JP5357492B2 - プロペラファン - Google Patents
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Description
すなわち、本発明にかかるプロペラファンは、ハブと、該ハブの外周に放射状に設けられた複数枚のブレードとを有する樹脂製のプロペラファンにおいて、前記複数枚のブレード同士を該ブレードの外周縁よりも内周側位置で互いに結合するリングを備え、前記リングは、通風方向の上流側端縁および下流側端縁の互いに隣接している前記ブレードの前縁相互間および後縁相互間の一部が切欠き部により削除されており、前記プロペラファンにより通風される被通風対象機器に対して接近し、前記ブレード面で剥離が発生し易い負圧面側に設けられる前記上流側端縁の前記切欠き部は、前記ブレード前縁の回転方向前方に対応する部位が滑らかな凸状曲線とされているとともに、少なくとも前記ブレードの外周縁付近での失速抑制機能を持つ負圧面から軸方向に立設される立ち上げ壁面が、前記ブレードの前縁から後縁に向って滑らかに高さが増加するように設けられる補助翼相当部分を残して削除されていることを特徴とする。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図4を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態にかかるプロペラファン1の斜視図が示され、図2には、その正面図が示され、図3および図4には、リングを展開した状態の側面図が示されている。
プロペラファン1は、例えばガラスファイバーが30wt%程度混合されたポリプロピレン樹脂(PP)による射出成形品であり、中心部に円筒状のハブ2を備え、ハブ2の外周に複数枚(図示例では、9枚)のブレード(羽根)3が放射状に一体に成形された構成とされている。
図示省略のモータを介してプロペラファン1がN方向に回転されると、ラジエータやコンデンサ等の被通風対象機器を通風した空気流は、図示省略のシュラウドによってプロペラファン1に導かれ、圧力面(正圧面)8および負圧面9を有するブレード10を介して紙面表側から裏側方向へと通風される。
次に、本発明の第2実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、リング10の下流側端縁11に設けられる切欠き部12Aの構成が異なる。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
すなわち、第1実施形態では、切欠き部12を互いに隣接するブレード3の後縁5と当該ブレード3の前縁4との間を結ぶ線の回転方向後方域から当該ブレード3の後縁5に至るまでの間の圧力面側の略全域を削除するようにしていた。しかるに、本実施形態においては、下流側端縁11に設けられる切欠き部12Aの深さ、大きさが、ブレード3に要求される強度に応じて第1および第2実施形態の切欠き部12よりも小さくされるように構成されている。
次に、本発明の第3実施形態について、図6を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1および第2実施形態に対して、リング10の下流側端縁11に設けられる切欠き部12,12Aの空気流出端にセレーションを設けた構成としている点が異なる。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図6(A),(B),(C)に示されるように、リング10の下流側端縁11に設けられている切欠き部12,12Aに対して、切欠き部12,12Aの空気流れの下流側への流出縁に、鋸歯状のセレーション16A,16B,16Cが設けられた構成とされている。
2 ハブ
3 ブレード
4 前縁
5 後縁
6 外周縁
9 負圧面
10 リング
11 下流側端縁
12,12A 切欠き部
13 上流側端縁
14 切欠き部
14A 凸状曲線
15 突起または突条
16A,16B,16C セレーション
N 回転方向
S 補助翼
Claims (4)
- ハブと、該ハブの外周に放射状に設けられた複数枚のブレードとを有する樹脂製のプロペラファンにおいて、
前記複数枚のブレード同士を該ブレードの外周縁よりも内周側位置で互いに結合するリングを備え、
前記リングは、通風方向の上流側端縁および下流側端縁の互いに隣接している前記ブレードの前縁相互間および後縁相互間の一部が切欠き部により削除されており、
前記プロペラファンにより通風される被通風対象機器に対して接近し、前記ブレード面で剥離が発生し易い負圧面側に設けられる前記上流側端縁の前記切欠き部は、前記ブレード前縁の回転方向前方に対応する部位が滑らかな凸状曲線とされているとともに、少なくとも前記ブレードの外周縁付近での失速抑制機能を持つ負圧面から軸方向に立設される立ち上げ壁面が、前記ブレードの前縁から後縁に向って滑らかに高さが増加するように設けられる補助翼相当部分を残して削除されていることを特徴とするプロペラファン。 - 前記リングの前記下流側端縁に設けられている前記切欠き部は、互いに隣接する前記ブレードの後縁と当該ブレードの前縁とを結ぶ線の回転方向後方域から当該ブレードの後縁に至るまでの間の圧力面側の略全域を最大限として、前記ブレードに要求される強度に応じた範囲内で削除されていることを特徴とする請求項1に記載のプロペラファン。
- 前記リングの外周面側には、空気流れを乱す突起または突条が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のプロペラファン。
- 前記リングの前記下流側端縁に設けられている前記切欠き部の空気流れの下流側への流出縁には、セレーションが設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のプロペラファン。
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JP2008267477A JP5357492B2 (ja) | 2008-10-16 | 2008-10-16 | プロペラファン |
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