JP5262841B2 - シート処理装置、画像形成装置、シート処理制御方法、及びシート処理制御プログラム - Google Patents

シート処理装置、画像形成装置、シート処理制御方法、及びシート処理制御プログラム Download PDF

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この発明は、搬入された用紙、記録紙、転写紙、OHPシートなどのシート状記録媒体(本明細書では、単に「シート」と称す)を整合するシート整合装置を備えたシート処理装置、このシート処理装置を一体又は別体に備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの機能を少なくとも2つ備えたデジタル複合機などの画像形成装置、前記シート処理装置あるいは前記画像形成装置で実行されるシート処理制御方法、及びこのシート制御処理方法をコンピュータで実行するためのシート処理制御プログラムに関する。
フィニッシャ等のシート整合装置を含むシート処理装置では、シート整合部である処理トレイ内でシート搬送方向の整合とシート搬送方向と直交する方向の整合が行われる。シート搬送方向の整合は通常後端フェンスが使用され、縦揃えとも称される。シート搬送方向と直交する方向の整合は通常ジョガーフェンスが使用され、ジョガーフェンスでは、揃え面を用紙搬送方向と平行にし、用紙搬送方向と直交する方向から用紙の側端を両側から押さえるようにして整合する。この整合は横揃えとも称される。
後端フェンスは処理トレイのシート搬送方向最下流側の端部に設置され、シート後端を受けてシート位置を規制するようになっている。一方、この後端フェンスの近傍に端面綴じスティプラが設けられ、後端が揃えられたシート束を綴じるようになっている。その際、例えば2個所綴じを行う場合、端面綴じスティプラはシート後端に沿って綴じ位置まで移動する必要がある。その際、端面綴じスティプラの移動経路上に後端フェンスが位置しているので、後端フェンスの位置を越えて移動する場合、後端フェンスが端面綴じスティプラに干渉し、端面綴じスティプラは所望の綴じ位置に移動することができなくなる。そこで、端面綴じスティプラの移動時に後端フェンスが干渉しないようにした発明が種々提案されている。
そのうち、特許文献1(特許第3652917号公報)には、排出されたジョブ毎の記録紙束を整合し、前記記録紙束をスティプラにより平行又は斜め綴じを行うシート後処理装置において、前記スティプラの両側に分割して配置され、かつ前記スティプラの傾動に応じて前記記録紙の後端基準に沿って移動可能に設けられ、前記排出された記録紙の後端に当接する後端フェンスを備え、スティプラの移動に応じて後端フェンスがスライドするように構成されたシート後処理装置が記載されている。
また、特許文献2(特許第3655431号公報)には、搬送されてくる用紙を収納してスタックするスティプルトレイと、前記スティプルトレイにスタックされた用紙端部を受けて揃える後端フェンスと、前記後端フェンスによって揃えられた用紙端部にスティプル綴じするスティプル手段とを備えた用紙後処理装置において、前記後端フェンスを前記スティプルトレイの下端方向に沿って手前側と奥側に複数個配設するとともに、当該後端フェンスを前記下端方向に沿って移動可能とし、前記後端フェンスには、前記スティプル手段に対して用紙を露出させるための切り欠き窓と、用紙端部を受けて揃えるストッパ部を設け、前記奥側の後端フェンスの切り欠き窓から、前記スティプル手段による奥斜め綴じを行なえるようにした発明が記載されている。
さらに、特許文献3(特開2008−105809号公報)には、作動部の作動によりシートを処理するシート処理装置において、電源OFF信号を受けたとき前記作動部に初期化動作をさせる初期化動作手段と、前記初期化動作手段から前記初期化動作を終了した終了信号を受けた後、電源を切る電源スイッチと、を備え、電源を切ったとき初期化動作が行われて、次に使用するとき速やかに使用できるようにした発明が記載されている。
加えて、特許文献4(特開2005−206374号公報)には、後処理動作の動作状態を検知し、検知結果に基づいて後処理動作の開始後の所定の期間において駆動信号を制限し、スティプラのイニシャル動作時の移動速度や駆動電流を低減して静音化を図るようにした発明が記載されている。
前述のように、後端フェンス(突き当て部材)と端面綴じスティプラ(綴じ手段)については干渉という問題があるため、干渉を防ぐ工夫が種々なされている。また、両者の干渉を防ぐために移動させる場合には、電源ON時の位置が分からないと、以後の移動制御及び位置制御が不可能になる。そこで、この種のシート処理装置では、電源ON時にイニシャル処理を実行し、制御基準を確定させるようにしている。
従来、このイニシャル処理では、綴じ手段をホームポジションに戻した後、再度ホームポジション方向とは反対方向に所定量移動させるという動作を行っていた。これは後端フェンスを移動させるために設けられた引っ掛け部材を引っ掛けるための動作である。複数のシートサイズ、及び綴じ位置に対応している装置では、前述のように突き当て部材が固定されているとシートサイズ、あるいは綴じ位置によっては綴じ動作時に綴じ手段と突き当て部材が干渉してしまい機械を破損させるといった問題がある。そこで、これを回避するために、後端フェンスに綴じ処理が実施できる程度の切り欠き窓を空け、さらに引っ掛け部材を設けて綴じ手段に引っ掛けることによって綴じ手段が移動する際に追従して移動させ、綴じ手段が綴じ動作を行う際に後端フェンスが干渉しないようにしている。
また、引っ掛け部材は綴じ手段を機械手前側に45度以上傾けると外れる構成となっていることから、イニシャル動作時には必ず引っ掛け動作を実施して確実に引っ掛け部材を引っ掛ける動作を行う必要がある。しかしながら、通常状態での使用であれば引っ掛け部材は必ず綴じ手段に引っ掛っており、毎回引っ掛け動作を実施することは不必要な動作となり、余分な電力を消費させ、引っ掛け部材と綴じ手段の当接時に騒音が発生するといった問題が生じていた。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、イニシャル動作開始時の騒音の発生を最小限に抑え、かつ、不必要な消費電力の削減を図ることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、搬入されたシートを整合する整合手段と、整合されたシート束に綴じを施す綴じ手段と、を有し、前記整合手段はシートの搬送方向後端を突き当て、突き当て位置でシートを揃える突き当て部材を含み、前記綴じ手段は前記シートの搬送方向後端に沿って移動してシートを綴じ、前記突き当て部材は前記綴じ手段と係合する係合部を有し、当該係合部で前記綴じ手段の被係合部と係合したときには係合した方向について前記綴じ手段と一体に移動するシート処理装置であって、前記綴じ手段がホームポジションへ移動する際、前記係合部と前記被係合部との係合動作の可否を、前記綴じ手段のホームポジションへの移動開始時の停止位置と前記係合部の位置によって決定する制御手段を備えていることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段おいて、前記綴じ手段のホームポジションを検知するホームポジションセンサ位置から前記綴じ手段の停止位置までの距離をa、前記ホームポジションセンサ位置から前記前記被係合部と係合状態にないときの前記係合部までの距離をbとし、両者間に
a>b
の関係が成立するときには、前記制御手段は前記係合動作を否とすることを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記距離aは、前記制御手段が前記綴じ手段をホームポジションへ移動させる際に計測した値であることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記計測した値は、前記綴じ手段がホームポジションへ到達するまでの移動パルス量であることを特徴とする。
第5の手段は、第3の手段において、前記計測した値は、前記綴じ手段がホームポジションへ到達するまでの時間であることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記被係合部が前記綴じ手段のホームポジションから綴じ位置側への移動時に前記係合部に当接した場合、前記係合部は前記被係合部とは係合せずに前記綴じ手段の通過を許容し、綴じ位置側からホームポジションに移動するときに前記係合部に当接した場合、前記係合部は前記被係合部と係合し、前記突き当て部材は前記綴じ手段と一体に移動することを特徴とする。
第7の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段に係るシート処理装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第8の手段は、搬入されたシートを整合する整合手段と、整合されたシート束に綴じを施す綴じ手段と、を有し、前記整合手段はシートの搬送方向後端を突き当て、突き当て位置でシートを揃える突き当て部材を含み、前記綴じ手段は前記シートの搬送方向後端に沿って移動してシートを綴じ、前記突き当て部材は前記綴じ手段と係合する係合部を有し、当該係合部で前記綴じ手段の被係合部と係合したときには係合した方向について前記綴じ手段と一体に移動するシート処理制御方法であって、前記綴じ手段がホームポジションへ移動する際、前記係合部と前記被係合部との係合動作の可否を、前記綴じ手段のホームポジションへの移動開始時の停止位置と前記係合部の位置によって決定することを特徴とする。
第9の手段は、搬入されたシートを整合する整合手段と、整合されたシート束に綴じを施す綴じ手段と、を備え、前記整合手段はシートの搬送方向後端を突き当て、突き当て位置でシートを揃える突き当て部材を含み、前記綴じ手段は前記シートの搬送方向後端に沿って移動してシートを綴じ、前記突き当て部材は前記綴じ手段と係合する係合部を有し、当該係合部で前記綴じ手段の被係合部と係合したときには係合した方向について前記綴じ手段と一体に移動するシート処理制御をコンピュータによって実行するためのシート処理制御プログラムであって、前記綴じ手段がホームポジションへ移動する際、前記係合部と前記被係合部との係合動作の可否を、前記綴じ手段のホームポジションへの移動開始時の停止位置と前記係合部の位置によって決定する手順を備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、整合手段は後端フェンス51,51a,51b及びジョガーフェンス53,53a,53bに、綴じ手段は端面綴じスティプラS1に、突き当て部材は後端フェンス51,51a,51bに、係合部は引っ掛け部材55に、被係合部は被引っ掛け部材56に、制御手段はCPU360に、シート処理装置はシート後処理装置PDに、画像形成装置は符号PRに、それぞれ対応する。
本発明によれば、綴じ手段がホームポジションへ移動する際、突き当て部材の係合部と綴じ手段の被係合部との係合動作の可否を、綴じ手段のホームポジションへの移動開始時の停止位置と係合部の位置によって決定するので、イニシャル動作時の不必要な綴じ手段の移動動作を回避することが可能となり、これにより、イニシャル動作開始時の騒音の発生を最小限に抑え、かつ、不必要な消費電力の削減を図ることができる。
本実施形態に係るシート処理装置としてのシート後処理装置と画像形成装置とからなるシステムを示すシステム構成図である。 本実施形態に係るシート処理装置の端面綴じ処理トレイをトレイの積載面側から見た概略構成図である。 シートの幅方向を整合するジョガーフェンス部の要部構成を示す図である。 端面綴じ処理トレイ及びその付属機構の概略構成を示す斜視図である。 シート処理装置の制御手段の概略を示すブロック図である。 後端フェンスの引っ掛け部材が端面綴じスティプラの被引っ掛け部材に引っ掛っている通常時の状態を端面綴じ処理トレイの背面側から見た図である。 後端フェンスの引っ掛け部材が端面綴じスティプラの被引っ掛け部材から外れている状態を示す拡大図である。 後端フェンスの引っ掛け部材が端面綴じスティプラの被引っ掛け部材に引っ掛っている状態を示す拡大図である。 本実施形態における端面綴じスティプラのイニシャル動作時の制御手順を示すフローチャートである。
本発明は、イニシャル動作開始時における綴じ手段とシート突き当て部材、言い換えれば端面綴じスティプラと後端フェンスの引っ掛け動作による騒音の発生を最小限に抑え、消費電力の削減を図ることを意図したもので、綴じ手段がイニシャル動作時にホームポジションへ移動する際の移動量を計測し、イニシャル動作開始時の綴じ手段の位置が突き当て部材に設けられた引っ掛け部材より奥側にいると識別した場合には引っ掛け動作を実施させないようにして装置の静音化と消費電力の低減を図ったものである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係るシート処理装置としてのシート後処理装置PDと画像形成装置PRとからなるシステムを示すシステム構成図である。
図1において、シート後処理装置PDは、画像形成装置PRの側部に取り付けられており、画像形成装置PRから排出されたシートはシート後処理装置PDに導かれる。前記シートは、1枚のシートに後処理を施す後処理手段(この実施形態では穿孔手段としてのパンチユニット100)を有する搬送路Aと、この搬送路Aを通り、上トレイ201へ導く搬送路B、シフトトレイ202へ導く搬送路C、整合及びスティプル綴じ等を行う処理トレイF(以下「端面綴じ処理トレイ」とも称する)へ導く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪15及び分岐爪16によって振り分けられるように構成されている。
画像形成装置PRは、特に図示しないが入力された画像データを印字可能な画像データに変換する画像処理回路、画像処理回路から出力される画像信号に基づいて感光体に光書き込みを行う光書き込み装置、光書き込みにより感光体に形成された潜像をトナー現像する現像装置、現像装置によって顕像化されたトナー像をシートに転写する転写装置、及びシート転写されたトナー像を定着する定着装置を少なくとも備え、トナー画像が定着されたシートをシート後処理装置PDに送り出し、シート後処理装置PDによって所望の後処理が行われる。画像形成装置PRはここでは前述のように電子写真方式のものであるが、インクジェット方式、熱転写方式などの公知の画像形成装置が全て使用できる。なお、この実施形態では、前記画像処理回路、光書き込み装置、現像装置、転写装置、及び定着装置が画像形成手段を構成している。
搬送路A及びDを経て端面綴じ処理トレイFへ導かれ、この端面綴じ処理トレイFで整合及びスティプル等を施されたシートは、ガイド部材44により、シフトトレイ202へ導く搬送路C、折り等を施す中綴じ・中折り処理トレイG(以下、単に「中綴じ処理トレイ」とも称する)へ振り分けられるように構成され、中綴じ処理トレイGで折り等を施されたシートは搬送路Hを通り排紙ローラ83から下トレイ203へ導かれる。また、搬送路D内には分岐爪17が配置され、図示しない低荷重バネにより図の状態に保持されており、搬送ローラ7によって搬送されるシートの後端が前記分岐爪17を通過した後、搬送ローラ9、10、スティプル排紙ローラ11のうち少なくとも搬送ローラ9を逆転させ、シートをターンガイド8に沿って逆行させる。これにより、シート後端からシートをシート収容部Eへ導いて滞留(プレスタック)させ、次シートと重ね合せて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上のシートを重ね合せて搬送することも可能である。なお、符号304はシートをプレスタックさせる際の逆送タイミングを設定するためのプレスタックセンサである。
搬送路B、搬送路C及び搬送路Dの上流で各々に対し共通な搬送路Aには、画像形成装置PRから受け入れるシートを検出する入口センサ301、その下流に入口ローラ1、パンチユニット100、パンチかすホッパ101、搬送ローラ2、分岐爪15及び分岐爪16が順次配置されている。分岐爪15、分岐爪16は図示しないバネにより図1の状態に保持されており、図示しないソレノイドをONすることにより、分岐爪15、16をそれぞれ駆動し、両者の組み合わせを変えることによって、搬送路B、搬送路C、搬送路Dへシートを振り分ける。
搬送路Bへシートを導く場合は、図1の状態で前記ソレノイドはOFF(下向きが初期状態)、搬送路Cへシートを導く場合は、図1の状態(上向きが初期状態)から前記ソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方にそれぞれ回動した状態となり、シートは搬送ローラ3から排紙ローラ4を経て上トレイ201に排出される。搬送路Dへシートを導く場合は、分岐爪16は図1の状態で前記ソレノイドはOFF(初期状態)、分岐爪15は図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、上方に回動した状態となり、搬送ローラ5及び排紙ローラ対6(6a,6b)を経てシートをシフトトレイ202側に搬送する。
このシート後処理装置では、シートに対して、穴明け(パンチユニット100)、シート揃え+端部綴じ(ジョガーフェンス53、端面綴じスティプラS1)、シート揃え+中綴じ(中綴じ上ジョガーフェンス250a、中綴じ下ジョガーフェンス250b、中綴じスティプラS2)、シートの仕分け(シフトトレイ202)、中折り(折りプレート74、折りローラ81)などの各処理を行うことができる。
図1に示すように、このシート後処理装置PDの最下流部に位置するシフトトレイ排紙部は、シフト排紙ローラ対6(6a,6b)と、戻しコロ13と、紙面検知センサ330と、シフトトレイ202と、シフトトレイ202をシート搬送方向に直交する方向に往復動させる図示しないシフト機構と、シフトトレイ202を昇降させるシフトトレイ昇降機構とにより構成される。
スティプル排紙ローラ11によって端面綴じ処理トレイFへ導かれたシートは、端面綴じ処理トレイF上に順次積載される。この場合、シート毎に叩きコロ12で縦方向(シート搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス53によって横方向(シート搬送方向と直交する方向−シート幅方向とも称す)の整合が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、シート束の最終紙から次のシート束先頭紙までの間で、制御装置350(図5参照)からのスティプル信号により端面綴じスティプラS1が駆動され、綴じ処理が行われる。綴じ処理が行われたシート束は、直ちに放出爪52aが突設された放出ベルト52(図2参照)によりシフト排紙ローラ6へ送られ、受け取り位置にセットされているシフトトレイ202に排出される。
放出ベルト52はシート幅方向の整合中心に位置し、プーリ52c間に張架され、放出モータにより駆動される。また、複数の放出ローラ56が前記放出ベルト52に関して対称に配置され、駆動軸に対して回転自在に設けられ、従動コロとして機能している。
放出爪52aは、放出ベルトHPセンサ311によりホームポジションが検知されるようになっており、この放出ベルトHPセンサ311は放出ベルト52に設けられた放出爪52aによりオン・オフする。放出ベルト52の外周上には対向する位置に2つの放出爪52aが配置され、端面綴じ処理トレイFに収容されたシート束を交互に移動搬送する。また必要に応じて放出ベルト52を逆回転させ、これからシート束を移動するように待機している放出爪52aと対向側の放出爪52aの背面で端面綴じ処理トレイFに収容されたシート束の搬送方向先端を揃えるようにすることもできる。
なお、図1において、符号110は後端押さえレバーであり、後端フェンス51に収容されたシート束SBの後端を押さえることができる後端フェンス51の下端部に位置し、端面綴じ処理トレイFに対してほぼ垂直な方向に往復動する。端面綴じ処理トレイFに排出されたシートは、シート毎に叩きコロ12で縦方向(シート搬送方向)の整合が行われるが、端面綴じ処理トレイFに積載されたシート後端がカールしていたり、腰が弱かったりするとシート自身の重量によって後端が座屈し膨らむ傾向にある。さらに、その積載枚数が増えることによって、後端フェンス51内の次のシートが入る隙間が小さくなり、縦方向の揃えが悪くなる傾向にある。そこで、シート後端の膨らみを少なくしてシートが後端フェンス51に入りやすくするようにしたのが、後端押さえ機構であり、シートを直接押さえるのが後端押さえレバー110である。る。
図2は端面綴じ処理トレイFをトレイの積載面側から見た概略構成図である。同図において、上流機より受け入れたシートの幅方向の整合は53a及び53bのジョガーフェンスにて実施され、縦方向はストッパ駆動ベルト511a,511bによって駆動される先端ストッパ512a、512bによって後端フェンス51a,51b(図1では符号51で示す)に突き当てて整合される。整合動作の完了後は、端面綴じスティプラS1にて綴じ処理が施され、綴じ処理後のシート束は可動フェンス57a、57bにて持上げられる。なお、この可動フェンスのシート束をすくう受け部は後端フェンス51a,51bのシート束を受ける受け部より若干下方に位置した処にあり、先端ストッパ512a、512bが後端フェンス51a,51bにシート束を突き当てて縦揃えを実施するときの障害とならないように配置されている。可動フェンス57a,57bにてシート束が持上げられた後、放出ベルト52が反時計方向に駆動して、放出ベルト52に取り付けられた放出爪52aにて可動フェンス57a、57bにて持上げられたシート束をすくい、端面綴じ処理トレイFからの放出動作を行う。なお、符号64a,64bは前側板及び後側板である。また、本動作は整合処理後に綴じ処理を実施しない未綴じ束においても同様の動作が可能である。
図3はシートの幅方向を整合するジョガーフェンス部の要部構成を示す図である。ジョガーフェンス53a,53bはそれぞれ図示していない駆動モータによって矢印方向に移動してシートの幅方向の整合を行う。また、ジョガーフェンス53a,53bにはそれぞれ2つのマイラー531,532が配置されており、端面綴じ処理トレイFに排出されたシートがカール等で湾曲するのを防いでいる。マイラー531、532はそれぞれ大サイズ用、小サイズ用であり、この2つのマイラー531,532の取付け位置とそれぞれの長さ、及び弾力性は、積載手段内へシートが搬送されてきたときに搬送時の抵抗とならないよう、かつ端面綴じ処理トレイF内に受け入れ可能な全シートサイズの先端部近傍を押さえることが可能に、かつシート横方向の整合時の障害とならないように配慮して決定されている。
図4は端面綴じ処理トレイF及びその付属機構の概略構成を示す斜視図である。同図に示すように、スティプル排紙ローラ11により端面綴じ処理トレイFへ導かれたシートは順次端面綴じ処理トレイF上に積載される。このとき、端面綴じ処理トレイFに排出されるシートの枚数が1枚の場合、シート毎に叩きコロ12で縦方向(シート搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス53a,52bによって幅方向(シート搬送方向と直交するシート幅方向)の整合が行われる。叩きコロ12は支点12aを中心に叩きSOL170によって振り子運動を与えられ、端面綴じ処理トレイFへ送り込まれたシートに間欠的に作用してシートを後端フェンス51に突き当てる。なお、叩きコロ12自身は反時計回りに回転するしくみとなっている。
ジョガーフェンス53は、図2及び図3に示すように前後一対(53a,53b)設けられ、正逆転可能なジョガーモータ158によりタイミングベルトを介して駆動され、シート幅方向に往復移動する。
端面綴じ処理トレイFのシート搬送方向下流側には、シート束偏向機構が設けられている。図1に示すように端面綴じ処理トレイFから中綴じ処理トレイGへ、また端面綴じ処理トレイFからシフトトレイ202へシート束を送る搬送路、及びシート束を搬送する搬送手段は、シート束に搬送力を与える搬送機構35、シート束をターンさせる放出ローラ56、シート束をターンさせるためのガイドを行うガイド部材44とから構成されている。
各々の詳細な構成を説明すると、搬送機構35のローラ36には駆動軸37の駆動力がタイミングベルトによって伝達される構成となっており、ローラ36と駆動軸37はアームによって連結支持され、駆動軸37を回転支点として揺動可能となっている。搬送機構35のローラ36の揺動駆動はカム40によって行われ、カム40は回転軸41を中心に回転し、図示しないモータによって駆動される。
搬送機構35では、ローラ36の対向する位置には従動ローラ42が配置され、従動ローラ42とローラ36によってシート束を挟み、弾性材によって加圧し、搬送力を与えている。
端面綴じ処理トレイFから中綴じ処理トレイGへシート束をターンさせる搬送路は、放出ローラ56と放出ローラ56に対向する側のガイド部材44の内面との間に形成される。ガイド部材44は支点を中心に回動し、その駆動は束分岐駆動モータ161から伝達される。
端面綴じ処理トレイFから積載手段であるシフトトレイ202へシート束を搬送する搬送路は、ガイド部材44が支点を中心に図示時計方法に回動し、ガイド部材44の外面(放出ローラ56と対向しない側の面)とその外側のガイド板間の空間を搬送路として使用する。
端面綴じ処理トレイFから中綴じ処理トレイGへシート束Pを送る場合、端面綴じ処理トレイFで整合されたシート束の後端を放出爪52aで押し上げ、搬送機構35のローラ36と、これに対向する対向する従動ローラ42との間でシート束を挟み、搬送力を与える。このとき搬送機構35のローラ36は、シート束P先端にぶつからないような位置で待機している。
次に、シート束P先端が通過してからシート表面に搬送機構35のローラ36を接触させ、搬送力を与える。このときガイド部材44と放出ローラ56とでターン搬送路のガイドを形成し、シート束Pを下流の中綴じ処理トレイGへと搬送する。
中綴じ処理トレイGは、図1に示すように搬送機構35、ガイド部材44及び放出ローラ56からなるシート束偏向機構の下流側に設けられている。中綴じ処理トレイGは、前記シート束偏向機構の下流側にほぼ垂直に設けられており、中央部に中折り機構が、その上方に束搬送ガイド板上92が、また、下方に束搬送ガイド板下91が配置されている。
また、束搬送ガイド板上92の上部には束搬送ローラ上71が、下部には束搬送ローラ下72がそれぞれ設けられているとともに、両ローラ71,72間を跨ぐように束搬送ガイド板上92の側面に沿って両側に中綴じ上ジョガーフェンス250aが配置されている。同様に束搬送ガイド板下91の側面に沿って両側に中綴じ下ジョガーフェンス250bが設けられ、この中綴じ下ジョガーフェンス250bが設置されている箇所に中綴じスティプラS2が配置されている。中綴じ上ジョガーフェンス250a及び中綴じ下ジョガーフェンス250bは図示しない駆動機構により駆動され、シート搬送方向に直交する方向(シートの幅方向)の整合動作を行う。中綴じスティプラS2は、クリンチャ部とドライバ部とが対となったもので、シートの幅方向に所定の間隔をおいて二対設けられている。
また、束搬送ガイド板下91を横切るように可動後端フェンス73が配置され、タイミングベルトとその駆動機構とを備えた移動機構によりシート搬送方向(図において上下方向)に移動可能となっている。駆動機構は図1に示すように前記タイミングベルトが掛け渡された駆動プーリと従動プーリと、駆動プーリを駆動するステッピングモータとにより構成されている。同様に束搬送ガイド板上92の上端側には、後端叩き爪251と、その駆動機構が設けられている。後端叩き爪251はタイミングベルト252と図示しない駆動機構とによって前記シート束偏向機構から離れる方向とシート束の後端(シート束導入時に後端に当たる側)を押す方向とに往復移動可能となっている。
中折り機構は、中綴じ処理トレイGのほぼ中央部に設けられ、折りプレート74と折りローラ81と、折られたシート束を搬送する搬送路Hとからなっている。なお、図1において、符号326は後端叩き爪251のホームポジションを検出するためのホームポジションセンサ、符号323は中折りされたシートを検出するための折り部通過センサ、符号321はシート束が中折り位置に到達したことを検知する束検出センサ、符号322は可動後端フェンス73のホームポジションを検出する稼働後端フェンスホームポジションセンサである。
また、この実施形態では、下トレイ203に中折りされたシート束の積層高さを検出する検出レバー501が支点501aによって揺動自在に設けられ、この検出レバー501の角度を紙面センサ505によって検出し、下トレイ203の昇降動作及びオーバーフロー検出を行っている。
図5はCPU360、I/Oインターフェース370等を有するマイクロコンピュータを搭載した制御手段350の概略を示すブロック図である。制御手段350には、図示しない画像形成装置本体のコントロールパネルの各スイッチ等、及び上排紙センサ302、紙有無センサ310、スティプル排紙センサ305、紙面検知センサ330等の各センサからの信号がI/Oインターフェース370を介してCPU360へ入力され、CPU360は入力された信号に基づいて先端ストッパ512、放出ベルト52、可動フェンス57等の機構を制御する駆動モータや叩きSOL等の各ソレノイドを制御する。
なお、前記制御は、図示しないROMに格納されたプログラムコードをCPU360が
読み込み、図示しないRAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードで定義されたプログラムに基づいて実行する。
図6ないし図8は後端フェンス51と後端フェンス51に設けられた引っ掛け部材55、端面綴じスティプラS1と端面綴じスティプラS1に設けられた引っ掛け部材56の位置関係を示した図である。
図6は後端フェンス51に備えられた係合部としての引っ掛け部材55が端面綴じスティプラS1に設けられた被係合部としての被引っ掛け部材56に引っ掛っている(係合状態もしくは当接状態にある)通常時の状態を端面綴じ処理トレイFの背面側から見た図であり、図7は後端フェンス51に設けられた引っ掛け部材55が端面綴じスティプラS1に設けられた被引っ掛け部材56から外れている状態、図8は引っ掛っている状態の拡大図である。これらの図において、後端フェンス51aは軸513上に取り付けられ、シート搬送方向と直交する方向に移動可能となっている。さらに後端フェンス51aは端面綴じスティプラS1に設けられた被引っ掛け部材56に引っ掛っていないフリーの状態では、図示していないスプリングにより引っ張られて端面綴じ処理トレイFの中央付近に寄せられた状態となる。
ここでさらに詳しく述べると、図6及び図8は端面綴じスティプラS1が装置前面から見て手前側のホームポジションに後端フェンス51aとともに位置している状態である。この状態では、後端フェンス51aの引っ掛け部材55が端面綴じスティプラS1の被引っ掛け部材56との当接状態にあり、端面綴じスティプラS1に押されて図示しないスプリングの弾性力に抗してホームポジションに位置している。この状態は端面綴じスティプラS1のイニシャル状態の1つである。
図7は端面綴じスティプラS1が装置前面から見て手前側のホームポジションに位置し、後端フェンス51aが端面綴じスティプラS1よりも端面綴じ処理トレイFの内側に位置している状態である。この状態では、後端フェンス51aの引っ掛け部材55と端面綴じスティプラS1の被引っ掛け部材56とは非係合状態、すなわち離間した状態にあり、端面綴じスティプラS1と後端フェンス51aは独立している。この状態も端面綴じスティプラS1のイニシャル状態の1つである。
図7のイニシャル状態から端面綴じスティプラS1が綴じ動作のために端面綴じ処理トレイFの内側に移動すると、移動の過程で端面綴じスティプラS1の被引っ掛け部材56が後端フェンス51aの引っ掛け部材55に外側から当接する。引っ掛け部材55は図7において矢印Zで示すように引っ掛け部材55の回転中心を原点として第3象限に対応する範囲のみ可動であり、図7に示した位置よりも反時計方向には回動しない。すなわち、図7に示した位置を基準に時計方向90°だけ回動可能となっている。そのため、端面綴じスティプラS1が図7において内側(図示左方向)に移動し、被引っ掛け部材56が引っ掛け部材55に当接すると、引っ掛け部材55は図示時計方向に回動し、被引っ掛け部材56の前記引っ掛け部材55を越えた移動を許容する。
図7の後端フェンス51aの位置は、前述のように中央付近に寄せられた位置であり、この位置で2個所綴じの手前側の綴じ動作を行うと、スティプラの綴じ部が後端フェンス51aと干渉し、スティプラの故障の原因となる。そこで、図7のイニシャル状態の場合には、端面綴じスティプラS1は、被引っ掛け部56が引っ掛け部55を通過した状態にする。この状態から綴じ位置に移動すると、後端フェンス51と端面綴じスティプラS1の綴じ部との干渉は生じない。
一旦、被引っ掛け部56が引っ掛け部55を通過した状態になると、端面綴じスティプラS1がホームポジションに戻る場合、被引っ掛け部56が引っ掛け部55に当接した状態でロックされ、後端フェンス51aは端面綴じスティプラS1と一体にホームポジション位置まで移動する。この状態が図6及び図8の状態である。図7の状態になるのは、端面綴じスティプラS1が例えばスティプル針交換のために図6の状態から反時計方向に回動し、両者の係合状態が解除された場合である。このように両者の係合状態が解除されると、後端フェンス51aはスプリングの弾性力により端面綴じ処理トレイFの中央寄りに移動する。そのため、針交換後は端面綴じスティプラS1を針交換位置から綴じ可能位置に回転させて戻す必要がある。綴じ可能位置に戻った状態が図7の状態である。この前提で、図9に示す制御が実行される。
図9は本実施形態における端面綴じスティプラS1のイニシャル動作時の制御手順を示すフローチャートである。端面綴じスティプラS1のイニシャル動作は、後端押さえ110や図示していない放出ベルト52に取り付けられた爪等との接触を防ぐために他機構部のイニシャル動作の完了を待って開始される(ステップS101−YES)。CPU360は他機構部のイニシャル動作が完了すると、最初に端面綴じスティプラS1の回転方向のイニシャル動作を実行する(ステップS102)。ここでいう回転方向とは、針交換位置と綴じ位置間の回転のことで、回回転方向のイニシャル動作とは、綴じ位置がイニシャル位置なので、回転位置を綴じ位置に対応する初期位置に位置させる動作をいう。ステップS102で回転方向のイニシャル処理が完了すると(ステップS103−YES)、横移動のイニシャル動作を開始させる(ステップS104)とともに動作カウンタをスタートさせる(ステップS105)。
端面綴じスティプラS1が横方向のホーム位置へ移動開始し、図示していない横方向のホームポジションセンサのON信号を検知すると(ステップS106−YES)、動作カウンタをストップさせる(ステップS107)とともに端面綴じスティプラS1を停止させる(ステップS108)。
ここでCPU360は動作カウンタの値Tを取得し(ステップS109)、端面綴じスティプラS1がイニシャル動作を開始する時点でのホームポジション位置からの離間距離aを予め決められた計算式により導き出す(ステップS110)。動作カウンタで計測する値として、ステップS109では端面綴じスティプラS1がホームポジションまで移動するのに要した時間を使用している。なお、計測手段としては時間以外にも端面綴じスティプラS1を横方向のホームポジションまで移動させるために使用したステッピングモータによるパルス制御にて得たパルス数としても良い。
次いで、CPU360は後端フェンス51aがフリー状態のときに後端フェンス51aに設けられた引っ掛け部材55の位置と端面綴じスティプラS1の横方向のホームポジションセンサON位置との距離bを取得する(ステップS111)。ここで取得した距離bは機械的レイアウト上決められた値である。さらにCPU360は取得したa及びbの値を比較してa≦bの関係が成り立つ場合のみ(ステップS112−YES)、端面綴じスティプラS1をホームポジション位置とは反対方向へ距離bだけ移動させて前述のようにして被引っ掛け部材56を引っ掛け部材55に引っ掛ける(係合する)動作を実行させる(ステップS113)。その後、端面綴じスティプラS1の綴じ機構のイニシャル動作を実行し(ステップS114)。針カスがあれば、針カスを廃棄し(ステップS115)て端面綴じスティプラS1のイニシャル動作を終了する。
その後、端面綴じスティプラS1によって綴じ位置でスティプラ処理が実行される。
以上のように本実施形態によれば、
1)CPU360は、端面綴じスティプラS1がイニシャル動作時にホームポジションへ移動する際の移動量を計測し、イニシャル動作開始時の綴じ手段の位置が手前側の後端フェンス51aに設けられた引っ掛け部材55より端面綴じ処理トレイFの内側にあると判断した場合には、引っ掛け動作を実施させないようにした。これにより、引っ掛け部材の引っ掛け動作の実施が必要最小限に止められ、装置の静音化と消費電力の低減を図ることができる。
2)端面綴じスティプラS1のホームポジションを検知するホームポジションセンサ位置からイニシャル処理を行うときの端面綴じスティプラS1の停止位置までの距離aを端面綴じスティプラS1を駆動するステッピングモータの駆動パルスによって計測するので、既存の構成で精度の良い計測が可能となる。
3)端面綴じスティプラS1のホームポジションを検知するホームポジションセンサ位置からイニシャル処理を行うときの端面綴じスティプラS1の停止位置までの距離aを端面綴じスティプラS1を駆動するステッピングモータの駆動時間によって計測するので、既存の構成で精度の良い計測が可能となる。
などの効果を奏する。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となる。
本発明は、画像形成装置の後段に接続して使用されるシート処理装置に限らず、シート状の部材に対して整合処理及び綴じ処理を含むシート状の部材をまとめて束状にする機能を有するシート状部材の取り扱い装置を含むシート処理装置全般に利用することができる。
51,51a,51b 後端フェンス
53,53a,53b ジョガーフェンス
S1 端面綴じスティプラ
55 引っ掛け部材(係合部)
56 被引っ掛け部材(被係合部)
360 CPU
PD シート後処理装置
PR 画像形成装置
特許第3652917号公報 特許第3655431号公報 特開2008−105809号公報 特開2005−206374号公報

Claims (9)

  1. 搬入されたシートを整合する整合手段と、
    整合されたシート束に綴じを施す綴じ手段と、
    を有し、
    前記整合手段はシートの搬送方向後端を突き当て、突き当て位置でシートを揃える突き当て部材を含み、
    前記綴じ手段は前記シートの搬送方向後端に沿って移動してシートを綴じ、
    前記突き当て部材は前記綴じ手段と係合する係合部を有し、当該係合部で前記綴じ手段の被係合部と係合したときには係合した方向について前記綴じ手段と一体に移動するシート処理装置であって、
    前記綴じ手段がホームポジションへ移動する際、前記係合部と前記被係合部との係合動作の可否を、前記綴じ手段のホームポジションへの移動開始時の停止位置と前記係合部の位置によって決定する制御手段を備えていることを特徴とするシート処理装置。
  2. 請求項1記載のシート処理装置であって、
    前記綴じ手段のホームポジションを検知するホームポジションセンサ位置から前記綴じ手段の停止位置までの距離をa、前記ホームポジションセンサ位置から前記前記被係合部と係合状態にないときの前記係合部までの距離をbとし、両者間に
    a>b
    の関係が成立するときには、前記制御手段は前記係合動作を否とすることを特徴とするシート処理装置。
  3. 請求項2記載のシート処理装置であって、
    前記距離aは、前記制御手段が前記綴じ手段をホームポジションへ移動させる際に計測した値であることを特徴とするシート処理装置。
  4. 請求項3記載のシート処理装置であって、
    前記計測した値は、前記綴じ手段がホームポジションへ到達するまでの移動パルス量であることを特徴とするシート処理装置。
  5. 請求項3記載のシート処理装置であって、
    前記計測した値は、前記綴じ手段がホームポジションへ到達するまでの時間であることを特徴とするシート処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシート処理装置であって、
    前記被係合部が前記綴じ手段のホームポジションから綴じ位置側への移動時に前記係合部に当接した場合、前記係合部は前記被係合部とは係合せずに前記綴じ手段の通過を許容し、綴じ位置側からホームポジションに移動するときに前記係合部に当接した場合、前記係合部は前記被係合部と係合し、前記突き当て部材は前記綴じ手段と一体に移動することを特徴とするシート処理装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のシート処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 搬入されたシートを整合する整合手段と、
    整合されたシート束に綴じを施す綴じ手段と、
    を有し、
    前記整合手段はシートの搬送方向後端を突き当て、突き当て位置でシートを揃える突き当て部材を含み、
    前記綴じ手段は前記シートの搬送方向後端に沿って移動してシートを綴じ、
    前記突き当て部材は前記綴じ手段と係合する係合部を有し、当該係合部で前記綴じ手段の被係合部と係合したときには係合した方向について前記綴じ手段と一体に移動するシート処理制御方法であって、
    前記綴じ手段がホームポジションへ移動する際、前記係合部と前記被係合部との係合動作の可否を、前記綴じ手段のホームポジションへの移動開始時の停止位置と前記係合部の位置によって決定することを特徴とするシート処理制御方法。
  9. 搬入されたシートを整合する整合手段と、
    整合されたシート束に綴じを施す綴じ手段と、
    を有し、
    前記整合手段はシートの搬送方向後端を突き当て、突き当て位置でシートを揃える突き当て部材を含み、
    前記綴じ手段は前記シートの搬送方向後端に沿って移動してシートを綴じ、
    前記突き当て部材は前記綴じ手段と係合する係合部を有し、当該係合部で前記綴じ手段の被係合部と係合したときには係合した方向について前記綴じ手段と一体に移動するシート処理制御をコンピュータによって実行するためのシート処理制御プログラムであって、
    前記綴じ手段がホームポジションへ移動する際、前記係合部と前記被係合部との係合動作の可否を、前記綴じ手段のホームポジションへの移動開始時の停止位置と前記係合部の位置によって決定する手順を備えていることを特徴とするシート処理制御プログラム。
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