JP5511633B2 - 横架材連結用金具 - Google Patents

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本発明は、例えば横架材である梁と梁とを突き合わせ連結する横架材連結用金具に関するものである。
出願人は、梁同志を突き合わせ連結できる特開2002−317501号(特許文献1)の横架材連結用金具を開発し、特許出願している。
この特許文献1を説明すると、一側部が一方の横架材の端部に形成した継手部に挿入係合され、反対側の他側部が他方の横架材の端部に形成した継手部に挿入係合される板材を一対設け、この各板材には前記横架材の外面から打設する係止体を貫通する貫通係止孔を対向状態に複数形成すると共に、少なくともこの一対の板材の下部間に、前記横架材の下面より突出しない状態で前記継手部に収納される架設板部を設けて、少なくともこの架設板部によって前記一対の板材を対向並設状態に形成したものである。
そして、この特許文献1によれば、下部間が架設板部で連設されて対向並設状態に構成された一対の板材の一側部を一方の横架材の端部に形成した継手部に挿入係合し、反対側の他側部を他方の横架材の継手部に挿入係合し、各横架材の継手部の前後面に施した止着孔から例えば係止体(係止ピンや係止ボルト)を挿入若しくは螺着することで、前記板材に形成した貫通係止孔を貫通させて止着し、横架材と横架材とを突き合わせ連結することができる。
特開2002−317501号公報
本発明は、上記特許文献1と同様に梁同志の連結を可能とするもので、特許文献1よりも更に簡易な構造でありながら、梁の上方からの荷重に十分耐える連結強度を有する画期的な横架材連結用金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
横架材1の端部同士を突き合わせ連結する横架材連結用金具であって、一側部が前記一方の横架材1の端部に形成した継手部2の縦溝部2Aに挿入され、反対側の他側部が前記他方の横架材1の端部に形成した継手部2の縦溝部2Aに挿入される一枚の基板材3に、前記横架材1の側方から打設する係止体4を貫通する貫通係止孔5を複数形成し、この基板材3の一側部若しくは他側部の上部に、前記横架材1の上面に面接当接する上側押え板部6を設けると共に、基板材3の他側部若しくは一側部の下部に、前記横架材1の下面に面接当接する下側受け板部7を設け、この上側押え板部6と下側受け板部7のいずれか一方に、前記横架材1の上面に上方から止着若しくは横架材1の下面に下方から止着する釘やビス8Aなどの止着体8を貫通する貫通止着孔9を形成し、前記基板材3の一側部若しくは他側部に、この一側部若しくは他側部の上縁の一部が上方へ延設突出する形状の延設上板部10を設け、この延設上板部10を基板材3の板面に対し略直角に折曲することで、この上部折曲板部を前記横架材1の上面に面接当接する前記上側押え板部6とし、前記基板材3の他側部若しくは一側部に、この他側部若しくは一側部の下縁の一部が下方へ延設突出する形状の延設下板部11を設け、この延設下板部11を基板材3の板面に対し略直角に折曲することで、この下部折曲板部を前記横架材1の下面に面接当接する前記下側受け板部7としたことを特徴とする横架材連結用金具に係るものである。
また、前記上側押え板部6と前記下側受け板部7の双方に、前記貫通止着孔9を設けたことを特徴とする請求項1記載の横架材連結用金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、前記特許文献1よりも簡易な構成で量産性に優れる構造でありながら、強固な横架材同士の連結が可能となり、しかも、上側押え板部が横架材の継手部に対する本金具の仮止め機能を発揮すると共に、下側受け板部が本金具に対する横架材の継手部の仮止め機能を発揮するので、横架材同士の連結作業を非常に容易に行うことができるなど、極めて実用性に優れた画期的な横架材連結用金具となる。
また、本発明においては、基板材の一側部若しくは他側部に、この一側部若しくは他側部の上縁の一部が上方へ延設突出する形状の延設上板部を設け、この延設上板部を基板材の板面に対し略直角に折曲することで、この上部折曲板部を前記横架材の上面に面接当接する前記上側押え板部とし、前記基板材の他側部若しくは一側部に、この他側部若しくは一側部の下縁の一部が下方へ延設突出する形状の延設下板部を設け、この延設下板部を基板材の板面に対し略直角に折曲することで、この下部折曲板部を前記横架材の下面に面接当接する前記下側受け板部としたから、前記作用効果を確実に発揮する上側押え板部と下側受け板部とを基板材に具備する本発明を簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の横架材連結用金具となる。
また、請求項2記載の発明においては、上側押え板部と下側受け板部とを双方共横架材の上面と下面に止着できるので、横架材の上面と一体化する上側押え板部の変形を抑制できると共に横架材の下面と一体化する下側受け板部の変形を抑制でき、この変形抑制効果により上側押え板部による基板材の移動抑制効果と、下側受け板部による横架材の移動抑制効果との双方が極めて良好に発揮されて、横架材の連結部分の耐力が一層向上することになる極めて実用性に優れた構成の横架材連結用金具となる。
実施例1を示す斜視図である。 実施例1の使用状態を示す説明斜視図である。 実施例1の使用状態を示す説明側断面図である。 実施例1の異なる使用状態を示す説明斜視図1である。 実施例1の異なる使用状態を示す説明斜視図2である。 実施例2を示す斜視図である。 実施例2の使用状態を示す説明斜視図である。 実施例2の使用状態を示す説明側断面図である。 実施例2の異なる使用状態を示す説明斜視図1である。 実施例2の異なる使用状態を示す説明斜視図2である。 実施例2の更に異なる使用状態を示す説明斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
例えば、基板材3の一側部を一方の横架材1の端部に形成した継手部2縦溝部2Aに挿入し、反対側の他側部を他方の横架材1の端部の継手部2の縦溝部2Aに挿入し、各横架材1の継手部2の側面部に施した打設孔12を介して横架材1の側方から係止体4を打設し、この係止体4が前記基板材3に複数形成した貫通係止孔5に貫通止着することで、横架材1と横架材1とが突き合わせ状態に連結される。
この際、基板材3の一側部若しくは他側部の上部の上側押え板部6を一方の横架材1の上面に上方から掛止めるようにして面接当接させることにより、一方の横架材1の継手部2に対して基板材3を仮止め(掛止め)状態にでき、また、基板材3の他側部若しくは一側部の下部の下側受け板部7に他方の横架材1の下面を上方から載置するようにして面接当接させることにより、基板材3に対して他方の横架材1を仮止め(仮置き)状態にできるので、いずれの連結作業もこの仮止め状態で他方の横架材1の側方から基板材3の貫通係止孔5に係止体4を容易に打設することができる。
また、予め一方の横架材1の継手部2(縦溝部2A)に基板材3の一側部若しくは他側部を挿入して係止体4により固定しておき、続いて、この一方の横架材1に固定された基板材3の他側部若しくは一側部を他方の横架材1の継手部2(縦溝部2A)に挿入して係止体4により固定することで、横架材1と横架材1とを突き合わせ状態に連結するようにしても良い。
続いて、横架材1の上面に面接当接している基板材3の上側押え板部6と、横架材1の下面に面接当接している基板材3の下側受け板部7のいずれか一方に形成した貫通止着孔9を介して釘やビス8Aなどの止着体8を横架材1の上面に上方から止着若しくは横架材1の下面に下方から止着することで、上側押え板部6を横架材1の上面に止着若しくは下側受け板部7を横架材1の下面に止着する。
このようにして連結されて所望長さとなった横架材1の自重や上方から受ける荷重は、貫通係止した係止体4と基板材3にかかるだけでなく、横架材1の上面に面接当接する上側押え板部6と横架材の下面に面接当接する下側受け板部7にもかかることになる。
具体的には、上側押え板部6が横架材1の上面に面接当接する(上側押え板部6を横架材1の上面に掛止める)ことによって、基板材3の横架材1に対する下がり移動が抑制されるので、横架材1が自重や上方からの荷重を受けることで下がろうとした際にも基板材3が適正な位置にとどまろうとすることになり、また、下側受け板部7が横架材1の下面に面接当接する(下側受け板部7が横架材1の下面を支承する)ことによってこの下側受け板部7が面接当接している横架材1の下がり移動を抑制するので、横架材1が自重や上方からの荷重を受けることで下がろうとした際にも横架材1が適正な位置にとどまろうとすることになる。
更に、止着体8によって横架材1の上面若しくは下面に止着している上側押え板部6と下側受け板部7とのいずれか一方は、横架材1の上面若しくは下面と一体化することによってこの上側押え板部6若しくは下側受け板部7自体の変形が抑制されるので、前記移動抑制作用が一層助長されることになる。
従って、単に一枚の基板材3の一側部若しくは他側部の上部と他側部若しくは一側部の下部とに板部(上側押え板部6と下側受け板部7)を設け、この板部の一方に貫通孔(貫通止着孔9)を設けるだけの前記特許文献1よりも遥かに簡易な構成でありながら、この上側押え板部6と下側受け板部7とによる双方の前記抑制作用によって横架材1の連結部分の耐力が著しく向上することとなり、これにより柱の近くでなく、柱と柱との中間位置で梁(横架材1)同志を連結しても、十分に上方からの荷重に耐えられることとなる。
また、例えば、前記上側押え板部6と前記下側受け板部7の双方に、前記横架材1の上面に上方から止着若しくは横架材1の下面に下方から止着する前記止着体8を貫通する貫通止着孔9を設ければ、上側押え板部6に形成した貫通止着孔9を介して釘やビス8Aなどの止着体8を前記横架材1の上面に上方から止着することで、この上側押え板部6を横架材1の上面に止着することができ、下側受け板部7に形成した貫通止着孔9を介して釘やビス8Aなどの止着体8を前記横架材1の下面に下方から止着することで、この下側受け板部7を横架材1の下面に止着することができる。
従って、上側押え板部6と下側受け板部7とを双方共横架材1の上面と下面に止着できるので、上側押え板部6が横架材1の上面と一体化することによってこの上側押え板部6自体の変形が抑制されると共に、下側受け板部7が横架材1の下面と一体化することによってこの下側受け板部7自体の変形が抑制されることになり、この上側押え板部6と下側受け板部7の変形抑制作用により、上側押え板部6による基板材3の移動抑制作用と、下側受け板部7による横架材1の移動抑制作用とが極めて良好に発揮されて、横架材1の連結部分の耐力が一層向上することになる。
本発明の具体的な実施例1について図1〜図5に基づいて説明する。
本実施例は、一側部が一方の横架材1の端部に形成した縦溝状の継手部2に挿入され、反対側の他側部が他方の横架材1の端部に形成した縦溝状の継手部2に挿入される一枚の基板材3に、横架材1の側方から打設する係止体4を貫通する貫通係止孔5を複数形成し、この基板材3の一側部若しくは他側部の上部に、前記横架材1の上面に面接当接する上側押え板部6を設けると共に、基板材3の他側部若しくは一側部の下部に、前記横架材1の下面に面接当接する下側受け板部7を設けている。
具体的には、基板材3は、図1に示すように横長の長方形状の金属板で構成し、この基板材3をその板面が立直面となるように立てることで、この基板材3の一側部と他側部とを前記縦溝部2Aに挿入し得るようにしている(図2参照)。
また、この基板材3は、図3に示すようにその短方向(図面上下方向)の板幅を前記横架材1の上下幅と略合致する板幅に設定し、これにより基板材3の一側部と他側部をその上縁や下縁が横架材1の上面や下面から突出しないようにして継手部2の縦溝部2Aに挿入することができて、基板材3が他の施工に支障をきたさない構成としている。
また、この基板材3は、その一側部(図1において左手前側)の上縁の一部(図面では一側部の上縁の縁長さ方向の中間位置)が上方へ角形に延設突出する形状に形成してこの角形突出部を延設上板部10とすると共に、他側部の下縁の一部(図面では他側部の下縁の縁長さ方向の中間位置)が下方へ角形に延設突出する形状に形成してこの角形突出部を延設下板部11としている。
そして、延設上板部10を基板材3の板面に対し略直角に折曲することでこの上部折曲板部を前記上側押え板部6として、この上側押え板部6の下側平坦面が前記横架材1の上面に面接当接するように構成し、且つ延設下板部11を基板材3の板面に対し略直角に折曲することでこの下部折曲板部を前記下側受け板部7として、この下側受け板部7の上側平坦面が前記横架材1の下面に面接当接するように構成している。即ち、本実施例では、上側押え板部6と下側受け板部7とを基板材3に一体成形している。
尚、図面では、一方の横架材1端部の上面と他方の横架材1端部の下面とに浅底の凹設部13を形成して、この上面の凹設部13に上側押え板部6が面接当接し、下面の凹設部13に下側受け板部7が面接当接するようにした場合を示している。
また、本実施例では、上側押え板部6と下側受け板部7とが基板材3の板面に対して互いに逆方向に突出するように、延設上板部10と延設下板部11とを逆向きに折曲している。
本実施例は、上側押え板部6に、前記横架材1の上面に上方から止着する釘やビス8Aなどの止着体8を貫通する貫通止着孔9を複数形成すると共に、下側受け板部7に、前記横架材1の下面に下方から止着する釘やビス8Aなどの止着体8を貫通する貫通止着孔9を複数形成している。
具体的には、本実施例では、止着体8としてビス8A(木ネジ)を採用し、このビス8Aを貫通する貫通止着孔9を、上側押え板部6と下側受け板部7とに夫々二箇所ずつ形成している。尚、止着体8として釘を採用しても良い。
次に、本実施例の横架材連結用金具を用いた横架材1(梁材)の連結方法を説明する。
本実施例は、端部に縦溝部2Aが一本だけ形成された継手部2を有する横架材1への使用に好適であり、この場合を説明する。
基板材3の一側部を一方の横架材1の端部に形成した縦溝状の継手部2に挿入し、反対側の他側部を他方の横架材1の端部の継手部2に挿入し、基板材3の一側部の上部の上側押え板部6を横架材1の上面に面接当接させ、基板材3の他側部の下部の下側受け板部7を横架材1の下面に面接当接させる。
続いて、各横架材1の継手部2の側面部に施した複数の打設孔12を介して横架材1の側方から係止体4としてのドリフトピン4を打設し、ドリフトピン4が前記基板材3に複数形成した貫通係止孔5に貫通止着して横架材1と横架材1とを突き合わせ状態に連結し、更に上側押え板部6と下側受け板部7の貫通止着孔9からビス8Aを横架材1の上面と下面にねじ込みして、上側押え板部6を横架材1の上面に面接当接状態に固定すると共に下側受け板部6を横架材1の下面に面接当接状態に固定する。
すると、上側押え板部6を横架材1の上面に固定した(上側押え板部6を横架材1の上面に掛止めた)ことによって基板材3の横架材1に対する下がり移動が抑制されるので、横架材1が自重や上方からの荷重を受けることで下がろうとした際にも基板材3が適正な位置にとどまろうとすることになり、また、下側受け板部7を横架材1の下面に固定した(下側受け板部7が横架材1の下面を支承した)ことによってこの下側受け板部7が横架材1の下がり移動を抑制するので、横架材1が自重や上方からの荷重を受けることで下がろうとした際にも横架材1が適正な位置にとどまろうとすることになり、更に、止着体8によって横架材1の上面と下面とに一体化している上側押え板部6と下側受け板部7とは自身の変形が抑制されるので、この抑制作用が極めて良好に発揮されることになる。
また、図4,図5は、本実施例の異なる使用態様を示したもので、端部の継手部2が間隔を置いた突き合わせ状態に配置された二本の受梁1A(横架材1)間に、この受梁1A間の間隔幅に略合致する長さの連結梁1B(横架材1)を配して連結する場合である。
具体的な連結方法を図4に基づいて説明すると、予め二本の受梁1Aの向かい合う継手部2(縦溝部2A)の夫々に、本実施例の連結用金具(基板材3)の一側部を挿入して係止体4により固定しておく(受梁1Aの端部(継手部2)から基板材3の他側部を突設しておく。)。
この際、上側押え板部6を受梁1Aの上面に上方から掛止めるようにして面接当接させることにより、受梁1Aの継手部2に対して基板材3を仮止め(掛止め)状態とできるので、この仮止め状態で各受梁1Aの側方から基板材3の貫通係止孔5に係止体4を容易に打設することができる。
次いで、二本の受梁1A間に連結梁1Bを上方から降ろしてこの連結梁1Bの両端部の継手部2(縦溝部2Aに)各受梁1Aから突設する各基板材3の他側部を挿入する。
この際、基板材3の他側部の下部の下側受け板部7に連結梁1Bの下面を上方から載置するようにして面接当接させることにより、基板材3に対して他方の横架材1を仮止め(仮置き)状態にできるので、この仮止め状態で連結梁1Bの側方から基板材3の貫通係止孔5に係止体4を容易に打設することができる。
次いで、各受梁1Aの上面に面接当接している各基板材3の上側押え板部6の貫通止着孔9を介してビス8Aを各受梁1Aの上面に上方から止着することで上側押え板部6を受梁1Aの上面に止着すると共に、連結梁1Bの下面に面接当接している各基板材3の下側受け板部7の貫通止着孔9を介してビス8Aを連結梁1Bの下面に下方から止着することで下側受け板部7を連結梁1Bの下面に止着する。
また、図5は、予め連結梁1Bの両端部の継手部2(縦溝部2A)の夫々に、本実施例の連結用金具(基板材3)の一側部を挿入して係止体4により固定しておく場合である。
本発明の具体的な実施例2について図6〜図11に基づいて説明する。
本実施例は、例えば横架材1が太く、より高い連結強度が要求される現場での使用に好適な構成とした場合である。
具体的には、図6に示すように、前記実施例1において、上側押え板部6と下側受け板部7とを基板材3の板面に対して同じ方向に突出するように折曲形成した場合であり、本実施例では、これを二体一組で使用して横架材1を連結する。
また、本実施例では、太い横架材1の上下幅に応じて基板材3の上下幅を拡大すると共に、貫通係止孔5の数を増やしている(図7,図8参照)。
次に、本実施例の横架材連結用金具を用いた横架材1(梁)の連結方法を説明する。
本実施例は、端部に縦溝部2Aが二本横並びに形成された継手部2を有する横架材1を使用し、各金具の上側押え板部6と下側受け板部7とが夫々外方を向くようにして各金具を二本の縦溝部2Aに挿入する。
後は前記実施例1の連結方法と同様である。
また、図9,図10は、本実施例の異なる使用態様を示したもので、端部の継手部2が間隔を置いた突き合わせ状態に配置された二本の受梁1A(横架材1)間に、この受梁1A間の間隔幅に略合致する長さの連結梁1B(横架材1)を配して連結する場合である。
具体的な連結方法は、基本的に二枚一組の基板材3を横架材1の二本の縦溝部2Aに挿入すること以外は、前記実施例1の図4,図5の説明と重複するため省略する。尚、図9は、予め二本の受梁1Aの向かい合う継手部2(縦溝部2A)の夫々に、本実施例の連結用金具(基板材3)の一側部を挿入して係止体4により固定しておく場合であり、図10は、予め連結梁1Bの両端部の継手部2(縦溝部2A)の夫々に、本実施例の連結用金具(基板材3)の一側部を挿入して係止体4により固定しておく場合である。
また、図11は、本実施例の更に異なる使用態様を示したもので、本実施例の二体の金具(基板材3)の板面同士を背中合わせに重合し、この重合状態で実施例1のような縦溝部2A(継手部2)が一本の横架材1を連結する場合を示している。
尚、本発明は、実施例1,2に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 横架材
2 継手部
2A 縦溝部
3 基板材
4 係止体
5 貫通係止孔
6 上側押え板部
7 下側受け板部
8 止着体
8A ビス
9 貫通止着孔
10 延設上板部
11 延設下板部

Claims (2)

  1. 横架材の端部同士を突き合わせ連結する横架材連結用金具であって、一側部が前記一方の横架材の端部に形成した継手部の縦溝部に挿入され、反対側の他側部が前記他方の横架材の端部に形成した継手部の縦溝部に挿入される一枚の基板材に、前記横架材の側方から打設する係止体を貫通する貫通係止孔を複数形成し、この基板材の一側部若しくは他側部の上部に、前記横架材の上面に面接当接する上側押え板部を設けると共に、基板材の他側部若しくは一側部の下部に、前記横架材の下面に面接当接する下側受け板部を設け、この上側押え板部と下側受け板部のいずれか一方に、前記横架材の上面に上方から止着若しくは横架材の下面に下方から止着する釘やビスなどの止着体を貫通する貫通止着孔を形成し、前記基板材の一側部若しくは他側部に、この一側部若しくは他側部の上縁の一部が上方へ延設突出する形状の延設上板部を設け、この延設上板部を基板材の板面に対し略直角に折曲することで、この上部折曲板部を前記横架材の上面に面接当接する前記上側押え板部とし、前記基板材の他側部若しくは一側部に、この他側部若しくは一側部の下縁の一部が下方へ延設突出する形状の延設下板部を設け、この延設下板部を基板材の板面に対し略直角に折曲することで、この下部折曲板部を前記横架材の下面に面接当接する前記下側受け板部としたことを特徴とする横架材連結用金具。
  2. 前記上側押え板部と前記下側受け板部の双方に、前記貫通止着孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の横架材連結用金具。
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