JP5131499B2 - 電子回路基板、これを用いた磁気センサ、及び、電子回路の電源部の保護方法 - Google Patents

電子回路基板、これを用いた磁気センサ、及び、電子回路の電源部の保護方法 Download PDF

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Description

本発明は、TMR素子を備えた電子回路基板、これを用いた磁気センサ、及び、電子回路の電源部の保護方法に関する。
TMR素子、GMR素子などの磁気抵抗効果素子を用いた磁気センサは、産業上、様々な分野で利用されており、例えば、自動車の分野では、ステアリングの角度検出や速度検出に用いられている。
磁気センサは、特許文献1に示されるように、電源(Vcc)とグランド(GND)の間に磁気抵抗効果素子を接続した回路構成を有している(特許文献1の図8を参照)。ここで、磁気抵抗効果素子としてGMR素子、あるいはAMR素子を採用した場合、これらは、電流が膜の面と平行に流れるため、故障により磁性膜が破壊されたとしても、電源とグランドの間が開放されるだけであって、その故障により電子回路全体が致命的なダメージを受けることはない。
一方、磁気抵抗効果素子としてTMR素子を採用した場合、これらはトンネルバリアを介して2つの磁性層を対向させた構造を有しているため、故障によってトンネルバリアが破壊されれば、電源とグランドを短絡、すなわちショートさせてしまう。したがって、その故障によって、回路全体が致命的なダメージを受ける危険性があるだけでなく、例えば電源から出火すれば、火災などの危険な事態に至るケースもありうる。このような事態の発生は、とりわけ、上述したような自動車の用途においては、人命に関わるので、到底許されるものではない。
このような観点から、TMR素子を用いた磁気センサについて、いわゆるフェイルセーフの実現を求める声が高まっている。また、上述したような回路構成は、磁気センサに限られずに採用され得るため、TMR素子を用いた他の装置分野においても、フェイルセーフは実現されるべきである。
磁気抵抗効果素子に関する保護回路としては、例えば特許文献2に、ダイオードを磁気抵抗効果素子と並列に接続したものや、ヒューズを磁気抵抗効果素子と直列に接続したものが開示されている。しかしながら、この回路は、磁気抵抗効果素子を過電流から保護するものであって、電源を過電流から保護するものではない。したがって、この回路により、TMR素子の故障時に発生しうる短絡事故を防止することはできない。
また、特許文献3には、磁界変化検出素子の出力信号の変動を検知したことを契機として動作を停止制御することにより、磁界変化検出素子が故障した場合のフェイルセーフを実現する回路が開示されている。しかしながら、このような方法によると、故障検出から停止制御に至るまでの時間で、瞬時に流れる過電流を有効に防止することは困難であるし、複雑な制御手段を必要とするので小型化、及びコスト面からも不利である。
特開2002−303536号公報 特開平9−288805号公報 特開2008−202988号公報
本発明の課題は、TMR素子の故障時に発生しうる短絡事故を、有効に防止しうる小型で低コストな電子回路基板、これを用いた磁気センサ、及びTMR素子を含む電子回路の電源の保護方法を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る電子回路基板は、2つの端子が、少なくともリードを介して、電源とグランドにそれぞれ接続されたTMR素子を含む。そして、前記リードの少なくとも一部は、前記TMR素子のトンネルバリア膜が破壊された後、前記2つの端子間の短絡により発生する過電流によって断線する。
本発明に係る電子回路基板によると、TMR素子の2つの端子が、少なくともリードを介して電源とグランドの間に接続されているから、TMR素子の故障によりトンネルバリア膜が破壊されて両端子間が短絡した場合、電源とグランドが短絡されて過電流が発生する。
そこで、本発明に係る電子回路基板では、その過電流によって、リードの少なくとも一部が断線されるようにしており、これにより、過電流を遮断して電源を保護することができる。しかも、リードの断線のみによって過電流を遮断するから、複雑な制御手段を必要とせず、電子回路基板を容易に小型化、並びに低コスト化することができる。
したがって、本発明に係る電子回路基板によれば、TMR素子の故障時に発生しうる短絡事故を、有効に防止しうる。
次に、本発明に係る磁気センサは、上述した電子回路基板を含み、前記TMR素子によって外部磁界を検知する。このため、本発明に係る磁気センサによれば、上記の効果を同様に得ることができる。
次に、本発明に係る電源の保護方法は、2つの端子が、少なくともリードを介して、電源とグランドにそれぞれ接続されたTMR素子を含む電子回路の電源を保護する方法であって、前記TMR素子の故障により前記2つの端子間が短絡した後、前記短絡により発生する過電流によって前記リードの少なくとも一部を断線させるものである。
このように、本発明に係る電源の保護方法は、実質的に、上述した電子回路基板と同一の内容であるから、上記の効果を同様に得ることができる。
以上述べたように、本発明によれば、TMR素子の故障時に発生しうる短絡事故を、有効に防止しうる小型で低コストな電子回路基板、これを用いた磁気センサ、及びTMR素子を含む電子回路の電源の保護方法を提供することができる。
本発明に係る磁気センサの回路図である。 TMR素子の断面図である。 外部磁界に対する出力電圧の変化を示すグラフである。 本発明に係る電子回路基板のパタン図である。 過電流の遮断の様子を示す。 TMR素子の印加電圧に対する抵抗変化を示すグラフである。 図4におけるVII−VII線に沿った断面図である。 本発明に係る電子回路基板の変形例を示す。 本発明に係る電子回路基板の変形例を示す。 他の実施形態に係る磁気センサの回路図である。 図10に示された実施形態に係る電子回路基板のパタン図である。
図1は、本発明に係る磁気センサの回路図である。この磁気センサ回路は、測定対象物の回転角を検出する回転角センサに用いられるものであって、それぞれ第1〜第4のTMR素子11〜14,21〜24を含む第1及び第2のブリッジ回路1,2を有している。なお、図中、第1〜第4のTMR素子11〜14,21〜24の各々は、1個のTMR素子で表されているが、複数個のTMR素子であってもよい。
第1のブリッジ回路1は、第1のTMR素子11と第2のTMR素子12、並びに第3のTMR素子13と第4のTMR素子14が、それぞれ直列接続され、これらの直列回路が互いに並列接続されてなる。そして、第1のTMR素子11と第3のTMR素子13の接続端が電源端子Vccに接続され、第2のTMR素子12と第4のTMR素子14の接続端がグランド端子(接地端子)GNDに接続されている。
また、第1のTMR素子11と第2のTMR素子12の接続端は第1の出力端子T11に接続され、第3のTMR素子13と第4のTMR素子14の接続端は第2の出力端子T12に接続されている。第2の出力端子T12に対する第1の出力端子T11の電位は、第1の出力電圧V1として検出される。
一方、第2のブリッジ回路2は、第1〜第4のTMR素子21〜24が、第1のブリッジ回路1と同様に接続されてなり、第2の出力端子T22に対する第1の出力端子T21の電位が、第2の出力電圧V2として検出される。
TMR素子11〜14,21〜24は、図2に示されるように、反強磁性層41、ピンド層42、絶縁層43、フリー層44が、この順に積層された構造を有している。周知の通り、フリー層44は、外部磁界に従って磁化の向きD2が変化するのに対して、ピンド層42は磁化の向きD1が固定されている。図1に示された第1〜第4のTMR素子11〜14,21〜24に付された矢印は、このピンド層42は磁化方向D1を示すものである。また、絶縁層43は、上述したトンネルバリアである。
第1のブリッジ回路1では、ピンド層42の磁化方向について、対向関係にある第1のTMR素子11と第4のTMR素子14、並びに第2のTMR素子12と第3のTMR素子13が、それぞれ、互いに同一となっている。そして、第1のTMR素子11と第4のTMR素子14のピンド層42の磁化方向と、第2のTMR素子12と第3のTMR素子13のピンド層42の磁化方向とは、互いに反平行(正反対)の関係にある。
一方、第2のブリッジ回路2では、ピンド層42の磁化方向について、同様に、対向関係にある第1のTMR素子21と第4のTMR素子24、並びに第2のTMR素子22と第3のTMR素子23が、それぞれ、互いに同一となっている。そして、第1のTMR素子21と第4のTMR素子24のピンド層42の磁化方向と、第2のTMR素子22と第3のTMR素子23のピンド層42の磁化方向とは、互いに反平行の関係にある。
図1の矢印に示されるように、第1のブリッジ回路1の各TMR素子11〜14と第2のブリッジ回路2の各TMR素子21〜24は、ピンド層42の磁化方向が互いに直交する関係にある。
周知の通り、TMR素子11〜14,21〜24の特徴は、ピンド層42の磁化方向とフリー層44の磁化方向が同一であるときに抵抗値が最小となり、これらが反平行(正反対)であるときに抵抗値が最大となることである。これに基づき、図1に示す外部磁界Hの角度θに対するTMR素子11〜14,21〜24の抵抗値の変化を、次に説明する。なお、角度θは、外部磁界Hの方向が第1のTMR素子11と第4のTMR素子14のピンド層42の磁化方向と同一である場合に、0度を示すものと定義する。
まず、角度θが0度であるとき、第1のブリッジ回路1では、第1のTMR素子11と第4のTMR素子14の抵抗値が最小となり、第2のTMR素子12と第3のTMR素子13の抵抗値が最大となる。他方、第2のブリッジ回路2では、各TMR素子21〜24の抵抗値は、上記の最大値と最小値の中間値となる。
次に、角度θが90度であるとき、つまり、外部磁界Hの方向が、TMR素子22,23のピンド層42の磁化方向と同一であるとき、第1のブリッジ回路1では、各TMR素子11〜14の抵抗値は、上記の最大値と最小値の中間値となる。他方、第2のブリッジ回路2では、第1のTMR素子21と第4のTMR素子24の抵抗値が最大となり、第2のTMR素子22と第3のTMR素子23の抵抗値が最小となる。
次に、角度θが180度であるとき、第1のブリッジ回路1では、第1のTMR素子11と第4のTMR素子14の抵抗値が最大となり、第2のTMR素子12と第3のTMR素子13の抵抗値が最小となる。他方、第2のブリッジ回路2では、各TMR素子21〜24の抵抗値は、上記の最大値と最小値の中間値となる。
最後に、角度θが270度であるとき、第1のブリッジ回路1では、各TMR素子11〜14の抵抗値は、上記の最大値と最小値の中間値となる。他方、第2のブリッジ回路2では、第1のTMR素子21と第4のTMR素子24の抵抗値が最小となり、第2のTMR素子22と第3のTMR素子23の抵抗値が最大となる。
したがって、図3に示されるように、第1のブリッジ回路1の出力電圧V1(V)は、角度θの変化に対してCOS関数状の波形をなし、一方、第2のブリッジ回路2の出力電圧V2(V)は、角度θの変化に対してSIN関数状の波形をなす。なお、TMR素子11〜14,21〜24は、全て同一の特性を有するものとする。
この事実に基づき、検出対象の角度θは、出力電圧V1(V)及びV2(V)から以下の式で求められる。
θ=arctan(V2/V1)
このように、回転角センサは、TMR素子11〜14,21〜24により外部磁界Hを検知することによって、測定対象物の回転角を検出することができる。
次に、このような磁気センサに用いられる、本発明に係る電子回路基板について説明する。図4は、本発明に係る電子回路基板のパタン図である。
図4では、上述した第1のブリッジ回路1のパタンのみが示され、第2のブリッジ回路2のパタンは、これと同様であるから、省略されている。また、図4では、説明の便宜上、パタンの各構成要素が、平面視で電子回路基板の同一層の表面に形成されているかのように描かれているが、本来、複数層にわたって形成されることもあり得ることは言うまでもない。
電子回路基板は、TMR素子11〜14と、リードL11〜L15と、電源端子Vccと、グランド端子GNDと、出力端子T11,T12とを含む。
各TMR素子11〜14は、2つの端子s1,s2を備えており、図2に示されるように、入力端子s1は反強磁性層41側に設けられ、出力端子s2はフリー層44側に設けられている。このため、各TMR素子11〜14を流れる電流Iは、反強磁性層41からフリー層44に向かう。
また、各TMR素子11〜14は、一対ごとに、図4の符号Cで示される点を中心として、一端を向かい合わせ、全体的に十字をなすように配置されている。電子回路基板は、角度θが正確に検出されるように、この中心点Cが、強磁性体である測定対象物3の中性点と平面視で重なるように配置されている。
各リードL11〜L15は、アルミ、銅、または金などの導電性金属膜により形成され、その周囲を絶縁性の保護膜によって覆われている。もっとも、各リードL11〜L15として、金属線を採用してもよい。
電源端子Vccとグランド端子GNDは、電源部、つまり、外部に備えられた電源ユニットに接続される。もっとも、電子回路基板自体に小型の電源ユニットを搭載してもよく、この場合、電源端子Vccとグランド端子GNDは、その電源ユニットの端子に相当するものとなる。
各出力端子T11,T12は、上記の角度θを算出する演算回路に接続される。なお、各出力端子T11,T12、電源端子Vcc、グランド端子GNDは、設計に応じて、電極パッド、コネクタ、あるいはスルーホールなどの適宜な形態を採り得る。
図4に示されたパタンを参照すると、TMR素子11〜14は、2つの端子s1,s2が、少なくともリードL11〜L15を介して、電源とグランドにそれぞれ接続されている。
具体的には、第1のTMR素子11は、リードL11を介して電源端子Vccに接続され、第3のTMR素子13は、リードL12を介して電源端子Vccに接続されている。また、第2のTMR素子12と第4のTMR素子14は、リードL15を介してグランド端子GNDに接続されている。
さらに、第1のTMR素子11と第2のTMR素子12は、リードL13を介して第1の出力端子T11に接続され、第3のTMR素子13と第4のTMR素子14は、リードL14を介して第2の出力端子T12に接続されている。
本発明に係る回路基板の特徴は、上記のリードL11〜L15の少なくとも一部が、2つの端子s1,s2間の短絡により発生する過電流によって断線する点にある。すなわち、リードL11,L12には、それぞれ、他の部位より幅の狭い部位P1,P2が形成されており、この部位P1,P2が溶けることによって断線、つまり、溶断するのである。
ここで、溶断させる部位の形態としては、上記の幅狭の形態に限られず、当該部位の厚みを他の部位より小さくする形態を採ってもよく、当該部位の断面積が他の部位より小さければ如何なる形態であってもよい。
また、ここでいう過電流とは、図2に示された絶縁層43が、経年劣化などの要因で抵抗値が減少して実質的な絶縁破壊、つまり、トンネルバリア膜の破壊に至り、このとき、2つの端子s1,s2間が実質的に短絡することにより電源からグランドに向かって流れる大きな電流を指す。
過電流は、TMR素子11〜14の何れか1つにおいて絶縁破壊が起これば、発生しうる。これは、絶縁破壊が起きたTMR素子11〜14に直列接続された他のTMR素子11〜14に、定格より大きな電圧が加わるため、結局、当該他のTMR素子11〜14も絶縁破壊に至るからである。
上記の部位P1,P2は、幅狭に形成されているから、抵抗値が高く、過電流が流れると高い熱を発生して溶解に至る。そして、これによって過電流は遮断される。
図5は、このときの過電流の遮断の様子を示す。各TMR素子11〜14を流れる電流Iは、時間t1において故障が発生すると、定常値Ioから増加を開始し、そして、時間t2において閾値Ithを上回ると、上記の部位P1,P2が溶解して0となる。
また、図6は、TMR素子の印加電圧に対する抵抗変化を示すグラフである。縦軸のR/R0(%)は、TMR素子の初期抵抗値R0に対する実際の抵抗値Rの百分率である。発明者の実験によれば、TMR素子は、スパイク電圧などのストレス印加によって抵抗比R/R0が95(%)以下に減少すると(図中の○印を参照)、故障したとみなされることが見出された。
したがって、仮にTMR素子の抵抗値を100(Ω)、電流の定常値Ioを0.1(mA)とした場合、抵抗値が95(Ω)に減少すれば、TMR素子は故障したとみなされるので、上記の閾値Ithを0.105(mA)に設定すればよいことになる。つまり、過電流とみなすことのできる閾値Ithは、TMR素子の抵抗値がその95%の値になったときに流れる電流として定義すればよいのである。
ただし、上述したとおり、TMR素子は、外部磁界Hの方向θに応じてフリー層の磁化方向が変化し、これにより抵抗値が変化するという特徴を有する。
本来的には、抵抗比R/R0≦95(%)の条件は、外部磁界Hの方向θ、あるいは外部磁界Hの有無に関わらず、共通であることが判明している。しかし、仮に、閾値Ithを、単に抵抗比R/R0≦95(%)を満たす電流値として設定すると、上記の変動幅のために問題を生ずる。つまり、初期抵抗値R0を外部磁界Hの方向に応じて取り得る値の範囲内における最大値、またはこれに近い値として定めると、抵抗値Rが外部磁界Hの方向θに応じて取り得る値の範囲内における最小値となったときに、抵抗比R/R0≦95(%)を満たしてしまい、結果として、TMR素子が故障していないにも関わらず、上記の部位P1,P2が誤って断線してしまうのである。
これを回避するためには、閾値Ithを、初期抵抗値R0が外部磁界Hの方向に応じて取り得る値の範囲内における最小値であるものとして定義すればよい。すなわち、ピンド層とフリー層の磁化方向を互いに反平行としたときの初期抵抗値R0を基準とすれば、抵抗比R/R0について、上記の抵抗値の変動幅に対するマージンを確保することができるから、部位P1,P2が誤って断線することはないのである。
もっとも、抵抗比R/R0によらずに閾値Ithを定義することもできる。つまり、閾値Ithを、抵抗値Rが外部磁界Hの方向θに応じて取り得る値の範囲内における最小値となったときに流れる電流値Ioの105(%)の値として定義すればよいのである。
よって、上記の部位P1,P2の幅は、この閾値IthとリードL11,L12の材質などに基づいて適宜に決定される必要がある。
本発明に係る電子回路基板によると、TMR素子11〜14の2つの端子s1,s2が、少なくともリードL11〜L15を介して電源とグランドの間に接続されているから、TMR素子11〜14の故障により両端子s1,s2間が短絡した場合、電源とグランドが短絡されて過電流が発生する。
そこで、本発明に係る電子回路基板では、その過電流によって、リードL11〜L15の少なくとも一部L11,L12が断線されるようにしており、これにより、過電流を遮断して電源を保護することができる。しかも、リードL11,L12の断線のみによって過電流を遮断するから、複雑な制御手段を必要とせず、電子回路基板を容易に小型化、並びに低コスト化することができる。
したがって、本発明に係る電子回路基板によれば、TMR素子の故障時に発生しうる短絡事故を、有効に防止しうる。
上述した実施形態においては、TMR素子11,13から電源端子Vccに連なるリードL11,L12のみが過電流により断線するようにしたが、これに限定されるものではなく、これに加えて、又はこれに代えて、TMR素子12,14からグランド端子GNDに連なるリードL15のうち、TMR素子14から電源端子GNDに至る部分の何れかの部位が断線するようにしてもよい。あるいは、リードL13のうち、TMR素子11からTMR素子12に至る部分の何れかの部位とともに、リードL14のうち、TMR素子13からTMR素子14に至る部分の何れかの部位が断線するようにしてもよい。
つまり、過電流が電源端子Vccからグランド端子GNDに至ることを完全に遮断できる部位であれば、リードL11〜L15の何れの部位であってもよいのである。
ここで、電気的特性の安定化を目的として、リードL11,L12が配された層に隣接してグランド層が設けられている場合、本実施形態のように、断線する部位P1,P2を、TMR素子11,13から電源端子GNDに連なるリードL11,L12に設けると好適である。
これに関して説明すると、図7は、図4におけるVII−VII線に沿った断面図である。ここで、リードL11は、上下から絶縁性の保護層61,62に挟まれており、下側の保護層62の下に隣接してグランド層5が設けられている。
グランド層5は、スルーホール等を介してグランド端子GNDと電気的に接続されているから、これを、電子回路基板全面、あるいは、少なくとも面の一部、例えば平面視でリードL11〜L15と重なるように設けることによって、電磁気的なシールドとして機能させることができる。
図示された層構成を採用すれば、耐ノイズ性が向上して回路全体に電気的な安定性がもたらされるが、その反面、下側の保護層62が劣化して絶縁破壊が起こると、電源とグランドの間でショートが起こる危険性がある。この絶縁破壊を回避するために、保護層62の厚みdをより大きく設定しても良いが、電子回路基板全体の厚みが増すために、製品の小型化の観点から望ましくない。
そこで、断線する部位P1をリードL11に設ければ、図中の符号xの範囲で保護層62の絶縁破壊が起こっても、部位P1の溶断により電源とグランドの間のショートを回避できる。もっとも、この範囲xは広いほど良いので、基板製造時の印刷位置のばらつき等を考慮した上で、部位P1を電源端子Vccのできるだけ近くに配置するとよい。なお、このような実施態様は、部位P2についても同様に適用されることは容易に理解されよう。
これまで述べた実施形態では、断線する部位P1,P2として、リードL11,L12の一部を幅狭に形成したものを開示したが、これに限定されるものではない。
例えば、図8は、本発明の変形例に係る部位P1を平面視で表したものである。この実施形態では、リードL11の部位P1が他の部位とは異なる材質から構成されている。部位P1の材質は、他の部位より融点が低く、上述した過電流によって容易に溶断する。このような材質としては、例えばインジウムやガリウムが挙げられる。もっとも、これに代えて、ヒューズを部位P1に設けても良いが、この場合、部品数の増加や実装面積の増加が懸念されるため、低コストと小型化の観点から、あまり好ましくはない。
また、図9は、本発明の別の変形例に係る部位P1を、図7と同様の水平視断面で表したものである。この実施形態では、断線させる部位P1の下に気化物質8が設けられており、上述した過電流の熱によって気化物質8が昇華してガスを発生させ、そのガス圧によって当該部位P1を断線させることができる。ガス圧は、当該部位P1を確実に断線させるように、上側の保護膜61ごと破裂させる程度の圧力であることが望ましい。このようなガス圧を発生する気化物質8としては、例えば重合体(ポリマー)物質を採用することができる。
これまで図1に示されるフルブリッジ回路を例に挙げて説明したが、回転角センサに採用し得る回路は、これに限定されない。図10は、ハーフブリッジ回路を用いて構成した磁気センサの回路図である。
この実施形態において、磁気センサ回路はブリッジ回路10を有している。ブリッジ回路10は、互いに直列接続されたTMR素子101、及び抵抗素子102を含む。この直列回路の両端は、電源Vccとグランド端子GNDの各々に接続されている。また、TMR素子101と抵抗素子102の接続端は、第1の出力端子T31に接続されており、グランド端子GNDに接続された端子T32の電位に対する第1の出力端子T31の電位は、出力電圧V10として検出される。
ここで、抵抗素子102は、TMR素子ではなく、通常の抵抗素子であることに留意されたい。もっとも、抵抗素子102に代えて、TMR素子を採用し得るのは言うまでもない。
出力電圧V10は、先に示した図3と同様に、検出対象である外部磁界Hの方向θに応じて変化する。したがって、この回路を用いて、先の実施形態と同様に、磁界HのSIN成分とCOS成分を検出し、角度θを所定の計算式で算出することができる。
図11は、本実施形態に係る電子回路基板のパタン図である。ここでは、図5に示された実施形態と共通する事項については、説明を省略する。
電子回路基板は、TMR素子101と、抵抗素子102と、リードL21〜L24と、電源端子Vccと、グランド端子GNDと、出力端子T31,32とを含む。電子回路基板は、角度θが正確に検出されるように、TMR素子101の中心Oを測定対象物3(図示省略)の中性点に合わせて配置されている。
図示されたパタンを参照すると、まず、TMR素子101は、リードL21を介して電源端子Vccと接続されている。このリードL21には、上述した実施形態における部位P1,P2と同様に、過電流により断線する部位P3が設けられている。
また、TMR素子101は、リードL22を介して、抵抗素子102と接続されるとともに、出力端子T31と接続されている。さらに、抵抗素子102とグランド端子GNDは、リードL23を介して互いに接続され、グランド端子GNDと出力端子T32は、リードL24を介して互いに接続されている。
本実施形態によれば、先の実施形態と同様に部位P3により過電流から電源を保護できるだけでなく、磁気センサ回路に使用するTMR素子の数を減少させることができるから、低コスト化と小型化の両方の利点を得ることができる。
次に、本発明に係る電源の保護方法について説明する。本発明に係る電源の保護方法は、2つの端子が、少なくともリードを介して、電源とグランドにそれぞれ接続されたTMR素子を含む電子回路の電源を保護する方法であって、既に述べたように、TMR素子のトンネルバリア膜が破壊されたことによって2つの端子間が短絡した後、短絡により発生する過電流によってリードの少なくとも一部を断線させるものである。ここで、過電流は、TMR素子の抵抗値が、外部磁界の方向に応じて取り得る値の範囲内における最小値の95%以下の値となったときに流れる電流であるとして定義するとよい。
このように、本発明に係る電源の保護方法は、実質的に、上述した電子回路基板と同一の内容であるから、同様の効果を得ることができる。
これまで、本発明に係る電子回路基板及び電源の保護方法の典型的な適用例として、磁気センサを挙げて説明したが、発明の技術的思想からすると、同様の回路構成を有する他のデバイスや装置などにも適用できることは容易に理解されよう。したがって、同様にTMR素子を利用するMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)やハードディスク装置の磁気ヘッドなども本発明の適用範囲に含まれることは言うまでもない。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
11〜14,21〜24,101 TMR素子
5 グランド層
s1,2 端子
L11〜L15 リード
Vcc 電源端子
GND グランド端子
P1,P2,P3 リードの断線部位

Claims (8)

  1. 2つの端子が、少なくともリードを介して、電源とグランドにそれぞれ接続されたTMR素子を含む電子回路基板であって、
    前記リードの少なくとも一部は、前記TMR素子のトンネルバリア膜が破壊された後、前記2つの端子間の短絡により発生する過電流によって断線する部位を有しており、
    更に、前記電子回路基板は、保護層と、グランド層とを有しており、
    前記保護層は、絶縁性の層であり、
    前記グランド層は、前記グランドと電気的に接続され、前記保護層の一面側に設けられており、
    前記リードは、前記保護層の前記一面側と反対側の他面側に設けられるとともに、前記グランド層と対向関係にあり、
    前記リードの断線する部位は、前記TMR素子を前記電源のプラス端子と直接接続しているリードに設けられている、
    電子回路基板。
  2. 請求項1に記載された電子回路基板であって、
    前記過電流は、前記TMR素子の抵抗値が、外部磁界の方向に応じて取り得る値の範囲内における最小値の95%以下の値となったときに流れる電流である、
    電子回路基板。
  3. 請求項1または2に記載された電子回路基板であって、
    前記一部は、他の部位より断面積が小さい部位を有し、この部位が溶けることによって断線する、
    電子回路基板。
  4. 請求項1または2に記載された電子回路基板であって、
    前記一部は、融点が他の部位より低い、異なる材質からなる部位を有し、この部位が溶けることによって断線する、
    電子回路基板。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載された電子回路基板であって、
    前記TMR素子は、ブリッジ回路を構成している、
    電子回路基板。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載された電子回路基板を含み、
    前記TMR素子によって外部磁界を検知する、
    磁気センサ。
  7. 2つの端子が、少なくともリードを介して、電源とグランドにそれぞれ接続されたTMR素子を含む電子回路の電源部の保護方法であって、
    前記TMR素子のトンネルバリア膜が破壊されたことによって前記2つの端子間が短絡した後、前記短絡により発生する過電流によって前記リードの少なくとも一部を断線させ
    前記一部は、前記TMR素子を前記電源のプラス端子と直接接続しているリードに設けられており、
    さらに、前記電子回路基板は、保護層と、グランド層とを有しており、
    前記保護層は、絶縁性の層であり、
    前記グランド層は、前記グランドと電気的に接続され、前記保護層の一面側に設けられており、
    前記リードは、前記保護層の前記一面側と反対側の他面側に設けられるとともに、前記グランド層と対向関係にある、
    電源部の保護方法。
  8. 請求項7に記載された電源部の保護方法であって、
    前記過電流は、前記TMR素子の抵抗値が、外部磁界の方向に応じて取り得る値の範囲内における最小値の95%以下の値となったときに流れる電流である、
    電源部の保護方法。
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