JP4995776B2 - 触媒粉分離装置及び燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、流体から触媒粉を分離する触媒粉分離装置、及び、この触媒粉分離装置を備える燃料電池システムに関する。
下記特許文献1には、流体から磁性を有する異物を分離する技術が記載されている。空気を吸入するブロアの前に、棒状の永久磁石材を格子状に配して形成された永久磁石格子を配置して、空気中の異物である鉄粉を永久磁石格子で捕捉する。空気は、永久磁石格子の空隙を通ってブロアに吸収される。
特開2006−261000号公報
ところで、流体に触媒反応を施して目的の反応物を得るために、触媒を充填した触媒反応容器内へ流体を供給し、触媒反応容器内で触媒反応を経て流出する反応物を得る方法がある。このようにして得た反応物には、触媒粉が含まれている場合がある。この場合、反応物が下流側の装置を流れる際に、下流側の流路が触媒粉によって詰まる虞がある。そこで、本発明者らは、この触媒粉が磁性を有しているので、反応物である流体から触媒粉を分離するために、上記特許文献1の技術を適用することを試みた。
しかしながら、上記特許文献1の技術を、触媒反応容器から流出する流体から磁性有する触媒粉を分離する技術に適用すると、永久磁石格子の空隙に触媒粉が詰まることにより、流路の目詰まりが発生する。しかし、永久磁石格子の目を粗くすると、下流側に触媒粉が流れて、下流側において流路の目詰まりが発生する虞がある。
そこで、本発明は、流路の目詰まりを抑制可能な触媒粉分離装置、及び、燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明の触媒粉分離装置は、触媒反応容器から流入した流体から磁性を有する触媒粉を分離する触媒粉分離装置であって、流体を滞留させる滞留室と、滞留室の流入口と連通する流入路と、滞留室の流出口と連通する流出路と、濾過により、滞留室から流出する流体から触媒粉を分離するフィルタと、磁力により、滞留室から流出する流体から滞留室内の触媒粉を分離する磁界発生手段と、を備え、磁界発生手段は、滞留室内に流入した触媒粉に対して、フィルタへ向かう方向と反れた方向に働く磁力を発揮すること特徴とする。
本発明の触媒粉分離装置では、流体が流入路から滞留室に流入すると、流れが滞り、フィルタを通って流出路を流れて流出する。流体が滞留室に流入すると、流体の下流へ向かう流速が弱まると共に、流体に含まれる触媒粉は、フィルタへ向かう方向と反れた方向に働く磁力を受けるので、触媒粉は、フィルタから反れた方向へ引き付けられる。このため、流体から触媒粉を分離することができる。また、触媒粉をフィルタから反れた方向へ引き付けて捕捉するので、フィルタに触媒粉が詰まることを抑制できる。また、触媒粉分離装置において流体から触媒粉を分離して捕捉するので、触媒粉分離装置の下流側の流路で発生する目詰まりを抑制できる。
本発明の触媒粉分離装置では、滞留室は、側壁と、側壁の延在方向と交差する上壁及び底壁とによって画成されており、流入路は、側壁において滞留室の流入口に連通されており、流出路は、上壁において滞留室の流出口に連通されている。
このため、滞留室の側壁から流入した流体は、効果的に滞留室内で滞留して、流出口に向かう。このため、流体に含まれる触媒粉は、磁力によりフィルタから反れた方向に引き付けられ易くなる。よって、フィルタに触媒粉が詰まることをより抑制できる。
本発明の触媒粉分離装置では、フィルタは、有底の筒状に形成され、フィルタの底部が滞留室を画成する底壁側に位置した状態で、フィルタは滞留室内に配置されていることも好ましい。
この場合、フィルタは、有底の筒状に形成されているので、平面状の場合より表面積を大きくすることができる。このため、フィルタの目詰まりをより抑制できる。また、フィルタの側面は、滞留室の側壁と対向し、フィルタの底面は滞留室の底壁に対向することとなるので、流体は、滞留室の側壁に形成された流入口から流入し、フィルタの側面と底面とを通過して、滞留室から流出する。流体の一部は、フィルタの底面と滞留室の底壁に達する。この一部の流体は、フィルタが存在することにより、流出口へ向かう流速が低下する。このため、流体に含まれる触媒粉に対して、磁力が作用し易くなり、触媒粉が、フィルタへ向かう方向と反れた方向に流れ易くなる。このため、触媒粉の捕捉率を向上させることができる。よって、フィルタに触媒粉が詰まることを更に抑制できる。
本発明の触媒粉分離装置では、磁界発生手段は、底壁に配置された永久磁石であることも好ましい。
この場合、電力等のエネルギーを用いることなしに、永久磁石により、滞留室内の触媒粉に対して、フィルタへ向かう方向と反れた方向に働く磁力を発揮することができる。
本発明の燃料電池システムは、磁性を有する脱硫触媒を用いて、原燃料を脱硫して液体燃料を生成する脱硫器と、液体燃料を改質して改質ガスを生成する改質器と、改質ガスを用いて発電を行う燃料電池スタックと、を備える燃料電池システムにおいて、脱硫器と改質器との間に配置されたキャピラリチューブと、キャピラリチューブの上流側に配置され、脱硫器から流入する液体燃料から脱硫触媒の触媒粉を分離する触媒粉分離装置と、を備え、触媒粉分離装置は、液体燃料を滞留させる滞留室と、滞留室の流入口と連通する流入路と、滞留室の流出口と連通する流出路と、濾過により、滞留室から流出する液体燃料から触媒粉を分離するフィルタと、磁力により、滞留室から流出する液体燃料から触媒粉を分離する磁界発生手段と、を有し、磁界発生手段は、滞留室内に流入した触媒粉に対して、フィルタへ向かう方向と反れた方向に働く磁力を発揮し、滞留室は、側壁と、側壁の延在方向と交差する上壁及び底壁とによって画成されており、流入路は、側壁において滞留室の前記流入口に連通されており、流出路は、上壁において滞留室の前記流出口に連通されている、ことを特徴とする。
本発明の燃料電池システムでは、脱硫器の下流側にキャピラリチューブが配置されている。そのため、キャピラリチューブの内径や長さを適宜選択することで、高価なポンプを用いることなく、脱硫器内の圧力を高めることができ、原燃料を脱硫器へ低流量で送液できる。このキャピラリチューブの上流側に触媒粉分離装置が配置されているので、脱硫器から流出する液体燃料に含まれる脱硫触媒の触媒粉を分離することができる。このため、触媒粉分離装置の下流に配置されたキャピラリチューブに、触媒粉が詰まることを抑制できる。
また、触媒粉分離装置では、液体燃料が流入路から滞留室に流入すると、流れが滞り、フィルタを通って流出路を流れて流出する。液体燃料が滞留室内に流入すると、液体燃料の下流へ向かう流速が弱まると共に、液体燃料に含まれる触媒粉は、フィルタへ向かう方向と反れた方向に働く磁力を受けるので、触媒粉は、流出口側に配置されたフィルタから反れた方向へ引き付けられる。このため、液体燃料から触媒粉を分離することができる。また、触媒粉をフィルタから反れた方向へ引き付けて捕捉するので、フィルタに触媒粉が詰まることを抑制できる。
本発明の燃料電池システムでは、脱硫触媒を用いて、原燃料を脱硫して液体燃料を生成する脱硫器と、磁性を有する改質触媒を用いて、液体燃料を改質して改質ガスを生成する改質器と、改質ガスを用いて発電を行う燃料電池スタックと、を備える燃料電池システムにおいて、改質器から流入する改質ガスから改質触媒の触媒粉を分離する触媒粉分離装置と、を備え、触媒粉分離装置は、改質ガスを滞留させる滞留室と、滞留室の流入口と連通する流入路と、滞留室の流出口と連通する流出路と、濾過により、滞留室から流出する改質ガスから触媒粉を分離するフィルタと、磁力により、滞留室から流出する改質ガスから触媒粉を分離する磁界発生手段と、を有し、磁界発生手段は、滞留室内に流入した触媒粉に対して、フィルタへ向かう方向と反れた方向に働く磁力を発揮し、滞留室は、側壁と、側壁の延在方向と交差する上壁及び底壁とによって画成されており、流入路は、側壁において滞留室の前記流入口に連通されており、流出路は、上壁において滞留室の前記流出口に連通されている、ことを特徴とする。
本発明の燃料電池システムでは、触媒粉分離装置において、改質ガスが流入路から滞留室に流入すると、流れが滞り、フィルタを通って流出路を流れて流出する。改質ガスが滞留室内に流入すると、改質ガスの下流へ向かう流速が弱まると共に、改質ガスに含まれる触媒粉は、フィルタへ向かう方向と反れた方向に働く磁力を受けるので、触媒粉は、流出口側に配置されたフィルタから反れた方向へ引き付けられる。このため、改質ガスから触媒粉を分離することができる。また、触媒粉をフィルタから反れた方向へ引き付けて捕捉するので、フィルタに触媒粉が詰まることを抑制できる。
本発明の燃料電池システムでは、原燃料として灯油を用いることも好ましい。このため、一般家庭において、硫黄分が低濃度である必要はなく、原燃料を容易に入手することができ、独立して貯蔵することができる。
本発明の燃料電池システムでは、原燃料の脱硫器への供給速度が100ml/min以下であることも好ましい。
本発明の燃料電池システムでは、脱硫触媒としてNiを含有する触媒を用いることも好ましい。このため、脱硫器内における脱硫効率を向上させると共に、触媒粉分離装置によって触媒粉を効果的に分離することができる。
本発明によれば、流路の目詰まりを抑制することができる。
本発明に係る燃料電池システムの好適な実施形態について、図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、燃料電池システム1は、供給された原燃料から硫黄分を除去する脱硫装置2と、脱硫装置2によって硫黄分が除去された液体燃料を改質して改質ガスを生成する改質装置3と、改質装置3によって生成された改質ガスを用いて発電を行う燃料電池スタック4と、を備えている。燃料電池システム1は、例えば、家庭用の電力供給源として利用されるものであり、原燃料として灯油が用いられている。このため、原燃料を容易に入手することができ、独立して貯蔵することができる。
改質装置3は、液体燃料を水蒸気改質して水素リッチな改質ガスを生成する改質器5と、改質器5内に収容された改質触媒を加熱するバーナ6と、を有している。バーナ6は、改質器5内の改質触媒を加熱することで、触媒反応を効果的に発揮させるために必要な熱を改質触媒に供給する。バーナ6の燃料は、主に、液体燃料と酸素である。このため、バーナ6には、液体燃料を供給するための燃料ライン7と、バーナ6に空気を導入するためのブロア8と連結された空気流通ライン8aとが接続されている。改質器5では、脱硫装置2によって脱硫された液体燃料が気化して原料ガスとなり、改質触媒によって、原料ガスと水蒸気(水)との水蒸気改質反応が促進されて、水素リッチな改質ガスが生成される。
燃料電池スタック4は、複数の電池セルが積み重ねられて構成された固体高分子形燃料電池スタックであり、改質装置3で得られた改質ガスを用いて発電を行う。各電池セルは、アノードと、カソードと、このアノードとカソードとの間に配置された電解質である高分子のイオン交換膜と、を有している。各電池セルにおいては、アノードに改質ガスが導入されると共にカソードに空気が導入されて、電気化学的な発電反応が行われる。
脱硫装置2は、定圧ポンプ10によって導入された原燃料から硫黄分を除去する脱硫器9と、触媒粉分離装置11と、キャピラリチューブ12と、液体燃料を貯留する貯油槽13と、を備える。原燃料は、約80ppm以下の硫黄や硫黄化合物等の硫黄分を含んでいる。脱硫器9内では、脱硫反応が行われることにより、原燃料から硫黄分が除去されて、硫黄濃度を約50ppb以下とした液体燃料を生成する。
この脱硫反応を促進するために、脱硫器9内には、脱硫触媒が充填されている。脱硫触媒は、Ni触媒等の磁性を有する触媒である。脱硫器9内に原燃料(液体燃料)を流通させることにより、脱硫触媒の表面の一部が欠けて破片状や粉状の触媒粉になり、液体燃料と共に脱硫器9から流出する。この触媒粉には、触媒と、この触媒を担持する担体も含まれる。この触媒粉は、大きさが5〜1,000μm程度のものを含み、主な触媒粉は、10〜500μm程度の大きさである。
脱硫器9は、液体燃料流通ライン14の一端と接続され、液体燃料流通ライン14の他端は、脱硫器9よりも上方に配置された貯油槽13に接続されている。液体燃料流通ライン14には、触媒粉分離装置11とキャピラリチューブ12とが設けられている。
図2に示されるように、触媒粉分離装置11は、脱硫器9から流入する液体燃料から触媒粉を分離し、捕捉する。触媒粉分離装置11の本体20は、ブロック状で、内部に、滞留室21として機能する空間と、滞留室21に連通する流入路31及び流出路32として機能する空間が形成されている。
滞留室21は、触媒粉分離装置11の略中央部に形成された円筒形状の空間で、上下方向に延在すると共に上下方向に垂直な断面の形状が円形の側壁22と、上下方向に垂直な上壁23aと底壁23bとによって画成されている。側壁22には、滞留室21への流入口22aが形成され、上壁23aには、滞留室21からの流出口26が形成されている。また、滞留室21の下部24における断面の直径は、上部27における断面の直径より小さく、側壁22には、上部27と下部24との間に段差がある。
滞留室21の下部24には、永久磁石25が配置されている。永久磁石25は、上面25aと下面25bとこの上下面をつなぐ外周側面25cとを有する柱状に形成され、下面25bが、底壁23に配置されている。永久磁石25の外周側面25cと滞留室21の下部24の側壁22との間には、空間が存在している。
滞留室21の上部27内には、濾過用のフィルタ28が配置されている。フィルタ28は、有底の筒状に形成されたメッシュフィルタである。フィルタ28の目開きは、2〜60μm程度である。このように、フィルタ28の空隙が小さいので、フィルタ28の目詰まりが発生しやすい。このフィルタ28は、ステンレス鋼の焼結金属等の非磁性体を用いて形成されている。
フィルタ28の底部28aは、滞留室21の底壁23側に位置し、永久磁石25と対向している。フィルタ28の開口部28bは、滞留室21の流出口26側に位置している。フィルタ28の側部28cは、滞留室21の側壁22と対向している。フィルタ28は、開口部28bの外周が、滞留室21の流出口26側の側壁22に固定されることで、滞留室21内の空間内に固定されている。
フィルタ28の底部28aは、滞留室21内におけるフィルタ28の底部28aと永久磁石25の上面25aとの間の領域A1に面している。フィルタ28の側部28cは、滞留室21内におけるフィルタ28の側部28cと側壁22との間の領域A2に面している。この領域A1,A2を含む滞留室21内の空間には、下部24に配置された永久磁石25による磁界が形成されている。
滞留室21の側壁22に形成された流入口22aは、連結部29を介して流入路31と連通している。流入路31は、水平方向に延在し、連結部29は、流入路31の一方と側壁22に形成された流入口22aをつなぐように、斜め下方に延びている。
滞留室21の上壁23aに形成された流出口26は、連結部30を介して、流出路32と連通している。流出路32は、水平方向に延在し、連結部30は、流出口26と流出路32の一方とをつなぐように、略V字状に形成され、流出口26から上方に伸びて折れ曲がり斜め下方に伸びている。
この触媒粉分離装置11では、脱硫器9から流出した液体燃料が、流入路31内を流れて滞留室21の側壁22に形成された流入口22aから滞留室21に流入する。滞留室21内に流入した液体燃料は、滞留室21内で下流に向かう流速が弱められる。滞留室21内の領域A1,A2に達した液体燃料の触媒粉Cは、永久磁石25による磁力を受けて、永久磁石25側に引き付けられる。
すなわち、領域A1に達して触媒粉Cは、滞留室21内において、領域A1からフィルタ28の側部28cへ向かう方向とは反れた方向に磁力を受けて、滞留室21の下部24に向かう。領域A2に達して触媒粉Cは、滞留室21内において、領域A2からフィルタ28の底部28aへ向かう方向とは反れた方向に磁力を受けて、滞留室21の下部24に向かう。そして、触媒粉Cは、永久磁石25に着き、捕捉される。捕捉された触媒粉Cは、永久磁石25の周囲に溜まることとなる。一方、液体燃料は、フィルタ28を通過して、流出口26へ流れて、連結部30を介して流出路32から流出する。
図1に示すように、この触媒粉分離装置11の下流側に設けられたキャピラリチューブ12は、極細管が螺旋状に巻回されたものである。キャピラリチューブ12が、脱硫器9の下流側で液体燃料の流量を絞るので、脱硫器9内の流量を低流量にすることができる。一方、定圧ポンプ10によって脱硫器9内へ液体燃料が圧送されるので、脱硫器9内は加圧され、高圧下で脱硫反応が行われる。
例えば、1kWの燃料電池システムの場合、液体燃料(液体燃料)の流量が3〜100ml/min以下となると共に、定圧ポンプ10からキャピラリチューブ12までの流路内圧力が0.1MPaより大きく1.0MPa以下の高圧となるように、キャピラリチューブ12の内径及び螺旋の直径が設定される。
キャピラリチューブ12の下流に配置された貯油槽13は、脱硫器9から液体燃料と共に流出したガス(メタンガスや水素ガス等)を分離して、液体燃料を貯留する。貯油槽13には、液体燃料供給ライン15が接続され、この液体燃料供給ライン15には、貯油槽13内に貯留された液体燃料を改質器5へ送出する送出ポンプ16が設けられている。また、貯油槽13には、バーナ6へ液体燃料を供給するための燃料ライン7が接続され、この燃料ライン7には、貯油槽13内に貯留された液体燃料をバーナ6へ送出する送出ポンプ17が設けられている。更に貯油槽13の天壁には、貯油槽13内において上方に貯留されたガスを排出するためのガス排出ライン(図示せず)が接続されている。このため、貯油槽13内は、大気圧に保たれている。
貯油槽13内には、大気圧より高圧で液体燃料が流入し、流入した液体燃料からガスが分離する。貯油槽13内で液体燃料から分離したガスは、ガス排出ラインを介して排出される。このガス排出ラインの出口をブロア8の吸入口付近に配置し、ガスをバーナ6の燃焼燃料として利用してもよい。
以上のように構成された燃料電池システム1において、原燃料は、まず脱硫器9に導入され、脱硫器9では、高温・高圧の状態で脱硫触媒によって原燃料から硫黄分が除去され、液体燃料が生成される。液体燃料は、脱硫器9から触媒粉分離装置11に流入して、液体燃料と共に脱硫器9内から流出した触媒粉Cが液体燃料から分離される。そして、触媒粉Cが除去された液体燃料は、キャピラリチューブ12内を流れて貯油槽13内に流入する。高圧の液体燃料は、常圧に保たれた貯油槽13内に流入することにより、液体燃料からガスが分離する。液体燃料は、貯油槽13内に貯留された後、送出ポンプ16によって、液体燃料供給ライン15を介して改質器5に導入される。
一方、バーナ6には、燃料ライン7を介して液体燃料が導入されると共に、空気流通ライン8aを介して主に空気が導入される。これにより、改質器5では、燃焼するバーナ6によって改質触媒が加熱され、液体燃料から改質ガスが生成される。改質器5で生成された改質ガスは、燃料電池スタック4に導入され、燃料電池スタック4では、改質ガスが用いられて発電が行われる。
以上説明した燃料電池システム1では、キャピラリチューブ12の上流側に触媒粉分離装置11が配置され、脱硫器9から流出する液体燃料に含まれる脱硫触媒の触媒粉Cを分離するので、キャピラリチューブ12に、触媒粉Cが詰まることを抑制できる。そして、触媒粉分離装置11では、液体燃料が滞留室21に流入すると、流れが滞り、液体燃料の下流へ向かう流速が弱まると共に、磁性体は、フィルタ28の面する領域A1,A2からフィルタ28へ向かう方向と反れた方向に働く磁力を受ける。このため、触媒粉Cは、フィルタ28から反れた方向へ引き付けられる。これにより、触媒粉Cをフィルタ28以外でも捕捉するので、フィルタ28に触媒粉Cが詰まることを抑制できる。また、触媒粉分離装置11の下流側で発生する流路の目詰まりを抑制できる。
また、触媒粉分離装置11の滞留室21は、垂直方向(上下方向)に延在する側壁22と、側壁22の延在方向に垂直な上壁23aと底壁23bとによって画成され、側壁22に流入口22aが形成され、上壁23aに流出口26が設けられているので、滞留室21に流入口22aから流入した流体燃料の流出口26へ向かう流速を効果的に低下させることができる。このため、流体燃料に含まれる触媒粉Cは、磁力によりフィルタから反れた方向に引き付けられ易くなる。よって、フィルタ28に触媒粉Cが詰まることをより抑制できる。
また、触媒粉分離装置11では、永久磁石25を用いることで、電力等のエネルギーを用いることなしに、滞留室21の領域A1,A2から下流側へ向かう方向と反れた方向に働く磁力を容易に発揮させることができる。
また、触媒粉分離装置11では、フィルタ28が有底の筒状に形成されているので、表面積を大きくすることができ、フィルタ28の目詰まりを抑制できる。また、流体燃料の一部は、フィルタ28の底部28aと滞留室21の底壁23との間の領域A1に達する。この一部の流体燃料は、フィルタ28の圧損により、下流方向へ向かう流速が低下している。このため、流体燃料に含まれる触媒粉Cの磁性体に対して、滞留室21の底壁23に配置された永久磁石25の磁力が作用し易くなり、触媒粉Cが、下流側(フィルタ28側)へ向かう方向と反れた方向に流れ易くなる。このため、触媒粉Cの捕捉率を向上させることができる。よって、フィルタ28に触媒粉Cが詰まることを更に抑制できる。
また、触媒粉分離装置11では、永久磁石25がフィルタ28の下方に配置されているので、重力の作用により触媒粉Cをフィルタ28から反らして永久磁石25の方向へ引き付け易い。このため、触媒粉Cの捕捉率を向上させることができる。また、永久磁石25の外周側面25cと滞留室21の下部24の側壁22との間には、空間が存在しているので、永久磁石25の上面25aだけでなく、外周側面25cに触媒粉Cを付着させることができる。また、永久磁石25の外周側面25cと滞留室21の下部24の側壁22との間に、触媒粉Cを溜めることができる。
本発明は、上記実施形態に限られず、種々の変形が可能である。
上記実施形態では触媒粉分離装置11は、脱硫器9と改質器5との間に配置することとしたが、改質器5内の改質触媒がNi触媒等の磁性を有するものである場合は、触媒粉分離装置11を改質器5と燃料電池スタック4との間に配置してもよい。この場合、触媒粉分離装置11は、改質器5から流入する改質ガスから改質触媒の触媒粉を分離し、捕捉する。
また、燃料電池システム1が、触媒粉分離装置11を2つ備え、脱硫器9と改質器5との間、改質器5と燃料電池スタック4との間にそれぞれ触媒粉分離装置11を配置してもよい。
本実施形態に係る燃料電池システムを概略的に示す図である。 本実施形態に係る燃料電池システムが備える触媒粉分離装置を示す断面図である。
符号の説明
1…燃料電池システム、5…改質器、9…脱硫器、11…触媒粉分離装置、12…キャピラリチューブ、21…滞留室、22…側壁、22a…開口、23…底壁、25…永久磁石(捕捉手段)、26…開口、28…フィルタ、28a…底部、28b…開口部、31…流入路、32…流出路、A1,A2…領域、A2…領域、C…触媒粉。

Claims (8)

  1. 触媒反応容器から流入した流体から磁性を有する触媒粉を分離する触媒粉分離装置であって、
    前記流体を滞留させる滞留室と、
    前記滞留室の流入口と連通する流入路と、
    前記滞留室の流出口と連通する流出路と、
    濾過により、前記滞留室から流出する前記流体から前記触媒粉を分離するフィルタと、
    磁力により、前記滞留室から流出する前記流体から前記滞留室内の前記触媒粉を分離する磁界発生手段と、
    を備え、
    前記磁界発生手段は、前記滞留室内に流入した前記触媒粉に対して、前記フィルタへ向かう方向と反れた方向に働く磁力を発揮し、
    前記滞留室は、側壁と、前記側壁の延在方向と交差する上壁及び底壁とによって画成されており、
    前記流入路は、前記側壁において前記滞留室の前記流入口に連通されており、
    前記流出路は、前記上壁において前記滞留室の前記流出口に連通されている、
    こと特徴とする触媒粉分離装置。
  2. 前記フィルタは、有底の筒状に形成され、前記フィルタの底部が前記滞留室を画成する前記底壁側に位置した状態で、前記フィルタは前記滞留室内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の触媒粉分離装置。
  3. 前記磁界発生手段は、前記底壁に配置された永久磁石であることを特徴とする請求項1又は2に記載の触媒粉分離装置。
  4. 磁性を有する脱硫触媒を用いて、原燃料を脱硫して液体燃料を生成する脱硫器と、
    前記液体燃料を改質して改質ガスを生成する改質器と、
    前記改質ガスを用いて発電を行う燃料電池スタックと、
    を備える燃料電池システムにおいて、
    前記脱硫器と前記改質器との間に配置されたキャピラリチューブと、
    前記キャピラリチューブの上流側に配置され、前記脱硫器から流入する前記液体燃料から前記脱硫触媒の触媒粉を分離する触媒粉分離装置と、
    を備え、
    前記触媒粉分離装置は、
    前記液体燃料を滞留させる滞留室と、
    前記滞留室の流入口と連通する流入路と、
    前記滞留室の流出口と連通する流出路と、
    濾過により、前記滞留室から流出する前記液体燃料から前記触媒粉を分離するフィルタと、
    磁力により、前記滞留室から流出する前記液体燃料から前記触媒粉を分離する磁界発生手段と、
    を有し、
    前記磁界発生手段は、前記滞留室内に流入した前記触媒粉に対して、前記フィルタへ向かう方向と反れた方向に働く磁力を発揮し、
    前記滞留室は、側壁と、前記側壁の延在方向と交差する上壁及び底壁とによって画成されており、
    前記流入路は、前記側壁において前記滞留室の前記流入口に連通されており、
    前記流出路は、前記上壁において前記滞留室の前記流出口に連通されている、
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  5. 脱硫触媒を用いて、原燃料を脱硫して液体燃料を生成する脱硫器と、
    磁性を有する改質触媒を用いて、前記液体燃料を改質して改質ガスを生成する改質器と、
    前記改質ガスを用いて発電を行う燃料電池スタックと、
    を備える燃料電池システムにおいて、
    前記改質器から流入する前記改質ガスから前記改質触媒の触媒粉を分離する触媒粉分離装置と、
    を備え、
    前記触媒粉分離装置は、
    前記改質ガスを滞留させる滞留室と、
    前記滞留室の流入口と連通する流入路と、
    前記滞留室の流出口と連通する流出路と、
    濾過により、前記滞留室から流出する前記改質ガスから前記触媒粉を分離するフィルタと、
    磁力により、前記滞留室から流出する前記改質ガスから前記触媒粉を分離する磁界発生手段と、
    を有し、
    前記磁界発生手段は、前記滞留室内に流入した前記触媒粉に対して、前記フィルタへ向かう方向と反れた方向に働く磁力を発揮し、
    前記滞留室は、側壁と、前記側壁の延在方向と交差する上壁及び底壁とによって画成されており、
    前記流入路は、前記側壁において前記滞留室の前記流入口に連通されており、
    前記流出路は、前記上壁において前記滞留室の前記流出口に連通されている、
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  6. 前記原燃料は、灯油であることを特徴とする請求項4又は5に記載の燃料電池システム。
  7. 前記原燃料の前記脱硫器への供給速度が100ml/min以下であることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  8. 前記脱硫触媒は、Niを含有することを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
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