JP4898330B2 - ウェブ折り畳み装置及び輪転印刷機 - Google Patents

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Description

本発明は、裁断されたウェブを折ブレードにより折胴の周面から突出することで、一対の折込ローラによりウェブを挟持して折帳を形成するウェブ折り畳み装置、並びに、このウェブ折り畳み装置が適用された輪転印刷機に関するものである。
一般的な新聞用オフセット輪転印刷機は、複数の給紙装置と、複数の印刷ユニットと、ターンバー装置と、折機とから構成されており、各給紙装置から印刷ユニットにウェブが供給されると、各ウェブWに対して印刷が施され、ターンバー装置で多数のウェブの走行ルートが変更されてから所定の順番に重ね合わされた後、折機にて、ウェブが縦折りされてから所定の長さで横裁断され、横折されることで折帳が形成され、排紙される。
このような新聞用オフセット輪転印刷機における折機は、縦折りを行う三角板の下方に鋸胴と折胴が対向して配設されると共に、折胴の下方に一対の折込ローラが設けられ、この折込ローラの下方に折帳を排紙する羽根車が設けられて構成されている。この鋸胴は、外周部に鋸刃が装着される一方、折胴は、外周部にこの鋸刃を受け止める鋸刃受が装着されている。また、折胴は、外周部に針装置と折ブレードが周方向に所定の間隔で設けられている。
この場合、折胴は、外周面に凹部が形成され、この凹部内に折胴の軸方向に沿って折軸が回転自在に支持され、この折軸に折ブレードの基端部が固定されている。この折ブレードは、折胴の凹部を被覆するように装着されたガイドプレートの多数の長孔から外方に突出できるように、幅方向(折軸の軸方向)に沿って複数のブレード本体が所定間隔で形成された櫛形状をなしている。そして、この折ブレード(折軸)は、折胴と同期して逆方向に回転可能となっている。
従って、所定の順番に重ね合わせられた複数のウェブは、三角板により縦折りが施された後、各種ローラにより折胴に送られると、まず、所定の位置で針装置によりその先端部が保持され、この状態で折胴が所定角度回転すると、次に、鋸刃と鋸刃受が一致してこの鋸刃によりウェブWが所定の長さで横裁断されると共に、針装置によるウェブの保持が解除される。続いて、折胴の折ブレードが回動して先端部が折胴の周面から突出し、ウェブを折胴の周面から引き剥がす。このとき、折胴の回転に対して折ブレードが逆方向に回転すると、ブレード本体が折胴の周面から外方に突出し、先端部がウェブの送り方向の中間部に当接して押し出すことで、このウェブを折胴の周面から引き剥がすことができる。すると、一対の折込ローラが折胴の周面から引き剥がされたウェブを挟持することで折帳が形成され、この折帳は羽根車により順次受取られて排紙される。
このような新聞用オフセット輪転印刷機における折機は、例えば、下記特許文献1、2に記載されたものがある。
特開平09−194130号公報 特許第3281709号公報
ところで、新聞は随時新しいニュースを記載する必要性から、新聞用オフセット輪転印刷機では、印刷品質を低下させることなく、印刷作業を短時間で行うことができるように、高速化が求められている。ところが、印刷作業の高速化を図ると、折機で折帳を形成する際に紙面に汚れが発生しやすくなる。即ち、折機では、折胴の回転に対して折ブレードが逆方向に回転し、ブレード本体の先端部がウェブの送り方向の中間部を押圧して外方に突出させることで、ウェブを折胴の周面から引き剥がし、一対の折込ローラがこのウェブを挟持して折帳が形成している。印刷機の高速化により折機も高速運転すると、折ブレードがウェブを押圧して折胴の周面から突出させるとき、折ブレードの先端部がウェブを押圧する押圧力が大きくなる。従来の折ブレードは、平板形状をなして先端部側が先細になると共に先端に湾曲部形成されているため、折ブレードの先端部がウェブを押圧するとき、線接触となってウェブが受ける面圧が高くなり、重なり合ったウェブの一方の紙面のインキが他方の紙面に転写されてしまい、紙面に汚れ、所謂、ブレード跡目が発生しやすいという問題がある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、折ブレードの接触によるウェブの汚れを軽減して高速化を可能としたウェブ折り畳み装置及び輪転印刷機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1の発明のウェブ折り畳み装置は、回転可能な折胴と、該折胴と協働してウェブを裁断する鋸胴と、前記折胴に設けられて該折胴と反対方向に回転することで前記鋸胴により裁断されたウェブを前記折胴の周面から突出させる折ブレードと、前記折ブレードにより前記折胴の周面から突出したウェブを挟持して折帳を形成する一対の折込ローラとを具えたウェブ折り畳み装置において、前記折ブレードは、幅方向に複数のブレード本体を有し、該ブレード本体の先端部は、回転方向の前方側に位置する表面部と、回転方向の後方側に位置する背面部と、前記ブレード本体中心よりも前記背面部側に位置する先端湾曲部と、前記表面部と前記先端湾曲部とを滑らかに連続させる第1接触圧緩和部とを有することを特徴とするものである。
請求項2の発明のウェブ折り畳み装置では、前記第1接触圧緩和部は、前記ブレード本体の長手方向に沿って湾曲し、その曲率が前記先端湾曲部の曲率より小さく設定されたことを特徴としている。
請求項3の発明のウェブ折り畳み装置では、前記第1接触圧緩和部は、ウェブとの接触位置でこのウェブと略平行状態となることを特徴としている。
請求項4の発明のウェブ折り畳み装置では、前記背面部と前記先端湾曲部とを滑らかに連続させる送り部を設け、該送り部は、前記ブレード本体の長手方向に沿って湾曲し、その曲率が前記先端湾曲部の曲率より小さく、且つ、前記第1接触圧緩和部の曲率より大きく設定されたことを特徴としている。
請求項5の発明のウェブ折り畳み装置では、前記ブレード本体の先端湾曲部は、幅方向における中央に位置する平坦部と、幅方向における両端に位置する角湾曲部と、前記平坦部と前記各角湾曲部とを滑らかに連続させる第2接触圧緩和部とを有することを特徴としている。
請求項6の発明のウェブ折り畳み装置は、回転可能な折胴と、該折胴と協働してウェブを裁断する鋸胴と、前記折胴に設けられて該折胴と反対方向に回転することで前記鋸胴により裁断されたウェブを前記折胴の周面から突出させる折ブレードと、前記折ブレードにより前記折胴の周面から突出したウェブを挟持して折帳を形成する一対の折込ローラとを具えたウェブ折り畳み装置において、前記折ブレードは、幅方向にブレード本体を有し、該ブレード本体の先端部は、回転方向に沿った湾曲形状をなし、幅方向における中央に位置する平坦部と、幅方向における両端に位置する角湾曲部と、前記平坦部と前記各角湾曲部とを滑らかに連続させる第2接触圧緩和部とを有することを特徴とするものである。
請求項7の発明のウェブ折り畳み装置では、前記第2接触圧緩和部は、前記ブレード本体の幅方向に対して異なる角度に傾斜した複数の傾斜面から構成されたことを特徴としている。
請求項8の発明の輪転印刷機は、巻取紙からウェブを供給する給紙装置と、該給紙装置から繰り出されたウェブに印刷を行う印刷ユニットと、該印刷ユニットにより印刷が施された複数のウェブを重ねて裁断して折り曲げることで折帳を形成する折機とを具えた輪転印刷機において、前記折機は、回転可能な折胴と、該折胴と協働してウェブを裁断する鋸胴と、前記折胴に設けられて該折胴と反対方向に回転することで前記鋸胴により裁断されたウェブを前記折胴の周面から突出させる折ブレードと、前記折ブレードにより前記折胴の周面から突出したウェブを挟持して折帳を形成する一対の折込ローラとを有し、前記折ブレードは、幅方向に複数のブレード本体を有し、該ブレード本体の先端部は、回転方向の前方側に位置する表面部と、回転方向の後方側に位置する背面部と、前記ブレード本体中心よりも前記背面部側に位置する先端湾曲部と、前記表面部と前記先端湾曲部とを滑らかに連続させる第1接触圧緩和部とを有することを特徴とするものである。
請求項9の発明の輪転印刷機は、巻取紙からウェブを供給する給紙装置と、該給紙装置から繰り出されたウェブに印刷を行う印刷ユニットと、該印刷ユニットにより印刷が施された複数のウェブを重ねて裁断して折り曲げることで折帳を形成する折機とを具えた輪転印刷機において、前記折機は、回転可能な折胴と、該折胴と協働してウェブを裁断する鋸胴と、前記折胴に設けられて該折胴と反対方向に回転することで前記鋸胴により裁断されたウェブを前記折胴の周面から突出させる折ブレードと、前記折ブレードにより前記折胴の周面から突出したウェブを挟持して折帳を形成する一対の折込ローラとを有し、前記折ブレードは、幅方向に複数のブレード本体を有し、該ブレード本体の先端部は、回転方向に沿った湾曲形状をなし、幅方向における中央に位置する平坦部と、幅方向における両端に位置する角湾曲部と、前記平坦部と前記各角湾曲部とを滑らかに連続させる第2接触圧緩和部とを有することを特徴とするものである。
請求項1の発明のウェブ折り畳み装置によれば、折胴に設けられてこの折胴と反対方向に回転することで鋸胴により裁断されたウェブを折胴の周面から突出させて一対の折込ローラに挟持させる折ブレードにて、幅方向に複数のブレード本体を設け、このブレード本体の先端部に、回転方向の前方側に位置する表面部と、回転方向の後方側に位置する背面部と、ブレード本体中心よりも背面部側に位置する先端湾曲部と、表面部と先端湾曲部とを滑らかに連続させる第1接触圧緩和部とを設けたので、折ブレードの表面部側に水平に近い第1接触圧緩和部を設けることで、折ブレードがウェブを押圧して折胴の周面から突出させるとき、この第1接触圧緩和部がウェブに面接触して押圧することとなり、このときにウェブが受ける単位面積あたりの押圧力が低下するため、ウェブは部分的な面圧の上昇が抑制され、ウェブの一方の紙面から他方の紙面へのインキの転写が抑制されてウェブの汚れを軽減することができる。
請求項2の発明のウェブ折り畳み装置によれば、第1接触圧緩和部を、ブレード本体の長手方向に沿って湾曲し、その曲率を先端湾曲部の曲率より小さく設定したので、第1接触圧緩和部を先端湾曲部より滑らかな湾曲形状とすることで、折ブレードの第1接触圧緩和部は、折ブレードの作動のばらつきを考慮しても、ウェブに対して極力面接触して押圧することができ、このときにウェブが受ける単位面積あたりの面圧を低減して汚れの発生を確実に軽減することができる。
請求項3の発明のウェブ折り畳み装置によれば、第1接触圧緩和部を、ウェブとの接触位置でこのウェブと略平行状態となるようにしたので、折ブレードの第1接触圧緩和部とウェブとを適正な面接触とし、ウェブが受ける単位面積あたりの面圧を確実に低減して汚れの発生を軽減することができる。
請求項4の発明のウェブ折り畳み装置によれば、背面部と先端湾曲部とを滑らかに連続させる送り部を設け、この送り部を、ブレード本体の長手方向に沿って湾曲し、その曲率を先端湾曲部の曲率より小さく、且つ、第1接触圧緩和部の曲率より大きく設定したので、折ブレードの背面部側に滑らかに湾曲する送り部を設けることで、折ブレードの第1接触圧緩和部がウェブを押圧して折胴の周面から突出させた後、先端湾曲部及び送り部が順にウェブに滑らかに接触しながら移動することとなり、このときにウェブが受ける単位面積あたりの面圧を低下して汚れの発生を確実に軽減することができる。
請求項5の発明のウェブ折り畳み装置によれば、ブレード本体の先端湾曲部に、幅方向における中央に位置する平坦部と、幅方向における両端に位置する角湾曲部と、平坦部と各角湾曲部とを滑らかに連続させる第2接触圧緩和部を設けたので、折ブレードの表面部側に水平に近い第1接触圧緩和部を設けると共に、幅方向両側に第2接触圧緩和部を設けることで、折ブレードがウェブを押圧して折胴の周面から突出させるとき、この第1接触圧緩和部及び第2接触圧緩和部がウェブに面接触して押圧することとなり、このときにウェブが受ける単位面積あたりの面圧を低下して汚れの発生を確実に軽減することができる。
請求項6の発明のウェブ折り畳み装置によれば、折胴に設けられてこの折胴と反対方向に回転することで鋸胴により裁断されたウェブを折胴の周面から突出させて一対の折込ローラに挟持させる折ブレードにて、幅方向に複数のブレード本体を設け、このブレード本体の先端部を回転方向に沿った湾曲形状とし、幅方向における中央に位置する平坦部と、幅方向における両端に位置する角湾曲部と、平坦部と各角湾曲部とを滑らかに連続させる第2接触圧緩和部とを設けたので、折ブレードにおける幅方向両側に第2接触圧緩和部を設けることで、折ブレードがウェブを押圧して折胴の周面から突出させるとき、この第2接触圧緩和部がウェブに面接触して押圧することとなり、このときにウェブが受ける単位面積あたりの押圧力が低下するため、ウェブは部分的な面圧の上昇が抑制され、ウェブの一方の紙面から他方の紙面へのインキの転写が抑制されてウェブの汚れを軽減することができる。
請求項7の発明のウェブ折り畳み装置によれば、第2接触圧緩和部を、ブレード本体の幅方向に対して異なる角度に傾斜した複数の傾斜面から構成したので、第2接触圧緩和部を複数の傾斜面から構成することで、折ブレードの第2接触圧緩和部は、折ブレードの作動のばらつきを考慮しても、ウェブに対して極力面接触して押圧することができ、このときにウェブが受ける単位面積あたりの面圧を低減して汚れの発生を確実に軽減することができる。
また、請求項8の発明の輪転印刷機によれば、給紙装置と印刷ユニットと折機とで構成し、この折機を、折胴と鋸胴と折ブレードと折込ローラとで構成し、折ブレードにて、幅方向に複数のブレード本体を設け、このブレード本体の先端部に、回転方向の前方側に位置する表面部と、回転方向の後方側に位置する背面部と、ブレード本体中心よりも背面部側に位置する先端湾曲部と、表面部と先端湾曲部とを滑らかに連続させる第1接触圧緩和部とを設けたので、折ブレードの表面部側に水平に近い第1接触圧緩和部を設けることで、折ブレードがウェブを押圧して折胴の周面から突出させるとき、この第1接触圧緩和部がウェブに面接触して押圧することとなり、このときにウェブが受ける単位面積あたりの押圧力が低下するため、ウェブは部分的な面圧の上昇が抑制され、ウェブの一方の紙面から他方の紙面へのインキの転写が抑制されてウェブの汚れを軽減することができ、その結果、印刷作業の高速化を可能とすることができると共に、印刷物の高品質化及び損紙の低減を可能とすることができる。
請求項9の発明の輪転印刷機によれば、給紙装置と印刷ユニットと折機とで構成し、この折機を、折胴と鋸胴と折ブレードと折込ローラとで構成し、折ブレードにて、幅方向に複数のブレード本体を設け、このブレード本体の先端部を回転方向に沿った湾曲形状とし、幅方向における中央に位置する平坦部と、幅方向における両端に位置する角湾曲部と、平坦部と各角湾曲部とを滑らかに連続させる第2接触圧緩和部とを設けたので、折ブレードにおける幅方向両側に第2接触圧緩和部を設けることで、折ブレードがウェブを押圧して折胴の周面から突出させるとき、この第2接触圧緩和部がウェブに面接触して押圧することとなり、このときにウェブが受ける単位面積あたりの押圧力が低下するため、ウェブは部分的な面圧の上昇が抑制され、ウェブの一方の紙面から他方の紙面へのインキの転写が抑制されてウェブの汚れを軽減することができ、その結果、印刷作業の高速化を可能とすることができると共に、印刷物の高品質化及び損紙の低減を可能とすることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るウェブ折り畳み装置及び輪転印刷機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施例に係るウェブ折り畳み装置における折ブレード先端部を表す側面図、図2は、本実施例のウェブ折り畳み装置における折ブレード先端部の一部を表す平面図、図3は、本実施例のウェブ折り畳み装置における折ブレードを表す平面図、図4は、本実施例の折ブレード先端部の動作を表す概略図、図5乃至図9は、本実施例のウェブ折り畳み装置によるウェブ折り畳み動作を表す概略図、図10は、本実施例のウェブ折り畳み装置が適用された新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図、図11は、本実施例のウェブ折り畳み装置を表す概略図、図12は、本実施例のウェブ折り畳み装置の要部を表す概略図である。
本実施例において、図10に示すように、輪転印刷機として適用された新聞用オフセット輪転印刷機10は、複数の給紙装置11と、複数の印刷ユニット12と、ターンバー装置13と、折機(ウェブ折り畳み装置)14とから構成されている。そして、各給紙装置11には、それぞれウェブWがロール状に巻かれた3つの巻取紙Rを保持する保持アーム15が設けられ、この保持アーム15を回動することで、巻取紙Rを給紙位置に回動することができる。また、この各給紙装置11には、図示しない紙継装置が設けられており、給紙位置で繰り出されている巻取紙Rが残り少なくなると、この紙継装置により給紙位置にある巻取紙Rに対して、待機位置にある巻取紙Rを紙継することができる。
また、印刷ユニット12には、両面4色印刷を行う多色刷印刷ユニットと16と、両面2色印刷を行う2色刷印刷ユニットと17とが設けられている。この多色刷印刷ユニットと16及び2色刷印刷ユニットは、各給紙装置11から供給されたウェブWに対して所定の印刷を行うことができる。なお、本実施例では、印刷ユニット12を、多色刷印刷ユニットと16と2色刷印刷ユニット17により構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、両面単色印刷を行う両面単色刷ユニット、一面4色または2色印刷を行う多色刷印刷ユニットなど印刷物に応じて適宜各種ユニットを組み合わせて使用すればよい。
また、ターンバー装置13には、図示しない多数のターンバーが設けられており、各印刷ユニットと16,17から送り出された各ウェブWの走行ルートを変更し、所定の順番に重ね合わせることができる。折機14は、ターンバー装置13から送り出された複数のウェブWを重ねて縦折りし、所定の長さで横裁断し、更に横折りして所望の折帳を形成した後に排紙するものである。
この折機14について詳細に説明すると、図11に示すように、最上部には、上述したターンバー装置13で所定の順番に重ねられたウェブWを下方に搬入するドラグローラ21が設けられると共に、縦折りを行う三角板22が設けられている。下方には、折胴23と、縦折りされたウェブWを横裁断する鋸胴24が対向して配設されている。なお、三角板22と折胴23及び鋸胴24との間には、一対のリードインローラ25、一対のニッピングローラ26、ガイドローラ27、一対のニッピングローラ28が設けられている。
折胴23は、図12に示すように、その周面に180度対向して針装置29が設けられている。この各針装置29は同様の構成をなし、折胴23の軸方向に沿って設けられた針軸30と、基端部がこの針軸30に固定された針アーム31と、この針アーム31の先端部に固定された針32とを有している。この針装置29は、折胴23の回転に連動して作動するものであり、所定の位置で、針アーム31を介して針32を外方に突出することで、ウェブWの走行方向における先端部を保持することができ、所定の位置で、針アーム31を介して針32を戻すことで、ウェブWの先端部の保持を解除することができる。
また、折胴23は、その周面に180度対向して針装置29とほぼ同じ位置に鋸刃受33が設けられており、この鋸刃受33は、一般に、ゴム等の弾性体により構成されている。一方、鋸胴24は、その周面に180度対向して鋸刃34が鋸台35に支持されて設けられている。この場合、折胴23と鋸胴24は、同じ周速で同期回転することで、一定周期で鋸刃34と鋸刃受33が互いに対向するように、その回転位相が一致している。そのため、折胴23と鋸胴24が同期回転し、鋸刃34と鋸刃受33が対向して一致するときに、この鋸刃34によりウェブWを横裁断することができる。
更に、折胴23は、その周面に180度対向して折ブレード36が折軸37に支持されて設けられており、折ブレード36は、針装置29とほぼ90度位相がずれて位置している。この折ブレード36は、後述するが、櫛状をなすように、幅方向に多数のブレード本体が一体に形成されて構成され、各ブレード本体51の先端部がガイドプレート38から外方に突出可能となっている。そして、折ブレード36は、折軸37により折胴23と同期して逆方向に回転可能であり、所定の位置で、折ブレード36の先端部が折胴23(ガイドプレート38)の周面から外方に突出することで、鋸刃34により裁断されたウェブWを折胴23の周面から引き剥がすことができる。なお、折胴23の径により、折ブレード36や針装置29が3箇所以上設けられていてもよい。
折胴23の下方には、一対の折込ローラ39が折胴23と同期回転可能に設けられており、折胴23の下方で各折込ローラ39の両側には、一対の紙ガイド40が設けられている。この一対の折込ローラ39は、折ブレード36により折胴23の周面から突出したウェブWを挟持することで、折帳Sを形成することができる。このとき、一対の紙ガイド40は、折帳S(ウェブW)をガイドする。
折込ローラ39の下方には、羽根車41が設けられると共に、この羽根車は41の下方には、排紙コンベア42が設けられている。羽根車は41は、周方向に複数の羽根43を有しており、折込ローラ39に同期して回転することで、一対の折込ローラ39により形成された折帳Sを各羽根43により順次受取って排紙コンベア42上に受け渡すことができる。
従って、このよう構成された本実施例の新聞用オフセット輪転印刷機10では、図10乃至図12に示すように、まず、各給紙装置11から印刷ユニット12を構成する多色刷印刷ユニットと16や2色刷印刷ユニットと17にウェブWが供給されると、各印刷ユニットと16,17では、各ウェブWに対して4色刷や2色刷が行われる。次に、各印刷ユニット16,17で印刷が施された多数のウェブWは、ターンバー装置13にて、走行ルートが変更されると共に、所定の順番に重ね合わせられる。そして、折機14では、ドラグローラ21でガイドされたウェブWが三角板22により縦折りが施された後、リードインローラ25、ニッピングローラ26、ガイドローラ27、ニッピングローラ28により折胴23に送られる。
縦折りされたウェブWが折胴23に至ると、所定の位置で、針装置29が作動して針32を外方に突出することで、ウェブWの先端部を突き刺して保持する。この状態で、折胴23が回転し続けると、ウェブWは折胴23の周面に保持されたまま移動する。そして、所定の位置で、鋸刃34と鋸刃受33が対向して一致すると、この鋸刃34によりウェブWが横裁断される。続いて、針装置29が作動して針32を戻すことで、ウェブWの先端部の保持を解除すると共に、折ブレード36が回動して先端部が折胴23の周面から外方に突出することで、ウェブWを折胴23の周面から引き剥がす。
すると、折胴23の周面から突出したウェブWは、一対の折込ローラ39により挟持されることで折帳Sが形成される。そして、この折込ローラ39により形成された折帳Sは、羽根車41の各羽根43により順次受取られ、排紙コンベア42上に受け渡す。
ところで、このような折機14にあっては、上述したように、折ブレード36が折胴23とは逆に回動し、先端部がウェブWを押圧して折胴23の周面から引き剥がし、一対の折込ローラ39がこのウェブWを挟持して折帳Sを形成している。このとき、折ブレード36は、先端部が高速でウェブに接触して押圧すると、ウェブWが受ける面圧が局所的に高くなり、重なり合ったウェブWの一方の紙面のインキが他方の紙面に転写される、所謂、ブレード跡目が発生してウェブWに汚れが発生してしまい、印刷作業の高速化の障害となっている。
そこで、本実施例では、図1乃至図3に示すように、折ブレード36の各ブレード本体51の先端部に、回転方向の前方側に位置する平坦な表面部52と、回転方向の後方側に位置する平坦な背面部53と、ブレード本体中心よりも背面部53側に位置する先端湾曲部54と、表面部52と先端湾曲部54とを滑らかに連続させる第1接触圧緩和部55と、背面部53と先端湾曲部54とを滑らかに連続させる送り部56を設けている。また、ブレード本体51の先端湾曲部54に、幅方向における中央に位置する平坦部57と、幅方向における両端に位置する角湾曲部58と、平坦部57と各角湾曲部58とを滑らかに連続させる第2接触圧緩和部59とを設けている。
ここで、折ブレード36の形状について詳細に説明する。折ブレード36は、図3に示すように、幅方向に沿ってほぼ均等間隔で位置する複数(本実施例では、9個)のブレード本体51を有し、各ブレード本体51は同じ形状であって、基端部が取付部61に一体に固定された櫛形状をなしている。この場合、折ブレード36は、レード本体51が幅方向に沿って均等間隔であると、ウェブWと接触するときの圧力の応力集中を避け、均等に分散して圧力をかけることができが、不均等間隔であってもよい。そして、折ブレード36は、この取付部61に複数の取付孔62が形成されており、図示しない締結ボルトがこの各取付孔62を貫通して折軸37(図12参照)に螺合することで、折ブレード36が折軸37に固定されることとなる。
そして、折ブレード36の各ブレード本体51は、図1に示すように、その先端部が先細形状であって、折ブレード36の回転方向(図1にて表す矢印方向)の前方側に平坦な表面部52が形成される一方、回転方向の後方側に平坦な背面部53が形成されている。また、ブレード本体51は、先端部がその厚さ方向における中心線Oよりも背面部53側にあり、つまり、先端湾曲部54がこの中心線Oよりも背面部53側に形成されている。そして、表面部52と先端湾曲部54とを滑らかに連続させるように第1接触圧緩和部55が形成される一方、背面部53と先端湾曲部54とを滑らかに連続させるように送り部56が形成されている。この場合、表面部52、背面部53、先端湾曲部54、第1接触圧緩和部55、送り部56は、折ブレード36における各ブレード本体51の表面に形成されている。
即ち、先端湾曲部54は、ブレード本体51の厚さ方向に沿って湾曲し、曲率半径r1を有する一つの湾曲面により形成されている。第1接触圧緩和部55は、ブレード本体51の長手方向に沿って湾曲し、曲率半径r2を有する一つの湾曲面により形成されている。送り部56は、ブレード本体51の長手方向に沿って湾曲し、曲率半径r3を有する一つの湾曲面により形成されている。
そして、第1接触圧緩和部55の曲率1/r2は、先端湾曲部54の曲率1/r1より小さく設定されている。また、該送り部56の曲率1/r3は、先端湾曲部の曲率1/r1より小さく、且つ、第1接触圧緩和部55の曲率1/r2より大きく設定されている。つまり、1/r1>1/r3>1/r2に設定されている。
なお、本実施例では、第1接触圧緩和部55及び送り部56を一種類の湾曲面により構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、第1接触圧緩和部を、複数の湾曲面を滑らかに連続させて構成したり、平坦面と湾曲面を滑らかに連続させて構成してもよい。この場合、第1接触圧緩和部55を、ウェブWとの接触位置でこのウェブWと略平行状態となるように形成することが望ましい。
また、折ブレード36の各ブレード本体51における先端湾曲部54は、図2に示すように、幅方向における中央に平坦部57が形成される一方、幅方向における両端に角湾曲部58がそれぞれ形成されている。そして平坦部57と各角湾曲部58とを滑らかに連続させるように第2接触圧緩和部59が形成されている。
本実施例では、平坦部57はブレード本体51の幅方向に平行な水平面により構成される一方、第2接触圧緩和部59は、ブレード本体51の幅方向に対して異なる角度に傾斜した複数(本実施例では、6個)の傾斜面59a,59b,59c,59d,59e,59fから構成されている。この場合、平坦部57に対する各傾斜面59a,59b,59c,59d,59e,59fの角度θa,θb,θc,θd,θe,θfは、θa<θb<θc<θd<θe<θfとなるように設定されている。また、各傾斜面59a,59b,59c,59d,59e,59fの幅Wa,Wb,Wc,Wd,We,Wfは、全て同じになるようにWa=Wb=Wc=Wd=We=Wfと設定されている。
従って、各角湾曲部58がウェブWに作用させる面圧を低減することができる。
なお、本実施例では、第2接触圧緩和部59を異なる角度に傾斜した複数の傾斜面59a,59b,59c,59d,59e,59fにより構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、第2接触圧緩和部を、一つの傾斜面により構成したり、一つまたは複数の湾曲面を滑らかに連続させて構成したり、傾斜面と湾曲面を滑らかに連続させて構成してもよい。
ここで、上述した本実施例の新聞用オフセット輪転印刷機10の折機14における折ブレード26の作用について説明する。
図12に示すように、縦折りされたウェブWが折胴23に至ると、所定の位置で針装置29の針32がウェブWの先端部に突き刺さって折胴23がウェブを保持し、この状態で折胴23が回転して所定の位置に至ると、鋸刃34がウェブWを横裁断する。このとき、図5に示すように、ウェブWの先端部を保持していた針装置29の針32が戻ることで、ウェブWの保持を解除した後、折胴23の回転方向と逆方向に回転する折ブレード36の先端部が折胴23の周面から外方に突出しはじめ、図6に示すように、折ブレード36が更に回転すると、その先端部がウェブWの内面に接触してこれを折胴23の外方に突き出す。
このとき、図4に示すように、折ブレード36は、二点鎖線で表す折ブレード36aの位置から、実線で表す折ブレード36の位置を経て、二点鎖線で表す折ブレード36bの位置に移動することとなる。即ち、折ブレード36がウェブWの内面に接触するとき、第1接触圧緩和部55がウェブWとほぼ平行となってから面接触すると共に、第2接触圧緩和部55がウェブWに面接触してこれを押圧する。そのため、このときに折ブレード36からウェブWが受ける単位面積あたりの押圧力が低下するため、ウェブWは部分的な面圧の上昇が抑制されることから、一方の紙面から他方の紙面へのインキの転写、所謂、ブレード跡目が抑制されてウェブの汚れが軽減される。
その後、折胴23及び折ブレード36が更に回転すると、図7に示すように、折ブレード36の先端部がウェブWを更に突出し、折胴23の周面から突出したウェブWが一対の折込ローラ39により挟持される。その後、図8に示すように、折ブレード36が回転して鉛直位置を過ぎると、この折ブレード36はウェブWから離間し、図9に示すように、折胴23内に収納される。このとき、折ブレード36は、先端湾曲部54及び送り部56が順にウェブWに滑らかに接触しながら回動して離間していくため、ウェブWに大きな押圧力を付与することがない。その後、図12に示すように、ウェブWは一対の折込ローラ39により挟持されながら織り込まれることで、折帳Sが形成される。
このように本実施例のウェブ折り畳み装置及び輪転印刷機にあっては、回転可能な折胴23に対してこの折胴23と協働してウェブWを裁断する鋸胴24を設け、折胴23にこの折胴23と反対方向に回転して鋸胴24により裁断されたウェブWを周面から突出させる折ブレード36を設けると共に、折ブレード36により折胴23の周面から突出したウェブWを挟持して折帳Sを形成する一対の折込ローラ38を設けて構成し、折ブレードに幅方向にほぼ均等間隔で位置する複数のブレード本体51を設け、このブレード本体51の先端部に、回転方向の前方側に位置する平坦な表面部52と、回転方向の後方側に位置する平坦な背面部53と、ブレード本体51中心よりも背面部側に位置する先端湾曲部54と、表面部52と先端湾曲部54とを滑らかに連続させる第1接触圧緩和部55を設けている。
従って、折ブレード36の表面部52側にほぼ水平な第1接触圧緩和部55を設けることで、折ブレード36がウェブWを押圧して折胴23の周面から突出させるとき、この第1接触圧緩和部55がウェブWに面接触して押圧することとなり、このときにウェブWが受ける単位面積あたりの押圧力が低下するため、ウェブWは部分的な面圧の上昇が抑制され、ウェブWの一方の紙面から他方の紙面へインキが転写されて発生する、所謂、ブレード跡目が抑制されてウェブの汚れを軽減することができる。その結果、印刷作業の高速化を可能とすることができる。
また、本実施例のウェブ折り畳み装置では、第1接触圧緩和部55を、ブレード本体51の長手方向に沿って湾曲し、その曲率を先端湾曲部54の曲率より小さく設定している。従って、第1接触圧緩和部55を先端湾曲部54より滑らかな湾曲形状とすることで、折ブレード36の第1接触圧緩和部55は、折ブレード36の作動や組付などのばらつきに拘らず、ウェブWに対して極力面接触して押圧することができ、このときにウェブWが受ける単位面積あたりの面圧を低減して汚れの発生を確実に軽減することができる。
また、本実施例のウェブ折り畳み装置では、第1接触圧緩和部55を、ウェブWとの接触位置でこのウェブWと略平行状態となるようにしている。従って、折ブレード36の第1接触圧緩和部55とウェブWとを適正な面接触とし、ウェブWが受ける単位面積あたりの面圧を確実に低減して汚れの発生を軽減することができる。
また、本実施例のウェブ折り畳み装置では、背面部53と先端湾曲部54とを滑らかに連続させる送り部56を設け、この送り部56をブレード本体51の長手方向に沿って湾曲し、その曲率を先端湾曲部54の曲率より小さく、且つ、第1接触圧緩和部55の曲率より大きく設定している。従って、折ブレード36の背面部53側に滑らかに湾曲する送り部56を設けることで、折ブレード36の第1接触圧緩和部55がウェブWを押圧して折胴23の周面から突出させた後、先端湾曲部54及び送り部56が順にウェブWに滑らかに接触しながら移動することとなり、このときにウェブWが受ける単位面積あたりの面圧を低下して汚れの発生を確実に軽減することができる。
更に、本実施例のウェブ折り畳み装置にあっては、ブレード本体51の先端湾曲部54に、幅方向における中央に位置する平坦部57と、幅方向における両端に位置する角湾曲部58と、平坦部57と各角湾曲部58とを滑らかに連続させる第2接触圧緩和部59を設けている。従って、折ブレード36の表面部52側にほぼ水平な第1接触圧緩和部55と、幅方向両側に第2接触圧緩和部59を設けることで、折ブレード36がウェブWを押圧して折胴23の周面から突出させるとき、この第1接触圧緩和部55及び第2接触圧緩和部59がウェブWに面接触して押圧することとなり、このときにウェブWが受ける単位面積あたりの面圧を低下して汚れの発生を確実に軽減することができる。
また、本実施例のウェブ折り畳み装置では、第2接触圧緩和部59を、ブレード本体51の幅方向に対して異なる角度に傾斜した複数の傾斜面59a,59b,59c,59d,59e,59fから構成している。従って、第2接触圧緩和部59を複数の傾斜面59a,59b,59c,59d,59e,59fから構成することで、折ブレード36の第2接触圧緩和部59は、折ブレード36の作動や組付などのばらつきに拘らず、ウェブWに対して極力面接触して押圧することができ、このときにウェブWが受ける単位面積あたりの面圧を低減して汚れの発生を確実に軽減することができる。
本発明に係るウェブ折り畳み装置及び輪転印刷機は、折ブレードの接触によるウェブの汚れを軽減するものであり、いずれの輪転印刷機にも適用することができる。
本発明の一実施例に係るウェブ折り畳み装置における折ブレード先端部を表す側面図である。 本実施例のウェブ折り畳み装置における折ブレード先端部の一部を表す平面図である。 本実施例のウェブ折り畳み装置における折ブレードを表す平面図である。 本実施例の折ブレード先端部の動作を表す概略図である。 本実施例のウェブ折り畳み装置によるウェブ折り畳み動作を表す概略図である。 本実施例のウェブ折り畳み装置によるウェブ折り畳み動作を表す概略図である。 本実施例のウェブ折り畳み装置によるウェブ折り畳み動作を表す概略図である。 本実施例のウェブ折り畳み装置によるウェブ折り畳み動作を表す概略図である。 本実施例のウェブ折り畳み装置によるウェブ折り畳み動作を表す概略図である。 本実施例のウェブ折り畳み装置が適用された新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図である。 本実施例のウェブ折り畳み装置を表す概略図である。 本実施例のウェブ折り畳み装置の要部を表す概略図である。
符号の説明
11 給紙装置
12 印刷ユニット
13 ターンバー装置
14 折機(ウェブ折り畳み装置)
23 折胴
24 鋸胴
29 針装置
33 鋸刃受
34 鋸刃
36 折ブレード
37 折軸
39 折込ローラ
41 羽根車
51 ブレード本体
52 表面部
53 背面部
54 先端湾曲部
55 第1接触緩和部
56 送り部
57 平坦部
58 角湾曲部
59 第2接触緩和部
W ウェブ
S 折帳

Claims (9)

  1. 回転可能な折胴と、該折胴と協働してウェブを裁断する鋸胴と、前記折胴に設けられて該折胴と反対方向に回転することで前記鋸胴により裁断されたウェブを前記折胴の周面から突出させる折ブレードと、前記折ブレードにより前記折胴の周面から突出したウェブを挟持して折帳を形成する一対の折込ローラとを具えたウェブ折り畳み装置において、前記折ブレードは、幅方向に複数のブレード本体を有し、該ブレード本体の先端部は、回転方向の前方側に位置する表面部と、回転方向の後方側に位置する背面部と、前記ブレード本体中心よりも前記背面部側に位置する先端湾曲部と、前記表面部と前記先端湾曲部とを滑らかに連続させる第1接触圧緩和部とを有することを特徴とするウェブ折り畳み装置。
  2. 請求項1に記載のウェブ折り畳み装置において、前記第1接触圧緩和部は、前記ブレード本体の長手方向に沿って湾曲し、その曲率が前記先端湾曲部の曲率より小さく設定されたことを特徴とするウェブ折り畳み装置。
  3. 請求項1または2に記載のウェブ折り畳み装置において、前記第1接触圧緩和部は、ウェブとの接触位置でこのウェブと略平行状態となることを特徴とするウェブ折り畳み装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載のウェブ折り畳み装置において、前記背面部と前記先端湾曲部とを滑らかに連続させる送り部を設け、該送り部は、前記ブレード本体の長手方向に沿って湾曲し、その曲率が前記先端湾曲部の曲率より小さく、且つ、前記第1接触圧緩和部の曲率より大きく設定されたことを特徴とするウェブ折り畳み装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載のウェブ折り畳み装置において、前記ブレード本体の先端湾曲部は、幅方向における中央に位置する平坦部と、幅方向における両端に位置する角湾曲部と、前記平坦部と前記各角湾曲部とを滑らかに連続させる第2接触圧緩和部とを有することを特徴とするウェブ折り畳み装置。
  6. 回転可能な折胴と、該折胴と協働してウェブを裁断する鋸胴と、前記折胴に設けられて該折胴と反対方向に回転することで前記鋸胴により裁断されたウェブを前記折胴の周面から突出させる折ブレードと、前記折ブレードにより前記折胴の周面から突出したウェブを挟持して折帳を形成する一対の折込ローラとを具えたウェブ折り畳み装置において、前記折ブレードは、幅方向に複数のブレード本体を有し、該ブレード本体の先端部は、回転方向に沿った湾曲形状をなし、幅方向における中央に位置する平坦部と、幅方向における両端に位置する角湾曲部と、前記平坦部と前記各角湾曲部とを滑らかに連続させる第2接触圧緩和部とを有することを特徴とするウェブ折り畳み装置。
  7. 請求項6に記載のウェブ折り畳み装置において、前記第2接触圧緩和部は、前記ブレード本体の幅方向に対して異なる角度に傾斜した複数の傾斜面から構成されたことを特徴とするウェブ折り畳み装置。
  8. 巻取紙からウェブを供給する給紙装置と、該給紙装置から繰り出されたウェブに印刷を行う印刷ユニットと、該印刷ユニットにより印刷が施された複数のウェブを重ねて裁断して折り曲げることで折帳を形成する折機とを具えた輪転印刷機において、前記折機は、回転可能な折胴と、該折胴と協働してウェブを裁断する鋸胴と、前記折胴に設けられて該折胴と反対方向に回転することで前記鋸胴により裁断されたウェブを前記折胴の周面から突出させる折ブレードと、前記折ブレードにより前記折胴の周面から突出したウェブを挟持して折帳を形成する一対の折込ローラとを有し、前記折ブレードは、幅方向に複数のブレード本体を有し、該ブレード本体の先端部は、回転方向の前方側に位置する表面部と、回転方向の後方側に位置する背面部と、前記ブレード本体中心よりも前記背面部側に位置する先端湾曲部と、前記表面部と前記先端湾曲部とを滑らかに連続させる第1接触圧緩和部とを有することを特徴とする輪転印刷機。
  9. 巻取紙からウェブを供給する給紙装置と、該給紙装置から繰り出されたウェブに印刷を行う印刷ユニットと、該印刷ユニットにより印刷が施された複数のウェブを重ねて裁断して折り曲げることで折帳を形成する折機とを具えた輪転印刷機において、前記折機は、回転可能な折胴と、該折胴と協働してウェブを裁断する鋸胴と、前記折胴に設けられて該折胴と反対方向に回転することで前記鋸胴により裁断されたウェブを前記折胴の周面から突出させる折ブレードと、前記折ブレードにより前記折胴の周面から突出したウェブを挟持して折帳を形成する一対の折込ローラとを有し、前記折ブレードは、幅方向に複数のブレード本体を有し、該ブレード本体の先端部は、回転方向に沿った湾曲形状をなし、幅方向における中央に位置する平坦部と、幅方向における両端に位置する角湾曲部と、前記平坦部と前記各角湾曲部とを滑らかに連続させる第2接触圧緩和部とを有することを特徴とすることを特徴とする輪転印刷機。
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