JP5398854B2 - 情報処理装置および無線通信モジュールの設定方法 - Google Patents

情報処理装置および無線通信モジュールの設定方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、例えば3Gモジュールのウェイクアップ機能を常時有効に保つための無線通信モジュールの設定技術に関する。
近年、バッテリ駆動可能で携行容易な情報処理装置が広く普及している。この「バッテリ駆動可能で携行容易」という特性は、ユーザが、例えば外出先や移動中においても、この種の情報処理装置を用いて、当該情報例えばWebサイト上で公開されている情報を閲覧したり、電子メールを送受信したりといった作業を行うことを可能にする。
一方で、この特性は、(据え置き型の情報処理装置と比較して)紛失や盗難の可能性を高めてしまっている。情報処理装置内には、機密保持が求められる情報が格納される場合も少なくない。このようなことから、情報処理装置が紛失や盗難にあった場合における機密保持の方策に関する提案が、これまでも種々成されている。
特開2009−239661号公報
最近では、無線通信機能を情報処理装置に搭載することが一般的になりつつある。この無線通信機能を利用して、紛失や盗難にあった場合に、例えばキーボードを無効化して情報処理装置をロックしたり、情報処理装置内の例えばHDD(Hard disk drive)に格納されたデータを削除したりといった、情報処理装置が備えるセキュリティ機能を遠隔地から作動することも考えられる。
ところで、このセキュリティ機能は、情報処理装置が電源オフの状態にある場合も作動可能である必要がある。そのため、無線通信機能を提供する無線通信モジュールは、情報処理装置が電源オフの状態にある間も、常時電源オン状態になければならない。かつ、無線通信モジュールは、情報処理装置が電源オフの状態にあるとき、セキュリティ機能の作動を要求するメッセージを受信したら、(セキュリティ機能を作動させるために)情報処理装置を電源オン状態に移行させるためのイベントを発生させる設定が行われている必要がある。ここでは、この機能をウェイクアップ機能と称することとする。
この設定は、例えばBIOS(Basic input/output system)によって行われる。常時電源オン状態にある無線通信モジュールは、たとえ情報処理装置が電源オフの状態になったとしても、この設定内容を保持する。
しかしながら、仮に、ACアダプタが未接続の状態で、かつ、バッテリの残量が尽きたり、バッテリが取り外されたりした場合、無線通信モジュールに対する電力供給が途絶えてしまうので、ウェイクアップ機能を有効とするための設定内容が失われる。よって、その後、例えばACアダプタが接続されて無線通信モジュールに対する電力供給が再開されたとしても、セキュリティ機能を遠隔地から作動させることはできない。
本発明は、無線通信モジュールに対する電力供給が途絶える事象が発生しても、無線通信モジュールの設定を自律的に回復させることを実現した情報処理装置および無線通信モジュールの設定方法を提供することを目的とする。
実施形態によれば、情報処理装置は、無線通信モジュール、組み込みコントローラおよび設定手段を具備する。無線通信モジュールは、所定のメッセージを受信した場合に、前記所定のメッセージを受信したことを通知するためのイベント信号を出力するイベント通知機能を有する。無線通信モジュールは、電力供給がなされている間、前記イベント通知機能を有効にするための設定を維持可能である。組み込みコントローラは、前記無線通信モジュールを含む前記情報処理装置内の各部に対する電力供給を制御するコントローラであって、前記無線通信モジュールに対する電力供給が遮断された後の当該コントローラの起動時または前記無線通信モジュールに対する電力供給の遮断を伴う当該コントローラのリセット時、前記無線通信モジュールに対する電力供給が遮断されたことを示すイベント情報をレジスタに記録して、前記情報処理装置を電源オンする。設定手段は、前記情報処理装置の電源オン時、前記組み込みコントローラのレジスタに前記イベント情報が記録されていた場合、前記イベント通知機能を有効にするための前記無線通信モジュールに関する設定処理を実行する。
実施形態の情報処理装置が備えるセキュリティ機能の概要を説明するための図。 実施形態の情報処理装置のシステム構成を示す図。 実施形態の情報処理装置の状態遷移を示す図。 実施形態の情報処理装置が実行する3Gモジュールに関する設定処理の手順を示すフローチャート。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の情報処理装置1が備えるセキュリティ機能の概要を説明するための図である。
情報処理装置1は、例えば、ノートパソコンなどと称される、バッテリ駆動可能で携行容易なPC(Personal computer)として実現される。情報処理装置1は、セキュリティサービスセンタ2から無線公衆通信回線4を介して送信されてくるSMS(Short message service)メールを受信するための3Gモジュールを搭載している。3Gモジュールは、移動局(携帯電話機等)を無線公衆通信回線4に収容するために各地に設置される基地局3との間で、第3世代携帯電話サービスの標準化仕様であるIMT−2000に準拠した方式によって無線通信を実行するモジュールである。3Gモジュールには、電話番号などが記録されたSIM(Subscriber identity module)が組み込まれている。
情報処理装置1のユーザは、例えば情報処理装置1を紛失した場合、その旨をセキュリティサービスセンタ2に連絡する。連絡を受けたセキュリティサービスセンタ2では、オペレータ等が、情報処理装置1が搭載する3Gモジュールに組み込まれたSIMに記録された電話番号宛てに、(セキュリティ機能の作動を指示するための)所定のSMSメールを送信する。このSMSメールを3Gモジュールが受信すると、情報処理装置1は、例えばキー入力を行えないようにロックしたり、HDDに格納されたデータを削除したりといったセキュリティ保持のための処理を実行する。
図2は、情報処理装置1のシステム構成を示すブロック図である。
図2に示すように、情報処理装置1は、CPU(Central processing unit)11、MCH(Memory controller hub)12、主メモリ13、ICH(I/o controller hub)14、GPU(Graphics processing unit)15、VRAM(Video RAM[Random access memory])15A、LCD(Liquid crystal display)16、サウンドコントローラ17、スピーカ18、BIOS(Basic input/output system)−ROM(Read only memory)19、HDD(Hard disk drive)20、ODD(Optical disc drive)21、EEPROM(Electrically erasable programmable ROM)22、有線通信デバイス23,24、無線通信デバイス25,26、EC/KBC(Embedded controller/keyboard controller)27、パワーボタン28、キーボード29、ポインティングデバイス30、PSC(Power supply controller)31等を備えている。
CPU11は、情報処理装置1の動作を制御するプロセッサであり、HDD20やODD21から主メモリ13に各種プログラムをロードして実行することにより、情報処理装置1を様々な手段として機能させる。このCPU11によって実行される各種プログラムの中には、リソース管理を司るOS101や、OS101の配下で動作する各種アプリケーションプログラム103などが存在する。また、本情報処理装置1では、後述するセキュリティ支援ユーティリティプログラム102が、常駐プログラムとして、(各種アプリケーションプログラム103と同様に)OS101の配下で動作する。CPU11は、BIOS−ROM19に格納されたBIOSも実行する。BIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。BIOSには、後述するセキュリティ支援モジュール151が含まれている。なお、EEPROM22は、例えば情報処理装置1の識別情報などを格納するために搭載されるメモリデバイスである。
MCH12は、CPU11とICH14との間を接続するブリッジとして動作すると共に、主メモリ13をアクセス制御するメモリコントローラとして動作する。また、MCH12は、GPU15との通信を実行する機能を有している。
GPU15は、LCD16を制御する表示コントローラである。GPU15は、ビデオメモリであるVRAM15Aを有し、また、各種プログラムが表示しようとする画像をCPU11に代わって描画するアクセラレータを搭載する。
ICH14は、情報処理装置1内の各種デバイスを制御する。そのために、ICH14には、各種デバイスとの通信を実行する機能が設けられる。また、ICH14は、HDD20およびODD21を制御するためのIDE(Integrated device electronics)コントローラを内蔵する。
サウンドコントローラ17は音源デバイスであり、各種プログラムが再生対象とするオーディオデータをスピーカ18に出力する。
有線通信デバイス[1]23は、例えばIEEE 802.3規格に準拠した通信を実行するLAN(Local area network)コントローラである。また、有線通信デバイス[2]24は、USB(Universal serial bus)に接続されたUSB機器との間で例えばUSB 2.0規格に準拠した通信を実行するUSBコントローラである。
一方、無線通信デバイス[1]25は、例えばIEEE 802.11規格に準拠した通信を実行する無線LANコントローラである。また、無線通信デバイス[2]26は、前述した3Gモジュールである。
EC/KBC27は、PSC31と協働して電力管理を行うためのエンベデッドコントローラと、パワーボタン28、キーボード29およびポインティングデバイス30の操作を受け付けるキーボードコントローラとが集積された1チップMPU(Micro processing unit)である。EC/KBC27に対しては、常時、電力供給がなされており、EC/KBC27は、パワーボタン28の操作に応じて、情報処理装置1を電源オン/電源オフする機能を有している。EC/KBC27には、各種情報を記録するためのレジスタ271が設けられている。PSC31は、EC/KBC27からの指示に基づき、バッテリ31AやACアダプタ31Bを介して接続される外部電源からの電力を情報処理装置1内の各部に供給する。PSC31は、バッテリ31Aを充電する機能を有している。
次に、以上のようなシステム構成をもつ本情報処理装置1が、図1を用いてその概要を説明したセキュリティ機能をどのように実現しているのかについて説明する。
まず、情報処理装置1が電源オン状態にあるときに、3Gモジュール26が、セキュリティ機能の作動を指示するためのSMSメールを受信した場合を想定する。
3Gモジュール26は、SMSメールを受信すると、CPU11に対して割り込みを発生させる。この割り込みにより、CPU11は、3Gモジュール26がSMSメールを受信したことを認識し、3Gモジュール26が受信したSMSメールをセキュリティ支援ユーティリティプログラム102に引き渡す。
セキュリティ支援ユーティリティプログラム102は、SMSメールを受け取ると、例えばメールの本文中に所定のテキスト情報が存在するか否かを調べる等により、本メールがセキュリティ機能の作動を指示するメールか否かを判定する。セキュリティ機能の作動を指示するメールであると判定した場合、セキュリティ支援ユーティリティプログラム102は、BIOSのセキュリティ支援モジュール151に対して、例えばキーボード29やポインティングデバイス30の操作を受け付けないようにEC/KBC27に指示したり、初期化をHDD20に指示したりといったセキュリティ保持のための処理を実行することを要求する。この要求に応じて、セキュリティ支援モジュール151は、セキュリティ保持のための処理を実行する。この処理の終了後、セキュリティ支援モジュール151は、情報処理装置1の電源オフをEC/KBC27に指示する。
続いて、情報処理装置1が電源オフ状態にあるときに、3Gモジュール26が、セキュリティ機能の作動を指示するためのSMSメールを受信した場合を想定する。
EC/KBC27は、情報処理装置1が電源オフ状態にある間も、3Gモジュール26に対する電力供給を継続する。従って、3Gモジュール26は、情報処理装置1が電源オフ状態にある間も、SMSメールを受信することができる。3Gモジュール26は、SMSメールを受信すると、セキュリティ支援ユーティリティプログラム102と同様の解析を行って、本メールがセキュリティ機能の作動を指示するメールか否かを判定する。セキュリティ機能の作動を指示するメールであると判定した場合、3Gモジュール26は、その旨をEC/KBC27に通知する。
この通知を受け取ったEC/KBC27は、情報処理装置1を電源オンすると共に、この電源オンの要因がセキュリティ機能の作動が指示されたというイベントの発生によるものであることを示す情報をレジスタ271に記録する。
なお、前述したように、3Gモジュール26は、SMSメールを受信した際、その旨をCPU11に知らせるための割り込みを発生させる。しかしながら、情報処理装置1が電源オフ状態にある場合には、CPU11に対する電力供給は遮断されているので、この割り込みをCPU11が処理することができない。よって、3Gモジュール26が発生させた割り込みは不発に終わる。逆に、情報処理装置1が電源オン状態にある場合、EC/KBC27は、3Gモジュール26からの通知を受けても、既に情報処理装置1は電源オンされているので、この通知を無視する。よって、3Gモジュール26によるEC/KBC27への通知は不発に終わる。換言すると、3Gモジュール26は、情報処理装置1が電源オン状態/電源オフ状態のいずれの状態にあるのかを意識することなく、SMSメールの受信時、CPU11に対する割り込みの発生と、(本メールがセキュリティ機能の作動を指示するメールか否かの判定を含む)EC/KBC27への通知との両方を都度実施する。
情報処理装置1の電源オン時、まず、BIOSが起動する。BIOSは、EC/KBC27のレジスタ271を参照して、電源オンの要因を判定する。(パワーボタン28の操作によるものではなく)セキュリティ機能の作動が指示されたというイベントの発生によるものであった場合、BIOSは、セキュリティ支援モジュール151によって、前述したセキュリティ保持のための処理を実行する。この処理の終了後、セキュリティ支援モジュール151は、情報処理装置1の電源オフをEC/KBC27に指示する。よって、OS101やセキュリティ支援ユーティリティプログラム102などの各種プログラムが起動することはない。
このように、本情報処理装置1は、電源オン/電源オフのいずれの状態においても、遠隔地からの指示を受けて、セキュリティ機能を作動させることを実現している。

ところで、例えば情報処理装置1の電源オフ中にSMSメールを受信した際、本メールがセキュリティ機能の作動を指示するメールか否かを判定して、セキュリティ機能の作動を指示するメールであると判定した場合、その旨をEC/KBC27に通知する3Gモジュール26の機能(ウェイクアップ機能)を作動させるためには、当該ウェイクアップ機能を有効にするための3Gモジュール26に関する設定処理が行われている必要がある。この設定処理は、BIOS、より具体的には、セキュリティ支援モジュール151によって実行され、常時電源オン状態にある3Gモジュール26は、情報処理装置1が電源オフの状態にある間も、この設定内容を保持する。
また、BIOSは、情報処理装置1が電源オン状態/電源オフ状態のいずれの状態にあるかに関わらず、3Gモジュール26に対する電力供給を常時維持させるためのEC/KBC27に関する設定処理も実行する。
図3は、情報処理装置1の状態遷移を示す図である。
図3に示すように、情報処理装置1は、電源オン状態であるステータスS0、前回の電源オフ時の状態を主メモリ13に保持しつつ電源オフしたいわゆるサスペンド状態であるステータスS3、前回の電源オフ時の状態をHDD20に保持しつつ電源オフしたいわゆるハイバネーション状態であるステータスS4、完全な電源オフ状態であるステータスS5の4つのステータスを取り得る。ステータスS3〜ステータスS5は、電源オフ状態としてステータスSxとして総称されることもある。「3Gモジュール26は、情報処理装置1が電源オフ状態にある間も電力供給が継続される。」といった場合の電源オフ状態は、このステータスSxの状態を指す。
このステータスSxの電源オフ状態とは別に、ACPI(Advanced configuration and power interface)仕様では、ステータスG3という電源オフ状態が定義されている。ステータスG3とは、例えば、ACアダプタ31Bが未接続の状態で、かつ、バッテリ31Aの残量が尽きたり、バッテリ31Aが取り外されたりして、電力供給が完全に遮断した後、ACアダプタ31Bが接続されたり、電力供給が可能なバッテリ31Aが装着されたりして、電力供給が再開された(パワーボタン28が操作されるまでの)電源オフ状態である。パワーボタン28が操作されると、情報処理装置1は、電源オン状態であるステータスS0に復帰する。
情報処理装置1がステータスG3という電源オフ状態にある場合、当該ステータスG3への移行前に電力供給が完全に遮断していたことになる。即ち、電力管理を司るEC/KBC27に対する電力供給が途絶え、従って、3Gモジュール26に対する電力供給も途絶えたことになる。よって、3Gモジュール26が保持していたウェイクアップ機能を有効にするための設定の内容も失われている。そのため、その後、ステータスS0やステータスSxに移行しても、3Gモジュール26のウェイクアップ機能は作動しない。
また、前述したように、EC/KBC27についても、情報処理装置1が電源オフ状態であっても3Gモジュール26に対する電力供給を継続させるための設定処理が必要であり、この設定の内容が失われた状態では、3Gモジュール26のウェイクアップ機能は作動しない。
そこで、本情報処理装置1は、ステータスG3の電源オフ状態になった場合でも、3Gモジュール26のウェイクアップ機能を有効にするための設定を自律的に回復させる仕組みを備えたものであり、以下、この点について詳述する。
情報処理装置1がステータスG3の電源オフ状態となる要因としては、例えば、以下の事象が存在する。
(1)バッテリ31AやACアダプタ31B経由の外部電源からの電力供給が遮断されてEC/KBC27に対する電力供給が途絶えた場合
(2)BIOS−ROM19に格納されたBIOSの更新またはEC/KBC27のファームウェアの更新が行われた場合
(3)OS101がハングアップした等により、情報処理装置1が強制シャットダウンされた場合
(4)EC/KBC27のリセットが発生した場合
上記(1)〜(4)のうち、(1),(3)は、その後、EC/KBC27の起動が行われる。また、(2)は、EC/KBC27のリセットを伴うものである。EC/KBC27は、起動またはリセットされると、3Gモジュール26に対する電力供給が遮断されたことを示す情報をレジスタ271に記録する。そして、EC/KBC27は、情報処理装置1を電源オンする。
情報処理装置1が電源オンされると、前述したように、まず、BIOSが起動する。BIOSは、起動されると、EC/KBC27のレジスタ271を参照し、3Gモジュール26に対する電力供給が遮断されたことを示す情報が記録されていたならば、情報処理装置1の電源オンの要因が、3Gモジュール26に対する電力供給が遮断されたことによるものであると判定する。この場合、BIOSは、セキュリティ支援モジュール151によって、ウェイクアップ機能を有効にするための3Gモジュール26に関する設定処理を実行する。また、BIOSは、3Gモジュール26に対する電力供給を常時継続させるためのEC/KBC27に関する設定処理を実行する。これらの設定処理後、BIOSは、情報処理装置1の電源オフをEC/KBC27に指示する。
なお、パワーボタン28の操作により情報処理装置1が電源オンされた場合には、その旨を示す情報が(過去に記録された3Gモジュール26に対する電力供給が遮断されたことを示す情報に代えて)EC/KBC27のレジスタ271に記録されるので、BIOSが、3Gモジュール26やEC/KBC27に関する設定処理を実行することはない。この場合、BIOSからEC/KBC27に情報処理装置1の電源オフが指示されることもなく、OS101の起動が実行される。
このように、情報処理装置1は、ステータスG3の電源オフ状態になった場合でも、3Gモジュール26のウェイクアップ機能を有効にするための設定を自律的に回復させる仕組みを備えることにより、3Gモジュール26のウェイクアップ機能を常時有効とすることを実現する。
図4は、情報処理装置1が実行する3Gモジュールに関する設定処理の手順を示すフローチャートである。
EC/KBC27は、例えばファームウェアを格納するための不揮発性メモリの余剰領域等を使って、情報処理装置1が備えるセキュリティ機能の有効/無効を示す情報を恒久的に保持することができるようになっている。セキュリティ機能の有効/無効は、BIOSにより設定されるが、そのインタフェースは一般ユーザには秘匿されている。
情報処理装置1が、図3に示したステータスG3の電源オフ状態となり、EC/KBC27が起動されると(EC/KBC27がリセットされた場合を含む)、EC/KBC27は、情報処理装置1のセキュリティ機能が有効か否かを判定する(ブロックS1)。有効であった場合(ブロックS1のYES)、EC/KBC27は、3Gモジュール26に対する電力供給が遮断されたことを示す情報(「3G電源断」)をレジスタ271に記録する(ブロックS2)。そして、EC/KBC27は、本情報処理装置1を電源オンする(ブロックS3)。
情報処理装置1が電源オンし、BIOSが起動されると、BIOSは、3Gモジュール26に対する電力供給が遮断されたことを示す情報(「3G電源断」)が、EC/KBC27のレジスタ271に記録されているか否かを判定する(ブロックS4)。記録されていた場合(ブロックS4のYES)、BIOSは、3Gモジュール26のウェイクアップ機能を有効にするための3Gモジュール26およびEC/KBC27に関する設定処理を実行する(ブロックS5)。そして、これらの設定処理後、BIOSは、本情報処理装置1の電源オフをEC/KBC27に指示する(ブロックS6)。
なお、BIOSは、起動時、3Gモジュール26に対する電力供給が遮断されたことを示す情報(「3G電源断」)が、EC/KBC27のレジスタ271に記録されていなかった場合には、OS101を起動する(ブロックS7)。
以上のように、本情報処理装置1は、3Gモジュール26に対する電力供給が途絶える事象が発生しても、3Gモジュール26の設定を自律的に回復させることを実現する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…情報処理装置、2…セキュリティサービスセンタ、3…基地局、4…無線公衆通信回線、11…CPU、12…MCH、13…主メモリ、14…ICH、15…GPU、15A…VRAM、16…LCD、17…サウンドコントローラ、18…スピーカ、19…BIOS−ROM、20…HDD、21…ODD、22…EEPROM、23,24…有線通信デバイス、25,26…無線通信デバイス、27…EC/KBC、28…パワーボタン、29…キーボード、30…ポインティングデバイス、31…PSC、31A…バッテリ、31B…ACアダプタ、101…OS、102…セキュリティ支援ユーティリティプログラム、103…各種アプリケーションプログラム、151…セキュリティ支援モジュール、271…レジスタ。

Claims (10)

  1. 情報処理装置において、
    所定のメッセージを受信した場合に、前記所定のメッセージを受信したことを通知するためのイベント信号を出力するイベント通知機能を有し、電力供給がなされている間、前記イベント通知機能を有効にするための設定を維持可能な無線通信モジュールと、
    前記無線通信モジュールを含む前記情報処理装置内の各部に対する電力供給を制御するコントローラであって、前記無線通信モジュールに対する電力供給が遮断された後の当該コントローラの起動時または前記無線通信モジュールに対する電力供給の遮断を伴う当該コントローラのリセット時、前記無線通信モジュールに対する電力供給が遮断されたことを示すイベント情報をレジスタに記録して、前記情報処理装置を電源オンする組み込みコントローラと、
    前記情報処理装置の電源オン時、前記組み込みコントローラのレジスタに前記イベント情報が記録されていた場合、前記イベント通知機能を有効にするための前記無線通信モジュールに関する設定処理を実行する設定手段と、
    を具備する情報処理装置。
  2. 前記設定手段は、前記情報処理装置の電源オン時、前記組み込みコントローラのレジスタに前記イベント情報が記録されていた場合、前記無線通信モジュールに対する電力供給を常時継続させるための前記組み込みコントローラに関する設定処理を実行する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記設定手段は、前記無線通信モジュールに関する設定処理および前記組み込みコントローラに関する設定処理の実行後、前記情報処理装置の電源オフを前記組み込みコントローラに指示する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記無線通信モジュールは、IMT−2000に準拠した方式によって、移動局を無線公衆通信回線に収容する基地局との無線通信を実行する3Gモジュールである請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記無線通信モジュールは、前記イベント通知機能が有効に設定されているとき、所定のSMS(Short message service)メールを受信した場合に、前記イベント情報を出力する請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記設定手段は、BIOS(Basic input/output system)の1モジュールとして設けられる請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置において、
    前記情報処理装置に内蔵されるデバイスであって、電力供給がなされている間、前記デバイスの設定を維持可能なデバイスと、
    前記デバイスを含む前記情報処理装置内の各部に対する電力供給を制御するコントローラであって、前記デバイスに対する電力供給が遮断された後の当該コントローラの起動時または前記デバイスに対する電力供給の遮断を伴う当該コントローラのリセット時、前記デバイスに対する電力供給が遮断されたことを示すイベント情報をレジスタに記録して、前記情報処理装置を電源オンする組み込みコントローラと、
    前記情報処理装置の電源オン時、前記組み込みコントローラのレジスタに前記イベント情報が記録されていた場合、前記デバイスの設定を電力供給が遮断される前の状態に復元するための前記デバイスに関する設定処理を実行する設定手段と、
    を具備する情報処理装置。
  8. 前記設定手段は、BIOS(Basic input/output system)の1モジュールとして設けられる請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 所定のメッセージを受信した場合に、前記所定のメッセージを受信したことを通知するためのイベント信号を出力するイベント通知機能を有し、電力供給がなされている間、前記イベント通知機能を有効にするための設定を維持可能な無線通信モジュールを具備する情報処理装置における前記無線通信モジュールの設定方法であって、
    前記無線通信モジュールを含む前記情報処理装置内の各部に対する電力供給を制御する組み込みコントローラであって、前記無線通信モジュールに対する電力供給が遮断された後の当該組み込みコントローラの起動時または前記無線通信モジュールに対する電力供給の遮断を伴う当該コントローラのリセット時、前記無線通信モジュールに対する電力供給が遮断されたことを示すイベント情報を前記組み込みコントローラのレジスタに記録して、前記情報処理装置を電源オンし、
    前記情報処理装置の電源オン時、前記組み込みコントローラのレジスタに前記イベント情報が記録されていた場合、前記イベント通知機能を有効にするための前記無線通信モジュールに関する設定処理を実行する、
    無線通信モジュールの設定方法。
  10. 前記情報処理装置の電源オン時、前記組み込みコントローラのレジスタに前記イベント情報が記録されていた場合、前記無線通信モジュールに対する電力供給を常時継続させるための前記組み込みコントローラに関する設定処理を実行する、
    請求項9に記載の無線通信モジュールの設定方法。
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