JP4931692B2 - 車両の運行管理装置とこれを用いた運行管理システム - Google Patents

車両の運行管理装置とこれを用いた運行管理システム Download PDF

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Description

本発明は、車両の運行管理装置とこれを用いた車両の運行管理システムに関する。
従来、車両走行時の車速や走行距離を検出し、この検出信号をデジタルデータに変換してメモリカード等の記録媒体に記録する、所謂デジタルタコグラフと称する車両運行情報収集装置が知られており、この装置で記録されたメモリカード中の走行データは、車両を管理する事務所等に設置された解析装置で解析されて、車両管理に必要な運転履歴に利用されている。
また、特許文献1に開示されるように、昨今、安全運転推進の一環として、図7に示すように走行速度が「0」でない時間である走行時間と、例えば10分程度の短い停止時間とを合算した時間を「ハンドル時間」と設定すると共に、短い停止時間を越える長い時間、車両が停止したことをもって「休憩」とみなし、ハンドル時間計測手段で計測した車両の停止時間が予め設定した時間以上となったときに、ハンドル時間計測手段で計測したハンドル時間をクリアし、前記ハンドル時間計測手段で計測したハンドル時間が予め設定した警報時間以上になったときに警報手段が警報を発生するようにした車両運行情報収集装置が知られている。
而して、この装置によれば、安全のため長時間の連続した運転を防止することが可能となる。
特開平6−34394号公報
ところで、法規上、4時間の運転につき30分の休憩を取ることが義務づけられているが、この30分の休憩は必ずしもまとめて一度に取る必要はなく、30分の休憩時間を分割して累計取得することも可能とされている。
しかし乍ら、特許文献1に開示された従来例は、このように30分の休憩時間を分割して取得した場合に対応できず、連続走行時間を正確に管理することができなかった。
また、車両の運行形態(業務内容)に合わせて運行管理者が連続走行時間や休憩時間の設定,変更を遠隔操作できず、更に、音声ガイドによる休憩案内や、休憩を取らずに連続走行時間が所定値を超過した場合の音声ガイドがないため、乗務員は休憩を取らずに運転を続けてしまうことがあった。
更にまた、乗務員が休憩を取っている際に必要な休憩時間の案内がなく、運行管理者への連続走行時間超過の通知もない等、解決すべき多くの課題が残されていた。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、上述の如き不具合を解消し、主として必要な休憩時間の分割取得対応処理を可能として、正確な連続走行時間の管理を図った車両の運行管理装置とこれを用いた運行管理システムを提供することを第一の目的とする。
そして、本発明の第二の目的は、上述したその他の課題の解決を図った車両の運行管理装置とこれを用いた運行管理システムを提供することにある。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る車両の運行管理装置は、車両の連続走行時間判定基準値と車両の停止判定時間及び合計休憩時間基準値を記憶する記憶手段と、車両の走行時間と停止時間を計測する計測手段と、前記計測手段の計測値を入力する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記計測手段が計測した1回分の停止時間が前記停止判定時間以上の場合、且つ合計休憩時間基準値未満の場合、これを合計休憩時間として累積し、前記計測手段が計測した1回分の停止時間が前記停止判定時間未満の場合、これを合計連続走行時間として累積し、1回分の停止時間が合計休憩時間基準値以上のとき、累積した合計連続走行時間と合計休憩時間をリセットし、合計休憩時間が合計休憩時間基準値以上であれば、複数回の停止時間に応じた時間を合計連続走行時間と合計休憩時間の夫々から減算し、累積した合計連続走行時間が前記連続走行時間判定基準値を上回ったとき、連続走行時間の超過と判定することを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両の運行管理装置に於て、データを書き込み可能な記録媒体を備え、前記制御手段は、連続走行時間の超過を前記記録媒体に記録することを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の車両の運行管理装置に於て、前記記憶手段に昼夜設定時間が記憶され、連続走行時間判定基準値と合計休憩時間基準値及び停止判定時間の少なくともいずれか一つが、該昼夜設定時間にて自動変更可能となっていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両の運行管理装置に於て、前記制御手段とサーバーとの間でデータ通信可能な無線通信部を備え、前記制御手段は、少なくとも連続走行時間の超過の情報を該無線通信部を介してサーバーに送信することを特徴とし、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車両の運行管理装置に於て、測位システムを備え、前記制御手段は、車両の位置情報を前記記録媒体に記録すると共に、前記無線通信部を介してサーバーに送信することを特徴とする。
更にまた、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の車両の運行管理装置に於て、音声ガイド手段を備えると共に、前記記憶手段は休憩案内時間を記憶し、前記制御手段は、前記連続走行時間判定基準値到達前の休憩案内時間に、音声ガイド手段で休憩取得の事前案内を行うことを特徴とする。
そして、請求項7に係る発明は、請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の車両の運行管理装置に於て、前記連続走行時間判定基準値,合計休憩時間基準値,昼夜設定時間,休憩案内時間及び停止判定時間の少なくともいずれか一つが、サーバーと通信網を介して接続される運行管理者の端末から設定変更可能であることを特徴とし、請求項8に係る発明は、請求項6に記載の車両の運行管理装置に於て、前記制御手段は、音声ガイド手段で連続走行時間の超過を警告することを特徴とする。
一方、請求項9に係る発明は、車両の連続走行時間判定基準値と車両の停止判定時間及び合計休憩時間基準値を記憶する記憶手段と、車両の走行時間と停止時間を計測する計測手段と、前記計測手段の計測値を入力する制御手段と、該制御手段とサーバーとの間でデータ通信可能な無線伝送路とを備えた車両の運行管理システムであって、前記制御手段は、計測手段が計測した1回分の停止時間が前記停止判定時間以上の場合、且つ合計休憩時間基準値未満の場合、これを合計休憩時間として累積し、計測手段が計測した1回分の停止時間が前記停止判定時間未満の場合、これを合計連続走行時間として累積し、1回分の停止時間が合計休憩時間基準値以上のとき、累積した合計連続走行時間と合計休憩時間をリセットし、合計休憩時間が合計休憩時間基準値以上であれば、複数回の停止時間に応じた時間を合計連続走行時間と合計休憩時間の夫々から減算し、累積した合計連続走行時間が前記連続走行時間判定基準値を上回ったとき、連続走行時間の超過と判定すると共に、前記無線伝送路を介して少なくとも連続走行時間の超過の情報をサーバーに送信することを特徴とする。
そして、請求項10に係る発明は、請求項9に記載の車両の運行管理システムに於て、データを書き込み可能な記録媒体を備え、前記制御手段は、連続走行時間の超過を前記記録媒体に記録することを特徴とし、請求項11に係る発明は、請求項9または請求項10に記載の車両の運行管理システムに於て、前記記憶手段に昼夜設定時間が記憶され、連続走行時間判定基準値と合計休憩時間基準値及び停止判定時間の少なくともいずれか一つが、該昼夜設定時間にて自動変更可能となっていることを特徴とする。
また、請求項12に係る発明は、測位システムを備え、制御手段は、車両の位置情報を前記記録媒体に記録すると共に、前記無線伝送路を介してサーバーに送信することを特徴とし、請求項13に係る発明は、請求項9乃至請求項12のいずれか1項に記載の車両の運行管理システムに於て、音声ガイド手段を備えると共に、前記記憶手段は事前休憩案内時間を記憶し、前記制御手段は、前記連続走行時間判定基準値到達前の事前休憩案内時間に、音声ガイド手段で休憩取得の事前案内を行うことを特徴とする。
更にまた、請求項14に係る発明は、請求項9乃至請求項13のいずれか1項に記載の車両の運行管理システムに於て、前記連続走行時間判定基準値,合計休憩時間基準値,昼夜設定時間,事前休憩案内時間及び停止判定時間の少なくともいずれか一つが、サーバーと通信網を介して接続される運行管理者の端末から設定変更可能であることを特徴とし、請求項15に係る発明は、請求項13に記載の車両の運行管理システムに於て、前記制御手段は、音声ガイド手段で連続走行時間の超過の情報を警告することを特徴としている。
各請求項に係る発明によれば、必要な休憩時間の分割取得対応処理が可能となって、正確な連続走行時間の管理が可能となった。
また、請求項6,請求項8,請求項13及び請求項15によれば、休憩取得の事前案内や連続走行時間超過を音声ガイドするため、乗務員が休憩を取り忘れることがなく、乗務員の疲労軽減が図れ、安全運転に寄与する利点を有するが、請求項3,請求項11に係る発明の如く、連続走行時間判定基準値と合計休憩時間基準値及び停止判定時間の少なくともいずれか一つを昼夜設定時間にて自動変更可能とすれば、更に乗務員の疲労軽減が図れ、安全運転に大きく寄与することとなる。
そして、請求項7,請求項14の如く、連続走行時間判定基準値,合計休憩時間基準値,昼夜設定時間,事前休憩案内時間及び停止判定時間の少なくともいずれか一つを運行管理者の端末から設定変更可能とすれば、車両の運行形態にあった連続走行時間管理が可能になる利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は請求項1,請求項2,請求項4乃至請求項6及び請求項8の一実施形態に係る車両の運行管理装置を用いた請求項9,請求項10,請求項12,請求項13及び請求項15の一実施形態に係る運行管理システムの全体構成図、図2は運行管理システムのブロック図を示し、図1に於て、1は図2の車載器3を搭載したトラック(商用車)で、車載器3は、GPS衛星5からの電波をGPSアンテナ7で受信してトラック1の現在位置を検出するGPS受信部(GPS受信機)9と、ECU(制御手段;コントロールユニット)11,通信インターフェース部(無線通信部)13,スピーカ15,表示器17を備え、車載器3のカードスロットにメモリカード(記録媒体)19が着脱自在に挿入されている。
更にトラック1には、走行時の車速を計測する車速センサ21が装着されて、その計測信号がECU11に入力されており、ECU11は、トラック1の走行開始に伴い、GPS受信部9によるトラック1の位置情報と時間,車速等をメモリカード19に記録すると共に、これらを通信インターフェース部13を介してセンタ23側に送信する。そして、以後、走行中のトラック1の位置情報と時間,車速等をメモリカード19に時系列的に記録していくと共に、これらを定期的(例えば、10分間隔毎)に通信インターフェース部13を介してセンタ23側に送信するようになっている。
而して、センタ23側では、トラック1から送信された位置情報と時間,車速等が、通信インターフェース部25を介してサーバー27に時系列的に入力されて記録されるようになっており、メモリカード19やサーバー27に記録されたこれらのデータは、車両の運行管理をするための運転履歴として活用される。
そして、トラック1(車載器3)とセンタ23間は、一例として無線によるパケット通信網(無線伝送路)で接続されており、本実施形態の運行管理システムを利用するトラック1の運行管理者(例えば、運送業者)は、センタ23と予め利用契約を結ぶことでセンタ23にトラック1の車両情報が登録され、トラック1毎に車両の識別データが付与されている。
尚、本実施形態では、無線伝送路にパケット通信網を使用しているが、他の無線伝送路でもよいことはいうまでもない。
このため、ECU11は、トラック1の運行データを通信インターフェース部13を介してセンタ23側に送信する際に、トラック1自身の識別データを同時に送信するようになっている。
また、サーバー27と運行管理者の事務所の端末29はインターネット(通信網)で接続されており、運行管理者は、事務所でトラック1の走行データ(位置情報や車速等のデータ)を端末29からリアルタイムで得ることができるようになっている。
そして、本実施形態に係る運行管理装置と運行管理システムは、上述の如き構成に加え、以下の如き特徴を有している。
即ち、既述したように、法規上、4時間の運転につき30分の休憩を取ることが義務づけられており、この30分の休憩は必ずしもまとめて一度に取る必要はなく、30分の休憩時間を分割して累計取得することも可能とされている。
そこで、本実施形態は、このような休憩時間の分割取得対応処理を可能としたもので、
先ず、ECU11のメモリ(記憶手段)には、
・車両の連続走行時間判定基準値;240分
・車両の停止判定時間;10分
・合計休憩時間基準値(必要休憩時間);30分
・事前休憩案内時間;30分前
が予め設定,記憶されている。
そして、ECU11は、以下に記述する[1]〜[9]の如くプログラムされている。
[1]ECU11は、車速センサ21の検出値と内蔵のタイマ(図示せず)の計時値を基に、運行中、トラック1の速度0km/hが「停止判定時間(10分)」以上連続し、且つ合計休憩時間基準値以下の場合、この時間を計測し累積するようになっている。
尚、トラック1の車速は、0.5秒間隔で検出されている。
この累積された休憩時間が、請求項1,請求項9の「合計休憩時間」である。
そして、例えば図3(E)に示すように1回分の休憩時間(停止時間)が停止判定時間(10分)未満の5分である場合、これを車両の走行時間(以下、「みなし走行時間」という)とみなすようになっている。
[2]ECU11は、運行中、車速≠0の時間と連続した車速=0が10分未満の時間を走行時間と判定して、この時間を計測し累積するようになっている。
この累積された走行時間が、請求項1,請求項9の「合計連続走行時間」である。
[3]ECU11は、1回の停止時間が30分以上のとき、図3(A),(B)の如く乗務員がまとめて30分の休憩を取ったために必要休憩時間の取得完了として、累積していた合計連続走行時間と合計休憩時間をリセット(累積した時間量を0にする)し、30分の休憩後の走行開始時点、即ち、図3(A)の(イ)点,図3(B)の(ロ)点を、夫々、合計連続走行時間と合計休憩時間を計測,累積する新たな起点に設定するようになっている。
一方、
[4]ECU11は、累積した合計休憩時間が「合計休憩時間基準値(30分)」に達したとき、合計休憩時間が図3(C)の如く乗務員が10分宛の休憩を3回取った複数回分の停止時間の累積であれば、必要休憩時間の取得完了として、合計連続走行時間と合計休憩時間の夫々の一部の時間量を減算し、図3(C)の(ハ)点を、合計連続走行時間と合計休憩時間を計測,累積する新たな起点に設定するようになっている。
また、
[5]ECU11は、図3(B),(C)〜(F)に示すように、「連続走行時間判定基準値(240分)」到達前の「事前休憩案内時間(30分前)」に、スピーカ15を介して休憩取得の事前案内を音声ガイド(例えば、「連続走行です。休憩して下さい。」)するようになっている。
そして、
[6]ECU11は、図3(D)〜(F)に示すように、累積した合計連続走行時間が「連続走行時間判定基準値(240分)」を上回ったとき、連続走行時間の超過と判定して、スピーカ15を介して連続走行時間超過を音声ガイド(例えば、「連続走行時間オーバーです。休憩して下さい。」)するようになっており、乗務員が音声ガイドに拘わらず休憩を取らない場合、以後、休憩を取るまで定期的(例えば、10分毎)に同じ音声ガイドをするようになっている。
このように、本実施形態に於て、「連続走行時間の超過」とは、10分以上の連続した休憩(運転の中断)が累計で30分以上になることなく、合計連続走行時間が「連続走行時間判定基準値(240分)」を上回った場合をいう。
[7]ECU11は、乗務員が停車して休憩を取る場合、表示器17に必要休憩時間、例えば、合計休憩時間が20分である場合には、あと10分の休憩が必要である旨を表示器17に表示させるようになっている。
そして、既述したようにECU11は、GPS受信部9によるトラック1の位置情報と時間,車速等の走行データをメモリカード19に記録すると共に、これらをセンタ23側に定期的に送信してサーバー27がこれを記録するが、
[8]ECU11は、この走行データと共に、既述した[3],[4]の必要休憩時間の取得完了をメモリカード19に記録すると共に、これらをセンタ23側に直ちに送信し、サーバー27はこれを記録するようになっている。
更に、
[9]ECU11は、前記走行データと共に、[6]の連続走行時間超過をメモリカード19に時系列的に記録すると共に、これらをセンタ23側に直ちに送信し、サーバー27はこれを記録するようになっている。
そして、乗務員が作業を終えて事務所に戻り、車載器3からメモリカード19を取り出してこれを端末29で解析,出力することで、一日の業務記録を報告することができるようになっており、車載器3からメモリカード19が取り出されると、本実施形態の運行管理システムが終了するようになっている。
本実施形態はこのように構成されているから、図1のトラック1の運行開始に伴い、ECU11は、GPS受信部9によるトラック1の位置情報と時間,車速等の走行データをメモリカード19に記録すると共に、これをセンタ23側に定期的に送信してサーバー27が記録するが、ECU11は、トラック1の走行時間を計測,累積していく。
そして、図1に示すようにトラック1が例えば2時間走行した後、乗務員が10分の休憩を取ると(分割休憩(1)取得)、ECU11はこの休憩時間を計測,累積する。そして、10分の休憩後、トラック1が1時間30分走行を続けると、ECU11は、「連続走行時間判定基準値(240分)」到達前の「事前休憩案内時間(30分前)」になったとして、スピーカ15を介して休憩取得の事前案内を音声ガイドする。この間も、走行時間は計測,累積されている。
しかし、乗務員が音声ガイドに従わずに走行を続けた結果、累積した合計連続走行時間が「連続走行時間判定基準値(240分)」を上回ると、ECU11は、連続走行時間の超過と判定して、スピーカ15を介して連続走行時間超過を音声ガイドすると共に、メモリカード19に連続走行時間超過を記録し、これをセンタ23側に送信してサーバー27が記録する。
この記録は、運行管理者が端末29から入力して、乗務員の運転評価や運転指導に利用される。
この後、乗務員が音声ガイドに拘わらず休憩を取らない場合、以後、ECU11は、乗務員が休憩を取るまで定期的に音声ガイドすると共にメモリカード19に記録し、センタ23側に送信してサーバー27が記録する。
この後、図1に示すように乗務員が20分の休憩を取って(分割休憩(2)取得)、累積した合計休憩時間が「合計休憩時間基準値(30分)」に達すると、必要休憩時間の取得完了として、前記[4]で記載したように分割取得(1)の終了時刻に、連続走行時間の起点を変更する。
また、前記 [7]で記載したようにECU11は、この休憩時に表示器17に必要休憩時間を表示させる。
そして、20分の休憩取得後、ECU11はメモリカード19に必要休憩時間取得完了を記録し、これをセンタ23側に送信してサーバー27が記録する。
以後、トラック1の走行状態に応じ、ECU11は既述した[1]〜[9]のプログラムに従い、トラック1の走行時間や休憩時間等を計測,累積して、必要休憩時間取得完了や連続走行時間超過をメモリカードに記録し、センタ23側に送信してサーバー27が記録していくこととなる。
図4は、前記[1]〜[9]のプログラムに基づく本実施形態に係る運行管理システムのフローチャートを示し、ステップS1〜5はトラック1が停止しているとき、ステップS6〜ステップS9はトラック1の運行開始後、休憩を取っていないとき、ステップS10〜ステップS15は、図3(A)の如く一度に30分の休憩を取った場合のフローを示している。
そして、ステップS16〜ステップS20は、合計休憩時間が「合計休憩時間基準値(30分)」に達していないとき、ステップS21〜ステップS31は、分割して休憩した場合の合計休憩時間が「合計休憩時間基準値(30分)」に達したときのフローを示している。
また、ステップS32,33は通常の走行状態、ステップS34〜ステップS37は、「連続走行時間判定基準値(240分)」到達前の「事前休憩案内時間(30分前)」になったとして、休憩取得の事前案内を音声ガイドするフローを示している。
そして、ステップS38〜ステップS42は、連続走行時間を超過した場合のフローを示しており、以下、このフローチャートを説明する。
尚、図4のフローチャートに於て、「連続運転時間」,「規定合計休憩時間」,「規定連続運転時間」は、夫々、明細書中の「連続走行時間」,「合計休憩時間基準値」,「連続走行時間判定基準値」に相当する。
乗務員が車載器3の始業ボタンを操作し、若しくはイグニッションスイッチのONによって自動的に連続走行時間管理のシステムが作動すると、ECU11は、先ず、ステップS1に於て、合計連続走行時間,合計停止時間,停止時間を「0」にリセットし、事前休憩案内実行フラグと連続走行超過休憩案内実行フラグを「0」にする。
この後、ステップS2でトラック1が未だ停止していると判定すると、停止時間を更新,累積して(ステップS3)、ステップS4に進む。
ステップS4でECU11は、事前休憩案内時間≦合計連続走行時間であって、「休憩」,「待機」,「荷積」,「荷卸」の何れかに作業状態設定が設定されているか否かを判断する。
この作業状態の設定は、作業内容に応じ、乗務員が車載器3に接続された入力端末(図示せず)の入力キーを操作することによって行われ、この作業状態の設定とその時刻がメモリカード19に記録されていく。
そして、ステップS4で「YES」と判定すると、ECU11はステップS5に進んで、既述したように表示器17に必要休憩時間を案内し、ステップS4で「NO」と判定するとステップS2に戻る。
一方、車速センサ21の計測値を基にステップS2でトラック1が走行したと判定すると、ECU11はステップS6に進んで、前回車速が「0」であったか否かを判断する。既述したようにトラック1の車速は、0.5秒間隔で検出され、このステップS6でトラック1が走行を開始した状態であるか否かを一度判断させている。
このため、ステップS6で「NO」と判定した場合、トラック1は走行状態にあったこととなり、後述するステップS32に進む。
ステップS6で「YES」と判定、即ち、トラック1が走行を開始した状態であると判定するとステップS7に進む。そして、この走行状態で、乗務員がトラック11を停止して図1の分割休憩(1)を取ると、ECU11は実際の停止時間が前記「停止判定時間;10分」に達しているか否を判断し(ステップS7)、停止時間が10分未満であるとき、前記 [1]で既述したようにこの停止時間をみなし走行時間として停止時間を「0」にリセットし(ステップS8,9)、後述するステップS32に進む。
また、ステップS7で停止時間が「停止判定時間;10分」以上と判定すると、ECU11はステップS10に進んで、次に停止時間が「合計休憩時間基準値;30分」に達しているか否かを判断し、「YES」と判定すると、合計連続走行時間,合計休憩時間,停止時間を総て「0」にリセットし(ステップS11〜13)、事前休憩案内実行フラグ,連続走行超過休憩案内実行フラグを「0」に設定して(ステップS14,15)、ステップS32に進む。
一方、ステップS10で「NO」と判定すると、ECU11はステップS16に進み、合計連続走行時間登録と停止時間登録で使用する登録番号を更新し(ステップS17)、以後、合計連続走行時間登録と停止時間登録に新たな登録番号を付与する(ステップS18,19)。
ここで、「合計連続走行時間登録と停止時間登録に新たな登録番号を付与する」とは、例えば図3(C)及び図5の如く乗務員が10分宛の休憩を3回取ったような場合、図5に示すように1回目の停止時間に「1」の登録番号が付与され、2回目,3回目の停止時間に、夫々、「2」,「3」の登録番号が付与されるということである。
そして、図3(C)及び図6の如く乗務員が10分の休憩を挟んで2時間,1時間,1時間と走行した場合、図6に示すように1回目の走行時間に「1」の登録番号が付与され、1回目と2回目の合計連続走行時間に「2」の登録番号が付与され、1〜3回目の合計連続走行時間に「3」の登録番号が付与されるということである。
そして、ステップS20に進んで、停止判定時間≦停止時間≦合計休憩時間基準値、且つ合計休憩時間<合計休憩時間基準値であると判定すると、ECU11はステップS32に進む。
ステップS32で、ECU11は走行中のトラック1の走行時間を計測し、ステップS33で合計連続走行時間≧事前休憩案内時間であるか否かを判断する。そして、ステップS33で「NO」と判定するとECU11はステップS2に戻るが、ステップS33で「YES」と判定すると、次に、ステップS34に於て、事前休憩案内時間≦合計連続走行時間≦連続走行時間判定基準値であるか否かを判定し、「YES」と判定すると、ステップS35に於て、事前休憩案内実行フラグが「0」であるか否かを判断する。
そして、ステップS35で「NO」と判定するとステップS2に戻り、ステップS35で「YES」と判定すると、ステップS36に進んで事前休憩案内をスピーカー15で音声ガイドし、事前休憩案内実行フラグを設定する(ステップS37)。
また、ステップS34で「NO」と判定すると、ECU11は、ステップS38に於て、合計連続走行時間>連続走行時間判定基準値、且つ事前休憩案内実行フラグが「0」であるか否かを判断し、「YES」と判定すると、事前休憩案内をスピーカー15で音声ガイドすると共に、事前休憩案内実行フラグを設定して音声ガイドをした時間を登録する(ステップS39〜41)。
この音声ガイド時間の登録は、前記 [6]で既述したように、乗務員が休憩を取るまで定期的(例えば、10分毎)に同じ音声ガイドをする際の基準時となる。
一方、ステップS38で「NO」と判定した際には、ステップS42に進んで、合計連続走行時間から超過休憩時間案内時間を減算した時間が音声ガイド出力時間(例えば、10分)以上であるか否かを判断し、「YES」と判定するステップS39に進み、「NO」と判定するとステップS2に戻ることとなる。
また、休憩の合計時間が「合計休憩時間基準値(必要休憩時間);30分」に達した結果、ステップS20で「NO」と判定すると、ECU11はステップS21に於て、後述するステップS24やステップS25,31等で使用する「N」を「0」に設定する。
次いで、ECU11は、ステップS22,23に於て、「停止時間ワーク」と「連続走行時間ワーク」を「0」に設定する。
ここで、「停止時間ワーク」と「連続走行時間ワーク」とは、前記[4]で既述したように、累積した合計休憩時間が「合計休憩時間基準値(30分)」に達したときに、必要休憩時間の取得完了として合計連続走行時間と合計休憩時間の夫々の一部の時間量を減算し、図3(C)の(ハ)点を新たな起点に設定するために使用するものである。
以下、ステップS24〜31を説明するが、前提として図3(C)の3回の休憩により合計休憩時間が「合計休憩時間基準値(30分)」を超えた場合、そして、ステップS18,19で登録された最後の「合計連続走行時間」と「停止時間登録」の登録番号は、夫々、「3」とする。
先ず、ステップS24に於て、ECU11は、
「停止時間ワーク=停止時間ワーク+停止時間登録番号(登録番号−N)」
の式に、N=0、最後の登録番号「3」の停止時間(登録番号3の停止時間は10分)を当てはめ、
停止時間ワーク=停止時間ワーク+停止時間登録番号3
10分 0 10分
として、「停止時間ワーク」=10分を求める。
次に、ステップS25に於て、ECU11は、
「連続走行時間ワーク=合計連続走行時間登録(登録番号)−合計連続走行時間登録(登録番号−N)」
の式に、N=0、最後の登録番号「3」の合計連続走行時間(登録番号3の連続走行時間は4時間)を当てはめ、
連続走行時間ワーク=合計連続走行時間登録3−合計連続走行時間登録3
0分 4時間 4時間
として、「連続走行時間ワーク」=0を求める。
そして、ステップS26の判断に於て、未だ、
停止時間ワーク;10分<合計休憩時間基準値;30分
であるから、ステップS27に進み、ECU11は「N=1」と設定してステップS24に戻る。
ここで、再び、
「停止時間ワーク=停止時間ワーク+停止時間登録(登録番号−N)」
の式に、N=1、登録番号「2」の停止時間(登録番号2の停止時間は10分)を当てはめ、
停止時間ワーク=停止時間ワーク+停止時間登録2
20分 10分 10分
として、「停止時間ワーク」=20分を求める。
次いで、ステップS25に於て、ECU11は、
「連続走行時間ワーク=合計連続走行時間登録(登録番号)−合計連続走行時間登録(登録番号−N)」
の式に、N=1、登録番号「2」の合計連続走行時間(登録番号2の連続走行時間は3時間)を当てはめ、
連続走行時間ワーク=合計連続走行時間登録3−合計連続走行時間登録2
1時間 4時間 3時間
として、「連続走行時間ワーク」=1時間を求める。
しかし、ステップS26に於て、未だ、
停止時間ワーク;20分<合計休憩時間基準値;30分
であるから、ステップS27に進み、ECU11は「N=2」と設定してステップS24に戻る。
再び、ECU11は、ステップS24に於て、
「停止時間ワーク=停止時間ワーク+停止時間登録(登録番号−N)」
の式に、N=2、登録番号「1」の停止時間(登録番号1の停止時間は10分)を当てはめ、
停止時間ワーク=停止時間ワーク+停止時間登録1
30分 20分 10分
として、「停止時間ワーク」=30分を求める。
次いで、ステップS25に於て、ECU11は、
「連続走行時間ワーク=合計連続走行時間登録(登録番号)−合計連続走行時間登録(登録番号−N)」
の式に、N=2、登録番号「1」の合計連続走行時間(登録番号1の合計連続走行時間は2時間)を当てはめ、
連続走行時間ワーク=合計連続走行時間登録2−合計連続走行時間登録1
2時間 4時間 2時間
として、「連続走行時間ワーク」=2時間を求める。
そして、ステップS26の判断で、
停止時間ワーク;30分=合計休憩時間基準値;30分
となるため、ECU11はステップS28に進んで、合計休憩時間を20分に設定する。
これにより、前記 [4]で既述したように、図3(C)の合計休憩時間の一部(今回は、時系列的に最も過去の1回分)の時間量が減算されたことになる。
そして、ステップS29で、合計連続走行時間を、ステップS25で決定した「連続走行時間ワーク」=2時間を基に2時間に設定する。
これにより、前記 [4]で既述したように、図3(C)の合計連続走行時間の一部(今回は、時系列的に最も過去の1回分)の時間量が減算されたことになる。
この後、ECU11は、ステップS30で事前休憩案内実行フラグを「0」に設定し、ステップS31で連続走行超過休憩案内実行フラグを「0」に設定して、ステップS32に進むこととなる。
以上、フローチャートで説明したように、本実施形態に係る運行管理システムは、トラック1の走行状態に応じ、既述した[1]〜[9]のECU11のプログラムに従い、トラック1の走行時間と休憩時間を計測,累積して、必要休憩時間取得完了や連続走行時間超過をメモリカードに記録し、センタ23側に送信してサーバー27がこれを記録していく。
また、図示しないが、複数回で合計休憩時間が30分以上となった場合の他の実施形態を示す。
前提:合計休憩時間が3回分で30分以上となった場合。
図5と同様、時間軸で古い順に登録番号「1」,「2」,「3」が付され、次のパターンの如く、
パターン:
2時間走行→10分休憩(登録番号「1」)→1時間走行→10分休憩(登録番号「2」)→1時間走行→20分休憩(登録番号「3」)
の如く、走行と休憩をしたとする。
この実施形態では、2時間走行,1時間走行,10分休憩(登録番号「1」),10分休憩(登録番号「2」)の時間量を、夫々、合計連続走行時間,合計休憩時間から減算させる。
これは、10分休憩(登録番号「2」)と20分休憩(登録番号「3」)の合計で30分以上となるため、10分休憩(登録番号「1」)と10分休憩(登録番号「2」)の時間量を減算している。
このように、合計連続走行時間で合計休憩時間の時間量の一部を減算することで、一運行(図3のパラメータ)に於て、任意の4時間30分の時間帯の中で、合計休憩時間が30分未満であれば連続走行時間超と判定されることとなる。言い換えれば、連続走行時間超にならない場合とは、任意の4時間30分の時間帯の中で、合計休憩時間が30分以上存在することになる。
以上述べたように、本実施形態によれば、必要な休憩時間の分割取得対応処理が可能となって、正確な連続走行時間の管理が可能となった。
また、「連続走行時間判定基準値(240分)」到達前の「事前休憩案内時間(30分前)」になった時点で、乗務員に休憩取得の事前案内をスピーカ15で音声ガイドしたり、合計連続走行時間が「連続走行時間判定基準値(240分)」を上回ると、スピーカ15で連続走行時間超過を音声ガイドし、更に、休憩時に表示器17に必要休憩時間を表示させるように構成したので、乗務員が休憩を取り忘れることがなく、乗務員の疲労軽減が図れ、安全運転に寄与することとなる。
尚、上述した構成に加え、請求項3,請求項11の一実施形態の如く、例えばECU11に昼夜設定時間を記憶しておき、連続走行時間判定基準値と合計休憩時間基準値及び停止判定時間の少なくともいずれか一つを、この昼夜設定時間で自動変更させるように構成してもよい。
即ち、夜間の連続走行は昼間に比べ体力的にきついため、例えば午後6時乃至午前6時を夜間時間として設定すると共に、この時間帯に於ける連続走行時間判定基準値や合計休憩時間基準値を、
・車両の連続走行時間判定基準値;120分
・合計休憩時間基準値(必要休憩時間);60分
と設定して、この夜間時間で連続走行時間判定基準値と合計休憩時間基準値が昼間の設定値から変更されるようにする。
而して、この実施形態によれば、更に乗務員の疲労軽減が図れ、安全運転に大きく寄与することとなる。
更に、請求項7,請求項14の一実施形態の如く、連続走行時間判定基準値,合計休憩時間基準値,昼夜設定時間,事前休憩案内時間及び停止判定時間の少なくともいずれか一つを、サーバー27とインターネットを介して接続される運行管理者の端末29から設定変更可能としてもよい。
而して、この実施形態の如く動作条件を運行管理者に開放すれば、トラック1の運行形態にあった連続走行時間管理が可能になる利点を有する。
また、既述した連続走行時間判定基準値,合計休憩時間基準値,昼夜設定時間,事前休憩案内時間及び停止判定時間の少なくともいずれか一つを、車載器3側で変更できるようにしてもよい。
そして、この場合に、例えば車載器3は、設定変更に先立ってパスワード入力等の公知の認証処理をし、認証に成功した人のみに前記車載器3での設定変更を許可するようにしてもよく、この実施形態にあっても、トラック1の運行形態に即した連続走行時間管理が可能となる。
更にまた、前記車載器3に、「走行/休憩」の入力キーを有する入力端末を接続して、この入力キーの操作で走行時間と休憩時間の計測,累積をON/OFFさせることも可能である。
請求項1,請求項2,請求項4乃至請求項6及び請求項8の一実施形態に係る車両の運行管理装置を用いた請求項9,請求項10,請求項12,請求項13及び請求項15の一実施形態に係る運行管理システムの全体構成図である。 運行管理システムのブロック図である。 運行管理システムの機能を説明する説明図である。 運行管理システムのフローチャートである。 停止時間登録の説明図である。 合計連続走行時間登録の説明図である。 従来の車両運行情報収集装置の機能を説明する説明図である。
符号の説明
1 トラック
3 車載器
5 GPS衛星
7 GPSアンテナ
9 GPS受信部(GPS受信機)
11 ECU
13,25 通信インターフェース部
15 スピーカ
17 表示器
19 メモリカード
21 車速センサ
23 センタ
27 サーバー
29 端末

Claims (15)

  1. 車両の連続走行時間判定基準値と車両の停止判定時間及び合計休憩時間基準値を記憶する記憶手段と、
    車両の走行時間と停止時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段の計測値を入力する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記計測手段が計測した1回分の停止時間が前記停止判定時間以上の場合、且つ合計休憩時間基準値未満の場合、これを合計休憩時間として累積し、
    前記計測手段が計測した1回分の停止時間が前記停止判定時間未満の場合、これを合計連続走行時間として累積し、
    1回分の停止時間が合計休憩時間基準値以上のとき、累積した合計連続走行時間と合計休憩時間をリセットし、
    合計休憩時間が合計休憩時間基準値以上であれば、複数回の停止時間に応じた時間を合計連続走行時間と合計休憩時間の夫々から減算し、
    累積した合計連続走行時間が前記連続走行時間判定基準値を上回ったとき、連続走行時間の超過と判定することを特徴とする車両の運行管理装置。
  2. データを書き込み可能な記録媒体を備え、
    前記制御手段は、連続走行時間の超過を前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項1に記載の車両の運行管理装置。
  3. 前記記憶手段に昼夜設定時間が記憶され、連続走行時間判定基準値と合計休憩時間基準値及び停止判定時間の少なくともいずれか一つが、該昼夜設定時間にて自動変更可能となっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の運行管理装置。
  4. 前記制御手段とサーバーとの間でデータ通信可能な無線通信部を備え、
    前記制御手段は、少なくとも連続走行時間の超過の情報を該無線通信部を介してサーバーに送信することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両の運行管理装置。
  5. 測位システムを備え、前記制御手段は、車両の位置情報を前記記録媒体に記録すると共に、前記無線通信部を介してサーバーに送信することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車両の運行管理装置。
  6. 音声ガイド手段を備えると共に、前記記憶手段は休憩案内時間を記憶し、
    前記制御手段は、前記連続走行時間判定基準値到達前の休憩案内時間に、音声ガイド手段で休憩取得の事前案内を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の車両の運行管理装置。
  7. 前記連続走行時間判定基準値,合計休憩時間基準値,昼夜設定時間,休憩案内時間及び停止判定時間の少なくともいずれか一つが、サーバーと通信網を介して接続される運行管理者の端末から設定変更可能であることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の車両の運行管理装置。
  8. 前記制御手段は、音声ガイド手段で連続走行時間の超過を警告することを特徴とする請求項6に記載の車両の運行管理装置。
  9. 車両の連続走行時間判定基準値と車両の停止判定時間及び合計休憩時間基準値を記憶する記憶手段と、
    車両の走行時間と停止時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段の計測値を入力する制御手段と、
    該制御手段とサーバーとの間でデータ通信可能な無線伝送路とを備えた車両の運行管理システムであって、
    前記制御手段は、
    前記計測手段が計測した1回分の停止時間が前記停止判定時間以上の場合、且つ合計休憩時間基準値未満の場合、これを合計休憩時間として累積し、
    前記計測手段が計測した1回分の停止時間が前記停止判定時間未満の場合、これを合計連続走行時間として累積し、
    1回分の停止時間が合計休憩時間基準値以上のとき、累積した合計連続走行時間と合計休憩時間をリセットし、
    合計休憩時間が合計休憩時間基準値以上であれば、複数回の停止時間に応じた時間を合計連続走行時間と合計休憩時間の夫々から減算し、
    累積した合計連続走行時間が前記連続走行時間判定基準値を上回ったとき、連続走行時間の超過と判定すると共に、
    前記無線伝送路を介して、少なくとも連続走行時間の超過の情報をサーバーに送信することを特徴とする車両の運行管理システム。
  10. データを書き込み可能な記録媒体を備え、
    前記制御手段は、連続走行時間の超過を前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項9に記載の車両の運行管理システム。
  11. 前記記憶手段に昼夜設定時間が記憶され、連続走行時間判定基準値と合計休憩時間基準値及び停止判定時間の少なくともいずれか一つが、該昼夜設定時間にて自動変更可能となっていることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の車両の運行管理システム。
  12. 測位システムを備え、制御手段は、車両の位置情報を前記記録媒体に記録すると共に、前記無線伝送路を介してサーバーに送信することを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載の車両の運行管理システム。
  13. 音声ガイド手段を備えると共に、前記記憶手段は休憩案内時間を記憶し、
    前記制御手段は、前記連続走行時間判定基準値到達前の休憩案内時間に、音声ガイド手段で休憩取得の事前案内を行うことを特徴とする請求項9乃至請求項12のいずれか1項に記載の車両の運行管理システム。
  14. 前記連続走行時間判定基準値,合計休憩時間基準値,昼夜設定時間,休憩案内時間及び停止判定時間の少なくともいずれか一つが、サーバーと通信網を介して接続される運行管理者の端末から設定変更可能であることを特徴とする請求項9乃至請求項13のいずれか1項に記載の車両の運行管理システム。
  15. 前記制御手段は、音声ガイド手段で連続走行時間の超過の情報を警告することを特徴とする請求項13に記載の車両の運行管理システム。
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