JP5415217B2 - 三次元映像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、三次元映像処理装置及び三次元映像処理方法に関し、特に、三次元映像を示す映像データと、当該映像データの制御情報とを含む映像信号を処理する三次元映像処理装置に関する。
視聴者が立体的に感じる二次元映像である三次元映像を表示する三次元映像表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この三次元映像表示装置は、互いに視差を有する右眼用の画像と左眼用の画像とを表示することにより、視聴者が立体的に感じる画像を表示する。例えば、三次元映像表示装置は、右眼用の画像と左眼用の画像とを1フレームごとに交互に表示する。また、視聴者は、1フレームごとに右眼と左眼とのどちらが見えるかが切り替わる眼鏡を用いる。これにより、視聴者は、右眼用の画像は右眼でのみ、左眼用の画像は左眼でのみ見ることができるので、三次元映像表示装置が表示する画像を三次元として認識できる。
特開2005−267655号公報
しかしながら、このような三次元映像を処理する三次元映像処理装置には、ユーザにとって、より良好な三次元映像を生成できることが望まれている。
そこで、本発明は、ユーザにとって、より良好な三次元映像を提供できる三次元映像処理装置及び三次元映像処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る三次元映像処理装置は、三次元映像を示す映像データと、当該映像データの制御情報とを含む映像信号を処理する三次元映像処理装置であって、前記制御情報から、前記映像データに含まれるピクチャに対応付けられ、当該ピクチャの少なくとも一部の深さ方向の表示位置を調整するために当該一部をずらす量であるオフセット値を抽出する抽出部と、前記抽出部により抽出されたオフセット値を用いて、第1ピクチャに対応するオフセット値を、当該第1ピクチャより時間的に前に位置する第2ピクチャに対応付けられたオフセット値と、当該第1ピクチャより時間的に後に位置する第3ピクチャに対応付けられたオフセット値とのうち小さい方である第1オフセット値以上、かつ、大きい方である第2オフセット値以下に補完するオフセット値補完部と、前記オフセット値補完部により補完されたオフセット値分、前記第1ピクチャの少なくとも一部をずらすことにより、当該一部の深さ方向の表示位置を調整するオフセット制御部とを備える。
以上より、本発明は、ユーザにとって、より良好な三次元映像を提供できる三次元映像処理装置及び三次元映像処理方法を提供できる。
本発明の実施の形態1に係る三次元映像表示システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る三次元映像信号の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る左眼用画像及び右眼用画像の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る三次元映像信号の別の例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る三次元映像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る入力映像信号の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るオフセット情報の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る、主映像の深さ方向の表示範囲と、字幕及びメニュー画面の深さ方向の表示位置とを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る変換部による処理を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るオフセット値補完部による処理を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るオフセット制御部による処理を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るオフセット制御部による処理の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る三次元映像処理装置による処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る三次元映像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るオフセット値補完部による処理を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る三次元映像処理装置による処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るエラー判定部による処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るエラー判定部による処理の変形例の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るエラー判定部による処理の変形例の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る、正常な場合のフレームのPTSとオフセット値のPTSとの関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る、PTSにエラーが発生した場合のフレームのPTSとオフセット値のPTSとの関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る三次元映像処理装置による、PTSのエラーに対する処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る、フレーム数にエラーが発生した場合のフレームとオフセット値との対応関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る三次元映像処理装置による、フレーム数のエラーに対する処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る三次元映像処理装置による、フレーム数のエラーに対する処理を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る三次元映像処理装置による、フレーム数のエラーに対する処理の変形例の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る三次元映像処理装置による、フレーム数のエラーに対する処理の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る三次元映像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係るオフセット値補完部による処理を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る三次元映像処理装置による処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るオフセット値補完部による処理の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るオフセット値補完部による処理の変形例を示す図である。
以下、本発明に係る三次元映像処理装置の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る三次元映像処理装置は、入力映像信号のピクチャ間に新たなピクチャを挿入することにより、変換映像信号を生成する。さらに、本発明の実施の形態1に係る三次元映像処理装置は、新たに挿入したピクチャのずらし量を、前後のピクチャのずらし量を用いて算出する。これにより、本発明の実施の形態1に係る三次元映像処理装置は、深さ方向の表示位置が滑らかに変換する良好な三次元映像信号を生成できる。
まず、本発明の実施の形態1に係る三次元映像処理装置を含む三次元映像表示システムの構成を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る三次元映像表示システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す三次元映像表示システム10は、デジタルテレビ20と、デジタルビデオレコーダ30と、シャッタメガネ43とを含む。また、デジタルテレビ20とデジタルビデオレコーダ30とは、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)ケーブル40を介して接続されている。
デジタルビデオレコーダ30は、BD(ブルーレイディスク)等の光ディスク41に記録されている三次元映像信号を処理し、処理した三次元映像信号を、HDMIケーブル40を経由してデジタルテレビ20へ出力する。
デジタルテレビ20は、デジタルビデオレコーダ30により出力される三次元映像信号、及び放送波42に含まれる三次元映像信号で示される三次元映像を表示する。例えば、放送波42は、地上デジタルテレビ放送、及び衛星デジタルテレビ放送等である。
なお、デジタルビデオレコーダ30は、光ディスク41以外の記録媒体(例えば、ハードディスクドライブ及び不揮発性メモリ等)に記録されている三次元映像信号を処理してもよい。また、デジタルビデオレコーダ30は、放送波42に含まれる三次元映像信号、又はインターネット等の通信網を経由して取得した三次元映像信号を処理してもよい。また、デジタルビデオレコーダ30は、外部の装置により、外部入力端子(図示せず)等に入力された三次元映像信号を処理してもよい。
同様に、デジタルテレビ20は、光ディスク41及びその他の記録媒体に記録されている三次元映像信号で示される映像を表示してもよい。また、デジタルテレビ20は、インターネット等の通信網を経由して取得した三次元映像信号で示される映像を表示してもよい。また、デジタルテレビ20は、デジタルビデオレコーダ30以外の外部の装置により、外部入力端子(図示せず)等に入力された三次元映像信号で示される映像を表示してもよい。
また、デジタルテレビ20は、取得した三次元映像信号に所定の処理を施し、処理を施した三次元映像信号で示される映像を表示してもよい。
また、デジタルテレビ20とデジタルビデオレコーダ30とは、HDMIケーブル40以外の規格のケーブルにより接続されていてもよいし、無線通信網により接続されていてもよい。
デジタルビデオレコーダ30は、入力部31と、デコーダ32と、三次元映像処理装置100と、HDMI通信部33とを備える。
入力部31は、光ディスク41に記録されている符号化三次元映像信号51を取得する。
デコーダ32には、入力部31により取得された符号化三次元映像信号51を復号することにより、入力映像信号111を生成する。
三次元映像処理装置100は、入力映像信号111を処理することにより、出力映像信号117を生成する。
HDMI通信部33は、三次元映像処理装置100により生成された出力映像信号117を、HDMIケーブル40を経由してデジタルテレビ20へ出力する。
なお、デジタルビデオレコーダ30は、生成した出力映像信号117を、当該デジタルビデオレコーダ30が備える記憶部(ハードディスクドライブ及び不揮発性メモリ等)に記憶してもよいし、当該デジタルビデオレコーダ30に着脱可能な記録媒体(光ディスク等)に記録してもよい。
デジタルテレビ20は、入力部21と、デコーダ22と、HDMI通信部23と、三次元映像処理装置100Bと、表示パネル26と、トランスミッタ27とを備える。
入力部21は、放送波42に含まれる符号化三次元映像信号55を取得する。
デコーダ22には、入力部21により取得された符号化三次元映像信号55を復号することにより、入力映像信号56を生成する。
HDMI通信部23は、HDMI通信部33により出力された出力映像信号117を取得し、入力映像信号57として出力する。
三次元映像処理装置100Bは、入力映像信号56又は入力映像信号57を処理することにより、出力映像信号58を生成する。
表示パネル26は、三次元映像処理装置100Bにより生成された出力映像信号58で示される映像を表示する。
トランスミッタ27は、無線通信を用いて、シャッタメガネ43を制御する。
図2は、三次元映像データの一例を示す図である。図2に示すように、三次元映像データは、交互に配置される左眼用画像170lと右眼用画像170rとを含む。
図3は、左眼用画像170l及び右眼用画像170rの一例を示す図である。
図3に示すように、左眼用画像170lと右眼用画像170rとに含まれるオブジェクトは、撮影位置からオブジェクトの距離に応じた視差を有する。
シャッタメガネ43は、例えば、視聴者が装着する液晶シャッタメガネであり、左眼用液晶シャッタと右眼用液晶シャッタとを備える。トランスミッタ27は、左眼用画像170lと右眼用画像170rとの表示タイミングにあわせて、左眼用液晶シャッタ及び右眼用液晶シャッタの開閉を制御する。具体的には、トランスミッタ27は、左眼用画像170lが表示されている期間は、シャッタメガネ43の左眼用液晶シャッタを開き、かつ右眼用液晶シャッタを閉じる。また、トランスミッタ27は、右眼用画像170rが表示されている期間は、シャッタメガネ43の左眼用液晶シャッタを閉じ、かつ右眼用液晶シャッタを開く。このように、視聴者の左眼には左眼用画像170lが、右眼には右眼用画像170rが、それぞれ選択的に入射される。
なお、視聴者の左眼及び右眼に、左眼用画像170l及び右眼用画像170rを選択的に入射させる方法は、この方法に限定されず、これ以外の方法を用いてもよい。
例えば、図4に示すように、三次元映像データの各ピクチャ内に左眼用ライン175lと右眼用ライン175rとがストライプ状に配置されてもよい。
この場合、表示パネル26は、左眼用の画素上に形成された左眼用偏光フィルムと、右眼用の画素上に形成された右眼用偏光フィルムとを備えることにより、左眼用ライン175lと右眼用ライン175rとに異なる偏光(直線偏光又は円偏光等)をかける。また、シャッタメガネ43の代わりに、上記偏光にそれぞれ対応する左眼用及び右眼用の偏光フィルタを備える偏光メガネを用いることで、視聴者の左眼及び右眼に、左眼用ライン175l及び右眼用ライン175rを入射させることができる。
なお、三次元映像データにおける、左眼用映像と右眼用映像との配置パターンは、横ストライプ状以外であってもよい。例えば、各ピクチャ内に左眼用映像と右眼用映像とが縦ストライプに配置されてもよい。また、1ピクチャ内に左眼用映像と右眼用映像が市松状(チェッカ状)に配置されてもよい。また、1ピクチャ内に、左眼用画像170lと右眼用画像170rとが垂直方向又は水平方向に並んで配置されてもよい。
以下、本発明の実施の形態1に係る三次元映像処理装置100について詳細に説明する。
図5は、三次元映像処理装置100の構成を示すブロック図である。
図5に示す三次元映像処理装置100は、入力映像信号111に含まれる三次元の主映像上に、三次元の字幕又はメニュー画面を重ねて表示した三次元映像を示す出力映像信号117を生成する。この三次元映像処理装置100は、抽出部101と、変換部103と、オフセット値補完部104と、オフセット制御部105と、合成部106とを備える。
抽出部101は、入力映像信号111に含まれるオフセット情報112を抽出する。
図6は、入力映像信号111の構成を示す図である。図6に示すように、入力映像信号111は、GOP(Group Of Pictures)単位のデータである複数のGOPデータ130を含む。ここでGOPとは、圧縮及び再生等に用いられる複数ピクチャ単位である。
各GOPデータ130は、GOP毎の制御情報を含むGOPヘッダ部131と、GOPに含まれる複数のピクチャのデータであるGOPデータ部132とを含む。
GOPデータ部132は、それぞれが1ピクチャ分のデータである複数のピクチャデータ135を含む。このピクチャデータ135は、ピクチャ毎の制御情報を含むピクチャヘッダ部136と、主映像の画像データであるピクチャデータ部137とを含む。また、入力映像信号111は、字幕又はメニュー画面等の画像データである字幕データを含む。この字幕データは、映像データとは異なる識別子(PID)が付与されており、TS(トランスポート・ストリーム)内において映像データと区別されて格納されている。
GOPヘッダ部131は、オフセット情報112を含む。このオフセット情報112は、字幕又はメニュー画面のずらし量を示す。言い換えると、オフセット情報112は、字幕又はメニュー画面を、三次元表示における深さ方向にずらす量を示す。
図7は、オフセット情報112の構成を示す図である。図7に示すようにオフセット情報112は、フレームレート141と、先頭のPTS142と、オフセット値の数143と、フレーム数144と、複数のオフセット値145とを含む。なお、図7に示す値及びビット数は一例であり、図7に示す値及びビット数以外であってもよい。
フレームレート141は、当該GOP内の映像データのフレームレートを示す。
先頭のPTS142は、当該GOPの先頭のピクチャのPTS(Presentation Time Stamp)の値を示す。ここでPTSとは、ピクチャの表示時刻を示すタイムスタンプである。
オフセット値の数143は、当該オフセット情報112に含まれるオフセット値145の数を示す。
フレーム数144は、当該GOPに含まれるピクチャ(フレーム又はフィールド)の数を示す。
各オフセット値145は、当該GOPに含まれる各ピクチャに対応する。また、各オフセット値145は、オフセット方向146と、オフセット値の絶対値147とを含む。また、同じ時刻に表示可能な字幕及びメニュー画面が複数個存在する場合には、オフセット値145は、字幕又はメニュー画面ごとに設けられる。つまり、このような場合には、オフセット値145は、1つのピクチャに対して複数個設けられる。なお、1つのピクチャに対応して設けられるオフセット値145の数は、同じ時刻に表示可能な字幕及びメニュー画面の数より多くてもよい。
オフセット方向146は、対応するピクチャの字幕又はメニュー画面をずらす方向(右方向又は左方向)を示す。言い換えると、オフセット方向146は、対応するピクチャの字幕又はメニュー画面を、三次元表示における深さ方向の手前方向にずらすか奥方向にずらすかを示す。
オフセット値の絶対値147は、当該オフセット値145の絶対値を示す。
なお、図7に示すフレームレート141及びオフセット方向146の値は、その意味を示すものであり、実際には、フレームレート141及びオフセット方向146の値は、当該意味に対応付けられた1ビット以上のデータ値である。
また、オフセット値145は、各ピクチャにおいて、主映像より手前に字幕又はメニュー画面を表示するために設定されているデータである。
図8は、主映像の深さ方向の表示範囲と、字幕及びメニュー画面の深さ方向の表示位置とを示す図である。図8に示すように字幕又はメニュー画面を主映像の表示範囲より手前にすることにより、ユーザに好適な三次元映像を表示できる。
変換部103は、入力映像信号111を3:2プルダウン処理することにより、変換映像信号114を生成する。
図9は、3:2プルダウン処理を示す図である。3:2プルダウン処理とは、24p(フレームレートが24fpsのプログレッシブ方式)の映像データを、60i(フレームレートが60fpsのインタレース方式)の映像データに変換する処理である。
具体的には、変換部103は、入力映像信号111に含まれる2つのピクチャ(主映像及び字幕)を5つのピクチャに変換する。言い換えると、変換部103は、入力映像信号111に含まれる連続する2枚のピクチャの間に、1枚又は2枚の新たなピクチャを挿入する。
より具体的には、変換部103は、入力映像信号111に含まれる第1のピクチャ120Aを用いて、変換映像信号114に含まれる2つのピクチャ121A及び122Aを生成する。ここで、ピクチャ121Aは、ピクチャ120Aに含まれるラインのうち、奇数ラインのみがコピーされたピクチャ(トップフィールド)である。また、ピクチャ122Aは、ピクチャ120Aに含まれるラインのうち、偶数ラインのみがコピーされたピクチャ(ボトムフィールド)である。
また、変換部103は、入力映像信号111に含まれる第2のピクチャ120Bを用いて、変換映像信号114に含まれる3つのピクチャ121B、122B及び123Bを生成する。ここで、ピクチャ121B及び123Bは、ピクチャ120Bに含まれるラインのうち、奇数ラインのみがコピーされたピクチャ(トップフィールド)である。また、ピクチャ122Bは、ピクチャ120Bに含まれるラインのうち、偶数ラインのみがコピーされたピクチャ(ボトムフィールド)である。
オフセット値補完部104は、抽出部101により抽出されたオフセット値145(入力映像信号111に含まれるオフセット値)を用いて、変換映像信号114に含まれる各ピクチャのオフセット値145を補完する。
図10は、オフセット値補完部104の処理を示す図である。
まず、オフセット値補完部104は、1枚の元ピクチャから生成された2枚又は3枚のピクチャのうち先頭のピクチャ121A、121B及び121C(以下「先頭ピクチャ」と記す)のオフセット値145を、対応する元ピクチャ120A、120B及び120Cのオフセット値145と同じ値にする。
次に、オフセット値補完部104は、1枚の元ピクチャから生成された2枚又は3枚のピクチャのうち先頭ピクチャ以外のピクチャ122A、122B及び123B(以下「補完ピクチャ」と記す)のオフセット値145を、当該補完ピクチャに対して時間的に直前に位置する先頭ピクチャ(以下「直前先頭ピクチャ」と記す)のオフセット値145と、当該補完ピクチャに対して時間的に直後に位置する先頭ピクチャ(以下「直後先頭ピクチャ」と記す)のオフセット値145とを用いて算出する。言い換えると、オフセット値補完部104は、補完ピクチャのオフセット値145を、当該補完ピクチャの元ピクチャのオフセット値145と、入力映像信号111の当該元ピクチャの次のピクチャのオフセット値145とを用いて算出する。
具体的には、オフセット値補完部104は、直前先頭ピクチャのオフセット値145及び直後先頭ピクチャのオフセット値に対して補完ピクチャのオフセット値145が等間隔かつ滑らかに変化するように補完ピクチャのオフセット値145を算出する。
より具体的には、オフセット値補完部104は、下記(式1)を用いて、直前先頭ピクチャからi(1≦i≦n)番目に位置する補完ピクチャのオフセット値O(i)を算出する。なお、nは、直前先頭ピクチャと直後先頭ピクチャとの間に挿入された補完ピクチャの数である。また、M1は、直前先頭ピクチャのオフセット値145及び直後先頭ピクチャのオフセット値145のうち小さいほうのオフセット値145であり、M2は、直前先頭ピクチャのオフセット値145及び直後先頭ピクチャのオフセット値145のうち大きいほうのオフセット値145である。
O(i)=M1+(M2−M1)×i/(n+1)・・・(式1)
例えば、図10に示す補完ピクチャ122Aに対しては、直前先頭ピクチャ121Aのオフセット値145は「6」であり、直後先頭ピクチャ121Bのオフセット値145は「10」であり、n=1及びi=1である。よって、上記(式1)より、補完ピクチャ122Aのオフセット値145は「8」となる。
また、オフセット値補完部104は、変換映像信号114に、生成したオフセット値145を加えた補完映像信号115をオフセット制御部105に出力する。
なお、補完ピクチャ、直前先頭ピクチャ及び直後先頭ピクチャは、それぞれ、本発明の第1ピクチャ、第2ピクチャ及び第3ピクチャに相当する。
オフセット制御部105は、オフセット値補完部104により生成されたオフセット値145で示される値分、字幕又はメニュー画面をずらすことにより、調整映像信号116を生成する。言い換えると、オフセット制御部105は、オフセット値補完部104により生成されたオフセット値145に相当する距離分、字幕又はメニュー画面の、三次元表示における深さ方向の位置をずらす。これにより、オフセット制御部105は、字幕又はメニュー画面の、三次元表示における深さ方向の表示位置が、主映像の表示位置より手前側になるように調整する。
図11は、オフセット制御部105の処理を示す図である。
図11に示すように、オフセット制御部105は、補完映像信号115に含まれる字幕画像を水平方向にオフセット値145分ずらす。
ここで、図11では、字幕画像の元の深さ方向の表示位置が表示パネル26上である場合を示している。言い換えると、補完映像信号115に、左眼用及び右眼用に一つの字幕画像のみ(又は同じ字幕画像)が含まれる例を示している。
なお、補完映像信号115(入力映像信号111)には、左眼用字幕画像と、右眼用字幕画像とが含まれていてもよい。言い換えると、字幕画像の元の表示位置が、表示パネル26上以外であってもよい。この場合には、図12に示すように、オフセット制御部105は、補完映像信号115に含まれる左眼用字幕画像及び右眼用字幕画像をそれぞれ水平方向にオフセット値145分ずらす。
また、オフセット値145に含まれるオフセット方向146で示される情報は、画像をずらす方向を示してもよいし、三次元表示における深さ方向(奥方向又は手前方向)を示してもよい。つまり、後者の場合、オフセット制御部105は、処理対象の画像が左眼用であるか右眼用であるかを判定し、判定結果に応じて、画像をずらす方向を決定すればよい。例えば、オフセット制御部105は、処理対象の画像が左眼用であるか右眼用であるかに応じて、互いに反対の方向(左方向及び右方向)に当該画像をずらす。
合成部106は、変換映像信号114に含まれる主映像に、調整映像信号116に含まれる字幕を重ねて表示した出力映像信号117を生成する。
以下、三次元映像処理装置100による処理の流れを説明する。
図13は、三次元映像処理装置100による処理の流れを示すフローチャートである。三次元映像処理装置100は、図13に示す処理をGOP単位で行う。
まず、抽出部101は、入力映像信号111に含まれる当該GOPのオフセット情報112を抽出する(S101)。
一方、変換部103は、入力映像信号111に含まれる映像データをデコードした結果を3:2プルダウン処理することにより、変換映像信号114を生成する(S102)。
次に、オフセット値補完部104は、抽出部101により抽出されたオフセット値145を用いて、新たなオフセット値145を算出する(S103)。
次に、オフセット値補完部104は、算出したオフセット値145を変換映像信号114に含まれる各ピクチャのオフセット値145として補完する(S104)。
次に、オフセット制御部105は、オフセット値補完部104により生成されたオフセット値145で示される値分、字幕又はメニュー画面をずらすことにより、調整映像信号116を生成する(S105)。
次に、合成部106は、変換映像信号114に含まれる主映像に、調整映像信号116に含まれる字幕を重ねて表示した出力映像信号117を生成する(S106)。
以上により、本発明の実施の形態1に係る三次元映像処理装置100は、3:2プルダウン処理により生成された各ピクチャのオフセット値145を、前後のピクチャのオフセット値145を用いて算出することにより、字幕の深さ方向の表示位置を連続的かつ滑らかに変化させることができる。これにより、本発明の実施の形態1に係る三次元映像処理装置100は、ユーザにとって、より良好な三次元映像を生成できる。
なお、上記説明では、本発明の実施の形態1に係る三次元映像処理装置を、デジタルビデオレコーダ30が備える三次元映像処理装置100に適用した例を述べたデジタルテレビ20が備える三次元映像処理装置100Bに適用してもよい。
また、上記説明では、三次元映像処理装置100は、合成部106を備えているが、合成部106を備えず、調整映像信号116を出力映像信号117として出力してもよい。この場合、後段の処理装置(例えば、デジタルテレビ20)が合成部106を備えればよい。
また、上記説明では、抽出部101は、入力映像信号111に含まれるオフセット情報112を抽出しているが、変換部103が入力映像信号111に含まれるオフセット情報112を含む変換映像信号114を生成し、抽出部101は、変換映像信号114に含まれるオフセット情報112を抽出してもよい。
また、上記説明では、オフセット情報112(オフセット値145)がGOP毎に含まれる例を述べたが、オフセット情報112(オフセット値145)は、その他の単位毎に含まれてもよい。例えば、オフセット情報112(オフセット値145)はピクチャ毎に含まれてもよい。
また、図7に示すオフセット情報112の構成は一例であり、オフセット情報112は、複数のオフセット値145と、各オフセット値145とフレームとの対応関係を識別できる情報とを含めばよい。例えば、オフセット情報112は、オフセット値の数143及びフレーム数144のうち一方のみを含んでもよい。また、オフセット情報112は、フレームレート141及び先頭のPTS142の代わりに、各オフセット値145のPTSを含んでもよい。
また、上記説明では、変換部103が24pの映像信号を60iに変換する例を述べたが、フレームレートを増加させる変換処理であればよい。例えば、変換部103は、24pの映像信号を60pに変換してもよし、その他のフレームレートの信号に変換してもよい。また、変換部103により挿入されるピクチャは、元ピクチャの一部又は全てをコピーしたピクチャに限らず、時間的に前後に位置するピクチャを用いて生成されたピクチャであってもよい。
また、上記説明では、オフセット値補完部104が上記(式1)を用いて補完ピクチャのオフセット値145を算出する例を述べたが、補完ピクチャのオフセット値145の算出方法はこれ以外であってもよい。具体的には、オフセット値補完部104は、抽出部101により抽出されたオフセット値145を用いて、補完ピクチャに対応するオフセット値を、直前先頭ピクチャに対応付けられたオフセット値145と、直後先頭ピクチャに対応付けられたオフセット値145とのうち小さい方である第1オフセット値以上、かつ、大きい方である第2オフセット値以下に補完すればよい。
例えば、オフセット値補完部104は、補完ピクチャのオフセット値145を直前先頭ピクチャのオフセット値(例えば「6」)と直後先頭ピクチャのオフセット値(例えば「10」)との間の値(例えば「7〜9」)にしてもよい。
また、オフセット値補完部104は、補完ピクチャのオフセット値145を直前先頭ピクチャのオフセット値(例えば「6」)又は直後先頭ピクチャのオフセット値(例えば「10」)にしてもよい。
なお、2枚の補完ピクチャ122B及び123Bを挿入する場合には、直前先頭ピクチャ121B、補完ピクチャ122B、補完ピクチャ123B及び直後先頭ピクチャ121Cのオフセット値145が、単調増加又は単調減少するように、補完ピクチャ122B及び補完ピクチャ123Bのオフセット値145を決定することが好ましい。これにより、三次元映像処理装置100は、字幕の深さ方向の表示位置を連続的かつ滑らかに変化させることができる。
なお、上述したように、オフセット値補完部104が上記(式1)を用いて補完ピクチャのオフセット値145を算出することが、より好ましい。これにより、より滑らかに字幕の深さ方向の表示位置を変化させることができる。
また、上記説明では、オフセット値145が、字幕又はメニュー画面のずらし量を示す例を示したが、オフセット値145は、ピクチャの少なくとも一部のずらし量を示せばよい。例えば、オフセット値145は、副映像を主映像に重ねて表示する場合の、副映像又は主映像のずらし量を示してもよい。
さらに、オフセット値145は、主映像のみを表示する場合の当該主映像のずらし量を示してもよい。
また、オフセット値145は、三次元映像に含まれるオブジェクト(被写体)ごとに対応して設けられていてもよい。または、三次元映像信号に、当該三次元映像信号に含まれるオブジェクトごとに当該オブジェクトの深さ方向の位置を示す情報が含まれている場合には、オフセット制御部105は、当該情報とオフセット値145とを用いて、オブジェクトごとにずらし量を決定してもよい。または、オフセット制御部105は、三次元映像の左眼用映像及び右眼用映像から、各オブジェクトの視差(深さ方向の位置)を算出したうえで、当該視差とオフセット値145とを用いて、オブジェクトごとにずらし量を決定してもよい。
(実施の形態2)
上記実施の形態1では、新たに作成したピクチャのオフセット値145を補完する例を述べた。本発明の実施の形態2に係る三次元映像処理装置200は、エラーが発生したピクチャのオフセット値145を前後のピクチャのオフセット値145を用いて補完する。
なお、本発明の実施の形態2に係る三次元映像処理装置200は、上記実施の形態1と同様に、図1に示す三次元映像表示システム10に適用できる。
図14は、本発明の実施の形態2に係る三次元映像処理装置200の構成を示すブロック図である。なお、図5と同様の要素には同一の符号を付しており重複する説明は省略する。
図14に示す三次元映像処理装置200は、入力映像信号111に含まれる主映像上に字幕又はメニュー画面を重ねて表示した三次元映像を示す出力映像信号217を生成する。この三次元映像処理装置200は、抽出部101と、オフセット値補完部204と、オフセット制御部105と、合成部106と、エラー判定部207とを備える。
抽出部101は、入力映像信号111に含まれるオフセット情報112を抽出する。
エラー判定部207は、オフセット情報112が適切であるか否かを判定する。具体的には、エラー判定部207は、オフセット値145が適切な値であるか否かを判定する。また、エラー判定部207は、この判定結果を示すエラー判定信号218を出力する。
オフセット値補完部204は、エラー判定信号218によりオフセット値145が適切でないことが示される場合、抽出部101により抽出されたオフセット値145(入力映像信号111に含まれるオフセット値)を用いて、入力映像信号111に含まれる当該ピクチャのオフセット値145を補完する。
図15は、オフセット値補完部204の処理を示す図である。
例えば、図15に示すように、フレーム4のオフセット値145が適切でない場合、オフセット値補完部204は、当該フレーム4のオフセット値145を補完する。なお、以下では、オフセット値145が適切でないピクチャをエラーピクチャと記し、オフセット値145が適切であるピクチャを正常ピクチャと記す。
具体的には、オフセット値補完部204は、エラーピクチャに対して時間的に直前に位置する正常ピクチャ(以下「直前正常ピクチャ」と記す)のオフセット値145と、当該フレーム4に対して時間的に直後に位置する正常ピクチャ(以下「直後正常ピクチャ」と記す)のオフセット値145とを用いて当該エラーピクチャのオフセット値145を算出する。
より具体的には、オフセット値補完部204は、直前正常ピクチャのオフセット値145及び直後制御ピクチャのオフセット値に対してエラーピクチャのオフセット値145が等間隔かつ滑らかに変化するようにエラーピクチャのオフセット値145を算出する。
より具体的には、オフセット値補完部204は、上記(式1)を用いて、直前正常ピクチャからi(1≦i≦n)番目に位置するエラーピクチャのオフセット値O(i)を算出する。なお、nは、直前正常ピクチャと直後正常ピクチャとの間に挿入されたエラーピクチャの数である。また、M1は、直前正常ピクチャのオフセット値145及び直後正常ピクチャのオフセット値145のうち小さいほうのオフセット値145であり、M2は、直前正常ピクチャのオフセット値145及び直後正常ピクチャのオフセット値145のうち大きいほうのオフセット値145である。
例えば、図15に示す例では、直前正常ピクチャのオフセット値145は「2」であり、直後正常ピクチャのオフセット値145は「4」であり、n=1及びi=1である。よって、上記(式1)より、エラーピクチャ122Aのオフセット値145は「3」となる。
また、オフセット値補完部204は、入力映像信号111のエラーピクチャのオフセット値145を補完した補完映像信号215をオフセット制御部105に出力する。
なお、エラーピクチャ、直前正常ピクチャ及び直後正常ピクチャは、それぞれ、本発明の第1ピクチャ、第2ピクチャ及び第3ピクチャに相当する。
オフセット制御部105は、補完映像信号215に含まれるオフセット値145で示される値分、字幕又はメニュー画面をずらすことにより、調整映像信号216を生成する。言い換えると、オフセット制御部105は、オフセット値補完部204により生成されたオフセット値145に相当する距離分、字幕又はメニュー画面の、三次元表示における深さ方向の位置をずらす。
合成部106は、入力映像信号111に含まれる主映像に、調整映像信号216に含まれる字幕を重ねて表示した出力映像信号217を生成する。
以下、三次元映像処理装置200による処理の流れを説明する。
図16は、三次元映像処理装置200による処理の流れを示すフローチャートである。三次元映像処理装置200は、図16に示す処理をGOP単位で行う。
まず、抽出部101は、入力映像信号111に含まれるGOP単位のオフセット情報112を抽出する(S201)。
次に、エラー判定部207は、オフセット値145が適切な値であるか否かを判定する(S202)。
図17は、エラー判定部207によるエラー判定処理(S202)の流れを示すフローチャートである。エラー判定部207は、図17に示す処理をフレーム(ピクチャ)単位で行う。
まず、エラー判定部207は、処理対象のフレームのオフセット値145と、当該処理対象のフレームに対して直前のフレームのオフセット値145との差分を算出する(S211)。
次に、エラー判定部207は、ステップS211で算出した差分が予め定めされた第1閾値以上であるか否かを判定する(S212)。
ステップS211で算出した差分が第1閾値以上である場合(S212でYes)、エラー判定部207は、処理対象のフレームのオフセット値145が適切でないと判定する(S216)。
一方、ステップS211で算出した差分が第1閾値未満である場合(S212でNo)、次に、エラー判定部207は、処理対象のフレームのオフセット値145と、当該処理対象のフレームに対して直後のフレームのオフセット値145との差分を算出する(S213)。
次に、エラー判定部207は、ステップS213で算出した差分が予め定めされた第2閾値以上であるか否かを判定する(S214)。なお、この第2閾値は上記第1閾値と同一の値であってもよいし、異なる値であってもよい。
ステップS213で算出した差分が第2閾値以上である場合(S214でYes)、エラー判定部207は、処理対象のフレームのオフセット値145が適切でないと判定する(S216)。
一方、ステップS213で算出した差分が第2閾値未満である場合(S214でNo)、エラー判定部207は、処理対象のフレームのオフセット値145が適切である判定する(S215)。
なお、ここでは、エラー判定部207は、処理対象のフレームと直前のフレームとのオフセット値145の差分が閾値以上であるかの判定(S211及びS212)と、処理対象のフレームと直後のフレームとのオフセット値145の差分が閾値以上であるかの判定(S213及びS214)とを共に行っているが、いずれか一方のみを行ってもよい。また、この2つの処理の順序は逆でもよいし、一部を同時に行ってもよい。
再度、図16を用いて説明を行う。
ステップS202で、オフセット値145が適切な値でないと判定された場合(S202でYes)、次に、オフセット値補完部204は、抽出部101により抽出されたオフセット値145を用いて、新たなオフセット値145を算出する(S203)。
次に、オフセット値補完部204は、算出したオフセット値145をエラーピクチャのオフセット値145として補完する(S204)。
次に、オフセット制御部105は、オフセット値補完部204により生成されたオフセット値145で示される値分、字幕又はメニュー画面をずらすことにより、調整映像信号216を生成する(S205)。
次に、合成部106は、入力映像信号111に含まれる主映像に、調整映像信号216に含まれる字幕を重ねて表示した出力映像信号217を生成する(S206)。
一方、ステップS202で、オフセット値145が適切な値であると判定された場合(S202でNo)、次に、オフセット制御部105は、入力映像信号111に含まれるオフセット値145で示される値分、字幕又はメニュー画面をずらすことにより、調整映像信号216を生成する(S205)。
次に、合成部106は、入力映像信号111に含まれる主映像に、調整映像信号216に含まれる字幕を重ねて表示した出力映像信号217を生成する(S206)。
以上により、本発明の実施の形態2に係る三次元映像処理装置200は、エラーピクチャのオフセット値145を、前後のピクチャのオフセット値145を用いて算出することにより、字幕の深さ方向の表示位置を連続的かつ滑らかに変化させることができる。これにより、本発明の実施の形態2に係る三次元映像処理装置200は、ユーザにとって、より良好な三次元映像を生成できる。
なお、エラー判定部207は、図17に示す処理の代わりに、以下に示す処理を行ってもよい。
図18は、エラー判定部207によるエラー判定処理の変形例のフローチャートである。
図18に示すようにエラー判定部207は、まず、処理対象のフレームと、当該処理対象のフレームに対して直前に位置するフレームとのオフセット値145の差分Dnを算出する(S221)。
次に、エラー判定部207は、ステップS221で算出した差分Dnを保持する(S222)。
次に、エラー判定部207は、今回の差分Dnと、前回の差分Dn−1(2枚前のフレームと直前のフレームとのオフセット値145の差分)との差分を算出する(S223)。
次に、エラー判定部207は、ステップS223で算出した差分が、予め定められた第3閾値以上であるか否かを判定する(S224)。
ステップS224で算出した差分が第3閾値以上である場合(S224でYes)、エラー判定部207は、処理対象のフレームのオフセット値145が適切でないと判定する(S226)。
一方、ステップS224で算出した差分が第3閾値未満である場合(S224でNo)、エラー判定部207は、処理対象のフレームのオフセット値145が適切であると判定する(S225)。
以上の処理により、エラー判定部207は、直近のオフセット値145の変化量に対して、直前のピクチャから処理対象のピクチャへのオフセット値145の変化量が急激に増加する場合には、当該処理対象のピクチャのオフセット値145が不適切であると判定できる。
なお、エラー判定部207は、ステップS223において、ステップS222で保持された2回分以上の差分の平均値、最大値又は最小値と、今回のステップS221で算出された差分Dnとの差分を算出してもよい。
また、エラー判定部207は、さらに、処理対象のフレームと直後のフレームとのオフセット値145の差分に対して同様の処理を行ってもよい。
さらに、エラー判定部207は、図17又は図18に示す処理の代わりに、以下に示す処理を行ってもよい。
図19は、エラー判定部207によるエラー判定処理の変形例のフローチャートである。また、エラー判定部207は、図19に示す処理をGOP単位で行う。
まず、エラー判定部207は、GOP内のオフセット値145の平均値Anを算出する(S231)。
次に、エラー判定部207は、ステップS231で算出した平均値Anを保持する(S232)。
次に、エラー判定部207は、処理対象のGOPの平均値Anと、直前のGOPの平均値An−1との差分を算出する(S233)。
次に、エラー判定部207は、ステップS233で算出した差分が、予め定められた第4閾値以上であるか否かを判定する(S234)。
ステップS234で算出した差分が第4閾値以上である場合(S234でYes)、エラー判定部207は、処理対象のGOPのオフセット値145が適切でないと判定する(S236)。
一方、ステップS234で算出した差分が第4閾値未満である場合(S234でNo)、エラー判定部207は、処理対象のGOPのオフセット値145が適切であると判定する(S235)。
以上の処理により、エラー判定部207は、GOP単位でオフセット値145が適切であるか否かを判定できる。
なお、エラー判定部207は、GOPに含まれるオフセット値145の平均値を用いるのではなく、最大値又は最小値を用いてもよい。また、エラー判定部207は、直前のGOPの最後のフレームのオフセット値145と、処理対象のGOPの最初のフレームのオフセット値145とを比較してもよい。
なお、エラー判定部207において、GOP単位でオフセット値145のエラーを判定した場合には、オフセット値補完部204は、直前の正常なGOPの最後のフレームのオフセット値145と、直後の正常なGOPの最初のフレームのオフセット値145とを用いて、上記と同様に補完を行えばよい。
また、エラー判定部207は、上述した図17〜図19に示すエラー判定処理及びその変形例のうち、2以上を行ってもよい。
また、上述した実施の形態1と同様の変形例を三次元映像処理装置200に適用してもよい。
また、三次元映像処理装置200は、さらに、オフセット情報112に含まれる先頭のPTS142が適切であるか否かを判定し、適切でない場合には、先頭のPTS142を補完してもよい。
図20は、先頭のPTS142が正常な場合のフレームのPTSとオフセット値145のPTSとの関係を示す図である。図21は、先頭のPTS142が不適切な場合のフレームのPTSとオフセット値145のPTSとの関係を示す図である。なお、各フレームのPTSを示す情報(本発明の第1タイムスタンプ情報に相当)は、入力映像信号111に含まれている。また、先頭のPTS142は、本発明の第2タイムスタンプ情報に相当する。
ここで、オフセット制御部105は、先頭のPTS142と、フレームレート141とを用いて、各オフセット値145のPTSを算出する。また、オフセット制御部105は、同一のPTSを有するフレームとオフセット値145とが互いに対応すると判断する。言い換えると、オフセット制御部105は、各フレームのPTSと同一のPTSを有するオフセット値145分、当該フレームをずらすことにより、当該フレームの深さ方向の表示位置を調整する。
よって、図21に示すように、先頭のPTS142の値が不適切な場合、GOPに含まれるフレームに対応するオフセット値145が存在しないことになってしまう。
図22は、この場合のエラー判定部207及びオフセット値補完部204の処理の流れを示すフローチャートである。
図22に示すように、エラー判定部207は、処理対象のフレームのPTSと同一のPTSのオフセット値145がオフセット情報112内に存在するか否かを判定する(S251)。
ステップS251でオフセット値145が存在しない場合(S251でYes)、先頭のPTS142の値にエラーが発生しているので、オフセット値補完部204は、オフセット値145のPTSを無視して、対応するフレームにオフセット値145を割り付ける(S252)。
具体的には、オフセット値補完部204は、GOPに含まれるフレーム順に、図7に示すID0のオフセット値145からフレーム数144で示される数のIDまでのオフセット値145を順番に割り付ける。言い換えると、オフセット値補完部204は、GOPに含まれるフレームのうち、PTSが小さい方から順に、PTSが小さいオフセット値145を順時対応付ける。また、オフセット制御部105は、各フレームを、対応付けられたオフセット値145分、ずらすことにより、当該ピクチャの深さ方向の表示位置を調整する。
また、ステップS252の処理として、オフセット値補完部204が、オフセット情報112に含まれる先頭のPTS142を正しい値に補完したのち、オフセット制御部105が補完された先頭のPTS142を用いてオフセット制御処理を行ってもよいし、エラーが発生した場合に、オフセット制御部105が、上記のフレームとオフセット値145との対応付けを行ったうえで、オフセット制御処理を行ってもよい。
なお、フレームレート141が適切でない場合にも、先頭のフレーム以外は、PTSが一致するオフセット値145が存在しない状態になる。この場合にも、三次元映像処理装置200は、上記と同様の処理を行ってもよい。
また、エラー判定部207は、ステップS251でオフセット値145が存在しない場合(S251でYes)、当該GOPにエラーが発生したと判定してもよい。この場合、オフセット値補完部204は、直前の正常なGOPの最後のフレームのオフセット値145と、直後の正常なGOPの最初のフレームのオフセット値145とを用いて、上記と同様に補完を行えばよい。つまり、オフセット値補完部204は、抽出部101により抽出されたオフセット値145を用いて、エラーが発生したGOPに含まれるオフセット値145を、直前の正常なGOPの最後のフレームのオフセット値145と、直後の正常なGOPの最初のフレームのオフセット値145とのうち小さい方である第1オフセット値以上、かつ、大きい方である第2オフセット値以下に補完すればよい。
また、オフセット値補完部204は、先頭のPTS142にエラーが発生した場合には、当該GOP内のオフセット値145を、予め定められた値(例えば0)にしてもよい。
また、オフセット値補完部204は、先頭のPTS142にエラーが発生した場合には、当該GOP以外のGOPのオフセット情報112を参照し、処理対象のフレームとPTSが一致するオフセット値145を検索してもよい。
以上により、本発明の実施の形態2に係る三次元映像処理装置200は、オフセット情報112に含まれる先頭のPTS142又はフレームレート141にエラーが発生した場合でも、好適な三次元映像をユーザに提供できる。
また、三次元映像処理装置200は、さらに、オフセット情報112に含まれるフレーム数144が適切であるか否かを判定し、適切でない場合には、当該フレーム数144を補完してもよい。
図23は、フレーム数144が適切でない場合のフレームとオフセット値145との対応関係を示す図である。また、図23に示す例では、正しいフレーム数144の値は「15」である。
図23に示すように、エラーによりフレーム数144の値が「13」となった場合には、フレーム「14」及び「15」に対応するオフセット値145が存在しない。
図24は、この場合のエラー判定部207及びオフセット値補完部204の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、エラー判定部207は、フレーム数144で示されるフレームの数が、実際にGOP内に含まれるフレームの数より少ないか否かを判定することにより、フレーム数144が適切であるか否かを判定する(S261)。
フレーム数144で示されるフレームの数が、実際にGOP内に含まれるフレームの数より少ない場合(S261でYes)、つまり、フレーム数144が不適正である場合、オフセット値補完部204は、対応するオフセット値145が存在しないフレームのオフセット値145を補完する。具体的には、図25に示すように、オフセット値補完部204は、対応するオフセット値145が存在しないフレーム「14」及び「15」のオフセット値145の値を、オフセット値145が存在する最後のフレーム「13」のオフセット値145の値「20」にする(S262)。
なお、オフセット値補完部204は、前後のフレームのオフセット値145を用いて、補完するオフセット値145を算出してもよい。
図26は、この場合のエラー判定部207及びオフセット値補完部204の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、エラー判定部207は、フレーム数144で示されるフレームの数が、実際にGOP内に含まれるフレームの数より少ないか否かを判定することにより、フレーム数144が適切であるか否かを判定する(S271)。
フレーム数144で示されるフレームの数が、実際にGOP内に含まれるフレームの数より少ない場合(S271でYes)、つまり、フレーム数144が不適正である場合、オフセット値補完部204は、対応するオフセット値145が存在しないフレームのオフセット値145を補完する。具体的には、図27に示すように、オフセット値補完部204は、対応するオフセット値145が存在しないフレーム「14」及び「15」のオフセット値145の値を、オフセット値145が存在する最後のフレーム「13」のオフセット値145の値と、次のGOPの最初のフレームのオフセット値145とを用いて補完する(S272)。
なお、具体的な補完方法は、上述したオフセット値145にエラーが発生した場合と同様である。つまり、オフセット値補完部204は、抽出部101により抽出されたオフセット値145を用いて、エラーが発生したGOPに含まれるピクチャのうち、フレーム数144で示される数番目より後に位置する全てのフレームのオフセット値145を、当該GOPに含まれる当該フレーム数144で示される数番目のフレームのオフセット値145と、直後の正常なGOPの最初のフレームのオフセット値145とのうち小さい方である第1オフセット値以上、かつ、大きい方である第2オフセット値以下に補完すればよい。
なお、オフセット値補完部204は、オフセット値145が存在しないフレームのオフセット値145を、予め定められた値(例えば0)に補完してもよい。
また、フレーム数144は、本発明の数情報に相当する。
以上により、本発明の実施の形態2に係る三次元映像処理装置200は、オフセット情報112に含まれるフレーム数144及びオフセット値の数143にエラーが発生した場合でも、好適な三次元映像をユーザに提供できる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3では、オフセット値145をユーザの操作に応じて変更する三次元映像処理装置300について説明する。
なお、本発明の実施の形態3に係る三次元映像処理装置300は、上記実施の形態1と同様に、図1に示す三次元映像表示システム10に適用できる。
図28は、本発明の実施の形態3に係る三次元映像処理装置300の構成を示すブロック図である。
図28に示す三次元映像処理装置300は、入力映像信号111に含まれる主映像上に字幕又はメニュー画面を重ねて表示した三次元映像を示す出力映像信号317を生成する。この三次元映像処理装置300は、抽出部101と、オフセット値補完部304と、オフセット制御部105と、合成部106と、ユーザ操作取得部308とを備える。
抽出部101は、入力映像信号111に含まれるオフセット情報112を抽出する。
ユーザ操作取得部308は、ユーザ操作信号319を取得し、オフセット値補完部304へ出力する。ユーザ操作信号319は、ユーザの操作に基づき、三次元映像の深さ方向の表示位置を、現在の表示位置からずらす方向及びずらす量を示す信号である。例えば、ユーザの操作とは、ユーザによるリモコン等の操作である。
なお、以降において、説明の簡略化のため、オフセット情報112に含まれるオフセット値145は、主映像及び字幕のずらし量(深さ方向の表示位置)を示す情報であるとする。
オフセット値補完部304は、ユーザ操作取得部308により出力されるユーザ操作信号319に応じて、抽出部101により抽出されたオフセット値145(入力映像信号111に含まれるオフセット値)を補完する。また、オフセット値補完部304は、本発明のオフセット値生成部に相当する。
図29は、オフセット値補完部304の処理を示す図である。
例えば、図29に示すように、オフセット値補完部304は、主映像及び字幕の深さ方向の表示範囲をずらすように、オフセット値145を変更することにより、補完映像信号315を生成する。
図30は、三次元映像処理装置300による処理の流れを示すフローチャートである。三次元映像処理装置300は、図30に示す処理を、例えば、GOP単位で行う。
まず、ユーザ操作取得部308は、ユーザ操作信号319を取得する(S301)。
次に、オフセット値補完部304は、ユーザ操作信号319に応じて、抽出部101により抽出されたオフセット値145を補完する。
具体的には、ユーザが三次元映像の飛び出し量が大きすぎると感じ、当該飛び出し量を減少させる操作を行った場合、ユーザ操作信号319により、三次元映像の深さ方向の表示位置を、現在の表示位置から奥方向にずらすことが示される(S302でYes)。この場合、オフセット値補完部304は、抽出部101により抽出されたオフセット値145を減少させることにより、補完映像信号315を生成する(S303)。
一方、ユーザが三次元映像の飛び出し量が小さいと感じ、当該飛び出し量を増加させる操作を行った場合、ユーザ操作信号319により、三次元映像の深さ方向の表示位置を、現在の表示位置から手前方向にずらすことが示される(S302でNo)。この場合、オフセット値補完部304は、抽出部101により抽出されたオフセット値145を増加させることにより、補完映像信号315を生成する(S304)。
次に、オフセット制御部105は、ステップS303又はS304でオフセット値補完部304により生成されたオフセット値145で示される値分、主映像及び字幕をずらすことにより、調整映像信号316を生成する(S305)。
次に、合成部106は、調整映像信号316に含まれる主映像及び字幕を重ねて表示した出力映像信号217を生成する(S306)。
なお、三次元映像処理装置300は、先に合成(S306)を行った後、オフセット制御(S305)を行ってもよい。
以上により、本発明の実施の形態3に係る三次元映像処理装置300は、ユーザの操作に応じて、三次元映像の飛び出し量を変更することができる。これにより、本発明の実施の形態3に係る三次元映像処理装置300は、ユーザにとって、より良好な三次元映像を生成できる。
なお、図29に示す例では、補完前及び補完後の表示範囲の幅が略等しいが、補完前と補完後の表示範囲の幅は異なってもよい。また、図31に示すように、オフセット値補完部304は、表示範囲の手前側のみがずれるように、オフセット値145を補完してもよい。
また、表示範囲の幅を変更(増加又は減少)する方法としては、手前に表示される映像(字幕等)の表示位置のずらし量と、奥に表示される映像(主映像等)の表示位置のずらし量とを異なる値にすることにより、表示範囲の幅を変更することができる。例えば、図32に示すように、手前に表示される字幕等の表示位置のずらし量を、奥に表示される主映像の表示位置のずらし量より大きくすることで、主映像及び字幕を含む全体の表示範囲の幅を小さくできる。
また、三次元映像信号に、当該三次元映像信号に含まれるオブジェクトごとに当該オブジェクトの深さ方向の位置を示す情報が含まれている場合には、三次元映像処理装置300は、当該情報を用いて、オブジェクトごとにずらし量を決定することにより、表示範囲の幅を変更することができる。
また、三次元映像処理装置300は、三次元映像の左眼用映像及び右眼用映像から、各オブジェクトの視差(深さ方向の位置)を算出したうえで、当該視差を用いて、オブジェクトごとにずらし量を決定することにより、表示範囲の幅を変更することもできる。
なお、三次元映像の表示範囲は、表示パネル26の大きさ及びユーザの視聴位置に応じて変化するものであり、映像信号のみから一意に決定されるものではない。つまり、図29、図31、及び図32に示す表示範囲は、三次元映像に含まれる左眼用映像と右眼用映像とのずれ量(視差)を模式的に示すものである。また、表示範囲の奥側の境界は、無限遠と定義することもできる。
また、上記説明では、三次元映像処理装置300が、入力映像信号111に含まれるオフセット値145を補完する例を述べたが、入力映像信号111にオフセット情報112が含まれていなくてもよい。この場合、オフセット値補完部304は、新たにオフセット情報112を生成すればよい。
以上、本発明の実施の形態1〜3に係る三次元映像処理装置100、200及び300について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記説明では、専用メガネ(シャッタメガネ43)を用いる場合を例に述べたが、専用メガネを用いない方式にも本発明を適用できる。
また、上記説明では、三次元映像に、互いに視差を有する2つの映像(左眼用映像及び右眼用映像)が含まれる例を述べたが、三次元映像に互いに視差を有する3以上の映像が含まれてもよい。
また、上記説明では、本発明に係る三次元映像処理装置100、200及び300をデジタルテレビ及びデジタルビデオレコーダに適用した例を述べたが、本発明に係る三次元映像処理装置100、200及び300は、デジタルテレビ以外の三次元映像を表示する三次元映像表示装置(例えば、携帯電話機器、パーソナルコンピュータ等)に適用できる。また、本発明に係る三次元映像処理装置100、200及び300は、デジタルビデオレコーダ以外の三次元映像を出力する三次元映像出力装置(例えば、BDプレーヤ等)に適用できる。
また、上記実施の形態1〜3に係る三次元映像処理装置100、200及び300は典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又はすべてを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて各処理部の集積化を行ってもよい。
また、本発明の実施の形態1〜3に係る三次元映像処理装置100、200及び300の機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
さらに、本発明は上記プログラムであってもよいし、上記プログラムが記録された記録媒体であってもよい。また、上記プログラムは、インターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
また、本発明は、三次元映像処理装置に含まれる特徴的な手段をステップとする三次元映像処理方法として実現してもよい。また、本発明は、上述した三次元映像処理装置を備えるデジタルテレビ等の三次元映像表示装置として実現したり、このような三次元映像表示装置を含む三次元映像表示システムとして実現したりできる。
また、上記実施の形態1〜3に係る三次元映像処理装置100、200及び300、及びその変形例の機能のうち少なくとも一部を組み合わせてもよい。
また、上記で用いた数字は、すべて本発明を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された数字に制限されない。
また、上記三次元映像処理装置100、200及び300の構成は、本発明を具体的に説明するために例示するためのものであり、本発明に係る三次元映像処理装置は、上記構成の全てを必ずしも備える必要はない。言い換えると、本発明に係る三次元映像処理装置は、本発明の効果を実現できる最小限の構成のみを備えればよい。
同様に、上記の三次元映像処理装置による三次元映像処理方法は、本発明を具体的に説明するために例示するためのものであり、本発明に係る三次元映像処理装置による三次元映像処理方法は、上記ステップの全てを必ずしも含む必要はない。言い換えると、本発明に係る三次元映像処理方法は、本発明の効果を実現できる最小限のステップのみを含めばよい。また、上記のステップが実行される順序は、本発明を具体的に説明するために例示するためのものであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
更に、本発明の主旨を逸脱しない限り、本実施の形態に対して当業者が思いつく範囲内の変更を施した各種変形例も本発明に含まれる。
本発明は、三次元映像処理装置に適用でき、特に、デジタルテレビ及びデジタルビデオレコーダ等に適用できる。
10 三次元映像表示システム
20 デジタルテレビ
21、31 入力部
22、32 デコーダ
23、33 HDMI通信部
26 表示パネル
27 トランスミッタ
30 デジタルビデオレコーダ
40 HDMIケーブル
41 光ディスク
42 放送波
43 シャッタメガネ
51、55 符号化三次元映像信号
56、57、111 入力映像信号
58、117、217、317 出力映像信号
100、100B、200、300 三次元映像処理装置
101 抽出部
103 変換部
104、204、304 オフセット値補完部
105 オフセット制御部
106 合成部
112 オフセット情報
114 変換映像信号
115、215、315 補完映像信号
116、216、316 調整映像信号
120A、120B、120C、121A、121B、121C、122A、122B、123B ピクチャ
130 GOPデータ
131 GOPヘッダ部
132 GOPデータ部
135 ピクチャデータ
136 ピクチャヘッダ部
137 ピクチャデータ部
141 フレームレート
142 先頭のPTS
143 オフセット値の数
144 フレーム数
145 オフセット値
146 オフセット方向
147 オフセット値の絶対値
170l 左眼用画像
170r 右眼用画像
175l 左眼用ライン
175r 右眼用ライン
207 エラー判定部
218 エラー判定信号
308 ユーザ操作取得部
319 ユーザ操作信号

Claims (7)

  1. 三次元映像を示す映像データと、当該映像データの制御情報とを含む映像信号を処理する三次元映像処理装置であって、
    前記制御情報から、前記映像データに含まれるピクチャに対応付けられ、当該ピクチャの少なくとも一部の深さ方向の表示位置を調整するために当該一部をずらす量であるオフセット値を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出されたオフセット値を用いて、第1ピクチャに対応するオフセット値を、当該第1ピクチャより時間的に前に位置する第2ピクチャに対応付けられたオフセット値と、当該第1ピクチャより時間的に後に位置する第3ピクチャに対応付けられたオフセット値とのうち小さい方である第1オフセット値以上、かつ、大きい方である第2オフセット値以下に補完するオフセット値補完部と、
    前記オフセット値補完部により補完されたオフセット値分、前記第1ピクチャの少なくとも一部をずらすことにより、当該一部の深さ方向の表示位置を調整するオフセット制御部と、
    前記映像データに含まれる各ピクチャに対応付けられた前記オフセット値が適切であるか否かを判定するエラー判定部とを備え、
    前記第1ピクチャは、前記エラー判定部により適切でないと判定されたピクチャであり、
    前記第2ピクチャは、前記エラー判定部により適切であると判定されたピクチャのうち、前記第1ピクチャの直前に位置するピクチャであり、
    前記第3ピクチャは、前記エラー判定部により適切であると判定されたピクチャのうち、前記第1ピクチャの直後に位置するピクチャであり、
    前記エラー判定部は、処理対象のピクチャのオフセット値と当該処理対象のピクチャの直前のピクチャのオフセット値との差分、及び当該処理対象のピクチャのオフセット値と当該処理対象のピクチャの直後のピクチャのオフセット値との差分のうち少なくとも一方が所定の閾値以上の場合に、当該処理対象のピクチャのオフセット値が適切でないと判定する
    次元映像処理装置。
  2. 三次元映像を示す映像データと、当該映像データの制御情報とを含む映像信号を処理する三次元映像処理装置であって、
    前記制御情報から、前記映像データに含まれるピクチャに対応付けられ、当該ピクチャの少なくとも一部の深さ方向の表示位置を調整するために当該一部をずらす量であるオフセット値を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出されたオフセット値を用いて、第1ピクチャに対応するオフセット値を、当該第1ピクチャより時間的に前に位置する第2ピクチャに対応付けられたオフセット値と、当該第1ピクチャより時間的に後に位置する第3ピクチャに対応付けられたオフセット値とのうち小さい方である第1オフセット値以上、かつ、大きい方である第2オフセット値以下に補完するオフセット値補完部と、
    前記オフセット値補完部により補完されたオフセット値分、前記第1ピクチャの少なくとも一部をずらすことにより、当該一部の深さ方向の表示位置を調整するオフセット制御部と、
    前記映像データに含まれる各ピクチャに対応付けられた前記オフセット値が適切であるか否かを判定するエラー判定部とを備え、
    前記第1ピクチャは、前記エラー判定部により適切でないと判定されたピクチャであり、
    前記第2ピクチャは、前記エラー判定部により適切であると判定されたピクチャのうち、前記第1ピクチャの直前に位置するピクチャであり、
    前記第3ピクチャは、前記エラー判定部により適切であると判定されたピクチャのうち、前記第1ピクチャの直後に位置するピクチャであり、
    前記制御情報は、各ピクチャの第1表示時刻を示す第1タイムスタンプ情報と、複数ピクチャ単位毎に対応付けられたオフセット情報とを含み、
    前記オフセット情報は、対応する複数ピクチャにそれぞれ対応付けられた複数の前記オフセット値と、当該各オフセット値が対応する第2表示時刻を示す第2タイムスタンプ情報とを含み、
    前記オフセット制御部は、前記各ピクチャの第1表示時刻と同一の第2表示時刻に対応する前記オフセット値分、当該ピクチャの少なくとも一部をずらすことにより、当該一部の深さ方向の表示位置を調整し、
    前記エラー判定部は、さらに、各複数ピクチャ単位に含まれる複数のピクチャの前記第1表示時刻と同一の第2表示時刻に対応する前記オフセット値が前記オフセット情報に含まれない場合に、当該複数ピクチャ単位の第2タイムスタンプ情報が不適切であると判定し、
    前記オフセット制御部は、前記エラー判定部により、第2タイムスタンプ情報が不適切であると判定された複数ピクチャ単位に含まれるピクチャのうち、前記第1タイムスタンプで示される表示時刻が小さい方から順に、前記第2タイムスタンプで示される表示時刻が小さいオフセット値を順時対応付け、前記各ピクチャの少なくとも一部を、対応付けた前記オフセット値分、ずらすことにより、当該ピクチャの深さ方向の表示位置を調整する
    次元映像処理装置。
  3. 三次元映像を示す映像データと、当該映像データの制御情報とを含む映像信号を処理する三次元映像処理装置であって、
    前記制御情報から、前記映像データに含まれるピクチャに対応付けられ、当該ピクチャの少なくとも一部の深さ方向の表示位置を調整するために当該一部をずらす量であるオフセット値を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出されたオフセット値を用いて、第1ピクチャに対応するオフセット値を、当該第1ピクチャより時間的に前に位置する第2ピクチャに対応付けられたオフセット値と、当該第1ピクチャより時間的に後に位置する第3ピクチャに対応付けられたオフセット値とのうち小さい方である第1オフセット値以上、かつ、大きい方である第2オフセット値以下に補完するオフセット値補完部と、
    前記オフセット値補完部により補完されたオフセット値分、前記第1ピクチャの少なくとも一部をずらすことにより、当該一部の深さ方向の表示位置を調整するオフセット制御部と、
    前記映像データに含まれる各ピクチャに対応付けられた前記オフセット値が適切であるか否かを判定するエラー判定部とを備え、
    前記第1ピクチャは、前記エラー判定部により適切でないと判定されたピクチャであり、
    前記第2ピクチャは、前記エラー判定部により適切であると判定されたピクチャのうち、前記第1ピクチャの直前に位置するピクチャであり、
    前記第3ピクチャは、前記エラー判定部により適切であると判定されたピクチャのうち、前記第1ピクチャの直後に位置するピクチャであり、
    前記制御情報は、各ピクチャの表示時刻を示す第1タイムスタンプ情報と、複数ピクチャ単位毎に対応付けられたオフセット情報とを含み、
    前記オフセット情報は、対応する複数ピクチャの前記オフセット値と、当該オフセット値が対応する前記表示時刻を示す第2タイムスタンプ情報とを含み、
    前記オフセット制御部は、前記各ピクチャの第1タイムスタンプ情報で示される表示時刻を示す第2タイムスタンプが対応付けられた前記オフセット値分、当該ピクチャの少なくとも一部をずらすことにより、当該一部の深さ方向の表示位置を調整し、
    前記エラー判定部は、さらに、各複数ピクチャ単位に含まれる複数のピクチャの前記第1表示時刻と同一の第2表示時刻に対応する前記オフセット値が前記オフセット情報に含まれない場合に、当該複数ピクチャ単位の第2タイムスタンプ情報が不適切であると判定し、
    前記オフセット値補完部は、前記エラー判定部により、第2タイムスタンプ情報が不適切であると判定された複数ピクチャ単位のオフセット情報に含まれる前記オフセット値を予め定められた値に補完する
    次元映像処理装置。
  4. 三次元映像を示す映像データと、当該映像データの制御情報とを含む映像信号を処理する三次元映像処理装置であって、
    前記制御情報から、前記映像データに含まれるピクチャに対応付けられ、当該ピクチャの少なくとも一部の深さ方向の表示位置を調整するために当該一部をずらす量であるオフセット値を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出されたオフセット値を用いて、第1ピクチャに対応するオフセット値を、当該第1ピクチャより時間的に前に位置する第2ピクチャに対応付けられたオフセット値と、当該第1ピクチャより時間的に後に位置する第3ピクチャに対応付けられたオフセット値とのうち小さい方である第1オフセット値以上、かつ、大きい方である第2オフセット値以下に補完するオフセット値補完部と、
    前記オフセット値補完部により補完されたオフセット値分、前記第1ピクチャの少なくとも一部をずらすことにより、当該一部の深さ方向の表示位置を調整するオフセット制御部とを備え、
    前記制御情報は、各ピクチャの表示時刻を示す第1タイムスタンプ情報と、複数ピクチャ単位の映像データ毎に対応付けられたオフセット情報とを含み、
    前記オフセット情報は、対応する複数ピクチャの前記オフセット値と、当該オフセット値が対応する前記表示時刻を示す第2タイムスタンプ情報とを含み、
    前記オフセット制御部は、前記各ピクチャの第1タイムスタンプ情報で示される表示時刻を示す第2タイムスタンプが対応付けられた前記オフセット値分、当該ピクチャの少なくとも一部をずらすことにより、当該一部の深さ方向の表示位置を調整し、
    前記三次元映像処理装置は、さらに、
    各複数ピクチャ単位に含まれる複数のピクチャの前記第1表示時刻と同一の第2表示時刻に対応する前記オフセット値が前記オフセット情報に含まれない場合に、当該複数ピクチャ単位の前記第2タイムスタンプ情報が不適切であると判定するエラー判定部を備え、
    前記第1ピクチャは、前記エラー判定部により第2タイムスタンプ情報が不適切であると判定された複数ピクチャ単位に含まれる全てのピクチャであり、
    前記第2ピクチャは、前記エラー判定部により第2タイムスタンプ情報が不適切であると判定された複数ピクチャ単位の直前に位置する複数ピクチャ単位に含まれる最後のピクチャであり、
    前記第3ピクチャは、前記エラー判定部により第2タイムスタンプ情報が不適切であると判定された複数ピクチャ単位の直後に位置する複数ピクチャ単位に含まれる最初のピクチャである
    次元映像処理装置。
  5. 三次元映像を示す映像データと、当該映像データの制御情報とを含む映像信号を処理する三次元映像処理装置であって、
    前記制御情報から、前記映像データに含まれるピクチャに対応付けられ、当該ピクチャの少なくとも一部の深さ方向の表示位置を調整するために当該一部をずらす量であるオフセット値を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出されたオフセット値を用いて、第1ピクチャに対応するオフセット値を、当該第1ピクチャより時間的に前に位置する第2ピクチャに対応付けられたオフセット値と、当該第1ピクチャより時間的に後に位置する第3ピクチャに対応付けられたオフセット値とのうち小さい方である第1オフセット値以上、かつ、大きい方である第2オフセット値以下に補完するオフセット値補完部と、
    前記オフセット値補完部により補完されたオフセット値分、前記第1ピクチャの少なくとも一部をずらすことにより、当該一部の深さ方向の表示位置を調整するオフセット制御部とを備え、
    前記制御情報は、複数ピクチャ単位の映像データ毎に対応付けられたオフセット情報を含み、
    前記オフセット情報は、対応する複数ピクチャの前記オフセット値と、当該オフセット情報に含まれる前記オフセット値の数を示す数情報とを含み、
    前記三次元映像処理装置は、さらに、
    前記数情報で示される前記オフセット値の数が、対応する複数ピクチャ単位に含まれるピクチャの数より少ない場合に、当該数情報が不適切であると判定するエラー判定部を備え、
    前記第1ピクチャは、前記エラー判定部により数情報が不適切であると判定された複数ピクチャ単位に含まれるピクチャのうち、当該数情報で示される数番目より後に位置する全てのピクチャであり、
    前記第2ピクチャは、前記エラー判定部により数情報が不適切であると判定された複数ピクチャ単位に含まれるピクチャのうち、当該数情報で示される数番目のピクチャであり、
    前記第3ピクチャは、前記エラー判定部により数情報が不適切であると判定された複数ピクチャ単位の直後に位置する複数ピクチャ単位に含まれる最初のピクチャである
    次元映像処理装置。
  6. 三次元映像を示す映像データと、当該映像データの制御情報とを含む映像信号を処理する三次元映像処理装置であって、
    前記制御情報から、前記映像データに含まれるピクチャに対応付けられ、当該ピクチャの少なくとも一部の深さ方向の表示位置を調整するために当該一部をずらす量であるオフセット値を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出されたオフセット値を用いて、第1ピクチャに対応するオフセット値を、当該第1ピクチャより時間的に前に位置する第2ピクチャに対応付けられたオフセット値と、当該第1ピクチャより時間的に後に位置する第3ピクチャに対応付けられたオフセット値とのうち小さい方である第1オフセット値以上、かつ、大きい方である第2オフセット値以下に補完するオフセット値補完部と、
    前記オフセット値補完部により補完されたオフセット値分、前記第1ピクチャの少なくとも一部をずらすことにより、当該一部の深さ方向の表示位置を調整するオフセット制御部とを備え、
    前記映像データは、第1三次元映像を示す第1映像データと、第2三次元映像を第2映像データとを含み、
    前記オフセット制御部は、前記オフセット値補完部により補完されたオフセット値分、前記第1ピクチャに含まれる前記第2三次元映像の画像をずらすことにより、当該第2三次元映像の画像の深さ方向の表示位置を調整し、調整した調整第2映像データを生成し、
    前記三次元映像処理装置は、さらに、
    前記第1映像データと、前記調整第2映像データとを合成する合成部を備える
    次元映像処理装置。
  7. 前記第2三次元映像は、字幕又はメニュー表示画面である
    請求項記載の三次元映像処理装置。
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