JP5245460B2 - 携帯端末、及び商品販売処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、携帯端末、及び商品販売処理システムに関する。
商品を購入する顧客は、購入する商品の原材料や商品に含まれる添加物や商品のカロリー等を表わす食材情報など、当該商品に関する詳細情報を知りたいという要望がある。特許文献1には、精算後に発行するレシートに、顧客が購入した商品に含まれる添加物等の詳細情報を印字するレジスタについて記載されている。
特開2001−222770号公報
しかしながら、顧客がレシートに記載された情報を知ることができるのは、精算をしてレシートが発行された後である。そして、精算後、購入した商品に摂取したくない添加物等が含まれることを知った顧客は、当該商品を返品する等の手間や不便を強いられるという恐れがある。
また、顧客は、必ずしもレシートの詳細を確認するとは限らない。よって、顧客は、レシートに印字された添加物等の情報に気が付かないという欠点もある。
さらに、例えば、食物アレルギーを持つ顧客にとって、商品にアレルギーの原因となる摂取してはならない材料が含まれているか否かは、非常に重要な問題であり、摂取をしてはならない材料が含まれる商品を購入し、該材料を摂取してしまうという恐れもある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、商品を購入する顧客に対し、商品購入前に、商品の食材情報を報知することができる携帯端末、商品販売処理システム、及び商品販売処理方法を提供することにある。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、その一態様は、顧客の操作により商品の識別情報を読み取って該商品の品名や価格等を報知し、該読み取られた商品の識別情報を買上商品として記憶する携帯端末と、前記携帯端末が記憶した商品の識別情報に基づいて商品の精算をするPOSレジスタとを備える商品販売処理システムにおいて、前記携帯端末は、商品の識別情報と該商品の材料やカロリー等の食材情報とを対応付けて予め記憶する商品情報記憶手段と、前記商品の識別情報が読み取られると、該読み取られた商品の識別情報に対応する食材情報を読み出す食材情報読出手段と、前記食材情報読出手段により読み出された商品の食材情報を報知する報知手段とを備え、前記顧客毎に付された識別情報により顧客を識別する顧客識別手段と、前記顧客の識別情報と該顧客特有の食材情報とを対応付けて記憶する顧客情報記憶手段と、を備え、前記携帯端末は、該顧客情報記憶手段から読み出された、前記顧客識別手段が識別した顧客の識別情報に対応する特有の食材情報を記憶する記憶手段と、前記食材情報読出手段により読み出された食材情報が、前記記憶手段に記憶された特有の食材情報に該当するか否かを判断する判断手段とを備え、前記報知手段は、該判断手段の判断結果を報知し、前記携帯端末は、前記判断手段が該当すると判断した場合、前記商品情報記憶手段に基づき前記読み出された特有の食材情報が対応付けられていない商品の識別情報を特定する代替商品特定手段を備え、前記報知手段は、前記代替商品特定手段が特定した商品の識別情報に対応する商品に関する情報を報知することを特徴とする
上記構成によると、商品販売処理システムは、商品の識別情報を読み取り、該読み取った商品の識別情報に対応する食材情報を報知するので、携帯端末を操作する顧客は、商品の読み取り(登録)時、つまり、商品の精算前に、商品の食材情報を知ることができる。
なお、食材情報とは、商品を構成する材料や当該商品のカロリー、栄養成分のほか、各材料の産地や添加物等をも含む。
また、上記構成によると、前記顧客情報記憶手段は、各顧客に応じて顧客が摂取してはならない材料等を特有の食材情報として記憶し、前記判断手段は、商品の材料等が前記材料等に該当するか否かを判断し、前記報知手段は、前記判断手段が該当すると判断した場合は、その旨を報知するので、顧客は、商品の材料等が摂取してはならない材料等に該当するか否かを知ることができる。また、摂取してはいけない材料に限らず、例えば、一商品の上限カロリーを設定しておき、そのカロリーを超えるものを該当すると判断して報知することで、顧客は、上限カロリーを超えるか否かを知ることができ、顧客に応じた適切な栄養管理ができる。
また、上記構成によると、商品報知手段は、各顧客に応じて顧客が摂取してはならない材料等に該当しない商品に関する情報を報知するので、顧客は、摂取してはならない材料等に該当しない商品を確実に選択することができる。
)また、本発明の一態様は、顧客の操作により商品の識別情報を読み取って該商品の品名や価格等を報知し、該読み取られた商品の識別情報を買上商品として記憶する携帯端末と、前記携帯端末が記憶した商品の識別情報に基づいて商品の精算をするPOSレジスタとを備える商品販売処理システムにおいて、前記携帯端末は、商品の識別情報と該商品の材料やカロリー等の食材情報とを対応付けて予め記憶する商品情報記憶手段と、前記商品の識別情報が読み取られると、該読み取られた商品の識別情報に対応する食材情報を読み出す食材情報読出手段と、前記食材情報読出手段により読み出された商品の食材情報を報知する報知手段とを備え、前記顧客毎に付された識別情報により顧客を識別する顧客識別手段と、前記顧客の識別情報と該顧客特有の食材情報とを対応付けて記憶する顧客情報記憶手段と、を備え、前記携帯端末は、該顧客情報記憶手段から読み出された、前記顧客識別手段が識別した顧客の識別情報に対応する特有の食材情報を記憶する記憶手段と、前記食材情報読出手段により読み出された食材情報が、前記記憶手段に記憶された特有の食材情報に該当するか否かを判断する判断手段とを備え、前記報知手段は、該判断手段の判断結果を報知し、前記携帯端末は、前記判断手段が該当すると判断した食材情報と前記買上商品の識別情報とを前記POSレジスタに移行する移行手段を備え、前記POSレジスタは、該移行された前記判断手段が該当すると判断した食材情報を報知するレジ報知手段を備える。
上記構成によると、POSレジスタは、前記判断手段が該当すると判断した食材情報を報知するので、顧客が携帯端末で報知された特有の食材情報を見過ごした場合でも、顧客は摂取してはならない材料等を知り得る機会が増え、精算前に確実に知り得る。
)また、本発明の一態様は、顧客の操作により商品の識別情報を読み取って該商品の品名や価格等を報知し、該読み取られた商品の識別情報を買上商品として記憶する携帯端末において、商品の識別情報と該商品の材料やカロリー等の食材情報とを対応付けて予め記憶する商品情報記憶手段と、前記商品の識別情報が読み取られると、該読み取られた商品の識別情報に対応する食材情報を読み出す食材情報読出手段と、前記食材情報読出手段により読み出された商品の食材情報を報知する報知手段と、前記顧客の識別情報と該顧客特有の食材情報とを対応付けて記憶する顧客情報記憶手段から読み出された、前記顧客毎に付された識別情報により顧客を識別する顧客識別手段が識別した顧客の識別情報に対応する特有の食材情報を記憶する記憶手段と、前記食材情報読出手段により読み出された食材情報が、前記記憶手段に記憶された特有の食材情報に該当するか否かを判断する判断手段と備え、前記報知手段は、該判断手段の判断結果を報知し、前記判断手段が該当すると判断した場合、前記商品情報記憶手段に基づき前記読み出された特有の食材情報が対応付けられていない商品の識別情報を特定する代替商品特定手段を備え、前記報知手段は、前記代替商品特定手段が特定した商品の識別情報に対応する商品に関する情報を報知することを特徴とする
本発明によれば、商品販売処理システムは、商品の識別情報を読み取り、該読み取った商品の識別情報に対応する食材情報を報知するので、携帯端末を操作する顧客は、商品の読み取り(登録)時、つまり、商品の精算前に、商品の食材情報を知ることができる。
また、前記報知手段が報知する食材情報が、顧客の識別情報に対応する特有の食材情報に該当するか否かを判断して報知するので、顧客は、商品の材料等について各顧客が摂取してはならない材料等に該当するか否かを知ることができる。
(実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本実施形態による商品販売処理システムのシステム構成を示した概略図である。図1において、商品販売処理システムには、ストアコントローラ10と、複数台のPOSレジスタ20と、来店客(顧客)が商品のコード読み取りに使用するn台のハンディターミナル30−1〜30−n(携帯端末)と、各POSレジスタ20に有線接続され、ハンディターミナルが買い上げ商品の精算時にセットされるレジ用クレードル21(中継器)と、ハンディターミナルが未使用時に載置されている客用クレードル40と、会員カードリーダ50とが含まれている。また、各POSレジスタ20と客用クレードル40は、LAN(Local Area Network)60によりストアコントローラ10に接続されている。
ストアコントローラ10は、商品情報ファイル、食材情報ファイル、会員情報ファイル、販売実績情報ファイルなどの各種ファイルやデータの管理を行うコンピュータである。ここで、商品情報ファイルは、各商品のJANコード、商品名、価格などの商品情報を格納したファイルであり、必要に応じてその内容を編集・変更することが可能になっているとともに、最新の商品ファイルが各POSレジスタ20と客用クレードル40に適宜送信される。
また、食材情報ファイルは、商品情報ファイル中の食材情報コードごとに商品の材料やカロリー等の食材情報を格納したものである。また、会員情報ファイルは、この小売店に会員として登録した顧客のリストを会員番号などとともに格納し、また、会員番号毎に顧客特有の食材情報を格納する。また、販売実績情報ファイルは、各POSレジスタ20で登録・精算処理したデータを集計することにより生成したファイルである。
なお、商品情報ファイル(図6)、食材情報ファイル(図7)、会員情報ファイル(図4)についての詳細は後述する。
POSレジスタ20は、顧客が買い上げる商品の登録および精算を行うための装置であり、各種の操作キーや表示部などを備えている。このPOSレジスタ20は、店員の操作により商品のバーコードを読み取るバーコードスキャナが所定のケーブルで接続されていたものであるが、そのバーコードスキャナを取り外し、取り外した後の接続コネクタ20aに、レジ用クレードル21が接続される。この接続には、取り外したバーコードスキャナで用いていたのと同じ通信規格、例えばRS−232Cインタフェースを用いる。
これにより、POSレジスタ20とレジ用クレードル21、およびレジ用クレードル21に載置される後述のハンディターミナル30の間は、RS−232Cのシリアル通信によりデータの通信が行われることになる。レジ用クレードル21のレジ側の端子とハンディターミナル側の端子間は、直接、信号線で接続されている。
本商品販売処理システムを導入した小売店では、客用クレードル40と会員カードリーダ50が店内の入口付近に設置される。客用クレードル40には未使用のハンディターミナル30が複数セットされて顧客の使用に備えられており、顧客が、会員番号が記憶された会員カードを会員カードリーダ50に通すことで、そのうちの一つが使用可能状態となる。
このとき、会員カードリーダ50は、会員カードから読み取った顧客の識別情報である会員番号を取得し、ストアコントローラ10に送信をする。そして、ストアコントローラ10は、管理する商品情報ファイル、食材情報ファイル、販売実績情報ファイルなどの各種ファイル、及び、会員情報ファイルから選択した該会員番号に対応する顧客情報データなどをハンディターミナル30に送信をする。
顧客は、前記会員番号と各種ファイルと顧客情報データとが送信されたハンディターミナル30を客用クレードル40から取り外して、買い物を開始する。そして、買いたい商品のコードをハンディターミナル30のスキャナ部304に読み取らせていき(以下、商品登録という)、全ての商品の商品登録後にPOSレジスタ20へ行ってレジ用クレードル21にハンディターミナル30をセットする(図1ではハンディターミナル30−1がセットされている)。
そうすると、上記読み取られた商品のコードなどの商品買上情報が、ハンディターミナル30からレジ用クレードル21を介してPOSレジスタ20へ送信される。POSレジスタ20は、こうして取得した商品買上情報に従って、図示しないメモリに保持している商品情報ファイル(上記したようにストアコントローラ10から受信したもの)を参照することにより商品登録を実行する。これにより、POSレジスタ20において、買い上げ商品の合計金額が算出され、算出された合計金額等がPOSレジスタ20の表示部に表示され、店員が精算操作をすると精算処理が行われて販売実績情報ファイルが更新され、レシートが発行される。
以下、本実施形態による携帯端末であるハンディターミナル30について詳細を説明する。図2は、ハンディターミナル30の構成を示す概略ブロック図であり、図3は、ハンディターミナル30の表側外観図である。
ハンディターミナル30は、CPU301、ROM302、RAM303、スキャナ部304、制御部305、表示ディスプレイ(表示部)306、LED発行部306a、操作部307、通信部308、ブザー309、電源制御部310、充電式電池311を含んで構成される。
CPU301は、中央処理装置であり、ROM302に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、ハンディターミナル30の動作を制御する。
ROM302は、上記プログラムを記憶している読み出し専用メモリである。
RAM303は、ストアコントローラ10より取得した商品情報ファイル、食材情報ファイル、ストアコントローラ10から送信された当該顧客の顧客情報データや、スキャナ部304で読み取った商品のバーコードのデータを含む商品買上情報や、自己のIPアドレスなどを記憶する、随時読み出し書き込みメモリである。
ストアコントローラ10は、会員カードリーダ50が識別して客用クレードル40を介して送信した顧客の会員番号を受信する。そして、ストアコントローラ10は、会員情報ファイルから該会員番号に対応する会員情報を選択し、顧客情報データ(顧客特有の食材情報を含むデータ)としてハンディターミナル30に送信する。RAM303(記憶手段)は、ストアコントローラ10から送信された顧客情報データ、RAM303の一時記憶エリアに記憶する。
図4は、本実施形態によるストアコントローラ10が記憶する会員情報ファイルの一例を示した図である。
会員情報ファイルは、会員番号、名前、住所、電話番号と、該会員特有の栄養成分情報である顧客が予め設定した報知して欲しい商品の材料を意味する注意材料コード、及び、顧客が予め設定した報知して欲しい一商品のカロリーの上限を意味する注意カロリー等との各項目から構成されるデータである。
例えば、会員番号「0001」の会員は、名前が「日本太郎」であり、住所が「東京都大田区山の手1−2−3」であり、電話番号が「03−1234−5678」であり、注意材料コードが「1」、「2」(図5参照)であり、注意カロリーが「700」kcalであることを示している。
本実施形態では、ハンディターミナル30を利用する顧客は、会員番号が「0001」とする。つまり、RAM303は、会員番号「0001」の会員情報を顧客情報データとしてストアコントローラ10から受信し、一時記憶エリアに記憶する。
図5は、本実施形態に係る材料ファイルの一例を示した図である。材料ファイルは、材料コードと材料名と関係付けて格納する。材料ファイルは、ストアコントローラ10に管理され、商品情報ファイル等の各種ファイルとともにハンディターミナル30に送信され、RAM303に記憶される。
例えば、材料コード「1」は材料名「卵」、材料コード「2」は材料名「そば」等、各材料コードと材料名とが予め対応付けられている。なお、図4に示す会員情報ファイルに設定される注意材料コードは、該材料ファイル中の材料コードを示し、結果的に材料が特定される。
商品情報記憶手段3031は、商品情報ファイルと食材情報ファイルを記憶する。
図6は、本実施形態による商品情報ファイルの一例を示した図である。
商品情報記憶手段3031は、ストアコントローラ10からハンディターミナル30に送信された商品情報ファイルを記憶する。商品情報ファイルは、JANコード、商品名、商品分類コード、価格、及び、後述する食材情報ファイルに関係付けられる食材情報コードの各項目から構成されるデータである。
なお、商品分類コードと商品分類名を関係付けるファイル(不図示)は、前記材料ファイルと同様に、RAM303に記憶される。例えば、商品分類コード「01」は商品分類名「菓子」、商品分類コード「02」は商品分類名「惣菜」である。
例えば、JANコード「123456」の商品は、商品名が「菓子A」であり、商品の分類が「01」(商品分類名「菓子」)、価格が「350」円、食材情報コードが「001」である。
図7は、本実施形態による食材情報ファイルの一例を示した図である。
商品情報記憶手段3031は、ストアコントローラ10からハンディターミナル30に送信された食材情報ファイルを記憶する。食材情報ファイルは、食材情報コード、含まれる材料コード、カロリー等から構成されるデータである。
ここで、含まれる材料コードは、材料ファイル中の材料コードを示し、例えば、食材情報コード「001」の商品は、材料が「卵」(「1」)、「小麦粉」(「3」)、「砂糖」(「4」)、「バター」(「5」)、及び「植物油脂」(「6」)が記憶されていることを意味し、カロリーは「970」kcal等であり、複数の食材情報コードが記憶されている。
なお、食材情報ファイルに、その他の食材情報として、材料の原産地、添加物、遺伝子組み換え品か否か、アレルギー物質か否か等を記憶してもよい。
スキャナ部304(コード読取部)は、商品に付されているバーコードを読み取るためのものであり、読み取ったバーコードの情報を所定の形式のデータに変換して出力する。このスキャナ部304は、ハンディターミナル30の裏側の面に設けられており、バーコードをスキャナ部304に近付けることにより、読み取り動作が行われる。顧客の操作によってバーコード読み取りが行われスキャナ部304が読み取った商品コードは、買い上げた商品(以下、買上商品という)を特定するデータとして、RAM303と制御部305に出力される。RAM303は、スキャナ部304から入力されたコードを、商品買上情報として記憶する。
制御部305は、食材情報読出手段3051、判断手段3052、選択手段3053、及び代替商品特定手段3054を含んで構成される。
まず、食材情報読出手段3051について詳細を説明する。食材情報読出手段3051は、前記スキャナ部304が商品の識別情報であるコードを読み取ると、該読み取られたコードに対応する商品の食材情報を読み出す。
具体的には、食材情報読出手段3051は、前記スキャナ部304から商品の識別情報であるJANコードが入力されると、商品情報ファイルで、該入力されたJANコードに対応する食材情報コードを特定し、食材情報ファイルで、該特定した食材情報コードに対応する材料、カロリー等の食材情報を読み出す。
食材情報読出手段3051は、前記特定した食材情報を報知手段3061に出力し、報知手段3061は、報知手段3061から入力された情報を表示ディスプレイ306(表示部)に表示する。なお、表示ディスプレイ306は、食材情報読出手段3051から入力された食材情報、商品名や価格等の商品ファイルの情報、及び、その他全買上商品のリストや合計金額、買上商品の数、その他各種のメッセージ(例えば、ハンディターミナル30の使い方が分からない顧客のための使用方法案内表示)とあわせて表示をする。
図8は、本実施形態による報知手段3061が表示した画面の一例を示す図である。図8の場合、まず、スキャナ部304は商品名が菓子Aの包装に表示されたバーコードを読み取って、JANコード「123456」を特定している。食材情報読出手段3051は、スキャナ部304が特定したJANコード「123456」について、図6の商品情報ファイルから、商品名「菓子A」、価格「350」円、食材情報コード「001」を特定する。また、食材情報読出手段3051は、特定した食材情報コード「001」について、図7の食材情報ファイルから、材料コード「1」(「卵」)、「3」(「小麦粉」)、「4」(「砂糖」)、「5」(「バター」)、及び「6」(「植物油脂」)と、カロリー「970」kcalを読み出す。食材情報読出手段3051は、該読み出した情報を報知手段3061に出力する。
そして、報知手段3061は、表示ディスプレイ306に、図8のように、商品名を「菓子A」、商品の価格を「350」円、材料を「小麦粉、砂糖、植物油脂、卵、バター」、栄養成分であるエネルギーを「970」Kcalとして表示する。なお、表示ディスプレイ306は、上部に、バーコードを読み取とった買上商品の総数である「2点」、買上商品の合計金額である「850」円を表示している。
このように、商品登録されているときに当該商品の材料等が表示されるので、顧客は、その情報を見て、当該商品を購入しないようにすることができる。
なお、以上の食材情報読出手段3051と報知手段3061による報知は、顧客を区別することなく同じ内容を報知する。よって、この場合、前記報知をするハンディターミナル30は、顧客情報データを記憶しなくてもよい。
次に、顧客を区別し、各顧客に応じた内容を報知する場合について説明する。
まず、判断手段3052について詳細を説明する。
判断手段3052は、食材情報読出手段3051により読み出された食材情報が、RAM303に記憶された顧客情報データの食材情報(特有の食材情報)に該当するか否かを判断する。
具体的には、判断手段3052は、食材情報読出手段3051が読み出した商品のJANコードに対応する図7の食材情報ファイルの注意材料と同一の材料が、ハンディターミナル30を操作している顧客(例えば、図4の会員情報ファイルの会員番号が「0001」)の注意材料に該当するか否かを判断する。
また、判断手段3052は、食材情報読出手段3051が読み出した商品のJANコードに対応する図7の食材情報ファイルのカロリーが、図4の顧客情報データの注意カロリーより大きいカロリーに該当するか否かをJANコードごとに判断する。
報知手段3061は、判断手段3052の比較が「該当する」と判断した注意材料と同一の材料、又は、「該当する」と判断した注意カロリーより大きいカロリーを、「該当しない」と判断した材料等と異なる態様で識別しやすいように報知する。
具体的には、報知手段3061は、判断手段3052が「該当する」と判断した注意材料と同一の材料、又は、「該当する」と判断した注意カロリーより大きいカロリーについて、文字を太字にする、文字の色を変える、文字の背景色を変えコントラストをつけるなどの態様で、つまり、該当しないと判断した食材情報とは異なる態様で、識別しやすいように表示ディスプレイ306に表示(報知)する。
図9は、本実施形態による判断手段3052の判断結果を示す図であり、報知手段3061が表示した画面の一例を示す図である。図9の場合、まず、スキャナ部304は商品名が菓子Aの包装に表示されたバーコードを読み取って、JANコード「123456」を読み出している。食材情報読出手段3051は、図8の場合と同様に、スキャナ部304が特定したJANコード「123456」について、図6の商品情報ファイルから、商品名「菓子A」、価格「350」円、食材情報コード「001」を特定し、また、図7の食材情報ファイルから、材料コード「1」、「3」、「4」、「5」、「6」と、カロリー「970」kcalを読み出す。
判断手段3052は、図4の顧客情報データから、注意材料コード「1」、「2」、注意カロリー「700」kcalを特定する。
判断手段3052は、食材情報読出手段3051が読み出したJANコード「123456」の材料コード「1」、「3」、「4」、「5」、「6」が、特定した注意材料コード「1」又は「2」と同一の材料コードに該当するか否かを判断し、材料コード「1」である「卵」が同一の材料に「該当する」と判断する。
また、判断手段3052は、食材情報読出手段3051が読み出したJANコード「123456」のカロリー「970」kcalが、特定した注意カロリー「700」kcalより大きいカロリーに該当するか否かを判断し、カロリー「970」kcalが大きいカロリーに「該当する」と判断する。
報知手段3061は、判断手段3052が「該当する」と判断した材料「卵」とカロリー「970」kcalを、図9のように、表示ディスプレイ306に識別しやすいように表示する。
ただし、識別しやすいように表示するとは、これに限られず、例えば、図10(b)のように、判断手段3052が「該当する」と判断した材料のみを表示してもよい。
また、報知手段3061の識別しやすい表示により、該当する旨が報知されているが、図10(a)、(b)のように、「※注意材料あり!」と表示してもよい。
なお、報知手段3061は、判断手段3052が「該当する」と判断した材料、又はカロリーがある場合、「該当する」と判断された買上商品について、商品買上情報から消去するための取消ボタンを表示する。顧客が該取消ボタンを選択すると、ハンディターミナル30は、RAM303に記憶する商品買上情報から、表示ディスプレイ306に表示された「該当する」買上商品のデータを消去する。これにより、顧客は、「該当する」と判断された買上商品について、商品登録をキャンセルすることができる。
次に、選択手段3053について詳細を説明する。
選択手段3053は、判断手段3052が「該当する」と判断した食材情報のみを報知するか否かを選択する。
具体的には、選択手段3053は、判断手段3052が「該当する」と判断した注意材料と同一の材料、又は、「該当する」と判断した注意カロリーより大きいカロリーのみ表示ディスプレイ306に表示するか否かを選択する画面を表示部306に表示させる。
図10(a)、(b)は、本実施形態による選択手段3053が表示部306に表示させた画面の一例を示す図である。
例えば、図9の場合と同様に、判断手段3052は、材料「卵」を「該当する」と判断した場合、選択手段3053は、判断手段3052が「該当する」と判断した材料「卵」のみを表示するか否かを選択するボタンを表示部306に表示させる。図10(a)では、判断手段3052は、判断手段3052が「該当する」と判断した材料「卵」のみを表示する「注意材料を表示」ボタンと、判断手段3052が「該当する」と判断した以外の材料も表示する「商品の材料を全て表示」ボタンを表示部306に表示させる。操作者である顧客が上下矢印キー3066等を操作し、「注意材料を表示」ボタンを選択した場合、表示ディスプレイ306には、図10(b)を表示する。図10(b)には、選択手段3053は、判断手段3052が「該当する」と判断した材料「卵」のみを表示している。
なお、顧客が図10(a)、図10(b)中の「商品の材料を全て表示」ボタンを選択した場合は、図9の画面が表示される。
次に、代替商品特定手段3054について詳細を説明する。
代替商品特定手段3054は、判断手段3052が「該当する」と判断した場合、前記特有の食材情報が対応付けられていない商品の識別情報を特定する。
具体的には、代替商品特定手段3054は、判断手段3052が「該当する」と判断した場合、顧客情報データの注意材料コードを取得する。代替商品特定手段3054は、注意材料コードに対応する材料名を特定し、食材情報ファイルから注意材料を含まない食材情報コードを検索する。そして、代替商品特定手段3054は、該食材情報コードが設定されていない商品を商品情報ファイルから選択し、かつ、前記「該当する」と判断された商品と同じ商品分類の商品と特定し、表示ディスプレイ306に表示する。
図11は、本実施形態による代替商品特定手段3054が表示をした画面の一例を示す図である。
例えば、図9、図10の場合と同様に、判断手段3052は、JANコード「123456」の材料「卵」を「該当する」と判断した場合、代替商品特定手段3054は、食材情報ファイルから「卵」を含まない食材情報コードを検索する。そして、代替商品特定手段3054は、該食材情報コードが設定されている商品を商品情報ファイルから選択し、かつ、JANコード「123456」と同じ商品分類の商品を特定する。
代替商品特定手段3054は、この場合、特定したJANコード「345678」に対応する商品に関する情報である商品名「菓子C」、価格等「370」円の情報を特定して、図11のように、表示ディスプレイ306に表示する。
なお、RAM303が、商品に関する情報として、商品情報ファイルに商品の販売する棚等の販売場所情報を記憶し、代替商品特定手段3054は、該販売場所情報を表示してもよい。例えば、代替商品特定手段3054は、図11のように、「菓子Cは、菓子コーナーA棚3段目にあります。」と表示してもよい。これにより、顧客は、同じ菓子であっても卵を含まない商品がどこにあるかが分かるので、安全な商品の購入の手助けとなる。
なお、本実施形態において、代替商品特定手段3054は、同じ分類の商品の中から代替商品を選択するようにしたが、本発明はこれに限らず、予め定めた複数の分類の中から代替商品を選択するようにしてもよい。
また、図11の画面は、図10(b)において、「注意材料を含まない商品を表示」ボタンが選択されたときに表示される。
表示ディスプレイ306の上側中央部には、LED発光部306aが設けられる。このLED発光部306aは、その点灯によって、客用クレードル40に複数載置されたハンディターミナル30のうちどれを使用するかを顧客に報知するためのものであり、上記した会員カードリーダ50からの会員番号が受信されると、LED発光部306aが点灯するように制御が行われるようになっている。
操作部307は、ハンディターミナル30を操作する各種のキーからなり、図3に示されるように、バーコードの読み取りを開始するためのスキャンキー3071、バーコードを読み取った商品を1つずつ取り消したり数量を修正したりするための訂正キー3072、読み取った全商品を取り消すための取消キー3073、買い上げる商品の数量を指定するための+(プラス)キー3074、−(マイナス)キー3075、読み取った全商品のリスト表示において商品を選択するカーソルを上下させるための上下矢印キー3076、入力操作を決定するための決定キー3077を有している。
通信部308は、レジ用クレードル21および客用クレードル40との間で行うデータ通信の制御を行う。具体的には、ハンディターミナル30がレジ用クレードル21に接続された場合には、RAM303に記憶された買上商品情報(スキャナ部304により商品のバーコードから読み取ったデータ)を、レジ用クレードル21を介してPOSレジスタ20に送信する。つまり、判断手段3052が該当すると判断した食材情報と買上商品の識別情報とをPOSレジスタ20に移行する。
また、通信部308は、ハンディターミナル30が客用クレードル40に接続された場合には、ストアコントローラ10から最新の商品ファイル、食材情報ファイル、顧客情報データを受信する。なお、これらのデータ通信は、上記したようにRS−232Cの通信プロトコルに従って行われる
ブザー309は、客用クレードル40に複数載置されているハンディターミナル30のうち、LED発光部306aが消灯しているハンディターミナル30が客用クレードル40から取り外された場合にブザー音を発生させるものである。
電源制御部309は、ハンディターミナル30が客用クレードル40に接続されている間に、客用クレードル40から供給される電力による充電式電池310への充電を制御する。充電式電池310は、ハンディターミナル30の各部を動作させるための電力を供給する。
次に、本実施形態に係るPOSレジスタ20について説明をする。
図12は本実施形態のPOSレジスタ20の構成を示すブロック図である。CPU201(制御部)は、中央処理装置であり、ROM203に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、POSレジスタ20の動作を制御する。ROM203は、上記プログラムを記憶している読み出し専用メモリである。RAM204(記憶部)は、ストアコントローラ10より取得した商品情報ファイルと、ハンディターミナル30より取得した商品買上情報などを記憶する、随時読み出し書き込みメモリである。
また、本実施形態では、RAM204は、さらに、ハンディターミナル30より移行された判断手段3052の比較結果を取得し、記憶する。
表示部である液晶タッチパネル部206(店員用表示部)は、商品買上情報など、店員に知らせる情報を表示する。また、タッチパネル式であるため、表示だけではなく入力も受け付ける。操作部211は、POSレジスタ20を操作する各種のキーからなる。
通信部210は、LAN60を経由しストアコントローラおよびレジ用クレードル21を介しハンディターミナル30と通信する。ブザー213は、操作の確認が必要な時などにブザー音を発生させるものである。ハードディスク202は会計処理が終了後、RAM204が記憶する情報を記憶する。レシート印字部208はレシートを印字する。ドロワ部209は現金や金券などを保管する。カードリーダ部212は顧客がクレジットカードでの支払いを希望する場合、会計処理のためクレジットカードの情報を読み取る。
レジ報知手段2061は、ハンディターミナル30から移行された判断手段3052が「該当する」と判断した食材情報を報知する。具体的には、RAM204が記憶する判断手段3052の比較結果を参照し、判断手段3052が「該当する」と判断した食材情報を液晶タッチパネル部206に表示する。
図13は、本実施形態によるレジ報知手段2061が表示をした画面の一例を示す図である。
図13は、ハンディターミナル30が、商品名が「菓子A」である商品のバーコードを読み取り、該商品買上情報と判断手段3052の比較結果とを、レジ用クレードル21を介してPOSレジスタ20へ送信した場合に表示される画面である。
図13で、レジ報知手段2061は、判断手段3052が「該当する」と判断した「卵」について、「該当する」材料があることを意味する「※注意商品あり」と、注意材料と同一の材料である「卵」と表示をしている。
これにより、店員は、「購入する菓子Aに卵が含まれていますが購入しますか?」と顧客に確認をすることができる。つまり、顧客は、商品登録のときに菓子Aに卵が含まれていることを見過ごした場合でも、POSレジスタでの精算前に、店員の確認により卵が含まれていることを知ることができるので、顧客は精算前に、例えば、当該商品の購入を止めることができる。
表示部である客用表示部207は、商品買上情報に基づき商品の金額、合計金額、つり銭の金額など、顧客に知らせる情報を表示する。
次に動作について説明をする。
図14は、顧客が商品登録をした際に該商品の食材情報を表示する場合の動作を示すフロー図である。つまり、ハンディターミナル30が少なくとも商品情報記憶手段3031と食材情報読出手段3051と報知手段3061とを含んで備える場合の動作を示すフロー図である。
顧客が携帯したハンディターミナル30のスキャナ部304は、顧客の操作により、顧客が買いたい商品のコードを読み取り(スキャン)、該読み取った商品のJANコード等を買上商品情報として、RAM303に記憶させる(S101)。食材情報読出手段3051は、スキャナ部304が読み取ったJANコードに対応する食材情報を表示ディスプレイ306に表示する(図8)(S102)。
スキャナ部304は、他の商品のスキャンがあるか否かを判断する(S103)。YESの場合、再度、S101の処理に進む。一方、NOの場合、他の商品のスキャンがなく、レジ用クレードル21に載置されたハンディターミナル30は、RAM303に記憶した商品買上情報をPOSレジスタ20に送信する(S104)。POSレジスタ20は、ハンディターミナル30から送信された商品買上情報に基づき買上商品の合計金額を計算し、レシートを印字する等の精算処理をする(S105)。
図15は、本実施形態による顧客を区別し、各顧客に応じた内容を報知する場合の動作を示すフロー図である。
会員カードリーダ50は、会員カードから会員番号を取得し、該取得した会員番号を、客用クレードル40を介してストアコントローラ10に送信する(S201)。ストアコントローラ10は、会員情報ファイルから該受信した会員番号に対応する顧客情報データを選択し、ハンディターミナル30に送信する。ハンディターミナル30のRAM303は、ストアコントローラ10から送信された顧客情報データを記憶する(S202)。顧客情報データを取得したハンディターミナル30は、LED発光部306aを点灯し、顧客は、該LED発光部306aが点灯したハンディターミナル30を携帯する。なお、例えば、ストアコントローラ10は、充電時間が長いハンディターミナル30を選択する。
顧客が携帯したハンディターミナル30のスキャナ部304は、顧客の操作により、顧客が買いたい商品のコードをスキャンし、該スキャンした商品のJANコード等を買上商品情報として、RAM303に記憶させる(S203)。
食材情報読出手段3051は、スキャナ部304がスキャンしたJANコードに対応する食材情報を読み出す。判断手段3052は、食材情報読出手段3051が読み出した食材情報が、S202で記憶した顧客情報データ中の特有の食材情報に該当するか否かを判断する(S204)。
YESと判断した場合、RAM303は、S203でスキャンされた商品のJANコードと判断手段3052が「該当する」と判断した食材情報とを対応付けて記憶する。また、報知手段3061は、判断手段3052が「該当する」と判断した食材情報を「該当しない」と判断した食材情報と異なる態様で識別しやすいように表示する(図9)(S205)。
一方、NOと判断した場合、S208の処理に進む。
次に、表示された買上商品の消去ボタンが選択されたか否かを判断する(S206)。該消去ボタンが選択される(NOの場合)と、ハンディターミナル30は、S203でRAM303に記憶した商品買上情報から、表示した買上商品の情報を消去して(S207)、S208の処理に進む。このとき、S205でRAM303に記憶された商品のJANコードと食材情報とも消去する。
一方、前記消去ボタンが選択されない場合(YESの場合)、S208の処理に進む。
スキャナ部304は、他の商品のスキャンがあるか否かを判断する(S208)。YESの場合は、再度、S101の処理に進む。一方、NOの場合、他の商品のスキャンがなく、レジ用クレードル21に載置されたハンディターミナル30は、S203でRAM303に記憶した商品買上情報と、S205でRAM303が記憶した商品のJANコードと食材情報とをPOSレジスタ20に送信する(S209)。
POSレジスタ20のCPU201は、JANコードと対応付けられた食材情報が通信部210を介して受信されたか否かを判断する(S210)。YESの場合は、S211へ進み、NOの場合は、S212へ進む。CPU201は、該食材情報が送信された場合、該送信された食材情報と、該食材情報に対応するJANコードの商品名とを液晶タッチパネル部206に表示させる(図13)(S211)。これにより、店員は菓子Aに卵が含まれていることを顧客に対して注意を促すことができる。
そして、ハンディターミナル30から送信された商品買上情報に基づき買上商品の合計金額を計算し、預かり金額を置数して締め操作にてレシート発行やお釣りがある場合には、釣り銭を排出する等の精算処理を行う(S212)。
なお、S211で当該顧客特有の食材情報に該当する商品が登録されている旨を顧客に伝えて、顧客が当該商品の購入を中止した場合には、POSレジスタに備わっている取消機能にて当該商品の商品登録を取り消すことができる。
このように、本実施形態によれば、スキャナ部304が商品の識別情報を読み取り、食材情報読出手段3051は、該入力された商品の識別情報に対応する食材情報を報知する。これにより、携帯端末を操作する顧客は、商品の精算前に、商品の食材情報を知ることができる。
また、本実施形態によれば、判断手段3052は、食材情報読出手段3051が報知する食材情報が、RAM303が記憶する顧客情報データの特有の食材情報に該当するか否か判断し、報知手段3061は、判断手段3052が「該当する」と判断した材料等を識別しやすいように表示している。これにより、各顧客に応じた食材情報が表示されるので、顧客は、摂取してはならない材料等を確実に知ることができる。
上記実施形態において、食材情報ファイルの食材情報コード毎に含まれる材料毎に該材料の産地データを記憶させ、また、顧客情報データに特定した産地データを設定しておき、商品登録の際、読み出された商品の材料の産地に、当該顧客が特定した産地が含まれている場合には、ハンディターミナル30の表示部に当該材料がある旨を表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、商品ごとに商品の材料情報を報知したが、本発明はこれに限らず、例えば、買い上げ商品に含まれる材料を材料ごとに集計し、該集計した数を降順に表示してもよい。また、該集計した数が予め定めた所定の閾値以上の場合、食材情報読出手段3051は、注意を促す旨の報知をしてもよい。
また、例えば、買い上げ商品に含まれる添加物を添加物ごとに集計し、該集計した数が予め定めた所定の閾値以上の場合、スキャナ部304は、新たな商品のコードの読み取りを停止してもよい。
また、上記実施形態において、材料やカロリー等の食材情報は、食材情報コードごと食材情報ファイルに設定されているが、本実施形態はこれに限らず、例えば、商品情報ファイルのJANコード毎のように商品情報記憶手段が記憶する商品毎に設定してもよいし、商品毎の食材情報を識別コード毎に記憶したファイルを設け、該識別コードを商品毎に記憶してもよい。また、上記実施形態において、ストアコントローラ10は、顧客情報データのみをハンディターミナル30に送信しているが、会員情報ファイルを送信し、ハンディターミナル30は、記憶する顧客の会員番号に基づき顧客情報データを特定してもよい。
また、上記実施形態において、顧客を識別する手段として、会員番号が記憶された会員カードを利用しているが、本発明はこれに限らず、会員番号が記憶されたIC(Integrated Curcuit)カードや、会員番号が記憶されたICを含んで備える携帯電話等でもよい。
また、上記実施形態において、報知方法は表示ディスプレイ306に表示する例を説明したが、本発明はこれに限らず、ハンディターミナル30に、食材情報(「卵」等)を音読した音声データを記憶する音声ファイルと、該音声ファイルを再生する音声発生手段とを設け、音声により食材情報を報知するようにしてもよい。そして、判断手段3052が「該当する」と判断した食材情報を「該当しない」食材情報と音声の態様を変えて報知してもよい。例えば、判断手段3052が「該当する」と判断した食材情報(「卵」)に対する音声を、他の情報(小麦粉)の音声に比べて、大きな音で再生したり、あるいは、復唱(「卵、卵」)したりして、「該当しない」食材情報と区別して再生するようにしてもよい。
なお、上述した実施形態におけるハンディターミナル30、及び、POSレジスタ20の一部、例えば、制御部305の機能をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
本実施形態による商品販売処理システムのシステム構成を示した概略図である。 本実施形態による携帯端末の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態による携帯端末の外観を示す概略外観図である。 本実施形態による顧客情報データの一例を示した図である。 本実施形態による材料ファイルの一例を示した図である。 本実施形態による商品情報ファイルの一例を示した図である。 本実施形態による食材情報ファイルの一例を示した図である。 本実施形態による携帯端末の表示部に報知手段が表示した画面の一例を示す図である。 本実施形態による携帯端末の表示部に報知手段が表示した別の画面の一例を示す図である。 本実施形態による携帯端末の表示部に選択手段が表示した画面の一例を示す図である。 本実施形態による携帯端末の表示部に代替商品特定手段が表示させた画面の一例を示す図である。 本実施形態によるPOSレジスタの構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態によるPOSレジスタに表示した画面の一例を示す図である。 本実施形態による動作を示すフロー図である。 本実施形態による動作を示す別のフロー図である。
符号の説明
10・・・ストアコントローラ、20・・・POSレジスタ、21・・・レジ用クレードル、30・・・ハンディターミナル、40・・・客用クレードル、50・・・会員カードリーダ、301・・・CPU、302・・・ROM、303・・・RAM、304・・・スキャナ部、305・・・制御部、306・・・表示ディスプレイ(表示部)、306a・・・LED発行部、307・・・操作部、308・・・通信部、309・・・ブザー、310・・・電源制御部、311・・・充電式電池、201・・・CPU、202・・・ハードディスク、203・・・ROM、204・・・RAM、206・・・液晶タッチパネル部(店員用表示部)、207・・・客用表示部、208・・・レシート印字部、209・・・ドロワ部、210・・・通信部、211・・・操作部、212・・・カードリーダ部、213・・・ブザー
3031・・・商品情報記憶手段、3051・・・食材情報読出手段、3052・・・判断手段、3053・・・選択手段、3054・・・代替商品特定手段、3061・・・報知手段、2061・・・レジ報知手段

Claims (3)

  1. 顧客の操作により商品の識別情報を読み取って該商品の品名や価格等を報知し、該読み取られた商品の識別情報を買上商品として記憶する携帯端末と、前記携帯端末が記憶した商品の識別情報に基づいて商品の精算をするPOSレジスタとを備える商品販売処理システムにおいて、
    前記携帯端末は、
    商品の識別情報と該商品の材料やカロリー等の食材情報とを対応付けて予め記憶する商品情報記憶手段と、
    前記商品の識別情報が読み取られると、該読み取られた商品の識別情報に対応する食材情報を読み出す食材情報読出手段と、
    前記食材情報読出手段により読み出された商品の食材情報を報知する報知手段と
    を備え
    前記顧客毎に付された識別情報により顧客を識別する顧客識別手段と、
    前記顧客の識別情報と該顧客特有の食材情報とを対応付けて記憶する顧客情報記憶手段と、
    を備え、
    前記携帯端末は、
    該顧客情報記憶手段から読み出された、前記顧客識別手段が識別した顧客の識別情報に対応する特有の食材情報を記憶する記憶手段と、
    前記食材情報読出手段により読み出された食材情報が、前記記憶手段に記憶された特有の食材情報に該当するか否かを判断する判断手段と
    を備え、
    前記報知手段は、該判断手段の判断結果を報知し、
    前記携帯端末は、前記判断手段が該当すると判断した場合、前記商品情報記憶手段に基づき前記読み出された特有の食材情報が対応付けられていない商品の識別情報を特定する代替商品特定手段を備え、
    前記報知手段は、前記代替商品特定手段が特定した商品の識別情報に対応する商品に関する情報を報知することを特徴とする
    商品販売処理システム。
  2. 顧客の操作により商品の識別情報を読み取って該商品の品名や価格等を報知し、該読み取られた商品の識別情報を買上商品として記憶する携帯端末と、前記携帯端末が記憶した商品の識別情報に基づいて商品の精算をするPOSレジスタとを備える商品販売処理システムにおいて、
    前記携帯端末は、
    商品の識別情報と該商品の材料やカロリー等の食材情報とを対応付けて予め記憶する商品情報記憶手段と、
    前記商品の識別情報が読み取られると、該読み取られた商品の識別情報に対応する食材情報を読み出す食材情報読出手段と、
    前記食材情報読出手段により読み出された商品の食材情報を報知する報知手段と
    を備え、
    前記顧客毎に付された識別情報により顧客を識別する顧客識別手段と、
    前記顧客の識別情報と該顧客特有の食材情報とを対応付けて記憶する顧客情報記憶手段と、
    を備え、
    前記携帯端末は、
    該顧客情報記憶手段から読み出された、前記顧客識別手段が識別した顧客の識別情報に対応する特有の食材情報を記憶する記憶手段と、
    前記食材情報読出手段により読み出された食材情報が、前記記憶手段に記憶された特有の食材情報に該当するか否かを判断する判断手段と
    を備え、
    前記報知手段は、該判断手段の判断結果を報知し、
    前記携帯端末は、前記判断手段が該当すると判断した食材情報と前記買上商品の識別情報とを前記POSレジスタに移行する移行手段を備え、
    前記POSレジスタは、該移行された前記判断手段が該当すると判断した食材情報を報知するレジ報知手段を備える
    ことを特徴とする商品販売処理システム。
  3. 顧客の操作により商品の識別情報を読み取って該商品の品名や価格等を報知し、該読み取られた商品の識別情報を買上商品として記憶する携帯端末において、
    商品の識別情報と該商品の材料やカロリー等の食材情報とを対応付けて予め記憶する商品情報記憶手段と、
    前記商品の識別情報が読み取られると、該読み取られた商品の識別情報に対応する食材情報を読み出す食材情報読出手段と、
    前記食材情報読出手段により読み出された商品の食材情報を報知する報知手段と、
    前記顧客の識別情報と該顧客特有の食材情報とを対応付けて記憶する顧客情報記憶手段から読み出された、前記顧客毎に付された識別情報により顧客を識別する顧客識別手段が識別した顧客の識別情報に対応する特有の食材情報を記憶する記憶手段と、
    前記食材情報読出手段により読み出された食材情報が、前記記憶手段に記憶された特有の食材情報に該当するか否かを判断する判断手段と
    を備え、
    前記報知手段は、該判断手段の判断結果を報知し、
    前記判断手段が該当すると判断した場合、前記商品情報記憶手段に基づき前記読み出された特有の食材情報が対応付けられていない商品の識別情報を特定する代替商品特定手段を備え、
    前記報知手段は、前記代替商品特定手段が特定した商品の識別情報に対応する商品に関する情報を報知することを特徴とする
    携帯端末。
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