JP4998030B2 - 基地局装置、基地局装置における通信方法および基地局装置における通信プログラム - Google Patents

基地局装置、基地局装置における通信方法および基地局装置における通信プログラム Download PDF

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Description

この発明は、基地局装置、基地局装置における通信方法および基地局装置における通信プログラムに関する。
従来より、例えば、ETC(Electronic Toll Collection System)や携帯電話のセルラーシステムのように、一定の距離ごとに設置されて所定のゾーンを管轄する基地局装置と、複数の基地局装置が管轄するゾーンを移動する無線装置との間で、DSRC方式(Dedicated Short Range Communication)によって狭域通信する通信システムがある。
例えば、特許文献1(特開2002−271258号公報)では、基地局装置と、無線装置(車載器)を搭載した車輌との間で、無線通信する通信システムが開示されている。具体的には、所定のゾーンを管轄する基地局装置を介して、一定の距離ごとに設置された複数の基地局装置が管轄するゾーン内を移動する車輌に、各基地局装置に送信指示などを行うセンター装置から情報を送信する。例えば、高速道路のインターチェンジごとや、高速道路の路肩における100メートルごとに設置された基地局装置を介して、高速道路を移動する車輌に、事故の情報やサービスエリアの案内などの情報を送信する。
特開2002−271258号公報
ところで、上記した従来の技術は、基地局装置と、無線装置との間で、重複なく確実かつ円滑に情報を通信できないという課題があった。
具体的な例として図16、図17および図18を用いて説明する。図16、図17および図18は、従来技術に係る基地局装置を説明するための図である。すなわち、従来技術に係る基地局装置は、全ての無線装置(車載器)に対して発信する情報である共通情報(例えば、事故の情報)を、センター装置から有線で受信する。そして、基地局装置は、車載器との間で、電波などを用いた無線通信によって、自ゾーン内における全車輌に対して不特定に共通情報を発信する。その際に、基地局装置は、車載器との間で共通情報の応答を通信せず、各車載器における共通情報の通知状況を検知しない(以下において、このような基地局装置が不特定に発信する通信方式を「同報通知」と表す)。
また、従来技術に係る基地局装置は、情報の要求を各車載器から受信すると、その信号に基づいて提供する情報である要求情報(例えば、サービスエリアの情報)について、センター装置に対して要求する。そして、基地局装置は、この情報を受信し、該当する車載器を特定して個別に発信する。その際に、基地局装置は、車載器との間で、要求情報の応答を通信することで、各車載器における要求情報の通知状況を検知する(以下において、このような基地局装置が車載器を特定して通信する通信方式を「個別通知」と表す)。
このような前提の下、センター装置から共通情報を複数の基地局装置に配信し、同報通知する場合、従来技術に係る基地局装置は、共通情報を同じ無線装置に対して繰り返し送信していた。具体的に一例をあげて説明すると、図16に示すように、複数の基地局装置から「共通情報X」を同報通知する場合には、各基地局装置(例えば、基地局装置Aおよび基地局装置B)は、センター装置から「共通情報X」を受信する(図16の(A)における(1)参照)。そして、基地局装置Aは、基地局装置AのゾーンAにある車載器1に対して「共通情報X」を同報通知する(図16の(A)における(2)参照)。その後、車載器1を搭載した車輌が、基地局装置BのゾーンBに移動すると、基地局装置Bは、車載器1における共通情報の通知状況を検知せず、基地局装置Aと同様に車載器1に対して「共通情報X」を同報通知する(図16の(B)における(3)参照)。つまり、車載器1は、「共通情報X」を繰り返し受信していた。
また、センター装置から共通情報を個々の基地局装置に配信し、同報通知する場合、従来技術に係る基地局装置は、無線装置に共通情報を確実に送信していなかった。具体的に一例をあげて説明すると、図17に示すように、特定の基地局装置(例えば、基地局装置A)のみから「共通情報X」を同報通知する場合には、基地局装置Aは、センター装置から「共通情報X」を受信し(図17の(A)における(1)参照)、基地局装置AのゾーンAにある車載器1に対して「共通情報X」を同報通知する(図17の(A)における(2)参照)。ここで、電波障害などによって、基地局装置Aと車載器1との間で「共通情報X」の通信が遮断された場合には(図17の(A)における(3)参照)、ゾーンAからゾーンBに移動した車載器1に対して、基地局装置Aは、ゾーンAに車載器がなく(図17の(B)における(4)参照)、基地局装置Bは、「共通情報X」を受信せず(図17の(B)における(5)参照)、各基地局装置とも、「共通情報X」を送信しない。つまり、車載器1は、受信すべき「共通情報X」を確実に受信することができなかった。
また、要求情報を個別通知する場合、従来技術に係る基地局装置は、情報を要求する旨の信号を個々の基地局装置で受信していた。具体的には、図18に示すように、基地局装置Aは、車載器1から「要求情報Y」を要求する旨の信号を受信すると(図18の(A)における(1)参照)、センター装置に「要求情報Y」を要求し(図18の(A)における(2)参照)、基地局装置Aのみが「要求情報Y」を受信する(図18の(A)における(3)参照)。この間に、車載器1がゾーンAからゾーンBに移動した場合には、基地局装置Aは、ゾーンAに車載器がなく(図18の(B)における(4)参照)、基地局装置Bは、「要求情報Y」を受け付けず(図18の(B)における(5)参照)、各基地局装置とも、車載器1に対して「要求情報Y」を送信しない。そして、基地局装置Bは、再び車載器1から「要求情報Y」を要求する旨の信号を受信する(図18の(C)における(6)参照)。つまり、車載器1は、基地局装置Aと、基地局装置Bとに対して、同じ「要求情報Y」を要求する旨の信号を重複して発信していた。
このように、従来技術に係る技術では、基地局装置と、無線装置との間で、重複なく確実かつ円滑に情報を通信できないという課題があった。すなわち、無線装置は、すでに受信済みの情報を繰り返し受信し、情報を確実に受信できず、情報を重複して要求していた。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、無線装置との間で、重複なく確実かつ円滑に情報を通信する基地局装置、基地局装置における通信方法および基地局装置における通信プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、発明は、通信可能な領域である自ゾーン内にある無線装置に情報を送信する基地局装置であって、少なくとも前記自ゾーン内にある前記無線装置ごとに、当該無線装置に対する所定の情報の通知状況を記憶する通知状況記憶手段と、前記通知状況記憶手段によって記憶された通知状況を他の基地局装置に送信する通知状況送信手段と、前記自ゾーン内での無線装置に対する通知状況および他の基地局装置から受信した通知状況に応じて、前記通知状況記憶手段によって記憶された通知状況を更新する通知状況更新手段と、前記通知状況記憶手段によって記憶された通知状況を参照して、自ゾーン内の無線装置に対して未通知の情報を個別に送信する個別送信手段とを備えたことを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記個別送信手段は、通知すべき情報を未だセンター装置から受信していない場合には、当該情報の配信をセンター装置に要求し、当該情報を受信した後に前記自ゾーン内の無線装置に対して送信することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記個別送信手段は、個別通知すべき情報を未だセンター装置から受信しておらず、かつ、当該情報が未通知の情報であって、現に通知要の場合のみ、当該情報をセンター装置に要求し、前記無線装置に送信することを特徴とする。
また、発明は、通信可能な領域である自ゾーン内にある無線装置に情報を送信する基地局装置における通信方法であって、少なくとも前記自ゾーン内にある前記無線装置ごとに、当該無線装置に対する所定の情報の通知状況を記憶する通知状況記憶工程と、通知状況記憶部に記憶された通知状況を他の基地局装置に送信する通知状況送信工程と、前記自ゾーン内での無線装置に対する通知状況および他の基地局装置から受信した通知状況に応じて、前記通知状況記憶部に記憶された通知状況を更新する通知状況更新工程と、前記通知状況記憶部に記憶された通知状況を参照して、自ゾーン内の無線装置に対して未通知の情報を個別に送信する個別送信工程とを含んだことを特徴とする。
また、発明は、通信可能な領域である自ゾーン内にある無線装置に情報を送信する基地局装置における通信方法をコンピュータに実行させる通信プログラムであって、少なくとも前記自ゾーン内にある前記無線装置ごとに、当該無線装置に対する所定の情報の通知状況を記憶する通知状況記憶手順と、通知状況記憶部に記憶された通知状況を他の基地局装置に送信する通知状況送信手順と、前記自ゾーン内での無線装置に対する通知状況および他の基地局装置から受信した通知状況に応じて、前記通知状況記憶部に記憶された通知状況を更新する通知状況更新手順と、前記通知状況記憶部に記憶された通知状況を参照して、自ゾーン内の無線装置に対して未通知の情報を個別に送信する個別送信手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
発明によれば、少なくとも自ゾーン内にある無線装置ごとに、無線装置に対する所定の情報の通知状況を記憶し、通知状況記憶部によって記憶された通知状況を他の基地局装置に送信し、自ゾーン内での無線装置に対する通知状況および他の基地局装置から受信した通知状況に応じて、通知状況記憶部によって記憶された通知状況を更新し、通知状況記憶部によって記憶された通知状況を参照して、自ゾーン内の無線装置に対して未通知の情報を個別に送信するので、無線装置との間で、重複なく確実かつ円滑に情報を通信することが可能である。
また、発明によれば、通知すべき情報を未だセンター装置から受信していない場合には、情報の配信をセンター装置に要求し、情報を受信した後に自ゾーン内の無線装置に対して送信するので、他の基地局装置のゾーンを通過する際に通信漏れした情報を確実に無線装置に送信することが可能である。
また、発明によれば、個別通知すべき情報を未だセンター装置から受信しておらず、かつ、情報が未通知の情報であって、現に通知要の場合のみ、情報をセンター装置に要求し、無線装置に送信するので、他の基地局装置のゾーンを通過する際に通信漏れした情報であっても、現に通知不要の情報であればセンター装置に要求せず、無線装置にとって必要な情報のみを送信することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る基地局装置、基地局装置における通信方法および基地局装置における通信プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、基地局装置(高速道路におけるETCのゲートや路肩の電波局)にこの発明を適用し、車両に搭載した無線装置である車載器に対して情報を送信する場合を実施例として説明する。
以下の実施例1では、実施例1で用いる主要な用語、実施例1に係る基地局装置の概要および特徴、基地局装置の構成、基地局装置の処理の流れを順に説明し、最後に実施例1の効果を説明する。
[実施例1で用いる主要な用語]
まず最初に、実施例1で用いる主要な用語を説明する。実施例1で用いる「共通情報」とは、全ての車載器に対して発信する情報のことである。具体的には、センター装置から全部または一部の基地局装置に配信され、基地局装置が管轄するゾーン内にある全ての車載器に発信する情報である。例えば、高速道路における事故の情報や交通渋滞の情報などがこれに該当する。
また、実施例1で用いる「要求情報」とは、各車載器から要求された情報のことである。具体的には、車載器が個別に要求する情報であり、情報を要求する信号に基づいて基地局装置がセンター装置に要求し、センター装置から受け付け、ゾーン内にある該当する車載器に発信する情報である。例えば、高速道路におけるサービスエリアの情報や、地域情報などがこれに該当する。
また、実施例1で用いる「個別通知」とは、基地局装置が車載器を特定して通信する通信方式である。具体的には、センター装置から受け付けた情報を、車載器の通知状況に基づいて個別に発信するとともに、車載器から受信した旨の応答を受け付ける通信方式である。例えば、事故の情報やサービスエリアの情報を該当する車載器に対して個別に送信する通信方式がこれに該当する。
[実施例1に係る基地局装置の概要および特徴]
次に、図1、図2および図3を用いて、実施例1に係る基地局装置の概要および特徴を説明する。図1、図2および図3は、実施例1に係る基地局装置の概要および特徴を説明するための図である。
図1、図2および図3に示すように、実施例1に係る基地局装置は、センター装置との間で有線通信し、基地局装置が管轄するゾーン内にある車載器との間で電波などを用いて無線通信し、情報を車載器に対して通知することを概要とし、車載器との間で、重複なく確実かつ円滑に情報を通信することを主たる特徴とする。
この主たる特徴について説明すると、実施例1に係る基地局装置は、少なくとも自ゾーン内にある無線装置ごとに、無線装置に対する所定の情報の通知状況を記憶する。具体的には、実施例1に係る基地局装置は、自ゾーン内にある車載器のID(例えば、車載器1の車載器IDである「01」)と、送信すべき情報(例えば、「共通情報X」)と、この情報の通知状況(例えば、「未通知」)とを対応付けてなるエントリを通知状況記憶部に記憶する(例えば、図6など参照)。
また、実施例1に係る基地局装置は、通知状況記憶部に記憶された通知状況を他の基地局装置に送信する。具体的には、実施例1に係る基地局装置は、通知状況記憶部に記憶された自ゾーン内にある無線装置のID(例えば、「01」)と、送信すべき情報(例えば、「共通情報X」)と、この情報の通知状況(例えば、「未通知」)とを他の基地局装置に送信する。
また、実施例1に係る基地局装置は、自ゾーン内での無線装置に対する通知状況および他の基地局装置から受信した通知状況に応じて、通知状況記憶部によって記憶された通知状況を更新する。具体的に一例をあげて説明すると、実施例1に係る基地局装置は、自ゾーン内にある車載器1に「共通情報X」を発信し、車載器1から「共通情報X」の応答を受信すると、通知状況記憶部における「01」かつ「共通情報X」を含むエントリの通知状況を「未通知」から「通知済み」に更新する。また、実施例1に係る基地局装置は、他の基地局装置から「01」かつ「共通情報X」を含むエントリを「未通知」から「通知済み」に更新する信号を受け付けると、通知状況記憶部における「01」かつ「共通情報X」を含むエントリを「未通知」から「通知済み」に更新する。
そして、実施例1に係る基地局装置は、通知状況記憶部によって記憶された通知状況を参照して、自ゾーン内の無線装置に対して未通知の情報を個別に送信する。具体的には、実施例1に係る基地局装置は、通知状況記憶部において通知状況が「未通知」であるエントリを参照し、該当する車載器に対応した情報を個別送信する。例えば、車載器1に対して「共通情報X」が未通知であった場合、実施例1に係る基地局装置は、通知状況記憶部における「01」かつ「共通情報X」を含むエントリが「未通知」であることを参照して、車載器1に対して「共通情報X」を個別に送信し、車載器1から「共通情報X」を受信した旨の応答を受信する。
このようなことから、実施例1に係る基地局装置は、上記した主たる特徴のごとく、車載器との間で、重複なく確実かつ円滑に情報を通信することが可能である。
すなわち、図1に示すように、センター装置から共通情報を複数の基地局装置に配信し、個別通知する場合、実施例1に係る無線装置は、車載器との間で、すでに通知済みである共通情報の送信を行わない。具体的に一例をあげて説明すると、複数の基地局装置から「共通情報X」を個別通知する場合には、各基地局装置(基地局装置Aおよび基地局装置B)は、センター装置から「共通情報X」を受信する(図1の(A)における(1)参照)。そして、基地局装置Aは、基地局装置Aが管轄するゾーン内(図1の例では、ゾーンA)にある車載器1に対して「共通情報X」を個別に送信し(図1の(A)における(2)参照)、車載器1から「共通情報X」の応答を受信する(図1の(A)における(3)参照)。さらに、基地局装置Aは、基地局装置Bに対して車載器1における「共通情報X」の通知状況を送信する。例えば、「01」かつ「共通情報X」を含むエントリが「通知済み」である信号を送信する(図1の(A)における(4)参照)。
その後、車載器1がゾーンBに移動すると、基地局装置Bは、車載器1が「共通情報X」を受信済みの信号を受信することで、車載器1に対して「共通情報X」の送信を行わない(図1の(A)における(5)参照)。その結果、車載器1は、すでに受信済みの情報を繰り返し受信しない。
また、図2に示すように、センター装置から共通情報を個々の基地局装置に配信し、個別通知する場合、実施例1に係る基地局装置は、無線装置へ共通情報を確実に送信する。具体的に一例をあげて説明すると、実施例1に係る基地局装置は、特定の基地局装置(例えば、基地局装置A)のみから「共通情報X」を個別通知する場合には、基地局装置Aは、センター装置からゾーンA用の「共通情報X」を受信し(図2の(A)における(1)参照)、基地局装置Aが管轄するゾーン内にある車載器1に対して「共通情報X」を個別に送信する(図2の(A)における(2)参照)。
ここで、電波障害などによって基地局装置Aと、車載器1との間で「共通情報X」の通信が遮断された場合には(図2の(A)における(3)参照)、基地局装置Bは、基地局装置Aから車載器1の通知状況を受信する。例えば、基地局装置Bは、「01」かつ「共通情報X」を含むエントリが「未通知」である信号を受信する(図2の(B)における(4)参照)。その結果、基地局装置Bは、ゾーンAからゾーンBに移動した車載器1に対して、「共通情報X」が未通知であることを検知し、センター装置に「共通情報X」要求し(図2の(B)における(5)参照)、センター装置から「共通情報X」を受信する(図2の(B)における(6)参照)。そして、基地局装置Bは、車載器1に対して、「共通情報X」を個別通知する(図2の(B)における(7)参照)。その結果、車載器1は、受信すべき「共通情報X」を確実に受信することができる。
また、図3に示すように、要求情報を個別通知する場合、実施例1に係る基地局装置は、要求情報を他の基地局装置を介して送信する。具体的に一例をあげて説明すると、実施例1に係る基地局装置は、車載器1から「要求情報Y」の要求を受信すると(図3の(A)における(1)参照)、センター装置に対して「要求情報Y」について要求し(図3の(A)における(2)参照)、基地局装置Aのみ「要求情報Y」を受信する(図3の(A)における(3)参照)。
この間に、車載器1がゾーンAからゾーンBに移動した場合には、基地局装置Bは、基地局装置Aから車載器1の通知状況を受信する。例えば、基地局装置Bは、「01」かつ「要求情報Y」を含むエントリが「未通知」である信号を受信する(図3の(B)における(4)参照)。その結果、基地局装置Bは、車載器1から「要求情報Y」を要求する旨の信号を受信することなく、車載器1に対して「要求情報Y」の通知漏れを検知し、センター装置に「要求情報Y」を要求し(図3の(B)における(5)参照)、センター装置から「要求情報Y」を受信する(図3の(A)における(6)参照)。そして、基地局装置Bは、車載器1に対して、「要求情報Y」を個別通知する(図3の(B)における(7)参照)。その結果、車載器1は、基地局装置Aに対して要求し、受信漏れした「要求情報Y」を、基地局装置Bに対して要求せずに受信することができる。
このように、実施例1に係る基地局装置は、無線装置との間で、重複なく確実かつ円滑に情報を通信することが可能である。すなわち、無線装置は、すでに受信済みの情報を繰り返し受信することなく、情報を確実に受信でき、受信漏れの情報を他の基地局装置を介して受信することが可能である。
[実施例1に係る基地局装置の構成]
次に、図4を用いて、図1、図2および図3に示した基地局装置の構成を説明する。図4は、実施例1に係る基地局装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この基地局装置10は、無線通信部11と、有線通信部12と、処理部13と、記憶部14とを備える。
このうち、無線通信部11は、自ゾーン内にある無線装置との間で無線通信する。具体的には、無線通信部11は、例えば、無線アンテナに相当し、自ゾーン内にある車載器に情報を送信し、車載器から情報の応答を受信する。
また、有線通信部12は、他の基地局装置およびセンター装置との間で有線通信する。具体的には、有線通信部12は、例えば、複数の出入力ポートに相当し、他の基地局装置との間で、無線装置における情報の通知状況を送受信する。また、有線通信部12は、センター装置との間で共通情報および要求情報を送受信する。
記憶部14は、処理部13による各種処理に必要なデータなどを記憶する。そして、本発明に密接に関連するものとしては、図4に示すように、送信データ記憶部31と、通知状況記憶部32とを備える。なお、通知状況記憶部32は特許請求の範囲に記載の「通知状況記憶手段」に対応する。
送信データ記憶部31は、データの処理を効率よく行うために一時的に使用するメモリであり、具体的には、車載器に対して送信する情報を(例えば、「共通情報X」など)を記憶する。
通知状況記憶部32は、少なくとも自ゾーン内にある無線装置ごとに、無線装置に対する所定の情報の通知状況を記憶する。具体的には、通知状況記憶部32は、自ゾーン内にある車載器の情報である車載器テーブルと、全基地局装置のゾーン内にある車載器の情報である共有情報テーブルとを記憶する。そして、両テーブルとも、車載器ID(例えば、「01」)と、通知すべき情報である情報(例えば、「共通情報X」)と、情報の通知状況である通知状況(例えば、「未通知」)とを対応付けた複数のエントリを記憶し、後述の通知状況更新部22によって更新される。
処理部13は、各種処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。そして、特に本発明に密接に関連するものとしては、受信データ解析部21と、通知状況更新部22と、個別送信部23と、通知状況送信部24とを備える。なお、通知状況更新部22は、特許請求の範囲に記載の「通知状況更新手段」に対応し、個別送信部23は、特許請求の範囲に記載の「個別送信手段」に対応し、通知状況送信部24は、特許請求の範囲に記載の「通知状況送信手段」に対応する。
受信データ解析部21は、受信したデータを解析する。具体的には、受信データ解析部21は、無線通信部11を介して車載器から受信した要求情報の要求や、情報の応答を受信する。また、受信データ解析部21は、有線情報通信部12を介して他の基地局装置から通知状況記憶部32の変更内容を受信する。また、受信データ解析部21は、有線通信部12を介して、センター装置から受信する。なお、受信データ解析部21における処理の詳細は後に詳細に説明する。
通知状況更新部22は、自ゾーン内での無線装置に対する通知状況および他の基地局装置から受信した通知状況に応じて、通知状況記憶部32によって記憶された通知状況を更新する。具体的には、通知状況更新部22は、自ゾーンにある車載器に送信すべき情報の通知状態または、他の基地局から受信した通知状況記憶部32の変更内容に応じて、通知状況記憶部32を更新する。なお、通知状況更新部22における処理の詳細は後に詳細に説明する。
個別送信部23は、通知状況記憶部32によって記憶された通知状況を参照して、自ゾーン内の無線装置に対して未通知の情報を個別に送信する。具体的には、個別送信部23は、通知状況記憶部32によって記憶された通知状況を参照しつつ、該当する車載器に対して未通知の情報を、無線通信部11を介して個別に通知する。また、個別送信部23は、有線通信部12を介して、センター装置に未通知の情報を要求する。なお、個別送信部23における処理の詳細は後に詳細に説明する。
通知状況送信部24は、通知状況記憶部32によって記憶された通知状況を他の基地局装置に送信する。具体的には、通知状況送信部24は、通知状況記憶部32に記憶された通知状況が通知状況更新部22によって更新された際に、通知状況記憶部32の変更内容を他の基地局装置に有線通信部12を介して送信する。なお、通知状況送信部24における処理の詳細は後に詳細に説明する。
[実施例1に係る基地局装置による処理]
次に、図5〜図14を用いて、実施例1における基地局装置の処理の流れを説明する。具体的には、車載器が自ゾーンに侵入したときの処理と、通知状況記憶部の変更内容を受信したときの処理と、通知状況記憶部の変更内容を受信したときの処理と、要求情報の要求を受信したときの処理と、個別送信するときの処理とを順に説明する。
まず最初に、図5および図6を用いて、実施例1に係る基地局装置の車載器が自ゾーンに侵入したときの処理の流れを説明する。図5は、実施例1に係る基地局装置による車載器が自ゾーンに侵入したときの処理の流れを示すフローチャートであり、図6は、車載器が自ゾーンに侵入したときの実施例1に係る通知状況更新部による処理を説明するための図である。
図5に示すように、基地局装置10は、自ゾーン内の全車載器に対して車載器を特定するための信号を、無線通信部11を介して発信する。そして、基地局装置のゾーン内に侵入し、この信号を受信した車載器から車載器IDを受け付けると(ステップS101肯定)、通知状況記憶部32における該当する車載器の情報を検索する(ステップS102)。具体的には、実施例1に係る基地局装置10は、受信データ解析部21において車載器ID(例えば、「01」)を受け付け、通知状況更新部22は、通知状況記憶部32の共有テーブルにおける該当する車載器IDを含むエントリを検索する。
ここで、通知状況記憶部32に該当する車載器の情報がある場合(ステップS102肯定)、通知状況更新部22は、該当する車載器の情報を通知状況記憶部32における共有テーブルから読み込み、通知状況記憶部32における車載器テーブルへ書き込み(ステップS103)、基地局装置10は、車載器が自ゾーンに侵入したときの処理(ステップS101〜ステップS108)を終了して、再び他の車載器からの車載器IDの受信を待機する(ステップS101)。具体的に一例をあげて説明すると、共有テーブルに該当する車載器ID(例えば、「01」)がある場合(図6の(A)参照)、つまり、例えば、車載器が他の基地局装置のゾーン内から自ゾーン内に侵入した場合、通知状況更新部22は、車載器ID(例えば、「01」)と、情報(例えば、「共通情報X」)と、通知状況(例えば、「共通情報X」が「未通知」であるなど)とを共有テーブルから読み込み、車載器テーブルへ書き込む(図6の(B)参照)。
一方、通知状況記憶部32に該当する車載器の情報がない場合(ステップS102否定)、通知状況更新部22は、通知状況記憶部32における共有テーブルおよび車載器テーブルに車載器IDを書き込む(ステップS104)。具体的に一例をあげて説明すると、共有テーブルに該当する車載器ID(例えば、「01」)がない場合(図6の(C)参照)、つまり、例えば、車載器が全基地局装置のゾーン外から侵入した場合、通知状況更新部22は、通知状況記憶部32における共有テーブルおよび車載器テーブルに車載器ID(例えば、「01」)を書き込み、新たなるエントリを生成する(図6の(D)参照)。
続いて、通知状況送信部24は、共有テーブルの変更内容を他の基地局装置に送信する(ステップS105)。具体的には、通知状況記憶部32における共有テーブルに、新たなるエントリ(例えば、「01」を含むエントリ)が生成されると、通知状況送信部24は、他の基地局装置に対して、車載器ID(例えば、「01」)を送信する。
続いて、通知状況更新部22は、送信データ記憶部31における通知すべき情報を検索する(ステップS106)。具体的には、通知状況更新部22は、すでに送信データ記憶部31に記憶され、かつ、基地局装置のゾーン内に侵入した車載器(例えば、車載器1)に対して通知すべき情報(例えば、「共通情報X」など)を検索する。
ここで、通知すべき情報が送信データ記憶部31にない場合(ステップS106否定)、基地局装置10は、車載器が自ゾーンに侵入したときの処理(ステップS101〜ステップS108)を終了して、再び他の車載器からの車載器IDの受信を待機する(ステップS101)。
一方、通知すべき情報が送信データ記憶部31にある場合(ステップS106肯定)、通知状況更新部22は、通知状況記憶部32における共有テーブルおよび車載器テーブルに、通知すべき情報の情報名と、通知状況とを書き込む(ステップS107)。具体的に一例をあげて説明すると、基地局装置のゾーン内に侵入した車載器(例えば、車載器1)に対して通知すべき情報(例えば、「共通情報X」)が送信データ記憶部31にある場合、通知状況更新部22は、共有テーブルおよび車載器テーブルにおける「01」を含むエントリに、情報名「共通情報X」と、通知状況「未通知」とを書き込む(図6の(E)参照)。
続いて、通知状況送信部24は、共有テーブルの変更内容を他の基地局装置に送信し(ステップS108)、基地局装置10は、車載器が自ゾーンに侵入したときの処理(ステップS101〜ステップS108)を終了して、再び他の車載器からの車載器IDの受信を待機する(ステップS101)。具体的には、通知状況記憶部32における共有テーブルに、情報名「共通情報X」と、通知状況「未通知」とが書き込まれると、通知状況送信部24は、他の基地局装置に対して、車載器ID「01」と、情報名「共通情報X」と、この「共通情報X」に対する通知状況である「未通知」とを送信する。
次に、図7および図8を用いて、実施例1に係る基地局装置の共通情報を受信したときの処理の流れについて説明する。図7は、実施例1に係る基地局装置による共通情報を受信したときの処理の流れを示すフローチャートであり、図8は、共通情報を受信したときの実施例1に係る通知状況更新部による処理を説明するための図である。
図7に示すように、基地局装置10は、新たな共通情報をセンター装置から受け付けると(ステップS201肯定)、この共通情報を送信データ記憶部31に書き込み(ステップS202)、車載器テーブルにおいて車載器IDを検索する(ステップS203)。具体的には、受信データ解析部21は、センター装置から新たな共通情報(例えば、「共通情報X」)を受け付けると、情報を送信データ記憶部31に書き込み、通知状況更新部22は、通知状況記憶部32における車載器テーブルから車載器ID(例えば、「01」)を検索し、この車載器ID(「01」)を含むエントリがあるか否かを判定する。
ここで、車載器テーブルにおいて車載器IDがない場合(ステップS203否定)、基地局装置10は、共通情報を受信したときの処理を終了し(ステップS201〜ステップS205)、再びセンター装置からの共通情報の受信を待機する(ステップS201)。具体的には、通知状況更新部22において、通知状況記憶部32における車載器テーブルから車載器ID(例えば、「01」)を検索し、エントリがないと判定した場合、つまり、例えば、自ゾーン内に車載器がない場合、基地局装置10は、共通情報を受信したときの処理を終了する。
一方、車載器テーブルにおいて車載器IDがある場合(ステップS203肯定)通知状況更新部22は、共有テーブルおよび車載器テーブルにおいて、該当する車載器IDに対応したエントリに、新たな共通情報の情報名と、通知状況とを書き込む(ステップS204)。具体的に一例をあげて説明すると、車載器テーブルにおいて車載器ID「01」がある場合(図8の(A)参照)、つまり、例えば、自ゾーン内に車載器1がある場合、通知状況更新部22は、車載器ID[01]に対応したエントリに、新たな共通情報の情報名(例えば、「共通情報X」)を書き込み、この情報名に対応する通知状況に「未通知」を書き込む(図8の(B)参照)。
続いて、通知状況送信部24は、共有テーブルの変更内容を他の基地局装置に送信し(ステップS205)、基地局装置10は、センター装置から新たな共通情報を受け付けたときの処理を終了し(ステップS201〜ステップS205)、再びセンター装置からの共通情報の受信を待機する(ステップS201)。具体的には、通知状況記憶部32における共有テーブルにおいて、情報名「共通情報X」と、「未通知」とが書き込まれた場合、通知状況送信部24は、他の基地局装置に対して、車載器ID(例えば、[01])と、「共通情報X」と、「未通知」とを送信する。
次に、図9および図10を用いて、実施例1に係る基地局装置の通知状況記憶部の変更内容を受信したときの処理の流れについて説明する。図9は、実施例1に係る基地局装置による通知状況記憶部の変更内容を受信したときの処理の流れを示すフローチャートであり、図10は、通知状況記憶部の変更内容を受信したときの実施例1に係る通知状況更新部による処理を説明するための図である。
図9に示すように、基地局装置10は、他の基地局装置から共通情報テーブルの変更を受け付けると(ステップS301肯定)、共有テーブルを更新し(ステップS302)、車載器テーブルにおいて同じ車載器IDを含むエントリを検索する(ステップS303)。具体的に一例をあげて説明すると、受信データ解析部21が他の基地局装置から車載器ID(例えば、[01])と、「共通情報X」と、「通知済み」とを対応付けた情報を受け付けると(図10の(A)参照)、通知状況更新部22は、共有テーブルにおける「01」と、「共通情報X」とを含むエントリの通知状況を(図10の(B)参照)「未通知」から「通知済み」に更新し(図10の(C)参照)、車載器テーブルにおいて「01」を含むエントリがあるか否かを判定する。
ここで、同じ車載器IDを持つエントリがない場合(ステップS303否定)、基地局装置10は、他の基地局装置から通知状況記憶部の変更内容を受信したときの処理(ステップS301〜ステップS304)を終了して、再び他の基地局装置からの共通情報テーブルの変更を待機する(ステップS301)。具体的には、同じ車載器IDを持つエントリがない場合、つまり、例えば、車載器が他の基地局装置のゾーンから他の基地局装置のゾーンに移動し、自基地局装置の車載器テーブルを更新せず、自基地局装置の共有テーブルのみ更新する場合、基地局装置10は、他の基地局装置から通知状況記憶部の変更内容を受信したときの処理を終了する。
一方、同じ車載器IDを持つエントリがある場合(ステップS303肯定)、通知状況更新部22は、車載器テーブルにおける同じ車載器IDを持つエントリを消去し(ステップS304)、基地局装置10は、他の基地局装置から共通情報テーブルの変更を受信したときの処理(ステップS301〜ステップS304)を終了して、再び他の基地局装置からの共通情報テーブルの変更の受信を待機する(ステップS301)。具体的に一例をあげて説明すると、共有テーブルにおける内容を変更したエントリが車載器ID「01」を含み、かつ、車載器テーブルに車載器ID「01」を含むエントリがある場合(図10の(C)参照)、つまり、例えば、車載器1が自ゾーンから他の基地局装置のゾーンに移動した場合、車載器テーブルにおける車載器ID「01」を含むエントリを消去する(図10の(D)参照)。
次に、図11および図12を用いて、実施例1に係る基地局装置の要求情報の要求を受信したときの処理の流れについて説明する。図11は、実施例1に係る基地局装置による要求情報の要求を受信したときの処理の流れを示すフローチャートであり、図12は、要求情報の要求を受信したときの実施例1に係る通知状況更新部による処理を説明するための図である。
図11に示すように、基地局装置10は、車載器から要求情報の要求を受け付けると(ステップS401肯定)、共有テーブルおよび車載器テーブルに情報名と通知状況とを書き込む(ステップS402)。具体的に一例をあげて説明すると、受信データ解析部21が車載器1から「要求情報Y」の要求を受け付けると、通知状況更新部22は、共有テーブルおよび車載器テーブルにおける車載器ID「01」を含むエントリに(図12の(A)参照)、情報名「要求情報Y」と、通知状況「未通知」とを書き込む(図12の(B)参照)。
続いて、通知状況送信部24は、共有テーブルの変更内容を他の基地局装置に送信し(ステップS403)、基地局装置10は、要求情報の要求を受信したときの処理を終了し(ステップS401〜ステップS403)、再び車載器からの要求情報の要求を待機する(ステップS401)。具体的に一例をあげて説明すると、通知状況記憶部32における共有テーブルにおいて「要求情報Y」と、この情報名に対する通知状況である「未通知」とが書き込まれた場合、通知状況送信部24は、他の基地局装置に対して、車載器ID「01」と、情報名「要求情報Y」と、この「要求情報Y」に対する通知状況である「未通知」とを送信する。
次に、図13および図14を用いて、実施例1に係る基地局装置の個別送信するときの処理の流れについて説明する。図13は、実施例1に係る基地局装置による個別送信するときの処理の流れを示すフローチャートであり、図14は、個別送信するときの実施例1に係る通知状況更新部による処理を説明するための図である。
図13に示すように、基地局装置10は、車載器テーブルにおいて未通知の情報があると(ステップS501肯定)、送信データ記憶部31を検索する(ステップS502)。具体的に一例をあげて説明すると、個別送信部23は、車載器テーブルを監視し、車載器テーブルにおいて「未通知」を含むエントリ(例えば、「01」と、「共通情報X」と、「未通知」とを含むエントリ、図14の(A)参照)があると、送信データ記憶部31を検索し、この情報(「共通情報X」)があるか否かを判定する。
ここで、送信データ記憶部31に未通知の情報がある場合(ステップS502肯定)、個別送信部23は、送信データ記憶部31から未通知の情報を読み込み、未通知の情報を送信する(ステップS506)。具体的に一例をあげて説明すると、送信データ記憶部31に「共通情報X」がすでに書き込まれ、かつ、自ゾーン内に侵入した車載器1に対して「共通情報X」が未通知である場合、個別送信部23は、通知状況記憶部32を参照しつつ、送信データ記憶部31から「共通情報X」を読み込み、車載器1のみに対して「共通情報X」を送信する。
一方、送信データ記憶部31に未通知の情報がない場合(ステップS502否定)、個別送信部23は、センター装置に対して未通知の情報を要求する(ステップS503)。具体的に一例をあげて説明すると、自ゾーン内に侵入した車載器1に対して「共通情報X」が未通知であり、送信データ記憶部31に「共通情報X」が書き込まれてない場合、個別送信部23は、センター装置に対して「共通情報X」を要求する。
続いて、受信データ解析部21は、センター装置から未通知の情報を受け付け(ステップS504)、未通知の情報を送信データ記憶部31に書き込む(ステップS505)。具体的に一例をあげて説明すると、受信データ解析部21は、センター装置から「共通情報X」を受け付けると、「共通情報X」を送信データ記憶部31に書き込む。
続いて、個別送信部23は、送信データ記憶部31から未通知の情報を読み込み、未通知の情報を送信する(ステップS506)。具体的に一例をあげて説明すると、個別送信部23は、通知状況記憶部32を参照しつつ、送信データ記憶部31から「共通情報X」を読み込み、「共通情報X」を受信してない車載器(例えば、車載器1)に対して送信する。
ここで、上記の処理(ステップS501〜ステップS506)を終えた後に、車載器から応答がある場合(ステップS507肯定)、通知状況更新部22は、共有テーブルおよび車載器テーブルにおける未通知の情報の通知状況を「通知済み」に更新する(ステップS508)。具体的に一例をあげて説明すると、車載器1に対して「共通情報X」を送信した後に、受信データ解析部21において車載器1から「共通情報X」に対する応答を受け付けた場合、通知状況更新部22は、共有テーブルおよび車載器テーブルにおける車載器ID「01」と、「共通情報X」とを含むエントリの通知状況を「未通知」から「通知済み」に更新する(図14の(A)および図14の(B)参照)。
続いて、通知状況送信部24は、共有テーブルの変更内容を他の基地局装置に送信し(ステップS509)、基地局装置10は、個別送信するときの処理を終了し(ステップS501〜ステップS510)、再び車載器テーブルを監視する(ステップS501)。具体的に一例をあげて説明すると、通知状況記憶部32における共有テーブルにおいて車載器ID「01」と、「共通情報X」とを含むエントリの通知状況を「未通知」から「通知済み」に更新された場合、通知状況送信部24は、他の基地局装置に対して、車載器ID「01」と、情報名「共通情報X」と、この「共通情報X」に対する通知状況である「通知済み」とを送信する。
一方、上記の処理(ステップS501〜ステップS506)を終えた後に、車載器から応答がない場合(ステップS507否定)、通知状況更新部22は、車載器テーブルにおける未通知の情報の通知状況を「通知NG」に更新し(ステップS510)、基地局装置10は、個別送信するときの処理を終了し(ステップS501〜ステップS510)、再び車載器テーブルを監視する(ステップS501)。具体的に一例をあげて説明すると、車載器1に対して「共通情報X」を送信し、一定時間(例えば、1分)が経過した後に、車載器1から「共通情報X」の応答がない場合、通知状況更新部22は、車載器テーブルにおける車載器ID「01]と、「共通情報X」とを含むエントリの通知状況を「未通知」から「通知NG」に更新する((図14の(A)および図14の(C)参照)。
このように、実施例1における基地局装置10は、車載器が自ゾーンに侵入したときと、共通情報を受信したときと、通知状況記憶部の変更内容を受信したときと、要求情報の要求を受信したときと、個別送信するときとに応じて、少なくとも自ゾーン内にある無線装置ごとに、無線装置に対する所定の情報の通知状況を記憶し、通知状況記憶部によって記憶された通知状況を他の基地局装置に送信し、自ゾーン内での無線装置に対する通知状況および他の基地局装置から受信した通知状況に応じて、通知状況記憶部によって記憶された通知状況を更新し、通知状況記憶部によって記憶された通知状況を参照して、自ゾーン内の無線装置に対して未通知の情報を個別に送信する。
すなわち、基地局装置10は、自ゾーン内の車載器の通知状況に応じて通知状況更新部22によって通知状況記憶部32を更新し、通知状況記憶部32を参照しつつ個別送信部23によって情報を個別送信する。また、基地局装置10は、通知状況記憶部32の変更内容を通知状況送信部24によって他の基地局装置に送信し、他の基地局装置との間で車載器の通知状況を共有する。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、少なくとも自ゾーン内にある無線装置ごとに、無線装置に対する所定の情報の通知状況を記憶し、通知状況記憶部によって記憶された通知状況を他の基地局装置に送信し、自ゾーン内での無線装置に対する通知状況および他の基地局装置から受信した通知状況に応じて、通知状況記憶部によって記憶された通知状況を更新し、通知状況記憶部によって記憶された通知状況を参照して、自ゾーン内の無線装置に対して未通知の情報を個別に送信するので、無線装置との間で、重複なく確実かつ円滑に情報を通信することが可能である。すなわち、無線装置は、すでに受信済みの情報を繰り返し受信することなく、情報を確実に受信でき、受信漏れの情報を他の基地局装置を介して受信することが可能である。
また、実施例1によれば、通知すべき情報を未だセンター装置から受信していない場合には、情報の配信をセンター装置に要求し、情報を受信した後に自ゾーン内の無線装置に対して送信するので、他の基地局装置のゾーンを通過する際に通信漏れした情報を確実に無線装置に送信することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例2として、他の実施例を説明する。
例えば、実施例1では、車両に搭載した無線装置である車載器に対して情報を送信する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)などの無線装置に対して情報を送信する場合であっても、本発明を同様に適用することができる。
また、実施例1では、通知すべき情報を未だセンター装置から受信していない場合には、情報の配信をセンター装置に要求し、情報を受信した後に自ゾーン内の無線装置に対して送信する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、未通知の情報であって、現に通知要の場合のみ情報をセンター装置に要求し、無線装置に送信してもよい。すなわち、車載器にとって未受信の情報があり、この情報が車載器にとって不要な情報(例えば、すでに解消された渋滞状況や通過した地域の地域情報など)である場合、この情報の送信をしなくてもよい。
また、実施例1では、通知状況記憶部が更新されるごとに変更内容を他の基地局装置に送信する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通知状況記憶部に記憶された情報を一括して(例えば、更新された車載器ID「01」に係る情報と、未更新の車載器ID「02」に係る情報とを一括して)送信するようにしてもよい。
また、実施例1では、通知状況記憶部が更新されるごとに変更内容を他の基地局装置に送信する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一定時間ごとに(例えば、5分間ごと)送信するようにしてもよい。
また、実施例1では、一定時間が経過した後に通知状況を「通知NG」に変更する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、同じ情報の通信を複数回(例えば、3回)試みた後に通知状況を「通知NG」に変更するようにしてもよい。
また、実施例1では、共有テーブルにおいて他の基地局装置のゾーン内にある車載器に対する所定の情報の通知状況も記憶する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、自ゾーン内にある車載器のみに対する所定の情報の通知状況を記憶するようにしてもよい。すなわち、共有テーブルにおいて自ゾーン内の車載器IDにフラグを立てるなど、自ゾーン内にある車載器を区別しつつ、通知状況を記憶することや、自ゾーン内にある車載器の通知状況のみを記憶し、自ゾーン内に侵入した車載器の通知状況を他の基地局装置に要求するなど、自ゾーン内の車載器の情報の受信状況のみを記憶しつつ、他の基地局装置と車載器の情報を共有するようにしてもよい。
また、実施例1では、個別送信するときであって、未通知の情報が送信データ記憶部にないときに、個別送信部が、センター装置に対して未通知の情報を要求し、受信データ解析部が、未通知の情報を受信し、送信データ記憶部に書き込む場合を説明したが(図13におけるステップS502〜ステップS505参照)、本発明はこれに限定されるものではなく、個別送信部が、独自にセンター装置に対して未通知の情報を要求するようにしてもよい。すなわち、例えば、個別送信部は、車載器テーブルと送信データ記憶部を付き合わせ、未通知の情報を検索するようにしてもよい。具体的に例をあげると、車載器テーブルと、送信データ記憶部とを付き合わせた後に、個別送信してもよいし、車載器が自ゾーンに侵入したときなどの処理と同様に、別の処理として行ってもよい。
(システム構成等)
また、実施例1において上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図6、図8、図10、図12または図14に示した記憶情報など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる(例えば、図4において、受信データ解析部を通知状況更新部に統合するなどできる)。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(基地局装置における通信プログラム)
ところで、上記の実施例では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図15を用いて、上記の実施例に示した基地局装置と同様の機能を有する基地局装置における通信プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図15は、基地局装置における通信プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、基地局装置としてのコンピュータ110は、キーボード120、HDD130、CPU140、ROM150、RAM160およびディスプレイ170をバス180などで接続して構成される。
ROM150には、上記の実施例1に示した基地局装置10と同様の機能を発揮する基地局装置における通信プログラム、つまり、図15に示すように受信データ解析プログラム150aと、通知状況更新プログラム150bと、個別送信プログラム150cと、通知状況送信プログラム150dとが、あらかじめ記憶されている。なお、これらのプログラム150a〜プログラム150dについては、図4に示した基地局装置の各構成要素と同様、適宜統合または、分散してもよい。
そして、CPU140がこれらのプログラム150a〜プログラム150dをROM150から読み出して実行することで、図15に示すように、プログラム150a〜プログラム150dは、受信データ解析プロセス140aと、通知状況更新プロセス140bと、個別送信プロセス140cと、通知状況送信プロセス140dとして機能するようになる。なお、プロセス140a〜プロセス140dは、図4に示した受信データ解析部21と、通知状況更新部22と、個別送信部23と、通知状況送信部24とにそれぞれ対応する。
そして、CPU140はRAM160に記録された送信データ160aと、通信状況データ160bとに基づいて基地局装置における通信プログラムを実行する。
なお、上記した各プログラム150a〜プログラム150dについては、必ずしも最初からROM150に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ110に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、またはコンピュータ110の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ110に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ110がこれから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係る基地局装置、基地局装置における通信方法および基地局装置における通信プログラムは、通信可能な領域である自ゾーン内にある無線装置に情報を送信することに有用であり、特に、無線装置との間で、重複なく確実かつ円滑に情報を通信することに適する。
実施例1に係る基地局装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係る基地局装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係る基地局装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係る基地局装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係る基地局装置による車載器が自ゾーンに侵入したときの処理の流れを示すフローチャートである。 車載器が自ゾーンに侵入したときの実施例1に係る通知状況更新部による処理を説明するための図である。 実施例1に係る基地局装置による共通情報を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。 共通情報を受信したときの実施例1に係る通知状況更新部による処理を説明するための図である。 実施例1に係る基地局装置による通知状況記憶部の変更内容を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。 通知状況記憶部の変更内容を受信したときの実施例1に係る通知状況更新部による処理を説明するための図である。 実施例1に係る基地局装置による要求情報の要求を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。 要求情報の要求を受信したときの実施例1に係る通知状況更新部による処理を説明するための図である。 実施例1に係る基地局装置による個別送信するときの処理の流れを示すフローチャートである。 個別送信するときの実施例1に係る通知状況更新部による処理を説明するための図である。 基地局装置における通信プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 従来技術に係る基地局装置を説明するための図である。 従来技術に係る基地局装置を説明するための図である。 従来技術に係る基地局装置を説明するための図である。
符号の説明
10 基地局装置
11 無線通信部
12 有線通信部
13 処理部
14 記憶部
21 受信データ解析部
22 通知状況更新部
23 個別送信部
24 通知状況送信部
31 送信データ記憶部
32 通知状況記憶部

Claims (3)

  1. 通信可能な領域である自ゾーン内にある無線装置に情報を送信する基地局装置であって、
    少なくとも前記自ゾーン内にある前記無線装置ごとに、当該無線装置に対する所定の情報の通知状況を記憶する通知状況記憶手段と、
    前記通知状況記憶手段によって記憶された通知状況を他の基地局装置に送信する通知状況送信手段と、
    前記自ゾーン内での無線装置に対する通知状況および他の基地局装置から受信した通知状況に応じて、前記通知状況記憶手段によって記憶された通知状況を更新するとともに、自ゾーン内の無線装置から、該無線装置が未通知の情報を受信したことを示す情報を受信した場合に、前記通知状況記憶手段によって記憶された通知状況が該無線装置が該情報を受信したことを示すように、該通知状況を更新する通知状況更新手段と、
    前記通知状況記憶手段によって記憶された通知状況を参照して、前記自ゾーン内の無線装置に個別通知すべき情報を未だセンター装置から受信しておらず、かつ、当該情報が、前記無線装置を搭載した移動体が移動する道路についての解消されていない渋滞状況を示す未通知の渋滞情報、または、該移動体が通過していない地域の未通知の地域情報である場合に、当該情報をセンター装置に要求し、当該情報を受信した後に自ゾーン内の無線装置に対して未通知の当該情報を個別に送信する個別送信手段と、
    を備えたことを特徴とする基地局装置。
  2. 通信可能な領域である自ゾーン内にある無線装置に情報を送信する基地局装置における通信方法であって、
    少なくとも前記自ゾーン内にある前記無線装置ごとに、当該無線装置に対する所定の情報の通知状況を記憶する通知状況記憶工程と、
    通知状況記憶部に記憶された通知状況を他の基地局装置に送信する通知状況送信工程と、
    前記自ゾーン内での無線装置に対する通知状況および他の基地局装置から受信した通知状況に応じて、前記通知状況記憶部に記憶された通知状況を更新するとともに、自ゾーン内の無線装置から、該無線装置が未通知の情報を受信したことを示す情報を受信した場合に、前記通知状況記憶部によって記憶された通知状況が該無線装置が該情報を受信したことを示すように、該通知状況を更新する通知状況更新工程と、
    前記通知状況記憶部に記憶された通知状況を参照して、前記自ゾーン内の無線装置に個別通知すべき情報を未だセンター装置から受信しておらず、かつ、当該情報が、前記無線装置を搭載した移動体が移動する道路についての解消されていない渋滞状況を示す未通知の渋滞情報、または、該移動体が通過していない地域の未通知の地域情報である場合に、当該情報をセンター装置に要求し、当該情報を受信した後に自ゾーン内の無線装置に対して未通知の当該情報を個別に送信する個別送信工程と、
    を含むことを特徴とする基地局装置における通信方法。
  3. 通信可能な領域である自ゾーン内にある無線装置に情報を送信する基地局装置における通信方法をコンピュータに実行させる通信プログラムであって、
    少なくとも前記自ゾーン内にある前記無線装置ごとに、当該無線装置に対する所定の情報の通知状況を記憶する通知状況記憶手順と、
    通知状況記憶部に記憶された通知状況を他の基地局装置に送信する通知状況送信手順と、
    前記自ゾーン内での無線装置に対する通知状況および他の基地局装置から受信した通知状況に応じて、前記通知状況記憶部に記憶された通知状況を更新するとともに、自ゾーン内の無線装置から、該無線装置が未通知の情報を受信したことを示す情報を受信した場合に、前記通知状況記憶部によって記憶された通知状況が該無線装置が該情報を受信したことを示すように、該通知状況を更新する通知状況更新手順と、
    前記通知状況記憶部に記憶された通知状況を参照して、前記自ゾーン内の無線装置に個別通知すべき情報を未だセンター装置から受信しておらず、かつ、当該情報が、前記無線装置を搭載した移動体が移動する道路についての解消されていない渋滞状況を示す未通知の渋滞情報、または、該移動体が通過していない地域の未通知の地域情報である場合に、当該情報をセンター装置に要求し、当該情報を受信した後に自ゾーン内の無線装置に対して未通知の当該情報を個別に送信する個別送信手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする基地局装置における通信プログラム。
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