JP5321035B2 - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁 Download PDF

Info

Publication number
JP5321035B2
JP5321035B2 JP2008321028A JP2008321028A JP5321035B2 JP 5321035 B2 JP5321035 B2 JP 5321035B2 JP 2008321028 A JP2008321028 A JP 2008321028A JP 2008321028 A JP2008321028 A JP 2008321028A JP 5321035 B2 JP5321035 B2 JP 5321035B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
plate
valve
check valve
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008321028A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010144793A (ja
Inventor
世志 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2008321028A priority Critical patent/JP5321035B2/ja
Publication of JP2010144793A publication Critical patent/JP2010144793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5321035B2 publication Critical patent/JP5321035B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Check Valves (AREA)

Description

本発明は、弁座と弁受との間の間隙に弁板を備え、弁座側から流入した流体を弁板に形成された流体通過孔を介して通過させ、弁受側から流入する流体を弁板によって遮蔽する逆止弁に関するものである。
従来から、弁座と弁受との間の間隙に弁板を備え、弁座側から流入した流体を弁板に形成された流体通過孔を介して通過させ、弁受側から流入する流体を弁板によって遮断する逆止弁が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような逆止弁は、例えば、往復圧縮機の吸入口及び吐出口に設けられ、往復圧縮機の吸入弁あるいは吐出弁として用いられる。
そして、特許文献1の逆止弁では、弁座に形成される流体通過孔と弁受に形成された流体通過孔とが流体の流れ方向からみて重ならずに形成され、弁板に形成された流体通過孔が流体の流れ方向から見て弁受に形成された流体通過孔と重ねて形成され、弁座と弁受との間に形成された間隙において弁板が弁座側に付勢されて配置されている。
このような逆止弁においては、弁座側から流体が流入した場合には、流体によって弁板が弁受側に押し込まれ、弁板に形成された流体通過孔を流体が通過可能とされる。一方、弁受側から流体が流入した場合には、弁板が弁座側に付勢されたままであるため、弁板によって弁座に形成された流体貫通孔が閉鎖され、これによって流体が遮蔽される。
特開2002−81380号公報
ところで、上述のような逆止弁においては、弁座に形成された流体貫通孔と弁板に形成された流体貫通孔とが流体の流れ方向に対して重ならないように形成されているため、流体が通過可能とされた場合に、局所的に流体の流れ方向が変化する。
つまり、流体が通過可能とされた場合には、弁板が弁受側に押し込まれた状態となり、弁座に形成された流体貫通孔は、一度弁板にぶつかって流れ方向が変化した後に再度流れ方向が変化されて弁板の流体貫通孔に流入する。
そして、このような逆止弁においては、一度弁板にぶつかって流れ方向が変化した流体が弁板の流体貫通孔に流入する際に、弁板の流体貫通孔の内壁面から流体が剥離し、圧力損失が高くなってしまう。
なお、弁板の流体貫通孔の内壁面における流体の剥離は、弁座に形成された流体貫通孔と弁板に形成された流体貫通孔とが流体の流れ方向に対して重ならないように形成された逆止弁に限られる課題ではなく、流体の流れ場に晒されると共に流体貫通孔が形成された弁板を備える逆止弁において共通する課題である。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、逆止弁において、弁板の流体貫通孔の内壁面からの流体剥離を抑制して圧力損失を低減することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下のような構成を採用する。
第1の発明は、弁座と弁受との間の間隙に弁板を備え、上記弁座側から流入した流体を上記弁板に形成された流体通過孔を介して通過させ、上記弁受側から流入する上記流体を上記弁板によって遮蔽する逆止弁であって、上記流体通過孔の内壁面の断面形状が、少なくとも上記弁座側が上記流体通過孔の中央に向けて膨らむ翼弦形状を有するという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記流体通過孔の内壁面の断面形状が、全域が上記翼弦形状とされているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、 上記翼弦形状は、xが該翼弦形状の前縁から後縁までの距離を1とした場合における上記前縁からの離間距離、yが翼弦形状の前縁から後縁までの距離を1とした場合における中心線から翼弦までの離間距離、tが翼弦形状の前縁から後縁までの距離を1とした場合における中心線から翼弦までの最大離間距離の2倍距離とされる下式(1)によって定義される形状であるという構成を採用する。
Figure 0005321035
第4の発明は、上記第3の発明において、上記tが0.1以上0.2以下であるという構成を採用する。
本発明によれば、弁板に形成された流体通過孔の内壁面の断面形状が、流体通過孔の中央に向けて膨らむ翼弦形状を有している。翼弦形状は、流場に配置された際に直線形状と比較して流体の剥離が抑制される。
このため、弁板に形成された流体通過孔の内壁面の断面形状を翼弦形状とすることによって流体の剥離を抑制することが可能となる。
したがって、本発明によれば、逆止弁において、弁板の流体貫通孔の内壁面からの流体剥離を抑制して圧力損失を低減することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る逆止弁の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態の逆止弁1の斜視図であり、図2は、図1に示す逆止弁1の部分断面図である。本実施形態の逆止弁1は、例えば、LNG(Liquefied Natural Gas)への入熱により発生するBOG(Boil Off Gas)等を圧縮する往復動圧縮機の吸入口及び吐出口に設けられ、吸入弁及び吐出弁として用いられるものである。
図1及び図2に示すように、逆止弁1は、流体Fの上流側に配置されるシート2(弁座)と、流体Fの下流側に配置されるガイド3(弁受)とを備えている。シート2とガイド3は、径が略等しい略円筒状の形状に形成され、流体Fの流入方向(図の矢印方向)に重なるように配置されている。
図2に示すように、シート2のガイド3側の面の外周部2aと、ガイド3のシート2側の面の外周部3aとは密着している。ガイド3のシート2側の面には凹部3bが形成され、シート2とガイド3との間に間隙Sが形成されている。凹部3bには円板状のプレート4(弁板)が収容され、シート2とガイド3との間の間隙Sにプレート4が配置されている。
図1及び図2に示すように、シート2には、シート2をプレート4の法線H方向に貫通する複数の流体導入孔2bが形成されている。流体導入孔2bは、プレート4の法線H方向から見て複数の流体導入孔2bが同一円周上に配置された円状の配列とされ、径の異なる複数の円状の配列が同心円状に配置されている。また、流体導入孔2bは、各々の円状の配列の円周方向に延びる長孔状の形状とされている。
図2に示すように、ガイド3には複数の流体導出孔3cが形成されている。流体導出孔3cは、ガイド3をプレート4の法線H方向に貫通するように設けられている。ガイド3の流体導出孔3cとシート2の流体導入孔2bとはプレート4の面方向に交互に形成され、プレート4の法線H方向から見て重ならずにずれた位置に配置されている。すなわち、プレート4の法線H方向から見てガイド3の流体導出孔3cとシート2の流体導入孔2bは重ならないようになっている。
ガイド3の流体導出孔3cは、図1に示すシート2の流体導入孔2bと同様に、プレート4の法線H方向から見て複数の流体導出孔3cが同一円周上に配置された円状の配列とされ、径の異なる複数の円状の配列が同心円状に配置されている。また、ガイド3の流体導出孔3cは、図1に示すシート2の流体導入孔2bと同様に、各々の円状の配列の円周方向に延びる長孔状の形状とされている。
図2に示すように、プレート4には、プレート4の法線H方向から見てシート2の流体導入孔2bとは重ならず、ガイド3の流体導出孔3cとは重なる位置に、複数の貫通孔4a(流体通過孔)が形成されている。貫通孔4aは、プレート4をプレート4の法線H方向に貫通するように設けられている。また、シート2、ガイド3、及びプレート4の中央部をプレート4の法線H方向に貫通するように丸棒状のスピンドル5が設けられ、プレート4はスピンドル5に固定されている。
スピンドル5のガイド3側の基端部には、雄ねじ部5aが形成されている。スピンドル5の基端部の雄ねじ部5aは、ガイド3の中央部に設けられた雌ねじ部3dに螺合されてガイド3に固定されている。スピンドル5は、雄ねじ部5aが形成された基端部とは反対側の先端部が、流体Fの上流側に突出するように設けられている。
スピンドル5の中央部のシート2よりも流体Fの上流側には、雄ねじ部5bが形成されている。スピンドル5の中央部の雄ねじ部5bにはナット6が螺合され、ナット6とシート2との間にはワッシャー7が挿入されている。これにより、シート2とガイド3とが一体的に固定され、シート2のガイド3側の面の外周部2aとガイド3のシート2側の面の外周部3aとの間には押圧力が付与されている。
図3は、プレート4とスピンドル5とを示す側面図である。図4は、プレート4を構成する板材の平面図であり、(a)はバルブプレート41を、(b)はバッキングプレート42を示している。
図3に示すように、プレート4は、バルブプレート41とバッキングプレート42の2枚の板材により構成され、中央部に設けられた貫通孔4bを貫通するスピンドル5に固定されている。バルブプレート41とバッキングプレート42はスピンドル5の軸方向に重なるように配置され、バルブプレート41はシート2側に、バッキングプレート42はガイド3側に配置されている。
図4(a)及び図4(b)に示すように、スピンドル5に固定されたプレート4の中央部4cの周囲には、バルブプレート41とバッキングプレート42の双方にバネ部4dが設けられている。バネ部4dは、バネ部4dの外側と内側に円弧状の切り欠きを形成することで、円弧状の帯状に形成されている。これにより、バネ部4dは、中央部4cの一部と、その180°反対側の外周部4eの一部とを連結するようになっている。そして、バネ部4dは、所定の力がプレート4の法線H方向に作用したときに弾性変形し、貫通孔4aが形成されたプレート4がガイド3側に移動するように、プレート4をシート2側に付勢している。
プレート4の貫通孔4aは、図1に示すシート2の流体導入孔2bと同様に、プレート4の法線H方向から見て複数の貫通孔4aが同一円周上に配置された円状の配列とされ、径の異なる複数の円状の配列が同心円状に配置されている。また、プレート4の貫通孔4aは、シート2の流体導入孔2b及びガイド3の流体導出孔3cと同様に、円状の配列の円周方向に延びる長孔状の形状とされている。
図5は、図1及び図2に示す逆止弁1の要部を拡大した断面図であり、図6は、図5の要部をさらに拡大した断面図である。
これらの図に示すように、プレート4の貫通孔4aの内壁面4a1の断面形状は、流れ方向の全域に亘って、貫通孔4aの中央に向けて膨らむ翼弦形状となっている。
なお、本実施形態の逆止弁1において上記翼弦形状は、下式(1)によって定義される形状とされている。
なお、下式(1)において、xが該翼弦形状の前縁から後縁までの距離を1とした場合における上記前縁からの離間距離、yが翼弦形状の前縁から後縁までの距離を1とした場合における中心線から翼弦までの離間距離、tが翼弦形状の前縁から後縁までの距離を1とした場合における中心線から翼弦までの最大離間距離の2倍距離である。
このように構成された本実施形態の逆止弁1を、例えば、不図示の往復動圧縮機の吐出口の配管に取り付けて吐出弁として用いる場合には、図1及び図2に示す逆止弁1のシート2側が吐出口側(流体Fの上流側)になるように配置する。また、吸入口の配管に取り付けて吸入弁として用いる場合には、逆止弁1のガイド3側が吸入口側(流体Fの下流側)になるように配置する。
そして、往復動圧縮機が吸入口から流体Fを吸入する際には、往復動圧縮機の吸入口に設けられた逆止弁1では、吸入口に配管を介して接続されたガイド3側の流体Fがシート2側の流体Fよりも低圧になる。この流体Fの圧力差により、逆止弁1のプレート4には、プレート4の法線H方向のガイド3の向きの力が作用する。この力により、図4に示すプレート4のバネ部4dが弾性変形して外周部4eがガイド3側に移動することで、図5に示すようにプレート4がガイド3側に移動する。そして、図6に示すように、シート2の流体導入孔2bに流入した流体Fは、シート2とプレート4との間に形成された流路を介してガイド3の流体導出孔3cに流入する。ガイド3の流体導出孔3cに流入した流体Fは、ガイド3側から逆止弁1の外部へと排出され、往復動圧縮機の吸入口へ流入する。
一方、往復動圧縮機の吐出口に設けられた逆止弁1では、吐出口に配管を介して接続されたシート2側の流体Fがガイド3側の流体Fよりも低圧になる。この流体Fの圧力差により、逆止弁1のプレート4には、プレート4の法線H方向のシート2の向きの力が作用する。この力により、図4に示すプレート4のバネ部4dが弾性変形して外周部4eがシート2側に移動する。これにより、図5に示すようにプレート4がシート2側に移動する。そして、プレート4のシート2側に配置されたバルブプレート41がシート2に当接する。これにより、シート2の流体導入孔2bが閉塞され、ガイド3の流体導出孔3cからシート2の流体導入孔2bへの流体Fの流れが遮断される。
このように、往復動圧縮機の吸入口と吐出口とにそれぞれ本実施形態の逆止弁1を用いることで、往復動圧縮機による流体Fの吸入時には、吐出口への流体Fの流入を遮断して、吸入口から流体Fを吸入することができる。
また、往復動圧縮機により圧縮した流体Fを吐出口から吐出する際には、往復動圧縮機の吐出口に設けられた逆止弁1では、吐出口に配管を介して接続されたシート2側の流体Fがガイド3側の流体Fよりも高圧になる。この流体Fの圧力差により、逆止弁1のプレート4には、プレート4の法線H方向のガイド3の向きの力が作用する。この力により、図4に示すプレート4のバネ部4dが弾性変形して外周部4eがガイド3側に移動する。
これにより、図5に示すようにプレート4がガイド3側に移動する。そして、シート2の流体導入孔2bに流入した流体Fは、図6に示すように、シート2とプレート4との間に形成された流路を介してガイド3の流体導出孔3cに流入する。ガイド3の流体導出孔3cに流入した流体Fは、ガイド3側から逆止弁1の外部へと排出される。
一方、往復動圧縮機の吸入口に設けられた逆止弁1では、吸入口に配管を介して接続されたガイド3側の流体Fがシート2側の流体Fよりも高圧になる。この流体Fの圧力差により、逆止弁1のプレート4には、プレート4の法線H方向のシート2の向きの力が作用する。この力により、図4に示すプレート4のバネ部4dが弾性変形して外周部4eがシート2側に移動する。これにより、図5に示すようにプレート4がシート2側に移動する。そして、プレート4のシート2側に配置されたバルブプレート41がシート2に当接する。これにより、シート2の流体導入孔2bが閉塞され、ガイド3の流体導出孔3cからシート2の流体導入孔2bへの流体Fの流れが遮断される。
このように、往復動圧縮機の吸入口と吐出口とにそれぞれ本実施形態の逆止弁1を用いることで、往復動圧縮機による流体Fの吐出時には、吸入口からの流体Fの流出を遮断して、吐出口から流体Fを吐出することができる。
そして、本実施形態の逆止弁1においては、プレート4が備える貫通孔4aの内壁面4a1の断面形状が、流体Fの流れ方向の全域に亘って、貫通孔4aの中央に向けて膨らむ翼弦形状となっている。
このような本実施形態の逆止弁1においては、シート2側から流入してプレート4にぶつかった流体Fがプレート4の貫通孔4aに流入する際に貫通孔4aの内壁面4a1から剥離することを抑制することができる。
したがって、本実施形態の逆止弁1によれば、プレート4の貫通孔4aの内壁面4a1からの流体剥離を抑制して圧力損失を低減することが可能となる。
図7〜図10は、本実施形態の逆止弁1のプレートに形成された貫通孔4aの内壁面4a1における流体の剥離の様子と、従来の逆止弁のプレートに形成されている断面形状が直線形状とされた貫通孔の内壁面における流体の剥離の様子とを示すための圧力分布図である。
なお、図7は、従来の逆止弁のプレートに形成された貫通孔の内壁面近傍の圧力分布を示している。また、図8は、上式(1)におけるtが0.154とされることによって定義さる断面形状を有する内壁面4a1近傍の圧力分布を示している。また、図9は、上式(1)におけるtが0.2とされることによって定義さる断面形状を有する内壁面4a1近傍の圧力分布を示している。また、図10は、上式(1)におけるtが0.1とされることによって定義さる断面形状を有する内壁面4a1近傍の圧力分布を示している。
なお、図7〜図10においては、圧力分布を印刷の濃淡によって示しており、濃い領域が相対的に低圧力であることを示し、淡い領域が相対的に高圧力であることを示している。
そして、図7〜図10に示すように、本実施形態の逆止弁1のように断面形状が翼弦形状とされた内壁面4a1の近傍では、従来の逆止弁のように断面形状が直線状とされた内壁面の近傍と比較して圧力の低下領域が減少し、流体の剥離が抑制されていることが分かった。
なお、従来の逆止弁と比較し、図8に示す本実施形態の逆止弁1が6.56%、図9に示す本実施形態の逆止弁1が7.24%、図10に示す本実施形態の逆止弁1が4.71%の圧力損失の低減を図れることが確認された。
つまり、上式(1)のtが0.1以上0.2以下である場合には、確実に圧力損失を低減させることが可能となる。
以上のように本実施形態の逆止弁1によれば、プレート4に形成された貫通孔4aの内壁面4a1の断面形状が、貫通孔4aの中央に向けて膨らむ翼弦形状を有している。そして、翼弦形状は、流場に配置された際に直線形状と比較して流体の剥離が抑制される。
このため、プレート4に形成された貫通孔4aの内壁面4a1の断面形状を翼弦形状とすることによって流体の剥離を抑制することが可能となる。
したがって、本実施形態の逆止弁1によれば、プレート4の貫通孔4aの内壁面4a1からの流体剥離を抑制して圧力損失を低減することが可能となる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、本発明の逆止弁が、往復動圧縮機の吸入口及び吐出口に設けられる吸入弁及び吐出弁として用いられる構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の逆止弁の用途は任意である。
また、上記実施形態においては、プレート4の流れ方向への移動によって流体の通過及び遮蔽を選択する逆止弁1について説明した。
しかしながら、本発明の逆止弁は、弁板(本実施形態のプレート4に相当)が流体の流れに晒されて配置される逆止弁全てに適用することができる。
例えば、弁板が周方向に回転されることによって開閉が選択される開閉弁に本発明を適用することも可能である。
また、上記実施形態においては、シート2の流体導入孔2b、プレート4の貫通孔4a、及びガイド3の流体導出孔3cは長孔状の形状である構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、シート2の流体導入孔2b、プレート4の貫通孔4a、及びガイド3の流体導出孔3cが円形や楕円形、あるいは多角形等の形状であってもよい。
また、上記実施形態においては、プレート4に形成された貫通孔4aの流れ方向の全域の断面形状が翼弦形状である構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、貫通孔4aの流れ方向のシート側の一部の断面形状が翼弦形状であっても良い。
本発明の一実施形態における逆止弁の斜視図である。 図1に示す逆止弁の部分断面図である。 図1に示す逆止弁のプレートとスピンドルとを示す側面図である。 図1に示す逆止弁のプレートを構成する板材の平面図であり、(a)はバルブプレートの平面図、(b)はバッキングプレートの平面図である。 図1に示す逆止弁の要部の拡大断面図である。 図1に示す逆止弁の要部における流体の流れを示す拡大断面図である。 従来の逆止弁の要部における圧力分布を示す拡大断面図である。 本発明の一実施形態における逆止弁の要部における圧力分布を示す拡大断面図である。 本発明の一実施形態における逆止弁の要部における圧力分布を示す拡大断面図である。 本発明の一実施形態における逆止弁の要部における圧力分布を示す拡大断面図である。
符号の説明
1……逆止弁、2……シート(弁座)、2b……流体導入孔、3 ガイド(弁受)、4……プレート(弁板)、4a……貫通孔(流体通過孔)、4a1……内壁面

Claims (4)

  1. 弁座と弁受との間の間隙に弁板を備え、前記弁座側から流入した流体を前記弁板に形成された流体通過孔を介して通過させ、前記弁受側から流入する前記流体を前記弁板によって遮蔽する逆止弁であって、
    前記弁体が前記弁座側のバルブプレートと前記弁体側のバッキングプレートとが重ねられてなり、かつ、前記流体通過孔が前記バルブプレートと前記バッキングプレートとを貫通して設けられ、
    前記流体通過孔の内壁面の断面形状は、少なくとも前記弁座側が前記流体通過孔の中央に向けて膨らむ翼弦形状を有することを特徴とする逆止弁。
  2. 前記流体通過孔の内壁面の断面形状は、全域が前記翼弦形状とされていることを特徴とする請求項1記載の逆止弁。
  3. 前記翼弦形状は、xが該翼弦形状の前縁から後縁までの距離を1とした場合における前記前縁からの離間距離、yが翼弦形状の前縁から後縁までの距離を1とした場合における中心線から翼弦までの離間距離、tが翼弦形状の前縁から後縁までの距離を1とした場合における中心線から翼弦までの最大離間距離の2倍距離とされる下式(1)によって定義される形状であることを特徴とする請求項1または2記載の逆止弁。
    Figure 0005321035
  4. 前記tが0.1以上0.2以下であることを特徴とする請求項3記載の逆止弁。
JP2008321028A 2008-12-17 2008-12-17 逆止弁 Active JP5321035B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008321028A JP5321035B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 逆止弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008321028A JP5321035B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 逆止弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010144793A JP2010144793A (ja) 2010-07-01
JP5321035B2 true JP5321035B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=42565434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008321028A Active JP5321035B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 逆止弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5321035B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101758450B1 (ko) 2015-05-26 2017-07-17 민성현 압축기용 흡배기밸브
CN106224206B (zh) * 2016-10-09 2018-06-05 闵盛铉 一种压缩机用吸排气阀
US20220243722A1 (en) * 2019-06-10 2022-08-04 Dresser-Rand Company Gas operated infinite step valve for a reciprocating compressor

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5469407U (ja) * 1977-10-26 1979-05-17
JPS62209275A (ja) * 1986-03-06 1987-09-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 蒸気加減弁
JP4437864B2 (ja) * 2000-09-06 2010-03-24 株式会社Ihi 往復動圧縮機の吸入・吐出弁
US6739835B2 (en) * 2001-08-24 2004-05-25 Lg Electronics Inc. Blade part in turbofan

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010144793A (ja) 2010-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2249068B1 (en) Compliant check valve stop
AU2005291926B2 (en) Dome check valve
AU2013337857B2 (en) Valve cage having zero dead band between noise abatement and high capacity flow sections
JP6521347B2 (ja) ポペットバルブ及びポペットバルブを含むピストンコンプレッサ
US6971405B2 (en) Check valve for fuel pump
CN104165247B (zh) 具有多个抗气蚀或噪声削减的杆的控制阀内件阀笼
JP5321035B2 (ja) 逆止弁
EP1264582A2 (en) Medical stent
JP6388884B2 (ja) 2点シール及びフローティングダイアフラムウェブを備えたダイアフラムバルブ
KR102622703B1 (ko) 소음 억제 머플러를 지닌 압축기 재순환 밸브
EP1762760A3 (en) Check valve
US8646485B2 (en) Flow restrictor and method for reducing resistance of a flow
EP2890919B1 (en) Valve body with improved lower flow cavity
JP5982104B2 (ja) 逆止弁
JP5195273B2 (ja) 逆止弁
JP2020139576A (ja) ガス用リリーフ弁
JP2010112405A (ja) 逆止弁
CN109690157B (zh) 单向阀
JP6717161B2 (ja) フィルタ付バルブ
JP5042073B2 (ja) 燃料噴射弁
JP7054509B2 (ja) 逆止弁
JP5888750B2 (ja) 逆止弁
JP6843387B2 (ja) 逆止弁
JP2010151153A (ja) 逆止弁
JP6717160B2 (ja) 逆止弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130701

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5321035

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250