JP5207890B2 - 自動車用加飾部品の表面加飾システム - Google Patents

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Description

本発明は、立体形状をなす樹脂製の自動車用部品素材の曲面上に、基絵柄を模した絵柄を付加して装飾する自動車用加飾部品の表面加飾システムに関するものである。
自動車の内装部品などでは、デザイン性や品質を高めるために樹脂成形体(自動車用部品素材)の表面に装飾を加えるようにした加飾部品(例えば、コンソールボックス、インストルメントパネル、アームレストなど)が多く実用化されている。このような自動車用加飾部品に装飾を加える加飾方法としては、水圧転写が一般的に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
水圧転写とは、水面上に特殊フィルムを浮かべ、そのフィルムに印刷された所定の絵柄(木目模様や幾何学模様などの絵柄)を水圧によって樹脂成形体の表面に転写する技術である。この技術によれば、三次元曲面への印刷を行うことができる。
特開昭54−33115号公報
ところが、上述した水圧転写を行う場合、樹脂成形体への絵柄の転写時に、絵柄が伸びたり歪んだりする。この結果、絵柄を正確に付加することができず、絵柄のバラツキが生してしまう。この場合、製品の歩留まりが悪化して製造コストが嵩んでしまう。また、リアルな木目模様(例えば、導管などの凹部)を実現するために、複数毎の絵柄を水圧転写する手法も検討されているが、三次元曲面に対して行う場合、絵柄の伸びや歪によって各絵柄の位置合わせを正確に行うことができず、実用化することが困難となっている。さらに、立体的な木目模様を実現するために、樹脂成形体の表面に凹凸を設け、その表面上に水圧転写を施すといった手法も検討されている。しかしながら、木目模様のパターンが凹凸の位置からずれてしまい、これらの位置をぴったりと合わせることができない。この場合、木目模様が立体的に見えず違和感が生じて不良品となってしまう。
また、水圧転写では、使用後の転写フィルムが廃材となるためその廃棄コストがかかることに加え、脱膜処理や排水処理などの処理コストが必要となる。さらに、従来の水圧転写では、基絵柄の形成はグラビア印刷で行うため、基絵柄の変更時には製版の設計変更等が必要となり手間がかかってしまう。従って、水圧転写とは異なる手法で自動車用部品素材の曲面上に絵柄を付加して装飾する新たな技術の開発が望まれている。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造コストを抑えつつ、自動車用部品素材の曲面上に絵柄を正確に付加して装飾することができる自動車用加飾部品の表面加飾システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、立体形状をなす樹脂製の自動車用部品素材の曲面上に、基絵柄を模した絵柄を付加して装飾する自動車用加飾部品製造のための表面加飾システムであって、前記基絵柄を異なる複数の色に分解する色分解処理を行って生成した複数の単色基絵柄データを記憶する単色基絵柄データ記憶部、前記複数の単色基絵柄データに基づいて積層塗工手段駆動データを生成する積層塗工手段駆動データ生成部、及び前記複数の単色基絵柄データに基づいてレーザ照射手段駆動データを生成するレーザ照射手段駆動データ生成部を有する制御装置と、前記制御装置が出力する前記積層塗工手段駆動データに基づいて駆動制御され、前記部品素材の曲面上に色要素の異なる複数の着色層を塗工して積層形成する積層塗工手段と、前記制御装置が出力する前記レーザ照射手段駆動データに基づいて駆動制御され、レーザ照射によって前記着色層を選択的にかつ異なる深さで剥離して前記着色層を部分的に露出させることにより、前記絵柄を描くレーザ照射手段と、前記レーザ照射手段によって実際に描かれた前記絵柄を撮影して検査用画像データを取得する画像取得手段とを備え、前記制御装置は、前記検査用画像データを取り込むとともに、その検査用画像データに基づいて生成した複数の単色実絵柄データと、前記単色基絵柄データ記憶部に記憶されている前記複数の単色基絵柄データとを比較して、前記絵柄の形成状態の良否を判定する絵柄形成状態良否判定部を有し、前記絵柄形成状態良否判定部による良否判定結果に基づいて、前記積層塗工手段が積層形成する前記着色層の色要素または塗工条件を調整することを特徴とする自動車用加飾部品の表面加飾システムをその要旨とする。
また、請求項2に記載の発明は、立体形状をなす樹脂製の自動車用部品素材の曲面上に、基絵柄を模した絵柄を付加して装飾する自動車用加飾部品製造のための表面加飾システムであって、前記基絵柄を異なる複数の色に分解する色分解処理を行って生成した複数の単色基絵柄データを記憶する単色基絵柄データ記憶部、前記複数の単色基絵柄データに基づいて積層塗工手段駆動データを生成する積層塗工手段駆動データ生成部、及び前記複数の単色基絵柄データに基づいてレーザ照射手段駆動データを生成するレーザ照射手段駆動データ生成部を有する制御装置と、前記制御装置が出力する前記積層塗工手段駆動データに基づいて駆動制御され、前記部品素材の曲面上に色要素の異なる複数の着色層を塗工して積層形成する積層塗工手段と、前記制御装置が出力する前記レーザ照射手段駆動データに基づいて駆動制御され、レーザ照射によって前記着色層を選択的にかつ異なる深さで剥離して前記着色層を部分的に露出させることにより、前記絵柄を描くレーザ照射手段と、前記レーザ照射手段によって実際に描かれた前記絵柄を撮影して検査用画像データを取得する画像取得手段とを備え、前記制御装置は、前記検査用画像データを取り込むとともに、その検査用画像データに基づいて生成した複数の単色実絵柄データと、前記単色基絵柄データ記憶部に記憶されている前記複数の単色基絵柄データとを比較して、前記絵柄の形成状態の良否を判定する絵柄形成状態良否判定部を有し、前記絵柄形成状態良否判定部による良否判定結果に基づいて、前記レーザ照射手段によるレーザ照射条件を調整することを特徴とする自動車用加飾部品の表面加飾システムをその要旨とする。
上記発明によれば、制御装置により、積層塗工手段が駆動制御され、部品素材の曲面上に色要素の異なる複数の着色層が塗工され積層形成される。その後、制御装置により、レーザ照射手段が駆動制御され、レーザ照射によって着色層が選択的にかつ異なる深さで剥離されて着色層が部分的に露出されることで絵柄が描かれる。このようにすれば、水圧転写のような絵柄の伸びや歪が生じることがなく、複雑な絵柄を正確に描くことができる。また、色分解処理を行って生成した単色基絵柄データに基づいて、積層塗工手段及びレーザ照射手段が制御されているので、複数の自動車用加飾部品に対して均一な絵柄を正確に描くことができる。また、基絵柄の設計変更を行う場合、単色基絵柄データ記憶部に記憶する単色基絵柄データを変更すればよく、従来の水圧転写で絵柄を加える場合と比較して、設計変更にかかる費用を抑えることができる。
また、上記発明によれば、実際に描かれた絵柄が撮影されて検査用画像データが取得され、その検査用画像データに基づいて複数の単色実絵柄データが生成される。さらに、検査用画像データに基づいて生成した複数の単色実絵柄データと単色基絵柄データ記憶部に記憶されている複数の単色基絵柄データとが比較され、絵柄の形成状態の良否が判定される。このようにすれば、レーザ照射手段によって描かれた絵柄の形成状態の良否を着色層毎に判定することができ、自動車用加飾部品の外観検査を確実に行うことができる。
特に請求項1に記載の発明によれば、絵柄形成状態良否判定部による良否判定結果に基づいて、積層塗工手段が積層形成する着色層の色要素または塗工条件(塗装時間や塗料の噴霧量など)が調整される。このようにすると、絵柄の形成状態が良好でない場合、良否判定結果に基づいて、着色層の色合いや着色層の厚さなどを変更することができ、基絵柄に近いより正確な絵柄を描くことができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、絵柄形成状態良否判定部による良否判定結果に基づいて、レーザ照射手段によるレーザ照射条件(レーザの照射強度、レーザの照射時間、レーザのスポット径など)が調整される。このようにすると、絵柄の形成状態が良好出ない場合、良否判定結果に基づいて、レーザ照射手段により剥離される着色層の深さや幅などを変更することができ、基絵柄に近いより正確な絵柄を描くことができる。
以上詳述したように、請求項1〜に記載の発明によると、製造コストを抑えつつ、自動車用部品素材の曲面上に絵柄を正確に付加して装飾することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本実施の形態における自動車用加飾部品1を示す平面図であり、図2は、その自動車用加飾部品1の断面図である。本実施の形態の自動車用加飾部品1は、例えば、ドアのアームレストを構成する内装部品である。
図1及び図2に示されるように、自動車用加飾部品1は、立体形状の樹脂成形体2(樹脂製の自動車用部品素材)を備えている。樹脂成形体の上面3は、凸面状に湾曲した曲面であり、その上面3には、色要素の異なる複数の着色層11,12,13,14が塗工されて積層形成されている。
本実施の形態では、色合いが下層側ほど濃くなるように4色(下層側から順に、こげ茶色、茶色、うす茶色、クリーム色)の着色層11〜14が積層形成されている。そして、樹脂成形体2の上面3に形成された複数の着色層11〜14を選択的にかつ異なる深さで剥離して着色層11〜14を部分的に露出させることにより、木目模様の基絵柄を模した絵柄16が描かれている。
さらに、樹脂成形体2の上面3の最上層には、各着色層11〜14を保護するための透明なクリアコート層17が形成されている。本実施の形態のクリアコート層17は、各着色層11〜14の凹凸を平坦化するよう形成されている。
図3には、本実施の形態の自動車用加飾部品1を製造するための表面加飾システム20の概略構成図を示している。
表面加飾システム20は、塗装装置21と、レーザ照射装置22と、検査装置23と、制御装置24とを備える。表面加飾システム20において、制御装置24は、塗装装置21、レーザ照射装置22、及び検査装置23に電気的に接続されており、駆動データを出力して各装置21〜23を制御することにより、システム全体を統括的に制御している。
塗装装置21は、ロボットアーム26とそのロボットアーム26の先端に装着される塗装機27とを備え、制御装置24から出力される駆動データに基づいて、ロボットアーム26を駆動して塗料の吹き付け方向や位置を変更する。また、塗装装置21は、図示しないカートリッジ交換装置を備え、制御装置24から出力される駆動データに基づいて塗装機27に装着する塗料カートリッジ28を各着色層11〜14に対応して交換可能に構成されている。そして、塗装装置21は、塗装機27の塗料カートリッジ28を交換しながら各色の塗料Pを噴霧することにより、樹脂成形体2の上面3に各着色層11〜14を塗工して積層形成する。
レーザ照射装置22は、レーザLを発生させるレーザ発生部31と、レーザLを偏向させるレーザ偏向部32と、レーザ発生部31及びレーザ偏向部32を制御するレーザ制御部33とを備える。レーザ偏向部32は、レンズ35と反射ミラー36とを複合させてなる光学系であり、これらレンズ35と反射ミラー36の位置を変更することにより、レーザLの照射位置や焦点位置を調整する。レーザ制御部33は、制御装置24から出力される駆動データに基づいて、例えば、レーザLの照射時間変調、照射強度変調、照射面積変調などの制御を行う。
検査装置23は、CCDカメラ38を備え、そのCCDカメラ38によって樹脂成形体2の上面3に描かれた木目模様の絵柄16を撮影し、絵柄16の画像データ(検査用画像データ)を取得して制御装置24に出力する。
制御装置24は、CPU40、メモリ41、入出力ポート42等からなる周知のコンピュータにより構成されている。CPU40は、メモリ41を利用して制御プログラムを実行し、塗装装置21、レーザ照射装置22、及び検査装置23の駆動制御などを行う。また、制御装置24は、絵柄16の色分解処理を行う機能を有している。そして、制御装置24は、色分解処理を行うことによって木目模様の基絵柄を異なる複数の色に分解して複数の単色基絵柄データを生成しメモリ41(単色基絵柄データ記憶部)に記憶している。なお、本実施の形態では、木目模様の基絵柄がこげ茶色、茶色、うす茶色、クリーム色の4色の色要素に分解され、各色要素の単色基絵柄データがメモリ41に予め記憶されている。また、メモリ41には、塗装装置21の塗工条件(塗装時間、塗料の噴霧量、着色層11〜14の厚みなどの条件)や、レーザ照射装置22のレーザ照射条件(レーザの照射時間、レーザの照射強度、レーザのスポット径などの条件)のデータが予め設定されている。
次に、本実施の形態の表面加飾システム20の動作例について図4フローチャートに従い説明する。図4の処理は、作業者が樹脂成形体2を固定テーブル51(図3参照)にセットした後、制御装置24に設けられている処理開始ボタン(図示略)を操作したときに開始される。なお、図4の処理は、制御装置24のCPU40によって実行される。
まず、積層塗工手段駆動データ生成部としてのCPU40は、メモリ41から単色基絵柄データを読み出し、その基絵柄データに基づいて、塗装装置21を駆動制御するための駆動データ(積層塗工手段駆動データ)を生成し、駆動データを塗装装置21に出力する(ステップ100)。塗装装置21は、その駆動データに基づいて駆動制御され、塗装機27により各着色層11〜14を塗工する。具体的には、樹脂成形体2の上面3(曲面)上に、塗装機27を用いて塗料P1を塗工することでこげ茶色の着色層11を形成する(図5参照)。その後、塗装機27の塗料カートリッジ28を交換して噴霧する塗料をこげ茶色の塗料P1から茶色の塗料P2に変更して、塗料P2を塗工することでこげ茶色の着色層11上に茶色の着色層12を積層形成する(図6参照)。同様に、塗装機27から噴霧する塗料を茶色の塗料P2からうす茶色の塗料P3に変更して、塗料P3を塗工することで茶色の着色層12上にうす茶色の着色層13を積層形成する(図7参照)。さらに、塗装機27から噴霧する塗料をうす茶色の塗料P3からクリーム色の塗料P4に変更して、塗料P4を塗工することでうす茶色の着色層13上にクリーム色の着色層14を積層形成する(図8参照)。なおここで、積層形成される各着色層11〜14は、模様のないベタパターンの層(ベタ層)であり、位置合わせをすることなく積層形成される。
その後、レーザ照射手段駆動データ生成部としてのCPU40は、メモリ41から読み出した単色基絵柄データに基づいて、レーザ照射装置22を駆動制御するための駆動データ(レーザ照射手段駆動データ)を生成し、駆動データをレーザ照射装置22に出力する(ステップ110)。
レーザ照射装置22は、その駆動データに基づいて駆動制御され、樹脂成形体2の上面3に形成された各着色層11〜14にレーザLを照射する(図9参照)。このとき、レーザ照射装置22において、レーザ制御部33は、レーザ発生部31からレーザLを出力させ、基絵柄のパターンに応じてレーザ偏向部32を制御する。この制御により、レーザLの照射位置や焦点位置を変更し、着色層11〜14を選択的にかつ異なる深さで剥離して着色層11〜14を部分的に露出させる(図10参照)。具体的には、基絵柄の木目パターンにおいて、最も暗い部分に対応する箇所では、着色層12〜14を隔離して着色層11の表面を露出させ、うす暗い部分に対応する箇所では、着色層13,14を剥離して着色層12の表面を露出させる。さらに、少し明るい部分に対応する箇所では、着色層14を剥離して着色層13の表面を露出させ、最も明るい部分に対応する箇所では、着色層11〜14をそのまま残して着色層14の表面を露出させる。これら着色層11〜14の露出部分によって、樹脂成形体2の上面3に木目模様の絵柄16が描かれる。
そして、制御装置24のCPU40は、駆動データを検査装置23に出力して、CCDカメラ38を動作させることで樹脂成形体2の上面3に描かれた木目模様の絵柄16(実絵柄)を撮影し、得られた画像データを検査装置23から取り込む(ステップ120)。ここで、CPU40は、検査装置23から取り込んだ画像データに基づいて実絵柄の色分解処理を行うことにより複数の単色実絵柄データを生成する。その後、絵柄形成状態良否判定部としてのCPU40は、生成した複数の単色実絵柄データとメモリ41に記憶されている複数の単色基絵柄データとを比較して、樹脂成形体2の上面3に描かれた絵柄16の形成状態の良否を判定する(ステップ130)。
このとき、CPU40は、良否判定の結果をモニター(図示略)に表示させる。そして、形成状態が不良であると判定した場合、CPU40は、メモリ41に記憶されている着色層11〜14の色要素や塗工条件等の設定を変更して本処理を終了する(ステップ140)。一方、形成状態が良好であると判定した場合、CPU40は、メモリ41に記憶されている色要素や塗工条件等の設定を変更しないまま本処理を終了する。
ここで、絵柄16が描かれていない新たな樹脂成形体2が固定テーブル51にセットされた後、処理開始ボタン(図示略)が操作されたときに図4の処理が再開される。そして、前回の処理で色要素や塗工条件等の設定が変更されていた場合、変更後の設定でステップ100〜ステップ140の処理が実施される。
また、作業者は、制御装置24のモニターを確認し、絵柄16の形成状態が良好であると判定した場合、絵柄16が描かれた樹脂成形体2を次工程のクリアコートの塗装ラインに搬入する。一方、作業者は、絵柄16の形成状態が不良であると判定した場合、その樹脂成形体2を不良品として回収する。なおここで、回収された樹脂成形体2について、別工程で絵柄16の修正を行った後、クリアコートの塗装ラインに搬入してもよい。
クリアコートの塗装ラインでは、木目模様の絵柄16が描かれた樹脂成形体2の上面3にクリア塗料を塗工することにより、各着色層11〜14を保護するためのクリアコート層17が形成される。以上の工程を経て、本実施の形態の自動車用加飾部品1が製造される。
従って、本実施の形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施の形態の表面加飾システム20では、塗装装置21により積層形成される複数の着色層11〜14は模様のないベタ層であるので、位置合わせをする必要がなく各着色層11〜14を容易に形成することができる。また、レーザ照射によって着色層11〜14が選択的にかつ異なる深さで剥離されて着色層11〜14が部分的に露出されるので、絵柄16の木目に対応した凹凸を形成することができ、実物の天然木と同様の立体的な絵柄16を描画することができる。また、レーザ照射加工は、細かいエリアを正確に加工することができるため、解像度の高い鮮明な絵柄16を描くことができる。さらに、色分解処理を行って生成した単色基絵柄データに基づいて、塗装装置21及びレーザ照射装置22が制御されているので、複数の自動車用加飾部品1に対して均一な絵柄16を正確に描くことができる。また、従来の水圧転写では、基絵柄の形成はグラビア印刷で行うため、基絵柄の変更時には製版の設計変更等が必要となり手間がかかる。これに対して、本実施の形態において基絵柄の設計変更を場合、メモリ41に記憶する単色基絵柄データを変更すればよく、従来の水圧転写の場合と比較して、設計変更にかかる費用を抑えることができる。
(2)本実施の形態の表面加飾システム20では、検査装置23が設けられ、実際に描かれた絵柄16が検査装置23のCCDカメラ38により撮影されて検査用画像データが取得される。そして、制御装置24のCPU40により、検査用画像データに基づいて複数の単色実絵柄データが生成され、複数の単色実絵柄データとメモリ41に記憶されている複数の単色基絵柄データとが比較される。このようにすれば、レーザ照射によって描かれた絵柄16の形成状態の良否を着色層11〜14毎に判定することができる。また、絵柄16の形成状態の良否結果に基づいて、色要素または塗工条件が調整され、着色層11〜14の色合いや着色層11〜14の厚さなどを変更することができ、基絵柄に近いより正確な絵柄16を描くことができる。
(3)本実施の形態の自動車用加飾部品1では、複数の着色層11〜14は、下層側にいくほど色合いが濃くなっているので、レーザ照射加工によって深く加工された凹部が濃い色で表現される。従って、凹凸や陰影を有する天然木に近い立体感のある絵柄16を確実に表現することができる。
(4)従来の水圧転写を行う場合では、転写フィルムを水圧転写槽の水面に浮かべる必要があり、転写装置が大型化してしまう。これに対して、本発明の表面加飾システム20では、比較的に大きな装置を用いる必要がなく、省スペース化を図ることができる。
なお、本発明の実施の形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態の自動車用加飾部品1では、こげ茶色、茶色、うす茶色、クリーム色の4色の着色層11〜14で絵柄16を表現するものであったが、着色層11〜14の色要素や層数は、基絵柄に応じて適宜変更することができる。なお、基絵柄としては、木目模様以外に、繊維織物の絵柄や植物の繊維模様の絵柄などを挙げることができる。
・上記実施の形態の表面加飾システム20において、絵柄16の形成状態が不良である場合、着色層11〜14の色要素や塗工条件等の設定を変更していたが、これに限定されるものではない。絵柄16の形成状態が不良である場合、レーザ照射装置22のレーザ照射条件の設定を変更してもよいし、塗工条件とレーザ照射条件との両方の設定を変更してもよい。このようにすれば、絵柄の形成状態の良否判定結果に基づいて、レーザ照射により剥離される着色層11〜14の深さや幅などを調整することができ、基絵柄に近いより正確な絵柄16を描くことができる。
・上記実施の形態の表面加飾システム20では、基絵柄の単色基絵柄データを予めメモリ41に記憶しておくものであったが、例えば、システムの初期操作として、検査装置23のCCD38で基絵柄を撮影し、得られた画像データに基づいて生成した複数の単色基絵柄データをメモリ41に記憶するように構成してもよい。勿論、検査装置23とは別の撮影手段を設け、その撮影手段を用いて取得した画像データに基づいて複数の単色基絵柄データを生成するように構成してもよい。
・上記実施の形態の表面加飾システム20において、レーザ照射装置22は、レーザ照射を1箇所のみ行うものであったが、例えば、レーザ偏向部32を複数設け、レーザ照射による加工を複数個所で同時に行えるように構成してもよい。このようにすると、レーザ照射による加工を迅速に行うことができ、自動車用加飾部品1を短時間で製造することができる。
・上記実施の形態の表面加飾システム20において、レーザ偏向部32を制御することによりレーザLの照射位置や焦点位置を変更して、レーザ照射による各着色層11〜14の剥離を行うものであったが、これに限定されるものではない。例えば、樹脂成形体2を固定している固定テーブル51(図3参照)を3次元的に移動可能に構成し、固定テーブル51側を移動させることによって、レーザ照射による各着色層11〜14の剥離を行うように構成してもよい。勿論、固定テーブル51の移動とレーザLの照射位置や焦点位置の変更とを組み合わせて、レーザ照射による各着色層11〜14の剥離を行うように構成してもよい。このようにすると、レーザ照射による絵柄16の加工を迅速に行うことが可能となる。
・上記実施の形態の表面加飾システム20において、一台の塗装機27によって複数の着色層11〜14を積層形成していたが、これに限定されるものではない。例えば、塗装ラインにおいて上流側から下流側に沿って複数台の塗装機27を設け、それぞれの塗装機27で順番に着色層11〜14を形成するように構成してもよい。
・上記実施の形態の表面加飾システム20では、複数の着色層11〜14を形成した後に、各着色層11〜14を一括して加工することにより絵柄16を描いていたが、これに限定されるものではない。例えば、着色層11〜14を形成する度に、レーザ照射加工を行って絵柄16を描いてもよい。
・上記実施の形態では、自動車用加飾部品1としてドアのアームレストに具体化するものであったが、これ以外に、コンソールボックス、インストルメントパネルなどの部品に具体化してもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施の形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)請求項1乃至4のいずれか1項において、前記レーザ照射手段は、レーザを発生させるレーザ発生部と、レンズと反射ミラーとを複合させてなるレーザ偏向部と、照射時間変調、照射強度変調、及び照射面積変調のうちの少なくとも一つを制御するレーザ制御部とを備えることを特徴とする自動車用加飾部品の表面加飾システム。
(2)技術的思想(1)において、前記レーザ照射手段は、前記レーザ偏向部を複数備え、前記自動車用部品素材の曲面上に形成された着色層の複数個所を同時に加工することを特徴とする自動車用加飾部品の表面加飾システム。
(3)請求項1乃至4のいずれか1項において、前記複数の単色基絵柄データを生成するための画像データを取得する撮影手段を備えることを特徴とする自動車用加飾部品の表面加飾システム。
本発明を具体化した一実施の形態の自動車用加飾部品を示す平面図。 本発明を具体化した一実施の形態の自動車用加飾部品を示す断面図。 本発明を具体化した一実施の形態の表面加飾システムを示す概略構成図。 表面加飾システムの動作を説明するためのフローチャート。 自動車用加飾部品の製造方法を説明するための断面図。 自動車用加飾部品の製造方法を説明するための断面図。 自動車用加飾部品の製造方法を説明するための断面図。 自動車用加飾部品の製造方法を説明するための断面図。 自動車用加飾部品の製造方法を説明するための断面図。 自動車用加飾部品の製造方法を説明するための断面図。
符号の説明
1…自動車用加飾部品
2…自動車用部品素材としての樹脂成形体
3…曲面としての上面
11〜14…着色層
16…絵柄
20…表面加飾システム
21…積層塗工手段としての塗装装置
22…レーザ照射手段としてのレーザ照射装置
23…画像取得手段としての検査装置
24…制御装置
40…積層塗工手段駆動データ生成部、レーザ照射手段駆動データ生成部、絵柄形成状態良否判定部としてのCPU
41…単色基絵柄データ記憶部としてのメモリ

Claims (2)

  1. 立体形状をなす樹脂製の自動車用部品素材の曲面上に、基絵柄を模した絵柄を付加して装飾する自動車用加飾部品製造のための表面加飾システムであって、
    前記基絵柄を異なる複数の色に分解する色分解処理を行って生成した複数の単色基絵柄データを記憶する単色基絵柄データ記憶部、前記複数の単色基絵柄データに基づいて積層塗工手段駆動データを生成する積層塗工手段駆動データ生成部、及び前記複数の単色基絵柄データに基づいてレーザ照射手段駆動データを生成するレーザ照射手段駆動データ生成部を有する制御装置と、
    前記制御装置が出力する前記積層塗工手段駆動データに基づいて駆動制御され、前記部品素材の曲面上に色要素の異なる複数の着色層を塗工して積層形成する積層塗工手段と、
    前記制御装置が出力する前記レーザ照射手段駆動データに基づいて駆動制御され、レーザ照射によって前記着色層を選択的にかつ異なる深さで剥離して前記着色層を部分的に露出させることにより、前記絵柄を描くレーザ照射手段と
    前記レーザ照射手段によって実際に描かれた前記絵柄を撮影して検査用画像データを取得する画像取得手段と
    を備え、前記制御装置は、
    前記検査用画像データを取り込むとともに、その検査用画像データに基づいて生成した複数の単色実絵柄データと、前記単色基絵柄データ記憶部に記憶されている前記複数の単色基絵柄データとを比較して、前記絵柄の形成状態の良否を判定する絵柄形成状態良否判定部を有し、
    前記絵柄形成状態良否判定部による良否判定結果に基づいて、前記積層塗工手段が積層形成する前記着色層の色要素または塗工条件を調整する
    ことを特徴とする自動車用加飾部品の表面加飾システム。
  2. 立体形状をなす樹脂製の自動車用部品素材の曲面上に、基絵柄を模した絵柄を付加して装飾する自動車用加飾部品製造のための表面加飾システムであって、
    前記基絵柄を異なる複数の色に分解する色分解処理を行って生成した複数の単色基絵柄データを記憶する単色基絵柄データ記憶部、前記複数の単色基絵柄データに基づいて積層塗工手段駆動データを生成する積層塗工手段駆動データ生成部、及び前記複数の単色基絵柄データに基づいてレーザ照射手段駆動データを生成するレーザ照射手段駆動データ生成部を有する制御装置と、
    前記制御装置が出力する前記積層塗工手段駆動データに基づいて駆動制御され、前記部品素材の曲面上に色要素の異なる複数の着色層を塗工して積層形成する積層塗工手段と、
    前記制御装置が出力する前記レーザ照射手段駆動データに基づいて駆動制御され、レーザ照射によって前記着色層を選択的にかつ異なる深さで剥離して前記着色層を部分的に露出させることにより、前記絵柄を描くレーザ照射手段と、
    前記レーザ照射手段によって実際に描かれた前記絵柄を撮影して検査用画像データを取得する画像取得手段と
    を備え、前記制御装置は、
    前記検査用画像データを取り込むとともに、その検査用画像データに基づいて生成した複数の単色実絵柄データと、前記単色基絵柄データ記憶部に記憶されている前記複数の単色基絵柄データとを比較して、前記絵柄の形成状態の良否を判定する絵柄形成状態良否判定部を有し、
    前記絵柄形成状態良否判定部による良否判定結果に基づいて、前記レーザ照射手段によるレーザ照射条件を調整する
    ことを特徴とする自動車用加飾部品の表面加飾システム。
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