JP4858762B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サイドエアバッグ装置に係わり、特に、車両用シートのシートバックに設けられたサイドエアバッグ装置に関する。
サイドエアバッグ装置は、車両の側突時や横転時に、インフレータにより、エアバッグにガスを供給して膨張展開させ、車両の乗員を保護するためのものであり、従来から種々のものが提案されている。
特許文献1には、車両用シートのシートバックの車幅方向外側の側部に、その内部がシーム(縫目)により下室と上室とに区画されたエアバッグが設置された側突用エアバッグ装置が開示されている。
この側突用エアバッグ装置において、車両の側突時や横転時には、ガス発生器(インフレータ)が作動してガスがエアバッグの下室と上室に流入し、各室が膨張し、これにより、エアバッグが座席(シート)の窓側サイドに沿って展開するようになっている。
この側突用エアバッグ装置においては、下室へ上室よりもガスが多量に且つ高圧で供給されるようになっているので、下室が高内圧にて早期に膨張し、乗員の腰を横移動させながら受け止め、上室は下室よりも低内圧にて膨張するので、乗員の上半身をソフトに受け止めることができるようになっている。
さらに、特許文献1の側突用エアバッグ装置においては、上室に一つのベントホールが設けられている。
特許文献2にも、サイドエアバッグ装置が開示され、このサイドエアバッグ装置も、エアバッグが乗員の胸と腹を保護する上部エアバッグ室と腰を保護する下部エアバッグ室を備え、これらの上部エアバッグ室と下部エアバッグ室の圧力差が所望値となるように、縫製部を備えている。
このサイドエアバッグ装置においても、下部エアバッグ室の内圧は上部エアバッグ室の内圧より高くなっており、下部エアバッグ室の高内圧化及び早期展開がなされている。
さらに、特許文献2のサイドエアバッグ装置においては、上部エアバッグ室及び下部エアバッグ室のそれぞれにベントホールが設けられている。
特許文献3にも、側面衝突用エアバッグ装置が開示され、この側面衝突用エアバッグ装置も、乗員の胸と腹を保護するエアバッグを備え、このエアバッグの上方部分には、2つのベントホールが設けられている。
特開2005-41457号公報 特開2005-196891公報 特開平9-272394公報
上述した特許文献1及び特許文献2に開示された従来のサイドエアバッグ装置は、いずれも、上室(上部エアバッグ室)により乗員の胸と腹をソフトに保護し、下室(下部エアバッグ室)により、乗員の腰を横移動させながら受け止め、乗員の体の側部全体を保護する点で有効な装置である。
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来の側突用エアバッグ装置においては、上室に一つのベントホールが設けられているが、一つのベントホールを設けただけでは、エアバッグの膨張部の圧力調整を確実に行うことができない。
また、特許文献2に開示された従来のサイドエアバッグ装置においては、上部エアバッグ室及び下部エアバッグ室のそれぞれにベントホールが設けられているが、各エアバッグ室に一つのベントホールを設けただけであるので、各室の圧力調整を確実に行うことはできない。
さらに、特許文献3に開示された従来の側面衝突用エアバッグ装置においては、エアバッグの上方部分には、2つのベントホールが設けられているが、単に上方部分に2つのベントホールを設けただけでは、エアバッグの圧力を均一化するのが困難である。
そこで、本発明は、従来技術の持つ問題点を解決するためになされたものであり、エアバッグの圧力の調整が容易で、且つ、エアバッグ全体の圧力の均一化が可能なサイドエアバッグ装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、車両用シートのシートバックに設けられたサイドエアバッグ装置であって、膨張部を備えたエアバッグと、車両の側突時又は横転時にエアバッグにガスを供給してエアバッグを膨張展開させるインフレータと、を有し、エアバッグの膨張部は、膨張展開状態を車幅方向から見て、その上部に形成された上部ベントホール、、この上部ベントホールから離間して、その下部に形成された下部ベントホールと、インフレータから供給されるガス流を導入するガス流入口を備え、更に、膨張部は、ガス流入口から流入したガスが、上部ベントホール又はその近傍を通過して、下部ベントホールに流れるように形成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、車両の側突時又は横転時には、インフレータからエアバッグにガスが供給されエアバッグが膨張展開して乗員が保護される。また、エアバッグの膨張部には、2つのベントホールである上部ベントホールと下部ベントホールが離間して形成されているので、膨張部の圧力調整ができると共に、膨張部全体の圧力をほぼ均一化することができる。さらに、本発明においては、インフレータからのガスが、上部ベントホール又はその近傍を通過して下部ベントホールに流れるので、保護の要求が大きな乗員の胸部の位置にある膨張部の上部を先ず高圧化できるので、乗員の保護性能が向上する。さらに、上部ベントホールからガスが抜けすぎると膨張部の下部の高圧化ができなくなるが、上部ベントホールからの排出ガス量を少なくしているので、このような問題の発生を防止することができる。
本発明において、好ましくは、上部ベントホールは、その排出ガス量が、下部ベントホールよりも少なくなるように形成されている。
このように構成された本発明においては、乗員の肌の露出度の多い胸(肩や腋を含む)の部分は、露出度の少ない腹の部分に比べて、高温の排出ガスの流出量が少なくなり、その分、乗員への不快感を抑制することができる。
本発明において、好ましくは、膨張部は、その前縁部に、車幅方向から見て、前縁部上部と前縁部下部との間で所定の乗員の上腕部に対応する部位又はその近傍に後方に窪んだ凹部が形成され、上部ベントホール及び下部ベントホールの少なくとも一方が、前縁部上部の近傍又は前縁部下部の近傍に形成されている。
このように構成された本発明においては、エアバッグの膨張部に凹部が形成されているので、この凹部の分だけ少量のガス量で膨張展開することができるので、大柄な乗員の場合でも、必要な上下方向長さを確保でき、乗員の保護性能を向上させることができる。さらに、エアバッグの膨張部には凹部が設けられているので、例えば、小柄な乗員の場合には、その上腕部が、エアバッグ展開時に、エアバッグの膨張部により車幅方向内側に押されることを防止することができる。本発明においては、さらに、上部ベントホール及び下部ベントホールの少なくとも一方が、前縁部上部の近傍又は前縁部下部の近傍に形成されているので、エアバッグの膨張部の前部からガスを排気することができ、しかも、前縁部上部の近傍及び前縁部下部の近傍は、膨張時に車幅方向厚みが大きな部位であり、これらの厚みが大きな部位に上部ベントホール及び下部ベントホールの何れか一方が形成されているので、側突時や横転時に、上部ベントホール又は下部ベントホールが潰れてガスが阻害されることを防止できる。
本発明において、好ましくは、膨張部は、その前方部の所定の乗員の上腕部に対応する部位又はその近傍に、その周囲が膨張領域に囲まれた非膨張部が形成され、上部ベントホール及び下部ベントホールの少なくとも一方が、非膨張部の上方に位置する前側上部又は下方に位置する前側下部に形成されている。
このように構成された本発明においては、エアバッグの膨張部に、非膨張部が形成されているので、この非膨張部の分だけ少量のガス量で膨張部を膨張展開することができるので、大柄な乗員の場合でも、膨張部の必要な上下方向長さを確保でき、乗員の保護性能を向上させることができる。さらに、エアバッグの膨張部に非膨張部が設けられているので、例えば、小柄な乗員の場合には、その上腕部が、エアバッグ展開時に、エアバッグの膨張部により車幅方向内側に押されることを防止することができる。本発明においては、さらに、上部ベントホール及び下部ベントホールの少なくとも一方が、非膨張部の上方に位置する前側上部又は下方に位置する前側下部に形成されているので、エアバッグの膨張部の前部からガスを排気することができ、しかも、前側上部及び前側下部は、膨張時に車幅方向厚みが大きな部位であり、これらの厚みが大きな部位に上部ベントホール及び下部ベントホールの何れか一方が形成されているので、側突時や横転時に、上部ベントホール又は下部ベントホールが潰れてガスが阻害されることを防止できる。
本発明において、好ましくは、エアバッグの膨張部は、膨張展開状態を車幅方向から見て、シートに着座した乗員の胸及び腹を保護するように膨張する胸腹保護部、及び、乗員の腰を保護するように膨張する腰保護部を含み、上部ベントホール及び下部ベントホールは、胸腹保護部に形成され、腰保護部にはベントホールは形成されず、胸腹保護部及び腰保護部は、インフレータのガス供給口の周辺で主に連通している。
このように構成された本発明においては、エアバッグの胸腹保護部が膨張展開して乗員の胸と腹を保護すると共に、腰保護部が膨張展開して、乗員の腰を横方向に押し出して、乗員の腰を保護する。また、腰保護部は、腰を車幅方向に移動させるために高圧状態に保持する必要があるが、腰保護部にはベントホールは形成されず、且つ、胸腹保護部と腰保護部はインフレータのガス流入口の周辺で主に連通しているので、腰保護部を高圧状態に保持することが可能である。さらに、胸腹保護部に形成された上部ベントホールのガス排出量が少ないので、腰保護部の上部ベントホールによる腰保護部の高圧化への影響は少ない。
本発明のサイドエアバッグ装置によれば、エアバッグの圧力の調整が容易で、且つ、エアバッグ全体の圧力の均一化が可能となる。
以下、添付図面により、本発明のサイドエアバッグ装置の実施形態を説明する。
先ず、図1乃至図8により、本発明の第1実施形態によるサイドエアバッグ装置を説明する。
図1は本発明の第1実施形態によるサイドエアバッグ装置が展開膨張した状態を示す車幅方向から見た図であり、図2は図1のサイドエアバッグ装置のエアバッグを示す側面図であり、図3は図1のサイドエアバッグ装置のエアバッグを示す平面図であり、図4は図1のサイドエアバッグ装置のエアバッグを示す正面図である。
図1に示すように、車両の車室内には、車両用シート1が取り付けられ、この車両用シート1は、乗員が着座するシートクッション1aと背中を支持するシートバック1bを備えている。
ここでは、車両用シート1に着座する乗員の体格は種々なものであるが、ここでは、代表例として、乗員A及び乗員Bの場合を説明する。乗員Aは、米国の連邦規制基準CRF49ch.5でAM50と呼ばれる米国成人男性のうちの平均的な体型の乗員に相当する乗員を示し、一方、乗員Bは、この米国基準でAF05と呼ばれる米国成人女性のうちの最も小柄から5%目の人の平均的な体型の乗員に相当する乗員を示している。
本発明の第1実施形態によるサイドエアバッグ装置2は、膨張展開して乗員を保護するエアバッグ4と、このエアバッグ4にガスを供給するインフレータ6を備えており、エアバッグ4が折り畳まれた状態でインフレータ6と共にユニット化されたものが、車両用シート1のシートバック1bの窓側の側部の内部に設けられている。
ここで、サイドエアバッグ装置2は、センサ(図示せず)が車両の側突を検知したとき、及び、車両の横転時、より具体的には、車両が所定角度以上傾むいたことを予知したとき、インフレータ6からガスを供給して、エアバッグ4を膨張展開させるようになっている。
図1乃至図4に示すように、エアバッグ4は、膨張展開状態を車幅方向から見て、車両用シート1のシートクッション1aに着座した乗員A及びBの胸及び腹を保護するように膨張する胸腹保護部8と、乗員A及びBの腰を保護するように膨張する腰保護部10を備えている。これらの胸腹保護部8及び腰保護部10は、展開状態で車幅方向内側と外側に位置する同じ形状の二枚の布を縫製することにより、具体的には、破線で示される縫製部12により形成されるようになっている。
また、胸腹保護部8と腰保護部10とは、縫製部12の一部である連結部12aにより、連結され、一体的に膨張展開するようになっている。また、連結部12aの最後端部には、縫製部12の一部である非膨張部12bが形成され、その部位が破断しないように強度を向上させている。
ここで、胸腹保護部8と腰保護部10は、それぞれの上方部で連通領域13において連通しており、その連通領域13の後方近傍に位置する腰保護部10の部位には、ガス流入口14が形成され、このガス流入口14がインフレータ6のガス噴出口(図示せず)に接続されている。
図1及び図2に示すように、胸腹保護部8の小柄な乗員(例えば、上述したAF05に対応する乗員B)の上腕部B1に対応する部位又はその近傍に膨張抑制部である凹部16が形成されている。より具体的には、凹部16は、胸腹保護部8の前縁部8aに、車幅方向から見て、前縁部上部8bと前縁部下部8cの間で後方に窪むように形成され、さらに、この凹部16は、胸腹保護部8の上半分側に形成されている。
図1に示すように、腰保護部10は、上述したように、胸腹保護部8と連結され、エアバッグ展開時には、車両用シート1のシートクッション1aの座面に接触するように展開するように、形成されている。
さらに、図1乃至図4に示すように、胸腹保護部8には、膨張展開状態を車幅方向から見て、その上部、即ち、胸腹保護部8の前縁部上部8bの近傍に、上部ベントホール18が形成され、さらに、その下部、即ち、前縁部下部8cの近傍に、上部ベントホール18から所定距離以上離間して、下部ベントホール20が形成されている。この上部ベントホール18は、その排出ガス量が、下部ベントホール20よりも少なくなるように、下部ベントホール20よりも小さく形成されている。なお、腰保護部10には、ベントホールは形成されていない。
なお、本実施形態においては、上部ベントホール18及び下部ベントホール20は、両方が形成されていることが好ましいが、これに限らず、少なくとも何れか一方が形成されていればよい。
ここで、図3及び図4に示されているように、上部ベントホール18及び下部ベントホール20は、両者ともに、車両前後方向から見て、中心部近傍で且つ中心部から窓側(車両外側)に変位した部位に設けられている。これにより、エアバッグ4の胸腹保護部8が膨張展開したとき、乗員及びドアの何れにも接触することがないので、塞がれることがなく、スムーズな排気が可能となる。
また、エアバッグ4の胸腹保護部8は、ガス流入口14から流入したガスが、上部ベントホール18又はその近傍を通過して、下部ベントホール20に流れるように形成されている。
次に、図5により、第1実施形態におけるエアバッグ4の変形例を説明する。この変形例では、エアバッグ4の胸腹保護部8の前縁部8aに窪み形状の非膨張部8gを形成し、これにより、上述した凹部16が形成されるようになっている。
次に、上述した第1実施形態によるサイドエアバッグ装置の作用効果を説明する。先ず、センサ(図示せず)が車両の側突を検知したとき、又は、車両の横転時、より具体的には、車両が所定角度以上傾むいたことを予知したときには、図6及び図7に示すように、インフレータ6からガスが供給され、エアバッグ4が膨張展開する。
このとき、エアバッグ4の腰保護部10が膨張展開することにより、乗員Aの腰を横方向に押し出して、乗員の腰の保護を図ることができる。
また、エアバッグ4の胸腹保護部8に凹部16を設けたので、凹部16の容積分だけガス量が不要となり、その分だけ少量のガス量で胸腹保護部8を膨張展開することができる。即ち、少量のガス量でエアバッグの展開性を向上させることができる。その結果、大柄な乗員Aの場合でも、胸幅保護部8の必要な上下方向長さを確保でき、乗員の保護性能を向上させることができる。
さらに、エアバッグ4の胸腹保護部8には凹部16が設けられているので、小柄な乗員Bの場合には、その上腕部B1が、エアバッグ展開時に、エアバッグ4の胸腹保護部8により車幅方向内側に押されることを防止することができる。
また、エアバッグ展開時には、エアバッグ4の腰保護部10が車両用シートのシートクッション1aの座面に接触するように展開する。このとき、腰保護部10は、胸腹保護部8と連結部12aにより連結されているので、腰保護部10は安定して展開し、展開安定性を高めることができる。
このとき、エアバッグ4は、腰保護部10がシートクッション1aの座面に接触して展開するので、胸腹保護部8は、腰保護部10を介してシートクッション1aから反力を受ける。エアバッグの膨張展開時において、凹部16がシートクッション1aから近い位置にあると、この凹部16に反力による応力集中が発生し易くなり、展開性が悪化するが、本実施形態においては、凹部16が胸腹保護部10の上半分側に形成されており、シートクッション1aから離間した位置にあるので、応力集中を抑制でき、胸腹保護部8の展開性が低下することを防止できる。
さらに、本実施形態においては、エアバッグ4が膨張するとき、腰保護部10から上方に向いて作用する応力が発生するが、この応力は凹部16で集中するので、胸腹保護部8の上部が応力により上方に変位するのを抑制することができ、乗員の体形に合わせてエアバッグ4を適切に展開させることができる。
なお、本実施形態においては、第2変形例として、図6に示すように、エアバッグ4において、腰保護部10と胸腹保護部8との間に非連結部9を形成し、腰保護部10が胸腹保護部8と非連結状態となるようにしてもよい。この場合には、腰保護部10は、胸腹保護部8と一体的に展開できないのでその分展開性は低下するが、胸腹保護部8は、腰保護部10がシートクッション1aの座面に接触して展開しても、腰保護部10を介してシートクッション1aから反力を受けることがないので、胸腹保護部8の展開性が向上する。
次に、本実施形態においては、一つの膨張部である胸腹膨張部8には離間して上部ベントホール18と下部ベントホール20が設けられているので、これらの2つのベントホールにより、胸腹膨張部8全体の圧力をほぼ均一化することが可能となる。
また、エアバッグ4の胸腹保護部8は、ガス流入口14から流入したガスが、上部ベントホール18又はその近傍を通過して、下部ベントホール20に流れるように形成されているので、保護の必要性が大きな胸が位置する上部を先に高圧化することができ、保護性能が向上する。
また、上部ベントホール18は、その排出ガス量が、下部ベントホール20よりも少なくなるように、下部ベントホール20よりも小さく形成されているので、乗員の肌の露出度の多い胸(肩や腋を含む)の部分は、露出度の少ない腹の部分に比べて、高温の排出ガスの流出量が少なくなり、その分、乗員への不快感を抑制することができる。
さらに、胸腹保護部8においては、上述したように、ガスが上部ベントホール18又はその近傍を通過して下部ベントホール20に流れるので、上部ベントホール18からガスが抜けすぎると胸腹保護部8の下部の高圧化ができなくなるが、本実施形態では、上部ベントホール18からの排出ガス量を少なくしているので、このような問題の発生を防止することができる。
また、胸腹保護部8において、胸腹保護部8の前縁部上部8bの近傍に、上部ベントホール18が形成され、さらに、前縁部下部8cの近傍に、下部ベントホール20が形成されているので、エアバッグ4の胸腹保護部8の前部からガスを排気することができ、しかも、前縁部上部8bの近傍及び前縁部下部8cの近傍は、膨張時に車幅方向厚みが大きな部位であり、これらの厚みが大きな部位に上部ベントホール18及び下部ベントホール20が形成されているので、側突時や横転時に、上部ベントホール18又は下部ベントホール20が潰れてガスが阻害されることを防止できる。
さらに、腰保護部10は、腰を車幅方向に移動させるために高圧状態に保持する必要があるが、腰保護部10には、ベントホールは形成されず、且つ、胸腹保護部8と腰保護部10のそれぞれの上方部に連通領域13が形成され、この連通領域13の後方近傍にガス流入口14が形成されているので、高圧状態に保持することが可能である。さらに、胸腹保護部8に形成された上部ベントホール18のガス排出量が少ないので、腰保護部10の上部ベントホール18による腰保護部10の高圧化への影響は少ない。
次に、図9乃至図12により、本発明の第2実施形態によるサイドエアバッグ装置を説明する。図9は本発明の第2実施形態によるサイドエアバッグ装置が展開膨張した状態を示す車幅方向から見た図であり、図10は図9のサイドエアバッグ装置のエアバッグを示す側面図であり、図11は図9のサイドエアバッグ装置のエアバッグを示す平面図であり、図12は図9のサイドエアバッグ装置のエアバッグを示す正面図である。
この第2実施形態は、基本構成は、上述した第1実施形態と同様であるので、以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
上述した第1実施形態においては、胸腹保護部8に凹部16を形成したが、第2実施形態では、胸腹保護部8の膨張抑制部として、凹部16の代わりに、胸腹保護部8の小柄な乗員(例えば、上述したAF05に対応する乗員B)の上腕部B1に対応する部位又はその近傍に布を縫製することにより、非膨張部24が形成されている。この非膨張部24は、胸腹保護部8の上半分側で、且つ、前方部に形成されている。さらに、非膨張部24は、その周囲(全周)が膨張領域8dにより囲まれている。
また、胸腹保護部8の上部ベントホール18及び下部ベントホール20は、それぞれ、非膨張部24の上方に位置する前側上部8e及び前側下部8fに形成される。
より具体的には、図10に示されているように、上部ベントホール18及び下部ベントホール20は、いずれも、膨張展開状態を車両の前後方向又は上下方向から見て、胸腹保護部8の表面の前後方向又は上下方向に広がる面の傾斜が比較的大きな部位(図10の二点鎖線よりも外側の領域)に形成されている。
なお、上部ベントホール18及び下部ベントホール20は、何れか一方のみが形成されてもよい。
このように構成された本発明の第2実施形態によるサイドエアバッグ装置においても、上述した第1実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
次に、図13乃至図18により、本発明の第3実施形態によるサイドエアバッグ装置を説明する。図13は本発明の第3実施形態によるベントホールの形状の第1例を示す側面図であり、図14は本発明の第3実施形態によるベントホールの形状の第2例を示す側面図であり、図15は本発明の第3実施形態によるエアバッグが展開膨張した状態を示す車幅方向から見た図であり、図16は図15のエアバッグを示す平面図であり、図17は図14のエアバッグを示す正面図であり、図18は本発明の第3実施形態の変形例によるエアバッグが展開膨張した状態を示す車幅方向から見た図である。
この第3実施形態は、基本構成は、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同様であるので、以下、第1実施形態及び第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
先ず、図13に示すように、本発明の第3実施形態においては、胸腹保護部10に、第1実施形態及び第2実施形態において丸穴形状のベントホールに代えて、スリット形状の上部ベントホール28及び下部ベントホール30が形成されている(図13は下部ベントホール30のみ図示)。図13には、第1実施形態及び第2実施形態における丸穴形状の下部ベントホール20が破線で示されている。図13に示すように、下部ベントホール30は、スリット部30aとその両端形成された小径部30bから構成されている。上部ベントホール28も、同様に、スリット部とその両端形成された小径部から構成されている。
次に、図14に示すように、本発明の第3実施形態においては、胸腹保護部10に、第1実施形態及び第2実施形態において丸穴形状のベントホールに代えて、長穴形状の上部ベントホール38及び下部ベントホール40を形成するようにしてもよい(図14は下部ベントホール40のみ図示)。ここで、図15においても、同様に、第1実施形態及び第2実施形態における丸穴形状の下部ベントホール20が破線で示されている。
より具体的に説明すると、図15乃至図17に示すように、本実施形態においては、上部ベントホール28及び下部ベントホール30は、膨張展開状態を車幅方向から見て、胸腹保護部8の前縁部上部8bと前縁部下部8cのそれぞれの近傍に位置し、その前縁部8aの形状にほぼ沿うように、スリット形状又は長穴形状に形成されている。ここで、上部ベントホール28及び下部ベントホール30のスリット形状及び長穴形状の長さは、0.5cm〜10cmである。
また、上部ベントホール28及び下部ベントホール30は、ガスが前方に向けて排出されるように形成されている。
本実施形態においても、同様に、エアバッグ4の胸腹保護部8には、所定の小柄な乗員Bの上腕部B1に対応する部位又はその近傍で、且つ、前縁部上部8bと前縁部下部8cの間で後方に窪むように凹部16が形成されている。上部ベントホール28及び下部ベントホール30は、それぞれ、前縁部上部8bの近傍及び前縁部下部8cの近傍に形成されている。
なお、本実施形態において、上部ベントホール28及び下部ベントホール30は、少なくとも一方が形成されていればよい。
ここで、上部ベントホール28及び下部ベントホール30は、いずれも、その長手方向に沿った線(延長線)が、車両用シート1のシートクッション1aの座面に対してほぼ直角か又は傾斜状態となるように形成されている。
さらに、本実施形態において、上部ベントホール28及び下部ベントホール30は、いずれも、膨張展開状態を車両の前後方向又は上下方向から見て、胸腹保護部8の表面の前後方向又は上下方向に広がる面の、つまり、縫製部12が形成する面に対する、傾斜が比較的大きな部位32(図15の二点鎖線よりも外側の領域)に、胸腹保護部8の前縁部8aの形状にほぼ沿うように、スリット形状又は長穴形状に形成されている。
次に、図18により、第3実施形態の変形例を説明する。図18に示すように、エアバッグ4の胸腹保護部8には、その前方部の所定の小柄な乗員の上腕部に対応する部位又はその近傍に、その周囲が膨張領域8dに囲まれた非膨張部24が形成されている。このような構造を前提として、本実施形態においては、さらに、膨張展開状態を車幅方向から見て、胸腹膨張部8の非膨張部側に位置し、その非膨張部24との境界の形状にほぼ沿うように、スリット形状又は長穴形状の上部ベントホール48が形成されている。なお、下部ベントホール50は、図15に示されたエアバッグ4と同様である。
この図18に示された第3実施形態の変形例においても、図15に示す第3実施形態と同様に、上部ベントホール48及び下部ベントホール50は、膨張展開状態を車両前後方向から見て、胸腹膨張部8の表面の傾斜が比較的大きな部位32(図18の二点鎖線よりも外側の領域)に、胸腹保護部8との境界の形状にほぼ沿うように、スリット形状又は長穴形状に形成されている。
このように構成された本発明の第3実施形態及びその変形例によるサイドエアバッグ装置においても、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同様な作用効果を奏することができる。第3実施形態及びその変形例によれば、上部ベントホール28,38及び下部ベントホール30,40を上述したスリット形状又は長穴形状により形成したこと等により、以下のような作用効果を奏することができる。
先ず、第3実施形態及びその変形例によるサイドエアバッグ装置においては、胸腹保護部8の上部ベントホール28,38及び下部ベントホール30,40をスリット形状又は長穴形状により形成したので、インフレータ6からガスが供給されて胸腹保護部8が膨張展開する際、胸腹保護部8が高圧下のときには、上部ベントホール28,38及び下部ベントホール30,40の開口断面積が大きくなるので、多量のガスを短時間で排出することにより、衝撃吸収性が向上し、次に、胸腹保護部8が萎んで圧力が低下すると、上部ベントホール28,38及び下部ベントホール30,40の開口断面積が小さくなるので、ガスの排出量が低減して比較的長時間の緩やかな保護が可能となる。
また、第3実施形態においては、上部ベントホール28及び下部ベントホール30は、スリット形状又は長穴形状により形成したことに加えて、膨張展開状態を車両前後方向から見て、胸腹保護部8の表面の傾斜が比較的大きな部位32に、胸腹保護部8の前縁部8aの形状にほぼ沿うように形成されているので、上述した場合よりも、より効果的に、衝撃吸収性が向上し、次に、ガスの排出量が低減して比較的長時間の緩やかな保護が可能となる。
第3実施形態の変形例においても、同様に、上部ベントホール38及び下部ベントホール40は、スリット形状又は長穴形状により形成したことに加えて、膨張展開状態を車幅方向から見て、胸腹膨張部8の非膨張部側に位置し、その非膨張部24との境界の形状にほぼ沿うように形成されているので、上述した場合よりも、より効果的に、衝撃吸収性が向上し、次に、ガスの排出量が低減して比較的長時間の緩やかな保護が可能となる。
また、第3実施形態及びその変形例においては、胸腹保護部8の上部ベントホール28,38及び下部ベントホール30,40は、ガスが前方に向けて排出されるように形成されているので、排出された高温のガスが乗員に吹き付けられことがなく、高温ガスと乗員との接触を抑制することができる。
さらに、エアバッグ4が、車両用シート1のシートクッション1aの座面に接触するように展開した場合には、エアバッグ4がシートクッション1aの座面から反力を受け、この反力により、ベントホールがシートクッション1aの座面と同じ方向に形成された場合には、ベントホールが潰れ気味となりガスの排気ができなくなる。しかしながら、第3実施形態及びその変形例においては、上部ベントホール28,38及び下部ベントホール30,40は、いずれも、その長手方向に沿った線(延長線)が、車両用シート1のシートクッション1aの座面に対してほぼ直角か又は傾斜状態となるように形成されているので、上述した不具合を防止することができる。
本発明の第1実施形態によるサイドエアバッグ装置が展開膨張した状態を示す車幅方向から見た図である。 図1のサイドエアバッグ装置のエアバッグを示す側面図である。 図1のサイドエアバッグ装置のエアバッグを示す平面図である。 図1のサイドエアバッグ装置のエアバッグを示す正面図である。 本発明の第1実施形態の変形例によるエアバッグを示す側面図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例によるエアバッグを示す側面図である。 本発明の第1実施形態によるサイドエアバッグ装置が大柄な乗員が着座したときに展開膨張した状態を示す車両前方から見た図である。 本発明の第1実施形態によるサイドエアバッグ装置が小柄な乗員が着座したときに展開膨張した状態を示す車両前方から見た図である。 本発明の第2実施形態によるサイドエアバッグ装置が展開膨張した状態を示す車幅方向から見た図である。 図9のサイドエアバッグ装置のエアバッグを示す側面図である。 図9のサイドエアバッグ装置のエアバッグを示す平面図である。 図9のサイドエアバッグ装置のエアバッグを示す正面図である。 本発明の第3実施形態によるベントホールの形状の第1例を示す側面図である。 本発明の第3実施形態によるベントホールの形状の第2例を示す側面図である。 本発明の第3実施形態によるエアバッグが展開膨張した状態を示す車幅方向から見た図である。 図15のエアバッグを示す平面図である。 図15のエアバッグを示す正面図である。 本発明の第3実施形態の変形例によるエアバッグが展開膨張した状態を示す車幅方向から見た図である。
符号の説明
1 車両シート
1a シートクッション
1b シートバック
2 サイドエアバッグ装置
4 エアバッグ
6 インフレータ
8 胸腹保護部
8a 前縁部
8b 前縁部上部
8c 前縁部下部
8d 膨張領域
8e 前側上部
8f 前側下部
8g 非膨張部
9 非連続部
12 縫製部
12a 連結部
12b 非膨張部
13 連通領域
14 ガス流入口
16 凹部(膨張抑制部)
18,28,38,48 上部ベントホール
20,30,40,50 下部ベントホール
24 非膨張部(膨張抑制部)
32 傾斜が大きな部位
A 大柄な乗員
B 小柄な乗員

Claims (5)

  1. 車両用シートのシートバックに設けられたサイドエアバッグ装置であって、
    膨張部を備えたエアバッグと、
    車両の側突時又は横転時に上記エアバッグにガスを供給してエアバッグを膨張展開させるインフレータと、を有し、
    上記エアバッグの膨張部は、膨張展開状態を車幅方向から見て、その上部に形成された上部ベントホール、この上部ベントホールから離間して、その下部に形成された下部ベントホールと、上記インフレータから供給されるガス流を導入するガス流入口を備え、更に、上記膨張部は、ガス流入口から流入したガスが、上記上部ベントホール又はその近傍を通過して、上記下部ベントホールに流れるように形成されているサイドエアバッグ装置。
  2. 上記上部ベントホールは、その排出ガス量が、上記下部ベントホールよりも少なくなるように形成されている請求項1記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 上記膨張部は、その前縁部に、車幅方向から見て、前縁部上部と前縁部下部との間で所定の乗員の上腕部に対応する部位又はその近傍に後方に窪んだ凹部が形成され、
    上記上部ベントホール及び下部ベントホールの少なくとも一方が、上記前縁部上部の近傍又は前縁部下部の近傍に形成されている請求項1又は請求項2記載のサイドエアバッグ装置。
  4. 上記膨張部は、その前方部の所定の乗員の上腕部に対応する部位又はその近傍に、その周囲が膨張領域に囲まれた非膨張部が形成され、上記上部ベントホール及び下部ベントホールの少なくとも一方が、上記非膨張部の上方に位置する前側上部又は下方に位置する前側下部に形成されている請求項1又は請求項2記載のサイドエアバッグ装置。
  5. 上記エアバッグの膨張部は、膨張展開状態を車幅方向から見て、シートに着座した乗員の胸及び腹を保護するように膨張する胸腹保護部、及び、乗員の腰を保護するように膨張する腰保護部を含み、上記上部ベントホール及び下部ベントホールは、上記胸腹保護部に形成され、上記腰保護部にはベントホールは形成されず、上記胸腹保護部及び腰保護部は、上記インフレータのガス流入口の周辺で主に連通している請求項1又は請求項2記載のサイドエアバッグ装置。
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