JP4879573B2 - 盗難通知システム - Google Patents

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本発明は、盗難通知システムに関する。
近年の自転車の中には、高級材料を使用したものやアシスト機構を備えるものなど、付加価値の高いものがあり、十分な盗難対策が望まれている。こうした要求に対し、従来から、自転車などの二輪車に対する種々の盗難対策が検討されている(下記特許文献参照)。
特開2004−178483号公報 特開2003−300453号公報 特開平11−185171号公報
ところで、こうした盗難対策の最も簡易な方法として錠前がある。錠前には機械式の他、電子式などもあるが、単に錠前を取り付けていても自転車ごと運ばれる場合には、何ら対策にならなかった。また、自転車の使用者が所定の受信機を携帯し、自転車に振動等が加わると受信機側の警報が鳴り、使用者に異常を知らせるシステムがあるが、動作範囲が比較的狭く、十分な対策とはならなかった。
本発明は、こうした問題を踏まえて、十分な盗難対策を行なうための盗難通知システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の盗難通知システムを次のように構成した。すなわち、
二輪車等の小型乗り物の盗難を通知するシステムであって、
前記小型乗り物に設置され、該小型乗り物の状態情報に基づいて当該小型乗り物の盗難を検出し、予め設定した該小型乗り物固有の情報を近距離無線の信号で発信する端末装置と、
前記端末装置からの近距離無線の信号を受信し、当該信号を公衆電話回線用の信号に変換して送信する中継装置と、
前記中継装置から送信された公衆電話回線用の信号を受信し、当該信号から前記小型乗り物固有の情報を認識し、該小型乗り物固有の情報に対応付けられた当該小型乗り物使用者の携帯電話に所定形式で盗難の通知を行なう監視装置と
を備えることを要旨とする。
本発明によれば、二輪車等の小型乗り物に設置した端末装置により盗難を検出し、これを近距離無線の信号で中継装置に送信する。中継装置は、受信した信号を公衆電話回線用の信号で監視装置に送信し、監視装置は信号内に含まれる小型乗り物固有の情報から、その使用者の携帯電話に盗難の通知を行なう。したがって、小型乗り物の盗難の通知を即座に行なうことができる。なお、二輪車等の小型乗り物とは、自転車、オートバイ、電動付き(アシスト付き)自転車、車椅子、三輪車など、人力で移動可能な乗り物のことである。また、公衆電話回線には、携帯電話用の回線も含む。
上記の構成を有する盗難通知システムの端末装置は、前記状態情報として、前記小型乗り物の振動、該小型乗り物の所定領域からの移動、該小型乗り物に設置された錠前の異常のいずれかに基づいて盗難を検出するものとしても良い。こうすることで、適切に小型乗り物の盗難を検出することができる。
上記の構成を有する盗難通知システムの端末装置は、前記小型乗り物の錠前の施錠に連動して、施錠状態における該小型乗り物の振動の検出を開始する振動センサを備え、当該センサにより前記盗難を検出するものとしても良い。こうすることで錠前の施錠と共に、盗難の検出を行なうことができる。
上記の構成を有する盗難通知システムの監視装置は、前記盗難の通知を、音声または電子メールにより行なうものとしても良い。こうすることで、既存の携帯電話の機能を十分に利用することができる。
上記の構成を有する盗難通知システムは、さらに、前記監視装置は、前記携帯電話への盗難通知と共に、該盗難に対する対応策を選択肢として提示し、当該盗難通知を受けた前記小型乗り物使用者が該携帯電話を用いて選択した対応策を受け付け、当該対応策に前記小型乗り物固有の情報を付加した信号を前記中継装置へ送信する手段を有し、前記中継装置は、前記監視装置からの信号を、前記端末装置とやり取りする近距離無線の信号に変換して発信する手段を有し、前記端末装置は、前記中継装置からの近距離無線の信号を受信して前記固有の情報の一致、不一致を判断し、一致する場合に、該信号に含まれる前記対応策に基づいて外部へ所定の警報を行なう手段を備えるものとしても良い。
かかる盗難通知システムによれば、小型乗り物の盗難の通知を受けた使用者の携帯電話側からの指示により、端末装置を作動させる。すなわち、端末装置は、携帯電話からの指示により所定の警告を行なう。したがって、盗難対策としての効果を奏する。
上記の構成を有する盗難通知システムの端末装置は、前記警報を行なう手段として所定の電子音を鳴らす回路を備えるものとしても良い。こうした電子音を鳴らすことで、小型乗り物の盗難を断念させ、盗難対策としての効果を奏する。
以下、上述した本発明の作用・効果を一層明らかにするため、本発明の実施の形態を実施例に基づき次の順序で説明する。
A.盗難通知システムの概略構成:
B.盗難通知処理:
C.警報処理:
D.変形例:
A.盗難通知システムの概略構成:
図1は、本発明の一実施例としての盗難通知システムの概略構成を示す説明図である。このシステムは、二輪車等の小型乗り物の盗難の事実をその使用者に通報するシステムであり、本実施例では、小型乗り物として自転車に適用した場合について説明する。なお、オートバイ、車椅子、三輪車など、人力で移動可能な他の乗り物について適用するものとしても良い。
図示するように、このシステム10は、主に、自転車11の錠前12に内蔵された端末装置20と、自転車11が置かれた駐輪場に設置される中継装置30と、中継装置30からの信号を受け付ける監視装置40とからなる。
端末装置20は、主に、自転車11の所定の状態を検出する盗難検出部23,中継装置30と近距離無線信号のやり取りを行なう近距離送受信部25,所定のタイミングで警報を鳴らす警報部27,各部と電気的に接続して端末装置20全体を制御する制御部28などを備えている。
盗難検出部23は、駐輪してある状態の自転車11に生じる振動を検出する振動センサを備えている。振動センサは、錠前12の鍵をかける動作に連動してONとなるスイッチ22,制御部28を介して、電池21からの電源供給により動作する。つまり、自転車11の駐輪中(鍵をかけた状態)は、微弱電流により自転車の振動が検出されている。盗難検出部23は、盗難時の自転車に生じる所定閾値以上の振動を検出することで、「盗難」を判断している。
近距離送受信部25は、小電力での無線通信を行なう送信回路と受信回路とを備えており、特定小電力無線を使用して所定信号のやり取りを行なう。盗難検出部23から電気信号を受けた制御部28は、近距離送受信部25に出力指令を行なう。これを受けた近距離送受信部25は、中継装置30に所定信号を送信している。なお、この所定信号には、自転車固有の情報としてID番号が含まれている。ID番号は、自転車ごと(つまり、端末装置20ごと)に予め設定されている。
警報部27は、スピーカ,所定の警告文を記憶した音声IC,電子音を出力する回路などを備えており、所定のタイミングで制御部28からの指令を受けて、警報を鳴らす。なお、警報部27を使用する処理については、後の警報処理で説明する。
中継装置30は、主に、端末装置20と近距離無線信号のやり取りを行なう近距離送受信部32,端末装置20と監視装置40との間で情報を伝達するための信号変換を行なう信号変換部33,監視装置40との間で信号のやり取りを行なう送受信部34,各部と電気的に接続して中継装置30全体を制御する制御部35などを備えている。
近距離送受信部32は、端末装置20の近距離送受信部25と同様、特定所電力無線を使用する送受信の回路を備えている。端末装置20からの所定信号を受信した中継装置30の近距離送受信部32は、その所定信号を制御部35に出力する。
信号変換部33は、特定小電力無線に用いる信号と、公衆電話回線用の信号との相互に信号を変換する回路を備えている。例えば、端末装置20から所定信号を受けた制御部35の指令を受け、その所定信号を公衆電話回線用の信号に変換している。つまり、本実施例では、中継装置30と監視装置40との間の通信は、公衆電話回線用の信号が使用されている。中継装置30による信号変換により、電話回線網などの所定のインフラを利用することができる。なお、公衆電話回線用の信号とは、携帯電話でやり取り可能な信号を含み、例えば、パケット信号などである。
送受信部34は、監視装置40との間で公衆電話回線用の信号のやり取りを行なう送信回路と受信回路とを備え、制御部35の指令を受けて信号のやり取りを行なっている。
こうした構成の中継装置30は、駐輪場内に1台設置されており、その駐輪場に駐輪され、端末装置20を搭載した複数の自転車との間で、近距離無線の通信を行なっている。
監視装置40は、主に、中継装置30との間で信号のやり取りを行なう送受信部42,CPU,ROM,RAM等を備え、監視装置40全体を制御する制御部45,所定の記憶領域を備えた記憶部46などを備えている。
送受信部42は、中継装置30の送受信部34と同様、公衆電話回線用の信号のやり取りを行なう送信回路と受信回路とを備えている。
記憶部46は、不揮発的な記憶領域を備えており、後述する盗難通知処理や警告処理など、種々の処理プログラムや、本システム10を利用する使用者の情報などのデータベースを記憶している。こうした処理プログラムは、所定のタイミングで制御部45のCPUに読み出されて実行される。
なお、記憶部46に記憶されるデータベースは、例えば、使用者の氏名、携帯電話の番号、携帯電話のメールアドレス,自転車のID番号などを関連付けしたものである。
こうしたシステム10において、ある使用者Aの自転車11が駐輪場内で盗難にあうと、端末装置20から発信されたID番号が中継装置30を介して監視装置40に送信される。監視装置40は、ID番号から使用者を特定し、特定された使用者Aの携帯電話に盗難の通知がなされる。こうした一連の処理を、盗難通知処理と呼ぶ。
ここで、携帯電話の構造を簡単に説明すると、携帯電話50は、全体を制御する制御部56を中心に、アンテナを備えた送受信部51,メールや電話番号などを表示する液晶画面の表示部52,電話の番号やメールの文字を入力する複数のボタンからなる操作部53,マイク54,スピーカ55などを備える一般的な携帯電話である。本実施例では、盗難が発生すると、使用者の携帯電話にメールが送信される。以下、盗難通知処理について説明する。
B.盗難通知処理:
図2は、盗難通知処理の流れを示すシステム全体のフローチャートである。この処理は、自転車の盗難発生をトリガーとして、各装置の制御部で実行される。
端末装置20で盗難が検出されると、端末装置20は、自転車11の固有情報であるID番号を特定小電力無線を用いて発信する(ステップS200)。なお、所定時間の信号発信の後、端末装置20はリターンに抜けて待機状態となる。
中継装置30は、端末装置20から発信された信号を受信し(ステップS210)、この信号を公衆電話回線用の信号に変換する(ステップS220)。変換された信号には、ID番号が含まれている。
中継装置30は、公衆電話回線用の信号に変換された信号(変換後の信号)を監視装置40へ送信する(ステップS230)。送信完了後、中継装置30はリターンに抜けて待機状態となる。
監視装置40は、中継装置30から送信された信号を受信する(ステップS240)。監視装置40は、受信した信号から自転車のID番号を認識し、データベースを参照して、盗難にあった自転車の使用者の携帯電話の情報を検索する(ステップS250)。
監視装置40は、検索により特定した使用者の携帯電話に、盗難の旨を記した所定形式のメールを送信する(ステップS260)。その後、監視装置40はリターンに抜けて待機状態となる。
使用者の携帯電話50は、監視装置40からのメールを受信し(ステップS270)、使用者の所定操作による指示を受けて、表示部52上にメール内容を表示する(ステップS280)。メール内容を確認した使用者の所定操作による指示を受け、携帯電話50は、メール表示を終了し、リターンに抜け通常の待機状態となる。
以上の盗難通知処理によれば、盗難にあっている自転車の使用者の携帯電話に即座に、盗難の通知を行なうことができる。盗難通知を受けた使用者は、種々の対応を取ることができる。
また、盗難検出は端末装置20で行なわれて中継装置30へ送信される。両者は駐輪場など、所定領域内で信号のやり取りを行なうため、小電力の送信で対応できる。つまり、端末装置20は小電力の電池で作動できるため、実用的なシステムを構築することができる。
図3は、監視装置40から送信されるメール内容の一例である。図示するように、携帯電話50の表示部52に表示されるメール内容には、自転車が盗難(異常)された旨と、対応策の選択肢が表示されている。
対応策の選択肢としては、例えば、自転車に設置した端末装置20の警報部27から電子音を鳴らす「アラーム作動」や、数種類の警告文や、「警備会社に通報」などが用意されている。使用者は、携帯電話50の操作部53のボタンを利用して対応策を選択する。こうした対応策は複数選択することも可能である。
例えば、選択肢5の「警備会社に通報」が選択されて、監視装置40に送信された場合、監視装置40は、盗難の信号を送信してきた中継装置30の設置場所を特定し、警備会社にこれを通知する。通知を受けた警備会社側は、その場所に駆けつける。
なお、監視装置40は、中継装置30の設置場所の特定に、所定のデータベースを参照している。図4は、中継装置と設置場所との対応関係を示すデータベースの一例である。監視装置40は、中継装置30との間で公衆電話回線用の信号をやり取りし、全国各地にあるどの中継装置30からの信号であるかを認識する。その中継装置30が何処に設置されているかについは、図4のデータベースを参照することで認識できる。
以上は、対応策の選択肢5が選択された場合であるが、その他の選択肢が選択された場合、自転車に設置された端末装置20に所定の指示を与える処理が行なわれる。この処理を警報処理と呼び、以下に説明する。
C.警報処理:
図5は、警報処理の流れを示すシステム全体のフローチャートである。この処理は、上述の盗難に対する対応策のうち、所定の選択肢が選ばれたタイミングで、各装置の制御部で実行される。
使用者が所定の対応策の選択肢を選び、携帯電話50の送信ボタンを押下すると、携帯電話50は、選択された番号を監視装置40へ送信して(ステップS500)、リターンに抜け、待機状態となる。
監視装置40は、選択された番号情報の信号を受信し(ステップS510)、この信号にID番号を加える(ステップS520)。監視装置40は、図1に示したデータベースを参照し、携帯電話の番号、メールアドレス等からID番号を特定している。
盗難に対する対応策として選択された番号と、ID番号とを含んだ新たな信号を生成した監視装置40は、これを中継装置30へ送信する(ステップS530)し、リターンに抜け、待機状態となる。
中継装置30は、新たに生成された信号を受信し(ステップS540)、端末装置20とやり取りするための信号に変換する(ステップS550)。変換後の信号には、対応策の選択番号とID番号とが含まれている。
中継装置30は、変換後の信号を端末装置20に発信し(ステップS560)、リターンに抜け、待機状態となる。
駐輪場に置かれた複数の自転車に設置されている各端末装置20は、中継装置30から発信されている信号を受信する(ステップS570)。
各端末装置20(制御部28)は、受信した信号に含まれるID番号と自己のID番号とが一致するか否かを判断する(ステップS575)。ステップS575で、一致しないと判断した場合には、リターンに抜け、待機状態となる。
他方、ステップS575で、一致すると判断した場合には、受信した信号に含まれる選択された番号(対応策)を読み出し、これに基づいて警報の種類を選択する(ステップS580)。
続いて、ID番号が一致する端末装置20は、選択された警報の種類に対応して警報部27を作動し(ステップS590)、リターンに抜けて処理を終了し、待機状態となる。
例えば、図3に示した番号1が選択されていれば、自転車11の端末装置20から大音量の電子音が鳴り、周囲に自転車の盗難を知らせる。また、番号2が選択されていれば、端末装置20から「監視カメラが撮影しました。」との警告文を発することとなる。
以上の警報処理によれば、盗難通知を受けた使用者の携帯電話からの指示で、端末装置20の警報を作動させることができる。その結果、自転車の盗難を断念させ、盗難対策としての効果を奏する。
D.変形例:
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。
本実施例では、自転車の振動に基づいて盗難検出を行なうものとしたが、自転車の所定領域からの移動や、錠前の異常に基づいて、盗難検出を行なうものとしても良い。さらには、人体から発せられる熱を検知する人感センサ等を用いて盗難検出を行なうものとしても良い。
例えば、自転車の所定領域からの移動で盗難を検出する場合には、無線ICタグを利用する。この場合、駐輪場の出入口に、近距離送受信部32に代えて無線ICタグリーダーを備えた中継装置30を配置する。端末装置20は、盗難検出部23として無線ICタグを備える。こうしたシステムの中で、端末装置20を設置した自転車が盗まれて駐輪場から出る際に、中継装置30が、無線ICタグリーダーにより自転車のID番号を読み取り、このID番号を公衆電話回線用の信号に変換して、監視装置40へ送信する。つまり、自転車の移動により盗難の判断を行なうことができる。
また、錠前の異常は、錠前の破壊によってスイッチがONとなる機構を備えたり、ワイヤータイプの錠前であれば、ワイヤーの切断を検出すれば良い。
本実施例では、端末装置から発する警告は、数種類を予め設定しておき、携帯電話から選択できるものとしたが、盗難にあった自転車の使用者が携帯電話から直接声で警告するシステムであっても良い。
この場合、盗難を知った使用者は、携帯電話から所定警告のメッセージを喋る。通話先である監視装置40は、この音声信号と共に自転車のID番号を載せた信号を中継装置30に送信する。この信号を受けた中継装置30は、これを特定小電力無線通信用の信号に変換して発信する。駐輪場の端末装置は、信号を受信して、自己のID番号を確認し、ID番号が一致する端末装置20は、音声信号を復元して警告メッセージを出力する。かかるシステムは、中継装置30の信号変換部33、制御部35や、端末装置20の制御部28に、こうした機能を持たせることで実現できる。こうすることで、使用者が直接声で警告することができる。
本実施例では、盗難の通知を電子メールで行なうものとしたが、音声により盗難の通知を行なうものとしても良い。
なお、こうした盗難通知システムを利用して使用者に盗難の事実を通知した後、盗難された自転車を探知することもできる。例えば、自転車に端末装置に加えてGPS受信機を備え、携帯電話の基地局にGPSの受信信号(GPS信号と呼ぶ)を発信する。このGPS信号には、自転車のID番号を含める。この信号を受信した基地局は、監視装置へ信号を送信する。これを受けた監視装置は、GPS信号から自転車の現在位置を算出し、ID番号から自転車の使用者の携帯電話に通知する。こうすることで、盗難後の自転車を探し出すことができる。
また、中継装置に監視用のカメラを設置し、盗難の検出があった場合に、駐輪場の映像を撮影、記録するものとしても良い。この場合、中継装置にカメラおよび記録部を設け、中継装置から監視装置へ、盗難された自転車のID番号を送信すると共に、その画像も送信する。監視装置は、ID番号から特定された使用者の携帯電話に画像を送信する。こうすることで、使用者は盗難現場の写真を携帯電話で確認することができる。
本発明の実施例としての盗難通知システムの概略構成を示す説明図である。 盗難通知処理の流れを示すシステム全体のフローチャートである。 監視装置から送信されるメール内容の一例である。 中継装置と設置場所との対応関係を示すデータベースの一例である。 警報処理の流れを示すシステム全体のフローチャートである。
符号の説明
10…システム
11…自転車
12…錠前
20…端末装置
21…電池
22…スイッチ
23…盗難検出部
25…近距離送受信部
27…警報部
28…制御部
30…中継装置
32…近距離送受信部
33…信号変換部
34…送受信部
35…制御部
40…監視装置
42…送受信部
45…制御部
46…記憶部
50…携帯電話
51…送受信部
52…表示部
53…操作部
54…マイク
55…スピーカ
56…制御部

Claims (5)

  1. 二輪車等の小型乗り物の盗難を通知するシステムであって、
    前記小型乗り物に設置され、該小型乗り物の状態情報に基づいて当該小型乗り物の盗難を検出し、予め設定した該小型乗り物固有の情報を近距離無線の信号で発信する端末装置と、
    前記端末装置からの近距離無線の信号を受信し、当該信号を公衆電話回線用の信号に変換して送信する中継装置と、
    前記中継装置から送信された公衆電話回線用の信号を受信し、当該信号から前記小型乗り物固有の情報を認識し、該小型乗り物固有の情報に対応付けられた当該小型乗り物使用者の携帯電話に所定形式で盗難の通知を行なう監視装置とを備え
    前記監視装置は、前記携帯電話への盗難通知と共に、該盗難に対する対応策を選択肢として提示し、当該盗難通知を受けた前記小型乗り物使用者が該携帯電話を用いて選択した対応策を受け付け、当該対応策に前記小型乗り物固有の情報を付加した信号を前記中継装置へ送信する手段を有し、
    前記中継装置は、前記監視装置からの信号を、前記端末装置とやり取りする近距離無線の信号に変換して発信する手段を有し、
    前記端末装置は、前記中継装置からの近距離無線の信号を受信して前記固有の情報の一致、不一致を判断し、一致する場合に、該信号に含まれる前記対応策に基づいて外部へ所定の警報を行なう手段を備える
    盗難通知システム。
  2. 請求項1に記載の盗難通知システムであって、
    前記端末装置は、前記状態情報として、前記小型乗り物の振動、該小型乗り物の所定領域からの移動、該小型乗り物に設置された錠前の異常のいずれかに基づいて盗難を検出する盗難通知システム。
  3. 請求項1に記載の盗難通知システムであって、
    前記端末装置は、前記小型乗り物の錠前の施錠に連動して、施錠状態における該小型乗り物の振動の検出を開始する振動センサを備え、当該センサにより前記盗難を検出する
    盗難通知システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の盗難通知システムであって、
    前記監視装置は、前記盗難の通知を、音声または電子メールにより行なう盗難通知システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の盗難通知システムであって、
    前記端末装置は、前記警報を行なう手段として所定の電子音を鳴らす回路を備える盗難通知システム。
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