JP4802190B2 - ポーラ変調送信回路及び通信機器 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話や無線LAN等の通信機器に用いられる送信回路に関し、より特定的には、変調帯域が広い変調方式においても、低歪みかつ高効率に送信信号を出力する送信回路、及びそれを用いた通信機器に関する。
従来、包絡線変動成分を含む変調信号を増幅する高周波電力増幅器には、包絡線変動成分を線形に増幅するためにA級またはAB級の線形増幅器が用いられていた。このような線形増幅器は、線形性には優れている反面、常時直流バイアス成分に伴う電力を消費しているために、C級ないしE級等の非線形増幅器に比べて電力効率が低い。このため、このような高周波電力増幅器を、電池を電源とする携帯型の通信機器に適用した場合、高周波電力増幅器の電力消費量が多いため、使用時間が短くなってしまうという問題点があった。また、このような高周波電力増幅器を、大電力の送信回路を複数設置する無線システムの基地局装置に適用した場合においては、装置の大型化や発熱量の増大を招いてしまうという問題点があった。
そこで、高効率に動作する送信回路として、ポーラ変調方式が適用された送信回路が従来から提案されている。図26は、ポーラ変調方式が適用された従来の送信回路500の構成を示すブロック図である。図26において、従来の送信回路500は、極座標信号生成部501、角度変調部502、電源端子503、レギュレータ504、振幅変調部505、及び出力端子506を備える。
極座標信号生成部501は、振幅信号及び位相信号を生成する。振幅信号は、レギュレータ504に入力される。レギュレータ504には、電源端子503から直流電圧が供給されている。レギュレータ504は、入力された振幅信号に応じた電圧を振幅変調部505に供給する。また、位相信号は、角度変調部502に入力される。角度変調部502は、入力された位相信号を角度変調して角度変調信号を出力する。角度変調部502から出力された角度変調信号は、振幅変調部505に入力される。振幅変調部505は、角度変調信号をレギュレータ504から供給された電圧で振幅変調して、変調信号として出力する。この変調信号が、送信信号として出力端子506から出力される。
また、ポーラ変調方式が適用された送信回路には、レギュレータ504や振幅変調部505の非線形性によって、送信信号に歪みが生じることがある。ポーラ変調方式が適用された送信回路において、レギュレータ504や振幅変調部505の非線形性を、テーブルを用いて補償する手法が従来から開示されている(例えば、特許文献1参照)。このような手法を用いた従来の送信回路としては、例えば、図27に示す送信回路600がある。図27は、従来の送信回路600の構成の一例を示すブロック図である。図27において、歪み補償部601は、送信信号に基づいて、レギュレータ504や振幅変調部505の非線形性を補償するように、歪み補償テーブルを作成する。振幅制御部602、及び位相制御部603は、歪み補償部601が作成した歪み補償テーブルに基づいて、振幅信号及び位相信号を予め歪ませて、レギュレータ504及び振幅変調部505に入力する。
米国特許第6366177号明細書
しかしながら、近年、送信回路に求められる変調帯域が広帯域化しており、これによって、レギュレータ504や振幅変調部505の周波数帯域が不足することが予想される。例えば、従来の送信回路500(図26参照)においては、レギュレータ504や振幅変調部505の周波数帯域が不十分な場合、送信信号が歪むなどの問題が発生していた。一例として、送信回路500において、レギュレータ504及び振幅変調部505の周波数帯域が不十分な場合のシミュレーション結果を図28に示す。ただし、変調信号には、シンボル数512、オーバーサンプリング128倍、ルートレイズドフィルタα=0.5、シンボルレート3.84MHzのπ/4シフトQPSKの変調波を用いるものとする。また、レギュレータ504と振幅変調部505とを合わせた伝達特性を、カットオフ周波数が26.4MHzの1次の減衰特性を有する低域通過フィルタと同じにする。
このときの隣接チャネル漏洩電力(ACP)について、積分帯域幅を3.84MHzとし、5MHz離調、及び10MHz離調のときの値を計算し、この結果を図28に示している。図28において、横軸(すなわち、Delay)は、位相信号と比べた振幅信号の遅延時間であり、単位はサンプル数である。例えば、1サンプルの遅延は、2nsに相当する。また、−5MHzのACPとは、中心周波数より5MHz周波数が小さい点のACPを表す。この結果から、経路の違いによる振幅信号と位相信号との遅延時間を調整しても、ACPが十分小さくならず、また、離調が異なるACPで最適遅延時間が異なるため、すべてのACPを小さくすることが困難であることが分かる。
また、送信回路600(図27参照)は、レギュレータ504や振幅変調部505の非線形性を補償しても、レギュレータ504や振幅変調部505の周波数帯域が不十分なことによって発生する歪みを抑制することは困難である。
それ故に、本発明の目的は、変調帯域が広い変調方式においても、低歪みかつ高効率に動作する送信回路、及びそれを用いた通信機器を提供することである。
本発明の目的は、入力されるデータに基づいて、送信信号を生成して出力する送信回路に向けられている。そして、上記目的を達成させるために、本発明の送信回路は、データを信号処理することによって得られる振幅成分および位相成分に基づいて、振幅信号および角度変調信号を生成する信号生成部と、所定の特性に基づいて、振幅信号に対して波形整形処理を行う補償フィルタと、補償フィルタで波形整形処理された信号の大きさに応じた信号を出力するレギュレータと、角度変調信号をレギュレータから出力された信号で振幅変調して、変調信号として出力する振幅変調部とを備える。ただし、補償フィルタの特性は、レギュレータの入力と振幅変調部の出力との間の伝達特性に対して、逆特性である。
好ましくは、信号生成部は、データを信号処理することによって得られる振幅成分および位相成分に基づいて、振幅信号および位相信号を生成する極座標信号生成部と、位相信号を角度変調して、角度変調信号として出力する角度変調部とを含む。
また、信号生成部は、データを信号処理することによって、直交データであるI,Q信号からなるベースバンド信号を生成する直交信号生成部と、I,Q信号をベクトル変調するベクトル変調部と、ベクトル変調部から出力された信号の包絡線成分を検波して、当該検波した包絡線成分を振幅信号として出力する包絡線検波部と、ベクトル変調部から出力された信号の包絡線を所定の大きさに制限して、大きさが制限された信号を角度変調信号として出力するリミッタとを含んでいてもよい。
好ましくは、補償フィルタは、所定の特性に基づいて、振幅信号に対して波形整形処理を行うデジタルフィルタと、デジタルフィルタから出力された信号をアナログ信号に変換するDAコンバータとを含む。
また、補償フィルタは、振幅信号をアナログ信号に変換するDAコンバータと、所定の特性に基づいて、アナログ信号に対して波形整形処理を行なうアナログフィルタとを含むものであってもよい。
好ましくは、レギュレータは、シリーズレギュレータである。これによって、送信回路は、広帯域な信号を処理することができる。
また、レギュレータは、スイッチングレギュレータであってもよい。これによって、送信回路は、高効率な動作が可能となる。
また、送信回路は、極座標信号生成部の出力に、振幅信号、および位相信号のうち少なくともいずれかの信号を、レギュレータ、角度変調部及び振幅変調部の少なくともいずれかで発生する歪みが抑制されるように補償する歪み補償部をさらに備えてもよい。
好ましくは、信号生成部は、ベースバンドに基づいて設定される電力情報をさらに出力する。この場合、レギュレータは、スイッチングレギュレータとシリーズレギュレータとを含む。スイッチングレギュレータは、電力情報によって制御された電圧をシリーズレギュレータに供給する。シリーズレギュレータは、スイッチングレギュレータから供給された電圧で、補償フィルタで波形整形処理された信号の大きさに応じた信号を出力する。これによって、送信回路は、シリーズレギュレータでの損失を小さくし、消費電力を低減することができる。
好ましくは、補償フィルタの伝達特性は、振幅信号の大きさによらず一定である。ただし、信号生成部が、ベースバンドに基づいて設定される電力情報をさらに出力する場合には、補償フィルタの伝達特性を、電力情報の大きさによって変化させてもよい。これによって、送信回路は、振幅変調部が出力する送信信号の電力の大きさに関わらず、レギュレータ及び振幅変調部の周波数帯域が不十分なことによって発生する歪みを抑制することができる。
また、本発明は、上述した送信回路を備える通信機器にも向けられている。通信機器は、送信信号を生成する送信回路と、送信回路で生成された送信信号を出力するアンテナとを備える。また、通信機器は、アンテナから受信した受信信号を処理する受信回路と、送信回路で生成された送信信号をアンテナに出力し、アンテナから受信した受信信号を受信回路に出力するアンテナ共用部とをさらに備えてもよい。
以上のように、本発明によれば、補償フィルタが、信号生成部が出力する振幅信号を、レギュレータの入力から振幅変調部の出力までの伝達特性と逆特性になるように補償することで、レギュレータ及び振幅変調部の周波数帯域が不十分なことによって発生する歪みを抑制する。これによって、送信回路は、変調帯域が広い変調方式においても、低歪みかつ高効率に送信信号を出力することができる。
また、送信回路は、角度変調部、レギュレータ、及び振幅変調部の少なくともいずれかの非線形を補償する歪み補償部をさらに備える。これによって、送信回路は、歪み補償部が、角度変調部、レギュレータ、及び振幅変調部の少なくともいずれかの非線形を補償し、補償フィルタが、レギュレータ及び振幅変調部の周波数帯域が不十分なことによって発生する歪みを抑制するので、より低歪みな送信信号を出力することができる。
また、本発明の通信機器によれば、上述した送信回路を用いることで、広い帯域幅で出力信号の精度を確保しつつ、小型かつ高効率に動作することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る送信回路1の構成の一例を示すブロック図である。図1において、送信回路1は、信号生成部11、補償フィルタ12、電源端子13、レギュレータ14、振幅変調部15、及び出力端子16を備える。信号生成部11は、入力データを信号処理することによって得られる振幅成分及び位相成分に基づいて、振幅信号M及び角度変調信号Sθを出力する。振幅信号Mは、補償フィルタ12で波形整形処理された後、レギュレータ14に入力される。レギュレータ14は、入力された振幅信号によって制御された信号を出力する。典型的には、レギュレータ14は、入力された振幅信号の大きさに比例した信号を出力する。レギュレータ14が出力した信号は、振幅変調部15に入力される。
角度変調信号Sθは、振幅変調部15に入力される。振幅変調部15は、角度変調信号Sθをレギュレータ14から入力された信号で振幅変調して、角度変調及び振幅変調された変調信号として出力する。変調信号は、出力端子16から送信信号として出力される。
次に、信号生成部11、レギュレータ14、振幅変調部15、及び補償フィルタ12の順に、各構成の詳細について説明する。
信号生成部11は、例えば、極座標信号を生成する極座標信号生成部を用いて構成することができる。図2は、極座標信号生成部を用いて構成した信号生成部11aの一例を示すブロック図である。図2において、信号生成部11aは、極座標信号生成部111、角度変調部112、出力端子113、及び出力端子114を含む。極座標信号生成部111は、入力データを変調して、振幅信号Mと位相信号θとを生成する。振幅信号Mは、出力端子113から出力される。位相信号θは、角度変調部112で角度変調された後、角度変調信号Sθとして、出力端子114から出力される。
また、信号生成部11は、例えば、直交信号を生成する直交信号生成部を用いて構成してもよい。図3は、直交信号生成部を用いて構成した信号生成部11bの一例を示すブロック図である。図3において、信号生成部11bは、直交信号生成部115、ベクトル変調部116、包絡線検波部117、リミッタ118、出力端子113、及び出力端子114を含む。直交信号生成部115は、直交データであるI,Q信号からなるベースバンド信号を生成する。I,Q信号は、ベクトル変調部116に入力される。ベクトル変調部116は、I,Q信号をベクトル変調する。ベクトル変調部116には、例えば、直交変調器が用いられる。
ベクトル変調部116から出力された信号は、包絡線検波部117及びリミッタ118に入力される。包絡線検波部117は、ベクトル変調部116から出力された信号の包絡線成分を検波し、検波した包絡線成分を振幅信号Mとして、出力端子113から出力する。リミッタ118は、ベクトル変調部116から出力された信号の包絡線成分を一定の大きさに制限し、大きさを制限した信号を角度変調信号Sθとして、出力端子114から出力する。
レギュレータ14は、例えば、電圧駆動型のシリーズレギュレータで構成することができる。図4は、シリーズレギュレータ14aの構成の一例を示すブロック図である。図4において、シリーズレギュレータ14aは、入力端子141、比較部142、電源端子143、トランジスタ144、及び出力端子145を含む。ここでは、トランジスタ144を電界効果トランジスタとする。入力端子141には、補償フィルタ12を介して振幅信号が入力される。振幅信号は、比較部142を介してトランジスタ144のゲート端子に入力される。トランジスタ144のドレイン端子には、電源端子143から直流電圧が供給されている。
トランジスタ144は、入力された振幅信号の大きさに比例した電圧をソース端子から出力する。トランジスタ144のソース端子から出力された電圧は、比較部142にフィードバックされる。比較部142は、フィードバックされた電圧に基づいて、トランジスタ144のゲート端子に入力される振幅信号の大きさを調整する。このようにして、シリーズレギュレータ14aは、振幅信号の大きさに応じて制御された電圧を出力端子145から安定して供給することができる。なお、トランジスタ144は、バイポーラトランジスタであっても同様の効果が得られる。
また、レギュレータ14は、例えば、電圧駆動型のスイッチングレギュレータで構成することができる。図5は、スイッチングレギュレータ14bの構成の一例を示すブロック図である。図5において、スイッチングレギュレータ14bは、入力端子141、電源端子143、信号変換部146、増幅部147、ローパスフィルタ148及び出力端子145を含む。入力端子141には、補償フィルタ12を介して振幅信号が入力される。振幅信号は、信号変換部146に入力される。信号変換部146は、入力された振幅信号をPWMやデルタシグマ変調された信号に変換する。信号変換部146で変換された信号は、増幅部147に入力される。増幅部147は、入力された信号を増幅して出力する。なお、増幅部147には、電源端子143から直流電圧が供給されている。増幅部147には、D級アンプなどの高効率スイッチングアンプが用いられる。
増幅部147が出力した信号は、ローパスフィルタ148に入力される。ローパスフィルタ148は、増幅部147が出力した信号から量子化雑音やスイッチング雑音などのスプリアス成分を除去する。ローパスフィルタ148でスプリアス成分が除去された信号は、振幅信号の大きさに応じて制御された電圧として、出力端子145から出力される。なお、スイッチングレギュレータ14bは、出力する電圧を安定化させるために、ローパスフィルタ148から出力される信号を、信号変換部146にフィードバックしてもよい。送信回路1は、レギュレータ14に高効率なスイッチングレギュレータ14bを用いることで、送信回路としての消費電力を低減することができる。
また、レギュレータ14は、例えば、電流駆動型のレギュレータで構成することができる。図6は、電流駆動型のレギュレータ14cの構成の一例を示すブロック図である。図6において、電流駆動型のレギュレータ14cは、入力端子141、電源端子143、可変電流源149、トランジスタ144x、トランジスタ144y、及び出力端子145を含む。入力端子141には、補償フィルタ12を介して振幅信号が入力される。電源端子143には、直流電圧が供給されている。入力された振幅信号は、可変電流源149、トランジスタ144x、及びトランジスタ144yを介して、振幅信号の大きさに応じて制御された電流として、出力端子145から出力される。このような電流駆動型のレギュレータ14cは、振幅変調部15がバイポーラトランジスタで構成されているときに有用である。なお、トランジスタ144x、及びトランジスタ144yは、電界効果トランジスタであっても、バイポーラトランジスタであっても同様の効果が得られる。
振幅変調部15は、例えば、図7に示すように構成することができる。図7は、振幅変調部15aの構成の一例を示すブロック図である。図7において、振幅変調部15aは、入力端子151、整合回路152、バイアス回路153、電源端子154、トランジスタ155、バイアス回路156、入力端子157、整合回路158、及び出力端子159を含む。ここでは、トランジスタ155をバイポーラトランジスタとする。入力端子151には、信号生成部11から角度変調信号Sθが入力される。角度変調信号Sθは、整合回路152を介して、トランジスタ155のベース端子に入力される。
また、電源端子154には、直流電圧が印加されている。すなわち、トランジスタ155のベース端子には、電源端子154、及びバイアス回路153を介して、バイアス電圧が供給される。入力端子157には、レギュレータ17から振幅信号の大きさに応じて制御された信号が入力される。振幅信号の大きさに応じて制御された信号は、バイアス回路156を介して、トランジスタ155のコレクタ端子に入力される。トランジスタ155は、角度変調信号Sθを振幅信号の大きさに応じて制御された信号によって振幅変調して、角度変調及び振幅変調された変調信号として出力する。
トランジスタ155から出力された変調信号は、整合回路158を介して、出力端子159から出力される。なお、トランジスタ155は、電界効果トランジスタであっても同様の効果が得られる。また、振幅変調部15aは、電源端子154と、入力端子157とに入力される信号を入替えてもよく、この場合も、同様の効果を得ることができる。
なお、振幅変調部15は、上述した振幅変調部15aとは異なる構成であってもよい。図8は、振幅変調部15bの構成の一例を示すブロック図である。図8において、振幅変調部15bは、基本的には、振幅変調部15a(図7参照)を直列に2つ接続した構成である。トランジスタ155のベース端子には、バイアス回路153を介して、電源端子154からバイアス電圧が供給される。トランジスタ161のベース端子には、バイアス回路165を介して、電源端子160からバイアス電圧が供給される。
トランジスタ155のコレクタ端子には、端子164、及びバイアス回路156を介して、レギュレータ17から振幅信号の大きさに応じて制御された信号が入力される。また、トランジスタ161のコレクタ端子には、端子164、及びバイアス回路162を介して、レギュレータ17から振幅信号の大きさに応じて制御された信号が入力される。この構成によって、振幅変調部15bは、図7に示した振幅変調部15aと比較して、より大きなダイナミックレンジを持った信号を出力することができる。なお、振幅変調部15a、15bにおいて、トランジスタをバイポーラトランジスタとしたが、電界効果トランジスタとしても同様の効果が得られる。
次に、補償フィルタ12の詳細について説明する。補償フィルタ12は、振幅信号Mを波形整形処理することで、レギュレータ14及び振幅変調部15の周波数帯域が不十分なことによって発生する歪み(以下、このような歪みを周波数特性と記す)を補償する。ここで、補償フィルタ12の設計方法について説明する。
補償フィルタ12を設計するには、まず、レギュレータ14の入力から振幅変調部15の出力までの間の伝達特性H(s)を求める必要がある。この伝達特性H(s)は、レギュレータ14への入力信号X(s)と、振幅変調部15からの出力信号の包絡線成分Y(s)とを用いて、式(1)によって定義される。
H(s)=Y(s)/X(s) ・・・式(1)
図9は、レギュレータ14の入力から振幅変調部15の出力までの間の伝達特性H(s)を求める方法を説明する図である。図9において、信号源171、172から正弦波信号が出力される。ここで、信号源171が出力する正弦波信号の周波数は、信号生成部11(図1参照)が出力する角度変調信号Sθの中心周波数と等しく設定される。また、信号源172が出力する正弦波信号の周波数は、信号生成部11(図1参照)が出力する振幅信号Mが有する周波数のいずれかを含むように設定される。なお、信号源172から出力される信号としては、ステップ信号などを用いてもよい。
信号源171から出力された正弦波信号は、振幅変調部15に入力される。一方、信号源172から出力された正弦波信号は、レギュレータ14で増幅された後、振幅変調部15に入力される。振幅変調部15は、信号源171から出力された正弦波信号を、レギュレータ14を介して入力された正弦波信号で振幅変調して、変調信号として出力する。包絡線検波部173は、振幅変調部15から出力された変調信号の包絡線成分を検波し、検波した包絡線成分を包絡線信号Y(s)として、オシロスコープ174に出力する。なお、包絡線検波部173には、伝達特性が既知のものが用いられる。
また、オシロスコープ174には、レギュレータへの入力信号X(s)として、信号源172から正弦波信号が入力される。すなわち、オシロスコープ174によって、包絡線信号Y(s)を測定し、レギュレータへの入力信号X(s)の周波数をスイープすることによって、レギュレータ14の入力から包絡線検波部173の出力までの伝達特性H1(s)を求めることができる。ここで、包絡線検波部173の伝達特性をH2(s)とすると、レギュレータ14の入力から振幅変調部15の出力までの伝達特性H(s)は、式(2)で表すことができる。
H(s)=H1(s)/H2(s) ・・・式(2)
ここで、伝達特性H(s)が、1次の伝達特性を有する場合、補償フィルタ12は、式(3)を満たすように設計される。ただし、ω0はカットオフ周波数を表す定数であり、s=jωである。
H(s)=1/(1+s/ω0) ・・・式(3)
補償フィルタ12は、例えば、デジタルフィルタを用いて構成することができる。図10は、デジタルフィルタを用いて構成された補償フィルタ12aの一例を示すブロック図である。図10において、補償フィルタ12aは、入力端子121、デジタルフィルタ122、DAコンバータ123、及び出力端子124を含む。補償フィルタ12aは、入力端子121を介して入力された振幅信号Mを、デジタルフィルタ122で補償し、DAコンバータ123でアナログ信号に変換して、出力端子124から出力する。
式(3)をデジタル形式で表現する(すなわち、zの関数として表現する)と、式(4)で表すことができる。ここで、Tはクロック周波数の逆数である。
H(z)=(1−exp(−ω0T))/(1−exp(−ω0T)・z-1) ・・・式(4)
補償フィルタ12aの伝達特性Hc(z)は、レギュレータ14の入力から振幅変調部15の出力までの伝達特性H(z)と逆特性となるので、式(5)で表すことができる。第1の実施形態に係る補償フィルタ12aの伝達特性Hc(z)は、式(5)に示すように、振幅信号Mの大きさによらず一定である。
Hc(z)=H(z)-1
=(1−exp(−ω0T)・z―1)/(1−exp(−ω0T)) ・・・式(5)
また、この補償フィルタ12aは、図11に示すFIRフィルタによって表すことができる。図11は、FIRフィルタの構成の一例を示すブロック図である。図11に示すFIRフィルタは、入力端子1221、遅延素子1222、乗数器(掛算器)1223、1224、加算器1225、及び出力端子1226から構成される。図11において、乗数器1223、1224の係数b0、b1は、式(6)及び式(7)で表すことができる。
0=1−exp(−ω0T)・z-1 ・・・式(6)
1=exp(−ω0T)/(1−exp(−ω0T)) ・・・式(7)
図12は、送信回路1において、図28と同様の条件で、FIRフィルタのクロック周波数を変化させたときのシミュレーション結果を示す図である。ただし、図12では、振幅信号と位相信号との間の遅延時間は最適に調整されている(すなわち、Delay=0である)ものとする。図12に示すように、送信回路1は、低いクロック周波数においても、補償フィルタ12を用いることで、歪みを大きく低減できることがわかる。
また、補償フィルタ12は、例えば、アナログ回路を用いて構成してもよい。この場合も、補償フィルタ12は、レギュレータ14の入力から振幅変調部15の出力までの伝達特性H(s)と逆特性になるように設計される。図13は、アナログ回路を用いて構成された補償フィルタ12bの一例を示すブロック図である。図13において、補償フィルタ12bは、入力端子121、DAコンバータ125、アナログフィルタ126、及び出力端子124を含む。補償フィルタ12bは、入力端子121を介して入力された振幅信号Mを、DAコンバータ125でアナログ信号に変換した後、アナログフィルタ126で補償し、出力端子124から出力する。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る送信回路1によれば、補償フィルタ12が、信号生成部11が出力する振幅信号を、レギュレータ14の入力から振幅変調部15の出力までの伝達特性と逆特性になるように補償することで、レギュレータ504及び振幅変調部505の周波数帯域が不十分なことによって発生する歪みを抑制する。これによって、送信回路は、変調帯域が広い変調方式においても、低歪みかつ高効率に動作することができる。
また、スイッチングレギュレータとシリーズレギュレータとを比較すると、一般的に、スイッチングレギュレータには、高効率であるという利点があるが、帯域が狭いという欠点がある。しかしながら、送信回路1は、補償フィルタ12を用いることで、帯域が狭くても低歪みに動作することから、従来はシリーズレギュレータでなければ変調帯域が確保できなかった場合も、高効率なスイッチングレギュレータを適用することができる。これによって、送信回路1は、低消費電力をより低減することができる。
(第2の実施形態)
図14Aは、本発明の第2の実施形態に係る送信回路2の構成の一例を示すブロック図である。図14Aにおいて、送信回路2は、信号生成部11cの構成が第1の実施形態と異なる。信号生成部11cは、極座標信号生成部111、歪み補償部119、及び角度変調部112を含む。図14Aにおいて、歪み補償部119は、極座標信号生成部111で生成された振幅信号M1及び位相信号θ1を、レギュレータ14、角度変調部112及び振幅変調部15の少なくともいずれかで発生する歪みが抑制されるように補償する。
具体的には、歪み補償部119は、補償フィルタ12中のDACへの入力信号に対する振幅変調部15から出力される送信信号の包絡線の大きさ(AM/AM特性)、および補償フィルタ12中のDACへの入力信号に対する振幅変調部15の入出力間の位相差(AM/PM特性)と逆特性となるように、歪み補償テーブルを元に、予め入力された信号を歪ませる。
図14Aにおいて、極座標信号生成部111は、振幅信号M1及び位相信号θ1を出力する。振幅信号M1及び位相信号θ1は、歪み補償部119に入力される。歪み補償部119は、予め作成しておいた歪み補償テーブルに基づいて、振幅信号M1及び位相信号θ1を補償し、振幅信号M2及び位相信号θ2を出力する。以降の動作は、第1の実施形態と同様である。すなわち、振幅信号M2は、補償フィルタ12に入力され、波形整形処理された後、レギュレータ14に入力される。位相信号θ2は、角度変調部112に入力され、角度変調された後、振幅変調部15に入力される。
以下に、歪み補償部119における歪み補償テーブルの作成方法について説明する。歪み補償テーブルは、送信回路2の設計時に作成される。まず、歪み補償部119は、角度変調部112に一定の位相θ2(例えば、θ2=0)を入力する。また、歪み補償部119は、補償フィルタ12に一定の大きさの振幅信号M2を入力する。歪み補償部119は、このときの振幅変調部15から出力される変調信号の包絡線の大きさ(以下、振幅信号M3とする)、及び変調信号の位相成分(以下、位相信号θ3とする)を測定する。歪み補償部119は、補償フィルタ12に入力する振幅信号M2の大きさを変えてこれを繰り返す。このときの特性が図15A、及び図15Bのようになったとする。
このような場合、歪み補償部119は、図15A及び図15Bで示した特性と逆特性となるように(すなわち、図16A及び図16Bで示す特性となるように)、振幅信号M1及び位相信号θ1を歪ませる歪み補償テーブルを作成する。これによって、歪み補償部119は、送信回路2の特性を、図17A及び図17Bに示すような線形特性にすることができる。
なお、第2の実施形態に係る送信回路2は、図14Aとは異なる構成であってもよい。例えば、第2の実施形態に係る送信回路2は、図14Bに示すように構成することができる。図14Bにおいて、送信回路2bは、信号生成部11の後段に、歪み補償部119を備える。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る送信回路2によれば、歪み補償部119が、角度変調部112、レギュレータ14、及び振幅変調部15の少なくともいずれかの非線形を補償し、補償フィルタ12が、レギュレータ14及び振幅変調部15の周波数帯域が不十分なことによって発生する歪みを抑圧するので、より低歪みな送信信号を出力することができる。
(第3の実施形態)
図18は、本発明の第3の実施形態に係る送信回路3の構成の一例を示すブロック図である。図18において、送信回路3は、第1の実施形態に係る送信回路1と比較して、信号生成部1cと、レギュレータ14dとが異なる。信号生成部11cは、第1の実施形態に係る信号生成部1と比較して、さらにベースバンドに基づいて設定される電力情報Pを出力する。レギュレータ14dは、シリーズレギュレータ14a、及びスイッチングレギュレータ14bを含む。シリーズレギュレータ14aは、例えば、図4に示す構成である。スイッチングレギュレータ14bは、例えば、図5に示す構成である。
電力情報Pは、例えば、W−CDMAシステムの場合、基地局によって制御される。すなわち、送信すべき電力が基地局から送信回路3に送られる。送信回路3は、この基地局から送られた電力に基づいて、電力情報Pを決定する。電力情報Pは、スイッチングレギュレータ14bに入力される。スイッチングレギュレータ14bには、電源端子13から直流電圧が供給されている。スイッチングレギュレータ14bは、電力情報Pによって制御された電圧をシリーズレギュレータ14aに供給する。電力情報Pは、振幅信号Mと比べて周波数が低いため、スイッチングレギュレータ14bを高効率に動作させることができる。なお、スイッチングレギュレータ14bから出力される電圧は、シリーズレギュレータ14aから出力される電圧の最大値と同等か、少し高い電圧となるように設定される。
シリーズレギュレータ14aは、スイッチングレギュレータ14bから供給される電圧が最適に制御されているため、高効率に動作することができる。このため、送信回路3は、シリーズレギュレータ14aとスイッチングレギュレータ14bとを組み合わせたレギュレータ14dを用いることで、シリーズレギュレータ14aでの損失を小さくし、消費電力を低減することができる。また、送信回路3は、補償フィルタ12が、シリーズレギュレータ14a及び振幅変調部15の周波数特性を補償するので、送信信号の線形性を高めることができる。
なお、送信回路3は、上述した歪み補償部17をさらに備えてもよい。図19は、歪み補償部17を備える送信回路3bの構成の一例を示すブロック図である。図19において、送信回路3bは、歪み補償部17が、シリーズレギュレータ14a、及び振幅変調部15の少なくともいずれかの非線形性を補償するので、さらに、送信信号の線形性を高めることができる。
(第4の実施形態)
図20は、本発明の第4の実施形態に係る送信回路4の構成の一例を示すブロック図である。図20において、送信回路4は、信号生成部11c、補償フィルタ12c、電源端子13、レギュレータ14、振幅変調部15、及び出力端子16を備える。補償フィルタ12cには、信号生成部11cから出力された電力情報Pが入力される。振幅変調部15が出力する送信信号の電力の大きさによっては、レギュレータ14から振幅変調部15までの伝達特性は変化する場合がある。このため、送信回路4は、信号生成部11cから出力された電力情報Pの大きさに応じて、補償フィルタ12cの特性を最適に制御する。
図21は、補償フィルタ12cの詳細な構成の一例を示すブロック図である。図21において、補償フィルタ12cは、入力端子121、デジタルフィルタ122、DAコンバータ123、制御部127、及び出力端子128を含む。入力端子121には、振幅信号Mが入力される。補償フィルタ12cは、入力端子121を介して入力された振幅信号Mを、デジタルフィルタ122で補償し、DAコンバータ123でアナログ信号に変換して、出力端子124から出力する。また、入力端子128には、電力情報Pが入力される。制御部127には、電力情報Pとデジタルフィルタ122のタップ係数とを対応付けたテーブルが格納されている。制御部127は、入力された電力情報Pとこのテーブルとに基づいて、デジタルフィルタ122のタップ係数を制御する。これによって、送信回路4は、振幅変調部15が出力する送信信号の電力の大きさに関わらず、レギュレータ14及び振幅変調部15の周波数帯域が不十分なことによって発生する歪みを抑制することができる。
なお、送信回路4は、補償フィルタ12cを可変容量コンデンサを有するアナログフィルタで構成してもよい。この場合、制御部127には、電力情報Pと可変容量コンデンサの容量とを対応付けたテーブルが格納される。制御部127は、入力された電力情報Pとこのテーブルとに基づいて、デジタルフィルタ122の可変容量コンデンサの容量を制御する。
また、送信回路4は、電力情報Pの代わりに、振幅変調部15が出力する送信信号の包絡線の大きさに基づいて、補償フィルタ12の特性を最適化してもよい。図22は、送信信号の包絡線の大きさに基づいて、補償フィルタ12の特性を最適化する送信回路4bの構成の一例を示すブロック図である。図22において、送信回路4bは、包絡線検波部18、及び演算部19をさらに備える。包絡線検波部18は、振幅変調部15が出力する送信信号の包絡線の大きさを検波する。演算部19は、検波された送信信号の包絡線の大きさに基づいて、補償フィルタ12cの係数を更新する。
また、送信回路4bは、電源をオンしたときにテスト信号を生成し、テスト信号によって、系の伝達特性を検出し、補償フィルタ12の係数を更新してもよい。テスト信号としては、ステップ信号や、インパルス信号などを用いることができる。
これによっても、送信回路4bは、振幅変調部15が出力する送信信号の電力の大きさに関わらず、レギュレータ14及び振幅変調部15の周波数帯域が不十分なことによって発生する歪みを抑制することができる。また、送信回路4bは、振幅変調部15から出力された送信信号の包絡線の大きさに基づいて、補償フィルタ12の特性を最適化するので、経年劣化によって発生する歪みを抑制することができる。また、送信回路4bは、必要なときに補償フィルタ12の係数を更新するので、補償フィルタ12で使用するメモリ量を低減することができる。
また、送信回路4は、上述した歪み補償部17をさらに備えてもよい。図23は、歪み補償部17を備える送信回路4cの構成の一例を示すブロック図である。図23において、送信回路4cは、歪み補償部17が、レギュレータ14、及び振幅変調部15の少なくともいずれかの非線形性を補償するので、さらに、送信信号の線形性を高めることができる。
なお、上述した第1〜4の実施形態に係る送信回路は、振幅変調部15の温度に応じて、補償フィルタ12の特性を最適化してもよい。図24は、振幅変調部15の温度に応じて、補償フィルタ12の特性を最適化する送信回路1bの構成の一例を示すブロック図である。図24において、送信回路1bは、温度測定部20、及び演算部21をさらに備える。温度測定部20は、振幅変調部15の温度を測定する。なお、温度測定部20は、振幅変調部15の近傍に設置されてもよいし、振幅変調部15を構成するトランジスタと同一チップ上に実装されてもよい。演算部21は、温度測定部20が測定した振幅変調部15の温度に応じて、補償フィルタ12の特性を最適化する。これによって、送信回路は、振幅変調部15の温度が変化しても、レギュレータ14及び振幅変調部15の周波数帯域が不足することによって発生する歪みを抑制することができる。
(第5の実施形態)
図25は、本発明の第5の実施形態に係る通信機器の構成の一例を示すブロック図である。図25を参照して、第5の実施形態に係る通信機器200は、送信回路210、受信回路220、アンテナ共用部230、及びアンテナ240を備える。送信回路210は、上述した第1〜4のいずれかに記載の送信回路である。アンテナ共用部230は、送信回路210から出力された送信信号をアンテナ240に伝達し、受信回路220に送信信号が漏れるのを防ぐ。また、アンテナ共用部230は、アンテナ240から入力された受信信号を受信回路220に伝達し、受信信号が送信回路210に漏れるのを防ぐ。
従って、送信信号は、送信回路210から出力され、アンテナ共用部230を介してアンテナ240から空間に放出される。受信信号は、アンテナ240で受信され、アンテナ共用部230を介して受信回路220で受信される。第5の実施形態に係る通信機器200は、第1〜4の実施形態に係る送信回路を用いることで、送信信号の線形性を確保しつつ、かつ無線装置としての低歪みを実現することができる。また、送信回路210の出力に方向性結合器などの分岐がないため、送信回路210からアンテナ240までの損失を低減することが可能であり、送信時の消費電力を低減することができ、無線通信機器として、長時間の使用が可能となる。なお、通信機器200は、送信回路210とアンテナ240とのみを備えた構成であってもよい。
本発明に係る送信回路は、携帯電話や無線LANなどの通信機器等に適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る送信回路の構成の一例を示すブロック図 極座標信号生成部を用いて構成した信号生成部11aの一例を示すブロック図 直交信号生成部を用いて構成した信号生成部11bの一例を示すブロック図 シリーズレギュレータ14aの構成の一例を示すブロック図 スイッチングレギュレータ14bの構成の一例を示すブロック図 電流駆動型のレギュレータ14cの構成の一例を示すブロック図 振幅変調部15aの構成の一例を示すブロック図 振幅変調部15bの構成の一例を示すブロック図 レギュレータ14の入力から振幅変調部15の出力までの間の伝達特性H(s)を求める方法を説明する図 デジタルフィルタを用いて構成された補償フィルタ12aの一例を示すブロック図 FIRフィルタの構成の一例を示すブロック図 FIRフィルタのクロック周波数を変化させたときのシミュレーション結果を示す図 アナログ回路を用いて構成された補償フィルタ12bの一例を示すブロック図 本発明の第2の実施形態に係る送信回路2の構成の一例を示すブロック図 本発明の第2の実施形態に係る送信回路2bの構成の一例を示すブロック図 歪み補償部119における歪み補償テーブルの作成方法について説明する図 歪み補償部119における歪み補償テーブルの作成方法について説明する図 歪み補償部119における歪み補償テーブルの作成方法について説明する図 歪み補償部119における歪み補償テーブルの作成方法について説明する図 歪み補償部119における歪み補償テーブルの作成方法について説明する図 歪み補償部119における歪み補償テーブルの作成方法について説明する図 本発明の第3の実施形態に係る送信回路3の構成の一例を示すブロック図 歪み補償部17を備える送信回路3bの構成の一例を示すブロック図 本発明の第4の実施形態に係る送信回路4の構成の一例を示すブロック図 補償フィルタ12cの詳細な構成の一例を示すブロック図 送信信号の包絡線の大きさに基づいて、補償フィルタ12の特性を最適化する送信回路4bの構成の一例を示すブロック図 歪み補償部17を備える送信回路4cの構成の一例を示すブロック図 振幅変調部15の温度に応じて、補償フィルタ12の特性を最適化する送信回路1bの構成の一例を示すブロック図 本発明の第5の実施形態に係る通信機器の構成の一例を示すブロック図 従来の送信回路500の構成を示すブロック図 従来の送信回路600の構成の一例を示すブロック図 レギュレータ504及び振幅変調部505の帯域が不十分な場合のシミュレーション結果を示す図
符号の説明
1〜4 送信回路
11 信号生成部
12 補償フィルタ
13 電源端子
14 レギュレータ
15 振幅変調部
16 出力端子
111 極座標信号生成部
112 角度変調部
113,114 出力端子
115 直交信号生成部
116 ベクトル変調部
117 包絡線検波部
118 リミッタ
119 歪み補償部
122 デジタルフィルタ
123,125 DAコンバータ
1222 遅延素子
1223,1224 乗算器
1225 加算器
126 アナログフィルタ
141 入力端子
142 比較部
143 電源端子
144 トランジスタ
145 出力端子
146 信号変換部
147 増幅部
148 ローパスフィルタ
149 可変電流源
151 入力端子
152,158,163 整合回路
153,156,159,162 バイアス回路
155,161 トランジスタ
171,172 信号源
173 包絡線検波部
174 オシロスコープ

Claims (13)

  1. 入力されるデータに基づいて、送信信号を生成して出力する送信回路であって、
    前記データを信号処理することによって得られる振幅成分および位相成分に基づいて、振幅信号および角度変調信号を生成する信号生成部と、
    所定の特性に基づいて、前記振幅信号に対して波形整形処理を行う補償フィルタと、
    前記補償フィルタで波形整形処理された信号の大きさに応じた信号を出力するレギュレータと、
    前記角度変調信号を前記レギュレータから出力された信号で振幅変調して、変調信号として出力する振幅変調部とを備え、
    前記補償フィルタの特性は、前記レギュレータの入力と前記振幅変調部の出力との間の伝達特性に対して、逆特性であることを特徴とする、送信回路。
  2. 前記信号生成部は、
    前記データを信号処理することによって得られる振幅成分および位相成分に基づいて、前記振幅信号および位相信号を生成する極座標信号生成部と、
    前記位相信号を角度変調して、前記角度変調信号として出力する角度変調部とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の送信回路。
  3. 前記信号生成部は、
    前記データを信号処理することによって、直交データであるI,Q信号からなるベースバンド信号を生成する直交信号生成部と、
    前記I,Q信号をベクトル変調するベクトル変調部と、
    前記ベクトル変調部から出力された信号の包絡線成分を検波して、当該検波した包絡線成分を前記振幅信号として出力する包絡線検波部と、
    前記ベクトル変調部から出力された信号の包絡線を所定の大きさに制限して、大きさが制限された信号を前記角度変調信号として出力するリミッタとを含むことを特徴とする、請求項1に記載の送信回路。
  4. 前記補償フィルタは、
    所定の特性に基づいて、前記振幅信号に対して波形整形処理を行うデジタルフィルタと、
    前記デジタルフィルタから出力された信号をアナログ信号に変換するDAコンバータとを含むことを特徴とする、請求項1に記載の送信回路。
  5. 前記補償フィルタは、
    前記振幅信号をアナログ信号に変換するDAコンバータと、
    所定の特性に基づいて、前記アナログ信号に対して波形整形処理を行なうアナログフィルタとを含むことを特徴とする、請求項1に記載の送信回路。
  6. 前記レギュレータは、シリーズレギュレータであることを特徴とする、請求項1に記載の送信回路。
  7. 前記レギュレータは、スイッチングレギュレータであることを特徴とする、請求項1に記載の送信回路。
  8. 前記極座標信号生成部の出力に、前記振幅信号、および位相信号のうち少なくともいずれかの信号を、前記レギュレータ、前記角度変調部及び前記振幅変調部の少なくともいずれかで発生する歪みが抑制されるように補償する歪み補償部をさらに備えることを特徴とする、請求項2に記載の送信回路。
  9. 前記信号生成部は、送信回路のベースバンドに基づいて設定される電力情報をさらに出力し、
    前記レギュレータは、スイッチングレギュレータとシリーズレギュレータとを含み、
    前記スイッチングレギュレータは、前記電力情報によって制御された電圧を前記シリーズレギュレータに供給し、
    前記シリーズレギュレータは、前記スイッチングレギュレータから電圧が供給され、前記補償フィルタで波形整形処理された信号の大きさに応じた信号を出力することを特徴とする、請求項1に記載の送信回路。
  10. 前記補償フィルタの伝達特性は、振幅信号の大きさによらず一定であることを特徴とする、請求項1に記載の送信回路。
  11. 前記信号生成部は、送信回路のベースバンドに基づいて設定される電力情報をさらに出力し、
    前記補償フィルタの伝達特性を、前記電力情報の大きさによって変化させることを特徴とする、請求項1に記載の送信回路。
  12. 通信機器であって、
    送信信号を生成する送信回路と、
    前記送信回路で生成された送信信号を出力するアンテナとを備え、
    前記送信回路は、請求項1に記載の送信回路であることを特徴とする、通信機器。
  13. 前記アンテナから受信した受信信号を処理する受信回路と、
    前記送信回路で生成された送信信号を前記アンテナに出力し、前記アンテナから受信した受信信号を前記受信回路に出力するアンテナ共用部とをさらに備えることを特徴とする、請求項12に記載の通信機器。
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