JP5646282B2 - 圧縮装置及びその運転制御方法 - Google Patents
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Description
また、制御時間経過後の吐出圧縮気体の圧力変化量が設定増加量以上となったとき、アンロード切換制御を行なうようにしたので、吐出圧縮気体の圧力を全体として低く抑えることができ、これによって、消費電力を節減でき、圧縮機の寿命を向上できる。
また、制御時間の経過後に、吐出圧縮気体の圧力変化量が設定増加量以上となったとき、アンロード切換制御を行なうようにしたので、吐出圧縮気体の圧力を全体として抑えることができ、これによって、消費電力を節減し、圧縮機の寿命を向上できる。
また、前記吐出圧縮気体の圧力が予め設定された下限圧より高く下限圧に近い圧力域に属する最低ロード圧力を予め設定しておき、該最低ロード圧力以上の圧力領域で前記アンロード切換制御を行なうようにしたので、吐出圧力が下限圧近傍となった辺りで、圧縮機のロード及びアンロードの頻繁なロード台数制御をなくし、圧縮機等の制御機器の故障を防止できる。
本発明方法及び装置の第1実施形態を図6〜図10に基づいて説明する。図6において、圧縮装置10は4台の空気圧縮機12a〜dを備えている。空気圧縮機12a〜dをアンロードの状態にするアンロード手段として、空気圧縮機12a〜dの各モータ14a〜dをオンオフ制御する電磁開閉器16a〜dを備えている。なお、アンロード手段はこれに限定されるものではない。
空気圧縮機12a〜dは、圧縮室に作動流体を吸い込み、モータ14a〜dによって駆動される圧縮手段により作動流体を圧縮し、圧縮空気を発生する。圧縮機の種類は限定されないが、スクリュー式や往復式(レシプロ)式やスクロール式等の容積形圧縮機、または遠心式や軸流式等のターボ形圧縮機のいずれであってもよい。
また、アンロード制御部38は、開始点t0から制御時間Tが経過した後、吐出空気圧Pがアンロード促進圧力PP以上の圧力領域にあるとき、電磁開閉器16a〜dを制御して、圧縮機のロード台数を1台だけ減ずる制御を行なう(以下、これを「第2アンロード切換制御」という。)。
下限圧PL又は上限圧力PHは、圧縮機自体に設定されている上限圧力、または圧縮流体の消費率等に基づいて設定され、その設定方法は特にこれらの方法に限定されない。
吐出空気圧Pが下限圧PLより低下したとき、吐出空気圧Pが下限圧PLまで低下した時点を開始点t1とし、開始点t1から再ロード制限時間T1が経過しても下限圧PL以下であるとき、さらに圧縮機1台をロードからアンロードに切り替える。再ロード制限時間T1が経過するまではロードへの切り替えを行なわない。再ロード制限時間T1は、例えば、1〜5秒等の時間帯が選択される。
次に、第2実施形態として、圧縮装置10の運転制御の別な圧力制御例を図11により説明する。図11は運転途中からの圧力制御例である。図において、低圧域で吐出空気圧Pが下限圧PLまで下降するたびに、ロード切換制御を行なっている。中圧域では、圧縮機の運転台数変更時点を開始点t0とした制御時間Tが経過した後、開始点t0からの圧力変化量ΔPが設定増加量ΔPS以上であるとき、アンロード切換制御を行なっている。
12a〜d 空気圧縮機
14a〜d モータ
16a〜d 電磁開閉器
18 電源
20 集合吐出配管
22 空気タンク
24 圧力センサ
26 圧縮空気供給配管
30 コントローラ
32 タイマ
34 演算部
36 記憶部
38 アンロード制御部
40 下限圧力制御部
42 上限圧力制御部
P 吐出圧力
PH 上限圧
PL 下限圧
PM 最低ロード圧力
PP アンロード促進圧力
T 制御時間
T1 再ロード制限時間
ΔP 圧力変化量
ΔPS 設定増加量
t 計測時間
t0、t1 開始点
Claims (8)
- 複数台の圧縮機から吐出される圧縮気体の圧力を検知しながら使用流量に応じて各圧縮機でアンロードとロードとを切り替えるようにした圧縮装置の運転制御方法において、
圧縮機及びその周辺機器の寿命に基づいて制御時間を設定すると共に、圧縮機のロード台数変更時を該制御時間の開始点とし、該制御時間経過後で開始点からの吐出圧縮気体の圧力変化量が設定量以上となったとき、1台の圧縮機をロードからアンロードに切り替えるアンロード切換制御を行なうようにし、
さらに、前記吐出圧縮気体の圧力が予め設定された下限圧より高く下限圧に近い圧力域に属する最低ロード圧力を予め設定しておき、該最低ロード圧力以上の圧力領域で前記アンロード切換制御を行なうようにしたことを特徴とする圧縮装置の運転制御方法。 - 前記下限圧まで降下したとき、優先的に1台の圧縮機をアンロードからロードに切り替えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の圧縮装置の運転制御方法。
- 前記吐出圧縮気体の圧力が予め設定された上限圧まで上昇したとき、優先的に1台の圧縮機をロードからアンロードに優先的に切り替えるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮装置の運転制御方法。
- 前記上限圧より低く上限圧に近い圧力域に属するアンロード促進圧力を予め設定しておき、該アンロード促進圧力以上の圧力領域で、前記制御時間が経過したとき、1台の圧縮機をロードからアンロードに切り替えるようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧縮装置の運転制御方法。
- 複数台の圧縮機と、
該圧縮機から吐出された圧縮気体の圧力を検知する圧力センサと、
各圧縮機を個別にアンロード状態にするアンロード手段と、
該アンロード手段を制御して各圧縮機のロードとアンロードとを切り替えるコントローラとを備えた圧縮装置において、
前記コントローラは、
予め設定された制御時間を記憶した記憶部と、前記圧縮機のロード台数変更時を開始点として時間を計測するタイマと、該タイマで計測された時間が前記制御時間を超え、開始点からの吐出圧縮気体の圧力変化量が設定増加量以上となったとき、1台の圧縮機をロードからアンロードに切り替えるアンロード切換制御を行なうように、前記アンロード手段を制御するアンロード制御部と、を備え、
さらに、前記吐出圧縮気体の下限圧が予め設定されて前記記憶部に記憶され、該下限圧より高く下限圧に近い圧力域に属する最低ロード圧力が予め設定されて前記記憶部に記憶され、前記コントローラのアンロード制御部は、該最低ロード圧力以上の圧力領域で前記アンロード切換制御を行なうことを特徴とする圧縮装置。 - 前記コントローラは、吐出圧縮気体が前記下限圧まで下降したとき、優先的に1台の圧縮機をアンロードからロードに切り替えるように、前記アンロード手段を制御する下限圧力制御部を備えていることを特徴とする請求項5に記載の圧縮装置。
- 前記吐出圧縮気体の上限圧が予め設定されて前記記憶部に記憶され、前記コントローラは、吐出圧縮気体が上限圧まで上昇したとき、優先的に1台の圧縮機をロードからアンロードに切り替えるように、前記アンロード手段を制御する上限圧力制御部を備えていることを特徴とする請求項5又は6に記載の圧縮装置。
- 前記上限圧より低く上限圧に近い圧力域に属するアンロード促進圧力が予め設定されて記憶部に記憶され、前記コントローラのアンロード制御部は、該アンロード促進圧力以上の圧力領域で前記制御時間が経過したとき、1台の圧縮機をロードからアンロードに切り替えるように、前記アンロード手段を制御するものであることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の圧縮装置。
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