JP4996268B2 - プリント基板検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品が実装される前のプリント基板(「裸基板」と称することがある)の状態が設計通り正規のパターン状態にあるか、つまり、オープンやショートがないかを検査するためのプリント基板検査装置に関するもので、装置本体の構造そのものと、チェッカーとして測定結果を良否判定する際のデータ処理・判定機能についての新手法を提供するものである。以下、このチェカーをBBC(ベアボードチェッカー=Bare board checker)という。
市場に出回っているBBCは現在概ね4種類の方法が主流である。第一番目の手法Aとしては、所謂“ピン治具”と称される治具を用いる方法で、基板の各測定ポイントに位置的に接触が可能なように対応させたプローブピンを全測定箇所に剣山状態に植設したアタッチメント治具をそれぞれの測定基板ごとに専用に用意する方式である。あるいは被検査基板の測定ポイントを直接プロービングするのではなく、グリッド変換基板(「変換アダプター」と呼称されることもある)と異方性導電シートを対にしてこれを接触プローブピンの代わりに使用し、間接的に測定ポイント部を検出する方法等もある。その両方を含めて直接又は間接的に測定点を一括して接触・測定する方法がA手法である。この方式は、往々にして治具そのものが高額なものになってしまうという欠点があるが、測定時間が非常に短くて済むという長所もある。またこの手法では、最近実用化されている細密基板に対応するためにはプローブピンを細密に植設する必要があるが、細密基板に対応できるほどプローブピンを細密に植設することは困難になってきているという短所も抱えている。ただこの点に関しては、それぞれ種々の工夫・発明がなされつつあり、改良・改善がされてきている。
次に、B手法として、フライングプローバー方式(FP方式)がある。これは、接触子であるプローブが測定基板の平面上を、X−Y方向の移動を繰り返しながら測定ポイントに接触し導通状態を検出する方法である。この方法は測定基板毎に治具等を必要としないという最大のメリットがあるが、その一方、測定時間が長くなるという欠点もある。ただ、試作品の検査、多品種少量品検査には、大いに有効で、マーケットシェアーも延びてきている。
このA及びBの測定手法は原則的に「測定ポイント2点間の抵抗またはon/off測定」をすることを基本に、これを必要な全測定ポイントにつき繰り返して行う方式であり、全測定ポイント(以下、これを「ノード」という)の中から必要な2点ノードを選択するのに、スキャナーあるいはフライングプローブピンを使う方式である。図23はA手法による場合、図24はB手法による場合であって、電気的測定手法に2点間抵抗測定法を採用しているときの、各機能部の相関関係を示している。図23において、符号1は被検査プリント基板を、2は被検査プリント基板1の測定ポイントを吸い上げるプローブピン類を、3はケーブルを、4はコネクターBを、5はコネクターAを、6はケーブルを、7はスキャナーを、8は抵抗値測定器を、9はコンピュータをそれぞれ示している。図24において、符号1は被検査プリント基板を、11はフライングプローブを、10はフライングプローブ11の位置決め手段を、8は抵抗値測定器を、9はコンピュータをそれぞれ示している。
図23、図24に示すように、上記A及びBの測定手法は抵抗測定器8が重要な役割を果たしている。図23に示す検査装置によれば、抵抗値測定器8は汎用性がある反面、抵抗値測定器8やスキャナー7等を繋ぐケーブル類とコネクター4,5などが必要で、装置の大型化、費用の高額化、コネクター等による接続の信頼性の低下等々の問題点を抱えている。
図24に示すFP方式では、測定のスピード化を図るため、2点間抵抗法に代わる方式として、静電容量法も開発されてきている。このテスト手法によれば、抵抗値測定器は不要であるが、コントローラーの指示通りに必要な測定ポイントにおいて順番に静電容量の測定をするという手順を経ることになる。静電容量法では、同一電路では一点のみの接触測定で、その電路のオープン・ショートテストが可能である。また、この静電容量法は、測定時間を短縮する手段として、複数対のプローブピン有した装置も存在するが、測定時間に関してユーザーの満足度はまだ不充分である。
第3番目のC手法としては、画像処理による外観検査方式AOI(=Automated Optical Inspection)が存在する。(あるいは、AVI方式も存在する。)この方式は基板に生成されたパターンを画像的にデータ化し、処理判断をすることにより、オープン・ショートの合否判定をする方法である。この方法は非接触側定方式の類に属するが、基板毎の治具等は必要なく、よってランニングコストは不要に近い。また測定時間も短時間で済むというメリットがある。反面、スルーホール、インナービアー等あるいはビルドアップ基板のような内層間とのパターン接続の場合は、検査ができないという欠点がある。よって、実際に活用される場は、複数の基板を積層する前の内装シート基板段階での検査に用いられることが多い。
その他の手法Dとして、最近では更に技術が進み、またC手法とは異なった非接触方式が開発されている。この方法は測定回路のパターンに対応したアンテナの役目を果たす電極と、パターンの間に電磁界又は静電界を形成し、電磁センサーあるいは静電センサーを用いて測定し、その測定結果を判断する方式である。この方式の利点は細密パターンへの対応が可能ということである。非接触方式であるため、AOI方式と同様、被測定基板の測定ポイントには瑕がつかないというメリットと、測定時間が短時間であるというメリットがある。しかし、治具代が非常に高価であるということと、分岐パターンの多い基板はチェックができないという欠点等がある。
以上のように、プリント基板チェッカー(BBC)には色々な方法が存在するが、本発明は、大きく分類するとすれば、非接触方式のC,Dの類ではなく、Aに近い測定ポイント接触方式に類するものである。しかし、先にも述べた通り、従来のAあるいはBの手法は、2点間抵抗測定法を基本原則としているが、本発明は、それと全く異質の発想による測定アルゴリズムを導入している。簡単にいえば、電気系テスタ部に二通りの測定・判定アルゴリズムを導入することにより、そして、それを市販のFPGA(Field Programmable Gate Array)のみの構成によって測定を可能にしたものである。しかも、この方式により、電気系測定部(テスタ基板)を簡素化でき、結果として、従来の装置のA手法では必要不可欠であった各機能部へのワイヤリング結線処理を省略することができる。つまり、テスタ基板を被検査プリント基板の直上又は直下あるいはその近辺に設置可能という大きなメリットが生み出されることになり、装置の小型化、装置の低価格化、信頼性の向上、測定時間の短縮化、等々の改善を図ることが可能となった。
本発明は、2点間抵抗測定論理を用いないことは先に述べた通りである。その測定理論の概略を述べると、2種類の測定理論を導入している。第一番目の手法は、各測定ノードに与えた信号が、どのノード(測定点)に達しているか調べる方式で、オープンドレーン駆動回路を組むことにより、一つのノードをグランド短絡し、他の全ノードを弱いVCC(電源電圧)に駆動しておいて全ノードの電圧を調べる方法である。この測定で、電圧0のノードはグランドをしたノードと導通あり、電圧1のノードは導通なし、と判断し、グランド短絡するノードを変えてこの測定法を繰り返すことにより、全ノードの導通有り・無を知る方法である。導通テストのみを行なうわけであるが、電路同士でショートしている場合は、導通確認状態においてマスターデータとの相違が生じることが判明するため、結果的にショートの存在が判明できるのである。
また、第二番目の手法は、上記第一番目の手法が適用できない場合に適用する方法で、コンプリメンタリ駆動回路を組むことにより、特に半導体組み立て用インターポーザー基板(IP基板)の測定に有効になることが多いものである。一つの回路が多分岐している回路が存在する場合(測定の都合上、人為的に存在させる場合も含む)の測定アルゴリズムを導入したことである。第一番目の手法による回路理論では、一つのノードをグランド短絡した時に、グランド短絡しているオープンドレーン駆動回路に分岐している他のノードからプルアップ抵抗を通じて電流が流れ込む。市販のICでは精々百ノード点からの流入であって問題はないが、それ以上となるとオープンドレーン駆動回路の最大許容電流をオーバーしてしまうことになってしまい、この回路理論を用いての検出ノード電圧の1又は0判定では測定に不確かさが生じることになる。つまり、第一番目の手法では、スイッチされるノードと絶縁されているノードは高インピーダンス状態で、電圧が不定になり、ノード電圧の高低判定では測定結果に不確かさが生じてしまう。よって、その場合の対策として、第二番目の手法による回路理論を導入することにしたのである。スイッチされるノードに一定電圧(電流)を与える代わりに、一定時系列パターンの高低電圧を与えれば、スイッチノードと導通あるノードでは同一の電圧パターンが、絶縁されたノードでは該パターンとは相関の無い電圧パターンが検出されるので、それをもって判定アルゴリズムとした測定手法である。以上二通りの測定回路アルゴリズムの詳細は後述する。
従来のこの種装置の電気系測定・処理方法として、本発明に類似するものは存在しない。敢えて挙げれば、本発明に用いるFPGAのデータ処理方式におけるフローが特許文献1に記載の技術に近いといえる。ただし、特許文献1記載の技術は一般的な電気的測定要素技術とCPU技術の働きを活用したものであり、本発明のように、測定結果の合否判定の全機能を全面的にFPGAデバイス(専用ASICを含む)のみに負わせるものではないという点で大きな相違があるといえる。
特開平10−170585号公報
BBCに関しては大別して数種類の方式が存在することは前に述べた通りであるが、本発明はプローブピン治具あるいはそれと同じ働きをする測定ポイント一括接触方式を前提にしたものである。この一括接触治具方式は測定時間が短時間で済むというメリットが存在するため、量産品には現在も多く用いられているものの、市場における検査装置は高額なものであり、かつ非常に大型なものである。また被測定基板毎に準備する必要のある治具類も非常に高価なものとなっている。本発明は、これら従来技術の問題点を解決すること、つまり、装置の小型化・コンパクト化、低価格化及びランニングコストとしての治具の低価格化に焦点を当てている。
本発明は、発想の根幹である検査測定・判定理論が従来にない新手法によるもので、テスタ基板を小型・簡略化することができるようになったため、テスタ基板を被測定プリント基板の直上又は直下に位置させ、装置の小型化を図ることができたのである。本発明を従来の装置と対比させた場合の具体的改善内容の主なものは以下のとおりである。
(1)従来の一括接触治具方式では測定ポイントからの測定データ(測定信号)は、これをプローブピン(その他の方式も含めて)経由で電気系スキャナーへの伝達するためにワイヤー又はリード線が必要であった。しかし、測定ポイントは、数千ポイントあるいは1万ポイント以上になるケースは稀ではない。そして、測定ポイントと電気系テスタ又はスキャナー間は距離的に離れているのが通常で、それを接続するワイヤー又はリード線による結線・束線は相当大掛かりなものである。また、装置を製作する場合、このワイヤリング又はリード線接続は一般的にコネクターを介して行われるが、その作業工数は膨大なものになり、装置の大型化・高額化あるいは信頼性の低下の原因となっている。本発明は2点間抵抗測定法とは全く異質の測定理論と市販のICチップを駆使することにより、テスタ基板およびテスト装置を小型化・コンパクト化し、しかも安価にユーザーに提供するものである。
(2)装置の小型化という点で、特に半導体用IP基板の検査に限定すると、従来の装置では、IP基板がストリップ状態になったものを検査する場合でも、相当大型の装置によってテストしなければならないのが普通であった。その点、本発明によれば、非常にコンパクトなデスクトップ形式の検査装置も実現可能である。
(3)従来の検査装置に用いられる治具は、測定対象IP基板毎にその仕様に合せたものを準備していたが、非常に高額なものであった。本発明は、治具という意味では、異種測定基板ごとの変換基板を製作する必要性はあるものの、装置本体はある意味でのユニバーサル機(測定部が簡素化されているため、測定ポイントの最大化対応が可能)としての要素を兼ね備えているため、その変換基板は非常に安価なもので対応することが可能である。この点、治具製作費用の節約という観点ばかりでなく、治具製作の難易性から、治具の部分的分割をせざるを得なかった従来の問題点からの解放にも貢献できる。治具を分割して測定することは、その分測定時間が余分に掛かることになるので、本発明は測定時間の短縮にも貢献できる。
本発明は、被検査プリント基板の全検査ランドとそれに接続するテスト端子を持ち被検査プリント基板の上または下に位置させるテスタ回路基板と、
上記被検査プリント基板とテスタ回路基板との間に介在し上記検査ランドとテスト端子間を導通状態にするとともに測定ポイントを変換する測定ポイント変換治具と、
テスト端子を有しこのテスト端子によって全検査ランドのうち一箇所の検査ランドのみに電気信号を与え他の検査ランドでの電気信号の有無を検出するテスタ回路と、を備え、
上記テスタ回路は、電気信号を与える被検査プリント基板の検査ランドを切り換えながら他の検査ランドでの電気信号の有無を検出する動作を全検査ランドに渡って繰り返し、全検査ランド間の導通状態を検出することによってプリント基板パターンの切断と短絡の検査を行うことを最も主要な特徴とする。
本発明は、従来の2点間抵抗測定法と全く異質の測定理論を展開することにより、測定系を非常に簡素化するという発想のものである。具体的には、テスタ回路は市販のFPGA−IC又はそれに類するチップを基板に配置した簡単な構成で、前述の二通りの測定理論を運用し、そのテスタ基板の範囲内で検査を完結できるようにしたものである。つまり、BBCとしての検査装置のオープン・ショートに関する電気系による測定・判定機能は、FPGAを実装したIC基板だけで処理できるようにしたものである。従来の装置では、スキャナー、抵抗値測定器、ケーブル、多端子コネクター、パソコン等々が必要になっているが、本発明にかかる装置ではそれを不要にすることができるため、装置そのものは至って簡単な電気系・メカ系によるハード構造とすることができる。
本発明によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)テスタ回路はFPGAのようなチップを用いて構成することができるので、装置が非常にコンパクトに、スマートに纏められる。従来の検査方式では、スキャナー、抵抗測定器、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)というような機能の異なる多くの機器から構成されており、それらを相互に接続するためにワイヤリング、コネクター等が必要であったが、本発明によれば、スキャナー、抵抗測定器、PCなどに代えてFPGAなどのチップで構成することができ、安価な検査装置を得ることができる。
(2)機能の異なる多くの機器を用いる必要がないため、信頼性が高くなり、メンテナンス性が改善される。また、経年的に生じ易いワイヤリング接続不良は、修理に多くの時間とコストがかかるが、本発明によれば、このような問題から解放される。
(3)被測定基板が大型になり、測定ポイントが増加した場合は、FPGAなどのチップを基板に追加増設できる構造とすることも可能であり、しかも測定装置に大幅な改造などの手間を掛けることなく、ワンタッチでチップを増設することができる。
(4)ストリップ形状のIP基板の検査装置は非常に小型なものでよく、所謂「デスクトップマシン」とすることも可能となり、装置の設置面積を削減できる効果がある。
(5)変換基板の製作が簡単になり、その費用を低減することができる。これによって、検査装置のユニバーサル化を図ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明に係るプリント基板検査装置について説明する。
図1は本発明方式の概念説明図であり、図2は被測定プリント基板とテスタ部との接続関係を更に詳細に説明したものである。図1、図2において、符号1は被測定基板を示す。測定部であるテスタ回路基板24、34は図2に示すようにFPGA26を実装しており、被測定プリント基板1の測定ポイント27は変換基板22と2枚の異方性導電シート21,23を介してテスタ回路基板24接続される構造になっている。図2に示す実施例では、テスタ回路基板24に複数のFPGA26を実装しているが、FPGA26を1個のみ実装することもありえる。図1に示すように、被測定プリント基板1の直上および直下にテスタ回路基板24,34を配置し、テスタ回路基板24,34を回路網解析器として機能させ測定判定機能を有する構造としている。
変換基板22,32は、被測定プリント基板1の測定ポイント位置を変換して目的に対応した位置に変換するものである。変換基板22,32を存在させる目的は、FPGA26を実装するときの設計上の理由と、異種基板の測定に対してのテスタ部の汎用性を確保するためのもので、異種基板毎にそれに対応した変換基板を使い分けることになる。この方式の方がトータルランニングコスト的に有利である。この方式によって結果的にほとんどのワイヤリングは不要とすることができる。仮に、PC等を各種情報ディスプレイ用途のために具備させたとしても、その接続ケーブルは必要最小限のものでよい。図2では、被測定プリント基板1の上面側についてのみ示しているが、裏面側についても同様な構造となっている。
本発明は、パソコン、スキャナー、抵抗測定器等を介さず、被測定プリント基板1の全測定ポイント27を変換基板22,32の変換後グリッド位置28を経由させてテスタ回路基板24のグッリト゛パターン位置29に導き、その部分を市販のFPPGA26の測定ノードに対応させ、測定論理回路を運用することにより、被測定プリント基板1を検査するものである。ただし、テスタ回路基板24に実装されているFPGA26の測定・判定機能に割り当てられる測定ノード(測定端子)は、予め予想される必要測定ノード数以上のものを備えた構造としておき、被測定プリント基板1の検査ノード数量に関係なく、全てをルーチン的に測定処理する方式としている。その点従来の方法では、コントローラー(=コンピュータ)の指示により、被測定プリント基板に則した測定場所と測定タイミングをプログラム通りに動作をさせるのが普通であり(スキャナーの役割)、この点が大きな相違点である。そのため、従来の方法では測定時間が多少掛ることになってしまうが、本発明の上記方式では、測定検査そのものは、測定ノードをルーチン的にあるアルゴリズムに則して処理するため、測定時間は無視できるほど短時間に済ますことが可能である。FPGA26による測定動作手順及び各部の機能、役割については後述する。
図2において、被測定プリント基板1の測定ポイント27は異方性導電シート21を介してグリッド変換基板22に吸い上げられる。グリッド変換基板22の下面側での測定ポイントの位置は、被測定プリント基板1の位置関係のままであるが、変換基板22の上面側ではグリッド格子位置に変換(=移動)されている。変換された格子ピッチは任意で、検査装置が細密基板対象で無い場合には粗いピッチ仕様とし、細密基板対象の場合には細かいピッチ仕様とする。変換された測定ポイントは2枚目の異方性導電シート23によって更に吸い上げられ、テスタ回路基板24に導かれる。
テスタ基板24のFPGA−ICが実装されない裏面側すなわち変換基板22との対向面のパターンは、変換基板22の変換後のパターンと同じで、格子のピッチも同じであるが、テスタ基板24の上面では、FPGA26の実装時に割り振られている検出端子のパターン位置関係に再変換されている。つまり、FPGA26が実装可能なように、かつ測定対象用に割り振られたノード位置に、テスタ基板24の内層でパターンが引き回されている。テスタ基板24にFPGA26を実装できるようにするためには、採用するFPGA−ICの型番と測定対象ノード間隔に適合させる必要があり、有効な接続パターンとするためには、更にパターン位置関係の再々変換が必要になる場合がある。
テスタ回路基板24のグリッドピッチの例として、2.54mm、2mm、1.5mmなどがある。グリッドピッチはさらに細かくなる傾向にあり、近い将来1mmピッチ程度になる可能性もある。本発明はテスタ回路基板24のグリッドピッチによって制限されるものではない、つまり、上記グリッドピッチは任意である。そのピッチはテスタ基板24で再変換されてFPGA26の実装ができるようにテスタ基板24でパターンニングされるが、この場合FPGA26同士はある適切な間隔をもって二次元的に平面実装することができる。これにより、テスタ基板24(FPGA26も含めて)は異種測定基板に対しても共有することができ、検査装置のユーザーが負担するランニングコストを軽減することが可能となる。異種基板を測定するためのイニシャルコストは、グリッド変換基板22を作成する費用のみである。
図2に示す構造は一つの実施方法として例を挙げたものであって、この構造以外の構造も考えられる。例えば、図2では、異方性導電シート21,23を用いているが、これに代わって、例えば、グリッド変換基板22の変換後のポイント28を、スプリング作動式プローブピンを経由して、テスタ回路基板24の裏面に導くことも可能である。この場合も、ワイヤーやリード線の類を用いる必要はない。後述する技術内容は、図2に示す実施例の構成に基づいている。また、図4では被測定プリント基板1の上面側のみについて示しているが、裏面側についても同じような構造となっている。
図2に示す例において、テスタ回路基板24にはFPGA26を実装している。FPGA26に代えて、FPGA26に類する機能を備える素子、例えばASICなどのチップを用いてもよい。本発明のように、FPGAやASICなどのチップを採用することにより、コンパクトなプリント基板検査装置を実現することができる。これを実現するための具体的な手段としては、FPGAの使用方法によって次に説明する二通りの手段があり、これによって、市販のFPGAデバイスを適用することが可能になる。FPGA内で測定系全体の全ての論理回路設計が可能なため、測定回路実装面でも必要なテスタ回路基板の面積を小さくすることができ、装置をコンパクトにすることができる。
FPGAの二通りの使い方のうち一つ目の方法は以下のとおりで、図4はその概要を示す。図4において、符号35を付したブロックはFPGAの検査端子に内蔵されている回路を示しており、この回路35は、プルアップ抵抗36、グランドに接地するスイッチ37、電圧が閾値以上か又は以下かによって「1」又は「0」の信号を出力する検出回路38を備えている。符号39は被検査プリント基板の回路パターンを、40は被検査プリント基板の検査ノードとFPGAの検査端子の接触点を示している。図4に示すように、被検査プリント基板の検査ランドを測定する際のFPGAへの電気信号の供給方法として、電源電圧へのプルアップ抵抗36と接地へのスイッチ37を備えるオープンドレーン駆動回路を論理的に活用している。この手法は閾値電圧の上下のみの検出回路38で、オープン・ショートを発見するものである。この手法は、検査時間は極短時間で済むという特徴がある反面、同一電路と判断される測定ポイントの総数には制限がある。何故なら、プルアップ抵抗36を経てオープンドレーン駆動回路に流入する最大許容電流に限界があるからである。分岐が多岐に渡る回路の場合は、分岐した回路も同一電路にみなされ、駆動回路には分岐の数に比例した電流が流入する。
FPGAの使い方として、二つ目の方法を考えた。図15に示す例がそれで、詳細についてはあとで説明するが、ディスエーブル機能を持ち、電源又は接地へのスイッチを行うコンプリメンタリ駆動回路にする方法である。この方法ではプルアップ抵抗による電圧の印加は行わない。そのため導通していないランドの電位は定まらず不定となり、閾値の上下検出ではランドの導通判定はできない。よってこの解決策として、電圧の時系列パターンを与え、論理上の時系列パターンとの一致度をもって導通ランドか否かの判定をする方式である。この方式によれば、多少測定時間がかかるが、許容できる範囲である。同一導通グループ数の制限は大幅に緩和することができる。
本発明では、上記一つ目の方法と二つ目の方法を任意に組み合わせることにより、最適な検査システムを実現することができる。
上記二つ目の方法を適用する場合の例として、ICインターポーザー基板(以下「IP基板」という)の場合がある。IP基板を検査する場合、シリコンウェハーボンディング面は、測定の際全面的に短絡する事によって、ほとんどの場合測定治具関係が簡素化できるという特色を有している。導通テストのときは、表面ウェハー接合側の各測定ポイントは大多数が同一電路とみなして測定することができる。つまり導電体で短絡した状態でテストができる。ただし、ショート発見テストにおいては上面を短絡するのではなくて、逆に絶縁独立ポイント状態にしておく必要がある。その測定概略図を図3に示す。
図3に示す例において、テスタ部44は、図2の例におけるFPGA26を実装したテスタ回路基板24に相当し、被測定基板であるIP基板41の裏面側にのみテスタ部44が対向していればほとんどの場合測定が可能である。テスタ部44の上面には、冶具基板を兼ねた変換基板42が載せられ、変換基板42の上には異方性導電シート43が載せられ、その上に被検査基板であるIP基板41が載せられている。変換基板42は図2に示す例における変換基板22に相当する。異方性導電シート43は、その厚さ方向にのみ導通する性質を持ったシートで、IP基板41の下面に現れている回路パターンをそのまま変換基板42に伝達する。
導通テスト時には被検査基板であるIP基板41上面側に一斉導通短絡板45が移動し、かつIP基板41を、異方性導電シート43、変換基板42の介在のもとにテスタ部44に向かって押し付けた状態にする。この一斉導通短絡板45の用途は複数の測定ノードを一つのノードにするためものである。これで被検査基板41の上下面の導通を確認することができる。
ショート発見テスト時には、一斉導通短絡板45に代わって、絶縁物押さえ板46が、異方性導電シート43、変換基板42の介在のもとに被測定IP基板41をテスタ部44に向かって押し付けた状態にする。テスタ部44はIP基板41の裏面側からのみの測定でショート発見テストを行うことができる。IP基板の場合、ほとんどの場合、上下面の各測定ポイントは繋がっているというのが一般的特性である。ただ例外的に上面のパターン同士が繋がっている場合がある。その場合は特定ポイント扱いにする。具体的には絶縁物押さえ板46を工夫する。符合47は、その特定ポイントを拾うため、絶縁物押さえ板46に設けられたプローブピンを示している。このプローブピン47は限定本数の導電確認測定ピンからなり、ショート発見テスト時にこの限定ポイント部分だけの導通テストをすればよい。基本的な測定手法は、プローブピン47が存在していないときと同じである。
本発明に係る検査方式は、一箇所に与えた信号が、他のどの測定ポイントと導通しているかを調べる方式で、テスタの測定・判定手順は、任意の一箇所の測定ポイントを、二通りの駆動スイッチング手法によって、電源電圧の印加又は接地接続をすることにより、全測定ポイントの電圧を調べる方法である。そして、このテスト手法はあくまで導通テストだけしか確認できないのであるが、逆の考え方をすると、ショートが存在していたとしても、導通箇所をグループ的に纏めた場合、正規のパターンとグループ分け結果に相違が出ることから、ショートが存在するという判定になる。断線が存在する場合も相違が生じるといことは言うまでもない。上記二通りの検査手法をさらに具体的に説明する。
テスタ基板の主要機能は被検査プリント基板の「ネットリスト」生成である。これは本発明ではテストそのものと同じことであり、最終的には被検査プリント基板につき生成されたネットリストと正常品のそれと比較することである。あるいは、正常品のネットリストは、予めCADデータから得ることもできる。比較が一致すれば合格、不一致なら不合格である。図5は前記第1の手法によるネットリスト生成の例を概念的に示すフローチャートであり、図6はネットリストを記憶するグループメモリー(以下「GPM」という)の構造図である。
先ず図5に示すネットリスト生成の例を説明する。S1,S2,・・はステップを表わしている。
S1:全ノードのスイッチをoffして、プルアップ抵抗(図4の符号36)を介して電圧を印加する。
S2:一つだけスイッチをonするノードを決定する。どのグループにも属していないノードのうちで最も若い番号のノードに決める。
S3:そのノードスイッチをonする。全ノードの電圧が安定するまでほんの僅かな時間タイムラグを設ける。
S4:電源電圧の1/2を閾値として、1/2以下は0、1/2以上は1として全電圧を読む。
S5:電圧0ならば、そのノードはスイッチonしたノードと同一グループに属するから、そのグループ番号とフラグ=1をGPMに書き込む。
S6:S2に戻って次にスイッチonするノードを決める。GPMを読み出してフラグ=0の最も若いアドレスをスイッチonするノードとする。
S7:GPMの全アドレスのフラグ=1となれば終了。
次に図6に示すGPMの構造の例について説明する。
以下に説明する内容の前提として、測定ノード数を128個と想定した。実際はその数十倍以上存在するケースもある。このことに対しての対策は別途説明する。
・導通のあるノードを纏めて一つのグループとして番号付けをし、全ノードの導通状態を調べながらグループ番号を付与してゆく。
・メモリーアドレスはノード番号で、データは登録済みフラグ1bitとグループ番号である。
・例えば、検査ノードが128個あれば、アドレスは0〜127で、グループ番号は全ノードがそれぞれ独立した孤立パターンの場合に最も多くなり、0〜127の7bitになり、よってデータはフラグ1bitを含めて8bitとなる。
・例えば、#3ノード、#4ノード、#100ノードが導通していてグループ番号が2なら、アドレス3,4,100のデータはフラグ1bitを含めて130となる。
パターンで形成されている電路に関してグループという概念を導入しているが、そのことに対して説明する。電路は単純な2点間が繋がったものから、分岐のあるもの、あるいはグラウンド短絡パターンも複雑な同一電路で、その分岐は多岐にわたる。電源入力部(VCC部)も同じように分岐は多岐に渡る。このときのグループという概念は、繋がっている電路を一つのグループ考えている。
図7、図8は、前記第1の手法に関するネットリスト生成時のFPGAの内部構造と動作フローの例を示す。図7に示す各ブロックについて説明する。
ODR[open drain with pull−up register]:128個あるFPGAの入出力端子で、テスタの検査端子として被検査プリント基板の検査ノードと接続され、検査ノードを電圧印加またはGNDにスイッチonするオープンドレーンドライバーで次に説明するVSCと接続されている。
VSC[voltage sense circuit]:電圧検出機能を持った入力回路で、ODRと接続されていて、閾値以上で1、未満で0を出力する。
GPM[group memory]:ノード番号をアドレス、グループ番号をデータとして記憶するメモリーである。ノード数は128だから、7bitでノード番号は0〜127である。データは8bitで、最上位の1bitは該ノードがグループ登録済みであれば1、未登録であれば0で、以下の7bitは0〜127のグループ番号を示す。
NC[node counter]:ノード番号を示す7bitのカウンターである。
GC[group counter]:グループ番号を示す7bitのカウンターである。
SAR[switch address register]:スイッチonするODRの番号をNCから受けて保持する7bitのレジスタである。
dec1[decoder1]:SARが最後のノード番号127を示していることを検出するデコーダーである。
dec2[decoder2]:SARの保持する7bitの番号を128個のODRに割振るデコーダーである。
dec3[decoder3]:NCが最後のノード番号127を示していることを検出するデコーダーである。
Mux[multiplexer]:128ノードの電圧検出回路の出力をNCによって選択するマルチプレクサである。
CONT[controller]:コンピュータあるいは押しボタンスイッチ等から動作開始指令を受けて、上記回路の各部を制御して、ネットリスト生成までの行動を実行するシーケンサーである。
図8は、前記第1の手法によるネットリスト生成の例を更に詳細に示す。以下の説明で、数字の0〜7はステップを表わしていて、図8の中では「0」を除き丸付きの数字で表わしている。
0 [idling]:待機状態。外部のコンピュータあるいは押しボタンスイッチ操作などによって、ネットリスト生成開始指示を受けると次の1[clear GPM]へ進む。指示がなければこの状態にとどまる。
1 [clear GPM]:GPMデータを全て0にする。GCとNCを0(クリアー)してから、NCを+1としながらNC=127をdec3で検出するまでGPMに0を書き込み続ける。
2 [read and test GPM]:GNDすべきノードを探してそのノードをGNDにスイッチする。
GPMのデータの最上位が0なら、そのノードは初期状態=未書き込み(=未グループ登録)だから、GNDすべきノードである。最上位が1なら既に書き込み済み(=グループ登録済み)だからGNDして他のノードとの導通を調べる必要はない。
NC=0から+1カウントアップして最上位=0となったらカウントアップを停止してその時のNCをSARにロードする。SARにロードされたNC値は未書き込みのノード番号であるから、これをdec2でデコードしてODRによって該ノードをGNDにスイッチする。
NC=127まで最上位=1だったら、既に全ノードの書き込みが終了しているので、GPM上にネットリストが生成されているので0[idling]に戻る。
3 [delay]:ノードをGNDしてから全ノードの電圧を検出するまで一定時間待つ。
一つのノードをGNDするとそのノードと導通ある全ノードはプルアップ抵抗を通してGND電位になる。電圧検出にはODRの遅延時間と、プリント基板のパターンをGND電位が伝わる伝送時間、反射による振動、などの影響が無視できる程度になるまで時間が必要となる。
例えば、パターン長さが1メートルでは伝送時間を4ns、反射4回として16ns、これにODRの遅延時間を5nsとして、それに余裕を見て、50ns程度の待ち時間となる。
4 [sense V]:ノード電圧を調べ、0なら同一グループとしてGPMに書き込む、1なら書き込まない。動作2におけるNCによってMuxで選択されたノード電圧を調べる。0ならGPMへ書き込むために5[read and write GPM]へ、1なら書き込まずNC値を調べる6[test NC]へ移る。
5 [read and write GPM]:電圧0のノードについて、GPMを読み出し、未書き込みならば書き込む。2[read and test GPM]と同様にGPMを読み出して最上位が0なら未書き込みなので、GPMにグループ番号を書き込む。データは最上位=1、以下7bit=GCとして書き込む。
6 [test NC]:NCが最終127に達したかどうかを調べて、127でなければ+1カウントアップして4[sense V]へ戻り、127なら電圧0の全ノードのGPMへの書き込みは終了したので、次のグループを調べるため、7[test SAR and inc GC]へ移る。
7 [test SAR and inc GC]:GNDするノードが最終値の127に達していれば、全ノードの書き込みが終了し、GPM上にネットリストが生成されているので0に戻る。127未満ならグループ番号を+1カウントアップして2に戻る。
テスタの主たる機能は、今まで述べてきたネットリスト作成機能=測定・検査機能であるが、マスターデータとの比較で最終的にテストが完了することになる。合否判定に必要なマスターデータの作成方法には、
(1)完全に良品と判断している基板を始めに測定し、それをマスターデータとする方法、
(2)プリント基板設計CADソフトから出力されるネットリストを基に外部で作成し、それをマスターデータとする方法、
がある。本発明では上記二通りのいずれを採用してもよい。被検査プリント基板から生成されたネットリストとマスターデータとを比較して、一致なら合格、不一致なら不合格となる。
ネットリストの比較による合否判定の機能ブロック図とフローチャートの例を図9、図10に示す。図9、図10に示す例では、GPMを2つ(GPM0、GPM1)を用意して、GPM0には正常ネットリスト、GPM1には被検査プリント基板から読み込んで生成したネットリストを書き込み、両者のデータを同じアドレスごとに比較して良・不良を判定するようになっている。この実施例ではGPM0,GPM1どちらもFPGA内のメモリーを使用しているが、実際にはこの方式以外にも以下のようないくつかのバリエーションが存在する。
A:GPM0には良品プリント基板を既述の方法によって検査・生成した結果を正常としたネットリストを書き込む。
B:GPM0には外部(例えばコンピュータ)から書き込まれた正常ネットリストを書き込む。
C:GPM0はFPGA内部には持たないで、例えばコンピュータなどの外部に予め用意しておき、GPM1のデータを外部に送信して、外部で両者の比較判定をする。
いずれの場合の方法も実用上問題ない。任意にして採用すればよい。
今まで述べてきた内容は、一つのFPGAに128点の測定ポイントを測定させる場合を前提にしていた。実際のテストでは被測定プリント基板の大きいものはその測定対象ポイントはその数十倍、あるいは10000ポイントを越えることは当たり前である。その対策として複数のFPGAを使用する。この場合のポイントは、(1)全FPGAが同一構造であること、(2)FPGAの増減が容易であることである。図11はその例を示しており、検査ノード=測定ポイント数が12800個の例である。FPGAの数は100個とし、各FPGAは128個の検査ノードを受け持つものとした。FPGAの異なった仕様のものを選定すれば、FPGAの総数は異なるし、ひとつのFPGAが受け持つ検査ノードの数も異なってくる。また、一つのFPGAが担当する検査ノードを128個としたのは仮に決めたことであり、総検査ノード数を12800個としたのは仮定であって、それ以上でもそれ以下でも差し支えない。
複数のFPGAを使用する場合のネットリスト生成動作について説明する。複数のFPGAを使用する場合の条件は、全てのFPGAが同一構造であることである。これは被測定プリント基板サイズの大小による測定ポイントの増減の際にも電気的な設計を変更することなく、FPGAを増減することで容易に対応することができる。これは大きな測定回路を簡略化するための手段であり、本発明の一つの特徴である。ネットリスト生成工程(フロー)以外の測定データ比較・良否判定は、一つのFPGAを用いるとした場合と同じなので説明は省略する。以下に、この実施例を説明する。
図12はFPGA全体のタイミングチャート、図13は複数FPGAのネットリスト生成時の動作フローチャート、図14は複数FPGA化した場合の各FPGAの内部構造説明図である。以下にその詳細を説明する。
先ず全体構成(図11)と各FPGAの構造(図14)を説明する。100個のFPGA相互間に通信手段が追加されている。各FPGAは以下の端子を持っている。
1:128個の検査端子・・tp0〜tp127
これは被検査プリント基板の検査ノードに接続される端子である。
2:通信入力端子・・コマンド信号CMおよび確認信号ACKを入力する部分である。
互いに隣接するFPGAはCM信号端子とACK信号端子で接続されている。一つのFPGAから送信された信号CM,ACKは隣のFPGAに入力されるデージーチェーン接続となっていて、隣接するFPGA間では送信側を上流、受信側を下流と呼ぶが、円形一巡接続なので、アプリオリには最上流、最下流は存在しない。
3:検査開始指令入力端子・・S端子
このS端子は検査開始信号Sを入力する端子である。このS信号を任意のFPGAに与えると、このFPGAがこの時点で最上流となって検査が開始される。検査終了までこのFPGAが最上流である事が維持される。最上流FPGAをFPGAsと呼ぶ。S信号はどれか一つのFPGAに与えられねばならず、二つ以上のFPGAに与えられてはならない。
4:検査終了フラグ送信端子・・E端子
検査終了時には最上流のFPGAのE端子に終了フラグ信号が送信される。
5:正常表示送信端子
この端子からフラグが送信される場合は合格品である。
6:不良表示送信端子
この端子からフラグが送信される場合は不合格品である。
次にFPGAの動作フロー(図13)について説明する。
1.コマンド信号は、検査開始STR、駆動増加NSI、駆動終了NSE、検査終了ENDがある。これを4本の個別の信号線とするか、2本の2ビットでコード化するか、1本で直列コード化するかは任意である。確認信号は受信コマンドに対する処理の終了を知らせるものである。
2.Sを与えられたFPGAは最上流FPGAsとなって自己のGPMに0を書き込み開始し、同時にSTAコマンドを送信する。
3.下流FPGAはSTA信号を受信すると、自己のGPMに0を書き込み開始し、書き込みが完了するとACKを送信する。
4.FPGAsはACKが戻って来たら全FPGAのGPMがクリアーされたと認識して、自己のtp0をスイッチonしてからNSIを送信する。自己の検査端子をスイッチonしているFPGAはマスターと呼ぶ。この時点ではFPGAsがマスターである。マスター以外のFPGAをスレーブと呼ぶ。
5.FPGAsはnp1〜np127のうちで検出電圧0の検査端子はnp0と導通ありと認識してGPMの該端子アドレスにグループ番号=0、フラグ=1を書き込む。
6.NSIを受信した全スレーブは自己の検査端子のうちで検出電圧0の検査端子はFPGAsのtp0と導通ありと認識して、自己のGPMの該端子アドレスにグループ番号=0、フラグ=0を書き込む。
7.FPGAsはACKを受信するとグループカウンタを+1をしてNSIを停止する。
8.スレーブはNSIが停止されるとACK送信を停止する。
9.FPGAsはACKの停止を受信すると、次にスイッチonする検査端子をGPMから読み出して探索する。GPMをアドレス0〜127に向かって順次読み出して、フラグ=0のアドレスが見つかれば、それが次にスイッチonするべき検査端子である。
10.スイッチonしてからNSIを送信する。
11.NSIを受信したスレーブはグループカウンタを+1をしてから上記6と同様に実行する。
12.FPGAsはこのあと上記4に戻って9まで同様の動作を繰り返す。上記9でフラグ=0のアドレスが見つからない場合は、tp0〜tp127全てが書き込み済みであるからFPGAsがマスターであることを終了する。
13.FPGAsがマスターであることを終了した場合はNSEを送信する。
14.NSEを受信したFPGAは次に自分がマスターであることを認識する。NSEは出力したFPGAに隣接する下流のFPGAだけ受信するので、他のFPGAはスレーブのままである。
15.マスターとなったFPGAは上記4〜11を実行する。
16.上記を繰り返してマスターが下流に移動してゆく。
17.FPGAsがNSEを受信したら、全FPGAがマスタデーであったことを終了したことになるから、これで検査は終了し、各FPGAには検査の結果得られたネットリストが生成されている。これをEND送信し、検査終了フラグEを送信する。
次に、ディスエーブル機能を持ち、電源又は接地へのスイッチを行うコンプリメンタリ駆動回路にする二つ目の検査方法を実行するプリント基板検査装置の第2実施例について説明する。図15乃至図21は第2実施例を示している。図15は被検査ノードとテスタの検査端子の接続を、図16はネットリスト生成の概念的フローチャートを、図17はネットリスト生成時のFPGAの内部構造を、図18はその動作フローを、図19は測定ノードにプッシュプル出力回路を駆動するための電圧パターンを生成する回路例を、図20は上記電圧パターン生成回路の動作タイミングチャートを、図21はノードの電圧を検出して生成パターンとの一致を調べる電圧パターン検出回路を、図22は上記電圧パターン検出回路の動作タイミングチャートをそれぞれ示す。
図15に示す被検査ノードとテスタの検査端子との接続例は、図4に示す例と異なり、図4ではプルアップ抵抗であった箇所が電圧印加スイッチ56になっている。一つ目の検査方法では、検出ノード電圧の高低(1又は0)によって直ちにスイッチonノードと導通の有無を判定できたが、二つ目の検査方法の場合は、スイッチされているノードと絶縁されているノードは高インピーダンス状態で電位が不定なので、ノード電圧の高低だけでは正誤確率が1/2となって良・不良の判定ができない。その対策として、スイッチされるノードに一定の電流(直流)を与える代わりに、一定の時系列パターンの高低電圧(後述するVPG回路信号)を与えるように構成する。かかる構成にすると、スイッチノードと導通のあるノードでは同一の電圧パターンが、絶縁されたノードでは該パターンとは相関の無い電圧パターンが電圧検出回路58から検出される。この電圧パターンから被検査プリント基板の合否判定を行うことができる。
図16はネットリスト生成時の概念的フローチャート、図17、図18はネットリスト生成時のFPGAの内部構造とフローである。FPGAの内部構造は、図7に示す例と比べて、時系列パターンを生成して検査ノードを駆動するVPG回路、検査電圧の高低の時系列を記憶してVPGと比較して一致の程度を検出するVPD回路が追加されている。これ以外の構造は前記一つ目の検査方法に用いられる回路例と同じである。図16に示す動作フローは、以下のとおりである。
S60:被検査プリント基板の読み込みを開始する。
S61:全G/Vスイッチ(グランドスイッチおよび電圧付加スイッチ)をoffして、全ノード電圧を不安定状態にする。
S62:一つだけG/Vスイッチを交互にonするノードを決定する。どのグループにも属していないノードの中から最も若い番号のノードに決める。
S63:そのノードのG/Vスイッチを交互にonする。
S64:全ノードの電圧を測定する。
S65:G/Vスイッチと同じ電圧パターンが検出されたノードはnと同一グループに属するものとしてメモリーに書き込む。
S66:S22に戻って次にG/Vスイッチを交互にonするノードを決める。
S67:全ノードがグループに登録されている状態となれば終了。
そこで次に、上記VPGとVPDの動作説明をする。図19は、プッシュプル出力回路を介して測定ノードに印加する電圧を生成する回路であるVPG構成図、図20はVPG動作タイミングチャートを示す。先ず、7ビットのカウンター(Q0〜Q6)を50Mhzでカウントアップする。図18に示すフローチャートの丸付き数字の3で示す「VPG出力」になると、カウントイネーブルとなってカウントを開始し、Q0〜Q6=1のフルカウントになると「VPG出力」を終了する。この間、Q4は16クロック毎の交番信号となり、これがイネーブル制御付のプッシュプル駆動回路を通して検査ノードの時系列電圧パターンを出力する。時系列電圧パターンは16クロック=320ns幅のGND電圧と同じ幅の電源電圧が4回繰り返される。スイッチ動作が選択されている駆動回路だけがイネーブルされて上記電圧パターンが出力されるが、選択されていない駆動回路はディスエーブルされていて、電源にもGNDにもスイッチされない高インピーダンス状態で不定電位となっている。
図21は、ノード電圧を検出して生成パターンとの一致を調べる検出回路であるVPDの動作を示したものである。電圧検出回路で閾値処理された検査ノード電圧は、高ければ「1」、低ければ「0」となってex−nor(エクスクルーシブ−ノア回路)に入力され、VPGのQ4(VPGのパターン)と比較される。検査ノード電圧とVPGパターンの両者が同じなら、ex−nor出力は「1」、異なれば「0」となる。Ex−nor出力が「1」の期間中カウンターがカウントアップされる。両パターンの一致度に応じてカウント値が増加する。「VPG出力」期間中にカウントアップされたカウント値は比較回路により閾値処理され、閾値以上なら一致とみなして導通あり、閾値以下なら不一致とみなして導通なしと判断する。判断結果はMuxによってノード番号で選択されてノード毎に導通の有無が判断される。
図22に、代表的なノードのカウント値の変化の3例を示す。導通しているノードは駆動パターンと検出パターンが一致しているのでカウント値は直線的に増加する。導通していないノードで電圧が閾値以上でこの期間中一定となっているもの、このタイプをノードAと呼ぶことにする。この場合、駆動パターンが「1」の期間中は一致で増加するが、駆動パターンが「0」の期間中は不一致でカウント値は増加しない。導通していないノードで電圧が閾値以下でこの期間中一定となっているもの、このタイプをノードBと呼ぶことにする。この場合は駆動パターンが「0」の期間中は一致で増加するが、駆動パターンが「1」の期間中は不一致でカウント値は増加しない。「VPG出力」が終了した時刻でパターン一致度を判定し、閾値を越えているのは導通ノードだけとなる。このようにして、被検査プリント基板の合格、不合格を判定することができる。
本発明にかかるプリント基板検査装置の実施例を概略的に示す構想図である。 上記実施例の一部である被測定基板とテスタ基板の接続部分を拡大して示す正面図である。 被検査プリント基板がインターポーザー基板である場合の測定法の例を概略的に説明するための模式図である。 本発明に適用可能な第1の測定手法による測定論理を説明するための検査ノードとテスタ基板の接続関係の例を示す模式的な回路図である。 上記第1の手法による被検査プリント基板のパターン読み込みによるネットリスト生成の概念を説明するフローチャートである。 上記第1の手法によるプリント基板検査に用いることができるネットリスト記憶メモリーの例を示す構造図である。 上記第1の手法によるプリント基板検査に用いることができるネットリスト生成時のFPGAの内部構造の例を示すブロック図である。 上記FPGAの動作例を示すフローチャートである。 ネットリストの比較による合否判定部の例を示す機能ブロック図である。 ネットリストの比較による合否判定の動作例を示すフローチャートである。 複数のFPGAを使用するときのFPGA相互の接続構成例を示す接続図である。 上記複数のFPGAを使用した場合の動作例を示すタイミングチャートである。 上記複数のFPGAを接続したときのネットリスト生成例を示すフローチャートである。 上記複数のFPGAを接続したときの各FPGAの内部構造の例を示すブロック図である。 本発明に適用可能な第2の測定手法による測定論理を説明するための検査ノードとテスタ基板の接続関係の例を示す模式的な回路図である。 上記第2の手法による被検査プリント基板のパターン読み込みによるネットリスト生成の概念を説明するフローチャートである。 上記第2の手法によるプリント基板検査に用いることができるネットリスト生成時のFPGAの内部構造の例を示すブロック図である。 上記FPGAの動作例を示すフローチャートである。 上記第2の手法によるプリント基板検査に用いることができる電圧パターン生成回路の例を示す回路図である。 上記電圧パターン生成回路の動作を示すタイミングチャートである。 上記第2の手法によるプリント基板検査に用いることができる電圧パターン検出回路の例を示す回路図である。 上記電圧パターン検出回路の動作例を示すタイミングチャートである。 従来の2点間抵抗法スキャナー式テスタの概略説明図である。 従来のフライングプローバー方式の概略説明図である。
符号の説明
1 被測定基板
21 異方性導電シート
22 測定ポイント変換治具
23 異方性導電シート
24 テスタ回路基板
26 FPGA
27 測定ポイント
28 変換後グリッド位置
29 グッリト゛パターン位置
31 異方性導電シート
32 測定ポイント変換治具
33 異方性導電シート
34 テスタ回路基板
36 プルアップ抵抗
37 グランドスイッチ
38 検出回路
39 被検査プリント基板の回路パターン
40 検査ノードと検査端子の接触点

Claims (6)

  1. 被検査プリント基板の全検査ランドとそれに接続するテスト端子を持ち被検査プリント基板の上または下に位置させるテスタ回路基板と、
    上記被検査プリント基板とテスタ回路基板との間に介在し上記検査ランドとテスト端子間を導通状態にするとともに測定ポイントを変換する測定ポイント変換治具と、
    テスト端子を有しこのテスト端子によって全検査ランドのうち一箇所の検査ランドのみに電気信号を与え他の検査ランドでの電気信号の有無を検出するテスタ回路と、を備え、
    上記テスタ回路は、電気信号を与える被検査プリント基板の検査ランドを切り換えながら他の検査ランドでの電気信号の有無を検出する動作を全検査ランドに渡って繰り返し、全検査ランド間の導通状態を検出することによってプリント基板パターンの切断と短絡の検査を行うプリント基板検査装置。
  2. テスタ回路は、電気信号を与える信号送出機能と電気信号の有無を検出する信号検出機能を併せ持つテスト端子を検査ランド数以上有し、全検査ランド間の導通状態を記憶するメモリーを有し、複数メモリー間でのデータの一致を検査する論理機能と、メモリー内容を外部へ送出する信号送出機能を備えている請求項1記載のプリント基板検査装置。
  3. 信号送出機能として電源電圧に接続されたプルアップ抵抗と接地へのスイッチ機能を持つソース接地オープンドレーンの駆動回路と、信号検出機能として高入力インピーダンスで閾値を有する電圧検出回路、を持ち、
    上記電圧検出回路は、任意の検査ランド一箇所のオープンドレーン駆動回路をオンして接地し、他の検査ランドをオフしてプルアップ抵抗を介し電源電圧を印加して全検査ランドの電圧を検出するように構成され、
    オープンドレーン駆動回路をオンして接地させた検査ランドと導通状態にある全検査ランドの電圧は接地レベルに近い低電圧となり、上記ランドと非導通状態にある検査ランドの電圧はプルアップ抵抗による僅かな電圧降下のみによる電源電圧に近い高電圧となるという電子回路理論により、電圧検出回路で検出される電圧の高低によって接地オンした検査ランドと他の全検査ランドとの導通と非導通の状態を知り、接地オン検査を全検査ランドにつき繰り返し行なうことにより全検査ランド間の導通と非導通を知る請求項2記載のプリント基板検査装置。
  4. 信号送出機能として電源電圧または接地電位のいずれかへのスイッチがオンとなるイネーブル状態と、どちらのスイッチもオフするディスエーブル状態を持つ3ステートのコンプリメンタリ駆動回路と、信号検出機能として高入力インピーダンスで閾値を有する電圧検出回路、を持ち、
    上記電圧検出回路は、任意の検査ランド一箇所のコンプリメンタリ駆動回路をイネーブル状態として電源電圧と接地電位へ交互にオンさせ、他の検査ランドの3ステート駆動回路をディスエーブル状態として、全検査ランドの電圧を検出するように構成され、
    電源電圧と接地電位へ交互にオンされるイネーブル状態の検査ランドと導通状態にある全検査ランドでは駆動回路によって交互にオンさせた電源電圧と接地電位と同一の時系列パターンの電位が現れ、上記ランドと非導通状態にある検査ランドの電圧は、ディスエーブルされたコンプリメンタリ駆動回路に接続されていることによって上記交互の時系列パターとは相関のない不定電位となり、駆動パターンと電圧検出回路で検出される電圧の時系列パターンの一致あるいは不一致によってイネーブル状態の検査ランドと他の全検査ランドとの導通と非導通の状態を知り、イネーブル検査ランドを全検査ランドにつき繰り返し行なうことにより全検査ランド間の導通と非導通の状態を知る請求項2記載のプリント基板検査装置。
  5. 請求項3又は4記載のプリント基板検査装置において、請求項3又は4に記載されているテスタ回路と同一構造を持つ複数のFPGA(Field Programmable Gate Array)又はASIC(特定用途向け集積回路)からなるチップに分割し、隣接するチップ間を、検査開始信号、駆動増加信号、駆動終了信号、検査終了信号、の制御信号とそれぞれの信号に対する確認応答信号を伝送するプリント基板検査装置。
  6. テスト端子と検査ランドの接続後に良品プリント基板から収集したネットリストと被検査プリント基板から収集したネットリストをそれぞれ別のメモリーに記憶させた、両者の比較よって被検査プリント基板の良否判定をすることにより、
    全テスト端子数≧全検査ランド数
    の条件を満たせば、検査チップの個々のテスト端子と被検査プリント基板の個々のランドとの接続を予め決定することなくプリント基板の良否判定をする請求項記載のプリント基板検査装置。
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