JP5424518B1 - マグネトロンスパッタ装置およびマグネトロンスパッタ方法 - Google Patents

マグネトロンスパッタ装置およびマグネトロンスパッタ方法 Download PDF

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Abstract

螺旋状に配列された第1の磁石列(33)と、第1の磁石列(33)に並列した第2の磁石列(35)と、第1および第2の磁石列の周囲に配置された固定磁石(38)と、第1および第2の磁石列(33,35)を回転軸線Ctを中心に回転させる磁石回転機構(30)と、ターゲット(21)側から見たとき、回転軸線方向を横切る方向において、第1および第2の磁石列(33,35)の外周と固定磁石(38)との間に配置されるとともに回転軸線方向に沿って配列され、第1の磁石列(33)から出る磁力線を引き寄せて当該磁力線をターゲット(21)側に導き、または、ターゲット(21)側から入る磁力線を引き寄せて第2の磁石列(35)へ導く複数の磁気誘導部材(11)、とを有する。

Description

本発明は、マグネトロンスパッタ装置およびマグネトロンスパッタ方法に関する。
液晶表示素子や半導体素子などの製造においては、基板上に金属あるいは絶縁物などからなる薄膜を形成する工程が必要である。この薄膜形成工程には、スパッタ装置による成膜方法が用いられている。スパッタ装置では、アルゴンガス等の不活性ガスを直流高電圧あるいは高周波電力によりプラズマ化し、このプラズマ化ガスにより薄膜形成用の原材料であるターゲットを活性化して融解するとともに飛散させ、基板上に被着させる。スパッタ装置として、成膜速度を速めるとともにターゲット利用効率を向上させて生産コストを低減し、安定した長期運転が可能である、磁石回転機構を用いたマグネトロンスパッタ装置が提案されている(特許文献1参照)。この装置は、同じ極性の磁極が外側を向くように回転軸の外周に螺旋状に配列された複数の磁石からなる磁石列と、ターゲットに対向して当該磁石列の周囲に設けられた固定磁石とを有し、磁石列を回転軸を中心に回転させることにより、ターゲット表面付近に形成されるターゲット表面に水平な水平磁界の磁場ループを回転軸線方向に移動させて成膜速度を速めるとともにターゲットの利用効率を向上させる。
国際公開2007/043476A1
一般的に、マグネトロンスパッタリングにおいて、より大面積の基板へ高スループットで成膜するためには、ターゲットの面積を拡大するとともに、エロージョン領域を増大させることが有効である。上記のような磁石回転機構を用いたマグネトロンスパッタ装置において、エロージョン領域を増大させるためには、長手方向(回転軸線方向)においては、磁石回転機構の全長を延ばすことで対応可能である。しかしながら、磁石回転機構の長手方向を横切る幅方向のエロージョン領域を増大させるために、磁石列と固定磁石との間の距離を延ばすと、ターゲット表面における磁石列と固定磁石との間の領域の磁界強度が低下してしまい、ターゲット表面にプラズマを安定的に閉じ込めることが困難になる。これを防ぐために、磁石列を形成する螺旋の直径を大きくする、あるいは、磁石回転機構を複数並列させると、使用する磁石の量が膨大になり、装置コストが大きく上昇してしまう。また、使用する磁石の量が膨大になると、磁石間で作用する力も大きくなり、装置の安定した動作を確保することが困難になる。
本発明の目的の一つは、磁石回転機構を用いたマグネトロンスパッタ装置において、磁石の使用量を最小限に抑えつつ、ターゲット面積の拡大に伴ってエロージョン領域を増大、特に、ターゲットの幅方向において増大できる装置、および、この装置を用いたマグネトロンスパッタ方法を提供することである。
本発明のマグネトロンスパッタ装置は、プラズマ形成空間に面するように配置されたターゲットと、
前記ターゲットに対して前記プラズマ形成空間とは反対側に配置され、前記ターゲットのプラズマ形成空間側の表面に沿った回転軸線の周りに螺旋状に配列され、かつ、N極が半径方向外側を向く複数の磁石からなる第1の磁石列と、
前記回転軸線の周りに螺旋状に配列されるとともに前記第1の磁石列に並列し、S極が半径方向外側を向く複数の磁石からなる第2の磁石列と、
前記ターゲット側から見て、前記第1および第2の磁石列の周囲に配置され、前記ターゲットに対向する側にN極又はS極を有する磁石で形成され、回転する前記第1および第2の磁石列と協働して、前記ターゲットの表面を前記回転軸線の方向に移動するループ状の磁場パターンを形成するための固定磁石と、
前記第1および第2の磁石列を支持して、前記第1および第2の磁石列を前記回転軸線を中心に回転させる磁石回転機構と、
前記ターゲット側から見て、前記回転軸線方向を横切る方向において、前記第1および第2の磁石列の外周と前記固定磁石との間に少なくとも一部が配置されるとともに前記回転軸線方向に沿って配列され、前記第1の磁石列から出る磁力線を引き寄せて当該磁力線をターゲット側に導き、または、ターゲット側から入る磁力線を引き寄せて前記第2の磁石列へ導く複数の磁気誘導部材とを有する、ことを特徴とする。
本発明のマグネトロンスパッタ方法は、上記のマグネトロンスパッタ装置を用いて、前記第1および第2の磁石列を回転させて前記ターゲットの表面付近に前記プラズマ形成空間で形成されたプラズマを前記ターゲットの表面付近に閉じ込めつつ、前記ターゲットの材料を被処理基板上に成膜する。
本発明によれば、回転する第1および第2の磁石列を構成する複数の磁石のうち、ターゲットから相対的に離れた状態にある磁石の磁場をプラズマ閉じ込めのための磁場として有効活用することで、磁石の使用量を最小限に抑えつつ、ターゲット面積の拡大に伴ってエロージョン領域を当該ターゲットの幅方向に拡張することができる。その結果、成膜レートやスループットの向上が実現する。
マグネトロンスパッタ装置の一例を示す断面図。 図1における磁石回転機構、磁石列および固定磁石を示す斜視図。 エロージョン領域を説明するための図。 本発明の一実施形態に係るマグネトロンスパッタ装置の断面図 図4の装置における磁石回転機構、磁石列、固定磁石および磁気誘導部材を示す図であって、ターゲット側から見た平面図。 磁気誘導部材の形状を示す図。 磁気誘導部材の配置を示す図であって、ターゲット表面に水平な方向から見た側面図。 磁性体の性質を説明するための模式図。 磁性体の性質を説明するための模式図。 本発明の原理を説明するための模式図。 磁気誘導部材の作用を説明するための図。 磁気誘導部材の作用を説明するための図であって、図9のXA−XA方向の断面図。 磁気誘導部材の作用を説明するための図であって、図9のXB−XB方向の断面図。 磁気誘導部材の作用を説明するための図であって、図9のXC−XC方向の断面図。 磁気誘導部材が無い場合の磁力線の分布を示す、図10Aに対応する断面図。 磁気誘導部材が無い場合の磁力線の分布を示す、図10Bに対応する断面図。 固定磁石の開口幅と水平磁場ループパターンの強度との関係を示すグラフ。 本発明の他の実施形態に係る磁気誘導部材を示す模式図。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[マグネトロンスパッタ装置の基本構成]
図1は本発明が適用されるマグネトロンスパッタ装置の一例を示す図であり、図2は、図1の装置の磁石回転機構、磁石列および固定磁石を示す斜視図である。この装置は、プラズマ形成空間SPに面するように配置されたターゲット21、磁石回転機構30、後述する第1の磁石列33を構成する複数の磁石34、後述する第2の磁石列35を構成する複数の磁石36、第1および第2の磁石列33,35の周囲に配置された固定磁石35を有する。なお、図1において、40はターゲット21が接着されているバッキングプレート、50は磁性体カバー、51はプラズマ励起のためのRF電源、52はブロッキングコンデンサ、53はプラズマ励起およびターゲット直流電圧制御のための直流電源、60はアルミカバー、55はターゲット21にアルミカバー60およびバッキングプレート40を介して電力を供給するためフィーダー線、90は被処理基板、200は被処理基板90が設置されてこれを移動させる移動ステージである。
磁石回転機構30は、中空の回転軸31を有し、回転軸31の外周面に第1および第2の磁石列33,35を支持して、第1および第2の磁石列33,35を回転軸線Ctを中心に回転させる。回転軸31は、その断面の外形形状が正16角形となっており、それぞれの面に複数の磁石34,36が取り付けられる。回転軸31の両端部は、図示しない支持機構により回転自在に支持されているとともに、一端部は、図示しないギアユニットおよびモータに接続されることで、回転させることが可能となっている。回転軸31の材質としては、通常のステンレス鋼等でもよいが、磁気抵抗の低い強磁性体、例えば、Ni−Fe系高透磁率合金や鉄で一部または全てを構成することが好ましい。本実施形態においては、回転軸31の形成材料は鉄である。
第1の磁石列33は、図2に示すように、ターゲット21に対してプラズマ形成空間SPとは反対側に配置され、ターゲット21のプラズマ形成空間SP側の表面に沿った回転軸線Ctの周りに螺旋状に配列され、かつ、N極が半径方向外側を向く複数の磁石34からなる。第2の磁石列35は、回転軸線Ctの周りに螺旋状に配列されるとともに、第1の磁石列33に並列し、S極が半径方向外側を向く複数の磁石36からなる。各磁石34,36は、板状磁石からなり、好適には、強い磁界を安定して発生させるために、残留磁束密度、保磁力、エネルギー積の高い磁石が用いられる。例えば残留磁束密度が1.1T程度のSm−Co系焼結磁石、さらには、残留磁束密度が1.3T程度あるNd−Fe−B系焼結磁石等が好適である。本実施形態においては、Nd−Fe−B系焼結磁石を使用した。各磁石34,36はその表面に垂直な方向に磁化されている。
固定磁石35は、ターゲット21側から見て、第1および第2の磁石列33,35の周囲を囲むように配置され、ターゲット21に対向する側にS極を有する磁石で形成されている。なお、ターゲット21に対向する側にN極を有する磁石でもよい。なお、固定磁石35は、回転軸線C方向に設けられた部分とこれに直交する部分との端部が連結されているが、分離されていてもよい。固定磁石35についても、各磁石34,36と同様に、Nd−Fe−B系焼結磁石が用いられている。
バッキングプレート40は、図示しない処理室外壁に、図示しない絶縁体を介して設置されている。RF電源51の電力周波数は、例えば、13.56MHzである。本実施形態においては直流電源も重畳印加可能なRF−DC結合放電方式を採用しているが、直流電源のみのDC放電スパッタ方式を採用してもよいし、RF電源のみのRF放電スパッタ方式を採用してもよい。
次に、図3を用いてマグネトロンスパッタ装置において、ターゲット表面を移動するループ状の磁場パターンの形成について説明する。なお、この磁場パターンを形成する磁場がターゲットの表面付近にプラズマを閉じ込めるように作用し、ターゲット表面のスパッタされる領域であるエロージョン領域を形成する。
図3に示すように、回転軸31に設けられた第1および第2の磁石列33,35をターゲット21側から見ると、近似的に、第1の磁石列33のN極の周囲が第2の磁石列35および固定磁石38のS極により囲まれる。第1の磁石列33からの磁力線のうち、相対的にターゲット21に近い位置にある磁石34からの磁力線は、ターゲット21を通過した後、これを取り囲む第2の磁石列35又は固定磁石38のS極で終端する。このためターゲット21の表面においては、閉じたループ状の磁場パターン601が複数形成される。磁場パターン601は、ターゲット21の表面に対して垂直な方向の磁場成分がゼロでかつターゲット21の表面に水平な方向の磁場成分のみが存在する領域の軌跡であり、この閉じたループ状の磁場パターン(以下、水平磁場ループと呼ぶ。)601内にはプラズマが閉じ込められるため、磁場パターン601はエロージョン領域と一致する。複数の磁場パターン601は、回転軸31の回転に伴って、ターゲット21の表面を矢印で示す方向へ移動することとなる。なお、第1および第2の磁石列33,35の端部においては、一方の端部からエロージョン領域が順次発生し、このエロージョン領域が他方の端部に向けて移動し、他方の端部において順次消滅する。
ターゲット21の表面は、時間平均効果によりその全面が効率的に削られる(エロージョンされる)ので、ターゲット21の使用効率が向上する。エロージョン領域においてスパッタされて飛び出したターゲット21の原子は、移動ステージ200に設置された被処理基板90に到達して付着する。これにより被処理基板90上に薄膜が形成される。なお、被処理基板90を設置する移動ステージ200を駆動して、ターゲット21の表面にプラズマを励起している間に、被処理基板90をターゲット21に対して移動させつつ成膜することもできる。
(第1の実施形態)
図1に示したマグネトロンスパッタ装置では、W1で示す固定磁石38の幅方向(ターゲット側から見て回転軸線Ctに直交する方向)の開口幅を、D1で示す第1および第2に磁石列33,35の直径である磁石列径と同等程度にしている。これは、ターゲット21の幅方向の寸法を拡大するために、開口幅W1を拡大すると、後述するように、ターゲット21の表面において、水平磁場ループ601の、第1および第2に磁石列33,35および固定磁石38から相対的に離れた領域の磁場強度が低下し、ターゲット表面にプラズマを安定的に閉じ込めることが困難になるからである。このため、本実施形態では、使用する磁石の量を増加させることなく、ターゲット21の幅方向の寸法の拡大に対応可能なマグネトロンスパッタ装置について説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るマグネトロンスパッタ装置を示す断面図である。なお、図4において、図1の装置と同様の構成部分には、同一の符号を使用している。この装置は、固定磁石38の開口幅W1が磁石列径D1よりも十分に大きくなるように形成されているとともに、回転軸31と固定磁石38との間に、磁気誘導部材11が設けられている。この磁気誘導部材11は、後述するように、ターゲット21の表面付近に形成される移動する水平磁場ループの磁場強度、特に、第1および第2の磁石列33,35と固定磁石38との間の領域の磁場強度を高めるために設けられている。
図5および図6に示すように、磁気誘導部材11は、薄板部材で形成され、磁気誘導部材11の形成材料は、磁気誘導によって磁極が生じる磁性体で形成され、好適には、磁気抵抗の低い強磁性体、例えば、Ni−Fe系高透磁率合金や鉄などで形成される。本実施形態においては、磁気誘導部材11は、鉄で形成されている。磁気誘導部材11は、図6に示すように、片側の2角が直角な台形形状を有し、図6に示す寸法A,B,Cは、例えば、それぞれ37mm、34mm、22mmとなっている。また、厚さTは、例えば、2mmである。磁気誘導部材11は、図5に示すように、ターゲット21側から見て、第1および第2の磁石列33,35と固定磁石38との間であって、回転軸線Ct両側に、当該回転軸線Ct方向に沿って複数配列されている。
次に、図7を参照して、磁気誘導部材11の具体的な配置例について説明する。図7は、ターゲット21の表面に水平な方向から第1および第2の磁石列と磁気誘導部材11を見た側面図である。磁気誘導部材11は、図7においてθDで示す第1および第2の磁石列33,35の傾斜角度(螺旋の傾斜角度)に合わせて、回転軸線Ctに対して傾斜して配置されている。本実施形態において、螺旋の傾斜角度は65°であるので、磁気誘導部材11も、回転軸線Ctに対して65°傾けられている。隣り合う第1および第2の磁石列33,35の間の磁力線の干渉を防ぐために、磁気誘導部材11を螺旋の傾斜角度)に合わせて配置している。なお、螺旋の傾斜角度が比較的小さい場合には、磁気誘導部材11を回転軸線Ctに対して傾斜させずに、回転軸線Ctに直交するように配置することも可能である。
複数の磁気誘導部材11は、所定の配列ピッチP1で配列され、ピッチP1は、例えば、4mm程度である。また、図7から分かるように、磁気誘導部材11の回転軸線Ct方向の厚さは、第1および第2の磁石列33,35を構成する磁石の回転軸線Ct方向の幅Eよりも薄く、磁気誘導部材11の回転軸線Ct方向の配列ピッチP1は、第1および第2の磁石列の間隔Fよりも小さくなるように構成されている。幅Eと間隔Fは、例えば、19mmと25mmである。このような寸法条件においては、磁気誘導部材11は、第1および第2の磁石列の幅Eの範囲に2〜3枚設置されることになる。なお、磁気誘導部材11の厚さおよび配列ピッチP1を上記のような構成にした理由については後述する。
磁気誘導部材11の下端部(ターゲット21に対向する端部)の位置は、ターゲット21の表面に垂直な方向において、第1および第2の磁石列33,35の磁石のうち、ターゲット21に最も近い位置の磁石と略同じ高さに設定されている。
磁気誘導部材11を支持する支持部材の図示を省略しているが、磁気誘導部材11を支持部材に固定するために、複数の磁気誘導部材11の間に、例えば、アルミニウムや樹脂等の非磁性材料で形成された板状部材を挟むことも可能である。その際、複数の磁気誘導部材11と複数の前記板状部材を一体化成形するのが好ましい。前記板状部材がアルミニウムのような非磁性金属材料の場合は、アルミニウム製のボルト・ナットやリベットで書締めてもよいし、帯状枠体で密着強固に固定しても良い。前記板状部材が樹脂の場合は、溶融樹脂中に等間隔に仮配列維持した複数の磁気誘導部材11を浸漬して樹脂を固化させることで一体成型しても良い。複数の磁気誘導部材11の夫々は、図6に示す様に同じ材質で同形状、同サイズに形成するのが良いが、材質の均質性や加工精度の点から、必ずしも同材質・同形状・同サイズにならないことがある。更には、他のファクター、例えば、ターゲット21や磁石回転機構30の形状的或いは構造的均質性にも左右される場合がある。これらのことを考慮すると、この磁気誘導部材11の材質・形状・サイズの許容範囲は、ターゲット21と磁石回転機構30との間に形成されるプラズマが場所依存性なく均質若しくは実質的に均質になる範囲にするのが望ましい。磁気誘導部材11の配列間隔は、等間隔若しくは実質的或いは実効的等間隔とされるのが好ましい。しかし、ターゲット21と磁石回転機構30の均質性に依存して等間隔若しくは実質的或いは実効的等間隔にするとターゲット21と磁石回転機構30との間に形成されるプラズマの均質性を阻害するようであれば、プラズマの均質性が保たれるように磁気誘導部材11の配列間隔を意図的に変化させても良い。例えば、磁石回転機構30の回転軸線Ctに沿って磁石回転機構30の中央に向かってその配列間隔を漸次広げて複数の磁気誘導部材11を配列すると、前述の課題は比較的解決しやすいので好ましい。本発明に於ける実施態様例の説明では、第1および第2の磁石列33,35は、回転軸線Ctの周辺に沿って等ピッチで螺旋状に配されている例が好適な例の一つとして説明されているが、この他、実施態様例によっては不等ピッチで螺旋状に配されても良く、不等ピッチは、磁石回転機構30の回転軸線Ctに沿って磁石回転機構30の中央に向かってピッチ間隔を連続的に広げて螺旋状に配設しても良い。第1および第2の磁石列の幅Eは、説明の都合上等幅で説明並びに図示されているが、磁石列を構成する磁石の磁力の程度の差に応じて又は望まれるプラズマが目的通り形成されるように異ならせるのも好適な例の一つである。例えば、磁石列を構成する磁石の磁力の程度の差に応じて、N型磁石列の幅をS型磁石列の幅よりも広くすることが望ましい例として挙げられる。
次に、図8A〜図11Bを参照して、磁気誘導部材11の作用、効果について説明する。図8Aに示すように、磁極が逆向きの2つの磁石301,302を並べて配置すると、一方の磁石301から出た磁力線MFは、引き寄せられて他方の磁石302に入る。磁石301,302にそれぞれ対向する位置に、端面の幅が磁石301,302とほぼ同じである磁性体401,402を配置すると、磁気誘導によって磁力線はなるべく磁性体の中を通ろうとするため、図8Aに示すように、磁力線MFの経路を磁石301,302からより離れた位置まで延ばすことができる。しかしながら、図8Bに示すように、磁性体401,402に対して対向しない位置に磁石301,302が移動すると、磁気が磁石間で短絡されて、磁力線MFが磁石301,302から離れた位置まで延びない。そこで、図8Cに示すように、磁石301,302の端面の幅よりも狭い端面を有する複数の磁性体501を、磁石301,302の端面の幅よりも狭い間隔で配列する。磁性体501によって、磁力線MFの経路を磁石301,302からより離れた位置まで延ばすことができるとともに、磁性体501に対して磁石301,302が移動したとしても、延長された磁力線MFの経路を維持することができる。これは、磁性体板同士が孤立しているため、磁気が磁石間でシャントされることがないからである。
水平磁場ループ領域において、プラズマを効率良く閉じ込めるためには、水平磁場ループ領域における最低水平磁場強度を少なくとも100ガウス以上、望ましくは200ガウス以上、さらに望ましくは300ガウス以上持たせることが必要である。上記したように、固定磁石38の開口幅W1が磁石列径D1よりも十分に大きくなるように形成すると、水平磁場ループ領域における最低水平磁場強度が低下する。本実施形態では、図8Cに示す原理を利用して、磁気誘導部材11によって、第1の磁石列33、第2の磁石列35および固定磁石38の間で形成される磁力線の経路を延ばし、水平磁場ループの磁場強度を高めるように作用する。
図9は第1および第2の磁石列、磁気誘導部材および固定磁石をターゲット方向から見た図である。図9において、一点鎖線で示した軌跡601は、ターゲット21の表面に形成される水平磁場ループである。図10Aは図9の第1の磁石列33に沿ったXA−XA線断面図、および、図10Bは図9のXA−XA線に直交するXB−XB線断面図、および、図10Cは図9の第2の磁石列35に沿ったXC−XC線断面図である。なお、図10Aおよび図10Cは、回転軸線Ctに対して片側半分の磁石列のみ示す。
図10Aに示すように、ターゲット21の表面の直近ではなく、ターゲット21の表面から比較的離れた位置にある第1の磁石列33の磁石34から出る磁力線は、前述した磁性体の性質から、当該第1の磁石列33と固定磁石38との間に配置された磁気誘導部材11の一端部に引き寄せられ、磁気誘導部材11内に入る。磁力線は、なるべく透磁率の高い材質に集まり、かつ、磁力線同士は互いに反発しようとする性質があるため、磁気誘導部材11内に入った磁力線は、磁気誘導部材11の内部を通ってターゲット側へ導かれ、磁気誘導部材11の下端部からターゲット21に向けて出る。磁気誘導部材11から出た磁力線のうち、固定磁石38に近い位置にある磁力線は、固定磁石38へ終端される。その際に、図10Aに示すようにターゲット21の表面に水平磁場領域(垂直磁場がゼロ)を形成し、そこにプラズマPLが閉じ込められることとなる。この位置は、図9の位置802に対応している。
磁気誘導部材11から出た残りの磁力線MFAは、図10Aおよび図10Bに示すように、ターゲット21側へ導かれる。そして、ターゲット21の表面側へ導かれた磁力線MFAは、最終的には、回転軸線方向において隣り合う第2の磁石列35の磁石36に磁力線MFBとして終端することになる。この場合にも、図10Bおよび図10Cに示すように、ターゲット21側から入る磁力線MFBは、第2の磁石列35と固定磁石38との間に配置された磁気誘導部材11の下端部に引き寄せられ、磁気誘導部材11の内部を通って第2の磁石列35の磁石36に導かれる。その際に、図10Bに示すようにターゲット表面に水平磁場領域(垂直磁場がゼロ)が形成され、そこにプラズマPLが閉じ込められる。これは図9の位置803に対応している。このように、ターゲット21から相対的に離れた状態にある磁石の磁場を磁気誘導部材11を用いてプラズマ閉じ込めのための磁場として活用することにより、固定磁石38の開口幅W1を拡大したとしても、幅の広い水平磁場ループを安定して励起できる。
比較のため、磁気誘導部材11を導入せずに固定磁石38の開口幅W1を広げた場合について説明する。この場合には、ターゲット21の表面の直近ではなく、ターゲット21の表面から比較的離れた位置にある磁石から出た磁力線は、図11Aに示すように、ターゲット21側へ向かわずに、磁石面に対して略垂直方向に発散する。一部の磁力線は、固定磁石38に向かって進むが、磁気誘導部材11が存在しないため、図10Aに示すような水平磁場ループを形成しにくく、プラズマPLを安定的に閉じ込めることが難しい。また、図9の位置803の付近では、強い磁場強度の水平磁場ループ領域をターゲット21の表面上に形成することは非常に困難である。それは、図11Bに示すように、ターゲット21の表面から離れた位置にある磁石のN極から出る磁力線MFA’は、ターゲット21側には進まずに隣り合う磁石のS極へ向かい、ターゲット21の表面を経由しないからである。したがって、磁気誘導部材11が存在しない場合には、図9に示す磁石とターゲット21の距離が近い位置801で濃いプラズマが励起されたとしも、水平磁場の弱い位置802、803においてプラズマが拡散してしまい、プラズマを安定的に励起することが困難となる。
図12は、固定磁石38の開口幅W1を変えたときの水平磁場ループ内における最低水平磁場の強度をプロットしたグラフである。比較例は、磁気誘導部材11が存在しない装置での水平磁場ループ内における最低水平磁場の強度を示す。本実施例においては、磁石列径D1の2倍まで固定磁石38の開口幅W1を広げたとしても、最低水平磁界が200ガウスを超えることがわかった。なお、水平磁場ループ内の最高水平磁場は、ターゲットの幅方向の中央付近で750ガウス程度であり、これは固定磁石38の開口幅W1を変えても、ほとんど変化していない。磁気誘導部材11を導入することにより、ターゲット21の幅を磁石列径D1の2倍まで増大し、そのターゲット幅一杯まで水平磁場ループプを広げることができた。一方、磁気誘導部材11がない比較例においては、開口幅W1が磁石列径D1の約1.5倍を超えると、最低水平磁界が100ガウスを下回ってしまい、プラズマを安定的に励起ができなくなってしまう。
(第2の実施形態)
図13は、本発明の他の実施形態に係る磁気誘導部材の構造を示す図である。図13に示す磁気誘導部材は、第1の実施形態と同様に、回転軸線Ct方向にそれぞれ複数配列されているが、11A〜11Cで示すように、回転軸31の回転方向R1においても、複数の磁気誘導部材が配列されている。加えて、磁気誘導部材11A〜11Cは、ターゲット21の表面から離れた第1の磁石列33の磁石に一端部が対向し、他端部がターゲット21に対向するように湾曲している。
第1の実施形態における一枚の磁性体で形成された磁気誘導部材11は、当該磁気誘導部材11の内部の磁気抵抗は等方的であるから、ターゲット21の表面に向かって大部分の磁力線は進むが、一部は、図10Aの右端部から拡散して水平方向に拡散する成分が発生してしまう。
一方、本実施形態では、磁気誘導部材11A〜11Cは、回転方向R1において複数に分割され、その形状が第1の磁石列33からターゲット21の表面へ向かう湾曲形状をしているので、磁力線の拡散の割合を減らし、効率良くターゲット表面に磁力線を導くことが可能となる。
なお、磁気誘導部材の幅は、回転軸線Cの方向および回転方向R1の方向のいずれにおいても、対向する磁石の幅より狭く、配列ピッチは、磁石幅および磁石間に少なくとも2個以上並べるような大きさが好ましい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。上記実施形態では、螺旋状の磁石列を2列としたが、これに限定されるわけではなく、例えば、4列、6列、8列等、より多くの磁石列を形成することも可能である。上記実施形態では、磁気誘導部材を、ターゲット側から見たとき、磁石列の外周と固定磁石の間に配置したが、磁気誘導部材の少なくとも一部が磁石列の外周と固定磁石の間に配置されていればよく、ターゲット側から見たときに磁気誘導部材が磁石列と重なり合う構成とすることも可能である。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明に係るマグネトロンスパッタ装置は、半導体ウェハ等に絶縁膜或いは導電性膜を形成するために使用できるだけでなく、フラットディスプレイ装置のガラス等の基板に対して種々の被膜を形成するのにも適用でき、記憶装置やその他の電子装置の製造においてスパッタ成膜のために使用することができる。

Claims (4)

  1. プラズマ形成空間に面するように配置されたターゲットと、
    前記ターゲットに対して前記プラズマ形成空間とは反対側に配置され、前記ターゲットのプラズマ形成空間側の表面に沿った回転軸線の周りに螺旋状に配列され、かつ、N極が半径方向外側を向く複数の磁石からなる第1の磁石列と、
    前記回転軸線の周りに螺旋状に配列されるとともに前記第1の磁石列に並列し、S極が半径方向外側を向く複数の磁石からなる第2の磁石列と、
    前記ターゲット側から見て、前記第1および第2の磁石列の周囲に配置され、前記ターゲットに対向する側にN極又はS極を有する磁石で形成され、回転する前記第1および第2の磁石列と協働して、前記ターゲットの表面を前記回転軸線の方向に移動するループ状の磁場パターンを形成するための固定磁石と、
    前記第1および第2の磁石列を支持して、前記第1および第2の磁石列を前記回転軸線を中心に回転させる磁石回転機構と、
    前記ターゲット側から見て、前記回転軸線方向を横切る方向において、前記第1および第2の磁石列の外周と前記固定磁石との間に少なくとも一部が配置されるとともに前記回転軸線方向に沿って配列され、前記第1の磁石列から出る磁力線を引き寄せて当該磁力線をターゲット側に導き、または、ターゲット側から入る磁力線を引き寄せて前記第2の磁石列へ導く複数の磁気誘導部材とを有する、ことを特徴とするマグネトロンスパッタ装置。
  2. 前記複数の磁気誘導部材の各々の前記回転軸線方向の厚さは、前記第1および第2の磁石列を構成する磁石の前記回転軸線方向の幅よりも薄く、前記複数の磁気誘導部材の前記回転軸線方向の配列ピッチは、前記第1および第2の磁石列の間隔よりも小さい、ことを特徴とする請求項1に記載のマグネトロンスパッタ装置。
  3. 前記複数の磁気誘導部材は、前記磁石回転機構の回転方向に沿って複数配列されている、ことを特徴とする請求項1に記載のマグネトロンスパッタ装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のマグネトロンスパッタ装置を用いて、前記第1および第2の磁石列を回転させて前記ターゲットの表面付近に前記プラズマ形成空間で形成されたプラズマを前記ターゲットの表面付近に閉じ込めつつ、前記ターゲットの材料を被処理基板上に成膜することを特徴とするマグネトロンスパッタ方法。
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