JP5433206B2 - 電子機器 - Google Patents
電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5433206B2 JP5433206B2 JP2008280541A JP2008280541A JP5433206B2 JP 5433206 B2 JP5433206 B2 JP 5433206B2 JP 2008280541 A JP2008280541 A JP 2008280541A JP 2008280541 A JP2008280541 A JP 2008280541A JP 5433206 B2 JP5433206 B2 JP 5433206B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- power supply
- current
- unit
- battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
Description
上記のような電子機器においては、複数の電源ラインを有しており、各々の電源ラインで上記のデバイスを含む負荷回路を動作させている。各電源ラインに各々接続される負荷回路を動作させるとき、いずれかの負荷回路等において不具合が生じると、他の正常な部分を保護すべく電源供給を遮断する機能を備える場合がある。
上記の電源供給回路は、各々の電源ラインに挿入された遮断素子と、当該遮断素子の電源ラインをオン/オフする両端子間に接続された過電流検出用抵抗によって構成された遮断回路を備えている。遮断回路は、過電流検出用抵抗に過電流が流れると、このときの過電流検出用抵抗の両端電圧に応じて遮断素子が電源ラインを遮断するように構成されている。
また、複雑な制御を要する電源回路に、上述のような過電流検出用抵抗を備えた場合には、電源回路の動作に対応して精度よく過電流を検出することが難しく、異常発生時には不具合箇所の増大や損失の拡大を起こす可能性があるという問題点があった。
また、デバイスは印加される電圧により流れる電流量が変化し、充電式の電池は充電状態により出力電圧が変化するため、電池の出力電圧を加味してデバイス等の消費電流を適正に監視することが難しいという問題点があった。
<実施形態>
図1は、本発明の実施形態による電子機器の構成を示すブロック図である。この図は、電子機器の一例である携帯電話機1の構成を示している。携帯電話機1は、制御部(異常状態検出部)2、操作部3、通信部4、音源IC5a、スピーカ5b、記憶部6、表示部7、バッテリ(電源部)11、電源回路12a,12b、電流検出抵抗(電流検出部)13、ヒューズ14、電流アンプ(電流検出部)15、IrDA近距離通信部(赤外線通信装置)16、電圧検出部17等によって構成されている。
なお、図中の実線によるブロック間の結線は制御信号ラインを示し、図中の破線による結線は電流供給ラインを示す。
操作部3は、複数のキースイッチやスライドスイッチなどからなり、ユーザの操作内容を示す信号を制御部2へ入力するように構成されている。
通信部4は、制御部2の制御に応じて当該携帯電話機1の外部と無線通信を行うように構成されている。
記憶部6は、制御部2が用いる制御用プログラム、ユーザによって設定された動作モード等を示すデータ、携帯電話機1の使用履歴を示すデータ、メール等の文章を示すデータ、映像データ、また、電流検出の処理に用いるデータなどを記憶しているメモリである。
バッテリ11は、充電式の二次電池であり、例えば高電位側の出力端子に電流検出抵抗13の一端を接続させている。
電源回路12a,12bは、各々複数の電圧を出力するように構成されており、リニアレギュレータ(以下、LDOと記載する)やDC/DCコンバータを備えている。
IrDA近距離通信部16は、携帯電話機1の近傍に存在する他の装置と、制御部2の制御に応じて、赤外線を用いたデータの送受を行うように構成されている。
電圧検出部17は、バッテリ11と電流検出抵抗13との接続点に接続され、即ちバッテリ11の端子電圧を検出するように接続されており、検出電圧を示す信号を制御部2へ出力するように接続されている。
また、DC/DCコンバータ34は、出力電圧をLDO35へ供給するように接続されている。LDO35は、記憶部6へ出力電圧を供給するように接続されている。
なお、IrDA近距離通信部16には、電流検出抵抗13およびヒューズ14を介したバッテリ11の電源電圧が供給される。
表示側筺体20には、例えば、表示部7、電源回路12b、IrDA近距離通信部16などが配設されている。
操作側筺体21には、例えば、制御部2、操作部3、通信部4、音源IC5a、スピーカ5b、記憶部6、バッテリ11、電源回路12a、電流検出抵抗13、ヒューズ14、電流アンプ15、LDO35などが配設されている。
図2に示した電子デバイス(A)〜(C)、および、電子デバイス(1)〜(n)は、例えば図1に示した各部に備えられ、また前述のように制御部2によって動作等が制御されるように接続構成されている。
ヒューズ14と電源回路12bの入力端子との接続点には、電子デバイス(C)が接続される。即ち、バッテリ11の高電位側端子から、電流検出抵抗13およびヒューズ14を介した電圧が、電子デバイス(C)へ供給されるように接続されている。
[携帯電話機の動作]
携帯電話機1は、操作部3になされた操作内容に応じて制御部2が各部を制御し、通信部4を制御して外部とのデータ等の送受信を行い、当該データが示す音声を音声入出力部から出力する。
また、音声入出力部へ入力された音声を所定のデータ形式に変換し、通信部4を用いて外部へ送信する。上記の通信動作を行うとき、通信先等の情報を表示部7に表示させる。
携帯電話機1は、例えば上記のような通信機能を備えており、また、図示を省略したカメラを用いた撮像機能などの各機能を備えている。ここでは、携帯電話機1を構成する上記の各部等によって実現される機能の動作説明を省略する。
図3は、本実施形態による携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
制御部2は、電圧検出部17によって検出されたバッテリ11の端子電圧の読み取りを行う(ステップST101)。
また、制御部2は、電流アンプ15によって増幅された電流検出抵抗13の両端電圧、即ちバッテリ11から出力される電流値を読み取る(ステップST102)。
記憶部6には、後述する異常電流の判定処理に用いる閾値が記憶されている。この閾値は、例えば数百[mA]の電流値を示すものである。
ここで、制御部2が、電源電流値が閾値と等しい、または閾値を超えていると判定したときには、当該閾値を超えた回数をカウントし、この回数を例えば制御部2自らが備える記憶手段に記憶する(ステップST106)。詳しくは、上記の記憶手段に記憶されている回数に“1”を加算し、インクリメントした値を最新の“閾値を超えた回数”として記憶させる。
制御部2は、このように閾値を超えた回数をカウントし、後述するように所定の回数になったときに異常電流が流れていると判断する。
制御部2は、上記のようにカウント値をリセットした後、次の処理を開始するまでのウエイト処理を行い(ステップST108)、前述のステップST101の工程に戻り、以降の各工程を同様に行う。
制御部2は、前述の閾値を超えた回数をカウントすることにより、各電源ラインに生じているノイズ、各信号等から発せられたノイズ、各部が動作を開始するときなどに生じる突入電流などによる誤判定を排除するようにしている。即ち、前述の“N回”は、上記のような誤判定を抑制することができる適当な回数である。また、このように複数回の閾値超えに対応して処理を行うことにより、制御部2自らを構成するデバイス等においてリードエラーなどが発生したときの誤判定に基づく誤った制御を、制御部2が行うことを防ぐことも可能になる。
このエラーログは、操作部3等に所定の操作がなされたとき、また、障害解析装置等が外部接続されたとき、当該装置へ出力される。または、制御部2の制御により表示部7などへ表示するようにしてもよい。
制御部2は、前述のステップST103の工程において、記憶部6から上記の閾値を読み出し、次のような補正処理を行う。
図4に示した電池電圧の範囲は、バッテリ11の出力電圧であり、充電状態、あるいは負荷回路等へ電源電流を供給することによって電力容量が減少し、低下した出力電圧を示すものである。
バッテリ11の容量が減少して出力電圧が2.0[V]になると、上記のデバイスに流れる電流は40[mA]になる。
このように、異常電流の検出に同一の閾値を用いていると、バッテリ11の出力電圧が変化することにより、相当の過電流が流れても異常電流として検出さない場合が生じ、異常電流の検出精度が劣化する。
このような検出精度の劣化を防ぐため、バッテリ11の出力電圧に応じて閾値を補正する。
制御部2は、電圧検出部17を用いてバッテリ11の出力電圧を所定の周期で監視し、刻々と変化するバッテリ11の容量を認識している。
制御部2は、電圧検出部17が検出したバッテリ11の出力電圧が2.0[V]であったときには、補正値として図4に例示した0[mA]を上記の閾値80[mA]に加算する。このとき補正後の閾値、即ち異常電流の検出処理に用いる閾値は80[mA]となる。
なお、図4に示した電池電圧の範囲、および、補正値は一例を示したものであり、図示した値等に限定されない。また、理論上エネルギ損失が生じないDC/DCコンバータがデバイスであるときには、本実施形態は特に有効である。
前述のように、バッテリ11は、負荷回路等へ電流供給を行うことで容量が変化し、出力電圧が変化する。
この電圧変化の影響を抑えて精度よく異常電流を検出するため、もしくは、前述の閾値の補正を適切に行うため、制御部2は、バッテリ11の出力電圧を検出する周期を当該出力電圧量に応じて制御している。
詳しくは、バッテリ11は、充電満了状態、もしくはこの状態に近い容量を有しているとき、図5に示した特性領域D1のように、出力電圧がバッテリ11の残容量の減少に対して比較的早く低下する。
制御部2は、バッテリ11が、前述のように著しく出力電圧が低下する容量となっているとき、電圧検出部17による電圧検出動作を行う周期を、通常の場合よりも短くし、前述の異常電流検出の処理を行う。
なお、電圧検出の周期は、前述のステップST108の工程において、制御部2によるウエイト処理によって制御される。
また、バッテリ11の出力電圧が3.0〜3.2[V]程度に低下したとき、電圧検出の周期を短くする。
また、バッテリ11の容量変化に対して緩やかに出力電圧が変化するときには長い周期で電圧検出を行い、当該検出電圧に応じた閾値の補正を行う。
このようにすることによって、精度よく電流変化を検出することができる。また、バッテリ11に直接接続されている電源ラインの電流を監視するだけで良く、部品コストを抑制するとともに、実装スペースを抑えることができる。
また、低抵抗値の電流検出抵抗13を用いて異常電流を検出することにより、閾値を超えた電流値が、正常な消費電流よりも大きくなった場合でも、小さくなった場合でも検出することができる。即ち、ハードウエアによる障害ならびにソフトウエアによる障害を検知することができる。
また、制御部2が異常判定を行ったとき、ユーザに異常を警告して当該携帯電話機1をシャットダウン状態に制御することにより、障害の拡大を抑制し、またユーザに不具合の存在を報知することができる。
また、バッテリ11の容量減少に対して出力電圧の低下が著しくなるときには、電圧検出を行う周期を短くするようにしたので、適切なタイミングで異常電流の検出に用いる閾値を補正することができる。
Claims (5)
- 電源部と、
複数のデバイスと、
前記電源部に接続するとともに前記複数のデバイスに各々所定の電流を供給する電源供給回路と、
前記電源部から前記複数のデバイスへ印加される電圧量を周期的に検出する電圧検出部と、
前記電源部から前記電源供給回路に供給される電流量を検出する電流検出部と、
前記電流検出部により検出された電流量と所定の閾値とを比較して異常状態を検出する異常状態検出部と、
を備え、
前記異常状態検出部は、前記電圧検出部により検出された電圧量に応じて前記閾値を補正し、
前記電圧検出部は、前記電源部の容量変化に対する前記電源電圧の変化率が相対的に小さい場合には第1の周期で電圧検出を行い、前記変化率が相対的に大きい場合には前記第1の周期に比して短い第2の周期で電圧検出を行う
ことを特徴とする電子機器。 - 前記電圧検出部の検出電圧量が第1の電圧のときに補正された閾値である第1の補正閾値は、前記検出電圧量が第1の電圧よりも大きい第2の電圧のときに補正された閾値である第2の補正閾値に比して小さい
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記電源供給回路は、DC/DCコンバータを含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記異常状態検出部は、前記電圧検出部の検出電圧量が大きくなるほど、前記閾値の補正値を大きくする
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記電源供給回路は前記電源部に備えられたDC/DCコンバータであり、
前記デバイスは赤外線通信装置である、
ことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008280541A JP5433206B2 (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008280541A JP5433206B2 (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010110136A JP2010110136A (ja) | 2010-05-13 |
JP5433206B2 true JP5433206B2 (ja) | 2014-03-05 |
Family
ID=42299025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008280541A Expired - Fee Related JP5433206B2 (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5433206B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5851832B2 (ja) | 2011-12-28 | 2016-02-03 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 電力供給装置及び電力供給切替方法 |
CN106680734A (zh) * | 2016-12-20 | 2017-05-17 | 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 | 一种终端故障的监测方法和终端 |
CN113010004B (zh) * | 2021-03-18 | 2024-07-09 | 维沃移动通信有限公司 | 异常耗电处理方法、装置和电子设备 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08254553A (ja) * | 1995-03-16 | 1996-10-01 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 過電流検出装置 |
JP4517397B2 (ja) * | 2005-05-02 | 2010-08-04 | 富士フイルム株式会社 | 電圧変化検出装置 |
-
2008
- 2008-10-30 JP JP2008280541A patent/JP5433206B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010110136A (ja) | 2010-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4606846B2 (ja) | 電池監視装置 | |
JP5390831B2 (ja) | 電子機器 | |
JP4932975B2 (ja) | 過電流検知回路、及び電池パック | |
JP5815195B2 (ja) | 電池状態検知装置及びそれを内蔵する電池パック | |
JP4598815B2 (ja) | 二次電池用充電回路 | |
JP5259205B2 (ja) | 携帯電子機器 | |
US7528576B2 (en) | Battery remaining display apparatus including battery remaining estimation unit | |
JP4172018B2 (ja) | 異常電流検出方法及び電気的駆動装置 | |
JP2016220428A (ja) | 電池保護集積回路、電池保護装置及び電池パック | |
JP3859608B2 (ja) | 電池パック、電子機器、電池残量予測システム及び半導体装置 | |
JP5433206B2 (ja) | 電子機器 | |
JP2008092773A (ja) | 携帯機器、電源回路、異常電流検出方法およびプログラム | |
CN113036710A (zh) | 获取电池状态的方法及装置、电池、电子设备、存储介质 | |
US6339264B1 (en) | Apparatus and method for forecasting output voltage of a battery of a digital camera | |
JP5433205B2 (ja) | 電子機器 | |
JP2004289995A (ja) | 充電装置および電子機器 | |
KR20190031653A (ko) | 배터리 상태를 기반으로 충전을 제어하는 방법 및 장치 | |
JP2008113528A (ja) | 電源回路、電源供給制御方法、及び該電源回路を備えた電子機器、動作状態監視制御プログラム | |
JP5478052B2 (ja) | 電子機器 | |
JP2006109618A (ja) | 充電制御回路 | |
US20130257447A1 (en) | Portable electronic device | |
JP2007322353A (ja) | 電池容量判定装置および方法ならびにそれを用いる電池パック | |
JP4713357B2 (ja) | 充電装置及びその故障検出方法 | |
JP5663156B2 (ja) | 二次電池の充電制御回路 | |
JP2012090472A (ja) | 携帯機器、電源回路、および充電制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130521 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131126 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131209 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5433206 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |