JP5360421B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、基地局装置と複数の端末装置とがシングルキャリア信号伝送方式と周波数分割多重方式とを用いて同時通信する無線通信システムに関する。
無線通信では、安価な線形送信増幅器が望まれている。そのために、送信信号のピーク電力対平均電力費(Peak to Average Power Ratio;PAPR)の低い伝送方式を用いることが望ましい。シングルキャリア(Single Carrier;SC)方式は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多重)などのマルチキャリア伝送に比べ、PAPRが低いことから、移動無線通信では魅力的な伝送方式として知られている(非特許文献1)。
しかし、高速無線通信では、周波数選択性フェージングが発生するため、シングルキャリア伝送のビット誤り率(Bit Error Ratio;BER)特性が劣化する。これを救済する強力な等化技術の採用が必須であり、なかでも周波数領域等化(Frequency Domain Equalization;FDE)がよく知られている(非特許文献2)。
シングルキャリア周波数領域等化では、送信側の装置が、送信信号ブロックのサイクリックプレフィクスを付加して送信する。受信側の装置において、送信側の装置から受信した受信信号ブロックからサイクリックプレフィクスを削除して離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform;DFT)により直交周波数成分(以下、周波数領域信号という)に分解する。そして、DFTにより得られた各周波数領域信号それぞれに等化重みを乗算するFDEを行った上で、逆DFT(Inverse Discrete Fourier Transform;IDFT)により各周波数領域信号を再び時間領域信号に変換して、受信信号ブロックのデータ判定を行う。
このような受信FDEを用いれば周波数選択性フェージングチャネルでは周波数ダイバーシチ利得が得られるので、優れたBER特性が得られる。
また、最近、移動する複数の端末装置と、基地局装置とがマルチユーザ干渉を避けつつ、各端末装置に対するSC信号が周波数上で重ならないように周波数分割多重により通信するSC−FDMA(Single Carrier-Frequency Division Multiple Access;シングルキャリア−周波数分割多元接続)通信技術が提案されている(非特許文献3)。このSC−FDMAでは、受信FDEが用いられる。
最近では、図1に示すように、空間的に分散配置された複数のアンテナと、基地局装置とを光ファイバなどを介して接続し、基地局装置がこれらのアンテナを通じて端末装置と通信することにより、伝搬損失、や、シャドウイング損失によるBER特性の劣化を低減させる分散アンテナネットワーク(Distributed Antenna Network;DAN)(非特許文献4)、及び分散アンテナシステム(非特許文献5)が注目されている。
このようなDANと、SC−FDMAとを組み合わせることで、伝搬損失やシャドウイング損失による伝送特性の劣化をさらに低減することができると考えられている。
ここで、図12及び図13は、SC−FDMAをDANシステムに適用したときの基地局送信部91と、端末局受信部92とそれぞれの構成の一例を示す概略ブロック図である。以下、基地局装置からデータ系列を送信できる端末装置の数をU(Uは、2以上の自然数)であり、また、基地局装置に備えられるアンテナの数をNT(NTは、2以上の自然数)である場合について説明する。
図12は、SC−FDMAをDANシステムに適用したときの基地局送信部91の構成の一例を示す概略ブロック図である。
基地局送信部91は、データ変調回路911−1〜911−Uと、DFT回路912−1〜912−Uと、端末選択回路913と、送信重み乗算回路914−1〜914−NTと、IDFT回路915−1〜915−NTと、ガード区間挿入回路916−1〜916−NTと、アンテナ917−1〜917−NTを備えている。
データ変調回路911−1〜911−Uは、U個の端末装置それぞれに向けて送信するデータ系列をシンボルに変調する。DFT回路912−1〜912−Uは、ポイント数がNcである離散フーリエ変換により、データ変調回路911−1〜911−Uにより変調されたシンボルをNc個の周波数領域の信号に変換する。
ユーザ選択回路913は、U個の端末装置のうち選択されたいずれか1つの端末装置に向けて送信するデータ系列に対応するNc個の周波数領域の信号を選択し、選択したNc個の周波数領域の信号を送信重み乗算回路914−1〜914−NTそれぞれに出力する。なお、U個の端末装置から1つの端末装置を選択する方法として、1DFTブロックの受信電力、もしくは全周波数帯域における受信電力の大きさに基づいて選択する。
送信重み乗算回路914−1〜914−NTは、ユーザ選択回路913より入力された周波数領域の信号に対して、送信重み係数を乗算する。ここで、送信重み係数は、アンテナ917−1〜917−NTそれぞれと各端末装置との間のチャネル利得に基づいて得られた係数である。
IDFT回路915−1〜915−NTは、ポイント数がNcである逆離散フーリエ変換により、送信重み回路914−1〜914−NTにおいて重み付けされた周波数領域の信号を時間領域の送信信号を生成する。ガード区間挿入回路916−1〜916−NTは、IDFT回路915−1〜915−NTにより生成された送信信号に対してガードインターバルを挿入した送信信号をアンテナ917−1〜917−NTから送信する。
図13は、SC−FDMAをDANシステムに適用したときの端末局受信部92の構成の一例を示す概略ブロック図である。
端末局受信部92は、アンテナ921と、ガード区間除去回路922と、データ判定回路923とを備えている。カード区間除去回路922は、アンテナ921を介して基地局装置から受信した信号に対してガードインターバルを除去してデータ判定回路923に出力する。データ判定回路923は、ガード区間除去回路922より入力された信号に対して復調、及びエラー検出などを行うことにより自装置に向けて基地局装置から送信されたデータ系列を得る。
図14は、基地局装置において行われる端末装置を選択する一例を示す図である。同図において、横軸は周波数を示し、縦軸は基地局装置に備えられた各アンテナと、端末装置との間のチャネル利得の2乗和を示している。ここでは、2つの端末装置(U=2、User#1、User#2)から1つの端末装置を選択する場合について示している。
点線は、端末装置(User#1)のチャネル利得の2乗和を示し、一点鎖線は、端末装置(User#2)のチャネル利得の2乗和を示している。また、実線は、データ系列の伝送対象として選択された端末装置のチャネル2乗和の利得を示している。すなわち、端末装置(User#1)が選択された場合を示している。
一般的な割り当ては、所定の送信ブロックの受信電力が最も大きい端末装置を選択し、選択した端末装置に伝送に使用する周波数帯域における全ての周波数成分を割り当てる。図14に示す場合では、所定の送信ブロックを受信した際、全周波数成分における受信電力の平均が高い端末装置(User#1)に全ての周波数成分が割り当てられる。
H. G. Myung, J. Lim, and D. J. Goodman, "Peak-to-average Power Ratio of Single Carrier FDMA Signals with Pulse Shaping", Proc. IEEE International Symposium on Personal, Indoor and Mobile Radio Communications (PIMRC) 2006, Sep. 2006. D. Falconer, S. L. Ariyavisitakul, A. Benyamin-Seeyar and B. Eidson, "Frequency domain equalization for single-carrier broadband wireless systems," IEEE Commun. Mag., Vol. 40, No. 40, pp.58-66, Apr. 2002. H. G. Myung, J. Lim, and D. J. Goodman, "Single Carrier FDMA for Uplink Wireless Transmission", IEEE Vehicular Technology Mag., Vol. 1, No. 3, pp. 30-38, Sep. 2006. 松田大輝,武田一樹,安達文幸,"シングルキャリア分散アンテナネットワーク下りリンクにおけるチャネル容量を最大化する送信等化重み,"信学技報,RCS2009-111, pp. 7-12,2009年10月. A. A. M. Saleh, A. J. Rustako, and R. S. Roman, "Distributed antennas for indoor radio communications," IEEE Trans. Commun., Vol. 35, No. 12, pp. 1245-1251, Dec. 1987.
上述したように、基地局送信部91が、ユーザ選択回路914によりU個の端末装置それぞれに伝送するデータ系列のうちから1つのデータ系列を選択して送信する。すなわち、U個の端末装置のうち、1つの端末装置のみに向けてデータ系列を送信する。そして、1つの端末装置に向けたデータ系列に対して全てのアンテナ、及び伝送に用いる周波数帯域の全ての周波数成分を割り当てることになる。
しかしながら、伝送に用いる周波数帯域が広いために周波数選択性フェージングの影響が大きい場合、各周波数成分においてチャネル利得が最大となる端末装置が異なるにもかかわらず、全周波数帯域を用いて1つのデータ系列しか伝送しない。そのため、マルチユーザダイバーシチの効果を得ることができず、システム全体としてのスループットを改善することができないという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、SC−FDMAを用いるDANシステムにおいて、基地局装置に設けられた複数アンテナと、複数の端末装置それぞれとの間のチャネルの状態に基づいてデータ系列を伝送する対象の端末装置を選択することによりマルチユーザダイバーシチ効果を得ることで、システム全体のスループットを向上させる無線通信システムを提供することにある。
[1]上記問題を解決するために、本発明は、複数のアンテナを有する基地局装置と、複数の端末装置とが複数の直交周波数により送受信を行う無線通信システムにおいて、前記複数の端末装置と、前記複数のアンテナとの間のチャネル利得を示すチャネル利得情報に基づいて、前記複数の直交周波数それぞれに対して前記複数の端末装置のいずれかを割り当てる周波数割当手段と、前記複数の端末装置ごとに、端末装置が送信又は受信するデータ系列に対して該端末装置に割り当てられた直交周波数の数をポイント数とする離散フーリエ変換をし、離散フーリエ変換により得られた周波数領域の信号を該端末装置に割り当てられた直交周波数に配置した伝送信号をシングルキャリアにより送信し、前記基地局装置と前記複数の端末装置とのうちデータ系列を送信する側に設けられる送信手段と、前記送信手段が送信した伝送信号を受信し、前記複数の端末装置ごとに、端末装置に対して割り当てられた直交周波数に配置された信号を前記伝送信号から選択し、選択した信号に対して該端末装置に割り当てられた直交周波数の数をポイント数とする逆離散フーリエ変換をしてデータ系列を取得し、前記基地局装置と前記複数の端末装置とのうちデータ系列を受信する側に設けられる受信手段とを備え、前記複数の端末装置ごとに、前記チャネル利得情報に基づいて算出されるチャネル利得の2乗和、あるいは、信号対雑音電力比が最も高い予め定められたNt本のアンテナ、もしくは、測定された短区間平均受信電力が最も大きくなる前記Nt本のアンテナを前記複数のアンテナから選択し、該選択したNt本のアンテナを当該端末装置に割り当て、該割り当てたNt本のアンテナを介して当該端末装置とのデータ系列の伝送を行うことを特徴とする無線通信システムである。
[2]また、本発明は、上記に記載の発明において、前前記周波数割当手段は、前記複数の直交周波数ごと、且つ前記複数の端末装置ごとに、前記複数のアンテナと、該端末装置との間のチャネル利得の2乗和を算出し、前記複数の直交周波数それぞれに対して算出したチャネル利得の2乗和が最も大きい端末装置を割り当てることを特徴とする。
[3]また、本発明は、上記に記載の発明において、前記基地局装置は、前記複数のアンテナごとに、前記複数の端末装置のうち前記複数の直交周波数が割り当てられている端末装置との間のチャネル利得情報に基づいて、該端末装置に対して割り当てられた直交周波数において、送信ダイバーシチ効果により伝送容量が最も高くなる送信重み係数を算出する送信重み係数算出部を備え、前記基地局装置に設けられる前記送信手段である第1の送信手段は、前記周波数割当手段により直交周波数を割り当てられている端末装置ごとに、端末装置に向けて送信するデータ系列に対して、該端末装置に割り当てられている直交周波数の数をポイント数とする離散フーリエ変換をし、離散フーリエ変換により得られた周波数領域の信号を該端末装置に割り当てられている直交周波数に移動させた伝送信号を生成する第1の周波数マッピング部と、前記複数のアンテナごとに、前記送信重み係数算出部により算出されたアンテナに対応する送信重み係数と、前記第1の周波数マッピング部により生成された伝送信号とを乗算し、送信重みを乗算した伝送信号に対して逆離散フーリエ変換をし、逆離散フーリエ変換により得られた時間領域の信号である送信信号を該アンテナから送信する第1の送信部とを有し、前記複数の端末装置それぞれに設けられる前記受信手段である第1の受信手段は、前記第1の送信部から送信信号を受信し、受信した送信信号を前記複数の直交周波数の総数をポイント数とする離散フーリエ変換により周波数領域の伝送信号に変換し、自装置に割り当てられた直交周波数に配置されている信号を選択する第1のデマッピング部と、前記第1のデマッピング部により選択された信号に対して、自装置に割り当てられている直交周波数の数をポイント数とする逆離散フーリエ変換により自装置に向けたデータ系列を得る第1のデータ抽出部とを有することを特徴とする。
[4]また、本発明は、上記に記載の発明において、前記基地局装置は、前記複数のアンテナごとに、前記複数の端末装置のうち前記複数の直交周波数が割り当てられている端末装置との間のチャネル利得情報に基づいて、該端末装置に対して割り当てられている直交周波数において、受信ダイバーシチ効果により伝送容量が最も高くなる受信重み係数を算出する受信重み係数算出部を備え、前記複数の端末装置のそれぞれに設けられる送信手段である第2の送信手段は、前記基地局装置に向けて送信するデータ系列に対して、自装置に割り当てられた直交周波数の数をポイント数とする離散フーリエ変換をし、離散フーリエ変換により得られた周波数領域の信号を自装置に割り当てられている直交周波数に移動させ、他の端末装置に割り当てられている直交周波数の信号を零とした伝送信号を生成する第2の周波数マッピング部と、前記第2のマッピング部により生成された伝送信号に対して、逆離散フーリエ変換をし、逆離散フーリエ変換により得られた時間領域の信号である送信信号を送信する第2の送信部と、を有し、前記基地局装置に設けられる受信手段である第2の受信手段は、前記複数のアンテナごとに、アンテナを介して前記第2の送信部から送信信号を受信し、受信した信号を前記複数の直交周波数の総数をポイント数とする離散フーリエ変換により周波数領域の信号に変換し、前記受信重み係数算出部により算出された該アンテナに対応する受信重み係数と、変換された周波数領域の信号とを乗算した信号を出力する第2の周波数デマッピング部と、前記複数の端末装置ごとに、前記第2の周波数デマッピング部より出力される信号において、端末装置に割り当てられている直交周波数の信号を選択し、選択した信号に対して、該端末装置に割り当てられている直交周波数の数をポイント数とする逆離散フーリエ変換により該端末装置から自装置に向けたデータ系列を得る第2のデータ抽出部とを有することを特徴とする。
[5]また、本発明は、上記に記載の発明において、前記複数の端末装置は、前記複数のアンテナから周期的に送信される既知信号より前記チャネル利得情報を推定して前記基地局装置に送信することを特徴とする。
[6]また、本発明は、上記に記載の発明において、前記複数の端末装置は、周期的に既知信号を送信し、前記基地局装置は、前記複数の端末装置それぞれから受信した前記既知信号より前記チャネル利得情報を推定することを特徴とする。
[7]また、本発明は、上記に記載の発明において、前記複数の端末装置それぞれに対して、前記複数の直交周波数ごとに前記複数のアンテナそれぞれとの間のチャネル利得の2乗和、あるいは、チャネル利得の2乗和に対するそのチャネル利得の2乗和の長期間平均値の比が大きい順に予め定められた数の端末装置を選択し、選択した端末装置をデータ系列の伝送対象とすることを特徴とする。
この発明によれば、SC−FDMAを用いるDANシステムにおいて、基地局装置に設けられた複数のアンテナと、複数の端末装置それぞれとの間のチャネルの状態に基づいてデータ系列を伝送する対象の端末装置を周波数成分ごとに選択することによりマルチユーザダイバーシチ効果を得ることができる。そして、マルチユーザダイバーシチ効果を得ることにより、システム全体のスループットを向上させることができる。
本実施形態における無線通信システム5の概略を示す図である。 本実施形態における基地局装置1の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態における基地局送信部17の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態における基地局受信部18の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態における端末装置2の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態における端末局送信部24の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態における端末局受信部25の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態における下りリンクにおける基地局装置1の動作を示すフローチャートである。 本実施形態における直交周波数の割り当て(周波数マッピング)の一例を示す図である。 計算機シミュレーションにおける条件を示す図である。 計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。 SC−FDMAをDANシステムに適用したときの基地局送信部91の構成の一例を示す概略ブロック図である。 SC−FDMAをDANシステムに適用したときの端末局受信部92の構成の一例を示す概略ブロック図である。 基地局装置において行われる端末装置を選択する一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態による無線通信システムを説明する。
図1は、本実施形態における無線通信システム5の概略を示す図である。
同図に示すように、無線通信システム5は、アンテナ11−1〜11−NT(NTは、2以上の自然数)を有する基地局装置1と、M(Mは、2以上の自然数)個の端末装置2−1〜2−Mとを具備している。基地局装置1には、アンテナ11−1〜11−NTが、光ファイバなどを介して接続されている。アンテナ11−1〜11−NTは、基地局装置1が端末装置2−1〜2−Mに対してデータの伝送を提供する範囲1A内に分散して配置されている。端末装置2−1〜2−Mは、同じ構成を有している。以下、端末装置2−1〜2−Mのいずれか、あるいは、全てを示す場合には、端末装置2という。
無線通信システム5において、端末装置2と、基地局装置1とは、SC−FDMA(Single Carrier - Frequency Division Multiple Access;シングルキャリア−周波数分割多元接続)方式によりデータ系列の伝送を行う。また、本実施形態においては、基地局装置1は、範囲1A内に位置するM個の端末装置2のうちU(Uは、2≦U≦Mを満たす自然数)個の端末装置2を対象にして同時にそれぞれの端末装置2にデータ系列を送信し、また、最大U個の端末装置2(#1〜#U)を対象にして同時にそれぞれの端末装置2からデータ系列を受信する。また、端末装置2と、基地局装置1とが伝送に用いる周波数帯域をNc(Ncは、2以上の自然数)個の周波数帯域に分割したそれぞれの周波数帯域の中心周波数を直交周波数という。
図2は、本実施形態における基地局装置1の構成を示す概略ブロック図である。
同図に示すように、基地局装置1は、チャネル推定部12と、周波数割当部13と、受信電力測定部14と、アンテナ選択部15と、重み係数算出部16と、基地局送信部17と、基地局受信部18とを備えている。チャネル推定部12、基地局送信部17、及び基地局受信部18は、アンテナ11−1〜11−NTと接続されている。
チャネル推定部12は、アンテナ11−1〜11−NTと、各端末装置2から受信する既知信号に基づいて、各端末装置2との間のチャネル(伝搬路)の利得を推定し、推定した各チャネル利得を示すチャネル利得情報を出力する。推定方法としては、既知信号を送受信間で伝送して、その受信信号と、送信した既知信号とから推定する方法などにより行う。具体的には、各端末装置2が、基地局装置1から各端末装置2を識別できる情報とともに既知の信号を送信し、基地局装置1において、チャネル推定部12が各アンテナ11−1〜11−NTと、各端末装置2との間のチャネル利得を推定する。なお、基地局装置1が、アンテナ11−1〜11−NTから既知の信号を送信し、各端末装置2が、受信した既知の信号に基づいてチャネル利得を推定し、基地局装置1に推定したチャネル利得を示す情報を送信するようにしてもよい。
周波数割当部13は、チャネル推定部12にから出力されるチャネル利得情報に基づいて、Nc個の周波数帯域それぞれに対して、U個の端末装置2のうちいずれか1つを割り当てる。U個の端末装置2から1つの端末装置2を選択する方法としては、例えば、端末装置2それぞれに対して、直交周波数ごとに、アンテナ11−1〜11−NTとの間のチャネル利得の2乗和を算出し、それぞれの直交周波数において、チャネル利得の2乗和が最も大きい端末装置2を割り当てる。また、周波数割当部13は、各直交周波数に割り当てた端末装置2を示す周波数割当情報を基地局送信部17及び基地局受信部18に出力する。以下、U個の端末装置2(#1〜#U)それぞれに割り当てられた直交周波数の数をM〜Mにより表す。なお、M+M+・・・+M=Ncである。
また、周波数割当部13は、データの伝送を提供する範囲に自装置が同時に伝送できる数(U)を超える数の端末装置2がある場合、次のようにしてU個の端末装置2を選択する。周波数割当部13は、直交周波数ごとに、アンテナ11−1〜11−NTと、各端末装置2とのチャネル利得の2乗和を算出し、算出したチャネル利得の2乗和の大きい順にU個の端末装置2を選択する。あるいは、それぞれのチャネル利得の2乗和の長期間平均値を算出し、長期間平均値に対する最も新しいチャネル利得の2乗和の比が大きい順にU個の端末装置2を選択するようにしてもよい。ここで、長期間平均値は、端末装置2が移動している場合の平均値である。これにより、チャネル利得の2乗和が増加している端末装置2を優先的に選択対象とすることができる。
受信電力測定部14は、端末装置2ごとに、短区間平均受信電力を測定する。短区間平均受信電力の測定方法として、例えば、チャネル推定部12が推定したチャネル利得から信号電力を測定する。ここで、短区間平均受信電力は、端末装置2が、ほとんど移動せず、端末装置2と、当該端末装置2に割り当てるアンテナとの距離が一定とみなせる場合の受信電力の平均である。
アンテナ選択部15は、端末装置2ごとに、受信電力測定部14により測定された短区間平均受信電力が最も大きくなるNt(Nt≦NTを満たす自然数)本のアンテナをアンテナ11-1〜アンテナ11−NTから選択して、選択したNt本のアンテナを端末装置2に割り当てる。また、端末装置2ごとに割り当てたNt本のアンテナを示すアンテナ割当情報を基地局送信部17と、基地局受信部18とに出力する。
このとき、端末装置2それぞれに割り当てるアンテナは、重複してもよい。ここで、Ntは、送信ダイバーシチ、及び受信ダイバーシチにおける干渉の影響や、端末装置2に割り当てられたNt本アンテナを通じて当該端末装置2から受信した信号を同期させる際の基地局装置1の負荷などに基づいて予め定められる数である。なお、アンテナ選択部15は、端末装置2ごとに各直交周波数におけるチャネル利得の2乗和を算出し、算出したチャネル利得の2乗和が高い順にアンテナを選択してもよい。また、チャネル利得の2乗和に替えて信号対雑音電力比が高い順にアンテナを選択してもよい。
重み係数算出部16は、チャネル推定部12から入力されるチャネル利得情報と、周波数割当部13により各直交周波数に割り当てられた端末装置2を示す情報と、アンテナ選択部15により各端末装置2に割り当てられたNt本のアンテナを示す情報とに基づいて、基地局装置1から各端末装置2にデータ系列を送信する下りリンクにおいて、各端末装置2の伝送容量が最大となる送信重み係数を直交周波数ごとに算出する。また、端末装置2から基地局装置1にデータ系列を送信する上りリンクにおいて、各端末装置2からの伝送容量が最大となる受信重み係数を直交周波数ごとに算出する。送信重み係数と、受信重み係数との算出には、公知の算出方法(例えば、非特許文献4)を用いて行う。
基地局送信部17は、端末装置2ごとに、端末装置2に向けて伝送するデータ系列に対して、当該端末装置2に割り当てられた直交周波数の数をポイント数とする離散フーリエ変換をする。そして、基地局送信部17は、離散フーリエ変換により得られた周波数領域の信号を、周波数割当部13により当該端末装置2に割り当てられている直交周波数に配置した伝送信号を生成し、生成した伝送信号に対してNcをポイント数とする逆離散フーリエ変換をして得られた信号をアンテナ11−1〜11−NTを介して送信する。
基地局受信部18は、アンテナ11−1〜11−NTにより各端末装置2から信号を受信し、受信した信号に対してNcをポイント数とする離散フーリエ変換をする。そして、基地局受信部18は、端末装置2ごとに、離散フーリエ変換により得られた周波数領域の信号から、当該端末装置2に割り当てられた直交周波数に配置された信号を選択し、選択した信号に対して当該端末装置2に割り当てられた直交周波数の数をポイント数とする逆離散フーリエ変換をして当該端末装置2に向けて送信されたデータ系列を復元する。
図3は、本実施形態における基地局送信部17の構成を示す概略ブロック図である。図示するように基地局送信部17は、周波数マッピング部171と、送信部172とを含み構成されている。周波数マッピング部171は、U個のデータ変調回路173−1〜173−Uと、U個のDFT回路174−1〜174−Uと、周波数マッピング回路175とを有している。送信部172は、NT個の送信重み乗算回路176−1〜176−NTと、NT個のIDFT回路177−1〜177−NTと、NT個のガード区間挿入回路178−1〜178−NTとを有している。データ変調回路173−1〜173−Uと、DFT回路174−1〜174−Uは、基地局装置1がデータの伝送対象としているU個の端末装置2それぞれに対応している。なお、選択されたU個の端末装置2を区別する際には、#1〜#Uにより区別する。
データ変調回路173−1は、端末装置2(#1)に向けて送信する2値情報ブロックからなるデータ系列が入力され、入力される各2値情報ブロックに対して誤り訂正符号化及び変調などをして変調シンボルブロックに変換する。データ変調回路173−2〜173−Uは、それぞれがデータ変調回路173−1と同様に、入力される端末装置2(#2〜#U)に向けて送信するデータ系列を変調シンボルブロックに変換する。
DFT回路174−1は、データ変調回路173−1により生成された変調シンボルブロックに対して、端末装置2(#1)に割り当てられた直交周波数の数(M)をポイント数とする離散フーリエ変換を行い、M個の直交周波数成分に変換する。DFT回路174−2〜174−Uは、それぞれがDFT回路174−1と同様に、データ変調回路173−2〜173−Uから入力される変調シンボルブロックそれぞれに対して、M〜Mをポイント数とする離散フーリエ変換によりM〜M個の直交周波数成分に変換する。すなわち、DFT回路174−1〜174−Uそれぞれは、対応する端末装置2に割り当てられた直交周波数の数に応じてポイント数を変更できるDFT回路である。
周波数マッピング回路175は、DFT回路174−1が変換した直交周波数成分(周波数領域の信号)を、端末装置2(#1)に割り当てられている直交周波数に配置する。また、周波数マッピング回路175は、DFT回路174−2〜DFT回路174−Uそれぞれが変換した直交周波数成分に対しても同様に端末装置2(#2〜#U)それぞれに割り当てられている直交周波数帯域に配置する。
また、周波数マッピング回路175は、端末装置2(#1〜#U)それぞれに向けて送信するデータ系列の直交周波数成分が配置された伝送信号を送信部172が有する送信重み乗算回路176−1〜176−NTそれぞれに出力する。すなわち、周波数マッピング部171は、端末装置2(#1〜#U)に向けて送信するデータ系列の情報を含む伝送信号をNT個複製して送信重み乗算回路176−1〜176−NTに出力する。
送信重み乗算回路176−1は、重み係数算出部16により算出されるアンテナ11−1に対応するNc個の直交周波数の帯域それぞれに対する送信重み係数と、周波数マッピング回路175より入力される伝送信号とを乗算する。送信重み乗算回路176−2〜176−Uそれぞれは、送信重み乗算回路176−1と同様に、アンテナ11−2〜11−NTそれぞれに対応するNc個の直行周波数帯域ごとの送信重み係数と、周波数マッピング回路175より入力される伝送信号とを乗算する。
IDFT回路177−1は、送信重み乗算回路176−1により送信重み係数が乗算された伝送信号に対して、Ncをポイント数とする逆離散フーリエ変換により時間領域の送信信号に変換する。IDFT回路177−2〜177−NTも、IDFT回路177−1と同様に、送信重み乗算回路176−2〜176−Uにより送信重み係数が乗算された伝送信号を送信信号に変換する。
ガード区間挿入回路178−1は、IDFT回路177−1が変換した送信信号に含まれる最後のNg個の波形サンプルをサイクリックプレフィクスとして先頭のガード区間に挿入して、アンテナ11−1から送信する。ガード区間挿入回路178−2〜178−NTも、ガード区間挿入回路178−1と同様に、IDFT回路177−2〜177−NTそれぞれが変換した送信信号にサイクリックプレフィクスをガード区間に付加して送信する。
図4は、本実施形態における基地局受信部18の構成を示す概略ブロック図である。
図示するように基地局受信部18は、アンテナ11−1〜11−NTに接続された周波数デマッピング部181と、データ抽出部182とを含み構成されている。周波数デマッピング部181は、NT個のガード区間除去回路183−1〜183−NTと、NT個のDFT回路184−1〜184−NTと、NT個の受信重み乗算回路185−1〜185−NTと、周波数デマッピング回路186とを有している。データ抽出部182は、U個のIDFT回路187−1〜187−Uと、U個のデータ判定回路188−1〜188−Uとを有している。
ガード区間除去回路183−1は、アンテナ11−1により受信された受信信号からガード区間を除去してDFT回路184−1に出力する。ガード区間除去回路183−2〜183−NTそれぞれは、ガード区間除去回路183−1と同様に、アンテナ11−2〜11−NTにより受信された受信信号からガード区間を除去してDFT回路184−2〜184−NTに出力する。
DFT回路184−1は、ガード区間除去回路183−1から入力された受信信号に対して、Ncをポイント数とする離散フーリエ変換を行いNc個の直交周波数それぞれの帯域における信号に変換する。DFT回路184−2〜184−NTそれぞれは、DFT回路184−1と同様に、ガード区間除去回路183−2〜183−NTから入力された受信信号に対して、Ncをポイント数とする離散フーリエ変換を行いNc個の直行周波数帯域の信号に変換する。
受信重み乗算回路185−1は、重み係数算出部16により算出されるアンテナ11−1に対応するNc個の直交周波数それぞれに対する受信重み係数と、DFT回路184−1より入力されるNc個の直交周波数帯域の信号とを乗算する。
受信重み乗算回路185−2〜185−NTは、受信重み乗算回路185−1と同様に、重み係数算出部16により算出されるアンテナ11−2〜11−NTに対応するNc個の直交周波数それぞれに対する受信重み係数と、DFT回路184−2〜184−NTそれぞれより入力されるNc個の直交周波数の信号とを乗算する。
これにより、基地局受信部18は、受信FDE(Frequency Domain Equalization;周波数領域等化)を行う。
周波数デマッピング回路186には、周波数割当部13より入力される周波数割当情報と、アンテナ選択部15より入力されるアンテナ割当情報と、受信重み乗算回路185−1〜185−NTそれぞれから入力されるNc個の直交周波数の信号とが入力される。
周波数デマッピング回路186は、端末装置2(#1)に割り当てられたアンテナに対応する受信重み乗算回路185−1より入力されるNc個の直交周波数に配置された信号のうち、端末装置2(#1)に割り当てられたM個の直交周波数に配置されている信号を選択する。そして、周波数デマッピング回路186は、選択した信号のうち、同じ直交周波数に配置されている信号を合成し、端末装置2(#1)に対応づけられているIDFT回路187−1に合成されたM個の周波数領域の信号を出力する。
すなわち、周波数デマッピング回路186は、受信重み乗算回路185−1〜185−NTより入力されるNT×Nc個の直交周波数の信号から、端末装置2(#1)に向けて送信されたデータ系列を含む直交周波数の信号を選択してIDFT回路187−1に出力する。また、周波数デマッピング回路186は、端末装置2(#2〜#U)ごとに、端末装置2(#2〜#U)に向けて送信されたデータ系列を含む周波数領域の信号を選択し、端末装置2(#2〜#U)それぞれに対応するIDFT回路187−2〜187−Uに選択した信号を出力する。
IDFT回路187−1は、端末装置2(#1)に割り当てられている直交周波数の数(M)をポイント数とする逆離散フーリエ変換により、周波数デマッピング回路186から入力されたM個の周波数領域の信号を時間領域の信号である軟判定変調シンボルブロックに変換する。IDFT回路187−2〜187−Uは、IDFT回路187−1と同様に、M〜Mをポイント数とする離散フーリエ変換により、周波数デマッピング回路186から入力されたM〜Mをポイント数とする逆離散フーリエ変換により、端末装置2(#2〜#U)それぞれに対応する軟判定変調シンボルブロックに変換する。
上述のように、IDFT回路187−1〜187−Uは、対応する端末装置2に割り当てられた直交周波数の数に応じてポイント数を変更できるIDFT回路である。
データ判定回路188−1は、IDFT回路187−1から入力される軟判定変調シンボルブロックに対して、誤り訂正復号及び復調を行い2値情報ブロックに変換して端末装置2(#1)に向けたデータ系列を出力する。また、データ判定回路188−2〜188−Uは、データ判定回路188−1と同様に、IDFT回路187−2〜187−Uから入力される軟判定変調シンボルブロックをデータ系列に変換して出力する。
図5は、本実施形態における端末装置2の構成を示す概略ブロック図である。
図示するように、端末装置2は、アンテナ21と、周波数マッピング取得部22と、周波数マッピング記憶部23と、端末局送信部24と、端末局受信部25とを備えている。
周波数マッピング取得部22は、アンテナ21より受信した信号から周波数割当情報を検出して周波数マッピング記憶部23に記憶させる。
端末局送信部24は、基地局装置1に向けて伝送するデータ系列に対して、自装置に割り当てられた直交周波数の数(M,1≦i≦U)をポイント数とする離散フーリエ変換をする。そして、端末局送信部24は、周波数マッピング記憶部23に記憶されている周波数割当情報に基づいて、自装置に割り当てられている直交周波数の信号に離散フーリエ変換により得られた周波数領域の信号を配置した伝送信号を生成し、生成した伝送信号に対してNcをポイント数とする逆離散フーリエ変換をして得られた信号をアンテナ21を介して送信する。
端末局受信部25は、アンテナ21により受信した基地局装置1から信号を受信し、受信した信号に対してNcをポイント数とする離散フーリエ変換をする。そして、端末局受信部25は、離散フーリエ変換により得られた周波数領域の信号から、自装置に割り当てられた直交周波数に配置された信号を選択し、選択した信号に対してM(1≦i≦U)をポイント数とする逆離散フーリエ変換をして、自装置に向けて送信されたデータ系列を復元する。
図6は、本実施形態における端末局送信部24の構成を示す概略ブロック図である。
同図に示すように、端末局送信部24は、周波数マッピング部241と、送信部242とを含み構成されている。周波数マッピング部241は、データ変調回路243と、DFT回路244と、周波数マッピング回路245とを有している。送信部242は、IDFT回路246と、ガード区間挿入回路247とを有している。
データ変調回路243は、基地局装置1に向けて送信する2値情報ブロックからなるデータ系列が入力され、入力される各2値情報ブロックに対して誤り訂正符号化及び変調などをして変調シンボルブロックに変換する。
DFT回路244は、データ変調回路243により変換された変調シンボルブロックに対して、自装置に割り当てられている直交周波数の数M(1≦i≦U)をポイント数とする離散フーリエ変換を行い、M個の直交周波数成分に変換する。すなわち、DFT回路244は、自装置に割り当てられている直交周波数の数に応じてポイント数を変更できるDFT回路である。
周波数マッピング回路245は、周波数マッピング記憶部23に記憶されている周波数割当情報に基づいて、DFT回路244により変換されたM個の直交周波数成分それぞれを、自装置に割り当てられている直交周波数に配置する。また、周波数マッピング回路245は、周波数分割情報に基づいて、自装置以外に割り当てられている直交周波数にはヌル(零)を配置する。これにより、周波数マッピング回路245は、Nc個の直交周波数それぞれに何らかの成分を有する伝送信号を生成する。
IDFT回路246は、周波数マッピング回路245により生成された伝送信号に対して、Ncをポイント数とする逆離散フーリエ変換を行い、時間領域の送信信号に変換する。
ガード区間挿入回路247は、IDFT回路246が変換した送信信号に含まれる最後のNg個の波形サンプルをサイクリックプレフィクスとして先頭のガード区間に挿入して、アンテナ21から送信する。
図7は、本実施形態における端末局受信部25の構成を示す概略ブロック図である。
図示するように、端末局受信部25は、周波数デマッピング部251と、データ抽出部252とを含み構成されている。周波数デマッピング部251は、ガード区間除去回路253と、DFT回路254と、周波数デマッピング回路255とを有している。データ抽出部252は、IDFT回路256と、データ判定回路257とを有している。
ガード区間除去回路253は、アンテナ21により受信された受信信号からガード区間を除去してDFT回路254に出力する。
DFT回路254は、Ncをポイント数とする離散フーリエ変換を行い、Nc個の直交周波数の信号に変換する。
周波数デマッピング回路255は、周波数マッピング記憶部23(図5)に記憶されている周波数割当情報に基づいて、DFT回路254が変換したNc個の直交周波数の信号から、自装置に割り当てられている直交周波数に配置されているM個の信号を選択してIDFT回路256に出力する
IDFT回路256は、周波数デマッピング回路255から入力された信号に対して、Mをポイント数とする逆離散フーリエ変換を行い、軟判定変調シンボルブロックに変換してデータ判定回路257に出力する。すなわち、IDFT回路256は、自装置に割り当てられている直交周波数に応じてポイント数を変更できるIDFT回路である。
データ判定回路257は、IDFT回路256から入力された軟判定変調シンボルブロックに対して、復調及び誤り訂正復号などを行い2値情報ブロックに変換して自装置に向けたデータ系列を出力する。
図8は、本実施形態における下りリンクにおける基地局装置1の動作を示すフローチャートである。
基地局装置1において、チャネル推定部12は、アンテナ11−1〜11−NTと、各端末装置2との間のチャネル利得を直交周波数ごとに推定(算出)する(ステップS401)。
次に、受信電力測定部14は、端末装置2ごとに短区間平均受信電力を測定する(ステップS402)。短区間平均受信電力の測定方法としては、例えば、ステップS401において推定したチャネル利得から信号電力を測定する。
そして、アンテナ選択部15は、受信電力測定部14により測定された短区間平均受信電力に基づいて、端末装置2ごとに、アンテナ11−1〜11−NTから短区間平均受信電力の大きなNt本のアンテナを選択する(ステップS403)。すなわち、基地局装置1は、端末装置2ごとにステップS403において選択したNt本のアンテナによる送信ダイバーシチを行う。また、送信ダイバーシチに使用するアンテナは、各端末装置2に割り当てたアンテナの合計Nt_all本(≧NT)となる。
アンテナ選択部15が端末装置2ごとにNt本のアンテナを選択すると、周波数割当部13は、端末装置2と、当該端末装置2に対して選択したアンテナ11との間のチャネル利得値に基づいて、直交周波数ごとに、直交周波数に割り当てる端末装置2を選択(周波数マッピング)する(ステップS404)。このとき、基地局装置1は、各直交周波数に割り当てた端末装置2を示す周波数割当情報を各端末装置2に送信して、各端末装置2の周波数マッピング記憶部23に記憶させる。基地局装置1は、周波数割当情報を各端末装置2に送信するために、制御用チャネルを用いてもよいし、各端末装置2に送信するデータ系列として、基地局送信部17に周波数割当情報を入力して送信してもよい。
その後、基地局送信部17は、入力されるデータ系列に基づいて送信信号を生成し、アンテナ11−1〜11−Ntから生成した送信信号をダイバーシチ送信する(ステップS405)。
なお、ステップS401及びステップS402におけるチャネル利得値の推定、及び短区間平均受信電力の測定は、各端末装置2により行い、推定したチャネル利得値を示すチャネル利得情報、及び短区間平均受信電力を示す情報を基地局装置1に送信するようにしてもよい。
次に、上りリンクにおける基地局装置1の動作について説明する。
上りリンクにおける動作も、下りリンクにおける動作と同様に、始めに、チャネル推定部12が各端末装置2と各アンテナとの間の短区間平均受信電力を測定する。そして、アンテナ選択部15が、端末装置2ごとに、短区間平均受信電力の大きなNt本のアンテナを選択する。すなわち、基地局装置1は、各端末装置2から送信される信号に対してNt本のアンテナによる受信ダイバーシチを行う。このとき、基地局装置1が各端末装置2から送信される信号を受信するために使用するアンテナは合計でNt_all本(≧Nt)になる。次に、各端末装置2の端末局送信部24は、送信するデータ系列に応じた送信信号を生成して送信する。基地局装置1の基地局受信部18は、端末装置2ごとに選択したNt本のアンテナによりダイバーシチ受信をし、受信信号から各端末装置2より送信されたデータ系列を抽出する。
図9は、本実施形態における直交周波数の割り当て(周波数マッピング)の一例を示す図である。
同図において、横軸は直交周波数を示し、縦軸は選択したアンテナと各端末装置2との間のチャネル利得の2乗和を示している。ここで示す例では、基地局装置1と2つの端末装置2(User#1、User#2)とにより無線通信システム5が構成され、伝送に用いる周波数帯域を256等分した例を示している。端末装置2(User#1)のチャネル利得の2乗和が、点線により示され、端末装置2(User#2)のチャネル利得の2乗和が一点鎖線により示されている。また、実線により選択された端末装置2のチャネル利得の2乗和が示されている。
本実施形態における周波数割当部13は、直交周波数ごとに、端末装置2それぞれのチャネル利得値の2乗和を比較し、最も大きい2乗和に対応する端末装置2に直交周波数を割り当てる構成としている。同図に示すように、各区間B1〜B8において、チャネル2乗和の大きい端末装置2を割り当てている。具体的には、端末装置2(User#1)には、区間B1、B3、B5、B7が割り当てられている。一方、端末装置2(User#2)には、区間B2、B4、B6、B8が割り当てられている。
このように、直交周波数ごとに最もチャネル利得値の2乗和が高い端末装置2を割り当てることにより、各直交周波数において最も通信状態のよい端末装置2との伝送を行うことができる。すなわち、各直交周波数において最もチャネル容量を高くできる端末装置2との伝送を行うことができる。これにより、ユーザダイバーシチ効果を効果的に得ることができ、無線通信システム5におけるシステムスループットを向上させることができる。
また、周波数選択性フェージングが生じた場合においても、端末装置2のうち最もチャネル利得値の2乗和が高い端末装置2を割り当てることにより、フェージングによるチャネル容量の低下を抑制することができる。
(本実施形態の効果)
以下、計算機シミュレーションで評価した本実施形態の効果の一例を示す。
図10は、計算機シミュレーションにおける条件を示す図である。同図に示すモンテカルロ数値計算機諸元における本数値シミュレーションでは、下りリンクにおけるチャネル容量の算出を行った。基地局装置1に接続するアンテナは、数が4本であり、1辺が正規化距離Rの正方形の各頂点にそれぞれ配置されているとした。したがって、下りリンクの送信に利用するアンテナ数はNt=1〜4になる。
また、端末装置2は、アンテナが配置された正方形内にランダムで位置するものとする。16個(=L)の独立なパスで等電力遅延プロファイルを有する周波数選択性ブロックレイリーフェージングチャネルを仮定している。送信重みとして2次元(周波数・送信アンテナ)注水(2 Dimensional Water-Filling;2D−WF)重み(非特許文献4)を用いる。2D−WF重みは、送信アンテナ間の電力配分を最大比合成(Maximum Ratio
Combining;MRC)規範に、周波数間での電力配分を注水定理に基づき行う。また、チャネル推定は理想としている。なお、Nt本のアンテナからの総合送信電力を、距離Rでの受信シンボルエネルギー対雑音電力スペクトル密度比E/Nで表している。
図11は、上記の条件において行った計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。同図において、横軸はアンテナの選択本数、縦軸は合計チャネル容量を示している。実線は、本実施形態に対応する結果が示され、破線は、全ての直交周波数を1つの端末装置に割り当てる公知の技術に対する結果が示されている。1ユーザのみを通信対象とする場合、時分割多重アクセス(Time Division Multiple Access;TDMA)による伝送を行う。なお、合計チャネル容量は、アウテージ10%のときの容量である。
上述の公知の技術では、全直交周波数が1ユーザへ割り当てられるために周波数選択性フェージングが平均化されてしまう。
本発明の実施形態では、従来技術のNc個の直交周波数を1ユーザのみに割り当てる技術とは異なり、直交周波数ごとにユーザ選択を行うようにした。そのため、周波数選択性フェージングを有効に利用してユーザ選択が行うことができる。その故に、上述の技術に比べてより大きなマルチユーザダイバーシチ利得が得ることができ、システムスループット(合計チャネル容量)を向上させることができる。
また、図11に示すように、ユーザ数Uが大きくなるほどシステムスループットを向上の度合いが大きくなる。例えば、ユーザ数U=4,選択アンテナ数Nt=4の場合、全ての直交周波数を1ユーザに割り当てるときよりも0.5bps/Hz程度システムスループットが増加する。
なお、基地局装置1が周波数割当部13を備える構成を示したが、これに限らず、基地局装置1の他に新たな装置を設け、当該装置が周波数割当部13を備える構成としてもよい。この場合、基地局装置1は、チャネル利得情報や、アンテナ割当情報を新たに設けた装置に送信し、周波数割当情報を新たに設けた装置から受信する。これにより、基地局装置1における周波数割当の処理を基地局装置1の外部で行うことができ基地局装置1を小型化することができる。
また、本実施形態においては、基地局装置と、複数の端末装置とを具備する無線通信システムの構成を説明したが、基地局装置に変えて、分散して配置された複数のアンテナを通じて複数の端末装置と通信する移動局であってもよい。
本発明は、例えば、移動体通信や、無線LANなどの1対多の通信が行われる無線通信システムに用いることができる。
1…基地局装置
2、2−1、2−M…端末装置
5…無線通信システム
11−1、11−2、11−3、11−4、11−5、11−NT…アンテナ
12…チャネル推定部
13…周波数割当部
14…受信電力測定部
15…アンテナ選択部
16…重み係数算出部
17…基地局送信部
18…基地局受信部
21…アンテナ
22…周波数マッピング取得部
23…周波数マッピング記憶部
24…端末局送信部
25…端末局受信部
171、241…周波数マッピング部
172、242…送信部
173−1、173−2、173−U、243…データ変調回路
174−1、174−2、174−U、244…DFT回路
175、245…周波数マッピング回路
176−1、176−2、176−NT…送信重み乗算回路
177−1、177−2、177−NT、246…IDFT回路
178−1、178−2、178−NT、247…ガード区間挿入回路
181、251…周波数デマッピング部
182、252…データ抽出部
183−1、183−2、183−NT、253…ガード区間除去回路
184−1、184−2、184−NT、254…DFT回路
185−1、185−2、185−NT…受信重み乗算回路
186、255…周波数デマッピング回路
187−1、187−2、187−U、256…IDFT回路
188−1、188−2、188−U、257…データ判定回路

Claims (7)

  1. 複数のアンテナを有する基地局装置と、複数の端末装置とが複数の直交周波数により送受信を行う無線通信システムにおいて、
    前記複数の端末装置と、前記複数のアンテナとの間のチャネル利得を示すチャネル利得情報に基づいて、前記複数の直交周波数それぞれに対して前記複数の端末装置のいずれかを割り当てる周波数割当手段と、
    前記複数の端末装置ごとに、端末装置が送信又は受信するデータ系列に対して該端末装置に割り当てられた直交周波数の数をポイント数とする離散フーリエ変換をし、離散フーリエ変換により得られた周波数領域の信号を該端末装置に割り当てられた直交周波数に配置した伝送信号をシングルキャリアにより送信し、前記基地局装置と前記複数の端末装置とのうちデータ系列を送信する側に設けられる送信手段と、
    前記送信手段が送信した伝送信号を受信し、前記複数の端末装置ごとに、端末装置に対して割り当てられた直交周波数に配置された信号を前記伝送信号から選択し、選択した信号に対して該端末装置に割り当てられた直交周波数の数をポイント数とする逆離散フーリエ変換をしてデータ系列を取得し、前記基地局装置と前記複数の端末装置とのうちデータ系列を受信する側に設けられる受信手段と
    を備え
    前記複数の端末装置ごとに、前記チャネル利得情報に基づいて算出されるチャネル利得の2乗和、あるいは、信号対雑音電力比が最も高い予め定められたNt本のアンテナ、もしくは、測定された短区間平均受信電力が最も大きくなる前記Nt本のアンテナを前記複数のアンテナから選択し、該選択したNt本のアンテナを当該端末装置に割り当て、該割り当てたNt本のアンテナを介して当該端末装置とのデータ系列の伝送を行う
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記周波数割当手段は、前記複数の直交周波数ごと、且つ前記複数の端末装置ごとに、前記複数のアンテナと、該端末装置との間のチャネル利得の2乗和を算出し、前記複数の直交周波数それぞれに対して算出したチャネル利得の2乗和が最も大きい端末装置を割り当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記基地局装置は、
    前記複数のアンテナごとに、前記複数の端末装置のうち前記複数の直交周波数が割り当てられている端末装置との間のチャネル利得情報に基づいて、該端末装置に対して割り当てられた直交周波数において、送信ダイバーシチ効果により伝送容量が最も高くなる送信重み係数を算出する送信重み係数算出部を備え、
    前記基地局装置に設けられる前記送信手段である第1の送信手段は、
    前記周波数割当手段により直交周波数を割り当てられている端末装置ごとに、端末装置に向けて送信するデータ系列に対して、該端末装置に割り当てられている直交周波数の数をポイント数とする離散フーリエ変換をし、離散フーリエ変換により得られた周波数領域の信号を該端末装置に割り当てられている直交周波数に移動させた伝送信号を生成する第1の周波数マッピング部と、
    前記複数のアンテナごとに、前記送信重み係数算出部により算出されたアンテナに対応する送信重み係数と、前記第1の周波数マッピング部により生成された伝送信号とを乗算し、送信重みを乗算した伝送信号に対して逆離散フーリエ変換をし、逆離散フーリエ変換により得られた時間領域の信号である送信信号を該アンテナから送信する第1の送信部と
    を有し、
    前記複数の端末装置それぞれに設けられる前記受信手段である第1の受信手段は、
    前記第1の送信部から送信信号を受信し、受信した送信信号を前記複数の直交周波数の総数をポイント数とする離散フーリエ変換により周波数領域の伝送信号に変換し、自装置に割り当てられた直交周波数に配置されている信号を選択する第1のデマッピング部と、
    前記第1のデマッピング部により選択された信号に対して、自装置に割り当てられている直交周波数の数をポイント数とする逆離散フーリエ変換により自装置に向けたデータ系列を得る第1のデータ抽出部と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記基地局装置は、
    前記複数のアンテナごとに、前記複数の端末装置のうち前記複数の直交周波数が割り当てられている端末装置との間のチャネル利得情報に基づいて、該端末装置に対して割り当てられている直交周波数において、受信ダイバーシチ効果により伝送容量が最も高くなる送信重み係数を算出する受信重み係数算出部を備え、
    前記複数の端末装置のそれぞれに設けられる送信手段である第2の送信手段は、
    前記基地局装置に向けて送信するデータ系列に対して、自装置に割り当てられた直交周波数の数をポイント数とする離散フーリエ変換をし、離散フーリエ変換により得られた周波数領域の信号を自装置に割り当てられている直交周波数に移動させ、他の端末装置に割り当てられている直交周波数の信号を零とした伝送信号を生成する第2の周波数マッピング部と、
    前記第2のマッピング部により生成された伝送信号に対して、逆離散フーリエ変換をし、逆離散フーリエ変換により得られた時間領域の信号である送信信号を送信する第2の送信部と、
    を有し、
    前記基地局装置に設けられる受信手段である第2の受信手段は、
    前記複数のアンテナごとに、アンテナを介して前記第2の送信部から送信信号を受信し、受信した信号を前記複数の直交周波数の総数をポイント数とする離散フーリエ変換により周波数領域の信号に変換し、前記受信重み係数算出部により算出された該アンテナに対応する受信重み係数と、変換された周波数領域の信号とを乗算した信号を出力する第2の周波数デマッピング部と、
    前記複数の端末装置ごとに、前記第2の周波数デマッピング部より出力される信号において、端末装置に割り当てられている直交周波数の信号を選択し、選択した信号に対して、該端末装置に割り当てられている直交周波数の数をポイント数とする逆離散フーリエ変換により該端末装置から自装置に向けたデータ系列を得る第2のデータ抽出部と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  5. 前記複数の端末装置は、前記複数のアンテナから周期的に送信される既知信号より前記チャネル利得情報を推定して前記基地局装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 前記複数の端末装置は、周期的に既知信号を送信し、
    前記基地局装置は、前記複数の端末装置それぞれから受信した前記既知信号より前記チャネル利得情報を推定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 前記複数の端末装置それぞれに対して、前記複数の直交周波数ごとに前記複数のアンテナそれぞれとの間のチャネル利得の2乗和、あるいは、チャネル利得の2乗和に対するそのチャネル利得の2乗和の長期間平均値の比が大きい順に予め定められた数の端末装置を選択し、選択した端末装置をデータ系列の伝送対象とする
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の無線通信システム。
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