JP5078454B2 - 基地局装置および通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に制御チャネルを利用して通信を行う基地局装置に関する。
PHS(Personal HandyphoneSystem)のような移動体通信システムにおいては、図1に示すような論理制御チャネルにより、端末装置(PS:Personal Station)に通信の単位となるタイムスロットを割り当てて、基地局装置(CS:Cell Station)との間で通信が行われる。
従来の論理制御チャネル(以下、LCCH)は、群分け数が8の場合、1つのシステム情報のスタートを示す報知用チャネル(以下、BCCH)、8つの着信情報チャネル(以下、PCH)、3つのチャネル割当制御チャネル(以下、SCCH)の合計12のチャネルから構成され、基地局装置は、それぞれのチャネルを20フレーム間隔で間欠的に送信している。(例えば、非特許文献1)
ARIB STANDARD RCR STD-28-1「第二世代コードレス電話システム標準規格」,4.1版,(1/2分冊)
しかしながら、従来のLCCHの構成では、BCCHの送信周期が1200msであるため、基地局装置の捕捉が遅く、また、SCCHの送受信周期が300msであるため、チャネル割当が遅くなり、通話開始時のレスポンスを向上させることが困難であった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、通話開始時のレスポンスを改善することが可能な基地局装置を提供することを目的とする。
本発明のある態様は、基地局装置である。この装置は、周期的に配置された報知信号の間のそれぞれに、端末装置からのレンジング要求に対応したレンジング応答を送信すべきタイミングを配置するとともに、前記報知信号および前記レンジング応答のそれぞれに対応づけて、前記レンジング要求を受信すべきタイミングを配置して第1制御信号を形成し、前記第1制御信号を所定期間遅延させて第2制御信号を形成し、前記第1制御信号および前記第2制御信号をそれぞれ所定の周波数帯に割り当て、前記報知信号を受信した端末装置からのレンジング要求を受信すると、レンジング応答を送信するレンジング処理部と、前記レンジング処理部において、前記第1制御信号および前記第2制御信号を割り当てた周波数帯とは異なった周波数帯にて、レンジング応答を送信した端末装置に対するチャネル割当の処理を実行する割当部と、前記割当部におけるチャネルの割当後、端末装置との通信を実行する通信部と、を備えることをその要旨とする。
本発明によれば、通話開始時のレスポンスを改善することができる。
本発明の実施の形態は、第二世代コードレス電話システムのように、TDMA-TDD(Time Division Multiple Access- Time Division Duplex)方式により複数の端末装置を接続する基地局装置である。第二世代コードレス電話システムでは図2に示すように、上り通信(端末装置から基地局装置)について4つのタイムスロット、下り通信(基地局装置から端末装置)について4つのタイムスロットによってフレームが構成され、さらにフレームが連続して配置されている。本実施の形態においては上り通信と下り通信は対称であるため、以下においては、説明の便宜上、送信側を基地局装置とし、受信側を端末装置とする下り通信のみ説明を行う。
基地局装置は、さらに図3に示すように、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)も適用し、一つのタイムスロットに複数の端末装置を割り当てる。図3は横軸の方向に時間軸上のタイムスロットの配置を示し、縦軸の方向に周波数軸上のサブバンドの配置を示す。すなわち、横軸の多重化がTDMAに相当し、縦軸の多重化がOFDMAに相当する。図3には1フレームにおける第1タイムスロット(図中、T1と表示)から第4タイムスロット(図中、T4と表示)が含まれている。また、図3には各タイムスロットにおける第1サブバンド(図中、SB1表示)から第16サブバンド(図中、SB16と表示)が含まれている。
また、第12サブバンドと第13サブバンドの間に論理制御チャネル101が配置され、第4サブバンドと第5サブバンドの間に論理制御チャネル102が配置されている。論理制御チャネル101と論理制御チャネル102は、基地局装置と端末装置とが制御信号を送受信するために用いる通信チャネルである。これについては後述する。
図4は、図3においてタイムスロットとサブバンドで特定される通信チャネル(以下、サブバンドブロック100)の構成を示す概念図である。図4の横方向は、時間軸であり、縦方向は、周波数軸を示している。サブバンドブロック100は、OFDMのマルチキャリア信号によって構成されている。図中、「PR」は、プリアンブル200に相当し、同期検出用のシンボル、伝送路特性の推定用シンボル等の既知信号を含む。
サブバンドブロック100は、サブチャネル201とサブチャネル202を含む。サブバンドブロック100は、900KHzの帯域幅を有し、サブチャネル201は高域側の450KHzの領域に相当し、サブチャネル202は低域側の450KHzの領域に相当する。ここで、サブバンドはFFT(Fast Fourier Transform)あるいはIFFT(Inversed Fast Fourier Transform)の演算単位に相当し、サブチャネルは端末装置に対する通信チャネルの割当単位に相当する。
図4に示すように各サブチャネルにはサブチャネル番号が対応付けられている。第1タイムスロットにおける第16サブバンドの高域側サブチャネルは「1」であり、第1タイムスロットにおける第16サブバンドの低域側サブチャネルには「5」である。すなわち、サブチャネル番号は、高域側のサブチャネルから順に、第1タイムスロットから第4タイムスロットにむけて、時間軸方向に連続するように付与されている。
図5は、本発明の実施の形態における移動体通信システム20の構成を示す概念図である。移動体通信システムは基地局装置1と端末装置2を含む。図5では端末装置2で総称される第1端末装置2a、第2端末装置2bおよび第3端末装置2cの3台を図示しているが、2台以下、もしくは4台以上の端末装置が存在してもよい。
基地局装置1は、一端に無線ネットワークを介して端末装置2を接続し、他端に図示しない有線ネットワークを接続する。また、端末装置2は、無線ネットワークを介して基地局装置1と接続する。基地局装置1は、複数の端末装置2に対してサブチャネルブロックを割り当てることによって、複数の端末装置2との通信を実行する。具体的には、端末装置2が基地局装置1に対して無線リソース割当の要求信号を送信し、基地局装置1は、受信した要求信号に応答して、端末装置2に通信チャネルを割り当てる。
図6は、図5の基地局装置1の構成を示す概念図である。図6において、アンテナ300は、無線周波数の信号を送受信する。
無線部301は、受信時にアンテナ300で受信した無線周波数のマルチキャリア信号を周波数変換し、ベースバンド信号を導出し、受信部304に出力する。また、送信時に送信部302からのベースバンド信号を周波数変換し、無線周波数のマルチキャリア信号を導出する。なお、ベースバンド信号は、同相成分(In-phase)と直交成分(Quadrature-phase)から形成されるが、説明を簡略化するため図5では、ひとつの信号線のみ記載する。また、無線部301は、AGC(Auto Gain Contorol)やA/D(Analog/Digital)変換部を含む。
送信部302は、変調部303から送られてきた周波数領域信号を複数のサブチャネルに割り当てて周波数領域のマルチキャリア信号を形成し、これを時間領域信号に変換して、無線部301に出力する。なお、周波数領域信号から時間領域信号への変換にはIFFTを利用する。
変調部303は、IF部306からの入力に対して変調を行い、送信部302に出力する。変調方式としては、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、32QAM、64QAM、256QAMなどを用いる。
受信部304は、無線部301から送られてきた時間領域信号を周波数領域のマルチキャリア信号に変換し、これを各サブキャリアごとの周波数領域信号に分離し、復調部305に出力する。なお、時間領域信号から周波数領域のマルチキャリア信号への変換にはFFTを利用する。
復調部305は、受信部304からの入力に対して復調を行い、IF部306に出力する。
IF部306は、図示していないネットワークに接続され、受信時に復調部305において復調した信号を図示していないネットワークに出力する。また、IF部306は、送信時にネットワークからデータを入力し、これを変調部303に出力する。
制御部307は、基地局装置1全体のタイミングの制御等を行う。また、制御部307は、LCCHを構成し、図3に示すふたつの論理制御チャネルを介して端末装置2に間欠送信する。
図7の上段は、論理制御チャネル101を用いて端末装置2との間で送受信するLCCH構成を示す図である(以下、LCCH1)。図2に示された「SCCH」の中には、「TCCH」が含まれている。「TCCH」は、端末装置から基地局装置へ送信される初期レンジングの要求に相当する。つまり「TCCH」は上りの信号である。以下において、説明の便宜上、「SCCH」の上りと下りを区別する必要がある場合は、上りの「SCCH」を「USCCH」、下りの「SCCH」を「DSCCH」とする。
図7の上段に示すように、下りのLCCH1は、2つのBCCH、6つのDSCCH、4つのPCHの合計12のチャネルにより構成される。BCCHには、2種類のBCCHが規定されている。ここでは、便宜上、「BCCH(A)」および「BCCH(B)」とする。BCCH(A)はLCCH1の先頭に配置されるBCCHであり、BCCH(B)はLCCH1の先頭以外に配置されるBCCHである。また、PCHは、「PCH1」―「PCH4」が規定されており、それぞれ4つの着信群に対応付けられている。
上りのLCCH1には、BCCH、DSCCU、PCHのそれぞれに対応づけられるように、「USCCH」が配置されている。このような配置によって、端末装置2がBCCHやPCHを受信してから、次のUSCCHまでの期間が短縮され、通話開始時のレスポンスが向上する。
図7の下段は、論理制御チャネル102を用いて端末装置2との間で送受信するLCCH構成を示す図である(以下、LCCH2)。LCCH1と比較すると、BCCH、DSCCH、PCHの数は同じであるが、LCCH2の開始タイミングが、LCCHインターバル値の1/2だけLCCH1から遅れている。また、LCCH2では、PCHがLCCH1とは異なる4つ着信群に対応付けられており、それぞれ「PCH5」―「PCH8」として規定されている。
図8は、LCCH1とLCCH2の開始タイミングの詳細を示した概念図である。前述したように、LCCH2のBCCH(A)は、LCCH1のBCCH(A)よりLCCHインターバル値の1/2だけ遅れて配置されている。このため、BCCH、DSCCH、PCHのそれぞれに対応付けられる「USCCH」も、LCCH2ではLCCHインターバル値の1/2だけ遅れて配置されている。
このように構成したLCCH1とLCCH2では、PCHがそれぞれ異なる着信群に対応付けられているため、ふたつの論理制御チャネルを用いて送受信することで、LCCH当りの着信群を2倍にすることができ、端末装置2は着信に対する応答時間を短縮することができる。
また、LCCH2では、LCCH2よりLCCHインターバル値の1/2だけ遅れてUSCCHが配置されているため、ふたつの論理制御チャネルを用いて送受信することで、LCCH当りのUSCCH送信タイミングをLCCHインターバル値の1/2にすることができ、端末装置の発信タイミングを倍増させることができる。
図9は、LCCH構成の変形例を示す図である。図9の上段は、論理制御チャネル101を用いて端末装置2との間で送受信するLCCH構成を示す図である(以下、LCCH3)が、LCCH1と同じ構成であるため、説明を省略する。
図9の下段は、論理制御チャネル102を用いて端末装置2との間で送受信するLCCH構成を示す図である(以下、LCCH4)。LCCH3と比較すると、BCCH、DSCCH、PCHの数は同じであるが、LCCH4では、LCCH4の開始タイミングが、フレーム基本単位長の1/2にLCCHインターバル値の1/2を加算しただけLCCH3から遅れている。ここで、「フレーム基本単位長」とはBCCH(A)とBCCH(B)との時間間隔に相当する。
このように構成したLCCH1とLCCH2では、BCCH(A)がおよそフレーム基本単位長の1/2の時間間隔で配置されているため、ふたつの論理制御チャネルを用いて送受信することで、基地局捕捉をフレーム基本単位長の1/2で行うことが可能となり、端末装置2の通信開始時のレスポンスが向上する。
図10に、現行の第二世代コードレス電話システムと本発明の実施の形態との比較結果を示す。LCCH周期、BCCH送信周期、PCH送信周期、チャネル割当周期、PCH着信応答時間、最大着信報知数、最大チャネル割当数のそれぞれは、第二世代コードレス電話システムにおいて、「1200ms」、「1200ms」、「1200ms」、「300ms」、「100-500ms」、「6.7」、「2.5」となっている。一方、それらは、本発明の実施の形態において「1200ms」、「350ms」、「1200ms」、「100ms」、「45.5ms」、「13.4」、「44」となっている。
これらのうち、BCCH送信周期が短くなれば、基地局捕捉時間の短縮が実現される。また、BCCH送信周期、チャネル割当周期の短さおよび最大着信報知数、最大チャネル割当数の多さによって、PCH着信応答時間の短縮が実現される。その結果、基地局捕捉時間、PCH着信応答時間は、第二世代コードレス電話システムにおいて、「1200ms」、「100-500ms」である。一方、本発明の実施の形態において「350ms」、「45.5ms」である。つまり本発明の実施の形態における基地局捕捉時間、PCH着信応答時間は、第二世代コードレス電話システムでの値と比較して、短縮されており、レスポンス性が向上しているといえる。
図11(a)は、BCCHのメッセージフォーマットの概念図である。。BCCHは、無線チャネル情報とCCH共用部から構成されている。図11(b)は、無線チャネル情報のメッセージフォーマットの概念図である。図中、「CSID」は基地局装置1の個別IDであり、「無線チャネル情報細」はLCCHインターバル値などLCCHスーパーフレームに関する情報である。「CCH共用部種別」は、「CCH共用部」に格納される情報の種別を表している。
「CCH共用部」に格納する情報としては、図12(a)−(c)に示すように、「システム情報」、「第2システム情報」、「チャネル割当情報」の3種類の情報があり、「CCH共用部種別」でこれを特定する。「システム情報」はシステム運用情報等であり、「第2システム情報」はその他の当該セルにおけるローカルな定義情報である。「チャネル割当情報」については後述する。
図13は、PCHのメッセージフォーマットの概念図である。図中、「CSID」は基地局装置1の個別IDであり、「着信情報数」は当該PCHに含まれる「着信情報」の数を表している。また、「チャネル割当情報数」は、当該PCHに含まれる「チャネル割当情報」の数を表している。「着信情報」は着信先の端末装置2の個別IDである「PSID」や、音声あるいはデータ通信の種別を表す「着信種別」等から構成される。
図14は、DSCCHのメッセージフォーマットの概念図である。図中、「CSID」は基地局装置1の個別IDであり、「チャネル割当情報数」は、当該DSCCHに含まれる「チャネル割当情報」の数を表している
図15は、「チャネル割当情報」のメッセージフォーマットの概念図である。図中、「TCCH受信タイミング」は基地局装置1がTCCHを受信したタイミングであり、「TCCH ID」はTCCHの波形パターンを表している。「送信電力制御値」は端末装置2に対する送信電力の補正値であり、「送信タイミング制御値」は端末装置2に対するタイムアライメントの補正値である。「割当チャネル種別」は端末装置2の割当処理を、サブチャネル単位あるいはサブバンド単位で行っているかの種別である。「割当チャネル番号」は基地局装置1が端末装置2に割り当てた通信チャネルに相当するサブチャネル番号である。
端末装置2はTCCHを基地局装置1に送信することで初期レンジングを要求する。基地局装置1は初期レンジング処理を行ったのち、端末装置2に通信チャネルを割り当てる。
TCCHは、複数のサブキャリアの中から、一部が選択されることによって波形パターンが規定され、選択されるサブキャリアが変ることによって、複数種類の波形パターンが規定される。そのため、制御部307は、複数の端末装置2から同時にTCCHを受信する場合であっても、それらの間の波形パターンが異なっていれば、複数の端末装置2を認識することができる。
一方、複数の端末装置2から同時に同じ波形パターンのTCCHを受信すると、TCCHは衝突しているため、基地局装置1は複数の端末装置2を正しく認識することができなくなる。
そこで、基地局装置1は、複数の端末装置2から受信したTCCHが衝突していていた場合、1つのTCCH IDに対して複数のサブチャネルを指定し、複数の端末装置2が指定された複数のサブチャネルを各々ランダムに選択することで、TCCHが衝突していた場合も複数の端末装置2を認識できるようにする。
1つのTCCH IDに対して複数のサブチャネルを指定するため、基地局装置1は、「割当チャネル種別」でサブバンド割当を指定するとともに、「割当チャネル番号」で図4に示す低域側サブチャネル番号を指定する。端末装置2は、指定されたサブバンドにおける広域側サブチャネル、あるいは低域側サブチャネルのどちらか一方を、自己のPSIDあるいは生成した乱数を参照するなどして選択し、割当確認を送信する通信チャネルとする。これにより、TCCHが衝突した複数の端末装置2であっても、割当確認の送信が衝突する確率を低減できる。なお、基地局装置1が「割当チャネル種別」でサブバンド割当を指定するとともに、「割当チャネル番号」で図4に示す広域側サブチャネル番号を指定した場合、端末装置2は指定されたサブバンドにおける広域側サブチャネルと低域側サブチャネルとのふたつのサブチャネルが割り当てられたと判断する。
以上の構成による移動体通信システム20の動作を説明する。図16は移動体通信システム20のTCH同期確立を示すフローチャートである。
端末装置2aは、TCCH IDとして「1」を選択し、基地局装置1に対して初期レンジング要求を行う(S100)。同時に端末装置2bもTCCH IDとして「1」を選択し、基地局装置1に対して初期レンジング要求を行う(S101)。基地局装置1は、端末装置2aと端末装置2bから受信したTCCHが衝突しているため、TCCHのみではこれら端末装置を認識できないと判断する。そこで、基地局装置は、「割当チャネル種別」を「サブバンド割当」とし、「割当チャネル番号」に図4に示す第16サブバンドの低域側サブチャネル「5」を格納し、端末装置2aに送信とともに、端末装置2bに送信する(S102、S103)。
端末装置2aは、「割当チャネル種別」が「サブバンド割当」であり、かつ「割当チャネル番号」に低域側サブチャネル番号が格納されていることから、TCCHの衝突が発生したことを認識する。そこで、端末装置2aは自己のPSIDを参照し、サブチャネル番号「1」の通信チャネルを選択し、基地局装置1に割当確認を送信する(S104)。基地局装置1は、端末装置2aからの割当確認を正しく受信できると、割当確認の応答を行う(S105)。
一方、端末装置2bは、「割当チャネル種別」が「サブバンド割当」であり、かつ「割当チャネル番号」に低域側サブチャネル番号が格納されていることから、TCCHの衝突が発生したことを認識する。そこで、端末装置2bは自己のPSIDを参照し、サブチャネル番号「5」の通信チャネルを選択し、基地局装置1に割当確認を送信する(S104)。基地局装置1は、端末装置2bからの割当確認を正しく受信できると、割当確認の応答を行う(S105)。
ここまでのステップによりTCHの同期が確立するため、これ以降、基地局装置1と端末装置2aおよび端末装置2bは同期を確立したTCHを用いて、データの送受信を行う(S106)。
このような本発明の実施の形態によれば、以下の通りの作用効果を享受することができる。
BCCH、DSCCH、PCHのそれぞれに対応づけるようにTCCHを配置するので、端末装置によるTCCH送信の機会を増加できる。また、端末装置によるTCCH送信の機会が増加されるので、チャネル割当処理の時間を短縮できる。また、DSCCH以外にBCCHやPCHでもチャネル割当を実行するため、チャネル割当の機会を増加できる。また、複数の端末装置からのTCCHが衝突した場合であっても、1つのTCCH IDに対して複数のサブチャネルを割り当てるため、チャネル割当が衝突する確率を低減できる。また、基地局装置は、ふたつのLCCHをLCCHインターバル値の1/2ずらして送受信するため、TCCHの送信の機会が倍増し、着信群数を2倍にすることができる。また、基地局装置は、ふたつのLCCHをフレーム基本単位長の1/2にLCCHインターバル値の1/2を加算しただけずらして送受信するため、基地局捕捉時間を短縮することができる。また、基地局装置は、論理制御チャネル101と、論理制御チャネル102を用いて、ふたつのLCCHを送受信するため、端末装置の受信帯域幅が5MHz以上であれば、端末装置は必ずどちらか一方の論理制御チャネルと送受信することが可能となる。このため、音声またはデータ通信を行いながら基地局装置を捕捉することで、シームレスなハンドオーバを実現することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明をしてきたが、本発明は、この実施の形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に規定された本発明の適用範囲にあり、上述した実施の形態の構成が備える機能を達成可能であれば、いろいろな変形が可能である。
従来の論理制御チャネル構成を示す概念図 TDMAフレーム構成を示す概念図 OFDMAサブバンド構成を示す概念図 サブチャネルの構成を示す概念図 通信システムの構成を示す概念図 基地局装置の構成を示す概念図 実施の形態における論理制御チャネル構成を示す概念図 論理制御チャネルの開始タイミングの詳細を示した概念図 実施の形態における論理制御チャネル構成の変形例を示す概念図 従来の論理制御チャネル構成との比較結果を示す図 BCCHのメッセージフォーマットを示す概念図 BCCHのメッセージフォーマットを示す概念図 PCHのメッセージフォーマットを示す概念図 下りのSCCHのメッセージフォーマットを示す概念図 チャネル割当情報のメッセージフォーマットを示す概念図 TCH同期確立の動作を示すフローチャート
符号の説明
301 無線部
302 送信部
303 変調部
304 受信部
305 復調部
306 IF部
307 制御部

Claims (2)

  1. 周期的に配置された報知信号の間のそれぞれに、端末装置からのレンジング要求に対応したレンジング応答を送信すべきタイミングを配置するとともに、前記報知信号および前記レンジング応答のそれぞれに対応づけて、前記レンジング要求を受信すべきタイミングを配置して第1制御信号を形成し、
    前記第1制御信号より所定期間遅延させた、当該第1制御信号と送信内容が異なる第2制御信号を形成し、
    前記第1制御信号および前記第2制御信号をそれぞれ所定の周波数帯に割り当て、
    前記報知信号を受信した端末装置からのレンジング要求を受信すると、レンジング応答を送信するレンジング処理部と、
    前記レンジング処理部において、前記第1制御信号および前記第2制御信号を割り当てた周波数帯とは異なった周波数帯にて、レンジング応答を送信した端末装置に対するチャネル割当の処理を実行する割当部と、
    前記割当部におけるチャネルの割当後、端末装置との通信を実行する通信部と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  2. 周期的に配置された報知信号の間のそれぞれに、端末装置からのレンジング要求に対応したレンジング応答を送信すべきタイミングを配置するとともに、前記報知信号および前記レンジング応答のそれぞれに対応づけて、前記レンジング要求を受信すべきタイミングを配置して第1制御信号を形成し、
    前記第1制御信号より所定期間遅延させた、当該第1制御信号と送信内容が異なる第2制御信号を形成し、
    前記第1制御信号および前記第2制御信号をそれぞれ所定の周波数帯に割り当て、
    前記報知信号を受信した端末装置からのレンジング要求を受信すると、レンジング応答を送信し、
    前記第1制御信号および前記第2制御信号を割り当てた周波数帯とは異なった周波数帯にて、レンジング応答を送信した端末装置に対するチャネル割当の処理を実行し、
    チャネルの割当後、端末装置との通信を実行する、
    ことを特徴とする基地局装置の通信方法。
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