JP5325340B2 - 符号化方法、復号方法、符号化装置、復号装置、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

符号化方法、復号方法、符号化装置、復号装置、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は、例えば音声や音楽などの音響、映像等の信号系列をベクトル量子化により符号化又は復号する技術に関する。
特許文献1に記載された符号化装置では、入力信号はまず正規化値で割算され正規化される。正規化値は量子化され、量子化インデックスが生成される。正規化された入力信号はベクトル量子化され、量子化代表ベクトルのインデックスが生成される。生成された量子化インデックス及び量子化代表ベクトルは、復号装置に出力される。復号装置では、量子化インデックスが復号され正規化値が生成される。量子化代表ベクトルのインデックスが復号されてサンプル列が生成される。生成されたサンプル列のそれぞれのサンプルに正規化値を乗算して得られた値の列が復号信号サンプル列となる。
一方、量子化ノイズの少ない高能率なベクトル量子化手法として、例えばSVQ法(Spherical Vector Quantization、例えば非特許文献1参照)など、予め設定された量子化ビット数の範囲内で、複数の入力信号をまとめて量子化するベクトル量子化手法が広く利用されている。
SVQ法では、量子化正規化値を用いてMDCT(Modified Discrete Cosine Transform)係数などの入力信号の各サンプルが正規化され、正規化された各サンプルがサブバンドごとにまとめて量子化される。この際、サブバンド毎の聴覚的重要度に応じ、各サブバンドに対応する符号のビット数(量子化ビット数)が動的に割り当てられる。またSVQ法では、入力信号のスパース性が仮定され、入力信号の主要成分が優先的に量子化される。そのため、高調波や母音のように周波数領域でのエネルギーがまばらにしか存在しない入力信号(スパース信号)を高精度に量子化できる。
しかしながら、多くの周波数にエネルギーが分布する入力信号の各サンプルをSVQ法で量子化した場合、入力信号に存在するはずの周波数成分が量子化値から復元された復号信号には存在しない(復号信号から周波数成分が欠損する)頻度が高くなる。このように復号信号から周波数成分が欠損した場合、復号信号の或る周波数成分の有無が時間的に不連続に変化する頻度が高くなる。人間は、このような周波数成分の有無の時間的に不連続な変化に敏感である。入力信号が例えば音響信号である場合、このような変化はミュージカルノイズと呼ばれるノイズとして知覚される場合がある。また、入力信号が映像信号である場合には、音響信号でいうところのミュージカルノイズに相当するような、ブロックノイズが発生する場合がある。以下、ミュージカルノイズ及びブロックノイズを総称して「ミュージカルノイズ等」と呼ぶ。
これに対し、SVQ法と比べ、復号信号から周波数成分が欠損する頻度が比較的低いAVQ法(Algebraic Vector Quantization、例えば非特許文献2参照)というベクトル量子化手法がある。AVQ法はSVQ法と同様に信号のスパース性を仮定した手法であるが、SVQ法よりも多くの周波数成分を復元可能な量子化値を得ることができる。
特開平7−261800号公報
Recommendation ITU-T G.729.1, SERIES G: TRANSMISSION SYSTEMS AND MEDIA, DIGITAL SYSTEMS AND NETWORKS, Digital terminal equipments - Coding of analogue signals by methods other than PCM, G.729-based embedded variable bit-rate coder: An 8-32 kbit/s scalable wideband coder bitstream interoperable with G.729. Recommendation ITU-T G.718, SERIES G: TRANSMISSION SYSTEMS AND MEDIA, DIGITAL SYSTEMS AND NETWORKS, Digital terminal equipments - Coding of voice and audio signals, Frame error robust narrow-band and wideband embedded variable bit-rate coding of speech and audio from 8-32 kbit/s.
しかしながら、AVQ法の振幅の量子化精度はSVQ法と比べて荒い。たとえ復号信号から周波数成分が欠損する頻度が低くても振幅の量子化精度が荒ければ、ミュージカルノイズ等が発生する。このような問題はAVQ法に限られるものではなく、量子化精度に基づいてミュージカルノイズ等が発生する場合に共通する。また、このような問題は入力信号が周波数領域の信号である場合だけではなく、入力信号が時間領域の信号である場合にも生じ得る。
本発明では、量子化精度に基づいて発生するミュージカルノイズ等を低減する技術が提供される。
符号化では、複数組の、サンプルそれぞれの位置に対応する予め定めた係数による組の中から、サンプルの値と、サンプルの量子化値とサンプルのそれぞれの位置に対応する係数とを乗算した値との間の誤差の全てのサンプル位置についての和を最小にする係数の組を表すインデックス情報を出力する。復号では、入力されたベクトル量子化インデックスに対応する複数の値を求めて複数のサンプル位置に対応する復号値とし、入力されたインデックス情報が表す、複数のサンプル位置に対応する予め定めた係数による組を用い、各サンプル位置に対応する、復号値と当該係数とを乗算した値を出力する。
符号化においては、複数のサンプルそれぞれの量子化値に乗じられる複数個の係数による組を表すインデックス情報を出力するため、復号時の量子化誤差を低減させ、ミュージカルノイズ等を低減させることができる。
復号においては、インデックス情報が表す複数個の係数を複数の復号値に乗じるため、量子化誤差を低減でき、ミュージカルノイズ等を低減することができる。
図1は符号化装置及び復号装置の例の機能ブロック図である。 図2は符号化方法の例の流れ図である。 図3はステップE4の例の流れ図である。 図4は復号方法の例の流れ図である。 図5はステップD3の例の流れ図である。 図6は入力信号と量子化値と勾配係数(傾き補正ゲイン)との関係を例示した図である。
以下、この発明の一実施形態を詳細に説明する。
(構成)
図1に例示するように、実施形態の符号化装置11は、正規化値計算部112、正規化値量子化部113、ベクトル量子化部115及び勾配計算部116(「係数組選択部」に相当)を例えば含む。図1に例示するように、実施形態の復号装置12は、正規化値復号部121、ベクトル復号部122及び勾配修正部124を例えば含む。必要に応じて、符号化装置11は、周波数領域変換部111を例えば含んでいてもよい。復号装置12は、時間領域変換部125、平滑化部126を例えば含んでいてもよい。
(符号化処理)
符号化装置11は図2に例示する符号化方法の各ステップを実行する。
入力信号X(k)は正規化値計算部112、ベクトル量子化部115及び勾配計算部116に入力される。この例の入力信号X(k)は、音響信号などの時系列信号である時間領域信号x(n)を周波数領域に変換して得られる周波数領域信号である。周波数領域の入力信号X(k)が符号化装置11に直接入力されてもよいし、周波数領域変換部111が入力された時間領域の入力信号x(n)を周波数領域に変換して周波数領域の入力信号X(k)が生成されてもよい。周波数領域変換部111が周波数領域の入力信号X(k)を生成する場合、周波数領域変換部111は、入力された時間領域の入力信号x(n)を、例えばMDCT(Modified Discrete Cosine Transform)により周波数領域の入力信号X(k)に変換して出力する。nは時間領域での信号の番号(離散時間番号)であり、kは周波数領域での信号(サンプル)の番号(離散周波数番号)である。nの値が大きいほど遅い時間に対応する。kの値が大きいほど高い周波数に対応する。1フレームがL個のサンプルで構成されているとして、時間領域信号x(n)はフレームごとに周波数領域に変換され、L個の周波数成分を構成する周波数領域の入力信号X(k)(k=0,1,…,L−1)が生成される。Lは所定の正の数、例えば64や80などの1よりも大きな整数である。なお、MDCTを用いる場合には、入力された時系列信号であるL個のサンプルからなるフレームごとに周波数領域へ変換され、この変換対象となるフレームが1/2フレームずつ、すなわち、L/2個のサンプルずつシフトされる。
正規化値計算部112は、フレームごとに、入力された入力信号X(k)のL個のサンプルのうちの所定の個数Cのサンプルを代表する値である正規化値τ を計算する(ステップE1)。τ は、τの上付きバーを意味する。ここで、τは、1フレーム中のL個のサンプルのうちの所定の個数Cのサンプルにより構成される各サブバンドに対して、一意に割り当てられた0以上の整数とする。
は、L、又は、1及びL以外のLの公約数である。なお、CをLとすることは、L個のサンプルごとに正規化値を求めることを意味する。Cを1及びL以外のLの公約数にすることは、L個のサンプルをサブバンドに分割して、各サブバンドを構成するC個のサンプルごとに正規化値を求めることを意味する。例えば、L=64であり、8個の周波数成分でサブバンドを構成するとした場合には、8個のサブバンドが構成され、各サブバンドの正規化値が計算される。また、CがLである場合τ=0であり、正規化値τ はL個のサンプルを代表する値である。すなわち、CがLである場合、フレームごとに1つの正規化値τ が計算される。一方、Cが1及びL以外のLの公約数である場合、τは1フレーム中の各サブバンドに対応する整数τ=0,…,(L/C)-1であり、正規化値τ はτに対応するサブフレームに属するC個のサンプルを代表する値である。すなわち、Cが1及びL以外のLの公約数である場合、フレームごとに(L/C)個の正規化値τ (τ=0,…,(L/C)-1)が計算される。また、Cの値にかかわらずk=τ・C,・・・,(τ+1)・C−1である。正規化値計算部112で計算されたτ は、正規化値量子化部113に送られる。
[正規化値τ の具体例]
正規化値τ は、C個のサンプルを代表する値である。言い換えると、正規化値τ は、C個のサンプルに対応する値である。正規化値τ の例は、以下のようなC個のサンプルのパワー平均値に対する平方根である。
Figure 0005325340

正規化値τ の他の例は、以下のようなC個のサンプルのパワー合計値に対する平方根をCで除した値である。
Figure 0005325340

正規化値τ の他の例は、以下のようなC個のサンプルの平均振幅値である。
Figure 0005325340

正規化値τ は上記の例に限定されない([正規化値τ の具体例]の説明終わり)。
正規化値量子化部113は、正規化値τ を量子化した量子化正規化値τ及びその量子化正規化値τに対応する正規化値量子化インデックスを求める(ステップE2)。τは、τXの上付きバーを意味する。量子化正規化値τはベクトル量子化部115に送られ、正規化値量子化インデックスに対応する符号(ビットストリーム)が復号装置12に送られる。
ベクトル量子化部115は、フレームごとに、入力された入力信号X(k)のL個のサンプルのうちの複数のサンプルX(k)をまとめてベクトル量子化してベクトル量子化インデックスを生成する。ベクトル量子化インデックスは、量子化代表ベクトルを表わすインデックスである。この例のベクトル量子化部115は、量子化正規化値τを用いて複数のX(k)を正規化し、正規化された複数のサンプルX(k)’を求める。例えば、ベクトル量子化部115は、X(k)をτで除算する、もしくはX(k)にτの逆数を乗ずることでX(k)’を求める。ベクトル量子化部115は、例えば、図示していないベクトルコードブック記憶部に記憶された複数の量子化代表ベクトルの中から、複数のX(k)’を成分とするベクトルに最も近い量子化代表ベクトルを選択し、選択された量子化代表ベクトルを表わすベクトル量子化インデックスを出力することにより、ベクトル量子化を行う。ベクトル量子化部115は、例えばC個のX(k)’をまとめてベクトル量子化を行う。ベクトル量子化部115は、例えばAVQ法(例えば非特許文献2等参照)等のベクトル量子化方法を用いてベクトル量子化を行うが、これ以外のベクトル量子化方法が採用されてもよい。また、Cがサブバンドのサンプル数である場合、人間の聴覚特性を考慮した優先順位が低いサブバンドについてベクトル量子化がなされなくてもよい。優先順位は、例えば、人間が知覚しやすい周波数に対応するサブバンドほど高い。例えば、量子化正規化値τが大きいサブバンドほど優先順位を高くする。
また、ベクトル量子化によって得られる符号のビット数は、入力信号に応じて様々である。入力信号によっては、ベクトル量子化によって得られる符号(ベクトル量子化インデックスなど)のビット数が、ベクトル量子化用に割り当てられたビット数未満となり、ベクトル量子化用に割り当てられたビットの一部が余る場合がある。なお、「ベクトル量子化用に割り当てられたビット」とは、符号化装置11から復号装置12に送られる符号のうちで、ベクトル量子化によって得られる符号(ベクトル量子化インデックスに対応する符号)のために割り当てられたビットを意味する。「ベクトル量子化用に割り当てられたビット数」は、ベクトル量子化用に割り当てられたビットのビット数を表す。「ベクトル量子化用に割り当てられたビット数」は、フレームごとに定められたものであってもよいし、サブバンドごとに定められたものであってもよい。また、「ベクトル量子化用に割り当てられたビット数」は、入力信号に応じて変動するものであってもよいし、入力信号にかかわらず固定されたものであってもよい。ベクトル量子化部115は、ベクトル量子化用に割り当てられたビットのうち、実際のベクトル量子化で使用されなかったビットのビット数を未使用ビット数Uとして計算する。本形態の例では、1フレームごと(L個のサンプルごと)に未使用ビット数Uを計算する。例えば、ベクトル量子化部115は、処理対象のフレームでのベクトル量子化用に割り当てられたビット数から、実際にそのフレームに属するL個のサンプルのベクトル量子化によって得られたベクトル量子化インデックスのビット数の総数を減じた値を未使用ビット数Uとする。Uは0以上の整数である。
さらに、ベクトル量子化部115は、ベクトル量子化インデックスをローカルデコードした値である複数の量子化値X(k)を出力する。例えば、ベクトル量子化部115は、ベクトル量子化インデックスによって表される量子化代表ベクトルの各成分X(k)’を、量子化正規化値τを用いて逆正規化した値をX(k)の量子化値X(k)として出力する。例えば、ベクトル量子化部115は、X(k)’とτとの乗算値を量子化値X(k)として出力する。この例の量子化値X(k)は復号装置12で得られる復号値X(k)と等しい。ベクトル量子化がなされていないサブバンドの量子化値X(k)は0となる。なお、Xは、Xの上付きハットを意味する。
ベクトル量子化部115は、ベクトル量子化インデックス、未使用ビット数U及び量子化値X(k)を勾配計算部116に送る(ステップE3)。
勾配計算部116は、MMAX組の、C個の勾配係数(傾き補正ゲイン)により構成される組を、例えば図示していない記憶部に保持する。MMAXは2以上の整数である。例えば、勾配計算部116は、C個の勾配係数(傾き補正ゲイン)γ(k)(k=0,・・・,C−1)を要素とする勾配係数ベクトルγ=[γ(0),・・・,γ(C−1)](複数個の勾配係数による組)をm(m=0,・・・,MMAX−1)行目の行ベクトルとする式(1)に示す勾配行列γを保持する。
Figure 0005325340
勾配計算部116は、フレームごとに、入力された入力信号X(k)のL個のサンプルのうちのC個のサンプルX(k)(k=0,・・・,C−1)に対応する値を要素とする第1ベクトルと、これらC個のサンプルX(k)の量子化値X(k)(k=0,・・・,C−1)のそれぞれを勾配係数ベクトルγの各要素γ(k)で修正したC個の修正値に対応する値を要素とする第2ベクトルとの誤差を最小化する(例えば最小にする)勾配係数ベクトルの行番号m’を求め、行番号m’を表すインデックス情報idxをベクトル量子化用に割り当てられたビットのうちで使用されなかったビットの領域(「未使用ビット領域」と呼ぶ)に書き込む。
言い換えると、勾配計算部116は、複数の勾配係数γ(k)を要素とする勾配係数ベクトルγを行ベクトルとする勾配行列γの中から、複数のサンプルX(k)に対応する値を要素とする第1ベクトルと、複数の量子化値X(k)を勾配係数ベクトルγの各要素で修正した複数の修正値に対応する値を要素とする第2ベクトルとの間の誤差を最小化する勾配係数ベクトルの行番号m’を表すインデックス情報idxを出力し、ベクトル量子化インデックスに対応する符号(ビットストリーム)の未使用ビット領域に配置する。
すなわち、勾配計算部116は、例えば、複数組の、サンプルX(k)それぞれの位置に対応する予め定めた係数γ(k)による組の中から、サンプルX(k)の値と、サンプルの量子化値X(k)とサンプルのそれぞれの位置に対応する係数γ(k)とを乗算した値との間の誤差の全てのサンプル位置についての和を最小にする係数γの組を表すインデックス情報idxを出力する。なお、本形態の「サンプルX(k)それぞれの位置」は、各離散周波数番号kに対応する周波数軸上の位置である(ステップE4)。
これにより、符号化装置11は、未使用ビット領域を有効利用して振幅の量子化誤差を修正するための情報を復号装置12に送ることができ、量子化精度に基づいて発生するミュージカルノイズ等を低減させることができる。
勾配係数ベクトルγの要素であるC個の勾配係数γ(0),・・・, γ(C−1)は互いに相関を持つ。言い換えると、各勾配係数ベクトルγは互いに相関を持つ複数の勾配係数γ(0),・・・, γ(C−1)を要素とするベクトルである。X(0),・・・, X(C−1)は、kを第1軸にとり、X(k)を第2軸にとる(k, X(k))平面上の直線や曲線に偏って分布する場合が多い。このようなX(0),・・・, X(C−1)の特性を考慮した勾配係数γ(0),・・・, γ(C−1)を要素とする勾配係数ベクトルγを用いることで、量子化誤差を高い精度で修正できる。例えば、同一の行番号mに対応する各勾配係数γ(0),・・・, γ(C−1)が、k(勾配係数γ(k)が乗じられる量子化値X(k)に対応する周波数に対応する値、言い換えると、勾配係数γ(k)に対応する周波数に対応する値)を第1軸にとりγ(k)(勾配係数の値)を第2軸にとる(k, γ(k))平面上の直線又は特定の曲線に偏って分布するものとする。言い換えると、例えば列番号に対応する値kを第1軸にとり当該列番号での勾配係数γ(k)を第2軸にとる(k, γ(k))平面上の直線又は特定の曲線に偏って分布する複数の勾配係数γ(0),・・・, γ(C−1)を要素とするベクトルを勾配係数ベクトルγとする。より具体的には、例えば同一の行番号mに対応する各勾配係数γ(0),・・・, γ(C−1)が、(k, γ(k))平面上の直線上又は特定の曲線上に位置するものとする。言い換えると、(k, γ(k))平面上の直線又は特定の曲線上の各勾配係数γ(0),・・・, γ(C−1)を要素とするベクトルを勾配係数ベクトルγとした。(k, γ(k))平面上の直線上又は特定の曲線は、例えば行番号mごとに異なる。以下に勾配行列γを例示する。この例は、C=8、MMAX=3の場合のものである。この例では、各勾配係数γ(0),・・・, γ(7)が行番号m(m=0,1,2)ごとに定められた直線上に配置される。
Figure 0005325340
第1ベクトルの例は、C個のX(k)を要素とするベクトル、C個のX(k)の大きさ|X(k)|を要素とするベクトル、C個のX(k)又は|X(k)|に定数や変数を乗じた値を要素とするベクトルなどである。第2ベクトルの例は、C個の修正値を要素とするベクトル、C個の修正値の大きさを要素とするベクトル、C個の修正値又は大きさに定数や変数を乗じた値を要素とするベクトルなどである。修正値の例は、X(k)とγ(k)との積、X(k)の大きさ|X(k)|とγ(k)との積、X(k)とγ(k)との積の大きさ、X(k)とγ(k)との積の大きさを表す値、その他X(k)とγ(k)との積に対応する値などである。
第1ベクトルと第2ベクトルとの間の誤差の例は、第1ベクトルと第2ベクトルとの間の距離である。距離の定義に限定はなく、マンハッタン距離、ユークリッド距離、それらの変形等どのようなものでもよい。第1ベクトルと第2ベクトルとの誤差を最小化する勾配係数ベクトルの例は、第1ベクトルと第2ベクトルとの誤差を最小にする勾配係数ベクトルや、或る探索条件や探索範囲内で第1ベクトルと第2ベクトルとの誤差を最小にする勾配係数ベクトルなどである。
未使用ビット領域は、例えば、定められた未使用ビット領域の基準位置(例えば先頭アドレス)と入力された未使用ビット数Uとによって特定できる。ただし、未使用ビット領域に書き込むことが可能なインデックス情報idxのビット数の上限は未使用ビット数Uである。よって、必ずしもあらゆる行番号に対応するインデックス情報idxを未使用ビット領域に書き込めるとは限らない。そこで勾配計算部116は、例えば、未使用ビット領域に書き込むことが可能なインデックス情報idxで識別可能な行番号の範囲を探索範囲とし、行番号m’を選択する。言い換えると、勾配計算部116は、未使用ビット領域に書き込むことが可能なインデックス情報idxが表す行番号m’のみを選択する。すなわち、勾配計算部116は、ベクトル量子化インデックスに対応する符号用に割り当てられたビット数うち実際にベクトル量子化インデックスに対応する符号に用いられなかったビット数で表現可能なインデックス情報idxで識別可能な行番号m’のみを選択する。例えば、勾配計算部116は、未使用ビット領域に書き込むことが可能なインデックス情報idxで識別可能なmMAX種類の行番号m=0,・・・,mMAX−1から、以下のような行番号m’を特定し、行番号m’に対応するインデックス情報idxを未使用ビット領域に書き込む。
Figure 0005325340

なお、‖・‖は・のノルムであり、argmin‖・‖は‖・‖を最小にするmをm’とすることを意味し、argminはargminの下付きのmを意味し、χ=[X(0),・・・,X(C−1)]、χ=[X(0),・・・,X(C−1)]であり、Aは以下のような行番号mに対応する勾配係数ベクトルγ=[γ(0),・・・,γ(C−1)]を対角成分に持つ対角行列を意味する。
Figure 0005325340

上述のようなインデックス情報idxのビット数は、ベクトル量子化インデックスに対応する符号用に割り当てられたビット数からベクトル量子化インデックスに対応する符号に実際に用いられたビット数を減算して得られる数以下である。以上より、未使用ビット領域のみを用いてインデックス情報idxを伝送できる。
[ステップE4の具体例]
この例の勾配計算部116は、図3に記載された各処理を行い、選択した勾配係数ベクトルの行番号を表すインデックス情報idxを、未使用ビット領域に書き込む。CがLである場合には、フレームごとに図3のステップE4の処理が実行され、Cが1及びL以外のLの公約数である場合には、1フレーム中の各サブバンドについて図3のステップE4の処理が繰り返し実行される。
勾配計算部116は、入力された未使用ビット数Uと0とを比較し(ステップE40)、U>0でなければ、以下に示すように、勾配計算部116は、入力された複数の量子化値X(0),・・・,X(C−1)を更新することなく、ステップE4の処理を終える(ステップE412)。
Figure 0005325340

U>0であれば、勾配計算部116は、m=0,idx=0とすることでm及びidxの値を初期化し(ステップE41)、ステップE42に進む。
ステップE42では、勾配計算部116は、未使用ビット数Uを用い、未使用ビット領域に書き込むことが可能なインデックス情報idxで識別可能な行番号の範囲を探索範囲として定め、この探索範囲(行番号の範囲)を特定するための探索範囲特定値mMAXを特定する。言い換えると、勾配計算部116は、未使用ビット領域に書き込むことが可能なインデックス情報idxで識別可能な行番号の種類を特定するmMAXを求める(ステップE42)。
通常、未使用ビット数Uのビットでは2種類の行番号を識別可能である。そのため、2種類の行番号の範囲を探索範囲としてもよい。しかしながら、この具体例では「勾配係数ベクトルγm’を用いた補正を行わない」ことを示す値をインデックス情報idxが取り得る値の1つに割り当て、残りの2−1個の値で識別可能な2−1種類の行番号を探索範囲とする。探索範囲(行番号の範囲)とmMAXとの関係は予め定められる必要がある。この具体例のmMAXは1以上2−1以下なおかつMMAX以下の整数であり、探索範囲が行番号0,・・・,mMAX−1である。勾配計算部116は、例えば以下の式によってmMAXを求める。
MAX=max[min{2−1,MMAX},1]
勾配計算部116は、以下の式に表される計算を行う(ステップE43)。
Figure 0005325340
勾配計算部116は、mとmMAXとを比較(ステップE44)し、m<mMAXであれば、勾配計算部116は、以下のようにeを計算し(ステップE45)、eMINとeとを比較し(ステップE46)、eMIN>eでなければ勾配計算部116は、mを1だけインクリメントし(ステップE48)、ステップE44に進む。
Figure 0005325340

MIN>eであれば勾配計算部116は、idx=m+1及びeMIN=eとすることでidx及びeMINを更新し(ステップE47)、mを1だけインクリメントして(ステップE48)、ステップE44に進む。
一方、ステップE44でm<mMAXでないと判定された場合、勾配計算部116は、未使用ビット領域にidxを書き込み(ステップE49)。この例の勾配計算部116は、復号装置12が、mMAXに基づいて、必要なidxが未使用ビット領域のどこに配置されているのかを特定できるようにしておく。例えば、未使用ビット領域でのidxの格納位置がmMAXによって定まる。
次に勾配計算部116は、idx>0であるか否か(idx=0であるか否か)を判定する(ステップE410)。idx>0であれば(idx=0でなければ)、勾配計算部116は、ローカルデコード値である複数の量子化値X(b・C),…,X((b+1)・C−1)を、以下のように更新し(ステップE411)、ステップE4の処理を終える。
Figure 0005325340

idx>0でなければ(idx=0であれば)、以下に示すように、勾配計算部116は、ローカルデコード値である複数の量子化値X(b・C),…,X((b+1)・C−1)を更新することなく(ステップE412)、ステップE4の処理を終える。
Figure 0005325340

ただし、CがLである場合b=0である。Cが1及びL以外のLの公約数である場合、bは1フレーム中の各サブバンドに対応する整数0,…,(L/C)-1の何れかであり、例えば最も低い周波数のサブバンドに対応する整数0である([ステップE4の具体例]の説明終わり)。
ベクトル量子化インデックスと未使用ビット領域に書き込まれたインデックス情報idxとを含む修正後ベクトル量子化インデックスに対応する符号(ビットストリーム)は復号装置12に送られる。
(復号処理)
復号装置12は図4に例示する復号方法の各ステップを実行する。
正規化値復号部121は、復号装置12に入力された正規化値量子化インデックスに対応する復号正規化値τを求める(ステップD1)。復号正規化値τは、ベクトル復号部122に送られる。
図示していないコードブック記憶部に複数の正規化値量子化インデックスのそれぞれに対応する正規化値が記憶されているとする。正規化値復号部121は、入力された正規化量子化インデックスをキーとしてそのコードブック記憶部を参照して、その正規化量子化インデックスに対応する正規化値を取得して、復号正規化値τとする。
ベクトル復号部122は、復号装置12に入力された修正後ベクトル量子化インデックスが含むベクトル量子化インデックスに対応する複数の値を求めて複数の復号値X(k)とする。また、ベクトル復号部122は、ベクトル量子化インデックスを用いて未使用ビット数Uを計算する(ステップD2)。
本形態では、図示していないベクトルコードブック記憶部に複数のベクトル量子化インデックスのそれぞれに対応する量子化代表ベクトルが記憶されているとする。ベクトル復号部122は、入力されたベクトル量子化インデックスに対応する量子化代表ベクトルをキーとしてそのベクトルコードブック記憶部を参照して、そのベクトル量子化インデックスに対応する量子化代表ベクトルを取得する。ベクトル復号部122は、量子化代表ベクトルの成分X(k)’を量子化正規化値τで逆正規化した復号値X(k)を出力する。例えば、ベクトル復号部122は、X(k)’とτとの乗算値を復号値X(k)として出力する。
また、ベクトル復号部122は、ベクトル量子化用に割り当てられたビットのうち、実際のベクトル量子化で使用されなかったビットのビット数を未使用ビット数Uとして計算する。本形態の例では、1フレームごと(L個のサンプルごと)に未使用ビット数Uを計算する。例えば、ベクトル復号部122は、処理対象のフレームでのベクトル量子化用に割り当てられたビット数から、そのフレームに対応するベクトル量子化インデックスのビット数の総数を減じた値を未使用ビット数Uとする。
復号値 (k)及び未使用ビット数Uは、勾配修正部124に送られる。
勾配修正部124は、符号化装置11で使用したのと同じ勾配行列γ(式(1)参照)を、例えば図示していない記憶部に保持する。勾配修正部124は、復号装置12に入力された修正後ベクトル量子化インデックスが含む未使用ビット領域からインデックス情報idxを読み出し、idxが表す行番号m’の勾配係数ベクトルγm’の各要素γm’(k)(k=0,・・・,C−1)を用い、C個の復号値X(k)(k=0,・・・,C−1)を修正する。言い換えると、勾配修正部124は、複数の勾配係数γ(k)を要素とする勾配係数ベクトルγを行ベクトルとする勾配行列γ中のインデックス情報idxが表す行番号m’の勾配係数ベクトルγm’の各要素γm’(k)を用い、複数の復号値X(k)を修正する(ステップD3)。例えば、勾配修正部124は、インデックス情報idxが表す行番号m’の勾配係数ベクトルγm’の要素γm’(k)と復号値X(k)との乗算値を復号値X(k)の修正値X UD(k)とする。勾配修正部124は修正値X UD(k)を出力する。すなわち、勾配修正部124は、入力されたインデックス情報idxが表す、複数のサンプル位置に対応する予め定めた係数γm’(k)による組を用い、各サンプル位置に対応する復号値X(k)と係数γm’(k)とを乗算した値を出力する。
[ステップD3の具体例]
この例の勾配修正部124は、図5に記載された各処理を行い、復号値X(k)を修正する。
勾配修正部124は、入力された未使用ビット数Uと0とを比較し(ステップD30)、U>0でなければ、以下に示すように、勾配計算部116は、入力された複数の量子化値X(0),・・・,X(C−1)を更新することなく(ステップD36)、ステップD3の処理を終える。
Figure 0005325340
U>0であれば、勾配修正部124は、前述のステップE42と同じ方法によってmMAXを設定する(ステップE32)。勾配修正部124は、例えば以下の式によってmMAXを求める。
MAX=max[min{2−1,MMAX},1]
勾配修正部124は、mMAXに基づき、修正後ベクトル量子化インデックスの未使用ビット領域からインデックス情報idxを読み込む(ステップD33)。例えば、勾配修正部124は、mMAXに基づいてインデックス情報idxの格納位置を特定し、インデックス情報idxを読み込む。
勾配修正部124は、idx>0であるか否か(idx=0であるか否か)を判定する(ステップD34)。idx>0であれば(idx=0でなければ)、勾配修正部124は、複数の復号値X(b・C),…,X((b+1)・C−1)を、以下のように更新し(ステップD35)、ステップD3の処理を終える。
Figure 0005325340

idx>0でなければ(idx=0であれば)、以下に示すように、勾配修正部124は、複数の復号値X(b・C),…,X((b+1)・C−1)を更新することなく(ステップD36)、ステップD3の処理を終える。
Figure 0005325340

以上で[ステップD3の具体例]の説明を終える。
時間領域での復号信号が必要な場合、勾配修正部124から出力された修正値X UD(k)は時間領域変換部125に入力され、時間領域変換部125はX UD(k)を例えば逆フーリエ変換により時間領域信号z(n)に変換して出力する。
(本形態の特徴)
このように本形態では、復号装置12が符号化装置11で選択された勾配係数ベクトルを用いて複数の復号値X(k)を修正するため、量子化誤差に基づくミュージカルノイズ等を軽減できる。
また本形態では、互いに相関を持つ勾配係数γ(0),・・・, γ(C−1)を要素とするベクトルを勾配係数ベクトルγとした。例えば、(k, γ(k))平面上の直線又は特定の曲線に偏って分布する複数の勾配係数γ(0),・・・, γ(C−1)を要素とするベクトルを勾配係数ベクトルγとした。音声信号や音響信号などの入力信号のエンベロープは直線や曲線をなす場合が多く、このような入力信号の特性を反映させた勾配係数ベクトルγ用いることにより、インデックス情報idxの情報量を抑制しつつ量子化誤差を高精度に修正できる。図6の例の場合、k=0,…,63での入力信号の大きさ|X(k)|はkが大きいほど小さい。そのため、(k, γ(k))平面上の傾きが負となる直線に偏って分布する勾配係数γ(0),・・・, γ(63)を要素とする勾配係数ベクトルγを用いて|X(0)|,・・・, |X(63)|を修正することで、量子化値の大きさ|X^(0)|,・・・, |X^(63)|との誤差を小さくできる。このようにサブバンドごとに入力信号の特性に適した勾配係数ベクトルγを用いることで量子化誤差を効率的に削減することができる。
また、符号化装置11で選択された勾配係数ベクトルγm’を特定するためのインデックス情報idxは未使用ビット領域を有効利用して伝送されるため、インデックス情報idxを伝送するための付加領域が不要である。
変形例:
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではない。例えば、復号装置12が平滑化部126を含む場合、平滑化部126は、ステップD3(図4)で得られた修正値X UD(k)を入力とし、修正値X UD(k)よりも過去の修正値X UD(k)’が0でない場合、過去の修正値X UD(k)’と修正値X UD(k)とを重み付き加算した値を平滑化値X POST(k)として出力する。X UD(k)’が0の場合、平滑化部126は、修正値の重み付き加算、すなわち修正値の平滑化を行わず、X UD(kをX POST(k)として出力する(図4/ステップD4)。過去の修正値X UD(k)’の例は、修正値X UD(k)に対応するフレームの1フレーム過去のステップD3で得られた修正値や、修正値X UD(k)に対応するフレームの1フレーム過去のステップD4で得られた平滑化値などである。
POST(k)は次式のように表わされる。αとβは調整係数であり、求める性能及び仕様に応じて適宜決定される。例えば、α=0.85、β=0.15である。α、βは、求められる性能及び仕様に応じて適宜変更されてもよい。φ(・)は・の正負符号を表す。
Figure 0005325340
これにより、X UD(k)の振幅特性の時間軸方向の不連続性によって生じるミュージカルノイズ等を軽減することができる。時間領域での復号信号が必要な場合、平滑化部126から出力されたX POST(k)は時間領域変換部125に入力され、時間領域変換部125はX POST(k)を例えば逆フーリエ変換により時間領域信号z(n)に変換して出力する。
また、入力信号X(k)は、周波数領域信号である必要はなく、時間領域信号等の任意の信号であってもよい。すなわち、この発明は、周波数領域信号以外の任意の信号に対する符号化、復号に用いることができる。この場合、同一の行番号mに対応する各勾配係数γ(0),・・・, γ(C−1)が、例えばk(勾配係数γ(k)が乗じられる量子化値X(k)に対応する時間に対応する値、言い換えると、勾配係数γ(k)に対応する時間に対応する値)を第1軸にとりγ(k)(勾配係数の値)を第2軸にとる(k, γ(k))平面上の直線又は特定の曲線に偏って分布するものとする。より具体的には、例えば同一の行番号mに対応する各勾配係数γ(0),・・・, γ(C−1)が、(k, γ(k))平面上の直線上又は特定の曲線上に位置するものとする。なお、この変形例ではkが離散時間に対応する離散時間番号であり、「サンプルX(k)それぞれの位置」は、離散時間番号kに対応する時間軸上の位置である。kが離散時間番号である場合、kの値が大きいほど遅い時間に対応する。
また、フレームごとに入力信号X(k)に対する正規化値FGAINが定められ、ベクトル量子化部115が入力信号の各サンプルの値X(k)の代わりにX(k)を正規化値FGAINで正規化した値を用い、量子化正規化値τの代わりにτを正規化値FGAINで正規化した値を用い、ステップE3の処理が実行されてもよい。例えば、X(k)がX(k)/FGAINに置換され、ττ/FGAINに置換されて、ステップE3の処理が実行されてもよい。また、この場合、正規化値計算部112が存在せず、正規化値量子化部113に量子化正規化値τの代わりにX(k)を正規化値FGAINで正規化した値が入力されてもよい。この場合、ベクトル量子化部115が、量子化正規化値τの代わりにX(k)を正規化値FGAINで正規化した値の量子化値を用いてステップE3の処理を行ってもよい。正規化値量子化インデックスが正規化値FGAINで正規化した値の量子化値に対応するものであってもよい。
また、上記実施形態では、符号化装置11の勾配計算部116が、idx>0であるか否かを判定し、idx>0であれば複数の量子化値X(b・C),…,X((b+1)・C−1)を更新し、idx>0でなければ更新しないこととした(図3/ステップE410〜E412)。また、復号装置12の勾配修正部124が、idx>0であるか否かを判定し、idx>0であれば複数の量子化値X(b・C),…,X((b+1)・C−1)を更新し、idx>0でなければ更新しないこととした(図5/ステップD34〜D36)。これらの変形として、式(1)に示した勾配行列γに1の要素のみからなる行番号m=−1の行ベクトル(勾配係数ベクトル)γ−1=[γ−1(0),・・・,γ−1(C−1)]=[1,・・・,1]を付加し、idx>0であるか否かにかかわらず勾配計算部116や勾配修正部124が、以下のような演算を行ってもよい。
Figure 0005325340
また、例示した行番号mやインデックス情報idxの具体的な数値は本発明を限定するものではなく、例示したmやidxの番号が繰り上がっても良いし、繰り下がってもよいし、一部の番号が使用されなくてもよい。
また、上記の実施形態ではインデックス情報idxを未使用ビット数Uの未使用ビット領域に格納する例を示したが、インデックス情報idxが未使用ビット領域に格納されない形態であってもよい。
また、上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
ハードウェア、プログラム及び記録媒体:
上述した符号化装置11や復号装置12は、例えば、CPU(central processing unit)やRAM(random-access memory)などからなる公知又は専用のコンピュータと上述の処理内容が記述された特別なプログラムとから構成される。この場合、特別なプログラムはCPUに読み込まれ、CPUが特別なプログラムを実行することによって各機能が実現される。また、特別なプログラムは、単一のプログラム列によって構成されてもよいし、他のプログラムやライブラリを読み出して目的の機能を達成するものであってもよい。
このようなプログラムは、コンピュータで読み取り可能記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例は非一時的な(non-transitory)記録媒体である。プログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、プログラムを流通させてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。
また、符号化装置11や復号装置12の処理部の少なくとも一部が特別な集積回路であってもよい。
11 符号化装置
111 周波数領域変換部
112 正規化値計算部
113 正規化値量子化部
115 ベクトル量子化部
116 勾配計算部
12 復号装置
121 正規化値復号部
122 ベクトル復号部
124 勾配修正部
125 時間領域変換部
126 平滑化部

Claims (14)

  1. 複数のサンプルをまとめてベクトル量子化してベクトル量子化インデックスと前記複数のサンプルそれぞれの量子化値を求めるベクトル量子化ステップと、
    複数組の、前記サンプルそれぞれの位置に対応する予め定めた係数による組の中から、前記サンプルの値と、前記サンプルの量子化値と前記サンプルのそれぞれの位置に対応する係数とを乗算した値との間の誤差の全てのサンプル位置についての和を最小にする係数の組を表すインデックス情報を出力する係数組選択ステップと、
    を有し、
    前記係数による組は、
    前記係数が対応するサンプルの位置に対応する時間又は周波数に対応する値を第1軸にとり前記係数の値を第2軸にとる平面上の直線上にある係数により構成され、
    前記複数組の係数による組は、
    前記平面上でそれぞれ異なる傾きを有するものである符号化方法。
  2. 複数のサンプルをまとめてベクトル量子化してベクトル量子化インデックスと前記複数のサンプルそれぞれの量子化値を求めるベクトル量子化ステップと、
    複数組の、前記サンプルそれぞれの位置に対応する予め定めた係数による組の中から、前記サンプルの値と、前記サンプルの量子化値と前記サンプルのそれぞれの位置に対応する係数とを乗算した値との間の誤差の全てのサンプル位置についての和を最小にする係数の組を表すインデックス情報を出力する係数組選択ステップと、を有し、
    前記係数による組は、
    前記係数が対応するサンプルの位置に対応する時間又は周波数の値を第1軸にとり前記係数の値を第2軸にとる平面上の直線又は特定の曲線に偏って分布する係数により構成され、
    前記複数組の係数による組は、
    前記平面上にある第1軸と平行ではない直線又は特定の曲線に偏って分布する符号化方法
  3. 請求項1または2の符号化方法であって、
    前記係数組選択ステップが出力するインデックス情報のビット数は、
    ベクトル量子化インデックスに対応する符号用に割り当てられたビット数から前記ベクトル量子化インデックスに対応する符号に実際に用いられたビット数を減算して得られる数以下である符号化方法
  4. 入力されたベクトル量子化インデックスに対応する複数の値を求めて複数のサンプル位置に対応する復号値とするベクトル復号ステップと、
    入力されたインデックス情報が表す、前記複数のサンプル位置に対応する予め定めた係数による組を用い、前記各サンプル位置に対応する、前記復号値と前記係数とを乗算した値を出力する係数乗算ステップと、
    を有し、
    前記係数による組は、
    前記係数が対応するサンプルの位置に対応する時間又は周波数に対応する値を第1軸にとり前記係数の値を第2軸にとる平面上の直線上にある係数により構成され、
    前記複数組の係数による組は、
    前記平面上でそれぞれ異なる傾きを有するものである復号方法。
  5. 入力されたベクトル量子化インデックスに対応する複数の値を求めて複数のサンプル位置に対応する復号値とするベクトル復号ステップと、
    入力されたインデックス情報が表す、前記複数のサンプル位置に対応する予め定めた係数による組を用い、前記各サンプル位置に対応する、前記復号値と前記係数とを乗算した値を出力する係数乗算ステップと、を有し、
    前記係数による組は、
    前記係数が対応するサンプルの位置に対応する時間又は周波数の値を第1軸にとり前記係数の値を第2軸にとる平面上の直線又は特定の曲線に偏って分布する係数により構成され、
    前記複数組の係数による組は、
    前記平面上にある第1軸と平行ではない直線又は特定の曲線に偏って分布する復号方法
  6. 複数のサンプルをまとめてベクトル量子化してベクトル量子化インデックスと前記複数のサンプルそれぞれの量子化値を求めるベクトル量子化部と、
    複数組の、前記サンプルそれぞれの位置に対応する予め定めた係数による組の中から、前記サンプルの値と、前記サンプルの量子化値と前記サンプルのそれぞれの位置に対応する係数とを乗算した値との間の誤差の全てのサンプル位置についての和を最小にする係数の組を表すインデックス情報を出力する係数組選択部と、
    を有し、
    前記係数による組は、
    前記係数が対応するサンプルの位置に対応する時間又は周波数に対応する値を第1軸にとり前記係数の値を第2軸にとる平面上の直線上にある係数により構成され、
    前記複数組の係数による組は、
    前記平面上でそれぞれ異なる傾きを有するものである符号化装置。
  7. 複数のサンプルをまとめてベクトル量子化してベクトル量子化インデックスと前記複数のサンプルそれぞれの量子化値を求めるベクトル量子化部と、
    複数組の、前記サンプルそれぞれの位置に対応する予め定めた係数による組の中から、前記サンプルの値と、前記サンプルの量子化値と前記サンプルのそれぞれの位置に対応する係数とを乗算した値との間の誤差の全てのサンプル位置についての和を最小にする係数の組を表すインデックス情報を出力する係数組選択部と、を有し、
    前記係数による組は、
    前記係数が対応するサンプルの位置に対応する時間又は周波数の値を第1軸にとり前記係数の値を第2軸にとる平面上の直線又は特定の曲線に偏って分布する係数により構成され、
    前記複数組の係数による組は、
    前記平面上にある第1軸と平行ではない直線又は特定の曲線に偏って分布する符号化装置
  8. 請求項6または7の符号化装置であって、
    前記係数組選択ステップが出力するインデックス情報のビット数は、
    ベクトル量子化インデックスに対応する符号用に割り当てられたビット数から前記ベクトル量子化インデックスに対応する符号に実際に用いられたビット数を減算して得られる数以下である符号化装置
  9. 入力されたベクトル量子化インデックスに対応する複数の値を求めて複数のサンプル位置に対応する復号値とするベクトル復号部と、
    入力されたインデックス情報が表す、前記複数のサンプル位置に対応する予め定めた係数による組を用い、前記各サンプル位置に対応する、前記復号値と前記係数とを乗算した値を出力する係数乗算部と、
    を有し、
    前記係数による組は、
    前記係数が対応するサンプルの位置に対応する時間又は周波数に対応する値を第1軸にとり前記係数の値を第2軸にとる平面上の直線上にある係数により構成され、
    前記複数組の係数による組は、
    前記平面上でそれぞれ異なる傾きを有するものである復号装置。
  10. 入力されたベクトル量子化インデックスに対応する複数の値を求めて複数のサンプル位置に対応する復号値とするベクトル復号部と、
    入力されたインデックス情報が表す、前記複数のサンプル位置に対応する予め定めた係数による組を用い、前記各サンプル位置に対応する、前記復号値と前記係数とを乗算した値を出力する係数乗算部と、を有し、
    前記係数による組は、
    前記係数が対応するサンプルの位置に対応する時間又は周波数の値を第1軸にとり前記係数の値を第2軸にとる平面上の直線又は特定の曲線に偏って分布する係数により構成され、
    前記複数組の係数による組は、
    前記平面上にある第1軸と平行ではない直線又は特定の曲線に偏って分布する復号装置
  11. 請求項1から3の何れかの符号化方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 請求項4または5の復号方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 請求項1から3の何れかの符号化方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 請求項4または5の復号方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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