JP5399523B2 - 入射角に依存したスマートソーラー集光器、ソーラー集光器の製造方法、およびウィンドウシステム - Google Patents

入射角に依存したスマートソーラー集光器、ソーラー集光器の製造方法、およびウィンドウシステム Download PDF

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Description

本発明は、低比率ソーラー集光装置およびシステムに関する。より具体的には、集光率がソーラー傾斜角の関数として変化する装置およびシステムに関する。更に、本発明は、このような装置およびシステムのデザインおよび製造の方法に関する。
再生エネルギーおよび低炭素エネルギーを生成するソースとして、太陽電池(PV)パネルが次第に重要になりつつある。PVパネルを建築構造に取り付ける、すなわち建材一体型PV(BIPV)が取り入れられる傾向にある。特に、ウィンドウ(窓)がウィンドウとしての機能を果たすと同時にエネルギーを生成するように、PVパネルをウィンドウに取り付ける要望がある。このアプローチに関する問題は、光にウィンドウを通過させるという要求と光に電気を生成させるという要求との間にトレードオフが存在するということである。これにも関わらず、このタイプのパネルは既に存在している。このようなパネルに関する問題として、それらは一般に低透過率であること、および、ウィンドウとしての主な機能に影響を及ぼす可視的なアーティファクトを生成してしまうことが挙げられる。低透過率である理由は、一般に、PVウィンドウが、間隙を伴ったPVセルのストリップを生成することにより製造され、生成される電力を最大限にするために、間隙領域に対するPVセル領域の比率を小さくするからである。
光が必要なとき、すなわち太陽が高い位置にあり放射照度が高い正午頃に、光がより多く太陽電池に導光され、また或るときは光がウィンドウを通過するような可変の集光率が、スマートPVウィンドウには必要である。ここで用いられているように、集光率は、(太陽電池としても知られている)PVセルにより吸収される光の、集光器を通過する光に対する比率として規定される。電力の生成をソーラー傾斜角(ウィンドウに対する太陽光の入射角)の関数として変化させることによりこの問題の解決を試みる幾つかの先行技術が存在している。以下に記載の解決策ではこの関数を実現しているが、それらは部分的にしか要求を満足しない。しかし、これらには、このアイデアを非実用的なものにするデザイン特性に起因して、製造することが困難かつ高価であるという問題も存在している。
米国特許出願公開第2009/0255568号明細書(Morgan Solar社、2009年10月15日公開)では、所定の視野角にてPVウィンドウに入射する光が、入射角に依存した集光率を伴う太陽電池に方向付けられつつ集光されるように、畝のある基板表面に複数の太陽電池が設けられたシステムが説明されている。このシステムに関連した問題として、畝を有する表面に太陽電池を設けることが困難であること、および、ウィンドウタイプに適用した場合の透明性の品質が悪いことが挙げられる。
米国特許出願公開第2008/0257403号明細書(R. Edmonds、2008年10月23日公開)では、太陽電池の活性領域(アクティブ領域)がガラス表面に略垂直であるように窓ガラス本体の内部に取り付けられた太陽電池ストリップを設けるためのアイデアが提案されている。このデザインにより、入射角に依存した機能が提供されている。しかしながら、これは光を集光しない。これもまた、太陽電池を基板の内部に設けるためには困難である。
他の先行技術には、太陽電池の外側表面に付着した光学エレメントを使用することにより、太陽電池の効率を改善するための方法が記載されている。このような例の1つに、自太陽電池に対して垂直に方向付けられた反射性薄板により覆われた連続型太陽電池を開示している英国特許第2451720号明細書(T4 Design社、2009年2月)が挙げられる。この特許文献には、当該技術が、反射性薄板に起因して効率を改善させる旨が記載されている。しかしながら、この発明は、連続型太陽電池に起因した何れの可視透過性をも有していない。
本発明の目的は、従来のソーラー集光器にて発見された1つ以上の問題に取り組むソーラー集光器を提供することにある。本発明の他の目的は、製造することが比較的簡単であり、可変の集光率を提供できるウィンドウシステムを提供することにある。
本発明の第1の側面では、入射角に依存した透明なソーラー集光器が提供される。当該入射角に依存した透明なソーラー集光器は、基板上に配置されている複数のPVセル、および、基板内の複数の光再配向エレメント(例えばスリット)を含んでいる。ここで、光再配向エレメントにおける基板の屈折率は、当該基板の屈折率よりも小さく、当該複数の光再配向エレメントは、当該複数のPVセルに並んで配置されている。
光が上記光再配向エレメントを備えている上記基板に対して垂直に入射する場合、上記PVセルにより吸収される光もあれば、当該基板を通過する光もある。光が上記基板に対して非垂直に入射する場合、構造体を通過していた光の一部が、上記複数の光再配向エレメントにより全反射(TIR)され、上記複数のPVセルにより吸収される。このようにして、入射角が、装置の物理的パラメータにより決定される最大値にまで増加するにつれて、それに比例して、より多くの光が複数のPVセルにより吸収される。
上記複数の光再配向エレメントは、自身が存在している上記基板を完全には貫通しないように配置されていてもよい。
上記複数の光再配向エレメントは、光再配向エレメントの1つがPVセルの1つに並んで配置されるように配置されていてもよい。
上記複数の光再配向エレメントは、上記複数のPVセルが設けられている基板と同一の基板に設けられていてもよい。
上記複数の光再配向エレメントは、上記複数のPVセルが設けられている基板とは異なる基板に設けられていてもよい。
上記複数の光再配向エレメントは、空気を含んでいてもよい。
上記複数の光再配向エレメントは、自身が存在している上記基板とは異なるが小さい屈折率を有する物質を含んでいてもよい。
上記複数の光再配向エレメントは、非平行な両側面を伴って製造されていてもよい。
上記複数の光再配向エレメントおよび複数のPVセルを備えている上記基板が、損傷、湿気および紫外線放射から環境的に保護されるように、他の基板間に積層されていてもよい。
本発明の異なる側面によれば、上記複数の光再配向エレメントは、複数の光再配向エレメントがPVセルの1つに並んで配置されるように、かつ上記複数の光再配向エレメントが自身が存在している上記基板を完全には貫通しないように配置されていてもよい。
本発明の異なる側面によれば、上記複数のPVセルは、異なる波長の放射を受けるために、複数のタイプのPVセルを含んでいてもよい。
本発明の異なる側面によれば、上記複数の光再配向エレメントは、自身が存在している上記基板に対して垂直ではない。
本発明の異なる側面によれば、上記複数の光再配向エレメントは、自身が存在している上記基板における深さが、上記基板に沿った位置に依存して異なっていてもよい。
本発明の異なる側面によれば、上記複数の光再配向エレメントは、自身が存在している上記基板の両側面から設けられていてもよい。
上記基板の一方の側面上の上記複数の光再配向エレメントは、上記基板の反対の側面上の上記複数の光再配向エレメントに並んで配置されていてもよい。
本発明の異なる側面によれば、上記複数の光再配向エレメントと上記基板との間の界面は異なっており、一方の界面は光学的に平坦な界面であり、他方の界面は粗い界面である。
本発明の異なる側面によれば、上記入射角ソーラー集光器は、ウィンドウの一部を含み得る。
本発明の1つの側面によれば、透明なソーラー集光器は、第1の光透過性基板と、ソーラーエネルギーを受けつつ、上記ソーラーエネルギーを電気エネルギーに変換するための複数の太陽電池であって、上記第1の基板に対して配置されている複数の太陽電池と、上記第1の光透過性基板に配置されている複数の光再配向エレメントと、を含んでおり、上記複数の光再配向エレメントの各々は、上記第1の光透過性基板の第1の側面への入射光を、上記第1の光透過性基板の反対の側面上の上記複数の太陽電池の各々に方向付けるように構成されている。
本発明の1つの側面によれば、上記第1の光透過性基板は、第1の屈折率を有しており、上記複数の光再配向エレメントは、第2の屈折率を有しており、上記第2の屈折率は、上記第1の屈折率よりも小さい。
本発明の1つの側面によれば、上記複数の光再配向エレメントの各々は、上記第1の光透過性基板に配列されたストリップまたは溝を含んでおり、上記ストリップまたは溝は、上記第2の屈折率に一致している屈折率を有する媒体により満たされている。
本発明の1つの側面によれば、上記媒体は空気である。
本発明の1つの側面によれば、上記複数の太陽電池は、太陽電池ストリップとして形成されており、各太陽電池ストリップは、所定の距離だけ隣接する太陽電池ストリップから離れている。
本発明の1つの側面によれば、上記複数の光再配向エレメントの各々は、上記太陽電池ストリップの各々に並んで配置されている。
本発明の1つの側面によれば、上記透明なソーラー集光器は、第2の光透過性基板を更に備えており、上記複数の光再配向エレメントは、上記第1の光透過性基板に形成されており、上記複数の太陽電池は、上記第2の光透過性基板に対して配置されている。
本発明の1つの側面によれば、上記複数の光再配向エレメントは、上記第1の光透過性基板を完全には貫通していない。
本発明の1つの側面によれば、上記複数の光再配向エレメントは、反射面を有する第1の部分、および、反射面を有する第2の部分を含んでおり、上記第1の部分の上記反射面は、上記第2の部分の上記反射面からオフセットの位置にある。
本発明の1つの側面によれば、上記複数の光再配向エレメントは、上部表面および下部表面を有しており、上記上部表面および上記下部表面は、互いに対して非平行である。
本発明の1つの側面によれば、少なくとも2つの光再配向エレメントが、上記複数の太陽電池の各々に割り当てられている。
本発明の1つの側面によれば、上記複数の太陽電池は、第1の波長範囲を有する光を電気エネルギーに変換するように構成されている第1のタイプの太陽電池、および、第2の波長範囲を有する光を電気エネルギーに変換するように構成されている第2のタイプの太陽電池を備えており、第2の波長範囲は、第1の波長範囲とは異なっている。
本発明の1つの側面によれば、上記複数の光再配向エレメントの反射面は、上記第1の光透過性基板の外側の受光面に対して垂直ではない。
本発明の1つの側面によれば、上記複数の光再配向エレメントは、第1および第2の光再配向エレメントを備えており、上記第1の光再配向エレメントは、上記第1の光透過性基板内を第1の深さまで延伸しており、上記第2の光再配向エレメントは、少なくとも1つの基板内を第2の深さまで延伸しており、上記第1および第2の深さは、互いに異なっている。
本発明の1つの側面によれば、上記第1および第2の深さは、上記第1の光透過性基板の内部のそれぞれの上記光再配向エレメントの位置に対応している。
本発明の1つの側面によれば、上記光再配向エレメントの少なくとも1つの表面は、光学的に平坦な表面であり、上記光再配向エレメントの他の表面は、光学的に粗い表面である。
本発明の1つの側面によれば、上記透明なソーラー集光器は、第1および第2の外側の光透過性基板を更に備えており、上記第1の光透過性基板は、上記第1の外側の光透過性基板と上記第2の光透過性基板との間に配置されている。
本発明の1つの側面によれば、ウィンドウシステムは、第1の外側の光透過性基板および第2の外側の光透過性基板と、ここに記載されているソーラー集光器と、を備えており、上記ソーラー集光器は、上記第1の外側の光透過性基板と上記第2の外側の光透過性基板との間に配置されている。
本発明の1つの側面によれば、上記複数の太陽電池は、イメージを表すようにパターニングされている。
本発明の1つの側面によれば、ソーラー集光器を製造するための方法は、複数の太陽電池を光透過性基板に対して配置する工程と、上記光透過性基板に複数の光再配向エレメントを形成する工程と、を含んでおり、上記複数の光再配向エレメントの各々は、上記光透過性基板の第1の側面への入射光を、上記光透過性基板の反対の側面上の上記複数の太陽電池の各々に方向付けるように、上記複数の太陽電池の各々に対して配置されている。
本発明によれば、一方では、集光器の集光率が入射角が法線方向から増加するにつれて増加し、他方では、集光器の集光率が入射角が法線方向から負に増加するにつれて減少する入射角ソーラー集光器を簡単に製造することができる。
本発明に係る装置およびシステムは、BIPV(建材一体型PV)への適用に対して高い潜在能力を有している。太陽が低い位置にある時、すなわち早朝および夕方の時間、および、特に冬季には、より多くの光がPVウィンドウを通過して、建物の内部を明るくする。より多くの光が建物に必要なのは、このような時間である。太陽が高い位置にあり、放射光が増大する日中には、より多くの光がPVセルに吸収される。これにより、より多くの電気を入射角集光を用いずに生成することが可能である。更に、建物の内部に入射する太陽の放射光はより少なく、それ故、ソーラーゲインはより少ない。これにより、建物を冷却させる要求が減少し、結果的に顕著なエネルギーの節約をもたらす。
携帯型装置は、PVセルにより全体が覆われている必要はないが、バッテリーをトリクル充電するために十分な電力を生成するので、本発明に係る装置およびシステムは、PVにより(部分的に)電力を供給される携帯型装置にも用いられ得る。
媒体の内部における光の全反射の概略図である。 2本の簡単な光の軌跡と共にシースルーPVウィンドウの断面を表す概略図である。(a)は、従来のシースルーPVである。(b)は、本発明に係るコンセプトを表しており、従来のPVウィンドウにおいてはPVセルに入射しない光の一部が、エアスリットにて全反射(TIR)してからPVセルに入射している。 (a)は、本発明に係るコンセプトの例示的な3次元の概略図であり、(b)は、本発明に係る装置における入射角に対する光学効率のシミュレーション結果であり、光学効率は、太陽電池に入射する入射光の割合として規定される。 (a)は、単一の長いエアスリットを利用している、本発明に係る一実施形態で得られる光の軌跡の例示的な概略図であり、(b)は、単一の長いエアスリットの代わりに小さなエアスリットのグループを利用している、本発明に係る一実施形態で得られる光の軌跡の例示的な概略図である。 異なるスペクトルの光を集光するために、1つの区域に複数の太陽電池ストリップを有している、本発明に係る一実施形態の例示的な概略図である。 (a)は、本発明に係る先細り形状のエアスリットを伴うPVウィンドウの断面の例示的な概略図であり、(b)は、本発明に係る先細り形状のエアスリットを伴うPVウィンドウの断面の例示的な概略図である。 (a)は、本発明に係る傾斜したエアスリットを伴うPVウィンドウの断面の例示的な概略図であり、(b)は、本発明に係る傾斜したエアスリットを伴うPVウィンドウの断面の例示的な概略図である。 本発明に係る1つの粗い表面を有するエアスリットを伴うPVウィンドウの断面の例示的な概略図である。 本発明に係る、PVセルが別個の基板上に設けられているPVウィンドウの断面の例示的な概略図である 本発明に係るエアスリットのアスペクト比の定義を示している例示的な3次元の概略図である。 (a)は、本発明に係る、高屈折率を有する基板において低屈折率の層から形成されたスリットを伴う、基板およびスリットの断面を示している例示的な3次元の概略図であり、(b)は、高アスペクト比のエアスリットを生成するための代替方法を示している例示的な概略図であり、本発明に係る当該高アスペクト比のエアスリットを形成するために嵌合される2つの別個の低アスペクト比の構造体が用いられている。 本発明に係る可変スリット長を伴うPVウィンドウを示している例示的な概略図である。 本発明に係る、基板の両側面に設けられたスリットを伴う基板の例示的な概略図である。 本発明に係る、保護用ガラスシートを伴う、光学エレメントおよび別個の基板上に設けられている太陽電池のアセンブリから得られる軌跡を示している例示的な概略図である。 本発明に係る、保護用ガラスシートを伴う、光学エレメントおよび別個の基板上に設けられている太陽電池の他のアセンブリから得られる軌跡を示している例示的な概略図である。 (a)は、本発明に係る、光学エレメントおよびイメージを示すようにパターニングされて別個の基板上に設けられている太陽電池のアセンブリから得られる軌跡を示している例示的な概略図であり、(b)は、図16aの装置により生成された例示的なイメージを示している概略図である。
全反射(TIR)とは、光線が、表面の法線に対する所定の臨界角よりも大きい角度にて、高屈折率の媒体から低屈折率の媒体に向かい媒体の境界面に入射する場合に生じる光学現象である。TIRが生じる場合、光は境界面を通過できず、光は全て反射される。この臨界角とは、全反射が生じる入射角である。図1は、3次元媒体の内部におけるTIRを示している。この媒体の屈折率nが1/(sin45)=1.414よりも大きく、周囲の媒体が空気(屈折率は1)である場合、たとえ入射角αが90℃に近接していたとしても、光は、対向する表面に到達するまでの間、この媒体の内側に常に捕獲されているのである。
図2aに示されているPVウィンドウのような、従来のシースルーPVウィンドウの多くは、太陽電池間の間隙を通して目視することができるように、透明な基板2上に太陽電池3をパターニングして設けることにより製造される。基板2の表面に入射する光1は、複数のビーム1aおよび1bとして観測される。ビーム1aは、太陽電池に入射しない光を示しており、ビーム1bは、太陽電池に入射する光を示している。太陽電池3に入射する光1の割合は、入射角に関わらず太陽電池の領域比により固定されている。
本発明によれば、図2bに示されているように、ソーラー集光器は、第1の光透過性基板2、第1の基板2に対して配置されている、(複数の太陽電池ストリップとして配列されており、隣接する太陽電池ストリップとは所定の距離だけ離れている)複数の太陽電池3、および、第1の基板2に配列されている複数の光再配向エレメント、例えばスリット4を備えている。光再配向エレメントは、太陽電池3(または太陽電池ストリップ)の各々に並んで配置されており、第1の基板2の第1の側面への入射光を、第1の基板2の反対の側面に配列されている複数の太陽電池3の各々に方向付けるように構成されている。したがって、図2aに係るPVウィンドウにおいては太陽電池3に入射しなかった光1a’が、全反射により反射され、そして、太陽電池3により吸収される。一方、光1bは、何も変わらないままである(すなわち、光1bは、太陽電池3に入射する)。結果として、スリットの無いシステムに比べて、より多くの光が太陽電池3に集光される。
ここで用いられているように、光再配向エレメントとは、光再配向エレメントに入射した光の向きを変化させるデバイスである。光再配向エレメントは、基板2に形成されているストリップまたは溝を介して形成されていることが好ましく、全反射を実現させるように、空気または比較的低い屈折率を有する他の媒体により満たされている。これにより、ソーラー集光器は、第1の屈折率を有する基板2および第2の屈折率を有する光再配向エレメント4を備えることができる。ここで、第2の屈折率は第1の屈折率よりも小さい。
図3aは、本発明のコンセプトに係る3次元の概略図であり、図3bは、本発明に係るPVウィンドウにおける入射角に対する光学効率のシミュレーション結果を示している。なお、太陽電池の領域比、すなわち太陽電池のs/p比(ここで、sは太陽電池ストリップの幅であり、pは基板2上の太陽電池ストリップの間隔である)は、図3aに示されているように50%であり、0度での入射とは法線方向に入射することを意味している。ここでの光学効率とは、太陽電池3に入射する入射光の割合として規定される。太陽電池ストリップの幅sが、スリット4の深さhに等しい場合の本システムの機能のシミュレーションを図3bに示す。図3bにおける結果には、光が法線方向に入射する場合、光学効率は50%であるが、入射角が増大すると、スリット4からの全反射に起因して、より多くの光が太陽電池3に集光されると記載されている。入射角が60度から70度に近く、かつ、スリット4が媒体として空気を含む場合、たとえ太陽電池の領域比がたったの50%であったとしても、光の80%以上が太陽電池3に入射する。なお、寸法、例えばw/h比、h/s比およびs/p比が異なる仕様に対しては、図3bにおける曲線の形状は変化し、最大効率は異なる入射角にて生じる。
スリット4は、自身が形成されている基板を基板全体に亘り貫通する必要はなく、これは図4aに示されている。図4aでは、太陽電池3は、基板2と同一の屈折率を有する別個の基板2s上に設けられている(したがって、図4aのソーラー集光器は少なくとも2つの基板を備えている)。スリット4は、複数の小さなスリット4sを備えていてもよい。ここで、図4bに示されているように、2つ以上のスリット4sから成るスリットのグループが太陽電池3の1つに対応しているか、または、割り当てられており、この装置は、依然として図4aの装置と同様に機能する。スリット4sは、図4aにおけるスリット4の深さhおよび/または幅s1よりも小さな深さおよび/または幅を有していてもよい。図4bに示されているデザインにより、スリット4sの深さが浅くなるにつれて、製造が潜在的に簡単になるという効果を奏する。また、図4bの装置は、強化型パネルの強度のような幾つかの機械的機能を得てもよい。
図5は、1つの区域において複数の太陽電池のタイプを有している、例えば、第1のタイプの太陽電池3aを含んでいる第1の太陽電池ストリップ、および、第2のタイプの太陽電池3bを含んでいる第2の太陽電池ストリップを有している実施形態の概略図を示している。この構成は、異なるスペクトルの光を集光するために用いられる(例えば、太陽電池3aは、第1の波長範囲における光を電気エネルギーに変換し、一方、太陽電池3bは、第2の波長範囲における光を電気エネルギーに変換し、第1の波長範囲と第2の波長範囲とは異なっている)。このアイデアは、大きな入射角の光1hが小さな入射角の光1lとは異なるスペクトルを有しており、この為、システムの変換効率を増大させるために、異なるスペクトルの光を捕獲するための異なる太陽電池を用いる場合におけるアイデアである。
図3bに示されているシミュレーション結果では、60度から70度の入射角において光学効率がピークを有している。デザインの詳細な寸法比を変化させずに、この曲線の形状を変化させる必要がある場合の幾つかの他の態様が図6および7に示されている。注入成形プロセスが用いられる場合、図6aおよび6bに示されている先が細くなっているエアスリットによって、(入射光1に向かって先が細くなっている)スリット4nおよび(入射光1とは反対向きに先が細くなっている)スリット4pを伴う基板2をより製造し易い方法が提供される。図6aおよび6bにおける構成により、スリット4の上部表面4’および下部表面4’’は、互いに対して平行ではなくなる。このような構成により、いわゆる注入成形法により光学エレメントが設けられる場合、先が細くなっている鋳型は、より抜き取り易いという効果を奏する。スリット4nの表面は、平面である必要があるわけではなく、例えば、部分的な楕円体のように湾曲していてもよい。図7aおよび7bは、基板の受光面に対して角度を有しているスリット4zおよび4yを示している。この構成の効果として、スリットを傾けることにより、光学的機能、すなわち光の再配向をより制御することができる。図6および7の両図において、スリット4の反射面は、基板2の受光面2’に対して垂直ではない。
ウィンドウ(窓)を用いる多くの場合では、プライバシーが非常に重要になってくる。部屋にいる人々は、より多くの太陽光が部屋に差し込むこと、または、より多くの電気を太陽電池から生成することを賞賛するが、建物の外側にいる人々に内側を覗かれたくはない。「プライバシー1」がスリット4の下部表面からの全反射により外側の人々に見えてしまっているというプライバシーの特徴が、図8に示されている。この解決策は、エアスリット4の下部表面5を粗くすることによる(例えば、スリットの一方の表面は光学的に平坦であり、スリットの他方の表面は光学的に粗くなっている)「プライバシー2」として、同じく図8に示されている。ここで用いられているように、「粗い表面」とは、光の波長の10倍よりも大きな粗度を有する表面であるか、または、認識可能な反射(または透過)画像を全く表示させない表面である。したがって、部屋からの光は分散され、外側にて画像化されず、外側の人々に内部を見られることはない。
図9は、PVウィンドウを組み立てるための可能な方法を示している。基板2およびスリット4を備えている光学的構造体は、別個の基板6上に設けられている太陽電池3から分離されている。このように、本発明に係る装置をプロセスを大きく変化させることなく製造するために、現行の標準的なシースルー太陽電池の製造施設が直接用いられている。
PVウィンドウを製造する際に、高アスペクト比、すなわち図10に示されている高h/w比を伴うスリット4の形成が試みられている。現行の注入成形プロセスには、通常、5よりも小さいアスペクト比という制限があるが、機能を向上させるためには、より高い比率が好ましい。図11aには、スリット4の媒体に、空気ではなく、n1よりも小さい屈折率n2である幾つかの他の固体媒体が用いられているのだが、スリット4が高アスペクト比を伴って形成されているという解決策が示されている。高アスペクト比のスリットを生成する他の方法は、図11bに示されているようにインターロック法(嵌合法)を用いる方法である。2つの低アスペクト比構造13a(例えば、第1の部分)および13b(例えば、第2の部分)が、例えば、注入成形により生成されている。両部分は、スリットの所要の長い寸法に等しい寸法14c(例えば、それぞれ第1および第2の部分の第1および第2の寸法)を有している。寸法14aおよび14bは、2つの寸法間の差がスリットの所要の短い寸法に対応するように選択される。寸法14aおよび14bは、2つの寸法の平均が太陽電池間の距離に等しくなるように更に選択される。高アスペクト比のスリットを形成するために、2つの部分には密接な接続がもたらされ、所要の寸法である一般的なエアスリットが生成される。エアスロットの厚さが自身の長さに沿って均一であることを保証するために、小さいエレメントが構造体の長さに沿って距離を空けて配置されている。この生成方法は、英国特許第2400396号明細書または英国特許第2240576号明細書に記載の方法と形状において同様であり、参照することにより、両開示は本明細書に組み込まれるものとする。この形状の材料には、現状、米国のSerraSolar社(www.serrasolar.com)製の材料が利用可能である。太陽電池に最も近接している基板13aまたは13bの厚さは、スリットと太陽電池との間の近接した接続を可能にするために、制御された厚さであることが好ましい。
図12は、建物の内側の人が、外側の物体を、たとえ外側の物体が水平線の遥か下にあったとしても目視できるデザインを示している。図12に示されているように、エアスリット4の幾つかの長さを短くすることにより(例えば、第1のスリット4sおよび第2のスリット4ssである。ここで、第1および第2のスリットは、それぞれ互いに異なる第1および第2の深さだけ基板2内を延伸する)、先にエアスリット4(またはエアスリットの粗い表面)により反射された光ビーム7は、ウィンドウを通過することができ、傍観者の部屋/目に入射する。モジュール毎の、より短い長さを有するスリットの数、および、スリットの実際の長さは、要求に従って変化し、基板の内部におけるスリットの位置に対応し得る。太陽電池ストリップがスリットにどのように整合するかに従って、寸法、例えば太陽電池ストリップの幅も同様に変化する(例えば、太陽電池32は太陽電池3よりも薄い)。これは所要の機能に依存しているが、太陽電池ストリップの幅を一定にすることも可能である。
高アスペクト比のスリット4が必要とされる場合、それは現行の成形能力の限界を越えてしまう。図11bに示されているインターロック法(嵌合法)が適正でない場合、1つのエアスリットを2つのスリット4aおよび4bに分割することにより、アスペクト比を半分に減少させてしまうが、依然として同様の機能を実現できるという解決策が図13に示されている。2つのスリット4aおよび4bは、それぞれ反射面4a’および4b’を有しており、それぞれ基板2の反対側から設けられる。2つの分割された短いスリット4aおよび4bは、できるだけ近接して設けられるか、または、基板の下部に配置されたスリットの下部のペアにおいて示されている垂直方向に配列されることが好ましい。しかしながら、所定の実施形態では、スリットのそれぞれの反射面4a’および4b’は、互いからオフセットの位置にあってもよい。
〔好適な実施形態〕
図14は、本発明に係る光学エレメントがソーラーモジュール10に取り付けられている様子を示している。自基板に形成された複数のスリット4を伴う基板2は、太陽電池3と基板6により形成されている太陽電池パネル11に積層されており、基板2は、太陽電池パネル11の太陽電池3に光学的に接続されている。これは、保護用ガラスシート8(例えば、第1および第2の外側基板)の間に更に積層されている。損傷および水分から適正に保護するための保護用ガラスシート8を基板2および太陽電池パネル11に接着するために、樹脂が用いられている。複数の太陽電池ストリップを伴う太陽電池パネル11では、基板2に接続されている太陽電池3上の電極が透明である必要がある。
図15は、図14と同様の構成を示しているが、太陽電池パネル11の太陽電池ストリップは、太陽電池ストリップの外側表面上に不透明な電極9を有している。光が太陽電池3に吸収されるために、太陽電池パネル11は、図14に示されている装置と反対に配置されている。この場合、非常に厚いガラスが、太陽電池3と基板2との間に存在している。それ故、全反射した光が正確に太陽電池ストリップに受光されるために、基板2を注意深く配置する必要がある。
上記光学的特徴は、上記の実施形態に記載されている他の形状の何れであってもよい。エレメント間の間隙は、表面反射ロスを減少させつつ機械的機能を得るための樹脂のような透明な接着剤により満たされていてもよい。
図16aおよび16bは、本発明に係るシースルーPVウィンドウの内部に画像が表示されている特徴を表している。本実施形態では、「建物の内側」に対向する側面上にて、太陽電池3を所望の方法によりパターニングすること、および、太陽電池3を適正な側面上にて反射性または吸収性の被膜を用いて被覆することの何れかによって、太陽電池3が配列されている領域に装飾パターン12を生成することができる。
1.建材一体型PV(BIPV)分野
2.太陽電池駆動の携帯型装置
3.温室
4.サンルームおよびサンルーフ
1 光ビーム(1a:太陽電池に入射しないビーム、1b:太陽電池に入射するビーム、1a’:スリットにより反射された後に太陽電池に入射するビーム、1h:大きな入射角にて窓に到達している光、1l:小さな入射角にて窓に到達している光。1aおよび1bは、2つの別個のスリットに入射する光ビームである。)
2 ソーラー集光器の基板。2’は基板2の受光面である。2sは太陽電池の第2の基板である。
3 太陽電池または太陽電池ストリップ(3aと3bとは、異なるタイプの太陽電池である。3sは、太陽電池3とは異なる寸法の太陽電池ストリップを示している。)
4 スリット(4s:小さなスリットのグループ。4nおよび4pは、先細り形状の断面を有するスリットを示している。4zおよび4yは、異なる角度に傾斜したスリットを示している。4sおよび4ssは、異なる長さのスリットを示している。4aおよび4bは、長い/標準的なスリットと同様に効果的に機能する分割された2つの短いスリットである。)4’および4’’は、スリットの上部表面および下部表面である。4aおよび4bは、スリットの反射面である。
5 粗い表面
6 太陽電池の基板
7 wおよびhは、それぞれスリットの厚さおよび幅である。
8 外側の保護用基板
9 太陽電池の不透明な電極
10 ソーラーモジュール
11 太陽電池パネル
12 装飾パターン
13 aおよびb:嵌合法(インターロック法)に用いるコンポーネント
14 a、bおよびc:嵌合用コンポーネントの寸法

Claims (26)

  1. 平面状の外表面である第1の側面と、上記第1の側面と反対側の、平面状の外表面である第2の側面とを有する第1の光透過性基板と、
    ソーラーエネルギーを受けつつ、上記ソーラーエネルギーを電気エネルギーに変換するための複数の太陽電池であって、上記第1の光透過性基板に対して配置されている複数の太陽電池と、
    上記第1の光透過性基板に配列されている複数の光再配向エレメントと、
    を備えており、
    上記複数の光再配向エレメントの各々は、上記第1の側面への入射光を、上記第2の側面上の上記複数の太陽電池の各々に方向付けるように構成されており、
    上記複数の太陽電池は互いに離間しており、上記第1の側面の法線方向からの光は、上記複数の光再配向エレメントを介することなく、上記第1の光透過性基板を通過し、上記太陽電池の間の上記第2の側面から出射することを特徴とする透明なソーラー集光器。
  2. 上記第1の光透過性基板は第1の屈折率を有しており、
    上記複数の光再配向エレメントは第2の屈折率を有しており、
    上記第2の屈折率は上記第1の屈折率よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のソーラー集光器。
  3. 上記複数の光再配向エレメントの各々は、上記第1の光透過性基板に配列されたストリップまたは溝を備えており、上記ストリップまたは溝は、上記第2の屈折率に一致している屈折率を有する媒体により満たされていることを特徴とする請求項2に記載のソーラー集光器。
  4. 上記媒体は、空気であることを特徴とする請求項3に記載のソーラー集光器。
  5. 上記複数の太陽電池は、複数の太陽電池ストリップとして形成されており、各太陽電池ストリップは、所定の距離だけ隣接する太陽電池ストリップから離れていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のソーラー集光器。
  6. 上記光再配向エレメントの各々は、上記太陽電池ストリップの各々に並んで配置されていることを特徴とする請求項5に記載のソーラー集光器。
  7. 第2の光透過性基板を更に備えており、
    上記複数の光再配向エレメントは、上記第1の光透過性基板に形成されており、
    上記複数の太陽電池は、上記第2の光透過性基板に対して配置されていることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のソーラー集光器。
  8. 上記複数の光再配向エレメントは、上記第1の光透過性基板を完全には貫通していないことを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載のソーラー集光器。
  9. 上記複数の光再配向エレメントは、反射面を有する第1の部分および反射面を有する第2の部分を含んでおり、
    上記第1の部分の上記反射面は、上記第2の部分の上記反射面からオフセットの位置にあることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載のソーラー集光器。
  10. 上記複数の光再配向エレメントは、上部表面および下部表面を有しており、
    上記上部表面および上記下部表面は、互いに対して非平行であることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載のソーラー集光器。
  11. 少なくとも2つの光再配向エレメントが、上記複数の太陽電池の各々に割り当てられていることを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載のソーラー集光器。
  12. 上記複数の太陽電池は、第1の波長範囲を有する光を電気エネルギーに変換するように構成されている第1のタイプの太陽電池、および、第2の波長範囲を有する光を電気エネルギーに変換するように構成されている第2のタイプの太陽電池を備えており、
    第2の波長範囲は、第1の波長範囲とは異なっていることを特徴とする請求項1から11の何れか1項に記載のソーラー集光器。
  13. 上記複数の光再配向エレメントの反射面は、上記第1の光透過性基板の外側の受光面に対して垂直ではないことを特徴とする請求項1から12の何れか1項に記載のソーラー集光器。
  14. 上記複数の光再配向エレメントは、第1および第2の光再配向エレメントを備えており、
    上記第1の光再配向エレメントは、上記第1の光透過性基板内を第1の深さまで延伸しており、
    上記第2の光再配向エレメントは、少なくとも1つの基板内を第2の深さまで延伸しており、
    上記第1および第2の深さは、互いに異なっていることを特徴とする請求項1から13の何れか1項に記載のソーラー集光器。
  15. 上記第1および第2の深さは、上記第1の光透過性基板の内部のそれぞれの上記光再配向エレメントの位置に対応していることを特徴とする請求項14に記載のソーラー集光器。
  16. 上記光再配向エレメントの少なくとも1つの表面は、光学的に平坦な表面であり、
    上記光再配向エレメントの他の表面は、光学的に粗い表面であることを特徴とする請求項1から15の何れか1項に記載のソーラー集光器。
  17. 第1および第2の外側の光透過性基板を更に備えており、
    上記第1の光透過性基板は、上記第1の外側の光透過性基板と上記第2の外側の光透過性基板との間に配置されていることを特徴とする請求項1から16の何れか1項に記載のソーラー集光器。
  18. 第1の外側の光透過性基板および第2の外側の光透過性基板と、
    請求項1から16の何れか1項に記載のソーラー集光器と、
    を備えており、
    上記ソーラー集光器は、上記第1の外側の光透過性基板と上記第2の外側の光透過性基板との間に配置されていることを特徴とするウィンドウシステム。
  19. 上記複数の太陽電池は、イメージを表すようにパターニングされていることを特徴とする請求項18に記載のウィンドウシステム。
  20. ソーラー集光器を製造するための方法であって、
    複数の太陽電池を、平面状の外表面である第1の側面と、上記第1の側面と反対側の、平面状の外表面である第2の側面とを有する光透過性基板に対して配置する工程と、
    上記光透過性基板に複数の光再配向エレメントを形成する工程と、
    を含んでおり、
    上記複数の光再配向エレメントの各々は、上記第1の側面への入射光を、上記第2の側面上の上記複数の太陽電池の各々に方向付けるように、上記複数の太陽電池の各々に対して配置されており、
    上記複数の太陽電池は互いに離間しており、上記第1の側面の法線方向からの光は、上記複数の光再配向エレメントを介することなく、上記光透過性基板を通過し、上記太陽電池の間の上記第2の側面から出射することを特徴とする方法。
  21. 上記複数の光再配向エレメントを形成する工程では、第1の寸法を有している第1の部分を第2の寸法を有している第2の部分にインターロックする工程を含んでおり、
    上記第1の寸法と上記第2の寸法との差は、上記光再配向エレメントに対応していることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 上記光再配向エレメントは、上記第1の寸法と上記第2の寸法との上記差により規定されるエアスリットから形成されていることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 第1の光透過性基板と、
    ソーラーエネルギーを受けつつ、上記ソーラーエネルギーを電気エネルギーに変換するための複数の太陽電池であって、上記第1の光透過性基板に対して配置されている複数の太陽電池と、
    上記第1の光透過性基板に配列されている複数の光再配向エレメントと、
    を備えており、
    上記複数の光再配向エレメントの各々は、上記第1の光透過性基板の第1の側面への入射光を、上記第1の光透過性基板の反対の側面上の上記複数の太陽電池の各々に方向付けるように構成されており、
    少なくとも2つの光再配向エレメントが、上記複数の太陽電池の各々に割り当てられていることを特徴とする透明なソーラー集光器。
  24. 第1の光透過性基板と、
    ソーラーエネルギーを受けつつ、上記ソーラーエネルギーを電気エネルギーに変換するための複数の太陽電池であって、上記第1の光透過性基板に対して配置されている複数の太陽電池と、
    上記第1の光透過性基板に配列されている複数の光再配向エレメントと、
    を備えており、
    上記複数の光再配向エレメントの各々は、上記第1の光透過性基板の第1の側面への入射光を、上記第1の光透過性基板の反対の側面上の上記複数の太陽電池の各々に方向付けるように構成されており、
    上記複数の光再配向エレメントは、第1および第2の光再配向エレメントを備えており、
    上記第1の光再配向エレメントは、上記第1の光透過性基板内を第1の深さまで延伸しており、
    上記第2の光再配向エレメントは、少なくとも1つの基板内を第2の深さまで延伸しており、
    上記第1および第2の深さは、互いに異なっていることを特徴とする透明なソーラー集光器。
  25. 第1の光透過性基板と、
    ソーラーエネルギーを受けつつ、上記ソーラーエネルギーを電気エネルギーに変換するための複数の太陽電池であって、上記第1の光透過性基板に対して配置されている複数の太陽電池と、
    上記第1の光透過性基板に配列されている複数の光再配向エレメントと、
    を備えており、
    上記複数の光再配向エレメントの各々は、上記第1の光透過性基板の第1の側面への入射光を、上記第1の光透過性基板の反対の側面上の上記複数の太陽電池の各々に方向付けるように構成されており、
    上記光再配向エレメントの少なくとも1つの表面は、光学的に平坦な表面であり、
    上記光再配向エレメントの他の表面は、光学的に粗い表面であることを特徴とする透明なソーラー集光器。
  26. ソーラー集光器を製造するための方法であって、
    複数の太陽電池を光透過性基板に対して配置する工程と、
    上記光透過性基板に複数の光再配向エレメントを形成する工程と、
    を含んでおり、
    上記複数の光再配向エレメントの各々は、上記光透過性基板の第1の側面への入射光を、上記光透過性基板の反対の側面上の上記複数の太陽電池の各々に方向付けるように、上記複数の太陽電池の各々に対して配置されており、
    上記複数の光再配向エレメントを形成する工程では、第1の寸法を有している第1の部分を第2の寸法を有している第2の部分にインターロックする工程を含んでおり、
    上記第1の寸法と上記第2の寸法との差は、上記光再配向エレメントに対応していることを特徴とする方法。
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