JP5358470B2 - 状態評価装置および状態評価方法 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱装置の保温性または冷却装置の保冷性の状態を評価する状態評価装置および状態評価方法に関するものである。
温調計などの温度制御装置は、電気ヒータなどが利用される装置に計装されることがある。温度制御装置では、電気ヒータの出力になる指示値が操作量MVとして算出される。
近年の省エネルギー化要求の高まりにより、加熱装置のチャンバーでは保温性を高め、冷却装置のチャンバーでは保冷性を高め、加熱・冷却に使用する電力を削減する努力が行なわれている。
このような傾向に伴い、温度制御装置を用いて簡易的に電力を推定し、装置の加熱状態を管理する努力も行なわれている(特許文献1参照)。
特開2009−229382号公報
装置運用中の装置制御シーケンスのマニュアル変更ミスや、パラメータ値のマニュアル変更ミスなどにより、チャンバーに被加熱物あるいは被冷却物を出し入れするためのゲートの閉め損ない(特殊モードによる完全遮蔽まで行かないゲート開度状態)や、高温状態から降温させる際に時間短縮するためのエアパージの停止忘れ(特殊モードによる完全停止まで行かないパージ状態)などがあると、設計時に想定されていた電力使用量よりも多い電力を使用してしまうことになる。
このような電力使用量の増加を防ぐために、特許文献1に開示された技術を適用して使用電力の瞬時値をモニタリングするようにし、この使用電力の瞬時値が閾値を超えたときにアラームを発するようにすることが考えられる。しかし、通常の装置において保温性や保冷性を高めている場合であっても、保温あるいは保冷の効果は時間の経過とともに徐々に変化する傾向があり、必ずしも単純には閾値を決定できない。
ゲート開度やエアパージレベルを付加的センサによって検出し、オペレータが確認できるように表示する方法もあるが、そのためのセンサを付加する必要があるので、装置製造コストや構造設計上のマイナス材料になる。また、電力使用量が想定どおりにならない要因が、センサにより検出できるもの以外であれば、言うまでもなく想定外の状況を検出できない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、温度制御装置が管理する状態量のみを利用して、加熱装置の保温性または冷却装置の保冷性の状態を評価することができる状態評価装置および状態評価方法を提供することを目的とする。
本発明の状態評価装置は、加熱装置または冷却装置の温度制御を行う温度制御装置から操作量を取得する操作量取得手段と、前記操作量の予め規定された時間範囲の積算値を算出する操作量積算値算出手段と、前記温度制御装置から温度設定値を取得する温度設定値取得手段と、前記操作量の積算値と前記温度設定値とを入力値として、前記加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量または前記冷却装置の正常な保冷状態において出力される操作量である理想操作量出力値を求める理想操作量出力値算出手段と、前記操作量取得手段が取得した操作量が前記理想操作量出力値から規定幅以上外れている場合に、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあると判定する特性判定手段とを備え、前記操作量の積算値の積算時間は、前記加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または前記冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定されることを特徴とするものである。
また、本発明の状態評価装置は、加熱装置または冷却装置の温度制御を行う温度制御装置から操作量を取得する操作量取得手段と、予め規定された積算回数の前記操作量の平均値を算出する操作量平均値算出手段と、前記温度制御装置から温度設定値を取得する温度設定値取得手段と、前記操作量の平均値と前記温度設定値とを入力値として、前記加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量または前記冷却装置の正常な保冷状態において出力される操作量である理想操作量出力値を求める理想操作量出力値算出手段と、前記操作量取得手段が取得した操作量が前記理想操作量出力値から規定幅以上外れている場合に、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあると判定する特性判定手段とを備え、前記積算回数は、この回数分の操作量の積算時間が前記加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または前記冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定されることを特徴とするものである。
また、本発明の状態評価装置は、加熱装置または冷却装置の温度制御を行う温度制御装置から操作量を取得する操作量取得手段と、前記操作量をダンピング処理した操作量ダンピング値を算出する操作量ダンピング値算出手段と、前記温度制御装置から温度設定値を取得する温度設定値取得手段と、前記操作量ダンピング値と前記温度設定値とを入力値として、前記加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量または前記冷却装置の正常な保冷状態において出力される操作量である理想操作量出力値を求める理想操作量出力値算出手段と、前記操作量取得手段が取得した操作量が前記理想操作量出力値から規定幅以上外れている場合に、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあると判定する特性判定手段とを備え、前記ダンピング処理のダンピング時定数は、前記加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または前記冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定されることを特徴とするものである。
また、本発明の状態評価装置の1構成例は、さらに、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあることをオペレータに通知する判定結果出力手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の状態評価装置の1構成例において、前記理想操作量出力値算出手段は、前記入力値と前記理想操作量出力値とを対応付けて記憶するテーブル、または前記入力値から前記理想操作量出力値を算出する数式により、前記理想操作量出力値を求めることを特徴とするものである。
また、本発明の状態評価装置の1構成例は、前記温度設定値取得手段の代わりに、前記温度制御装置から温度計測値を取得する温度計測値取得手段を備え、前記理想操作量出力値算出手段は、前記温度設定値の代わりに前記温度計測値を用いて前記理想操作量出力値を求めることを特徴とするものである。
また、本発明の状態評価方法は、加熱装置または冷却装置の温度制御を行う温度制御装置から操作量を取得する操作量取得ステップと、前記操作量の予め規定された時間範囲の積算値を算出する操作量積算値算出ステップと、前記温度制御装置から温度設定値を取得する温度設定値取得ステップと、前記操作量の積算値と前記温度設定値とを入力値として、前記加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量または前記冷却装置の正常な保冷状態において出力される操作量である理想操作量出力値を求める理想操作量出力値算出ステップと、前記操作量が前記理想操作量出力値から規定幅以上外れている場合に、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあると判定する特性判定ステップとを備え、前記操作量の積算値の積算時間は、前記加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または前記冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定されることを特徴とするものである。
また、本発明の状態評価方法は、加熱装置または冷却装置の温度制御を行う温度制御装置から操作量を取得する操作量取得ステップと、予め規定された積算回数の前記操作量の平均値を算出する操作量平均値算出ステップと、前記温度制御装置から温度設定値を取得する温度設定値取得ステップと、前記操作量の平均値と前記温度設定値とを入力値として、前記加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量または前記冷却装置の正常な保冷状態において出力される操作量である理想操作量出力値を求める理想操作量出力値算出ステップと、前記操作量が前記理想操作量出力値から規定幅以上外れている場合に、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあると判定する特性判定ステップとを備え、前記積算回数は、この回数分の操作量の積算時間が前記加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または前記冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定されることを特徴とするものである。
また、本発明の状態評価方法は、加熱装置または冷却装置の温度制御を行う温度制御装置から操作量を取得する操作量取得ステップと、前記操作量をダンピング処理した操作量ダンピング値を算出する操作量ダンピング値算出ステップと、前記温度制御装置から温度設定値を取得する温度設定値取得ステップと、前記操作量ダンピング値と前記温度設定値とを入力値として、前記加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量または前記冷却装置の正常な保冷状態において出力される操作量である理想操作量出力値を求める理想操作量出力値算出ステップと、前記操作量が前記理想操作量出力値から規定幅以上外れている場合に、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあると判定する特性判定ステップとを備え、前記ダンピング処理のダンピング時定数は、前記加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または前記冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定されることを特徴とするものである。
本発明によれば、操作量取得手段と、操作量積算値算出手段と、温度設定値取得手段と、理想操作量出力値算出手段と、特性判定手段とを設け、操作量の積算値の積算時間を、加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定することにより、加熱装置または冷却装置にゲート開度やエアパージレベルを検出するセンサ等を新たに付加することなく、温度制御装置が管理する状態量である操作量と温度設定値のみを利用して、加熱装置の保温性または冷却装置の保冷性の状態を評価することができる。
また、本発明では、操作量取得手段と、操作量平均値算出手段と、温度設定値取得手段と、理想操作量出力値算出手段と、特性判定手段とを設け、積算回数を、この回数分の操作量の積算時間が加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定することにより、加熱装置または冷却装置にゲート開度やエアパージレベルを検出するセンサ等を新たに付加することなく、温度制御装置が管理する状態量である操作量と温度設定値のみを利用して、加熱装置の保温性または冷却装置の保冷性の状態を評価することができる。
また、本発明では、操作量取得手段と、操作量ダンピング値算出手段と、温度設定値取得手段と、理想操作量出力値算出手段と、特性判定手段とを設け、ダンピング処理のダンピング時定数を、加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定することにより、加熱装置または冷却装置にゲート開度やエアパージレベルを検出するセンサ等を新たに付加することなく、温度制御装置が管理する状態量である操作量と温度設定値のみを利用して、加熱装置の保温性または冷却装置の保冷性の状態を評価することができる。
また、本発明では、加熱装置の保温性または冷却装置の保冷性が異常な状態にあることをオペレータに通知することにより、オペレータは、加熱チャンバーまたは冷却チャンバーのゲートの閉め損ないやエアパージの停止忘れのような保温ロスまたは保冷ロスが発生していることを認識できる。
加熱チャンバーの保温特性の時定数を説明する図である。 加熱チャンバーの保温特性の時定数を説明する別の図である。 本発明の第1の実施の形態に係る状態評価装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る状態評価装置を適用する加熱装置の1例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る状態評価装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る状態評価装置において理想操作量出力値算出部に設定されるテーブルの1例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る状態評価装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る状態評価装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る状態評価装置において理想操作量出力値算出部に設定されるテーブルの1例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る状態評価装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る状態評価装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る状態評価装置において理想操作量出力値算出部に設定されるテーブルの1例を示す図である。
[発明の原理1]
加熱装置や冷却装置等の装置自体の熱容量がチャンバー内に比べて無視できないほどの大きさであることが、保温状態や保冷状態に影響を与える要因である。さらに、装置自体の熱容量に対して、加熱の場合に熱を蓄積する要素あるいは冷却の場合に熱を放出させる要素として、チャンバーに与える温度操作が支配的になる場合が多いことに着眼した。
そして、温度操作を行なう温度制御装置(温調計)から出力される操作量MVの履歴を参照することで、装置自体の熱容量に対する熱の蓄積あるいは熱の放出を推定できることに想到した。
具体的には、規定された時間範囲の操作量MVの積算値ΣMVを算出し、設定温度SPとの関係も含めて正常な保温状態あるいは保冷状態において出力される操作量MVの範囲を予め調べておき、その関係を記憶しておく。そして、装置運用中に操作量MVの積算値ΣMVと設定温度SPに基づき正常な操作量MVの範囲を推定し、この範囲と実際に出力されている操作量MVを用いて、保温状態あるいは保冷状態を適宜評価する。また、実際に出力されている操作量MVが、推定される正常な操作量MVの範囲から外れている場合に、適宜オペレータに通知する。以上のように、本発明は、熱の蓄積あるいは熱の放出を、操作量MVの積算値ΣMVと結び付けて推定するところに特徴がある。このとき、積算時間あるいは積算回数を「装置自体の熱容量」に相当する保温特性あるいは保冷特性に基づいて決定する。
[発明の原理2]
判定のために操作量MVの積算値ΣMVを採用すると、積算時間あるいは積算回数次第で判定の指標とすべき数値を大きく変えなければならない。ここで、加熱処理プロセスによる被加熱物に対する操作を対象とするのであれば、積算時間という時間的な要素よりも、操作量MVの積算値ΣMVという蓄積量自体が重要なので、積算値ΣMVを採用するのが妥当である。しかし、本発明の場合、被加熱物の熱容量などに比べると格段に大きな装置自体の熱容量に対して、判断指標を与えるものと言えるので、略定常状態での長い積算時間あるいは積算回数をとる必要がある。この場合、実用上は、操作量MVの積算値ΣMVをそのまま条件変数として採用するよりも、積算回数Nに基づいて平均値(ΣMV)/Nを算出する方が、数値のスケーリングの問題が扱いやすくなる。
[発明の原理3]
上記の原理2を温調計などの小型のコントローラで実現する場合、操作量MVを積算するためのメモリを十分に確保するのは困難である。したがって、操作量MVの平均値(ΣMV)/Nを採用するよりも、操作量MVを1次遅れフィルタによりダンピング処理した数値を採用するのが、より実用的である。このときのダンピング時定数は、後述する保温特性の時定数あるいは保冷特性の時定数よりも長くとるのが適切である。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態は、上記発明の原理1に対応するものである。ここでは、加熱チャンバー内の被加熱物をヒータで加熱する加熱処理系を前提として説明する。図1は加熱チャンバーの保温特性の時定数を説明する図である。図1は、100秒において温度設定値SPが400℃から500℃に変更されたときの被加熱物の温度(制御量)PVと温度制御装置からヒータに出力される操作量MVの変化を示している。
図1の例では、被加熱物の温度PVが温度設定値SPに到達したときから加熱チャンバーの保温特性により操作量MVが降下して収束するまでの操作量MVの降下幅に着目し、温度PVが温度設定値SPに到達したときから操作量MVが降下幅の63.2%分だけ降下するまでの時間を、保温特性の時定数としている。この保温特性の時定数は、あくまでも目安としてのものである。加熱装置自体の熱容量の影響により操作量MVに保温効果がしっかり確認できるに足る時間を測定できるのであれば、図1で説明した保温特性の時定数の求め方には限定されない。
図2は加熱チャンバーの保温特性の時定数を説明する別の図である。図2は、100秒において温度設定値SPが400℃から500℃に変更されたときの被加熱物の温度PVと加熱チャンバー外周の温度OTの変化を示している。図2の例では、被加熱物の温度PVが温度設定値SPに到達したときから加熱チャンバーの保温特性により加熱チャンバー外周の温度OTが上昇して収束するまでの温度OTの上昇幅に着目し、温度PVが温度設定値SPに到達したときから温度OTが前述の上昇幅の63.2%分だけ上昇するまでの時間を、保温特性の時定数としている。この保温特性の時定数も、あくまでも目安としてのものである。加熱装置自体の熱容量の影響により装置温度に保温効果がしっかり確認できるに足る時間を測定できるのであれば、図2で説明した保温特性の時定数の求め方には限定されない。
なお、加熱チャンバー外周の温度を測定する場合は、加熱装置に本来設けられている温度センサとは別に、加熱チャンバー外周の温度を測定する温度センサが必要になるが、必要になるのは測定時のみで装置稼動中の保温状態を評価する際には不要になる。
また、図1と図2では、結果的に保温特性の時定数は異なる値として得られることになるが、この時定数の違いは加熱チャンバー外周の温度測定点の選び方によって生じる差異である。図1、図2で説明した保温特性の時定数の求め方はあくまでも目安となる時間を予め決めておくための求め方であり、本質的に厳密さは要求されない。加熱チャンバー外周の温度OTとしては、可能な限り加熱チャンバーの保温特性に連動する箇所の温度を測定することが好ましい。
図3は本実施の形態の状態評価装置の構成を示すブロック図である。状態評価装置は、温調計などの温度制御装置から操作量MVを取得する操作量MV取得部1と、操作量MVの予め規定された時間範囲の積算値MV_Sを算出する操作量積算値算出部2と、温度設定値SPを取得する温度設定値SP取得部3と、操作量積算値MV_Sと温度設定値SPとを入力値として理想操作量出力値MV_Rを求める理想操作量出力値算出部4と、加熱装置の保温性の状態を判定する保温特性判定部5と、加熱装置の保温性が異常な状態にあることをオペレータに通知する判定結果出力部6とを備えている。
図4は本実施の形態の状態評価装置を適用する加熱装置の1例を示す図である。図4の例では、空気循環式の加熱チャンバー111の内部にヒータ112と温度センサ113とが設置されている。温度センサ113は、ヒータ112によって加熱される空気の温度PVを計測する。温調計100は、温度計測値PVが温度設定値SPと一致するように操作量MVを算出する。電力調整器114は、操作量MVに応じた電力を決定し、この決定した電力を電力供給回路115を通じてヒータ112に供給する。こうして、温調計100は、加熱チャンバー111内の温度を制御する。本実施の形態の状態評価装置は、この温調計100の内部に設けられるものである。
以下、本実施の形態の状態評価装置の動作を説明する。図5は状態評価装置の動作を示すフローチャートである。
操作量MV取得部1は、温調計100から出力される操作量MVを取得する(図5ステップS100)。温調計100からは制御周期毎に操作量MVが出力されるので、操作量MV取得部1は、例えば制御周期毎に操作量MVを取得する。
操作量積算値算出部2は、操作量MV取得部1が取得した操作量MVから、操作量MVの予め規定された時間範囲の積算値MV_S=ΣMVを算出する(ステップS101)。このとき、予め規定された積算時間は、加熱チャンバー111の保温特性の時定数よりも長くなるように設定されている。
続いて、温度設定値SP取得部3は、加熱装置のオペレータによって設定された温度設定値SPを温調計100から取得する(ステップS102)。
理想操作量出力値算出部4は、温度設定値SPと操作量積算値MV_Sとから、加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量MVである理想操作量出力値MV_Rを求める(ステップS103)。理想操作量出力値MV_Rを求める手法としては、加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量MVの範囲と、温度設定値SPおよび操作量積算値MV_Sとの関係を予め測定しておき、この関係に基づいて温度設定値SPと操作量積算値MV_Sと理想操作量出力値MV_Rとを対応付けて記憶するテーブルを作成するか、または温度設定値SPと操作量積算値MV_Sとから理想操作量出力値MV_Rを算出する数式を作成し、このテーブルまたは数式を理想操作量出力値算出部4に予め登録しておけばよい。テーブルの1例を図6に示す。数式を用いる場合には、測定したデータに対して重回帰分析やSVR(Support Vector Regression )などの多変量解析を行って数式を作成すればよい。
次に、保温特性判定部5は、操作量MV取得部1が取得した操作量MVと理想操作量出力値算出部4が求めた理想操作量出力値MV_Rとを比較し(ステップS104)、操作量MVが理想操作量出力値MV_Rから規定幅以上外れている場合に、加熱装置の保温性が異常な状態にあると判定する。保温特性判定部5は、このような判定を例えば温調計100の制御周期毎に行う。
判定結果出力部6は、保温特性判定部5の判定結果を受けて、加熱装置の保温性が異常な状態にあることをオペレータに通知する(ステップS105,S106)。この通知は、例えばLED等を点灯させてもよいし、画面にメッセージを表示してもよい。また、操作量MVの理想操作量出力値MV_Rからのずれ量をオペレータに通知するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、加熱装置にゲート開度やエアパージレベルを検出するセンサ等を新たに付加することなく、温調計が管理する状態量である操作量MVと温度設定値SPのみを利用して、加熱装置の保温性の状態を評価することができる。また、本実施の形態では、加熱装置の保温性の状態が予め想定した状態から外れた場合に、オペレータに通知することができる。この通知により、オペレータは、加熱チャンバーのゲートの閉め損ないやエアパージの停止忘れのような保温ロスが発生していると判断することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図7は本発明の第2の実施の形態に係る状態評価装置の構成を示すブロック図であり、図3と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態は、上記発明の原理2に対応するものである。本実施の形態の状態評価装置は、操作量MV取得部1と、温度設定値SP取得部3と、操作量MVの平均値MV_Aと温度設定値SPとを入力値として理想操作量出力値MV_Rを求める理想操作量出力値算出部4aと、保温特性判定部5と、判定結果出力部6と、操作量平均値MV_Aを算出する操作量平均値算出部7とを備えている。
以下、本実施の形態の状態評価装置の動作を説明する。図8は状態評価装置の動作を示すフローチャートである。操作量MV取得部1の動作は、第1の実施の形態と同じである(図8ステップS100)。
操作量平均値算出部7は、操作量MV取得部1が取得した操作量MVから、予め規定された数の操作量MVの平均値MV_A=(ΣMV)/Nを算出する(ステップS107)。このとき、予め規定された積算回数Nは、N個の操作量MVの積算に要する積算時間が加熱チャンバー111の保温特性の時定数よりも長くなるように設定されている。
温度設定値SP取得部3の動作は、第1の実施の形態と同じである(ステップS102)。
理想操作量出力値算出部4aは、温度設定値SPと操作量平均値MV_Aとから、理想操作量出力値MV_Rを求める(ステップS108)。理想操作量出力値MV_Rを求める手法としては、加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量MVの範囲と、温度設定値SPおよび操作量平均値MV_Aとの関係を予め測定しておき、この関係に基づいて温度設定値SPと操作量平均値MV_Aと理想操作量出力値MV_Rとを対応付けて記憶するテーブルを作成するか、または温度設定値SPと操作量平均値MV_Aとから理想操作量出力値MV_Rを算出する数式を作成し、このテーブルまたは数式を理想操作量出力値算出部4aに予め登録しておけばよい。テーブルの1例を図9に示す。第1の実施の形態と同様に、数式を用いる場合には、測定したデータに対して多変量解析を行って数式を作成すればよい。
保温特性判定部5と判定結果出力部6の動作は、第1の実施の形態と同じである(ステップS104〜S106)。
こうして、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図10は本発明の第3の実施の形態に係る状態評価装置の構成を示すブロック図であり、図3と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態は、上記発明の原理3に対応するものである。本実施の形態の状態評価装置は、操作量MV取得部1と、温度設定値SP取得部3と、後述する操作量ダンピング値と温度設定値SPとを入力値として理想操作量出力値MV_Rを求める理想操作量出力値算出部4bと、保温特性判定部5と、判定結果出力部6と、操作量MVをダンピング処理した操作量ダンピング値MV_Dを算出する操作量ダンピング値算出部8とを備えている。
以下、本実施の形態の状態評価装置の動作を説明する。図11は状態評価装置の動作を示すフローチャートである。操作量MV取得部1の動作は、第1の実施の形態と同じである(図11ステップS100)。
操作量ダンピング値算出部8は、操作量MV取得部1が取得した操作量MVから、操作量ダンピング値MV_D=MV/(1+Ts)を算出する(ステップS109)。ここで、Tはダンピング時定数、sはラプラス演算子である。ダンピング時定数Tは、加熱チャンバー111の保温特性の時定数よりも長くなるように設定されている。
温度設定値SP取得部3の動作は、第1の実施の形態と同じである(ステップS102)。
理想操作量出力値算出部4bは、温度設定値SPと操作量ダンピング値MV_Dとから、理想操作量出力値MV_Rを求める(ステップS110)。理想操作量出力値MV_Rを求める手法としては、加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量MVの範囲と、温度設定値SPおよび操作量ダンピング値MV_Dとの関係を予め測定しておき、この関係に基づいて温度設定値SPと操作量ダンピング値MV_Dと理想操作量出力値MV_Rとを対応付けて記憶するテーブルを作成するか、または温度設定値SPと操作量ダンピング値MV_Dとから理想操作量出力値MV_Rを算出する数式を作成し、このテーブルまたは数式を理想操作量出力値算出部4bに予め登録しておけばよい。テーブルの1例を図12に示す。第1の実施の形態と同様に、数式を用いる場合には、測定したデータに対して多変量解析を行って数式を作成すればよい。
保温特性判定部5と判定結果出力部6の動作は、第1の実施の形態と同じである(ステップS104〜S106)。
こうして、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第1〜第3の実施の形態では、状態評価装置を加熱装置に適用したが、冷却装置に適用することも可能である。冷却装置に適用する場合、加熱チャンバーの保温特性の時定数を用いる代わりに、冷却チャンバーの保冷特性の時定数を用いる。保冷特性の時定数は、図1と同じ方法で求めることができる。また、冷却チャンバー外周の温度OTから保冷特性の時定数を求めるには、被冷却物の温度PVが温度設定値SPに到達したときから冷却チャンバーの保冷特性により冷却チャンバー外周の温度OTが下降して収束するまでの温度OTの下降幅に着目し、温度PVが温度設定値SPに到達したときから温度OTが前述の下降幅の63.2%分だけ下降するまでの時間を、保冷特性の時定数とすればよい。冷却チャンバー外周の温度OTとしては、可能な限り冷却チャンバーの保冷特性に連動する箇所の温度を測定することが好ましい。
また、第1〜第3の実施の形態では、昇温時または降温時を対象としているために温度設定値SPを用いているが、温度制御の定常状態を対象とするならば、温度設定値SPの代わりに温度計測値PVを用いることも可能である。温度計測値PVを用いる場合は、温度設定値SP取得部3の代わりに、温度計測値PV取得部を設けるようにすればよい。
第1〜第3の実施の形態における状態評価装置は、例えばCPU、メモリおよびインタフェースを備えたコンピュータとこれらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、メモリに格納されたプログラムに従って第1〜第3の実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、加熱装置の保温性または冷却装置の保冷性の状態を評価する技術に適用することができる。
1…操作量MV取得部、2…操作量積算値算出部、3…温度設定値SP取得部、4,4a,4b…理想操作量出力値算出部、5…保温特性判定部、6…判定結果出力部、7…操作量平均値算出部、8…操作量ダンピング値算出部。

Claims (12)

  1. 加熱装置または冷却装置の温度制御を行う温度制御装置から操作量を取得する操作量取得手段と、
    前記操作量の予め規定された時間範囲の積算値を算出する操作量積算値算出手段と、
    前記温度制御装置から温度設定値を取得する温度設定値取得手段と、
    前記操作量の積算値と前記温度設定値とを入力値として、前記加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量または前記冷却装置の正常な保冷状態において出力される操作量である理想操作量出力値を求める理想操作量出力値算出手段と、
    前記操作量取得手段が取得した操作量が前記理想操作量出力値から規定幅以上外れている場合に、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあると判定する特性判定手段とを備え、
    前記操作量の積算値の積算時間は、前記加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または前記冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定されることを特徴とする状態評価装置。
  2. 加熱装置または冷却装置の温度制御を行う温度制御装置から操作量を取得する操作量取得手段と、
    予め規定された積算回数の前記操作量の平均値を算出する操作量平均値算出手段と、
    前記温度制御装置から温度設定値を取得する温度設定値取得手段と、
    前記操作量の平均値と前記温度設定値とを入力値として、前記加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量または前記冷却装置の正常な保冷状態において出力される操作量である理想操作量出力値を求める理想操作量出力値算出手段と、
    前記操作量取得手段が取得した操作量が前記理想操作量出力値から規定幅以上外れている場合に、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあると判定する特性判定手段とを備え、
    前記積算回数は、この回数分の操作量の積算時間が前記加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または前記冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定されることを特徴とする状態評価装置。
  3. 加熱装置または冷却装置の温度制御を行う温度制御装置から操作量を取得する操作量取得手段と、
    前記操作量をダンピング処理した操作量ダンピング値を算出する操作量ダンピング値算出手段と、
    前記温度制御装置から温度設定値を取得する温度設定値取得手段と、
    前記操作量ダンピング値と前記温度設定値とを入力値として、前記加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量または前記冷却装置の正常な保冷状態において出力される操作量である理想操作量出力値を求める理想操作量出力値算出手段と、
    前記操作量取得手段が取得した操作量が前記理想操作量出力値から規定幅以上外れている場合に、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあると判定する特性判定手段とを備え、
    前記ダンピング処理のダンピング時定数は、前記加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または前記冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定されることを特徴とする状態評価装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の状態評価装置において、
    さらに、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあることをオペレータに通知する判定結果出力手段を備えることを特徴とする状態評価装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の状態評価装置において、
    前記理想操作量出力値算出手段は、前記入力値と前記理想操作量出力値とを対応付けて記憶するテーブル、または前記入力値から前記理想操作量出力値を算出する数式により、前記理想操作量出力値を求めることを特徴とする状態評価装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の状態評価装置において、
    前記温度設定値取得手段の代わりに、前記温度制御装置から温度計測値を取得する温度計測値取得手段を備え、
    前記理想操作量出力値算出手段は、前記温度設定値の代わりに前記温度計測値を用いて前記理想操作量出力値を求めることを特徴とする状態評価装置。
  7. 加熱装置または冷却装置の温度制御を行う温度制御装置から操作量を取得する操作量取得ステップと、
    前記操作量の予め規定された時間範囲の積算値を算出する操作量積算値算出ステップと、
    前記温度制御装置から温度設定値を取得する温度設定値取得ステップと、
    前記操作量の積算値と前記温度設定値とを入力値として、前記加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量または前記冷却装置の正常な保冷状態において出力される操作量である理想操作量出力値を求める理想操作量出力値算出ステップと、
    前記操作量が前記理想操作量出力値から規定幅以上外れている場合に、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあると判定する特性判定ステップとを備え、
    前記操作量の積算値の積算時間は、前記加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または前記冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定されることを特徴とする状態評価方法。
  8. 加熱装置または冷却装置の温度制御を行う温度制御装置から操作量を取得する操作量取得ステップと、
    予め規定された積算回数の前記操作量の平均値を算出する操作量平均値算出ステップと、
    前記温度制御装置から温度設定値を取得する温度設定値取得ステップと、
    前記操作量の平均値と前記温度設定値とを入力値として、前記加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量または前記冷却装置の正常な保冷状態において出力される操作量である理想操作量出力値を求める理想操作量出力値算出ステップと、
    前記操作量が前記理想操作量出力値から規定幅以上外れている場合に、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあると判定する特性判定ステップとを備え、
    前記積算回数は、この回数分の操作量の積算時間が前記加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または前記冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定されることを特徴とする状態評価方法。
  9. 加熱装置または冷却装置の温度制御を行う温度制御装置から操作量を取得する操作量取得ステップと、
    前記操作量をダンピング処理した操作量ダンピング値を算出する操作量ダンピング値算出ステップと、
    前記温度制御装置から温度設定値を取得する温度設定値取得ステップと、
    前記操作量ダンピング値と前記温度設定値とを入力値として、前記加熱装置の正常な保温状態において出力される操作量または前記冷却装置の正常な保冷状態において出力される操作量である理想操作量出力値を求める理想操作量出力値算出ステップと、
    前記操作量が前記理想操作量出力値から規定幅以上外れている場合に、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあると判定する特性判定ステップとを備え、
    前記ダンピング処理のダンピング時定数は、前記加熱装置の加熱チャンバーの保温特性の時定数または前記冷却装置の冷却チャンバーの保冷特性の時定数よりも長くなるように設定されることを特徴とする状態評価方法。
  10. 請求項7乃至9のいずれか1項に記載の状態評価方法において、
    さらに、前記加熱装置の保温性または前記冷却装置の保冷性が異常な状態にあることをオペレータに通知する判定結果出力ステップを備えることを特徴とする状態評価方法。
  11. 請求項7乃至10のいずれか1項に記載の状態評価方法において、
    前記理想操作量出力値算出ステップは、前記入力値と前記理想操作量出力値とを対応付けて記憶するテーブル、または前記入力値から前記理想操作量出力値を算出する数式により、前記理想操作量出力値を求めることを特徴とする状態評価方法。
  12. 請求項7乃至11のいずれか1項に記載の状態評価方法において、
    前記温度設定値取得ステップの代わりに、前記温度制御装置から温度計測値を取得する温度計測値取得ステップを備え、
    前記理想操作量出力値算出ステップは、前記温度設定値の代わりに前記温度計測値を用いて前記理想操作量出力値を求めることを特徴とする状態評価方法。
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