えば、これらの技術は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせでインプリメントされうる。当業者であれば、ここでの開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合せとしてインプリメントされうることをさらに理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に例示するために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能の点から上記に説明されてきた。このような機能が、ハードウェアとしてインプリメントされるか、あるいはソフトウェアとしてインプリメントされるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられる設計制約に依存する。当業者は、各特定のアプリケーションに関して、多様な方法で、説明された機能をインプリメントしうるが、このようなインプリメンテーションの決定は、本開示の範囲から逸脱を引き起こしていると解釈されるべきでない。
[0076] ハードウェアインプリメンテーションの場合、これら技術を実行するために使用される処理ユニットは、1つまたは複数のASIC、DSP、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、ここに説明された機能を実行するために設計されたその他の電子ユニット、コンピュータ、またはこれらの組み合わせ内でインプリメントされうる。
[0077] したがって、ここでの開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいはここに説明された機能を実行するように設計されるこれらの任意の組み合わせで、インプリメントまたは実行されうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでありうるが、代替において、このプロセッサは、任意の従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシン(state machine)でありうる。プロセッサはまた、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいはその他任意のこのような構成であるコンピューティングデバイスの組み合わせとしてインプリメントされうる。
[0078] ファームウェアおよび/ソフトウェアのインプリメンテーションの場合、これら技術は、ランダムアクセスRAM、ROM、不揮発性RAM、プログラマブルROM、EEPROM、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)、磁気データ記憶装置または光学データ記憶装置、またはそれに類するものなどのコンピュータ可読媒体上に命令として具現化されうる。これら命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行可能であることができ、(複数を含む)プロセッサに、ここに説明された機能のある特定の態様を実行させることができる。
[0079] ソフトウェアでインプリメントされる場合、これら機能は、コンピュータ可読媒体上で、1つまたは複数の命令またはコードとして送信または記憶されうる。コンピュータ可読媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体とコンピュータ記憶媒体との両方を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく例として、このようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、データ構造または命令の形式で所望のプログラムコード手段を記憶または伝送するために使用可能であり、かつ汎用コンピュータまたは専用コンピュータによって、または汎用プロセッサまたは専用プロセッサによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。また、任意の接続は、厳密にはコンピュータ可読媒体と称される。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、電波、およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、またはその他の遠隔ソースから送信される場合には、この同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、電波、およびマイクロ波のような無線技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多目的ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、ここでディスク(disks)は、通常磁気的にデータを再生し、一方ディスク(discs)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0080] ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバルディスク、CD−ROM、または当該技術分野において周知であるその他任意の形状の記憶媒体において存在しうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサがこの記憶媒体から情報を読み取り、またこの記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替において、記憶媒体は、プロセッサと一体化されうる。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に存在しうる。ASICは、ユーザ端末内に存在しうる。代替において、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内にディスクリートコンポーネントとして存在しうる。
[0081] 本開示の上記説明は、いかなる当業者であっても、本開示の製造または使用を可能にするように提供される。本開示への様々な修正は、当業者にとって容易に明らかであり、ここに定義された一般的な原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく、他のバリエーションにも適用されうる。したがって、本開示は、ここに説明された例に限定されるようには意図されず、ここに開示される原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えられることとなる。
[0082] 典型的なインプリメンテーションは、1つまたは複数の独立型(stand-alone)コンピュータシステムのコンテキストにおいて、本開示の主題事項の態様を利用することを述べているが、主題事項は、それに限定されず、むしろ、ネットワークまたは分散型コンピューティング環境などの、任意のコンピューティング環境に関連してインプリメントされうる。さらに、本開示の主題事項は、複数の処理チップまたはデバイスにおいて、または複数の処理チップまたはデバイスにわたって、インプリメントされることができ、記憶も同様に、複数のデバイスにわたって実施されうる。このようなデバイスは、例えば、PC、ネットワークサーバ、およびハンドヘルドデバイスを含みうる。
[0083] 構造上の特徴および/または方法論的動作(acts)に特有の表現で主題事項を説明してきたが、添付の特許請求の範囲に定義された主題事項は、上記特定の特徴または動作に必ずしも限定されないことが理解されるべきである。むしろ、上記の特定の特徴または動作は、特許請求の範囲をインプリメントする形態の例として開示されている。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] モバイル局におけるラウドスピーカ・エクスカーションを制約する方法であって、
前記モバイル局において入力オーディオ信号を受信することと、
前記モバイル局のラウドスピーカのエクスカーションを予測することと、
前記入力オーディオ信号および前記予測されたエクスカーションを使用して、前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを制限するために、前記入力オーディオ信号に対して信号処理を実行することと、
前記信号処理された入力オーディオ信号を前記ラウドスピーカに出力することと
を備える、方法。
[C2] 前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを予測することは、前記ラウドスピーカのエクスカーション伝達関数を用いて前記入力オーディオ信号をフィルタにかけることを備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記信号処理を実行することは、前記入力オーディオ信号の知覚ラウドネスを最大化する、C1に記載の方法。
[C4] 前記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、心理音響ラウドネスモデルの近似に基づく、C3に記載の方法。
[C5] 前記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、前記入力オーディオ信号の各等価矩形帯域(ERB)のサブバンドエネルギと、各ERBサブバンドにおける特定のラウドネスとに基づく、C3に記載の方法。
[C6] 前記ERBスケールにおける複数のサブバンド信号に前記入力オーディオ信号を変換することと、
各ERBサブバンドについての前記サブバンドエネルギを決定することと
をさらに備えるC5に記載の方法。
[C7] 心理音響ラウドネスモデルに基づいて、各ERBサブバンドにおける前記特定のラウドネスを近似することをさらに備える、C6に記載の方法。
[C8] 各ERBサブバンドについてのピークエクスカーションを決定することをさらに備える、C5に記載の方法。
[C9] 前記信号処理を実行することは、前記周波数領域において実行される、C1に記載の方法。
[C10] 前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを予測する前に、リミッタおよびメークアップ利得を使用して、前記入力オーディオ信号を前処理することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C11] 前記モバイル局は、モバイルデバイスを備え、前記入力オーディオ信号は、スピーチ信号を備える、C1に記載の方法。
[C12] モバイル局におけるラウドスピーカ・エクスカーションを制約するための装置であって、
前記モバイル局において入力オーディオ信号を受信する手段と、
前記モバイル局のラウドスピーカのエクスカーションを予測する手段と、
前記入力オーディオ信号および前記予測されたエクスカーションを使用して、前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを制限するために、前記入力オーディオ信号に対して信号処理を実行する手段と、
前記信号処理された入力オーディオ信号を前記ラウドスピーカに出力する手段と
を備える、装置。
[C13] 前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを予測する前記手段は、前記ラウドスピーカのエクスカーション伝達関数を用いて前記入力オーディオ信号をフィルタにかける手段を備える、C12に記載の装置。
[C14] 前記信号処理を実行する前記手段は、前記入力オーディオ信号の知覚ラウドネスを最大化する、C12に記載の装置。
[C15] 前記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、心理音響ラウドネスモデルの近似に基づく、C14に記載の装置。
[C16] 前記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、前記入力オーディオ信号の各等価矩形帯域(ERB)のサブバンドエネルギと、各ERBサブバンドにおける特定のラウドネスとに基づく、C14に記載の装置。
[C17] 前記ERBスケールにおける複数のサブバンド信号に前記入力オーディオ信号を変換する手段と、
各ERBサブバンドについての前記サブバンドエネルギを決定する手段と
をさらに備えるC16に記載の装置。
[C18] 心理音響ラウドネスモデルに基づいて、各ERBサブバンドにおける前記特定のラウドネスを近似する手段をさらに備える、C17に記載の装置。
[C19] 各ERBサブバンドについてのピークエクスカーションを決定する手段をさらに備える、C16に記載の装置。
[C20] 前記信号処理を実行することは、前記周波数領域において実行される、C12に記載の装置。
[C21] 前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを予測する前に、リミッタおよびメークアップ利得を使用して、前記入力オーディオ信号を前処理する手段をさらに備える、C12に記載の装置。
[C22] 前記モバイル局は、モバイルデバイスを備え、前記入力オーディオ信号は、スピーチ信号を備える、C12に記載の装置。
[C23] コンピュータに、
モバイル局において入力オーディオ信号を受信させる命令と、
前記モバイル局のラウドスピーカのエクスカーションを予測させる命令と、
前記入力オーディオ信号および前記予測されたエクスカーションを使用して、前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを制限するために、前記入力オーディオ信号に対して信号処理を実行させる命令と、
前記信号処理された入力オーディオ信号を前記ラウドスピーカに出力させる命令と
を備えるコンピュータ可読媒体。
[C24] 前記コンピュータに、前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを予測させる前記命令は、前記コンピュータに、前記ラウドスピーカのエクスカーション伝達関数を用いて前記入力オーディオ信号をフィルタにかけさせる命令を備える、C23に記載のコンピュータ可読媒体。
[C25] 前記コンピュータに、前記信号処理を実行させる前記命令は、前記入力オーディオ信号の知覚ラウドネスを最大化する、C23に記載のコンピュータ可読媒体。
[C26] 前記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、心理音響ラウドネスモデルの近似に基づく、C25に記載のコンピュータ可読媒体。
[C27] 前記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、前記入力オーディオ信号の各等価矩形帯域(ERB)のサブバンドエネルギと、各ERBサブバンドにおける特定のラウドネスとに基づく、C25に記載のコンピュータ可読媒体。
[C28] 前記コンピュータに、
前記ERBスケールにおける複数のサブバンド信号に前記入力オーディオ信号を変換させるコンピュータ実行可能命令と、
各ERBサブバンドについての前記サブバンドエネルギを決定させるコンピュータ実行可能命令と
をさらに備えるC27に記載のコンピュータ可読媒体。
[C29] 前記コンピュータに、心理音響ラウドネスモデルに基づいて、各ERBサブバンドにおける前記特定のラウドネスを近似させるコンピュータ実行可能命令をさらに備える、C28に記載のコンピュータ可読媒体。
[C30] 前記コンピュータに、各ERBサブバンドについてのピークエクスカーションを決定させるコンピュータ実行可能命令をさらに備える、C27に記載のコンピュータ可読媒体。
[C31] 前記信号処理を実行することは、前記周波数領域において実行される、C23に記載のコンピュータ可読媒体。
[C32] 前記コンピュータに、前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを予測する前に、リミッタおよびメークアップ利得を使用して、前記入力オーディオ信号を前処理させるコンピュータ実行可能命令をさらに備える、C23に記載のコンピュータ可読媒体。
[C33] 前記モバイル局は、モバイルデバイスを備え、前記入力オーディオ信号は、スピーチ信号を備える、C23に記載のコンピュータ可読媒体。
[C34] モバイル局におけるラウドスピーカ・エクスカーションを制約するための装置であって、
前記モバイル局において入力オーディオ信号を受信し、前記モバイル局のラウドスピーカのエクスカーションを予測するためのエクスカーション予測器と、
前記入力オーディオ信号および前記予測されたエクスカーションを使用して、前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを制限するために、前記入力オーディオ信号に対して信号処理を実行し、前記信号処理された入力オーディオ信号を前記ラウドスピーカに出力するためのエクスカーションを制限する信号プロセッサと
を備える装置。
[C35] 前記エクスカーション予測器は、前記ラウドスピーカのエクスカーション伝達関数を用いて前記入力オーディオ信号をフィルタにかけるためのフィルタを備える、C34に記載の装置。
[C36] 前記エクスカーションを制限する信号プロセッサは、前記入力オーディオ信号の知覚ラウドネスを最大化する、C34に記載の装置。
[C37] 前記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、心理音響ラウドネスモデルの近似に基づく、C36に記載の装置。
[C38] 前記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、前記入力オーディオ信号の各等価矩形帯域(ERB)のサブバンドエネルギと、各ERBサブバンドにおける特定のラウドネスとに基づく、C36に記載の装置。
[C39] 前記エクスカーションを制限する信号プロセッサは、前記ERBスケールにおける複数のサブバンド信号に前記入力オーディオ信号を変換し、各ERBサブバンドについての前記サブバンドエネルギを決定する、C38に記載の装置。
[C40] 前記エクスカーションを制限する信号プロセッサは、心理音響ラウドネスモデルに基づいて、各ERBサブバンドにおける前記特定のラウドネスを近似する、C39に記載の装置。
[C41] 前記エクスカーションを制限する信号プロセッサは、各ERBサブバンドについてのピークエクスカーションを決定する、C38に記載の装置。
[C42] 前記信号処理を実行することは、前記周波数領域において実行される、C34に記載の装置。
[C43] 前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを予測する前に、リミッタおよびメークアップ利得を使用して、前記入力オーディオ信号を前処理するためのプリプロセッサをさらに備える、C34に記載の装置。
[C44] 前記モバイル局は、モバイルデバイスを備え、前記入力オーディオ信号は、スピーチ信号を備える、C34に記載の装置。

Claims (40)

  1. モバイル局におけるラウドスピーカ・エクスカーションを制約する方法であって、
    前記モバイル局において入力オーディオ信号を受信することと、
    デジタル領域において、前記入力オーディオ信号を等価矩形帯域(ERB)スケールにおける複数のサブバンド信号に変換することと、
    1つまたは複数のERBサブバンドの特定の部分または全ERBサブバンドのうちの1つまたは複数のいずれかについて、前記デジタル領域において、前記モバイル局のラウドスピーカのピークエクスカーションを決定することと、
    記ラウドスピーカの前記エクスカーションを制限するために、最大ラウドスピーカ・エクスカーションおよび前記ピークエクスカーションに基づいて、前記サブバンド信号に対して信号処理を実行することと、
    前記信号処理されたサブバンド信号を組み合わせて、前記ラウドスピーカに出力することと
    を備える、方法。
  2. 前記ラウドスピーカの前記ピークエクスカーションを決定することは、前記ラウドスピーカのエクスカーション伝達関数を用いて前記サブバンド信号をフィルタにかけることを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記信号処理を実行することは、前記入力オーディオ信号の知覚ラウドネスを最大化する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、心理音響ラウドネスモデルの近似に基づく、請求項3に記載の方法。
  5. 記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、各ERBサブバンドのサブバンドエネルギと、各ERBサブバンドにおける特定のラウドネスとに基づく、請求項3に記載の方法。
  6. 前記各ERBサブバンドのサブバンドエネルギを決定するこ
    をさらに備える請求項5に記載の方法。
  7. 心理音響ラウドネスモデルに基づいて、各ERBサブバンドにおける前記特定のラウドネスを近似することをさらに備える、請求項6に記載の方法。
  8. 前記信号処理を実行することは、周波数領域において実行される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを予測する前に、リミッタおよびメークアップ利得を使用して、前記入力オーディオ信号を前処理することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記モバイル局は、モバイルデバイスを備え、前記入力オーディオ信号は、スピーチ信号を備える、請求項1に記載の方法。
  11. モバイル局におけるラウドスピーカ・エクスカーションを制約するための装置であって、
    前記モバイル局において入力オーディオ信号を受信する手段と、
    デジタル領域において、前記入力オーディオ信号を等価矩形帯域(ERB)スケールにおける複数のサブバンド信号に変換する手段と、
    1つまたは複数のERBサブバンドの特定の部分または全ERBサブバンドのうちの1つまたは複数のいずれかについて、前記デジタル領域において、前記モバイル局のラウドスピーカのピークエクスカーションを決定する手段と、
    記ラウドスピーカの前記エクスカーションを制限するために、最大ラウドスピーカ・エクスカーションおよび前記ピークエクスカーションに基づいて、前記サブバンド信号に対して信号処理を実行する手段と、
    前記信号処理されたサブバンド信号を組み合わせて、前記ラウドスピーカに出力する手段と
    を備える、装置。
  12. 前記ラウドスピーカの前記ピークエクスカーションを決定する前記手段は、前記ラウドスピーカのエクスカーション伝達関数を用いて前記サブバンド信号をフィルタにかける手段を備える、請求項11に記載の装置。
  13. 前記信号処理を実行する前記手段は、前記入力オーディオ信号の知覚ラウドネスを最大化する、請求項11に記載の装置。
  14. 前記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、心理音響ラウドネスモデルの近似に基づく、請求項13に記載の装置。
  15. 記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、各ERBサブバンドのサブバンドエネルギと、各ERBサブバンドにおける特定のラウドネスとに基づく、請求項13に記載の装置。
  16. 前記各ERBサブバンドのサブバンドエネルギを決定する手段と
    をさらに備える請求項15に記載の装置。
  17. 心理音響ラウドネスモデルに基づいて、各ERBサブバンドにおける前記特定のラウドネスを近似する手段をさらに備える、請求項16に記載の装置。
  18. 前記信号処理を実行することは、周波数領域において実行される、請求項11に記載の装置。
  19. 前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを予測する前に、リミッタおよびメークアップ利得を使用して、前記入力オーディオ信号を前処理する手段をさらに備える、請求項11に記載の装置。
  20. 前記モバイル局は、モバイルデバイスを備え、前記入力オーディオ信号は、スピーチ信号を備える、請求項11に記載の装置。
  21. コンピュータに、
    モバイル局において入力オーディオ信号を受信させる命令と、
    デジタル領域において、前記入力オーディオ信号を等価矩形帯域(ERB)スケールにおける複数のサブバンド信号に変換させる命令と、
    1つまたは複数のERBサブバンドの特定の部分または全ERBサブバンドのうちの1つまたは複数のいずれかについて、前記デジタル領域において、前記モバイル局のラウドスピーカのピークエクスカーションを決定させる命令と、
    記ラウドスピーカの前記エクスカーションを制限するために、最大ラウドスピーカ・エクスカーションおよび前記ピークエクスカーションに基づいて、前記サブバンド信号に対して信号処理を実行させる命令と、
    前記信号処理されたサブバンド信号を組み合わせて、前記ラウドスピーカに出力させる命令と
    を備える非一時的なコンピュータ可読媒体。
  22. 前記コンピュータに、前記ラウドスピーカの前記ピークエクスカーションを決定させる前記命令は、前記コンピュータに、前記ラウドスピーカのエクスカーション伝達関数を用いて前記サブバンド信号をフィルタにかけさせる命令を備える、請求項21に記載のコンピュータ可読媒体。
  23. 前記コンピュータに、前記信号処理を実行させる前記命令は、前記入力オーディオ信号の知覚ラウドネスを最大化する、請求項21に記載のコンピュータ可読媒体。
  24. 前記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、心理音響ラウドネスモデルの近似に基づく、請求項23に記載のコンピュータ可読媒体。
  25. 記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、各ERBサブバンドのサブバンドエネルギと、各ERBサブバンドにおける特定のラウドネスとに基づく、請求項23に記載のコンピュータ可読媒体。
  26. 前記コンピュータに、
    前記各ERBサブバンドのサブバンドエネルギを決定させるコンピュータ実行可能命令
    をさらに備える請求項25に記載のコンピュータ可読媒体。
  27. 前記コンピュータに、心理音響ラウドネスモデルに基づいて、各ERBサブバンドにおける前記特定のラウドネスを近似させるコンピュータ実行可能命令をさらに備える、請求項26に記載のコンピュータ可読媒体。
  28. 前記信号処理を実行することは、周波数領域において実行される、請求項21に記載のコンピュータ可読媒体。
  29. 前記コンピュータに、前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを予測する前に、リミッタおよびメークアップ利得を使用して、前記入力オーディオ信号を前処理させるコンピュータ実行可能命令をさらに備える、請求項21に記載のコンピュータ可読媒体。
  30. 前記モバイル局は、モバイルデバイスを備え、前記入力オーディオ信号は、スピーチ信号を備える、請求項21に記載のコンピュータ可読媒体。
  31. モバイル局におけるラウドスピーカ・エクスカーションを制約するための装置であって、
    前記モバイル局において入力オーディオ信号を受信し、1つまたは複数のERBサブバンドの特定の部分または全ERBサブバンドのうちの1つまたは複数のいずれかについて、デジタル領域において、前記モバイル局のラウドスピーカのピークエクスカーションを決定するためのエクスカーション予測器と、
    前記デジタル領域において、前記入力オーディオ信号を等価矩形帯域(ERB)スケールにおける複数のサブバンド信号に変換し、前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを制限するために、最大ラウドスピーカ・エクスカーションおよび前記ピークエクスカーションに基づいて、前記サブバンド信号に対して信号処理を実行し、前記信号処理されたサブバンド信号を組み合わせて、前記ラウドスピーカに出力するためのエクスカーションを制限する信号プロセッサと
    を備える装置。
  32. 前記エクスカーション予測器は、前記ラウドスピーカのエクスカーション伝達関数を用いて前記サブバンド信号をフィルタにかけるためのフィルタを備える、請求項31に記載の装置。
  33. 前記エクスカーションを制限する信号プロセッサは、前記入力オーディオ信号の知覚ラウドネスを最大化する、請求項31に記載の装置。
  34. 前記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、心理音響ラウドネスモデルの近似に基づく、請求項33に記載の装置。
  35. 記入力オーディオ信号の前記知覚ラウドネスは、各ERBサブバンドのサブバンドエネルギと、各ERBサブバンドにおける特定のラウドネスとに基づく、請求項33に記載の装置。
  36. 前記エクスカーションを制限する信号プロセッサはさらに、前記各ERBサブバンドのサブバンドエネルギを決定する、請求項35に記載の装置。
  37. 前記エクスカーションを制限する信号プロセッサは、心理音響ラウドネスモデルに基づいて、各ERBサブバンドにおける前記特定のラウドネスを近似する、請求項36に記載の装置。
  38. 前記信号処理を実行することは、周波数領域において実行される、請求項31に記載の装置。
  39. 前記ラウドスピーカの前記エクスカーションを予測する前に、リミッタおよびメークアップ利得を使用して、前記入力オーディオ信号を前処理するためのプリプロセッサをさらに備える、請求項31に記載の装置。
  40. 前記モバイル局は、モバイルデバイスを備え、前記入力オーディオ信号は、スピーチ信号を備える、請求項31に記載の装置。
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